さわ子「転校生を紹介する、おい、自己紹介しろ」 (45)

唯「平沢唯です!趣味は──」

和「オナニーする事ですwwwwwwwwwwwwww」

ギャハハハハハwwwwwwwwwwwwwwwwww

唯「……」

さわ子「とっとと席座れ」

唯「……はい」

和「おい、テメェ、掃除当番変わってよ」

唯「え、でも……」

女子生徒「断るの?」

唯「スイマセン・・すぐやります」

和「ヤリ!wwwwカラオケいこーwwww」

フキフキ

唯「はぁ……1週間過ぎたのに友達が誰も出来ない……」

ジャラーン

唯「あれ?音がする……ギターの音なのかな」

唯「ここから音がする……音楽室なのかな……」

律「オイ、てめぇ何うちの部室覗いてるんだ?」

唯「アッ!す、すいません!!すぐに帰ります!!」

律「まぁ待てよ、中入って見学でもしてけよ?楽器、興味あるんだろ?」

ガラガラ

澪「あ?新顔じゃねーか?誰ソイツ?」

律「知らねー、なんか覗いてた」

澪「という訳で、この軽音楽部は今3人しかいない訳なんだよ」

律「そうそう、あ、お前タバコ吸う?」

唯「い、イエ……」

むぎ「なんかこいつオーラが暗いな……。ちゃんと飯食ってんのかよ……。」

律「んで物は相談なんだが、お前軽音楽部入らないか?」

唯「そんな……私、楽器なんて出来ないです……」

澪「いーんだよ、どうせ私たちも楽器なんて全然出来ないんだし」

律「ゴタゴタ言わずにさっさとここにサイン書いとけって、段々イライラしてきたわ」

唯「(入部してしまった……それも縁もゆかりもない軽音楽部なんかに)」

女子生徒「掃除当番変われよ、今日も」

唯「(……出来る訳ないよ。私って鈍臭いし運動神経0だし他人に自慢出来る事なんか何もないし)」

女子生徒「オイッ!!!テメェ聴いてるのかよ!?(バキッ」

唯「──いた!あ、ごごごめんなさい!」

女子生徒「掃除当番、変わって?じゃあね」

唯「で、でも……今から部活が……」

律「え~と、唯だっけか?お~い唯」

唯「ハ、ハイ!」

律「いたいた、てめぇおせーよ?新入りは普通誰よりも早く部室に来るもんだぞ?」

唯「スイマセン!スグイキマス!」

女子生徒「ちょっと、掃除当番やるんだよ、てめーはよ?」

律「誰だよおめー?今から唯は部活なんだよ?掃除当番はてめぇがやっとけ、んじゃな?」

和「おいおい、人様のクラスで何てめぇは上から物言ってんだ?」

律「もっぺん言ってみろよ、腐れマンコ」

和「ハハwwwwwwwwお前それ笑えないわwwwww(ドカバキッ」

律「(ヒョイッ)」

和「?あー、お前ら全員で囲んで、こいつのマンコの中からゴミ掻き出してやれ」

唯「(そこから先はよく覚えてませんが)」

唯「(えぇ一瞬でしたね、気づいたら私をイジメてた全員が真っ赤だったんです)」

唯「(ダンプカーに跳ね飛ばされたらこんなふうになるのかな……そんな感じでした)」

律「キャハハハハwwwwwwww雑魚雑魚雑魚ッ!!!もう終わりかよwwwwwww」

和「ひゃ、ひゃめてください……ごめんなさい……許してください……」

澪「──律」

律「あ?おぉ、部活か、ほら唯行くぞ」

唯「(大きな、背中、ついていこう、この人に)」

澪「という訳で」

律「あぁ、まずはお前に何の楽器やってもらうかだが」

唯「(ドキドキ」

律「キーボードをやってもらう」

むぎ「私がギター、澪がベース、律はドラム、揃ったなこれで」

唯「(キーボードってピアノの事なんだよね、うん、なんか面白そう)」

澪「まずはドリムシの曲をコピーするぞ、言っとくがこいつらの曲は生優しくねー」

律「死ぬ気でついてこいよ唯」

唯「はい!!ぁ、でもでも……私キーボード持ってないです……」

むぎ「買えよ、今日買ってこいよ、今から買ってこい」

唯「5千円位で買えますよね……?」

澪「……所持金全部でいくらだよ」

唯「5千円です……」

律「(駄目だ、ヤマダ電気で売ってる光るキーボードですら買えない)」

唯「はぁ~~~」

唯「欲しいな~~」

憂「金か?男か?権力か?」

唯「あ、憂~」

憂「そのアホ面から察するに金か」

唯「うん~軽音楽部に入って、キーボードを買わないといけないんだよ……」

憂「ふ~ん、15万で足りる?」

唯「え、いいの?」

憂「念のため30万持たせるからお釣りは返してよ?」

唯「いつもありがとう……憂……」

憂「(あのお姉ちゃんが部活……それも軽音楽部……成長したなぁ……)」

唯「という訳で30万用意出来たので楽器屋に行こうと思います!!」

一同「……」

唯「もし皆さんお暇でしたら一緒に楽器屋に……なんて」

律「あ、ああ。皆で行こうぜ放課後、楽器屋に」

澪「そうだな」

むぎ「頼もしい奴だな、お前の妹は」

唯「楽器屋に着きました」

むぎ「ヘヘッwwwフヘヘッwwwイッヘwww」

唯「?むぎさん?」

澪「あぁ、ほっとけ、むぎは人殴るとテンションがおかしくなるからな」

律「私たちの中でつむぎが一番やばいから注意しろよ?」

唯「そうですね……あ、救急車の音がする」

澪「良かったな、さっきの奴痙攣しててやばかったからな、あのままじゃ死んでたよ」

唯「さ、さぁ!楽器!楽器見ましょう!あぁ楽しいなぁ!色々あるなぁ!」

唯「実は昨晩ネットで色々調べてたんですよ、キーボードの事を」

律「ほーん?」

唯「あ、これがCP4か(ポロン、ポロン)」


澪「中々様になってるじゃねーか(ベンベンベンベン ベーベンベンベンベン」

むぎ「だな?けいおん部っぽくなってきたじゃねーか(ンージャッジャッジャ!ンージャッジャッジャ!」

律「頭の中で蚊が飛んでるみたい、あぁうるさいうるさいな、頭の中がうるさいな(ドカッバキッバシャン!ドンドンドン!ドカッ!ドカッ!!!」

唯「(ポロンポロン……♪……楽しい……これが音楽、私たちの”けいおん”なんだ!)」

店員「スイマセンオキャクサン、他のオキャクサマにゴメイワク」

澪「結局最初に弾いたYAMAHAのCP4買ったんだな?」

唯「色々弾いてみたんですけど、これが一番タッチが合ってて……それに」

律「それに?」

唯「初めて皆さん……いえ、皆とセッション出来た楽器なんで!!」

むぎ「寝ても起きても鍵盤に触れ、感じろ、そいつと一体化してみろ」

唯「……?」

むぎ「オナニーの代わりに鍵盤を弄れ、ヨガラセテみろ、そいつは今喘ぎたがってる」

唯「は、はい!」

~平沢家~

唯「あれ?音が出ないよ、憂~~」

憂「IFにケーブル刺さってないじゃない……ほら、IF付属のミキサーソフトでフェーダー上げて」

唯「こうかな?こうかな?」

憂「もう私がやっとく……」

唯「いつもありがとね憂……」

~深夜~

梓「ハァハァハァ」

サガセー! ドコイキヤガッタアイツ! コロセ!! コロセ!!!

梓「隠れる場所……!どこ!!早く隠れないと!!」

澪「……」

梓「あ、このポリバケツの中に!!(ガチャ」

コノヘンニイルゾ サガセ!! コロセ!コロセ! オカセ!!

梓「(──だめだ、足音が、みつかる!!!!!)」

ンダテメーナニシヤガルー

ヤッチマエ ボカッ ベキッ

キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー タスケテーーーーーーーーーーーーーー

梓「(……なんかいきなり静かに)」(ガチャッ

澪「……イツツ」

梓「(月の光を全身に浴びて佇む彼女の黒髪がユラユラと揺れる光景は凄く幻想的で美しかったです)」

P「やよいはやさしいなぁ」ナデナデ

やよい「えへへ… 本当に、無理しないでくださいね」

P「わかったよ… ほんとごめんな」ナデナデ

やよい「……」


小鳥「……」

小鳥(そろそろ律子さんと社長に相談するべきね……)

すまんこミスった

文化祭当日

律「てめぇら、今日が私たちの初舞台だ」

律「やり直しはねー、今この瞬間に全てをかけろ」

唯「律、半端な覚悟でここに立ってる奴はいねー。だろ?」

律「ハッ、言うぜ?」

パチパチパチパチパチパチ

1、2、1、2、3、4!

梓「凄い……」

終わり

まあこんな感じで弾きましたよって事で

https://www.youtube.com/watch?v=k025sd2Pguo

ありでした

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