唯「九少女少年漂流記」 (33)

律「海だーッ!」

唯「海だあぁーッ!」

律「負けるか!海だああああぁぁぁぁぁぁーッ!」

律「ゼェッゼェッ」

唯「りっちゃーん 大丈夫?」

律「お、おう…」

みなさん こんばんは
平沢唯です。
今日は軽音部のメンバーと憂と純ちゃんと和ちゃんと
そして今回はなんと!聡くんもきています!

聡「ぐへへ…女子高生の水着…」

澪「こらっ 何いやらしい目で見てるんだ」

澪ちゃんが聡くんをコツンと叩く

聡「だって澪姉~」

澪ちゃんの豊かな胸部に興奮したのか聡の顔は赤面している

紬「まあまあいいじゃないの~私だって水着の女子高生に囲まれたら
  興奮しちゃうわ~」

律「ムギ…なにいってんだ?」

紬「うふふ」

和「いい天気ねー」

憂「そうですね。さすがリゾート地!ってところでしょうか」

純「あーつーいーよー」

梓「純ったら…日陰に行けばいいんじゃない?
  それにずっと日向に居たら日焼けしちゃうよ?」

純「ううん!今回私は日焼けするために来たんだ!
  アメリカ人って日焼けをわざわざさせる人が多いんでしょ?
  今日から私もリッチでセクシーなアメリカンガールだぁぁ!」

梓「…あっそ」

純「梓はいいよね~日陰に居てもそんなきれいに日焼けしちゃってさ」

梓「もう純ー私気にしてるんだからー」

純「私からしたらうらやましいけどなー」

唯「みんなー!」

All「?」

唯「ビーチバレーしようよ!ビーチバレー!」

梓「私はいいや。日焼けしちゃうし…」

律「おう!私はやるぜーッ!」

澪「律がやるならわたしも…」

和「私もやろうかしら。体を動かしたいしね」

憂「う~ん。私はいいかな~。あずさちゃんと一緒におしゃべりしたいし」

紬「わたしはやりたいでーす!」

聡「俺もいいや…(眺めていたい…)」

純「私やる!焼けたい!焼けるぞ!」

唯「焼こう焼こう!」

純唯「いえーい!」

澪「なにやってんだか…」

紬「うふふ…」

唯「よしよしやるぞー!」

「おー!」

―キャッキャ―

―ウフフ――

梓「先輩達たのしそー」

憂「梓ちゃんもやれば?梓ちゃんがやるなら私もしたいなー」

梓「ううん。やっぱり焼けたくないから…」

憂(もうすでに真っ黒だけど…)

憂「聡くんは…そうだね。女の子だらけじゃやりにくいよね」

聡「あっ…別にそういうわけじゃないんですよ」

梓「そうそう!ムギ先輩がね。フェリーであっちの島に連れて行ってくれるんだって!」

憂「でもここも私たち以外いないし…遊ぶならここでいいんじゃない?」

梓「そうだけどあっちの島には人がいる代わりにお店がいーっぱいあるんだって!」

憂「そうなんだー!じゃあ行って損はないね!」

梓「うん!みんなでお揃いのストラップとか買おうよ!聡君も!」

聡「俺も?」

憂「そうだねー聡君も今日から私たちの仲間だよ!なーんて。えへへ」

律「うんうん。よかったなー聡」

聡「姉ちゃん!?」

律「おう!」

唯「えへへー速くあっちの島行きたいなーって思ってやめちゃったんだー」

澪「全く…試合中断ほど気持ち悪いものはないぞ…」

和「でも澪が一番島に行きたがってたじゃない」

澪「・・・」

純「で、なになに?三人でなに話してたの?」

憂「みんなでおそろいのストラップかおうよーって!」

聡「で、俺も仲間にいれてくれるって…へへ」

唯「うんうん。大歓迎だよ 聡君!」

聡「へっへへへへへへへへ…」

律「聡。お前ニヤけすぎ」ゴツンッ

聡「ってー!」

和「みんなでおそろいのストラップってのはいいわね」

梓「あの~」

澪「なんだ?」

梓「ムギ先輩はどこに?」

唯「ムギちゃんはねーフェリーを取りに行くっていってたよ!」

紬「おまたせー」

律「おお!ウワサをすればナントヤラだな!」

紬「ごめんねーフェリーの運転手がウィルス性の風邪になっちゃったみたいで…」

澪「がっがーん…」

和「みっ みお!」

紬「でも大丈夫!ちょっと心細いかもしれないけどこのフェリーは研究に研究を重ねた
  自動操縦ができまーす!」

「おお!」パチパチパチ

紬「いつもだったらなるべく避けたいんだけど…
  今日はこんな晴天だし…一応ここも日本だから(地図にはないけど)
  そんな急に天気は変わらないと思うわ」

澪「やったー!早くー!」

憂「澪さんがはしゃいでるなんてめずらしー」

澪 カアアアァァァッ////

唯「じゃあレッツゴー!」

「レッツゴー!」

―フェリーの上―

律「いやー風がキモチー!」

澪「以外に遠いんだなー」

憂「これも旅の醍醐味ですよ」

聡(やっぱりみんな水着…グヘヘ)

唯「はっ!右前方に大岩が!りっちゃん船長!」

律「なんだと!唯一等水兵 すぐに左に旋回だ!」

唯「了解!りっちゃん船長!」カジヲギュルゥゥゥン

澪「おっおいお前ら!舵をいじっちゃだめだろ!」

唯律「あ」

澪「あ じゃない!」

紬「澪ちゃん大丈夫よー唯律ロックがかかってるから~」

梓「なんですかそのチャイルドロック的なノリは…」

聡「…!ちょ、ちょっとみんな!あれみろ!」

和「あれは・・・」

純「巨大な雨雲…ですね…」

紬「まずいわ…嵐がくるわよ。しかもこっちに・・・」

澪「ど、どうするんだよ!私たちがいた島も向かう島も同じくらい遠いし…」

紬「ここは、あっち島に向かいましょう。あっちの島には人もいるから
  嵐から逃げ切ればこっちの方が安全だし…」

唯「りりりりっちゃん船長!」

律「く…私はもうダメかもしれん・・・グハッ…」

唯「りっちゅあんせんちょおおおおおおおおお!」

澪「ばか!今はそれどころじゃないだろ!」

聡「風が追い風になってくれればなんとか…」

和「でも雨にやられる可能性が高いと思うわ」

憂「波にさらわれたり…」

純「雷で木端微塵なんてことも…」

澪「うわああああぁぁぁぁぁこわくないコワクナイコワクナイ…」

唯「沈没したり…」

澪「ぎゃああぁぁぁ」

律「氷山にぶつかったり…」

澪「うっううぅ…」

梓「船首で男女がロマンチックな雰囲気に…」

聡「なんでタイタニックなんですか」
    __
    |  /
    | / __
    | // /
    |// /   ピカッ

      //
     /"  ドオォォォォォォンッ

唯「うわぁぁぁぁぁ!」

憂「きゃあっ!」

澪「うあぁぁぁぁん」

律「びっくりした…雷か…」

 \  丶 丶ヾ丶 \ヾ丶 丶 丶 丶\ 丶 丶 \丶 丶 \ 丶ヽ
\vヽ丶 \ 丶 \ヽ  ヽ 丶\ ヽ 丶 \ヾ 丶ヽゝヾ 、丶 、
ヽ 丶 ヽ ヾ丶ヽ  ヾヽ、丶\ 、 丶、 \.、ヾ ヽ゚ ゞ ヽ\ \ ヽ
 _/__/_ //   ヽ\、ヽ 丶ヾ\ ヽ ゝ 丶丶 ヽ ヾゝ ゞヾ ヽ丶
  / /     ーーーーーーーーーーーーーー  \ 、ヽ 丶ヾ\ ヽ
   /           ヽ\、ヽ 丶ヾ\ ヽ ゝ 丶丶 ヽ ヾゝ ゞヾ \
\ 丶 ヾ 丶v \ ヽ \丶丶、 丶\ ヾ 丶丶\、 ヽ \ \. 丶
ヾ丶\ 、\ヽ 、丶\ \ \ ヾ 丶 ヽ丶 丶 \ヾ ヽ丶丶 \、\
 ヽ 、ヾ 、ゞ ヾ丶 ゝ丶\ \ 丶 \ 丶 ヾ丶\ \ヽ ゝヽ丶\丶


紬「雨も降ってきちゃいましたね…」

和「それに風もすごいわ…」

紬「みんな!船の中に入って!」

―船内――

聡「ふー あったかい」

澪「さすがに水着だと寒いな…」

紬「あっ そういえばここらへんに毛布があった気が…」

唯「どれどれー?」

律「唯一等水兵!こんなところにコーンポタージュが!」

和「非常用ね…こんなものもあるなんて」

紬「もしものために。ね。
  ちなみにそれは一昨日いれたばかりよー
  みんなが来るっていうから遭難ごっこしたいなーって思って」

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