breake hope is gone この希望の無き世界で (7)

このSSの主人公は世間一般的に言うサイコパスに分類されます。更新は不定期ですがどうかお付き合いのもとお願いします。

OPSlipknot - Sulfur

人生で一番長い時間は
自分が正しいかどうか問いただす時間だ

              Sulfurより

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403013350

それでは僭越少しだけ投下します。

夢を見る。
 混沌とした夢だ、だがその夢はどこか見た事のある風景のようだ。

 オーグバッグ下水道。
 ずっと昔に作られた下水道だ。構造は迷路のようになっており、浮浪者や犯罪者が身を表から隠すために、闇に己の躰を隠す、いわゆる社会不適合者の掃き溜めのような場所だ。
 そんな場所に自分はよく馴染みがあり、ある『行為』をする時にはよく少しながら場所を借りる場所だ。
  そんな場所には似合わない顔の整った女が躰を小刻みに震わせている。その震え方は尋常ではなく、まるで捕食者に喰われる直前の自分の運命を受け入れてない弱者のようだ。確かに合っている。『喰う』という行為はしないがそれに似た。喰うという行程の中に含まれている行為をする。

 女は躰の様々な箇所に浅い切り傷が夥しい数ある。だが、その多くの傷は全て急所や動脈などを避けられている。まるで捕食者が獲物を遊び半分で付ける傷のようにも見える。どちらにしても切り傷は『遊び』半分で付けられた傷だろう。

 女は躰のあちこちから少量の血液を出血しながら睨んでくる。その眼光は憎しみと怒り、そして殺意で満ち溢れている。その眼光と不屈の精神に敬意を表して、右手に持っている包丁で右目に包丁を突き刺した。

 目覚めの悪い朝だ。
 夢を見るのは久しぶりだったが、その久しぶりに見た夢が悪夢だと自然的に目覚めは悪くなり、若干イライラとする。
 そんな何とも言えぬ感情を握りつぶすためにもう一度寝ようなど考えるが自分には仕事があるために起きなければならないと思い安く買ったベットから起き上げる。
 安く買ったためにギシギシという不快な音が鼓膜を震わせて聞こえるがいつもの事だと割り切り起き上がると朝食の準備をする。

 朝はたくさん食べなければいけないなどと言うが、それは理想での話だろう。低血圧の自分にとって朝からたくさんの量の料理を胃に押し込むのは中々キツイものがある。そのため、朝食などは味のないパサパサとした安くおいしくもないパンを齧り朝食は終了した。

 その後は顔を洗ったりと特質した事はなく、ただ淡々と仕事に行くための準備をする。

 さぁ、今日もつまらない日常えと出向こう。

今日の投下はこれにて終わりです。申し訳ございません

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