ベジータ「まどか☆マギカか…」(20)

悟空「おう!ベジータ!」

ベジータ「む?カカロットか…」

チチ「ベジータさ久しぶり」

ベジータ「チチか…何だカカロットそのチャラチャラした格好は」

チチ「チャラチャラとは失礼だよ!これが今一番のハイカラさんだべさ」

チチ「今日は悟空さと…デートだべ//」

悟空「はは!まぁ…家庭さーびすってやつだな」

ベジータ「サービス?ふっ…下らんな!」

悟空「おいおい…ベジータ、おめぇがたらふく飯を食えんのは誰のおかげなんだ?」

チチ「ブルマが働いてるからだべさ」

ベジータ「う、煩い!」

ベジータ「サイヤ人の俺が…底辺職に就くなど…」

チチ「底辺が嫌なら…もっといい仕事を探せばいいだべ?」

ベジータ「ち、畜生!」

悟空「よせ…チチ」

悟空「世間は冷てぇ…職歴無し四十代なんかが」

悟空「真っ当な仕事なんか見つけられる訳がねぇじゃねぇか」

悟空「ベジータ…おめぇの気持ち、

ベジータ「カカロット…」

チチ「悟空さは違うだよ、サタンのコネでお偉いさん達のボディーガードして稼いでくれてるべ さ」

チチ「給料もいいし…どこかの糞ニートとは全然違うべ」

ベジータ「カカロット…てめぇ!」

悟空「まぁ…世の中ってのは、そういうもんだ」

ベジータ「ボディーガード?貴様に出来る事が俺に出来ん筈が無いだろう!」

ベジータ「俺も…しょ、紹介し…し、しやがれ!」

チチ「確かに、ベジータさも腕はたつだしボディーガードは適任だべ」

チチ「悟空、ここはブルマの為にも…紹介してやったらどうだべさ」

悟空「……………………」

悟空「…いや、駄目だ」

ベジータ「な…何だと!?」

ベジータ「貴様ぁ!俺の実力が信用ならんというのか?!」

悟空「そういう問題じゃねぇ」

悟空「ベジータ…おめぇ、お偉いさんに敬語が使えるか?」

悟空「頭を下げて礼を言う事が出来んのか?」

ベジータ「ふん!この俺様が守ってやるのだ…礼を言うのはむこうだろう!」

悟空「だろうな…だから駄目なんだ」

ベジータ「何だと?!」

悟空「おめぇがそんな態度で首になるのはおめぇの勝手だ…」

悟空「けどな、おめぇを紹介したオラの立場はどうなんだ?」

悟空「そんなおめぇを紹介した…オラの信用にも関わってくるんだぞ」

悟空「おめぇ…オラまで首にされた時、責任取れんのか?」

ベジータ「……ちっ」

ベジータ「………………」

悟空「世の中ってのはな…信用の積み重ねでできてんだ」

悟空「…悪いな、オラもやっと掴んだ仕事だ」

悟空「簡単には手放せねぇんだ」

ベジータ「ふん…只のジョークだ…本気の筈が無いだろう」

悟空「はははっ!そ、そうだよなぁ…ははっ!」

ベジータ「………………」

悟空「……………………」

チチ「悟空さ…そろそろ行かないと、

悟空「お、おう…まぁ、なんだおめぇも頑張れ」

悟空「…少ねぇけど、貸してやるよ」ゴソゴソ

ベジータ「何だ貴様、施しのつもりか?」

悟空「その金で、ブルマの奴にプレゼントでも買ってやれ」

ベジータ「この俺が…プレゼントだと?」

ーーー

ベジータ「ちっ!カカロットの奴…」

ベジータ「この俺に女の好みなんぞわかる筈がなかろうが!」

ベジータ「おい!そこのお前!」

オタク「デュフ?な、何ですかw」ビクビク

ベジータ「今、一番人気のものを教えろ!」

オタク「に、人気のアニメですかw」オドオド

ベジータ「何でも構わん!早くしろ!」

オタク「でゅふふ!わ、わかりましたw」ビクビク

ベジータ「ちっ…覇気のねぇ野郎共だぜ」

ーーー

ベジータ「まどかマギカだと…?」

ベジータ「チャラチャラした絵だな…あんな奴に選ばせたのは失敗だったかもしれんな…」

ベジータ「こんな物…あいつが喜ぶものか!」

ベジータ「トランクスに渡す訳にもいかん…糞!」

ベジータ「…まぁ、買ったものは仕方ない」

ベジータ「取り合えず見てやるか…つまらん内容だったら…あの野郎ぶっ殺す!」

カチリ

ーーー

野田さん「……?」

悟空「空が…」

悟空(誰かが…ドラゴンボールを使った?)

悟空(何かあったんか?)

野田「悟空君…」

悟空「す、すみません総理!」

野田さん「いや…何かあったのだろう?君の顔でわかるさ、行ってくればいい」

悟空「い、いいんですか?」

野田さん「私は君を信用している…ま、会議が終わるまでには帰ってきて欲しいがね」

悟空「あ…ありがとうございます!」ペコリ

ーーー

シェンロン「巴マミを生き返らせる…それでいいのか?」

ベジータ「あぁ!さっさとしやがれ!」

シェンロン「………………」

シェンロン「無理だ…巴マミの魂は存在しない…他の願いを言うがいい」

ベジータ「き、貴様ぁああああああ!」

ばしゅ

悟空「ベジータ!おめぇ一体何やってんだ!」

ベジータ「カ…カカロット!」

ーーー

悟空「おめぇ…何考えてんだ…」

ベジータ「う、煩い!少しばかり平常心を無くしただけだ!」

悟空「てーか、マミさん生き返らせるって…おめぇ最後まで見たのかよ」

ベジータ「ふん!三話が終わった瞬間にTVごとティロフィナーレしてやったわ!」

悟空「はぁ…」


悟空「まぁ…ネタバレはしたくねぇから詳しくは言わねぇけどよ…」

悟空「取り合えず…マミさんの活躍シーンはまだあったんだぞ」

ベジータ「な、何!…巴マミが生き返ったのか?」

悟空「いや…そのあたりは言いたくねぇな…自分で確認しろよ」

ベジータ「DVDはぶっ飛ばした!カカロット…貴様の奴を貸しやがれ!」

悟空「…………………」

悟空「いや…オラのは貸せねぇよ」

ベジータ「カカロット…!貴様!」

悟空「オラだって少なねぇ小遣いでやっと集めたんだ…壊される訳にはいかねぇよ」

悟空「まぁ…自分で何とかしてくれ」

悟空「じゃあな…そろそろ会議が終わる時間だ」

ベジータ「会議だと?!貴様に合わん言葉だな」

悟空「はは…そうだな、オラもそう思う」

悟空「息も詰まるし気も使う…けど楽しい事もあるんだぜ」

悟空「…働いて食うメシは凄くうめえからな」

悟空「じゃあな、休みの日にはオラと一緒にDVD見ようぜ」

しゅば

ベジータ「…畜生…」

ーーー

ベジータ「…またここに来ちまった…だが…金がねぇ…」

オタク「お、おたすけぇw」ブルブル

学生「オラオラ、オッサン金だせや!」

学生「ちょーウケる!ちょーキモいんですけどー!」

オタク「ぶひぶひっw」ブルブル

ベジータ「おい!貴様…前にDVDを選んだやつだな!…丁度いい」

オタク「あ、あの時の…w」ニタニタ

学生「何だオッサン…あんたも底辺…」

ベジータ「ファイナル!ティロ・フィナァアアアアアアアアアレ!!」

学生「」

ベジータ「へっ…汚ねぇ魔女だぜ!」

オタク「あ、ありがとうブヒw」

ベジータ「礼などいい…代わりに…」

カプセルコーポレーション

ベジータ「おい、ブルマ」

ブルマ「ん?どしたのベジータ」

ベジータ「……これを、受け取りやがれ//」

ブルマ「リボン…?」

ベジータ「ぷ、プレゼントという…奴だ!いつも世話をかけてるからな!」

ブルマ「ベジータ…」

ベジータ「あ、後バイトも決まったぞ!、知り合いに紹介して貰ったからな!」

ブルマ「ベジータ…ぅぅうううっ!」

ベジータ「こ、この程度の事で泣くな!…貴様はこの俺の妻だろうが//」

ブルマ「うん…ありがとう、ベジータ」ぎゅ

ベジータ「……………すまなかったな、ブルマ」ぎゅ

ーーー

オタク「その棚にある、ねんどろいどめがほむ一つ下さいw」

ベジータ「貴様…この俺に取ってこいというのか!」

オタク「駄目ですか?デュフw」

ベジータ「畜生…ありがたく思いやがれ!」

オタク「デュフツンデレ乙」

オタク「ベジータさん…どうですか?ほむほむやマミさんに囲まれて働けるなんて幸せでしょうw」

ベジータ「ふん!まぁ…悪くはないな//」

オタク「ツンデレ乙w」

ベジータ(働く楽しみか…カカロット、少しわかってきた気がするぜ…)

オタク「それ…下さいおw」

ベジータ「…ねんどろいどマミさん、ティロフィナーレだこの野郎!」

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