男「なぁ」友「ん?」 (230)

男「女が浮気してるようなんだが」
友「ほう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400594378

友「そんなことよりゲーセン行こうぜ!」

男「ああ!」

友「脳内彼女の話はもういいからさ」

男「バレたか」

友「お前彼女いないやん」

男「まあな」

友「なにを根拠に?」

男「まずはこれを見てくれ」

xvidos『アッ!アッ!イクッ!イケメンクン!イッチャウ!』

友「お前、うちのPCで開くなとあれほど・・・」

男「問題はそこではない」

男「これは素人モノだ。素人の投稿だからモチロンモザイク無し。」

友「そういえば見たことある顔だな」

男「ほら、泣きボクロの位置そっくり」

友「声もそっくりだな」

男「まぁ、紛れもなく女だろ?」

友「認めよう。しかし、ハメ撮りなんて、器用なことするな、オマエ」

男「いやぁ、ところがどっこい。俺はまだ童貞なんだよ」

友「ハッハッハ!」

男「それにつけて動画の中でイケメンくんイケメンくん連呼してるわけだ」

友「・・・!?」

男「な?確信犯。」

友「ひゃっひゃっひゃっ!傑作だなこりゃ!自分の浮気ハメ撮り動画をエロ動画サイトに上げて、しかも彼氏のオナネタになるとは!ひゃっひゃっひゃっ!」

男「あっはっはっは!ダメだ笑いとまんねぇ!はっはっはっは!」

友「ひゃっひゃっひゃっ!」

男「はっはっはっひっひひー」

友「・・・・・。」

男「・・・・・。」

友「はぁ」

男「はぁ」

男・友「「やっぱり世の中顔だな」」

男「薄々は、まぁ、明るい家族計画程度には気づいてたんだけどな」

友「そこを見て見ぬ振りをしたオマエに非はあっても、決してオマエが悪い訳じゃないと俺は思うが」

男「まぁいいや。今日は帰るわ。んじゃあな」

友「ちょっと待て」

男「何だよ」

友「お気に入り登録してって」

男「自分でしろバカ」

翌朝

女「おっはよー!」

男「いや、●ねよ」

女「え・・・?」

男(しまった。うっかり)

女「あやしい?なになに?誰が?」

男「いや、何でもない」(よかったーバカでよかったー。●ね●ねオマエなんて●んでしまえ)

教室

男(あの後ずっとくっついてきやがった。気持ち悪いというか鳥肌が立った)

チャラ男「なになに、どったのよ!男っちゃん!賢者タイムみたいな顔して!」

男「簡単に言うと、まだ空いてないと思ってたトンネルが空いてて、しかも貨物列車みたいなゴツい新幹線がドンドコドンドコ行き来してた」

チャラ男「・・・・・浮気ねぇ。」

男「すげぇなオマエ。」

チャラ男「なんか解ったわwwwwww」

男「まぁ、そういうことだ。他に言うなよ。めんどくせえから」

チャラ男「アイアイサー」

スタコラ

男「まさか天才か。奴は」

昼休み

女「男ー!はいおべんとー!」

男「・・・・・おう」

友「悪い。男。ちょっといいか?」

男「ん、ああ。そういうことだ。すまんな、今日は飯一緒に食えん」

女「えっ・・・・・そう。それじゃあ、明日!絶対ね!」

男「そうだな」

友「いくぞ」

男「待てって」

男「なんだよ。屋上で話って相当だぞ?」

友「オマエは・・・オマエはいつまでああしてる気だ?」

男「ああって」

友「女をああやって今まで通りにしておいて。いいのか?言いたいことはキチンと言うべきだろ!」

男「んー。まだ泳がせておこうかな」

友「そんなことしたって、オマエに何の得もないだろ」

男「昼飯代が結構浮くんだよ」

友「マジか!」

男「それに、一晩考えたら何かどうでもよくなったんだわ。ただ俺がどうしようもなくつまんなかったんだなーとしか」

友「オマエがそれでいいんだったら、いいんだろうな。何気に得もあるようだし」

男「ただなぁ」

友「ただ?」

男「ドス黒いモノが、こう、ふつふつと俺の中にあるのが・・・・・」

友「ああ、そんなことか。・・・・・それなら」

友「俺も、だ」
男「お前もか」

寝る
お休みー

男「何かこう・・・・・精神的にボコボコにしないと収まらない気がする」

友「世間的にはそれを復讐と言うが」

男「おお、良いなソレ。手段を選ばない感じで」

友「何でもするのか?」

男「まぁ、警察の世話になんない程度にはするつもりだ」

友「良いなソレ。テンション上がってきた」

男「開始は明日からか」

友「早すぎる、来月からな」

男「肝心なとこ、しまんねぇな・・・」

翌月

女「おっはよー!おっとこー!」

男「ん、ああ。・・・・・あのさぁ、俺の勝手な憶測っつーか、まぁ、聞き流してくれても良いんだけどさぁ・・・・・」

女「ん?なになに?」

男「・・・・・オマエ、浮気してね?」

その前日

友「さて、明日から復讐だか作戦だかを初めるが、」

男(ちょうど一ヶ月か、きっちりしてやがる)

友「オマエ女に聴いてこい・・・・・ん?言ってこいか?」

男「何を?」

友「浮気してるか、だよ」

男「???・・・・・はぁ!?」

友「言い方、というか前置きを忘れたか。まぁ、サラッとで良い。とりあえず聴いてこい。」

男「まぁオマエが言うなら」

友「あまり深く問うなよ。十中八九『していない』と言われるだろうからその時は退け」

男「お、おう」

そして

男(イマイチあいつの考えてることが理解できねえ)「・・・・・オマエ、浮気してね?」

女「えっ?な、何で急に?」

男「まぁ、ちょっとな」

女「・・・してないよ?」

男「まぁ、それなら良いんだけどよ」

女「まったく!ビックリしちゃうじゃん!」

男「・・・・・。」

昼休み

女「男ー!いっしょn」

男「すまん、弁当だけもらってく」

女「え、うん」


・  ・  ・

男「聞いてきたぞ」

友「ご苦労。それで?」

男「オマエの読み通りだよ。言われたことだけやってきた」

友「ソレで良い」

男「あのさぁ、いまいち理解できないんだけど・・・」

友「そうだな、これについては2~3、長く見積もって一週間。向こう側から何かしらアクションがある。説明はその後だ」

男(向こう側?)「そうか、よろしくたのむ」

友「ああ。それと、必ず怪しいと思ったら報告しろ。どんなことでも」

男「ん、ああ」

3日後の晩

携帯「電話だよ」

男「・・・久しぶりに鳴ったな・・・誰だこれ?とりあえず出るか」

???『もしもし?』

男「誰だおまえ?」

???『・・・女友だけど?』

男「ああ、で?用件は?」

女友『明日昼休み、中庭に来なさい』

男「あ?何でだよ?」

携帯「もう・・・終わったんだ」

男「なんだそれ。・・・一応友に報告しとくか」

携帯「友に電話するよ」

プルルルルル

友『・・・・・。』

男「おい、逆無言電話とかやめろ。こっちが怖いわ」

友『おお、男だったか。しかし、逆無言電話って電話口で延々と騒ぎ続けるみたいだな』

男「どうでも良いわ。それよりよ、さっき電話があったんだけど」

友『?・・・誰から?』

男「女友から、明日の昼休み中庭に来いと」

友『ビンゴ!読み通り!』

男「はぁ。で?次は?」



携帯「もう・・・終わったんだ」

その晩、友は何回電話を鳴らしても出なかった。

おやすみ

酉付ける

翌日 昼休み

男(友の奴、結局何も言わなかったぞ・・・)

女友「遅い」ギロッ

男「お、おう。悪い・・・」(きゃーこわーい・・・つーか俺、何で囲まれてんの?人間の配置の仕方が完璧に俺の逃げ場をなくしてんだけど・・・)

女友「アンタ、女の事浮気してんじゃないかって疑ったらしいわね」

男「まぁ・・・つーか、関係あんの?オマエらに」

女友「関係有る無いじゃないわよ!問題は疑った事!」

男「いや、別に。少し女が怪しく見えて、それに俺が疑り深かった。それだけじゃねーの?」

女友「自分の彼女だったら信じるのが当たり前でしょ!」

男(出たー!謎の感情論!)

女友「しかもイケメンくんとだなんて!落ちこぼれのアンタなら解るけどね・・・」

男「・・・?ちょっと待て。俺、『イケメンと』なんて一回も言ってねえぞ?」

女友「・・・っ!言ったでしょ!アンタ、さっき自分が言ったことも忘れる鳥頭なの!?」

男「いや、言ってねえ。」

女友「い、言ったわよ!」

男「言ってね・・・・・」

パシンッ!

男(???何で俺ビンタされてんの?)

女友「も、もう!知らないんだから!」ナミダボロボロ

モブ子「もういいよ、無理しないで?あんなクズの事なんてほっといて行こ?」

女友「うぇーーーん」

サイテー オンナノコナカセルトカ・・・ オンナチャンナンデアンナヤツエランダンダロ

男(こ・・・こえー。泣きたいのコッチだっつーの!コソコソ話もちっと小さくしろよ!)

廊下

男「はぁー・・・ついてねぇ。絶対ついてねぇ・・・」

後輩「あれぇー?どうしたんですか男先輩?」

男「ん、ああ。後輩か・・・ちょっとな」

後輩「ちょっとじゃないですよ!ホッペ赤いですし!」

男「おお。赤いか。まぁ、祝!初ビンタ!ってとこだ」

後輩「・・・・・そこまで茶化そうとするなら深く聞きませんけど。少しコッチに顔、寄せてください」

男「おう」

後輩「ふーふー」

男(息吹きかけられるってくすぐってぇな・・・気持ち良い気もするけど・・・そもそも意味あんのか、これ)

後輩「よし!おっけーです!」

男「あんがとう。んじゃあな」

後輩「えー!もう行っちゃうんですか!?」

男「うるせえな。もう次の授業はじまんだろ。」

後輩「ぶー。」

男「はよいけ」

後輩「先輩!」

男「何だよ」

後輩「なんかあったら私にドンと言ってくださいね!・・・その、力にはなれないかもですけど、慰めるくらいならしますよ!」

男「・・・・ああ。よろしく頼む」

後輩「・・・!はいっ!」

放課後

友「んで?どうだったんだ?」

男「どうもこうも、噂ぐらいは行ってんだろ」

友「ああ、オンナノコにビンタされて傷心のオマエが可愛い後輩にキスされてるとこまでな」

男「全部っつーか思わぬ間違いが混じってんじゃねーか!」

友「そんなことは解ってる。あの後輩だ、先輩の彼女敵に回すような事は下手にしないだろ」

男「・・・彼女、ねぇ」

友「まぁいい。俺が聞きたいのは大まかなとこじゃない。相手の人数とか、会話の内容とかだ」

男「人数か、数えてねぇからいまいちわかんねぇが・・・そうだな10~15人くらいか?大体女だったけど、男もチラホラ居たな」

友「結構居るな・・・これから増えるとなると・・・いや、あるいは・・・」

男「?なにブツブツ言ってんだ?」

友「すまん、続けろ」

男「おう。会話の内容・・・これと言った特徴は無いな。謎の感情論をペラペラと」

友「・・・こっちは収穫無しか」

男「あ、それと」

友「それと?」

男「『イケメンくん』ってあっちから言われたから『俺そんなこと言ってねぇ。』って問いつめた」

友「だからビンタ・・・」

男「お、おう」

友「それにしても、ほう。思わぬ収穫だ。女友からか。成るほど。・・・よくやった。体を張っただけあるな」

男「お、おう」

友「それじゃあ、一から全部説明する。一段落着いたからな」

男「やっとか・・・・」

友「そもそも、今回の、『男ビンタ事件』とでも称しようか、は、俺が意図的なものだ。まぁ五分の一程度は賭けだったが」

男「へぇ」

友「んで持って発端となったオマエの『浮気してないか?』という質問だが、」

男「オマエの指示だけどな」

友「あの質問は多分、イケメンに一番最初に通っている」

男「なぜ言い切れる?」

友「決して『個人的』とは言えない、オマエを取り囲んだ人数。女はあそこまでの人数を動かせないだろう。動かせても2~3人。そこから広まって集まったとしても10人行くか行かないか、だ」

男「イケメンが指示したのか?」

友「恐らく。男子がチラホラ居たのはそのためだろう」

大体11時から再開

友「それを裏付ける様に、女友の『イケメンくん』発言だ。女友や、周りにいた連中の大半はイケメンに女が浮気している事を知らされていて、指示に従っているのだろう」

男「一人ずつ片っ端から殴っておけば良かった・・・」

友「以上の事から整理すると、順番的には
女の浮気を発見→オマエ『浮気してないか?』→女、かんづかれていることをイケメンに報告→イケメン口封じ、またはあやふやにするために複数の人間を使ってオマエに突っかかる→オマエビンタされる。だな」

男「整理すると俺だけ散々だな」

友「仕方ない。復讐への布石だと思え。それに今回の件に関してはイケメンはまだ納得していないだろう。第二、第三のアクションがないとも言えん」

男「マジかよ」

友「当たり前だ。しかも相手は到底相手出来ない人数で居る。まだ増える見込みだってあるな」

男「どうすんだよ・・・」

友「こちらにも味方を作る。あちらの人数に対抗できる人数を」

男「・・・・そんなに巻き込んでどうするつもりだ?確かに、『なんでもする』とは言ったが」

友「オマエは、そんな心構えでいたのか?」

男「あ?」

友「このもめ事、このまま行けば確実に争いになる。オマエの悪い噂を流されでもしてみろ、何しろ発生源がイケメンだ。またたくまに広まって、オマエ、学校行けなくなるぞ?」

男「うぐっ。それは完璧な敗北じゃねぇか」

友「そうなる前に、だ。オマエのフォローと、相手に対抗出来る人数の人間をかき集める」

男「・・・・・。」

友「勝つために、使えるものを使う。それだけだ。当てもある」

男「ああ、勝つため、な」

男「なんでさぁ」

友「ん?」

男「なんでそこまで手間を掛けるんだ?それこそオマエだったらパパっと手っとり早く復讐みたいな事出来んだろ?」

友「・・・そうだな。理由としては、確実性だな」

男「確実性?」

友「早さじゃない。確実性だ。確実にイケメンと女、両方のメンタルをグシャグシャにする」

男「恐ろしいな」

友「素早さを重視して、復讐しようとすれば、女はどうにでもなるが、イケメンはそうはならない。イケメンと女を引き剥がせても、イケメンなら別の女がすぐに出来るだろうな。それ以前に返り討ちに遭う可能性だってある」

友「そういうことを考えれば嫌でも確実性を選ばないといけない」

男「ふぅん。まぁ、オマエが言うんだからそれしかないんだろうな」

友「それに」

男「?」

友「あのイケメンのいけすかねぇベットリ顔に付いてやがる笑顔をぐっちゃぐちゃにするのが俺の別の目標だからな」

男(目が笑ってねえですぜ)

翌日

男「チャラ男。ちょっと良いか?」

チャラ男「何なに?おとこっちゃーん!ついに頼ってくれたりしちゃう!?」

男「うるせぇ。良いから耳貸せ」

チャラ男「男っちゃん強引wwwwww耳いてぇwwwww」

男「かくかくしかじかこしょこしょ」

チャラ男「おっけー!まっかしとけ!」

その直後、クラス中の男子の携帯のメール着信音が鳴った

モブA「なんだぁ?」
モブB「チャラ男からかよ!」
モブC「なになに、明日、放課後?男宅で・・・・」

「「「AV鑑賞!」」」

モブD「とっておき、今回限りの秘蔵モノです。他に情報漏れの無いように?」

「「「「これは行くしかねぇ!」」」」

前日

男「で?どうやって人を集めるんだ?」

友「AV鑑賞会だ」

男「はぁ!?」

友「オマエ時々やってたろ、プロジェクターとか使って大勢集めて。」

男「やってたけど・・・・何で今」

友「普通に呼びかけても大勢は集まらんだろ。それをAV鑑賞会と言っておけば3倍の人数は集まる」

男「まぁ、それは」

友「それに、味方に付けるのであれば一から説明しないといけないからな。その点では、あの浮気の証拠動画を見せるのが有効だし、嘘ではなくなる」

寝る
お休み

男「解ったよ。やるよ。やるやる」

友「女子に情報漏れ、無いようにな」

男「ん」

・  ・  ・

翌々日

友「集まったな・・・」

男「感心してる場合じゃねぇよ!部屋に入るどころか家に入るかさえも不安になるわ!・・・・つーか臭い!ムラムラしてんじゃねぇ!」

友「入ったな・・・・」

男「自宅のキャパの凄さにコッチがビックリしたわ。俺は収納の天才か」

友「さて、客人がお待ちかねだ。行け」

ザワ・・・・ザワザワ・・・・

男「あいあーい。お待たせしてすまんな。ティッシュは渡ったかー?運動部はもうそろそろ自らの放ってる臭いに気付けー」

ハヤクシロー ファブリーズモマワセー! ココミンカ!?ココミンノウラビナンダナ!

男「そいじゃ。スタート」

シン・・・・・

モニター『アッ!アッ!イクッ!イケメンクン!イッチャウ!』

コレッテ・・・ マジカヨ・・・ オンナチャンガ・・・ ネトラレモノトハ・・・

モブA「止めろ」

男「・・・満足か?」

モブA「満足もクソも、こんなもん見せられたら萎えるわ」

友「すまんな。少し訳アリなのはまぁ動画を見て解ったと思う・・・が、オマエら!少し話がある」

ザワザワザワ

友「今オマエらが見たモノで解ると思うが、オマエらのアイドルで男の彼女である女は・・・まぁ、浮気と断定せざるを得ないな。現在進行の形で。この事に男は大変傷心だ」

男(そうでもねぇよ)

友「今日ここに集まってもらったのは他でもない。オマエらに、男の復讐を手伝ってもらいたい。」

モブB「何で俺達が・・・二人でも出来んだろ」

友「いや、恥ずかしながら、誠に面目無いが。無理だ。断言できる。何たって相手が・・・イケメンだからな・・・」

ザワザワザワ・・・

チャラ男「俺、やるぜ?」

友「ありがたいな」

チャラ男「イケメンが相手なら俄然燃えるわ!俺達に彼女が出来ねぇのはあいつのせいだからな!・・・ソレに、オマエらにはちょっとばかり借りしがあるしな・・・ここにいる連中は大体、そうだろ?」

オレモヤルゼー! オレモ! ニセンエンチャラニナルンダロ? イケメン二バツヲー! クソビッチ二シュクセイヲー!

男「オマエら・・・!ありがとう。本当に。あと二千円。早く返せ」

友「全員参加だな。良いかオマエら。男の復讐劇・・・俺達の復讐劇は絶対に争いになる。知ってる奴もいると思うが先日の中庭での騒動のイケメンの不自然な人の集め方は確実にコチラを潰しに来ている。コチラ側になるのなら気を引き締めろ!」

オオーーーー!!

・  ・  ・

友「今から班分けをする。まずは情報、尾行班を指名する、オマエと、オマエ・・・後オマエだ。」

男(丁度10人だな)

友「いいか、オマエらは要だ。必ず2人での行動。二組、計4人で対象を挟むようにしろ。全員インカムの装着、それで随時報告しろ。予め組を作ってローテーションで情報を集めろ。リーダーはモブAだ」

友「次は機材班。」

・  ・  ・

友「オマエらは隠しカメラ、盗聴機とかの設置担当だ。機材の動かし方を覚えておけ。リーダーはモブB」

男「残ったのは全員行動班だな。オマエらは基本指示待ち。なんだかんだ言ってオマエら一番派手な事出来るからなー。」

友「リーダーはチャラ男だ。本部はここ、男宅に置く。」

チャラ男「了解ー」

友「それと、チャラ男は出来るだけ怖い知り合いを数人連れてこい。念には念だ」

チャラ男「うーい」

男(居るんだな。出来るだけ怖い人・・・)

友「それでは今日は解散。情報班は明日から活動しろ。機材班、行動班はリーダーのみ本部へ」

ジャーナ ナンカスゴイコトニナッタナー オレタチアシタカラカー ニセンエンドウスッカナ

男「頼りになるな」

友「全くだ」

男「いや、オマエもだよ」

友「オレはやりたい事やってるだけだ。正直楽しい」

男「奇遇だな。俺も楽しい」

何か変になっちったか?
まぁ良いや寝る
お休みー

再開
少し変な風になるかもしれん

翌日

友「何にも考えてないな」

男「えっ」

友「しょうがないだろ。情報班からのイケメンの情報(弱み)が無いとどうにもならん」

男「オマエのことだからなんか考えてるもんだと」

友「現状維持だ。現状維持」

チャラ男「うーい。連れてきたぜー」

友「おう」

男「そうか・・・!?」

友「なかなか怖いな。想像以上。」

男(怖い。確かにこれは怖い。こんなのに夜、遭遇したらいろんなとこからいろんな液体を出すわ)

友「しかし・・・着ぐるみとはな。驚きだ」

チャラ男「んだっしょ!ただの人間だとパンチねーなと思ったから作って背ぇたけぇ奴に着せた」

男「作ったのかよ!」

チャラ男「おうよ!この古びた感じとか目ぇ片方取れてるとことか、なかなかイカしてるっしょ」

男「サイレント○ルに出てきてもおかしくねぇな」

友「その一体だけか?」

チャラ男「いんや、他のバリエーションのがあと4体。いざとなったら行動班の奴に着せる」

友「いいな。それ」

その後、着ぐるみを移動させた

友「マスコットキャラクターみたいだな」

男「こんなこえぇマスコットキャラクターなんてあってたまるか。つーかコレ家に置いておくのかよ!?」

友「当たり前だ。いざというときに使えんと意味がない」

男「マジかよ」

一週間後

スーピーカー『あーあー・・・聞こえるか?コチラ情報班』

友「コチラ本部。ちゃんと聞こえる続けろ」

情報班『無事に対象を尾行中。隣に居る女は・・・4組の田中だな。また新しい女だ』

友「了解。引き続き尾行しろ」

情報班『ああ』

男「・・・また新しい女だって?」

友「だそうだ」

男「この調子だと毎日違う女ととっかえひっかえだな。アイツ」

友「・・・言っとくが、『もしかして女はあの動画の一回キリだったんじゃないか?』みたいな変な事は考え無い方が良いぞ」

男「・・・っ。か、考えてねぇよ。そんなこと」

友「このままオマエがあの女に歩み寄っても変な溝が生まれ、またオマエが傷つくだけだ。それに一回でも二回でも、やった事はやったことだ。許すことは頭の中から消せ。徹底的に潰す事だけに専念しろ」

男「・・・ああ」

友「絶対にイケメンはまた女と会うだろう。」

男「・・・俺もそう思うよ」

友「機材班」

モブB「はいはい」

友「イケメンが必ず使うホテルが割れた。明日と明後日で最上階の1フロア、すべての部屋に隠しカメラと盗聴機を仕掛けろ。清掃員でも装って行け。多少強引でも良い」

モブB「でもそれって犯罪・・・」

友「撮れた映像はおまえらに全てやる。一生分のネタが入るぞ」

モブB「一生懸命やらせていただきます」

友「見つからんようにな」

モブB「ハイッ!」

二週間後

男「コレと言った進展はなしか・・・」

友「仕方無いだろう。そんなに上手くいく事ではない」

男「しっかし3週間で16人だぜ?女含めて。俺多分一生かけてもこの人数の半分とも付き合えないわ」

友「・・・コチラ本部。情報班、聞こえるか?」

情報班『はいよ』

友「何か、小さいことでも良いからイケメンに関する・・・学校のことでも良い」

情報班『その事なんだが・・・すまん、今は無理だ。尾行中だからな、明日、ほかの奴らに任せてそっちに行く』

友「頼む」

男「・・・期待できそうだな」

友「要約動きそうだ」

翌日

友「それで?」

モブA「ああ、イケメンについてだが。コレはひょっとすると奴の弱みになるかもしれない」

友「話せ」

モブA「まぁ、焦るな。・・・そうだな、イケメンは学校では基本的に誰とでもわけ隔てなく喋っている。取り巻きの奴と、様々な女とはたまた教師に先輩と・・・コレはオマエらでも解るだろ?」

男「まぁ」

モブA「これは我々情報班で話題に良く挙がるんだが。奴、イケメンが頻繁に話しかけに行っている人間が一人。」

友「ほう、なかなか有力になりそうだな」

モブA「それは後輩だ。1年の女子」

男「・・・本当か?アイツ彼氏とかそういうのは一度もできたことがないと・・・」

モブA「おお、知り合いだったか。安心しろ。後輩とイケメンは恋仲ではない。我々の情報網と観察眼がそう言っている」

友「だとすると、イケメンは体目的では無く、後輩に単純に恋をしている・・・と?」

いったん切る
10時半辺りから再開

話が変な方向に行ってないか心配だ・・・
再開しようと思ったけど眠い
寝る
お休み

モブA「そういうことになるな。ちなみに後輩の好きな奴も解るが?」

友「それについてはすでに俺も知っているが」

男「・・・なんだオマエら、ニヤニヤしやがって」

友「いや、何でもない。それにしても・・・なかなかこちら側にきているな」

男「?」

スピーカー『応答せよ!・・・っ!コチラ情報班!』

友「!・・・どうした!」

情報班『俺たちの反対側で尾行してた奴等が捕まった!・・・俺らもヤバ・・・』

友「応答しろ!・・・チッ!行動班!着ぐるみ二人、他十名で捜索!」

行動班「おう!」

1時間後、行動班は無傷の状態で帰ってきた。ボロボロの情報班四人を背負って。

友「・・・どこかで気づかれていたのか?」

男「そういうことだろうな」

友「しかし相手がバカで良かった。幸いにもコチラ側の情報を聞き取られる事はなかった・・・すまなかったな。オマエら」

イヤー オレラカクゴクライシテマシタヨー イタカッタデスケドネー

男「情報が戦況を左右するってか。そこんとこは良かったってことか?」

友「情報か。そうだな・・・」

男「またブツブツ言いやがって」

友「ああ、いやすまん。今日はこれで終わりだ。怪我をしたヤツらは今日は男宅に泊まれ。明日はチャラ男、オマエだけ来い」

チャラ男「おー。了解」

友「それでは、解散だ」

ンジャーナ オダイジニ

翌々日

チャラ男「いっけめーんくん!」

イケメン「ん、ああ。チャラ男か。どうしたんだい?」

チャラ男「いやーちょっとね」

イケメン「なんだい?言ってごらんよ」

チャラ男「・・・もしかして、キミ。男の事潰そうとしてない?」

イケメン「っ・・・ハハハ。面白い冗談を言うなー・・・」

チャラ男「いやいや、ごまかさなくてもいいよ。顔に出ちゃってるし・・・それに、他に言ったりはしない」

イケメン「・・・どこで知ったんだ?」

チャラ男「何処でもここでもさ、なんせ校内の人気者のキミだからね。キミの噂なんてここにいたらイヤでも入るよ」

イケメン「オマエこそごまかすんじゃない。・・・いいか?答えろ。どこで、だ?」

チャラ男「おお、怖い怖い。解った解った。話すからその振り上げた手を下げてくれないか?」

イケメン「・・・いいから答えろ」

チャラ男「キミが潰そうとしてる人間側からさ」

イケメン「オマエ、男側か?」

チャラ男「ああ、いや。単に男側に居る。居るだけだ。それ以上でも以下でもないさ」

イケメン「それで?俺になんのようだ?」

チャラ男「イケメンくん。俺、キミの側に付くよ」

イケメン「なぜだい?」

チャラ男「元からいけすかないヤツらだと思ってたんだよ。それに、キミは男とは違って俺に確実に利益をもたらしてくれるだろ?」

チャラ男「そう、利益。まぁ一つの契約かな?・・・俺は男の所の情報をキミにあげるよ。キミはそのかわりに・・・」

イケメン「かわりに?」

チャラ男「女の子をくれないか?どう?悪い話じゃないっしょ?」

イケメン「なるほど、スパイをするから体を寄越せ、と。そういうことかい?」

チャラ男「簡単に言えばね」

イケメン「キミ、チャラチャラしたヤツだと思ってたらなかなかゲスだな。・・・わかった、約束しよう。そのかわり、今現在知ってることを話してくれないか?」

チャラ男「よろこんで」

翌日

友「男。少し話がある」

男「何だよ」

友「オマエは、自分に向けられている好意に気づいているか?」

男「・・・」

友「気づいてはいるらしいな。さすがに鈍感も行き過ぎると気持ちが悪い。・・・で?誰に、だと思っている?」

男「・・・後輩、か?」

友「当たりだ」

男「それがどうしたんだよ?関係ねぇだろ」

友「・・・利用しろ。あの女を」

男「わかったよ」

友「なんだ?以外とすんなりだな」

男「オマエが言うからにはこれが復讐への正解なんだろう。それに、最初に『何でもする』って言っちゃったしな」

友「良い心構えになったな。・・・話は変わるが、イケメンが後輩の事を好きなのは知っているだろう?」

男「・・・なんか解った気がする・・・」

友「イケメンにオマエが味わった感情をそっくりそのまま、返すぞ」

男「なかなかオマエも恐ろしいな・・・」

なんかイケメンとチャラ男のヤツ書いたらキャラのイメージごっちゃになったんだけど・・・

だいじょぶだよね?

翌日

後輩「せーんぱいっ!何ですか?用って」

男「ああ。ちょっとな・・・」

後輩「何ですか、歯切れ悪いですね。先輩らしくないです」

男(あっ、ダメだわ。こいつに嘘つけんわ・・・)

後輩「んもー。先輩、ヘタレ過ぎますよ!・・・それじゃあ私からいってあげましょー・・・

先輩。好きです。付き合ってください」

後輩「・・・なーんて。返事は保留にしといてください。ここでフラれる覚悟なんてまだ出来てません」

男「いや、すげぇうれしいけどな」

後輩「でも、先輩は私にこういう話をしにきた訳じゃないですよね」

男「バレたか」

後輩「先輩達のやってる事はチャラ男先輩を介して筒抜けですよ」

男「あいつ・・・言うなっていったのに・・・」

後輩「一度、あの会議?みたいなのにもおじゃましました」

男「まじかよ。オマエ隠密スキルやべぇな」

後輩「着ぐるみ着て」

男「あれオマエかよ!」

後輩「・・・先輩に利用されるんですかね?先輩のことが好きだから・・・」

男「っ・・・。利用なんかじゃねぇ。ほんの少しだけ手伝ってもらうだけだ。そんでこれが終わったら、俺とオマエでイチャラブするんだろ?」

後輩「・・・!はいっ!」

放課後

男「悪いバレた」

友「バカかオマエは!」

男「いや、でも手伝ってくれるって言ってるし。つーかバレてた」

友「はぁ・・・もういい。で?後輩は?」

男「もうソロソロ来ると・・・」

後輩「おじゃましてます!」

男「来てた」

友「後輩、俺が詳しく説明する」

後輩「お願いします。先輩のだとどうも要領を得なくて・・・」

男「すまん」

友「オマエは一番大事な役目だ」

後輩「ほうほう。それでやることは?」

友「オマエ、イケメンとデートしろ」

後輩「へ?」

友「デートしろ」

後輩「今日好きな人にやっと告白できたのに?」

友「好きな人とじゃなくてすまんな」

後輩「相思相愛って解ったのに?好きな人を苦しめた人と?」

友「相思相愛だったのか。おめでとう。だが、それとこれとは別問題だ。その苦しめた人をどん底に落とすためにな」

後輩「マジですか。やります。」

友「何で私?とか、そういうのは無いんだな。驚きだ」

後輩「自分に向けられてる好意位察しますよー。先輩じゃないんですからー」

友「それを知っててとは・・・相当悪魔だな」

寝る
おやすみー

再開

後輩「それにしても・・・ハァー。この美貌を活かした二重スパイとかそんなんだと・・・」

友「・・・・」

男「どした?」

友「ん、あ。いや。それでは、後輩。イケメンには日程のみ伝えておけ。プランは『私が考えておきますー』とか、そういう感じのを猫なで声で言っておけ」

男(好きなんだな。猫なで声・・・)

後輩(先輩はどうなんですか?)

男(コイツ・・・脳に直接!)

友「デート内容については俺が当日に直接指揮する。インカムを付けておけ。・・・今日は解散だ」

・  ・  ・

翌日

後輩「先輩!」

友「来たか」

後輩「大変でしたよー。ちょっと演技加えたら、キスされそうになりました!」

男「そういうところだけ童貞っぽいな」

友「ふむ。まぁいい。情報班」

モブA「・・・何だ」

友「少し頼みたいことがある」

モブA「ああ」

二日後

女子「ねぇイケメンくん」

イケメン「・・・なんだい?」

女子「私たちこれっきりにしましょ」

イケメン「?何故急に?」

女子「さよなら」

イケメン「!・・・待ってくれ!」

イケメン(何故だ?今日で三回目だ!三号にも六号にも!僕が複数の女に手を出しているのは誰にも知られていないはずだ!)

その二日前

モブA「何だ?」

友「ああ。もうそろそろ少しずつイケメンに直接的な被害を加える」

モブA「というと?」

友「コレがわかるか?」

モブA「我々が集めた、イケメンの様々な女とのデートの写真だな」

友「イケメンと付き合ってると思われる人間。女以外にこれをバラ撒け。多少の嘘も構わん。学校一のイケメンと付き合ってる乙女の幻想をグチャグチャにしろ」

モブA「承った・・・だが、相手側が全員知っていたら?」

友「それは無い。あの手の連中がしたいのはきれいで清潔な恋愛だ。男の裏を見ようとする事はない」

モブA「そうか」

そして

イケメン(クソ!ドイツもコイツも!・・・大丈夫だ・・・僕には後輩ちゃんが居る!)

チャラ男「イライラしてる?」

イケメン「・・・何だい?」

チャラ男「女の子にスゲー振られてるっしょ?」

イケメン「何でわかる・・・まさかアイツら!」

チャラ男「ビンゴ!男達の仕業だよーん」

イケメン「・・・・」

チャラ男「いや。用事っつーのはこういう事じゃねーのよ」

イケメン「何だ?」

チャラ男「もうそろそろ本格的にボコりたいっしょ?」

イケメン「・・・言わないとわからないか?」

チャラ男「ピリピリすんなってー。・・・一つ提案なんだけどさ」

イケメン「?」

チャラ男「来週さ、男の仲間が一斉に集まるんだけど、その日に20人くらい集めてボコっちゃおうよ」

イケメン「・・・それは魅力的だけど。その日はとても大事な予定があってね」

チャラ男「ああ、いいよ。人数だけ貸してくれればいいからさ」

イケメン「本当かい?・・・それじゃあ頼むよ」

チャラ男「おうよ」

デート前日

ガヤガヤ ザワザワ

友「明日は、オマエ等も知っている通りイケメンと女をどん底にたたき落とす日だ」

オオーーーーー!

友「コレまで外部にほとんど情報が漏れなかったのはオマエ等のおかげだ、感謝している。・・・・そして、オマエ等に最後の頼みごとがある・・・」

翌日

後輩「お待たせしましたー」

イケメン「ああ、いや。僕も今来たところだよ」

後輩「良かったー。服選んでたら時間なくなっちゃって!」

インカム『聞こえるか?』

後輩(バッチリです。ここからどうすればいいですかね?)

友『まずは無難に服屋だな・・・』

その頃 男宅

女「おっじゃましまーす」

男「おう」

インカム『聞こえるか?』

男(サポート頼むぞ)

友『まかせろ』

女「久しぶりだー!男の家来るの!なんか最近コソコソやってるしー」

男「ああ、それについては後でな」

女「ナニナニー?サプライズ的な?」

男「そんなところだ」

男(・・・何すればいいと思う?)

友『三時間程度間を持たせろ』

男(三時間!?)

友『すまん。向こうからも緊急要請だ』

男(・・・おーい。・・・こっちで何とかするか)

女「なにしてんの?」

男「ああ、いや」

女「ふーん」

男「・・・すまんかったな」

女「ん?何が」

男「いや、この前。疑っちまって」

女「・・・そーだね。そーだ。男くん」

男「ん?」

女「私は深く傷つきました!慰謝料を請求します!」

男「は?」

女「久しぶりにさぁ。ちゅーして!」

男「はぁ!?」

女「良いでしょ!ほら。んー」

男(ヘルーープ!)

友『疑われるような事はするな。以上。・・・・プツッ』

男(回線切りやがった!やれってことかよ!)

女「はーやーくー」

男「わ、わかった、ほら」

女「・・・ん」

男「・・・」

男(長い長い!なにげに巧いし・・・)

女「ぷはぁ!満足だよ!」

男「俺はつかれた・・・それより。オマエ巧くなってね?」

女「そ、そそそうかなぁ」

一旦休止

少し再開

男(・・・純粋に好きだった頃よりこいつの事を知っているかもしれねぇな・・・はいはい知ってますよー。イケメンくんのオチ○ポペロペロしてたお口ですよねー。そら巧くなりますよー。・・・胸糞わりぃ・・・)

女「何して遊ぶ?久しぶりにプーさん見たい!ほら、DVDあったでしょ!」

男「あれかー・・・」

その頃・・・

後輩(友先輩ーもうキツイですー!)

友『・・・。』

後輩(先輩?)

友『うーゲプ・・・こちら友。何だ?』

後輩(今絶対ご飯食べてましたよね!自分だけずるい!)

友『問題ない。今食べ終えたところだ』

後輩(少しはごまかしてくださいよ!)

友『オマエもさっき食べてたろう』

後輩(あんなの普通に食べていられるわけないですよ!隙あらば顔をチラ見してくるんですよ!あの人!)

友『俺はその時極度の空腹を我慢していたからおあいこだな』

後輩(嘘です!時々せんべいかじる音してましたよ!)

疲れた。お休みー

酉忘れたすまぬ。
取りあえず再開。

友『そんなことはどうでもいい』

後輩(どうでもっ!?)

友『もうそろそろカラオケに行け』

後輩(なんか段々イケメン先輩と接する距離狭くなってません?)

友『そっちのほうが不自然じゃないだろ』

後輩(何がですか?)

友『ホテルに行くのに』

後輩(ハァ!?)

後輩(ホテルって!?・・・・ホテルってぇ!?)

友『プツ・・・・』

後輩(切りやがった!)

イケメン「ど、どうしたんだい?」

後輩「いえいえー。気にしないでくださいー。それより先輩!カラオケ行きませんか?」

イケメン「カラオケ?」

後輩「そうです。カラオケ」

イケメン「いいよ!」

後輩(き、期待してる・・・・・キモチワルイ)「それじゃあ行きましょー」

1時間後・・・

イケメン「~♪・・・・ふぅ、どうだったかな?」

後輩(歌上手いけどさっきから世界●終りとかそういうのばっかりです・・・・キモチワルイ・・・・)「上手ですねー」

イケメン「そうかい。フフ・・・・」

友『・・・おい。もうそろそろ出ろ』

後輩(やっと解放されます!)

友『よっぽどだったか』

後輩(まったくですよ!自分ばっか歌うんですよ!しかも・・・・こう、甘ったるい感じのを!)

友『まったく歌わない男より良いだろ』

後輩(そうです!私は先輩の歌聞きたくて連れて行ったのに!)

友『しかも歌うと意外と上手い』

後輩(聞いたことあるんですか!いいなー)

友『・・・・・すこししゃべり過ぎた・・・・・もうそろそろカラオケから出ろ』

後輩(・・・・・ホテルですか?)

友『ああ、そうだ。○○○というホテルへ行け。最上階の部屋ならどこでもいい。』

後輩(・・・・・行きたくないです)

友『まぁそう言うな。これが要だからな』

後輩(わかりましたよーもう!)

友『愚図らないな』

後輩(私は男性の3歩後ろを歩き、女特有の変な感情論を吐かない女を目指してますから!)

友『・・・お前イイ女だぞ』

後輩(知ってますよ。そんなことー)

友『まぁいい。ホテルで合図を送れ。できれば決定的な証拠になる所までだな。お前もイケメンも裸に・・・いや、イケメンが裸でお前は服を着てる方が間抜けで良いかもな!』

後輩(活き活きとしてますね)

友『タイミングが大事だ。・・・・・ただ、自分の身に危険を感じた時は例外だ』

後輩(自分で何とかしますよ)

友『何とかできればいいけどな』

一旦切る
お休みー

更新遅いのはすまんな。
再開

イケメン「どうかしたのかい?」

後輩「・・・・あ、すいません。次、行きましょうか!」

イケメン「次?」

後輩「もうそろそろ行ってもいいかなーと思って・・・・」

イケメン「どこへだい?」

後輩「・・・・ほ、ホテルに」

イケメン「いこうか!」

後輩(こいつ・・・・ホントは童貞じゃねぇの?)「は、はい」

その頃

友「後輩がイケメンとホテルへ移動する。機材班はカメラとマイクを持って移動」

機材班「「「おーーーーーーーーーー!」」」

友「それ以外は・・・聞こえるか?」

スピーカー『こちらモブA他、聞こえている』

友「そちらは全力で演技しろ。・・・・あとは好きにやれ」

モブA『了解』

スピーカー『男だ』

友「どうした」

男『まだかよ!プーさんおわっちまったじゃねーかよ!』

友「もうそろそろだ。お別れの言葉でも考えていろ」

男『どこまで言って良いラインだと思う?ビッチってOKだよな?』

友「思いつく限りの罵詈雑言を探しておけ」

男『緊張してきた・・・・』

友「チャラ男。聞こえるか?」

チャラ男『きっこえってるよー』

友「準備は?」

チャラ男『バッチシよ』

友「万端だな・・・・後は楽しむだけだ」

15分後 ホテル

イケメン「それじゃあ、先にボクがシャワー浴びてくるよ?・・・・それとも一緒に?」

後輩「いえ、お先にドウゾー」

イケメン「・・・・フン♪フフーン♪」

後輩(友先輩!じゅじゅじゅ準備は!)

友『OKだ。扉前にスタンバイしている・・・・・押すな馬鹿!』

後輩(宜しくお願いしますよ・・・)

友『・・・・大丈夫だ』

ダカラオスナッテイッテルダローガ!

イケメン「なんか外騒がしいね」

後輩(早い!気合入り過ぎだろこの童貞!)

イケメン「後輩はシャワー浴びないのかい?」

後輩(めんどくせー)「服を脱がしながらって・・・・嫌いですか?」

イケメン「・・・・ベッドに横になって?」

後輩「・・・ハイ」

ホテル 扉前

友「男、聞こえるか?」

男『あんだ?』

友「お前の家のテレビにまだ隠しカメラの電波が通っていたはずだ。・・・この部屋番号だと196にダイヤルを合わせれば見える。もうそろそろハッピーサプライズだ」

男『・・・・ふぅー』

友「ハハハ、そう緊張するな」

男『へっへっへ』

友「それじゃあ、また後でな」

男『おう』

男宅

女「どーしたの?」

男「いや、もうそろそろサプライズをしようと思って」

女「ほんとに!?」

男「おう。テレビの裏側にあるダイアル196に合してみ?」

女「うん!」

カチカチカチ

TV『それじゃあ、上から脱がせるよ?』

女「え、何・・・・・これ?」

男「見てわかんねーの?ベッドの上に後輩と、イケメン」

女「へ、へー。あの二人こういう・・・・」

男「・・・・知ってんだぜ?お前、イケメンとヤってんだろ?何回も。何回も。俺にバレてねーと思って」

女「何いってんの?なんか怖いよ男!」

後輩『はぁ、疲れたー。』

イケメン『?何を言って・・・』

後輩『おたのしみいただけましたでしょーか?・・・』

イケメン『は?え?』

再開するよー

男「きこえてるかー?・・・・こっちゃバッチリ楽しめた」

後輩『むふふー。こっちにはそちらが見えてないから残念です』

男「友なら見せれるんじゃねえの?」

後輩『それじゃあお願いしまーす友先輩ー!』

イケメン『何なんだよ!さっきから誰と喋ってんだよ!』

トビラバターン! ドタドタドタ

友『はいはいお邪魔するぞー。いくらイケメンでも女の子に飛びかかるのは頂けないな』



イケメン『なんなんだよ・・・・いったいなんなんだよ!』

女「ねえ!男!これ何!?消してよ!今すぐ消してよ!」

男・後輩「『はぁ!?』」

男「まだ気づいてねえの!?」

後輩『バカはバカでも本物の馬鹿ですね!』

男「良いかぁ!?よく聞けよ!全部お前らを嵌めるための罠!」

後輩『デートも』

男「お前を家に呼んだのも」

男・後輩「『お前らの今みたいなアホ面晒すためだよ!馬鹿どもが!』」

イケメン「う・・・・うわああああああああああああああああああああ!ンマンマあああああああああああ!」

後輩『うわ、マジか・・・ママって・・・』

友『はっはっはっはっは!良いぞ!傑作だ!イイモノも撮れたし、撤収だな』

男「ということだ、女、もう俺と別れてくれねえか。お前が近くにいるとすごくイライラするんだ」

女「・・・んで?」

男「あ?」

女「なんでなんでなんで?なんでなんでなんで?」

男「ヤってんだろ?」

女「だってだってだってだってだって男ととことこと相手してくれなかったしししししし」

男(こいつやべぇ!)「いいから今日は帰れ!あしたキチンと話すから!」

女「やだあああああああああああああああああああああああああ」

一旦切るー

再開~
遅いのはすまん。

女「なんでなんでなんで?何で別れるの!?絶対いやだあああああああああ」

男「・・・・うるせえ!」

女「ひっ!」(ビクッ

男「あ?何だお前?何だ急に、お?お前がパコパコやってなきゃこうなってねんだよ?あ?解ってんだろ!」

女「・・・はい・・・・解ってます・・・はい・・・」

男「帰れよ!・・・・早く!」

女「・・・・ごめんなさい・・・」

男「・・・・・・・・・。」

翌日

友「で、そのまま帰したと」

男「まぁ、な」

友「後はお前が女と別れるだけだな」

男「もうこれで解決で良いんじゃねえの?なんかアイツ見るだけでモヤモヤするんだけど」

友「ケジメ位きっちり付けろ。ここでキチンと別れないと後々、後輩に負い目を感じることになるぞ」

男「そうだな・・・・」

友「男はいつでも女に誠実でないといけないからな」

男「女は不誠実か?」

友「・・・・冗談を言っててもまだスッキリしてないのが丸分かりだぞ」

男「そうだな、スッキリしてねえ・・・・・」

友「早くケジメ付けて来い」

男「・・・おう」

友「男は男に不誠実だな」

再開するー。

_________

男「別れろ」

女「いーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーだーーーーーーーーーーーー!」

男「んじゃあ[ピーーー]!」

女「やだーーーーーーーーーー!やだやだやだやだやだやだやだやだやだ!」

男「[ピーーー]![ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー][ピーーー]!」

女「ねえ!なんでなんでなんで!前までちょーーラブラブだったじゃん!」

男「だから!もう忘れたのかよ!鳥頭!鳥頭は[ピーーー]!」

女「解りました!そこまで言われたら別れましょう!私もこれ以上言って昨日みたいに怒られるのは嫌なので!そのかわり・・・・」

男「おう、話はついたからな。俺は帰る」

女「話を聞けーーーーーーーーい!」

男「・・・・・・それとな、これから俺に顔見せたらぶっ[ピーーー]からな」

女「ヒッ!」

男「カーーーーーーッペ!」

_____________

男「・・・・と、話はつけてきた」

友「シリアスな展開を期待していたんだが」

男「俺もだ」

友「まぁ、良いんじゃないか?これで後輩への気負いはなくなる」

男「そういえば、イケメンはどうなったんだ?」

友「退学」

男「・・・・何したんだよ、お前・・・・」

友「頑張った」

男「・・・・俺、お前の事怒らすのだけはやめとくわ」

友「社会的に抹[ピーーー]るくらいなら簡単だったんだけどな」

男「退学させるのに何が難しいんだ?・・・・手加減か。手加減だな」

友「む、明日は休日だな」

男「お前、話の変え方下手糞だな。夏休み明けの中学生みたいになってんぞ」

友「明日は休日だからな。後輩とでも遊びに行ってくるとイイゾ。休日だからな」

男「後輩に命令されたんだな。知ってる」

________

男「どっか行きたいところあんの?」

後輩「へ?」

男「いや、友にお前と遊ぶことをしつこくお勧めされてな。」

後輩「ああ、えっと・・・・っち、悟られましたか」

男「いや、悟られたっつーか丸分かりだわ。そう遊びたいなら言えよ」

後輩「遊ぶんじゃなくてデートです!デートデート!」

男「どこに?」

後輩「先輩の家!」

男「・・・・・遊ぶんじゃないの?」

後輩「ぶーたれてんじゃないですよ。お金かかるんですよ!外出るとなると!」

男「飯くらいは奢るぞ?」

後輩「映画!映画見に行きましょう!」

男「見んのあんのかよ?」

後輩「B級のやつなら安いとこ知ってます!」

男「安いなら何でもいいのかよ、お前・・・・」

一旦切る

再開

翌日

後輩『アナ雪ですか!?』

男「おう。せっかくの休みだからな。最近あんまり金も使ってねぇしな。・・・なんならゴジラでも良いけど」

後輩『捨て難いですね・・・』

男「冗談なんだけどな」

後輩『どちらにしても時間通りにきてくださいよ!駅前ですからね!』

男「おう。んじゃ、きるぞー」

後輩『それじゃ、また後で』

男「おー」

男「まだ時間あんな・・・早く起きたし少し寝るかな・・・」

一時間後

男「・・・んあっ!遅刻する夢見た・・・あぶねー、本眠にはいるところだったぜ。」

男「・・・・。」

男「・・・まだ全然早いけど行くか・・・」

男「うおー。やっべぇ。すげー時間ある。近所で有名な逃げ道の少ない昼間でも暗い危険な道を歩いててもすがすがしい気分だ。・・・すっごい怖いけど」

男「ヤバいな・・・引き返すか・・・」


???「おい・・・待てよ」

男「・・・。」スタスタスタ

???「待てっつてんだろが!」

男「うっせーな。名前呼ばれねぇと声掛けられても応じないようにしてんだよ。トラウマほじくり返すな」

???「ベラベラベラしゃべんじゃねーよ!」

男「んで?あんた誰よ?」

???「・・・こっち向けよ」

男「おーっと?そのご尊顔は、現在『【俺的!】出会ってはいけない人間ランキング!【いけないよー!】』トップのイケメンくんじゃないか!どうしたんだい?今すぐ引き返したい僕のお願い聞いてくれるよね?だって僕達、『別れても私たち友達だよ?』という別れ方をした元カップル位ベストフレンド。セ○クスするのはセッ○スフレンド」

イケメン「だからベラベラしゃべんじゃねぇ!コ口すぞ!」

男「おっとぅ!?ソレはアレじゃないかい!?お魚やお肉、さらには野菜、ニンゲンまで!奥様とサスペンスドラマの味方!『魚と30代のニートを裁きます!』包丁!」 

イケメン「ウルセェ!ウルセェ!大声出すなよ!ぜってーコ口す!」

男「そりゃ無理、ムリムリ。だってイケメン、お前の声量ソレ大声。そして俺今ラッパーの才能再発見!イェア」

イケメン「テメェ!俺は本気だぞ!俺はなぁ、テメェのせいで学校退学んなってなぁ!その上家族にまで捨てられたんだ!こっちに来い!」

男「言われていく奴が居るかよ・・・」

イケメン「・・・来なくても良いぞ?その代わり後輩をコ口す」

男「アイツは関係ねぇだろ・・・」

イケメン「カンケーあんだろが!あのクソアマ!」

男「・・・ッチ。わかったよ」

イケメン「そのまま、刃の先が触れるとこまで来い」

男「・・・早く刺せよ・・・クソ、こうなんだったら早く家出るんじゃなかった」

イケメン「そう楽させるかよ!・・・良いカァ!?今から後輩に電話しろ!」

男「・・・何でだよ」

イケメン「後輩と今ここで別れろ!そしたら逃がしてやる!・・・もちろん。他に言ってもコ口すぅッ!」

男「興奮しすぎだろ・・・はぁ、わかれりゃいいんだろ・・・」

イケメン「ひゃっひゃっひゃっ!物解り良いじゃねーか!ほら!早く!」

男「うるせぇな・・・今するつってんだろ・・・・・・もしもし?」

後輩『ハイハイ?何ですか急に?』

男「いや、少しな」

後輩『エヘヘ』

男「あのさ、良いづらいんだけどさ、」

後輩『何ですか!?あらたまって!ドタキャンですか!?』

イケメン(早く早くぅうひゃひゃひゃ!)

男「好きだ」

イケメン(!!)

後輩『・・・知ってますよぉ!そんな、あらたまって!』

男「ちゃんと言えて無い気ぃしてな・・・幸せになってくれよ!んじゃあ・・・」

後輩『えっ!?ちょっ・・・』

ぷっツーツー

男「っつーこった。こちとら初デートなんだよ。簡単に別れられっか」

イケメン「フゥーッ!フゥーッ!テェェェェェェェメェェェェェェ!」

男「ウワァ・・・お腹パックリ。血ドクドク・・・あ、ヤバ・・・コレしぬ・・・」



???「あれれー?」

男(なんだよ・・・死ぬときくらい静かにしてくれよ・・・)

???「こんな所に現在絶賛初ストーキング中のマイ元ダーリンが血塗れで!」

男(お・・・ん、な?)

女「大変大変!きゅーきゅーしゃ!・・・・あ、もしもし!すいません!大変なんです!男の人が血塗れで!ハイ!はい!一丁目の裏路地です!」

男(・・・・。)

女「えへへへ!マイ元ダーリンに借り作らせちゃった!あ!でも!今度お顔見せたらコ口されちゃうんだった!」

・・・・さよなら

切る。お休み

再開

友「死ななくて良かったな」

男「よかねーわ!腹に穴開いたんだぞ!信じられるか!」

後輩「先輩が屈強な体じゃないせいでアナ雪見れませんでしたよ!」

男「俺が生きてただけありがたいと思えバカヤロー!」

友「む、アナ雪見に行くのだったのか!」

男「だまってろ!」

友「後輩」

後輩「何でしょうか!」

友「喉が渇いた・・・コレで飲み物でも買ってきてくれ」

後輩「えー。先輩が行けばいいじゃないですか・・・」

友「いや、俺今、ほら。マイリトルサンがレッツライジングサン」

後輩「?・・・あー、ハイハイ。ボッキッキ・・・」

切る

再開

男「お前・・・何で勃起なんてしてんだよ・・・」

友「ナースモノにはまってな・・・」

男「ナースってここババアしかいねーだろ」

友「察しろ」

男「俺はババアナース好きの変態と二人きりで同じ空間に居るのが苦痛で仕方ねぇよ・・・」

友「辛辣だぞ」

友「傷はどうなんだ」

男「動くと痛ぇ」

友「しかし奇跡的だな。あんな路地を歩いてる人間がいるとは」

男「この世はすべて偶然と奇跡でできてるってどっかで聞いたことあるな」

友「ホームレスと会話するのはやめろ」

男「俺は奇跡と偶然で社会に捨てられたんだ、って笑いながら泣いてたな」

友「やめて差し上げろ」

男「でもあの路地で助かったのは少なくとも奇跡とかではねぇな」

友「急に何お前湘南乃風みたいなこと言ってんだ気持ち悪っ!」

男「救急車呼んだの誰だと思う?お前」

友「さあな。皆目見当もつかん」

男「女だよ。」

友「冗談を」

男「ホントだって。アイツ、ひょこっと出て来やがってよ、絶賛初ストーキング中のー。とかって言って。殺してやろうかと思ったけどよ、俺が死にかけだったし・・・まぁ、次会った時はボコボコにするだけにしといてやるかな・・・」

友「・・・許したのか?」

男「いんや、大っ嫌いだ。」

友「答えになってないな」

男「この世の全てに答えがあるわけじゃねぇっておっちゃん言ってた」

友「なんか今日ポエミーで気持ち悪いぞお前」

男「うるせぇな・・・」

後輩「買ってきましたよー!もー!この病室自販機遠いったら!」

友「ご苦労。俺は帰る」

後輩「飲み物買いに行けって言ったの誰ですか!」

友「帰りがけに飲むやつだ馬鹿」

後輩「帰りがけに買え馬鹿!」

後輩「さてさて、邪魔者も居なくなったわけですし、Hなことでも・・・」

男「いや、俺激しく動くと傷開くんだけど」

後輩「嘘ですよ。まだ早いだろ、とか言わない辺り素晴らしい童貞っぷりを出していますね」

男「童貞馬鹿にしてるといつか痛い目に遭うからな」

後輩「エッチな事はここじゃダメですけど
・・・キスくらいは良いですよね?」


終わり

終わり!
お前らも遅い更新にモヤモヤする呪縛から解放だ!やったね!

まだちょっと書くかもよ!ゴメンね!

別に働いてもいないしダラダラやってたからみんなに乙って言われてビックリだよ
チャラ男については話に入れずらかったから番外みたいなので出そうと思ってる。
イケメンについては最後の友と男の話し合いで出そうと思ってたけど忘れてた。

暇なので書く

2日後

友「待たせたか」

女「アンタ、呼び出しておいて何遅れてんのよ・・・ん、なに飲み物買ってきてくれたの、案外気が利くわね」

友「投げるから取れよ」

女「良いから早くしなさいよ・・・」

友「・・・ッシュ!」

女「痛い!!・・・アンタソレ物渡すとき投げ方じゃないわよ!敵を倒す投げ方!」

友「投げると言ったろ、それに暴投じゃないだけありがたいと思え。もしオマエに当たっていなかったら誰かに当たっていたのだからな」

女「人に当てておいて何を・・・つか、なんで屋上なんかに呼び出したのよ?」

友「青春の八割は屋上で出来てるってホームレスのおじさんが」

女「こんな鳥のクソまみれのクソ田舎しか見れない場所に青春の大半盗られてたまるか!」

友「お前にはその青春を搾取し続けてきた自覚はあるのか?」

女「全然よ、私は私がしたいことをするだけ。今、私がアンタをココから突き落としたいと思った瞬間、ポーンよ」

友「ふん、まぁいい。聞きたいことは2つだけだ、何故男を助けたか、何故浮気したか、聞いたら帰る」

女「メンドクサイ男ね、アンタも。もう終わったんだし、別に・・・」

友「早くしろ。俺も俺のやりたいことをするだけだぞ」

女「なにそれ、脅し?・・・まぁいいや、・・・二つ目からしゃべった方が早そうだから何で浮気したかだけど・・・イケメンってどうなったの?」

友「男を刺した後、興奮気味に包丁を振りかざしながら大通りを歩き回り、確保。包丁に多量の血が付いていたところから殺人未遂と判明。そのまま逮捕」

女「この事についてはアンタにも非はあるからね。どう考えても追いつめすぎよ」

友「原因を作った人間がなにを・・・」

女「浮気した理由ね、まぁ突き詰めれば性欲よ。」

友「あんなにイケメンに愛してるだの好きだの喘いでいたのにか?」

女「そう。全部、性欲を満たすため。どんなに話に肉をつけてもアンタみたいなのには根底なんてスケスケだからね」

友「・・・。」

女「あえて肉をつけるのなら、男との関係。恋人、という関係を壊したくなかったから」

友「・・・。」

女「私は男が好き、愛してるの。今も、それは変わらない」

友「・・・」

女「だから男が刺されたとき助けた。だから浮気したの。私の汚い部分、欲を出して、男との関係が壊れてしまったら・・・可愛そうでしょ?私も、男も」

友「イケメンは・・・?」

女「あんな顔とおち○ぽだけの男なんとも思ってないわよ、私を満たすためのドーグ」

友「不思議だな。どれだけ熱弁されても俺には男は自分の愛を満たす道具という風にしか聞こえん」

女「アンタも底が見える男ね。私にとってはあの人だけが救いで、あの人だけが癒してくれるの」

友「欲まみれだな。救われたい。癒されたい。満たされたい。新興宗教にでも入ったらどうだ?案外浄化されるかもしれんぞ」

女「おちん○が無ければ私幸せだったのに」

友「無理な話だな」

女「・・・ねぇ、アンタ。私と付き合ってよ。アンタと付き合えば、満たせる気がする」

友「・・・生憎。モニターの中とナース服着たババアにしか恋できなくなってな。まぁ、こんなになんなくてもお前なんぞ絶対お断りだがな」

女「天才ってみんな変態なの?」

友「さぁな。・・・聞きたいことを聞いたし俺は帰る。あと、男から、次会ったらボコボコにしてやる。だそうだ」

女「ホントに可愛いわね。あの人」

友「・・・気持ち悪いな」

これについては終わり!
まだまだいくよ!

やるよ!
今回は
もし高校生の時女の浮気に気づいていなかったら。
だよ!
おやすみプンプン読み返したから変なテンションだよ!

友「なぁ」

男「ん?」

友「もし宝くじで六億当たったら、お前はどうする?」

男「なんだそのオマエらしからぬバカな質問は・・・」

友「良いじゃないか。バカな話は今でしかできんからな」

男「・・・俺は・・・そうだな。どっか遠いところに住みてぇな」

友「気持ち悪いな」

男「俺もそう思った」

四年後

DQN「なぁー。男ー。これから空いてる?」

男「また合コンか・・・?前も言ったろ。もういかねぇって。大体オマエの顔面チョイスは全体的に80年代の香りが・・・」

DQN「それってもしかして高1からずっと付き合ってきたのに先週の初セッ○スで非処女だと判明したあの美人彼女に気ぃ使ってんの?」

男「うっせぇ。大事なのは初めてじゃなくてそこから先だって誰かが言ってた」

DQN「捨てちゃえよー!オマエはいっつも甘いんだよな!そのくせ妙にモテるんだから」

男「余計なお世話だっつの。俺は帰るからな。今日の晩飯はコロッケを作る」

DQN「嘘マジで!俺も行くうーじゃなくて。今日は合コンじゃなくて!」

男「オマエの頭んなか女とSE○のことだけだと思ってたわ・・・」

DQN「んなわけねぇだろがい!オマエにチッと紹介したい奴がいてな」

男「まぁた女か・・・」

DQN「ちげぇよ!男だよ!」

男「へぇ・・・」

DQN「まぁそのアレだよ、バイト先の先輩なんだけどよ。同い年の。ケッコーおもしろい奴でさぁ」

男「俺にカンケー無ぇじゃねぇか」

DQN「聞いてみたらオマエとおんなじ高校だって言うからさ、もしかして知り合いかと思ってさ」

男「えー・・・マジか・・・昔の知り合いとか・・・今は知り合ってねぇじゃねぇか・・・」

DQN「オマエ最近人間不信気味なんだからもうちょい人と触れ合えよ」

男「わーったよ・・・いくよ・・・」

切る

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月26日 (木) 17:12:27   ID: dfSrtoEo

批判なんて気にせず続けてくれ楽しみなんです続きが

2 :  SS好きの774さん   2014年08月18日 (月) 13:41:52   ID: rOQ7rGSN

後輩が非処女だと?

3 :  SS好きの774さん   2021年07月31日 (土) 18:30:18   ID: S:EXTTE-

>>2
後輩かと思ったが高一から付き合っててって言ってるの矛盾してるんよな

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