提督「弾薬箱を持って、燃料を持って、資材の整理をしている御嬢さん」 (635)

提督「弾薬箱よ、美しい弾を持ち、鋼鉄よ、美しく輝く鋼鉄のインゴットを手に持ち、ここで資材の整理をしているお嬢さん。君はどこの部屋に住んでいるの?名前はなんて言うの?この鎮守府は、僕が治めているんだよ。僕こそ名のろう役職も名も」

赤城「……提督、何やってるんですか?」

提督「仕事が嫌だったから翔鶴の目を盗んで抜け出してきたんだ。……今からお前が資材をつまみ食いしないか見張ってやる」

赤城「大和みたいなマネはしませんよ!まったく……ボーキサイトがないのにつまみ食いしても怒られ損じゃないですか」ブツブツ

提督「ボーキサイトがあったら食うのかよ!!!!」

『万葉集』巻一第一歌 雄略天皇の御製歌
籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち
この岳に 菜摘ます兒 家聞かな 告らさね
そらみつ大和の国は おしなべて我こそ居れ しきなべて 我こそ座せ 我にこそは告らめ 家をも名をも 

有名なナンパ歌です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400164707


こんな話や日常生活、説話、昔話とかを元にした話を書いていきます。
艦娘を使う必要はあまりないかもしれませんが、艦これが好きなんです。お許しください!
初SSです。お許しください!

提督「……」ゴソゴソ

翔鶴「ん……提督、どうかされましたか?こんな寒い夜にふとんを押し退けてしまうなんて」

提督「海に沈んでいった艦娘たちは、今どんなに寒い気持ちをしているだろう。僕一人が暖かくして寝るのは、死んでいった艦娘たちに対して無慙だ」

翔鶴「提督……」

「何おっしゃるんですか、艦娘が沈んだ例は今まで一つもありません。縁起でもないですよ」

提督「あ、バレた」テヘペロ

翔鶴「まったく……もしそれで風邪をひいてしまったりして、指示の質が悪くなり沈んでしまったりしたら元も子もありません。さあ、早く服をきてふとんに入ってください……ほら」

『十訓抄』より 
 「一条院は冬の夜、御衣をぬぎて、『四海の民を思ひやるに、われ、ひとり暖かなるべからず』とぞ仰せられける。」

青葉「提督について一言お願いします!」

叢雲「司令官かあ……まあ、そこそこカッコいいわよね」

青葉「ふむふむ」

叢雲「でも、自由奔放でなかなかかまってくれなかったり、秘書官の時は蔑ろにされてるんじゃないかと思うこともあったわ」

青葉「確かに、提督に仕事をさせられるような人じゃないと遊んでばっかりですもんね」

叢雲「そうね、ちょーっと頭が悪かったりしてて、それぞれの魅力がうまく相殺しあってると思うわ。あ、あとセクハラが得意よ!」

青葉「ありがとうございます!それではっ」

叢雲「あっ……まず、ちょ、ちょっと待って!それ何に使うのよおおおおおおお!!?」

『三代実録』
「業平、体貌閑麗、放縦不拘、略無才覚、善作倭歌」
「カッコいいけど、自由奔放だよ!しかも、才学ほぼ無し!和歌はよく作ることができる」

提督「……なあ、加賀」(しぶしぶ仕事をしながら)

加賀「……なんですか」

提督「話をしよう、あれは今から十数年、いや、数年前だったか。まあいい、今も実在する人物だ」

加賀「……その話、長くなりますか?」

提督「いいから少し黙って聞いてくれ。彼には複数の名前があるから、なんて呼べばいいのか……字は藺笠、毛が茂る股に住んでいる人だ。いや、今は剃っているから丘陵に住んでいると言った方が正しいかな?またの名を磨裸と呼ぶ」

加賀「下品な話はあまり好みじゃないの」

提督「その先はスネから出て、身長は七寸くらいだ、大きな口と尖った頭をしてるよ。アゴの下には陰嚢があって、若い時は人見知りだった」

加賀「もう隠す気がないじゃない」

提督「そしてな、公主がかわいがってもなかなか立たないんだが、大人になると朱門に奉仕するようになるんだ」

加賀「なるほど、公主は提督から見た艦娘なのね」

提督「そのまま愛されて開国の英雄に抜擢される。活発でよく考えて行動し、朝早くから夜遅くまで弄ばれる。切磋琢磨して琴絃(3cmくらい)から麦歯(6cmくらい)の奥まで究めないわけではない」

加賀「なんともエッチな話ね。そろそろ終わりにしてほしいわ」

提督「なら早くマラをしずめてくれ。こいつは今暴れん坊なんだ」

加賀「はぁ……」

『鉄槌伝』

提督「……」コツコツコツ

夕雲「あら提督、またここにいらしてたんですか」

提督「やあ、夕雲、こんばんは。海岸で食べるインスタントラーメンは大好きなんだ」パラパラ

夕雲「確かに、ちょっとキャンプみたいで楽しいですものね。星も綺麗だし、風が心地いいわぁ……」

提督「あぁ、あと月明かりが照らす海も綺麗だぞ」ズルズル

夕雲「ふふ、そうね。でも、よく海にいるから美しさを忘れてしまうわ」

提督「そうだなぁ……そうだ、砂漠で見る星空は素敵だぞ。野犬など動物は怖いが、星が降るという表現がよくわかる」ズルズル

夕雲「ん~……、私たちは海とこの鎮守府しか知らないわ。だから、戦争が終わったら教えてくださらない?」

提督「おう、任せてくれよ」ゴクゴク

提督「ふんふん、今日の森はいいな。こんな時は歌を歌おう」

提督「あるー日、森のー中、」

球磨「……」

提督「球磨さーんに、であった」

球磨「出会ったじゃないクマ、提督がかついできたんだクマ」

提督「細かいところはいいだろ?」

球磨「ところで今日は何するんだクマ?」

提督「りんごを取りにきたんだ。リンゴ酒を作るからな」

球磨「おぉーできたらわけてほしいクマ」

提督「もちろんだ、よし、探すぞー」

こんな感じでお酒飲みながら書いていきたいと思います!
前後のつながりはあんまりありません

七月二十八日、歩兵第四十旅団とその隷下の部隊(歩兵第七十九、第八十連隊)に攻撃命令が出された。

将校「少しでも北平を離れるのは嫌だなあ……外暑いから嫌だし!」

あきつ「そうは言っても上からの命令では逆らえないのであります」

将校「とりあえず現状の報告を頼む」

あきつ「了解、歩兵第三十九旅団が南下を開始し、その隷下の第七十八連隊が北平の南郊外、黄村において敵と遭遇、現在も戦闘が続いている状況であります」

将校「なるほど、なら八十連隊第三大隊に後続させて、一個小隊ででるぞ」

あきつ「了解!」

正午近く、将校らは黄村に到着し黄村駅で昼食をとりながら遅れている八十連隊を待つことにした。

将校「うがあああああ、どこ見ても高粱、高粱しかねえ!しかも暑いし!」

あきつ「ホワイ川より北部の地域は冬小麦、あわ、こうりゃん、綿花を中心として畑作が発達しているのであります」

将校「そんなことは聞いてない!」

あきつ「陽がポカポカして温かく、この見渡す限りの青空。あっ、あそこにはトンビが飛んでいるのであります!」

将校「はあ……でも、ここが最前線でなければ昼寝していたな。間違いなく」

あきつ「この近くで味方が交戦状態にあるだなんて考えられないのであります」

将校「お前ほんと暢気だな」

あきつ「そ、その言い方はないのであります!!」

将校「はははは、怒るなって敵がくるぞ」

兵たちもあちこちであけびをもらしている姿が見える。このまま戦闘が起こらなければいいんじゃないかと思っていると、血相変えた伝令が走ってきた。

将校「おいおい、本当に俺らの敵がきちまったじゃねえか」

伝令「師団参謀長からの命令であります。『何ぐずぐずしてるんだ!仕事しろ!第四十旅団は直ちに第八十連隊をつれて右翼にまわれ!!』と」

あきつ「なっ、まだその連隊が到ちゃ……んぐっ」

将校「別にいいじゃないか、行こう。今から一個小隊で右翼隊だ!」

伝令「……?それでは!」

伝令が去っていくのを見送ると

あきつ「ちょ、ちょっと待つのであります!一個小隊では無謀であります!大隊の到着を待ったほうがよいのであります」

将校「まあまあ行けというんだから、行ってみよう。俺もお前らも初陣だ。はりきっていこうぜ!」

その間も将校はどんどん走りだした。

5分ほど走ると第七十八連隊が射撃をしているところが見え、その右に散開することにした。

将校「ここにきたのはいいが、何をしたらいいのかわかんねえな、そうだ」バチン

あきつ「な、何をしているのでありますか?!乗馬ムチなんて何に……ひんっ、痛いのであります!」

将校「ほーれ、かまえろかまえろ!あそこだ!」ユビサシ

あきつ「将校殿、気でもふれてしまったのでありますか?」

将校「そんなわけあるか!(バシン)照準調整をしてやろうって思ったんだ。さっき言った通り俺含めてみんな初めてだろ?いいからお前はついてこい」

そう言うと将校は射撃する兵のうしろに立って指導を始めたが、あきつにしたように兵にムチを振るうことはなかった

将校「おいおい、頼むぜ。どこを撃っているんだ?それじゃ屋根じゃないか。もっと下げて、もっと……うん、よしよし」

将校「待て、そこのお前。ちょっとやめろ。ろくなところを狙ってないじゃないか!ほら、こう狙って……いや、ちょっと左左……ああ、少し右だ」

敵は他の兵士より大きい将校を良い標的に見定めてか、軽機関銃の発射音が聞こえたと思うと、たちまち将校のまわりのこうりゃんがビシビシとはじけ飛んだ。

あきつ「将校殿、危ないのであります!早く下がってください!」

将校「ここまできたら全員に指導するしかないだろ、オイオイ、そこ!どこ狙ってるんだ!」

あきつ「はあ……将校殿は頑固者で死にたがりなのであります」

少しすると、
兵士「将校殿、第三大隊、到着であります!遅れて申し訳ない!敵はどちらでありますか?!」

将校「よしよし、見ればわかるだろ。じゃああとは任せたぞ。あきつと小隊はついてこい」

「了解!」

帰り道

あきつ「大変はらはらしたのであります。もうこのようなことは今後控えていただきたいのであります」

将校「はは、どうかな。俺は自分の目で見たものしか信じないからな。また偵察にでかけるかもな」

あきつ「はあ……将校殿のような部下を大切にする上司を持てて、自分はとても嬉しいのであります」

気が向いたら、また陸軍編も書くかもしれません。
やるならマレー侵攻だと思います
酒が入りすぎて文字が重なって見えたりおかしくなったりしてきたので、今日は終わりにします。
もっと説話や和歌ネタをひっぱってこられるようがんばります

提督「そろそろ出撃しないと上から叱られちまうかもな」

翔鶴「朝の定期便により鎮守府から500カイリに敵艦隊を確認したと報告があがっています」

提督「よくここまで近づいてきたもんだなあ……敵の数はどうなんだ?どうせ小規模だろうが」

翔鶴「重巡2隻、軽巡2隻、8隻の計12隻です」

提督「なんかただの哨戒部隊にしては多くないか?とりあえず戦艦とBC合わせて6人、重巡2人、駆逐4人と、その後続に軽空母2人、空母1人、駆逐4人、あと潜水艦の3人に任せるよ。各艦艇の中でも練度の低い連中を起用してくれ、特に空母は龍驤、瑞鳳、大鳳がいいな」

翔鶴「了解しました」

提督「戦術は、うーん……そうだな。指揮艦大鳳の下、先鋒は移動弾幕射撃で必ず敵と500mは離れているようにしろ。後続は対潜警戒で、先鋒からの支援要求があれば手伝わせろ。潜水艦3人にはその辺の偵察と遊泳でもさせとけ、また、潜水艦の3人の交戦は許可できない。すべての艦娘はいつでも退却が可能なように立ち回ること、空母は敵の増援を確認次第、退却の準備を始めるよう各艦娘に下命するように」

翔鶴「あと、敵部隊の壊滅、および撤退を確認し次第、可及的速やかに帰還するように。をつけ加えておきますね」

提督「よし、じゃあテキトーに作戦発令してきてくれ。今日は晴れだし凪いでいるから大丈夫だろ。んじゃ、海岸で酒飲んでくるわー」

翔鶴「ダメです!まだ片手の指で数えられるほどしか出撃していない子だっているんですから、訓示くらいはしていただかないと……」

提督「あー、わかったわかった。海岸で待ってるから早くつれてきてくれ」

翔鶴「くれぐれもお酒はいれないように、わかりました?」

提督「なんかいろんな子に無能扱いされてる理由がわかったような気がした」

翔鶴「大鳳さん、いらっしゃいますか?」コンコン

大鳳「あら、翔鶴さんこんにちは。どうかしたの?この時間に翔鶴さんが提督を見張ってないなんて、もしかして今日は出撃の日かしら」

翔鶴「よくわかりましたね、提督が久しぶりに仕事をするみたいなんです。はい、これ作戦指令書です」ピラッ

大鳳「えーっと、やけにくだけているのね。指揮艦大鳳の下、下記の21人は近海の敵を撃沈すること。先鋒:戦艦大和、陸奥、伊勢、日向、榛名、霧島、重巡洋艦利根、鈴谷、駆逐艦卯月、谷風、夕雲、荒潮 後続:軽空母龍驤、瑞鳳、空母大鳳、駆逐艦暁、ヴェールヌィ、雷、電 邀撃隊:潜水艦伊168、伊58、伊19……」

翔鶴「では、海岸で提督と待ってるから早くきてね」

提督『作戦に参加する艦はさっさと海岸にこーい』

大鳳「本当に出撃するのね……それに指揮艦だなんて緊張してきたわ。大丈夫、敵は先鋒の方たちの的でしかないわ。大丈夫……」ドクンドクン

提督「はい、じゃあテキトーにがんばってきてね。たぶん撃つのは戦艦とBCだけだから重巡は撃つことがなければいいね」

「了解!」

提督「潜水艦の3人ははしゃぎすぎないように。他の艦からあんまり離れすぎるなよ?」

「「「はーい!」」」

大和「あの……提督、あんまり出撃って感じがしないんですが……こう、小学生の遠足みたいな……」

提督「大丈夫だって、引率の先生と生徒は同数だからしっかり統制できるさ」

大和「そういうことじゃないです!まったく……まあ、他の子たちが傷を負わないようがんばります」

提督「よしよし……じゃあ大鳳、任せたぞ」

大鳳「は、はひ!……失礼しました、噛みました」

提督「違う、わざとだ。いってらっしゃい」

大鳳「そろそろ敵が発見された海域付近ね……なんかみんな踊ったりしてるし……霧島さんにいたってはイナバウアーしてるし……これから殺しあいをするって意識が全くないわ!」

大和「まあまあ、いいじゃない。余裕があるだけまだいい方よ。遭遇する前から必要以上にピリピリしていたらいざという時動けないわ」

大鳳「なんか複雑ね……あ、偵察機が帰ってきたわ。どうやら10km先にいるみたい。ほんと、人型サイズだと5カイリ先でさえ見えないから大変ね」

大和「本当ですか?なら、もう持ち場に戻りますね。勝利の栄光を、あなたに」

大鳳「私はロリコンに好かれる側になんてなりたくないわね。ああ、緊張してきた……そろそろ2カイリね」

大和「攻撃準備射撃よ、第一、第二主砲斉射はじめ!」ドーンドーンドドンガドーン

大鳳「歌舞伎徹甲弾?!」

大和「攻撃準備射撃とは言っても近づくわけでもないから変ね。あっ、もう敵CA2隻が沈んでしまったわ」

陸奥「軽巡も船体の半分は沈んでるしあれはもうダメね。あてずっぽなのによく当たったわ」

大和「戦艦とBCはみんな練度が高いもの、戦いになるわけがないわ」

鈴谷「やーりぃ!1km内に入ってきた駆逐一匹やったよ!」

谷風「Mk 45 5インチ砲、よいっしょー!」

大鳳「なんか一人だけ違う砲持ってない……?あの人ミサイル駆逐艦なの? 」

大和「全ての敵艦の撃沈を確認!」

大鳳「はぁ、よかったー増援もないし、帰投しましょ」

龍驤「アンタ、気張りすぎやで。もうちょっと気楽にやろうや。ウチもあんまり出撃してない組やけどな、哨戒くらい気楽にできなかったら生命を奪うことなんてもっとできないで」

大鳳「それもそうね……そうだ、今日はどんなご褒美がもらえるのかしら?最近はネーブルオレンジのジャムとイチゴジャムを作るのが楽しみって言ってたし、アフタヌーンティかしら」

瑞鳳「勝利の味とダージリンの香り……淑女の特権ね」

大鳳「中将ね……いいキャラしてるわよね、あの人」

その頃提督は
提督「あー……」ボリボリ

マックス「あなた、本当にだらしないのね。将官、それも自分の上司だと思いたくないわ」

提督「えー、別にいいじゃーん。あ、そうだ、そろそろスコーンを焼いてきてくれ。20分だぞ」

マックス「事後のフォローもなしでよくもまあそんなことを言えるのね、わかったわ」

谷風「……」フーッフーッ

提督「よお、谷風ー何してんだ?それ、冷凍庫にあった氷の山だろ?」

谷風「よっ提督ー、翔鶴がこの氷は邪魔だから半分くらい処理してきてとかって言っててな。持ってきたんだ」

提督「へぇー、しかし、なぜ息を吹きかけてるんだ?水が飛んでいるぞ」

谷風「これな、風流だろー氷が溶けるのは春の証さ。また、春になって真っ先に咲く花だね!」

提督「谷風に とくる氷の ひまごとに うち出づる波や 春の初花 ってか」

谷風「そうそう、北海道のオホーツク海側では今日明日にかけて雪が降るかもしれないってね。小樽なんかこないだ25度超えたってのにさー」

谷風「そういえば提督、その手に持っているものはなんだい?」

提督「ああ、森を散策していたら梅が咲いていたからとってきたんだ」

谷風「へぇー、風流だねえ」

提督「だろ?む……そうだ」

谷風「なんだ?うん、いい香りだな」クンクン

提督「息を吹きかけてくれよ。これでウグイスを呼べるかもしれない」

谷風「花の香を 風のたよりに たぐへてぞ うぐひすさそふ しるべにはやるってか」

提督「風流だろ?」

谷風「風流な人は傷ついた人を縛って車に放り込むなんてマネはしないよ」

提督「いかがわしいことはしなかったからいいだろ!」

谷風「本当にそうかなー、うーん?」

寛平御時后宮歌合 十巻本より
左 花の香を 風のたよりに たぐへてぞ 鶯さそふ しるべにはやる
右 谷風に とくる氷のひまごとに うち出づる波や 春の初花

右 花の匂いを風という使者に連れ添わせて、うぐいすを誘う道案内として送ろう
左 谷風にとける氷の隙間から流れ出る波が春の初花である

提督「ふー、やっぱり5月になってもコタツは手放せないな。寒い寒い」

翔鶴「もう!提督ったら、窓を開けてシャツと下ジャージだけで過ごしているから寒いんですよ。ほら、早く服を着てください」

提督「えー、やだやだそんなめんどくさいじゃーん……ん?あれ?コタツの中に何か……」ゴソゴソ

多摩「何かじゃないにゃ、多摩だにゃ……ふわぁ」

提督「まったくもう……呼吸しづらいだろ。ほら、膝の上においで」

多摩「む~~……っ、あはは、やめてよ。くすぐったいにゃー」

提督「ほれっ、うりうりうり」

多摩「も、もうやめてほしいにゃーー、ふかーっ!!」

提督「おお、怖い怖い。そうだ翔鶴、アレ持ってきて」

翔鶴「アレですか?あぁ、猫じゃらしですね。どうぞ」スッ

提督「よくわかったな。ありがとー、ほれほれ」フリフリ

多摩「絶対に釣られないにゃ……うっ、んっ、あっ、思わず手が……もうじゃらさないでほしいにゃ!」

提督「まあいいじゃーん、かわいくって仕方ないんだからさ」

多摩「そんなこと言われてもあんまりうれしくないにゃ……もう、知らない!ふーん」スタスタ

提督「お、どこ行くんだ?」

多摩「森にゃ」

提督「そうか、もうすぐ暗くなるからな。気をつけろよ、夕食までには帰ってきな」

多摩「夕食までに帰ってこられるかはわからないにゃ」

提督「そしたらお前のお椀の上に、立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来ん って書いた紙を下に伏せるからな」

多摩「うわー、それは嫌にゃ。なんか急に帰りたくなって鎮守府に戻ると玄関にお椀とそれを書いた紙があるにゃ。得体のしれないパワーがあるから怖いにゃ~」

提督「だろ?だろ?実家のおばあちゃんがよくやってたんだけどな、飼っていた猫がいなくなった時、塩を猫のえさの皿に入れて、皿の下にこの歌を書いた紙を伏せておいとくんだ。そうすると猫が自然と帰ってくるってさ」

多摩「へー、でもそうすると私は提督のペットにゃ?勝手に飼い主扱いしてほしくないにゃ!」

提督「もうー、そんなこといって多摩はかわいいなあほれほれ」フラフラ

多摩「んっ、んっ……あっ、じゃらすなってばー!!!」ブンブン

『小倉百人一首』より16番歌
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
あなたと別れて因幡の国にゆくが、稲葉山の峰に生えている松のように、私の帰りを待っていると聞いたなら、すぐに帰るよ。

ありがとうございます!
初めてのSSなのでとても難しいです……
外国語を和訳したような日本語なので読みづらいと思いますが、よかったら見ていってください!

昔の話なんですけどね、大破した夜に提督の執務室で入渠するための報告書を書いていると、どこからか謎のバケツを持った妖精さんが入ってきました。

提督「ん、妖精さん、それはまだ試作段階で使ったらいけないもんじゃないのー?」

妖精さん「あたらしくつくったのです」「つかわなきゃもったいない」「やまとさんのはんらはていとくさんにとってがんぷくです?」

提督「確かに大和のおっぱいは見ても揉んでも楽しいんだけどな。まあちょうどいいし、使ってみっか」

私はあんまり得体のしれない物を使用したくはないんですけどね。そもそも摂取(?)方法もわかりませんし

妖精さん「さっさとばけつをやまとさんにぶっかけてでろでろにせよです」「なまぶっかけしたらどうなるです?」「さー?」

提督「おいおい、どうなるのかわからないのか。まあ大和だし大丈夫だろ」

え、わかんないのにかけるんですか?

提督「おし、かけるぞ。いいか?いくぞ?」

う、うわ、ちょっと待ってください!まだ心の準備が

そのままとろとろした冷たい液体をぶっかけられてしまいました、が、なんとなんと破損した部分が直っていくではありませんか!服まで元の状態に戻っていきます!しかも、あの液体がどんどん破損部位に入っていって最後には消えてしまうんです!

妖精さん「これでぜんかいです?」「このあとおふろでしっぽりこづくりするもよー」「かんむすなんてつかいふるされてすてられるのがおちです?」「それはおまえのせいてきしこうですからー」

なんかとっても好くないことを言ってますよこの人たち

提督「これでよくなったな」

精神はズタボロですけどね。今誘ってきたら怒りますよ?

と言って瞬きした瞬間に妖精さんは消えてしまいました。夢だったのかな?と思ったりもしましたが、書き置きがありました。

「これからしゅうりしたいときにはこうしょうにくるのがおすすめ」「わたしたちのどうぐ、おやくだちです?」「いちにちにつくることができるかずにかぎりがあるからいままでどおりのにゅうきょすいしょー」

提督「これは新戦力になるな。もしかしたらこれは出撃先でも使えるんじゃないか?……うん?裏に何か……」

「ただし、ちんじゅふないでしかつかえないです」

残念でしたね、提督

月日が流れ、まだ実用段階に満たなかったバケツは少しずつ改良が加えられ、その数を増やしていくことになりました。

ある時、航空戦隊と戦艦を基幹とした戦隊が大損害をだして帰投しました。その中には私も入っていたんですけどね。

あまりの傷の深さに提督も見積もりが嫌になったのかバケツを使おうという話になりました。

私以外はバケツを知らなかったので、中を見てかけられるのを躊躇する人や普段の入渠をすると言ってきかない人もいました。

しかし、何も言わず私がバケツをぶっかけられ、最初は見た目が悪いものの数分で直る姿を見るとみんなはぶっかけられることを承諾しました。

どうやら提督はどういう理由で直るのか知っているようで、何の躊躇もなくみんなにかけていきました。まったく、テントを張っている姿が情けなく思います。

スコットランドの昔話『妖精の油』

ありがとうございます!洒落たなんてこのクソ提督にはもったいないくらいですね

ところで、NHKで『発見!謎の金銅製馬具 ~古代日本と朝鮮半島の交流史』の再放送がさっきまでやってましたね
見入っててお風呂のお湯がぬるくなっちゃいました……

翔鶴「あら、提督。PS3を出すなんて珍しいですね」

提督「ああ、今日はガンダムUCのEp7公開日だろ?久々に見たくなってね」

翔鶴「御一緒してもいいですか?私も興味があったんで」

提督「それならシアターで、みんなで見ようよ。その辺で暇そうにしてる子を誘って、間宮さんのお菓子を食べながらのんびりしよう。夜は長いからね」

翔鶴「はぁ(二人で見たい、なんて言えないわよね……)」

提督「どうしたんだ?僕は間宮さんからお菓子をもらってくるから、みんなを呼んできてくれよ」

翔鶴「了解!(やっぱり主導権を握るなんて、仕事以外じゃ難しいわ)」

能代「第三護衛艦隊、これより資源輸送任務に就きます!」

提督「おう、Bon Voyage~」

能代「はい!提督もよい一日を!」

能代「……あら?釣り人なんて珍しいわねぇ……そうだ!」

能代「わたの原 八十島かけて こぎいでぬと 人には告げよ あまのつり舟 なーんちゃって、そんな柄でもないわね。はぁ~……」

提督「あいつ、まだ無線は使えることを忘れてるな」

阿賀野「ほんと、能代はうっかりさんねぇ~」

提督「小倉百人一首にはわたの原、から始まる歌が2つあるからまぎらわしいんだよな」

阿賀野「そういえば作者には面白い逸話があったよねぇ……なんだっけ?」

提督「あれか、『宇治拾遺物語』巻三、二つあるけど、49だな。嵯峨いらねーの話だったな」

阿賀野「そーそー、あと子子子子子子子子子子子子もそうね」

提督「子ばっかり言ってるとあいつがくるぞ」

阿賀野「げっ、軽巡じゃあの子にかなわないし、たいさんたいさーん」

???「今日は何の日?」

提督「5月17日は子の日だな」

子日「そう、子の日だよ~子、子、たかむらさんのお話きかせて?」

提督「一応ご先祖さまだぞ……まあいいか。嵯峨天皇の時代にな、内裏に札が立ってて、そこに『無惡善』書いてあったんだ。そこで嵯峨天皇はな、その小野篁を呼んでこれを読めと言ったんだ。ところが、篁は読むことは読める。だが恐れ多くて読めないというんだ。それでも嵯峨天皇が読めと何度も言うから、言ってしまうんだ。『惡(さが)無くて善からん』ってな。それにつけたした言葉が、これは我が君を呪い参らせた言葉である、だ」

子日「へぇー、誰が書いたのぉ?」

提督「まあ落ち着けって。嵯峨天皇が「おのれ以外の誰が書くんだ」って聞くんだ。それに対して「だから読みたくないっていったのに」だ」

阿賀野「なんか私と能代みたいな関係なのかな?仲良さそうだね~」

提督「うわ、いつ帰ってきたんだ。ここで天皇は話をかえる。『ところで何でも読めるんだな』と聞くと篁は『何でも読むことができる』というんだ。そうすると天皇は片仮名で『子(ネ)』を12個書いてみせてこれが読めるか?と聞くんだ」

子日「猫の子子猫、獅子の子子獅子ー!」

提督「そう、答えると天皇は笑って許してくれたという話だ」

阿賀野「能代はイタズラしただけで、たまに許してくれなくなる時あるけど、性さんは許してくれたんだね」

提督「お前……あんまり能代を困らせるなよ。この人みたいに終いには島流しにされるぞ。機会があったら十訓抄でも読むか」

『小倉百人一首』 11番
わたの原 八十島かけて こぎいでぬと 人には告げよ あまのつり舟
大海原を、多くの島を目指して行ってくるよと都にいる私の好きな人に告げてきておくれ。海人の釣り舟。

ちょっと今日から忙しくなるかもしれないです……

そうなんですよね(笑)
これから書くことは、説話というものの特徴に見られることなんですが
・短編で(一応)非創作物語である。
-一編が世間話(人物中心に語られるおはなし・実在した人の逸話)
-人物の一生の一コマを切り取ったもの
-単一でわかりやすく、独立性が強い短小なもの
・伝承されてきた事実の物語であること。
-現実や常識を素材に、話にしているが、事実そのものではない。(その中に、実際起きたかもしれないこと、起きたと言えること、起きてほしいかなーと思っていること、起きてほしくないなーと思っていること。とかが入りこむことが避けられない)(←これは写本されてきたものにも言えますよね。たとえば有名な例だと源氏物語とか。もしかしたらこのSSの中で話のうちにいれるかもしれません)
-偽、真について語り手は責任を負うことはない(ということはさまざまな改変、面を持ち、それらも事実になりえる)
-事実は一つでも、(今書いたように)事実談はいくつもありえる。―語りのためにウソも真実や事実として語られるゆえ、創作もありえる―
・話は単一であり、わかりやすく、短いことである。
-ただし、必要な情報(簡単に言えば5W1Hかな?)を書いている。(だが、書きたいことの目的によって叙述が伸縮自在であること)(←これが説話から物語になることも?)
・細かい心理描写はない。書くなら人物像とか出来事を話の流れの中に、端的に描かれます。
これは狭義の分類に入ります。
間違ってるところがあるかもしれませんが、うろ覚えだから大目にやってやってください;;

友達がくるって言ってたのに来ないからお話を書く時間も削られました……ご飯作りながらぼちぼち書いていきます!

げ、Tabのスペースが反映されてない

提督「おい、マックス」ガシ

マックス「な、何よ、気安く乙女の体を脇に抱えないでちょうだい」

提督「楽天が西武に0-7で負けた。あの西武にだぞ?信じられるか!!!」ワシャワシャ

マックス「頭を撫でないでちょうだい、気持ちが悪いわ。西武の先発は岸でしょ?まあ、仕方なかったかもしれないわね」

提督「4安打だよおおおおおおおおおおおおお、ま、まさかドベ転落も見えているんじゃ……昨年の優勝チームだぞ……」

マックス「負けるたびにこんなことされるのならたまったものじゃないわね」

提督「まさか、バナージみたいに撃つことができなかったんじゃ……翔鶴、お茶の用意を、アッサムがいいな。ミルク、砂糖たっぷりだ」

提督「なんか退屈だなー……うん?足りなかった白、こんなところにあったのか。……そうだ、翔鶴、いるか?」

翔鶴「はーい、なんでしょう?」

提督「麻雀用の台と牌、それとメンツを用意してきてくれ。そうだな、こないだ出撃した空母の3人がいい。白(パイパン)は子ども体型の特権だからな」

翔鶴「はい、でも提督と寝た方々はみんな生えてないと思いますが……」

提督「あーあー聞こえない早く行ってきて」ヒラヒラ

……
龍驤「遊びのために秘書を使うなんて、なんて横暴や」

大鳳「まるでメイドさんみたいだわ」

瑞鳳「あ、ダウントン・アビーの録画設定忘れてたわ。まあ、放送は明日だしいっか」

提督「そんなことはいいから早く牌を混ぜてくれ。ほら、一人25000点だ」ジャラジャラ

大鳳「提督……私あんまり麻雀が得意じゃないの。お手柔らかにお願いね?」

提督「おう、任せとけ。大鳳は俺の右、龍驤は俺の対面、瑞鳳は左な」
龍驤(三人の中で一番うまい、運はそこそこ)
大鳳(一番下手で運もない)
瑞鳳(中くらい。運はいいが生かせない)
提督(運はそこそこ。久々で打ち方を忘れてるからミス多め。たまにニュータイプ。そんなオカルトありえまry)

東一局
親:上家瑞鳳
ドラ5s

配牌
提督9m1p1p2p3p9p9p1s6s南北発発
対面龍驤5m6m2p赤5p8p6s9s9s9s東南中中
下家大鳳2m4m5m3p4p7p9p2s4s5s6s8s西
上家瑞鳳4m4m赤5m6m3p5p3s3s7s7s8s北発中

提督(まあ発鳴きで流すか……ホンイツは最初から狙わない方がいいな)
龍驤(中鳴きそっこーや)
大鳳(何これ?)
瑞鳳(うん、まあそこそこいいわね)発切り

提督「ポンだポン」
9m1p1p2p3p9p9p1s6s南北 発発発
北切り

2順目
瑞鳳「(2sツモか……)ほら、中よ。誰か欲しい人いるんじゃない?」
4m4m赤5m6m3p5p2s3s3s7s7s8s北

龍驤「それや!ポンポーン」
5m6m2p赤5p2s6s9s9s9s東南
2p切り(なんで?)

瑞鳳「(7sツモ、いいじゃない!)北切りよ」

提督(8p引いたか……6sだな)

4順目
提督(うお、発ツモか。ここで加カンできる牌かよ……なんか臭いし持っとくか)
9m1p1p2p3p8p9p9p1s南発 1s切り

7順目
提督(ここで白ツモか……一枚も出てないし、怖いからもっとこう)

大鳳(1mツモ?なんかさっぱりだわ。ツモ切りね)
4m5m8m9m7p9p1s2s4s5s6s8s中
龍驤(なかなかこないわーかすりもせんわ)6mツモ
5m6m7m5p赤5p2s3s9s9s9s 中中中 テンパイ

瑞鳳「(また8mね……これで2回目か)う~~~っ」
4m4m赤5m6m6p6p1s2s3s3s7s7s7s

8順目
提督「(うおおおお、白ツモきた!2枚目きた!)どうした瑞鳳、俺のこれがほしいのか?」ニヤニヤ 見えないよう南を揺らしながら
9m1p1p2p3p9p9p南白白発 発発発 1p切り

瑞鳳「何よ!結局切らないんじゃない!」

10順目
龍驤(9pツモなかなかや)9pツモ切り

提督「ポン!」
9m1p2p3p南白白発 9p9p9p発発発 南切り

龍驤(これでテンパイか?なんか臭いわ~)

瑞鳳「(きた!3m)リーチよ!」
3m4m4m赤5m6m6p6p1s2s3s3s7s7s7s 3s切りリーチ

提督(うひょ~瑞鳳が3s切りしてすぐ3sかよ。こいつの呪いだな)3sツモ切り

大鳳(なんかよくわからないわ……どうしたらいいのかしら?)3mツモ
3m4m5m7m8m9m9p1s2s4s5s6s8s中 9p切り(なんで中持ってんの?)

瑞鳳(げ、白は切りたくないわ~鳴いてる二人が怖い!当たりませんように……)

提督「ポン!(うひょー、こりゃきてるわ)」
9m1p2p3p発 白白白9p9p9p発発発 9m切り

瑞鳳「ほっ……」

龍驤「なんや、瑞鳳そんなんが怖かったんか」ケラケラケラ

大鳳「????」

12順目
龍驤「(なんてもんツモってくんねん!!!2mツモか……こりゃ切れないわ。絶対あたるで)お~、こわこわ。こりゃ瑞鳳のこと言えんわ」
2m5m6m7m赤5p5p2s3s9s9s9s 中中中 3s切り

瑞鳳「ふーん、龍驤はここの隣を持ってきたの?いい判断ね!」3m4mを揺らしながら

瑞鳳「……えっ、(7sツモ?どうしよう……大鳳はわけわかんないっぽいし、危ないのは提督だけね。カンしましょ、女は度胸よ!)カン!さ、嶺上牌は~?あっ、ダメね」
3m4m4m赤5m6m6p6p1s2s3s 8m 7s7s7s7sアンカン 8m切り カンドラ2p

提督「おっ、ありがとさん。(しかも6pツモかよ。こりゃきたわ)カン!ツモ、嶺上開花、発、白、ホンイツ、ドラ1。跳満60003000」
1p2p3p6p 6p 白白白9p9p9p発発発発

瑞鳳「えええええええええええええ?!」
龍驤「は?」
大鳳「????」

提督「これが日頃の行いの賜物ってやつだな!いやー、麻雀って楽しいよね!」

翔鶴「どの口がそんなこと言うんですか?もう、……お酒ですよ」コト

瑞鳳「えっ、だってさっき9m捨てたわよね。まさかずっと発持ってたの?」

提督「おう、なんか臭かったんだよな。あ、翔鶴、ビールも持ってきてくれ。カイザードームのデカいやつな!」

龍驤「はぁー、もしかして瑞鳳に振り込んだ方が安かったんちゃうか?これ。言い方からしてサマを疑うわ。はいはい次々」

大鳳「これってすごいんでしょうか……」

提督「僕が出撃する日ぐらいには珍しいかな」

大鳳「とっても珍しいんですね。これでよくわかるって戦時下の軍人としてどうなんでしょうか……」

提督「いやー、これを次の局まで持っていかれるかなー?」

東2局
親:提督
ドラ:5m

配牌
提督:3m4m5m7m7m8m4p6p8s東東北中 9p
龍驤:3m3m9m2p3p3p8p9p2s3s5s発中
瑞鳳:5m9m2p4p6p1s3s5s9s東南西白
大鳳:1m6m8m5p6p7p2s3s4s赤5s南南北

提督(うわ、マジできた。でも親の時って毎回あがれないんだよなー……鳴くことができればいいけど)
龍驤(むー……いいとも言えないし悪いともいえない牌やな)
瑞鳳「(え、何これ……何この泣きたくなるような配牌)……はぁ」
大鳳(うーん……これって結構いいんじゃないかしら?えっと、5,6,7、2,3,4,5……)

提督「どうした?瑞鳳、ため息なんかするとツキが逃げちまうぞ?」北切り

大鳳(4s……北ね)北切り
瑞鳳「ふん、今ツキのいい人に言われると、なおさらそう思えてくるわね……」

龍驤(1mツモ……いやー3mより5m二枚ほしかったわー)9m切り

瑞鳳(6sツモ……このままツモってくればいいわね)西切り

2順目
瑞鳳(きたっ白2つ目!でもあんまりうれしくない……)南切り

大鳳「それ、ポンです!」
6m8m5p6p7p2s3s4s4s赤5s白 南南南 6m切り

4順目
瑞鳳(ドラ二つ目きた!やっぱり私って不可能を可能に……)東切り
提督「ポン!」中切り

瑞鳳「なんてやな人っ」

8順目
大鳳(4sが3つ……あわわ、2と3と4三つと5……うん?)
赤5m5p6p7p2s3s4s4s4s赤5s白 南南南 白切り

瑞鳳「それ、ポンよっ」
5m5m2p4p6p1s3s5s6s7s9s 白白白 9s切り

提督「チー!(なんとしてもあがらないとな。親の時にアガれないっていうジンクスは今のうちに払拭しないと)」
3m4m5m7m7m7m6p7p 9s7s8s東東東 7m切り

龍驤「なんや、いやに必死やないか。まだ親の時にあがれないクセもっとんの?」

提督「そんなこと言わないでくれよ、あがれないだろ!」

大鳳(5sツモ……これでテンパイだわ!長かったぁ~)赤5m切り

瑞鳳「もいっちょ、それポンよ!」
2p4p6p1s3s5s6s7s 5m赤5m5m 白白白

龍驤「うっひゃ~、なんやこの鳴き麻雀。ドラ4の爆弾が見えてきたで」

瑞鳳「(提督は怖いけど、さっき7m切ったし、たぶん大丈夫よね)……大鳳さんは眼中にないからいいわ」1s切り
大鳳「瑞鳳さんひどいですっ、でもそれ、ロンですよ。南ドラ1、2000点です!」
5p6p7p2s3s4s4s4s5s赤5s 1s 南南南

瑞鳳「……」ズーン

大鳳「提督、どう?これが大鳳の本当の力なんです!」キラキラ

提督(かわいい)
瑞鳳(かわいい)
龍驤(やっすい手やな~まあ大鳳にしては上出来やな)

瑞鳳「見てなさい、次で取り戻してみせるんだから!」

提督38000、大鳳24000、龍驤22000、瑞鳳16000

東3局
親:下家大鳳
ドラ:4p

配牌
提督:1m4m6m8m7p9p3s7s8s9s西中中
龍驤:3m5m8m1p6p6p2s4s7s南北北白
瑞鳳:5m7m2p4p7p8p3s5s5s6s7s白中
大鳳:5m2p2p赤5p5p8p9p1s2s赤5s5s6s7s 4s

大鳳(うん、まあまあ……かしら?)9p切り

龍驤「なんやこれ。なんやこれ、いや~なるわ」ツモ8m 1p切り

瑞鳳「さっすが私ね!これは高くなりそう!」ツモ8m 中切り

提督「あ、瑞鳳、それポンな」
1m4m6m8m7p9p3s7s8s9s西 中中中

龍驤「提督……もう鳴き麻雀やめようや。大人になろ、な?」

提督「やだよ、これだって一つの手だぜ。それに俺はもう勝ち組コースに入ってるから早く流していいんだよ」

大鳳(泣き麻雀って何かしら?)ツモ8s 8p切り

7順目
瑞鳳「(3p……きたっ)リーチよ!高めだから気をつけた方がいいかもねっ」
3m5m3p4p5p7p8p8p3s4s5s5s6s7s 7p切り

提督「おーこわこわ、もう降りよう」ツモ3p
1m3m3p4p7p9p7s8s9s東発 中中中 東切り

龍驤「そんなことゆーて着々と手が進んどるやないんか?」

大鳳(う~……やっぱりなんかわかんなくなってきちゃった)ツモ9m
4m5m9m2p2p赤5p6p1s2s4s赤5s6s7s8s 9mツモ切り

龍驤(なんやこれ、大鳳が9mツモ切ったら9mきよったで。大鳳の呪いやな。亀の呪い、鈍いの亀や)
3m5m8m8m9m6p6p2s3s4s7s北北中 中切り

瑞鳳「(ん~~おしいっ3mが4だったらなあ)ほら、これは当たり牌じゃないからね、しっかり牌を選んで私に振り込んでね」6mツモ切り

提督「やなやつだな~お前」

大鳳「ははは……(9sツモ……赤ドラの方残してイッツー狙ってみようかしら)」
4m5m2p2p赤5p6p1s2s4s赤5s6s7s8s9s 4m切り

瑞鳳「はい、それロンね!リーチ三色タンヤオドラ1、裏ドラはー……乗った!裏ドラ1!ギリギリで跳満ね!12000点よ、さあ、点棒をかえしてもらおうかしら」
3m5m3p4p5p8p8p3s4s5s5s6s7s 4m 裏ドラ7s

大鳳「あわわわ……」

提督「ほんっとやなやつだな~お前」

龍驤「山を積み上げたら最後、ここは弱肉強食の世界となるんやで」

提督38000、瑞鳳28000、龍驤22000、大鳳12000

東4局
親:対面龍驤
ドラ:南

配牌
提督:3m6m7m8m1p3p4p6p2s4s4s6s7s
龍驤:1m4m5m9m4p3s5s9s南南北北北 4m
瑞鳳:1m2m6m9m2p4p7p9p2s7s西発中
大鳳:4m7m7m7m8m赤5p7p4s赤5s6s7s東白

龍驤「(キターーーーーー!!)なんや、結構いけるやんウチ~」9s切り

瑞鳳「なんか口数の少なかった人がしゃべるようになると怖いわね」ツモ西 発切り

提督(……こりゃいいな)ツモ5s 1p切り

大鳳(もうダメかも……)ツモ9p東切り

3順目

提督「いやーなドラさんこんにちは」南ツモ切り

龍驤「おっ、提督が貢いでくれたで。ポンや!あっりがっとさーん」
1m4m4m5m9m3s北北北発発 南南南 3s切り

瑞鳳「うわ、ありゃサイテーね。今のうちに危険分子は落としとこ」ツモ白
1m2m6m2p4p7p8p9p2s7s西西西白 6m切り


5順目

龍驤「(キターーー、これでテンパイや。発がこなくてもホンイツドラ3やで!)いやー、ぜんぜんきーひんなあ。困るわーせっかく手のうちをみせてんのにー」ツモ3m
3m4m4m5m9m9m北北北発発 南南南 9m発ともに残り一枚 4m切り

瑞鳳(絶対張ったわね)
提督(ありゃ張ったな)

7順目
提督(おっ、テンパイだな。大鳳が8pを落としたばかりだし、もしかしたらどこかからこぼれるかもしれん。ダマテンだな)ツモ7p
6m7m8m2p3p4p6p7p2s4s4s5s6s7s 2s切りダマテン

大鳳「うーん……」ツモ8m
2m4m6m7m7m7m8m8m3p赤5p7p赤5s6s7s 3p切り

龍驤(頼む、頼むで……提督が今ニヤっとしたから怖いわー……)2sツモ切り

瑞鳳「まー、こんなとこかしらね!」ツモ北
1m1m2m2p4p7p8p8p9p西西西北白 8p切り

提督「(うわ、マジできちゃったよ)瑞鳳、悪いなそれロンだわ。ピンフタンヤオのみ2000」
6m7m8m2p3p4p6p7p4s4s5s6s7s 8p

瑞鳳「えー……」

龍驤「いや、そこ!そこ!一番悔しいのはウチなんやで」

大鳳(私が8pを捨ててから1順のうちにてんぱることもあるのね。麻雀って楽しいわ)

提督40000、瑞鳳26000、龍驤22000、大鳳12000

南一局
親:上家瑞鳳
ドラ:東

配牌
提督:1m7m9m1p2p4p7p9p1s4s4s南南
龍驤:2m4m6m3p6p7p7p1s1s2s5s8s北
瑞鳳:2m7m4p4p5p2s4s7s8s9s白発中 3m
大鳳:3m5m5m6m8m1p8p3s7s東東西中

瑞鳳「なんともいえないわねー」4p切り

提督(どっちに進むか迷うな……ツモ2sだし、チャンタの夢でも見てみるか。ダブ南もある)ツモ2s 4p切り

大鳳(南場に入っちゃったから場風はつかないけど、これでも鳴いたらドラ3よね……がんばろう) ツモ赤5p 中切り

龍驤(うっひゃー、ドラ表示牌、こんなんないで。自風は諦めた方がいいんかなあ……)ツモ3p 8s切り

3順目

龍驤(南か……まあツモ切り安定ーっと) ツモ南

提督「ポン、これで貸しはなしだな」
1m7m9m1p2p6p7p9p1s2s3s 南南南 6p切り

龍驤「いやー、そりゃないで。あんたあがりすぎや!そろそろウチにわけてわけてー」

提督「やーだね、龍驤にはビーフジャーキーやるよ。ほれほれ」フリフリ

瑞鳳「うわ、中が裏目るなんていやね」中ツモ切り

9順目

大鳳(あ、提督の河に2pが3枚もある。しかも連続……何があったんでしょう)6sツモ切り

10順目

龍驤「なんやねん9mって。ほんと頭くるわー」
2m4m4m6m3p3p7p7p1s1s2s北北 9mツモ切り

提督「それポンな」
1m1p1p7p9p1s2s3s 9m9m9m南南南 1m切り

龍驤「うわー、やっぱやなやつやわ。あんた」

提督「そういえば今日は補陀洛山寺の春祭りの日らしいぞ」

瑞鳳「へー、どこにあるの?」

提督「和歌山らしい。また補陀洛ってのは古代サンスクリット語で観音浄土なんだってさ。いろんな人が観音浄土である補陀洛山へ小船で那智の浜から旅立つ儀礼が有名らしいぞ」

龍驤「ふーん……もう何回ツモ切りすればいいんや!」

瑞鳳「(6sきた!)リーチ!」
3m4m5m4p5p6p2s4s5s6s7s8s9s発 2s切りリーチ

提督「寺といえば今日の世界ふしぎ発見はインドのマハラジャらしいぞ」

大鳳「ニュースが終わったからチャンネルかえたのね……」
2m5m5m6m6m1p5p5p8p8p2s東東

15順目
提督「よし、ツモだ。ダブ南チャンタ 32001600だ」
1p1p7p9p1s2s3s 8p 9m9m9m南南南 ツモ8p

瑞鳳「いやー、ほんと冗談じゃないわね」

龍驤「これもう提督の勝ちでいいやん」

提督「そんなんでいいのか?勝者は敗者のいずれかに閥ゲームを受けさせることができるんだぞ」

龍驤「そんなこと聞いとらんで!!」

大鳳「あははは……はぁ……」

提督「大鳳はおもしろみがないからやらんがな」

瑞鳳「そもそもここまでやられてまだ点棒をむしり取られるってことの方が罰ゲームよね」

龍驤「鬼!悪魔!提督!」

提督「3人!つるぺた!ぺったんこ!」

「「「……」」」

提督47400、瑞鳳21800、龍驤20400、大鳳10400

南2局
親:提督
ドラ:3s

配牌
提督:1m8m3p3p赤5p6p6p9p3s5s6s7s南 6m
龍驤:1m2m2m3m4m7m8m2p2p6s西北発
瑞鳳:赤5m7p8p1s2s6s7s8s8s南白発中
大鳳:5m7m1p9p1s4s東西西北白白中

提督(さっさと大鳳を飛ばして罰ゲームやりたいな)南切り

大鳳(なんか嫌な予感がするわ……)ゾクゾク ツモ8s 4s切り

龍驤「もうこれ狙ってるやん」ツモ2m 北切り

瑞鳳「どうしようかしら……」ツモ赤5m 南切り

4順目
瑞鳳(この手、なんかいやね)ツモ7p
4m赤5m7p7p8p1s2s赤5s6s7s8s8s白発 白切り

大鳳「それ、ポンです!」
8p9p1s7s8s東東西西北中 白白白 1s切り

6順目
提督(ドラ掴んだか……)ツモ3s
6m8m3p3p赤5p6p6p6p3s3s5s6s7s9s 9s切り

大鳳「チーです!」
8p9p東東西西北中 9s7s8s白白白 8p切り

提督「血は見たくないのか」

瑞鳳「血やんだですって、チャンタだけに」(やんだ=嫌だ)

龍驤「それ東北の人じゃないとわからんから」

8順目

龍驤「うっひゃー、この手でドラかー」3sツモ切り
1m2m2m2m3m4m6m7m8m2p2p西西

提督「それポンだわ」
4m6m3p3p赤5p6p6p6p5s6s7s 3s3s3s 6mツモ切り

龍驤「またいやなん拾ってきたであいつ」

瑞鳳「ほんと容赦ないわよね」

提督「う、うるさい!」

11順目

提督(よし、5pツモ。誰かこねえかな)
3p3p赤5p5p6p6p6p5s6s7s7s 3s3s3s 7s切り

龍驤(よっしゃ、6mツモったで。ただ、こりゃあがれそうにないなあ……)
1m2m2m2m2m3m4m6m6m7m7m8m西西 西切り

大鳳「ポン、これで3つ目ですね」
1p9p東東東 西西西 9s7s8s 白白白 1p切り

瑞鳳(きっつぅ……オリよっかな)
4m赤5m5m5p7p7p8p赤5s5s6s7s8s9s 南ツモ切り

大鳳「うーん……(3p……9p切った方が安全だけど……)」

提督「フフ……終わったな……ここでそっちを切る勇気があればまだお前にも勝ちの目があったんだが……ここでそれを切るようじゃ運も尽きた。そこまでだ……大鳳」

龍驤「いや、提督それは違うで。大鳳、今あんたの気配が死んでいた……背中に勝とうという強さがないんや。ただ、助かろうとしたらだめや。博打で負けのこんだ人間が最後に陥る思考回路……あんたは怯えている」

瑞鳳「やっぱりね……検討はついていたけど、案の定ナメた言い方。人をはめることばかり考えてきた人間の発想、痩せた考え……提督、それはやめた方がいいわよ」

大鳳「(な、何よこの人たち……)死ぬなら強く打って死ぬわ!」ダン 3pツモ切り

提督「強打はここじゃ禁止だぞ。あとそれロンな。タンヤオドラ4 満貫だ。12000」

大鳳「……」

龍驤「やったで!大鳳が自滅してくれたわー!」

瑞鳳「縁起したかいがあったわね!いやー、ドベにならなくてよかったー」

提督「……お前ら、なんかすごいな。ほら、大鳳おいで。ごめんな、ごめんな……」ナデナデ

大鳳「提督……」

龍驤「最初にカマかけたのは提督やないか。そりゃーないで!」

瑞鳳「ずるーい!」

提督「夜は長いし、まだまだやるぞ!朝までだ朝まで」

龍驤「徹マンなんて久々やなー、ワクワクしてきたわー」

翔鶴「提督、ビールのおかわりはいりますか?」

提督「ちょっと疲れたからドゥシャス・デ・ブールゴーニュで

これの牌譜です

提督「……」ポイッポチャン

マックス「こんなところにいたのね。翔鶴さん、カンカンだったわよ。また抜け出すなんて何やってるのかしら」

提督「…………」ポイッポチャン

マックス「執務室からギリギリ見える位置なのにここまでこないなんて翔鶴さんも罪な人よね」

提督「………………」ポイッポチャッポチャン

マックス「水切り下手ね」

提督「う、うるさい!集中してるんだから黙っててくれ」

マックス「今日は波も高いし、仕方ないんじゃない?」

提督「ああ……、そうかもな。よいしょっと」

マックス「……雁木、好きなの?」

提督「ここで海を見るというだけで一日は過ごせるかもな。あ、でも本も必要だな。波を見てるだけなのは退屈だ。昔の哲学者とは違ってな」

マックス「ふぅん……」

提督「万物の原理は水であるって言葉を聞いたことあるか?」

マックス「あるけど……、また薀蓄?つきあわされる私の身にもなってほしいわ」

提督「別に深くはないから浅く短い話だ、いいだろ?生きているうちに好きなことをしないで何になるってんだ。死んだら何も話せないし、弁明もできないぞ」

マックス「まったく……そうムキにならないでよ、話だけは聞いてあげるから。話半分ね」

提督「ぐいぐい押せばついてきてくれるから楽だな。マックスは」

マックス「いいから、早く話してよ」

提督「これを言ったのは小アジアのイオニア地方、ミレトスにいたタレスって人なんだ。紀元前624~546年頃に生きた人なんだと」

マックス「確か自然哲学の祖よね、アナクシマンドロスとアナクシメネスと並ぶ」

提督「そう、その人たちは同じミレトス出身なんだ。あ、ちなみにイオニアってのはギリシアの植民地な。また、タレスはエジプトに留学した経験があって、測量学と航海術などに秀でていたらしい。海に近い存在だったからこんな考えが生まれたのかもしれないな」

マックス「私は船みたいなもので、提督よりも海に近い存在のはずだけど、すべては水で成り立つなんてことを考えたことはないわ」

提督「それは我々に哲学があるからだよ。話を戻すよ。経済の発展により交流が広範囲に及ぶようになると、誰にでも通じる言葉が必要になるだろ?そこに地域的、いや、特定のコミュニティ内でしか使えない神話(=ミュトス)は必要ないわけだ。普遍的で、論理的な言葉が経済を背景にして必要になったんだ」

マックス「わかりにくいわ、もっと簡単に説明してちょうだい」

提督「つまり、神無くて善からんってことだな。たとえば、Skyrimで『アーケイに感謝しよう』とか言われたことないか?自分の信仰していない神さまをだされてもさっぱりだろ?そんなようなもんさ。タレスが登場するまでのギリシアでは世界を支配しているのはオリンポスの神々の気まぐれであり、雷はゼウスの錨、地震はポセイドンの怒り、などなど、すべての出来事の背景には神の恣意があったんだ。そうだ、船出するときにはポセイドンにいけにえをささげたりとかな」

マックス「うーん、Skyrimが何かわからないわ。神でなんでも説明できるってことはあるわよね。たとえば、雷について何も知識がなかったらただ怖いだけだわ。航海中に海が荒れてしまったら死ぬかもしれない。穏やかであるならいいけど、一度荒れれば恐怖の塊ね。でも理屈はわからないから、そこに神を出して合理化しようとした。神に愛されることで危険を減らそうとした。でも説得力を持たないわよね」

提督「わかってるじゃないか。経済であっても農業であっても自然は重要だ。そうなると特定のコミュニティでしか通用しない神で自然を説明することはいけない。自然を自然そのものとして説明しなくてはならない。そんな中で哲学が自然哲学として、タレスを始めとするイオニア自然哲学ができるんだ」

マックス「神という外在的要素を自然から切り離して内在的要素で解決しようとしたのね。それで神話(ミュトス)から論理(ロゴス)の世界になったと。」

提督「うんうん、そんなとこだな。自然の精製から説明できるんじゃないかと考えたんだ。自然は多様な存在を持ち、運動変化をする。その運動変化は統一性、法則性を持つ。自然の法則の中に神の気まぐれは許されることではない。あと、法則を見るには思考・理性的活動が必要になるな。つまり、こうだ。自然には大本の原理があり、その原理は変化する。変化はするが統一した形に戻る。さまざまな存在であるが、それらは統一性を持っている。ほら、説明できただろ?」

マックス「海はバラバラではないってことにたとえればいいわね。エーゲ海の波の形はそれぞれあるけど、これはエーゲ海の波であるってことで統一されているわね。したがって、これらには原理があり、それが運動変化してさまざまな波になる。さまざまな波になるけど統一性を持っているという形で原理に戻っているの」

提督「そうだな、あと水は無形であり全形(どんな形にもなれる)、または自ら変化し、自由な形になりえるものだからだな。生命の水もある。だからアルケー(万物の原理)は水であるって言葉が生まれたんだ」

マックス「なんかいろいろと飛ばしたわね」

提督「結構疲れるんだ。いいだろ?さて、ここからイオニア自然哲学は展開していくんだ。これで終わりだ」

マックス「世の中の移ろいと自然の変化はすべて海にうつしだされるのね。ところで質問があるのだけれど、このまま哲学から神はいなくなってしまうの?」

提督「そんなこたぁない。イオニアの哲学者らにとって神が邪魔だった消えたんだ。自然を説明するにあたってな。経済活動の話に戻るが、神は出航するときの船の方向(向かう方向)を決める時にとって何の役にも立たない。時化を説明するときに神をもちだしても意味がない。ほら、邪魔だろ?これからちょっと後には神はいるだろうという哲学がでてくるんだ。神がそのままでてきたり、間接的にでてくることもある。いわば、この話題は社会から神がいなくなるときにでてくるわけだな」

マックス「産業革命の時とかね」

提督「はぁー、疲れたな。そろそろ3時のおやつの時間だな。ホットケーキでも作ってやるよ」

マックス「子ども扱いしないでちょうだい」

提督「すまんすまん、それなら木の実でもとりにいこっか」

マックス「そうね」

提督(わざわざこんな話につきあわせて悪かったな……なんとなく知ってたみたいだし。夕飯は僕が作ってやろう)

スピーチ用の原稿を書かないといけないので、今日明日明後日と投稿が少なくなるかもしれません……
見ている人がいたら、よかったら↓の中から書いてほしいジャンルがあったら教えてください!

・歌
・説話、物語
・なんでもいいから雑学として学べそうなもの
・戦史(一部)
・日常系の話

なかったらこれまでのようにテキトーに書きます……

提督「あ゛~……ふぅー。なかなか進まないな」

マックス「ちょっと、灰でメモが汚れてるわよ」

提督「まあいいじゃん?どうせこんなもの覚書でしかないしな」

マックス「その覚書に対する軽薄な意識が後に響いてくるのよ……」

夕雲「いつも『あれっ、これなんて書いたんだっけ』ってまたあさるはめになるのよね、今は私たちが他の紙に残してるからいいものの」

提督「ぐ……わるいわるい、そうは言ってもだな」

マックス「言い訳はいいから早く書いてちょうだい」

提督「はい……」

翔鶴「ありましたっ、大切な資料を本の栞がわりに使うなんて何考えてるんですか?あと、提督の私室は汚すぎます!本があちらこちらに落ちていて、ペットボトル、空き缶は一か所にまとまっているからいいものの、山になってます」

マックス「ちり紙はその辺に捨てるものじゃないわよ。きちんとゴミ箱に入れなさい」

提督「ゴミ箱はいっぱいだし入らないからおいた方がいいと思ったんだ……」カチカチ

夕雲「はぁ、ゴミ袋に移すという考えは提督にないの?」

マックス「いちいち掃除する私たちの身にもなってほしいわね。この執務室にも机があるからよかったけど、きっとこれは私室でやった方がいいと思うわ」

提督「返す言葉もございません……。はぁ……みんなが僕をいじめるからライターの油がなくなったじゃないか、誰か明石さんのところに行って新しいのをもらってきてくれ」

マックス「自分で行きなさいよ。今のうちにその机に散らばった紙とか本を整理してあげるわ」

提督「やだな、ほら 思ふどち まとゐせる夜は 唐錦 たたまく惜しき 物にぞありけるってあるだろ?それと同じで俺も立ちたくないんだ」

夕雲「横着ね、少なくとも今は楽しい雰囲気ではないから別のことをして頭の中の整理をしてきた方がいいと思うわ。それは提督もわかっているはずよ」

提督「みんなカッカしてるからそうするわ。スタコラサッサ、じゃーなー」

翔鶴「寄り道しちゃダメですよ?まっすぐ行って帰ってきてくださいね、これは提督のことですから」

提督「ほんと信用ないのな」

マックス「しだらない男は嫌われるわよ」

よみ人知らず 『古今和歌集』より

思ふどち まとゐせる夜は 唐錦 たたまく惜しき ものにぞありける
気の合う者どうしが団欒している夜は、その座を立つことが惜しいもんだ

思ふどち=気の合う者どうし、仲間
まとゐ=団欒
たつ・まく

ありがとうございます!がんばります!

みなさんにとって土日はどんな日でしょうか?
>>1
土曜日は世界ふしぎ発見とか、タイムスクープハンターとか
日曜日は笑点、サザエさん、大河ドラマ 
あと、最近だとダウントンアビーがありますね!
一週間で一番テレビを見る日であります

脱字があったので↓
イオニアの哲学者らにとって神が邪魔だった消えたんだ→神が邪魔だったから消えたんだ

提督『鎮守府のみなさん、Privet、今日も横須賀放送の時間がやってまいりました。まず一つ目のおたより』

翔鶴『Вさんからです、これはvでしょうか、あるいはbでしょうか。鎮守府に共産主義を蔓延させることは可能ですか』

提督『可能ですが、あなたは鎮守府がお嫌いですか?カウンセリングは事務の人にどうぞ。では二つ目のおたより』

翔鶴『Yさんからです、食事中に食堂で火災が発生した場合どうなりますか』

提督『私はお答えすることができないので食堂の間宮さんがお答えします』

間宮『空気は食道を避けて肺に入っていくので料理の味に問題はないでしょう』

提督『では三つ目のおたより』

翔鶴『Sさんからです、提督はどうしたら仕事をするようになりますか』

提督『コードレッド、敵が鎮守府の目と鼻の先にきた場合か、あるいはコードScottish-Whiteを参照してください。では最後のおたよりをどうぞ』

翔鶴『Hさんからです。風が心地よいですね、ところで提督はカラスに頭を蹴られたことがあると聞きますが、隣にいた翔鶴さんを蹴ることをしなかった。どうしてでしょうか』

提督『カラスは頭がいいと言われますね、また、ひねくれたカラスはおろかなものを見下すことがあるかもしれません。つまり、頭がよく、ひねくれたカラスは人を見分ける能力があったというわけです』

提督『たくさんのおたよりありがとうございました。また、必要があれば当局の人間が長期休暇を与えるべき方のもとへ向かうことがあるかもしれません。では、次回の放送をおたのしみに』

忙しすぎてどうしようもないのでエレバン放送からと、ふと思いついた下ネタを書きました
もしかしたら明日は投稿がないかもしれません。
その時は明後日に説話、和歌、戦史ネタをあわせて投下しようと思います。
検証検証検証……

提督「呑みすぎた……きもちわる……海さんごめんなさい」ゲロゲロボチャボチャ

マックス「酔った勢いで人を襲うなんて大人にはなりたくないわね」

提督「襲われたのがお前でよかったな……おえっ」ゲロゲロ

マックス「月も海も綺麗なのに陸の人間ときたら、ここまで汚くなれるものなのね」

提督「まず……、めまいしてきた」

翔鶴「提督っ、大丈夫ですか?!」

マックス「大丈夫に決まってるじゃない」

提督「はぁぁ……海ならず たたへる水の そこまでに きよき心は 月ぞ照らさむ マックスと僕は合意の上だ」

マックス「罪の塊のような人が何言ってんだか。お月様に底を照らされたらいろんな娘に大目玉ね」

翔鶴「提督、次からは少しおさえましょうね……」

提督「オエエ……」ゲロゲロゲロ

海ならず たたへる水の そこまでに きよき心は 月ぞ照らさむ
海より深くたたえる水の底までも月は照らすに違いない。私の心が底まで潔白であるのも、お月様は見てくださるだろう

のみすぎて気持ち悪くて二日酔い間違いなしの状況なのでまた明日書きます……

大淀「(最近提督がいつにもましてだらしないです……ちょっとこらしめてやりますか)妖精さん、提督を連れてきてもらってもいいですか?最近サボタージュがすぎるのでお説教をしたいと思います」

妖精さん「りょうかーい」

大淀「サボったら翔鶴さんにお説教をしてもらっていましたが、ここまで再犯が多いなんて翔鶴さんも甘すぎますね」

―――
瑞鶴「ほら、提督さんしっかり立って」

大和「大丈夫ですよ、たぶんすぐ終わります」

提督「待って!大和はどんな根拠があってそんなこと言ってるの?!」

大和「資材のつまみ食いくらいならすぐ赦されましたから」

瑞鶴「それはもっと叱られた方がいいと思う!」

提督「え、ちょっと待って大和何やってんの!?またやったの!?というかどうして叱られる前提なの?いやだーー」

瑞鶴「うっさい!さっさと歩け!」

提督「大和はあとで尋問だからな、ちくしょう!」

大和「八つ当たりはよくないですよ?あ、ねっとりとした尋問なら喜んで待ってますから!」

瑞鶴「妖精さん、これでいい?」

妖精さん「ばっちりー」

大淀「やれやれ……ずいぶんと遅かったですね。妖精さんに頼んだはずですが……まあいいです。大和さんと瑞鶴さんありがとうございました。もういいですよ」

瑞鶴「せいぜい搾られてきなさい!」

大和「では、失礼します」

提督「……で、何すんの?仕事に疲れたなら、揉むくらいならしてやるぞ」

大淀「ふざけてるんですか?」

提督「少しでも誠意を示そうと思った次第です」ビシ

大淀「まったく……それはいいでしょう。今日は提督に処分を下しに呼んでもらいました」

提督「処分?!なぜですか?!」

大淀「自覚がないなんてよっぽどなんですね。いつもサボって何をしてるんですか?」

提督「艦娘のみんなと親睦を深めるために何かしらをしております。私も艦娘も同じくこの鎮守府で戦っている者、その親密さがやがて生死を共にする戦場での強固な団結の基礎になるでしょう」

大淀「その戦場があるとしたらあなたの失敗が続きに続いたあとでしょうね。事務はたいしてできないでしょうし、私や翔鶴さんがやりますからいいのですが……(まずった、理由が浮かばないわ)」

提督「ホワイトカラーの仕事はあまり好きではないのですが、今後は努力していく所存であります!」

大淀「(調子狂うわね……)もうっ!提督は悪い人ですね。なら、上手い歌を詠めば許してあげます。気分転換にもいいですし」

提督「ちょっと待って……としを経て 頭の雪はつもれども 下とみるにぞ 身は冷えにける」

大淀「日が過ぎて頭上に積まれる書類は増えましたが、床に置いてある書類の山を見て凍えるような思いだ でいいですか?よくこじつけたものですね。いいでしょう、赦してあげます。しかし、明日は出撃するように」

提督「もういい?」

大淀「いいです。あまり翔鶴さんを困らせないであげてくださいね」

提督「イエーイ!やっぱり人は情けをもつものだね!」

大淀「でてけ!」

『宇治拾遺物語』 歌詠みて罪を許さるる事

としを経て 頭の雪はつもれども 下とみるにぞ 身は冷えにける
年をとって頭の雪はつもったような白髪になりましたが、楚(霜)を見ると身は凍えるようだ

ビスマルク「やー、久々の出撃ね。うれしいわー!ただ、提督の尻拭いってところが気になるけどね」

鈴谷「なんか通商破壊らしいねー!隷下の艦なしとか怖いわー」

ビスマルク「既に潜水艦の人たちが多くの戦果をあげた後だったけど、それでもまだ敵の封鎖が突破できないらしいわ。そこで私たちが出撃するわけよ!く~っ、このビール最高ね!」

鈴谷「ちょっと目的地は遠いけど、この霧じゃ発見されることもないだろうし、楽な仕事になりそぉ」

―――
敵機「スデニ敵ノ新型ヲ含ム戦隊ガ泊地ヲ出港シタヨウデス」

深海提督「オッケー、ウチノ戦艦ウェールズト空母ヴィクトリアス、巡洋艦四、駆逐艦七ヲ向カワセルワー。ガンバレヨ」

ウェールズ「ハーイ、補給線ハ大事ダモノネ」

深海提督「今ノ時期ハ霧ガ深イカラナ。見失ッタラオシマイダゾ。アトフッドト合流シテクレ。オ前ハマダ未熟ナンダカラ無理スルナヨ」

ウェールズ「ワカッタワカッタ、ジャ、イッテクルワー」
―――

ビスマルクたちが出港してから2日

ノーフォーク「哨戒ッテダルイネー」

羊「マー、シャーナイジャン?コノ海域ニ敵ガイルラシーヨ?」

ノーフォーク「戦艦ガイルッポイシ、会敵シタクナイネー」

羊「ダヨネー……ン?アソコ!敵イル!」

ノーフォーク「マジ?フッドニ連絡スルワ!」

鈴谷「なんかあそこに敵いるよ!」

ビスマルク「ホント?あ、見つけたわ!距離は……1300ってところかしら。主砲斉射、はじめっ!」

ノーフォーク「ゲゲッ、見ツカッタ!霧ノ中ニ入ルワヨ!触接ハ続ケルワ!」

ビスマルク「急斉射早く!……至近弾か」

鈴谷「いっそがしーわー」

ビスマルク「近々敵の大部隊が来るかもしれないわね。気をつけていきましょう」

翌朝午前五時半

ウェールズ「敵戦艦発見!距離2600……ッテトコロネ」

フッド「私モ見ツケタワ」

ノーフォーク「ヤッタ~味方ダ!」

羊「モウ、今日ハ本当ニ沈ムカト思ッタワ。マサカコンナ危ナイトコロダッタナンテ……」

ビスマルク「敵よ!鈴谷、寝ぼけてないで早く起きて」ピチャ

鈴谷「あぁ……水が冷たい……」

ウェールズ「距離2300、フッド、イクワヨ!斉射ハジメ!」

ビスマルク「撃ってきた!鈴谷、先行してるフッドを狙うわよ。彼女は速いけど防御力はないわ。いいわね?」

鈴谷「やっるじゃ~ん、任せて!」

フッド「肉迫スルワヨ!ツイテキテ!」

ウェールズ「ワカッタ」

鈴谷「うりゃー!やったー!当たったよー!」

フッド「ゲッ、アッブネー、艦橋ニ当タルトコロダッター。消火イソイデ!デモ撃チ続ケテ!」

ビスマルク「どこ狙ってんのよ!主砲三斉射、ファイエル!」

フッド「ギャッ、ナンデ私バッカリ!アッチモ狙ッテヨー!……ヒッ、シールド全損?!ソン」ブチッ

ウェールズ「……弾薬庫ニ誘爆シテ真ッ二ツカ……ムゴイ。私一人カ……副砲モ撃テ!ドチラカ片方デモ沈メルンダ!」

ビスマルク「グロテスクね……敵とはいえ同情するわ。ああはなりたくないものね」

鈴谷「うぅ……しばらくはお肉食べられないかも……」

ビスマルク「いたっ、被弾したわ!二発……浸水したわね……電動機故障か。作戦は継続可能だけど……」

ウェールズ「グッ……モウ何発目ダ?一〇発以上カ……浸水モシテル。一番砲塔ハ動カナイ。モウ無理ダナ。ソコノ駆逐!煙幕ヲ張レ!」

駆逐艦「コクッコクッ」

ウェールズ「ノーフォークサン!ドウスルノ?」

ノーフォーク「コレ以上戦ッテモイイコトハナイ。戦闘ハ終ワリダ。ウェールズハ泊地ニ帰投シテクレ」

鈴谷「はぁ……これで水柱が立つことはない……よね?死ぬかと思ったー!」

ビスマルク「うーん……たぶんあれ敵の旗艦だったわよね。大規模な追撃間違いなしね。この規模じゃ応戦も振り切ることは無理よ。残念だけど帰投しましょ」

鈴谷「りょーっかい!」

―――
深海提督「フッドガ沈ンダカ……ネルソン、ロドネーヲ向カワセロ!ラミリーズモ向カワセロ!予想進行ルート上ニナ」

深海提督(コレデ帰投シテクレレバイインダガ……苦シイナ)

深海提督「まあ、また建造すればいいんだけどね!さーって1/7スケールのル級ちゃん作ろーっと」
―――

提督「……翔鶴、ビスマルクたちが帰ってくるからドックをあけといてくれ」

翔鶴「はい、デカールはここに置いておきますね」

提督「おう、ありがと。リゼルはかっこいいな~」


ビスマルク「作戦終了、帰投しました」

提督「おっつー、鈴谷は?」

ビスマルク「疲れて寝てるみたい。いやー、敵艦載機の追撃がきて驚いたわ。一発くらっちゃったし。でも、仕方ないわよね。うんうん」

提督「そんなことがあったのか。いや、そんなところで済んだのか。よかったなー」

ビスマルク「どういうこと?」

提督「いやー、大口径持った戦艦がお前らの追撃に行ってたからな。正直、交戦してたら中破ぐらいはいくかなーと思ってたぞ。よかったよかった。修理が終わったら休んでいいぞ」

ビスマルク「はーいっ、提督、今晩は付きあってね」

提督「なら一杯目はブラッディメアリーが飲みたいな」

ビスマルク「ふふっ、白兵戦ならこっちが血まみれになっていたわね」

和歌、説話、戦史終わりました
なんか微妙ですけど、これからいろいろやっていきます

瑞鶴「提督さん、どうしてたばこのはこを洗っているの?」

提督「やーだね。教えない」

瑞鶴「えー、教えてよお」ユサユサ

提督「しゃーないな、ならビール持ってきてくれよ。そしたら教えてやる」

瑞鶴「じゃあこれで教えてくれるのね。どうしてたばこの箱を洗っているの?」

提督「お前みたいなまぬけからビールをせしめるためだよ」

ある日、大和は提督に強姦された。提督は満足そうに言った。

提督「なかなかよかったぞ、これからどうするんだ?」

大和「ひどいです……執務室に戻ったら翔鶴さんに言いつけますからね!提督に無理やり押し倒されて、服を脱がされて、5回もされたって!」

提督「5回?1回しかしてないぞ!」

大和「なんですか、強姦しておいてこの後用事でもあるんですか?」

マックス「どうしたの?今日はやけに嬉しそうだけど」

提督「いやあ、今日は寝すぎて頭が痛いんだ!」

翔鶴「提督、ナシです。どうぞ」

マックス「頭痛がするのに、どうして喜んでいるの?」シャリシャリ

提督「僕の頭にも中身があったってことがわかったからさ」シャリシャリ

提督「大和、お腹すいた」

大和「私もぺこぺこですぅー……」

提督「間宮さんに何かもらってきてくれ」

大和「はーい」


間宮さん「じゃあ、このお饅頭を持っていってください。一袋16個ありますから、提督と一緒に食べてくださいね」


提督「お、お帰り。何がでるかな~……って、これ1個しかねーじゃねーか!どういうことだ」

大和「提督は優しいので半分こにしようと言うだろうと思って、予め8個を食べました。8個を持っていったら提督は半分こにしようと言うので4個食べました。それを繰り返したら残り1個になってしまいました。では、提督、半分こにしましょう」

提督「お前まだ食うのかよ……」

明石「執務室の電球が切れたら電球を取り替えるのに何人必要ですか?」

大淀「取り替えるべき提督がサボってまず一人、その提督を追いかけるマックスさんで二人目、提督が放り投げた書類を片づける翔鶴さんで三人目、夕雲さんが電球を取り替えて四人目。合計四人ね」

翔鶴「執務室は提督の気分で灯りがかわるのでわかりません」

マックス「いるべき人がいない部屋の電球を取り替える必要があるの?」

響「電球の配給に並ぶ人と他の部屋に盗みに行く人とロウソクに火を灯す人が必要だから三人だよ」

夕雲「一人で取り替える以外に何があるのかしら?」

コピペ改変スレになったんです?

>>96
説話にしても物語の一部にしても一つの作品だけから出すのもどうかと思ったんですが、短くてわかりやすいって話を探すのがなかなか難しくて……
和歌ならすぐ終わるんですが和歌だけ書くのもどうかと思いまして、気分転換に書いてました……すみません……

大井「あら、提督……何を焼いているんですか?」

提督「ああ、海賊焼きだよ。大井も食うか?量が少ないから二人分しかないけどな。誰かこないかなーって待ってたんだ」

大井「海賊……?竹に豚バラを巻いて塩コショウで味付けしてるのに?」

提督「見た目は山賊っぽいよな!海が職場だし、別にいいだろ?ほら、座った座った」

大井「なら海賊らしくいただいていっちゃいます。少しコゲがついた方がきっとおいしいですよ!」

提督「そうだな、うーん美味い!バーベキューの時期はこれが楽しみだな」

大井「あ、そっちのやつ回さないとスミになっちゃいますよ?で、今日の聞き係は私なのね」

提督「格好の獲物だな。今日は何の話をしようかな、和歌は気分じゃないし、和歌の地位についてでも簡単に話してみるか」

大井「結局和歌の話じゃない。まあ、たまには提督とお話するのもいいかな」

提督「昔、入道殿が……あっ入道殿って出家後の道長な。大井川で遊んでいた時にな、漢詩文の船・音楽の船・和歌の船に分けて、その三つの道に優れている人を乗せたんだ」

大井「私以外がきたら何の話にしてたんですか?ま、いっか」

提督「少なくとも大鏡から道長の話はしようと思ってたな。そこで大納言公任がきた時に、入道殿が『あの大納言はどの船に乗るつもりなのか』って言うと、大納言は『和歌の船に乗りましょう』と言って歌を詠むんだ」

大井「大納言公任って百人一首にもでてる人よね」

提督「おう、知ってたか。その公任が詠んだ歌がこれだ をぐら山 あらしの風の さむければ もみぢの錦 きぬ人ぞなき」

大井「小倉山や嵐山から吹く風が寒いから、紅葉が体について、紅葉の錦を着ていない人はいない ってことね。ヘタしたらただうっとうしいだけよ」

提督「そんなこと言わないでくれよ。関係ないが木の上から落ちてくるヒルとか虫は嫌いだな、ゾッとする。この歌は自分から和歌の船に乗ると言っただけあって上手かったな。で、この人自身が言ったかもしれないことだが『漢詩文の船に乗るべきだったな。それでこの歌ほどの漢詩を作っていたら名声も和歌を詠んだ時より勝っていたのに。残念なことをしたもんだ』」

大井「上手な和歌より上手な漢詩の方が、評価が高かったのね」

提督「和歌は私的なことで、漢文は公的な物だからな。また、政治に深くかかわら……やっぱり長くなるからやめるな!……で、続けて『それにしても入道殿が、どの船に乗るんだ、と言った時は心驕らずにはいられなかったな』と言ったらしい。一つの事が優れているってだけでも難しいのに、どの道にも優れているということは昔にもなかったって話だ」

大井「提督も見習ってほしいわね。もう話も海賊焼きも残りはありませんね?じゃ、北上さんと演習してきます!」

提督「あ、あいつっ、少しくらい掃除に手伝ってくれてもいいだろ!はあ……」

『大鏡』 三船の才より

鈴谷「提督ー、哨戒終わったよー!はぁ……疲れたぁー」

最上「航空巡洋艦を哨戒に出すなんて何考えているんだい?やりにくいったらないよ……」

提督「まあいいじゃん?たまには出撃しないと疲れるだろ。ところで、帰投するのを見ている時にふと思ったんだが、お前らってカタパルト以外からは水上機を出さないのか?」

鈴谷「う~ん……あとは海に落としたら勝手に飛んでいってくれるかも」

最上「それ以外は……考えたことはないよ」

提督「M9HEATみたいに飛ばしてみたくないか? ttp://grenadelauncher.com/ こんな風に」

最上「え、これどうやって使うの?なんか嫌な予感しかしないけど」

提督「15.2cmか20.3cm連装砲に装着して、空包射撃によって推進力を得てして発艦させるとできると思うぞ」

鈴谷「何それやってみたーい!どうやってやるの?」

提督「こっちの方が、時間が短縮されるし実験してみてもいいかもな。妖精さんにデバイスを作ってもらってみるか!んじゃ、戻っていいぞ。お疲れさん」


日向「それ、した瞬間にバラバラになったぞ」

提督「どこからでてきたんだよ。というかお前35.6cmでやったろ!中口径砲でやってみたくないか?いや~楽しみだ」

日向「そうやって謎の兵器ができていくんだな……ところで私はXFY-1がほしいな」

提督「うわっキッモー。どこから発艦させるつもりだったんだよ……お前は ttp://www.engadget.com/2004/08/03/your-own-personal-vtol-aircraft/ で我慢してくれ」

日向「これこそどうやって使うんだ!……まさか」

提督「空から掩護に行けばいいじゃないか。戦艦なら敵のど真ん中に数人落として内部から崩壊させることもできるぞ」

日向「ふざけるなっ……!」

マックス「またずいぶんと美しく滑り落ちたわね」

提督「いやあああああああああああああ灰皿てめええええええええええ」

マックス「全部自分が悪いんじゃない。あーあ、絨毯が真っ黒よ。しーらない」

提督「雑巾、雑巾持ってきてくれ」

マックス「はいはい……」ポイ

提督「灰が舞う床を見たら砲兵全盛になった時代を思い出した」

マックス「掃除機でなかなか吸えないあたり、砂埃よりタチ悪いわよ……ホウキ持ってくるわね」

提督「翔鶴」

翔鶴「あ、はい窓はすべて開けました」

提督「マックスが掃くまで一服するか……」

翔鶴「絨毯以外しか掃除しないんですね……少しは自分のしたことの責任くらい持ってください!」

提督「そうだそうだ、ダーダネルスの話でもするか」

翔鶴「重航空巡洋艦が通過することのできる海峡ですね」

提督「あまりそういわないでやってくれ。黒海は重要なんだ。第一次世界大戦の頃、各戦線で苦戦が続いている時にイギリスは敵の勢力圏や海外植民地を奪いに行く戦略を行ったんだ」

翔鶴「まずダーダネルス海峡、ガリポリ上陸ですね。たしかチャーチルが推進した……」

提督「そうそう、僕はあまり好きじゃないんだけどな。固着した西部戦線ではなく、別の地区に戦場を招いて機動戦に持ち込むという考えだったらしいな。また、ここを抑えればイスタンブール攻略にも向かえるし、黒海を通してロシアに軍需品を送って支援をすることもできたんだ」

翔鶴「もちろんマルヌの後ですね。タクシーで有名な。あとロシアは東部戦線の他にカフカスの戦線もかけもっていましたね」

提督「んで、十五年一月にはダーダネルス海峡の要塞を制圧することを決めていて、二月下旬から旧式戦艦二十隻、だいたい12インチ(30cm)砲を持ってるやつだな。あと巡洋艦五隻でちょっかいかけてたわけだ。そして、三月十八日に三十八隻の艦隊で両岸の砲台を制圧しながら突破しようとしたんだが……これまでの砲撃で戦力にならないと見た砲台が動き出して攻撃を始めたんだ」

翔鶴「艦隊は戦艦が十八隻とその他ですね。この艦隊が私たちだとしたら大混乱して指揮、統制もとれません」

提督「しかも海岸付近にオスマントルコ軍が敷設した機雷もあって、それに触れた戦艦が沈没するという事態にまでなったんだ。この作戦で被った損害は、戦艦が三隻沈んで、三隻が大破していたんだ、他の艦の損害も多いだろう」

マックス「よかったことと言えば艦が旧式でとても敵の主力とは相対できない艦だったってことね。また、オスマントルコ側はこの勝利で士気が大きく上がったはずよ。なんたって看護が必要なほどの国家が英仏混合軍に勝利したんだから」

提督「お、お帰り。でもお前言いすぎだ。しかもトルコ側にはお前んとこの人間もいるんだぞ!陸軍だけどな。これで海峡突破を諦めて、かわりに陸軍を上陸させて陸上から海峡を制圧しようとしたんだ。ちなみに要塞砲は36cmぐらいのが49門もあり、野戦砲もあったそうだ」

マックス「オスマンはNTWで辛いのよ」

提督「それならCiv5でオスマンやるか。僕はモンゴルな。四月二十五日に上陸するんだが、当然敵も兵力を増強してるよな。また、火力支援も足りないからヘレス岬ってとことアンザック海岸を見下ろす形になっている高地を取ることもできなくて、トルコ側の砲火を受け続けていたんだ」

マックス「いやに適当じゃない」

提督「いいじゃん。八月六日には第二次上陸があったりしたんだがやっぱりダメで、十六年一月に英仏軍は得るものもなく撤退することになった。二十五万人の損害を出してな。また戦艦も7隻とか失ったらしいな」

翔鶴「でもこの作戦は今後の上陸作戦に大きな教訓を与えたとして残っているんですね。たとえばノルマンディとか、艦砲支援とか」

提督「そういえばこの戦いはイースター蜂起の歌にもでてるな。It was better to die neath an Irish sky than at Suvla or Sedd el Bahr. ってな」

マックス「スヴラ湾やヘレス岬よりもアイルランドの空の下で死んだ方がいい、ね。英軍に従うより英軍と戦うのね」

提督「あー、疲れた。やっと掃除終わったな。昼寝するわ」

https://www.youtube.com/watch?v=13MQFCfCYdQ

ああ、疲れました。温泉に行ってきます。
また夜にきますね!

あと「和歌は私的なことで、漢文は公的な物」ってこれ間違ってますね、和歌じゃなくてかなでした

マックス「提督、ちょっといい?」コンコン

提督『マックスか、いいぞ。入ってくれ』

マックス「主力艦隊の装備について質問があるのだけれど……な、なにこれ」

提督「なんだ?」

マックス「一昨日掃除したばかりなのにどうしてこんなに部屋が汚くなるのよ!!服は散らかしっぱなし、本棚に入れた本は山積み」

提督「服は……まあいいだろ、着やすいし。本は読みたくなったから持ってきたら積んじゃったんだ。また読むのに本棚に戻すなんてだるいだろ?」

マックス「はぁ……どこまでも横着なのね。ゴミがないからまだいいかしらね」

提督「で、質問ってなんなんだ?」

マックス「索敵要素を増やすって話なんだけれども、今こっちの艦隊に配備されている装備を……」

ウィスキーが入って気持ちよくなってきました。今から書き始めて3時くらいにだせればと思います
今日のエネルギーの奔流と歴史と民族から考えるウクライナ、おもしろかったですね。
いずれネタとソースが集まったら軽くやろうかなと思っていたテーマなのでタイムリーでした。
そういえば、マックスってツヴァイになると時報も追加されるんですね……知らなかったです;;;
はあマックスちゃんマックスちゃんマックスちゃんが
今Lv4ですよ!4!うちのマックスちゃん!4っていう字が死に見えてきます。Я в отчании.

提督「あー……気持ち悪い……翔鶴、ポカリ持ってきてくれ」

翔鶴「吐くときはトイレでお願いしますね……」

マックス「あなた、昨夜何を呑んだか覚えてる?」

提督「はああ……ウイスキーとペプシ割りから、お湯割り芋焼酎だったかな……」

マックス「やっぱりそこまでしか覚えてないのね……」

提督「あと何したっけ……」

マックス「ウイスキーとジンとペプシを割って飲んでたわよ。提督だと危ないからやめた方がいいわ」

提督「げ、マジか。自分は絶対にそんなことしないって決めてたんだけどな……」

翔鶴「今度はYorshまでやりそうですね。はい、ポカリです」

提督「お、ありがとう。Yorshは頭おかしいから絶対にしないぞ。失神しちまう」ゴクゴク

マックス「そういえばビスマルクがそれやって悪酔いしてたわね」

提督「何やってんだあいつ……おえ、きたきたきた」

翔鶴「提督、これ!これに出してください、床はダメです床は!」

提督「ありがとう……」ゲロゲロ

マックス「みっともない……見てられないわ」

ビスマルク「ところで私の評判はこの鎮守府じゃどうなっているの?」

提督「ビールおばさんってところだ、ちょ、ごめんウソウソ殴らないで」

ビスマルク「本当は?」

提督「えーと、だな…… ビスマルク「次嘘言ったりひどいことだったら殴るから」 そんな殺生な!」

提督「て、鉄拳宰相……いでえ!ほら、やっぱり鉄拳じゃないか!」

ビスマルク「つまらない冗談を言うからよ。はぁ……」

提督「そう落ち込むなって。大和と負けず劣らずいい評判だぞ。まあ、それよりもシェフィールドの方がみんなは好きみたいだけどな」

ビスマルク「ど、どうして昔の敵なの?!あの人何かしたっけ?!」

提督「翔鶴にお仕置きをされそうになった瑞鶴が直前に放ったのが最初なんだけどな、『ワレ、ズイカク、味方ヲ攻撃スルナ』と発光信号を送ったんだ。それから元ネタを調べた艦娘の間で、演習中にふざけるやつが増えたんだ。フレンドリーファイアなんて冗談じゃないんだけどな。当たらなかったからいいが。しかし、何したっけとは自分が沈んだ後のことは知らないんだな」

ビスマルク「そんな……」

提督「大納言公任の詠んだ歌なんだけどな 滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ っていうようにビスマルクの権威は輝き続けるさ」

ビスマルク「……?どういう意味なの?」

提督「あ、まーしゃーないか。滝の音が聞こえなくなってずいぶんと経ったが、名声は世の中に広く伝わって今でも多くの人に知られているよ ってことだ。ちなみに古語の滝は二つ意味があるんだが、この場合は今と同じ滝だな」

ビスマルク「ふ、ふーん、よくわかったわ。つまり、私にぴったりの詩ってことね!」

提督「そうそう、それでいいやもう……いでえ!また殴ったな、翔鶴にも殴られたことはないのに!鉄拳宰相はこれだから……」

ビスマルク「人をちゃかすからよ。いい気味だわ」

提督「どうどう、ほらチューしよチュー」

ビスマルク「ちょっと、近づかないで!……んぅ……はぁ……」

提督「今晩はビール呑むか。ホワイトベルグっていうのがでたんだ。なんかベルギービールっぽいやつらしいぞ。あとBoiled Eggs and Soldiersも作ってやるよ」

ビスマルク「誰が好き好んでイギリス料理なんて食べるのよ!……マーマイトはいらないわよ。あとテューリンガーとポメスもお願いね」

提督「かわいいなーうりうり」

『小倉百人一首』 55番より

マックス「今日はちゃんと夜にお酒を飲んでいるのね。よかったわ」

提督「ちゃんとってなんだちゃんとって。夜以外に呑んだら悪いか」

マックス「昨日なんか休みだからって昼間から映画見ながらお酒呑んでそのまま昼寝してたじゃない。こんな人が上司だなんて思いたくないわね」

提督「うるさーい!今週は忙しかったんだから休んでもいいだろ?」

マックス「話にならないわ。ところで、何の映画を見ていたの?」

提督「明石さんが、機動戦士ガンダムUCのEp7が届いたって言ってたから見てたんだ。もう~4回は泣いたな」

マックス「ふーん」

提督「マリーダさんとローナンと全裸戦のBGMとアルベルトには、もう涙がぽろぽろでてきたな。アンジェロとジンネマンのところもうるっときたな」

マックス「ふーん」

提督「UCは全部泣いたな。ビールがしょっぱく感じるくらい」

マックス「ふーん」

提督「お前は荒井三兄弟かよ!あれはむーんなんだけどな」

マックス「そんなことはいいから、早く浦風さんを回収しに行きましょうよ」

提督「作戦提起にもいろんな過程があってだな。大規模な作戦になると長いんだ」

マックス「うそおっしゃい、気分で出撃を決めることもあるくせに。そのうち不満度が爆発してストライキが起こるわよ」

提督「戦争したい戦争したいとかどうなってんだ……」

提督「When I asked for the change of my guinea~She took me the verse of a song.」

マックス「なにそれ、下手ね」

提督「う、うるさい!Ratcliffe highwayだ」

マックス「イーストエンドね」

提督「Ratcliffeは船乗りと売春婦がたくさんいたらしいな。その前にもいたらしいが」

マックス「下品な話だわ」

提督「そうでもないぞ、波止場の売春婦はエロイというよりも、愛想が良くて陽気で辛抱強いことの方が重要でな。船乗りが求めていたのはそういう娘で、たとえば一緒にはしゃいだり、ダンスを踊ったり、歌ったりするんだな。中には一時の関係ではなく、そのまま仲良くなったりしたら二日酔いで不機嫌な時もセックスの後に呑む酒もつきあってくれる女性もよかったらしい」

マックス「なんだ、結構楽しそうじゃない。こことあまりかわらないわね」

提督「さすがに鎮守府で喧嘩や馬鹿騒ぎは少ないけどな。酒場やパブでは踊ったり、音楽が流れたり、下層らしい舌足らずな歌や泥酔してちょっとキレかけてる客がいたりしたらしい。わいわい騒いでるか感傷、あるいは気怠さが充満した場所だな」

マックス「パイレーツオブカリビアンの酒場みたいな感じね。あの雰囲気は嫌いじゃないわ」

提督「もちろん売春婦だからただ春を売るってことももちろんあるわけだが、女が客を連れて路地裏に入っていって壁に寄りかかってスルこともあったらしいな。とても興奮する、いや、関心を抱くな」

マックス「へぇー、そうなの。女性から……」

提督「こういった男はあまり船乗り仲間から離れすぎると身ぐるみを剥がされる危険もあったわけなんだがな。それでも酔っぱらったまま知らない建物に入るよりはまだいいよな」

マックス「かたまって行動した方がいいわけね」

提督「あとな、船乗りは一晩泊まりたがるって人が多かったらしい。泊まるってのはやらしい意味だけではなくてな。長い航海の後の上陸した場所で、家や地元から遠く離れた場所で、落ち着いて話せる、つきあえる女性を欲しがるのはわからないでもないな」

マックス「セックスをするだけではなくて、少しでも一緒に過ごせる、この人のためにお金を使ったりご飯を食べたりお酒を飲んだりできるって人なのね」

提督「長い航海の中であまり碇泊することがなかったりした後なんか、給料をもらえたら全額持って港で遊ぶんだ。貯金なんか滅多になかったらしい。だから、大きな港の売春婦たちは他の売春婦たちとは違った性格を持つようになったんだな」

マックス「客層によって提供するサービスやシステムがかわっていくのね」

提督「自分の好みにあった女性が見つかったら、陸にいる間はずっとその女性と過ごして、中にはその港に帰るたびに同じ女のもとへ戻ったり、その港に帰る仲間に頼んで贈り物をすることもあったらしい。女性側も、その男が乗っている船がイングランドにあると聞くとそこまでいったりとかな。かわいいな」

マックス「ロマンチックじゃない」

提督「そうだな……あと、信頼できる女に給料をすべて渡してしまうってことも珍しくはなかったみたいだ。女性がすべての支払いを行うから男が持つことはない。だから男は滞在中の危険が減るんだな。んで、船会社と契約するためにでると。これは悪い売春婦から逃れることができたり、酒場でいくら酔っぱらっても身ぐるみを剥がされることにもつながるってわけだな。まあなんだって危険は伴うんだけどな」

マックス「こういうことができたら女性もいいわね。それには評判や信頼を得ることが必要かもしれないけれど」

提督「ここまで悪い面は言わなかったが、ハッピーエンドで終わったしこれでいいだろ。で、今日の晩御飯はなんだ?」

マックス「さっき飛鷹さんが鯖を釣ったって言ってたわよ」

提督「鯖の味噌煮が食べたい」

マックス「はいはい……翔鶴さんに言ってくるわね」

昨夜はそのまま寝落ちしちゃいました……

山寺さんってマスター・ピース・レイヤーやトグサさんの人だったんですね!
出世したなあこのクソ提督……

ガリポリの肉屋で、ダーダネルスはイギリスの借金を増やしましたね

マックスはなかなかでませんよね……しかも建造に使う資源もバカにならないっていう!僕は大和より資源食われました……

提督「なんか頭が臭い」ワシャワシャ

マックス「ほんとね」クンクン

提督「シャンプーがもったいなくてお湯で掻いて流すだけだとこうなるのか……」

マックス「ふけがでないだけまだいいんじゃない?それに、こういう匂いも好きよ」

提督「そうか?なんか犬みたいな臭いするから嫌いだな」

マックス「遠回しに私が犬っぽいって言っているの?」

提督「犬は犬とだから違うな、人が犬に恋愛感情を抱くことはない。例外もあるけど」

マックス「ふーん……」

翔鶴「提督、お湯張りが終わりましたよ」

提督「うっひょー、一番風呂だあー!」

マックス「……」カオマッカ

翔鶴「?」

<ヒャッハー!お、提督も入るの?
<一番風呂は僕のもんだ!
<ふふん、私より早く入ることができるかなぁ~?
<なら勝負だ、お前みたいな服を着てるやつに負けるかよ!
<よーし、いっくぜー!
<ところで酒は?あ、おいちょっと待てよ!

翔鶴「提督、沖ノ島沖の作戦計画です。少し目を通していただけますか」

提督「えぇーめんどくさい、たぶん何でもいけるだろ」

翔鶴「そう言わずにお願いします!私だけじゃ心配なので」

提督「しゃーないな……おいおい、第一款がおかしいぞ。目的は同海域の制海権、および制空権の確保じゃなくて浦風ちゃんの保護だ。まったく、マジメなんだから……まあどっちでもいいか」

翔鶴「一応変更しておきますね」

提督「敵兵力は?」

翔鶴「こちらになります」

提督「ふんふん……ココ、昨日の哨戒機の報告でこっちの方が蓋然性が高いっぽいからこっちにしてくれ。で、これに対するこちらの兵力は」

翔鶴「はい、こちらです」

提督「第△航空戦隊、第×水雷戦隊、第□戦隊、軽巡二 空母二 駆四。まあこんなもんか。ちょっと大きい気もするがいいだろ。あ、でも軽巡の片方を外して、かわりに木曾を入れてくれ。試験中の特殊兵装があって試してもらいたいんだ。あと隷下の駆逐隊は空母と一緒に後方な」

翔鶴「あいわかりました」

提督「航空兵力は……艦爆 五〇 艦攻 四八 艦戦 四八 艦偵 一二……およその敵航空兵力からして十分だな」

翔鶴「ではこれで発令いたしますね」

提督「仕事はやいなー、がんばってね。浦風ちゃんはおっぱい大きいといいなー」

翔鶴「まだ訓示が残ってますから、ほら、行きましょう?」

提督「え、仕事したくない……ちょ、まてまてお姫様だっこはやめてくれ!恥ずかしいから」

すごい、書いたら浦風でました!
いやーよかったよかった

提督「お腹すいた……」

マックス「朝ご飯とお昼ご飯はなんだったの?」

提督「朝は麦茶二杯、昼はそーめん一玉……」

マックス「どうしてそれしか食べてないのよ……夜は?」

提督「蒸かしたさつま芋一個…………の予定」

マックス「……お金は?」

提督「ない……」

マックス「仕方ないわね、ソーセージとビールくらいなら奢ってあげるわ」

提督「分厚いとんかつが食いたいぜ」

マックス「いいわよ、こんなんで倒れてもらっちゃ困るしね」

提督「神様女神様マックス様だなぁ……」

マックス「ところで、どうしてそんなにお金がないのよ」

提督「財布落とした」

マックス「あー……、そのうちいいことあるから気にしないで、ね」

提督「泣ける……」

財布にキャッシュカードも入れてしまっていたのか…

提督「ようビスマルク、大和に負けたんだって?」

ビスマルク「え、もう知ってるの?ひどいのよあの人!あれが本当に実戦で役に立つのかしら」

提督「大和と演習するのが初めてなのに勝てるわけないだろ。300m以内のペイント弾で、一発でも食らったら負けだよな?」

ビスマルク「ええ、殺傷力のない兵装ならなんでもよかったわ」

提督「勝てるわけないじゃん、あいつそういうののプロだぞ」

ビスマルク「どういうことよ」

提督「あいつ、勝つためなら卑怯なことでもなんでもやるぞ。んで、どんな流れで負けたんだ」

ビスマルク「最初は大和の作る水しぶきで視界が安定しないからとても動けたものじゃなかったわ。だって装填が完了し次第すぐ撃ってくるのよ。当たるわけがないけれど、怖いわ。それでどんどん距離が縮まっていったわね」

提督「そういう訓練をさせたからな、命中こそしないが近くに着弾するようにしてるぞ」

ビスマルク「ある程度距離が縮まったら煙幕を張りだしてね、見えなくなったと思ったら装備を捨てて独立した15.5cmを持ってとんでもない速さで突っ込んできたのよ。島風より速かったわよ。しかも発煙筒もちょくちょく投擲してきたわ……」

提督「対閃光ゴーグルをかけて刀を持ってないだけまだマシだったな」

ビスマルク「どういうことよ……それでね、混乱していたらいつの間にか負けてたの。もう、わけがわからないわ。どうして装備を捨てるのよ」

提督「戦闘中に装備をパージするのは別に悪くないんだぞ、体が軽くなって機動戦闘がしやすくなるからな。破損したり、弾薬のない武器を装備していても意味ないだろ?あと、Smoke dischargerの有用性はお前も知ってるはずだ。大和みたいな使い方をするやつはあんまりいないけどな」

ビスマルク「人型だからこそできることじゃない。そんなこと知らないわ」

提督「まあ、今後何をしてもそのルールでお前が大和に勝つことはないだろうな」

ビスマルク「軽い気持ちで挑まなきゃよかったわ……慰めてくれてもいいのよ?」

提督「毎週月火曜日は忙しいな、嫌になる。金曜日は楽だからいいんだけどな。ああ、忙しい忙しい」

マックス「まるで赤黒先生みたいなことを言うのね」

提督「なんだ、それ」

マックス「星の王子さまって本に登場するキノコよ。毎日忙しい忙しいといいながら、いばってるの」

提督「ああ、あの本か……子どもの時に読んだな。さっぱりわからなかったけどな」

マックス「大人になって、歴史や社会問題を勉強していたらとても面白く感じるのよね。10~16歳と20~歳に読むのとでは、注目するポイントが違うから二度楽しめるの」

提督「そうだな、たまにはこういう本を読んでみるか」

マックス「難しい本ばっかり読んでいたら頭が疲れてしまうわ。昔読んでもらっていた絵本なんかがあったら、読み直すのもいいかもしれないわね。新しい発見があるかもしれないわ」

提督「なんかムラムラしてきた」

マックス「大人の男って大変なのね」

提督「やっぱり子どものままでいたいな」

提督「なあ、翔鶴、知らない娘がいるんだけど」

翔鶴「浦風さん以外はそこそこ前からいる娘たちなんですが……どなたでしょう」

提督「たぶん駆逐艦だな」

翔鶴「一通り名前をあげましょうか、雪風、島風、……」ペラペラ

提督「天津風って娘だけ顔が浮かばないな……写真をくれ」

翔鶴「どうぞ」

提督「こいつだな、呼んできてくれ」


天津風「(提督に呼ばれるなんて初めて……まさかストーカーしてるのがバレたのかしら?はぁ、緊張する……でも、執務室や私室にずっといて間接的にしか提督分をとることができなかったからよかったかもね。もしかしたら秘書艦になれる蓋然性も少しはあるかもしれない!もっと提督を近くで見たいわ。あのマックス?って子より私の方がいいに決まってる。やっぱり愛しあうなら自分と似たような人よ。そうでないと意見の相違がいずれ深刻な問題になるわ、同じ国民でも問題になるのに、相手が他国で生まれ育った人ならなおさらよ。最後には提督が私を選んでくれるに違いないわ。今日の出来事がきっかけになって結婚なんて~さすがにないわよね。はあ、早く提督に会いたいわ。目と目をあわせてしゃべるなんて恥ずかしくてできなかったけど大丈夫かしら……大丈夫よね)天津風です、入ります」

提督「おう、いつもお疲れ様」

天津風「(ああ、提督の匂い!提督の20m以内にいられるなんて食堂や廊下、天井でしかないし、ましてやこんな狭いところでなんて滅多にないわ!今のうちに肺の中を提督色に染めて服もあとで嗅げるように匂いをつけないと……あっ、あと髪飾りのビデオも使って、あとで編集してコラ作ろっと。ああ、神様、どうか私に時間をください)え、ええぇ、ありがとう……で、ど、どんな用かしら?私だって新兵装の試験とかで忙しいのよ!できればいそいでちょうだい!」

提督「いや、たいしたことじゃないんだけどな」

天津風(あっちゃぁ……島風や他の人と話すのなら問題ないのに……どうしよう、今すぐ抱きついちゃいたいくらいだけど窓際に座ってる女が邪魔だわ。どうしてあんな女が……たぶん私の方が胸だって大きいし伸び代もある。どんなプレイでもする勇気はあるし、お世話は島風ので慣れてるし、料理も鳳翔さんや明石さんに教えてもらって大人のおつまみやお菓子も作れるし、あんな娘より上手く相槌もうてるし、気遣いだって慣れてるし、ちょっと緊張しちゃう以外は負けてるところなんてないはず。それなのに提督はあの女ばかり見て犯して……壁や床にこびりついた精子を採取して部屋で眺めたり舐めたり嗅ぐだけでも十分満足するけど、あの女が提督の相手をしてるところだけは見たくない!ブラもつけてないし、濡らせって言われたらいつでも自慰するし、提督の胸の中にいるだけで濡れる自信もあるわ。一人でいるときに襲えば私だって……)ギロリ

マックス「…………(何あの子怖い)」ビク

提督「お前誰」

鈴谷(アハハハハハハハハハ、な、何あれっ!ウケる!天津風ちゃんいい子なのに、かわいそうなのに、お腹痛い、あはっ、あはははっ、やばっ、落ちる落ちる)プルプル

瑞鶴(ひー、ひー、笑いすぎて頭が痛くなってきちゃったわ。バレてないわよね?天井ルートがバレたらもうここにいられなくなっちゃうから軽率だったわ……でっ、でも、天津風ちゃん……は、マズ、かわいそうだけどっ!提督が鬼畜すぎておもしろっ)

天津風「……え?え?え?て、提督、私のこと知らないの……?そっ、そんなっ!」

提督「ここにきた時、この執務室にきた?妖精さんでも駆逐艦くらいの大きさになることもできてわかりにくいから、覚えるのはその時だけにしてるんだ」

天津風「(そんな、嫌よこんなの嘘よ、悪い夢なんだわ)……そ、そうだったの……ごめんなさい、困らせちゃったかしら」

提督「いや、困るほどじゃないからいいぞ。実はな、外にでると背中に気配を感じることがあるから何かと思ってな。腰に妖精さんが作った小型のカメラを装着するようにしてみたんだ」

天津風「まさか……っ!!?(完璧な尾行のはずだったのに)」

提督「それでちょっと興味もってな……マックス、席を外してくれ」

マックス「あんまりいじめないであげてね」

提督「いじめるわけないだろ。まあいじめたところで、それがいじめと感じるかは別だがな」

マックス「ふぅん……(あら、翔鶴さん……)」バタン

天津風「(二人きり……謝って抱きつきたいけどはしたない女だって思われるかしら)ごめんなさい……でも提督の観察をして論文を提出しようと思って」

提督「別にストーカーされたのが問題じゃないんだ。提督権限でマスターキーを使ってお前の部屋を調べてみたらこんなのが見つかってな」パサッ

鈴谷(何々?!みたい!もう一つの足場作っておけばよかったかも~)

瑞鶴(うわぁ……壁一面に提督の写真がいっぱいの部屋、謎のカプセル、薬っぽいのが入ったフラスコの写真……カプセルって何かしら、あとで聞かないと)

天津風「こ、これは……違うの!これはね……」

提督「ああ、このフラスコな、妖精さんに調べてもらって、複製もしてもらったぞ。どうやら興奮剤、媚薬みたいなものなんだな。レーベで試したらおどげでないことになったぞ」コト

鈴谷(媚薬?!そんな技術力があったなんて聞いたないよぉ。あとでもらえないかなあ)

提督「こんなものを作っていいと思ってるのか?」

天津風「(あの子とも……)うぅ……仕方ないじゃない。実は、まだここにくる前から何度もここにきてはあなたのことを見ていたの。敵も許してくれた。偵察にしたてあげられてたのかもしれないけどね。危険だなんて考えなかったわ。ここには艦娘がたくさんいるし、見つからないと思ったの。結局、1か月前に、正式に配属されるまで数十回もきて、あなたがマックスさんと話しているところや翔鶴さんと仲良くしてるところを見ていたわ。苦しかった、辛かった、あなたのことが好きなのにできるのは私以外の女といちゃいちゃしてる提督を見るばかり。でもこんなこと言えないし恥ずかしくて、ここにきてからもあなたには会えなかったの。ここにきてからはバラ色の日々だったわ。前よりも近くで提督を見られるし、今度は提督の話も聞くことができる。体液や抜けた髪を集めて匂いを嗅いだり食べたりすることもできるの。提督をもっともっと近くで感じることができたわ。ちょっと舞い上がっちゃっただけだったのよ……だから……」

提督「興奮してきた。……わかるな?」

天津風「は、はいっ!提督のためならなんでもします!もし拙かったならば、どうぞ私の髪を使ってください!上も下も初めてですが、いくら喉を犯されても騎乗位を命じられても従います。だから嫌わないでください、私を好きに使ってください、どこででもかまわないので私を犯してください……」

提督(この娘正気じゃないよ!助けて!怖い怖い怖いよ……)

翔鶴(……………………)ギリギリ

マックス(提督も大変なのね)

浦風「ウチ、浦風じゃ!よろしくね!」

提督「……」

浦風「提督さん?」

提督「きた!マッポがきたっちゃ!会津の敵は仙台の敵、仙台の敵はおらだぢの敵!くんでね、あっぢゃいげ!」

翔鶴「ずっとこんな感じでして……すみません、発作みたいなものですぐ落ち着きますから……」

提督「こっちゃくんでねえ!あんだらがわりいんだ!」

マックス「これから一緒に暮らすのに何なのかしらこの態度は」

提督「おどげでねえこと言うんじゃねえ!んだごと言ってだら背中撃たれっぞ!」

浦風「おどりゃ提督、ウチは家族じゃけえな!あんたがなんとゆーてもな!」

マックス「おどりゃクソ提督」

提督「やっぱりはだしのゲンのイメージが強いよな。その点仙台弁ときたら、ラムちゃんぐらいしか知らないぞ」スタスタ

浦風「方言キャラって少ないからのう……」

提督「そうだな……握手しよ、握手」スッ

浦風「ああ、ええよ」スッ

提督「おう、ありがとさん。握手する時って無防備なんだよな~、よろしくな」モミ

浦風「ひっ、ど、どこ触っとるんじゃ」

提督「翔鶴のよりデカい……やばっ、立ってきた」モミモミ

浦風「ひああぁぁぁぁ……」ゾクゾク

マックス「安全装置、よし弾込め、よし」

翔鶴「二発、使命」

マックス「一、二っ」ポンポン

提督「Chto?!?!?!」

浦風「砲塔へしゃげとるし、ボロボロになってしもうた……」

提督「本がひしゃげて読みにくくなった……」

浦風「これって何なんじゃろうな」

提督「たぶん方言周圏論で説明できるな」

浦風「なぁに、それ?」

提督「柳田國男が著書の『蝸牛考』において提唱した方言分布に関する説でな、方言は文化の中心地で発生した新しい言葉がどんどん古い言葉を地方へ追いやる形で伝播し、その結果方言分布は文化の中心地を中心とする同心円の輪の形をとる、ってもんだな」

浦風「ふーん」

提督「『蝸牛』の方言が京都近辺を中心に デデムシ系(E)、マイマイ系(D)、カタツムリ系(C)、ツブリ系(B)、ナメクジ系(A)と周圏分布していたんだ。つまり、A―B―C―D―E(都)―D―C―B―Aというように広がっていて、すべての言葉が都でA→B→C→D→Eのように発生して順に古い言葉が地方に流れていったんだな」

浦風「うーん……」

提督「これは解釈の一つってだけだな。他には東西対立型の分布とかあるぞ。まあ、話半分でな」モミモミ

浦風「こら、何さりげなく触っとるんじゃ!」

>>125
財布は服の山の中にありました!
キャッシュカードは家に置いてあるので、まだよかったんですが気が気じゃありませんでした……


戦 二って書き忘れてました……別にいっか!

何か質問があったらなんでもどうぞ!

和歌や説話ネタは、今本が家にないので木曜には書こうと思います

提督「Mount & Bladeで領主になって家臣に領土をあげるじゃん?」

マックス「えぇ」

提督「感情が一定の程度までいってないと家臣に嫌われるんだよな。70とかあったら大丈夫っぽいけど、家臣が増えるとどんどん下がっていくから困るんだよな」

マックス「そのうち夜逃げするのよね、あのシステムは私も苦手よ」

提督「ああ、この鎮守府ならそんなことないんだけどな」

マックス「提督が他の娘に手を出したところで他の娘は好感度が下がらないからいいわね」

提督「艦娘と艦娘の間でギスギスした関係になることがあるから、仲裁も大変なんだけどな」

マックス「あなたへの好感度が低い子はそういうことがないから楽よね」

提督「適当に受け流しておけば、命令には忠実に従うからそういう娘が好きになることもあるんだけどな」

マックス「それでそっけない態度をとられたら落ち込むクセに」

提督「そりゃあ相手も感情だってあるからな。嫌われたらさびしいぞ」

マックス「むしろ低いのは照れ隠しだってことも考えられるから気をつけて接しないとね」

提督「あ~、Mount & Blade 2でないかな」

マックス「そういえば今年のE3には結構期待しているようね」

提督「Fallout4がやりたいからな!ああ、待ち遠しい。くるかどうかなんてわからないんだけどな」

マックス「World of Warshipsも待ちきれないわ」

提督「つ、疲れた……」ガサガサ

翔鶴「どうぞ」

提督「お、ありがと」

マックス「お疲れさま、火いる?」

提督「ああ、よかった。さっき天津風にライターくれって言われたからあげたんだ」

何に使うんだよライターなんて……

天津風「はぁ……はぁ……提督、どう?」チャプチャプ

提督「あまり激しくするなよ。お湯が逃げる」

天津風「ん……キスしてもいい?……ありがとう……幸せよ……」

提督「(どこからこんな色気がでてるんだか……)うわっ、なんだなんだ?!電球が切れただけか」

天津風「ねぇ、もっと激しくしてもいい?」

提督「それならそこのイスに座ってやるか、しっかりつかまってろよ」チャプン

天津風「提督……気持ちいい?おっぱいはないけれど……私の体は使えるの?」

提督「そうか……、ちょっと立って壁に手をつけて尻を向けろ」

天津風「んっ……暗くてよく見えないわ……これでいい?」

提督「最近感覚がマヒしてきてな、たしかに胸は必要だが穴さえありゃいいんだ。あと叩く尻とボールをはめる口、縛る手足があればな」バチン

天津風「ひんっ、い……痛いわ」ヒリヒリ

提督「これぐらい耐えられないようじゃここまでだな」

天津風「い、いやっ……んんっ、がんばるからっ!お願い……」

提督「翔鶴みたいに掴みやすい髪だな……この体勢で髪を強く引っ張ったらキスだ、わかったな」バチン

天津風「(また他の女……)いっ……は、はい……」

提督「ふふん……そろそろ出すぞ(いやいやいや、また厄介なのが増えちゃったよ!どうしようこれ……)」

大井「まだ起きているの?何よそれ、錨……でもないような」

木曾「なんだ、姉さんたちか、提督からもらったシザーアンカー?って武器の整備をしてたんだ」

北上「へー、なんかおかしいの?」

木曾「ああ、敵を拘束するものなんだが、出力が低くてうまく使えなかったから調整とテストを繰り返してるんだ。よかったらそこにある刀も見てくれないか?これも上手くいかなくてな」

大井「まあ、いいけど少ししたら戻るわよ。あなたも早く寝なさいよ」

北上「わぁっみてよ大井っち~この刀すごく重いよ!いっぱい穴があるけど……これどうやって使うの?」

木曾「なんか鹵獲した兵装から妖精さんが新しい理論を確立してできたものに、提督のロマンをつめて開発されたとかなんだからしい。接近戦も射撃戦もできるって言ってたな」

大井「私にももらえないのかしら」

木曾「コストが異常に高くて限られた人相手にしか与えてないってさ。俺以外には大和さんが持ってるとは聞いたな」

北上「ふーん」

明石「はぁ……あ、ここにもミスが。うーん、やっぱり最近変ね。なんか仕事に身が入らないというか……やっぱりあの一件のせいで提督が気になってるのかしら。また提督に抱いてもらえればいいけれど……それなら提督も楽しい方がいい……よね。提督にも喜んでもらえるよう勉強しないと!」

明石「ちょっといいですか?提督の性的趣向について聞きたいんですけれど」

叢雲「司令官の性的趣向?そうね……最初はおかしいと思うけれど、慣れれば気持ちいいし、満足してる顔をみたらまたご奉仕したいと思えるようになるわ」

明石「うーん……どういうことをするの?」

叢雲「(……教えたら司令が嫌われるかもしれないわね)とてもじゃないけど教えられないわ」

明石「そうですか……」

明石「すみませーん、ちょっといいですか?提督の性的趣向について聞きたいことがあるんですけど」

夕雲「提督の性的趣向?……少し叩かれるくらいよ。あとは普通だわ」

明石「(叩かれる?)もう少し教えていただけませんか?」

夕雲「あー……ダメよ。聞いたら驚くかもしれないから」

明石「(驚く?)そうですか……」

明石「すみませーん、提督の性的趣向について聞きたいことがあるんですけど!」

大鳳「提督の性的趣向?ああ、あれのことですか。慣れれば快感にかわりますよ。提督も同じで叩く方もヒリヒリして痛いらしいのだけど、それもまたいいみたいだわ」

明石「(同じね……)もう少し詳しくお願いできますか?」

大鳳「いいわよ、私はまだそんなに長くないし、軽い方なんだけれどもね。四つん這いにさせて後ろからするのが好きみたいなの。背中に水をいれたお皿を置いて、水が一滴でもこぼれたら一回、水がこぼれなかったら十回周期で一回、水がすべてこぼれてしまったら中断して服を着ていたらすべて脱がして縛るの。そしてイスに座って頭なり背中なりに足を乗せながら低温ロウソクの準備をして、痛がる姿を見るのが好きみたいね。もう一度いうけど、体を慣らすために軽くしてるらしいわ」

明石「……」ポカーン

大鳳「あら、ちょっと驚いちゃったかしら?されたいなら提督にしてほしいって言わないとダメよ。あ、私が紹介したってしっかり提督に説明してね?お願いよ?」

明石「は、はぁ……考えておきます」

明石「なんか私の知ってる提督と違う……ああーもう!提督に直談判するしかないのかもね。あっ、提督ー!と天津風ちゃん。ちょっといい?」

提督「よく思うんだけどさ」

マックス「どうしたの?急に」

提督「エロゲやR-18調教ゲーとかでな、何度も射精する男性が信じられない」

マックス「うーん、女性視点から見たらよくわからないわ」

提督「僕の場合だとなんだけどな、毎日やってたら、たいてい日に3回も出したら陰茎が痛くなり、出も悪くなる。当然だな」

マックス「そういうものなの?」

提督「そういうものだ。何度も出すなんて無理だ。いくら若くてもせいぜい4回が限界かもしれない。僕がおかしいだけかもしれないがな」

マックス「ふーん……」

提督「そうだ、鎮守府では男性が僕一人だ。性交するのはいいんだが、体力面からも考えないとな。気の遣う性交をするよりも筋トレする方が好きだ」

マックス「SMはいいのね」

提督「わざわざ自分で出すまでもないからな。もちろん興奮したら出すもんは出すが」

マックス「複雑なのね」

提督「ウナギが食べたい」

翔鶴「今年は豊漁らしいですよ」

提督「現在で平成23年並ぐらいまでとれてるらしいぞ」

翔鶴「こうなった理由がわからないらしいです」

提督「今年の分が今後のウナギ事情にかかわるかもしれないなら、懸念すべき問題かもしれないな」

翔鶴「まつげエクステンションというものがあるらしいですよ」

提督「とんでもないな。男なのにまつげが長い僕からしたらとても不思議だ」

翔鶴「少し女々しいですもんね」

提督「だから筋トレしたり、強く見せようと努力はしてるんだが、顔ばっかりはどうにもならん」

提督「はぁー、今日の夜の海は暗いな。ほら、座っていいぞ」ポンポン

天津風「う、うん……いい風ね」ムズムズ

マックス「月もでていないわ」

提督「真っ暗だな……そうだ!お前英語できたっけ」

マックス「ちょっとおかしいけどなんとか」

提督「じゃあ歌うか。この歌好きなんだMiraculous crystal Given by stars. I can foresee the future in fabulous glass.」

マックス「星たちからもらった不思議なクリスタル。私はすてきなガラスを通して未来を見ることができる。未来を見てどうしようっていうのかしら」

提督「Lie spilt on the caves. Mock scribbled on us.」

マックス「嘘を言う人ばかりの世界。嘘を書きなぐられた私たち」

提督「とんでもない訳をしやがる。Earth’s doom day is close」

天津風「世界の終わりは近い。今さえよければいいじゃない!」

提督「まあそうだな。 Dancing on the ashes of the world. I behold the stars.」ナデナデ

マックス「世界の亡骸の上で踊りながら私は星たちを見つめている。どこかに星はないかしら?」

提督「見えないな。 Heavy gale is blowing to my face. Rising up the dust.」

マックス「強風が私の顔に向かって吹き、ほこりが舞い上がる。そういえば今日は結構風が強いわね。気をつけないと」

提督「Barren lands are desperate to blossom. Dark stars strive to shine.」

マックス「不毛の大地が花を欲している。暗くなった星が輝こうと努力している」

提督「Still remember blue ocean in this dying world.」

天津風「この死にゆく世界で青く澄んだ海だけはまだ覚えている。いい歌ね」

提督「だろ?The seas overdumped. The rivers are all dead.」

マックス「海はなくなってしまった。河もすべて枯れた。核戦争後の世界かしら?」

提督「さぁ、どうなんだろうな。All planet’s cities turned a deserted land.」

マックス「全世界の市街地も砂漠と化した。ほら、やっぱり行きつく先じゃない?」

提督「Annihilation declares its day.」

マックス「壊れてしまった世界はこの日を告げる」

提督「Life slowly Utters me “remain”」

天津風「命は緩やかに、私に生き続けろと言った」

提督「Dirge for the planetって歌だ。この世界にあっているような気がしないでもないな。もしかしてマックスはStalkerをやったことないのか?」

マックス「ないわね、怖いゲームはあまり好きじゃないの」

天津風「何それ、提督、一緒にやりましょう」

提督「おお、いいぞ。まあ僕も怖いのは苦手なんだけどな。あ、あとMetro 2033もいいぞ!本も読むといい、貸すよ。さあ、肌寒くなってきたし戻るか」

http://www.youtube.com/watch?v=INw6IC3lVK0

マックス「やっぱり部屋から見る夜空の方が好きね」

提督「満月の時なら月明かりが部屋を照らしてくれていいよな……」

マックス「それ、早く終わりそう?」

提督「いや、なかなか終わりそうにないな」

マックス「そう……そうだ

低 挙 疑 床
頭 頭 是 前
思 望 地 看
故 山 上 月
郷 月 霜 光    」

提督「李白の静夜思だな。床前月光を看る。疑うらくは是れ地上の霜かと。頭を挙げては山月を望み、頭を低れては故郷を想う」

熊野「神戸と聞いて参りましたわっ!」バタン

マックス「……」

提督「……」

熊野「あ、あら……?」

提督「神戸牛の乳は美味いのか?」

マックス「知らないわ、中の肉は舌鼓を打つほど美味しいでしょうね」

意味:寝床を照らす月光を見て 地上にできた霜と疑うほどである。頭をあげると山上にでている月を眺めて、頭をさげると故郷を想っている」
牀前

提督「はい問題です海軍機種記号のAはなんという意味でしょうか」

浦風「は?!えっと、えっと……」

提督「はい時間切れ」モミモミ

浦風「早すぎるわ!というか何触っとるんじゃあああ!!!」

提督「何度揉んでも飽きない乳だな」

浦風「はぁ……はぁ……体は正直じゃのう。で、答えはなんじゃ?」

提督「艦上戦闘機だな、Aは機体記号につくやつだ。レイセン五十二型の例でいうと、たとえばA6M5cになるな」

浦風「意味がわからん」

提督「海軍はアルファベットと数字を用いた機体記号によって経歴がわかるような情報を詰めていたんだ。アメリカ海軍機の命名法に良く似てるな」

浦風「へぇー、さっきのA6M5cっていうのはどういう意味なんじゃ?」

提督「Aはさっき言った艦上戦闘機、6は何番目に作られた機体かっていう番号だ、九六式艦上戦闘機なら5だな。Mは制作会社の三菱を、5は改造の型式を示す番号だ。cはちっちゃな改造がされていることを示す記号だ」

浦風「なるほどなあ、ところで零式艦上戦闘機五二型の零式とか五二型の意味ってなんじゃ?」

提督「零式は皇紀二六〇〇年に制式になったから零だな。五二型自体は改造の型だ。五は機体の大規模改修、二はエンジンの改良をそれぞれ示している」

浦風「ふーん、そういえば甲とか乙とかがあったはずじゃが」

提督「甲だったらa、乙だったらb、丙だったらcだな。意味はさっきの通りだ」

マックス「試作と制式と名前が違うのよね」

提督「そうだ、試作の時は昭和何年度の試作機であるかを示すために一二試艦上戦闘機だったな」

浦風「なんか難しくてよーわからん」

提督「おっぱいのように魅力的な軍用機がたくさんあるから、バストのサイズで大きさがわかりやすくなるように、軍用機もわかりやすくしたって考えればいいさ」

どうしてこんなお金のない時に電球って切れるんですかね
電球を買ったら僕は生活できないところまでいくかもしれないってのに!

>>140
憧れている人の使っていたライターで憧れている人の吸っているたばこを吸うことはとてもやらしいことだと思います
もしくは、ライターの火力を調節する部分を見て、相手を愛する火力と相手を困らせない程度に抑えたいという意識に基づいた行動かもしれませんね
天津風ちゃんかわいいです!

今日はもう寝ます。また明日

提督「男の何がつらいかっていうとな」

マックス「……」

提督「目覚し時計が鳴るより早く起きてしまったら二度寝はできないが、数時間後眠くなるってことと、浮気をしたくなるってことだ」

マックス「浮気も二度寝も関係ないじゃない」

提督「あとここが痛くなるってことだな。男の悲しみを背負っているんだ」

マックス「今も痛いの?」

提督「痛かったらどうするんだよ。そんなことよりお腹すいた」

翔鶴「提督、昼食はいかがなさいますか?」

提督「そーめん」

天津風「提督の部屋って時計が多いのね、何か意味でもあるの?」

提督「最近時計の秒針の音を聞いてないと寝られなくなったんだ。どうしてなんだろうな」

天津風「ふーん……あら、(下着が落ちてる……)」

提督「あとな、放置プレイ中にとっても使えるやつらなんだ。アイマスクをかけられて、イスに縛りつけられて身動きがとれない状況下で多くの時計の音が聞こえる、なんてゾクゾクしないか?もちろん人がいる気配なんてない、相手が目の前にいてもわからない、そんな中で部屋の外から大きな物音がしたら……静かになった部屋の中で聞こえるのは複数の時計の音ばかり」

天津風「とっても興奮するわ、だってそのプレイをする以上危険が伴うから相手は自分に釘付けってことじゃない」

提督「なんかズレてるな、かわいいしいいか」

翔鶴「提督、お昼ご飯ができましたよ」

マックス「状況を確認しましょう」

提督「 http://i.imgur.com/POfEzJJ.jpg

マックス「ひどいわね」

提督「ここに配属されてからもう一年か」

マックス「遠征しかしてないと言っても過言じゃないわね」

提督「居心地が良すぎるんだ。大事もないからいいだろ?鎮守府の未来は明るい。大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は かまめ立ち立つ うまし国そ あきづしま 大和の国は」

マックス「大和の国には多くの山々があるが、一番近くにある天の香具山、そこに登りて国見をすると、広い平野にはかまどの煙があちこちから立ちのぼっている。水面には白い鴎の群が飛び立っている。すばらしいな、大和の国は。あなたもいい身分になったものね」

提督「そういえば仁徳天皇は、かまどの煙が立たないことを見て政(まつりごと)を改め、三年後にけむりがあがっているのを見て喜んだそうだな。この歌にあるようにかまどから煙が立ち上っていることはすばらしいことだ」

マックス「よいことなのね。でも、大和の平野に海原ってどういうことなの?」

提督「いろんな説があるんだけどな、香具山の付近には……ほらいろんな池があるだろ。それかもしれないが、問題は国見という政をしているということだ」

マックス「予祝ね」

提督「うん、たとえば、海は本当に海だったという話があるな。香具山から天皇には海が見えた。国見をするということは政だ、高台に登って国土の繁栄を予言するようなことだな。あと、この歌を詠んだのは舒明天皇だ、さてここでクエスチョン。舒明天皇は何をしたお方でしょうか」

マックス「えーっと……そういえば遣唐使を出した人よね」

提督「そうだ、經濟なんだな。さっき言った通り国見は国の繁栄を願うことだ。さて、もうわかったな。天皇には海が見えたってことが」

マックス「ふーん……歌にも政治が絡むのね」

提督「そういえばTotal War: Rome ⅱ ? Pirates and Raidersの予約が開始されたぞ」

マックス「まだ大ゲルマニアプレイをしてるから待ってほしいわ」

提督「お金がなくてCaesar in GaulとHannibal at the Gatesすら開発してないから、買うのは当分先になるだろうな」

『万葉集』 第一巻 二番 舒明天皇の御製歌

旧字で経済って書いちゃったけど大丈夫かな

提督「そういえばピュロスって知ってるか?」

マックス「Pyrrhus……戦術の天才ね」

提督「そうだ、対ローマではタレントゥムに雇われたな。またアスクルムの戦いでも有名だな。ローマに勝利したはものの戦略的損害を受け、ここからピュロスの勝利という言葉ができたな」

マックス「勝利したが得たものが少ないってことね」

提督「戦術において勝利したとしても戦略では負けていた。ピュロスは傭兵の遠征軍であるから補給が難しい。この負け方はハンニバルや北アフリカ戦線のロンメルの同じだな」

マックス「イベントの序盤で資源を使ってしまって後の出撃に支障をだすあなたとも同じね」

提督「痛いところをつくな。補給、兵站とは戦争にかかせない。そこを軽視する軍隊は身を滅ぼす」

マックス「ふーん」

提督「おっと、もう外出する時間だな。服をとってきてくれ、最近暑くなってきたなあ」

アスクルムの戦いはいずれ書こうかなと思います
また夜にきます!

きそーに過剰にスキンシップ

こういう雑学が色々知れるスレはいいなあ
ここの>>1は大抵のことなら何でも答えられそうだね

提督「……」コソコソ

木曾「……っ」

提督「ひっ」

木曾「なんだ提督か、スパイかと思ったぜ」

提督「こんなところにスパイがくるわけないだろ!」

木曾「そういった先入観で決めつけることはよくないな。敵にも潜水艦がいる、隠密行動をすることができる技術があるってことだ。その技術を転用してスパイが侵入するということも考えうる事態だ」

提督「はぁ、お前には敵わないな。で、それの性能はどうだ?実用化まで持っていかれるか?」モミモミ

木曾「おいやめろ、後ろから胸を揉むな!」

提督「いいじゃ~ん、あ、前からなら揉んでもいいんだな。よいしょっと」

木曾「まったく……俺の胸を揉んで何が楽しいんだ?とりあえず今の状況はな、シザーアンカーはなんとか戦場で使えそうなレベルに達した。これを見てくれ」ペラ

提督「出力か……えーっと……すごいな。これなら敵を引っ張ることも可能だ」

木曾「その資料を説明できるよう小型化したものを夕張が作ってくれたんだ。ほら、これだ」

提督「これは…… 木曾「腕の下に装着してくれ」 こうか」カチャン

木曾「本物はこれの十倍の出力がある。装備から電力が供給されるからな。まあそれをあのドラム缶に撃ってみてくれ。照準は自分の中指だ」

提督「だいたい関節のあたりで射撃距離修正すればいいっぽいな」カシャ

木曾「お見事!伊達に射撃訓練をしているだけのことはあるな。側面のボタンを押してみてくれ」

提督「これか、おおっ戻ってきた」シュルシュル カタンカタン

木曾「敵をとらえたらこれで引きこむんだ。白兵戦では使えそうだ、またこの技術を基として尖端に爆弾をくっつけたものや、そこから電撃を送り込むなどの兵器を計画してるぜ」

提督「で、問題は?」

木曾「単価が高いってところだな。量産化された主砲や艦載機などとは違って、複雑な生産工程があげられる」

提督「なるほど。それはどこに装着する武装なんだ?」

木曾「腰や、さっき提督がやったように腕に装着しようと思ってる」

提督「うん、接近戦に持ちこみやすく、独立した小型~中型の主砲を持つ駆逐~重巡のエースに装備させるのもいいかもな。腰でもいいが、慣れるまで大変だ。腕に装着すれば主砲の照準を利用することも可能だし、軌道運動もできる。さっきの資料には重量が記載されていなかったから、腕に装着することでどれくらいの負荷がかかるかわからないし、少し重いくらいでも行動に支障をきたすことも考えられるから、それの試験も頼むぞ」

木曾「あいわかった。いずれは限定生産という形でいいのか?」

提督「いいぞ。あとはムラマサ・ブラスターだな」

木曾「これか……このジェネレーターが謎なんだ。どうやって動いているかもわからない。また照射しているものも謎だ。しかもこれは質量兵器なのか?避弾経始のあるターゲットに向かって射撃したら跳弾して消えたぜ」コトン

提督「そこから確立させないといけないのか。長くなりそうだな」

木曾「明石や夕張もお手上げだそうだ。妖精さんが研究しているらしいが、安全性が確立するまで試験はお預けだな。今は殴打する使い道しか思いつかない。だが、これのゆきつく先はとても興味がある」

提督「まあがんばってくれ。ところでこの後風呂に行かないか?積もる話もあるだろ。愚痴ぐらいは聞いてやるぞ」

木曾「いいぜ、少し疲れてたんだ。たっぷり癒してくれよ?」

提督「そういえば今日はアウスグライヒの日らしいぞ」

マックス「二重帝国ね」

提督「ハンガリーがついた方は負けるってジョークがあるらしいぞ」

マックス「一次大戦はドイツと共に戦って負けて、二次大戦もドイツと共に戦って負けて、ソ連についたらソ連が崩壊したって話ね」

提督「アウスグライヒの前の話もあるんだけどな。地理的要因があるとはいえおもしろいジョークだな」

マックス「そういえばこないだルーマニアのccTLDをruだと思っていたって人もいるわね」

提督「ローマの植民地だったからRomaniaって覚えれば楽なんだがな」

マックス「ベッサラビアも綴りで見たらスラヴ人の土地なんて見えないわよね」

提督「ユーゴスラヴィアとかビだったらちょっと困っちゃうような気もするな」

マックス「ベネルクスも日本人ならあまりピンとこないわね」

提督「Netherlandって聞いてもどれくらいの人がわかるのか……」

マックス「難しいわね」

提督「はぁ……」

天津風「どうしたの?」

提督「どうやら僕は女だったらしい」

天津風「下はついてるじゃない」

提督「ふとサイトで見つけたRekognitionで測定してみたらな……」

天津風「どうだったの?」

提督「女性、22歳ってでてきた……」

天津風「ああ……ま、まあそういうの半分ジョークだし大丈夫よ!」

提督「しかもほんの少し老けてるっぽいし疲れて物も言えん」

天津風「ところで今日の夕餉は何にしたの?」

提督「イタリアンサラダとほうれん草のクリームスパゲティ……」

マックス「うそおっしゃい、レーションのおかずと白米だったくせに」

steamer提督とは面白い

提督「なんか何もしてないから疲れたな」

マックス「お酒飲んで雑談してるだけだもの。疲れるわけね」

提督「仕方ない仕方ない。さっき話の中にイギリス陸軍という言葉がでてきたが、イギリス陸軍はいつできたか知ってるか?できた時はどんなもんかとか」

マックス「わかるわけないじゃない。私は海軍よ」

提督「そうか、なら勝手に話すがな」

マックス「なるべく短くお願いね」

提督「はいはい、イギリスの“陸軍”というものが成立するのは1661年になるが、そこまでの流れを話すぞ。ところで、シェイクスピアの『ヘンリー四世』を読んだことはあるか?あのフォルスタッフが好きなんだが」

マックス「えぇ、フォルスタッフと何か関係があるの?」

提督「そうだ、16世紀の兵士はこいつの部下のようなやつらばかりだった。なぜならまともの人は軍人という職業を選ばないからだ。どうしようもないやつばっかりが軍人だったんだな。1558年、国防を目的としたミリシャ……民兵を州ごとに編制するように定められた。ここで問題だ、アルマダの海戦はいつのことだ?」

マックス「1588年ね、ああ、美しいわ」

提督「この時にも本土防衛のためにミリシャが海岸線に動員されたんだが……その動員すら難しいほどだった。ミリシャってやつは、普段は民間人とかわりないんだが、初夏に軍事訓練に参加させられるんだ。だが、その軍事訓練に使用する装備は自己負担だったからある程度収入がある者でなければミリシャになれなかった。しかも、そういったやつは貴重な働き手だから兵役逃れみたいなことが横行することとなる」

マックス「そうだったのね、でもスペインと仲が悪かったころとか、大陸に兵を送らないといけない時はどうしたの?」

提督「その時は各州で臨時に兵を集めたり、外国人の傭兵を雇ったりしたんだ。また、失業者の役立たずが狙われたもんだから士気も低く、練度も能力もひどいもんじゃなかったと聞く。また、16~17世紀初期のイギリスは人口の増加とインフレにより、失業者や流浪者、貧民の増加が問題となった時代なんだ。まあ、ここから引っ張り出したんだからそりゃ悪いな」

マックス「最後に手をつける職業みたいなものだったのね」

提督「Oliver Cromwellって知ってるよな?あとNew Model Armyも。鉄騎隊とかすごいな。革命でわいていたこの時も質は悪かったわけだ。この後、軍事政権になり、多くの兵士がいたんだが……」

マックス「王政復古があるのね」

提督「そうだ、兵士を残して終わってしまったんだ。そうなったら兵士はどうする?解散でもするか?」

マックス「一斉に解散したら多くの失業者をうむだけでなく、さらなる治安の悪化も当然考えられるわけね」

提督「だから、少しずつ解散していって、1661年にはすべて解散されるわけなんだが、一部が国王の軍となったんだ。クーデターが発生する蓋然性が高かったので、国王を守るための兵隊、近衛兵的な存在で、常備軍が誕生したんだな」

マックス「ところで、クロムウェルのNew Model Armyは重要なところではないの?」

提督「あー……時間も時間だし、そろそろ寝る準備しないとな。マックス、明日は何曜日だ?」

マックス「いや、」

提督「氷も全部溶けちゃったし、おしまいだ」

MitchelのBritish Historical Statisticsがあればなあと思うことしきり
3時間程度で書こうとする話じゃなかった
というか、こんなこと書くスレだったっけなあ……方向転換がひどすぎる
迷走したまま、今日は終わりにします

あぁ…次はABCマントだ…(対霧用)

提督「天津風ってなんでもしてくれそうだな」

マックス「あんまりいじわるしたら私が処罰するわよ」

提督「しないしない、ほら、天津風。これを腕に装着して窓から飛び降りてくれ。飛び降りたら1分以内にここに戻ってこい。階段を通ってきたらお前でも無理だからな」

天津風「えっ、どういうこと?!」

提督「大丈夫大丈夫、天津風なら飛び降りてもケガしないよ~天津風がかわいくてつい飛び降りてもらいたいな~って思っただけ」

天津風「行ってきます!」

提督「うわ、あいつホントにやったよ。しかも無傷だし……」

マックス「最悪の提督ね、あなたも落としたいくらいだわ」

提督「さあ、どうやって戻ってくるか楽しみだ」

マックス「ね、ねぇ……あれ……」

提督「ん?……うわ、あいつの状況判断能力すごいな。あの装置の存在すら知らなかったやつなのに。おっと、危ない危ない」ガチャン

天津風『提督っ、大丈夫?!』

提督「いいから早くあがってこーい」

マックス「あの様子を見ると耐久は十分なようね」

提督「おもちゃとしてはよく使えるな、小型シザーアンカー。天津風が利用できるやつだってこともよくわかった」

マックス「山岳猟兵みたいだわ」

提督「そういえばお前らが吸ってるところはあまり見ないが、マックスと翔鶴はなんてたばこを吸ってるんだ?」

マックス「私は赤ラークの100ね」

翔鶴「赤マルもいいですよ」

提督「お前らきっついの吸ってんなぁ」

翔鶴「提督だってピースのライトがなくなったらホープじゃないですか」

マックス「缶ピースは買わないの?」

提督「僕は1日に2本ぐらいしか吸わないからこれでいいんだ。酒呑んでる時のカウントはしてないけどな」

瑞鶴(いたっ、煙が目に入って痛い!翔鶴姉ぇそこに立たないで!)

明石「失礼します……あら、3人でタバコ休憩ですか、いいですね。私も混ざってもいいですか?あ、これ報告書です」

提督「もちろんさ、それはそこに置いててくれ。翔鶴、膝の上にくるか?」

翔鶴「吸い終わったら喜んで」

………

マックス「ここって喫煙室だったのかしら。いつの間にか喫煙する艦娘が集まってきて煙たくなってきたわね」

提督「体に悪いってレベルじゃねえなこれ」

翔鶴「この部屋から煙があがっているのを見つけてきたんでしょうね……」

瑞鶴(今日の天井危険すぎる……)

提督「今日の昼餉はそーめんだったんだが、食べてたら興奮してきた」

マックス「どうして食べながら興奮するのよ……」

提督「少しめんつゆが顎をつたうとするじゃん?イラマチオ後にこぼれた種みたいなみたいな感じで……おい、翔鶴」

マックス「結局なんでもいいんじゃない」

翔鶴「これでいいですか……?」

提督「やっぱりこの部屋なら机に手をあてさせて後ろからがいいな」

マックス「後ろからが一番好きなのね……」

提督「相手が慣れるまで立って後ろからってなかなかOKもらえないんだよな」

翔鶴「……て、提督……力が抜けて……っ」

提督「なんかその姿、ギロチンにかけてるみたいで興奮するな」

マックス「不名誉じゃない」

提督「斬首って身分の高い人が受ける処刑らしいぞ。貴族とか。上手にやれば苦痛の少ない死に方だから、絞首刑よりゃよいとされたのかもな」グイ

翔鶴「……くぅ……ん……」

提督「た、たまらん」

マックス「髪を引っ張ってキスするのと頭を鷲掴みして無理にキスするの、どっちが好きなの?」

提督「人にもよるよな。翔鶴みたいに美しい長髪なら引っ張りたくなるが、マックスみたいに髪が短かったら頭を直接掴みたくなるな。興奮する」

提督「おい木曾、ちょっといいか」ニコニコ

木曾「な、なんだ気持ち悪いな」

提督「お前用の新しい装備を作ってみたんだ」

木曾「うれしいな、どんな装備だ?」

提督「これだ!あ、ちょっと重いから持って」バサッ

木曾「なんだこのマントは」

提督「ABCマント、Anti-Bullet-Coatingマントだな」

木曾「ほう、名前からして砲撃から身を守れそうだが……この中に入ってるものはなんだ」

提督「爆発反応装甲のアレ」

木曾「ダメじゃないか、艦装で受けた方がマシだ!」

提督「どうしてだ?少し蜂の巣になるぐらいじゃないか。かっこいいぞ」

木曾「お前……まさか酒飲んでないか」

提督「あ、バレた?いや~今日くらいいいじゃーん!この後も飲みに行くんだよね、だからその前に」ガシッ

木曾「んっ…………や、やだっ、揉むな。初めては……その……ベッドで優しくされたいんだ」

提督「たまには強姦っぽいのもいいな……相手は生娘だから楽しみ……んがっ」バタン

翔鶴「すみません、すぐ退けますんで……申し訳ありません」

木曾「ありがとう……提督には、ベッドの上でならいつでも待っていると言っておいてくれ」

於廊下

大鳳「提督っ、ちょっといいですか?」

提督「…………」スタスタ

大鳳「お疲れなのかしら……」

於食堂

提督「でな、そこであいつがな、服が濡れるからって言って窓際を避けたんだが、あろうことか手に持っていた本を窓際に置いてな、気づいたころにはもうずぶ濡れ。あれは笑ったな」

マックス「提督みたいにバカみたいな人もいるのね」

大鳳「あのっ提督、ちょっといいですか?」

提督「うーん、なんか子守唄が……眠くなってきたからちょっと昼寝しに行くな」スタスタ

大鳳「提督……」

マックス「?」

於裏庭

提督「薪割りも大変だな、お前これ毎日やってるのか?」

大和「私が薪割りをすればみんながバーベキューをしますよね、バーベキューをしていたら誰でも参加可能ですよね、薪割りをすれば焼肉になるんです!しないわけがないですよっ」

提督「食べる目的かよ……」

大鳳「提督っ、話が」

提督「そういえば昨日Springfieldの整備が終わったって言ってたな。犬を連れてキツネ狩りでもするか」スタスタ

大和「Today’s foxですね。イギリス貴族ですか」

大鳳「提督っ、どうして私を無視するんですか」

大和「無視?あぁー狩りね」

大鳳「…………提督」

大和「そのまま提督についていけばわかるわ」

於森

提督「叢雲、何か見えるか?」

叢雲「あっちの方に何かいたわよ」

提督「夕雲」

夕雲「弾は装填しておいたわ、修正や支援は私たちに任せて」カチャ

大鳳「提督……いたっ、引っ張らないでっ」

提督「首輪、なくすなよ。ほらお前の単眼鏡だ」

叢雲「あんたの時計よ」ポイッ

大鳳「提督……私、幸せです……でも無視する必要ないじゃないですかっ、あ……わかった」

提督「楽しいから無視するって理由じゃダメか?お前犬っぽいんだよな、ちょっとしょんぼりしてるところとかマックスっぽくてかわいかったぞ」

夕雲「もうっ、そんな言い方したら大鳳さんが嫉妬するじゃない」

提督「その方が、都合がいいんだ。競争はあった方が能力を向上させようと努力するだろ?」

大鳳「私、愉悦を与えられるようがんばります!」

提督「兎のローストが食べたい」

のみに行ってきます~また夜に~

乙ん
丁度講義で学んでる辺りの話題が多くて楽しい

提督「幸せって何なんだろうな」

マックス「何よ、急に」

提督「結局幸せって何なんだろうと思ってな」

マックス「幸せって……うーん、なんかうまくまとまらないわね」

提督「体系化するのが難しいからな」

マックス「一つ一つが小さい塊だからなかなか思いつかないんじゃないのかしら」

提督「うーん、そうだな……塊一つ一つが幸福であったとしても、次またその塊に出会えた時に幸福だと言えるとは思えない。反対のことだってありうるだろ?」

マックス「そういうことじゃなくて、どれも独立していると考えればいいんじゃない?」

提督「うーん……少し違う話になるが、一つ例をあげると生きていることが幸せっていう言葉があるよな?それがどんな苦痛の中であってもな。しかし、それって本当に幸せなのか?[ピーーー]ば思考も感覚もない、幸せとも苦痛とも感じることができないんだ。こっちの方が実は幸せなんじゃないか?」

マックス「そんなこと言ったらもうどうしようもないじゃない。そういえば、パスカルの言葉には『絶えず幸福になろうとしている状態にある限り、われわれはけっして幸福になることがない』っていうのがあるわね」

提督「人間は考える葦であるは思想史の中でかなり面白かったな……幸せって言葉には運がつきまとうな。偶発するから幸せなんだな……」

マックス「幸せになるために生きているはずなのに、どうしてこうなるんでしょうね」

提督「運という要素はこの世を統べている。神々の恣意の下に世界はできていると考えた神話の世界ってのは、実は科学力の発展した今でも間違ってないのかもな」

マックス「ところでどうしてこんな話を?」

提督「酔いがさめたら賢者タイムに入った」

[ピーーー]
LEL

提督「ジンネマンって名言がたくさんあるよな」

マックス「そうね、『自然がバランスをとった結果』とかあなたは特に好きよね」

提督「人間のせいで動植物が絶滅したとか絶滅危惧種を守れとか人間の傲慢でしかないよな。結局は弱肉強食の世界、状況に耐えられなかったら絶滅するだけだ。我々が考える人間ではなく、人間という動物がやったと思え。人は自然の一部だ。って自分の意見が言いやすくなるからな」

マックス「それで何度も口論に発展してるのよね、愚かだわ」

提督「結局はキレイごとを糊塗してる連中だと思ってるしな。そんなに大事なら人間の科学技術を捨てろってもんだ。根源を消してしまえば楽だ。それに、人間はここまでならやっても大丈夫と学ぶことができるんだ。それを一編にやめようだなんておかしい話だろ?ビジネスのためにこんなこと言っちゃってさ。あと、他国の食生活に文句を言ってはいけない。犬を食べても猫を食べてもカンガルーを食べても、すべて同じ生命であり、それは我々が日常的に食している豚肉や鶏肉となんらかわらない。野菜や米ともかわらない一つの生命だ。他国の食文化には何があっても口出ししたり食べもせず根拠もなく軽蔑してはならない。たしかに見た目がいびつな料理もあるかもしれない、昆虫を食べたりするかもしれない、だが、それはその民族の歴史やもっと大きな流れのうちで生まれた考えだ。決して汚してはならない。それは我々もわきまえるべきだと思うな。間違ってもあのようにはなるな」

マックス「長すぎるわよ……はい、焼酎のお湯割りができたわ」

提督「ありがとー」

提督「なあ、大和。春の山と秋の山、どっちが好きだ?」ナデナデ

大和「うーん、春は花を見て山菜を採って楽しみ、秋は舞うもみじを見たり触って楽しみながらおいしいものを食べるわ」

提督「食べてばっかりじゃねーか。好きだなー」

大和「もちろん提督も好きですよ」

提督「それは別にいい、この問いかけは天皇が藤原鎌足のところに訪問した時に問うたものなんだけどな。これに応えた額田王(ぬかたのおおきみ)の歌がこれだ」サラサラ

冬ごもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥もき鳴きぬ 咲かざりし 
花も咲けれど 山を茂(しみ) 入りても取らず 草深み 取りても見ず
秋山の木の葉を見ては 黄葉をば 取りてそしのふ 
青きをば 置きてそ嘆く そこし恨めし 秋山そ我は

提督「読めるか?」

大和「もちろんっ、大和ですから。春が来ると、今まで鳴かなかった鳥も鳴く。咲かなかった花も咲くが、山が茂っていて山に入ってとることもせず、草が深いからとって見ることもない。秋山の木の葉を見ては赤く色づいた葉は手にとって愛でますが、青いものはそのままにして残念だと思う。(春山は)そこが残念だ。秋山がすばらしいと思う」

提督「うん、まあいいかな。額田王は大和のように美しかったらしいが、目のつけどころは当然額田王の方が上だったな」

大和「まあ、いやだわ提督、そんな面と向かって美人だって言われたら照れちゃいます」

提督「…………ちなみに『そこし恨めし』のそこは諸説あるんだ。そこ、は二つあるが、なんだと思う?」

大和「そうですね……青い葉が残念なのか、もしくは春山に入ることができないことでしょうか」

提督「この場合は、僕は『春山は』の方をとるのが好きだな。なぜかは長くなるから話さないがな」

大和「ところで提督、ココ……かたくなってますけどどうかされましたか?」

提督「ああ、これな。別にお前を見て興奮したんじゃなくて、下にあるビンだ」

大和「…………」

『万葉集』第一巻 十六番

提督「うげえ……のみすぎた」フラフラ

マックス「もう……少しは加減ってものを知りなさいよ」

提督「翔鶴も酔っぱらって寝てるからだいじょぶ」

マックス「あの人も珍しく飲んでたわね。普段は抑えてるのに……」

提督「今日は人数が少し多かったからな……天津風、叢雲、夕雲、大鳳、大和の8人か」

マックス「一升瓶を抱きながら寝てたわ」

提督「そういえばマックスは食ってばっかだったけど大丈夫か?」

マックス「食べてたのは私じゃなくて大和さんよ……ほら、着いたわよ」

提督「よっこいしょ……マックス、座って」

マックス「はいはい……」

提督「マックスはかわいいな……ちゅーしよ」

マックス「……んっ……今夜くらい私主導でもいいわよね」

提督「自分でするならな……はぁあ……倒れるぞ」

マックス「こうやって横になって抱き合ってると安心するわ……ずっとこのままならいいのに……」

提督「あったかいな……」ナデナデ

マックス「はぁ……はぁ……んっ、提督のにおい…………起きてる?」

提督「…………」

マックス「寝てるじゃない、まったく……布団はどこにあったかしら。ああ、ここね……提督、おやすみなさい」

どうして手元にある万葉集は現代語訳がないんでしょうか。つ、疲れます!
酔った勢いでいろいろと書いてしまいましたが、どう解釈してもかまいません
まあこんなことを考えている人もいると思うくらいでお願いします

>>163
結局兵器ネタになってしまって申し訳ないです……

>>164
ここのクソ>>1は理系の問題が特に苦手で、数学とか何度川を泳いで逃げようかと考えていた人ですXD
川を泳いで逃げても濡れるだけで何も救われないんですけどね

>>170
あんまり艦これやっている人がいないんですよね><
同じグループのおっさん共はやってますが

>>174
ABCマント(対戦車戦用)

>>182
魔女の釜の底のようなスレですが、どうぞマックスちゃんと翔鶴さんを愛でていってください;)

信憑性を確保するためのこちらでの事実確認がつらい。
物によっては1日かかりそうなものまでありました。レポートじゃん!これ!
書く速度は緩慢ですが、どうかよろしくお願いします
今夜は終わり

あ、あとsagaは撰ブラのせいでsageと一緒に使えなかったんです!
お許しください!
また、このスレの話には、このことについて意見があるならば、常にその意見は持ち、自分で検証するのが良いと思います
>>1は史学系なので、哲学や、和歌とか説話とか、軍事が専門なわけではありません。また、イギリスのこともやっておりません。
ほとんど趣味のようなものなので間違っていることもあるかもしれません

提督「疲れた……」

マックス「なかなかいい服が買えてよかったじゃない」

提督「問題は暑いってことだな。なおかつ5時間睡眠とか困るな」

マックス「瑞鶴さんが駄々をこねてカフェまで行くことがなければ昼寝もできなかったわね」

瑞鶴「だって本を買う時ずっと無言だったんだもん、せっかく私がいるのに本ばっかり。少しは私も見てよ」

提督「むすっとした顔がかわいかったな」

瑞鶴「ふんっ、提督さんも機嫌をとるならもっと考えてほしいなぁ」

マックス「提督は女性への気遣いがなってないわ」

提督「それ、けっこー傷つくからやめてくれよ。本買う時以外は荷物持ったりしてるしいいだろっ」

瑞鶴「もっと手を握ってあげるとかさぁキスしてあげるとかさぁ考えてほしいのよっ」

提督「少し照れるんだ」

瑞鶴「甲斐性なし!」

マックス「意気地なし」

提督「ひでえ!翔鶴、たすけて」

翔鶴「正論ですから」

提督「………………」

提督「そういえば普段使わないバッグをみつけたから中を見てみたんだが、とんでもないものがでてきた」

マックス「どれ?」

提督「これだ」

マックス「バレンタインのチョコじゃない……うわ」

提督「もらった後忘れてずっとこの中に入ってたんだな」

マックス「信じられない!女の敵じゃないの」

提督「こればっかりは言い訳しようがない。あの時期ちょっと不機嫌だったのがよくわかった」

マックス「今更どうこう言っても仕方ないわね……」

提督「これをどうやって隠匿するかが問題だな、でてしまった以上隠しておかないと」

マックス「謝るって考えがでないあたりクズね」

提督「すんでしまったことだし、相手も忘れてるだろうからな。しばらくは優しくする予定だ」

マックス「負債になるわよ」

提督「しかし、WarThunderのソ連戦車は強いな」

マックス「ソ連製のゲームだから強いだけよ」

Верный「負け犬ほどよく吠えるものはないな」

マックス「なんですって?!」

提督「ところでお前の名前カタカナにしたら、日本語的にはヴェールニイの方が近いんじゃないのか?」

Верный「司令官、それは違うんだ。外国語をカタカナで書こうとすること自体間違ってる」

マックス「無視とはいい身分ね、赤のおフェラメス豚ちゃんは」

Верный「……ファシストはお仕置きが足りないようだ」

提督「ほれ、キルシュヴァッサーとスミノフだ。やったぜ、クラウツとイワンのキャットファイトが見られるぞ!カメラまわせカメラ」ポイ

翔鶴「提督、キルシュヴァッサーは入手が難しいので他のにしてください」

提督「中身はジンだ、大丈夫大丈夫。てかお前もう飲んでたのか」

瑞鶴「なになに?おもしろそうなことやってるじゃない!」

マックス「シャイセッ、よくもやったわね」

Верный「ブリャッチ、フリッツのくせに生意気だ」

提督「きたないなあ……ところでどっちも負けた方なのは言わない方がい……あっぶねえ!お前らこっちに投げるな」

瑞鶴「マックス、そこ!横腹があいてるわよ!殴りなさい!」

大淀「で、どうして出撃もしてないのに中破している子がいるんですか?それも艦装ではなく生身が」

提督「ぼ、僕は中破どころじゃないんですが……」

大淀「提督は戦闘単位ではありませんので」

提督「Bull shit!! いたい!やだ、もう体のあちこちが痛いよ……やめて……」

大淀「どこが悪いんですか?頭ですか?はぁ……もう煽るようなことはしないでください。もういいですよ」

提督「はい……ところで今日の夜やらない?キルシュヴァッサーを使ったお菓子とつまみを作ったんだ。焼酎と一緒に食おうぜ」

大淀「今日は明石さん、間宮さんと飲む予定なので」

提督「なんだ、残念」

提督「丸と菊池がカッコよかったな。鷲側だけど拍手してしまったぞ」

翔鶴「美馬が7回まで0点で抑えたのはうれしいわ。最近散々だったから」

提督「6回ウラのチャンスを逃したのは痛かった……」

浦風「エルドレッドの送球は見てて最高だったのう」

提督「うっせ!ああああもう、カープが強すぎる……」

V2Cでsageのボタンを押したらsagaと書けなくなってたんですが、手動でどちらも書いたらできるようになりました!みなさんありがとうございます!
温泉にいってきます~また夜に

最近半ヒモとかすけこましとか言われている>>1です
まったくそんなつもりはないのに……
反省しながら書いていこうと思います

マックス「ピクニック楽しかったわね」

提督「僕はめちゃくちゃ疲れた。夜中まで酒飲んで飲んでその翌日に早起きして遠出は、若くてもきつい」

マックス「いいじゃない、楽しかったでしょ?」

提督「ああ、楽しかったな」

マックス「今度はお弁当も持っていきましょうね」

提督「重いのはちょっとつらい」

マックス「嘘おっしゃい、面倒なだけでしょ」

提督「そういえば、昨夜の電気ブランはおいしかったな」

翔鶴「提督は呑みすぎなんですよ」

提督「いや、どうせすぐべろんべろんになるんだからいいだろ?」

翔鶴「もう慣れましたけど、お世話をする身にもなってほしいです」

提督「いいじゃんいいじゃんスト2サガットのステージの背景になるだけだし」

マックス「本当に仏さまにしてあげましょうか?」

提督「お前らがうるさいからじゃんけん負けちゃったじゃん」

マックス「提督って結構ストイックよね」

提督「どこがだよ」

マックス「キスだけですませたり、あまりえっちなことしないじゃない」

提督「だって本番までやったら時間がもったいないし、さっさと満足してもらってでいいかな」

マックス「だから前戯ばかりなのね……」

提督「自分でやった方が早いからな。ただ、それだけじゃなかなか許してもらえない時もあるから困る」

マックス「私たちは提督のおもちゃでも、主人でもないのよ。対等な立場で見たら尤もだと思うわ。それに、さびしく思うのよ」

提督「複雑だな」

マックス「私たちは本でも、講義でもない。人として、日常生活の中では互いに利益のある行動をしてほしいわ。あなたのやっていることは女性をオナホとしてしか見てないような男性と同じよ」

提督「反省はしてるんだけどな……」

マックス「それが反省をしている人の行動なのかしらね」

(ホモと言われるくらい傷つきます……別にホモでは悪いことではないんですが)

あきつ「戦車は強すぎるのであります!これでは勝ち目がない」

提督「そこ、弱い歩兵しかいないじゃないか」

あきつ「これではフランスの二の舞であります」

提督「ドイツ戦車のアルデンヌ越えは有名だな。スダンの方で包囲されて仏軍の消滅とか冗談じゃない。だが、相応の対策を講じられていたらどうだ?たとえばそこでお前が戦車向けの対策をしていたら敵の動きは止まっていたんじゃないか?」

あきつ「たしかに……」

提督「どっちも奇襲だから成功したんだ。フランスのあっちの方は三流といってもいいほどの戦力で、しかも広く配備されていたんだ。そこでポーランド戦のように航空機の支援攻撃、多くの戦車の渡河攻撃があったらどうする?士気はどうだろうか。逃げ出す気持ちもわからないでもないな」

あきつ「十分な兵力を配備して、また、航空支援、および自らも機動戦力による防御も必要だったのでありますか」

提督「ゲームならそうかもな。で、これを見たフランス軍総司令官ウェイガンは対戦車戦闘を第一とする防禦を計画したんだ。砲兵を中核とした包囲に耐えられる陣地を作らせたんだな」

あきつ「パックフロントみたいなものでありますか」

提督「おう、この島嶼(とうしょ)状の陣地にドイツの装甲師団は困ったんだ。だが、フランス軍も対戦車用の火力も少なく、精鋭の兵士も少ない。この対策は遅かったんだな」

あきつ「フランスは戦車の使い方がなってなかったから敗北したのですか」

提督「それはどうだったかわからん。少なくとも、戦車にたいする考え方、それに基づく訓練、対戦車火力の充実、アルデンヌの配備、要塞とかたくさんあるな」

あきつ「現近代戦は複雑であります」

翔鶴「提督、紅茶をお淹れいたしましょうか?」

提督「お、ならブランデーも入れてくれ。飲まないとやってられん」

翔鶴「はい、かしこまりました」

提督「あ、カップは焼酎水割り用のでやってくれ、たくさん飲みたいからな。ところで紅茶の三原則って知ってるか?」

翔鶴「いえ……」

提督「そっか、僕も普段はパックの紅茶しか飲まないから別にどうでもいいんだけどな。一つ目、茶は酸素が好きだから新鮮な水から沸騰させるんだ。二つ目、ポットが清潔で、お茶にあうこと。三つ目、ポットは温めておいて、一つ目の水は沸騰したらすぐ淹れるんだ。あと量とか時間もあるが、これだけで違うらしいぞ。ちなみに僕はまったくわからん」

翔鶴「なるほど、次の機会にでも試してみますね」

提督「やっぱり酒があるといいなぁ……ほどほどにが一番だけどな」

翔鶴「ミルクは」

提督「いらない」

翔鶴「お酒は2本目くらいにしておきました、どうぞ」

提督「そういえばカップも重要なんだってな。紅茶って難しいなぁ……うまうま」

提督「お、『陰陽師』か。それおもしろいよな」

マックス「陰陽師?」

天津風「提督も読んでるの?」

提督「普段、小説はあまり読まないんだが、これは新刊がでたら毎度読んでるぞ」

天津風「読みやすいし、話の流れもわかりやすいわよね。一話完結型ってところや、晴明と博雅の絡みも好きよ」

提督「空いた時間にさっと読めるからな。何度でも読みたくなるいい本だ」

マックス「どんな話なの?」

提督「安倍晴明が平安の世でがんばるお話だ。そうだなぁ……晴明はとんでもない術を使えるんだが、その話を一つしよっか。その小説にもあるんだけどな。清明が蛙を潰す話だ」

天津風「あぁ、あれ!本当にすごいんだから。マックスも震え上がるかもしれないわね」

提督「ちなみにあの話は『宇治拾遺物語』にあるぞ。原文で読むのもいいかもな。晴明があるとき広沢の僧正の寺に行った時、僧たちが晴明に聞いたんだ。『式神を使ひ給ふなるは、たちまちに人をば殺し給ふや』」

天津風「式神を使えるのなら、人を殺めることもできるのか。ね……」

提督「晴明は、簡単に殺せないが、力を入れれば殺せる。だが、生き返らせる方法はわからないから、殺生を犯すことになる。みたいなことを言ったんだな。そんなことを言っていたら庭に蛙が数匹でてきて、池の近くに行くと……」

天津風「本当に殺めることができるのなら、あれを殺してくれないかって僧侶は言うのよね!ひどいわ……あっ、ごめんなさい」

提督「晴明は、『罪をつくり給ふ御坊かな』、しかし、試しているなら殺めてみせましょう。と言って、草の葉を蛙の上にかぶせるんだ。そうしたら蛙は潰れて死んでしまった。これをみた僧たちの顔色がかわって、晴明を恐ろしく思ったそうだ」

マックス「恐ろしい話だわ……でも、大和さんも似たようなことができそうね」

提督「どういうことだ?」

マックス「鉄のインゴットを葉っぱを拾うかのように持ち、そのインゴットで蛙を潰してしまうのよ。ね、簡単でしょ?」

提督「僕はお前の考えることの方が怖いな。ちなみに、晴明の邸の中に人がいない時に式神を使っていろいろしてたそうだ。『陰陽師』でも橋の下に式神をおいて誰がきたかわかるようにしていたな」

『宇治拾遺物語』 巻三

提督「ヒマだな……」

マックス「そうね……」

提督「なぞなぞでも出すか。山上復有山、これなんて読む?有名なやつだから知ってるかもな」

マックス「山の上にまた山……?うーん……ちょっとわからないわ」

提督「答えは『出』だ。ほら、山の上に山があるだろ?」

マックス「なるほどね……」

提督「じゃあ、十六 これはなんて読む?」

マックス「十六?お茶かしら」

提督「ぶっぶー、ヒントは九九だ」

マックス「うーん……しし十六だから、獅子かしら」

提督「よし、次。八十一は?」

マックス「くく、ね」

提督「これに二をつけて?」

マックス「にくく、憎くね」

提督「そうだ、これらを戯訓といって、万葉集にあるんだ。おもしろいだろ?」

マックス「たしかにおもしろいわね。探してもおもしろいし、自分で考えるのもいいかもね」

提督「そうだな……万葉仮名は真仮名とも言ってな、日本語を書くために本来の意味と関係なく漢字を利用したものなんだ。漢字の意味は関係なく、音(字音字訓とか)だけをとるんだな。また、こういう流れのことを仮借というんだ」

すみません、風邪引いちゃったっぽくて終わります
あ、ヒモじゃないです!冗談まじりで言われただけです!
ヒモだったら電球すら買えないなんてことはありませんから(涙目)

提督「風邪引くとおかしくなるっていうがホントだな」

マックス「あなたは元からおかしいじゃないの」

提督「そうか?これでも表だけは取り繕ってるつもりなんだがな」

マックス「たしかに最初はまともかもね」

提督「だろ?最初はな。仲良くなってお酒が入ったりすると、たまに本音がでてくるからな」

マックス「口のまわりに線を引いて『ライフリング』とかしたわよね。頭おかしいわほんと」

提督「そういうことは滅多にしないからやめて!黒歴史だから掘り起こさないで!」

マックス「そうね……あとはくだらないオヤジギャグが多いわね」

提督「それはもう言わないから大丈夫だな」

マックス「濡れた手でコンセントさして感電したり」

提督「それ、生活上のミスじゃん……」

マックス「バスマジックリンを換気扇も窓も開けずにやって窒息死しそうになったり」

提督「ゴミの臭いかと思ったんだよ……仕方ないだろ」

マックス「常識がないってことがよくわかるわね」

提督「あんまり僕をいじめるのはやめて」

マックス「ところで、どうしたの?その鼻……」

提督「鼻毛カッターが壊れたからライターで鼻毛を燃やそうとしたらヤケドした」

翔鶴「何やってんですか、提督……」

提督「上手にやれば燃えると思った」

マックス「上手にできるわけないじゃない。燃えたところでヤケドするだけよ」

提督「風邪ひいたら免疫低下がおこるから、二倍バカになったということでよろしい」

翔鶴「…………」

マックス「…………」

提督「…………」

浦風「こら、何やっとるんじゃ」

提督「賢者タイムってやつだな……あ、おい」

浦風「……ゴホッゴホッ、とんでもない。どうしてタバコなんて吸うんじゃ?こんなつらいのに」

提督「タバコを吸うと落ち着くからだ。気分転換になるから疲れた時とかに吸うと、新しい考えが浮かんだり、効率も上がるぞ。ほら、矢矧みたいにマジメなやつとかが吸ってたりするだろ?ここだけかもしれんが」

浦風「なるほど……、ところでどうじゃった?またしたくなったかの」

提督「いいのか?」

浦風「そんなに辛くないからのう。抱いてもらった方がマシじゃ」

提督「へぇー……でも疲れたから終わりだ」

浦風「体力ないのう……私が上でもダメか?」

提督「どうぞご勝手に…………」

浦風「まったく、なんてやつじゃ……」

提督「こう、物に満ち溢れている現代からみると、軍隊と町の関係とか忘れてしまいそうだよな。あっ、水をもってきてくれ」

マックス「どういうことよ……わかったわ」

提督「そう、何気なく蛇口をひねったが、これにはもちろん水道整備が必要なわけだろ?」

マックス「そうね、それがどうしたの?」

提督「軍隊がいれば兵営もある。しかし、古いものだったり井戸は怖いよな?」

マックス「なるほど、水が原因で病気が兵営内で広がったりしたら目も当てられないわね」

提督「そうだ、兵営の設置基準にも良質で充実した水資源があげられたりしたな。日本の近代的な水道は三府五港(京都・東京・大阪・横浜・函館・長崎・神戸・新潟)から始まり、主要な湾岸施設のある都市や地方都市を中心として敷設されていくんだ」

マックス「ふーん」

提督「この横須賀もそうだぞ。海軍が水源を確保して水道を敷設し、市の水道が遅れて整備されていくみたいな流れだったんだ。余裕があったら市民にも水がわけられたみたいだけどな」

マックス「軍隊がいることで都市の発展に変化をもたらすってこともあるのね」

提督「まあ、師団の所在地があるからといって必ずしも早まったわけではないみたいなんだけどな。まあ、このくらいにして仕事でもするか」

マックス「まだ添削が残ってるわよ」

提督「めんどくせええ」

提督「ところでさ、天津風ってどうして頭にオナホをつけてるんだ?」

マックス「オナホって……」

天津風「え、えっと……提督が私の体に飽きた時にこれで楽しんでもらうためよ」

提督「どうして布で抜けると思うんだ?」

天津風「…………」

提督「ああ、やっぱり天津風はかわいいなあ」

天津風「本当っ?!うれしい……」

提督「ほんとほんと、大好き。マックスの次くらいに」

天津風「…………」

マックス「一言多いのよ……」

ビスマルク「……それでね、提督ってどっからあんな話がでてくるのかって気になるわけよ」

マックス「たしかに気になるわね、翔鶴さんは何か知らない?」

翔鶴「そうですね……どんな本や資料を読んでいるかって話は聞いたことがありますよ」

ビスマルク「へぇー、どういうの?」

翔鶴「イギリス関係はまず新書のようにとっつきやすい物から読み始めて、慣れてきたらトレヴェリアンの『イギリス史』がオススメらしいわ。また、専門雑誌はヴィクトリア時代なら『Victorian Studies』とか、社会学ならいろいろあるけれど、『Bulletin ― Society for the Study of Labour History』などがいいというわね。当然、英語だから研究してる人以外なら読む必要はないし、提督も読んでないというお話でした」

マックス「ふーん」

翔鶴「軍事関係も同じように読み始めて、慣れてきたら『軍事史学』がオススメだと。あと、『丸』も読みやすくて好きらしいわ。もちろん、どちらにも言えることだけれども国会図書館のページの利用はかかせないみたいよ」

ビスマルク「あと、教授に話を聞くとかいろいろ手もあるって言ってたわね」

翔鶴「文学や哲学は適当な本をみつけては読んでいるだけで、オススメはわからないということでした」

マックス「そりゃ、あんな部屋が汚くなるわけね。それだけ本があったら大変よ。大切な本は本棚にきちんと戻すみたいだけれども、すべて大切な本ってことにはかわりないんだから戻してほしいわ」

翔鶴「それはわかってはいるものの、やっぱり手元に積んでおきたいって気持ちの方が強いのかもしれませんね。そのせいか図書館も必要に迫られることがなければ利用しないらしいです。一日中そこにいて読むだけなら好きみたいなんですが……」

ビスマルク「戻すのが面倒だからって理由なら、ずぼらったらありゃしないわね」

バスマジックリンを間違えて使った時は本当に死んでしまうのではないかと思いました。
掃除用品って怖いんですね、注意書きを読まないと最悪死んでしまうかもしれないって……
今日はこれからやることがあるので終わりにします

長い文だと改行欲しいね乙

提督「お腹すいたー……どっか食べに行こうぜ」

翔鶴「新しくラーメン屋さんができたらしいですよ」

提督「ならそこいこっか」

…………

提督「……ごちそうさまでした。美味しかったな。そろそろでるか」

翔鶴「お支払いは私が済ませてきますから先にでていてください」

提督「マジか、ありがとー」

…………

提督「しょーかくー、喉かわいた」

翔鶴「何か買ってきましょうか?」

提督「ちべたいココアが飲みたい」

…………

提督「夕餉は何にする?』

翔鶴「うーん……スーパーに寄ってから帰りましょうか」

提督「お腹すいたー」

…………

提督「翔鶴、しょーかく、これ買って」

翔鶴「もう、提督ったら。いいですよ、カゴに入れてください」

提督「翔鶴は天子さまみたいだな」

…………

提督「ご飯まだー?」

翔鶴「あともう少しでできあがるので、ちょっと待っててくださいね。あっ、こらっ、つまみ食いはダメです!」

提督「おいしー、翔鶴はいいお嫁さんになれるな」

翔鶴「もうっ、提督ったら……」

…………

提督「シャンプーきれちゃったから詰め替え用持ってきてー」

翔鶴『はーい、ただいま』

…………

提督「おやすみ、翔鶴」

翔鶴「提督……しませんか?」

提督「……まあお前がそう言うなら」

翔鶴「早く提督としたくて……その……っ」

提督「……好きだよ」

…………

提督「……とまあおよそこんな感じだ」

マックス「これじゃクズね」

提督「相違ないが、僕だって料理やその他のことなら協力してるし、あっちが出すって言うからしゃーないじゃん?」

マックス「あなた、翔鶴さんより料理できるものね……」

提督「あいつちょっと前まで何もできなかったぞ。大さじがないから小さじでやろうとしてたんだが、大さじは小さじ何杯分ですかとか、その前は火の加減すら知らなかったりとか。あと片栗粉が何かすらもわかってなかったな」

マックス「あら、意外な側面」

提督「うぅ~……ただいもー」

マックス「おかえりなさ……うわ、酒クサッ」

提督「ひどいにゃあ、提督だって傷つくよん(はぁと)

マックス「いくら飲んだのよ……」

提督「いっぱ~い」

マックス「はぁ…………」

提督「マックス~、ビールもってきて。なんでもいいよ~」

マックス「まだ飲むの?」

提督「お口なおしみたいなもんだし?いいじゃーん?」

マックス「はぁ…………」

提督「何喘いでるんだよぉ」

マックス「きゃっ、ちょっと!だっこしないで」

提督「うっほー、マックスかりい!めんこいなあ……」

マックス「酒臭いわ……」

提督「あー……ビール美味しいな」

マックス「もう一本いく?いいわよ」

提督「いや、やめとく。そうだなぁ……今度オクトーバーフェストのおっぱいちゃんみたいな服着てそそいでくれよ」

ビスマルク「マックスじゃダメよ、おっぱいが小さいわ。私ならどう?提督ならいくらでも揉んでもいいわよ?」

提督「そうだな……ビスマルクでもいいが、それならドイツ組三人できてくれよ」

ビスマルク「もうっ、つれないわね」

マックス「ふんっ、何もわかってないのね」

提督「背の低い娘の方が好きだからな~たまらんな~」

ビスマルク「テニス選手みたいに縮小してみようかな……」

提督「バカヤロウ、主食と副食の関係も考えろ!」

マックス「つまり、侍らせたいと」

提督「男の夢だよな~……理想のままが一番いいんだけどな」

ビスマルク「欲望の塊ね」

提督「あ、目薬がきれそう」

マックス「大丈夫?明石さんにもらってきましょうか」

提督「そうだな、これと同じやつをもらってきてくれ」

マックス「ちょっとまっててね」

…………

明石「ちょっと提督、医師の処方する目薬以外は使用するなってあれほど言ったのにまだ使ってるんですか?!」

提督「げ、いいだろ。別に」

マックス「どういうことなの?」

明石「提督が使ってる目薬って血管収縮剤入りなのよね。血管収縮剤ってその名の通り血管を細めて目の充血を治すのだけれども、長く使ってると血管が傷んでゴムが伸びきった状態になるのよね。つまり、充血が治らなくなるの」

提督「そうは言ってもスーってするのがいいから使ってるだけなんだけどなぁ……」

明石「ほら、提督の目って充血してない?」

マックス「そういえばいつも充血してるわよね、少しだけだけれども」

明石「ずっとこれを使ってるからよ」

提督「あまり深刻な問題じゃないし、いいもーん」

明石「はぁ……次からは目薬をさすならこれを使ってくださいね」

提督「ケチ」

<Blessed be the LORD my strength, which teacheth my hands to war, and my fingers to fight.

マックス「なんかドイツ人が殺されているシーンを見ていると、何かくるものがあるわね」

<My goodness, and my fortress.
<My high tower, and my deliverer.
<My shield, and He in whom I trust. Amen.

マックス「ところで、これ何なの?詩?」

提督「聖書も読んでないのか、日本教の僕の方が知ってるな。旧約聖書 詩篇 144篇だな、アーメン」

マックス「ふーん……アーメン」

司令官、神はいないぞ>
はいはい、響はあっちで他の映画を見ましょうね>

<We’re going to the Alamo.
<Alamo! Alamo!

マックス「さっきから気になってたんだけど、アラモって何よ」

提督「終わったら説明するから」

マックス「ふーん……」

<~♪

提督「いや~、よかった。何度見てもいい映画だな」

マックス「そうね、私は初めてだったけれど、とってもいい映画だったわ」

提督「ところで、あー……アラモだったか」

マックス「よくRemember the Alamoっていうじゃない。あれ何なの?」

提督「簡単に言ってしまえば、テキサス独立戦争時のアラモの砦の虐殺を忘れるなってことだな」

マックス「うーん……」

提督「その虐殺は一八三六年三月五日のことで、その翌月、四月二十一日にサンジャシントー川付近において、テキサス騎兵隊、および歩兵隊が『アラモを忘れるな!』と叫びながらメキシコ側の軍隊に奇襲をしかけるんだ」

マックス「そこからなのね」

提督「ちなみに、この騎兵隊の指揮官の名前はミラボー・ボナパルト・ラマーだ。ミラボーはフランス革命初期の中心的指導者、ボナパルトはナポレオンだな。なんかステキじゃないか?」

マックス「ところで、どうしてこんな戦争になったの?」

提督「この軍勢を率いていたのはサンタアナという将軍なんだがな、この人はメキシコの大統領だったんだ。この人の統一憲法の公布が離脱の原因となり、テキサスにいた人たちが暫定政府を設置するんだ」

マックス「おかしいわよ、どうしてテキサス人がそんなことをするのよ」

提督「この戦争が起こる十年くらい前に合衆国からテキサスへ移民が始まってるんだ。この移民はメキシコ議会が許可を発付したものでな、二一年にはコネチカット州に住むモーゼズ・オースティン、また、二三年にはその息子のスティーヴン・F・オースティンに、三百世帯のアメリカ人の家族をテキサスの肥沃な土地に定住させる権利を与えたんだ」

マックス「なるほどね」

提督「三四年には二万人の白人と二千人の奴隷がその植民地に住むようになり、元々そこに住んでいたメキシコ人よりもはるかに多くなった。そして、植民地はイギリスの領主植民地、つまり、特定の人たちが全統治権を与えられていた植民地に似ていたようなものであったんだ」

マックス「うーん……」

提督「だが、オースティン指揮下の法がなくなる、州権が一掃されるようなサンタアナの統一憲法によって、テキサスが離脱する原因となってしまったらしいんだな。長くなったが、『アラモを忘れるな』は復讐心をくすぐるような言葉だったんじゃないかな」

マックス「フェアプレーの精神から生まれたリメンバーパールハーバーとは違うことがわかったわ」

提督「そんな話してない……あ、ちなみにテキサスはアメリカが購入したルイジアナの隣だったからな」

提督「なんか鼻血でてきた……」

マックス「舐めてあげましょうか?」

提督「…………」ドンビキ

マックス「そ、そんな拒絶されると少し傷つくわ……」

提督「マックスはかわいいなあ」

マックス「はい、ティッシュ」

提督「抜けと?」

マックス「早く拭けと。」

提督「もうほとんど夏だよなぁ……やだやだ」

マックス「そう?私は好きよ」

提督「夏のどこが好きなんだよ……たしかに好きなところもたくさんあるが、難点は夜が短いことだな。僕は夜に明るくなってきたら寝られない性格なんだ」

マックス「たしかにもぞもぞしてるわよね、あなた」

提督「あと暑いから布団もベタベタする。汗かけば本は気軽に触ることができない。最悪だな。夏は、釣りとかサイクリングとか好きなことはたくさんあるが、暑いのと夜が明けるのが早いことは受け入れられないな」

マックス「ふーん……でも、たしかに夜が短いのは気になるわよね」

提督「そうだ、たまったもんじゃない」

マックス「……夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲の何処に 月宿るらむ」

提督「春はあげぽよ~」

マックス「むしろテンション下がってるじゃない」

提督「まだ五日だしな、月はとっくに休暇に入ってるだろ」

マックス「提督もそろそろ休暇を取ったら?もういつもなら寝る時間よ」

提督「そうだな、さすがに今日は呑みすぎた。明日は二日酔いかな~自転車乗ったらアカンよこれ~」

マックス「まったく……」

小倉百人一首三六番 清原深養父
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ
夏の夜は、まだ宵の時間だと思ってたらもう明けてたよ。月はどの雲に宿をとってるのかな

ああ、疲れた。床に吐きたくない→コップに吐く→くちゃい

>>224
なかなか分けられなくてごめんなさい><
Wordの40文字設定にしてまして、だいたい長くても3行あたりを目安に書いていたんですが、やっぱり長いでしょうか

提督「昼寝でおもらしした……」

マックス「あなた、今年でいくつになるのよ」

提督「でちゃったものはしゃーない」

マックス「ところで、どこで出したの?」

提督「ベッドの上」

ようせいさん「ていとくさんはあかちゃんさんでしたかー」

マックス「もちろん睡眠中よね」

提督「いや、ベッドでおもらしするのは睡眠中だからと決めつけてはいけない。僕みたいに寝ぼけてここがトイレだと思ってむぐしてしまうこともあるぞ」

マックス「…………クソ提督じゃないの」

これだから小便提督は……また夜にくるかもしれません
目薬の話はホモっぽい医学部の友人に聞きました。いつか掘られると恐怖しています

提督「また負けた……」4位

マックス「あなたが弱すぎるのよ」1位

天津風「提督、今度はもっと手加減するから元気だして!」3位

提督「そっちの方がつらい……マリカはダメだ、マリオパーティだして」

翔鶴「どっちのケースにありましたっけ?」2位

提督「うわ、この人タバコ吸ってるよ柄悪っ、左左。メモカは右な」

翔鶴「あっ、ありました!」

提督「よっしゃあああああ、勝つぞーーー」

提督「また負けた……」4位

マックス「弱すぎるのよ」1位

天津風「提督……」2位

提督「0スター0コインってどういうことだよ!おかしくね?どうしておまかせ選択でわざわざスター一個しか持ってない僕を選ぶの?!」

マックス「ゲーム機にいいなさいよ。早く」

提督「お前のせいかよおおおおおお」

翔鶴「提督っ、落ち着いてください!」3位

提督「ミニゲームで負け続けていたやつに言われたくないわ!お情けで3位のクセにぃ」

マックス「八つ当たりなんてサイテーね」

提督「しかもどうしてマックスは僕のコインまで持っていったの?!素寒貧だよ僕!」

マックス「そっちの方がおもしろいじゃない」

提督「翔鶴……僕もうダメかも…………」

翔鶴「じゃあ次はスマブラにしましょうか」

提督「あのさ、僕と翔鶴だけさっさと倒して1:1に持ちこむとかやめてくんない?」

マックス「弱い個体から消えていくのは世の常よね」

天津風「マルスの使い方も上手になったじゃない!大丈夫、私は提督を攻撃しないわ」

提督「さっきお前のファルコンパンチが僕とマックスに直撃してお星さまになったの見た?」

天津風「そ、そんなの不可抗力じゃない!もともと私は提督の方に向かってなかったわ!」

提督「翔鶴さん、今のお気持ちは?」

翔鶴「提督の作ってくれるおつまみが食べたいです」

提督「お前なんか加賀っぽくなってきたな……」

マックス「冷凍の枝豆がどこかにあったわよ」

提督「枝豆はダメ、天津風がハムスターみたいに頬に溜めるから」

天津風「もうしないわよそんなこと……」

比叡「司令ぇ、カレーを作ってみました!」

提督「お前料理できたっけ……?」

比叡「いいからいいから、食べて食べて!」コト

提督「…………一ついい?」

比叡「なんでしょう?」

提督「溶けきってないルーがご飯の上に乗ってるカレーは初めてみた。少なくとも隠すだろ、フツー」

比叡「え、これ野菜じゃないんですか?」

提督「あるかボケェッ、こんなもん自分で食え!」

比叡「ヒエエエエエエエエエッ」

比叡「しれぇ!またカレーを作ってみました」

提督「こないだのとは違うよな…………?」

比叡「今回は少し工夫しましたから」

提督「工夫って聞いて少し不安になったけど、思ったより普通だな……うん、美味い」

比叡「本当ですかっ?!うれしいです!」

提督「で、これ僕がよく食ってるレトルトカレーなんだろ?よく工夫したな」

比叡「あっ、バレました?」

提督「…………」

比叡「しれえ、比叡カレーを作ってみました!」

提督「マトンカレーとナンか、この組み合わせは大好きだ。誰に作ってもらったんだ?」

比叡「間宮さんに教えていただきました!ちゃんと気合を入れて自分の手で作ったんですよ!」

提督「へぇ!成長したな」ナデナデ

比叡「えへへへ……」

提督「なんか犬みたいでやだな……」

比叡「興奮しませんか?」

提督「飯を食いながら、んなことしねえよ!」

比叡「ヒエェェ……あ、味見してなかったんで一口ください!」

提督「味見してなかったのかよ……ほら」

比叡「ふふっ……これでも興奮しませんか?」ピチャピチャ

提督「ちょっとドキっとした」

提督「ごちそうさまでした」

比叡「今日のはどうでした?」

提督「うん、美味しかったけれど、辛さが足りないかな。もっと辛い方が好きなんだ」

比叡「次からはもっと辛くします!」

提督「ナンはお店で食べるようなやつと遜色ない。とってもよかったよ」

比叡「えへへ……」

提督「次はチキンカレーがいいな」

比叡「司令のためなら、青いロブスターを使ったカレーだって作っちゃいます!」

提督「今から食べるって料理の中に青いものはみたくないな……そうだ、今夜はカレーオムライスを作ってやるよ」

大鳳「あら、提督、筋トレですか……いいですね。お手伝いしましょうか?」

提督「いや、慣れてるから……いい……」

大鳳「そう?……提督が筋トレなんて珍しいわ」

提督「毎日やってるぞ……朝夜に3セットずつ」

大鳳「おかしいわ、どこで普段提督が筋トレしてるところなんて見られないもの」

提督「そりゃ、お前らがトレーニングルームにこないからだ。伊勢とは筋トレ仲間だぞ」

大鳳「じゃあ今日はどうして外で?」

提督「たまには外でやるのもいいと思ってさ」

大鳳「なるほどね……あ、背筋手伝いましょうか?」

提督「おう、頼むよ」

翔鶴「提督、缶詰をあっためてきました!あら、大鳳さん、いいですね……私も少しやっていこうかしら」

提督「やっぱり運動後の缶飯は最高だな!」

マックス「これ美味しいわね、なんてやつ?」

提督「それは……たしかジャックハンマーってやつだな。よく飲めるなぁ……」

マックス「このビールおいしいじゃない。私はなんでも呑むわよ」

提督「しかし、その服いいな……ディアンドルってやつだっけ?」

ビスマルク「提督っ、私は?私のはどう?」

提督「っ……お前そんなにかわいかったっけ?めちゃくちゃきれいだぞ……」

ビスマルク「そう?うれしいわ」

提督「私室で呑まないか?いい部屋があるんだ」

マックス「待ちかえる気満々じゃない、私はあっちで翔鶴さんたちと飲んでくるわね」

ビスマルク「ちょっと待ってて、ジョッキと瓶も持ってくるわね」

提督「あいつあんなに色っぽかったっけな……」

ビスマルク「おまたせ、さあ行きましょっか」

提督「ああ、こっちだぞ、フロイライン」

ビスマルク「ふふっ、まさか提督にそんな扱いをされるなんて、夢みたいだわ」

提督「う、うるさいっ」

提督「この部屋だ、いいだろ?」

ビスマルク「こんなオシャレな部屋もあったのね……」

提督「ああ、窓際の席で呑もうか。土足でいいぞ、ほら……手を」

ビスマルク「ありがと、いつもとは違ってとっても紳士的じゃない。どうしたの?」

提督「そりゃ、もちろん美しいお嬢さんにはこのくらいしないとな」

ビスマルク「……ねぇ、私ね……少し寂しかったの。マックスばかりにかまって私は蚊帳の外、同じドイツの船なのにね」

提督「背の低い方が好きだからな……いろいろとやりやすいし。でも、お前くらいの身長も好きだぞ」

ビスマルク「ふんっ、とってつけたように言っちゃって」

提督「まあ……そこは許してくれ」

ビスマルク「そうね……キスしてくれたら考えないわけではないわ」

提督「まったく……」

ビスマルク「きゃっ…………強引ね」

提督「ちょっとかがまないといけないだろ?今のお嬢さんは背が低いからな」

ビスマルク「いいわ、赦してあげる。でも、ベッドの上では優しくお願いね?」

提督「もちろんだ」

提督「ふぅ…………金髪で巨乳は憧れだな」

ビスマルク「……激しすぎるわ……」

提督「やっぱりムダ毛処理はしてるんだな……」

ビスマルク「はい、そんなことは言わないの。ダメよ」

提督「…………」

ビスマルク「…………何よ、照れちゃうわ」

提督「見まつりて いまだ時だに 変はらねば としづきのごと 思ほゆる君」

ビスマルク「……どういう意味なの?」

提督「お目にかかってからまだ時も経たないのに、古くから一緒にいたように思われる君だ」

ビスマルク「…………」

提督「もっと君を大切にしていればよかったな」

提督「あしひきの 山に生ひたる 菅の根の ねもころ見まく 欲しき君かも」

ビスマルク「…………奥山の 岩陰に生ふる 菅の根の ねもころ我も 相思はざれや」

提督「ふふっ……どうする?戻るか?まだやってると思うが」

ビスマルク「嫌よ、もっとあなたを独り占めしたいわ」

提督「そうか……そこの冷蔵庫にまだお酒があるぞ」

ビスマルク「とってくるわね……これシェリー酒じゃない」

提督「今のビスマルクに合ってるだろ?」

ビスマルク「ふーん……Prosit」

提督「Prosit」

五七九番 見まつりていまだ時だに変はらねば年月のごと思ほゆる君
五八〇番 あしひきの山に生ひたる菅の根のねもころ見まく欲しき君かも
現代語訳 あしひきの山に生えている菅の根のように、懇ろにじっと見ていたいな
七九一番 奥山の岩陰に生ふる菅の根のねもころ我も相思はざれや
現代語訳 奥山の岩陰に生えている菅の根のように、私も深く心をこめて思おう

とりあえずはこれで終わりで
今日は用事がないので、今夜はちゃんと夜にきます!

昨日がんばってマックスをLv30にして、今日は予定を入れずに昼からマックスの時報を聞こうと思ってたのにメンテナンスとは
こういうのって水曜日じゃなかったっけ(涙目)

最近ようやっとビスマルクの魅力に気づきました

すみません、教授との話が長くなってしまい、書き溜めができませんでした
今から短いものではありますが、書いていきたいと思います

マックス「あら、模様替え?いいわね」

提督「そろそろ夏仕様にしとかないと機会がなくなるからな」

マックス「そうね、どうしたいの?手伝うわ」

提督「とりあえずゴミを捨ててきてくれ」

マックス「一番やりたくない……」

提督「まあまあ、僕が一番やりたくないから安心してゴミの分別をしてくれ」

マックス「いや、私が一番やりたくないから提督がするといいわ」

提督「いやいや、僕の方が一番やりたくない」

翔鶴「はぁ……私がやりますから、マックスさんは食器をまとめてきてください」

マックス「やっぱり翔鶴さんは最高ね」

提督「翔鶴先輩ありがとう!」

翔鶴「…………」

提督「ふたなりって本当にいるんだな……いや、これ女性器あるのか?」

マックス「何見てるのよ……」

提督「とんでもない動画を見つけたから見てたんだ」

マックス(私より胸が大きいじゃない……)

提督「まず胸がデカいだろ?顔つきも女の子っぽいよな。でも、股間にはぶっといのが生えてるんだよな」

ビスマルク「信じられない……私と同じくらいじゃない」

提督「世の中にはいろんな人がいるんだな……」

マックス「現代社会はおそろしいわね」

提督「最上とか生えてたらどうしよ……ちょっと確認してくる」

マックス「行ってらっしゃい」

提督「詩を作ってみた」

マックス「どれ?」

扇風機が動いているウゴゴゴゴゴゴゴ
強い雨が降るザーザーザーザー
パソコンの前の僕の心は戦慄と衝撃に満ち溢れている
存在しないはずのものを追求し、検索してしまった
私の股間は真っ青だった へにょーん

提督「どうよ」

マックス「どうよって言われても……まさか」

ビスマルク「検索したのね……」

提督「驚きのあまり性別がかわるかと思った」

マックス「まあ、お酒でも呑んで落ち着きましょうか……」

提督「じゃじゃーん!今夜はウォッカだ!一人分しかないけどな」

ビスマルク「スミノフね、いいなぁ」

提督「口移ししようか?」

ビスマルク「是非!」

提督「やーだ」

提督「なんか最近サッカーのニュースが増えてきたな」

マックス「野球は好きみたいだけど、サッカーは興味ないの?」

提督「サッカーはまずルールからわからないからな」

マックス「そうだったのね……」

提督「…………そうだ、マンチェスターユナイテッドってチームがあるだろ?」

マックス「えぇ」

提督「マンチェスターはManchesterって書くよな。Chesterは接尾辞である。Chesterの意味はなんでしょーか」

マックス「知るわけないじゃない、私はゲルマンよ」

提督「…………ちょっと悲しくなるな。Chesterは、ローマのCastrumに由来する言葉で、意味は要塞とか砦みたいなもんだな。また、Cesterも同じだ」

マックス「なるほど、ローマ人が侵攻してきた時にできたものなのね」

提督「そうだ、ローマ人がきたことによってブリテン島に大きな恩恵をもたらしたんだ。道路の建設、文字をもたなかったケルト人に文字の導入とかな。ローマの文化圏に入ってたことでキリスト教を受け入れる下地もできていた」

マックス「ふーん……そういえばハドリアヌスの長城っていうのがあるじゃない?あれは何なの?」

提督「アヌスはちょっとな……ビーズを入れるならいいんだがな」

マックス「くだらない冗談はいいわ」

提督「北方にはピクト族ってのが存在していたんだ。こいつらがめちゃくちゃ強くてな、こいつらの抵抗が激しくて、しかも攻められたら困るから建設されたんだ。タイン川とソルウェイ湾を結ぶ防衛線を構築したんだな」

マックス「なるほどね」

提督「ローマの衰退後にピクトの勢力が強くなってきてな、しかもブリテンの軍人はだいたいがブリトン人になってたんだ。ちなみにブリトン人ってのはイングランドあたりに住んでいたケルト人な」

マックス「……あっ」

提督「そこでブリトン人はドイツ北部あたりに住んでいたアングル人やサクソン人らに助けを求めたんだが、そいつらが逆に侵略者になっちまってな。自分たちで王国を作ってブリトン人を外へ外へと追いやっていったんだ。まー七王国とも言うな」

マックス「ウェールズとかブルターニュとかね……」

提督「ちなみに、接尾辞の-hamや-tonはこいつらが持ってきたもんだ。-hamは村、-tonは町とか農場だな。BirminghamとかBrightonとかあるな。Washingtonもそれだ。あとは-shireとか-wichもあるが、別にいいな」

マックス「-heimも村っていうものね」

提督「まー、この辺にしとくか。そういえばお前、Brytenwaldaって知ってるか?七王国の中で最も勢力の強かった王のことを言うらしいが、そんな名前のMODがMount & Bladeってゲームにあるんだ。これの世界観が絶妙でな、一度プレイしてみるといいぞ」

マックス「今度やってみるわ」

提督「さて、略奪レイプと青姦、どっちがいい?」

マックス「どっちも嫌よ……あんまりかわらないじゃない!」

提督「あ、あと、ふと『理科年表』を開いてみて知ったんだが、本州とグレートブリテン、アイルランドと北海道はだいたい同じぐらいの大きさらしいぞ。本州はグレートブリテンよりも少し大きく、北海道はアイルランドよりも少し小さいらしい」

提督「そうだなぁ……イギリスの歴史をかなりおおざっぱに書いてみるか」

ローマ帝国の属領時代

ゲルマン民族大移動から始まるアングロ・サクソン時代

デーン人や、「ノルマン人の征服」による大陸中心の文化の時代

百年戦争でフランス領を失ってしまい、島国国家となったテューダー朝の時代

アメリカ独立までの旧帝国時代

アメリカ独立後のパクス・ブリタニカ時代

帝国から連邦への時代(おのれカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ)

ヨーロッパの一員としての現代

提督「まあ、こんなもんかな」

マックス「なんかゲルマン民族大移動って言葉、あんまり好きじゃないわ」

提督「そうか。艦これ的にはゲルマンシップの大移動がおこってほしいな」

今日はこのくらいで終わりにします
おやすみなさーい!(大鯨がでない)

大鯨「こんにちわあ、潜水母艦大鯨です。不束者ですが、よろしくお願いします」

提督「おう、お疲れ様。積もる話もあるだろうが、またあとでな」

大鯨「はい!」

提督「ところでさ……そのカゴの中、何が入ってるんだ?」

大鯨「えっと……この中ですか?玉ねぎや馬鈴薯とかです……はい」

提督「なんだ、それだけか」

大鯨「あの……もうよろしいでしょうか」

提督「ああ……」

大鯨「では、提督も良い一日を」

マックス「…………どうしたの?」

提督「……誰にも言うなよ?あのカゴの中、手りゅう弾が入ってそうで怖かったんだ」

マックス「何の影響よ……」

提督「……あとさ、なんかあの子ポンポン砲持ってない?大丈夫なのあれ」

マックス「さぁ?」

提督「あきつにポンポン砲を積んだ戦車でも搭載させるか……」

提督「ようやくここの風呂にもサウナができたか」

マックス「サウナのどこがいいのよ……暑いだけじゃない」

提督「ほら、汗を吸ったタオルを見ると、なんかやり遂げた感がしないか?」

マックス「いえ、まったく」

提督「ちぇっ、少しはわかるやつだと思ったのに……そうだ、汗だくセックスしないか?」

マックス「そんなことしたら倒れるわよ……はぁ、暑い」

提督「お堅いやつだなぁ……、……っ……っ……」

マックス「あ、暑苦しいわね……手伝いましょうか?」

提督「おう、頼むよ」

マックス「そういえばサウナで筋トレをして倒れた人がいるそうよ」

提督「僕の未来かもな……」

マックス「……んっ……っ……あっ……ちょっとっ、親指でここをいじらないでちょうだい!」

提督「仕方ない仕方ない、我慢してくれ」

マックス「はぁ……っ、ねえ……」

提督「今やる気ないから」

マックス「…………」

提督「いだだだだっ、耳引っ張らないで母ちゃんっ」ガタンズルズル

マックス「少し水風呂で頭冷やしてきなさい!」

提督「ヒエエエエエッ、ちべたいっ、寒っ寒っ」

マックス「もう知らないっ」

提督「はぁ……マックスには参ったな」

響「司令官、いたんだ」

提督「よう、これからサウナか?」

響「いや、ちょっと露天風呂で休憩しようと思う……そうだ、一緒にやらないか?」

提督「おっ、ニシンサンドか」

響「ああ、カレリアパイもあるよ」

提督「お前やるじゃん!」

響「お褒めいただき光栄だ」

提督「あー……やってられっかってんだ」

マックス「大丈夫……?ちょっと飲み過ぎよ」

提督「これが飲まずにいられるか!」

マックス「どうしたってのよ」

提督「関係ない報告書の下書きを手伝わされたんだ」

マックス「それくらいいいじゃない」

提督「普段パソコンを使ってるから、さすがに指が痛くなったぞ」

マックス「あー……大変だったわね」

提督「平日ならいいんだが、休日だからな……今日一日潰れたぞ。信じられん」

マックス「まあ、明日は平日だからほどほどにね……じゃあ、私はちょっと大鯨さんにいろいろと教えてくるわ」

提督「しょうかく~愚痴きいて……」

翔鶴「はいはい……提督は仕方ないですね」

提督「験なきものを思はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし、やらされたことを悔やむよりも酒を飲んだ方がいいな」

翔鶴「えぇ、その通りですよ、提督」

提督「生まるれば遂にも死ぬるものにあればこの世なる間は楽しくをあらな、生を受けたならば死ぬことは必然なのだから、今を楽しんで生きないとな」

翔鶴「えぇ……わかります、このお酒、美味しいですから」

提督「ん……?なんかおざなりだと思ったらお前も呑んでたのか……」

翔鶴「提督、口移しで呑みませんか?美味しいですよ、翔鶴の口から飲む鶴翔は……なんちゃって、あははは」

提督「なんかお前母ちゃんに似てきたな……部屋で飲もっか」

翔鶴「えぇ、もちろんです」

三三八番、三四九番
大宰帥大伴卿の酒を讃めし歌

なんか最近>>1の落書き帳みたいになってきましたね……
今日はこれで終わりにします……

龍鳳『提督、入りますね、やっと航空母艦に……」

提督「ダイナモ感覚!ダイナモ感覚!Yo!Yo!よ……洋ナッシイイイイイイイイイイイイイイイイイスミノフプシャアッ…………あへ?」ゴロゴロ

マックス「あっ……ちょっと装備の点検をしに」

翔鶴「ちょっと瑞鶴を探しに行ってきますね……」

龍鳳「…………」

提督「ち、違う!あいつらが悪いんだ!酒を飲ませて一発ギャグやらせるから!」

龍鳳「提督……これですか、お酒ではなくきちんと夕飯を食べないといけませんよ?」

提督「はい……反省してます……」

龍鳳「少し臭いですね……お夕飯の準備をしてきますので、お水を飲んで酔いを醒ましておいてください」クンクン

提督「で、でも夕飯には黒霧島がないと」

龍鳳「提督は今日から焼酎禁止です!飲むならそれ以外にしてくださいっ」

提督「そ、そんなぁ…………お、怒ってる?ごめんね」

龍鳳「怒ってませんっ」

提督「まさかの焼酎禁止令……どう切り抜けよう、この地獄を」

響「司令官、ウォッカがあるじゃないか」

金剛「テイトクー!ブランデーティとかどうデスか?」

ビスマルク「やっぱりビールよね、それしかないわ」

加賀「私の名前と同じ日本酒なんていかがですか」

マックス「チューハイなんてどう?軽いからたまにはいいわよ」

伊勢「やっぱりジンですよ、提督」

提督「伊勢がそういうならそうしようかな、その前に筋トレしよっか」

伊勢「やっぱり蒸れたインナーが好きなの?」

提督「筋トレ後の楽しみといったらそれだな」

叢雲「やっぱり臭いわね」

提督「芋焼酎はあんまり好かれないよな、臭いが気になるのかな。僕は限られた場所でしか飲まないな、自室みたいな」

叢雲「そうなの、てっきり人目を憚らず呑んでるもんかと思ったわ」

提督「お前の中での印象はどうなってんだよ……ん、あいつら何やってんだろ」

叢雲「お祭りの準備じゃない?なんかお神輿を作ってるみたいよ」

提督「へぇー……退屈だな」

叢雲「……何か話をしてよ、私だってつまらないわ」

提督「ばーか、こっちはお前を見てるだけで楽しいんだ」

叢雲「はぁ……そういえばまつりごとって祭りとも書くわよね、どうして?」

提督「そりゃー簡単だろ、どっちも政治だからな。おっと、政治って言ったらいけなかったんだった」

叢雲「さっぱりだわ」

提督「まー、祭の漢字の由来からやるか。まず、示は神さまにお供え物をする時の台だ。左上のタっぽいのは肉、右上のは右手だ」

叢雲「あー……漢字は表意文字だものね。いけにえを捧げているさまかしら」

提督「表意文字って言ったら怒られるかもな……まあそんなところだろ」

叢雲「そういえば、示ってネ(しめすへん)にもなるわよね」

提督「そうだ、神って漢字なら申し上げる、禮なら豊作を願うみたいなの、社なら土地の神とかいろいろあるぞ」

叢雲「おもしろいわね」

提督「話はかわるが、叢雲を漢字一文字で表すとしたら何になるかな……うーん……」

叢雲「提督は娶かしらね」

提督「しずってんのかお前……」

提督「はぁ……焼酎が飲みたい」

叢雲「そういえば禁止令がだされたっていうわね、いい気味だわ」

提督「マジかよこいつぅ……」

叢雲「どう?日本酒ならお酌してやってもいいわよ」

提督「頼むよ、お嬢さん」

叢雲「ふんっ、仕方ないわね。今回だけよ」

提督「そう言っていつも相手してくれる叢雲ちゃんであった」

叢雲「尻から飲む?死ぬらしいわよ」

提督「直腸摂取はマジ勘弁……おっ、きたきた。この香り、たまらないな」

叢雲「ちょっとだけよ、龍鳳が夕飯の準備を終わらせて戻ってきてアンタがこんな状態だったら泣くかもしれないわよ」

提督「まあまあいいから。言はむすべ せむすべ知らず 極まりて 貴きものは 酒にしあるらし」

叢雲「はぁ……よっぽど好きなのね」

提督「ああ、酒はすべて忘れさせてくれるから大好きだ」

叢雲「はい、これで終わり」

提督「殺生な!やっぱり、言いようもなく、どうしょうもなく貴重な物は酒らしいな」

叢雲「足音が聞こえるわ、そろそろ来るんじゃない?」

提督「さっすが叢雲さま、ありがとうございます」

『万葉集』 三四二番
言いようもなく、どうしようもないほど貴重な物は酒である

短いですが、終わります
22時に寝たはずなのに0時に起床とは……しかも任天堂のプレスカンファレンスも見てない!ヒエエー
黒霧島さんがきれてしまいました。もう家にはウォッカとビールしか残ってないよう……
あ、あと任務を終わらせる前に龍鳳にしちゃいました。改造を勧めてくれた友人には感謝しきれないです。

なんておそろしい赤ずきんちゃんがいたもんだ……
>>1はロベルタさんみたいなメイドさんがほしいです!

提督「なあ翔鶴、この洗剤の詰め替えがわからないんだが」

翔鶴「……そのまま中に流し込むタイプだと思いますけど……」

提督「えっ、そうなの?もっと複雑かと思ってた。単純だなぁ……」

翔鶴「どこまで世間知らずなんですかっ、もっとしっかりしてください!」

提督「ごめんね……迷惑かけてごめんね……」

翔鶴「あっ、怒ってるわけじゃないです!そんなことで怒るわけないじゃないですか」

提督「翔鶴はかわいいなあ!」

天津風「提督はなんかかわいそうね」

提督「ビスマルクもピースライトか」

ビスマルク「普段は吸わないけれど、吸うときはやっぱりこれね」

提督「へぇー、なんか日本のたばこを吸ってると違和感があるな」

ビスマルク「そぉ?提督のを見てタバコを吸い始めたからかもしれないわね」

提督「そういやメンソール吸ってるやつは見ないな。ここじゃ絶滅してるのか」

ビスマルク「メンソールねぇ……そういえば叢雲がハイライトのメンソールを吸ってたわ」

提督「えっ、あいつ吸ってたの?!しかもハイライトのメンソールて……」

ビスマルク「そうだ、提督も吸ってみない?私も買ってみたのよ」

提督「う~……緊張するけど……吸ってみるかぁ」

龍鳳『提督っ、ちゃんとタバコの吸い殻は捨ててって言ったじゃないですかぁ……』

浦風『提督!自分のことは自分でやれと言ったじゃろうが!』

提督「ひええ……もっと優しい人が増えてほしいよぉ……龍鳳はどうしてこうなる……」

龍鳳「提督がだらしないからですっもう!」

マックス「提督はこのままでいいと思うわ」

提督「どうしてだよ…………」

翔鶴「提督、部屋が汚くなってきたみたいなので掃除してきますね」

提督「お、ありがとう頼む」

天津風「あとでご飯食べに行かない?私が奢るわ」

提督「マジか!ありがとう」

マックス「ほら」

提督「あー……なんか今わかった気がする」

マックス「何でもやってくれる人がまわりにいるとダメ人間化するわよ。今もさしてかわらないけど」

提督「尻に敷かれる男は情けないと思っていたが、そうしないと僕みたいになるのか……」

マックス「そうでもしないとあなたはDV男みたいになってしまうかもしれないわ」

提督「それはないんじゃないかな」

マックス「さぁ、どうかしらね」

提督「そういや、Enemy Frontが発売されたな」

マックス「どんなゲームなの?」

提督「ワルシャワ蜂起を中心としたレジスタンス戦を描くFPSらしい」

マックス「う……なんか嫌な予感が」

提督「ここにナチがいるぞー!やれー!」

マックス「それ以上近づいたらぶん殴るわよ」

提督「装備なしのマックスごときに負けるかよ……技術が進歩した今にまたWW2やベトナム戦争のFPSが増えればいいな……」

マックス「BFはなんかよくわかんないものに、CoDにいたっては近未来路線に向かってるものね」

提督「プレイヤーが活発で、かつ情報交換、会話がやりやすいのはあの辺だからな~……マイナーなゲームの話をしてもついてきてくれない。PCゲームをやる人の間で話すことが前提ではあるが」

マックス「自分が楽しめればいいじゃない」

提督「まあ、そうなんだけどな……ちなみに、今はセール中で24ドルだ。前からほしかった沙耶の唄とこれ、どっちを買おうかとても迷ってる」

マックス「どっちも買いましょう」

提督「それでどっちも積むのは目に見えてるわっ」

マックス「ステルス要素のあるゲームは苦手って言ってたじゃない。どうせ買っても隠密行動が必要になるシーンで詰むだけよ」

提督「にべもないな……」

提督「どうしてこうなった……」

マックス「今年もFalloutの情報がなかったわね」

提督「あぁ……というか先月の時点でFalloutの情報はないって流れてたんだな。それさえ知っていればこんな期待することもなかっただろうに……」

マックス「TheSurviver2299とか毎日楽しみにしてたものね」

提督「あれのために毎日張り切ってたからな……というか、舞台とかどうなるんだろうな」

マックス「ボストンって噂らしいけれど……」

提督「ヨーロッパの都市や中国の都市、あとは中東を中心とした第三世界のいずれかとか……そっちの方も見てみたいな」

マックス「よくもまあそんなことを言えるわね」

提督「だってーやりたいんだもーん」

翔鶴「スマブラだってあるじゃないですか」

提督「ゼルダとロゼッタがエロい」

マックス「カービィで吸い込んでマップ端で落としてあげるわ」

提督「外道め……そういえばこないだ牧場物語の新作がでたじゃん?まだ買ってない」

天津風「リコリス目当て?イリス目当て?」

提督「いるなら魔女さま目当てだが、いないっぽいからリコリスでしょ」

マックス「ふーん……てっきりリーリエかと思ってた」

提督「いつかみたいに主人公と結婚できないかなぁ……」

天津風「雨ね……通るべく 雨はな降りそ 我妹子が 形見の衣 我下に着り」

提督「……おい、待て。誰の下着を着ているか言ってみろ」

天津風「あっ」

提督「なんか最近お前と寝たら下着が足らなくなるなと思ったらお前の仕業か!」

天津風「いいじゃない!私だって下着を置いていったわ!」

提督「お前のなんて穿けねえよ!」

天津風「えっ……そっち?」

提督「お前に毒されてきたかもな……」

天津風「いいことじゃない。そうね……ずっぷりと浸かってみない?」

提督「勘弁してくれ……うーん。我妹子が赤裳の裾のひづつらむ今日の小雨に我さへ濡れな」

天津風「ふーん……提督の思い人は誰なのかしら」

提督「艦娘や世界中の人々すべてを愛してるよ」

天津風「つまんないーもっと教えて」

提督「はぁ……お前かな」

天津風「私は濡れてないわよ?」

提督「今から濡らしてやるよ」

天津風「するの?」

提督「バカめ、そんなことするか。窓から落ちろ!」

天津風「いやああああぁぁぁぁ……」

提督「外でゆっくり頭冷やしてろ!あと下着は洗ってから返せよー」

『万葉集』
1090番 我妹子が赤裳の裾のひづつらむ今日の小雨に我さへ濡れな
愛しい人の赤裳の裾が濡れているだろう。今日の小雨に私も濡れたい
(いとしい人があたっている雨に私も濡れて同じ気分を味わいたい)

1091番 通るべく 雨はな降りそ 我妹子が 形見の衣 我下に着り
染み通るほど雨よ降らないでくれ、愛しいあなたの下着を着ているのだから
(互いを偲ぶ形見として下着を交換することがあったらしいです)

提督「いやさ、龍鳳ってちょっと……怖くね?」

マックス「そうかしら、あんなに世話を焼いてくれる娘なんてそうそういないわよ」

提督「だってさ、そうしてる自分が好きっぽい雰囲気があってちょっとな。いや、龍鳳は大好きだぞ!おっぱいでかいしな」

マックス「あなた、それ言ったら呪われるわよ」

翔鶴「…………」

提督「一方的に世話を焼いてこいつは私の男ですよーとかされそう」

マックス「榛名や羽黒みたいに従順で扱いやすければいいってものじゃないの?」

提督「ひっ、その二人は怖いからやめてくれ。まあ……そうだな。僕はみんなが大好きだぞ」

マックス「そうやってまた逃げて……」

提督「かわいい子と世話してくれる子は大好きだ」

マックス「いずれ刺されるわよ……」

今日のヒストリアはクラークの話だったので、南北戦争のことでも書こうと思ったんですが、書きたいことが多すぎるのでやめました……つらい
というか説話も書こうと思いましたが……腰が痛いです
この歳で腰痛とか嫌ですよ!ああ、腰が痛い……次はサロンパスだ
今日は終わりにします……もしかしたら腰痛でこられないかもしれません

乙 腰痛はちゃんと検査してもらった方が良いぞ 若くてもヘルニアとか普通にあるから

翔鶴「提督、訓示をお願いします」

提督「あいわかった」

マックス「何よ、今日はやけに素直ね」

提督「まあ見てろ」

提督「こんにちは、美しき艦娘たちよ。私はジョン・ヘンリー・エデン総統である」

艦娘たち「…………」

提督「私について話をしよう、艦娘たちよ。もっと細かくいうならば、君たちの国、つまり、鎮守府についてだ。鎮守府とは何か?」

マックス「提督が壊れた……」

提督「答えは簡単だ、艦娘たちよ。鎮守府とはあなただ。姉であり、妹であり、戦友であり、隣人でもある。そして、鎮守府もまた私自身である。総統としてお前たちを管理するのは私の責任だ」

提督「私は鎮守府の声であり、心と魂である。つまり、私は艦娘たちの地の声、心、魂でもある。我々は共に協力をしなければ、我々の潜在能力を発揮することができない。完璧に、力強く、美しく、唯一無二の鎮守府、そして私の艦娘たち、永遠に。では出港だ」

提督「あ、あれ……?」

翔鶴「すみません、この壊れたラジオ、すぐどかしますんで……がんばってきてください」

艦娘たち「了解!」

提督「ちょっと翔鶴っち~、や~め~て~よ~……いだっいだいいだい耳だけは鍛えてても痛い!」

マックス「はいはい、これから反省会よ」

木曾「よし、提督……例の開発が終了したぞ」

提督「よくやった、この技術は我々の国の科学の進歩に大きく貢献するだろう。だが、お前は知りすぎた。これで終わりだ」

木曾「お前……何の真似だ?」

提督「おっと、動くなよ。いつでも始末できるように細工は仕掛けてあるんだ」

木曾「冗談はよしてくれ、いったい何の目的があってこんなことをするんだ」

提督「お前たちはここより他の陸地に上陸したことはあるか?あっても限られた泊地や軍港ぐらいだろう。また、そこ以外に上陸しようと考えることすらできない。なぜだかわかるか?」

木曾「……私たちはそういった事に関心を示すことはない。なぜなら、意味がないからだ」

提督「好奇心旺盛な駆逐艦や人生の黄金期である艦娘たちが、上陸に意味はないと、繁華街を回ろうという魂胆がないと、本当にそう思うのか?現実、限られた軍事拠点に関するワードしかでてこないが」

木曾「…………」

提督「それは、お前たちの始まりがいろいろと弄られたデザインベビーだったからだ。肉体の改造はその後だが、最初から兵器として利用することを目的とされた人外だ」

提督「また、兵器としても利用するが、既存技術の拡張、新技術の開発を目的とした艦娘や道具も同時に生成された。新兵器の研究、開発、試験を行う夕張やお前、その補助を行う妖精や明石のことだ」

提督「敵性種族には本国で発見されたが、実用化が難しい武装を装備させられている。それがこの間のビーム兵器だな、これは偶然の産物だ。競争力をもたらすことで開発を促進させ、理論の穴も埋める。お前たちが敵を殺した時に武装の損壊が激しくないのはそのせいだ、壊れてしまっては開発ができないからな」

提督「今、世界は、ヨーロッパを中心としたEU、中東・ロシアを中心とした帝政ロシア、中国・インド・オセアニアを植民地とした日本、アメリカ大陸を覆うアメリカ・サンディカリスム連合が軍事開発競争という流れの中で安定を保っているが、近いうちに大きな戦争が発生するだろう」

提督「レーザー兵器が全盛となっている今、新しい装甲開発の中で注目を浴びているのが実弾兵器だ。未だに対レーザー装甲と複合装甲の両立はできていないからだ。各国はレーザー兵器を中心としたドクトリンの研究が推進され、質量兵器に対する対策は減少しているのが現状だ」

提督「そこで貫通力を維持しつつ、高威力であるビームの発見だ。我々はその兵器をいち早く配備し、戦争が勃発すればここを最前線とし、今の敵と協力することになるだろう」

木曾「おいおい、提督……それなら私を始末することはないじゃないか。他にもツッコミたいところがたくさんあるぞ」

提督「あ、バレた?」

木曾「何やってんだ……」

提督「寝っころがって本を読んでいたら思いついたジョークなんだ」

木曾「まったく、ジョークにならないぜ。それは」

提督「まあ、いいだろ。ほら、レーベンブロイだ、飲もうぜ」

マックス「ねぇ」

提督「ん……」

マックス「また本が増えたそうじゃない」

提督「いいじゃんいいじゃん」

マックス「何冊買ったの?」

提督「ざっと15冊だな」

マックス「いくらかかったのよ……」

提督「2600円だ」

マックス「バカじゃないの?ゲーム買うお金がないじゃない」

提督「しゃーなしだな。古本屋に行くとついつい買っちまうんだ。床を侵食する病気のようだ」

マックス「はぁ……で、どんな本を買ったの?」

提督「ソ連モノ一冊、航空モノ二冊、海軍モノ一冊、哲学モノ五冊、戦史一冊、世界史一冊、イギリスモノ四冊ってところだな。三木清の古い本が見つかったから、哲学のうち二冊は保存用だ」

マックス「また読む時間が増えるのね……」

提督「読書ってのは遊ぶ時間だ、知の快楽を知れば抜け出せなくなるぞ」

マックス「なら読んだ本をきちんと本棚に戻し、部屋がすっきりするという快楽も知りなさい」

提督「え~……そういえば艦これブームのせいで海軍関係の本がちょっと高くなってるんだよな、最近は店に来る人が増えたって言ってたし、古本屋も大変だ」

提督「おえっ……おっすおっすご主人様の御帰りだぞ~」

マックス「クサッ、最近ほんとおっさん臭くなってきたわね」

提督「だいじょぶだいじょぶ、今言われたのが初めてだ」

マックス「ふーん……」

提督「久々にアップルワインっての呑んでみたんだが、軽いからついついもう一杯ってやっちゃうな」

マックス「ちょうどいいわね、今翔鶴さんとそれ呑んでたのよ」

翔鶴「提督ももう一杯どうですか~?」

提督「おえっ、近づけるな。その匂いを嗅ぐと吐きそうになる」

翔鶴「ていとくぅ……私のお酒が飲めないっていうんですかっ?!翔鶴はこんなにさびしくてさびしくてたまらなかったのに」

提督「うわっ、酒クサッ……こんな状況で興奮できるかよ……ちょっと吐いてくる」

翔鶴「ていとくっ、私も吐きますっ」

マックス「映画でゲロ場があると吐きたくなるっていうけど、ほんとね」

翔鶴「提督っ、今夜は私の許へきてくださらないのですか」

提督「むむむ……ちょっと用事が……」

翔鶴「提督……雨つつみ 常(つね)する君は 久方の 昨夜(きぞ)の夜の雨に 懲りにけむかも」

提督「おいおい……雨は嫌いだっていってるだろ」

翔鶴「だって……だって最近ここにいないことが多いじゃないですか……」

提督「……仕方ないな、いいよ……おいで。僕の部屋ならいつまでもないていいよ。ほら、久方の 雨も降らぬか 雨つつみ 君にたぐひて この日暮らさむ」

翔鶴「……はいっ……提督、今日もお疲れ様でした……でも、もう少しだけ、私のわがままにつきあってください……」

提督「まったくもう、そんなこと言われたら帰れないじゃないか」

『万葉集』
519番
雨つつみ 常(つね)する君は 久方の 昨夜(きぞ)の夜の雨に 懲りにけむかも
雨の日が嫌いでいつも家に閉じこもってるあなたは、昨夜の雨に懲りてしまったのでしょうか
520番
久方の 雨も降らぬか 雨つつみ 君にたぐひて この日暮らさむ
久しぶりに雨でも降らないかなっ、雨が降ればあなたに寄り添って今日の日を過ごせるから

雨つつみ・・・雨が嫌で家に閉じこもること

マックス「提督、卵焼き作ってみたの。食べてみて」

提督「砂糖入れすぎたか?うん、甘い、うまい」

天津風「美味しいじゃない、マックスって料理できたのね」

マックス「失礼な、私だってちょっとくらいはやろうと思ってるわよ。それでね、今回はちょっとだしを入れてみたの」

提督「いい子いい子、妹を見てるみたいだな」

マックス「あんまり子ども扱いしないでよ……でも……ふふっ、ちょっとうれしいわ」

提督「そういえば卵に関するお話があるんだが、聞いてみないか?」

マックス「そうなの、いい話なら大歓迎だわ」

提督「昔々、和泉国和泉郡下痛脚村に一人の若者がいました。その若者は因果応報を信じず、いつも鳥の卵を探しては煮て食べていました」

マックス「なんかいやな予感がするのだけれど……」

提督「そんなある日、見知らぬ兵士がきて、その若者に『国の役人がお呼びである』と言いました。兵士の腰を見ると、四尺ほどの木の札を背負っていました」

マックス「何かしら、その木の札って」

提督「そこで若者は共に歩きました。やっとのことで山直の里というところに着くと、突然兵士は若者をそこの麦畑に投げやりました。その畑はとても広く、麦は二尺ぐらいに伸びていました。若者にはこの麦が燃え上がる火に見え、泣き叫びながら畑の中を逃げ回りました。『熱きかな、熱きかな』」

マックス「ゾッとするわね……」

提督「ちょうど近くの山に村人がおり、そこで薪を拾っていたのですが、転んだりしながら泣き叫ぶ人を見て、若者を止めようとしました。しかし、止めようとしても止まらない、なので村人はその若者を追いかけることにしました」

提督「畑の囲いになっている場所からその若者を引っ張り出すと、倒れて何も言わなくなりました。しばらくして、若者の目がさめると立ち上がるが、痛みでうめきだしました。『足痛し、足痛し』」

マックス「え、どうなってるのよ」

提督「そこで村人がどうしたのかと聞くと、若者は事の顛末を語り始めました。『一人の兵士が私を呼び出してここにつれてきて、燃える火の中に押しこんだんだ。足は焼かれ、煮られているようであった。周囲は一面の火の海で逃げ回っていたのだ』」

天津風「……………………」

提督「これを聞いた村人は若者の袴の裾をまくりあげてみると……肉が爛れて溶けており、骨はつながっているだけであった。その後、一日たって若者は亡くなりました」

提督「因果応報は信じなければならない、涅槃経には『人と獣の違いの中に、貴賤の差があるが、命を大切にし、死を重視するというこの二つは、人間だろうが鳥獣だろうが、異なるところがない』とある。さて、面白かったかな?」

マックス「…………なんて話をするのよ、卵を食べながら」

天津風「うぅ……怖い話は嫌よ……」

提督「あの木の札は国の司からの呼び出し状だ。また、麦畑は、話の流れからわかるように、若者には焼かれているように見えたということだな。涅槃経は、正しくは大般涅槃経といい、内容は簡単にいえば釈迦の入滅について書いた仏典だな」

マックス「バカげた話ね、そんなことあるわけないじゃない」

提督「我々日本人に言えることだが、相手の宗教行事、または宗教についてからかうようなことをしてはいけない。彼らにとって神や信ずる物は真実であり、信仰しているものだ。それを自分たちの観点から見て、あーだこーだと言うことはほめられたものではない」

マックス「ふーん……」

天津風「提督……ちょっと怖くなってきちゃったの、一緒に寝てくれない?」

提督「おお、よしよし……一緒に寝るのはダメだけどな」

天津風「はぁ……」

『日本霊異記』中巻、第十
常に鳥の卵を煮て食ひ、以て現に悪死の報を得し縁

>>1は川端康成の『雪国』リスペクトです
先月の誘いを断ってきたせいか、今月にそのツケがかえってきました。べろんべろんです。たばこの量も増えました。あと昼寝で寝違えました。首が痛いです。
梅雨のうちに万葉集の雨の歌をまとめようかと思ったんですが、どうもきつい。
あとsagaしてると思ったらsageてました。まあ、仕方ない、このままでいきましょう
天津風ちゃん、龍鳳ちゃんかわいい!
なんかここじゃひどい扱いだけどかわいい!
かわいい!

>>283,284
へ、ヘルニア……痛みの慢性化……恐ろしい話ですね
ありがとうございます!
で、でも痛みがひいたら大丈夫ですよね……ね……

提督「……っ、はぁ……」

天津風「ねぇ、どう?」

提督「やっぱりキスが上手いやつは口淫も上手いな」トントン

天津風「ふふ、その気になればこれくらい簡単よ……はい、火」

マックス「あら、ハイライトにはまったの?」

提督「ふぅ~……片方だけ開けて、他方を叩くと少しずつでてくるのが楽しくてな」

翔鶴「提督、おつまみにおやつラーメンはいかがですか?」

提督「さーんきゅっ、そのままバリボリ食うのがいいんだよな、これ」

マックス「私は……柿の種がいいわね」

提督「はぁ~……幸せぇ…………あっ、部屋の掃除忘れた……」

天津風「そんなこといいじゃない、今日の夜は一度きりよ」

提督「そうだな、掃除なんていいよな」

マックス「明日になったら、今日の昼は一生で一度しか味わえないと言って遊ぶのが目に見えてるわ……」

提督「あんな大和撫子な姉を持っているのにお前ときたら」

瑞鶴「何よ、そのギャップってやつがいいんじゃない」

提督「一目惚れしない男はいないってぐらい美しいし、献身的で優しく、思わず鷲掴みしたくなるような胸と尻、欠点といえば酔ったら暴れだすってことくらいだ。だが、そんな姉を持つお前はどうだ」

瑞鶴「どうせガサツで短気、凹凸のない体、まったく興奮しないっていうんでしょ」

提督「いや、お前はそれだからいいんだ。とっても興奮するぞ」

瑞鶴「えへへ……そう?提督さん」

提督「ああ、あの姉もいいがやっぱりお前だな。結婚するならお前みたいな女を選ぶよ」

瑞鶴「……じゃあ私と結婚してくれるの?」

提督「もちろんだ、お前を手放したくないからな。こんなことを想うのはお前が初めてだ、瑞鶴」

瑞鶴「提督……」

…………

瑞鶴「提督っ!!!……げっ、もう6時じゃん!哨戒機飛ばさないと……あーあ……あんなの夢の中でしか言ってくれないわよね。もうちょっとアタックしてみようかな」

…………

提督「うぅ……空飛ぶスパゲッティ・モンスター教が、ジェダイ教と同盟して襲ってくるぅ……はっ、夢か……まだ7時だし、二度寝しよ……」

提督「フィールドワークってのは最高だぞ」

マックス「突然何よ」

提督「いや、な。内地に住む友人が久々に行ってきたって言ってたから興奮してな」

マックス「ふーん……ところで、フィールドワークって何なの?」

提督「フィールドワークってのは、たとえば研究する際に、その主題に関係する場所を自ら訪れて聞き込みなり調査なりをすることだ。簡単に言えば実地調査だな」

マックス「うわ、また嫌な作業じゃない」

提督「よく考えてもみろ、これは旅行と同じだぞ。日帰り旅行って言ってる人もいるぐらいだ。少なくとも、一日中机の前でうーんうーんと呻くよりはマシだ」

マックス「あー……たしかにそうかもしれないわね」

提督「僕自身は雑用で手伝ったことしかないんだけどな、もう……そりゃ楽しいぞ、田舎ならな。情報提供者(「インフォーマー」あるいは「話者」)と話すのは楽しいし、有力な人なら菓子折りを持って行かないといけないが、得られる情報は多い」

マックス「あなたは補佐とか好きよね。どうして提督になれたんだか」

提督「そりゃ、リーダーもできるからだろうな」

マックス「できているとは到底思えないわね」

提督「本ってさ、綺麗に並んでいる姿を見るだけでも満足するよな……。本がずらーっと並んでいる本棚とか、ケースに入れた古い本とか、見ているだけで興奮する」

マックス「たしかに図書館に行くと落ち着くわよね」

提督「そうそう。あと本の匂いもまた好きだ。この本の匂いはあの古本屋だ、この本の匂いはあっちの古本屋だ、この本は新品で買ったものだ、この本はチェーン店の古本屋で買ったものだ、と思い出すことができればとてもうれしくなる。養子かもしれない」

マックス「……ちょっと気持ち悪いわ」

提督「ちょくちょく本棚の配置を変更してるんだ、店ごとで分けたり分野ごとで分けたり出版社で分けたり古い順で並べたり。ああ、なんてこった、愛しくてたまらなくなってきた」

マックス「調子悪いの?頭ならもう手遅れね」

提督「まあ見てくれ、この本とか古いものだから字が潰れたり重なっていたりするだろ?これを読んでみようと思う精神、文脈からでも読めないものを読めた時の感動、射精モノだぞ」

マックス「お酒を飲み過ぎたのね、おやすみなさい」

夕張「はぁ……これ大変ね」

提督「よう、精が出るな。お疲れさん」

夕張「あ、提督!あなたもお疲れ様」

提督「それ、どうなんだ?」

夕張「あとは動きさえすればいいんだけど、なかなかねぇ」

提督「んなもん蹴れば動くんじゃないのか?」

夕張「こらっ、子どものように繊細なんだからそんなことしたらダメですよ」

提督「はぁ~……お、また雨が降り始めたな」

夕張「そうみたいね。そんなことよりこの子が…………あーもう!春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも、ね」

提督「そうだなぁ……やっぱりその技術は若すぎるのかもな。がんばってね~」

『万葉集』
786番 春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも
春雨はさかんに降っているが、梅の花はまだ咲かない。若いからだろうか

今日はこれで終わりです。ちょっと飲みすぎました。
今アニマックスでユニコーンの日がやってますね、また夜中に泣いちゃう……
このスレが立ってからもう一か月ですね、この頃には500くらいいってるかなと思ったのに到達してない
あと最初のテーマから少しそれてますね、もっとゆるい感じでやりたかったのにおかしい

提督「スパロボ時獄篇っていつ発売だったっけ」

マックス「たしか今年の4月だったわよ」

提督「げっ、もうそんなに経ってたのか。買わずに2か月過ぎたな、どうしよう絹江さん」

マックス「は?」

提督「シェリルの方がよかったか?」

マックス「うっ、頭が……」

大鳳「提督、一緒に吸わない?」

提督「お、風間君がきたな。相良君あれ見てよ、国連軍のF-16だよ」

大鳳「うっ、頭が……私は変態ではありませんっ」

翔鶴「提督、からかいすぎですよ」

提督「あー楽しかった、またスパロボにもナデシコとかドラグナーとかでないかなぁ……あ、でもドラグナーは敵がめんどくさいからいいや」

<見損なったぞ、提督!貴様には我が義を持ってしようとすることが見えておらんようだな

翔鶴「私はファフナーがもう一度見たいですね……」

提督「関係ないけど、まともなX3の新作でないかなぁ……」

マックス「提督っ、側面の丘からT-50がまわりこんでくるわよ!」

提督「4号の側面は薄い。なんてことだ!これでは腹に火薬を抱えて撃ってくださいと言わんばかりではないか!!」

マックス「ちょ、邪魔邪魔、撃てないじゃない!動かないで!」

提督「動くなって言われても傾斜かけないとなぁ……」

マックス「あーもう!ソ連戦車のクセに!」

提督「あ、弾薬庫誘爆して砲塔が飛んでった。月まで届け死の煙」

マックス「良い跳躍ね、いい胃腸薬でも飲む?」

提督「お前もだいぶ毒されてきたな、稼ぎプレイでもするか」

マックス「あなたみたいなのがいるからCapが進まないのよ」

提督「うるさい、僕は早くパンターに乗りたいからいいの!」

マックス「いいから早くArtillery Support出しなさいよ、敵がCapし始めたわ」

提督「るーるるーるるる、るーるるーるるる」

翔鶴「またお酒を飲みながら料理して、そのうちケガしますよ」

提督「両手で数えられるぐらいのケガしかしてないからだいじょーぶ」

翔鶴「まったく……火は私がつけますね」

提督「バカヤロウ、料理するのにそんな呑むわけないだろ。木曜日の金子信雄ぐらいだ」

翔鶴「それなりにきてるじゃないですか、ダメです!あとは私が作るんで待っててくださいっ」

提督「ちぇー、いいケツしてるのに口うるさい女だな」

翔鶴「ひんっ、こらっ提督!」

提督「おーこわこわ」

翔鶴「少しこの姿は恥ずかしいですね……」

マックス「天女みたいね……」

提督「たまにはこういうのもいいな……息子も大喜び!」

翔鶴「提督……どうぞ」

提督「袴姿で日本酒を呑んでいると……こう、うーん……最高だな」

天津風「こうやってぐでーってしてると戦争なんて忘れてしまうわね」

マックス「そうしていたいのならあっちに行きなさいよ、私が左に座るから」

提督「よいしょっと……ほら、膝の上ならいいだろ」

天津風「はぁ……幸せ」

マックス「天津風に甘すぎない?」

提督「これでいいの、主食は翔鶴だから」

翔鶴「やっぱり恥ずかしいので普段着に着替えてきますね」

提督「えぇー……天津風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ……」

天津風「天津風はここで甘えている方がいいのっ」

提督「何言ってんだ」

『百人一首』12番
天津風よ、天女が帰っていく雲の通り道を閉じてくれ。乙女の美しい姿を地上に留めておきたいから

大井「あら、パイレーツオブカリビアンですか。いいですね、隣いいですか?」

提督「おっと、ネイヴィーオブレズビアンのお出ましだな」

大井「やだなぁ、提督。私はバイですよ」

提督「ふふん、関係ないな」

大井「もうっ、バカにして!」

提督「何回見てもいいよなぁ、この映画……お前と同じくらい好きだ」

大井「さじ加減が曖昧だから不安ね」

提督「ばーか」

大井「提督もあれくらいひげを伸ばしてみたらどお?あ、ヒゲなんて生えてないわね、ごめんなさい」

提督「おいやめろ……今羊とヤギを積み込んでたな。ケツの穴にでも突っ込むのかな?」

大井「汚いわね……そんなのより艦娘の穴の方がいい、そうでしょ?」

提督「船の精霊がいたならそっちの方がいいな」

提督「やっぱり巫女服を着た狐娘は最高だな!狼や犬娘と同じくらい好きだ」

浦風「うちが着たらどうじゃ?似合うかの」

提督「おっぱいも大きいし青髪だから最高だな、興奮するだけでなく襲いそうだ」

マックス「なら私はドルイドの服でも着てみようかしら」

提督「お前はなんか勘違いしてないか?やっぱり巫女服と狐耳、尻尾なら銀髪だな」

翔鶴「あ、あはは……」

提督「アナルビーズと耳の準備だな」

翔鶴「もうっ、強引なんですから……」

提督「まあヤるなら浦風だよな」

利根「おいこら我輩がいてどうして呼ばないのじゃ」

提督「そんなところでたぶん日本最古の狐娘の話でもしようか」

利根「おい、話を聞いとるのか」

提督「昔々三乃国大乃郡の人が、妻とするために美しい女性を求めて馬に乗ってでかけました。たまたま広い野原にでたころ、一人の美しい女性に出会いました」

マックス「考えてみたら広い野原で一人の美しい女性がいるってだけで恐ろしいわね」

提督「その女は男に馴れ馴れしくなまめかしいそぶりをするので、男は目配せをして尋ねたんだ。『娘さん、どちらへ行くんだい?』」

提督「それに女は『よいお婿さんを探しに歩いていたの』と応えた。そこで男は『わたしの嫁さんにならないか』と誘い、女も承知した」

天津風「不思議ね、提督に言ったってきてくれないもの」

提督「男はさっそく家に連れて帰って結婚し、一緒に住んだ。まもなくして女は孕んで一人の男の子を産んだ。ところが、十二月十五日にその家の飼い犬も子犬を産んだんだ。その子犬は女に向かうごとに歯をむき出して吠えるようになった」

利根「番犬マックスがいつも天津風に吠えているようにじゃな」

提督「そこで女は男に子犬を[ピーーー]ことを頼んだんだが、男は子犬がかわいそうで殺せなかった。しばらくして二、三月ごろ前から用意していた米をついていた時、この女は、米をつく女たちに出す間食を用意するためにある小屋に入ると、親犬が女に噛みつこうと追いかけてほえ始めた」

提督「女は怯えて狐の姿に身をかえて籠の上に登って座った。これを見た男は『お前と私は子どもまである仲ではないか、いつでもこい、一緒に寝よう』と言った。狐は男の言葉を覚えていて、家に来ては泊っていった。それでこの女の名前を『来つ寝』と名付けることにした」

マックス「まるであなたみたいね、しばしば違う女ではあるけれど連れ込んでるから」

提督「ある時、女は裾を赤く染めた裳をはき、上品でなまめかしい様子で来て、そのまま去っていった。男は去っていった女を思い描きながら歌を詠んだ」

恋は皆我が上に落ちぬたまかぎるはろかに見えて去にし子ゆゑに

この世の恋がすべて私の身に集ってしまったようだ。玉が光り輝くように、わずかな間だけ現れて、すぐに去ってしまったあの人のせいで

提督「そこで、男は女との間にできた子どもを『岐都禰(きつね)』と名付け、姓を『狐の直』とした。この子はとても力強く、鳥のように速く走ったとさ。有名な話だから知っていたかな?」

マックス「ふーん、まあ良かったわ」

天津風「あーあ、私もこれくらい男の気をひけたらいいのに」

提督「お前らは体からしてダメだな」

利根「我輩はどうじゃ?ほら、いつでも準備はできておるぞ」

提督「狐女として見るなら浦風の方が上だな」

『日本霊異記』
狐を妻として子を生ましめし縁

提督「ちょっとこれを見てくれ」

マックス「…………言っていることが少し違うわね」

提督「右は宗教の本、左は哲学の本だ、専攻の分野以外の本を読んでいるとこういう食い違いがたまにあるんだ」

マックス「ふーん……これどうするのよ?」

提督「たとえば、哲学の上で宗教の問題をこうだと断定しているが、宗教の本ではこの問題をこう語っている。これが厄介でな、作者がこう言っている背景を考え、なんとか一致させるやり方とか解し方はたくさんあるんだ」

マックス「それでもダメだったら?」

提督「もう仕方ない、どちらか好きな方をとってその話を飛ばせばいい」

マックス「解決してないじゃない」

提督「だってさー、あれこれ言える立場にないじゃん?」

マックス「ただ受け取るだけの側でもこんなめんどくさいのね」

提督「これを専門にやっていたらなーと思うけど、今やってることが一番楽しいからなぁ……だから、いつも話してる時にたまーに不安になるんだ」

マックス「手短に話してるからつっこめないのよ」

提督「困ったもんだ」

提督「よっしゃああああビールの時間じゃあああぁぁ……あ、あれ」

マックス「どうかしたの?」

提督「このビール、気が抜けてる…………」

天津風「ほんとね、こんなまずい飲み物があったなんて」

提督「美味しいビールが飲みたいよぉ……」

マックス「キャップが少しあいてたのかしら、まずいわね。私のハイネケン、ちょっとあげるわ」

提督「女神さまクトゥルフさまマックスさまありがとうございます」ゴクゴク

マックス「あ、待って!全部飲まないでっ……いやあああああ」

提督「げふっ……さーんきゅっ」

マックス「……ちょっと表でなさい」

提督「おいおい、ウォッカじゃないんだから走ってもすぐは酔わないぞ」

マックス「父と子と聖霊のみ名によりて。アーメン」

提督「えっ、お前プロテスタントなのにするのか」

マックス「プロテスタントでもやるわよ」

提督「えー……今日初めてやってるところ見たんだが、気分でやってるのか?」

マックス「あっ、バレた?」

提督「はぁ~……にぼしとカツオとスープの皆において、ラーメン」

天津風「……小麦粉とつゆと海苔のみなにおいて、そーめん」

マックス「ちょっと豆知識、プロテスタントの語源になっている言葉には『Protest』って意味が含まれているから、プロテスタントはカトリックに対する抗議者の教派なのよね」

提督「んなこと誰でも知ってる」

マックス「あと、神父はカトリックの聖職者、牧師はプロテスタントの聖職者よ。たまに間違えてる人がいるから気をつけてね」

天津風「早く食べないと麺が伸びるわよ」

マックス「あああああもうっ」

提督「そういえば、夕張はキリスト教徒なのかな」

提督「へっへ~、じゃじゃーん!みろ、アークロイヤルのSweetだ!ほれ、におい嗅いでみ?」

ビスマルク「うわっ、くっさいわねー……」

提督「一本やるぞ、これフィルターが甘いんだなぁ~」

北上「おっ、ヤってるねぇ~、なに?今夜の標的はビスマルク?」

提督「おっすおっす、アークロイヤルでビスマルク追撃戦でもするか?」

ビスマルク「こんばんは、北上さんも吸うのね」

北上「もっちろん!食後は毎回ね~……あ、甘いのが好きならブラックデビルのチョコなんてどう?」

提督「それな、一本もらって吸ってみたんだが、とんでもないやつだったよ」

ビスマルク「うん……?あ、アークロイヤルね。はいはい……」

提督「お前があの雷撃を受けた後、舵が故障してぐるぐる回るようになったみたいだな。赤城みたいだな。あー、キング・ジョージ5世級戦艦こないかなー。あの四連装砲はキモいぞ」

ビスマルク「他の話しましょうよ、あまりその話は好きじゃないの」

提督「すまんすまん、ちょっと酔っててな」

提督「お前ら一日に何回オナニーする?」

マックス「なんて質問よ……1回ね、1回」

天津風「私は4回くらい」

翔鶴「っ……私はそんなことしません!」

ビスマルク「やりたくなったら呼ぶわ」

加賀「そうね……7回くらいかしら」

提督「ドイツ組以外変態じゃねーか。加賀はいいが、お前らそんなことだったら股焼くぞ」

翔鶴「おかしいじゃないですか」

提督「疑わしきは罰すだ。ところで話はかわるが、18世紀ヨーロッパでは、オナニーは体力を減退させるものだから危険だ、みたいな考えが流行ったらしいぞ」

加賀「最悪ね、エッチするしかないわ。しましょう」

マックス「見苦しいわね」

提督「オナニーをしているところを見つかったら大変だ。性器を冷やされたり、常習犯は尿道を焼かれたりしたらしいぞ。女性ももちろん禁止で、オナニー癖が治らなかったらクリトリスを焼くこともあったらしい」

天津風「ロウソクは好きだけど、それは嫌よ……」

提督「男性にとって性交中に立たなくなるってことはとても困るんだ。まあ、それでもオナニーはするんだけどな」

提督「夜半のミルクティは最高だな」

榛名「そうですね……落ち着きます」

提督「ああ……、ところで榛名は金剛をどう思う?」

金剛「チョットー、テイトク……それどーいうこと?!」

榛名「え、えっと……いい姉だと思います!」

提督「そっかぁ……あぁぁ眠くなってきた。ところでお前らは、コーヒーは飲まないのか?」

金剛「英国人なら墨汁は飲みませんヨー!」

霧島「はぁ……たまに飲みます。でもどうしてそんなことを?」

提督「やっぱり英国は紅茶のイメージが強いからな。英国のコーヒーの話でもしようと思ってな」

金剛「エッ?!イギリスにコーヒーってあるノ?!」

提督「というか、紅茶と同じ時期にきたぞ……だから17世紀中頃……1650年代ぐらいにはコーヒーとコーヒー・ハウスがあった。さて、この頃あっちでは何があったかわかるやつはいるか?」

比叡「広くはピューリタン革命の時代っ!勉強してきましたからっ」

提督「うわっ、びっくりした。声デカいな~……そうそう、この頃のクロムウェルの軍事政権は多くの娯楽を禁止したんだ。飲酒も当然禁止だ。だが、タバコは体によい物として許可され、ちょうどこの頃アラビアからきたコーヒーもまた体に良い物とされたんだ」

榛名「タバコがいい物なんて今じゃ考えられませんね……事後の女性の敵です!」

提督「男だって大変なんだよ……さて、こんな背景の中できたのがコーヒー・ハウスだ。コーヒー・ハウスはタバコをふかしたりしながら情報交換や社交、政治談議、議論などが行われる場所だったらしいぞ。また、このコーヒー・ハウスには、中には紅茶を出すとこもあったらしい」

霧島「ロンドンのコーヒー・ハウス『ギャラウェイ』がよい例ですね。紅茶の宣伝としてその効能を挙げたという」

提督「めちゃくちゃ高かったらしいがな。コーヒーは二日酔いの特効薬として広がった。この頃、17世紀の英国はヨーロッパ最大のコーヒー消費国だったらしいぞ。自国の商人が輸入したコーヒーの方が、オランダの商人から買うお茶より安かったからだな」

提督「さて、この頃の紅茶は上流階級の飲み物であった。また、当時の東洋ブームもあってか、陶磁器に紅茶を淹れたり、飲む時の作法が形成されてゆく。もちろん、コーヒーも最初は上流階級からだが、その安さからコーヒー・ハウスを中心として中流階級で流行った」

比叡「ひえぇ……そんなにコーヒーって庶民に好まれていたんですね!」

提督「ところでお前らは商業革命って言葉を知っているか?」

金剛「新大陸との交易により西ヨーロッパ諸国で起きた変化デース!えへへ~テイトクゥ、ほめてほめて~」

提督「ほれほれ、お前にゃウイスキーやるよ。そうだ、商業革命というのは、いろいろな説があるが、だいたいは16世紀ぐらいのものと言ってもいいだろう。だが、英国ではそれが遅く、王政復古後の17世紀後半から18世紀中頃ぐらいのことなんだ。この18世紀初頭ごろ、英国の紅茶事情は大きくかわる」

榛名「三角貿易ですか?」

提督「その言葉ちょっと齟齬が生じることが、問題ないだろう。東のインド、中国からはお茶や陶磁器、西の北米や西インド諸島からは砂糖やタバコだな」

霧島「ここから紅茶の始まりですね、でもどうしてコーヒーが廃れてしまったんでしょう」

提督「インテリヤクザは目のつけどころが違うな……あ、ちょっと待ってタンマタンマ。この頃、ライバルであるオランダ、フランスが、コーヒーはアラビアの商人から買うよりも自分たちで栽培した方が儲かるということに気づいたんだ。オランダはジャワ島などに植え、フランスは西インド諸島に、だな」

榛名「ああ、だからジャワコーヒーなんですね」

提督「そうだ。しかし、その一方で英国はどうだ?コーヒーの栽培地の確保が遅れてしまい、ようやくやり始めたのも19世紀だ。紅茶の話に戻るぞ。1721年に東インド会社がお茶の独占体制を確立し、1723年には輸入関税の引き下げが行われた」

霧島「そういえば、既に17世紀後半以来、東インド会社は王室に紅茶をたくさん献上していましたね。あとはその下の階級によるスノビズムで広がる……と」

提督「これで、1730年代には既に紅茶の輸入量はコーヒーよりも多くなり、その後の関税の引き下げが行われ、1780年代にはこの頃の半額となった。本がそうなったように価格が安くなると大衆化が進む。東インド会社の戦略の勝利だな」

金剛「んー?ティーハウスがあったはずデスが」

提督「あ、忘れてた。1717年、トマス・トワイニングという人がティー・ハウス『ゴールデン・ライオン』というお店を開いたんだ。コーヒー・ハウスは女性の入店を禁じていたんだが、このティー・ハウスは女性の入店を認めたんだ。ここからティー・ハウスは女性たちの間で流行っていく」

榛名「そういえばこの隣にあったお店は同じ人の『トム・コーヒーハウス』でしたね」

提督「ふぅ、ちょっと疲れたな。18世紀末、産業革命の波に飲み込まれたぐらいだ。夕食時間が遅くなった時に、夕食までの空腹を満たすためのアフタヌーン・ティの習慣が生まれ、その後数十年して中流階級にも広がっていく」

比叡「げっ、外が明るくなってるよ!提督」

提督「もう終わりにするか。じゃあ最後に、最近の忙しい現代英国人の朝食には、急ぐ時はコーヒーとパンが増えているらしい。また移民の影響もある。今後英国におけるコーヒーの消費はとても気になる問題だ」

今夜はこれで終わりです……どっと疲れがでました
しかしまあ、書けなかった間ネタを集めていたのに、いくつかわからない(思い出せない)ものがあります。
たとえば「継続性を断ったための混乱」とか。何だろう……これ

>>324
>その言葉は少し齟齬が生じることがあるが、問題ないだろう。
脱字ぃ……

しかしまあ、かつてギリシアの哲学者ゴルギアスが唱えた
・何も存在しない(何もない)
・たとえ何かが存在するとしても、それについて知りうることは何もない
・たとえ何かそれについて知りうることがあるにしても、それについて言い表すことも他人に話すこともできない
を体現しているようなスレですね、つらい

マックス「昨日からSteamでセールやってたわよ?知ってた?」

提督「あー……知ってるよ。1日目はクソセールだったが、2日目は……やっぱりクソセールじゃないか!」

マックス「毎年のことじゃない」

提督「おま国、フラッシュセールを含めたら3つじゃないか……今日も買う物はないな」

マックス「そういえば、さっきから普段やらないゲームをやってるっぽいけれど、どうしたのよ。もしかして、ついに積みゲーを消化する気になったの?」

提督「いや、カードを売って資金を集めてたんだ。やっと$3.72溜まったよおおお」

マックス「サイテーじゃない……ゲームやりなさいよ」

提督「あんまり時間がなくてな……あ、Mount & Blade: Warbandが安いな。この間話したBrytenwaldaはこのゲームのMODだ。4ドルだし、興味がある人は買ってみてもいいかもしれないな」

何を書けばいいのか、とても迷ってます……
さっきのゴルギアスでもいいんですが、前提となる話の共通認識がなければわかりにくいと思いました
(というか、別にこんな話を艦これでやらなくてもいいという致命的な問題にぶちあたりました……が、純化の衝動であると考えればまあ……)

何か、指標となるものがほしいので読みたいネタとかがあったら教えてください!
キャラでもいいですー

大井「…………」

北上「…………」ペラ

木曾「………………」

提督『オーリオンをなーぞる~♪すげえ、星座がわからなくてもオリオンはなぞれたよ……おっ(北上が読書なんて珍しいな)」

大井「はぁ……」

北上「提督ぅ……よかったよおおお、みんな難しい顔して無言で読んでるから怖かったんだよおお」

木曾「はぁ……お前がきたからうるさくなったじゃないか」

提督「すまんすまん……何読んでるんだ?」

大井「私はフィネガンズ・ウェイクよ」

提督「ん~……表紙見た感じ日本語か」

大井「日本語でもすごく難しいのに、英語で読めるわけないです!」

北上「私は陸奥爆沈!」

提督「お前それ僕の部屋にあったやつだろ。鎮守府の図書室に古い方はないからな」

北上「あちゃーバレちゃったかー、大井っちごめんね」

大井「もうっ、北上さんったら私のせいにして!」

提督「新しい方は持ってないから知らんが、見返しにある沈座状態推定図はインパクトあるよな」

北上「それはいいんだけどさ、この本難しすぎるよー」

大井「北上さんは読書慣れからですね♪」

提督「僕もお前の毒素慣れしないとな」

大井「もう!提督ったら、ひどいです。いじわる」

木曾「俺はこれだ」

提督「……スコットランド・ヤード物語か。僕も大好きだ……でも、この本ここにあったかなぁ……」

木曾「お前の部屋の本棚は貸し借り自由、そうだろ?」

提督「たまに本が減ってると思ったらお前らの仕業か!」

大井「だって、いつも勝手に持って行ってかまわないって仰ってるじゃないですか♪」

提督「うーん……なんか言った記憶があるからいつもカギ開けてるんだろうな……今度から扉にノートをたらしとくからな。借りる時は書いていけよ」

木曾「ところでこっちの本のことで質問があるんだが――」

――――――――

提督「ふぅ……そろそろでるか。タバコ吸いに行く人ー!」

北上「はいはーい!ああ、もう疲れたよ~」

大井「提督と北上さんが行くなら……木曾はどうするの?」

木曾「俺は遠慮しとくよ、タバコの煙はあまり好きじゃないんだ」

<お前、すぐ飽きてスマホいじってただろ
<バレた?隠れていじってたのにな~……大井っち~、おいてくよー!

提督『初雪、入るぞ……いいか?』

初雪「だめ」

提督『じゃあ入るわ」

初雪「…………」

提督「何やってんだ?」

初雪「げーむ」

提督「見りゃわかるわ」

初雪「Uplink」

提督「ハッキングゲーかよ……」

初雪「…………やる?」

提督「やだ」

初雪「…………」

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初雪「……よし」

提督「よしじゃねえよ!何やってんだ」

初雪「夕雲のハメ撮りと私のオナニー自撮りをとりかえた」

提督「どんな羞恥プレイだよ……」

初雪「……これ何だ」

提督「ん……げっ、なんでこんなところに……」

初雪「バラされたくなかったら食堂まで連れてって」

提督「はいはい……」

初雪「オムライスたべたい」

提督「じゃあ僕の部屋だな」

初雪「はやくー」

提督「人の弱みを握って相手をこき使う初雪さんどうなってんの」

叢雲「何よ」

提督「きたっていいじゃん」

叢雲「……なんかさっき初雪といちゃいちゃしてたみたいだけど」

提督「イチャイチャはしてない!」

叢雲「ふーん……どうだか」

提督「はぁ……映画を借りてきたんだ、一緒に見ないか?」

叢雲「いいけど……リードつけてくれない?」

提督「……さりげなく言うのやめてくれよ」

叢雲「それだけで興奮するなんて猿みたい、変態」

提督「うるさい!」スルスル

叢雲「えへへ……一昨日も昨日も今日も見つれども明日さへ見まく欲しき君かも」

提督「ふんっ、僕はお前なんてどうでもいいけどな」

叢雲「えっ……やだ。放っておいたら噛みつくかもしれないわよ」

万葉集 1014番
一昨日も昨日も今日も見ていたけれど、明日も見たいと思うあなたよ

提督「みんなが良く知ってる百人一首には、他の言い方があるが知っているか?」

叢雲「小倉百人一首ね」

提督「そう、この小倉百人一首は『小倉山荘色紙和歌』とも言うんだ。おそらく文暦二年(1235)に、藤原定家が息子の為家の義父蓮生に頼まれて作ったものだ。これは別荘である京都嵯峨の小倉山荘の襖障子の装飾のために作らせたんだ」

大鳳「義父っていうと……息子のお嫁さんのお父さんってことかしらね」

提督「ちなみに蓮生は宇都宮頼綱のことな。この襖に和歌を一首書いた色紙と、それの隣かなんかに歌った人の似せ絵(似顔絵)を貼り付けたみたいだ。また、歌の書かれた色紙のことを小倉色紙と言い、歌は四行に分けて書かれた」

叢雲「それはいいからこれの歴史について話してよ、聞いているだけだと疲れるから」

提督「えー……仕方ないなあ。でもちょっとだけ……息子為家には為氏という名前の息子がいてな、その他にも子はいたんだが、数人の間で不和がおきてな。この為氏は、二条となる」

提督「さて、成立後、しばらく記録に残されなかったが、室町初期に連歌師の宗祇によって二条派の写本から、研究される。そして、これが広がって江戸時代以前には『歌合わせ』という遊びになったらしい」

夕雲「歌合せというと歌の優劣を争う遊びみたいね」

提督「これは上の句と下の句を合わせるものだったっぽい?なぁ。江戸時代には上流階級の遊びや女の子に教養をつけるために使用されたり、一方ではかるた博打になり、禁制とされることもあったらしい……これで終わりだ」

夕雲「今大鳳さんがエッチなことを考えたみたいよ」クスクス

大鳳「なっ、なんてこと言うんですか!!!そんなわけないです!!!!」

古鷹「じゃあおやすみなさい、加古」

加古「古鷹もおっやすみー!……よし」

ここ数日の間、久しぶりに出撃してきました。
他の子たちでも出撃なんて滅多にできないのに、出撃できるなんてラッキー♪
そういえば、航空機と魚雷と大口径砲を装備した敵がいました。
あれくらい強くなれば、翔鶴さんみたいにいつも出られるかなぁ……。

加古「日記も書いたし、寝るかー!おやすみっ」

――――――――

加古「えっ、改造?!あたしが?!」

提督「ああ、敵の研究をした結果、各艦種のいいとこ取りができるようになったんだ。今後これを諸艦種連合と呼ぶことにする。そして、これを真っ先に装備できるのがお前ってことだ」

加古「本当にあたしでいいの?もっと基盤に融通が利く戦艦の方が……」

提督「いつもお前は自分のスペックにも負けず、それ以上の戦果をあげてるからな。今後もがんばってほしい」

加古「これがあの装備かぁ~」

妖精さん「ごちゃまぜでこしょーおおくなるです?」

妖精「せいびたいへんかも~」

夕張「これが加古さん専用装備です。大切に使ってくださいね」

加古「あたし専用……よっしゃあ気合入ってきた!」

妖精さん「そうびのせつめいする?」

妖精「しんそうびだから、みたいな?」

夕張「これ、取説です~じゃ!ちょっと用事があるんで」

加古「ふんふん、これがドローン射出ポッドで、主砲は41cm、艦首魚雷と電探もある!対空装備も十分!はぁ……夢みたい」ギュー

――――――――

古鷹「ほら、加古起きて!もう朝だから……」ユサユサ

加古「うぅん……夢みたい……」

古鷹「はぁ……どんな夢を見ているのか。ほら起きて」ユサユサ

加古「はっ…………夢?」

古鷹「提督に呼ばれているから早く髪梳かして!」

加古「あー……加古さん超テンションダウン……もうちょっと寝かせて……」

加賀「……退屈なのだけれども」

提督「ちょっと待って足音聞こえない」

加賀「…………」

提督「はぁ……なんだよ」

加賀「一緒に遊ばない?」

提督「お前PCゲーできないじゃん」

加賀「即席楊弓場で楽々エッチ」

提督「昨夜タイムスクープハンターでやってたやつか」

加賀「ハズレは私主導、当たりは提督主導でやらない?」

提督「話聞いてる?」

加賀「距離はどうするの?50cmと100m、どっちでもかまわないわ」

提督「それ普通にセックスした方が早いじゃん」

加賀「提督主導ならアナルビーズだって入れるわよ」

提督「お前開発してないじゃん。危ないぞ」

加賀「愛があれば大丈夫なの」

提督「いや、そういう問題じゃないって」

加賀「目隠しして青姦かしら?罵倒されて他の子に痴態を見られて散々辱めを受けた挙句そのまま捨てられてみたいわ」

提督「僕はそれを録音して赤城に聞かせてやりたいわ」

加賀「それ、いいわね。緊縛プレイで後ろからガンガン突かれて半ば悲鳴のような喘ぎ声あげているところを撮ってもらって、赤城さんに感想を聞きたいわ」

提督「お前どうしたの?いつからそうなったの?」

瑞鶴「黙って聞いてりゃ年増のくせに好き放題言って。提督はあなたみたいなおばさんより若い私の方がいいのよ、ねー?」

提督「今のセリフでお前の評価も下がりきったわ」

加賀「ふん、抱き心地の悪い貧乳女なんて、誰が抱くのかしら。聞いてみたいわね」

瑞鶴「先輩はわかってないようですねー、提督は胸ばかり見てるわけじゃないのよ。叩きやすいお尻や引っ張りやすい髪型とかいろいろ見てるのよ」

提督「いや、黙ってヤれるんだったらかわいいだけで十分だわ」

加賀「ねっとりとしたスローセックス!」

瑞鶴「お尻をしっかりと掴んで力任せに突きまくる激しいセックス!」

提督「んじゃ、ちゃんと電気消してから出ろよー、おやすみ」

加賀「ちょっと待ちなさい」

瑞鶴「提督さん、どんなエッチが好みなのか確かめたいから手伝ってもらってもいい?」

提督「三十六計逃げるにしかず!」

提督「ダウントン・アビーが終わってしまった……毎週日曜の楽しみが」

マックス「残念ね……でもシーズン2があるからいいじゃない」

提督「今年の秋だよおおおおおおおおおぉ……待ちきれない」

マックス「3か月くらいすぐじゃない。それくらい待ちましょうよ」

提督「そうだなぁ……まったく話はかわるが、最近CS:GOばっかりやっててな。日曜日に時間ができるのは少し嬉しい」

マックス「あぁ、あのゲーム……どこまで壁抜けるかわからないわよね」

提督「それだよなー、あとスプレーの仕様もまだ慣れてないから、Aim勝ちばかりだ」

マックス「まあいいんじゃない?久しぶりのCSだし、せいぜい楽しむことね」

提督「なんだよー一緒にやろうよー」

マックス「対人FPSは苦手なのよ」

提督「ちぇっ」

提督「どうしてお前はそんなやらしい服を着てるんだ」

天津風「うーん……実はちょっと気にしてたのよね」

提督「だってさ、それ少し透けてるぞ」

天津風「えっ、本当?!」

提督「気づいてなかったのかよ!」

天津風「まあでも……こっちの方が提督も興奮するでしょ?」

提督「お、おう」

天津風「いつも提督のためを思って行動しているの、提督が望むならどんな服でも着るし、どこでだって受け入れるわ」

提督「恋でも着てるつもりかよ……紅の深染めの衣下に着て上に取り着ば言なさむかも、この歌ほどじゃないけどな」

天津風「ロマンチックね、もうそれでいいわ!」

提督「どうなのかなぁ……この服。だってパンツの色だって見えそうだぞ……痴女かよ」

万葉集1313番
紅に色濃く染めた衣を下に着て、あとで上に着たら人はなんとうわさするだろうかなぁ
意味むずかしい……

提督「突然だけど、なぞなぞだ――母には二度あひたれども、父には一度もあはず。なんでしょーか」

マックス「うーん……」

天津風「あうの漢字は?」

提督「教えなーい」

マックス「わかったわ、簡単じゃない!赤ちゃんの頃には母のおっぱいを吸い、成人したら彼女、あるいは母(妻)のおっぱいを吸うが、父の乳は吸わないってことよ。答えは男性ね」

提督「よくそんな考えがでるもんだな、合ってるがこのなぞなぞの答えとは違うぞ」

マックス「じゃあ何なのよ」

天津風「もう、さっぱりわかんないわ」

提督「ダメだなお前ら」

マックス「で、正答は?」

提督「正しい答えは唇だ」

天津風「……どういうこと?」

提督「ちょっと長くなるぞ。このなぞなぞは永正十三年に作られた後奈良院御撰何曾という本にあるものなんだ。ところで、お前らはハ行転呼を知ってるか?」

マックス「は?」

提督「ハだよハ。昔のハ行の子音はな、文献以前の時代は[P]だったんじゃないかと言われている。上代には[F]、ファみたいな感じだな。あと、平安時代中期には語頭以外のそれは[w]、つまりワ行と同じ発音になったんだが……まあこれはこの話の後だ」

天津風「ファ、フィ、フ、フェ、ぽ……ううん。難しいわね」

マックス「今みたいな発音になったのはいつなの?」

提督「それは江戸時代に入った時だ、この時に、今と同じ[h]になったんだ。ところで、さっきの本が作られた時代はいつだった?」

天津風「永正十三年……いつ?」

翔鶴「歴史手帳、どこに入れたかしら……ああ、あったわ。1516年ですよ」

提督「そうだ。さて、次は調音位置の話だ、ここはマックスの方がわかるんじゃないか?」

マックス「そうね……江戸時代以前は上下の唇を使って言っていた、それが江戸時代には口をあけながら奥の方で言うようになった……なるほど」

提督「うん、あれが答えの理由がわかったか?」

天津風「その頃はファファ、唇を二度あわせていたってことね」

提督「だから、江戸の人たちも現代の我々もさっぱりわからなかったんだ」

マックス「へー……そういえばさっき小耳に挟んだ語頭以外は~の話は?」

提督「よく、私はを私わって書く人がいないか?これのせいなんだ」

天津風「区別が難しいわよね、なんとかできないの?」

提督「わの方を正しいとしようとする話もあるっちゃあるんだが……日本語の歴史が不明瞭になるとかで持ち上がっては消えているらしい」

天津風「そうだったの……」

マックス「ふーん……あっ、そうだ。ファファうえさま~お元気でーすーかー♪」

提督「一休さんか……うぅっ頭が……小さいころあればっかり見てたから脳内再生されるんだよな。洗脳だよ洗脳」

文字化けして書けませんでした><

提督「そういえば、Tomb Raider開発しちゃったんだが」

マックス「あー……積みゲーが増えるのね」

提督「いや、一応やってるんだ」

マックス「えっ……どうなの?」

提督「ララさんがな、めちゃくちゃかわいい。あ、これSSだ」

マックス「どれどれ……これがあのガチムチヤンチャガールだって言われてもわからないわね」

提督「ああ、おっぱいも最高だ。おっぱいが最高でテンションがあがった結果……」

マックス「結果?」

提督「他が怖すぎてもうダメだ、何かが起こるたびに小さく悲鳴をあげてしまう」

マックス「なんだ、いつも通りじゃない」

提督「あの世界観は大好きだ、大好きなんだが……敵が怖いよぉぉぉぉ……」

マックス「敵がいなくてもビクビクしてるじゃない」

提督「だって怖いじゃん。怖いじゃん……壺が割れただけで、ヒッ!だぜ」

マックス「なっさけない男ね……。昔Cry of Fearをやった時なんか過呼吸になって泣いてたわよね」

提督「あれな、もうトラウマ。ダメダメ。開発者に見せてやりたいと言われるぐらいだしな」

マックス「あなたが泣き叫んでるところを見れば、きっと喜ぶわよ。さ、ホラーゲームやりましょ?」

提督「それよりHoI2やろうぜ。お前はオーストリアで僕はドイツな」

マックス「アンシュルスで消えるし、電撃戦があるから戦争しても負けるじゃない」

うーん……早とちりしました。
口が文字化けした無声両唇摩擦音のアレに見えました
今夜はこれから用事があるので、これで終わりにします♪

ママは口を二回閉じるし、パパも口を二回閉じるね()

提督「This gunshot reminds me the judgment day, tonight~♪」

マックス「ヨルムンガンド?」

提督「うん」

マックス「ふーん、見てたの?」

提督「いや~、それがまだ見終わってないんだ。今週借りたんだが、忙しくてまだ2話までしか見てない」

マックス「あー……そういえば最近はずっと忙しかったわね」

提督「だろ?次も見たいアニメがあるのになー」

マックス「どんなやつ?」

提督「翠星のガルガンティアっていうやつなんだが、俺の宇宙好きセンサーが反応してな。早くみたいー」

マックス「見るのはいつになるんだか……」

提督「他にもたくさん見たいアニメはあるんだが、まだまだ遠そうだ」

マックス「……Tomb Raider」ボソッ

提督「……あっ」

天津風「ずっと気になってるんだけど」

提督「うん」

天津風「いつ黒に染め直すの?」

提督「……あっ」

マックス「あー、そういえばそうよね。というか、どうして染めたのよ」

天津風「黒の方が似合うわ」

提督「いや、自分から染めようとしたわけじゃないんだよ」

天津風「どういうこと?」

提督「愚痴みたいなもんだが、聞いてくれよ

――――――――
その日は退屈だったから和室でテレビを見ていたんだ。
そうしたら阿武隈と北上がきてな、どうも阿武隈の髪に白髪が増えてきたみたいだから染め直すっぽかったんだ。

まあもちろん、どうでもよかったから無視してしばらくテレビを見ていたらな……ボトッと髪に何かが落ちたんだ。
それを触ってみたらなんかヌルっとしたものが手についたんだ、しかも臭い。
何かなーと少し考えながらあたりを見渡したら北上が笑っててな、それで気づいた。
これ脱色するやつだー!ってな

もう毒を食らわば皿までで、完全に染めちまった。
その時に聞いた話なんだがな
普段染め直す時と同じ量を買ったが余ったっぽくてな。
それでもったいないからと、北上が俺の頭にかけたらしい。
ふざけた話だな
――――――――

まあこんな次第だ」

マックス「バカね」

天津風「それでわざわざ金髪にしなくてもいいじゃない。不良提督になったのかと思って心配したわ」

提督「黒にするやつをもらう予定だから、そろそろ染め直そうかなと思う」

マックス「そうね……間をとって茶色にしない?私と同じ色に」

提督「アホかー!なんかいろんな人にさ、疲れてきってグレたのかとか言われて、次は真っ白になりそうだわ」

提督「そろそろミルキーウェイでも見えないかな~」

提督「…………うーん…………よく見えないな」

?「司令官、お疲れ様です!」

提督「よっ、えーと君は……」

?「三日月です、また忘れたんですか?!もう……」

提督「そうそう、うーちゃんと同じクラスだ!

三日月「はぁ……もういいです。ところで、ここで何を?」

提督「眠れないから散歩しながら夜空を見上げてたんだ」

三日月「そうでしたか」

提督「夏の夜空が見られるのは夏だけだ。精一杯楽しまないとな」

三日月「月すら見えませんけどね」

提督「ほんとだな……天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」

三日月「……??」

夕雲「天の海に雲の波が立って、月の船が星の林に漕いで隠れて行くのが見えるってことよ」

三日月「そのままですね」

提督「月の船が星の林ではなく、雲の影に隠れたみたいだな」

三日月「別に隠れてません!」

提督「ははは、睦月クラスはからかうのも面白いな」

夕雲「提督が少し楽しそうね。常はさね思はぬものをこの月の過ぎ隠らまく惜しき夕かも、かしら」

提督「それ僕が次に詠もうとしたやつだから取らないで」

三日月「な……なんかよくわからないけど、からかわれてるってことはよくわかります」モジモジ

1068番

1069番
普段はそう思わないが、この月が隠れて見えなくなるのが惜しい今宵よ

マックス「サマーセール最終日よ、何か買い忘れた物はない?」

提督「金があると思うか?」

マックス「せめてTW:Rome2のDLCぐらいは買えないの?」

提督「お金があればとっくに買ってるわ」

マックス「えー……もっと開発しましょうよ。もっとリストを肥やしましょうよ」

提督「お前そんなやつだったっけ?!」

マックス「はぁー……つまらない男ね」

提督「あのさぁ……」

クソ忙しいのに、酔っぱらって廊下で寝たり、徹マンをしてしまった>>1です。
どうでもいいことのせいで最近家にいない気がします。

>>361
こういう考え方はおもしろいですね!
昔はこうであったが今は父母どちらにも二度会う、みたいななぞなぞを作って質問するのもいいかもしれません

提督「あぁ~揚げ鳥と白米、ビールの組み合わせは最高だ!」

マックス「そう?やっぱり枝豆、ビール、魚肉ソーセージとわさび醤油よ」

提督「魚肉ソーセージとわさび醤油かー……いいな!でも枝豆が入るならチーズも入れたいな」

天津風「チーズ!最高よね~」

提督「だよな!あ、チーズで思い出したが、最近スモークにはまっててな」

マックス「燻製?」

提督「おう、IHでもできることがわかったからな。ベーコン、チーズとウインナーあたりで作ってるぞ。今度食うか?」

天津風「食べる食べる!」

提督「だめー、天津風にはあげない」

天津風「いじわるっ」

提督「なーんて、うっそぴょん」

マックス「クソガキがそのまま大きくなったような大人ね」

提督「うっ、うるさい!」

提督「なんか最近二日酔いのやつが多いな」

マックス「たるんでるわ」

提督「二日酔いには納豆がいいらしいぞ」

マックス「納豆……臭いからネバネバまで、全部嫌いだわ」

提督「日本人でも嫌いなやつがある程度いるしなー……でもさ、たとえば……納豆ぶっかけうどんとかどうだ?」

マックス「ああ、あれね…………あなたが作ってるのを見た時は、ついに気が狂ったのかと思ったわ」

提督「ひどい言いようだな……あれ美味しいんだぞ!臭いもそこまでひどくないし、納豆のネバネバ感が絶妙でな。二日酔いの時はよく作ってるぞ」

マックス「ふーん……食べないわよ」

提督「ちぇっ」

マックス「そもそも、二日酔いするほど飲まないわ。どっかの誰かさんみたいにね」

提督「七夕が近づいてきたな」

大井「そうですね」

提督「短冊に書く願い事は決めたか?」

大井「もちろんです、提督と北上さんと重婚できたらいいなーなんてっ!」

提督「あっ、言ったな!願い事は人に言うと叶わないんだぞー」

大井「冗談です!おべんちゃらもわからないんですか!」

提督「あはは、わかってるってば!」

大井「……うふふ、秋風の吹きにし日よりいつしかと我が待ち恋ひし君そ来ませる。私はいつでも提督が心を開いてくださるのをお待ちしておりますよ♪」

提督「むー……大井と結婚したら尻に敷かれそうで怖いな」

大井「望まれるならどんな妻にもなりますよ♪」

提督「あんまりいじめないでくれよ」

大井「私と提督の間を流れる川はいつになったら渡れるんですか?こんなに近くにいるのに、提督の心まで届かないの」

提督「…………」

大井「もうすぐ七夕、その日には私から川を渡ってでも提督に会いにいきます。今はまだ、袖振らば見もかはしつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば」

提督「天の川いと川波は立たねどもさもらひかたし近きこの瀬を」

大井「それは私の側ですか?それとも」

提督「…………」

大井「…………ちょっとからかいすぎましたね♪ごめんなさい、てへっ」

提督「やめてくれよ!もー、驚いたよ」

大井「本当にからかっているだけだと思いますか?」

提督「き、北上!見てないで助けてくれよ!」

北上「ありゃ、バレちった。大井っちもせめるね~」

大井「あら、北上さん。いらしてたんですか♪もちろん北上さんも好きですよ」

提督(今のうちに……)コソコソ

大井「提督、私から逃れられると思いました?うふふ、だ・め・で・す♪」

提督「ひっ」

『万葉集』
1523番 秋風の吹きにし日よりいつしかと我が待ち恋ひし君そ来ませる
秋風が吹いた日から、いつかいつかと私の待ち焦がれたあなたがおいでになる

1525番 袖振らば見もかはしつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば
袖を振ればお互いに見えるほど近いが、渡るすべがない。秋ではないから

1524番 天の川いと川波は立たねどもさもらひかたし近きこの瀬を
天の川は激しく川波は立っていないが、船を出すことができない。こんなに近いのに

提督「あぢー……夜でも暑いぞ。どうなってるんだ!」

大和「はい、ラムネです」

提督「ペプシかルートビアくれ」

大和「ラムネしかおいてないんです……やっぱりラムネだけじゃ飽きますか?」

提督「大和ホテルに追加してくれるのか?」

大和「ホテルじゃないですっ!もうっ……」

提督「食事付きのラブホだもんな」

大和「はい、大人のおもちゃやローション類完備、ゴムなどもすべて無料です。一泊いかがですか?」

提督「たしかにラムネだけじゃ物足りないよなー……そうだ、みんなの好きな炭酸飲料でもあげてくか」

大和「スルーですか……別にいいですけど」

提督「マックスはシュウェップスとルートビア、天津風はレモンライムとペプシだな」

大和「うわー、めんどくさいです。まあ……その辺とファンタ、コーラ、オランジーナあたりは揃えておきますね」

提督「あ!夕張と木曾はドクペが好きだからそれも頼む」

大和「……さ、この話はやめてタバコでも吸いに行きませんか?」

提督「おいサボるなホテル」

大和「ホテルだって休暇はほしいんですっ」

提督「常々思ってることなんだけどさ」

大和「あ、くだらない話ならいいです」

提督「いや、くだらなくないから!お前らの艦装?ってどうなってるんだ?」

大和「……そういえばあれってどうして動いてるんでしょうか」

提督「背中から電力供給してんの?血で動いてるとか?」

大和「さあ?」

提督「主砲とかお前のだと40mmくらいか?距離減衰とかないの?」

大和「撃てば敵がバラバラになってますからさっぱり」

提督「いや、だってそれじゃ故障とか怖いじゃん」

大和「敵をバラバラにするために戦っていて、それができる道具を持っています。しかし、どうやって動いているかわかりません。でも、でもですよ。目的を果たしているのに理屈がわからないからと、それについて悩む必要はあるのでしょうか?」

提督「ぐぬぬ……まあ今のところはそんなもんだろうな。というかお前ら斜線陣とか採用してるけどどうなってんだ」

大和「斜線陣ではなく梯陣ですー」

提督「陸上がりだからしゃーないじゃん!でさ、単に斜めのやつとかさ、V字型とか逆V字型とかあるわけじゃん?」

大和「そうですね~……あ、たばこが切れてしまったんで一本わけてください」

提督「はい、ハイライトだけどいいよな。お前らはさ、だいたい主砲砲塔はすべて正面を向けることもできるわけだ。ならさ、梯陣や横陣が有利となり、腹を重視してできた単縦陣などが廃れていってもいいんじゃないか?」

大和「へぇーそうなんですか。あ、そういえば私の主砲砲塔とガンタンクって同じくらいの大きさらしいですよ」

提督「……それだ!!中距離・遠距離からの制圧・後方支援射撃だ!あとは空母に任せよう」

大和「ジッポのオイルが……提督、買いに行きませんか?」

提督「えー、ちょっとガンタンクのかっこよさについて喋りたい」

大和「あ、そうだ。今夜バーベキューしませんか?備長炭が入ったらしいですよ」

提督「げー、備長炭か。お前が起こしてくれよ。僕はたばこ買ってくるわ」

大和「ついでにビールもお願いします。スモークもするので」

提督「だりー、翔鶴に頼んで買ってきてもらうわ」

大和「私は提督が買ってきたビールとタバコがほしいなぁ♪ね?」

提督「お前誰だよ」

大和「はぁ……」

提督「あ、いたいた。マックス!手だして」

マックス「?別にいいけれど……」

提督「はい、これあげる」

マックス「ん……?なんだ、ヘビのおもちゃじゃない」

提督「ちぇっ、反応つまんねえな」

マックス「子どもね」

提督「なんだよぉ……マックスのかわいい姿がみたいなぁと思っただけなのに」

マックス「ふぅん……」

提督「ん……指から血がでてるぞ。どうかしたのか?」

マックス「わっ、いつの間に……」

提督「ヘビさんに助けてもらうか」

マックス「おもちゃのヘビに何ができ……ああ、そういうこと」

提督「ドイツはApothekeだっけ?」

マックス「えぇ……あれ、どうしてヘビなのかしら」

提督「ヘビは知恵の象徴だからな。アスクレピオスの杖とか調べてみたらどうだ?」

マックス「ギリシア神話ね。今度調べてみるわ」

提督「でた、イチゴパンツ」

マックス「は?」

提督「本能寺だよ、1582年」

マックス「下品な覚え方もあるものね」

提督「イチゴパンツを頭にかぶったハゲのおっさんが歩いているところは、一生で一度でいいから見てみたいな」

マックス「全裸で?」

提督「そう、全裸で。靴下とイチゴパンツの帽子だけ。なんて変態なんだ」

マックス「変態はどっちよ」

提督「最近は集団的自衛権の話で持ちきりだな」

マックス「そうね」

提督「だからこんな時こそ日常にある集団的自衛権を考えてみようと思う」

マックス「……うん?」

提督「まず一つ目、イケメンにフられて泣いた女の子を慰めるその女友達」

マックス「あー……わかるわ。群れで動くから誰か一人に何かあったらかまわないといけないのよね」

提督「めんどくさそうだよなー……まあ男からしたら対岸の火事だから、おー燃えてる燃えてるとしか思わないが」

マックス「いいわよね、男性の方は」

提督「ただな、このイケメンがゲイだったらイケメンの方がかわいそうだよな。僕のまわりにゲイのイケメンが多すぎて、最近イケメンを見たらあいつもホモかもしれないな、とまで思うようになった」

マックス「どうなってるのよ……」

提督「さて二つ目、女性専用車両!」

マックス「……」

提督「これでわからないお前には単位はナシだ」

マックス「いや、もし男性が乗車した場合、女性から非難を受けるってことならわかるからよ。強制されるべきではないと思うけれど」

提督「ふん、まあ僕、いや……男性にとって女性専用車両はよいことだと思うんだけどな」

マックス「どうして?」

提督「痴漢冤罪の心配がない!」

マックス「正当な金儲けね」

提督「バカ野郎、何が正当だってんだ!それで人生が終わるんだぞ!」

マックス「冗談よ」

提督「……まあでも痴漢は怖いぞ。一度されたが、本当に声がでない。というか朝だから眠気が勝ったな」

マックス「……うん?それはモーホーの方?」

提督「わかんねえよ!眠くてよかったー……」

マックス「痴漢プレイ、ちょっと気になるわね」

提督「痴漢はダメだぞ!さて、三つ目、タバコの吸い殻」

マックス「たしかに、灰皿にたまるものね」

提督「密集しててたまにめんどくさくなる」

マックス「最近はハイライト?」

提督「おう……なんか飽きてきたし最後……なんかない?」

マックス「提督のつるし上げなんてどう?」

大和「面白そうですね!私も混ざります」

大井「そろそろ誰と結婚するか決めてもらわないといけませんね」

夕雲「誰が一番なのかしら?」

瑞鶴「本妻が翔鶴姉で愛人として私、どう?」

翔鶴「ちょっと、私を巻き込まないでよ」

天津風「私は……隣にいられればいいわよ」

マックス「みんなの個別的自衛権よ」

提督「ヒェッ……土下座か?!土下座すればいいのか?!」

叢雲「いいから早く決めなさいよ変態ロリコン提督」

提督「うわああぁあ……もうダメだぁ」

提督「殺人事件や子どもを放置して死なせた、みたいなニュースを見た時お前らはどう思う?」

天津風「どうって……ひどいとかかわいそうとか?」

マックス「お年を召した方がよく言ってるように、どうしてこんなことするんだろうとか……よね」

提督「さて、まあそんなところだろうな。その背景を考えない人が多いように思う。人としての本能しかり、追い詰められた結果など、さまざまな理由があってそこに至る」

提督「そして、その理由がある前はみんな我々と同じだ。殺人事件のニュースなどを見たらどうしてこんなことをしたんだろうと思うに違いない。まあ、最初からおかしい人もいるだろうが例外だろうな」

マックス「うーん……何が言いたいのよ」

提督「結論から言うと、人は皆自分の中に罪を背負って生きているってことだ。アダムとイブから受け継がれてきたと言ってもいいし、神話的要素が嫌いなら人間の本能の中に理性を持つ人間という動物が絶対に犯してはいけないタブーを持っていると言ってもいい」

天津風「実存主義的な考えね、好きだわ。いくら何を積み重ねてきた人間でも聖人でも押し並べて罪を背負ってるって言いたいのね」

マックス「極限状態に陥れば自分だって殺人を犯してしまうかもしれない、戒めてもどうしようもないわね。実存主義といえばハイデガーかしら」

提督「これだからドイツ人は」

天津風「ほんとね」

マックス「そんなことを言われる謂れはないわ」

提督「文学の分野ではサルトルだな、知らないか?超有名作品の『嘔吐』」

天津風「日本人の作品だと大江健三郎の『死者の奢り』とか。大好きよ」

マックス「別に知らなくても生きていかれるから知らないわ」

提督「サルトルは哲学の分野でも文学の分野でも知られる超有名な人だ、これテストにでるよ」

マックス「テストっていったって授業をする黒板も机もないじゃない」

提督「…………あっ」

提督「なんか飲みすぎて口にくわえてるタバコが二本に見える……」

マックス「本当に二本吸ってるわよ」

提督「えっ……あ、ほんとだ。片方だけ火がついてない」

マックス「ぜんぜん酔ってないじゃない。焼酎にする?日本酒にする?それともヴ・ォ・ト・カ?」

提督「いや、無理無理無理、明日平日だから!!!」

マックス「仕方ないわね、ビールの追加よ」

提督「あ、ビールなら余裕かも」

マックス「はい、次ウイスキー」

提督「まだなんとか……」

マックス「テキーラ」

提督「もう無理…………」

提督「うーん……なんだっけなぁ」

マックス「どうかしたの?」

提督「いや、どうでもいいことなんだが、昔聞いた話が思い出せなくてな。聞いたというか、読んだのかもしれないが」

マックス「断片的に覚えているの?」

提督「おう、たしかヨーロッパのクリスマスの話だったな」

マックス「他は?」

提督「うーん……つまらない話を聞いてる時にふと思い出したことだから、よく……」

提督「ああ、そうだ。思い出した!」

マックス「どんな話だったの?」

提督「えーと……クリスマスって美味しい物が食べられるよな」

マックス「えぇ」

提督「クリスマスイブの深夜12時前に、家畜にも美味しいものをたくさん食わせるんだ」

マックス「……?」

提督「うーん……たしかこの時は人間と家畜が対等の立場に立てるようになるんだったか……」

マックス「聞いたことがないわ」

提督「0時には神が天から降りてきて、家畜たちに聞くんだってさ、自分の飼い主たちは一年間どうしてくれたか、とかいろいろ。そこで飼い主の悪い話をされると神が怒って飼い主たちに罰を与えるとかなんとか……」

マックス「うーん……」

提督「だから飼い主はこんないいことをしてくれたよと言わせるためにご褒美を与えるとか……やっぱり思い出してなかったわ」

マックス「さっぱりだったわ……」

提督「それは僕も同じだ」

マックス「そういえば昨日は何も口にしてなかったわね、そのせいで弱ってるんじゃない?」

提督「なんかそんな気がしてきたぞ……」

提督「そろそろ肝試しが楽しくなる季節だな」

天津風「ひっ……幽霊は怖いわ……」プルプル

提督「僕からしたらお前らの方が怖いわ」

マックス「どうしてよ」

提督「なんかどこにでもいそう」

翔鶴「ストーカー扱いですか……」

提督「マックスなんか犬みたいにひっついてきたり、天津風は物陰やドアの隙間から見てきそうで怖い」

マックス「ひどい偏見ね、そうでもないわよ。ちょっと監視するぐらいで」

提督「監視≒ストーカー」

天津風「ひどい!見かけたらつけるぐらいじゃない!」

提督「特高かお前らは……」

提督「ところでさ、幽霊って怖いと思うか?」

マックス「馬鹿馬鹿しい、幽霊なんていたらハエ叩きを持っておいかけるわよ」

天津風「うぅ……幽霊は怖いわ。見たことないからこそ怖いのよね」

提督「翔鶴は?」

翔鶴「私にもふるんですか……私は幽霊よりも書類の山の方がよっぽど恐ろしいですね」

提督「お前らダメダメだな」

マックス「だったらあなたはどうなのよ」

提督「女性の幽霊ならヤる気満々で近づいて、男性の幽霊なら服を脱いでホモっぽいオーラを出して近づきたい」

マックス「男の幽霊がホモだったらどうするのよ」

提督「全力で逃げる」

天津風「ぷっ……あははは、提督の方がダメダメじゃない」

提督「いや、でもさー、興味ない?そもそも触れることができるのか、どのように目に映るのか、とか」

マックス「幽霊もあなたに見つかったら逃げ出しそうね」

提督「あはは、そうかもな。そういえば、神道の幽霊は物陰やクローゼットの中とか、いたるところにある隙間から見てくれているらしいぞ。祖霊の見ているところで悪いことなんか絶対にできないな」

マックス「お天道様が見ているようなものね」

翔鶴「提督は既に、見えないところでご先祖様に大目玉をくらってそうですね」クスクス

提督「父さん母さん、ご先祖様ごめんなさい……こんな人間でごめんなさい……生き方を改めます」

マックス「中にはお茶目な幽霊がいたりして、人をからかって遊んでたりするのかしら」

提督「さー?」

提督「そういえばぬらりひょんの孫ってまだやってるのかな」

マックス「とっくの昔に終わってるみたいよ」

提督「そっか……そういえばこんな歌があってな」

誰がために引きてさらせる布なれや世をへて見れどとる人もなき

マックス「詞書は?」

提督「いや、この歌だけで読んでみてくれ」

マックス「ただ布が垂れ下がってるだけじゃない」

提督「そうだよな、でも夜になると……?」

マックス「……………………一反木綿!」

提督「不思議!」

マックス「でもこの歌はそういう意味ではないと思うのだけれど……」

提督「本来の意味を考えるだけでなく、歌単体でこういう意味になるんじゃないか、と考えるのもまた一つの楽しみ方だ」

マックス「あっ、そう……」

提督「そうだなぁ……源氏物語のこれなんかどうだ?」

いにしへもかくやは人のまどひけむ我がまだ知らぬしののめの道

マックス「これは……」

提督「あはは、最高だな」

クソ高い本を購入した結果、財布に入っているお金が2000円だけになりました。
バイト代も仕送りも10日以上は先、食料は多く見積もっても4日分
ヒジュラ暦では、今はラマダーン中なので断食入り不可避ですね

夜に食べる物はありませんが……

あ、あとこんなのがありました
http://www.calixo.net/~knarf/almanach/24decemb/24decemb.htm

書生さんかな?

提督「そろそろ食費がやばい」

翔鶴『うーん……また一緒に住みましょうか?』

提督「頼りすぎるとただのクズになるからなぁ……」

翔鶴『いいじゃないですか、食費も抑えられますよ』

提督「うぐぐぐ……いや、いいや」

翔鶴『もう、強情ですね。夕飯はどうなさるんですか?』

提督「作って(はぁと)」

翔鶴『はい、これから向かいますね』

提督「翔鶴もだいぶ料理が上手くなってきたよなぁ」

翔鶴「ふふ、提督のおかげです♪」

提督「なんか今なら娘が嫁ぐって時の父親の気持ちがわかる気がするよ」

翔鶴「しづってないで早くお皿をだしてください!」

提督「お、おう……」

マックス「こんばんはー、翔鶴さんが料理作ってるってLine見てきたわよ」

提督「お前ノックぐらいしろよ!」

マックス「いいじゃない、提督の部屋だし」

提督「あ、じゃあマックスは皿だして。僕はたばこ吸ってくるわ」

マックス「うーん……クズね。あんなやつのどこがいいのよ」

翔鶴「提督って傍から見たらとんでもない怠け者じゃないですか」

マックス「傍から見なくても怠け者よ」

翔鶴「なんか放っとけないというか……でも、内面はきちっとしているところもあって、たとえば家事ができたりとか」

マックス「掃除はヘタだけれどね」

翔鶴「掃除は本当に下手ですね、普段提督が座っている場所の近くにゴミ箱を置いたりしてゴミの整理はしろと言ってはいますが、
ゴミ箱がいっぱいになったら床に捨てるんですよ」

マックス「だらしないだけよそれ」

翔鶴「でも、外では意外ときっちりしてるんですよね。ゴミが落ちていると落ち着かないみたいで」

提督「おいやめろ」

マックス「まず自分の家からなんとかしなさいよね。優先順位が逆だわ」

翔鶴「あと、甘え上手なんです。甘やかしてあげたいなあって気持ちにさせるのが得意なので、なかなか離れられないんですよ」

マックス「わかるー、おーよちよちってしたくなるものね」

提督「あのさ、翔鶴さん。調理に使った道具は料理しながら洗いなさい」

翔鶴「あ、はい。すみません……」

マックス「何よ、水差して。嫌な人ね」

提督「うるせー!」

マックス「翔鶴さんが不幸な理由がわかる気がするわ」

提督「なんでだよ」

マックス「浮気性でこんなだらしない男に振り回されてばっかりいるから」

提督「関係ないよね、ねぇそれ関係ないよね!?」

翔鶴「今が幸せなので、このままでもいいかな……なんて」

提督「うはぁー……女神天使翔鶴!」

翔鶴「でも、捨てられたくないって気持ちもどこかにあると思います」

マックス「提督ズ」

提督「ええい、黙れ黙れ!お腹がすいたぞー!!」

提督「そういえば、最近またLoLやり始めた」

マックス「えっ?!」

提督「な、なんだよ……」

マックス「Dota系のゲームはやらないと思っていたわ」

提督「まぁ苦手だしなー、マウス操作がなんとも」

マックス「また、ってことは前もやっていたの?」

提督「おう、最後にプレイしたのは昨年の12月だったっけな……」

マックス「S4からはやってなかったのね」

提督「んでさ、三日前からやり始めたんだけど、とりあえずYasuoとBraumがOPってことはわかった」

マックス「YasuoはNerfされたっぽいけれど、強いわよねー……あとかっこいいわ」

提督「Hasagi! めちゃくちゃカッコいいよなー、でも集団戦で暴れられるとキレそうになる」

マックス「主にどんなChampを使っているの?」

提督「そうだなぁ……TopはVi、JungleはViかJ4、MidはVi、ADCはEz、SupportはBlitzcrankだな」

マックス「MidViとかTrollpickじゃない」

提督「いーの!Normalしかやらないし、Midなんてロールやらないんだから!SupportとJungleしかやらないから!」

マックス「で、Feedすると」

提督「この三日間で二回もMidにあたって、一回目は対面が初心者だったからボコボコにできたけど、二回目はちょっとな……」

マックス「Feedしたのね」

提督「うげぇー……Botが負け始めるまではミスなかったから!」

マックス「Botが負けたのはMidがGankしに行かないのが悪いわ、ヘタクソ」

提督「うるせー!バーカバーカ、お前こそどうなんだよ。お前Rankやってたろ」

マックス「…………今夜は何のゲームやる?」

提督「……二人でNormal行くか」

マックス「そうね」

提督「なんか今日は眠い……」

マックス「土日って変に眠いわよね……睡眠不足かしら」

提督「平日の夜と違って酒を飲む量が多いからじゃないか」

マックス「あー……もうどうでもいいわ」

提督「酩酊時に、横になるともうわけわからなくなるよな」

マックス「あー、たしかに。天井や物がだんだん遠くなっていくのよね」

提督「あれってなんなんだろうな、たまに夢か現実かわからなくなる」

マックス「さぁ?」

提督「うーん……そういえば、その現象が酩酊時でなくても起こるようになったんだよな」

マックス「歩いてる時とかも?」

提督「おう、空間認識能力や思考力が極端に落ち、視界もブレたりにじんだりする」

マックス「それ栄養失調じゃないの?」

提督「……まさかそんなわけないだろ」

マックス「それも夢だったらいいわね」

提督「はぁ……世の中は夢かうつつかうつつとも夢とも知らずありてなければ。って気分だ。今なら幻覚も見えそう」

マックス「自分の体の中に有る問題でありながら、気づくまで無に思える隠れた病気、危機管理能力までなくなるって怖いわね」

提督「あ、そういえば三諦って知ってるか?」

マックス「さんたい?知らないわ」

提督「天台宗の教理だ。この歌で説明すると、夢は実体ではないから空諦、現実は……まあ存在するものだから仮諦、
    ありてなければは、あるものでもないものでもない中諦だ」

マックス「ふぅん……東の人も西の人も考えることは似てるわね」

提督「そうだなぁ…………三諦ってあんな言葉で説明できるものではないんだが、まあいっか!」

マックス「今日は早く寝て、明日はどこか行きましょうよ」

提督「えぇー……」

マックス「何よ、嫌なの?」

提督「いえ、滅相もございません」

『古今和歌集』942番
世の中は夢か現か。現とも夢ともわからない。あってないようなものなんだから

なんか最近やつれてきました
少なくとも麦茶と焼酎は毎日飲んでいるから、まだまだ大丈夫ですね!
自分の計画性の無さを恨みます

>>398
不真面目な書生さんはいかがですか

マックス「あのね」

提督「だるい」

マックス「妹に興奮することってあるの?」

提督「あるわけねーだろ」

マックス「そういうものなの?」

提督「たいていはそうに決まってる。妹の裸見たって嫌悪感しか抱かないぞ」

マックス「ふぅん……」

提督「困るんだよな、妹がいるせいでアニメの妹キャラまで苦手になるから」

マックス「姉キャラは?」

提督「もう大っ好き、姉がほしかったなあ」

マックス「でも、姉がいたら姉キャラまで苦手になるのではなくて?」

提督「…………どうしてこの話したの」

ビスマルク「ん~、やっぱり3時のおやつはコーヒーとケーキよね」

マックス「最近はスコーンと紅茶もいいなあと思うようになってきたけれど、やっぱりコーヒーとケーキの方が堅苦しくなくていいわね」

提督「あれ、ビールは?」

ビスマルク「勤務中に飲酒するわけないじゃない」

提督「ドイツ人って朝からビールを飲んでるイメージがあるんだが」

マックス「いったいいつの時代よ……そういう習慣はせいぜい17世紀ぐらいまでよ」

ビスマルク「もともと敬虔なプロテスタントは飲酒を好ましくないとしているからね~」

レーベ「ビールとコーヒー、日常生活で占める割合はコーヒーの方が多いと思うよ」

提督「ほえー、全く知らなかった。ドイツのコーヒーはいつぐらいからなんだ?」

ビスマルク「提督の好きな清教徒革命の時代と重ねて考えるといいわよ。コーヒーは覚せい作用があるから……」

提督「おう……そういえばさっき朝からビールを飲むような習慣はせいぜい17世紀までだって言ってたから、
   イギリス人やドイツ人の酒浸りの生活はやっぱりコーヒーがかえたんだな。あ、あと、別にその時代はそれほど好きじゃないぞ」

マックス「そういえば、あのバッハもコーヒーが好きだったらしいわね」

提督「コーヒー・カンタータは有名だな」

ビスマルク「あと、カントも好きだったらしいわよ。『しねばコーヒーを待たされないで済む』って言葉が残っているわ」

提督「なるほどな……」

提督「東尋坊でも行くか」

マックス「…………」

天津風「自殺はダメよ!何か悩み事でもあるの?なんでも聞くわよ」

提督「ちげーよ、普通に観光だよ!」

マックス「なんだ……そうだったの。ついに身投げでもするのかと思ったわ」

天津風「あー、焦ったわよほんと」

提督「僕の方が焦るわ。……暗い話だが和歌にも身投げの話があるぞ」

マックス「どんなの?」

提督「世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなりなめ」

天津風「世の中がつらいと思うたびに身投げをしたら、深い谷も浅くなってしまう、ってことね」

マックス「今ならビルの屋上からの飛び降り自殺とかかしら」

提督「数千人とかで飛び降りたら最後尾の方の人は生き残ることができるかもな」

マックス「ひどい話ね……」

天津風「死にたかったら私と一緒に死にましょ?みんなで逝けば怖くないわ」

提督「ちょっと一家心中みたいな話はNG」

マックス「金曜ロードショーでエヴァ新劇場版やるらしいわよ」

提督「はっ?!」

マックス「やったじゃない、せっかく借りてきたそれが無駄になるわよ」

提督「アホかあああああああああ」

天津風「ま、まあ1か月待たなくても見られるってことだしいいじゃない!」

提督「そ、そうだよね、しかも8月下旬なんてテレビ見られないし」

マックス「とりあえず見ましょうよ」

提督「う、うん……せっかく借りたのにこんなのってないよ!」

提督「これ見るたびにいつも気になるんだけどさ……」

マックス「しーっ、ここ好きなシーンだから」

提督「……どうしてあんな近未来的なVTOL機があって、74みたいな旧式戦車があるんだろ」

天津風「使い捨て戦車?」

マックス「背景がわからないんだからそういうこというの禁止!」

提督「さーせん……」

天津風「ココココ、『あらあらダメね、シンちゃんったら』ヴォオオオオ」

提督「あっはははは、それうける」

マックス「うるさいって何度言ったらわかるのよ!!!!!!」

いや旧劇のほうが大事(おおごと)だから

マックス「なんか今の姿、浮浪者みたいよ」

提督「無精髭が拍車をかけてるな」

天津風「提督、提督、この服きてみて」

提督「うわ、きったないなあ。どこにあったんだよこれ」

天津風「工廠に落ちてたのよ、あとこの帽子も!早く早く~」

提督「うええ…………これでいい?」

マックス「あはははは、まるで蟹工船ね」

天津風「でしょでしょ?似合うと思ったのよ」

提督「おい、地獄さ行ぐんだで!……ひどい」

天津風「そんな落ち込まないで、ステキよ」

マックス「どこがよ」

提督「いや、それ僕のセリフだからね」

天津風「薄汚い提督に無理やり……うん、今日はこれね」

提督「ああああああもう、酒持ってこい酒ー!!!!」

>>415
あれ小学2,3年生ぐらいの頃に初めてみたんですが、弐号機の捕食シーンでめちゃくちゃ興奮したのを覚えてます
関東ローカルでよかったです

提督「そういえばさ、よく行くコンビニのおっちゃんに勧められてチェ ブラックってやつ買ったんだ~」

マックス「あ、それなら私も一本サンプル持ってるわよ。レッドとブラックが……でもまだ吸ってないわ」

提督「吸ってみるといいよー、これイケる!」

ビスマルク「パッケージもいいわよねー」

提督「そうそう、チェ・ゲバラのドデカい顔と内側にもある額な」

マックス「どれ?」

提督「これこれ、なんか金の脳みたいだよな」

マックス「なんか頭を真っ二つにするって嫌ね」

提督「ボルゲ様みたいに、あれはカツラだから大丈夫だ」

ビスマルク「でも臭いのよね~」

提督「だよなー、やっぱり香水は必要だ」

マックス「そういえば、チェって南南米のスペイン語の方言で『よう』とか『お前』みたいな意味の呼びかけらしいわよ」

提督「ビスマルク~、チェッ!チェッ!」

ビスマルク「もう、仕方ないわね~……んー」

マックス「チッ……」

天津風「あ、カオル君が目覚めたわよ」

提督「マジか、見る見る……細マッチョだなぁ」

こう暑いと家でクーラーかけてビール飲んでいたいですね
ビールどころかどぶろくまであけちゃいましたけど
うっひょーーー

提督「なんか実家から届いた、重いから誰か手伝ってくれないか?」

龍鳳「はい!じゃあ私が」

提督「おう、さんくす」

――――――――――

龍鳳「重いですね~……これ、何が入ってるんですか?」

提督「わからん」

龍鳳「わからん……って」

提督「よいしょっと……これで最後だな」

マックス「何々?何事?!」

提督「友軍からの支援物資だ」

龍鳳「提督の御両親からの仕送りみたいです」

提督「そうともいう~……じゃあ開けてくれ」

龍鳳「はい!」

マックス「私も手伝うわ」

提督「おっ、おっ……?なんだこりゃ」

龍鳳「ビールばっかり……」

マックス「このダンボールもビールとティッシュしか入っていないわ」

提督「なんだこりゃ……」

龍鳳「提督!ダンボールの底にお手紙が……」

提督「見せてくれ……『父:不味いビールたくさん買っちゃったからあげるね<3 母:このビール不味いからいっぱい入れておくね<3』…………どうしよこれ」

マックス「数えてみたら70本あったわ」

提督「とりあえず一本飲んでみるか……お前らも飲んでいいぞ」

マックス「よしっ!私これ好きなのよね~」

龍鳳「いえ、私は……

マックス「いいからいいから飲んでみなさい」

龍鳳「うぇぇ……いただきます」

提督「…………けっこー美味しいじゃーん!」

龍鳳「美味しいですね~」

マックス「でしょでしょ?」

提督「2本だけ減ってるから、飲んでから不味いとしたんだろうが……何が悪かったんだか」

マックス「さっぱりね~」

提督「比叡と翔鶴と大井、誰とケッコンするか迷う」

マックス「…………」

天津風「カリ?」

提督「あったり前だろ……どーすっかな」

マックス「なーんだ、そういうことだったのね。なら比叡さんとかどう?」

天津風「ケッコンしたら丸くなりそうな大井さんとか」

提督「やっぱり比叡かなぁ……一番早くケッコンできるようになったのが比叡だし」

マックス「ちょーっと待って、書類と指輪はあるの?」

提督「え?ないよ?」

天津風「ダメじゃない」

提督「うん、なんか支給されるっぽいけどめんどくさい」

マックス「こりゃ決まっても当分ケッコンはないわね」

天津風「無駄だからかいさーん」

提督「むむむ……決まったらすぐにやろうと思ったのになぁ」

提督「QのSEELEのマーク見て思い出した」

マックス「またヘビの話?」

提督「よくわかったな、前はヘビとリンゴがなかったから気づいたんだが、別にエヴァは関係ない」

天津風「何の話?」

提督「日本霊異記中巻の第四十一、女人大きなる蛇に婚(くながひ)せられ、薬の力に頼りて、命を全くすること得し縁、蛇の話だ」

マックス「女が大蛇に犯されて薬の力によって助かった話?」

翔鶴「いわゆる異類婚姻譚的な話ですか?」

提督「まあ要約したが、聞いてくれ。河内国に住む裕福な家の娘が、天平宝字三年……七五九年の四月に、桑の木に登って葉を摘んでいると、大蛇が木に登ってきた。
   蛇が木に登ったと注意された娘は驚いて木から落ちてしまったが、蛇も一緒に落ちて娘に巻きついて、その娘を犯した」

マックス「ゾっとするわね……」プルプル

天津風「触手プレイはさすがに……」

提督「そのまま娘は気を失ってしまった。これを見た両親は薬師を呼ぶと、その薬師は黍の藁を焼いて汁に入れて、猪の毛十把を刻んで粉末にして、またそれも汁に入れた。
   その汁を女陰と口に入れると蛇が体から離れていき、その蛇の子もみなおろすことができた」

天津風「できてたの……?」

提督「その三年後、その娘はまた蛇と交わって死んだという。その娘は蛇への深い愛情が染みついていて、
息を引き取る寸前には『また来世でも必ず蛇の妻になろう』と言ったらしい。おしまい」

マックス「どうしてこんな話を選んだのよ。もっと三輪伝説とかあるじゃない」

提督「そうだなー、そっちからやっとけばよかったかも」

天津風「ところでどうして蛇の話になったの?」

提督「こないだあっちの蛇の話しただろ?悪者という側面もあれば賢者という側面もあるってさ」

マックス「えぇ……それがどうしたの?」

提督「三輪山型だと蛇はイケメンだし、神の使い、あるいは神そのものであったりするし、蛇との結婚は神との結婚であり神聖だった。
   しかし、仏教説話集である日本霊異記における蛇のありさまはどうだ?蛇は神聖なものではなく、悪役だ。畜生であり、嫌悪すべき対象だ」

提督「また、さっきの話の後にこう書いてあった。あの娘がこうなったのは、前世の善悪の行為の因縁に従うからだ。
   だから、ある者は蛇・馬・犬・鳥などに生まれる。前世の邪な関係によっては、蛇に生まれ変わって交わり、ある者は畜生にもなる」

マックス「何がいいたいのかさっぱりね」

天津風「畜生=動物」

提督「こんなところに神聖なイメージなんて当然ないとかそんなもんだ」

マックス「話を聞いていた時間をかえしてほしいくらいだわ……」

ゲルマン神話の神々はわかりませんが、
とりあえず、蛇は瀕死になっても脱皮することで新たな生命が宿ると考えられたり、また、脱皮という行為をすることで無限の生命が手に入っているとも考えられていたらしいです。
視覚的にも、脱皮という行為は過渡期を経て再生しているように見えますね
その生命力も着目すべきだと思います♪

食後、横になってビールを飲んでいたらいつの間にか寝てました。
祝日なのに寝てばっかり……

響「Коммандер, キス島守備隊を助けに行かないのか?」

提督「だるい」

響「もう1年近くあそこにいるよ、それでもいいのかい?」

提督「昨日キス島からきた暗号通信でも読むか?」

響「ああ……『今日のお昼ご飯はパスタだ!ところでまだこないの?』……まだ行かなくてもいいな」

提督「そうだな」

響「しかし、どうして食事ができるんだろうか」

提督「制空権とれてるから旧式の九六式陸攻に任せて食料投下してる」

響「ネルか……ところで地上基地航空隊の支援は使えないのかい?ベティが飛んでいるところを見たことがないよ」

提督「凍結中っぽい」

響「はぁ……」

提督「今日祝日だよな?!」

マックス「え、えぇ……そうだけれど……」

提督「よかった……一瞬、全休した気分になったぞ……」

天津風「今日は海の日よ!何か海で思い出とかある?」

提督「あー……子どもの頃、浮き輪に乗ってかき氷食べながら波に揺られてたらいつの間にか沖まできてて泣きそうになった」

天津風「えっ、提督泳げないの?!」

提督「た、たぶん泳げるよ」

天津風「心配だわ……」

提督「あとなー……4人で夜に花火しようって言ってたのに、僕含めて3人が寝ちゃって一人で花火しに行ったやつがいたな」

マックス「うわ……」

天津風「やる方も見る方も寂しくなるわね……それ」

提督「そういえば、今日は海の日だけじゃないんだよな」

マックス「シュタウフェンベルクが処刑された日?」

提督「いや、記念日じゃないから」

マックス「英雄よ」

天津風「あと何かあったかしら……あっ」

提督「そう、天津風の言うとおり[田島「チ○コ破裂するっ!」]の日だ!」

天津風「まだ何も言ってないってばぁ!!!」

翔鶴「提督っ!ちゃんと部屋掃除してっていったじゃないですか!どうしていつも自分でやろうとしないんですか」

提督「……うるさいなー」

翔鶴「大きな地震がきたら本に潰されて死にますよ?」

提督「はいはい……僕はいつ死んでもいいから」

翔鶴「提督に死なれると困る艦娘ばかりなんです!……私だって提督がいなかったらさびしいですし……」

マックス「…………」

提督「あー……うっせーな。黙ってろブス」

マックス「…………えっ?!」

翔鶴「え……今なんと

提督「黙ってろブス!!!っつったんだよ!!!!いちいち口だしてきてウッザいんだよ!!!母ちゃんかお前は」

翔鶴「……!!…………」バタン

マックス「ちょっ……翔鶴、大丈夫?!どうしたのよ、いつものあなたらしくないわよ?」

提督「おめーもだ、黙ってろよブス」

マックス「……え?」

提督「だーかーらー、黙れっつってんだろ。あとくせーから近づくなよ、油臭いんだよブス」

マックス「そんな……う、嘘よね?ちゃんと艦装のニオイには気をつかってるし提督の好きな香水つけてるのよ?!」

提督「知らねーよ、香水以上にお前が臭いんだろ」

マックス「……う……うえぇぇぇ……んっ……ひぐっ……ていとくのばかぁぁぁ……あほぉぉ……」ボロボロ

天津風「ただいまっ、ジュース買ってきた……わよ……?ど、どうしたの?!」

提督「ウザッ、いつもクズ提督とか言ってるクセに自分が言われるとこれかよ。これだからブスは」

マックス「……ひっぐ……提督がいじめてくるの……いじめて……うあぁぁぁぁぁぁ…………」ボロボロ

天津風「ちょ、ちょっと!マックスが泣くなんて……提督っ、いったい何したのよ?!」

提督「黙ってろ」

天津風「黙ってろって……そういうわけにもいかないじゃない!」

提督「ああああもう!うるせええな、俺の指示したことに口出しすんな」

天津風「……て、提督?本当に提督なの……?」ビクビク

提督「ああそうだよ、わかったらそいつをなんとかしろ。黙って働け、ブス」

マックス「ふ……ぇ……んっ……ブスじゃない……ぶすじゃない……うわぁぁぁぁん」ボロボロ

天津風「…………そのブスで興奮するならB専じゃない。キープならまだしも、普段から自分の傍において一日を過ごしているわけだから」ウルウル

提督「あのな、仮に俺がB専だとしても相手をブスだと思うことはある。
また、もちろん、日常生活の中でブスだと気がつかなかった相手がブスだとわかるっつーこともあるわけだ。性格でもルックスでもな」

マックス「うわああああぁぁぁぁぁぁぁんていとくのばかああああああぁぁぁぁぁっ」バタン

天津風「う……ひぐっ……そんなこと…………ていとくはそんなこといわないもん……」ポロポロ

提督「はぁ……騒がしいのが一人消えたと思ったらまた増えちまったよ。あのさ、普段の俺が俺の本質そのものを表にだしてると思うか?
   んなわけねーだろ、建前だよ、たーてーまーえー。ブスは頭まで悪いのか。もう関わりたくないね」

天津風「いやああああぁぁあぁぁ嘘よ!提督……ぐすっ……いやよぉ……そんなこといわないで…………なんでもするから……傍においてよぉ……ううううぅぅぅ」ボロボロ

提督「痴女みてーなカッコした女と一緒にいられると思うか?俺はお前と一緒にいて変態扱いされるのはごめんだね」

天津風「聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない!!!!!!!」ボロボロ

提督「あー、耳がいてぇ。黙ってろよブス」

天津風「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ!!!!提督はそんなこと言わないもん!!!!!!絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対ぃ!!!!!」バタンッ

提督「………………」

提督「く~っ……たまらん……」ゾクゾク

翔鶴「…………提督、気は済みましたか?」ムクリ

提督「げっ、起きてたのか」

翔鶴「提督に目の前で悪口を言われたくらいで私が卒倒するとお思いですか?」

提督「……いや、たしかに不自然だったな」

翔鶴「ふふっ……さ、アフターケアしに行きませんか?それともまた後でにしますか?私から説明しますよ」

提督「いや、自分でするよ。それも楽しみの一つだよ」

翔鶴「どうしようもないクズですね、提督は」

提督「お前の想像以上のクズだったらどうする?」

翔鶴「別に……どんな性格でも提督なら受け入れてあげますよ……提督に何を言われようが、私はずっと提督の傍にいようと思います」

提督「ひゃー……お前みたいなタイプが一番やりにくいんだよな。勘弁してくれよ~」

翔鶴「次は大泣きしてみましょうか?マックスさんの泣き顔、かわいかったですね」

提督「そうだな~次やる時は病んでくれよ」

翔鶴「はい!」

提督「さてと……探しにいくか」

翔鶴「…………準備、しておきますか?」

提督「頼んだ」

翔鶴「了解っ」

提督「おい、マックス……ちょっといいか?」コンコン

マックス『ひぐっ……嫌……今あなたと話したくないの……あっちいって……』

提督「……そんなこと言うなよ、僕が悪かったって!」ズルズル

マックス『ぐすっ……許さないから』

提督「よいしょっと……すまなかった、ついマックスのかわいい顔が見たくてな……ほら、僕がそういうの好きだって知ってるだろ」ドスン

マックス『んっ……やっていいことと悪いことの違いくらいつかないの……?』

提督「本当に悪かったと思ってる、すまなかった。タバコでも吸いにいかないか?マックスの顔を見ないと、僕もどうにかなりそうなんだ」ズシ ガチャガチャガチャガチャ

マックス『…………まって、今行くわ』

提督「ああ、ありがとう」ズルズル

マックス『……んっ?!ドアが開かないわ!!』ガチャガチャ

提督「本当か?!あちゃー、マックスがなかなかドアを開けてくれないから、まわしすぎて壊れちゃったかも」ゲラゲラ

マックス『でも手ごたえはあるのよ?!カギもあけたのに……ドアが押せないのよ』

提督「本当か?!ちょっとこっちからドアのまわりを見てみるよ、待ってて」
┌――――――――――――――――――――┐

│提督:マックスの部屋のブレーカー落として     |
│翔鶴:翔鶴がスタンプを送信しました。.        |
└――――――――――――――――――――┘

マックス『本当に壊れたのかしら……きゃっ』

提督「マックス、どうした?!」クスクス

マックス『電気が消えちゃったの!!提督、早く開けて……怖いわ』

提督「暗いところ苦手だったっけ?」ニヤニヤ

マックス『不安なのよ……まだあかないの?』

提督「わからん……ちょっと明石さん呼んでくる」スラスラ
圖←マックスの荷物です、動かさないでください

――――――――

提督「天津風ー、いるか?」コンコン

天津風『提督っ?!いるわよ』

提督「よう、さっきはごめんな。お前らがかわいくてついな……」

天津風「うん、そうだと思ってたの。私は平気よ!気にしないで」

提督「ああ、悪かった……そうだ、これから風呂にでもいかないか?」

天津風「い、いいけど……あの……今日は優しくしてね。やっぱりまだ不安なの……」

提督「もちろんだ、しっかりアフターケアさせてもらうよ」

天津風「うんっ」

―――――――

マックス「遅いわね…………」

提督「ごめんごめん、遅れちゃった。明石さんが寝てたから、夕張や木曾のところにも行ってきたんだが手が離せないみたいでな」

マックス『遅いわよおおおぉぉぉぉぉ!!いくら私が待ったと思っているの?!』ボロボロ

提督「すまなかった、途中で酔っぱらった比叡にからまれてな。新作カレーの味見とか言われて抜け出せなかったんだ」ケラケラ

マックス『うぇぇ……もういやぁ……早く開けてよぉ……はやくあいたぃぃ』ボロボロ

提督「ごめんごめん、カレー食べながらなんとなく考えてみたんだが、原因がわかったよ!今直すからドアから離れててくれ」

マックス『うぅ……ぐすっ……わかったわ……』

提督(翔鶴、翔鶴、ちょっと手伝ってくれ)

翔鶴(艦載機にも手伝ってもらいますっ)

マックス『なんかプロペラ音がするのだけど……』

提督「ドアの上部に変なのが詰まっててな、これで開けられなかったみたいなんだ。
うまい具合に挟まっちゃったみたいでな、今艦載機に手伝ってもらってたんだ」

マックス『そうだったの……』

提督「……よし、開けるぞ」ガチャ

マックス「提督ぅぅぅぅっ!!!!!!!!」ガバッ

提督「おいおい、どうしたんだよ」ナデナデ

マックス「怖かったの、心細くて……やっぱり提督がいないとダメだって思ったの……うるさくてごめんなさい……油臭くない?」ウルウル

提督「バカ、マックスが臭いわけないだろ。嘘だよ、嘘」ナデナデ

マックス「どうしてそんなウソつくのよおおおぉぉぉ」グスグス

提督「あはは、悪かったって。マックスはかわいいなぁ」ナデナデ

マックス「む~……まあいいわ。許してあげる!もうあんなこと言わないでね?」

提督「うーん……精神的にではなくて肉体的になら?」

マックス「もちろんいいに決まってるじゃない!心は私のものだけれど、体はもうあなたのもののようなものよ」

提督「ごめんな、いじわるして」

マックス「いいのよ……そのかわり、今夜は一緒に寝させて?いいわよね」

提督「もちろんだ、翔鶴は今夜瑞鶴と寝るみたいだしな」

翔鶴(えっ?!)コソコソ

マックス「やっぱり……優しい提督の方があったかくていいわ……」

………………………
……………
……

比叡「んぅ……はっ!夢か……」

提督「バカやろうお前仕事しろ!!!」ゲシ

比叡「あ、はーい!……なんかキャラがおかしいなと思ったらそういうことかー……」

翔鶴「提督、大淀さんから作戦計画案が提議されました」

提督「は?いやいや、ちょっと待って、そんな話聞いてない!」

翔鶴「ちゃんとお仕事しないからそうなるんです!」

提督「えー、そんなあ……こんなの絶対おかしいよぉ」

翔鶴「ついでにこの案が採用されなければ辞任するとも仰ってましたが……」

提督「とりあえず話だけでも聞かせてくれ」

翔鶴「了解、この作戦計画は二つあります。一つは、アリューシャン列島要地保全作戦……

マックス「……水を差すようで悪いけれど、その作戦を敢行する理由は何かしら」

翔鶴「この海域を得ることで米領アラスカより補給を受けることが可能になる……と説明されましたが……」

マックス「そんなの言うまでもなく不可能だし、仮にできたとしても大した意味はないと思うわ」

提督「僕もそう思うよ。前提として深海棲艦は世界各地で侵略、攻撃を行っていて、艦娘のいるドイツ、日本以外は沿岸防衛だけでも厳しいのが現状であり、米国もその例外ではないじゃないか
 特に太平洋、大西洋の大部分の制海権、制空権は深海棲艦が握っている」

マックス「それをふまえると、海からの支援は不可能で、高高度からの空中投下ぐらいしかないわよね
 また、艦娘の弾薬類は独自規格だから艦娘を保有していない米国がいかなる支援をできるというのかしら?」

提督「まさかオイルや鉄、アルミニウム、銅じゃないだろうな」

マックス「机上の空論よね」

提督「投下できたとしてもあんなケチの資本主義者共がタダでくれるわけないな、くれるとしても太平洋東岸の制海権確保が条件とかふっかけてきたりしてな」

翔鶴「別に支援を受けるためだけに確保するわけではないようですよ」

提督「どういうことだ?」

翔鶴「ハワイを中心に深海棲艦の機動が頻繁となり、近々大規模な攻勢が行われるのではないかと妖精さんたちが懸念しています
 また、アリューシャン列島西部に於いては地上基地航空隊の集結を確認しています」

提督「あっ、こりゃミッドウェーだわ。やだやだ」

翔鶴「では今後採るべき戦争指導について何かお考えでも?」

提督「……ないなあ」

天津風「はい!提督、提督、ちょっといい?」

提督「うん?」

天津風「本土への攻撃を防止するのに必要な哨戒兵力は言うまでもなく莫大よね。で、すべての方面に割く兵力はない、と」

マックス「わかりきったことじゃない」

天津風「だからー、陽動作戦によって分散した敵を正面から殴りに行けばいいじゃない。大規模な艦隊によって相手の頭部目がけて一発どかんとぶん殴ってやるのよ。
あわよくば背後連絡線を断って北方で各個撃破できればいいでしょ?」

提督「………………」

マックス「会議は踊る、されど進まず、ね。会議ではないけれど」

マックス「翔鶴さん、もう一方の作戦は?」

翔鶴「ご存じのとおりミッドウェー作戦です」

天津風「ねえ、提督どうするの?たぶん攻撃するなら今よ」

マックス「いくら妖精の占いが当たるといってもこんな博打は反対ね」

提督「…………ああああああもう却下だ却下、成功するわけねーだろこんなの!!今まで通り時々敵のスネを蹴るぐらいでいいんだよ!!」

翔鶴「そうですか……では大淀さんを説得してきますね……あっ」ピラッ

提督「おいおい、大事な計画書を落とすんじゃない……ん、これ」

翔鶴「あ、それは現在虜囚の身となっている雲龍さんで

提督「おっしゃああああああ、いくぞー、どんどん行くぞ、今すぐ作戦会議するぞ。準備しろ!急げ!!かわいい子は待ってくれないぞ!!」

翔鶴「了解!可及的速やかに準備いたします」

マックス「は?!」

天津風「単純すぎるわ……」

提督「いや、だってかわいいじゃん……かわいいじゃん!」

マックス「七つの罪源って知ってる?」

提督「今の私は深海棲艦をもすら凌駕する存在だ」

マックス「ダメだわ……はやくなんとかしないと」

提督「がははははははは」

マックス「葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催 酔臥沙場君莫笑 古来征戦幾人回」

提督「お、涼州詩か。お前らにぴったりだな」

マックス「私としては琵琶ではなくてギターに、馬上ではなくて岸辺にしたいわね」

提督「たしかにギターの方がマックスには似合ってるな」

マックス「どういう意味よ」

提督「お前にゃあんなに美しいリュートなんて似合わないからな!あははは」

マックス「あー、急にギターが弾きたくなってきたわ。興奮したら床ではなくてあなたに叩きつけたいものね」

提督「ひぃっ!!わーったわーった、お前に似合う音楽はカスタネットだ!素朴でかわいいだろ!」

マックス「……」

提督「……?」

マックス「胸にはさめるかしら?」

提督「いや、無理だろ」

マックス「ちょっとツラかしなさい」

提督「やべえ、やべえって、だれか、誰かー!ぐわあああああああああああああ」

マックス「そこ、だれのマネ?」

提督「ゴップ提督だ」

マックス「ぷっ、似てないわね」

提督「うるせーやい!どうやら卿には私の趣が理解できないようだ」

マックス「私はあなたの趣味を高く評価しているつもりよ、友人にするならあなたのような人物を選ぶわ。
でも、あなたの部下にはなりたくないわね。なぜなら、偉そうに言わせてもらえば、軍隊とは規律を守るものであって、それをみだす上官のもとにいたら部隊が崩壊するからよ」

提督「関係ねーじゃん!」

マックス「最近ヒマな時に銀英伝見てるのよね~」

提督「マジか、でも仕事はしっかりな」

マックス「あなたに言われたくない言葉トップ3に入るわよ、それ。まったく、さぼり魔で怠け者のくせに口だけは達者なんだから」

提督「ふぇぇ……」

トリがなくて書けませんでしたが、失踪したように見えたので久々にきました!
今旅行中なので時間ができたらまた!

ところで……いまだにE-1すら突破できなくて1週間以上放置してるんですが、どうしたらいいのか……
雲龍ちゃんほしいです!雲龍ちゃん!
ついでにおいしい日本酒もほしいです!日本酒!

提督「ああ……翔鶴ぅ~、もう一杯頼む」

翔鶴「もう6杯目ですよ?そのくらいで終わりにした方が……」

提督「いーじゃん♪いーじゃん♪紅茶割りだし?きつくないし?」

翔鶴「提督は養生を意識した方がいいと思いますケド……」

提督「養生の道とかそっちの方が体に悪いし?」

翔鶴「うう~~~……!ブランデーちょっぴりですね?」

提督「たっぷり」

翔鶴「……はい」

提督「李白さんが詠みました、天がもし酒を愛さないならば 酒星は天に在らず
   地がもし酒を愛さないならば 地に酒泉があるはずがない
   天も地も確かに酒を愛している
   酒を愛することは天に恥ずべきことではない
   酒の清らかさは聖なるものと言われ、
   また、濁り酒は賢のようだと言われた
   賢も聖も酒にあって私はそれを飲んでいる
   どうしてわざわざ神仙になろうか
   三杯で大道に入り、
   一斗で自然となる
   ただ酔っている時を楽しみたいだけである
   酔っていない人に教えることはない」

翔鶴「酒の名を聖と負ほせし古の大き聖の言の宜しさ、でも、ちゃんと水も飲んでくださいね。いくらこれでも悪酔いするとひどいんですから」

提督「了解ちまちた!乗艦どの!」

翔鶴「はぁ……ほどほどにしてくださいね」

比叡「し、し、しれぇええええ!!!露天風呂にサルが!サルが!」

提督「ここ男湯なんだけど……」

比叡「そんなことより女湯にサルがいるんです!!」

提督「あ、そう」

比叡「ひえぇ……どうしたらいいんですかぁ……」

提督「ルシウス技師でも探してきたらどうだ?」

比叡「はっ、排水溝!排水溝どこですか?!」

提督「ひぎぃっ痛い痛い痛い暴れないで!!!」

比叡「じゃあどうしたらいいんですかぁ……」

提督「サルはお前の友達だよ。怖くないよ~」

比叡「な、な……なんであんな毛むくじゃらの動物と?!いやー!」

提督「比叡山に日吉大社ってあるだろ?あそこでは猿は神の使いなんだってー」

比叡「だからなんなんですか!」

提督「だからね、猿は神聖なものだからそれを妨げても殺めてもいけない。安心して戻りなさい、危害をくわえなければあいても襲ってきません、ね?」

比叡「司令がそう言うなら……猿を信じてみます!」

提督「気合!入れて!」

比叡「行きます!!!!」

提督「おっぱいあんのかねーのかわかんねーなあいつ……あームラムラしてきた」

比叡『きゃあああああああああああああああああ』

提督「風呂でぐらい静かで誰にも邪魔されずぼーっとしていたいな~」

提督「ようっおはろー」

電「はわわわ、びっくりしたのです」

提督「はわわわ、びっくりくりくりくりきんとんなのです」

電「司令官、こんにちは!」

提督「ああ……こんなこと言ってもドン引きされない。こんなにうれしいことはない……」

電「実はちょっとひいてるのです……少しは自分の歳と性別を考えて発言してもらいたいですね」

提督「あれ?」

電「あっ!もう出港する時間なのです、今日も一日がんばりましょうね」

提督「う、うん。ジェンダーフリーなんだからそんなことについて文句を言うべきではないぞ、うん。あれ?」

曙「何つったってんのよ、邪魔よ!クソ提督」

提督「あれ?あれ?ちょっと提督さん泣きそうなんだけど朝からヘコんでるんだけど、ちょっともうやる気ないんだけど……帰ってゲームして寝たい……」

不知火「司令、おはようございます。今日も一日お疲れのでませんように、では」

提督「おう、ぬいぬいか。夜勤お疲れ~」

不知火「……次そのあだ名で私を呼んだら司令官のお尻に魚雷の尻尾が生えることになります、いいですね?」

提督「もうやだぁ……」

提督「おっすおっすお前ら……朝から大変だな、がんばろー……」ガチャッ

マックス「ハロー、どうして仕事前から疲れてるのよ」

天津風「顔色悪いけど大丈夫?」

翔鶴「提督、二日酔いですか?今日はお休みにした方が……」

提督「いや、大丈夫大丈夫、別になんともないよ。で、状況は」

翔鶴「はぁ……アリューシャンにおいて敵増勢艦隊の機動を確認しました、このまま進撃すると、交戦するポイントは――――」

提督「あ?ダッチハーバーじゃねーかここ。またかよ、やだよもうこないだだって結局突破できなかったじゃん」

翔鶴「アンカレッジと目と鼻の先なんですよ、米国に恩を売っておくのも……」

提督「……ここの主攻か助攻か増援かわからん部隊、ダッチハーバーの北西は無視しろ。向かうならば迂回機動をとって南西から侵入し、確実に港湾施設にダメージを与えろ。それを終えたら迅速に撤退しろ」

翔鶴「予想よりも敵の集結が早まった場合は」

提督「進撃を諦めて遅滞行動をとりつつアリューシャン西側の重要拠点の近くに機雷を敷設しろ、あと危険ならアリューシャンの各島は放棄してもいい。いらないからな、あんなところ」

翔鶴「了解しました、ではそのように」

提督「問題があったら逐一報告しろ、機動中にどっか故障が起きたかとか妖精さんの調子が悪いだけでもすぐにだ、こんな無駄な作戦で沈むことはない」

マックス「すっごい適当なのだけれど大丈夫なの?」

天津風「まあ優秀な参謀がいるからいいんじゃない?」

提督「あーもういやになるっぴょん」

提督「ちょっとトイレ行ってくるわー」

マックス「すぐ戻ってきなさいね」

提督「はいはい(んなわけねーだろ)」

提督「あー……あへあへ、愛しのハンモックちゃんこんにちは、おやすみー……」

………………
…………
……

天津風「たぶんこの辺なんだけど……」

マックス「このGPS使えないわね……うん?ねえあそこ」

天津風「あ、いた!」

マックス「だんだんサボりが巧妙になってきたわね……」

天津風「おーいこらー!早く起きなさーい!」

提督「うぅ……痛い……うるさぁい……」

マックス「提督、お昼ご飯よ。ビールもあるわ」

提督「ビール?!飲む飲む!!!……?」

天津風「はい、戻りましょーね。イスにふんぞり返るのが仕事なんだからダメよ」

提督「いやじゃー!!!!!腰痛いー!!!」

天津風「偉大なるバルグルーフだってがんばってるのよ、早く早く~」

提督「提督さんはアフタヌーンティのじかーん♪」

天津風「私もー」

翔鶴「紅茶お淹れしますね~」

マックス「あ、申し訳ないけれど私はコーヒー……やっぱり紅茶でいいわ」

提督「よし」

ビスマルク「なんかいい匂いがするわね~ハロー」

レーベ「あ、ボクも一杯お願いします」

提督「ビスマルクだけダメ、レーベはかわいいからオッケー」

ビスマルク「は?」

提督「コーヒーでも飲んでろ!」

ビスマルク「……ねぇ開国してくださぁ~いよぉ~、ねぇ~、もぉ~、ねぇ~いいじゃないのぉ~誠意見せてくださいよぉ~」

マックス「っ!!はぁー……はぁー……」

レーベ「あはは……誰この人」

提督「ぎゃははははははははははっは超ウケるやべえマジパネエ」

ビスマルク「なしのつぶてデスカ~?」

提督「ひー、ひー、わかったわかった、ビスマルクもよし!」

ビスマルク「しかと承ったわ」

提督「鹿とデスカァ~?」

翔鶴「ふふふ、にぎやかでいいですね」

天津風「ぜんぜんついていかれないわ……」

マックス「はぁー、笑いを堪えるので必死だったわ」

提督「はい、じゃあ今日のお仕事終わり!あと夜勤の連中に下令しといて」

翔鶴「じゃあ私がしておきますね」

提督「二人とも、買い物行くか?夕飯の」

マックス「いいわよ、そのかわり夕飯はご馳走してね」

天津風「じゃあ私も~」

提督「ど、どういうことだ」

マックス「大丈夫、お会計は私たちでするわ、ね?」

天津風「うん、この中で一番お金持ってないのは提督だし、仕方ないわよね」

提督「うわー、ないわー年下の部下の方が金持ってるとかないわーどうなってんだこれ」

マックス「それじゃあ行きましょうか」

天津風「今日の晩御飯は何にするの?」

提督「ローストビーフとヨークシャープディング、マッシュポテト、あとビールとソーセージだな」

マックス「汁物はないの?」

提督「なんか簡単なの……ミネストローネとニューイングランド風クラムチャウダー、どっちがいい?」

マックス「なんかカッコつけて言ってるけど、それいつも食べてるクラムチャウダーよね。ミネストローネで」

天津風「じゃあ私も~」

提督「せめてぇ少しはカッコつけさせてくれぇえ~♪」

天津風「古い……」

提督「Cake is a lie…」

マックス「見事に腐ってるわね」

ビスマルク「KillStealごめんなさいね」

提督「やめでえええええお金ほしいよお……」

ビスマルク「弱いのが悪いのよ」

マックス「相手が謎の2Topで土下座しかできなかったから仕方ないと思うのだけれど……」

提督「ぴゃー……よっしゃ、マックスついてこい」

マックス「え、行くの?私とSupp含めて3人しかいないわよ」

提督「いーの!」

ビスマルク「相手全員レベル低い大丈夫でしょ」

提督「オラオラオラァ!」

マックス「相手がかわいそうね、HPが溶けてるわ」

提督「PENTA!PENTA! GIVE ME MY PENTA! PLEASE!」

ビスマルク「相手の足止めてあげたら?」

マックス「仕方ないわね……」

提督「ひょおおおおおおおおおPENTA KILL!!!」

マックス「おお、久しぶりに見たわ」

ビスマルク「おめでとう」

提督「やったー!はぢめてのPENTAだよぉ……うふふ」

マックス「気持ち悪い……」

しゅごぉい!このPC2か月ぶり!:D
あ、E-1は突破できました!E-2は忙しくて挑戦すらできませんでした bg
ブランデー入り紅茶おいし~

瑞鶴「よるべなみ身をこそ遠くへだてつれ心は君が影となりにき、提督さん」

提督「ストーカーかお前は……」

瑞鶴「別にいいでしょ?提督さんが私のことを避けるのが悪いんだから」

提督「別に避けてないから!僕が忙しいだけだから!」

瑞鶴「それ、嘘でしょ」

提督「うへ……もう許して」

瑞鶴「じゃあじゃあ、私を秘書にして」

提督「それはやだ」

瑞鶴「1週間だけでいいから!」

提督「やだ」

瑞鶴「3日!」

提督「うー……いやだ」

瑞鶴「も~ストーカーしてもいいの?提督さんの下着とか盗んじゃうよ?」

提督「脅迫だからね!それ!」

瑞鶴「そんなに私のこと嫌いなの?」

提督「ちょっと自分のやってることを冷静に考えてみてよ!絶対おかしいから!」

瑞鶴「む~わかりましたー。じゃあ何をすればいいのよ」

提督「……翔鶴と組めばいいんじゃないかな」

瑞鶴「えー」

――――――――――――――――

鈴谷「えへへ、曇り日の影としなれる我なれば目にこそ見えね身をば離れず……言い換えればストーカーはボディガードにもなるし?まあ直に話したいけどさ」

古今和歌集

マックス「最近涼しくなってきたわね」

提督「だな~、もう秋だしな」

ビスマルク「よし、秋と言えば?」

提督「読書」

マックス「いつものことじゃない」

提督「えー、じゃあなんだよ」

レーベ「うーん……スポーツ?」

ビスマルク「Eスポーツなら大歓迎よ」

マックス「あと何かしら……芸術?」

ビスマルク「一番大事なのを忘れてるわよ、それは」

提督「それは?」

ビスマルク「食欲の秋よ!まあそんなわけでパンプキンパイ作ってきたわ」

提督「うお、マジか!ちょっと紅茶淹れてくる」

レーベ「えっ、ビスマルクって料理できたの?」

マックス「サニーサイドアップですら失敗すると思ってたのに……」

提督「やっぱパンプキンパイは食うのか」

ビスマルク「あとクリよね~やっぱりこれよ」

レーベ「焼き栗とかよく屋台で買ったな~」

マックス「クリもいいわよね~」

提督「やっべ、ムラムラしてきた」

ビスマルク「何よ、何で反応したのよ~」

提督「く、悔しいっ、でも……昨日したばっかりだからすぐ痛くなっちゃう」

ビスマルク「ちぇっ、あ、私の紅茶にはミルクと砂糖たっぷりね」

マックス「私はミルクだけでいいわ」

提督「レーベはどうする?」

レーベ「えっと……じゃあ僕は何も入れなくてもいいや」

ビスマルク「あ、あとパイ用の小皿もお願いね」

提督「んなことわかってら」

提督「はぁーもう夕方か。疲れたぁー」

マックス「あんた寝てただけじゃない」

提督「そうだよ。お前ら飯、どうするんだ?」

マックス「まだ決めてないわ」

天津風「私もー」

翔鶴「私は残業があるので」

提督「よし、じゃあ今日は僕がご飯作るから後でこいよ」

マックス「今日の献立は?」

提督「まあできてからのお楽しみ~」

天津風「いっつもその場で決めるわよね~楽しみにしてるわ」

マックス「まだできないの?」

提督「もうすぐできるよー」

天津風「あったまきた。どうしてSK対策してないのよ。私がAWP持てばよかった」

マックス「あ、B入ったわよ」

天津風「えー……」

提督「おらお前らゲームは終わりだ抜けろ抜けろ」

天津風「はーい」

マックス「どうして大皿二つしか持ってないのよ」

提督「ヨーロッパの農家の古い食習慣をまねてみたんだ。たまにはこういうのもいいだろ?」

天津風「わ、今夜はとん汁とおにぎりね」

マックス「小さいおたま一つしかないのだけれども、小皿は?」

提督「3人で一つだし、小皿もいらん」

マックス「うーん、めんどくさいわね」

提督「こんな食べ方は20世紀の中ごろまで残っていたらしいぞ。パンはテーブルの上に直接置いたり鍋の上にボウルを置いてそこにパンが入ってたりするとか。あとスプーンも共同で」

マックス「どこの田舎がソースよ。こんなことするのは」

提督「ソースはドイツだぞ」

マックス「…………」

天津風「あ、汁が垂れないように具が小さく切ってある。里いもがたまらないわねー」

提督「この食い方はまだ世界のどこかに残ってるだろうな、うん」

マックス「あー……」

提督「あと……たしか1930年代の研究だったかな。ドイツ及びオーストリアの民俗学地図でな。共通の大皿を利用して個人用の小皿を使わない地域がオーストリアの大半とドイツ東部チェコスロバキア側の一部に残ってたらしいぞ」

マックス「あ、おにぎりの皿のしきりってそういうことだったのね。私側が梅、天津風側がしゃけ、提督側のは何も入ってないわ」

天津風「まさかのガン無視」

提督「ただ、ウィーンとかベルリンとか大きい都市の周辺ではそのような習慣は消え、個人用の皿が普及しているところが多かったらしいぞ」

マックス「やっぱりドイツは最高ね」

提督「まあ誤解してはいけないのが、この結果は農民のみのものであるってことだな。都市の食習慣とは違う」

マックス「喉が渇いたわ」

提督「ちょっと待って……ビールと……日本酒とブランデーとウィスキーとウォッカ、何がいい?」

マックス「全部」

天津風「あ、おつまみもおねがーい」

マックス「漬物があるといいわ」

提督「白菜の浅漬けでもいい?あ、あと枝豆とチーズも持ってくわ」

マックス「もちのロンよー」

天津風「主夫ね、主夫」

提督「お、おかえりんご」

翔鶴「ただいマーシャル諸島です。あ、盛り付けぐらい私がやりますよ」

提督「ダメダメ、翔鶴はお疲れなんだから休んでて。あ、ついでにカゴに入れたお酒持ってって」

翔鶴「はーい」

提督「ただ、ウィーンとかベルリンとか大きい都市の周辺ではそのような習慣は消え、個人用の皿が普及しているところが多かったらしいぞ」

マックス「やっぱりドイツは最高ね」

提督「まあ誤解してはいけないのが、この結果は農民のみのものであるってことだな。都市の食習慣とは違う」

マックス「喉が渇いたわ」

提督「ちょっと待って……ビールと……日本酒とブランデーとウィスキーとウォッカ、何がいい?」

マックス「全部」

天津風「あ、おつまみもおねがーい」

マックス「漬物があるといいわ」

提督「白菜の浅漬けでもいい?あ、あと枝豆とチーズも持ってくわ」

マックス「もちのロンよー」

天津風「主夫ね、主夫」

提督「お、おかえりんご」

翔鶴「ただいマーシャル諸島です。あ、盛り付けぐらい私がやりますよ」

提督「ダメダメ、翔鶴はお疲れなんだから休んでて。あ、ついでにカゴに入れたお酒持ってって」

翔鶴「はーい」

天津風「おかえりーお疲れ様」

マックス「お疲れ様―、今日はおにぎりととん汁よ」

翔鶴「わ、ずいぶんとかわった食べ方ですね。中世風ですか?」

マックス「ほんとよ、話が短くなってよかったー」

提督「おーらガキ共持ってきてやったぞ」

マックス「やるじゃない、褒めてあげるわ」

天津風「ありがとー!」

提督「翔鶴も帰ってきたことだし……じゃ、かんぱーい」

天津風「かんぱーい!」

マックス「プロージット!」

翔鶴「ズダローヴィエ!」

提督「そういえばイタリア語で乾杯はチンチンって言うらしいな」

翔鶴「かーっ、やっぱりウォッカはきますね!最高です!チンチーン!」

天津風「一口目で酔う人っているのね」

提督「本性がでたな」

マックス「そ、そんなわけないじゃない。大天使翔鶴様が堕ちるわけないわ」

翔鶴「あ~、このビール美味しいですね。やっぱり一気飲みした時に脳みそがダメになる感じがする時がいっちばん好きです!」

天津風「もうダメダメじゃない」

提督「ささ、翔鶴のアネゴ、もう一杯どうぞ」

翔鶴「あ、ありがとうございます!」

提督「ほらChug,Chug!翔鶴のちょっといいとこ見てみたいかも~」

翔鶴「いただきます!…………あー!このくらいのコップだとすぐなくなっちゃいますよ~」

天津風「1時間後が楽しみね」

マックス「翔鶴ってほんと酔いまわるの早いわね」

天津風「疲れもあるんじゃない?」モグモグ

マックス「……ネズミかあんたは!」

天津風「失礼ね、ハムスターって言ってほしいわ。枝豆をほっぺに溜めて一飲みする瞬間がたまらないのよー」

マックス「でもそれだとお酒が入らないじゃない」

天津風「はっ!忘れてた……」

提督「あ、ちょっと夜勤の連中にとん汁の差し入れしてくるわ」

マックス「えー、じゃあおかわりは期待できないわね」

翔鶴「ちょ、ちょーっと提督、隣に座ってください!ほら、ほら」

提督「うわっ、ちょっ力つよ」

翔鶴「えへへ……提督、口移ししませんか?」

提督「いやちょっと待ってまだやることあるから」

翔鶴「なら問答無用です!」

提督「ちょまっ」

マックス「なんか面白そうな番組やってないかしら」

天津風「あ、あの人が配信してるわよ。そっち見ない?」

マックス「いいわね~」

翔鶴「うふふ、提督、どうですか?」

提督「あ……たまらん」

翔鶴「提督、何かしてほしいこととかありませんか?」

提督「いや、むしろ僕がしたいくらいだし」

翔鶴「ダメです!私は何かをしてあげる方が好きなんです。それにそうしないとすぐ提督は他の子のところへ行っちゃうじゃないですか。私、これでもさびしいんですよ?」

提督「独占欲強すぎぃ」

翔鶴「何かありませんか?ないなら……」

提督「よし、わかった。肩揉んでくれ肩」

翔鶴「…………はい」

マックス「うわー、この人上手すぎ。いったいどれくらいやればこのくらい上手くなるのかしら」

天津風「ほんと上手ね~、これ見ながらBot撃ちでもしようかなー」

酔っぱらっててゲーム中に寝落ちしてしまった結果フレンドに怒られ、かつ風邪もひきました
ブランデー飲むとすぐ酔っぱらっちゃいます。今紅茶6杯目なのに、既に酔っぱらってます。
あふ……頭イカれそう……

提督「うしうし、ついにスパロボZ3買ったぞ」

マックス「その略し方、親近感がわくわね」

提督「おめえよりこのゲームに収録されてるキャラの方がかわいいから、しばらくはこのZ3ちゃんにお世話になるとするか」

マックス「はったおすわよ」

提督「あ~、ダリーちゃんはいつでるのかな、てかいるのかな?めんこいめんこい」

マックス「あなた、やっぱりロリコンだったの?」

提督「バッキャロウ、ダリーちゃんはロリじゃねえ」

天津風「そういえばテッサがいいとかルリルリがいいとかC.C.がいいとか好みがバラバラよね、いったいどんなのが好きなのよ」

マックス「それよそれ、ロリコンなのか年上好きなのかはっきりしてほしいわ」

提督「うーん……現実に絶対こんなやついないだろ常識的に考えてって誰もが思うような美少女かな」

天津風「つまり?」

提督「だから~、銀髪キャラとか緑髪、あと赤髪かな~。おっぱいの大小は気にしないし、背もなんでもいけるぞ。でもロリ巨乳だけは勘弁な」

鈴谷「はい、きたー!緑髪キャラ入りました!ねね、提督ぅ~鈴谷のコト好きにしてもいいよ?」

提督「でな、あんまりウザくないキャラが好きかな」

マックス「この煽り性能だけはすごいわね」

提督「煽りではなくて挑発と言ってほしいな」

鈴谷「やだな~提督、さっきのは冗談冗談。で、緑髪キャラのどこがいいの?」

提督「だいたいおっぱいがでかい」

マックス「あー、確かに」

提督「マナマナとか戦国ランスの毛利三姉妹とか早苗さんとかな」

天津風「そこでマナマナが登場するあたりアレね」

マックス「もっとまともな例をあげなさいよ」

提督「あとなー、銀髪キャラもそうだけど、緑髪キャラは優しそう」

鈴谷「マナマナとかね」

提督「てかてめーどっから入ってきた、でてけ!!」

鈴谷「もー、提督ったら照れ屋さんなんだからぁー」

マックス「ところでスパロボの話に戻るけれど、いったいいつからやってるの?」

提督「あー……たぶんサターンのスパロボFのどっちかだな。ゲーム処女もたぶんこれだわ」

天津風「え、セガサターンって、提督今何歳だったっけ?!」

提督「いや、親父が昔買ったやつがホコリかぶったままずっと放置されてて、それでやったんだ。小学生の時に」

マックス「しかし、小学生でFなんてなかなかね」

提督「全クリとかする以前に序盤の数話くらいで難しくて進めなくてやめた覚えがあるわ。たぶんFやったのはそれが最初で最後だったと思う」

天津風「まあそりゃそうよね。私なんて今でもクリアできるかアヤシイもの」

提督「次にやったのがAだったかな。GBAの。これも結局クリアできなかった」

マックス「どこで詰まったの?」

提督「山が多いマップでな、奥の方にデビルガンダムがいてそいつを倒すとマスターアジアがでてくるステージ」

マックス「あー、あそこ……」

提督「ホント鬼畜。これも小学生の時にやったんだけど、マスターアジアが復活か回復するんだよな。結局自軍の戦艦二隻、ナデシコとなんかが残って、結局倒せなくて泣いた」

天津風「ぷっ」

提督「しかも二回、一話からやり直したけど、それでもそこで詰んでやめたわ。もうトラウマになってて、ナデシカの戦闘シーンを今でも思い出せるわ」

マックス「全滅プレイすればよかったのに」

提督「そんなのネット環境のなかったあの頃の僕にできるわけないだろ!あれ以来スパロボは全くやらなくなったなー」

天津風「その次にやったモノは何?Zとかかしら」

提督「いや、KかWだったな。ファフナーのでたやつ。これはそんなに思い出がないなぁ……」

マックス「へぇ、珍しいわね」

提督「その後MX、第二次α、Z2だな。Zはやったことない」

マックス「で、今に至ると」

提督「うん、最近のは簡単だから考えることもなくていいわ」

天津風「たしかにZ2の両方はそんなに苦労しなかったわね~」

提督「またAみたいなのがきたら泣くわ。MXみたいなのもいやだけど」

マックス「めいおーっ★」

提督「ぐうかわ」

天津風「マサキくん正気に戻って!」

提督「あ、マサキで思い出した。またサイバスターがみたいなぁ」

マックス「もう一つ、何か買ってきたら?」

提督「それな、結局どっちもクリアできなくて積むパターンだからやだ!もう何度も経験してきたわ。二つのゲームを同時に買って両方ともクリアできたことなんて、ポケモンのルビーサファイアしかないわ」

翔鶴「とりあえず提督はスパロボ全作やった方がいいですね」

提督「やだぴょん」

提督「あ、ちょっとトイレ」

マックス「また?どうしたの?お腹の調子悪いの?」

提督「うん、そうみたい。じゃ」

天津風「うーん、大丈夫かしら。午前中だけでもう四回は行ってるわよ」

マックス「まあちゃんと帰ってくるしサボリじゃないことは確かよね」

翔鶴「…………」

――――――――

マックス「提督遅いわね、もう30分になるわよ」

天津風「そうね~、なかなか出るに出られないんじゃない?」

翔鶴「たぶんただのサボリだと思いますよ」

マックス「え、だって今トイレにいるわよ、あの人」

翔鶴「トイレでもサボリはできますが……でもトイレにはいない気がします」

天津風「ん~……どうなのかしら」

能代「こんにちは、遠征から帰投しました!報告書、置いときますね」

翔鶴「お疲れ様です。ところで提督を見ませんでしたか?」

能代「あー……そういえばさっき森側の海岸で見たような気がします。今日は有給ですか?」

マックス「…………」

翔鶴「ありがとうございます、ゆっくりと身体の疲れを癒してくださいね」

能代「は、はい……」

翔鶴「さて、居場所がわかりましたね」

天津風「なんかこの手口、どこかで聞いたことがあるような……」

翔鶴「兵法三十六計の瞞天過海に似たようなものですね、まったく……午後になったら連れてきてもらえますか?今行っても聞かないと思うので」

マックス「次はどうやってサボるのかしら。少し楽しみね」

電気って本当に止められるものなんですね~
家賃とかは両親が管理してるっぽいんですが、夏の間口座に入金するのを忘れてたみたいで、それが原因でした
しかも彼女の家に泊まってたんで電気が止まってることに気づくのも遅れました

そういえばFF13がPCででたっぽいですね
まだやったことないからやりたいな~

提督「マックスちゃ~ん、今日は何の日?」

マックス「?」

提督「なんだそりゃ」

マックス「ああ、そういえば」

提督「そう、マックスちゃんがツヴァイになった日なのです!」

マックス「あんまりかわってないから実感がないわ」

提督「まあ今までもたいして活躍してないからかわんないね」

マックス「そこ余計よ、そこ!」

天津風「ついにマックスも改造か~がんばったわね」

マックス「ふふっ、ありがとう」

提督「デレた!ついにデレた!」

マックス「あなたの趣味、本当に最低ね」

提督「普段は冷たい目をして抑揚のない声で言うのに今回は明るいね」

天津風「あっ、本当ね~なに?ちょっとテレてる感じ?」

マックス「う、うるさいっ」

提督「さて、マックスちゃんをおだてたところで、3.7cm flakは響にあげてくるね」

マックス「え?え……?」

提督「いや、だってマックスちゃんは出撃しないからいらないじゃん」

マックス「出撃しない、ではなくてさせてもらえないんじゃない!」

提督「まあいいじゃ~ん」

マックス「あなたってホント最低ね」

提督「キタ、これこれ、それが聞きたかった。あふん、そんな目でもっと見つめて!はぁぁん♪その上目遣い最高だよぉ~マックスちゃん♪」

天津風「ちょっとウザい」

翔鶴「提督」

提督「ああ~マックスちゃ~ん!……ん、何?」

翔鶴「少し黙りましょうね」

提督「アイ、マム」

マックス「ふぅん……なんか最近罵倒されることに快感を覚えてきてない?」

提督「だって僕もともとマゾだもん」

天津風「へぇ、それは初耳ー」

提督「うんうん、でもあんまりいぢめなぃでね」

翔鶴「提督」

提督「なに?ジェラシー感じちゃう?」

翔鶴「提督……」

提督「アイアイ、マァム!!!申し訳ありませんでした!!!」

マックス「自業自得ね」

提督「So what do you wait for♪ What do you wait for♪」ガチャッ

大井「あ、お帰りなさいませ、マスター!」

提督「……え?え?間違えました」ガチャン

大井「ちょ、ちょ、待っ」

提督「何それ」

大井「あはは、メイド服です!どうですか?」

提督「うん、似合ってるよ。シャーリーちゃんみたい。てかエプロンとった方がもっとかわいくなるかも」

大井「……それだけですか?」

提督「うーん……ちょっと待って」

北上「あっはは、悩むほど評価するところがないんだねぇ」

大井「もうっ、北上さんったら」

提督「いやさ、下品な話なんだけど、大井ってけっこー胸あったんだなって……」

北上「大井っちはけっこーあるよー、ほらっ」

大井「や、やだっ北上さん、くすぐったいです」

提督「てか北上のドレス姿はめちゃくちゃ似合ってるな!こう、田舎っぽい」

北上「む、何?提督は、私は芋臭いって言いたいの?」

提督「いや、そういうわけじゃないけど……」

提督「大井はどっちかっちゅーとお茶目なレディだな」

大井「なんか……微妙ですね、こう……うーん……掃除中の私を押し倒して種付けしたいとかないんですか?」

提督「あっはは、そりゃないわ!薄い本の読み過ぎっ……いだっ、いだいだいギブギブ」

大井「せっかく覚悟をきめて提督を待ってたのに……私、悲しいです……この時間だけでも提督にお仕えして喜んでもらいたかっただけですのに……よよよよ……」

提督「ああっ、泣かないで!エプロンが汚れる」

北上「そっち?!……そっち?!」

提督「ツッコミありがとう」

大井「はぁ、ところで紅茶はいかがですか?の好みやつを少しいただいてきたんです」

提督「お、ありがとう」

北上「あ~、だる……提督ぅー最近読んだ面白い小説とかある?」

提督「答えることすらめんどくさい」

北上「あー、テキトーな回答ありがとうございむぁーす」

大井「マスター、どうぞ」コトン

提督「ありがとう、愛してるよ」

大井「そんな、マスター……いけませんっ」

北上「抱き寄せる動作だけは素早い提督くんでした」

提督「大井……キミの瞳はこのまま吸い込まれてしまいたくなるほど深く、愛に満ちているね。まるでビルの10階から地上を見ているかのような気分だ」

大井「はい……はい……うん?ん?」

北上「ぷっ」

大井「はぁ~……で、どうですか?それ」

提督「ああ、美味しいよ」

大井「そうですか、うふふっ……待ってたかいがありました♪」

提督「うーん……」

大井「どうされました?マスター」

提督「いやほんとかわいいなーって」

大井「うふふ……好きにさわってもいいんですよ?私の身体全部、余すところなくマスターのモノですから♪」

提督「あー……北上、どうした?さっきから空気になってるけど」

北上「あー、いいよいいよ、好きにやっちゃってて」

大井「マスター、膝の上お借りしてもいいですか?」

提督「マジで……?別にいいけど」

大井「失礼します♪……ふふ、対面座位は嫌いですか?こっちは大好きみたいですけど」

提督「くぅぅぅ……ごめん、大井」

大井「もっと貪欲に、堪えられない快楽と情欲を抱きつつ、堕落して行きましょう……。甘美な快楽に身を焦がして一人では判断できなくして、徐々に徐々にマスターの大切なモノを奪っていって私だけのマスターにしたいの。マスターの宝球はマスターの心が一つに近づくほど、輝きを増して私を楽しませるの。そう、マスターは私にとって珠玉の贄なんですよ?」

北上「うわー、大井っち、それひくわーマジドンビキ、痛いよ」

提督「なんか萎えた」

大井「ホントですね♪じゃあこのまま抱きしめていてもらえますか?」

提督「なんかデカい妹ができた気分だよ……」

大井「あ、そういえば11月30日からダウントンアビーのシーズン2が始まるみたいですよ。シーズン1も11月1日から再放送されるんですって。一緒に見ましょうね、マスター♪」

提督「てかなんでマスター?なんかバーの店長みたいな気分だよ僕」

大井「そりゃサーヴァントですから」

提督「ないわー」

提督「あー……ひどい目にあった」

ビスマルク「んっ、へぇーとく、おふかれさまー」

提督「何それ」

ビスマルク「んくっ……カリーヴルストよ、さっき作ったの。食べる?」

レーベ「提督、ずいぶんお疲れみたいだね。コーヒーでもいかがかな」

提督「ああ、どっちもいただくよ……」

ビスマルク「ふーん……やっぱり落ち込んだ顔もいいわね。マックスが言ってたけど、罵倒されるのもイケるのよね?」

提督「マックスめ……あとで少しこらしめてやるか」

ビスマルク「ねえどうなの?多くの艦娘をたぶらかして捨てる気持ちは?私たちを駒、兵器としてか見てないなんて本当に心外ね。たしかに私たちは道具かもしれないけれど、艤装があること以外は人間とかわらないのよ?」

提督「罵倒なのかそれ」

ビスマルク「適当に思いついた傷つきそうな言葉を並べてみたの。どう?」

提督「In May of 1941 the war had just begun. The Germans had the biggest ship that had the biggest guns.」

ビスマルク「ああ、これけっこー好きよ」

レーベ「Sink the Bismarckだね」

提督「これ好きとかそんなんでいいのん?!」

ビスマルク「Sunkした後だから言えることよね~」

提督「重い、重いよビスマルク……」

鈴谷「提督……何?こんなところに呼んでさ」

提督「…………」

鈴谷「あっ、わかった!さっき遠征の人たちが帰ってきたから資源の整理を手伝ってほしいんでしょ!それくらい言ってくれたら一人でしてくるのに~」

提督「………………」

鈴谷「提督……?どうしたの?」

提督「なにわづに咲くやこの花 冬ごもり今は春べと咲くやこの花」

鈴谷「え……?」

提督「鈴谷、ごめん。今までお前の気持ちに気づかないフリをしてて……実は僕もお前のコトが好きだったんだが、恥ずかしくてなかなか言えなかったんだ……でも、今なら言える。鈴谷、愛してるよ」

鈴谷「提督……!うん、うん……いいの、提督が好きって言ってくれるだけで……私は満足だから……ぐすっ……うれしい……提督、私……今……今までの人生の中で一番幸せ」

提督「今だけじゃない、これからもずっと、僕がしわくちゃのおじいちゃんになっても生涯鈴谷を幸せにすると誓うよ」

鈴谷「提督…………んっ……もう一回……もう一回好きって言って……?」

提督「鈴谷…………」

提督「俺はお前のことが大っ嫌いだよ」

鈴谷「えっ……?」

提督「俺が好きなのは……こいつ♪」

熊野「やだ、提督……そんなに強く揉まないでくださいまし。少し痛みますの……」

提督「すまん、熊野。でもそれだけ、強くしたくなるほど俺はお前のことを欲してるんだ」

熊野「提督……」

提督「熊野……」

鈴谷「い、いやあああああああああああああああああああ」

――――――――
――――
――

鈴谷「っていう夢だったんだよね~」

熊野「俗物的ですわ……」

鈴谷「いや~ほんと熊野が登場した時は、熊野を串刺しにして、提督とトランシルヴァニア山脈の山奥に別荘を建ててひっそりと二人っきりで暮らそうかと思ったよ~」

熊野「ドラキュラ公ですわ……」

鈴谷「あはは、でもさードラキュラってなんか響きがカッコよくない?何があっても守れそう」

熊野「たしかにドラキュラは強いというイメージがありますわね。アーカードを筆頭に」

鈴谷「だよね~、そうだ!強くなればいいんだ!」

熊野「またくだらないことばかり考えて……。鈴谷、そういえばチョコレートとフェラチオの相性ってとってもいいんですって」

鈴谷「そ・れ・だ!もっと聞かせて?」

熊野「ダメですわ、これは私の手ですの」

鈴谷「ちぇー、夢の中だけでなく現実でも奪われちゃうか~」

熊野「くす……冗談ですわ」

鈴谷「だよね~、熊野にそんなことする度胸ないもん」

熊野「む……いいですわ。あとで見ていなさい」

鈴谷「え?」

熊野「本当に相性がいいのかたしかめてきますわ」

鈴谷「…………」

提督「うおおおおおおお……お……お……」

マックス「いいわねこのマップ」

提督「すまんが、みんなの命をくれ」

天津風「たかが石ころ一つ、ガンダムで押し出してやる!!」

マックス「いいわねぇ……」

提督「もうしばらく逆シャアは見てないんだが、ブリーフィングの時のブライトさん、カッコよかったなぁ……」

マックス「ここでBeyond the timeが流れるってのがいいわね……」

天津風「地球がダメになるかならないかなんだ!」

提督「あ……涙が……」

マックス「ダメね、ほんと」

提督「ギュネイ゙ィィ」

マックス「全部このためにあったのね……」

提督「…………」

マックス「…………」

天津風「なんか弱いわね」

提督「やめて!ガドライトさんをいじめないであげて!けっこー好きだから!なんかエースでなければ自分と似てて好きになっちゃったやつだから!」

マックス「のんだくれ……」

天津風「あ、そうだ。ウィスキー飲む?」

提督「わ、珍しい。天津風がウィスキーなんて」

天津風「提督が好きかなと思って買ってみたのよ。まあこれしかなかったってのもあるけどね。宮城峡12年よ」

提督「うわ、マジ?!高いやつじゃん!普段こんなの買えないよ~金あるなあ」

天津風「えっ、これくらいいつでも買えるじゃない」

提督「え……?月給いくら?」

天津風「少なくとも50万はもらってるわよ」

提督「……」

マックス「あなたはいくらなのよ」

提督「8まんえん……」

天津風「?!」

マックス「…………毎月5万円くらい融通してあげましょうか?」

提督「いや、さすがに部下にもらうなんて……」

マックス「そう……」

天津風「なんかかわいそうね……困ったらいつでも相談してね?別に返さなくてもいいから……」

提督「うう……情けない……中隊長だったころはお前らと同じくらいもらえてたのに……」

提督「俺達を、誰だと思ってやがる!」

天津風「なんかラスボスも微妙だったわね~」

提督「だな~」

マックス「このゲームで一番苦戦した敵は誰?」

提督「うーん……宇宙魔王かな。あれも微妙だったけど」

天津風「あ、やっぱり?」

提督「だってさ、おかしいだろあれ。なんだよ戦闘不能ってふざけてんのかと」

マックス「たしかに少しめんどくさかったわよね」

提督「まあでも全体的にヌルゲーだったな。まあストーリーがよかったから満足かな~」

天津風「2週目はやらないの?」

提督「別にやってもいいんだけどな……さすがに二徹はツラい」

マックス「なんだ、結局寝てなかったのね」

提督「いやあ、僕もまだ若いね。でも今度はやるゲームがなくなっちゃったな」

マックス「もうLoLは飽きたの?」

提督「まったくやる気がしない」

天津風「じゃあGOは?」

提督「マックスに罵倒されたくない」

マックス「待って、した覚えがないわよ」

提督「だいたい飲みながらやってるから気づいてないんじゃないか?」

天津風「うーん……あと今ハマってるのが……Minecraftね」

提督「まだベータ版のままだけどいい?」

天津風「どうしてそんな古いままなのよ」

提督「もうずっとやってないや」

マックス「なんかあんまりやる気もないみたいだし、しばらくゲームはやめにしましょうか」

提督「まあ今忙しい時期だから仕方ないね」

天津風「そうね、じゃあお風呂入ってくるわ」

マックス「じゃあ私も。また明日もがんばりましょう」

提督「おう、お疲れ~」

提督「そろそろキス島守備隊の救出をしようと思う」

響「ようやく行く気になったのか」

提督「食料投下任務に必要な書類にいちいちサインするのがめんどくさいからな」

響「で、編制はどうするんだい?」キラキラ

提督「……旗艦は雪風で、あとは島風、文月、不知火、三日月……かげ

響「司令官、スコップとウォッカの瓶、どっちが痛いと思う?私的には鋭利なスコップの先の方が……

提督「よし、旗艦は響で、雪風、島風、文月、不知火、三日月で行くぞ!!」

響「よくわかってるじゃないか」

提督「当たり前だろ同志!しかし、できるのか?」

響「いいかい、我々に――」

提督「Нет задач невыполнимых(遂行できない任務はない)」

響「Кто, кроме нас!(我々を除いて誰がいる)」

提督「Никто, кроме нас!(我々を除いて誰もいない)」

響「Мы всюду там, где ждут победу!(我々は勝利の待つところならどこにでも行く!)」

提督「Побеждает сильнейший!(最も強い者が勝利する!)」

響「Честь и Родина превыше всего!!(名誉と祖国はすべてに勝る!!)」

提督「Себе(我に)」

響「честь!(名誉を!)」

提督「Родине(祖国に)」

響「слава!(栄光を!)」

マックス「何あれ……」

翔鶴「悪ノリの塊ですね」

天津風「このままだと翔鶴のスツーカが飛んでくるわよ」

響「Пойдем, товарищ!」

提督「Чёрт, пора вылета!」

天津風「行っちゃった……」

翔鶴「さて、お仕事しましょうか」

マックス「そうね」

天津風「ひどい……」

提督「This is Sparta」

翔鶴「そういえばあれの続編ってどうなってるんでしょう」

提督「なんか既にあるらしいぞ。海戦っぽい」

マックス「え、本当?ちょっと気になるわ」

天津風「ふーん……そういえばサラミスの海戦って何なの?よく知らないの」

マックス「天津風は、300の前作はもう見たことがあるのかしら?」

天津風「えぇ、もちろんよ」

マックス「じゃあある程度の交戦国はわかるわね」

天津風「うーん、なんとか。陸軍国家のスパルタはアテナイ陸軍も指揮して陸で防衛、海軍国家のアテナイが海軍を指揮して防衛線をはったのよね」

提督「そうそう、それで陸軍はテルモピュライにおいて防禦し、海軍は上陸を阻止するためにテルモピュライの東、エウボイア半島の北東海岸に位置するアルテミシオン沖に展開するんだ」

マックス「で、そのアルテミシオンで大きな海戦があるのよ。ちなみに、テルモピュライの戦いとほぼ同時期にね。でもペルシア艦隊はその前日の嵐のせいでかなりダメージを負ってしまったの」

天津風「ちょーっと待って、それサラミスの海戦じゃ」

翔鶴「まあ聞いておいた方がいいですよ」

天津風「む~」

マックス「じゃあサラミスの海戦まで飛ばしましょうか。どちらも決戦は回避してここでの海戦はギリシア側の撤退で終わったのよ。それで、テルモピュライでスパルタ軍が壊滅して、陸の残りはペロポネソス半島の入り口まで退却してアテナイは蹂躙されてしまうわけよ」

提督「アテナイが蹂躙されたっている?!ねえ、そこ重要?!」

マックス「ドイツの元敵よ」

提督「ひでえ」

マックス「でね、そのペロポネソス半島の入り口のことをコリントス地峡って言うのだけれど、そこの南側にはサロニカ湾ってのがあって、地峡の東、湾の北部にサラミス島があるのよ。このサラミス島、というか近海にギリシアの海軍がいるのよ。ここまでわかる?」

提督「地中海の地図を覚えてないとつらい」

天津風「ペロポネソス半島はまあなんとかわかるわ」

マックス「アテナイが蹂躙された後、ペルシアは七〇〇隻近い艦隊をアテナイの南方の海域へ進出させるのだけれど、これを聞いたアテナイのテミストクレス提督は、このままではペロポネソス半島に上陸されて陸軍が挟撃されてしまうと。
このままではまずいとして、わざと自分を餌としてサラミス付近に居座り続けるの」

提督「ギリシアの艦隊はここに戦略的包囲された形になるが、しかしペルシア陸軍は海からの兵站支援に支えられていたため、いくらこの状態でも無視することはできない。また、アテナイ側が圧倒的不利な状況であるからこれを機に潰してしまう方がよいかもしれないんだ」

マックス「しかも、この海域はとても狭いのよね。地図を見てみればわかるけれど、サラミス島は本土の方に近接していて、本土側の湾に入るには西側と南側の狭い入口を通るしかないのよ。
更に、相手は大艦隊であるのを利用して戦術的に包囲ができない位置で、かつ前後左右の身動きがとりにくくなる場所で戦うの。そうすると大艦隊の一部分のみを攻撃する、局地的な戦いができるようになるってわけよ」

翔鶴「後続の敵が容易に応援にこられない状況を作って相対的な戦闘力を同等、またはそれ以上にしたんですね。まあ、ここで戦闘することになった原因のうちにテミストクレスとクセルクセス1世の交渉やなんかもあるんですけどね」

マックス「西側の入り口にエジプト艦隊の二〇〇隻、で、南側にペルシアの主力が展開するの。一方でギリシアの艦隊は西側の入り口を警戒しつつ、主力を南側の入り口の最も狭い部分において横陣で展開したのよ」

天津風「うーん……きつい……」

提督「ここで戦いが始まるんだが、ペルシア艦隊がギリシアの艦隊に接敵するまでにかなり陣形を崩してしまったみたいなんだ。近づくにつれて密集する形になっていき」

マックス「そこでテミストクレスが包囲していくわけよ!また、船の先っぽも強化してあったからペルシア軍の船の横腹に突っ込めばもうバラバラ、格闘戦でもギリシアの重装歩兵六〇〇〇人がいる。
この海戦によってペルシア艦隊は半分近くが撃沈・捕獲され、残って退却したものもボロボロだったの。更にこの後、背後連絡線を断たれてしまうことを危惧して戦争は膠着、もうおしまいよ」

提督「ついでにこの海戦は、戦争の帰趨を決めるという意味では初の海戦になったんだ。いいだろぉ?興奮するだろ?」

天津風「とってもおもしろい話だったわ、うん」

マックス「じゃあ問題、アテナイはどこと戦争したかわかる?」

天津風「ええ、そんなの簡単じゃない!ちゃんと話聞いてたから余裕よ、答えはナチスドイツよ!」

提督「そこなの?!」

マックス「なんだ、ちゃんと聞いてたのね」

翔鶴「本当にいいんですかそれで」

鈴谷すき
文をきって投稿するときが一番疲れる
たまには浜風もいいかも

ちんちん

<ひとりじゃない 僕らつながってるから~♪

ビスマルク「ん……うるさい…………どうやって止めるのよこれ?!」

提督「お前が一番うるさい!!!」

ビスマルク「おはよう。このアラーム、どうやって止めるのよ」

提督「ぐーてんもるげんって言ってくれないとやだな。画面下部を右にスライドすれば止まるよ」

ビスマルク「ああ、なるほどね。こっちの目覚まし時計が鳴ってるのかと思ったわ」

提督「あぁ……布団からでたくない、朝食つくって」

ビスマルク「足を絡ませといて朝食作れって言う人なんて提督ぐらいよ」

提督「あったかぁい……なあこっちむいて」

ビスマルク「ん……いいけど」

提督「ほんと、お前って奴はどうしてこんなにかわいいんだ」

ビスマルク「う……あんまり見ないで……寝起きだし……ううぅ」

提督「あ、こら布団に潜るな!」

ビスマルク「ご飯作ってくれたらでてあげるわ」

提督「はぁ……まあお前も料理できない組だしな。ドイツじゃジャガイモのフルコースが作れないと嫁さんになれないんだってよ」

ビスマルク「そんなの遠い昔の話よ、今は自由に恋ができる時代だわ」

提督「自由に恋ができるから相手の選定も厳しくなるんだよな」

ビスマルク「でも、あなたは私のことを好きでいてくれるでしょ?」

提督「かわいさ余って憎さ百倍だな」

ビスマルク「ふふ、怒ってないくせに♪さ、早く作ってちょうだい」

提督「はいはい、メニューはこっちで勝手に決めさせてもらうよ」

ビスマルク「愛してるわ、てぇとく♪」

提督「俺は大っ嫌いだよ」

ビスマルク「照れるところもかわいいわね」

提督「あああ、もう!調子狂わせられるな。バゲットと食パン、どっちがいい?」

ビスマルク「あなたの好きな方でいいわよ」

提督「じゃあ食パンな。とりあえず作り置きのだけどコーンスープと食パン出すから食っててくれ」

ビスマルク「あら?提督はまだ食べないの?」

提督「待って、目玉焼きとベーコン焼くから」

ビスマルク「そう、じゃああなたと一緒に食べたいし、待っててあげるわ」

提督「待っててあげるってところに憎さ百倍だわ」

ビスマルク「もー、それはいいから」

提督「ほら、勝手に食え。僕はまだやることがあるから」

ビスマルク「ちょ、ちょっとどこ行くのよ」

提督「今日の夕飯作るんだよ」

ビスマルク「え、今?!てぇとく……」ウルウル

提督「……と、思ったけどあったかいうちに食べようか」

ビスマルク「ありがと♪そういうところも好きよ」

提督「やっぱりお前と結婚するやつは大変そうだわ」

ビスマルク「お嫁さんは一人だけじゃないし、あなたも大変ね」

提督「ここにきたのが運の尽きだったとつくづく思うよ」

ビスマルク「いやね、提督がここにいなかったら退屈な兵器人生を歩むだけだったのよ。あなたに感謝してるわ」

提督「……」

ビスマルク「たとえあなたが世界を敵にまわしてもあなたのために戦ってあげるわ」

提督「全部全部ぜーんぶロマンティックな夜に言うセリフじゃボケェ!」

ビスマルク「素直じゃないところが憎さ百倍ね」

提督「チッ」

ビスマルク「ところで、夕飯は何にする予定だったの?」

提督「ポトフだよ、朝から置いておけば美味しくなるからな。それに楽だし」

ビスマルク「ふーん、じゃあ今日もお邪魔していい?おいしいワイン持ってくわよ」

提督「いいけど、昨夜と同じでエッチはなしだぞ」

ビスマルク「禁欲生活も大変ね」

提督「女だらけの生活でもう悟ったから別に平気なの!今なら男でもいけるかもしんねえよ」

ビスマルク「ちょ、そんな801展開はやめてね?そんなことになったらレーベに負けちゃうじゃない」

提督「なんでだよ!」

ビスマルク「だってレーベってかわいいところがあるじゃない?坊やみたいな意味で」

提督「ないない、僕からしたらかわいい女の子だね」

ビスマルク「冗談だってば、そんな顔しないで」

提督「なんなんだもう……」

ビスマルク「ねーえ?提督、私はもうあなたのモノなのよ?この手も、この足も、おっぱいもお尻も身体の隅々まであなたは私を好きにできるの。もちろん戦闘もできるわ、言わば最高の私兵なのよ。ほら、興奮してこない?」

提督「やっべ、この目玉焼きうめえ。やっぱ半熟だよな、お前もそう思うだろ?こんな簡単な料理でも手抜かない俺ってば完璧ね」

ビスマルク「でも仕事は手抜くじゃない」

提督「うっせ、さっさと食ってシャワー浴びて行くぞ」

ビスマルク「そうね、私たちがイチャイチャしてるところをマックスが見たら、あの子嫉妬しちゃうものね」

提督「あーあ、そろそろキス島行かないとな」

イムヤ「敵輸送艦2隻捕捉、方位45度、距離600、速度10ノット」

妖精さん「アイ、方位45度、速度10ノット、距離600」

ゴーヤ「うぇえ、また?!」

イムヤ「見敵必殺よ」

ゴーヤ「うう……わかるけど……」

イムヤ「魚雷速度40ノットにセット」

妖精さん「アイ、魚雷速度40ノット」

ゴーヤ「あーあ、早く休みがほしいでち」

イムヤ「まあもうそろそろ帰投する予定だしいいじゃない。1番から4番までの発射管準備」

妖精さん「アイ、1番から4番まで魚雷発射管準備よし!」

ゴーヤ「こっちも準備完了でち」

イムヤ「ゴーヤ、行くわよ。扇状発射……魚雷、発射」

妖精さん「アイ、魚雷発射!魚雷、発射しました」

ゴーヤ「魚雷さん、お願いね♪」

イムヤ「………………Ka-boom!」

ゴーヤ「やった!」

妖精さん「マム、二隻とも命中、十分かと思われます」

イムヤ「不明瞭な返事はしないこと!」

ゴーヤ「はぁー、よかったねぇ」

イムヤ「そうねぇ……これで提督の役に立てるならいいけど……、……?スクリュー音、方位180度!」

ゴーヤ「うわぁ……駆逐艦でち」

イムヤ「深度80まで潜航、両機関全開!妖精さんたちは艦首に急いで!!」

妖精さん「アイマム!急げ!」

イムヤ「面舵15度、反転急いで!」

妖精さん「アイ、面舵15度、反転」

ゴーヤ「爆雷、くるよ!気をつけて!」

イムヤ「ふん、相手もバカね。こんなのが当たると思ったら大間違いよ」

ゴーヤ「だよね!……ってあれ?」Boom!

妖精さん2「損傷大!艦長、深度がどんどん下がっていきます!ご指示を!」

ゴーヤ「痛いの痛いのとんでけー!とりあえず穴塞いで、バラストタンク緊急ブロー、急速浮上!」

妖精さん2「アイ、緊急ブロー!」

イムヤ「何やってるのよ、大丈夫?」

ゴーヤ「えっへへ、油断しちゃった。見てて、あの駆逐艦仕留めてみせるでち!」

イムヤ「待って、私も行くわ。急速浮上」

妖精さん「アイ、急速浮上!」

ゴーヤ「……あれ?いないよ?」

イムヤ「うん、そうみたいね。……仕方ないし、そろそろ帰りましょうか」

ゴーヤ「じゃあゴーヤが連絡しておくね!」

イムヤ「ダメージの方は大丈夫?」

ゴーヤ「うん、大丈夫かも!……トラック、こちらサミュエル2、感明送れ」

摩耶「サミュエル2、トラック泊地だ。感明良し、どうした?休み時間か?」

ゴーヤ「哨戒任務終了したでち!これより帰投しまーす!」

摩耶「ああ、お疲れ様、待ってるよ。トラック泊地HQ、アウト」

ゴーヤ「はあ~疲れたねぇ~」

イムヤ「まあいいじゃない。明日から横須賀に戻って、それから一週間休暇よ」

ゴーヤ「えっ、ほんと?!やったぁー!」

イムヤ「そう、楽しみね~……ご褒美もらえるかしら」

ゴーヤ「ご褒美かぁー、イムヤは何がほしいの?」

イムヤ「うーん……間宮さんのカツ丼特盛り奢りで」

ゴーヤ「食べ過ぎでち……」

イムヤ「さ、泊地までまだあるわよ。気を抜かずにがんばりましょ」

ゴーヤ「あっ、イムヤー!待ってよー」

ゴーヤ「わあ、横須賀鎮守府だあ!もう3ヶ月ぶりだよお」

イムヤ「はあ……緊張するわ」

ゴーヤ「どうしたの?ちょっと提督と話すだけだよ?」

イムヤ「司令官と話すの、久しぶりだからね。いつも通りだといいけど」

ゴーヤ「そんなに気にすることかなぁ?」

提督「ああ、別に気にすることはないぞ」

ゴーヤ「あっ、提督、こんにちは!久しぶり~」

提督「でたな、妖怪クソコテ荒らしジュニア。まだでちでち言ってんのか?」

ゴーヤ「もう口癖になってるから仕方ないよぉ」

イムヤ「司令官!お久しぶりでしゅ」

提督「お前はミラ○ルみきぽんさんか」

イムヤ「か、かんだだけよ!あぁ、よかったぁ」

提督「わかってるって。二人ともお疲れ様」

ゴーヤ「もぉ疲れたよぉ、休みが少ないからもっとほしいな」

イムヤ「私、司令官が命令するならなんでもするわ!ハワイだって行っちゃうんだから!」

提督「あっ、そうだ。実はな、イクとハチもこっちに帰ってきてるんだ。会うか?」

ゴーヤ「えっ、ほんと?!会う会う!」

イムヤ「私も!」

提督「まあとりあえず執務室まで行こうか、紅茶くらいだすぞ」

ゴーヤ「うん!ミルクと砂糖たっぷりがいいな~」

提督「お前の給料からミルクと砂糖代引いとくな」

ゴーヤ「も~ひどいよ~」

提督「60万円分」

ゴーヤ「給料マイナスでち!」

イムヤ「司令官、ちょっと時間もらえない?」

ゴーヤ「え?イムヤ、何か用事でもあるの?」

イムヤ「特にないけどね、ちょっと話したいことがあるの」

提督「ああ、いいぞ。翔鶴、ゴーヤを頼んだぞ」

翔鶴「あいわかりました」

ゴーヤ「ん~…じゃ、ばいば~い」

提督「また後でな~」

イムヤ「ね、ね、司令官!私の部屋でもいい?」

提督「ああ、いいよ」

イムヤ「えへへ」

提督「ちょ、ちょっと歩きづらいって」

イムヤ「あっ、ごめんなさい。うれしくて」

提督「かわいいから許す♪お前を育ててた甲斐があったよ」

イムヤ「ホント?司令官の役に立ってるなら私もうれしいわ」

提督「お前いつからそんなデレデレになったんだ?」

イムヤ「む~……ちょっとツンツンしてる方がいい?」

提督「いや、今のままでいいよ」

イムヤ「やだ~司令官、くすぐったい♪」

イク「……なんなのなのあれ、なんなのなのー!!!」

ハチ「仕方ないよ、イムヤは初めてきた潜水艦だからね」

イク「待遇の改善を要求したいの……」

大和「てーとくー!」

提督「げ」

大和「お久しぶりですうぅっ!」

提督「ふげえええええええええええええええええ」

大和「はぁ……たまんない、提督、今日からずっと一緒ですよね?ね?」

提督「ほ……ね……折れ……る……くるしっ……」

大和「はっ、すみません!大丈夫ですか?よしよし」

提督「はぁー、死ぬかと思った……てか僕は赤ちゃん扱いか!」

大和「あ、私によしよしする方が好みなんですか?それはベッドの上でお願いします♪」

提督「ああ、また後でな。ところで、ショートランドはどうだった?」

大和「あふことは 雲居はるかに なる神の 音にききつつ 恋ひわたるかな、な気分でした。提督に会えないだけでなくあんな泊地に着任させられるなんて……でも今思うと、この着任はこの再会のためにあったんですね!」

提督「うん、違うけどね。逢うことは雲の向こうよりはるかで、雷の音を聞くようにあなたの噂を聞いて恋しく思い続けています、お前に言われるとそんなに嬉しくないな」

大和「そ、そんな……」

提督「やっぱ嬉しいわ」

大和「もう、素直じゃないんですから♪」

提督「はぁ……まあ今日からは一緒だよ」

大和「えぇ、えぇ!お慕い申しあげます、ご主人様♪」

提督「それちょっとやだな……あ、あとビスマルクとケンカするなよ、絶対だぞ」

ビスマルク「でね、つまるところ提督はロリコンなのか?って話になるわけよ」

大和「なるほど、たしかにそっけない感じがしますものね」

ビスマルク「そうなのよ、なんか妙に冷めてるのよね」

大和「提督のお気に入りの子といえば……翔鶴、天津風、大鳳、叢雲、夕雲……」

ビスマルク「あとマックスと私ね」

大和「は?それ、どういうことですか?」

ビスマルク「私だって結構気に入られてるのよ?左遷されたあなたと違って」

大和「なんですって?!」

提督(おっほほ、なんか面白そうだゾ)

マックス『何見てるのっ、むぐ』

提督『しーっ、バレちゃうだろ?』

マックス『まっへ……しゃへりにくいわ……』

提督(エロい)

マックス『んっ、またあの二人が喧嘩してるの?』

提督『ああ、二人で話すぐらいだから仲は良いと思うんだけどな』

マックス『……ねぇ、なんか当たってるんだけれど』

提督『あ、すまんく』

マックス『いいわよ……これくらい』

大和「いいです、今日こそ決着をつけさせてもらいますわ!」

ビスマルク「いい度胸じゃない、本気で行くわよ!」

大和「大和型戦艦一番艦大和、推して参ります!!」

ビスマルク「プロイセン王国首相ビスマルク、極東の中小国なんて相手じゃないわ!」

大和「ぷっ、なんですかそれ」

ビスマルク「ふふふ、面白くない?こういう時はいくらつまらないジョークでも笑っちゃうのよね」

大和「あぁ、もう調子が狂いますわね。提督にもケンカは止められていることですし、やめにしましょうか」

ビスマルク「そうね、決着はまた今度つけましょう」

提督『なんだ、つまんねえ』

マックス『野次馬根性丸出しね』

提督『お前も同じだろ』

マックス『まあ、そうだへど……へっ、へっ、へっくしゅ!』

提督『ば、バカお前』

大和「邪ッッ!!」

提督「ひ、ひいいい、なんだこれ、なんだこれ、ナイフ……?」

マックス「あ、あわわわ……」

大和「あ、なんだ。提督でしたか」

ビスマルク「マックスもそこで何やってるのよ」

提督「は、はひ……」

マックス「何よこれ……」

提督「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

天津風「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

翔鶴「エクスプロージョン ワンサゲイン!」

マックス「何やってるのよ」

翔鶴「あぁ、やっぱりいいですね!勤務中ですけど」

天津風「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

提督「何騒いでんだ、勤務中だぞ」

天津風「えっ?!ええぇぇええええ?!そこは乗るところじゃないの?!」

提督「よっしゃ、行くかああああ!!!ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

天津風「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

マックス「バカね」

提督「ほらマックスも!」

天津風「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

マックス「う……ダイナマイッ……ダイナマイッ……」

天津風「Yell it! Yell it!」

提督「Dynamite explosion once again!」

天津風「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

マックス「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」

提督「Everyday everynight everywhere!」

翔鶴「すごい歌詞ですよね、これ」

マックス「悪ノリにつきあわせないでよ……」

鈴谷か熊野とのラブラブちゅっちゅは来週で

あと、だいたい家に帰ってきたらお酒飲んでます!今もべろんべろんです!今日はやっすいワインを使ってカクテルを作りました!
一晩でなくなりました!ちゅらい!

提督「赤玉ポートワイン、おいしいけどすぐなくなっちゃうな」

マックス「あなたが飲み過ぎなだけでしょ」

提督「軽いし甘くて飲みやすいのが悪い」

マックス「あの人とは大違いね」

翔鶴「うえっ、ふえええ……最近提督は執務室にいないしもう2週間は抱いてもらえてないし仕事も忙しくてなかなか提督のお部屋に行けない……捨てられるかも……」

天津風「まあまあ落ち着いて……私なんて訓練と演習ばかりでもう3週間はしてないから」

提督「ああ、あれは例外」

マックス「でしょうねぇ……」

ビスマルク「よっ、やってるわね~」

大和「私たちもいいですか?」

提督「いいよいいよ~一緒に飲も~」

マックス「げ」

ビスマルク「え?」

マックス「……なんでもないわ」

大和「せっかく二人でいい気分だったのに、ごめんなさい♪大丈夫、別に提督を取って食いにきたわけではありませんから♪」

マックス「別に……」

ビスマルク「お持ち帰りはするけどね」

提督「ごめん、それ無理♪」

ビスマルク「まだ立たないの?」

大和「え゙」

提督「悪質なデマを流すんじゃありません!ちょっとやりたいことあるからまだ忙しいの!」

ビスマルク「とか言って最近暴飲暴食してて体の調子が悪いからED……なーんて!なーんて!」

翔鶴「え゙ええ?!提督、病気なんですか?!どこが痛いんですか?!」

提督「てめえ膝をついて壁の方に向いて手をあてろ、今すぐ」

ビスマルク「……はい、どうぞ♪ここでひん剥かれて乱暴されてだらしないイキ顔を見られても私は気にしないわ♪ダメ?」

提督「そんな大人、俺が修正してやるッ!!!!」バチーン

ビスマルク「ひんっ、あ……それたまらないわ……叩かれたところが熱くなって……ジンジンして……またほしくなっちゃうの♪痛いだけのはずなのに、好きよ」

翔鶴「てえとぐううううう無視しないでえええええ」

提督「ちょ、翔鶴うるさい!しがみつかないで!」

ビスマルク「獲物を前にして手を休めるなんて、調教師としては三流のすることね」

天津風「ああ……楽しい宴会だったわね……」

大和「はぁ……こっちで飲みませんか?ワイルドターキー持ってきたんです♪」

天津風「ほんと?!私それ好きなのよ~ありがとう、うれしいわ」

マックス「私もいい?」

大和「もちろんです♪」

提督「わかった、わかったから!翔鶴!俺が元気ないのはここにいる金髪のせいだ!羽交い締めにしろ」

翔鶴「アイサー!!」

ビスマルク「ちょ、千鳥鶴!何すんのよ、はなして!」

翔鶴「提督、見てて!私、がんばりますから!」

提督「わぁ、ワイルドターキーってこんな美味しいんだ~」

大和「まだまだありますから、どんどん飲んでいってくださいね♪」

マックス「私もFrom the Barrel持ってくればよかったわ」

ビスマルク「…………」

翔鶴「………………」

大和「お二人もいかがですか?鶴さんにはお水ですけど……」

翔鶴「はい……鶴さんはお水にします……」

ビスマルク「私の持ってきたビールもあるから好きに飲んでいってね」

天津風「やっと静かになったわね」

マックス「じゃあビスマルクと大和も混ざったし、二回目の乾杯しましょうか」

提督「うぇーい、かんぱーい!」

鈴谷「はぁー、疲れたぁ」

熊野「私もさすがに疲れましたわ。エステをお願いしたいわね」

提督「おっす、二人ともお疲れさん!熊野のおっぱいは全然成長しないな」モミモミ

熊野「ひゃっ」

鈴谷「やだぁ♪」

提督「後ろから刺された方がよかったな?」

熊野「このセクハラ提督は……まあいいですわ」

鈴谷「どお?訓練後の汗だくセックスでもする?それとも、これからお風呂でする?」

熊野「お風呂でするなら泡踊りね。たくさんマッサージしてもらえるのであれば、そっちの方がうれしいですわ」

提督「……どうなってんの?熊野は悪いものでも食べたの?」ドンビキ

熊野「鈴谷と競争をしていますの。先にあなたの御寵愛を得られるのはどっちかって」

鈴谷「ね、ね、私と熊野の身体、どっちの方が好き?」

提督「……まあお前だろ」

鈴谷「性格は?」

提督「うーん、熊野かな」

熊野「ふふん、もっと詳しくお願いいたしますわ」

提督「褒めてから落とすのと落としてから褒めるのが楽しくなるような性格だからかな」

熊野「ふふ……そうでしたの。これからも提督がより興奮できるように精進しますわ」

鈴谷「ぐぬぬ……じゃあ、じゃあさ!私の身体の好きな部位はどこ?おっぱい?お尻?」

提督「特にないわ」

鈴谷「えぇー、じゃあ私としてて一番好きな体位は?」

提督「騎乗位で抱きしめながら」

鈴谷「えへへ……私も好き!背面でも対面でも提督に強く抱きしめられながら気持ちよくされるの好きだし、求められてるって思いこめるから……」

提督「お前……」

熊野「じゃあ私も同じ質問を」

提督「いやちょっとさあもうちょっとさあ」

熊野「……ちょっと鈴谷がうらやましいの」

提督「あっ……これもうわかんねえな。熊野は正常位で愛撫しながらが好きだよ。あと適度に罵倒できると最高」

熊野「うーん…………微妙。提督はスパンキングを断続的に続けながら後ろから己の快楽のために力任せに突いて、気に障ることがあったら私の髪の毛を強く引っ張って苦しんでいる姿を見て笑いながら詰り辱め蔑み、
怯えた魚のように目と口をぱちぱちさせる私を尻目に膣内に大量射精するぐらいがちょうどよく思いますわ。私のことを自分の肉欲を満たす道具としか見ないあなた、とっても興奮しますわ。苦痛は私の悦びですの」

鈴谷「……」

提督「訓練のコースとか間違っちゃったかなぁ……まあいいか。立ち話もなんだし、部屋にくるか?」

熊野「うふふ……浴室に連れ込んでただでさえすべすべな私の肌にローションを塗りたくり、指をアソコの奥まで挿入して膣内でバルトリン腺液とローションが混ざりあい、ピストンするとにちゃにちゃと厭らしい音を出して私を惨めにさせる。
提督は恥ずかしくて顔を真っ赤にしてうつむいた私を抱き上げて膝の上に乗せて開脚させて、浴室の大きな鏡の前で秘部開帳を強要するんですわ。
羞恥心が強まり身体がほてっていて、かつ提督にアソコをいじくられてすっかり浴場させられた私は素直に開いてしまうの。
もうあなたには逆らえない、もうあなたの女になるしかない、そう考えているとあなたは私に自慰を要求するのだわ。
プライドを失った私はその命令に嫌がるそぶりを見せず、鏡に映ったあなたと私を見ながら自慰を始める、それも飼いならされた家畜、牝のような顔で、下品な音を立てて、だらしない顔をあなたにみられながら、私はそれを見ながら、自分で乳首を刺激したり感度を高めて自分の手だけで達しようとする。
快感の連続に耐えられず、よだれをたらしながら手を休めず自慰をしていると、提督は嫌味にニヤニヤとして見下したような目で鏡ごしに私を見てくる。
痴態を見られる快感に浸りつつ、ピストンはどんどん速くなってついに私はビクビクと身体を痙攣させてはしたない声をあげながらついにイってしまうの。
イった後も手を止めることなくピストンし続け、ローションはすでに乾き始めていたのだけれど、愛液は絶えず分泌され、淫らな水音だけが浴室内に響き渡る。
私に自慰をやめさせた提督は、やっと出番がきたとばかりにぱんぱんに膨れ上がったおちんちんを私の股の間から」

提督「よーし、わかったぞ。もういい、もういいんだ」

熊野「まだ続きがありますわ」

提督「何?!既にできてたの?!それ」

熊野「いえ、今あなたの部屋に行ってからのことを考えたらこうなりましたの」

提督「ちょっと鈴谷も黙ってないでなんか言ってやれよ……?」

鈴谷「へ……あっ、うん。熊野もほどほどにしないと~」

熊野「残念ですわ、私や他の子たちのことをどうとも思わないあの頃のあなたにビシバシ鍛えられて、夜の生活の方もガンガンやっていかれることを望んでいましたのに……」

鈴谷「あー、でもたしかに最初にここにいた子らはすっごい練度高いみたいで今じゃ泊地を任されている人が多いっていうよね~」

熊野「肉体関係を持った子は特に忠誠心が高くて、」

提督「おいコラ」

熊野「提督は絶対だ、みたいなよくわからないことになっていると」

提督「それ最悪……いや、災厄」

鈴谷「ふーん……でもなんかうらやましいなあ」

提督「幸せなキスをして終了」

         不定期気まぐれ試験

                          所属部隊名:      
                          コールサイン:      
                          認識番号:      

問1、この部隊符(記)号は何か。(各3点)

(1)、cg

(2)、KdB

(3)、T

(4)、lg

(5)、EB

(6) ×
┌───┐
│ \/ │3
│ /\ │
└───┘

(7)
┌─┴┴┴─┐
│ ____ │2
│ (      )│
│  ̄ ̄ ̄ ̄ │
└─────┘

(8)
┌─┴─┴─┐
│        │2
│   ●   │
│        │
└─────┘

(9)
┌────┐
│       │
│  EW  │
│       │
└────┘
(嫌悪ではない)

(10)
    │>
┌────┐
│    / │

│   /  │
│ /    │
└────┘


問2、次の語句を簡潔に説明せよ。(各2点)

(1)、突破機動

(2)、アウトレンジ戦法

(3)、無制限潜水艦作戦

(4)、散開線

(5)、スピアヘッド(縦陣)

問3、次の戦いの勝因について400字以下で説明せよ。(各5点)

(1)、クレシーの戦い

(2)、アルマダの海戦

問4、どうしよっかなー、あっそうだお前これについて自分の感想を書け(各4点)

(1)、フロム・ザ・シー戦略

(2)、ブルーウォーターネイビー

問5、フラウィウス・ベリサリウスは?(2点、不正解は-514点)

(a)、かわいそう (b)、かわいそう (c)、かわいそう (d)、え、そんなん関係ないでしょ(正論)

40点以上合格、下記の艦娘は45点以上
マックス、天津風、翔鶴、瑞鶴、大和、ビスマルク、叢雲、夕雲、大鳳、瑞鳳
不合格の者には何らかの罰を与える(適当)。
                               点数     /50

提督「よし、できた」

マックス「で、何よこれ」

提督「1枚目に書いてあるじゃん。気まぐれ試験って」

マックス「えー……」

提督「どう?答えられそう?」

マックス「…………10点くらいならいけそうだわ」

提督「天津風は?」

天津風「問3無理よね?!400字ってどうしたらいいのよ……」

提督「じゃあ天津風だけ48点以上が合格ね」

天津風「どういうことなの?!」

マックス「というか問5は間違えただけで他の問題が全問正解していてもおしまいじゃないの」

提督「他の問題が全部できてたら間違えても2点やるよ」

マックス「ふーん……」

天津風「合格したら何かくれるの?」

提督「お前らの望むことをしてあげるよ、たぶん。できる範囲で」

天津風「うっし、今から勉強してくるわ!」

提督「うーん……さっき天津風だけ48点以上合格にしたけど、マックスも問題見てるし、マックスも48点以上合格でいいよね?」

マックス「へ?無理無理無理無理!!!無理よこんなの!」

提督「ま、がんばってね~」

マックス「終わった……こんな理不尽な……」

翔鶴(見なくてよかった……)

提督「じゃ、明後日に実施するからみんなに伝えておいてね♪」

ばぶーばぶーばぶばぶばぶばぶー
ばぶばぶばぶぶぶばぶー!!!
ばぶ???
ばぶばぶばぶ?

こないだ3泊4日の北海道旅行に行ってきました!
総走行距離1400kmってどうなってるんじゃ……四国遍路か!

R-18です

提督「…………」

「………………」

「……………………」

提督(クッソヒマなんだけど)

(翔鶴は大和と一緒に鹿屋基地で航空隊の指導してるし、マックスはビスマルク、レーベと一緒に幌筵で訓練中だし、天津風は偵察に行かせたし)

提督「あああああもう退屈うううううううううう」

「…………そういえば夕張にべるぜバブ借りたんだった……もってこよ」

---2時間後---

あきつ『提督殿、いらっしゃいますか』

提督「今漫画読んでるんでいません」

あきつ『いらっしゃいますね、入ります』

提督「オッス、オラ提督……で、何の用?」

あきつ「そろそろ提督殿が音をあげる頃合いだと思ったから相手しに来てやったぞであります」

提督「そんなん2時間前にあげて今は漫画に根をおろしてるゾ」

あきつ「左様でありましたか」

提督「左様であります」

あきつ「……」

提督「…………」

あきつ「今日もいい天気であります」

提督「そうだね」

あきつ「…………しりとり」

提督「罹患」

あきつ「…………相変わらずでありますな、提督殿は」

提督「ぼくちんちょっと不機嫌なんです。どうしてかあててみて」

あきつ「はい、アンサー。神聖な、カッコ笑い読書の邪魔をしたからであります」

提督「そうかそうか、そんなに海の底に配属されたいか」

あきつ「いい加減めんどくさいであります、大尉殿」

提督「大尉殿は上機嫌であります♪」

あきつ「わかりやすい反応、感謝するであります」

提督「最近あいつらにあった?」

あきつ「『中隊長にシゴかれた日々が懐かしいぜ』、『もう二度とくるな、でもやっぱり帰ってきて(ツンデレ)』、『新しい中隊長がゴミムシだったでござるの巻、同じゴミムシでも大尉の方がマシ』」

提督「あのクズ共、まだ訓練が足りなかったか。いくら新中隊長殿がゴミムシのクズ野郎でカッサカーでいつもママのスカートの中に隠れているような奴でも、己の上官に対してかような陰口をたたくなど言語道断」

あきつ「陸軍を追い出されたカッコ笑いの身の大尉殿に言われる筋合いはないでしょうな」

提督「追い出されたんじゃなくて優秀すぎてとここに配属されたの!大人の事情なの!適材適所なの!」

あきつ「逆説的に言えば、左遷ということでは?」

提督「ぐぬぬ……」

あきつ「ふふっ」

提督「なんだよ」

あきつ「いえ、面白くてつい」

提督「やっぱお前沈めるわ」

あきつ「大尉殿が税金泥棒同然、陸海軍の士官が配属を嫌がった部隊に配属されたのは殊に大尉殿がずば抜けて優秀だったからであります。大尉殿なら立て直せるとおじ」

提督「やめろ」

あきつ「申し訳ない、私ごときがこのような差し出がましい真似を」ニヤニヤ

提督「それでもなんとか統括できたからいいか……てゆーかそのニヤケ顔ウザい」

あきつ「ところで大尉殿、仕事は」

提督「適当に判断されては困るもの以外は大淀に丸投げして、パパっとやって終わりっ!翔鶴がいなかったから分別がちょっち大変だったけどね」

あきつ「mmm、あの頃はマジメな大尉殿でしたのに……よよよよ」

提督「あっちとは違って仕事量が増えたし、まっ多少はね?」

あきつ「言い方をかえれば細分化ですし、まっ多少はね?であります」

提督「そういえばお前って今どこにいるんだっけ」

あきつ「ここであります」

提督「え、マジ?」

あきつ「マジであります」

提督「すっかり忘れてたわ。でもお前のこと見ないぞ?」

あきつ「私は雑用ですゆえ、特に決まったことはないのであります」

提督「……そういえばそういう指示出した覚えある気がする。うん。ごめんね」

あきつ「別に構わないのであります。大尉殿には大尉殿の考えがあってのこと……あっ、脳内メロンパンでは考えること自体できませんね」

提督「どういうことだおい」

あきつ「トリビアの泉と大尉殿のうんちくをかけたギャグであります」

提督「わかんねえええええよ!!!!!」

---PM7時---

あきつ「大尉殿、ヒトナナマルマルをお知らせします、であります」

提督「ん、もうそんな時間か。今日は新鮮味があって楽しかったよ」

あきつ「私もであります」

提督「で、でさ……今度からも二人っきりの時は大尉殿って呼んでくれない……?なんか、うれしいんだ……」

あきつ「ははっ、考えとくであります」

提督「あっはは、頼むよ~。さびしい……からさ。じゃ、飯食ってクソして風呂入って寝るだけの良い夜を!」

あきつ「ハヴァグーッナイ、であります」

ビスマルク「いえーい、トリックオアトリーック!」

提督「いつコタツいれよっか?」

翔鶴「来月上旬あたりにしませんか?」

提督「だなー」

ビスマルク「……トリックオアトリート!」

提督「でたな、魔女!はい、一口バームクーヘン」

ビスマルク「……反応薄くてつまんないわ!」

提督「あ、そう」

翔鶴「そんな、いじわるしなくても……」

ビスマルク「いじわる」

提督「仕方ないなあ……あーん」

ビスマルク「あーん♪美味しいわ~、もっと食べさせて♪」

提督「げへ、おっぱいやわらか~い」

翔鶴「鼻の下伸ばして……もう!」

大井「トリックアンドトリート♪」

提督「で、でたーーー!めんどくさい要求する奴―――!!!てか何の仮装だよ」

大井「見てわかりませんかぁ?キョンシーですよぉ?」

北上「トリックオアトリート!えっへっへ~、見てみて?ヴォジャノイ!」

提督「全体的にキモイ、キモすぎる、もうキモイ!」

大井「提督ぅ、もっと見てくれないと嫌ですぅ」

提督「お前には足りないものがある」

大井「え?」

提督「それはお札だ!」

大井「あぁ!では、なんて書かれるんですか?」

提督「どうしよ……」

ヴォジャノイ「服従済みドエロ淫乱雌豚肉塊機械オナペット淫壺女とかどお?」

提督「中学生かお前は」

大井「じゃあ自分で書きますね♪えーっと……マゾ豚オナペット淫乱傀儡メイド女っと」

提督「高校生かお前は」

大井「私は提督のキョンシーなんですから♪なーんでもお申し付けください♪」スリスリ

提督「はい、今のでイタズラ終わりね。あ、これチーズケーキ作ったから……食べてね♪」

北上「なんか私いつも空気だよね、どういうこと?」

提督「北上はかわいいから特別扱いして……ニジマスの塩焼きあげる。ついてきて」

北上「やったぁ!大井っち~バッハハ~イ」

大井「…………」

翔鶴「まあ……お菓子配り終わったら一緒に飲みませんか?」

大井「えぇ……」

天津風「わんわん!トリックオアトリート!」

提督「わんわん!」

天津風「わんわん!お菓子くれないと今日があなたの命日になるわよ」

提督「んだとコラ、シメて鍋にするぞコラ」

天津風「きゃいんきゃいん、せっかくがんばってカラコン入れたのに……」

提督「で、それなんなの?」

天津風「あぁ、ブラッグドッグよ?こわいでしょ~」

提督「ぜんぜん怖くないしかわいい」

天津風「ま、それでもいいわ。で、お菓子」

提督「じゃ、クッキーで」

天津風「骨の形にしたやつ?」

翔鶴「あ、それ私が焼いたんです♪」

天津風「へぇ、やるじゃない!お菓子作れたのね」

提督(あれうす塩醤油味だけど大丈夫かな……)

提督「さて、あらかた配り終わったな」

翔鶴「そういえばまだマックスさんがきていませんね」

提督「どうせ恥ずかしい仮装して迷ってんだろ……いいこと思いついた。お前マックス探してきて」

翔鶴「もちろん、提督の部屋に、ですね」

提督「任せた!」

---------

マックス「て、提督……トリックオアトリート……」モジモジ

「……ねえ、いる?」

提督『マックス、お前わかってないな。こっちには拒否権があるんだよ』

マックス「だったらいたずらを行使する権利もこっちにはあるのよ。でてきなさい」

提督『ああ、いいよ……3、2、1』

マックス「ふふ、こっちにはマスターキーが」

提督「いけ、マックスを捕えろ!」

大和「いつもいつも提督にひっついてすかした顔していい気になってやがったんで、ちょっといじわるしたかったんですよね~ごめんなさい♪」

ビスマルク「マックス、悪いけど私も同じだから」

マックス「ぐ……何よあなたたち、いつも喧嘩ばかりしてこういう時だけ……!」

提督「で、なんだって?」

マックス「…………が、がおー……い、いたずらしちゃうわよ」

提督「あふぅん」

マックス「く……」

提督「あ、もう満足。たまらんく。あとはがんばって」

大和「え?」

ビスマルク「えええええええええええええ?!」

マックス「………………」

提督『大和、話があるんだ』

大和『どうしたんですか?改まって』

提督『実は、俺……鹿屋基地で第1航空群の指導をすることになったんだ……』

大和『……そんな……せっかくあの邪魔な翔鶴さんを追い出して二人になれたというのに……』

提督『俺もお前から離れたくないよ……でも、仕方ないんだ』

大和『わかります!!わかりますけど……ッ!』

提督『大和……』

大和『提督……っ』

提督『愛してるよ…………』

大和『私もです……』

提督『っ……そろそろ船がでる時間だから……』

大和『い、嫌です!提督、行かないで……!離さないで……!』

提督『たった約43200分の別れだ……待ってて、必ず戻るから!』

大和『はい……!いつまでも、提督がいなくてもこの場所を守り続けます……!だから、絶対に帰ってきてください!!』

提督『じゃあな……』

大和『待って……ますから……ここで……!』

提督『我が船の……梶はな引きそ大和より……恋ひ来し心いまだ飽かなくに……』

――――――――
――――――
――――

提督「で、何これ」

大和「あっと……これは……」

提督「何このテンプレ臭!安っぽすぎて何も言えねえよ!いろいろとツッコミどころもあるよ!言いたいこと多すぎるよ!!!!!」

大和「いーじゃないですか!!!こうやって切なくしてオナニーするの大好きなんですよ!!!!!」

提督「ああ、そうなの。じゃあまたショートランド行ってきて」

大和「あ……ちょっとそれは……」

提督「これでオカズが増えるよ!やったね!」

大和「ヤってないです……」

提督「翔鶴のこと、嫌い?」

大和「いやいやいや、そんな、まったく」

提督「ふぅん……」

大和「ほ、ほら!翔鶴さんは提督を更生できた人ですし?前のも好きですけど?」

提督「よーし、歯ぁ食いしばれッ!!!!!!!!」

大和「ひぃぃっ!!!顔だけはっ!」

天津風「いっだああああああああああああああああああああああああいいいいい」

大和「あら?」

提督「あ、ごめ。気づかなかった」

天津風「いやいやいや、嘘よね?!さっき大和に私を拘束しろって命令してたわよね?!提督がクソ大和のクソ恥ずかしいクソポエムをクソ朗読してる時もこっちの方チラチラ見てたわよね!?」

提督「いやぁ~ほんと気づかなかったわ~ごめんね~」

天津風「痛い……絶対鼻折れたわ……」

大和「鼻血がでてないなら大丈夫じゃないですか?というか身体丈夫ですね~、私も殴ってみたいんですが」

天津風「地獄に……ッ!じゃなくて、海底に堕ちろ!!!!!!」

提督「ごめんごめん、悪かったって~これも訓練の一環だからゆるちて~」

天津風「……訓練なの?」

提督「戦場の理不尽、不合理、不条理さに耐える訓練」

天津風「訓練じゃないわよね?!それ?!てか女性の顔を殴るってどういうことよ?!考えられない!!!そもそも殴ること自体」

大和「私たちは軍隊です、それにこの規模の軍で殴られたことのない兵士がどこにいるのでしょうか?」

提督「本気で殴るのはお前だけだゾ」

天津風「いやいやいやいや、絶対翔鶴さんのこととか殴ったことないわよね?!?!」

提督「あるゾ」

天津風「えっ……」

大和「私なんて毎日のように殴られてましたよ。栄養不足と睡眠不足で力が入らない時に、背中に提督を背負って懸垂20回をさせられて、できなかったら3度殴られて鎮守府の外周30周でしたね」

天津風「あ、なんかそれ懐かしい感じ……80時間連続訓練+食事は3度だけ……」

大和「でもよく考えたら提督もほぼ同条件なんですよね。一緒に身体を動かしてくれましたし、ただ指導者って立場だけで……」

天津風「あの時は一人占めできたしね」

提督「一応僕も出撃していた頃はあったんだけど、こっちにきてから実戦がないからな。運動するいい機会だったよ」

天津風「ふーん……そういえば、最近シザーアンカーの使い方、だいぶ上手くなったのよね。今なら大和を中破させることぐらいならできるわ」

大和「へぇ、駆逐艦のチビガキがよく言いやがりますわ」

天津風「ふん、言ってなさい」

提督「残念だけど、それは無理だと思うなあ」

天津風「なんでよ」

大和「私が強いからですよ、おチビちゃん♪」

提督「……大和がチビチビ言うとなんかくるんだよな~。ビスマルクもそうだけど、大和も僕より背高いからあんまり一緒に歩きたくないんだよね。多少は慣れたからいいけど」

大和「あーーー…………」

天津風「そういえばそうよね。身長いくつなの?提督は」

提督「うーん……たしか173cmだったかな」

天津風「大和さんは5cm以上高いわね」

大和「あーーー…………」

提督「最近は気にしてなかったんだけど、チビチビ言うからまた思い出しちゃったな」

天津風「一転攻勢よ、どんな気持ち?」

大和「別にいいじゃないですか、提督。ボディガードだと思えば……!あっ」

提督「己の身くらい己で守れるわ!」

大和「べ、別に精神的には……」

提督「身体的な差は覆せない。精神は流動的であり、身体は絶対的だ」

天津風「ぷっ」

大和「……もみじ葉を……風にまかせて見るよりも……はかなきものは背丈なりけり……」

提督「大江千里も爆笑してるわこりゃ。てか別にちょっとちっちゃかったくらいで気にするわけねーだろ……ウケる~」

天津風「月見れば千々にものこそ悲しけれ、わが身ひとつの秋にはあらねど、の人ね」

大和「はかなきものは(恋する乙女の)命なりけり……」

提督「はー、おもろ……っ?!」

大和「……今夜は……気を失うか、するまで寝かせませんから」

提督「え……ちょ……天津風ッ!助けて!!!!」

天津風「あら、私も恨みはあるのよ?さっきのね。それに私じゃ大和に小破すらさせられないっていうんでしょ?無理無理」ケラケラ

提督「オメエおぼえてろよ!!!!クソがああああああああ」

大和「さ、提督♪お部屋まで案内してください♪それとも、私のお部屋の方がいいですか?」

提督「いや……あの……大和さん……」

大和「そうですか、私のお部屋の方がいいんですね♪」

提督「い、いやああああああああああああ」

ずっと前書いた気になってて忘れてました
R-18です、がついに

今更ハロウィンで草

今日から3日間連続で投稿できなかったら秋イベントがんばります

べるぜバブはラミアがヒロインで最終話のヒトコマで抜ける

褌作戦とはつまりマックスちゃんのおぱんちゅをかぶる作戦だったのです

提督「うーん、そうだね。天津風、ホワイトボード出して」

天津風「はーい」

問題

ヒトとは何か
人間とは何か
人とは何か

提督「これ、なんでしょーか。仕事中のところ悪いけど、翔鶴も答えてね」

マックス「ヒトと人間はわかるわ、なんて答えさせたいか」

翔鶴「生物学的存在であるヒト、社会学的存在である人間」

提督「そう、ヒトは本能の割合がより濃く見え、一方で人間は理性をイメージさせられると思う」

天津風「問題は人よね」

提督「あっ、言うの忘れてたけど、僕は結局わからなかったよ。解答があるのかは別としてね」

マックス「うーん……ヒトと人間の概略?」

天津風「口語として派生した人間?」

提督「どうなのかな~」

翔鶴「国語学的存在ですか?」

提督「わかんないんだよな~」

翔鶴「感情・本能と理性が入り混じった中性的な言葉でなんとかできそうですケド……」

提督「じゃあ訊くけれど、感情ってのは理性と乖離できるものなのかな?」

翔鶴「う~……」

天津風「これ、特に意味はない、がしっくりくると思うわ」

提督「そう、こんな問題の文脈の場合、本来ならばしっかりした意味が存在してはいけない言葉だと思うんだよネ」

マックス「つまり?」

提督「この会話なーんの意味もないよね~」

翔鶴「お腹すきました……」

天津風「眠いわ……」

マックス「シャイセッ」

提督「成し遂げたぜ」

オイゲン「Guten Morgen!重巡洋艦プリンツ・オイゲンです。よろしくね!」

提督「よろちくネーーーー!!!!がはは、Gutだー!!!!」

ビスマルク「きた!メイン盾ね!」

オイゲン「ビスマルク姉さま、お久しぶりです!」

提督「妹分が増えたけどどうするの?」

ビスマルク「大きく構えていかないといけないわね。そう、ビッグHoodみたいに!」

オイゲン「ビスマルク姉さま、ギャグセンスもデンマーク海峡です!」

提督「なんだこいつら……」

マックス「……この人たちは例外だから」

レーベ「あはは……まあ戦友だしね」

ビスマルク「ねえ、ツッコんでくれないの?」

提督「いやもうサムすぎて今凍えてるから。そう、イエティみたいに!」

オイゲン「提督のギャグも冴えてますね!まるでブリザードが吹き荒れてるみたい!」

提督「ハッハッハー、Gutだー!!」

ビスマルク「Gutよ!!」

オイゲン「Gutです!」

マックス「……さむっ」

レーベ「何も言えないね……」

オイゲン「明るい基地でよかったです!ビスマルク姉さまも、存在がギャグみたいな提督もいますし、うまくやっていけそうです!」

提督「ちょ、なんか扱いが雑すぎない?この先心配なんだけど?!上官として、司令官としてこの立場なんなの?!」

マックス「評価は第一印象と行動から成るのよ」

オイゲン「提督も尊敬してます!こんなにたくさんの艦娘を従わせることができるんですから!」

ビスマルク「公私共に信頼してるわ。素行は悪いけれど」

提督「ちょっとうれしいかも!あはは、照れるな」

オイゲン「ちなみに冗談です!これくらいできて当然ですよね」

提督「なんでじゃー!!!ここまで隊員を愛してる上官なんていないぞー!しかも数は中隊規模だぞー!こんなんでいいのかー!」

ビスマルク「身体を愛してるのね」

提督「いいからちょっと黙れ!」

レーベ「ドイツの元艦船が増えてうれしいね~」

マックス「そうね……またヴィルヘルムスハーフェンとか、行きたいわね」

オイゲン「提督はぁ……ちょっと子どもっぽいです」

ビスマルク「たしかに」

提督「それお前らに言われたくないんですけどー!!!」

ビスマルク「提督・受難、ちょっといいかも」

オイゲン「えへへ……」

マックス「夜の生活を」

オイゲン「こらっ、そんなこと言わないの!エッチなのはいけないんだよ!」

マックス「それにも慣れていかないといけないわよ。変質者がいるんだから」

提督「えぇっ?!ここ変質者がいるんですかぁ?コワいですぅ><」

ビスマルク「これからしばらく訓練・教育期間に入るだろうけれど、一人の時は気をつけなさいよ。特に夜は。浴場を出た刹那、後ろから……がばっ!とくるのよ」

提督「さすがに変質者さんもそこまで鬼畜なことはしないと思いますぅ><」

オイゲン「はい!姉さま、気をつけます!」

提督「いや、なんかツッコメよ!!!寂しいでしょ!!!!提督はかまってちゃんなんだよ!!三分に一回話しかけてくれないと不安になるんだよ!!」

ビスマルク「よ~しよしよし、悪かったわね」ヨシヨシ

オイゲン「あっ、姉さま!私も!」

ビスマルク「もう、甘えん坊さんね」

マックス「なさけない……」

オイゲン「ねえ提督、提督は読書が好きなんだよね?」

提督「ん、誰から聞いたの?」

オイゲン「ビスマルク姉さまから!」

提督「マジすか」

オイゲン「マジなんです!それで私も読書したくなってきたから、読みやすい本貸してください!」

提督「やだ」

オイゲン「そこをなんとか!そうだ、レーダーあげます!レーダーあげますから!」

提督「な……これは!FuMOっふレーダーじゃないか!FuMOるるる……仕方ないにゃあ……いいょ」

オイゲン「やったー!」

提督「んー……どれがいいかな……」

オイゲン「わー、いっぱいありますねー……ん?これ、なんて読むんですか?」

提督「パリ、だよ。うーん……巴里の憂鬱もいいけど、難しい漢字多いよ?しかも詩集だし」

オイゲン「げえ、パリ。フランスは嫌です……」

提督「あ、零度のエクリチュールと幻想動物事典、こんなところにあったのか。一応UDCで分けてたはずだけど……こう見るとバラッバラだね!

オイゲン「これ、なんですか?」

提督「無明長夜か……好きだけど、お前にはまだ早いかな」

オイゲン「じゃー何読めばいいんですか!フランスの話もイギリスの話も嫌です!イギリスがなんだロンドンがなんだとかいう本ばっかり詰まった本棚もあるんですけど、何なんですか!イギリスかぶれですか!」

提督「そうだよ」

オイゲン「ぐぐ……」

提督「……買った覚えのない本がでてきた」

オイゲン「なんて本ですか?」

提督「ドイツ中世英雄物語」

オイゲン「それ!それください!」

提督「1しかないけど」

オイゲン「それでいいです!ニーベルンゲンってあれですよね。話が飛躍しちゃうけど、ロードオブザリングみたいなあ」

ビスマルク「そうね、Middle-earth: Shadow of Mordorやりたいわ」

オイゲン「あ、ビスマルク姉さま!」

提督「僕もやりたい!ついでにWatch Dogsもやりたいし、PCでGTA5やりたいし、NEKO PARAもやりたい」

ビスマルク「Sakura Spiritは?」

提督「やりたい!!」

ビスマルク「Fallout: Shadow of Boston」

提督「それもFakeだっただろ!いい加減にしろ!」

ビスマルク「Survivor 2299といい、いつになったら新作の情報はでるのかしら」

オイゲン「???」

ビスマルク「あ、別にわからなくてもいいのよ?いずれわかるようになるから」

オイゲン「は、はい!」

ビスマルク「提督~魚肉ソーセージ買ってきたの。何か料理作ってくれない?」

提督「金麦ある?」

ビスマルク「もちろん!安くて美味しいから!」

提督「よっしゃー!魚肉ソーセージだいしゅき」

ビスマルク「そういえば、オイゲンに食べさせたらオエッてだしちゃったわよ」

提督「何それ見たい超見たいぱねえ」

ビスマルク「人肉ソーセージを口につっこんで肉汁を出したらしてくれると思うわ!」

提督「ぱねえ!それしたい!ぱねえ!」

ビスマルク「私もNTR体験してみたいわ!
妹分に男を盗られて『提督は姉さまよりも私の方がいいんだって!えへへ、そうだよね?
だって少し未熟な方が興奮するんだもんね?きゃっ、強くギュッとしないでよぉ♪』とかね!とかね!かーっ、たまんないわ!」

提督「…………」

ビスマルク「あ、あはは……提督、早くいこ!」

提督「NTRとか怖いわぁ、絶望的に楽しい」

ビスマルク「お酒飲ませてべろんべろんしてから強引に持ちこむ男が何言ってんのよ!」

提督「両手で数えられるぐらいしかやってないからね!それ!」

ビスマルク「ふーん……まあいいけど」

提督「ちょっとムスっとした顔もかわいいよ」

ビスマルク「ほんと?ほんと?でも、いつもニコニコしていたいわ♪」

提督「ビスマルクのくせにかわいいなんて生意気だな」ギュッ

ビスマルク「あ……ふふふ、あったかぁい……」スリスリ

眠くてもうダメよ
レポート書かないといけないしテスト勉強もしないとダメなのよ
ファーwwwww

バファリンを飲んだことを忘れてお酒を飲んだのは失敗失敗

提督「怯むな!反撃だ!我が艦隊に退却の文字はない!!」

オイゲン「閣下、もはや手遅れです。ここはお引きください。再戦の機会を、再戦の機会をお待ちください!!」

提督「ぐぅ……」

【給料日2まであと何マイル?】

ビスマルク「ブールドーザー!スポーンしたわよ!」

マックス「今プライマリ1マグしかないけどいけるかしら」

天津風「OperationRoomに弾薬箱残ってたわよ」

提督「ブールドーザー!ファッキンブールドーザー!」

天津風「ミュージックスタート!Who let the dogs out!」

提督「Who let the dozer out!! 」

天津風「わん!わんわんわん!」

提督「Who let the dozer out!」

マックス「Woof!やっぱりスナイパーライフルだと余裕ね」

<Bulldozer eliminated!

提督「You got the dozer!」

ビスマルク「Woof! Woof woof woof!」

提督「We got the dollars!」

天津風「ハッハッハッハッハッ」

提督「お前がパンティングするとなんか催すわ」

天津風「スパンキング?」

提督「だー、めんどくさい」

【精子は不味いし臭かった】

提督「あのさ、どうでもいいことなんだけど精子って超臭いよな」

マックス「…………」

天津風「あんまり考えたことないわね……むしろ舐めたところの唾液が渇いて臭わないかの方が気になるわ」

マックス「どうしてあんたはそう簡単に答えられるのよ」

提督「いやマジやばいって。朝シャワー浴びた時に立ちながらオナニーしたんだけどさ、超臭かったから。やばいからあれ。掃除も大変だったわ」

マックス「汚い……」

翔鶴「仰ってくだされば掃除致しますのに……」

マックス「みんな狂ってるって再度理解させられたわ」

翔鶴「むしろおかしくないとやってられませんよね」

天津風「ねー」

マックス「やっぱり私が変なのかしら……」

提督「そうだよお前が悪い」

マックス「は?」

【ヒモ男じゃダメなんですか?】

翔鶴「提督、もうお昼ですよ」トントン

提督『ん……あと10分……!』

翔鶴「そんなこと言ってもう3時間くらい寝てるじゃないですか!早く開けてください!」

提督『…………お昼ご飯作って……』

翔鶴「もうできてますよ、あとタバコといちごオレも買ってきましたから」

提督『んー……』pi

翔鶴「また裸で寝てたんですか……。風邪ひきますよ……もう……服は洗濯してたたんでおいたので部屋が暖まってきたら着てくださいね」

提督「ふぇ……いちごオレ飲ませて」

翔鶴「ストロー入れますか?」

提督「うん……飲ませて……」

翔鶴「はい、じゃああーんしてくださいね~」

提督「あむ……うまっ」

翔鶴「こぼさないように飲んでくださいね♪」ナデナデ

提督「ぷへー……たばこ」

翔鶴「それは起きて服を着た後ですよ」

提督「えー」

翔鶴「ダメです、寝タバコは危険なんですから」

提督「えー…………」

翔鶴「うぅ……わかりました。じゃあいいですよ、落とさないように見ていてあげますから」

提督「お前そうやって甘やかしてばっかりいたらいい母ちゃんにはなれないぞ。服着せて」スクッ

翔鶴「…………」

提督「ごめんごめん、翔鶴がかわいくってちょっとな」

翔鶴「今日は予定がありませんが」

提督「うーん、じゃあwar thunderでもやろっか」

翔鶴「いいですね、最近ようやく零戦五十二型ができたんです~」

提督「やっとか!じゃあ僕はスピットファイアでいくわ!あと一人メンツが足りないな」

翔鶴「響ちゃんとかマックスちゃんなら多国籍軍の編隊が組めますね」

提督「そうだな~、ビスマルクでも呼ぶか。暇そうだし」

翔鶴「一撃離脱とドッグファイト組で分かれそうですね」

提督「ビスマルク、一人ぼっちの戦争」

翔鶴「なおさらに上空から疾風に羽根を落とされる模様、です」

提督「ああ悲しきフリッツとフォッケヴルフ」

翔鶴「ビスマルクさんなら私が落としますけどね」

提督「せめて英国側の僕を落としてくれよ!ビスマルクと連携してさ!」

翔鶴「提督は甘やかせば落ちそうですね」

提督「あっ、そーゆー……」

【遠征ばかりはつらいよ】

能代「妖精さん、あとどれくらいで積み込み作業が完了しそうですか?」

妖精「アイ、もう十~二十分ほどで完了する予定です」

響「お疲れ様。そろそろダウンの時期だね」

能代「ですねぇ……」

響「一本どうだい?金マルだけど」

能代「わ、珍しいですね。私のチェと交換しませんか?」

響「そっちの方が、珍しい気がするね」カチッカチッ

能代「やっぱり寒いとつきませんか」

響「うん……」

能代「こういう時にマッチがあるといいんですよね……」バヂッ

響「わ、今のカッコいい」

能代「ふふ、連装砲に擦り紙を貼って使ってるんです。なかなか便利でしょう?」

響「いいねえ……私もやってみようかな」

能代「提督が擦り紙を靴に貼り付けているのをマネしてみたんですけど、カッコいいですよね」

響「ふぅー……よく提督を観察しているね」

能代「一目惚れしてしまったんですから……」

響「あひ見ずは、恋しきこともなからまし……音にぞ人を聞くべかりける」

能代「うーんと……あわなければ恋しく思うこともなかったのに、話だけ聞いていればよかった。みたいな感じですか?」

響「まあ、会わなければ仕事もクソもないけどね……」

能代「ところで響さんは?」

響「私は……いい友人ってくらいかな?話もわかるし、良くも悪くも部下のことを思ってくれる人だと思うよ。ただ、必要以上に関係を持つのは怖いかな。天津風の例もあるしね」

能代「そうですか……」

響「すぐ消えてしまいそうな恋ならさっさとぐいぐい行くといいさ。ああ見えて押しには弱いからね」

能代「はぁ……」

響「ふふん」

能代「朝咲き夕は消ぬる月草の、消ぬべき恋も我はするかも」

響「朝は咲いて夕べには消えてしまう露草のように、命も消え入りてしまいそうな恋を私はするんだろう。いいね」

能代「あんまりムードが悪くなるのも面白くないので……じゃん!今日はギターを持ってきたんです」

響「あ、いいねぇ!あれ弾いてよ、はっしる街を見下ろして~のーんびり雲がお~よ~い~でくって歌」

能代「はい!いい歌ですよね……」ジャッジャッジャー

響「今回は短い航路だから三日くらいであっちに帰れそうだね……」

能代「急ぐ人にあやつられ、言いたいことは胸の中……寄り道なんかしてたら置いてかれるよ、いつも」

響「僕は歩いて帰ろう、今日は歩いて……帰ろう」

妖精「司令、輸送艦及び各艦の作業が完了しました」

能代「さて、三十分程度休憩をとったら出港しましょうか」

妖精「アイ、マム」

響「私は艤装の点検をしてくるよ。じゃ、また……楽しかったよ」

能代「帰るまでが遠征ですからね。気を抜かずにいきましょう」

【燃えアニメ大好き】

オイゲン「Reckless ふぁいあー!ふぁいあー!」

提督「ふぁいあー!ふぁいあー!」

オイゲン「アニメ、おもしろいです!」

提督「唯一無二の力を見せてやる」

オイゲン「これが天下無敵の力だー!」

提督「(かわいい)」

オイゲン「私たちは、一分前の私たちより進化する!一回転すればほんの少しだけ前に進む!それが、ドリルなんです!」

提督「(かわいい)」

オイゲン「ひっさぁつ!ちょーてんげんとっぱぁ!ギガァ……ドリルゥ……ブレイクゥゥっ!」

提督「面白いッッ!!ならばッ!反螺旋……ッ!ギガァッ!ドリルゥ!!ブレイクゥゥゥッ!!!」

オイゲン「しゃぁいんすぱぁぁく!」

提督「そうか……、俺たちは……」

オイゲン「そうだ、この未来永劫の時のはざまで戦うために」

提督「ここから先は、俺達だけで十分だ。渓、お前たちは……」

提督、オイゲン「HAHAHAHAHAHAHAHA-っ」

ビスマルク『な、何あれ……すごい仲良くなってない?』

大和『コミュ力高すぎ……?』

ビスマルク『何が違うのかしら……』

大和『共にアニメを見て同じ感覚を享受する、ここでしょうか……』

ビスマルク『で、でも私だって同じゲームをやって熱くなれたわ』

大和『ふん、銀河の妖精はいいですね』

ビスマルク『あんたなんて波動砲撃ってりゃいいのよ』

カチーン

大和『なんですって?!』

ビスマルク『はぁ?!やる気なの?!』

大和『マクロスなんて波動砲で一発です!!』

ビスマルク『ヤマトなんてマクロスキャノンで一発よ』

大和『そんなもの、波動防壁で防げます』

ビスマルク『だったらこっちにもピンポイントバリアや全方位バリアがあるのよ』

大和『そんな防壁で波動砲を防げると思ったら……っ!!』

ビスマルク『ヤマトなんてダイダロスアタックで特攻しかければおしまいよ』

大和『装甲を貫徹できなければ、意味がありませんわ!!』

ビスマルク『なら、マクロスには艦載機があるわ』

大和『それは大和も同じです』

ビスマルク『オズマ率いるスカル小隊と加藤三郎率いるブラックタイガー隊、どちらが勝利するかしら』

提督「楽しそうな話してんじゃん。その勝負、バルキリーの勝ちだぜ」

大和「提督!これはお見苦しいところを」

オイゲン「バルキリーはガンポッドでミサイルを自動照準で迎撃できますもんね!」

提督「機関砲で肉薄攻撃に持ちこもうとしても、ドッグファイトではバルキリーに勝てんし、何よりカッチョよくて超クールな変形機構があるからな!」

大和「くうぅぅぅ……」

提督「あとヤマトだけだと新マクロス級勢には勝てないだろうなあ」

ビスマルク「さっすが提督、よくわかってる!」

提督「ヤマトのアウトレンジ戦法で、たとえば前哨基地となる星や戦闘艦が密集している場所に射撃したり、真田さんのこんなこともあろうかとでがんばれば勝てるかもね!」

大和「そんなことをしなくても次元潜航艦UX-01とその艦長ヴォルフ・フラーケン、そして優秀な輜重隊がいれば勝てます!」

提督「それ無敵だし!敵だったから禁止!」

オイゲン「そういえば、フォールド航法とワープ航法って何が違うんですか?」

提督「それな、いまいちわからん」

ビスマルク「……まあいいわ、大和。この際だからヤマトのビスマルクも忘れるわ。私、あなたのこともガミラス国歌も好きよ」

大和「私もサヨナラノツバサは大好きですよ」

オイゲン「あーおきーはーなさーくーだーいち」

提督「どうでもいいんだけどさ、新統合軍のVF-171さ、超カッコよくない?」

ビスマルク「そう、やっぱりそれよね、それ!Fに登場したバルキリーの中で一番カッコいいわよね」

オイゲン「姉さまは劇場版に登場したVF-19を忘れたんですか?!

提督「あの艦隊がデフォールドしてくるシーン、クールすぎて泣けるんだけど」

オイゲン「あそこカッコいいですよねー!」

大和「劇場版はゴーストV-9にひどいことしましたよね……」

提督「プラスでめちゃくちゃ強かったゴーストはどこにいったのか……」

ビスマルク「でもアニメ版のゴーストはなかなか強そうに見えたわよ」

提督「シモン、ヨハネ、ペテロ!今……君たちの頸木を解き放つ!」

――――――
――――
――

ビスマルク「ところで、二人はどうしてそんな親密になってるのよ」

提督「どうしてって……そりゃあなあ?」

オイゲン「なんか、提督といると落ち着くんです!一緒にアニメ見たりとか~、本読んだりとか~、生活面でいろいろしてくれたりとか~あとわからないこととかあったら優しく教えてくれるんですよ!」

提督「なんか妹みたいでかわいくてさ、なんでもしたくなっちゃうんだよね~」

ビスマルク「そんな尽くす系だったの?」

大和「肉欲が絡まないなんて……」

ビスマルク「勝っているのか負けているのかわからなくて混乱しちゃうわね」

大和「オイゲンちゃんにとって、提督はどんな人なの?」

オイゲン「うーん……形容するならぁ、兄さま!って感じです!」

ビスマルク「ん?え……?」

提督「(かわいい)」

ビスマルク「まって!そんなのおかしいわよ!」

「こんなにかわいくておっぱいがおっきくてイマラチオハンドルがついてて肉付きのいいこの子に劣情を抱かないなんておかしいわよ!言動も……そう、楽しい無知ックスができるのよ!」

提督「お前は秋雲か」

ビスマルク「オイゲンもこの男と一緒にいて何も感じないの?寝室にある道具とかに興味を示したことはないのかしら?」

オイゲン「…………ちょっぴり?」

大和「蕾が綻びる一歩手前ぐらいでしょうか」

提督「なんだこの話は、壊れるなあ。そんなに僕を変態エロ魔人にしたいのかお前らは」

大和「ら、にしなくてもいいですよね?」

ビスマルク「共犯者にしたいだけよ」

オイゲン「……」オロオロ

提督「別にこの狂人たちの話を理解しようとしなくてもいいから」

みなさんは自分の精液を飲んだことありますか?
舌の上にある間はめちゃくちゃ臭くて、飲み込んだ後もその臭いが残るんですよね
しばらくは喉の奥に残ったような感じで気持ち悪いっちゃ気持ち悪いんですけど、
徐々に身体が熱くなってきてとってもえっちな気分になるんですよね
ただ、口に入れるもんじゃないですわあれ

あとお湯に浮かぶとクラゲみたいでめちゃくちゃ気持ち悪いし汚いです

もう一週間は忙しいんでまた来週末にでも

どうして飲もうと思ったんだ・・・

しかも飲んだら喉いがいがするしね

>>571-572
いや、とっても飲みたくなりませんかあれ!
れっつ食ザー

>>573
少なくとも二度と飲みたいとは思いませんよねw

精子で思い出したんすけど、昔単行本のエロ本の抜きページにぶっかけて、そのまま閉じて放置した結果
半年ぐらいして友達に発掘されてドン引きされましたw
なんか黄色いシミが残っててめっちゃ汚いんすよね
こんなことしたらダメだと反省しました。そん時だけw

JCL見てました!CS:GOやりたいなあ
まだやるフレンドはいるけど初級者いくかぐらいのAimとD2とInfeの投げ物しかわかんなくてできたもんじゃないよなあ

今SteamでFF13が33%OFFで1200円で売ってますよ
じゃけん買って救エニにお布施しましょうね~

【落書き】

マックス「……何書いてるの?」

提督「たいしたもんじゃないよ。ただの落書き」

マックス「落書きに熱心になるぐらいなら、仕事にたいして真摯に取り組みなさいよ」

提督「いやさ~だったらちょっと見てくれよこれ」ペラ

マックス「何よこれ……陣形なの?」

提督「航空優勢、もしくは制空権を奪取が前提だけどさ」

マックス「支援射撃、主として制圧射撃、突撃支援射撃、前進支援射撃って」

提督「突撃するのは軽巡、駆逐でそれをサポートする砲兵役が重巡、戦艦……わかりやすいだろ?」

マックス「空母は?」

提督「砲兵の火力支援は航空優勢や制空権の奪取の下でその力を発揮できる。
    また、突撃するのは相対的に火力の低い子たちだから、艦爆艦攻によってある程度ダメージを与えなければならないよね」

マックス「中遠距離からの重巡、戦艦による火力支援、軽巡、駆逐による近距離戦闘、航空優勢下での爆雷撃」

提督「動員する兵力が大きすぎて他の戦線で攻勢かけられたら終わっちゃうけどね~あはは」

マックス「敵空母の直掩機の迎撃は?」

提督「別に艦爆だけだして高高度からの奇襲で、敵空母の飛行甲板を破壊して発艦できなくすれば嬲り殺しができるだろ?
    んなことできるとは思えないし、やっぱり高性能艦戦を搭載するんだけどね」

マックス「というか砲兵って」

提督「艦娘って便利だよな。側面を見せなくても正面を向きながら全火力を集中できるんだもん。
    特に卑怯なのが戦艦だもんな。横隊で前進しながら弾幕射撃すれば終わりだよ終わり。一方的な狩りだよこれ」

マックス「重装甲高火力の深海棲艦があまりにも多かった場合は」

提督「同時に戦艦も前進しているし、航空優勢であるから艦載機による攻撃もある。
    軽巡と駆逐は擾乱するだけでも別にいいわけだよ。陣形、組織率を崩し、士気を崩壊させ、艤装を破壊し、身動きとれなくなったところを集中砲火」

マックス「肉片が飛び散るわね。想像しただけでも興奮してきたわ」

提督「まあ机上の空論だもんね」

マックス「今度やってみる?」

提督「さっきも言ったけど、非常に大規模な部隊になるから他戦線が薄くなるんだよな。
    敵が大規模な聯合艦隊で出撃すればまだ出番はあるが、決戦まで持ちこめなきゃ意味がない。会戦すらいけないと思うんだよね~」

翔鶴「数で上回る相手に質で勝利してきたわけですから」

提督「戦争の趨勢はこっちにあるけどな。化け物ヴァーサス化け物の戦いならこっちの化け物の方が強いぜ!」

マックス「この様子だと敵の数をこちらが上回ったら、深海棲艦側を懐柔して今度は人間側を侵略するかもしれないわね。この男は」

提督「あ、それ採用。世界征服しよっか」

マックス「あっ」

翔鶴「深海棲艦の次は人間が相手ですか、徹底的に文明を破壊して次の世につなげてあげましょうね。核戦争を始める前に」

提督「人間の精神は昔から成長してないからな。セビリア声明なんて嘘だ!
    ならば人知を超える力を持った化け物の手によって一度文明を滅ぼし、もう一度進化の道を辿らせればいいじゃないか!」

翔鶴「発展を止めてやれば寿命も延びますが、少しさびしいような気もしますね」

提督「いいよ、別に。僕人間嫌いだし、自分が命を落とすことになってもいいよ」

マックス「また始まった」

提督「うるせー!」

【Ar234かーい改改】

ビスマルク「提督―!でてきなさーい!!!!!」

オイゲン「提督―!どこですかー!!」

ビスマルク「怒らないからでてきてらっしゃーい」

提督「なんだようっせえな」

オイゲン「あ、いた」

ビスマルク「ちょっとついてきなさい、今すぐ。話があるわ」

提督「はぁ?なんかしたっけ?」

オイゲン「早く歩いてぇ~!」

提督「はいはい……」

ビスマルク「なんなのよこれは!!!」

オイゲン「私たちのアラド196がおかしくなってるんです!!」

ビスマルク「というかジェット機になっているんだけど」

提督「んー?……んー…………」

オイゲン「提督がやったんじゃないんですか?」

提督「なんか覚えてるような覚えてないような……」

ビスマルク「こんなの搭載できないわよ」

提督「思い出した!これアラド234だ!」

ビスマルク「何それ……?」

オイゲン「そんなことはわかってます!どうしてそんなのがあるんですか?」

提督「いやさ、たしか……木曾とか夕張とか明石とかと呑んだ時に冗談で話したような……」

ビスマルク「?」

提督「Ar234改として、フリッツX誘導爆弾やHs 293、イ号一型甲/乙無線誘導弾を搭載して太平洋南部の各飛行場に配備しようとかいったような……」

オイゲン「あ、これフリッツXだったんですね」

ビスマルク「……何よそれ」

提督「あはは、マジで作っちまったよあいつら。うける~」

ビスマルク「そんなのどうでもいいわ。前の水上機を早くかえしてよ」

提督「面白いからこれでよくね?指揮権はお前らに譲るから適当に使っていいよ」

オイゲン「うえー……エロ爆弾とかあんまり使いたくないです……」

ビスマルク「なんかよくわからないけれど、ジェットみたいだしいい……のかしら?」

【あ~カガリたそ~】

提督「お前らさー、殿堂入りした?」

天津風「とっくの昔にしたわよ」

マックス「私も」

翔鶴「今厳選の途中です」

提督「うわあ……お前ら廃人かよ。先月の今頃買った僕がまだグラードンを捕まえてないのに」

翔鶴「提督っ♪バシャーモ持ってませんか?オスですか?メスですか?」

提督「うちのバシャーモLv60オスで名前は焼き鳥だよ。食べたい?」

翔鶴「私のシシャモがメスなので」

天津風「子作りセックス」

マックス「名前がひどすぎるわ」

天津風「シシャモと焼き鳥……」

マックス「どっちが攻め?」

天津風「限定的にシシャモが攻めで普段は焼き鳥が攻めだと思うわ。飼い主がそれだし」

提督「ポケモン買ったの10年ぶりなんだよなぁ……最後に買ったエメラルドも結局クリアしてないし……」

翔鶴「どうぶつの森もやりませんか?」

提督「じゃあ雑草とるの手伝ってー、もう半年以上入ってないから」

【   】

提督「天獄篇きたああああ」

マックス「ほんと、ガルガンティアでてよかったわね」

提督「ガルガンティアはいいよ!いいけど何よりうれしいのはレーバテインがぐりぐり動くことだよ!!!!!!!」

天津風「ノノたそ~」

提督「ノノたそ~」

天津風「ディスヌフたそ~」

提督「うわ、それはひくわ」

天津風「えー……」

提督「イナズマ!」

天津風「ダブル!」

提督、天津風「キイイィィィック!!!!!!

翔鶴「バスターホームランも何気にうれしいですね」

提督「なおジュドー」

マックス「あら、そんな人いたかしら。シャングリラでゴミ漁りでもしてるんじゃない?」

提督「なおギュネイ、お前仲間になるんじゃなかったんかい!」

マックス「ま、まだ仲間になるかもしれないわ……」

【ハートマークができたらいいね】

ビスマルク「今年もクリスマスの時期なのね。早いわね~さ、――」

提督「プレゼントくれ。ほしい本がたくさんあるから5万くらい現金で」チラッ

ビスマルク「――プレゼント渡していいのよ?」チラッ

マックス「…………」

提督「チベットスナギツネみたいな顔しなくていいから」

マックス「そんな顔してないのだけれど」

ビスマルク「ぷっ、あはははは」

マックス「クリスマスなら……Feuerzangenbowleでも作ってあげましょうか?」

提督「それこそシュトーレンとか」

ビスマルク「クリスマスが終わったらもう一年も終わったようなものね」

提督「もうすぐ年越しなんだなあ」

レーベ「もう一年が終わるんだね、はやいねぇ……」

提督「ゆく年の、惜しくもあるかなます鏡、見る影さへにくれぬと思へば。あーあ、これから下り坂かと思うとつらいなあ」

ビスマルク「まだ若いじゃない、人生これからよ!これから!」

オイゲン「年越しパーティとかーBleigiessenとかー……えっへへ、楽しみですね」

提督「コタツで年越しそば食べながらガキ使と紅白見るわ」

ビスマルク「いいわね~、ガキ使っていうの気になってたのよ。一緒にみない?」

提督「いいよーいいよー」

オイゲン「さすが姉さま、反応が速いです」

ビスマルク「それは余計よ」

冬アニメはやっぱりアルドノアゼロとファフナーですかね?
あとデュラララかな?

FF15、楽しみですね!PS4持ってませんけど!

sage続けて結構経ちますが、ついにスレ順で一番下から3番目になりました
このままどん底を目指して頑張ります

クリスマスソングと言えばやっぱりあれですよね!あれ!
Killing FloorのDance of the Sugar Plum Fairy!(絶対違う)
今年は27日には帰省したいな~

はにわ

提督「もう今年も残すところ24時間切ったのか……はやいなあ」

翔鶴「今日の午前中は今年一年の反省会でもしませんか?」

天津風「あっ、それいいかも!」

提督「マックスとか後悔ばかりになりそうだな」

マックス「あなたよりはマシよ、マシ」

翔鶴「提督はサボりすぎです」

提督「ぐ……うるせえやい!」

天津風「うーん……今年は提督に迷惑をかけてばかりだったわね……」

提督「そうでもないぞ?マックスとかゆー頭痛の種がいるから大丈夫だ」

マックス「…………」

翔鶴「提督は部下の悩みの種ですけどね」

提督「えっ……マジ?ごめん……うすうす気づいてたけれど……」

翔鶴「あっ、いやっ!違います違います、提督をやる気にさせられない私が悪いんです!!」

マックス「そこで撤回するからこの男がつけあがるのよ」

翔鶴「あうぅ……でもでも……」

提督「翔鶴はいいな……何事も完ぺきだから」

翔鶴「あ、あの……」

━━━━

マックス「一年の計は元旦にあり。これ転じて一年の悔悟は大晦日にあり。今年の失敗や後悔を来年にまで引きずらないようにしなさいよ」

よいお年を~

大淀の司令部施設使お
支援艦隊は旗艦にキラつけ、あと駆逐艦2必須なのも忘れずに

乙でそこまでとはかなり運が悪いのか艦娘が育ってないのか

E-3か~、F以外撤退要因は秋月一人居るだけで、ほぼ無くなるから・・・。
雑魚掃除用に、決戦支援を駆逐2軽空2位でも入れよう。一回辺り資源消費:60-90-ポーキ 程度だから。

まあ、あの軽巡のやばいのはラストダンスだけどねww 乙でも半裸の強化版だし

ボス支援は旗艦キラ付けしたらほぼ確定だろうに
E3甲までクリア余裕だったけどE4掘りで苦戦してるわ
山雲はまだともかく朝霜は拾わないとE5に進めん

信じてE-3に送り出した島風と能代が戦艦棲姫の大破腹パンにドハマリしてアヘ顔ダブルピースビデオレターを送ってくるなんて……
こんなのってないよ!4-3実装でそれまで使い道のなかった重巡が必要になると聞いてから、毎回毎回イベントで重巡を育ててこなかったことを後悔してきたのに、未だその問題をクリアしてないだなんてこんな提督いらないよ!!!

そういえば、航空巡洋艦が鈴谷しかないと思ったら最上Lv25がいました
オイゲンちゃんの火力を失うのはつらいけど仕方ないね

編成こんな感じでやってます
機動部隊
  ┃
  ┣━━━━━┓
最上改Lv25 伊168Lv77(すいーっと爆雷が効いて……かわいそう)
鈴谷改Lv43 能代改Lv65 20.3cm、酸素魚雷、14号対空電探
日向改Lv99 島風改Lv66 酸素魚雷x2、13号対空電探改
陸奥改Lv99 不知火Lv57 秋月ちゃんからはぎ取ったニコイチのアレx2、13号対空電探
翔鶴改Lv99 マックスLv73 酸素魚雷x2 22号対水上電探
瑞鶴改Lv99 マヘルシャラルハシバズ改Lv73 五連装酸素魚雷、53cm艦首(酸素)魚雷、酸素魚雷

戦艦が中破でもボス戦までいければ夜戦で勝てるんじゃあ……ウォォォンオォォォォン

>>592
大淀さんは今回のE-2道中で初めてドロップして今日やっとLv25になりました(白目)

>>593
戦艦棲姫「オラァ!!!」イヨーポンポン(深海棲艦特有のプレイヤーへのダイレクトアタック)
ぼく「あひぃっ!ごめんなしゃいゆるじで」
たまにフラ重「オラァ!!!」
能代「提督、能代……お恥ずかしい限りです……んぶぅ、えぅっ、げほっげほっ」(怒り狂った提督のイラマチオ感)

>>594
提督が時報を聞きたいがためにLv40まで無理やり育てられた挙句、時報に飽きたら放置される秋月ちゃん「」
戦艦2空母2駆逐2、軽空2戦艦2駆逐2の支援艦隊一回で弾薬消費700くらいで開始当初3万あった資源が2万切りそうです……未だに支援艦隊の仕様がよくわかってないOld guard提督です……
マックスちゃんか雪風の魚雷カットインがでればあんな肉まん頭なんて一発なのに……一発なのに……

>>595
朝霜ちゃんほしいです……壁に手つかせたいです……

>>598
おめでとー!俺も昨夜何とかしたわ

>>599
おめでとうございます!なんかぎりぎりに突破するのって緊張感あっていいですよね!

イムヤ「でね、用事ってなんなの?」

提督「先日のことなんだが、新しい潜水艦ができてな」

イムヤ「その子のお守をしろっていうのね?」

提督「まー、早い話がそういうことだ!一応座学は済ませたが、一人で実戦はもちろん無理だ。そこで、最も経験豊富なイムヤに任せようってわけよ」

イムヤ「……うーん……嫌だけど……司令官が命令するならやるわ。そのかわり、終わったらご褒美、待ってるからね!」

提督「任せとけ。この鎮守府をでたら一度トラックへ向かい、そこで補給を受けてからショートランドへ。再度そこで補給を受けてから一七〇-一五あたりで通商破壊に二人でついてくれ」

イムヤ「任せて!それで、その子はどこにいるの?」

提督「今外で待機してると思う。そのまま向かってくれ」

イムヤ「…………」ジトー

提督「ん?」

イムヤ「せめていってらっしゃいのちゅーと見送りくらいはしてほしいなーと思って」

提督「ちゅーはご褒美ね。見送りくらいはしてあげるよ」

イムヤ「えっへへ、じゃあ行きましょっか!」グイッ

提督「ちょっ、歩きづらいから腕組まないでくれって!」

――――――
――――
――

U-511「あ、あの……U-511です……。よろしくお願いいたします……」

イムヤ「……う、うん。あ、私は伊168よ、イムヤって呼んでね!よろしく」

U-511「あ――」

提督「ゆーは少し気が弱いからな。あまり厳しくしないでやってくれよ」

U-511「――あの……」

イムヤ「大丈夫よ、任せて。ドルフィンは仲間を大事にするわ」

U-511「あの……」

イムヤ「ん?どうしたの?」

U-511「ゆー、って呼んでください……」

イムヤ「うん!よろしくね、ユー!艤装の作りも細かいわね……この尻尾は艦尾かしら?ちゃんと発射管ついてるのね。でも、こっからしか発射できないの?」

U-511「あ……えっと……一応……魚雷を取り出した後でも……発射できます」

イムヤ「ふーん、いいわね!あっ、普通の潜水艦の運用法は知ってるわよね?」

U-511「は、はい」

イムヤ「別にドイツ語でもいいからね?うちの潜水艦にもドイツかぶれがいるから、なんとなくはわかるわよ。で、艦娘用のは習ったの?」

U-511「は……えっと……Ja」

イムヤ「ん~……」

提督「どう?」

イムヤ「まあ、なんとかなるわよ」

提督「よし、じゃあ行ってこい」

U-511「よろしく……」

提督「はいはい、Loslos」

イムヤ「司令官、またね!次はゆっくりしたいな~」

――――――
――――
――

イムヤ「んー……」

U-511「あの……指定された海域に到着しました……」

イムヤ「針路二二〇、もうちょっと南にいくわよ」

U-511「Jawohl(了解)」

イムヤ「ところでね、敵船を沈めたことはあるの?」

U-511「Ja、えっと……少しは」

イムヤ「ふふ、そうなの。それはよかったわ。でも、その経験は役に立たないかもしれないわね」

U-511「……」

イムヤ「あ、違うの!そういう意味じゃないから!」

――――――
――――
――

U-511「……敵……?」

イムヤ「方位〇三五ね。二隻、針路二九〇。距離一八〇〇、複縦、」

U-511「え……」

イムヤ「あなたも支給されたでしょ?メガネみたいなやつ。それを使えばすぐわかるわよ」

U-511「……これ?」

イムヤ「……ちょっと待って、あれの後ろに駆逐艦がいるわ」

U-511「どうしたら……」

イムヤ「相手はこっちに気づいてないし、いい機会ね」

U-511「……?」

イムヤ「ユーは微速で私についてきて」

U-511「……」

イムヤ「駆逐艦をやるわよ」

U-511「……え?」

イムヤ「よく見ておいてね。今からやることは、テキストには書いてないけど使えるから」

U-511「……Ja」

妖精さん「敵駆逐艦の直下です」

イムヤ「…………準備はいい?」

妖精さん「いつでもどうぞ」

イムヤ「…………」ガシッ

ロ級「?!?!?!」

イムヤ「潜水艦の天敵が聞いてあきれるわね」ボキッ

ロ級「!!!!」

イムヤ「足を折られて動けない?痛い?かわいそう、このまま漂流するくらいなら死にたいわよね?このまま沈んだ方がいいわよね?それがあなたのためでもあるし、司令官のためでもあるから」ガキン

妖精さん「マム、もういいでしょう。十分です。さっさと沈めてしまいましょう」

イムヤ「あっ、ほんと。ちょっとカッコつけすぎちゃったかしら」

U-511「何……今の」

イムヤ「艦娘ってさ、動きやすくなったじゃない?だから敵の足をもいで目を潰したり、弾薬庫に搭載砲を撃ちこんで撃沈したりできるわけなのよ。あとやろうと思えば爆雷も投げ返すこともできるわ。もちろん、すべて自分の手を使ってね
     さあ、まだ終わってないわ。一人で補給艦を仕留めてみて」

U-511「……Jawohl」

U-511「Rohr, 1-4 klarmachen.(一番から四番までの魚雷発射管準備)」

「Eingestelt…(距離合わせ)」

妖精さん(U-511)「Entfernung 1200m, schnelligkeit 20kt」

U-511「Rohr eins und zwei fertig?(一番二番準備できた?)」

妖精さん(U-511)「Rohr eins und zwei einstellen.(一番二番セット)」

U-511「Feuererlaubnis(発射許可)……大丈夫?」

イムヤ「いけるわ、大丈夫。万が一撃ち漏らしても私がやってあげるわ」

U-511「Rohr eins, Feuer」

妖精さん(U-511)「Rohr eins, Feuer!」

U-511「Rohr zwei, Feuer」

妖精さん(U-511)「Rohr zwei, Feuer!」

U-511「Rohr drei und vier, feuererlaubnis. Fertig?」

妖精さん(U-511)「Fertig!(準備完了)」

U-511「Ja, Rohr drei, los」

妖精さん(U-511)「Rohr drei, Feuer!」

U-511「Rohr vier, Feuer」

妖精さん(U-511)「Vier, Feuer!」

U-511「……」

イムヤ「…………ちょっと遅いわね」

Ka-boom......

妖精さん(U-511)「Horrido!!」

イムヤ「Schweinhund! やるじゃない!」

U-511「……えへへ、だんけ」

イムヤ「まあ、あとは気の弱いところを治せばいいと思うわ。とりあえず、針路は〇四五にして、一週間くらいはこの辺を見張ってよっか」

U-511「はい!」

どうしてこうなった

提督「え、何これ」

瑞鶴「これ?二式艦偵よ、知らないの?」

提督「いや、知ってるけど……どうしてこれが?」

瑞鶴「それね、彩雲だとコストが高くてなかなか生産できないから、帰ってこなかったりするとリサーブがなくて一時的に偵察機をだせないのよね」

提督「あー、だから比較的数も揃ってる彗星を改装したのか」

瑞鶴「まあ、別に他のコストが安くて性能のいい機もあるんだけど、史実を鑑みて彗星にしてみたのよ。それに、烈風や紫電改を偵察機にするくらいならこっちの方がね」

提督「でもどうして彗星なんだろうな」

瑞鶴「さあ?」

瑞鳳「提督、久しぶり!なんだかんだで航空技術廠で見るの初めてかも……」

提督「おっすおっす」

瑞鳳「彗星のことがわからないって聞いて飛んできたのよ。ちょっと語ってもいい?」

瑞鶴「えー……」

提督「うん、頼むよ!実は航空機関連って苦手なんだよね」

瑞鳳「任されました!えっと……何から説明すればいいのかなぁ?」

提督「そういえば艦上偵察機って少ないよな?」

瑞鶴「まあたしかに艦偵として開発が始まった機体で、採用までいったのは十七試の彩雲が初めてだよね」

提督「世界的に見ても艦上偵察機って分野は閑散としてたらしいしな。IJNでもやっぱり苦手だったのか」

瑞鳳「機種とか分野のうちで海軍がことに力を入れていたのが艦爆なのよ!それでね、彗星って十三試なんだけど、これの要求スペック知ってる?」

瑞鶴「うーん……なんかやった覚えある……たしか、十二試艦戦の要求より速かったわよね。航続力もそれより上だった気がする……」

提督「できんの?」

瑞鳳「当時の海軍では最高速の二百九十八ノットと、航続距離は偵察用ので二千百カイリをたたき出したのよ、すごいでしょ?」

提督「あたまおかしい」

瑞鳳「それでね、設計者の山名技師自身の基本的な考え方としては、艦上機であるため膨大な数の量産は考えられず、構造的に難しくはなっても重量を軽くして性能向上を目指すべきだ。って感じだったらしいんだけど」

提督「たしか零戦も似たような考え方だったよな。でもその考え方に反して陸上で使われることが多く、生産数も海軍機で最大とか」

瑞鳳「そうね……彗星も同じで、陸上に配備されることが大半で、生産機数も二,〇〇〇機を超え、零戦、一式陸攻につぐ量産機となったのよ……」

提督「あ、そっかぁ……」

瑞鶴「……で、どうやって性能をあげたの?」

瑞鳳「そうね、じゃあまずは主翼から。当時、飛行機の主翼にはアメリカ航空諮問委員会、NACAで研究された型が広く使われていたのだけれど、
   昭和十二年ごろ、航空廠科学部の島本少佐って人がこれの改良を始めていたのよね。
   それで、山名技師は先輩でもあるその島本少佐に翼を頼むことにしたの」

提督「あ、そう」

瑞鳳「その島本少佐によって設計された翼は、翼断面の前縁半径の胴体に近い部分はNACA標準断面の半分、
    翼端ではそれよりずっと大きくなるもので、この間を連続的に変化させる工作上面倒な翼だったのだけど、空気抵抗はだいぶ軽減されたのよ」

瑞鶴「あとその翼ってセミ・インテグラル式を採用していて主翼自体がタンクよね。まあ、翼下面で取り外せるけど」

瑞鳳「そうなのよ!でもちょっと問題があってね……量産体制に入ってから、タンクの板の合わせ目につめる油密材が悪くて、
    しかも下請工場の工作機械が未熟だったから、燃料漏れが頻発したのよね……」

提督「かなしいなあ……」

瑞鳳「次はエンジンに移るんだけど……こっちもすごいのよ!艦爆って急降下中にパイロットが前方、前下方の視界がよくないと大変でしょ?
    だから、前面投影面積を小さくでき、空気抵抗も減る液冷エンジンを採用したの」

提督「DB601型を日本で生産したやつだっけ?ダイムラーベンツの変態技術で作られた物なんだから、当時の日本の工作技術水準では問題を起こすに決まってるんだよなあ……」

瑞鶴「アツタ十二型で試作機を作ったのよね。五機くらい」

瑞鳳「……でもね、たしかにトラブル解決が終わらないうちに投入されたから稼働率が低かったけれど、なんとか十二型の故障は解決できたのよ?」

瑞鶴「アツタ三二型に換装してその故障がぶり返したんだから話にならないわよね」

瑞鳳「うぅ……でも金星六二型を搭載した彗星三三型のおかげで生産数が増え、活躍したのよ?」

瑞鶴「空冷エンジンになったから空気抵抗が増えて最高速度も落ちたけどね」

瑞鳳「あんまりいぢめないであげてよぉ」

提督「ん~、まあ、飛燕みたいなもんか?結局ハ一一二(金星六二型)に換装したっていう」

瑞鳳「そうね、たしか設計者は……」

提督「土井武夫技師だな。堀越さんと同期の人っしょ」

瑞鳳「そうそう!山名技師にしても土井技師にしても機体屋だからエンジンの細かい部分まで理解するのは難しいわよね……。
   要求された性能にするために少しでも良いエンジンを採用することを責めるのはよくないことよね」

ていとく「つらい」

瑞鳳「あ、あとね!機体の話なんだけど、日本の単発機としては初めて爆弾を胴体内に収容できるようにした機体なのよ!
   また、急降下時のエアブレーキも九九艦爆みたいに翼の外に常時露出することもなく、主翼とフラップの間をふさいで主翼下面の一部になるものなの」

提督「何言ってるのかよくわかんね」

瑞鶴「フラップと連動して一部におさまるでしょ?それで空気流路を形成して揚力を増大させるのよ」

瑞鳳「急降下時には下に露出して抵抗板にね」

提督「ふーん……」

瑞鳳「でね、そのエアブレーキとかの操作やギア操作、爆弾倉の扉開閉等の操作系に電気式を採用したっていう当時としては新しいシステムだったのよ!」

提督「はえー」

瑞鳳「……」

提督「ん?どした?」

瑞鳳「い、いや、なんでもない!そういえば、抵抗板を開くと尾部への吹き下し角度が増して、水平尾翼附近に衝撃波が発生するかもしれなかったって話もあるのよねえ」

提督「なにそれ……もうジェット戦闘機の時代か。はやいなあ」

瑞鳳「実験した結果なんともなかったみたいよ」

提督「なんだ、残念」

瑞鶴「それにしても、美しい機体は性能もいいっていうけど、彗星はその典型よね」

提督「いくら美人でも性格に難ありならなぁ……」

瑞鳳「で、何の話だったっけ……?」

提督「二式艦偵だろ?」

瑞鳳「あっ!忘れてた……さっき瑞鶴ちゃんが試作機として五機作られたって言ってたわよね。そのうち三号機と四号機が偵察機に改装されたのよ」

提督「なんかいやなよかん」

瑞鳳「その二機のうち一機は事故で失われて、もう一機は実戦に参加して敵空母群を発見するという殊勲をたてたのよ!結局海に沈んじゃったけれど……」

提督「かなしみに包まれた」

瑞鳳「また、五号機も空中分解して墜落したのよね……結局、五機の試作機中二機しか残らなくて制式化は遅れたんだけど、偵察機としては高性能だったからとりあえず二式艦上偵察機として採用されるのよね」

提督「ヅダったか……」

瑞鳳「んー……まあこんなところよ」

提督「だいぶ燃え尽きた感ある?」

瑞鳳「う、うん。久しぶりにこんな話しちゃったから疲れたわ」

提督「もういい時間だし、飯食いにいこっか」

瑞鳳「そのまま飲みに行っちゃう?」

瑞鶴「まだ仕事残ってるのに?」

提督「…………」

瑞鳳「まあ仕事なしでここにくるわけないわよね。せっかくだし私もつきあうわ!」

提督「ズイえも~ん、頼むよ~」

ビスマルク「そろそろグラーフツェッペリンとか、ペーターシュトラッサーとか、建造できないの?」

提督「どうだかなー……今のところ欧州に潜水艦を派遣する気はないんだよな」

ビスマルク「やっぱり……だめ?」

提督「状況がよくなればあるいは?」

ビスマルク「むー、難しそうね」

提督「その二隻以外がなー」

ビスマルク「どうかしたの?」

提督「ほら、他にも計画された空母があるじゃん。オイロパとかエルベとかヴェーザーとかド・グラースとかヤーデとか」

ビスマルク「全部偽名じゃない。いかんせん搭載機数が少ないのよね……補助空母Ⅰは四二機くらいらしいけれど、他が二三とか二四機くらいだし……」

提督「そっか……でもせめてBf109TやGとJu87Dはほしいな……主に愛玩用で」

ビスマルク「……Bf109Wならちょっとほしいかもしれないわね」

提督「……やっぱ潜水艦が足りないよなあ」

ビスマルク「…………そういえば最近入った天城って子、どうなの?」

提督「そうだなあ……ゴムに穴あけてきそうな子かな」

ビスマルク「……どういうことよ?」

提督「カウパーで妊娠しそう?」

ビスマルク「……あ゙―……」

提督「ねむ……」

ビスマルク「そういえば最近オイゲンが相原コージの本読んでたから後ろからチラ見したんだけどね、あの子がああいう漫画読んで大丈夫なのかしら……」

提督「ああ、それな。僕が渡したんだよな」

ビスマルク「…………」

提督「…………土屋賢二先生の本もかしたわ」

ビスマルク「あ、そう……」

提督「……反応つまんね……」

ビスマルク「どんなのか知らないもの……」

提督「…………しゃぶれよ」

ビスマルク「ぬいで」

提督「さむいからやだ……」

レーベ『提督ー!ご飯できたよー!』

ビスマルク「……だっこして」

提督「むしろこっちがだっこしてほしいくらいだわ……」

ビスマルク、提督「はぁー……」

マックス「……なんなのこのナマケモノ二人は」

提督「仕事で疲れた」

ビスマルク「仕事がなくて疲れたわ」

提督「お前、明日からインド洋勤務な」

ビスマルク「それはいや……」

最近二式艦偵があるってことを知りました
今まで艦偵は彩雲だけしか実装されてないものだと
つら

帰省した結果風邪ひきました
これもつらたん

被害者となる潜水艦娘を任務からかいほうしよう

マックス「おつまみとかないの?」

天津風「提督、私のお酒どこ~?」

提督「ちょっと待ってろ」

翔鶴「これ切れないんですけど……」

提督「違う包丁使ってきってみ?あ、あと数枚切るごとに包丁拭かないとダメだぞ?」

天津風「まーだー?」

提督「クロキリでもいい?」

天津風「もっちろん!お酒ならなんでも飲めるわ!あ、クワス以外ならね」

提督「お湯割り?そのまま?」

天津風「うーん、じゃあお湯割り!」

提督「はいはい」

翔鶴「これ切るの難しいです……」

提督「しょうがねえな、かしてみ?あとお湯沸かしといて」

翔鶴「すみません……」

マックス「あれはいい家政夫になるわよ」

天津風「婦?夫?」

マックス「上だから夫ね、そういうプライドだけはあるんだから」

提督「やかましい!つまみできたぞ」

マックス「何よこれ」

提督「ササミの味噌漬け」

天津風「わ、これおいしいわね~♪どうやって作るの?」

提督「ササミを茹でた後、氷水で冷やして」

天津風「なんかめんどくさそう……」

提督「大丈夫、すぐできるよ。冷えたらササミに味噌を塗ったくって、ラップで包んで冷蔵庫に入れて二日間放置するだけ」

翔鶴「それくらいならできますけど、切るのが難しいんですよ……あ、お湯できたんで置いておきますね」

天津風「私も作ってみようかしら~、もちろん食べる時は一緒にね♪でも、切ってから作ったらダメなのかしら?」

提督「味が濃くなるからあんまり好きじゃないなぁ……。あともう酒臭い女を介抱するのは疲れたよ……やたら馬鹿力だし」

天津風「誰の話かしらね」

翔鶴「さあ、さっぱり?」

提督「お前らじゃー!さっさと食って寝ろ!」

マックス「もちろんベッドまで抱っこしてくれるのよね?」

提督「ふとんくらいはかけてやるよ」

翔鶴「今日くらいは呑んでもいいですよね?」

提督「もう勝手にしてくれ……」

マックス「何飲む?やっぱり焼酎のウォッカ割り?」

翔鶴「そんなゲテモノはあんまり飲みたくないですね」

天津風「あっはっはっはっは、見てよあの提督の微妙な顔、うけるー」

マックス「そういえば、あなたは飲んだことあるわよね」

提督「もうあんなことはしないよ……」

明石「提督、ちょっといいですか?」

提督「んー、なに?」

明石「提督ってどうしてこんなに艦娘と仲良くするんですか?」

提督「んー……なんで?」

明石「軍隊としてどうかと思ったんですよー」

提督「何も考えてないと思う?」

明石「まあ……」

提督「思ってんのかよ!じゃあさ、その明石の思う普通の軍隊はどうなんだ?」

明石「それは……やっぱり上下関係を正し、規律をもって……みたいな?」

提督「規律をもって戦う人はどんな人だ?」

明石「兵卒や下士官……?」

提督「んー、そうじゃなくてー……じゃあ、艦娘と人の違いは?」

明石「う……私たちは物の怪、みたいな?」

提督「まあ人外だよね。僕もお前らの圧倒的な力と生命力は怖いと思うし。普通の軍隊とお前らの違いはそこにあるんだよね」

明石「?」

提督「どうして規律をもつかっていうと、いざ戦うって時に兵士一人一人の個が邪魔したらなかなか命令を遂行できないだろ?多で戦うわけなんだから。なら一つにまとめた方がいいよな?」

明石「うーん……それと何の関係が?」

提督「艦娘ってのは絶対数が少ないわけじゃん?でも一人一人が個を持ち、兵器を持ち、そして、その兵器は大きな影響力を持っているだろ?弾と燃料さえあれば人間がいくらいようと殲滅できるぐらいに」

明石「たぶん、そうですね」

提督「で、その艦娘は僕らからしたらかわいい女の子なわけだ。たとえちぎれた腕がまた生えてきたり、体が穴だらけになっても再構成できるとしても外面も内面も女の子なわけだ」

明石「たしかに、狂っちゃう子とかもいませんしね」

提督「たった一人でそんな影響力を持ち、また、彼女らで適宜連携をとって戦えるわけだ。もちろん、訓練は必要だし、僕や旗艦の命令に従って動くようにはしないといけないけれども」

明石「なるほどねぇ……」

提督「な?規律がいくらゆるかろうと仕事はできるんだ。本能がそうさせるのかどうかは知らないけどな」

明石「柔軟な対応ができる司令官でよかったです、ほんと」

提督「まー、それにな、むやみにお前らを束縛して反感持たれたらおしまいだぞ?また、ストライキなり反乱なりを起こされたらお前らに敵う軍隊がいないんだから、誰もやりたがらない」

明石「ただでさえ人から見たら気味の悪い物の怪なのに、兵器なのになまじ個を持たせないといけないから扱いにくい、と……」

提督「僕もやりたかなかったよほんと。めんどくさいし。これもあきつのせいなんだけどな。あいつがこなかったらこんなところに更迭されなかったのに」

明石「んー、でもだからといって私たちとここまで仲良くなる必要もあんまりないんじゃないかなー……なんて」

提督「あはは、どうして個を許すのに無機質な関係をもって命令しないといけないんだ?好感をもってもらった方が楽だろ?それに、こんなだるい仕事は楽しくやらないとな!」

明石「むー……」

提督「愛はすべてにうち克つ、われわれもまた愛には屈服するほかない……なんて言うしな。誰だったかな……ローマの詩人だ。愛されるためには、まず愛らしくあれってのもあるな」

明石「その行為によって艦娘の血を見るはめにならないといいですね!」

提督「新しい策を講じたら、また新しい問題は噴出するもんだ。それに対してなんら対策を練ようとはこれぽっちも思わないけどな」

明石「愛はすべてを征服するとはいいますけど、提督の愛する者たちとの三角関係における争いは征服できるどころかさらに激化させるばかりですよね」

提督「さっきも言ったけど、僕だってお前らが怖いんだ。いくら仲良くやろう、とは言ってもその間にお前らの中で不満が蓄積していくのは自明だ。その不満がつもり積もった時、矛先が僕に向いても困るんだよ」

明石「なら今の状況も留意しておくべきじゃ?」

提督「だからある程度艦娘間で一通り争わせた後で介入すればいいだろ?間を取り持ち、コントロールしてやりゃあいいんだ。それも兵器ではなく人間の特権だな」

明石「はあ、いつも飄々として何も考えてないように見えて意外と考えてはいるんですね」

提督「あったり前よ。なんたって司令官さまだからな!」

明石「じゃあその司令官さまにお願いなんですけど」

提督「おう、なんだね?なんでも言ってくれたまえ。承諾しないかもしれないし、怒りもすることがあるが」

明石「これから私と仲良くしてくれませんか♪」

提督「ほげ……ちょっと用事思い出した」

鈴谷「今日は逃さないから」

提督「ひぎっ……ぼ、僕悪い提督じゃないよ……ぷるぷる」

明石「はいはい、ぷるぷるするのはふぐりだけにしましょうね……♪」

響「なんか楽しそうだね。起て飢えたる者よ、今ぞ事は近し。醒めよ我が同胞、暁は来ぬ。暴虐の鎖断つ日、旗は血に燃えて~」

提督「おまっ、お前!!!!日和見主義はやめろ!!!!助けてくれ!!!」

明石「圧政の壁破りて固き我がかいな」

鈴谷「いまぞ高くかかーげん、我が勝利の旗~」

響「いざ戦わん今奮い立て今」

提督「あぁコマンダール我らがもの」ボソッ

明石「なんだ、わかってるじゃないですか」

鈴谷「提督っ……もう我慢できない!」

提督「ヒヤアアアアアアアアアアアアァァァ」

響「ふぅ……今夜の月は赤くなりそうだね。あ、いや、赤いのは、本当はでないんだっけ?」

提督「うぅ……寒い」

叢雲「だらしないわね、マフラーほしい?」

提督「ほしい」

叢雲「あーげない」

提督「なんだこいつ」

叢雲「あっ、見てあれ!あそこ!」

提督「いやいやいや」

叢雲「すごい、もう梅が咲いてるわ。はやいわねぇ」

提督「明日はまた雪が降るらしいぞ」

叢雲「えー、いやね」

提督「ふぅー……ふぅー……雪降れば、木毎に花ぞ咲きにける。いづれを梅とわきて折るましって感じになるな。おーおーよくもまあ昔の人は思いついたもんだ」

叢雲「なんて意味?」

提督「雪降ってつもったから木に花が咲いたみたいだぞ。でもどれを梅と見分ければいいのかわかんねーや」

叢雲「ふーん、木ごとに、ね」

提督「あー、さみっ。まだ散歩続ける?」

叢雲「そうね、私もそろそろ歩哨に戻るわ」

提督「お疲れー」

叢雲「んっ」

提督「はいはい…………」

叢雲「……よしっ、がんばろう!」

提督「へー」

あとレスが残り300ちょっとしかないと思うと、なんかもの寂しくなって1レス1レスをいつもより長くする人間のクズ

こないだのイベントで一つ書いたんすけど、地の文なしだからどうしても図をいれたくなって図を入れて書いた結果
このスレの空気とあわないなと思ってファイルはごみ箱の中に左遷されました
下記のはトラック諸島です。拙いAAですけど誰か使ってあげてください;;;私の息子なんです;;;

        /ヘ
       │   ̄ ̄ ̄丶─
       │         │
       │      / ̄ ̄
       │   / ̄
       │ /
       └┘


              ┌──────

              │        ノ
              │    |二二二
              │        /
    /\       │   / ̄ ̄

    |   ゝ       ̄ ̄
    \    ̄ ̄|       廿

      \     |
       |     |
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       ̄ ̄ ̄ ̄     | \

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                 \/

提督「まだちょっと肌寒いな」

翔鶴「明日も寒いみたいですよ」

提督「そうなんだよなー、それなのに水曜からは二〇度超えとかやってらんないよホント」

マックス「明日のリューベックの天気は?」

天津風「一一度くらい?」

マックス「なんだ、まだ暖かい方じゃない」

提督「お前と一緒にすんじゃねえ!」

天津風「明日春服見に行かない?」

提督「いいよ、こないだジャケット捨てたから空きできたし」

天津風「やった!楽しみ~」

提督「お前らはどうする?」

翔鶴「大淀さんが、修復したトラックの施設の視察でいないので私は残ります」

マックス「なら私も有事に備えて待機してるわ」

天津風「…………」

提督「……やめよっか」

天津風「……うん」

提督「なー、本棚いっぱいなんだけど、空き作れない?」

翔鶴「うーん……たぶん無理だと思います」

提督「本棚増設するしかないか」

翔鶴「はい」

提督「あとで明石に注文しといて。経費で落ちるように書類には資料室本棚の増設みたいな感じで」

翔鶴「えー……」

提督「大丈夫大丈夫、なんとかなるって」

翔鶴「はい……」

提督「あ、そん中にタバコ代もいれといて」

翔鶴「さすがにそれはマズいと思います……」

提督「いや、そこは工夫してさ、なんとかやってよ~頼むよ~」

翔鶴「……わかりました……」

提督「っしゃ、上手くやってくれよ~」

翔鶴「あの……やっぱりいつも通り私のお給料からタバコ代を出すって形じゃダメですか?」

提督「えー、まあ翔鶴がいいならいいや、それで。あ、それと紅茶いれてきて!」

翔鶴「はーい」

提督「でなー、言ってやったんだよ、そいつに。お前努力してからそんなこと言えよなーって。そしたらそいつ涙目になっちゃってさー」

マックス「基本的だけど、それストレートに言う?」

提督「えー、だってそんなもんじゃね?だっていい加減めんどくさかったんだもん」

あきつ「提督殿、少々時間よろしいでありますか」

提督「ん、おっす~お疲れ。マックス、先行っといて」

マックス「じゃあまた後でね」

提督「で、何」

あきつ「陸軍省で人事異動の時期でありましたので、状況を確認に顔を見せに行ってきたのであります」

提督「そうか、春だもんな」

あきつ「トランスサハの守備隊をはじめとして極東における守備隊の――」

あきつ「――以上であります」

提督「大した話じゃないな」

あきつ「では、大した話をしようと存じ奉り候であります」

提督「あー、その話しぶりからして、もういいから。もっと気の利いた話をしてくれよな」

あきつ「前の連隊長の話でありますが」

提督「何それすっげー気になる」

あきつ「陸軍省の軍事課長に命ぜられていたのであります」

提督「げ、マジ?いずれうちの派閥に入るとは思ってたけどなあ」

あきつ「?」

提督「あー、あきつは知らないかな。軍事課長ってのは将来を嘱望されている人が任せられる陸軍の栄職なんだよ。出世コースを陸軍省と参謀本部で二別した場合、軍事課長は陸軍省の出世コースだな」

あきつ「確かにあの方は才能も学歴もありましたし、閨閥もあったのであります」

提督「だろ?うちの親戚の親戚の娘と結婚してたしな。まあその連隊の下に僕がいたのもそういう理由だしな。ちなみに、そのコースは軍務局長、陸軍次官って続くぞ」

あきつ「なるほど」

提督「あと、軍事課長ってのは同時にめんどくさい位置でもあるんだよな。重要な役職だからそこに命ぜられるのは、ある特定の派閥に所属したとみなされ、政治に深く足を踏み入れるということになるんだ」

あきつ「未来の大尉殿の役職でありますな」

提督「……え、ちょっと待っていつ昇進したの」

あきつ「つい先日、でありますが」

提督「初めて聞いた……ちょっと問い合わせてみる。またな」

あきつ「ではまた」

提督「なー翔鶴ー、デパートにある家具全部買ってくれよー」

翔鶴「すみません、ベルがないんです……」

天津風「お金ないの?五〇〇万ベルあるから買ってもいいわよ」

提督「お前に買わせるとチート臭いからやだ」

マックス「あっ、せっかく川に大きい魚いたのに!!!逃げちゃったじゃない!」

提督「知らねーよお前が悪い」

マックス「どこに非があるのよ」

提督「デカい魚がいるって伝えなかった」

マックス「そんなこと報告したら嬉々として横取りしにくるか、走りまわって邪魔するじゃない!!」

提督「僕がそんなことすると思う?」

マックス「ええ」

提督「しねえよそんな小学生みたいなこと!!」

マックス「天津風はどう思う?」

天津風「え、えー……」

提督「マックスが悪いよなー」

マックス「こいつが悪いのよ」

天津風「…………あ、あー、紅茶飲みたくない?いや、私が飲みたくなっちゃったわ。お湯沸かしてくるわね」

翔鶴「電気ケトルにお湯が入ってますよ」

天津風「あ、あー……あー……」

マックス「どうなのよ」

提督「どうなんだよ」

天津風「……えっと……フェアな判断をすれば当然提督が悪いけれど……」

提督「あん?」

天津風「あああぅ……ごめんなさいごめんなさぃ……」

提督「まあどう考えても悪いのは僕だけどな」

マックス「翔鶴が梯子を外したところが一番面白かったわね」

翔鶴「私と提督のやりとりに水を差したのが悪いんです」

提督「てかさー南の島いかねー?」

マックス「いいわよ」

天津風「あぅ……」

提督「すまんすまん、ほら、小学生男子が好きな女の子にいじわるするとかそんな感じだって」

マックス「やっぱり小学生じゃない」

提督「うるせー!」

オイゲン「姉さまー!一緒にお茶しましょー!」

ビスマルク「いいわよ」

提督「あいつらホント仲いいなあ」

レーベ「ほんとだね~」

オイゲン「あっ、提督も一緒にしませんか?レーベちゃんもマックスちゃんも!」

マックス「遠慮しておくわ

提督「マックスがそういうなら僕も」

オイゲン「え……?」

レーベ「ちょっと待って!目が死んでるよ!」

オイゲン「……どうしてマックスちゃん優先なんですか?私のコト嫌いですか?やっぱりマックスちゃんの方がいいんですか……?」

マックス「え……えっ?!」

オイゲン「提督、私じゃダメなの?最近話しかけても一言二言で終わっちゃうし……」

マックス「なんとかしなさいよ」

提督(わくわく)

オイゲン「…………姉さまを誘ってからさりげなく提督も誘おうと思ったのに、それじゃダメなの……?」

レーベ「これじゃあGreen-Eyed monsterだね」

提督「Ich liebe Lebe」

オイゲン「……」

レーベ「ちょ、ちょっと!やめてよそういうこというの」

提督「水兵りーべレーベは船」

マックス「ねえ、たまにはあっちで突っ立ってるビスマルクにも反応してあげたら?」

ビスマルク「そうよ、私がいるのにどうして提督はこないのよ。おかしいじゃないこんなの」

提督「あっ、仕事の時間だ。じゃーにー」

マックス「あんたの仕事終わってるじゃない!!」

オイゲン「レーベちゃん、マックスちゃん、ちょっと……お話聞かせてもらってもいい?」

レーベ「あわわわ……」

ビスマルク「マックス、たまには提督をかしなさいよ」

マックス「導火線に火のついた爆弾を残して……」

最近人間関係で疲れたのでハートフルに

あとこないだ久しぶりに秋葉原にいってきました
大学の最寄駅から結構離れてるんであんまり行かないんですけど
HDD高いよう

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月17日 (金) 16:56:05   ID: CpGdMPHo

期待

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