ラオウ「ケンシロウ、何を観ている?」(15)

ラオウ「ケンシロウ、何を観ている?」

ケンシロウ「アニメだ」

ラオウ「な・・なにぃッ!?うぬはアニメを!?」

萌えキャラ談義から喧嘩に発展する北斗四兄弟の話はよ

ケンシロウ「アイカツだ」

ラオウ「アイカツ!?」


ふたりはアイカツおじさんだ



 ガラッ

トキ「話は聞かせて貰った……」

ケンシロウ「むっ?」


ラオウ「トキか」

トキ「ケンシロウ。ラオウ。アイドルアニメを語るなら、まずはアイマスの話をすべきだ!!」キッ



ケンシロウ「アイマス……」

ラオウ「トキ……相変わらずのミーハーっぷりよ」


ラオウ「しかし、今さら語るべき話題など無い」

ラオウ「アイマスのNo.1は、響だと決まっているからな」ニヤリ


ケンシロウ「なにっ!?」ガタッ

トキ「そこまでだラオウ!!」ガタッ

こんなのが読みたいんや…

誰か乗っ取って



ラオウ「フッ、何をほざく」

ラオウ「ダンスが上手くスタイル抜群。しかも動物好き!! 響しかおるまいて?」


トキ「……」

トキ「だが獣臭い……」ボソッ


ラオウ「トキィッ!? きぃさぁぁまぁぁぁっ!!」ガタッ

トキ「現実から目を背けるなラオウ!! それは重要なマイナスファクターだ!!」



ケンシロウ「ならばトキ、No.1のアイドルとは?」

トキ「ふっ……」


トキ「仲間想いの優しさ。心開いた者のみに見せるツンデレ。そして、くぎゅ……」

トキ「いおりを置いて他には無い!!」グッ


ラオウ「……」

ケンシロウ「……」



トキ「どうやら反論は無いみたいだな?」ニコリ

トキ「No.1アイドルは、いおりで決ま……」


ラオウ「トキ……悲しき男よ」ポロポロ

ケンシロウ「兄さん……」ポロポロ


トキ「なにっ!? 二人が泣いている!?」ビクッ

ラオウ「時代に取り残されたか」



ケンシロウ「トキ……ツンデレの全盛期は、十年近く前だ!!」

トキ「ッ!!?」


ケンシロウ「昨今は暴力キャラの台頭も有り、ツンデレ=メンドクサイの図式が成り立ちつつある」

トキ「ケンシロウ!! それ以上の侮辱は、例えお前でも許さんぞ!!」


ケンシロウ「しかし、事実だ……」

トキ「……」キッ



ケンシロウ「本当のアイドルと言う者を教えてやろう!!」

ケンシロウ「アイドルとは、クールな表面に隠した憂いさと、誰もが認める歌の上手さと、努力を惜しまない……」


ラオウ「ケンシロウ……まな板は、アイドルとは言わぬ」ニヤリ

ケンシロウ「ッ!!?」

ケンシロウ「……」

トキ「……」

ラオウ「……」



 ガラッ

ジャギ「にっこにっこにー!!」

ジャギ「兄者達!! ケンシロウ!! ラブライブを借りて来たぞ!!」


ラオウ「むっ……」

トキ「らぶ」

ケンシロウ「らいぶ?」



ジャギ「おう!!」

ジャギ「兄者達は何の話をしてんだ?」


ラオウ「……」

ケンシロウ「……」


トキ「アイマス……」

ジャギ「アイマスぅっ?」


ジャギ「アイマス、アイマス……」

ジャギ「ああ!! あのクソきたねぇポリゴンのゲームか!?」ピコーン


ジャギ「確か、アイドルより事務員のがデキいいって謎のゲームだったな」

ジャギ「って……ん?」


ラオウ「おおおおおオッ!!」ゴゴゴゴゴッ

ケンシロウ「ほぉぉぉうあ!!」ゴゴゴゴゴッ

トキ「はあぁぁぁぁっ!!」ゴゴゴゴゴッ


ジャギ「えっ、兄者もケンシロウも、何で怒ってんの?」

ジャギ「本当の事を言っただけじゃ……」





ジャギ「アッーーーー!!!」

おわり

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