トキ「目つきが良くなる秘孔を突く」 八幡「い、嫌だ…」 (35)

トキ「ボッチ体質改善一環だ、致し方あるまい」

八幡「いやあの、俺は目つきを治す気は…」

トキ「この秘孔を突くと、少しの間トラウマを思い出して半狂乱になるが…」

八幡「なにそれこわい、自分はボッチであることに誇りを持ってますから結構です!」

トキ「腐…殺気が漂う目つきを治してくれ、との
    平塚先生からの依頼でな、それは出来ぬ」(ガシィ

八幡「!?や、やめてくださいぃ!」

トキ「目つきを改善する秘孔…それは……心霊台!」(ドガァ

八幡「それって痛みが倍増する秘孔じゃ…ぐはっ…があぁ!?!」

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北斗三兄弟
この単語に聞き覚えがある人は多いだろう
三男ジャギが他の兄弟に実力差をつけられ、あっという間に本編から退場し
何時の間にか忘れられ、この単語が出来上がったのだ

この話から得られる教訓は、「向いていない事をむやみにやらないこと」だ
ジャギが努力した末に待っていたのはこのような落ちである

俺もボッチを改善しようとすれば、彼のような末路を辿るであろう
故に俺はボッチを改善するつもりはないし
この目つきも改善することもないだろう

…そのはずだったのだ…
外見がキリストのような漢と出会うまでは

平塚「奉仕部の皆!ビックニュースだ!」

雪乃「平塚先生ノックを忘れずにとアレほど…」

結衣「あ、先生やっはろ~!どうしたのそんなに興奮して?」

平塚「うむ!実はだな、八幡の目つきを改善出来る人を見つけたのだ!」

結衣「え!チョー信じられないんだけど?!」

雪乃「…現代医学でも改善不可能な彼の目つきを…ですか?」

八幡「この目つきは病気じゃねぇよ…」

雪乃「あら?一回くらいは掛かっているものだとは思ったのだけれども」

八幡「しまいにゃ泣くぞちくしょう…」

結衣「先生ー、それでボッチ体質を改善する方法というのは?」

平塚「ああ、それはだな。救世主に八幡を見てもらうのだよ!」

八幡「…せんせい?少年誌の読みすぎてとうとう頭が…」

平塚「そう思うのも無理がない、だが外見が本当に救世主そっくりでな…」

平塚「おお~い!入ってくれ!」

トキ「はじめまして、トキと申します」

八幡(…救世主だ…)

雪乃(…救世主ね…)

結衣(あの頭につけてるもの…なんだろ…?)

平塚「近所にある道場に通っているうちに仲良くなってな」

トキ「雑談の中で困っている生徒がいると聞きまして」

平塚「それで目つきの改善を依頼したのだよ」

トキ「彼が話していた生徒ですね…これは…」

八幡(初対面の人に絶句されると来るものがあるな…)

八幡「はぁ…それで具体的にはどうやって改善するのですか?」

トキ「百聞は一件にしかず、実践してみせましょう…」

八幡(え、なに?身体をさわろうとするとか、俺には戸塚という心に決めた人が)

トキ「秘孔・新タン中!」

八幡「?!?!か、体が動かない…」

トキ「708あるうちの経絡秘孔の一つ、新タン中を突いた」

トキ「この秘孔は突かれると、私が声をかけるまで動けなくなる秘孔でな…」

トキ「ああ、身体には無害だから大丈夫だ」

平塚「その拳法を使って治療を行おうというのだよ!八幡!」

八幡「いやいやいや…・、暗殺拳を受けさせようとする先生とかひどすぎません?」

平塚「大丈夫だ、私も彼の拳で治療を受けてな…効果はてきめんだったよ」
   
トキ「あの時は定神という秘孔をついて、先生を落ち着かせました」

平塚「ふふ…親から結婚をはやくとせっつかれた時でしたね…ふふふ…
    死兆星は指で隠せば大丈夫かな…」

八幡(だれか先生の死兆星を消してあげて…)

雪乃「と、ともかく、トキ先生の北斗神拳で治療を行うのですね」

結衣「目が綺麗になってひっきー…想像出来ないよ」

トキ「彼の場合はちょっとした荒治療になるがね」

八幡「…と、言いますと…?」

トキ「平塚先生曰く、彼の目が腐…悪い原因は過去のトラウマが原因」

トキ「ならば、そのトラウマと向き合って乗り越えればいい」

八幡「…何その頭を銃で撃ち抜いて戦いそうなRPG」

トキ「私はペルソナ3の雰囲気は好きで、荒垣も気に入っていたが…」

八幡「奇遇ですね、ペルソナ4の明るい雰囲気は好きになれません」

トキ「ともかく、荒治療になることは覚悟してもらいたい」

トキ「また治療の際には悲しみのあまり暴れるだろうから
   他の方は外へ…」

雪乃「ヒキ谷くん…目つき程度で人生変わると思ったら大間違いよ」

八幡「励ましの言葉ひとつもないとか、ブレないな…」

結衣「ヒッキー…耐えられなかったらこの手創り料理を食べて…」

八幡「ここで渡すのは自害用の薬じゃねぇの…」

平塚「八幡…試練は乗り越えるものだ…」

八幡「先生…」

八幡「治療を受ける気はありませんよ…?!」

トキ「ボッチ体質改善のためだ、致し方あるまい」

八幡「いやあの、俺は目つきを治す気は…」

トキ「この秘孔を突くと、少しの間トラウマを思い出して半狂乱になるが…」

八幡「なにそれこわい、自分はボッチであることに誇りを持ってますから結構です!」

トキ「腐…殺気が漂う目つきを治してくれ、との
    平塚先生からの依頼でな、それは出来ぬ」(ガシィ

八幡「!?や、やめてくださいぃ!」

トキ「目つきを改善する秘孔…それは……心霊台!」(ドガァ

八幡「それって痛みが倍増する秘孔じゃ…ぐはっ…があぁ!!!?!」

~教室の外~

<ハアァ!ウワッ!ひああああ!わぁ~!!オレノ席ガナイィィィー!(ドタンバタン

雪乃「…これも彼のボッチ体質を改善するため…」

結衣「うう…聞いてるこっちが悲しくなるよ…」 

<うぉあっ!おあわあ!はぁぐあっ!!班カラハブラレルトカドウイウコトダヨォォォォ!

結衣「ひっ…扉の下から血が…?!」

<ウガァァァァーーー!オゲェェェェーーーー!(ゴロゴロゴロ

結衣「…もう堪えられないよ…ヒッキー!渡した料理を食べてー!」

<………

雪乃「悲鳴が…止んだ…?!」

ガラッ

トキ「……」

結衣「トキ先生…!ヒッキーはどうなったの?!」

トキ「…ニコッ」

雪乃「…!成功したのね…!」

八幡「…(ゲッソリ」

雪乃「ショックのあまり白髪に…おまけに血の涙も流して…?!」

結衣「ヒッキー大丈夫だった?!」

八幡「…おう、地獄の底から這い上がってきたぜ…」

雪乃「貴方の過去はどれほど辛いものなのよ…今回ばかりは同情するわ…」

結衣「…うわぁ…それにしてもヒッキーの目がとっても綺麗…!」

雪乃「普段のドブのような臭気を漂わせてる目とは大違いだわ…」

結衣「やっぱり目も整うとひっきーはイケメンだね!」

雪乃「比企谷くんにはもったいないくらいね」

八幡(もう言い返す気力もねぇ…)

トキ「これで私の仕事も終わったな…」

雪乃「ええ、今回はありがとうございました」

結衣「ヒッキー!生まれ変わったお祝いにサイゼリアに行こうよ!」

八幡「…そんなことより家に帰りたい…」


トキ(荒治療とはいえ、深い悲しみを背負った彼を癒せた)

トキ(やはり、この拳を医療に用いれるのは良いな…)

トキ(……この秘孔の効果は3日だけとは言えぬが…)

トキ(定期的に突けばよかろう)

その日以降、よなよなボッチの霊が悲鳴をあげる…
そんな総武高校の七不思議が出来ました

おわり

他スレに誤爆して本当にすみませんでした…

おまけ
~教室の外~

<ハアァ!ウワッ!ひああああ!わぁ~!!オレノ席ガナイィィィー!(ドタンバタン

雪乃「…これも彼のボッチ体質を改善するため…」

結衣「うう…聞いてるこっちが悲しくなるよ…」 

<うぉあっ!おあわあ!はぁぐあっ!!班カラハブラレルトカドウイウコトダヨォォォォ!

<ン~?マチガッテカナ^~…?

<アガギギギ!トキブッコロスゾテメェアアアアアア

雪乃「今間違ったって…?!」

結衣「ええ…?」

ダッチワイフから卒業出来ないシンとか
ハート様の暴れる癖を治す話とか
トキがゲーセンでジョインジョイントキィで暴れる話とか…書きたいけど…ねぇ…

<念ノタメモウ1回ツイテオクカ

<モ、モウイイ…コ、コロシテクレ…

<我慢シロー!コノ秘孔で貴様ノ顔面偏差値は三倍ニナル!

<ア・・・アアアアアアアア…ウギィアアアアアア!!!!

雪乃「先生?本当に大丈夫なのですか…?」

平塚「わ、私の時は大丈夫だったのだがな…」

ガラッ

トキ「…」

雪乃「トキ先生!彼は…」

トキ「ごめん、失敗した」

結衣「そ、そんな…・」

平塚「…お前には山ほど説教がある…」

トキ「いや、ちょっと秘孔を間違えただ アベシ!」

ヒッキーは三日三晩うなされましたとさ

終われ

平塚「そうだ、介護体験をしよう」

八幡「唐突ですね」

平塚「………独り身で親の介護をする準備をしておこうと思ってな」

八幡(相変わらず重くて涙が出てくる…・)

平塚「…私もそろそろ悲しみを背負うことが出来そうだよ…ふふふ」

トキ「平塚先生の筋がいいもんだから、そろそろ無想転生も習得出来そうな勢いだ」

雪乃「親…ですか…」

結衣「介護体験と言っても、どうやって練習するんですか?」

トキ「それはだな、これを使う」

八幡「ひっ?!この形は…」

雪乃「トキ先生、とうとう人を一人殺めてしまったのですか…?」

トキ「違う、友人に等身大人形を持ってるヤツがいてな」

トキ「そればかりにご執心になっているのを戒めるために、勝手に借りてきたのだ」

結衣「人形に話しかけるなんて…ヒッキー…」

雪乃「ヒキ谷君、近づかないでくれる?」

八幡「俺じゃねぇよ!」

トキ「彼ではないから安心しろ」

トキ「ともかくこれを使って練習してみよう」

雪乃「!この人形素敵…」

結衣「本当…見てるだけで癒される…」

八幡(この人形のモデルになった人を見たら、目が潰れそうだな)

一時間後

トキ「ふむ、皆飲み込みが早くて驚いた」

トキ「これなら実際の人を使っての練習にステップアップ出来そうだ」

八幡「は?それってどういう…」

トキ「…ふん!」(ブシュウ

八幡「あが!あががががが!」

トキ「708ある秘孔のうちの上血海を突いた」

トキ「これで一時的に足が自由に動かなくなる」

八幡「せ、せめて心の準備をさせてください…」

トキ「なに~?聞こえんな~?」

八幡(こいつトキの皮を被ったアミバだろ?!)

トキ「ともかく、これで車椅子に乗ってもらって構内を一周してもらおう」

八幡(車椅子に対戦車ライフルがついていれば多重人格者の殺し屋ごっこが出来るな…)

結衣「はい!よーし、張り切って行こう!」

雪乃「相手が比企谷君なのが納得いかないけど…
    老人も人がいいとは限らないし…」

八幡「…もうそれ以上言うのやめてくれない?悲しくなっちゃうよ…」

平塚「ふむ、八幡の世話とは腕がなるな!」

八幡「やめて!そんなに力を入れたら身体が壊れちゃう!」

トキ「ふふ、姦しくて良い光景だな…」

そんなこんなで彼らの介護体験は無事終了した

なお、人形の持ち主でだったシンは
ユリア人形がなくなったショックで自宅マンションから飛び降りたが
南斗五車星の将が受け止めていて無事でした

おわり

だれか、車椅子に乗った八幡を監禁する雪乃のSS書いてください
それが俺の願いです

トキ「目つきが良くなる秘孔を突く」 八幡「い、嫌だ…」
トキ「目つきが良くなる秘孔を突く」 八幡「い、嫌だ…」 - SSまとめ速報
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