トキ「世紀末お悩み相談室」(56)

トキ「時は20XX年。多くの悩みを抱えた迷える子羊たちが、医者である私に相談ごとを送ってくる。ま、ネットの掲示板に書き込むということだがね」

トキ「私はそれに一つ一つ丁寧に返事を書いている」

トキ「私のアドバイスが少しでも人の役に立てたら…」

トキ「では、今日も掲示板を覗いてみよう…因みに私のハンドルネームは、ニッポニアニッポン」

トキ「どれどれ…」

『ペンネーム:世紀末覇者。先生、相談があります。私には友だちがいません。友だちと呼べるのは、飼い馬と実弟だけです。どうしたらいいですか?』

トキ「」

トキ「…馬と実弟だけが友だちって…兄さん…」

トキ「しかも何?このバレバレなペンネーム。兄さん頭悪いだろう」

トキ「ま、とりあえずお返事」カキカキ

『世紀末覇者さんへ。それは深刻な悩みですね。よく相談してくれましたね。ところで確認ですが、その実弟とは、頭がいいほうの弟ですか?それとも育てのほうの眉毛な弟のことですか?』

トキ「あ、今、返事の書き込みがあったぞ。なになに…」

『ペンネーム:世紀末覇者。弟とは勿論ヘルメットを被っている弟のことです。昔、詐欺をやらかしまして皆さまにご迷惑をおかけした愚かな弟ですが、序列を重んじる素直な良い子なのです』

トキ「え?ソッチ?」

トキ「…兄さん。知らなかったよ。私や眉毛よりもジャギのほうが友だちだと思われていたなんて。ていうか、あいつ元気かね?」

トキ「なんか面倒だから、適当に返事書いておこう」ポチポチ

『世紀末覇者さんへ。友だちは、良いものです。あなたには、そのヘルメット弟よりも優秀な弟がいると思いますのでそっちを大事にしたらいいでしょう』

トキ「これでOK。さて次のお悩みは…」

『ペンネーム:世紀末救世主。先生、こんにちは。今日は、俺の唯一の友だちについて相談がある。彼が最近童貞をこじらせて、妹カワイイ~♪ペロペロハアハアとか言うのですが、どうしたらいいか?』

トキ「」

トキ「…うわぁ」

トキ「こいつ敬語の遣い方なってないな。そしてレイは絶対童貞じゃないと思うが」

トキ「そして童貞はお前のほうだろう」

トキ「…」

トキ「…え?」

トキ「ケンシロウってまさか非童貞?いつの間に私を出し抜いたのだ?イヤイヤあいつに限ってそんなことはなかろう。だが、ひそかにリア充だからな」

トキ「まあ、とりあえずお返事書くか」ポチポチ

『世紀末救世主さんへ。そういう性癖の人って結構多いものです。放っておきましょう。ところで、あなたも童貞ですよね?』

トキ「…っと。これで良かろう」

トキ「さて、次の相談にいくとしよう」

トキ「えー、ナニナニ?」

『ペンネーム:全身ピンクの幼女。先生、こんにちは。ちょっと恥ずかしいのですが…最近おムネの先が服に擦れてちょっと痛いの。これって病気なのかしら?』

トキ「ハイ、キタァァアアア!!」

トキ「ハァハァ」

『リンちゃん。それはいけないね。まず先生に詳しく話してごらん?そうだね、まず胸の写真を写メで送ってみようか。それから今の胸のサイズも教えてごらん?』ハァハァ

トキ『リンちゃん、写メまだかな?先生が診てあげるよ?』ゲヘゲヘフルボッキ

トキの実家

ピンポーン

リュウケン「なんじゃまったく…」ガチャ

警察「サイバー警察です。お宅の次男さんのパソコンから不適切な事柄がインターネット掲示板に書き込まれた様子でして」

リュウケン「な、なんですと!」

警察「次男さんはどちらに?」

リュウケン「そ、それはなにかの間違いですぞ!次男は一番マトモに育ったはず!そう、きっと三男の仕業に違いありません!」

警察「まあ、一応本人に確認したいと思いまして」

リュウケン「ぐぅ…今、あやつは、霞診療所です…」シクシク

その頃のトキ「写メはまだかな~♪」ゲヘヘ

トキ「お!来た来た」ファイルヒラク

『ガチムチな成人男性の裸』

トキ「ゲェ!なんだ?コレは!ん?このガチムチの肩にかかっている特徴的な赤いソバージュは?!」

『全身ピンクの幼女です♪最近、世紀末も過ぎて暇なんですよね。レイも相手にしてくれないしだか…』プチ

トキ「オェェェ。気持ちの悪いものを見てしまった…」

ピンポーン

トキ「ん?患者か?」

警察「サイバー警察です。あなたのパソコンから不適切な書き込みがインターネット掲示板にあった模様でして…」

トキ「」

トキ(ゴクリ…よし!)

トキ「いったい何のことでしょうか?」澄んだ目&聖人オーラ

トキ「私はここで医者として多くの患者の役に立ちたいと日々医療に従事しています。その私が卑猥な文言や不適切な画像をネットで云々など考えられますか?」聖人オーラ

トキ「私は…人のためにこの命を捧げたい」聖人オーラMAX

ニャーン

トキ「おや、猫がまた入ってきましたね。きっとこの猫がパソコンのキーボードのうえを歩いたに違いません」聖人オーラ無限大

警察「そうですよね!失礼しました」ボー

カチャ

トキ「…ふぅ。危なかった」

トキ「…いや、しかし危ないところだったな」

トキ「ところでこの霞診療所の掲示板にも様々な宣伝バナーが貼り付けられている。卑猥な出会い系から淫靡な出会い系まで。それらは私の触手っていうかモロチンを刺激して止まない」

トキ「だが教育に悪いからそういった猥雑な宣伝は削除するようにしている。」

トキ「…断腸の思いで」

『タンクトップ屋。あなたも自分だけのタンクトップ、見つけませんか?』

トキ「…」

トキ「…タンクトップって、コレどこかで見たような…」

『胸の星がワンポイント!これであなたも聖帝になれる!』

トキ「…ちょっと欲しいかも」

トキ「後でタンクトップじっくり選ぼ♪」

トキ「さてさて、次の相談は…」

『ペンネーム:世紀末救世主。先生、俺だ。今日も俺の友だちのことで相談がある。俺の友だちが厨二病で、俺の命は後三日、とか言うんだ』

トキ「」

トキ「またケンシロウか…」

トキ「しかもレイ死なないし。心霊台突いてないし。なんかもうめんどくさい」

『世紀末救世主さんへ。あーそれは、立派な病気です。放っておきましょう』

トキ「もうこれでええやろ」

トキ「支援感謝する」

トキ「ハイ次つぎ」

『ペンネーム:世紀末覇者。先生、こんにちは。今日は私の末の弟のことについて相談があります。末の弟が最近冷たいのです。昔はお兄ちゃんじゃないとダメな子だったのに。お兄ちゃんは、ケンシロウのオムツも替えたんだぞ!お兄ちゃん泣いちゃうもんね!』

トキ「」

トキ「もう兄さんは無視してタンクトップ選ぼ」

トキ「あ!コレいい!」

『タンクトップの胸元を7つの傷痕がお洒落に飾ります!』

トキ「コレ気に入ったわw」

トキ「そんなことを言っている間に新しいお悩みが…」

『世紀末覇者。先生、追加で相談があります』

トキ「またか…」

『私のすぐ下の弟のことです。あの子は散髪に行ってもじっと座っていられなくて、結果、もう何年も髪を切りに行っていません。あの子の使う拳も、クネクネクネクネして男らしくないのです。どーしたらいいでしょうか?』

トキ「…」

トキ「」

トキ「…次」

『ペンネーム:南斗最後の将。私のボーイフレンドと価値観が違いすぎるのが悩みです。彼は、世の中にはパンが食べられない子供たちもいると良く言いますが、パンがなければケーキを食べればよいではありませんか?』

トキ「…」

トキ「…」

トキ「…私の愛した唯一の女性(ひと)がこんなに外道だとは知らなかった」orz

『ペンネーム:ラーメンつけ麺俺イケメン。よう!先生!この前、友だちのケンってやつと、大学のボランティアで老人ホームに行ったんだけどよ。あいつったら、「死にたいやつ、前に出ろ」とか「お前に今日を生きる資格はない」とか「お前はもう死んry」とか暴言ばっかり吐いて摘まみ出されたんだ。俺、すっげぇ恥ずかしかったんだけど?その夜は合コンも上手くいかなかったしさぁ。』

トキ「」

トキ「…ケンシロウェ…」

トキ「…ケンシロウ。なんであんな子に育ったのか?兄さんと私の教育が悪かったのだろうか?昔は可愛かったのになぁ」

『ペンネーム:世紀末覇者。うわあああん!ケンシロウたん!だっこさせてくれえ!お兄ちゃんと呼んでくれえ!』

トキ「」

トキ「…もう嫌この人」

『ペンネーム:お風呂大好き由美かおる。私、好きな人がいるんですが、その人の彼女と私がよく似ているらしいんです。でも、私じゃダメみたいなんです。とても辛くて日にお風呂に三回しか入れません』

トキ「…うわぁ」

トキ『あーそれはドンマイですね。でもアナタ、もっとイケメンな男性に言い寄られてますよね?アナタの好きな人の親友の。贅沢ですよね。だいたいあの極太眉毛のどこがいいんですか?どうみたってレイのほうがイケメンですよね?』

トキ「さて、あ!タンクトップが届いたようだ」

『このたびは、弊社のタンクトップをお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。つきまして、粗品ではございますが、弊社のシンボルである聖帝十字陵のキャップストーン8分の1モデルを差し上げます。盲目の戦士のフィギアもお付けします☆』

トキ「…なんだ?このフィギア?イラネー」

トキ「でもタンクトップは素敵だ!早速着てみよう!」ゴソゴソ

トキ「俺の名前を言ってみろ!!!」ヒャッハー!

『お風呂大好き由美かおる。オナニーがやめられません。バイブ黒王号が激しすぎて何回もイッてしまいます。ケンをおかずにしてますが、最近はレイもいいかもとか思っちゃいます。あ、トキさんもたまにおかずにしてますね♪とにかくオナニーがやめられないのです』

トキ「…」

トキ「…」カチャカチャボロンシコシコシコシコハァハァドピュ、ウッ!

トキ「もう我慢できぬ!マミヤを犯す!」

レイ「ふっ。手伝おう」

ケンシロウ「…兄さん、俺も」

マミヤ「あっ!ダメェ!いきなり乳首吸われたら…あんっあんっ!いいっ!あ、あん、そんなっ!両方一辺に吸わないでっ!」ジュルジュル

レイ「じゃ、俺はコッチを可愛がってやろう」ガバッ

マミヤ「あ…そんなとこ舐めちゃイヤ!オッパイとマンマン、一緒に吸っちゃダメェ!あん!あん!」トロトログシャグシャ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月01日 (木) 00:11:35   ID: Ex9KT8mI

北斗四兄弟でジャギだけ非童貞だろうな。でも、ラオウ子供居たな。でも、ユリアをレ○プしただけだしノーカンだな。

2 :  SS好きの774さん   2014年06月09日 (月) 08:30:43   ID: YoQH26Ko

ケンの親友がレイだけとかにわかもいいとこ


シンェ...

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