勇者「スライムに倒されるってやばいっすか?」(18)

勇者「なあ?」

魔法使い「もう魔王城目前なんだけどいつになったらレベルあがんの?」

武道家「ぶっちゃけお前いらないよ」

勇者「スライムにはやられるけど魔王は倒せるわ」

僧侶「ねーよ」

勇者「そんなこといっていいの?俺勇者よ?パーティー解散しちゃうよ?」

魔法使い「こいつの親が金持ちで旅に費用だしてもらってなけりゃ解散してもいいのに」

勇者「聞こえてるぞ...」

武道家「なあマジでどうするよ?お前死ぬ度僧侶に魔法つかわせてる余裕ないんだけど 一撃でやられるし」

僧侶「いいこと考えた こいつここで殺せば賞がなくならね?」

勇者「おい...」

勇者「そんなこと言ったらお前 もう金援助してやらねーぞ」

僧侶「そういうこと言うから嫌われるんだよお前」

勇者「あ?」

武道家「口だけのお子様は黙ってろよ」

魔法使い「わかった じゃあベースキャンプで待ってろ 倒したらおしえっから な?」

勇者「ふざけんな 俺も魔王倒したい」

武道家「無能なやつに限ってやる気だけはあるよな」

勇者「あ?それは誰のこといってんだ?」

僧侶「めんどくせえなあ」

勇者「だいたいさあ 俺はハーレムのパーティーがいいって言ったんだよ なにこのゲイパーティー」

武道家「お前が最強のパーティーがいいっていったから要望通りだろ」

勇者「俺はなあ 強くてかわいい子って言ったんだよ なんで男なんか」

魔法使い「今になってそれを言うか?さんざん今まで俺達の後ろに隠れてたくせに?」

勇者「お前らが俺のこと弱い弱いっていって隔離してたんじゃねえか 自重してたんだよ」

僧侶「だってスライムでさえ一撃じゃんお前」

勇者「うるせえな!雑魚だと思ってユダンしてたんだよ!」

武道家「そもそも俺より素早さあって先制攻撃出来ないくせに逃げる時だけ早いってどういうことだよ」

勇者「あーーーーお前らほんともういいわ」

魔法使い「なにがだよ」

俺勇者「そこまで言うならパーティー変えるわ お前らとはここでお疲れさんってことで」

魔法使い「は?」

勇者「だって俺が嫌いなんだろ?そこまで言われてパーティー組む理由がねーし」

僧侶「あっそ 勝手にしろよ」

勇者「あ、それと今までかかった経費お前らに請求するから」

武道家「はぁ!?ふざけんじゃねえよ!今まで俺達は身をていしてお前守ってやったのに!」

勇者「恩着せがましいんだよ」

魔法使い「ま、まあまあ落ち着けって ? なあここまできた仲間を見捨てるなんてそんなことしないだろ?」

勇者「なに?仲直りしたいの? 謝るときは何て言うのかなぁ?」

僧侶「うぜー」

勇者「はい 俺とパーティー組みたいやつは土下座」

魔法使い「なあお前前から思ってたけど性格悪くね?」

武道家「はい悪かった悪かった これでいいだろ?お前だって魔王城の前にきてまた一からなんてやりたくないだろ?」

勇者「いや別にいいんだけど?お前ら次第だわ」

僧侶「ほんとうざいわこいつ」

勇者「今回は俺の親父の会社の宣伝として勇者やってんだ 話題になればそれでいいんだ すぐに魔王倒さなくても俺のグッズも売れるし」

武道家(こいつ顔だけは超絶イケメンだからな..)

僧侶「見た目の割には雑魚だよね」

勇者「イメージだけでいいんだよ 実際俺が強くなる必要はない 宣伝効果さえありゃそれでいい」

魔法使い「こんなやつのファンは可哀想だわ」

勇者「実際寄ってくる女は金目当てだし興味ないわ」

僧侶「自虐風自慢うぜー」

勇者「いや事実だし で?どうすんの?土下座すんの?しないの?」

魔法使い「こいつだけには頭下げたくない」

武道家「金と顔があれば女は寄ってきても俺らはそうはいかねーよ 今まで黙ってきたけど なんでも思い通りにいくと思うなよ」

勇者「あーじゃあお前らもういいわ 俺酒場いくから それでいいんだろ?w」

僧侶「勝手にしろよ知らねえわもう」

勇者「へっ 腰抜けが」

勇者「おい」

魔法使い「なんだよ 行ったんじゃなかったのか?」

勇者「ここダンジョンだぜ?近辺の街まで俺を護衛しろ」

武道家「は?仲間みつけんだろ?勝手に見つけてこいよ」

勇者「だから、街に行くまでの間護衛しろって スライム出たらどうすんだよ」

僧侶「こんなとこにそんな下位モンスターでねーよ」

勇者「死んだらどうすんだよ 金は払うからよ」

魔法使い「いらねえよそんなもん 護衛してほしいなら土下座しろ」

武道家「だな」

勇者「なっ!?お前ら!!」

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