女「男君は私のモノだよ?」(13)

男友「男、帰りにゲーセン行こうぜ」

男「えっ、でも僕お金ないよ……」

男友「そんなの俺が払ってやるよ」

男「でも……」

男友「大丈夫だって!任せろよ」

男「えっと…ありがと?」ニコ

男友「っ…//」ドキ

女「男君、可愛いなぁー」フフ

女友「あんなナヨナヨしたのが好きなの?」

女「可愛いなぁー」

女友「それは分かったから」ハァ

女「私も、お話したいな」

女友「すればいいじゃん」

女「恥ずかしいぃぃ!」

女友「何なの、あんた……」

気体

期待

女友「さっさと告りなよ」

女「無理無理無理!」ブンブン

女友「何で?」

女「私、可愛いくないし…」

女友「女は可愛いから自信持ちなさいよ」

女「男君には負けるよー!」ブンブン

女友「いや…それもどうなのよ…」

夜 女部屋

女「はぁ…今日も話せなかったなぁ」シュン

女「きっと男君は私の名前も覚えてないよね」

女「……………」

女「それにしても男君可愛いかったなぁー//」

女「明日は話せるといいなー」

───
──


女「んぅ…ここどこ…?」

女「真っ暗で何も見えない…」

バッ

女「っ?!眩しっ…!」

?「ハイハーイ!」

?「皆さん始まりましたよー」

?「素敵なステキなショータイムです!」

観客「うおぉぉぉぉぉぉ!」

女「な、何…?」

?「おやおや?まだ状況が理解出来てないようですネ」

女「貴女は誰なの?」

司会「ご紹介が遅れちゃいましたね!私は司会と言います、気軽に司会ちゃんって呼んでね☆」キラ

観客「司会ちゃぁぁぁん!!」

司会「ハーイ、ありがとうございまス!」ニコ

女「これって、夢…?」

司会「夢のような現実ですよン」

女「げ、現実…?!」

司会「時間もないのでさっさと本題いっきまース!」

司会「こちらにいる女さん、恋する乙女ナのです!」

観客「おぉぉぉぉぉぉぉ!」

司会「しかーシ、内気な性格でいつも遠目で見てるだけ…」

女「ど、どうしてそんなこと…」

司会「遠目で見てるだけで恋は叶いますカ?」

観客「叶わなぁぁぁい!!」

司会「その通り!今のままじゃ恋は叶いませんヨ?」

女「それはそうだけど…」

司会「そんな女さん、ちょー豪華な人格をプレゼント!」

女「…………人格??」

司会「イエス!今の人格なんか捨てちゃイましょう!」

司会「今回プレゼントする人格は、こちら!」

司会「YA☆NN☆DE☆RE」ニコ

女「ヤンデレ?」

司会「この世界は愛で満ちてまース」

司会「しかし残念ナがら、そのほとんどが偽物なのです」

司会「真の愛なんてほとんどないんですヨー」

司会「女さんの男さんに対する想いも偽物カモ…」

女「そんなことない!!」バッ

司会「フフン、真の愛を持つ人格は皆さんヤンデレなんですヨ?」

司会「だけど女さんにはヤンデレの要素がまったくありませーン!」

観客「偽物だぁぁぁぁ!」

女「に、偽物なんかじゃ…」

司会「ヤンデレになれば真の愛になれるのでース」

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