八幡「結果として、彼はまた周囲から疎まれるのである」(13)

俺ガイルのSSってまだ需要あるかな?
取り敢えずオリキャラが1人だけ出てくるのを書こうと思うんだけど。

人は何かを守る理由ができると強くなる。
果たしてそうだろうか?
案外、何も守らない人間は誰からも何も奪われることがなくなるのだから、結果的に無敗なハズだ。
真の変態が外面を守るだろうか?
ニートが時間を守るだろうか?

そう、守るものがない人間は全てにおいて最強なのだ。

『良くも悪くも、戸塚彩加は魔性の男の娘である』

ガララッ
結衣「やっはろー!」

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」

八幡「おう、今日も無駄にテンション高いな」

結衣「ヒッキーがテンション低いだけだし。もっと気合い入れないとダメだよ?」

八幡「いいんだよ、俺はこれで。だいたいアレだ。若者だからって快活である必要がどこにある? 本屋で走り回る子供見ても同じこと言えんの?」

結衣「うわー、ヒッキーその例えはないって」

需要云々より書きたいなら書けばいいと思うよ

とりあ期待

雪乃「確かに、書店で騒ぐ子供を見ると嫌気がさすわよね」

結衣「ゆきのんも!?」

八幡「それ見たことか。民主的な意見に則って俺らの意見が正しいことが決まったぞ」

雪乃「比企谷君の意見と同じなのは大変遺憾なのだけれど、賛成」

八幡「お前その前置き絶対必要か?」

雪乃「では倒置法で一一」

八幡「いやいいよもう……」

結衣「い、異議あり! 遊園地だったらテンション低い方が悪いよね!」シュタッ

八幡「えぇー? それズルくね?」

雪乃「私は再考の余地があると思うわ、比企谷君の意見に反して」

八幡「   」

>>4
初めてSS書くから勝手がわからなくてな。
取り敢えず頑張るよ。

結衣「あ、そうだゆきのん。さっき彩ちゃんから奉仕部に依頼しようかどうか相談されたよ」

八幡「戸塚が!? おい今戸塚って言った?」

雪乃「相談するかどうかを部員に訊ねるのもおかしけれど、それで由比ヶ浜さん、依頼の内容は聞いてきたの?」

結衣「んーん。何かもうちょっと考えてから決めるってさ」

雪乃「そう。ならそれほど急ぎの用事でもないのかしらね」ペラッ

八幡「用がなくても来てほしい人がいまーす」ダラー

結衣「ヒッキー相変わらず彩ちゃんのこと好きだね」

雪乃「海老名さんが喜びそうな話ね。自分がフッた男がそういった趣味に目覚めたのだから」

八幡「ちげえし。戸塚はまず男じゃねえだろ」

結衣「彩ちゃん男の子だよ!?」

八幡「いいや違うな。バカテスと同じで、人間の性別は男と女と戸塚に分けられるんだ」

雪乃「つまりアナタから戸塚君への感情はプラトニックだと」

八幡「ああプラトニックだな。もう純粋すぎて小町と同じ扱いができる自信まである」

結衣「そういえば彩ちゃんって中性的ってゆーか男の子らしくないトコあるよね」

八幡「だろ? 戸塚はむしろ親愛の対象なんだよ」

雪乃「なるほど。親族にしか愛着が湧かない比企谷君が言うと妙に説得力があるわね」

結衣「納得しちゃうんだ!?」

ガララッ

戸塚「ごめんくださーい。依頼したいんだけどいいかな?」

八幡「戸塚、今日ちょっとホテル街近くに用事があるから付き合ってくれ」

結衣(プラトニックはどこに!?)ヒソヒソ

雪乃(彼が本音を言うと思ってはダメよ由比ヶ浜さん)ヒソヒソ

戸塚「八幡、それどういう意味!?」

八幡「いや何でもない。気にしないでくれ」

コホン

雪乃「それで、依頼とは何かしら? さっき由比ヶ浜さんに相談し損ねていたみたいだけれど」

戸塚「あ、うん。ちょっと言いづらいんだけど僕この間から変なことをお願いされてて困ってたんだ」

結衣「変なこと?」

八幡「痴漢か? 痴漢なのか?」

雪乃「比企谷君、自分がすることを他人もすると思ってはダメよ」

八幡「……戸塚が相手なら誰だって興奮するだろ」

雪乃「話を戻しましょうか。それで誰にどんなことをお願いされているのかしら」

戸塚「えっとね、同じクラスの川崎さんって子に『弟と同じサイズっぽいから服を作らせて』って」

八幡「かわさ……誰それ?」

結衣「ヒッキー……」

雪乃「夏休み前に会ったでしょう、エンジェル何とかというお店で」

結衣「ゆきのんもうるおぼえだ!?」

雪乃「由比ヶ浜さん、何度も言うけれどそれはうろ覚えよ」

雪乃「まあいいわ、話を戻しましょうか。戸塚君はそれをどうしたいの? 応じるつもりならここには来ないハズでしょう?」

戸塚「う、うん。できれば体良く断りたいんだ。頷きかけたとき川崎さんすっごく嬉しそうだったから」

八幡(嬉しそうな顔が想像できん……)

結衣「そっかー。じゃあじゃあ、代わりの人を探すとかどうかな? 彩ちゃんと同じ体格の人で」

雪乃「それは名案だわ。珍しく冴えてるじゃない由比ヶ浜さん」

八幡「で? 誰か心当たりはあるか?」

雪乃「私は全く」

結衣「まず彩ちゃんみたいな細身の男の子ってあんまいないしね」

八幡「……」

八幡「材木座」

雪乃「怒るわよ?」

八幡「いやそうじゃなくて、前に材木座絡みの依頼で細身のヤツがいたと思うんだが」

雪乃「ああ、彼の。確か遊戯部だったかしら」

結衣「そういやあったねー。確かあたしとゆきのんがヒッキーに服脱がされそうになったアレ」

戸塚「八幡?」ムー

八幡「いや違うんだ戸塚。あのときのは浮気とかじゃなくてだな」

戸塚「八幡っ!」

八幡「ごめんなさい脱がそうとしました。材木座と協力して」

雪乃「あくまで独断だったとは言わないのね。少しでも罪を軽くしようという魂胆が丸見えだわ」

結衣「あのとき超怖かったんだからね!! ヒッキーのばーかっ!」

雪乃「よしなさい、由比ヶ浜さん。この男にとってそれはご褒美よ」

八幡「断じて違う。俺はどっちかっていうと嗜虐的だ」

雪乃「つまり強姦願望があるということかしら、汚らわしい」

八幡(おかしい。日常会話さえ罵詈雑言が混ざるだなんて)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom