俺「くぅ~…今日も疲れたなあ」 (20)

そうぽつりつぶやくと、俺は狭い部屋には少し大きすぎるお気に入りのソファーに腰を下ろした。

孤独な旅も今日でようやく完結だ。長い戦いだった。

思えば、ふと会議で口にした冗談を部長に聞かれてしまったのが全ての始まりだった。

あの日の事はまだ鮮明に覚えている。

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あれは新商品のコラボ戦略についての会議だった。

その日も中々良い案が出ず、会議はまとまらぬまま時間を迎えようとしていた。

連日の会議で疲れ切っていた俺は、おそらく意識も朦朧としていて、頭が回っていなかったのだと思う。

ピリピリとしたムードが漂う中、無意識のうちに大好きなアニメの名前を口にしていた。「魔法少女まどか☆マギカ」と。

我に返ったときにはもう遅かった。静まり返った会議室の中で、俺は皆の視線を一身に集めていたのだ。

皆が固唾を飲んで見守る中、部長が言った。

部長「俺、やってみるか?まどか☆マギカ。」


俺の返事は決まっていた。


俺「はい。やります。やらせてください。」

今思えばなぜあんな事を言ってしまったのだろうか?

俺はあの時点で何のネタも持っていなかったのだ。

その場の勢いだけで了承した、実に無責任な行為である。

だが、俺にはどうしても断ることができなかった。それには理由がある。

実はそもそもこの会社に入れたのは部長のおかげなのだ。

契約切れ間近の窓際契約社員だった俺を正社員にしてくれたのは他でもない部長だ。

部長の厚意には何度も甘えてきた。だからこそこの機会を無駄にするわけにはいかなかった。

部長に恩を返したい、その一心だったと思う。

「まどか☆マギカは根強い人気を誇るアニメ。探せば流行りのネタがあるはず。」

そう考えた俺はオタク友達に連絡を取り、協力を要請した。

友達はは快くまどか☆マギカの情報を提供してくれた。

案の定、まどか☆マギカには定番ネタが存在した。

これを元にプランを作り上げれば間違いなくいいプランになる。

全ての準備が整い、俺は確信していた。

「これでいける」、と・・・

くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

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だが現実はそう甘くなかった。そもそもにわかの俺がまどか☆マギカなど扱える訳がなかったのだ。

提出したプランはことごとく却下され、お情けで通ったプランも赤字に終わってしまった。

気が付くと、社内に俺の居場所はなくなってきた。

あんなに可愛がってくれた部長も、今となっては知らんぷりだ。

そして今日、俺は会社を辞めた。

どこで間違えたのだろう?




何がいけなかったのだろう?




様々な考えが頭を巡っては消える。

俺は久しぶりに深い、深い眠りについた。

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気付くとそこは見知らぬ街、見知らぬ道路。

目の前には…まどか、さやか・・・まどか☆マギカのキャラクター達が立っていた。

まどかは少しはにかんだ後、空に向かって喋り始めた。

まどか「最後に私たちからメッセージがあるの。聞いてね」

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

それぞれ思いの丈を述べたまどかたちは顔を見合わせて、大きな声で、こう言った。

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」

気付けば自然に俺の口は動いていた。

この時俺は気づいていたのかもしれない。もうこれで俺は終わりなのだと。

大好きなまどか☆マギカともこれでお別れなのだと。

俺に気付いたまどかたちが、無機質な顔で俺に迫ってくる。

まどか「なんで俺君が?」

さやか「なんで俺君が?」

マミ「なんで俺君が?」

京子「なんで俺君が?」

ほむら「なんで俺君が?」


次の瞬間、身体が宙にふわっと浮き上がったように感じた。いや、実際浮いていた。

地上から俺の身体がどんどん離れていく。

下ではまどかたちが再び空に向かって叫んでいた。

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「改めまして、ありがとうございました!」

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年11月09日 (金) 21:18:06   ID: cT9cTTCT

あのネタこっから来てたんかww

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