怜「就活かぁ」(327)

ID:d4GP+U/CP

NNTでNTRということですね

鬱になるな

怜「もうそんな季節がやってきたんやなぁ」

竜華「なに他人事みたいに言うてるの。あんたもやるんやで」

怜「うちもか……めんどうやな」

セーラ「働きたくねーなー」

竜華「あんたら、そんなこと言うてたらニートになってまうで」

怜「うちニートでもええわ」

セーラはプロ雀士でイケるだろ
そうでなくても雀ゴロで食える

竜華「またそんなこと言って! セーラ、あんたもなんか言いや」

セーラ「俺はプロ雀士になる!(ドンッ」

竜華「……」

怜「おお、プロ雀士かー。セーラならきっとなれるで」

セーラ「おう、センキュー!」

竜華「あんたらなぁ……」

将来安泰は実家継ぐ
クロチャー、小蒔ちゃんあたりかな

竜華「もう麻雀ブームが下火になってきとるんは知っとるやろ」

セーラ「ん、まぁな」

竜華「今ではあの小鍛冶プロですら仕事がなくなって生活保護うけてるって噂や」

怜「婚期逃したんが痛いな」

竜華「せやから今はもう麻雀一本で生きてくなんて不可能なんやで。それをプロなんて……」

セーラ「わぁったわぁった、冗談やて」

ヤクザ「これは体で払うて貰うしかあらしまへんなぁ…」

竜華が養えばええんちゃう?

怜ちゃんやったら養ってもええで

竜華「とても冗談には聞こえへんかったけどな」

セーラ「悪かったって! ……っと、オレはこれからバイトいくんで。ほな」

竜華「待て待て待て」ガシッ

セーラ「なんや竜華」

竜華「このあと就職ガイダンスあるの忘れたんか」

セーラ「あ、そういえばそんなんもあったな……」

竜華「出んとアカンで」

セーラ「……竜華、代わりに出といて」ポンッ

竜華「イヤや」

セーラ「えー、なんでやー!」

竜華「ああいうのは自分の目で見て聞くことに意味があるんやで」

怜「へー、そういうもんなん?」

竜華「そういうもんや。特にあんたらみたいに危機感のない生徒にとってはな」

セーラ「危機感ならもっとるって。あー、就活こえー(棒」

竜華が養うルートで

福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい

こーこちゃんすこやん養ってやれよ・・・

竜華「さっきプロ雀士になるとか言ってたのはどこのどなたさんやったろなぁ……」

セーラ「あ、あれは冗談て言うたやん」

竜華「なら文句言わないでガイダンス行きぃ」グイッ

セーラ「痛い痛い、袖が伸びるーっ!」

怜「うーん……でもバイトは行かなアカンやろ」

セーラ「そ、そうやそうや」

竜華「……まぁ、たしかに」

竜華が代わりにバイト行ったらソープだったという展開でお願いします

怜「……よし、ならうちが代わりに聞いといたるわ」

セーラ「お、マジで!?」

竜華「怜! そうやって甘やかしたらアカンて!」

怜「まぁまぁ竜華。今回だけってことで大目に見ようや」

セーラ「と、怜~! お代官サマ~!」ギュウ

怜「せ、セーラ、苦し……っ!」

竜華「しょうがあらへんなぁ……」

セーラ「すまんすまん、今度なんか奢るから!」

怜「ほんまか。じゃあ、うちはセブンの濃厚いちごオレ頼むわ」

セーラ「おう、任せとき!」

竜華「……」

セーラ「じゃそういうことでよろしく! ほなな~」タタッ

竜華「まったく……」

怜「ほら、うちらも早くいかんと席なくなるで」

竜華「そやな」

ていうかすこやんナマポってwww

怜「しかしほんま就活なんて言われても実感わかんわ」

竜華「そうは言うてもちゃんとやらなアカンで」

怜「……ぼちぼちな」

竜華「いや、ぼちぼちやなく」

怜「うち病弱やし」

竜華「そのアピールやめ。企業にそっぽ向かれるで」

怜(竜華のツッコミが現実的に……)

就活とかしなくていいとおも

「えー、それでは第一回の就職ガイダンスを始めたいと思います……」

怜「あんま人おらへんな」ヒソヒソ

竜華「もう12月やっていうのにな。うちんとこの学生は意識低すぎやで」ヒソヒソ

怜「しかしなんで3年のこの時期から就活なんやろなー。もっと遅くてもええやん」

竜華「これでも去年よりは遅くなった方なんやで。私たちの2個上の先輩は10月から始めとったんよ」

怜「ひえぇ……世知辛い世の中やね」

竜華「お国の方針でどんどん企業の採用開始時期が繰り下げられとるらしいわ」

怜「その方がええなー。どんどんやったってくれや、安倍ちゃん」

この怜はアカン怜や…

>>17
マジキチ先輩
こんばんは

竜華「うちはじっくり時間かけて就活したいけどな。適当なとこ入って後悔したくないし」

怜「竜華は真面目やなー」

竜華「あんたやセーラが不真面目すぎるんや」コツン

怜「あ、痛」

竜華「それに早い方が4年になってから遊べる時間も長くなるかもしれへんで」

怜「あー、それはええな。4年っていったら最後の大学生活やしな」

竜華「そゆこと。ほな、もうおしゃべりはやめて話ちゃんと聞くで」

怜「は~い」

ガイダンス終わり

怜「はぁ~、疲れた~」

竜華「せやけど、タメになったな」

怜「ええぇ、うちはチンプンカンプンやったけどなぁ。なんや自己分析って……」

竜華「ようは自分をあらためて知るってことやろ。いいとこも悪いとこも全部ひっくるめてな」

怜「……うちなんて悪いとこしかないような気ぃするわ」

竜華「そんなことないで。怜にだってええとこいっぱいあるやん」

よし、おじさんがまとめて養ってやろう!

(留年すれば就活先延ばしできるよ)ボソッ

怜「たとえば?」

竜華「たとえば、たとえば……う~ん……」

怜「……やっぱないんか」

竜華「き、きっと探せばあるはずや! ちょっと待っとって、今考えてるから!」

怜「……」

竜華「せやなぁ、怜はええとこいっぱいあるんやけどなぁ……ありすぎて逆に挙げきれへんわ~……」ウーム

怜「……なんか、さらに自信喪失するからもうええで」

竜華「ほな、またな。明日の授業で」

怜「うん」

竜華「……ちょっと待って怜。あんた今日夕飯は?」

怜「? カップ麺で軽く済ませようと思うてるで」

竜華「あぁ、またそんなんして! それじゃ栄養に偏りが……!」

怜「わ、わかったわかった。今日は自炊するって」

竜華「ほんまか?」

怜「ホンマや(たぶんな)」

しえ

麻雀で稼げなくなったら、確かにすこやんはまず路頭に迷うよな
次に宮永姉妹もヤバイ。特待生の池田も地味にヤバイ

しえしえ

竜華「ちゃんとした食生活送らんと体壊すからな。気ぃつけえよ?」

怜「はいはい」

竜華「返事は一回。ほなな」

スタスタ...

怜「ふぅ……危なかったで」

怜「このままやと『料理作る!』言うてうちにあがり込んでくるのも時間の問題やな」ガチャ

怜「さすがにこの部屋は見せられへんからな……」

プイ~ン

怜「あ、また羽虫わいとる!」

ズルズル

怜「やっぱこのたらこ焼きそばうまいなぁ~」

ピッピッ

怜「な~んも面白い番組やってへん」ゴロン

怜(そういえば……)

竜華『今日はとりあえず就活サイトに登録すること! ちゃんと寝る前にやるんやで!』

怜(そんなことを竜華が言っとった気が……)

怜「……ま、明日でええか」

スヤスヤ...

すこやんはもう蓄えだけで充分遊んで暮らせそうじゃね?

羽虫…

池田は妹達の面倒見てるし普通に生活出来そう

チュンチュン...

怜「朝か……ってもう昼やん!?」

怜「完全に寝過ごしたわ……竜華から10件も着信はいっとる」

怜(こりゃ怒られるわぁ……)

スタスタ...

怜「さ、寒い……」ブルブル

怜(もうちょっと大学と家が近ければええのに……)

竜華は良妻賢母タイプ

キーンコーンカーンコーン

怜「あ、もう3限はじまっとるやん」

タッタッタッ

怜「たしかあの教授、遅刻してきた人にばっか当てるんやったな」

怜「……やっぱ、部室いこ。授業ジャマすんのも悪いしな」

スタスタ...

??「あ、園城寺先輩」

怜「おお、泉やん」

泉「こんな時間にどうしたんです? 部室ですか?」

怜「うん。泉も?」

泉「はい、私は午前中で授業終わりなんで」

怜「ええなぁ」

泉「てか、園城寺先輩の方は大丈夫なんです? 水曜のこの時間、経済法の授業あるとか言ってませんでしたっけ……?」

怜「いやな、それが遅刻してもうて……教授に怒られんのイヤやから今日は出んことにしたんや」

泉「……清水谷先輩が聞いたらドヤされますよ」

怜「だから竜華には秘密にしてや。体調悪かったことにするから」

怜「この時間って誰がいるん?」

泉「うち普段は直帰なんでよく知らないですけど、前は上重先輩とか見ましたよ」

怜「漫ちゃんか。あの子なに学部やったっけ」

泉「たしか社会学部やったと思います」

怜「泉と一緒か」

泉「ええ、だからよく授業でもご一緒させてもろうてますよ」

怜「へえ、初耳やわ」

セーラ=バスガデルデー
竜華=目立ちたがりやの貧乳お嬢様
怜=幽体離脱

であってたっけ?

>>51
透華=目立ちたがりやの貧乳お嬢様
竜華=怜のひざまくら、黒髪ロングヘア

>>51
竜華じゃなくて透華だろそれ

ガチャ

泉「どうもー」

??「ああっ、負けたーー!!」

??「またうちの勝ちですね」

??「あ、こんにちはなのよー」

怜「なんや、こんないるんか」

洋榎「お、カモがきたで! 一緒にスマブラやろうや!」

怜「いやや。ボコされる」

洋榎「じゃあ泉!」

泉「いいですけど、集中狙いせんといてくださいよ」

>>51
竜華は結構巨乳
霞、小蒔、和、宥、咲、照には劣るけど

>>55
後ろから二人ダウト

>>55
あれ・・・なんで咲と照が入ってるんだ

しえん

咲と照は大きすぎて逆に小さく見えるだけだから

どこのハードゲイだよ

泉「ああっ! またメテオですかー!」

洋榎「シャミアムーン! ……って、ああっ! こんの漫!」

漫「よそ見しとるからですよ」

ワイワイ

由子「怜、授業あったんやないの?」

怜「うん、あったけどサボったわ」

由子「もう、ダメなのよーそんなんじゃ」

怜「竜華には内緒な」

竜華以外まとめてバッドエンドとしか思えない

あ、こいつらダメだわ

由子「ところで怜はもう就活始めとる?」

怜「うーんと、昨日のガイダンスには出たで」

由子「わー偉いのよー!」

怜「そ、そう?(まぁ竜華に無理やり連れてこられたようなもんやけど)」

由子「私、出られなかったのよー。洋榎につかまってカラオケ行かされて」

洋榎「なんやうちのせいか! 由子もノリノリで歌ってたやん」

由子「の、ノリノリなんかじゃないのよー!」

てす

14卒には厳しいスレ

大阪組はほのぼのしてて好き

ガヤガヤ

洋榎「今日も行くかー! 怜もどうや?」

怜「カラオケ? どうしようかなぁ」

洋榎「ほら、泉も行くっていうてるし」

泉「ええっ!? 言うてませんよ!」

漫「無理に付き合う必要ないですよ、園城寺先輩」

洋榎「ああっ、余計なこと言うなや漫! このこの!」グリグリ

漫「い、痛いです!」

支援

怜「由子は?」

由子「う、うちも今日なら空いてるのよー」

泉「……やっぱりノリノリやったんですか?」

由子「ち、違うって言ってるのよー!」

怜(なんや、意外とみんな悠長なんやなぁ)

怜(昨日のガイダンスも閑散としとったし、案外竜華が気ぃ張りすぎなだけなんかもな)

怜「よし、うちも行くで」

洋榎「お、そうこなくっちゃ! そんじゃチャキチャキいくで~!」

あかん

高校生はまだいい…
3年制専門生は2年の終わりから就活が始まる…
大学生は知らぬ

あ 大学の話か…

カラオケ終了

怜「ふぅ……今日は久々に声からしたわ」

泉「うぐっ……先輩、重いんですけど……っ」ググッ

由子「よし、次は居酒屋へGOらのよ~!」ヘロヘロ

泉「あの……もうすでに酔ってますよね?」

漫「ここらへんだと居酒屋少ないですね」

洋榎「んじゃあっこにある和民でええか」

由子「ガンガン行くのよ~!」

ジャリ

??「……怜!」

洋榎「げっ」

怜(アカン)

泉「し、清水谷先輩……」

竜華「……」ゴゴゴ

怜「あ、あのな竜華……これにはワケが……」

竜華「……ええからついてき」

怜「うちも最初は……」

竜華「ええからついてき!!」

怜「はいっ!」

一同(こええ……)ブルッ

竜華「……なにしてたん」

怜「遊んでました、すんません」

竜華「……なんで授業来なかったん」

怜「寝坊して……その……」

竜華「……」

怜「……」

竜華「復習するで」

怜「へ?」

竜華「これからうちで今日の授業の復習するで。終わるまで帰さへん」

怜「そ、そんなぁ……」

りゅーか健気でええこやなーどこのSSでも

...グゥ

怜「……あの、竜華……お腹すいたんやけど」

竜華「さっきさんざん飲み食いしたんやろ。我慢しい」

怜「お、鬼や……」

竜華「なんか言うた?」

怜「なんでもありません……」カリカリ

竜華「そういえばあんた、ちゃんと就職サイトに登録したん?」

怜「え、っと……う、うん。もちろんやったで」

竜華「ふぅん……どんなとこ興味あるん? ちょっとは調べたんやろ?」

怜「え、えっと……」

怜(やばい……今さら登録すらしてないなんて言えへん)チラッ

怜「あっ! ぶ、文房具メーカー……とかかな。この消しゴムとか」

竜華「……」

怜「……」タラー

竜華「へえ、ええやん。メーカーか……人気高いと思うけど、がんばってな」

怜「う、うん」

怜(な、なんとかごまかしきったで……)

このりゅーかお母さんみたいだな

竜華は何系行くんだ

怜「お、終わった……」グッタリ

竜華「お疲れさん。ご飯出来てるで」

怜「えっ? ご飯って……」

竜華「? なんや、食べてかへんの?」

怜「い、いや食べるで! 食べさせていただきます!」

怜(竜華ぁ……やっぱ竜華は天使やで!)ガツガツ

竜華「そ、そんなにがっつくとこぼすで」

怜「ングング……んまいっ!」

竜華「……ふふっ」

竜華結婚しよう

怜「ふぅ……ごちそうさん」ポンポン

竜華「お粗末さま。食器はうちが洗っとくから」

怜「なにからなにまで……ほんますんません」

竜華「今さらなに言うてんの」

ザーッ

竜華「そういえば、怜はスーツ持ってるん?」

怜「へ?」

竜華「就活に必要やろ。スーツ」

怜(あ、そっか……完全に失念してたわ)

竜華「よかったら明日の帰り、一緒に買いに行かへん?」

怜「竜華も持ってないんや」

竜華「うん」

怜「じゃあうちも行くわ……1万円くらいあれば足りる?」

竜華「どうやろなぁ……うちも実際に見てないからわからへんけど……」

竜華「一通りそろえるなら、上下スーツ、ワイシャツ、靴下、カバン、コートとぎょうさんあるから……」

怜(そ、そんなに必要なんや……)

竜華「最低でも3、4万は必要なんやない?」

怜「さ、さんまん……?」

怜はスーツ着ると地味なOLっぽくなるな

キャップは絶対にスーツ似合わない
部長は似合いそう

怜「うち、そんなお金持ってへんよ……」

竜華「あ、そっか。怜はバイトしてないもんなぁ……おばさまに頼んでいくらかもらえへん?」

怜「うちのオカンはそんなに甘くないで……」

竜華「うーん……」

怜(まさかそんな大金が必要になるなんて……)

竜華「じゃあうちが貸したるわ」

怜「え……ええの?」

竜華「うん、仕方ないやろ? スーツないと就活できへんし」

怜「あ、ありがとぉ……竜華ぁ……」

竜華「その代り」

怜「?」

竜華「怜もバイトしぃ」

怜「ば、バイト?」

竜華「言うたやろ? あくまで貸すだけやって」

怜「そ、それはそうやけど……いくらか生活費を削れば何とか返せるで」

竜華「でもこれから就活が本格化すると、交通費がめっちゃかかるんやで。それも含めて、生活費からまかなえる?」

怜「あっ……」

あかん、なんてできた子なんだ

耳が痛いなぁ…………

竜華「それに、バイト経験が一つもないと就活でのエピソードとか困るやん。やっておいて損はないで」

怜「で、でもうち病弱やし……」

竜華「ほらそれ。そういう逃げはもう社会に出たら通用せえへんよ?」

怜「り、竜華……」

竜華「言っとくけどな、うちは別にイジワルしたくてこんなこと言うてへんの」

竜華「怜にちゃんと自立した大人になってほしいと思ってるから言うとるんや」

竜華「今まではうちやセーラがいたから何とかなったけど、これからはそうやない……怜が自分自身で未来を紡いでいかなあかん」

竜華「そのための最低限のフォローはするけど、最終的に頑張らなきゃいけないのは怜……あんたなんやで」

怜「……」

この怜は甘やかしたら駄目になっちゃう

竜華「なぁにそんな暗い顔してんの! たかがバイトやで?」

怜「で、でも……」

竜華「さっき最低限のフォローはするって言うたやん。うちもバイト探し手伝うで」

竜華「なんならうちの働いてるとこ……ファミレスやけど、店長に頼んで紹介してやれるかも」

怜「接客とか……自身ない」

竜華「なら倉庫でのピッキングとかいろいろあるで。なんにしても始めるってことが重要や」

怜「……わかった。探してみる」

竜華「ふふっ、よく言った」ニコッ

おかあさんすぎる

怜宅

カチカチ...

怜「バイトかぁ……めんどうやなぁ」

怜「でも、竜華と約束した手前、なにかしらやらへんと……」

怜「あ、これどうやろ……スーパーの品出し」

怜「ちょうど近所やな……ここに明日電話してみよう」

怜「……そういえば、就職サイト……登録してみるか」

カチカチ...

何という体力勝負のバイト

続き気になるはよ

まだ就活してないのにこのレス数
期待

翌日・スーツ専門店『AKAGI』

怜「これ、似合ってるかな……?」

竜華「うんうん、ピッタシやん! なんかかわいい」

怜「そこはせめてカッコイイって言ってほしかったわ……」

竜華「でもええ感じやで」

怜「そっか……おおきにな」

竜華「すみませーん! これください」

アカギ「かしこまりました。ではレジの方へどうぞ」ククク

アカギさん・・・

アカギ「ありがとうございました~」

竜華「うわぁ……財布が一気に軽くなったわ」

怜「ごめん、竜華。すぐ返すから……」

竜華「あ……そんなつもりやなかったのに。別にいつでもええからね?」

怜「うん……あ、そうだ」

竜華「どうしたん?」

怜「これからうち、バイトの面接あるんや」

竜華「え、もう!?」

怜「うん、今日の昼に連絡したらきてくれって」

竜華「そういやなんか電話で話しとったな」

風呂入ってきます

溺れるなよ

アカギが真っ当に働いてる…!
と思ったらそういや工場勤めしてたこともあったっけな

おうあくしろよ

怜「せやから竜華、また来週な」

竜華「うん、わかった。がんばってきいよ!」

怜「ありがと……ほなな」

スタスタ...

怜(なんか緊張してきたなぁ……うち、なんでこんなこと……)

怜(いやいや、自分で決めたんやろ。ちゃんと働いて竜華に返すって……)

怜(普通にしてれば大丈夫や。落ちることはない……)

ウィーン

怜「あ、あの……すみません……っ」

店員「はい?」

怜「き、いや……ほ、ほんじちゅ……」

店員「??」

怜(うぅ……落ち着くんや自分……)

怜「ほ、本日アルバイトの面接に参りました、園城寺怜と申します」

店員「あぁ、ちょっと待っててね」

怜「は、はい」

怜(ホッ……)

面接は嫌だよなぁ

店員「それじゃあとはお願いします、店長」

怜「……」ゴクリ

藤田「……私が店長の藤田だ。よろしく」

怜「よ、よろしくお願いします……」

怜(なんかどっかで見たことあるような……ていうか怖っ)

藤田「名前は?」

怜「お、園城寺怜と申します」

藤田「ふーん……大学生?」

怜「は、はい」

カツ丼さん…

藤田「一人暮らし?」

怜「はい」

藤田「どうしてうちを選んだの?」

怜「い、家から近かったので……」

藤田「……アルバイト経験は?」

怜「な、ないです、はい……」

藤田「……」

怜「……」ゴクリ

かわいい

藤田「……よし、合格。明日これる? 印鑑持って」

怜「は、はい……!」

怜(やった……やったで竜華!)

藤田「色々書類書いてもらうから。あといつ働けるか教えてくれ。時間帯も」

怜「わ、わかりました」

------------------------------------

怜「ふぅ……」

??「お疲れさん」

怜「っ!? せ、セーラ……?」

セーラ「おう」

怜「ど、どうしたんや。こんなとこに」

セーラ「いや、さっき竜華から怜がバイトの面接行くって聞いてな」

怜「あ、そっか……セーラのバイト先……」

セーラ「あぁ、すぐそこの居酒屋。せやからちょっと様子見に来たんや」

怜「そっか、わざわざありがとな」

セーラ「ええって。その様子やと受かったんやろ?」

怜「まぁな」

セーラ「よかったやん、がんばれよ」

怜「うん……」

セーラ「よっし、怜のバイト合格を祝してうちの店でパーッとやるか!」

怜「ええっ……」

セーラ「ええやんええやん、竜華とか洋榎も呼んでさ!」

怜「んなおおげさな」

セーラ「あ、もしもし洋榎か? あのさぁ……」

怜「って聞いてへんし……」

怜(まぁええか……今日くらい竜華も許してくれるやろ)

ときぃ…

あかん

寝た?

ほおおお

これは保守やな

はよ

>>106
そういやアカギって何で工場で働いてたんだっけ?

竜華と結婚したい……

>>127
南郷さんに見つけてほしくて

モモとか普通に就職不可能だよね

モモはかじゅのところに永久就職するので問題なし

あとで書くほ

>>130
ネットで盗撮画像売ってそう

竜華が松実旅館に嫁ぐ日も近いな

透華は雀力関係なくセレブだから困る

居酒屋にて

セーラ「じゃあ怜のバイト合格を祝って、かんぱーい!」

洋榎「いえーい!」

怜「なんかバイト受かった程度で祝賀会される自分が情けなくなってきたわ……」

竜華「ええやないの。素直に喜んどき」

泉「そうですよ。これから就活も始まるし、大変でしょうけど頑張ってください」

洋榎「おい泉、そのワードを口に出すなや! 酒がまずくなる!」

セーラ「そうやそうや!」

竜華「こいつらは……」

怜「あははっ」

翌日

怜「こ、こんにちはー」

藤田「お、きたな」

藤田「じゃあそこ座って、こっちとそっちに必要事項を書いてくれ」

怜「はい」

カリカリ...

藤田「……あんた、今日から働ける?」

怜「へ? あ、あぁ……大丈夫ですけど」

藤田「悪いね、人手不足だからさ」

藤田「じゃあこのあと2時間くらい働いてもらおうか。タイムカードはまだできてないから、あとでこの用紙を提出してくれればいい」

藤田「新入りの園城寺だ。よろしくしてやってくれ」

怜「園城寺です。よろしくお願いします」

はやり「あら、かわいい子~☆ まぁはやりの方がかわいいけど(ボソッ よろしくね~」

晴絵「私は赤土晴絵だ。よろしく」

藤田「赤土、とりあえずこいつに基本的なことを教えてやってくれ」

晴絵「わかりました」

怜「よろしくお願いします」

晴絵「うん、じゃあ軽く品出ししてもらおうかな」

怜(この赤土さんって人はええ人そうやな……)

晴絵「これとこれを台車に積んでっと……」

怜「あ、うちもやります」

晴絵「お、悪いね」

晴絵「……それじゃ、私についてきて。ちなみにバックから出るときは『いらっしゃいませ~』な? 元気よく」

怜「い、いらっしゃいませ~」

怜(は、恥ずかしいな……)

晴絵「そうそう。最初はこっぱずかしいけど、そのうち慣れるから」

プロの墓場か

晴絵「これはそっち。これは……あっちか」

晴絵「品出しのとき注意してほしいのは賞味期限。できるだけ奥に新しいのを突っ込むようにしてな」

晴絵「あと、期限切れてるやつは除けといて」

怜「あの……うち、背が低くて上の棚に届かないんですが、どうすれば……」

晴絵「あぁ、それだったらこの空ケースひっくり返して使って」

怜「あぁ、なるほど」

晴絵「わからないことがあったら何でも聞いて。それじゃ頑張って」ポンッ

怜「はい」

2時間後

晴絵「園城寺さん、もうあがっていいよ」

怜「あ、はい」

晴絵「ありがとね、おかげで助かったよ」

怜「いえ、うちの方こそ何から何まで教えてもらって……」

晴絵「初めは誰だってそんなもんさ」

怜「はい」

晴絵「それじゃお疲れ。帰るときは警備の人に荷物チェックしてもらってな」

怜「わかりました、お先に失礼します」ペコリ

怜「ふぅ……」

怜(久々に体動かしたな……明日は筋肉痛かも)

怜(でもまぁ、意外と力仕事って感じでもないんやな……)

怜(これなら何とか続けられるかも……接客もないし)

怜(竜華、うちがんばるで……!)

プロが死にすぎなんですがそれは…

三尋木プロはアナウンサーと結婚して幸せに暮らしてるのかねぃ?しらんけど

>>136
行き場のなくなった雀師たちをメイドとして囲ってそう……

はやりんは麻雀死んでもアイドルとして頑張っていけるだろ!

瑞原はやり(31)

しえん

みんなOLか

現実のプロ雀士はそれだけで食える人は皆無らしいからな。

しえん

しえ

まだか

そして一週間がたち……

怜「はぁ……ただいま~」

怜「って誰もいないか……疲れたわ」ゴロン

怜「でもだいぶ覚えてきたな。商品の場所とか」

怜「週4はけっこうきついけど、これも竜華のことを思えばなんてことあらへん」

ピピピッ

怜「ん、メールか」

『怜、バイトお疲れさん。就活はどう、進んでる? 自己PR書いた?
うちは来週から説明会に参加し始めるよ。怜も早め早めの行動が大事やで。
ただ体調には気をつけえよ。それじゃあまた月曜に学校で 竜華』

案外バイト上手くやってるのな

怜「就活か……そういえば、登録したっきり特になんもやってないなぁ」

怜「就活するためにスーツ買って、バイト始めたのになぁ」

怜「なんか本末転倒な気がするわ」

怜「やらなあかんのはわかっとるんやけど、なんか気が進まへん……」

怜「今は眠さが限界や。起きてからいろいろ考えよう……」

スヤスヤ...

さらに一週間後……

怜「ふぁあ……」

竜華「なんや寝不足?」

怜「うん、今日の課題やっとったら全然寝る時間なくて」

竜華「だからあれだけ早めにやっとけって言うたやん」

怜「反省してます……」

セーラ「ところでもうすぐクリスマスやなぁ」

竜華「なんよ急に」

セーラ「いやぁ、お二人さんはどっかでかけるんかなぁと思いまして」

トキィ...

竜華「な、なにバカなこと言うてんの! うちと怜はそんなんやあらへんから!」

セーラ「そうなんかぁ?」

竜華「そ、そうや! なぁ、怜?」

怜「へ? ……あ、ごめん。聞いてへんかった」

竜華「……やっぱりあんた少し寝た方がええんやないの? 顔色も悪いで」

怜「そうか? ……じゃあ竜華が膝枕してくれる?」

竜華「な、なにバカなこと言うてんの。大学でそんなことできるわけないやろ」

怜「そっか……残念やなぁ」

セーラ「アッツアツですなぁ」ニシシ

竜華「あんたは黙れ」ゴスッ

セーラ「そういや竜華はもう就活始めとるんやっけ?」

竜華「まぁな。まだ説明会に参加してる段階やけど」

セーラ「あいっ変わらずマジメやなぁ」

竜華「あんたも今からやらへんと後悔するで」

セーラ「俺はまだええって。先輩も春休み入ってからで十分間に合うって言うてたし」

竜華「そんな一人の先輩の言うことなんて当てにしたらあかんやろ。就活は人それぞれなんやから、そうやってセーラもうまくいくとは限らへんで」

セーラ「大丈夫やろ~。なんとかなるって」

竜華「まったく……怜を見習いや」

怜「?」

セーラ「なんや、怜ももう始めたん?」

竜華「始めたって言うてたで。なぁ、怜?」

怜「え、えっと……」

怜(もしかして一昨日のメール……適当に生返事したんを勘違いされたんかな)

怜(でも、ここでやってないって言うたら竜華に怒られるかもしれへんし……)

怜「う、うん。いくつか説明会も回ったで」

セーラ「ええ~、お前はこっち側の人間やと思うてたのに~!」

竜華「怜はやるときはやるんや。な?」

怜「ま、まぁな」

嫌なフラグが見えるような見えないような

セーラ「どんなとこ回ったん?」

怜「ぶ、文房具メーカーとか」

竜華「消しゴム作ってる会社とか言うてたな」

セーラ「消しゴムっちゅうとあれか。『MOMO』とか?」

怜「そ、そうそれ。その会社受けるつもりや」

竜華「うん、がんばり。ほら、あんたも怜を見習ってちゃんと就活しい」

セーラ「ええ~」

竜華「ええ~やない!」

怜(セーラ、ごめんな……)

さらに一週間後……大学は冬休みに入った。

うちは休みの間はほとんどバイトを入れてて、就活のことなどほとんど頭にはなかった。
クリスマスやお正月には部活のメンバーでパーティをやったりしたけど、竜華はチラッと顔を見せただけですぐに帰ってしまった。
就活のこともそうやけど、たぶん休み明けに控えている定期試験の勉強をやるためやと思う。
うちはそんな竜華に後ろめたい気持ちを感じながらも、なんとかそこから目をそらしてきた。

そして短い休みも終わりを迎え、試験期間に入った。

セーラ「やべえ……全然できへんかった」

怜「うちもや……」

竜華「ちゃんと勉強せえへんから。自業自得や」

セーラ「うあああっ! 進級できへんかったらどうしよう!」

竜華「そんときは漫や絹恵と一緒にもう一年間お勉強やな」

セーラ「いやや、そんなんイヤやわ!!」

竜華「怜もやで。内定もらっても留年したり卒業できへんかったら意味ないからね」

怜「そ、そうやね」

春休みあとは遅いだろ・÷・

怜(あぁ、試験結果が気になってバイトにも集中できへんわ……)

晴絵「どうした? なんかそわそわしてるけど」

怜「あ、すんません」

晴絵「いや、いいけどさ。なんかあったの?」

怜「いえ、大学の試験が気になって……」

晴絵「あぁ、なるほど。もしかして出来悪かった?」

怜「正直あんまり……」

晴絵「う~ん……まぁ、今さらくよくよしたって仕方ないしなぁ」

晴絵「体動かしてればそのうち気分も晴れるって。元気出せ、な?」

怜「そう……ですね」

怜「ふぅ……くたくたや」

怜「なんか面白い番組やってへんかな……」ピッ

恒子『では次のニュースです。昨年12月から本格化した企業の採用活動ですが……』

怜「うっ……」ピッ

怜(なんか就活の話題きくだけでうんざりやわ……とにかく今はやっと試験が終わったんやし、少しリラックスしたい)

怜「これから春休みか……竜華と遊びたいけど、とても誘える雰囲気やないなぁ……」

怜「部室に行けばセーラたちがいるやろし、まぁええか」

バイトから正社員ルートかこれは

春休み3日目

ガチャ

泉「あ、園城寺先輩」

絹恵「こんにちは」

怜「お、二人だけか。セーラたちはいないん?」

泉「なんか洋榎先輩とスキー行くとか言うてましたけど」

怜「元気やなぁ、あの二人……絹ちゃんはいかへんでよかったん?」

絹恵「うち、サッカー以外のスポーツがからっきしで……なんで今回はパスしました」

怜「なるほど」

ポチポチ...バコーンバコーン

泉「そういや先輩、就活どんな感じです?」

怜「っ!」

泉「? どないしたんです?」

絹恵「泉ちゃん、無神経すぎるで!」ボソッ

怜「え、ええってええって。ぼちぼちやってるで」

絹恵「あ、そうなんですか(ホッ がんばってくださいね」

怜「うん……」

春休み10日目

ガチャ

怜「ん、今日も二人だけか……ていうか泉、あんた毎日いるなぁ」

泉「そ、そんなことないですよ!」

漫「いえ、毎日いますね」

泉「上重先輩まで!」

怜「そういえば最近、由子も見なくなったなぁ」

漫「真瀬先輩は就活やって言ってました」

怜(そうか……さすがにみんなそろそろ始める時期やもんな)

竜華の姐さんは家業があるから就活とか遊びだし

春休み25日目

チュンチュン

怜「寒い……布団から出たくない……」

怜「今日はバイトもあらへんし、このまま二度寝しよ……」

ピピッ

怜「メールか……」

『怜、もし予定が空いてたらお昼食べに行きませんか? 返事待ってます 竜華』

怜「竜華からか……久々に会いたいし、オッケーって返事しとこ……」

別れフラグか

怜「あ、竜華」

竜華「怜、久しぶりやね」

怜「そうやな。一か月ぶりくらい?」

竜華「お互いに就活で忙しかったもんなぁ」

...ズキン

怜「……」

竜華「怜の方は最近どんな感じ?」

怜「え……ま、まぁぼちぼちってとこかな」

竜華「ちゃんと栄養のあるもん食べてる? またカップ麺ばっかやったりしないやろな」

怜(な、なんでバレとるんや……)

カランコロン

マスター「いらっしゃい」

竜華「二名で」

マスター「空いている席へどうぞ」

怜「偉い小さいとこやな」ヒソヒソ

竜華「けっこう穴場なんよここ。パスタが絶品やで」

竜華「それでどう? 就活進んでる?」

怜「う、う~ん……竜華は?」

竜華「うち? うちはまぁあんまりいいとは言えんけど、選考は進んでるで」

怜(あんなに早く始めた竜華でも苦労してるんや……)

しえん

竜華「それで、あんたは?」

怜「う、うん……まぁ竜華とおんなじ感じかな」

竜華「どんなとこ受けてるん? やっぱりメーカー狙い?」

怜「せ、せやね。前言った文房具のとことか……」

竜華「あぁ、まだ選考始まってなかったんやな。ディスカッションとかあった?」

怜「でぃ、でぃすかしょん……?」

竜華「グループディスカッション。ほら、なんかお題で討議するやつ」

怜「あ、あぁ! あれな、やったやった……」

怜(や、やばい……会話について行けへん……)

竜華「あれは一緒になったメンバーとの相性もあるからなぁ」

怜「そ、そうやね……」

竜華「キャリア支援課で面談の練習はしてる?」

怜「し、してるしてる。あれええよね」

竜華「そうかなぁ……担当者によっていうこと違って、うちはあんまり参考にならへんかったわ」

竜華「それよりうちは実際に場数を踏む方が大事やと思うで」

怜「そ、そうやね……」

竜華「あとな、昨日受けた面接で……」カクカクシカジカ

怜宅

怜「……あかん、うちもそろそろはじめんとホンマあかん」

怜「よし、まずは就活サイトで検索してみよう」

怜「文房具メーカー……っと」

怜「あ、ここええ感じやな。名前聞いたことあるわ」

怜「……ふんふむ。売上300億って良い方なんやろか……よくわからへんわ」

怜「とにかくエントリーっと……」カチッ

怜「あとは説明会……って、もうおわっとる」

怜「こっちも……こっちも……」

怜(あかん……)

完全に乗り遅れてるな

支援よ

怜(やっぱり始めるんが遅すぎたんか……)

怜「そうや、スーパーとかどうやろ……小売って分類なんか」

怜「あ、ここは説明会まだやっとる。……あ、ここも」

怜「なんや、まだ探せばいくらでもあるやないか」

怜「よし、とりあえず来週の予定は全部埋めたで!」

怜「……」

怜「や、やっぱり二日くらい開けとくか。バイトもあるし、体力持たへんと困るからな」

説明会1社目

怜「電車で1時間……けっこうな距離やな」

怜「でも実家からやと割と近いかも……」

スタスタ...

怜(ここか……)

学生「……」ゾロゾロ

怜(あれ、みんな就活せいか……みんな真っ黒スーツで変な感じや)

怜(うちはこれから、あの連中と戦っていかなあかんのやな……)ゴクリ

怜(よ、よし……いくで)

しえん

人事「ええ、我社の強みはですね、なんといっても……」ウダウダ

怜(せ、説明長いなぁ……あとこんなんが1時間もあるんか)

カリカリ...

怜(周りの子たちはメモとってたりするけど、うちもやった方が人事の人の心象もよくなるんやろか……)

怜(みんなわざわざノート用意してきとる……うちもあとで買うか)

人事「では、ここまでで何か質問はありますか?」

学生「……っ!」バッ

怜(……っ! び、ビビった……)

人事「はい、じゃあそこのあなた」

安岡「はい、福本大学の安岡と申します! 本日は貴重なお時間ありがとうございました!」

安岡「御社の今後のビジョンについてお聞かせください!」

どういう質問してほしいのかとかも見抜かなきゃいかんからな…

すまん、メシ行きます

高校生だから分からんけど今後のビジョンとか聞いて生意気とか思われないのかな?

就活のテンプレだよ

>>207
質問ありますか?→ないです
この流れが許されなくなってくるからとにかくなんでも聞く

する前にちょっと考えなきゃいかんけどな

説明会中に我が社は今後~~していきますって言ってるのに
今後のビジョンとか聞いたら説明会何してたの?ってなるから

なんて胃が痛くなるスレなんだ

調べりゃ分かることとかも当然ダメやね

社会人なのに就活のとき思い出して鬱になるな

就活諦めてるはずなのに心が折れるのはどこかに罪悪感があるからだろうなぁ

俺も就活時は質問テンプレみたいなのが頭に入ってたけど完全に忘れてしまった

で、出た~志望動機に社風とか言奴wwwwww

人事「ええ、我社はですね……」ウダウダ

安岡「はい……はい……っ」カリカリ

怜「……」

怜(すごいな……これが就活か)

怜(説明会なんて重要やないと思っとったけど、もうすでに戦いははじまっとるんや……)

人事「……それでは、これにて説明会を終わりたいと思います。どうもありがとうございました」

怜(あ……終わってもうた)

怜宅

怜(うちは舐めとった……就活ってやつを)

怜(待っていてもチャンスは来ない……自分から動いてかなあかんのや)

怜「よし、一念発起や! とりあえず今日の会社の履歴書書くで」

カリカリ...

怜(えっと……次の項目は)

怜「し、資格……?」

怜「そういえばうち、資格なんて一つも持ってへん……TOEICも散々やったし」

怜「……あ、そういえば中学のとき漢検2級とったことあったな」

怜「ちょっと恥ずかしいけど、あれ書いておくか……」カリカリ

あかん……

怜「遂に来たか……自己PR」ゴクリ

怜「うちにはどんなPRポイントがあるんやろか……ノートに書きだしてみよか」

怜「……」

怜「……」

怜「……」

怜「……ない、うちにはなんにも自慢できることがない……空っぽの人間や」

怜「今までの大学3年間で、うちは何をしてきたんや……?」

怜「ただ竜華たちと遊んで、部室でだべって、麻雀してただけやないか……っ!」

怜「こんな真正のカス人間……いったいどの会社がもらってくれるっちゅうんやろか……?」

うわああああ

お嫁に行くしかない

就活しないならすっぱりしないのもアリだったり

すっぱりしないのもいいがいろいろと捨てる覚悟がいるな

高校時代病院通いしながら部活でエースになってインハイ決勝までいったってのは
強力なアピールポイントなんだけど直近の大学生活が酷いなw

数時間後

怜「……な、なんとかできた」

私は大学で所属していた部活で、仲間との絆を大切にしてきました。
高校では麻雀部としてインターハイに出場し、ベスト8入りを果たしました。
結果を出せなかったことに対する悔しさはもちろんあります。
けれど、私はこの大会を通じて仲間と助け合うこと、そして努力することの大切さを学びました。
私は仕事を通じてこうした経験を活かしていきたいと考えています。

怜「こんなもんやろか……多少盛った感はあるけど、嘘はついてないしな」

訂正

大学→高校

怜「よし、あとはそれらしい志望動機を書いて……っと」カリカリ

怜「……できた!」

怜「あ、コピーとっとかんとな」

・・・

怜「封筒に入れて、添え状も書いて……ポストに投函や!」シュッ

怜「これでバッチリやな。あとは明日の説明会の準備して寝よう」

怜(あれ……なんか今まで寝るときに感じてた焦燥感みたいなもんがまるでない……)

怜(そうか……あれはたぶん、うちが就活っちゅう現実から目をそらして逃げてきたからなんやろな)

怜(実際やりだせばどうってことないやないか……! このまま内定もさくっといただくで!)

添削無しとはやりおる

今日やるべきことをやった後は落ち着くよね

やっぱ>>231の訂正はなかったことに・・・

>>230の自己PR 大幅訂正

私は大学で所属していた部活で、仲間との絆を大切にしてきました。
高校では麻雀部としてインターハイに出場し、ベスト8入りを果たしました。
結果を出せなかったことに対する悔しさはもちろんあります。
けれど、私はこの大会を通じて仲間と助け合うこと、そして努力することの大切さを学びました。
大学では大会にこそ出場しませんでしたが、文化祭や体育祭といった行事の中で、仲間とのチームワークを深めてきました。
私は仕事を通じてこうした経験を活かしていきたいと考えています。

翌日・某社説明会

人事「えーそれでは、これからみなさんにはグループワークをしてもらいたいと思います」

人事「お題は、『○○の商品の売り上げが悪いです。どうしたらこの商品の売り上げを伸ばすことができるか』です」

人事「○○に関してはそれぞれ班によって異なるので、お手元にあるボードを参照してください」

人事「それではこれより約20分間。始めてください」

怜(うちのメンバーは全員女の子か……)

怜「よろしくお願いします。大阪女子大の園城寺です」

エイスリン「ヨロシク!」

胡桃「よろしくね」

白望「……ダル」

固まってる…

宮守か

怜(なんか不安になるメンツやな……)

胡桃「エイちゃん、お題は?」

エイスリン「……」サササッ...バッ

胡桃「ふーん、自転車かぁ」

怜「あんたたち知り合いなん?」

胡桃「まぁね。こっちのダルそうなのも」

白望「……」

怜(な、なんかマイペースな三人組やな……)

胡桃「それで、自転車ってどんな自転車なの?」

怜が一番マシに見える

シロがよく就活なんかしてんな

怜「えっと……フレームがライトグリーンで、LEDライト付き。価格は12800円って書いてるなぁ」

エイスリン「アト、パンクシニクイ!」

胡桃「へえ、じゃあそこを売り出してけばいいね」

怜「LEDライトってなんやろ……」

胡桃「さぁ? そこはどうでもいいんじゃない?」

白望「……たしか、光が強い」

怜「あ、そうなんや」

胡桃「夜だとより安全ってわけね」

エイスリン「ミドリ、ミヤスイ!」

>>241
塞さんが大学生になってより恐妻化したから逆らえないんだよ

エイスリン日本で就職してくれるのか

発表

怜「というわけで、こうした機能性を店内でアナウンスしたりすることで、
お客さんに認知してもらって、購買意欲に繋げていくのがベストやと思います。以上です」

パチパチ

人事「なるほど、よくわかりました。それじゃあ次のグループお願いします」

胡桃「お疲れ」

エイスリン「ヨカッタ!」

怜「うん、さんきゅうな」

ニュージーランドに帰らないのか

説明会後

怜「ほな、お疲れさん」

エイスリン「アディオス!」

胡桃「また次の選考で会いましょ」

白望「じゃ……」

スタスタ...

怜「まぁまぁの出来やったかな。まさか発表者を任されるとは思わんかったけど、意外と緊張せんかったし」

怜「しっかし午前中に選考込みの説明会受けると、午後がもたへんなぁ……」

怜「……やっぱり午後の奴はええか。キャンセルしとこっと」ポチッ

怜は美少女だから可愛い娘枠での採用はありそうやな
ただ代行みたいな上司に食われそうこわい

架空キャラの自己PRとかよくかけるなww

なんでスペイン語

数日後

怜「……」ペラッ

『慎重に検討させていただきましたが、残念ながらご期待に添えない結果となり……』

怜「……落ちたんか……うち」

怜「……ま、まぁ1社目やったしな! けっこうでかい会社で倍率も高かったし!」

怜「……」

怜「……はぁ」

怜「バイト、休むか……」

一般企業の就活って大変なんだな

そこでへこんじゃいかん

それからしばらくは説明会に参加し、書類審査で祈られるといったことが続いた。

しかし……

怜「……やった、やったで! やっと受かった!」

怜(たかが書類審査やけど嬉しい……次は面接か)

怜(キャリア支援課にでも行って練習してこようかな……)

怜「そうや、竜華に連絡しよ!」ピッピッ

prrrrr...

竜華「もしもし、怜?」

怜「竜華、遂に受かったで!」

竜華「え、ほんま!? おめでとう!」

怜「まぁ1次審査やけど」

竜華「って1次審査かーい!」

怜「うん、でも嬉しい……」ブルブル

竜華「……」

竜華(そうか、怜……もしかしてこの子今まで……)

竜華「……ふふ、よかったな怜。自信持ちぃ」

怜「竜華、ありがとな……うち絶対に受かるで!」

面接当日

怜「よし、気張ってくで……」

スタスタ...

人事「あ、こんにちは」

怜「こ、こんにちは。大阪女子大からきました園城寺と申しますっ」

人事「園城寺さんね……」カリカリ

人事「うん、じゃあそこの控室で待っていてくれるかな?」

怜「はい、わかりました」

支援

これは緊張するな

竜華ええこやね

ガチャ

怜「失礼しまーす……」

久「あら、こんにちは」

蒲原「ワハハー、いらっしゃーい」

怜「どうも」

久「あなた説明会のとき見たわね」

怜「あ、ほんまです?」

久「ええ、私は後ろの方だったからあなたからは見えなかったかもね」

蒲原「ちなみに私もいたぞー」

久「内定はもう出た?」

怜(こ、この人グイグイくるなぁ……別にええけど)

怜「ま、まだです。そっちはど……」

コンコン

久「は~い」

人事「どうもお待たせしました。こちらへどうぞ」

蒲原「ワハハー、死地へ赴くとするかー」

久「まだ気が早いわよ、まったく」

怜「……」ゴクリ

人事「本日は集団面接です。竹井さん、蒲原さん、園城寺さんの順番でお願いします」

人事「戦闘の竹井さんは、3回ノックしてから入るようお願いします」

久「わかりました」

コンコンコン

久「失礼します」

怜(適度に張りのあるええ声やなぁ……)

蒲原「失礼するぞー」

怜(……)

怜「し、失礼します」

部長はバーサーカータイプか

蒲原は最悪実家継げばよさそうだな

ワハハタメ口かよ

支援

蒲原の家ってそこそこ金持ちのはずだろ?

全世界的に人気だった麻雀が4年で没落したんだからそこそこの金持ちが4年で没落しても不思議ではない

久「東大大学の竹井久です。本日はよろしくお願いします」

怜(うわ、めっちゃエリート大学やん……)

蒲原「蒲鉾大学の蒲原智美です。よろしくー」

怜(……)

怜「大阪女子大の園城寺怜です。よろしくお願いします」

面接官「はい、よろしく。おかけになってください」

三人「はい」ストン

面接官「では、初めに我社を志望した理由を竹井さんからお願いいたします」

久「はい、私は自分で決断したことに対し責任感を持って最後までやり抜くことをモットーにしています。
高校では学生議会長、大学では学生会の執行部長を任され、学内の部活動・サークルの統括、また学内行事においては……(ry」

怜(な、なんやこの人……すごすぎる……)

社会経験してから家業を継げってパターンもあるから多少はね?

>>269
訂正

面接官「では、初めに我社を志望した理由を竹井さんからお願いいたします」

→面接官「では、初めに自己PRを竹井さんからお願いいたします」

志望理由じゃねえじゃん

面接官「はい、竹井さんどうもありがとうございました……では次に、蒲原さんお願いします」

蒲原「私は高校では部長をやってたぞー。まぁ実質ゆみちんが部長みたいなもんだったけどなー
あ、ゆみちんっていうのはなー、私の高校の時からの友達で(ry」

怜(こっちはこっちでなんなんや……)

怜(アカン……調子が狂う……)

・・・

面接官「では園城寺さん、お願いします」

怜「は、はい。うち……やなくて、私は高校の時の部活で……(ry」

支援

これ就職できてもブラック企業だったり人間関係のもつれで鬱になるとかじゃないよな?

最悪専業主婦で

しえん

就活失敗したら竜華のとこに永久就職したらええよ

入院歴が何度もある病弱な奴ってそれだけで就活不利になりそう

怜(はぁ……終わった)

蒲原「ワハハ……疲れたぞー」

久「お疲れ様、二人とも」

怜「あんた、すごいなぁ……学歴といい、受け答えの仕方といい……」

久「そうかしら? 自分ではあまり意識したことないけど」

怜(自覚なしか……)

怜「さっき聞けなかった質問なんやけど、あんたは内定もろてるん?」

久「うーん、一応5社くらいからね。でもどこもパッとしないのよねぇ」

怜「」

久「それじゃ、お互いに頑張りましょ」

蒲原「ワハハ、無自覚な嫌味ほどきついものはないなー」

怜「そ、そやね……ちなみにあんたは?」

蒲原「わたしか? もらってると思うかー?」

怜「ううん……思わへん」

蒲原「アタリだぞー。ワハハ」

怜「……」

怜(なんか……自分に自信失くしてきたわ……)

怜(あんな化けもんみたいな学生がわんさかいる中で、うちは戦っていけるんやろか……)

その日から、うちはやる気と自信を見失い、遂には説明会にすら参加しなくなった。
※ちなみに、初面接の企業は当然のように落ちた。
バイト先と家を往復する毎日……何のためにお金を稼いでいるのかも忘れていった。
学校がもうすぐ始まる……同級生たちと顔を合わせるのが怖い……。
そんな思いからうちは外に出るのもイヤになり、引きこもりになった。

>>279
公務員すら無理だな

死にたい

さてどう持ち直す

俺の嫁になればいいよ

4/12

チュンチュン

怜「……」

怜(今、何日やったっけ……もう学校始まったんかな)

怜(期末試験の結果すら確認してへん……どうなったんやろ)

怜「まぁ、進級なんてできても内定もらえないんじゃ意味ないけどな……はは」

ブブブッ

怜「メールか……そういえばずっと確認してないな」

『清水谷竜華 元気にしてますか?』
『清水谷竜華 ちゃんとご飯食べてますか?』
『清水谷竜華 ちょっと気分転換に出かけへん?』

怜「竜華……」

心配かけまくってるな

竜華は実は全部気づいてたような気がする

怜「……っ、竜華ぁ……」ポロポロ

怜(竜華に会いたい……あったかい太ももで膝枕してほしい……)

怜(こんなに自分を想うてくれてる友達がいるのに……うちはメールせんと……)

怜(竜華はきっと、こんな最低なうちのことも暖かく迎え入れてくれるやろな……)

怜(けど、もし竜華が内定もらってたとして、うちは素直にそれを喜べるんやろか……嫉妬したり奴当たったりしないやろか……)

怜(うちは、それが怖い……っ)

ピーンポーン

??「怜? おる?」

怜(り、竜華……!?)

リアルすぎて涙が出たわ

竜華「怜、いるんやろ? うちやで、竜華やで」

怜「……」

竜華「どうせロクなもん食べてないやろと思うて、ご飯持ってきたで。一緒に食べよ」

怜「……」

竜華「怜、返事して」

怜「……」

怜(ごめん……竜華……)

竜華「……」

怜…

シーン...

怜「もう……行ったかな」

ブブブッ

怜「っ! な、なんや電話か……」

怜(もしかして竜華か……?)

怜「……店長?」

怜(そういえば、最近はバイトもずっと行ってなかった……休みの連絡は一応入れてたけど)

怜(出ようか……どないしよ……)

怜「あっ……」

怜(通話ボタン押してもうた……!)

『ばっかやろーーーーーーーーっ!!!』

怜「っ!?」ビクッ

『いつまで心配かけるつもりだ! 早く戻ってこい!』ガンッ

怜(し、心臓止まるかと思うたわ……)ドキドキ

『……園城寺さん、聞いてる? 私、赤土だけど……』

怜「あ、赤土……さん……」

周りがいい人すぎて泣ける

晴絵『最近ずっと休んでるよね……』

怜「……」

晴絵『ただの体調不良じゃないってのは、もうわかってるつもり』

晴絵『何があったか私は知らないけどさ……』

晴絵『辛いとき、苦しいときってのは誰にだってあると思う』

晴絵『でもそこから目を逸らすってことだけが、果たして本当に正しい選択なのかな……?』

晴絵『向き合うのは誰だって怖い。でも一人でじゃなく、誰か友達や家族が一緒だったら……ほら、なんかできそうな気がしてこない?』

晴絵『さっきは店長も怒ってる様子だったけど、本当は心配してるんだよ。瑞原さんもね』

晴絵『だから何かあるんなら私たちを頼ってもいい。3か月程度の付き合いだけど、私も周りのパートの人たちも、園城寺さんのこと大事な仲間だと思ってる』

晴絵「それに、あなたにも大切な友達がいるでしょ?」

怜「……っ、うぅ……」ポロポロ

これは阿知賀のレジェンドですわ

この怜ならきっと大丈夫

すこやんも救ってあげて……

晴絵『がんばれなんて無責任なことは言わない。だけどもっと楽になれ』

晴絵『私たちはあなたの帰りをいつでも待ってるからさ』

怜「……はい」

晴絵『じゃあね。切るよ』

ピッ

怜「……ありがとう、赤土さん……店長……」

怜「よし、竜華に謝らんと……今ならまだ間に合う!」

ダダダッ...ガチャ

セーラ「お、きたな」

怜「せ、セーラ!? それに……」

竜華「怜……」

現在の洋榎ちゃんが気になる

怜「あの……えっと」

怜(あかん……久々でうまく声が出せへん)

竜華「怜……怜ぃっ!」ダキッ

怜「りゅ……か……」

竜華「ほんとに心配したんよ……! 怜のバカ!」

セーラ「こいつ、何度も怜んちの前にきては帰っていくっちゅうんを繰り返しててな」

怜「そ、そうか……うちのせいで……」

竜華「あんたのせいやない……うちが臆病やったから」

ドラローさんはでてこないのかな

ドラローさんは旅館継いでド安定だし
っていうか阿知賀の面子ほとんど実家継ぐよな

あれ、おかしいな……
なんか目から汗が出てきたよ……

セーラ「俺も……心配しとったで、まったく」

怜「ごめん……でもうち、頑張るから。もう心配せんでええよ」

竜華「そっか……よかった……っ」

セーラ「怜、俺から一つアドバイスしとくとな」

怜「?」

セーラ「就活なんてただの運! 結局は人事と肌が合うか合わないかの相性占いみたいなもんや」

セーラ「だから一個落ちてもパパッと次へ切り替えてったらええねん」

怜「……うん」

セーラ「自信失くすこともあるかもしれへんけどな、うちらは怜がええ奴やってこと知ってる」

セーラ「だから怜は俺たちを信じればええ。怜のこと信じてる俺たちをな」

この救いすらないのが現実なんだな

やっぱりセーラは男前やな

周りの環境に恵まれまくってるな

現実では諦めついてるから耐性あるけどssとかでキャラが苦しんでいるのを見せられるとキツいものがある

竜華「偉そうに言うけどあんたもまだやってる最中やろ」

セーラ「う、うるせえな! ほっとけ」

怜「セーラ……ありがと。それに竜華も」

竜華「怜、辛くなったら私たちをいつでも頼ってや。友達なんやから」

セーラ「そうやそうや」

竜華「いくらでも面接の練習したる。ご飯も作ったるで」

怜「嬉しい……ありがと、竜華」ギュ

竜華「怜……」

怜(そうや……うちには竜華たちがおる……)

怜(就活って一人でやるもんやと思ってた……けど、うちは間違ってた)

怜(それを赤土さんやみんなが教えてくれた……)

怜(ほんま、うちは幸せもんや……ありがとう)

うち、がんばるで。

もし途中で挫けそうになっても、仲間が支えてくれる……。

『私は大学で所属していた部活で、仲間との絆を大切にしてきました。』

今なら本心からそう思える……。

だから……


怜「14卒のみんなも、まだまだ諦めず一緒に頑張ろうな」

カン

竜華みたいな彼女がいたら頑張れるのに


小蒔、透華あたりは家が家だから進路は安定だろうな


綺麗にまとめやがったな

乙でー


だが俺はもう頑張らない



他のキャラの戦績も気になるな


この世界だと安定なんかなさそう

乙せざるをえない

よかった

まだあったのか
これから読む乙

諦めるにはまだ早すぎるが
やり始めるにも早すぎるな



よし

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