モバP「アイドル達の、元カレ」(200)

P「を妄想すると、くっそ興奮しますね!」

千川ちひろ「えー……?」

ちひろ「それって一般的に考えると異常じゃないでしょうか……」

ちひろ「男なら、昔の男より満足させられているか、女なら、昔の女より……って考えるもんですけど」

P「かーっ、ぺっ!」

ちひろ「!?」

P「ほんっと下世話な人間ですよねちひろさんって……やれやれ」

ちひろ「…………」イラッ

ちひろ「それじゃあ、どういう意味なんですか?」

P「異性との交際の上に人格形成があるって事ですよ」

P「恋を経験し、別れ、また別の男と……そういう事を経てアイドルに至る……その過程を考えるとくっそ興奮しますよね」

ちひろ(キモッ……)

<柊志乃の場合>

P「今でこそ飲んだくれですけど、昔は尽くす女だったんだと思うんですよ」

ちひろ「はいはい、そーですねー」

P「初めて付き合った男が酒好きで……でも、実は自分は下戸も下戸」

P「それでがんばって飲めるように……最初はチューハイにちょっぴと舌つけたりする所から始めてたりすると、すげー興奮しますよね」

柊志乃『……もう頭がクラクラするわ』

P「とか、ねー!?」

ちひろ「それじゃあ、志乃さんは今慣れでお酒をガブ飲みしていると?」

P「そうですね!」

ちひろ「慣れで酒を大量摂取するのは危険なんですけど……日本人はそもそも酒の分解力が低いですし」

P「そうなんですか!? じゃあお酒飲むの辞めさせないと!」

柊志乃「…………」

P「あ、志乃さん!」

志乃「あらPさん……今日も元気ね」

P「酒、やめましょう!」

志乃「?」

P「だから、酒飲むのやめましょう」

志乃「ふふふ……知ってる? 私の血液はワインで出来てるの。真っ赤な真っ赤な赤ワインよ」

P「…………もういいんです」

志乃「何がかしら?」

P「昔の男が忘れられないんですよ……ね?」

ちひろ(現実と妄想がごっちゃになってるみたいだけど……)

P「夜一人でワインを傾けても……その寂しさは埋まりませんよ」

ちひろ「し、志乃さん、ちょっとこの人頭がおかしくなったみたいで……いや、頭がおかしいのはいつもの事なんですけど」

志乃「…………ふふふ、面白い事、言うのね」

志乃「でもね」

ちひろ(!?)

志乃「飲んでいる時は……、あの頃を思い出せるの」

志乃「今とは違う意味で楽しかったあのころをね……」

P「志乃さん……」

P「…………」ギュッ

志乃「あらPさん、いきなり抱きついてきて……もうそんな年でもないでしょうに」

P「……俺があなたの寂しさを埋めます」

志乃「……?」

P「もう、酒に逃げる事はやめてください!」

志乃「Pさん……」

志乃「……ふふふ、でも、それは無理よ。言ったでしょう? 私にはワインが流れてるの」

P「そんな……」

志乃「でも……そうね。それじゃ、今日の晩酌、付き合ってくれるかしら……?」

志乃「それなら、この寂しさも……まぎれるかもしれないから……」

P「……はい!」

そうして二人は夜の街へ消えていった……




ちひろ「……? なんなのこれ……?」

<城ヶ崎莉嘉の場合>

ちひろ「え……でも、莉嘉ちゃんってまだ12歳ですよ?」

P「だーかーらー! ほんとちひろさんがお下品な人ですわねー!」

ちひろ「まだ何も言ってないんですけど……」

P「まーあの年頃にとっては、お付き合いってのは一種のステイタス化しているんですよね」

P「その場かぎりのカップルってのもあるそうです」

ちひろ「それは元カレとは言わないんじゃ……」

P「キスして周りに囃されて、キャーキャーって感じですかねー」

ちひろ「まあ異性を意識しはじめる子もいるかもしれませんね……」

P「今時の子は早いなーうんうん!」

城ヶ崎莉嘉「Pくんおはよーっ!」

P「はいおはようさん」

莉嘉「なんの話してたの?」

P「リカちゃんっていうJCアイドルの赤裸々☆事情を元カレ君にバラされたらどうしようともう俺はハラハラドキドキ!って話かな!」

ちひろ(自分が一番そういうの考えてるじゃん……)

莉嘉「え、あ、リカの?」

P「うん」

莉嘉「でも、お付き合いしたの一日だけだよ? 皆いたし」

P「ふむふむ。んでんで?」

莉嘉「うん、王様ゲームして、王様の○○くんの彼女になったのー☆」

P「ふーん、キスとかした?」

莉嘉「したした! もう、みんなすっごい盛り上がちゃって、アタシすっごい恥ずかし……」

莉嘉「あ……」

P「莉嘉? どうかしたかー?」

莉嘉「うん……なんでもない」

P(ちひろんちひろん、どうして莉嘉は元気なくなったの?)

ちひろ(分からないんですか?)

P(はい!)

莉嘉「……あ、あのね!」

P「んー?」

莉嘉「の、ノーカン!」

P「何が?」

莉嘉「ノーカンだよねっ? カウントされないよね、Pくん!?」

P「何がカウントされないんだ? 言いたいことはちゃんと言葉にしなさいってママに言われたろ?」

莉嘉「うう~! Pくんのばかっ!」

莉嘉「ちょっとかがんで!」

P「こうか?」

莉嘉「も、もうちょっと!」

P「ん」

莉嘉「…………!」

チュ……

P「んんん?」

莉嘉「……えへへ、キス、しちゃった」

P「んんん?」

莉嘉「こ、これがファーストだからね☆ やったー! お姉ちゃんより先にキスしちゃったー!」

P「え、美嘉って付き合ったことないの?」

莉嘉「むぅ、れでぃーの前で、他の女の子話しちゃだめなんだよね」

P「ごめんごめん。ふーん、まあ仕事もまじめだしなぁ……」

莉嘉「それよりPくんっ! 今からデートしよっ☆」

P「お前、スケジュール覚えてないのか?」

莉嘉「ううっ……」



城ヶ崎美嘉「へくちっ、へくち、へくちっ……二回以上は、人に噂されているからなんだよね」

<新田美波の場合>

P「くっそエロい」

ちひろ「は?」

P「いやいや、一般論ですけどね」

P「美波はあの年に合わない色気がありますよね」

ちひろ「確かに同意できますけど……。美波ちゃんはそういう方向でも売ってますし」

P「俺が思うに、美波のエロさは最初からあったわけじゃないと思うんですよ」

ちひろ「エロ?」

P「あ、色気ですね。色気。んで、思うに、高校あたりかなー、誰かが花咲かせたんじゃないかと」

P「まー、それで勉強面で出来が違い、大学進学を機に自然消滅……。あ、勿論出来がいいのが美波の方ですね」

ちひろ「なんだかやけにリアルですよね?」

P「そうでーすか?」

P「もうひとつあるんですけど聞きます?」

ちひろ「まあ、一応聞かせてもらいます」

P「お父様が」

ちひろ「お父様?」

P「あ、いえいえとくに意味ありませんって。そのですね、美波の親御さんって、結構厳しそうじゃないですか」

ちひろ「まぁ……そこまではいかずとも、心配性なのかもしれませんね。でも普通の事じゃないですか? 娘の事ですし」

P「それがですねー、お父様が目を光らせていて、気まずくなったとか」

P「うちの娘をキズものにしたのはどいつだ!って感じに」

ちひろ「どこの漫画ですか」

P「まあこういうのは本人に聞いた方が早し。おーい美波、ちょっとこっちきてくれー」

新田美波「えっと……どうかしましたか?」

P「おっすおっす」

美波「あ、そういえば……先日の撮影、お疲れ様でした。ふふっ……また、先生ってよんじゃったり」
P「所でさ! 美波っていつセックスした!?」
美波「え……」

ちひろ「うわ……」

美波「え、あの……せっく……?」

P「えすいーえっくす~」

美波「セックス……ですか?」

P「うん、セックス」

美波「…………」

ちひろ(セクハラですよこれ)

美波「その……学生時代は……勉強に……専念していましたので……」カァァ

P「え、じゃあセックスしたことないの!?」

美波「は、はい……」

P「男の視線とかきになる?」

美波「あ、それは、その……やっぱり、胸とかに……」
P「ふ~ん」ジー

P「ふーん」ジー……

美波「あ……」

P「…………」ジー……

美波「あの……」

P「…………」

美波「あう…………」

P「え、何だって? 聞いてなかったわ」

ちひろ「プロデューサーさん、それ以上やったら早苗さん呼びますからね」

P「あー? どうせ酒に酔ってバナナ切ったりタバコ吸ったりした飲んだくれでしょー? もう簡単に想像できますよね。若気の至り」

ちひろ(下品……)

美波「あの、バナナって……?」

P「あ、美波は知らなくていいことだから」

美波「…………?」

P「そうかそうか、美波はセックスした事ないのか!」

美波「…………」

P「でもな、それは誇っていい事なんだぞ」

美波「え……」

P「男を知らずに、その色気。つまり、それは美波の持ちえた先天的な才能なんだ」

P「良いぞ、最高だ」

美波「それは、その……Pさんにとっても、ですか?」

P「うん」ジー…………

美波「は、恥ずかしいから見ないで……」

ちひろ(さっさと捕まればいいのに)

片桐早苗「ういー! ちょっとPくーん!? お姉さんも制服コスプレしたーい! ウサミン☆」

<片桐早苗の場合>

P「うわ、酒くっさ!」

早苗「ちょっとー! あたしみたいなレディにひどい事言ってくれるわねー!」

美波「早苗さん、こんにちわ」

早苗「あら美波ちゃん今日も可愛いわねぇ食べちゃいたいわ」

美波「え……?」

早苗「もう嘘よ嘘ー! 女の子は食べないわよー!」

P「絡み酒ですね、そういえば早苗さん」

早苗「んー?」

P「早苗さんって水芸したり」

早苗「ふんっ!」

P「ぐえっ」

早苗「一気に酔いが醒めちゃったわー。で、ん? なんだってー?」

P「タップタップ……」

P「ゲホゲホ……あー死ぬかと思った」

ちひろ(ちっ)

美波「大丈夫ですか……?」

P「うん、大丈夫大丈夫……あ、ちょっとかがんでくれる?」

美波「え……こうですか?」

P「おお、よく見える見える。ガード甘いな美波ー。」

美波「ひゃ……み、見すぎですっ」

早苗「ふふーん? 二人でラブコメやるのはいいんだけどさ? P君はあたしに言うことあるよね?」

P「……リンゴも破砕出来るって、ほんとうですか?」

早苗「ふん!」

P「ぐえっ!」

早苗「あたしを何だと思ってるのかなー?」

P「ば、場末のバーで、仕事の愚痴を聞いてくれた見ず知らずの男にホイホイ……」

早苗「ふん!」

P「ぐえ、マジギブギブ」

早苗「たく……今度ふざけた事いったら許さないからね?」

P「も、申し訳ない……」

<和久井留美の場合>


P「なんというか、駄目男にひっかかってそうですよね」

ちひろ「ひもですか?」

P「甲斐性なしを世話するのが好きそうって感じがします」

P「昼間からパチンコに行っちゃいそうな……」

P「たまに仕事見つけてきて男がやる気をみせるんですよ」

P「それで、嫌味を言いながらも心から祝福していてですね」

P「それで男はまた仕事をやめちゃうわけです」

P「留美さんも怒るんですけど、心のどこかでは諦めがついちゃっているという悪循環」

P「素晴らしいですね!」

和久井留美「Pくん……」

P「あ、留美さん……」

留美「ちょっと、ここ……ボタンほつれてるわよ」

P「え、あ、本当ですね……」

留美「それにくしゃくしゃ……ちゃんとアイロンかけてるの?」

P「ははは、一人暮らしですからねー、どうも身に付かなくて」

留美「ちゃんと健康に気をつけてるのかしら? 子供の時分とは勝手が違うのよ? 栄養にいいものをとらないと」

P「腹に入ればなんでもいいですよ」

留美「……またご飯つくりに行ってあげるから」

ちひろ「え」

P「いいですよそんな……留美さんにも迷惑ですし」

留美「貴方が倒れたら私の仕事にも影響が出るし……私自身、心配、するもの」

ちひろ「え」

<後日>

留美「ちょっと」

P「はぁ」

留美「前にも掃除してあげたばかりなのに、どうしてこんなに汚れてるの? 足の踏み場もないじゃない」

P「ははは……」

留美「まったく……」

留美「それに、人をあげるんだから片付けぐらいするものじゃない?」

P「いやいや、その通り……」

留美「まあ、いきたがった私も私だけど……」

P「え、肉じゃがって結構簡単にできるんですね」

留美「漫画の見すぎじゃない?」


留美「ちょっとPさんこれは……」

P「まあ男ですから……」



留美「だいぶ片付いたわね」

留美「また来るから……Pくん、ゴミはちゃんとゴミ箱に入れないと駄目よ」

P「え、また来るんですか?」

留美「……駄目、かしら」

P「いやいや、そういうんじゃなくてですね。手伝ってもらうのもアレですし」

留美「前も言ったでしょ。やりたいから、好きだからやってるのよ」

P「人の家の掃除を、ですか?」

留美「そうよ」

P「じゃあ、また、お願いしますね」

留美「ええ」

P「しっかしなー、留美さん昔、駄目男にひっかかったでしょ? 駄目ですよ、こんな事ばっかしてちゃ」

留美「…………」

P「留美さん?」

留美「…………初めて、よ」

留美「恋をするのも……、男の人にこんなに近づくのも」

留美「……それじゃ」



P「……………………え、重」

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柊志乃(31)

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城ヶ崎莉嘉(12)

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新田美波(19)

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片桐早苗(28)

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和久井留美(26)

<姫川友紀の場合>

P「ま、普通に考えれば」

P「女性が突然野球に目覚めるわけなんてないんですよねー」

ちひろ「つまり?」

P「まー男が野球好きだったとか」

ちひろ「そうでしょうか?」

P「おおお? ちひろさん、のってきましたね」

ちひろ「スタンドで応援していて、好きな球団の好きな選手がホームラン……しかも9回ウラサヨナラ……それで、隣の人とハグしちゃったり」

ちひろ「そのまま帰りも一緒でそこから……ってこともあるんじゃないでしょうか」

P「ほうほう。ちひろさんもなかなか言いますね」

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姫川友紀(20)

P「で、実際どうなの?」

姫川友紀「ん、どうしたの?」

P「いやー、ユッキはなんで野球好きになったのかなーって」

ちひろ(今回は変化球からいきますね)

P(QJフォークです)

友紀「えー、なんでって言われても……自分が長年好きなものって説明しづらいよね」

P「んじゃあ野球ファンで友達とかいないの? 男友達で」

友紀「アイドル始めてからは疎遠になっちゃったかな? でも、昔はよくどっかの部屋に集まって酒盛りしながら野球観戦したよ!」

P「え……」

P(ユッキって泥酔すると、記憶なくしますよね)ヒソヒソ

ちひろ(それで負けた記憶をなくすとか)ヒソヒソ

P「その友達たちたちから連絡きたりした?」

友紀「また野球観戦したいだって。頻繁にメールくるかな……」

P「……素晴らしい!」

友紀「へ、何が?」

P「きっとその友達はもう野球ファンじゃなくて……ユッキのファンなのさ☆」

友紀「ちょ、ちょっとそういうのって恥ずかしいよね……えへへ」

ちひろ(いいんですか?)

P(巴ん所のオヤジさんに連絡しとくか……)

<ウサミンの場合>

ちひろ「この人はやめときませんか?」

P「なんで?」

ちひろ「業界的に……その……」

P「あー…………」

ちひろ「てか、元カレじゃないでしょうし……」

P「でも、ウサミンも偉いんですよ。そっち系として、大手専属になることは断ったんですから」

ちひろ「えっと、それはどっちの……」

P「あーAVじゃないです。男性アイドルに対して」

ちひろ「ストップストップ。もういいですから。てか、なんでそんなこと知ってるんですか」

P「まあまあ。でもウサミンなんで前は売れなかったんだろうなー。素材はいいのに」

ちひろ「あ……えっと、たぶん……」

ちひろ「たぶんプロデューサーさんは知らないでしょうけど……実は菜々さんって腕の所に」

P「あー知ってますよもちろん。グラビアん時には隠さないといけないし。まあ修正して消すのが今時ですけど」

ちひろ「あ、知ってたんですか……」

P「てかグラビアアイドルはそういうの隠すポーズばっかですから」

ちひろ「……ほんと、もうやめましょうよ。深夜のテンションにもほどがあります」

ちひろ「ウサミンは今、すごい幸せなんですから」

P「うん……そうだね」

P「おーいウサミンウサミン! ちょっと聞きたいことあるのー!」

安部菜々「はーい! ウサミンに何の御用ですか~?」

P「ねえねえウサミン♪」

菜々「なんですかプロデューサーさん♪」









P「ウサミンって枕え」

菜々「あああああああああああああああっっ!」

P「!?」

菜々「はぁー……はぁー……はぁー……」

P「………………」

ちひろ「………………」

菜々「何の……お話でしたっけ?」

P「なんでもないです、ねえちひろさん」

ちひろ「はい」



菜々「…………ウ~サミン♪」

P「ウーサミン♪」

ちひろ「ウーサミン♪」

木場真奈美の場合

P「木場さんって処女でしょ?」

ちひろ「えー・・・・・・」

P「だってあの人男より男らしいし……」

P「あ、でも処女膜はないと思うな。運動していてキレちゃったと思う」

ちひろ「はー……」

P「ちょっとなんですかちひろさん。せっかく空気を戻そうとしてるのに」

P「このままだとゲス路線いっちゃうよ!? それでもいいの!?」

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安部菜々(17?)

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木場真奈美(25)

P「ゲス路線をとめないお前らが悪い」

P「おーっす木場さん」

木場真奈美「ん……君か」

P「いやー、木場さんって男らしいですよね、ほんと」

真奈美「それは褒め言葉にしては不出来だね」

P「そうですか? 木場さん自身、意識してないだけじゃないですか?」

真奈美「どういう意味かな?」

P「いやね……ちょっと前に、木場さんの旧友って人にあったんですよ」

P「その人が言うには……、昔は普通に女の子らしいかっこしてたから、久しぶりにあってびっくりしたって」

真奈美「そういう衣装は似合わないと気付いただけさ」

P「本当ですか?」

真奈美「……何が言いたいのかな」

P「……アメリカで、何かあったんですか?」

真奈美「…………」

P「前から疑問だったんですよ。貴方のように確固とした自分を持っている人がどうして日本に戻ってきたのか」

P「帰省……まあそれもあるでしょう」

P「でも、真奈美さん……言ってたみたいですね」

P「しばらく、帰ってこないって」

真奈美「…………」

P「それが、日本でアイドルなんか」

真奈美「それは! 君に誘われたからだろう!」

P「…………」

真奈美「……気分を害した。今日は帰らせてもらう」

P「…………」スッ……

真奈美「ひ!?」

真奈美「さ、触るな!」

P「どうか、したんですか……?」

真奈美「た、頼む、触らないでくれ……。お願い、だから……」

P「…………」バッ

真奈美「うわあ!」

P「あー頭かゆいな~」

真奈美「ひっ……ひっ……」

P「治安、悪いですもんね……」

真奈美「…………」

P「親には、いったんですか……?」

真奈美「言えるわけ……」

真奈美「言えるわけ! ないだろう!」

真奈美「夢を追って! アメリカに飛び出して!」

真奈美「それから……! それから……!」ポロポロ

P「真奈美さん……」ギュ

真奈美「あ……」

P「すみませんでした……傷口をえぐるようなこと」

真奈美「……抱き締めて、くれ」

P「はい…………」

真奈美「もっと、優しく……」

P「はい…………」

<高垣楓の場合>

楓『はっ……ああ~……』

??『楓……出すぞっ!』

楓『出して……ください!』

??『くっ……』

楓『ああ、ああああ!』



??『楓……』

楓『…………』



P「楓さん?」

楓「あ……なんで、しょうか」

P「いや、なんかぼーっとしてたみたいですので」

楓「すみません……」

P「いえいえ、楓さんがぼーっとしてるのなんて日常茶飯事ですし」

楓「む…………」

P「はは、すみません。冗談ですよ」

楓「少し……昔を、思い出していました」

P「そういえば、OLでしたっけ楓さん」

楓「Pさんと会った時は……もう会社はやめていました」

P「なんでやめたのか……なんて野暮ですよね」

楓「女に秘密はつきもの、ですよ」

P「いや、楓さんは秘密だらけで……その謎を今ここで、一つ解いてみたいかなって」

楓「キザすぎますよ、ふふ……」

P「ははは……」

楓「それで……」

楓「…………?」

P「どうかしましたか?」

楓「ちょっと、外に」

P「え?」

楓「あ、いや、なんでもないです」

P「いや、いいですよ。何か用事でも思い出したんですよね」

楓「ちょっと、失礼します……!」

P「あ、か、楓さん!?」

事務所の外に出て、向こうを見れば。
彼が、子供と笑顔で歩いていた。
私には、あんな顔は見せてくれなかったのに。

楓「…………」

P「いきなりどうしたんですか……楓さん?」

楓「…………」

P「泣いて……るんですか?」

楓「そんなこと……」

楓「そんな、こと……」

もう昔のことと割り切っていたのに。
私は、今の大事な人のまえで、膝をついた。

http://i.imgur.com/qyoYNOX.jpg
http://i.imgur.com/oTRFOB0.jpg
高垣楓(25)

てか早苗さんのタバコネタとか誰も言ってくれないんだけどどういうこと?


この中に一人ぐらい、彼女のまんまんにタバコさして煙吐かせた男とかいないの?

あと、まんまんでバナナ切ったり卵出産もあるけど。

んじゃあおやすみよ


このまま参加型に移ることを祈る

誰かが気概を見せればあるいは・・・!
まあ無理だろうな

嘘ですよ(棒)

??「いつかお前が免許とったら・・・」



P「そろそろ仕事の時間だぞ。起きろー」
拓海「うん?ああすまねえ。寝ちまってた・・・」
P「なんか疲れた顔してんな。夢でも見たか?」
拓海「・・・ああ。昔の夢だ・・・」
P「元彼の夢とか?」
拓海「!?な、何でわかるんだてめえ!!」
P「いや、今アイドルの元カレのこと話してて・・・図星だったのか」
拓海「・・・といっても、片思いに近いものだったけどな」
P「聞いていい話か?」
拓海「・・・昔、まあ今もなんだけど反抗期まるだしの中学生の頃だった」

??「おいガキがこんな時間で歩くもんじゃねえぞー」
拓海「あ!?なんか文句あんのかよ殺すぞ!!」
??「なんだこいつかわい・・・かわいいなww」
拓海「っな!?」カア
??「そんなかわいいと変質者にに襲われるぞー親も心配」
拓海「うるせえよ!!親なんて・・・アタシなんか生まれてこなきゃよかったと思ってんだ!!」
??「・・・そうかい」ポイ
拓海「?ヘルメット・・・?」
??「乗れよ」

??「どうだ風が気持ちいだろー!!」ブロロロロン
拓海「・・・」
??「そういうころもあったさ」
拓海「?」
??「大人が信じられなくて、暴れてた悪ガキだったころもあったけど」
??「いつかわかるようになるんだよ。愛してくれる人がいること」
??「自分のことを本気で考えてくれる人がいること」
拓海「・・・変な奴」

P「へえ・・・イケメンだなあ」
拓海「それからよく会って、よく話したよ」
P「それで?」
拓海「・・・告白したら」
P「ww」
拓海「条件を出されたんだ」


??「いつかお前が免許とったら・・・な?」

拓海「でも・・・」

拓海(免許・・・取れた!!これで・・・!!)
拓海「・・・?なんかアイツんち騒がしい」
拓海「なにか・・・あったのか?」
??母「・・・道路に飛び出した子供を助けようとして・・・あの子は・・・!!」
拓海「嘘だろ・・・こっちは約束果たしたってのに!!そんなのってあるかよ・・・!!」

すまないどうしてもやりたくなったから素人なのに書いてしまった
読みにくくてすまない

拓海「それからはPの知る通り、更にぐれて暴走族で暴れたい放題さ」
P「・・・すまん。聞くべきじゃなかった」
拓海「いいよ、それより時間大丈夫かよ?」
P「ああ!?すまん忘れてた!!送るよ」


拓海(??。お前の言ったとおりだったよ。)
拓海(アタシのこと本気で考えてくれる人、愛してくれる人と今一緒にいるよ)
拓海「なあP。アタシらが初めて会った時の会話覚えてるか?」
P「ん?ああ、確か目があってからまれて・・・アイドルしない?って聞いた気がする」
拓海「・・・三角」
拓海(正解は・・・)

拓海「あ!?なにガンつけてんだこら・・・!!」
P「こ、こんな時間で歩くもんじゃないよ・・・ってかわいいなあ!!」
拓海「!?」
P「アイドルしない?」

終わり

お前ら便所の落書きにごちゃごちゃ言いすぎだわ……まだ残ってるし。

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