春香「ラストコンサート」 (20)

春香「今日でラストコンサート…私達765プロの最後、力を出し切ろう!」

千早「納得いかないわ春香…私達結成してまだ3ヶ月よ!」

春香「簡単なことだよ千早ちゃん、アイドルなんて次々と出ては消えていく…
皆新しいものに飛びつき古いものは去り行く運命なの…」

千早「春香…」

響「自分のせいだぞ千早…」

響「ステージに上がると緊張して体がかゆくなってかきむしってしまう…
そんなアイドルなんて普通いないぞ…もうかゆい」ガリガリ

真「響のせいじゃないよ…」

響「真…」

真「歌い始めるとつい癖で口の回りをペロペロなめてしまうボクのせいだ、
ろくに歌えず皆に迷惑をかけて…」ペロッ

美希「真クンのせいじゃないの!美希が…グズッ」

美希「ドゥジャウ!!」ビチャァッ

美希「ズズッ…デビュー以来ずっと酷い花粉症で…すぐ鼻水を垂らしてしまう美希のせいなの…アイドル失格なの」ズズズ

千早「汚なっ!アレルギーはしょうがないわよ美希!私が一番悪いのよ!」

千早「歌う時どうしてもアゴをしゃくれさせてしまって…一人としてファンを獲得できなくてごめんなさい…皆…」ボンバイエ

春香「もうやめて千早ちゃん!皆も!」

春香「全責任はリーダーの私にある、
今日のコンサートで全力を出すことだけを考えて!」

千早「春香…」

春香「行くよ皆!」

全員「はい!!」

コンサート当日

響「(自分がかゆみに耐えて皆に勢いをつけるぞ!)」

響「GO MY WAY!! GO 前へ!!」バリバリ

響「(かいい…でも負けるか!)頑張~ってゆきましょう♪」ガリガリバリバリ


響「かいい!」バリバリバリバリ

千早「(よく耐えたわ我那覇さん!)一番大好き~な~」

千早「私になり~た~い♪」ボンバイエ

千早「(よし耐えたわ!次は任せたわよ!真!)

真「(皆の気合いが伝わってくる…ボクも、負けてらんない…!)」ペロン

真「ノンストップで 行ってみましょ♪ って思ったろまた赤信ろぉ…」

真「(クソッ舌め!暴れやがる!)そんな時はれろっ 凹まないれろれっ」

真「ハイウェイがあるれろォーファイトれろれろっ」

真「(よし!次は美希!)」

美希「(任せて!ミキ、花粉症なんかに負けないよ!)」ズズズ

美希「ズズズフルスロットル 飛ばしてみましょ♪」

美希「って思ったらズズッスピード制限ズッズズー」

美希「ダアックショイ!!こんな時は悩まないで ズゥッジェットがあるフライトズゥズズズ」ビッチャア

美希「(よし行けた!後は春香のソロなの!)」

春香「(任せて!)」

春香「(私のソロで決める!)ズズーッ未来は誰にも見えないものズッズゥ」

春香(これまでリーダーらしいことは何も出来なかった)

春香「だから誰もがズズッ夢~を持てる~かいいっ」

春香(皆の欠点を全て合わせ持つ私はリーダー失格だったのかもしれない)

春香「どんなれろっ地図にもズズッ載ってれろんっないけどれろっれろれろっ」バリバリバリ

春香「(でも…今日だけは…決める!)どんなときでもれろんっ叶えてきたズズッ」ボンバイエ

春香「さあ行こうズズーーッ!」バリバリボリボリ

春香「GO MY WAY!!ズズッ GO MY 上へ! !れろっ」

春香「かいいっ」バリバリ

春香「ズズッ笑顔もれろん涙でもれろんっれろれろ!べろれろんっかいっ」

春香「かいい!かいい!」バリバリバリバリ

響「(す…すごい!)」

千早「(四重苦をものともせず…)」

真「(何てソロなんだ!)」

美希「(今までで間違いなく…最高のステージなの!)

春香「このズズッ世界中がれろっ」グイッ

美希「(急に猫背に!?)」

真「(まさかここに来て新たな癖が!?)

春香「wonderれろっ landなズズー never landデヘッ」

春香「れろれろっGO MY WAY!! GO 前へ!!デヘッ」

千早「(急に猫背になったと思ったら歌の所々でデヘッと言い始めた…!)」

響「(ここに来て変なクセが2つも…!六重苦…さすがの春香も…)」

春香「ベロンッ部長のキスの音ブチョ~なんつって ズズッ れろれろんっ」

千早「(歌の途中にダジャレを!? とうとう7つ目!」)

真「(すごい…ボク達ならとうに気を失っている)」

響「(それどころか逆に7つが1つになって…)」

美希「み…見えるの!」





虹が!!

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