セレナ「サトシ!ポケモンゲットしたよ!」 サトシ「使えないな」 (83)

セレナ「え?」

サトシ「そいつはバトルじゃ使えない逃がせ」

セレナ「で、でも初めてゲットした・・・」

サトシ「ポケモンはマスコットじゃないんだ」

サトシ「バトルで使い物にならないんじゃ意味がない」

セレナ「・・・」

サトシ「逃がせ」

セレナ「う、うん。バイバイ、ヤヤコマ」

サトシ「そう、それでいい。それでいいんだ」

サトシ「セレナ、お前もトレーナーならポケモンを見極めろよ」

シトロン「ほ、ほらセレナってまだ新人ですから」

サトシ「ポケモントレーナーに新米もベテランも関係ない」

サトシ「トレーナーになった瞬間から同じ土俵に立ちライバルなんだぜ」

サトシ「仮にもジムリーダーのお前がそんな甘ったれた事を言うな。自覚を持て」

シトロン「すみませんでした」

サトシ「しっかりしろよ」

セレナ「・・・」

シトロン「・・・」

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セレナ「あ、あの子はどうかな」

サトシ「ヤンチャムか」

セレナ「私はいいかなって・・・ダメかな?」

サトシ「自分で考えろ」

セレナ「えっ」

サトシ「考えろ」

セレナ「よ、よしゲットする!いいよねサトシ?」

サトシ「・・・」

セレナ「サトシ?」

サトシ「行くぞピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ」

セレナ「ちょ、ちょっと待って!私、何か気に障ること言った!?」

サトシ「ああ」

サトシ「また見た目で選んだだろ?そうだろ?」

サトシ「さっきも言っただろマスコットじゃないって」

セレナ「ごめん」

サトシ「最近のトレーナーはすぐ見てくれで判断するから困るぜ」

ユリーカ「女の子だから可愛いポケモンには目がないよ!あたしだって!」

サトシ「ユリーカもトレーナーになったら解るはずだ。この世界は甘くないって」

サトシ「その精神がある限りポケモントレーナーは成長しない」

サトシ「永遠にな」

サトシ「やれピカチュウ!ボルテッカーだ!」

ピカチュウ「ピガアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」

トレーナー「ひぇ~俺のポケモンが」

ピッピ「」

バルキー「」

サトシ「・・・」

トレーナー「あわわ・・・」

サトシ「半端な気持ちで入って来るなよ・・・ポケモンバトルの世界によォ!!」

シトロン「や、やり過ぎですよサトシ!」

ユリーカ「落ち着いて!ね?ね?」

セレナ「早くポケモン達を連れて逃げて!」

トレーナー「あ、はい」

サトシ「離せよ、シトロン」

サトシ「離せって」

シトロン「あ、すみません。つい」

サトシ「あいつは」

ユリーカ「もう行っちゃったよ」

サトシ「行くぞ」

セレナ「い、行くって」

サトシ「さっきの続きだ。俺とあいつは決着がついてない」

シトロン「いいじゃないですか!やめてくださいよ!」

サトシ「一度バトルが始まれば手持ちが全滅するか俺らトレーナーがぶっ倒れるまで続くんだ」

サトシ「こんな中途半端な気持ちじゃ満足できないぜ」

セレナ「・・・」

サトシ「セレナ、よく覚えとけよ。いいな」

セレナ「は、はい」

サトシ「どこだ!出て来いコラァ!」

セレナ「もういいよサトシ、ね?」

セレナ「それよりサトシにバトルについて聞きたいなって」

セレナ「他にもゲットの仕方とか」

サトシ「それを聞いてどうする気だよ」

セレナ「さ、参考に」

サトシ「・・・」

セレナ「ダメかな」

ユリーカ「今よお兄ちゃん!」

シトロン「サトシを眠らせましょう」サーッ

サトシ「zzz」

セレナ「眠ってるときは普通の子供みたいだよね」

シトロン「睡眠薬の効果は抜群ですね」

ユリーカ「日に日に怖くなってるよねサトシ」

シトロン「僕達に手を出さないのが幸いですよね」

セレナ「・・・」

シトロン「ほら人間イライラする時だってありますから」

ユリーカ「そうだよセレナ!」

セレナ「そうだよね」

シトロン「今日はここで野宿ですね」

サトシ「zzz」

サトシ「おい起きろセレナ」

セレナ「んん」

サトシ「起きろ」

セレナ「え、あ・・・おはよう」

サトシ「挨拶はいい。バトルするぞ」

セレナ「あ、うん」

サトシ「行けピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ!」

フォッコ「フォ!」

サトシ「いい加減フォッコ以外のポケモンゲットしろ」

セレナ「だってゲットしても」

サトシ「それはお前に見極める力がない。恨むなら自分の無力さを恨め」

サトシ「ピカチュウ!手加減はするな。全力でやれ」

ピカチュウ「ピカ!」

ピカチュウ「ピカァ!ピカァ!」ドコッバキッ

フォッコ「フォ・・・」

サトシ「だらし無いな。もう終わりか」

セレナ「大丈夫!フォッコ!」

サトシ「せめてフォッコを強くしろ。それがお前の課題の一つだ」

セレナ「そんな・・・」

サトシ「返事は」

セレナ「はい」

サトシ「朝食の時間だ。行くぞ」

セレナ「ね、ねえサトシ。あのね」

サトシ「言ってみろ」

セレナ「私って弱いかな?」

サトシ「ああ。お前は今まで戦ってきたどのトレーナーよりぬるいよ」

セレナ「そう・・・」

サトシ「俺が3体、シトロンは2体、セレナは1体か」

シトロン「まあ、仕方ありませんよ」

サトシ「俺は旅に出て短期間で7体ゲットしたぜ」

サトシ「遅いんだよセレナは」

ユリーカ「最初はどんなポケモンゲットしたのサトシは?」

サトシ「キャタピー、ピジョン、フシギダネ、ゼニガメ、ヒトカゲ、クラブ」

セレナ「フシギダネ達ってカントー地方で最初に貰えるポケモンだよね」

サトシ「ああ」

シトロン「あっ・・・」

ユリーカ「どうしたのお兄ちゃん?」

シトロン「そういえばその3体はプラターヌ博士とバトルして勝ったら貰えるらしいですよ」

セレナ「そうなの!?」

シトロン「はい!」

サトシ「何であいつらを博士が持ってるんだよ」

シトロン「さあプラターヌ博士は博士の中でも太っ腹な人物らしいですから」

セレナ「へえ」

プラターヌ「やあ・・・」

シトロン「プラターヌ博士!?」

セレナ「随分と窶れて」

プラターヌ「先のガブリアス事件のお陰でね・・・」

プラターヌ「ハハハ・・・」

セレナ「この前会った時は元気だったのに」

シトロン「あの時はきっと無理に元気を装って居たのでしょう。辛いのですよ博士も」

ユリーカ「意外と早くついたね」

シトロン「それだけ僕達の旅はあまり前に進んでない・・・」

サトシ「バトルしてくださいプラターヌ博士」

プラターヌ「私と・・・?」

サトシ「はい。博士とバトルし勝利すればカントーの3体を貰えるとか」

セレナ「ダメだよサトシ。こんなに疲労困憊してる博士に」

サトシ「セレナは黙ってろ。ダメですか?」

プラターヌ「ああ・・・その事か・・・いいよ・・・」

プラターヌ「君達には恩があるからね・・・バトル無しで託そう・・・」

サトシ「バトル無しか。張り合いがないな」

サトシ「セレナ、好きな奴を選べ」

セレナ「わ、私が!?」

サトシ「俺は同じポケモンはゲットしない主義だ。あいつら3体のうち1体を手持ちにしろ」

プラターヌ「さあ・・・選んで・・・」

フシギダネ「ダネ」

ヒトカゲ「カゲ」

ゼニガメ「ゼニ」

セレナ「うーん・・・どの子にしようかな」

セレナ「(いやサトシの事だから見極めろって言うに違いない)」

セレナ「(これ以上サトシを失望させられない)」

サトシ「・・・」

ユリーカ「みんな可愛いねお兄ちゃん!」

シトロン「そうですね。僕はフシギダネがオススメです」

ユリーカ「あたしは・・・ヒトカゲかな?でもゼニガメもフシギダネも」

セレナ「こういう時はポケモン図鑑で」

サトシ「・・・」

セレナ「ダメ。自分の目で見極めなきゃ」

フシギダネ「ダネ」

ヒトカゲ「カゲ」

ゼニガメ「ゼニ」

セレナ「フォッコはほのおタイプ。サトシはタイプ被りはしないはず」

セレナ「という事はヒトカゲはパス。ごめんねヒトカゲ」

ヒトカゲ「カゲ?」

セレナ「後はゼニガメとフシギダネ」

ゼニガメ「ゼニ」

フシギダネ「ダネ」

サトシ「・・・」

セレナ「サ、サトシ」

サトシ「自分で決めろ」

サトシ「決められないようなら家に帰れ」

シトロン「セレナ」

ユリーカ「セレナ」

セレナ「ゼニガメとフシギダネ・・・」

セレナ「ここは自分の目を信じよう!」

セレナ「この子に決めます私!」

ゼニガメ「ゼニ」

フシギダネ「ダネ」

ゼニガメ「ゼニゼニ~」

シトロン「ゼニガメですかセレナ!」

セレナ「うん!」

ユリーカ「うわー!可愛い!」

プラターヌ「ゼニガメの事・・・頼むよ・・・」

セレナ「はい!」

ユリーカ「ゼニガメだよサトシ!」

サトシ「ああ。そうだな」

セレナ「ど、どうかなサトシ」

サトシ「・・・」

セレナ「・・・ダメ?」

サトシ「いやいいと思うぜ。やっと一歩前進だなセレナ」

セレナ「うん!私、頑張る!」

サトシ「用は済んだ、博士ありがとうございます。行くぞピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「よし早速バトルだ」

セレナ「え?まだゲットしたばかりだし」

サトシ「ぬるいな」

サトシ「そんな事で強くなれると思ってるのか?」

セレナ「それは」

ゼニガメ「ゼニ!」

サトシ「こいつはやる気みたいだぜ。ほらバトルするぞ」

セレナ「・・・」

サトシ「バトルだ」

セレナ「わ、わかったバトルする」

サトシ「それでいい」

セレナ「大丈夫ゼニガメ?」

ゼニガメ「ゼニ」

サトシ「ヤヤコマ!かげぶんしんだ!」

ヤヤコマ「ヤヤコマ」

ゼニガメ「ゼニ!?」

セレナ「落ち着いて!」

セレナ「えーっと・・・ゼニガメの使える技は・・・」

セレナ「あ、あわ攻撃!」

ゼニガメ「ゼニィ!」ポポポポポポ

サトシ「甘いな。はがねのつばさ!」

ヤヤコマ「ヤヤコマ!」

ゼニガメ「ゼニィ・・・!」

セレナ「あ、ゼニガメ!」

サトシ「ヤヤコマつつくだ」

ヤヤコマ「・・・」コンコンコン

ゼニガメ「ゼニ・・・!ゼニ・・・!」

サトシ「徹底的にやれヤヤコマ」

セレナ「やめてサトシ!」

サトシ「やめて?笑わせるな。これがポケモンバトルだ」

ヤヤコマ「・・・」コンコンコン

ゼニガメ「ゼニィ!」

セレナ「ああ・・・ゼニガメ」

サトシ「全然ダメだな。もっと使えると思ったのに」

サトシ「戻れヤヤコマ。次はケロマツだ」

セレナ「次って」

サトシ「フォッコ出せよ」

セレナ「もうやめてよサトシ!こんなの虐待だよ!」

サトシ「虐待だと?ポケモンを舐めるな」

サトシ「その程度じゃ死なないんだよポケモンは」

ユリーカ「お兄ちゃん!サトシ止めなきゃ」

シトロン「仕方がありませんね」サーッ

シトロン「サトシ!喉渇きませんか!?ここにアイスティーがありますよ」

サトシ「ああ。セレナは甘いんだよ」ゴクゴク

セレナ「だって」

サトシ「だってもクソもないんだよ。お前は・・・」

セレナ「あ、サトシ」

シトロン「どうやら薬が効いたようですね」

セレナ「シトロン」

シトロン「はい?」

セレナ「ポケモンがそう簡単に死なないって本当かな」

シトロン「ポケモンも生きてますからね」

シトロン「生きるために必要な事は」

セレナ「必要な事?」

ユリーカ「何なのお兄ちゃん?」

サトシ「食う事だ。そうだろシトロン」

シトロン「え、はい(もう目覚めたのですかサトシ)」

サトシ「ポケモンがポケモンを食う。そんなの単純な話だ」

サトシ「弱い奴は強い奴に食われ強い奴はさらに強い奴に食われる」

サトシ「わかるな」

セレナ「・・・」

ユリーカ「・・・」

セレナ「強くならなきゃ」

セレナ「でもどうしたら」

フォッコ「フォッコ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

セレナ「うん」

シトロン「ご飯できましたよセレナ」

セレナ「うん。今、行く」

シトロン「サトシは」

サトシ「ここに居る」

シトロン「ご飯食べますよね」

サトシ「食べる。腹が減っては戦はできないって言うからな」

シトロン「戦って」

サトシ「・・・」

シトロン「・・・」

ユリーカ「サトシもっとゆっくり食べなきゃ」

サトシ「おかわり」

シトロン「あ、はい」

ピカチュウ「・・・ピカ」

ユリーカ「どうしたのピカチュウ?」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「どうやら近くにポケモンが居るぜ。感じるだろ視線を」

セレナ「視線?」

サトシ「五感を研ぎ澄ませろ」

サトシ「・・・ユリーカ!後ろだ!」

ユリーカ「えっ!?」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

ウソッキー「ウッソ!」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

シトロン「オーロットですねサトシ」

セレナ「一人見た目が違う子が居るね」

ユリーカ「本当だ!」

サトシ「あいつはウソッキーだ。見れば解るだろ」

セレナ「ウソッキーか」

サトシ「一々図鑑を開くな。ポケモンの情報は頭に叩き込め」

オーロット「オ?」

ウソッキー「ウッ・・・オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

サトシ「使えそうなのが居るな。ピカチュウ行くぞ」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「狩りの時間だ」

サトシ「やれピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカァッ!!」

サトシ「かわせ!後ろからも来るぞ!」

オーロット「オオオ・・・」ピュッ

オーロット「オオオ・・・」ピュッ

オーロット「オオオ・・・」ピュッ

シトロン「やどりぎのたねですよサトシ!」

サトシ「ピカチュウ、そいつを盾にしろ」

ウソッキー「ウッソ!?」

サトシ「やれ」

ユリーカ「可哀想だよそんなの!」

サトシ「構うもんか。やれピカチュウ」

ウソッキー「ウッソォ!?」

オーロット「・・・」

セレナ「攻撃を止めた?」

サトシ「良かったなウソッキー。見てくれは違っても奴らは仲間だと思ってるぜ」

ウソッキー「ウッ、ソウダナ」

サトシ「だが甘い。ピカチュウ!10万ボルトだ!!」

ピカチュウ「ピガアアアアアアアアアア」

サトシ「使えない、使えない、こいつは使えるか」ポイッ

サトシ「オーロットゲットだぜ」

ピカチュウ「ピッピカチュウ」

セレナ「可哀想・・・」

ユリーカ「その子返してサトシ!酷いよ!」

サトシ「これがポケモントレーナーだ。ユリーカの志すな」

サトシ「ゲットするのに私情を挟むな。安心しろ殺しはしない」

シトロン「そうですよユリーカ」

シトロン「ここに居るホルビーやデデンネにだって親兄弟、気の合う仲間だって居るはずです」

サトシ「それを承知で俺らトレーナーはゲットしてるんだ」

サトシ「ポケモントレーナーってのはどこか乾いてるんだよ」

セレナ「そんな事わざわざ教えなくても」

サトシ「遅かれ早かれこの事に気がつくんだ。今、教えても損はないだろ」

ユリーカ「でも・・・」

サトシ「ったく。おいオーロット聞け」

オーロット「オ?」

サトシ「お前達の仲間は俺がゲットした」

オーロット「オオ」

サトシ「殺しはしない。こいつを強くしてやる」

サトシ「どのオーロットより強く。俺のポケモンに選んだからには負けは許さん」

オーロット「オオ」

サトシ「でも使えないと判断した時は逃がす。いいな」

ウソッキー「ウッソ!?」

サトシ「誇りに思え、自分達の仲間を」

ウソッキー「ウッソ!」

セレナ「本当に納得したのみんな?」

サトシ「さあな。でもウソッキーは納得してるぜ」

シトロン「何でウソッキーが混ざってるのでしょうね」

セレナ「さあ」

サトシ「寝よう。疲れた」

ピカチュウ「ピカ」

オーロット「・・・」

ユリーカ「大丈夫だよ。あたし達がちゃんとオーロットの事見るから。ね?セレナ」

セレナ「うん」

ウソッキー「ウッソ!ウソッキー!」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

オーロット「オオオ・・・」

セレナ「帰っちゃった」

シトロン「きっと理解してくれたのでしょうね」

ユリーカ「バイバイ!」

ウソッキー「ウッソ!」

セレナ「ユリーカ・・・寝ちゃったか」

ユリーカ「zzz」

セレナ「サトシはもう4体か。さすがベテランだよね」

「ポケモントレーナーに新米もベテランも関係ない」

セレナ「って言ってたけど」

「ここに居るホルビーやデデンネにだって親兄弟、気の合う仲間だって居るはずです」

セレナ「シトロンがこんなこと言ってたけど」

セレナ「私達ポケモントレーナーは覚悟が必要って事だよね」

セレナ「ゲットする。それはポケモン達の絆を断ち切る事にも繋がるんだよね」

セレナ「難しいな・・・ポケモントレーナーって」

サトシ「立てまだまだ続くぞ」

オーロット「オオ」

サトシ「その意気だ。全力で来い」

ユリーカ「何してるのサトシ?」

シトロン「ポケモンの技を生身で受けてるのですよ」

セレナ「な、生身で!?」

サトシ「そうだ。こいつらと共に闘うのなら」

サトシ「その攻撃を肌で受け止める事に意味がある。そして俺達トレーナーは」

セレナ「トレーナーは?」

サトシ「常にポケモンより強くなくてはならない。解るなセレナ」

セレナ「う、うん」

サトシ「次!ケロマツ来い!」

ケロマツ「ケロ」

サトシ「全力で来い。手を抜いたらその時点でお前と俺は終わりだ」

セレナ「ポケモンの技を受け止めるか・・・」

セレナ「って事なのフォッコ、ゼニガメ」

フォッコ「フォッ!?」

セレナ「大丈夫だよ。多分」

セレナ「じゃあお願いね」

ゼニガメ「ゼ、ゼニ」

セレナ「フォッコはひのこ!ゼニガメはあわ攻撃を私にぶつけて!」

フォッコ「・・・」

ゼニガメ「・・・」

セレナ「心配しなくてもいいのよ。ね?」

サトシ「セレナの言う通りだぜ。やれ」

セレナ「あ、サトシ」

ゼニガメ「ゼニ!ゼニゼニ!」

サトシ「そんな事したら死ぬ?人間を舐めるな」

サトシ「人はそう簡単に死なないんだよ」

セレナ「そうだよ。だから来て!フォッコ!ゼニガメ!」

フォッコ「・・・フォッ」

ゼニガメ「ゼニ!」

セレナ「サトシ、私」

サトシ「あいつらの攻撃受け止めてやりな」

セレナ「ううっ・・・」

サトシ「だらしない。それでもトレーナーか?」

セレナ「サトシ・・・」

サトシ「甘えるな。自分で立て」

セレナ「だ、だって」

サトシ「何だその目は、その涙はなんだ?」

サトシ「お前はもっと出来る奴だと思ってた。これっきりだな」

セレナ「そ、それって私が・・・弱いから?」

サトシ「そうだ」

サトシ「心がな」

セレナ「ま、待って!強くなるから私」

サトシ「・・・」

セレナ「だからお願い。もう少しだけ」

サトシ「ふん。ピカチュウ行くぞ」

ピカチュウ「ピカ」

ユリーカ「怪我してるよ大丈夫セレナ?」

セレナ「うん、平気だよ」

サトシ「その程度は怪我とは言わない」

シトロン「サトシ。そろそろ次の街に」

ユリーカ「ずっと同じとこ居る気がする」

サトシ「まだだ。焦るな」

シトロン「え、でも」

サトシ「ジム戦何ていつでもできる。万全の体制で相手を倒す」

サトシ「そうだろ。それにゴミゴミした街より自然の方がいい」

シトロン「そうですね」

ユリーカ「あ、あれ見て!みんな!」

シトロン「あれはスバメですね」

セレナ「いっぱい居るね」

シトロン「恐らく大移動ですね。時期的に」

サトシ「セレナ。あの中でどいつは一番強いと思う」

セレナ「えーっと」

シトロン「群れのリーダーですからね先頭ですよ」

ユリーカ「真ん中の子じゃないかな?」

セレナ「前から6番目の子・・・かな」

サトシ「そうか。じゃあゲットしろ、あいつを」

セレナ「フォッコ!ひのこよ!」

スバメ「スバ」サッ

セレナ「あ、避けてフォッコ!」

サトシ「・・・」

シトロン「セレナ!まずはスバメの動きを封じる事が先決ですよ!」

スバメ「スバ!」

シトロン「つばさでうつですよ!」

サトシ「シトロン少し黙ってろ」

シトロン「あっ、はい」

サトシ「奴らを見てみろ。大人しく仲間のバトルを見守ってるだろ」

スバメ「・・・」

スバメ「・・・」

スバメ「・・・」

サトシ「男なら黙って見てろ」

フォッコ「危ないフォッコ!」

スバメ「スバ!スバ!」

セレナ「私達だってそれなりに特訓したんだから!」

セレナ「ここで負ける訳にはいかない!」

フォッコ「フォッコ!」

セレナ「フォッコ!とおぼえよ!」

フォッコ「フォオオオオオオオオオ!!!」

スバメ「スバ!?」

セレナ「続いてニトロチャージ!」

フォッコ「フォッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨ド

フォッコ「フォッ!!」

スバメ「スバァ!」

ユリーカ「やった!」

サトシ「今だやれセレナ」

セレナ「うん。えいっ!」ポイッ

サトシ「・・・」

セレナ「・・・」

セレナ「点滅が止まった」

シトロン「ゲットしたのですよセレナ!」

ユリーカ「そうだよ!」

セレナ「ゲットしたんだ・・・」

スバメ「スバッ」

スバメ「スバ!」

セレナ「あ、ちょっと待って!」

スバメ「スバ?」

セレナ「この子大切にするから。絶対に苦しい思いはさせないからね」

スバメ「スバ」

ユリーカ「行っちゃった」

シトロン「はい」

サトシ「どうだった」

セレナ「何ていうか緊張したっていうか」

サトシ「そうか」

サトシ「特性はこんじょう」

サトシ「技はでんこうせっかにつばさでうつにかげぶんしんに」

セレナ「・・・」

サトシ「並だな」

セレナ「並って?」

サトシ「普通」

セレナ「そう・・・」

サトシ「いくらポケモンが強くても意味は無いからな」

セレナ「うん」

サトシ「お前も鍛えろ」

セレナ「鍛えるって?」

サトシ「強くなるんだろ。なら強くなれよ」

セレナ「うん、強くなる。強く」

サトシ「一休みしたらフォッコ達連れて特訓して来いセレナ」

セレナ「うん!」

セレナ「60・・・61・・・62」

サトシ「ほらもっと尻上げろ」

セレナ「もうダメ!腕が」

サトシ「強くなるんだろ。なれよ」

サトシ「己の肉体を鍛える事に意味があるんだろうが」

シトロン「できましたよサトシ!」

セレナ「何それ?」

サトシ「トレーナー養成ギプスとポケモン養成ギプスだ」

サトシ「これを寝るとき以外は着用しろ。勿論、フォッコ達もな」

セレナ「うん!」

ユリーカ「え?本当に着けるの!?」

セレナ「だってサトシもこんな風に鍛えたのでしょ?」

サトシ「ああ」

セレナ「もう弱音は吐かない。どんな事があっても」

セレナ「さあみんなも着けて」

フォッコ「フォッコ!」

ゼニガメ「ゼニ!」

スバメ「スバ!」

セレナ「う、動きにくい・・・」

サトシ「最初から何でも上手く行くと思ったら大間違いだぞ」

サトシ「そこに木があるだろ登ってみろ」

セレナ「これを・・・」

サトシ「フォッコとゼニガメもだ」

スバメ「スバ!」

サトシ「お前は・・・いいや」

セレナ「よいしょ・・・きゃっ」

サトシ「登れるまで何度もやれ。何度でも」

サトシ「後これは特訓メニュー。俺が戻ってくるまでクリアしろ」

セレナ「これをすればいいのね」

サトシ「じゃあ俺はこの辺で」

セレナ「サトシ!どこ行くの!?」

サトシ「準備は整った。暫しの別れだ、すぐに戻ってくる」

セレナ「戻って来てくれるよね?」

サトシ「ああ、必ず必ずな」

シトロン「サトシが行方を晦ましてからひと月ですね」

ユリーカ「セレナー!ご飯できたよ!」

セレナ「今行く。行くよテールナー!ゼニガメ!スバメ!」

シトロン「あまりやりすぎると身体を壊しますよ」

セレナ「平気だよ。サトシが戻って来る前にクリアしないと」

ユリーカ「早くフォッコが進化した姿を見せたいね!」

シトロン「今頃なにをやってるのでしょうねサトシは」

ユリーカ「元気だよ。きっと」

ゼニガメ「ゼニ?ゼニゼニ」

セレナ「え?あっちに何か居るって」

ゼニガメ「ゼニ」

セレナ「シトロン、ユリーカちょっと行ってくるね」

シトロン「気をつけて下さいよー」

セレナ「ゼニガメ!みずでっぽう!」

アブソル「アウッ」

セレナ「えいっ!モンスターボール!」

ゼニガメ「・・・」

セレナ「やったー!」

セレナ「アブソルか・・・サトシ驚いてくれるかな」

テールナー「テー」

セレナ「あ、そうか。冷めてるもんね少し」

セレナ「でも私の手を引っ張ってくれた時はあったかかったんだよ」

ゼニガメ「ゼニ」

セレナ「出て来て!スバメ!アブソル!」

セレナ「見てスバメ。この子が新しい仲間よ」

スバメ「スバ」

セレナ「よろしくねアブソル」

アブソル「・・・」

うんこ

シトロン「サトシが行方を晦まして二ヶ月」

シトロン「そろそろ探しに行きませんか?待ってるだけなのも」

セレナ「ダメ。戻って来るって約束したんだから」

シトロン「そうですけど。そのギプスも外しましょうよ」

セレナ「だってサトシが」

ユリーカ「街に行こうよ!ね?」

セレナ「私は・・・ここから動かない!」

ユリーカ「どうするのお兄ちゃん?」

シトロン「仕方がありませんね」サーッ

セレナ「アブソル!でんこうせっか!」

アブソル「・・・」

セレナ「スバメ!かげぶんしん!」

スバメ「スバッ」

シトロン「セレナ、喉乾きませんか?アイスティーがありますよ」

セレナ「あ、ありがとうシトロン!」

シトロン「・・・」

セレナ「うっ・・・」

ユリーカ「お兄ちゃん!」

シトロン「今のうちに街まで運びましょう」

シトロン「もうすぐ街ですよ」

ユリーカ「ほんとぉ?」

シトロン「・・・」

ユリーカ「暗くなって来たよ。お兄ちゃん」

シトロン「こういう時にひこうタイプのポケモンがいれば」

ズバット「キーキー」

シトロン「ズバット・・・サトシが言ってましたね」

シトロン「かつて共に旅をしたタケシと言う人がゲットしたとか」

シトロン「僕も先人を見習ってゲットしましょう!ハリマロン、つるのむちです!」

ハリマロン「マーリ」べチッ

ズバット「ズバッ・・・」

シトロン「それ!」

ユリーカ「やったー!ゲットしたよお兄ちゃん!」

シトロン「やりましたね!」

セレナ「うーん・・・」

ユリーカ「セレナが起きちゃう」

シトロン「急ぎましょう」

シトロン「こっちの道ですね」

ズバット「キー」

シトロン「やっと抜け出せますね」

ユリーカ「あたしお腹ペコペコ」

セレナ「ん・・・ここどこ?」

ユリーカ「起きちゃったよお兄ちゃん!」

シトロン「すみませんセレナ」ドスッ

セレナ「うっ」

ユリーカ「お兄ちゃん」

シトロン「今起きられちゃ厄介です」

シトロン「後少しなのですから」

シトロン「街ですよ!やっと街に」

セレナ「・・・街って」

シトロン「起きましたかセレナ。街です」

セレナ「そんな!サトシが必ず帰って来るって約束したのに」

セレナ「それに養成ギプスまで」

シトロン「外しました。勿論ゼニガメ達のも」

ユリーカ「捨てちゃったよ」

シトロン「この二ヶ月僕は考えに考えある結論に辿り着きました」

セレナ「結論って?」

シトロン「サトシは僕たちを見捨てたのですよ」

セレナ「違う!絶対に違う!」

シトロン「サトシは強さのみを求める人間」

ユリーカ「けど優しいところもあったよ」

シトロン「弱い僕たちを見捨てた。それだけです」

セレナ「ただ厳しかっただけよ。サトシだって」

シトロン「悲しいですがこれが現実です」

シトロン「受け入れましょう悲しき現実を」

シトロン「前に進みましょう僕たちは」

セレナ「嫌」

シトロン「嫌ですか・・・ならば力付くで」

ユリーカ「待ってセレナ!お兄ちゃんも!」

セレナ「例えシトロンがそう思っても私はサトシを信じたい」

セレナ「だからサトシの帰りを待とうよ。ね?」

シトロン「待てませんよ。ハリマロン、お願いします」

ハリマロン「マーリ」

セレナ「ここは・・・アブソル!」

アブソル「・・・」

シトロン「ハリマロン!ミサイルばりです!」

セレナ「アブソル避けて!」

アブソル「・・・」

シトロン「つるのむちです!」

ハリマロン「マーリ!マーリ!」

シトロン「残りたいなら僕に勝ってください」

シトロン「負ければ一緒に来てもらいますよ」

セレナ「負けられない。シトロンに勝たなきゃ」

セレナ「アブソル!かみつく!」

アブソル「・・・」ガブッ

ハリマロン「マーリ!」

シトロン「ああっハリマロン」

セレナ「もういいよアブソル。ハリマロンを離してあげて」

アブソル「・・・」

シトロン「戻ってくださいハリマロン。良く戦ってくれましたね」

セレナ「シトロン、私」

シトロン「・・・」

トレーナー「ああ。もうお終いだ、結局間に合わなかったぜ」

ピッピ「ッピ」

バルキー「バル」

ユリーカ「あれ?あの人」

シトロン「何時ぞやのトレーナーですね。どうかしたのですか」

トレーナー「あ?カロスリーグさ、バッジ一つも集まらなかったけどな。へへへ」

シトロン「リーグ?どこの街で」

トレーナー「エイセツシティさ。あーあ、カントーから来てるのに俺」

ピッピ「ピッ」

バルキー「バル」

バルキー「バル」

セレナ「どうしたの?」

シトロン「サトシが居るかもしれませんね」

ユリーカ「行こうよお兄ちゃん!ここでグズグズしても仕方ないよ!」

シトロン「会いに行きましょうか・・・たとえ僕達が見限られたとしても」

シトロン「本人の口から言って欲しいものですよね」

トレーナー「今から行くのか無理だって、諦めろよ」

シトロン「任せてください!今こそサイエンスが未来を切り開く時!」

バルキー「バル!バルバル!」

トレーナー「は?この子と一緒に旅したい?何言ってんだよ」

バルキー「バル!バル!」

ピッピ「つまり一目惚れッピね。ここは行かせるのが一番だッピ」

トレーナー「一目惚れって」

ユリーカ「今喋ったよねあのピッピ」

セレナ「さ、さあ」

トレーナー「ったく仕方ないな。行って来いよバルキー」

バルキー「バル!?」

トレーナー「どんな形でも別れの時が来るものさ」

ピッピ「こんな奴だけど宜しく頼むッピ」

セレナ「え、いいの本当に?貴方だって」

トレーナー「うん。これモンスターボール」

ピッピ「長い付き合いのバルキーともお別れだッピ」

ピカチュウ「ピカ」

トゲピー「・・・」

ローブシン「・・・」

トレーナー「達者で暮らせよバルキー!」

ピッピ「たまには連絡寄越せッピー!」

ユリーカ「行っちゃった」

セレナ「バルキーは本当にいいの?」

バルキー「バル!」

シトロン「出来ましたよ!」

ユリーカ「何それ!?」

シトロン「セスナです」

シトロン「これでサトシの元に向かいましょう!」

セレナ「か、科学の力って凄いのね」

シトロン「でしょ?」

セレナ「そ、そうね」

ユリーカ「行こう!行こうよセレナ!」

セレナ「うん。迷ってる暇無いよね」

シトロン「操縦は・・・お願いしますセレナ」

セレナ「私が!?」

シトロン「サイホーンと同じノリです。どうぞ」

ユリーカ「操縦上手いねセレナ!」

セレナ「案外簡単だよ。それに」

ユリーカ「それに?」

セレナ「サトシが教えてくれた肉体鍛錬も影響してるかも」

シトロン「身体鍛えるよりドーピングのが楽ですけどね」

ユリーカ「どーぴんぐって?」

シトロン「何れユリーカにも教えますよ何れね・・・」

ユリーカ「?」

シトロン「フフフ」

セレナ「サトシ。驚くかな」

シトロン「さあ、どうでしょうね」

シトロン「驚くんじゃないでしょうか。色々と」

サトシ「やれ!ジュカイン!」

タクト「グラードン、だいもんじだ」

サトシ「チッ、ふざけやがって」

タクト「無駄だよ。サトシ君」

タクト「君がいや・・・君たちトレーナーが幾ら足掻こうが私には勝てない」

タクト「伝説のポケモン以外は下の下、クズなのだよ」

サトシ「・・・戻れジュカイン。行けゴウカザル」

タクト「無駄無駄。愚かな男だ、そんなんじゃ甘いよ」

サトシ「よりにもよって一回戦の相手がタクト・・・だが」

サトシ「今度こそ勝ってやる。この俺が」

タクト「グラードン。格の差を見せてやれ」

シトロン「ハァハァ・・・もう始まってますよ」

ユリーカ「サトシは!」

セレナ「まだ試合をしてないか。それとももう終わってるか・・・」

シトロン「ああ~もうダメです。先に行っててください」

ユリーカ「もう!だらし無いよお兄ちゃん!」

ムサシ「ちょっと!しっかりしなさいよ!」

コジロウ「お前はもっと頑張れる子じゃないか!」

ニャース「ファイトニャ!ゴウカザル!!」

セレナ「ロケット団・・・?」

コジロウ「あ、ジャリガール」

ムサシ「あんたも応援しなさいよ!ほら!」

セレナ「応援って?あれはサトシ!?」

ニャース「そうニャ。ジャリボーイの試合なのニャ」

セレナ「大きいサンド・・・しかも色違い」

ムサシ「バカね。あれはサンドじゃないわよ」

コジロウ「あれはグラードンって言って伝説のポケモンなんだ」

ニャース「ニャー達もあれには酷い目に遭わされた事があるニャ・・・」

セレナ「サトシ!」

サトシ「避けろゴウカザル!」

タクト「無駄だ!グラードン、殴り飛ばせ!!」

セレナ「ああ・・・」

サトシ「残りはゲッコウガ、ワルビアル、へラクロス、ピカチュウ・・・」

サトシ「俺はまた負けるのか・・・嫌だ・・・」

タクト「さあ出したまえサトシ君」

サトシ「俺は・・・」

タクト「ん?」

サトシ「嫌だ!俺は負けたくないいいいいいいいいいい!!!!!」

サトシ「へラクロス!ワルビアル!ゲッコウガ!そしてピカチュウ!!」

サトシ「さらにジュカイン!ゴウカザル!最後の力を振り絞れ!!!」

審判「サトシ選手!失格!」

サトシ「黙れ!」

審判「・・・」

タクト「愚かな・・・地に落ちたな」

サトシ「どんな形でもいい俺は勝ちたい・・・貴様を倒して!!」

タクト「たった6体?グラードンに勝てると思ってるのか。バカな男よ」

サトシ「バカな男?それは貴様の方だ」

サトシ「俺はタクト!貴様に直接攻撃を与えてやる!!」

タクト「何だと!?」

サトシ「トレーナーを失ったポケモンなど何の意味も持たん!」

サトシ「これが勝利のための俺の足掻きだ!!」

タクト「グラードン!私を」

サトシ「遅い!消し飛べタクト!!!」

ムサシ・コジロウ・ニャース「やな感じー!!!」

ソーナンス「ソーナンス!」

シトロン「セレナ!大丈夫ですか!?」

セレナ「あ、うん。ロケット団が盾になってくれて」

ユリーカ「あ、あれって」

セレナ「サトシ・・・」

サトシ「お前達か。来たのか」

セレナ「ど、どうしてこんな事を・・・あの人」

サトシ「死んだ」

セレナ「嘘だよね!?サトシがサトシがそんな」

サトシ「近寄るな。お前も消し飛ぶぞ」

セレナ「どうしてこんな事を!?」

サトシ「鬼にならなきゃ見えない地平がある。女のお前には解らんだろうな」

セレナ「ポケモンマスターになるって!そう言ってたのに!」

セレナ「これじゃ」

サトシ「ポケモンマスター?お前ポケモンマスターの意味解ってるのか?」

セレナ「それは・・・」

サトシ「ポケモンマスターは人間がなる代物じゃない。ポケモンマスターとは」

サトシ「全てのポケモンの頂点に立つ王。それがポケモンマスターだ」

セレナ「サトシ・・・」

サトシ「そのために俺は邪魔な人間を駆逐してやる。ポケモンを手足に使う人間を」

サトシ「この俺自らの手で!」

セレナ「サトシ!」

サトシ「ありがたく思え、絶滅タイムだ!」

セレナ「止めなきゃ」

サトシ「失せろ」

セレナ「嫌!絶対に嫌!」

セレナ「私がサトシを止める!」

サトシ「ジュカイン。リーフブレードだ」

ジュカイン「・・・」チャキッ

セレナ「くさタイプには・・・テールナー出てきて!」

テールナー「テー!」

サトシ「フォッコが進化したのか・・・俺を止めるなら全てをぶつけろ」

サトシ「お前の手持ち全てでジュカインを倒してみろ。さあ」

セレナ「私はポケモントレーナー。一人のポケモン相手に複数でかかる事はしない!」

サトシ「甘いな。何も変わらない甘すぎる」

セレナ「テールナー!ほのおのうず!!」

サトシ「・・・」

セレナ「ジュカインが消えた・・・」

サトシ「後ろだ」

テールナー「テー・・・!」

セレナ「テールナー!」

サトシ「まだ1体でかかってくるか?」

セレナ「戻ってテールナー。お疲れ様、ゆっくり、休んでね」

セレナ「次は」

ゼニガメ「ゼニ・・・」

スバメ「スバ・・・」

アブソル「・・・」

バルキー「バル・・・」

サトシ「終わりだな。戻れジュカイン」

セレナ「みんな・・・ごめん・・・」

シトロン「まだですよ!まだ終わってません!」

ユリーカ「そうだよサトシ!」

シトロン「ホルビー!ハリマロン!ズバット!」

ユリーカ「デデンネ!」

シトロン「(と意気込んだものの。勝てるわけ無いですよね・・・)」

デデンネ「デンネェ・・・」

ピカチュウ「ピカァッ・・・」

シトロン「ここはセレナ達を連れて逃げるのが一番です!」

シトロン「そりゃ煙幕です!」モクモク

サトシ「・・・」

シトロン「逃げますよ!ホルビーとハリマロンはセレナとテールナーを」

シトロン「僕達はゼニガメを連れて逃げますよユリーカ!」

ユリーカ「でもサトシが!」

シトロン「今は生きる事が先決ですよ!さあ!」

ピカチュウ「ピカ!」

サトシ「ほっとけピカチュウ。無様な奴ら」

セレナ「・・・」

シトロン「ご飯できましたよ」

セレナ「いらない。ごめんねシトロン」

シトロン「いえ、気にしないでください」

セレナ「ごめんねユリーカ・・・ごめんねみんな・・・ごめんね・・・」

ユリーカ「セレナ・・・」

シトロン「セレナ、見てください。ご飯の匂いに釣られてカビゴンが!」

ユリーカ「ホントだ!見てセレナ!」

セレナ「・・・」

ユリーカ「・・・」

シトロン「・・・」

カビゴン「カビ」

シトロン「あ、遠慮しなくてもいいですよ食べても」

ユリーカ「セレナが食べないならあたしも食べない」

セレナ「いいよユリーカ。食べても」

シトロン「僕は食べますよ!力を蓄えなきゃいけません!」

カビゴン「カビ・・・カビ・・・!」ガツガツ

シトロン「ちょっと!遠慮してくださいよ!」

カビゴン「カビ」

シトロン「いや遠慮しなくてもいいと言いましたけど」

カビゴン「カビ!」

シトロン「仕方がありませんね・・・」

セレナ「サトシ・・・あんな怖い目をするなんて。私どうしたら」

カビゴン「カビ・・・」ガサガサ

バルキー「バル!バルバル!!(おい!何やってるんだ!)」

スバメ「スバ!(勝手にセレナの荷物を漁らないでください)」

カビゴン「カビ」クチャクチャ

ゼニガメ「ゼニィ・・・(ああ・・・僕らのマカロンが)」

ゼニガメ「ゼニ!(何なんだ君はいきなり!)」

カビゴン「カビ(そう怒るな。お前達も食え)」

バルキー「バル!(ふざけるな!落ち込んでる時に何て野郎だ!!)」

カビゴン「カビ(食べなきゃやっていけない、力も付かない。そうだろ?)」

カビゴン「カビ(だから食え。そして強くなれ)」

スバメ「スバ(確かにお前のいや・・・貴方の言い分も一理ある)」

スバメ「スバ(ですがセレナは食べたくないって)」

テールナー「テー!(セレナ食べましょう。このカビゴンの言う通り)」

セレナ「え?」

テールナー「テー!(さあ。サトシを止められるのは我々やシトロン、ユリーカそして)」

テールナー「テー!(サトシのかつての仲間達。ゆっくり休む時なのよ)」

セレナ「うん・・・」

シトロン「セレナ」

セレナ「いただきます」

セレナ「ご馳走様」

ユリーカ「どうするのこれから?」

シトロン「止める・・・いや逃げましょう。このまま」

ユリーカ「逃げる?」

シトロン「見たでしょあのサトシの目。鬼畜ですよ」

シトロン「狂気ですよ。会場メチャクチャにして」

セレナ「テールナー、ゼニガメ、スバメ、アブソル、バルキー行こ」

シトロン「行くって」

セレナ「特訓。サトシを取り戻すため」

シトロン「正気ですか!?考えてみてくださいよ」

シトロン「そりゃ僕だって最初はそう思ってましたよ。でも」

シトロン「思い返せば思い返すほどサトシが怖いのですよ僕は!」

セレナ「ならシトロンは無理しなくていいよ。ユリーカも居るし」

シトロン「・・・そうさせて貰います。僕は」

ユリーカ「お兄ちゃん・・・」

シトロン「行きましょうユリーカ」

セレナ「・・・」

カビゴン「カビ」

セレナ「どうしたの?」

カビゴン「カビカビ!」

セレナ「力を貸してくれるの?」

カビゴン「カビ」

セレナ「ありがとう。でも凄く強いよサトシは」

カビゴン「カビ(一宿一飯の恩。共に戦うよ)」

カビゴン「カビ(戦わねば我々ポケモン達は奴に飲み込まれる)」

セレナ「じゃあモンスターボール。本当にいいのね?」

カビゴン「カビ」

セレナ「この子で6人目か」

セレナ「そういえばサトシもゼニガメ、スバメ、カビゴンをゲットしたとか言ってたっけ」

セレナ「まだまだ未熟だけど。ううん、悩んでる時間はない」

テールナー「テー」

セレナ「特訓開始だよ皆!」

サトシ「・・・誰だ」

タケシ「俺だよサトシ」

サトシ「タケシか。久しぶりだな、何の用だ」

タケシ「ニュースで見たよ。お前とんでもない事をやらかしたな」

サトシ「俺はポケモンマスターになる。その本質は何も変わらない」

タケシ「お前はもう人間じゃねぇ。そしてポケモントレーナーの資格も無い」

サトシ「資格がない?言いたきゃ勝手に言えばいい」

サトシ「勝つためなら無様にもなろう!汚くもなろう!人から何と言われようが構わん!」

タケシ「それがお前の答えだな」

サトシ「ああ、全てのポケモンの頂点に君臨し俺はポケモンマスターになる」

サトシ「どんな代償を払ってでも俺は勝つ」

タケシ「・・・」

サトシ「来いよタケシ。俺と戦いたいのだろ」

タケシ「サトシ!俺はお前を必ず心の闇から引き摺り出してやる!」

タケシ「お前の友として!!」

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このSSまとめへのコメント

1 :  ポケモンずき   2014年04月14日 (月) 21:57:41   ID: eu-bi_4t

こ・・・サ・・・めちゃ・・・
ウザいイイイイイィィィーーーーー
死んで欲しいイイイイイィィィーーー
ちょっと言い過ぎたかな〜(≧∇≦)

2 :  SS好きの774さん   2014年07月24日 (木) 16:22:46   ID: rOjQjUy-

↑ 日本語でおk
未完なのが惜しいが
所々ネタ混じってて吹いたw

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