勇者「うおおぉー!!>>30までに世界を平和にしてやるー!!」(6)

魔王「フハハハハ!!その程度のレベルで我に勝てると---何ィ!?」

勇者「こなくそー、喰らえ魔王ッ!!檜の棒五連突きィィ!!」ズガガガガガ!!!!!

魔王「グオォォォ!?ま、まさか…災いの芽を早めに摘もうとこちらから出向いてみれば、まさか、勇者がこれ程の者だったとはァァァァ……」ガクッ



勇者「ハァ、ハァ……魔王、手強い奴だった」

王様「出かしたぞ勇者よ!まさか召集を掛けたその日に魔王を倒してしまうとは!」

勇者「いえ、こんなの偶然ですよ王様。魔王が俺をただのレベル1の勇者だからと録な準備も無しにやって来たから……しっかりと準備されていたらと思うとゾッとします」

王様「うむ。精霊の力とは斯くも偉大なモノなのだな…」

勇者「とにかく、こんな結果になってしまいましたが、如何いたしましょう?」

王様「うむぅ、魔王は倒せてしまったが各地で勢力を広げる魔族達はこれを機に独立するやも知れぬ。魔王直属の配下や四天王も健在故、勇者にはこれらの討伐に当たってもらいたい」

勇者「ハ!畏まりました」





???「おやおや、何処へ行こうと言うのかな勇者君?」

王様「むむ?!」

勇者「な、何奴!!」

風の四天王「我が名は風の四天王!!魔王軍の中で最速のスピードを持つ男だ!!」

勇者「風の四天王だって!?」

王様「い、いかん!もう四天王が動き出したというのか?!」

風の四天王「チチチ、勘違いして欲しく無いねぇ。我は常に最速でこの世界を駆け抜け暗躍しているのさ。お前達がその事に気付かない程の速さでな」

勇者「な、なんて奴だ…」

王様「それでは今まで不可解な程に都合よく魔王軍が侵攻出来ていたのも……」

風の四天王「そう!俺のおかげさ」

勇者「つまりお前を倒せば魔王軍の足並みは乱れるって事か!!やってやるぜ!!」ダッ

王様「ま、待つのだ勇者よ!今のお前ではまだ--」

勇者「うおおぉー!檜の棒五連突きィ!!」ズガガガガガ!!!!!

風の四天王「ハハハハハ!!そんなものが貴様の技か?!あまりのスローさに欠伸が出るぜ!!」バババババ

勇者「な、なんだと!?」

風の四天王「ククク、この程度で勇者を名乗るなど片腹痛いわ!そらっ!」ドゴォ!

勇者「ぐ、あ」

王様「勇者ー!」

風の四天王「遅い遅い。欠伸が欠伸で殺せるほどスローリィだ!」

勇者「く、そ…」フラフラ

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