女モンク「力が・・・強すぎるっ」(95)

ここはある大陸にある末端のド田舎
田んぼと海と山しかない
海には魔物が住み着き、漁に出ることは叶わず
山にも強大な魔物が住み着き、山菜すら取れない
あるのはたんぼと畑
一応集落は存在するが、藁の家が五つという村というにはみすぼらしい場所
その集落で女モンクは産まれ育った

女モンクは、平凡な父と平凡な母親から産まれた女の子だ
だが、神様のいたずらか
平々凡々になるはずだった女モンクは、力が恐ろしいほど強かった

ステータス
LV3 ジョブ:モンク
STR:1958115
VIT:8
AGI:10
DEX:9
INT:1
LUK:100

装備
武器:石のナックル 攻撃力:3
防具:藁の服 防御力:1
アクセサリー:藁の指輪 運+1

女モンクはある日、藁人形相手に修行をしようとしていた
もちろん集落の皆には内緒でだ
幼少期に、隣に住んでいた幼馴染みの男の子と遊んでいたとき
男の子が女モンク(幼女)にイタズラをしかけ
女モンク(幼女)がそれに怒って平手打ちを男の子にかましたら
男の子はキリモミ回転しながら、どこか遠くへ飛んでいった
ちなみに未だに発見されていない模様

過去にそんなことがあったために、隠れて修行するしかなかったのだ

女モンク「さて、ここまで離れてたらさすがに大丈夫だよね」

女モンク「前に海で修行しようとしたら、海が二つに割れて、海にいた魔物が一匹残らず消えて」

女モンク「次は山に向かって拳を振り抜いたら、山におっきな穴が・・・」

女モンク「集落の長からは、お前は修行してはならん!って言われちゃったんだよね」

女モンク「でも、修行したいよね!私モンクだし、いつかは魔王ぶっ飛ばしたいし!」

“魔王城”

魔王「ヘックシッ!うぃ~。風邪でもひいたか?」

魔王ステータス
LV90 ジョブ:魔王
STR:58911
VIT:62851
AGI:42845
DEX:51919
INT:92111
LUK:99800

武器:魔剣血桜 攻撃力:99889 効果:希に即死攻撃を付与
防具:魔神鎧ファルレイ 防御力:99112 効果:魔法吸収、物理半減
アクセサリー:魔王のマント 防御力:0 効果:無敵(一部攻撃を除く)
魔王母の指輪 防御力:1 効果:母のぬくもり(常時回復)
魔王父の指輪 防御力:1 効果:父の怒り(攻撃力が10倍になる代わりに防御力が1/100になる)

魔王「おい近衛兵!誰かいるか?」

近衛兵「はっ、ここに」

魔王「ティッシュとマスク持ってきて。風邪ひいたくさい」

近衛兵「?!ま、魔王様でも風邪ひくんですか?!」

魔王「うむ。魔王といっても俺も人の子だからな。風邪だってひくし、熱だって出るぞ」

近衛兵「それは失礼いたしました!今すぐティッシュとマスクをお持ちいたしますっ!」

魔王「うむ。頼む・・・ヘ、ヘッックシッ!!うぅ~。」ズズーッ

近衛兵「お待たせいたしたました!鼻セレブと魔王様専用マスクでございます!」

魔王「うむ。」チーン

魔王「うぅ、少し寒気がするな。近衛兵よ、ボムを2~3匹連れてきてくれるか。少し冷える」

近衛兵「は!かしこまりました!」


魔王ステータス
風邪が付与されました

“集落から少し離れた草原”

女モンク「せいやっ!」

藁人形「」ドーンッ

女モンク「あ、木っ端微塵になった・・・。」

女モンク「修行したりないなぁ。シャドーでもやろう!」シュッシュッ


“集落から100km離れた町”

??「ふぁ~。よく寝た」

??「勇者さま、お目覚めですか?」

勇者「はい。おはようございます」

??「おはようございます。朝食が出来ていますので、下までお越しください」

勇者「わかった。ありがとう」

勇者ステータス
LV25 ジョブ:女神の加護を受けし勇者

STR:5812
VIT:6229
AGI:4112
DEX:5995
INT:3212
LUK:1820

装備
王様の剣 攻撃力:1200 効果:雑魚が一撃で倒せる
王様の鎧 防御力:1100 効果:雑魚の攻撃を受けてもHPが1残る
アクセサリー
王様のマント 防御力:10 効果:派手(雑魚が寄ってきやすい)
王様の指輪 防御力:10 効果:王様の娘との婚約の証

書き忘れ

女モンク
HP:82
MP:5

魔王
HP:118963
MP:109622

勇者
HP:8622
MP:6219

捕捉

この世界にはレベルとステータス値の上限は存在しない
通常であればLV99でステータス値999などが一般的ですが
その値も上限はなし
高めればどこまでもあがり続けます

魔王も現在値は上に記載した通りですが
戦に出ればレベルは上がり続けます

ただし、装備値は上限が存在し、耐久値も存在します
この世界では装備の耐久値が0になると修理出来ないため
使い捨てになります
勿論勇者や魔王専用装備も例外はありません

むちゃくちゃな設定ですが生暖かく見守ってください(笑)

勇者「これは美味しそうだな。いただきま・・・」

ドッカーンバリバリバリィ

勇者「?!何事だ!まさか魔王か!!」

??「いえ、風のようですね・・・」

ドッカーンバリバリバリィ

勇者「これが風の仕業・・・」

ドッカーンバリバリバリィ

??「・・・」

勇者「・・・」

ドッカーンバリバリバリィ

“町から100km離れた集落の近くの草原”

女モンク「これで、ラストォ!!」ズッバァァン

女モンク「ふうっ!いい汗かいたね。水浴びしに行こうかなっ♪」テクテク

“集落から100km離れた町”

勇者「あ、朝ごはん食べよう・・・」

ドッカーンバリバリバリィ

ドッカーンバリバリバリィ

勇者「あ、これ僕が好きなたこさんうぃ・・・」

ドゴォッ!!!

勇者「・・・」

勇者「町が・・・なくなった・・・」

??「こんな強い風がふくなんて・・・」

勇者「いやいやいやいや。おかしいだろ?!風で町が崩壊って!!」

??「そうなんですか?」

勇者「そうだよ!竜巻ならわかるけど、突風でしかもなんかよくわかんない風で町が崩壊っておかしいでしょ!」

??「そうなんですね」

勇者「原因は風じゃないっ!原因は別にあるはずだ!風が来た方向は確か南東だったな。ちょっと探りに行ってくる」

??「おきをつけてぇ」ヒラヒラ

次回:勇者、空を飛ぶ


お楽しみに

“町から100km離れた集落の近くの森"

女モンク「汗かいたし水浴びしよーっと。」ヌギヌギ

女モンク「ふぁー。冷たくて気持ちいいなぁ」バシャバシャ


“集落から50km離れた草原”

勇者「馬で来なくて正解だったな。馬だと何日かかったことか」

大怪鳥「クエェー!」バサッバサッ

勇者「休憩はもうちょっと我慢してくれ。あと半分ぐらいだと思うから」

大怪鳥「グエッ」バサッバサッ

勇者「無事についたら、好きなだけ魔物食べていいから、もうちょっと我慢してくれ」

大怪鳥「クエェー!」

勇者「よし、いい子だ。さて地図によるともう少し行けば集落だが・・・」

数刻後...

勇者「やっとついた。ここが集落だな。それにしても俺の故郷よりちっさな集落だな」

集落の長「おやおや。こんな小さな集落に客人ですかな。ご覧の通り何もない集落ですがゆっくりしていってくだ・・・」

大怪鳥「グエッ?」

集落の長「・・・フッ・・・」ドサッ

勇者「集落の長?!こら大怪鳥、脅かしたらダメだろ!」

大怪鳥「クェェゥゥ」ショボン

勇者「しばらく山の方に行っててくれ」

大怪鳥「クエェー」ドスドスドスバサァ

勇者「さて、まずは長を休める場所に・・・」

“集落から少し離れた森にある泉”

女モンク「ふぅ。早く集落から出て旅に出たいなぁ」

女モンク「そして勇者の仲間に入れてもらって魔王をやっつけるんだ!」ビシィッ

大怪鳥「ぐえっ?!グエエェェェェェ?!!!」バビューン

女モンク「ん?魔物かな?なんだったんだろ?ま、いっか」

“集落”

勇者「ホントにすみません」

長の妻「いえいえ、お気になさらず」

勇者「そうですか。ありがとうございます」

勇者「ところでお聞きしたいことがあるのですが」

長の妻「はいはい、なんでしょう?答えられることでしたらなんでもお答えしますが」

勇者「ありがとうございます。実はここから遠く離れた町が、風で崩壊したんですよ」

長の妻「あらあらまあまあ。それは大変ですね」

勇者「(大変そうに聞こえないんだが)で、その風がどこから来たのか調べると、この集落近辺からということがわかりまして」

長の妻「ほうほう。」

勇者「それでこの辺りに凄まじい風を巻き起こす魔物がいないかと思いまして」

長の妻「魔物ですか。魔物は五年前にある事件がきっかけで殲滅されたんですよ。なのでいないと思いますが」

勇者「五年前の事件とはなんですか?」

長の妻「あぁ、それはですね・・・っ?!」ビクッ

???「グエエェェェェェ!!!!」バビューン

勇者「?!今のは大怪鳥の声?!」

勇者「大怪鳥!!あれ?いない・・・。確か森に行ったはず。森に行けば何かわかるかな。」

勇者「すみません、ちょっと森の方に行ってきます。話の続きは戻ってからお願いできますか?」

長の妻「いつでもどうぞ。お気をつけて」ヒラヒラ

“森の泉”

女モンク「うーん。さっきの声気になるなぁ。ちょっと見に行こうかな」

女モンク「汗も流せたし、泉から出て服着て、さっきの声の魔物?を調べよう」ザバァ フキフキ

女モンク「フンフンフーン♪」

ガサガサッ

女モンク「?!」

??「ここら辺に泉があるはず・・・?!」ガサガサ

女モンク「あ」

??「あっ・・・」ジィー

女モンク「乙女の裸を見るなんてっ!!この変態野郎!!」ダダダッ

??「いやあのちょっ!誤解だよ!待って待って!!」

女モンク「問答っ!!無用っ!!!!」ズッドォォォンッ!!!!

??「がはっ」バビューン

勇者は大ダメージを受けた
HPが1になった
勇者ステータス
気絶が付与されました

女モンク「さいってぇ!!あーゆー男はだいっきらいっ!死んじゃえばいいのにっ!!フンッ」

女モンクはレベルがあがった

LV3→LV30
STR:1958115→5591219
VIT:8   →53
AGI:10   →49
DEX:9   →50
INT:1   →1
LUK:100  →1000

“魔王城”

魔王「げほっげほっ。うぅ、風邪が辛い。熱冷まシート貼ってて、風邪薬も飲んだのに辛い」

魔王「げほっげほっ。あ、そうだ。解呪の術!」キラキラキラキラ

魔王「うむ。風邪が治った。最初からこうしておけばよかったな。」

魔王「さて、風邪も治ったし、少し修行でもするかっ・・・」

ドゴォォン

魔王「?!」

近衛兵「な、なにごとですか!!ってうわぁ!!大怪鳥?!な、なんでこんなところに・・・」

魔王「大怪鳥・・・焼いたら旨そうだな」

近衛兵「あ、それいいかもしれませんねっ?!?!」

ドゴォォン!!

魔王「次から次になんなんだ!ん・・・?こいつは勇者か?」

勇者「うっうーん・・・」

魔王「おーい勇者ぁ。起きろー」ツンツン

勇者「んんっ。ここは一体・・・」

魔王「勇者よ、目覚めたか。ここは」

近衛兵「魔王城で、魔王様の玉座のある部屋です」

魔王「おいっ!人の台詞を奪うな!!」

近衛兵「あ、申し訳ありません」

勇者「魔王城?!じゃあ貴様が魔王か!!」

魔王「い」

近衛兵「いかにも!この方こそ全大陸を支配せんとする魔王様だ!」

魔王「おい、クソザコ。人の台詞を取るなと何度言えばわかるんだ?」

クソザコ兵「す、すみません!!」ドゲザ

勇者「帰っていいか?」

魔王「まてまて。ん?そういえば勇者、お前なんで空から降ってきたんだ?」

勇者「ビクゥッ。お、思い出させないでくれ。」ガクブル

魔王「勇者、何があったかは知らんが、一度出直すか?貴様のレベルでは俺は倒せんぞ?」

勇者「だろうな。一度帰るわ」

魔王「うむ。この鳥も貴様のか。食っていいか?」ジュルリ

勇者「駄目だ。帰る手段がなくなる」

魔王「ドラゴンと交換ならどうだ?」

勇者「ドラゴン?!」

魔王「そう、ドラゴン。大怪鳥より飛ぶのは早いぞ。火も噴くから戦いにも役立つぞ?」

勇者「いや、やめておくよ。大怪鳥は子供の頃から一緒に育ってきた親友であり相棒だからな」


魔王「そうか。残念だ」

眠いので一旦ここまで

勇者「次に来るときはお前を倒す!」

魔王「いつでもかかってくるがいい」スッ

勇者「ん?なんだその手は」

魔王「握手だ。必ず我を倒しに来いという誓いを込めた、な」

勇者「まぁ握手ぐらいいいだろう」スッ

ギュッ

勇者「ぐはっ」

魔王「勇者?!勇者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

勇者は魔王と握手をして死亡した

勇者ステータス
HP1→HP0

魔王「おいだれかっ!誰かいないかっ!!」

側近「あ?うるせぇなぁ。なんだよ魔王」

魔王「側近かっ!勇者が死んでしまったのだ!なんとか蘇生出来ないか?!」

側近「えー。勇者死んだんならいいじゃん。魔王倒せるやつ他にいないし。ほっとけば?」

魔王「勇者と戦わずしてなんのための魔王かっ!はやく蘇生を!」

側近「うぇー。めんどくせぇー。仕方ねぇなぁ。蘇生官呼んでくるから待ってろ。ふぁあ、あーめんどくせぇ」

魔王「急ぐのだ!」

側近「あぁ、へいへい。」

側近ステータス
LV120
HP98000 MP50000
STR:100000
VIT:100000
AGI:100000
DEX:100000
INT:2000000
LUK:120

装備
武器:魔鎌デスサイス 攻撃力:10 効果:魔族を即死させる
防具:魔獄鎧イフリート 防御力:10 効果:攻撃をくらうと反射、攻撃力×10倍にした焔球を攻撃してきた対象に当てる(回避・防御不可)
アクセサリー:無し

“生と死の狭間”

勇者「こ、ここは一体・・・」

女神「ここは生と死の狭間です、勇者」

勇者「め、女神様・・・。申し訳ありません。不甲斐なく握手で死んでしまうとは・・・」

女神「まったく。握手する前に何故回復しなかったのですか?」

勇者「め、めんぼくない」

女神「しかも、いたいけな少女の全裸をジロジロ見るなんて。貴方がそんな人とは思いませんでした」

勇者「い、いやいや!待ってください!あれは不可抗力ですよ!それに男だったら見ちゃいますよ!」

女神「はぁ。ゲスですね。」

勇者「酷い・・・」

女神「まぁ、今回だけは許してあげます。それよりも、生き返りますか?」

勇者「勿論ですよ」

女神「ただこの世界の仕組みがめんどくさいんですよ」

勇者「この世界の仕組み?」

女神「一度死んで蘇生すると、ステータスが初期化されてしまうのです」

勇者「はぁぁぁぁぁ?!?!」

女神「あ、我々女神が蘇生するとそうなるだけで、この世界の人間に蘇生されたらそのままです」

勇者「ほっ・・・」

勇者「あ、魔族に蘇生されたらどうなるんですか?」

女神「魔族に蘇生されると、魔族になります」

勇者「えぇぇぇぇぇぇぇ?!」

女神「冗談ですよ。魔族に蘇生されると、魔力がはねあがりますよ。魔族の魔力が勇者の体に入るので」

勇者「それって、人体に影響ないんですか?」

女神「ありませんよ。どうします?私が蘇生しましょうか?」

勇者「魔族が蘇生してくれるのを待ちますよ」

女神「残念ですね。女神の力をかなり色濃く受け継げたのに」

勇者「それって何か影響あるんですか?」

女神「女神の力を注ぐと半女神になりますよ」

勇者「半女神?」

女神「女神の加護はあくまで加護ですが、女神の力を注がれ半女神になれば、一部女神の力を使えるようになりますよ」

勇者「一部?どんな力ですか?」

女神「これ以上は言えませんよ。」

勇者「ぐぬぬ。」

女神「魔族の準備が整ったようです」

勇者「準備??」

“魔王城”

側近「あーめんどくせっ。おい魔王、蘇生官つれてきたぞ。」

魔王「やっとか!勇者よ、今蘇生させるからな!」

勇者「・・・」

魔王「蘇生官、やってくれ」

蘇生官「私なんでこんなとこに」ブツブツ

側近「さっさとしやがれ人間!眠いんだよ!魔王に叩き起こされて機嫌悪いんだからさっさとしやがれ!」

蘇生官「ひ、ひぃっ。わ、わかりました!勇者様、今一度その希望の光を!!レイズ!!」キラキラキラキラ

パアァァァァァァ

勇者「ん・・・。こ、こは・・・」ムクッ

魔王「勇者よ、生き返ったか!!」

勇者「魔王・・・。俺を蘇生したのか」

魔王「お前が死んだら誰が我を倒すのだ。本当に生き返ってよかった」グスッ

側近「勇者生き返ったか。なら俺は寝るぞ。おら蘇生官、てめぇもはやく持ち場に戻りやがれ!」ゲシッ

蘇生官「痛っ!わ、わかりました。勇者様、はやくこの世界に平和を」イノリ

側近「さっさといけっていってんだろクソがっ!」ゲシッゲシッ

蘇生官「痛い痛い!わかりました・・・」トボトボ

勇者「あの子が蘇生してくれたのか。キミ、ありがとう!」

蘇生官「・・・」ニコッ

側近「・・・」イラッ

蘇生官「ヒイッ」ソソクサ

側近「チッ。勇者、てめぇもさっさと帰りやがれ!」バタンッ

勇者「こわっ」アセアセ

魔王「側近のことは気にするな。HPは大丈夫か?この薬を飲むがいい」

勇者「これは?」

魔王「これはエリクシールという名の薬だ。」

勇者「エリクシール?」

魔王「昔この世界に名を轟かせた薬師の作った薬だ。今は製法もわからなくてあるのはごくわずかな貴重な薬でな」

魔王「効果は、全状態異常、全状態変化、HPMP全回復に加えて、全ステータス+10アップという優れた回復薬だ」

勇者「そんな貴重な薬を俺にくれるのか!すまないっ。なんだかお前とは仲良くなれそうだ。」

魔王「馬鹿者!勇者と魔王が仲良くなってどうする!勇者は世界の希望、魔王は世界の絶望!仲良くなんてならんぞ!」

勇者「お、おう。まぁ、この薬はありがたくいただくよ」ゴクゴク

パアァァァァァァ

勇者はHPMPがMAXになった
勇者はレベルがあがった


LV25    →35

HP:8622   →15899
MP:6219   →14001
STR:5812  →18001

VIT:6229  →20205
AGI:4112  →15201
DEX:5995  →17966
INT:3212  →9812
LUK:1820  →5222

勇者「こ、これはすごい!」

魔王「だろう?さて勇者よ。全快したことだし今度こそお別れだ。次に会うときは命のやり取りをするときだ!」

勇者「おう!次来たときは必ずお前を倒して見せる!」

魔王「フッ、その言葉忘れるなよ?」

勇者「では、さらばだ!いくぞ、大怪鳥!」

大怪鳥「クエェェ!」バサッバサッ

・・・・・・

魔王「行ったか。いやぁ参ったな。まさか勇者が女でしかもブロンド美人だったとは」

魔王「危うく惚れるとこだった・・・」アセアセ

魔王「さて、我も寝よう。いろいろありすぎてさすがに疲れた」テクテク

キィィィィバタァン

“魔王城から少し離れた空の上”

勇者「魔王優しかったな。しかもすっごいイケメンだった。殺さずに結婚したいなぁ。な、大怪鳥。お前もそう思うよな?」

大怪鳥「やめておけ。魔王も言っていただろう?所詮は勇者と魔王。相容れぬ存在だと」

勇者「え、お前喋れたの?!」

大怪鳥「え、そういえば儂喋ってるな」バサッバサッ

勇者・大怪鳥「えぇぇぇぇぇぇぇ?!」バサッバサッ

勇者「なんで喋れてんの?!」

大怪鳥「儂にもわからん!」バサッバサッ

勇者「お前に何が起こったんだ・・・」

大怪鳥「わからんが、考えてどうにかなるものでもあるまいて。とにかく今は城下町まで戻らねばな」

勇者「いや、そうなんだけど・・・。なんで喋れるんだ・・・」

大怪鳥「クエェェ!」バサッバサッ

勇者「戻った?!疲れてるのか、私は・・・。少し寝よう・・・」

大怪鳥「クエェェ!(しばらく喋るのやめよう)」バサッバサッ

次回:新たな仲間との出会い。そして再び・・・


お楽しみに

女モンク「私の出番はまだかっ!!」

“王都付近”

大怪鳥「クエェェ!」バサッバサッ

ズズゥン

勇者「んんーっ、ふぅ。やっとついた。大怪鳥もお疲れ様」

大怪鳥「クエッ!」

勇者「わた・・・じゃなくて、俺は酒場に行って、魔王を倒す旅に一緒に来てくれる人を探してくるよ。大怪鳥はここで大人しくしてて」

大怪鳥「クエ!」バザバサ

勇者「いい子だ。じゃ、いってくるよ。」

門番「これは勇者様、おかえりなさいませ。」

勇者「うん、ただいま。ちょっと酒場まで案内してくれるかな?」

門番「畏まりました。こちらです」テクテク

門番「こちらが酒場です」

勇者「ありがとう。」

門番「いえ、では」

勇者「門番って大変そうだなぁ。まぁそんなことより」カランコロン

マスター「お、勇者様かい。こんな寂れた酒場に何か用かい?」

勇者「魔王討伐の旅に連れていける仲間がほしくてね。紹介してくれないか?」

マスター「いいぜ。一人1000ゴルトで紹介してやるぜ」

勇者「まぁ、それぐらいなら。ほら、5000ゴルトだ。五人ほど頼む」

マスター「まいど。ちょっとまってな」

勇者「どんなのがくるのか楽しみだな」

数分後...

マスター「待たせたな。選りすぐりの五人だぜ」

武闘家「オス!よろしくな!」

シスター「まだ回復しか出来ませんがよろしくお願いします」

騎士「王に仕える筆頭騎士です。よろしくお願いいたします」

魔導師「禁断魔法と古代魔法が得意だよ。よろしくね!」

勇者「うん、皆強そうだ!シスターは回復で必須だし、魔導師の魔法使える仲間もいい!」

勇者「騎士は防御力が高そうで、皆の盾になりそうだし、武闘家は攻撃力はピカイチか。あれ?五人目は?」

マスター「おっとすまねぇな。おいお嬢ちゃん、早く来い!勇者様がお待ちかねだぞ!」

??「うっさいわねぇ。今行くわよ!」

勇者「え・・・、い、今の声ってまさか・・・」ガクブル

シスター「勇者様、どうされました?ご機嫌が優れないようですが」

勇者「いや、な、なんでもないよ、なんでも・・・。ハハッ」ガクブル

女モンク「勇者様お待たせ!よろしくねっ!」

勇者「・・・あぁーっ!!やっぱりあのときの!!」

マスター「ん?なんだ?お嬢ちゃんと知り合いだったのか?」

勇者「知り合いも何も・・・」

女モンク「あ、ああああああ!!!なんにもないから!!!なんにもないの!!!ね?勇者様?」ギロッ

勇者「は、はひっ!なんでもありませんっ!!」ガクブル

マスター「まぁ、それならいいけどよ。勇者様よ、全員仲間にするか?」

勇者「いや、えーっとそのぉ」ガクブル

女モンク「もちろん私は連れていくよねぇ?ねぇー?」ギロッ

勇者「ぶ、武闘家以外仲間にします・・・」ガクブル

マスター「あいよ!騎士、シスター、魔導師、女モンク!しっかりやるんだぜ!」

騎士「任せてくれ」

魔導師「私がいるんだしよゆーよゆー!」

シスター「勇者様は必ず守って見せます」チラッ

女モンク「あったりまえじゃん!」ギロッ

勇者「あ、あは、あははは・・・・・・はぁ・・・」

武闘家「お前ら頑張れよ!」

カランコロン
“酒場の外”

勇者「なにはともあれこれからよろしくな!」

シスター「は、はいっ!」

騎士「うむ」

魔導師「ほーい」

女モンク「はーい」

勇者「今日はもう夕方だし、明日を準備期間に充てて明後日出発しよう。」

四人「了解!」

勇者「それと女モンクはちょっとこっちにきてくれ」

女モンク「なにかなぁ?」

勇者「あ、皆は先に宿屋に向かっててくれ」

三人「はい」

・・・・・・
“町の外れ・スラム”

勇者「女モンク、あのときはほんとごめん!」

女モンク「私こそごめんなさいっ!まさか勇者とは思わなくて、てっきり変質者だと。ほんとにごめんなさいっ!」

勇者「え・・・。いやでも裸見たのは事実だしさ」

女モンク「え?勇者って女でしょ?同性に見られたからって別にさ。まぁ少しは恥ずかしさはあるけど」

勇者「え?俺男だよ?」

女モンク「いやいや、隠さなくていいよ?普通にわかるし」

勇者「いや、男だよ!」

女モンク「じゃあその鎧と兜取りなよ。」

勇者「えっ?!いや、それはさすがに・・・」

女モンク「男だったら取れるじゃん。ほら、とーりーなーよーっ!!」

勇者「や、やめて!いや!!」

女モンク「それっ!!」

ファサァ プルンッ

女モンク「やっぱり。勇者女じゃん!」

勇者「ふえぇ。折角隠してたのにぃ」グスッ

女モンク「やっぱり。なんで隠すのさ?」

勇者「だって歴代の勇者皆男だし、女が勇者なんてなんか頼りなくない?」グスッ

女モンク「そうかなぁ?過去の勇者が男だからってさ、必ず男である必要はないでしょ」

女モンク「別にいいじゃん、女勇者!凛としててカッコいいと思うよ!ブロンドも綺麗だし・・・」ジィー

女勇者「な、なに?」グスッ

女モンク「私のより大きい・・・」

女勇者「えっ・・・?ちょ、ちょっとどこ見てるのよ!」

女モンク「いいじゃん減るもんじゃなし!」キャッキャッ

女勇者「もうっ!」ゴシッ

女モンク「うんうん。これからはさ、兜外しときなよ。その方が可愛いし」

女勇者「かっかわいいって?!もうっ!」テレテレ

女勇者「でも、皆にカミングアウトするの怖いなぁ。王様なんかずっと騙したままだし」

女モンク「仲間はなんとかなるにしても王様の方はどうしようかなぁ。」

女勇者「どうしよう。」

女モンク「皆で考えようよ。皆で考えたら何か考えが思い浮かぶよ!」

女勇者「そうだね!じゃあ宿屋いこうっ!」ニコッ

女モンク「うん!」テクテク

情報

ここまで読んで頂いた皆さんありがとうございます
拙い文章力ですみません(;´д`)

ドラクエの僧侶とか魔法使いを使えたらと思ったんですが
あいにくFFしかやってこなかったため、魔法や技関連がFFのしかわからないので
FFの技・魔法を主体に進みます

世界やキャラクターのジョブなどはドラクエとFFが混在します
モンスターも同様です

この先もグダグダな展開になるかもしれませんが
暖かい目で見守っていただけると嬉しいです

新たに仲間に入った
騎士、魔導師、シスターのステータスは時間ができしだい公開しますので
もうしばらくお待ちください

それでは今日はこの辺で

追記

装備関連は全てオリジナルで書いてます
ネタが切れると時間がかかります

風「今日もイタズラしちゃうぜ」
も、自分の作品ですが
考えてたのと違う方向に進んだので放棄しました

風さんのが初投稿で
あれをなかったことにするならば、今作が初です

ここはこうした方がいいかもなどの指摘は大歓迎ですので
ドシドシお願いします

ステータス
LV:21 ジョブ:騎士(王国近衛兵団筆頭)

STR:4950
VIT:6745
AGI:3659
DEX:4821
INT:1221
LUK:800

装備
武器:近衛兵筆頭騎士専用片手剣 攻撃力:3200 効果:敵視アップ
盾:近衛兵筆頭騎士専用盾 防御力:2200 効果:敵視アップ
防具:近衛兵筆頭騎士専用鎧 防御力:4900 効果:物理攻撃半減
アクセサリー:婚約の証 防御力:1 効果:周りから嫉妬の目が向けられる

騎士HP:9900 MP:2200

ステータス
LV24 ジョブ:魔導師
HP:4900 MP:14999
STR:1560
VIT:2030
AGI:5820
DEX:4650
INT:13990
LUK:2600

装備
武器
導杖レイン 属性:闇 魔法攻撃力:8800 効果:稀に敵を闇に放り込む
防具
薄手のローブ 防御力:200 効果:無し
アクセサリー
魔導師の証 防御力:1 効果:なし
魔族の指輪 防御力:10 効果:魔族と会話が出来るようになる

ステータス
LV19 ジョブ:シスター(見習い)
HP:1900 MP:8260
STR:1000
VIT:3210
AGI:3800
DEX:4200
INT:7880
LUK:12290

装備
武器
見習いの杖 回復力:1500 効果:なし
防具
見習いのローブ 防御力:50 効果:なし
アクセサリー
なし

“少し時間を戻して別れた仲間”

騎士「勇者と女モンクでなんの話をしているのだろうか」

シスター「なにか大切な話だと思いますよ。勇者様の顔が険しかったので」

騎士「ふむ。だがしかし、大切な話であれば我々にも話してくれればいいと思うのだが」

魔導師「そこはほら!ね?察しようよ」ニヤニヤ

シスター「えっ?!ま、まさかそんなっ!」アセアセ

騎士「ん?なんだ??」

魔導師「騎士ってさ、鈍感?」ニヤニヤ

騎士「鈍感?いや、勘は鋭い方だと自負しているが・・・。お主は一体何の話をしているのだ?」

魔導師「鈍感すぎぃ。騎士はそのまま悩んでて」ニヤニヤ

騎士「はて?」

シスター「でもまさかそんな?!」

魔導師「シスターちゃん。気が動転しすぎで、同じ台詞二回言ってるよ?」ニヤニヤ

シスター「ハッ!!な、なななんでもありませんっ!!」アセアセ

魔導師「シスターちゃんわかりやすすぎ」ケラケラ

騎士「???」

魔導師「騎士は早く宿屋行って部屋取ってきて。部屋数は三つね」

騎士「3つ?」

魔導師「あんた脳筋バカなの?二人部屋を2つと一人部屋を一つだよ」

騎士「なるほど。了解した。では私は先に宿屋に行っているからな」ガシャガシャ

魔導師「鈍感脳筋バカの相手は疲れるわ」

シスター「そんな言い方は酷いですよ!仲間なんですから!」

魔導師「はいはい。で、シスターちゃん、勇者様のこと好きなんでしょ?一目惚れってやつ?」ニヤニヤ

シスター「」ボッ

魔導師「アハハハ!シスターちゃん顔真っ赤!わかりやすすぎ」ケラケラ

シスター「ま、魔導師さんっ!!いい加減にしてください!」プンスコ

魔導師「いやぁ、ごめんごめん。あまりにもシスターちゃんが可愛い反応するからさ」ケラケラ

シスター「むぅぅ」

魔導師「その想い、届くといいね(まぁ、私の予想では間違いなく無理だと思うけど・・・)」

シスター「だからそんなんじゃないですっ!」プクゥ

魔導師「わかったわかった。ごめんごめん。」ニヤニヤ

勇者「ぉーぃ」テクテク

女モンク「シスター!魔導師~!」テクテク

シスター「あ、勇者様~!女モンクさ~ん」フリフリ

魔導師「話は終わったのかい?」

勇者「うむ。あれ、騎士は?」キョロキョロ

魔導師「騎士なら宿屋に部屋を取らせに行かせたよ。部屋数は3つ。二人部屋が二つと一人部屋を一つ」

勇者「部屋割りは?」

魔導師「騎士が一人部屋、私とシスター、勇者様と女モンクって具合かな」

シスター「ちょっ?!勇者様は男なんですから女モンクさんと相部屋って不味いですよ!」

魔導師「大丈夫だって。ね、勇者様?」ニヤニヤ

勇者「えっ・・・」

女モンク「その部屋割りの話の前に、勇者様から皆に大切な話があるの」

シスター「大切な話?」

魔導師「(読みは当たったかな)」

勇者「うむ。宿屋に借りた部屋の中で話すよ」

女モンク「てことだから、宿屋にレッツゴー!」

シスター「は、はい・・・(大切な話・・・)」

魔導師「(十中八九勇者の性別の話だな)」ニヤニヤ

勇者「(とは言ったものの、受け入れて貰えるか心配だ。はぁ・・・)」

女モンク「(皆驚くよね!)」ニヤニヤ

“時間を遡って魔王城”

魔王「あー、よく寝た。ん、なんだこれ?」


“魔王へ”

俺と勝負しやがれ

“側近”

魔王「側近・・・。魔王のである我に挑むか!」

魔王「いいだろう。その鼻っ柱、へし折ってくれる!」

側近「よぉ、魔王。手紙読んだみてぇだな。」

魔王「側近の分際で、我に挑むとは笑止!片手で捻ってやるわ!」メラメラ

側近「いいぜ、かかってこいやぁ!!」

ステータスおさらい

魔王ステータス
HP:118963 MP:109622
LV90 ジョブ:魔王
STR:58911
VIT:62851
AGI:42845
DEX:51919
INT:92111
LUK:99800

武器:魔剣血桜 攻撃力:99889 効果:希に即死攻撃を付与
防具:魔神鎧ファルレイ 防御力:99112 効果:魔法吸収、物理半減
アクセサリー:魔王のマント 防御力:0 効果:無敵(一部攻撃を除く)
魔王母の指輪 防御力:1 効果:母のぬくもり(常時回復)
魔王父の指輪 防御力:1 効果:父の怒り(攻撃力が10倍になる代わりに防御力が1/100になる)

側近ステータス
LV120
HP98000 MP50000
STR:100000
VIT:100000
AGI:100000
DEX:100000
INT:2000000
LUK:120

装備
武器:魔鎌デスサイス 攻撃力:10 効果:魔族を即死させる
防具:魔獄鎧イフリート 防御力:10 効果:攻撃をくらうと反射、攻撃力×10倍にした焔球を攻撃してきた対象に当てる(回避・防御不可)
アクセサリー:無し

魔王「最初から本気でいくぞ!!父の怒り発動!!」

魔王の攻撃力が10倍になった
魔王の防御力が1/100になった

魔王「くらえ!魔怨獄!!」

魔王は側近に魔怨獄を放った
0のダメージを与えた

魔王「なんだと?!」

側近「ざーんねん」ケラケラ

側近「次はこっちの番ね」

側近は魔王の魔怨獄を反射した
魔王に290000のダメージ
魔王は死亡した

側近「フンッ!弱すぎだな。」

魔王「・・・・・・」ゴゴゴゴ

側近「むっ?!」

魔王「フフフ」

側近「何故生きてやがる!!」

魔王「側近、甘すぎるぞ。魔王とは一度や二度殺した程度では死なんのだよ」

側近「なんだよそれ?!ずるいぞ!!」

魔王「ずるい?それが魔王と言うものだ。」

側近「だがお前のその姿はなんだ!!さっきと全然違うじゃねぇか!!」

魔王「これは第二形態だ。名は魔神」

側近「ま、魔神だと?!」

ステータス
LV290 ジョブ:魔神
HP:5598000 MP:???
STR:5522900
VIT:5522900
AGI:5522900
DEX:5522900
INT:5522900
LUK:5522900

装備
武器:魔神刀ルーア 攻撃力:??? 効果:防御力無視
防具:魔神鎧ガルスラ 防御力:??? 効果:魔法・物理無効
アクセサリー
魔神リング 防御力:??? 効果:憤怒(攻撃力100倍)

側近「ちょっとまて!なんだそのチート性能は!!勝てるわけないだろうが!!」ジリジリ

魔神「挑んだのは側近、貴様だ。後悔しなから死に行くがよい。」

側近「や、やめろ。やめてくれ!参った!俺が悪かった!態度も改める!!だから許してくれ」

魔神「それはならぬ。側近よ、散れ!」

魔神は魔神刀ルーアを降り下ろした
側近に5522900のダメージ
側近は跡形もなく消し飛んだ

魔神「バカな奴だ。大人しくしていればいいものを・・・・・・」

魔神の効果が切れた
魔神は魔王に戻った

魔王「ふぅ。久しぶりに第二形態になったな。側近・・・いつかまた会おうぞ」

側近「戻ったぜ!」

魔王「はやっ!!いや、お前跡形もなく消し飛んだよな?」

側近「俺の親父、閻魔大王でさ、死んでもすぐ生き返れんのよ。肉体は再生済み」

魔王「どっちがチートだよ!!」

側近「ヘヘッ」

側近「まぁでも何度も生き返れるわけじゃねぇし、魔神形態には勝てないから、魔王様には改めて忠誠を誓います」

魔王「う、うむ。ではまず、東方に一大勢力を持つ国があるんだが、そこを攻め落としてくるがいい。移動手段にはドラゴンを使え」

側近「畏まりました。兵を召集し、すぐにでも出発します」

魔王「頼んだぞ、側近よ」

側近「この命にかけて必ずや!!」

“東方の一大国家”

??「魔王軍が攻めてくる?」

??「はい、忍び込ませているスパイからの確定情報です。いかがいたしますか?」

??「ほっとけば?」

??「えっ・・・」

??「あれだけ準備しとけばいいでしょ。魔王軍なんて雑魚だよ雑魚。んじゃあとよろしくぅ~」

??「はぁ、まったく。大臣はいつもいつも。取り敢えずあれの準備しときますか・・・」

次回:勇者と魔王側近と雷撃砲


お楽しみに

読み返して気付いた
いろいろミスってる

でもあえて修正せずにこのまま突っ走りますw


一部書き忘れ修正
女モンク
HP7800 MP220

“東方の大国の宿屋”

勇者「あつまってもらってすまない。実は皆に話さないといけないことがあるんだ」

騎士「随分深刻な話のようだな」

シスター「なんでしょう」ドキドキ

魔導師「(はやく!)」ワクワク
女モンク「(皆の反応が気になるわ)」ワクワク

勇者「じ、実は、俺・・・いや、私は女なんだ」

カチャカチャ ファサァ

騎士「なんと!!」

シスター「えっ?!勇者様が女?!?!」

魔導師「ビンゴッ!!」ニヤニヤ

女モンク「あれ?魔導師は気付いてたの?」

魔導師「当たり前じゃん。普通は気付くでしょ?見るとこ見ればわかるよ」ニヤニヤ

女モンク「(魔導師、侮れない・・・)」

騎士「勇者が女・・・勇者が女・・・」ボソボソ

シスター「ふぇぇぇ。そんなぁぁぁぁ」ガックシ

勇者「え?シスターさんどうしたの??」

シスター「な、なんでもありません」グスッ

勇者「なんでもないことないでしょ。泣いてるのに」アセアセ

魔導師「勇者様、ここは一人にさせましょう」

勇者「いやでも・・・」

魔導師「シスターちゃん、隣の部屋行こう」

シスター「」コクッ

魔導師「シスターちゃんのことは私に任せて」ニヤニヤ

勇者「わ、わかった。頼んだよ」

騎士「勇者が女・・・勇者が女・・・」トボトボ

キィィィ・・・バタン

女勇者「騎士は大丈夫なのか?」

女モンク「大丈夫でしょ」

女勇者「女モンクは軽いな」

女モンク「そうかなぁ。でも大丈夫だと思うよ?」

女勇者「その自信はどこから来るんだ・・・」

女モンク「ま、明日になればわかるよ!(明日になればね・・・)」ニヤニャ

女勇者「???」

女勇者「あっ!王様の件・・・」

女モンク「あー、今日は無理だから明日にしよっか。明日は装備整えるんだよね?」

女勇者「うん。皆の装備を見る限り、騎士はいいとしてもシスターと女モンクの装備が酷すぎる。魔導師は服がね・・・。もう少しいいものに新調しないと」

女モンク「私に武器はいらないよ?だってすぐ壊れるもん」

女勇者「すぐ壊れる?」

女モンク「そう!魔物と戦うと一撃で倒せるんだけど、武器も一緒に壊れるんだ。しかも木っ端微塵」

女勇者「こ、木っ端微塵?!」

女モンク「うん。だから武器いらないかなぁって」

女勇者「ダメだよ!そんなに力あるんだったら尚更武器は装備しないと!」

女モンク「え?なんで?」
女勇者「多分だけど、素手で魔物殴ったら、自分の力で自分の腕が折れる。今までは武器が吸収してくれてた衝撃をじかに受けることになるから・・・」

女モンク「そっかぁ。じゃあ安いのでいいよ。どうせぶっ壊れるし」

女勇者「いや、あえて一番高いやつにしよう。確かここの鍛冶屋には超レアな鉱石を使って鍛えられた武器があったはずだし」

女モンク「超レアな鉱石?」

女勇者「うん。確かライトリニアムって鉱石だよ。あのオリハルコンの100倍の強度を誇り、世界に極少数しか見つかってない稀少な鉱石なんだよ」

女モンク「ライトリニアム鉱石?それってこれ?」ゴロッ

女勇者「え、えぇぇぇぇぇ?!?!な、なんで持ってるの?!?!」

女モンク「うちの集落におっきな穴のあいた山あるでしょ?あそこにいっぱいあるよ」

女勇者「いっぱい・・・」

女モンク「何かに使えるかなぁと思って荷車にたくさん載せて持ってきたよ」

女勇者「その荷車はどこに?」

女モンク「鍛冶屋に預けたよ。装備作ると思うから預かってって言って置いてきた」

女勇者「(この子一体何者・・・)」

女モンク「どうかした?」

女勇者「女モンクのステータス教えてくれる?」

女モンク「うん、いいよー」

LV33
HP9900 MP500
STR:7992621
VIT:100
AGI:89
DEX:95
INT:3
LUK:4000

武器
竜牙のナックル 攻撃力:12000 効果:竜牙が使える (敵に100%のクリティカルダメージ:回避不可)
防具
竜鱗のジャケット 防御力:19000 効果:火・水属性吸収 雷・地属性半減 物理攻撃無効
アクセサリー
竜の瞳 防御力:100 効果:竜の加護を常に受け続ける(竜の加護:全ての攻撃・防御が1.5倍になる)

女勇者「え?!この装備何?!それにSTRだけなにこれ?!」

女モンク「装備は集落の近くに住んでたドラゴンぶっ飛ばして手に入れたんだよ」

女勇者「ドラゴンをぶっ飛ばした?!えぇぇ・・・」

女モンク「STRは子供の頃からなの。パパもママも平凡なのに私だけがこんな感じなんだよね」

女勇者「女神様・・・、ちょっとこれは・・・」

女モンク「私は別に気にしてないし、女勇者が気にすることなんてないよ。明日も早いんだからはやく寝よ!んじゃお先におやすみー」Zzz...

女勇者「いやちょっとまってって寝るのはやっ!!」
女勇者「はぁ。私、うまくやっていけるか不安だなぁ・・・」

“東方の大国・朝”

ワーワーギャーギャー

女勇者「ん・・・。朝から騒がしいな・・・」

女モンク「ぐぉー・・・ぐぉー・・・」Zzz...

女勇者「よく寝れるなぁ。それにしても寝顔可愛いなぁ・・・」

ドンドンッ ドンドンッ

シスター「勇者様!緊急事態です!勇者様!勇者様!!入りますよ!!」

ガチャッ

女勇者「あっ・・・」

シスター「勇者様たいへ・・・ん・・・で・・・す・・・?!」

女勇者「シスターさん?これはね・・・」

シスター「」フッ...

バタンッ

女勇者「シスターさんっ!」

魔導師「あーあー。まったくシスターちゃんは仕方ないなぁ」ニヤニヤ

女勇者「魔導師か、助かるよ」

魔導師「いぇいぇ。それより勇者様、大変ですよ」

女勇者「そうだ。シスターさんも言っていたが何があったんだ?」

騎士「魔王軍が攻めてくるのだ。昼頃にな」

女勇者「なんだと?!のんびりしてる場合じゃないっ!!おい、女モンク!起きろ!!」

女モンク「ん・・・。にゃんでぇすかぁ。眠いぃ~。あ~、柔らかそうなクッションが~」ハムッ

女勇者「ひゃんっ!!ちょ、ちょっと女モンク!!寝ぼけてないで起きむぐっ?!」

シスター「う~ん、はっ!!女勇者・・・さ・・・」バタンッ

魔導師「シスターちゃん、間が悪すぎ・・・」

騎士「先に行ってるぞ」ガチャガチャ

女勇者「んんん~、はあっ!はぁはぁ、女モンク!!いい加減に起きろ!!!」ベチーンッ

女モンク「いったぁい。あれ?あ、女勇者おはよう!」

女勇者「おはよう。じゃなぁい!」

女モンク「ふぇ??私何かしたの??」

女勇者「いくら寝ぼけているとは言え、やっていいことと悪いことがあるっ!」

女モンク「私何したの?」

魔導師「寝惚けながら女勇者様の胸をあまがみして、そのままぶちゅーってね。いやぁ、朝からお暑いですねぇ」ニヤニヤ

女勇者「なっ?!ちょっ!!魔導師!!」

魔導師「てへっ」ニヤニヤ

女モンク「ごめんねぇ。私子供の頃から寝起きが悪くていろいろやらかしちゃうんだ。ホントにごめんね」ショボン

女勇者「んんっ、ま、まぁ寝起き悪いのは仕方ないな。私が気を付けるようにするよ」

魔導師「そんなことより準備~」

女モンク「準備?なんの?」

女勇者「そうだった!女モンク、昼頃に魔王軍が攻めてくるらしいの!今すぐ準備して城へ向かうよ!!」

女モンク「それは大変だね。急ごう」

魔導師「シスターちゃんシスターちゃん・・・ダメだね。仕方ないから背負って先に下で待ってるよ~。よいっしょっておっも!!」

女勇者「ああ、わかった。私たちも準備してすぐに向かう!」

魔導師「う、うん・・・。そ、それじゃあとで・・・」

バタンッ

魔導師「シスターちゃん服になに仕込んでるの・・・。めっちゃ重いぃぃぃぃ」ヒィヒィ

すまぬ
交通事故で入院中
更新しばらく止まってるけど
もう少しかかる

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