不良「あーそう、じゃあ身体でも差し出して貰おうか」グヘヘ
男「その子の手を離せ!」
美少女「男くん!?」
不良「誰だぁてめえは?」
男「お前に名乗る名前はねえ!」
美少女「男くん助けて!!」
男「美少女ちゃん少し黙ってて!」
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不良「男?聞いたことある名だなぁ!」
不良「ちょっとばかし強いからって調子に乗るんじゃねえぞこらぁ!」ッボコ
男「っぐふ、効かねえな」
不良「おらおらおら」ボコボコ
男「ッゲボァ……その程度か……!」
美少女「すごい……あのパンチを全て受け流してる!」
不良「こいつ……俺の攻撃が効かねえのか?」
男「……ふっお前の攻撃はもう見切ったぜ……」←頭からケチャップが溢れでる
不良「いいだろう、それなら俺の最強のパンチでお前を仕留めてやる……!!」
不良「トルネードパーンチ!!相手は飛ぶ!」
男「うわあああああああ!!!」←壁に激突
美少女「男くぅぅぅぅぅん!!!!」
不良「どうだ?奴は倒れたか……?」
???「──間一髪間に合ったようだね」
不良「誰だ!?」
勇者「僕は勇気ある者、勇者だ」
勇者「よく頑張ったな男……あとは僕に任せろ」
不良「っさげやがって!なにが勇者だこら!てめえもぶち転がしてやるぜぇ!!!」
勇者「無駄だ!!勇者アーマー!!」←鎧が太陽の光を浴びて光輝く
不良「しゃらくせええええ!!」ボコボコボコボコ
・・・
勇者「その程度か?……ップ」←唇からケチャップが飛び出す
不良「っはあ…っはあ…なんて硬い身体なんだ……!」
勇者「僕の身体にはキズひとつ付けられないよ」
美少女「すごい……!鎧に護られてるだけなのに凄い偉そう……!」
勇者「どうやらここまでのようだね、終わりにしようか」
勇者「剣よ!!僕の心に答えよ!我が友の仇を討たん!!」
勇者「メラゾーマ!!」
不良「剣関係ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」←業火に焼かれる
・・・
勇者「もう大丈夫だよ、美少女ちゃん」
美少女「ありがとう、そういえば男くんは?」キョロキョロ
男「危なかったな……不良よ」
美少女「えっ……男くん?」
男「久しぶりだな……勇者よ、お前にやられて早3年ってところか……?」
勇者「その声…復活してしまったのか魔王!!」
魔王(男)「ああそうだ!お前に倒され、この身体に封印されてからというもの、長い間眠りに就いていたみたいだが……この不良のおかげでようやく復活できたぜっ!!」
勇者「っく……大人しく眠っていれば良いものを!!もう一度封印してくれる!」
勇者「勇者の一撃を喰らえ!!」
魔王「その手はもう効かぬ」ッパシ
勇者「真剣白羽取り…だと…?」
魔王「俺はお前に負けてから、精神世界でずっと真剣白羽取りの練習をしてきた」
魔王「その結果、俺は天地魔闘の構えを習得できたのだ!!」
勇者「ば、ばかな……!?」
魔王「それだけではない、お前には俺が剣を受け止めただけに見えるだろう」
魔王「だが、俺はお前の剣を受け止めたと同時にこの手刀でお前を切り裂いているのだ!」
勇者「……な…に?」バシャア←身体中からケチャップが飛び散る
美少女「勇者くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!」
勇者「両手で剣を受け止めてるのに手刀だと……?化け物がぁ……!!」ッドサ
魔王「お前の敗因はこの俺に止めを刺さなかったことだ、あの世で後悔しろ」
勇者「(ここまで……か…)」←意識が遠退いていく
──いいえ、あなたはまだ負けていません、立ちなさい勇気ある者よ──
勇者「(身体が回復していく……)」
美少女「勇気ある者、あなたはまだ死なせません」
勇者「その力……女神様ですか!?」
女神(美少女)「私はいつでもあなたを見守っていますよ、勇気ある者。さあ!あの魔王との最後の決着を果たすのです!!」
勇者「なんだ……力が溢れてくる……!!この力ならあいつを!魔王を倒せるぞ!!」←剣が7色に光る
魔王「女神…だと…!?まだ奥の手を隠してやがったのか……!?」
勇者「お前の負けだ魔王よ!今度こそ僕たちの戦いに決着をつけよう!!」
魔王「(い、嫌だ……!もう封印されたくない!!精神世界の中で孤独に生きるなんてもう嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)」
──力が欲しいか?──
魔王「(……!)」
─力が欲しいか?魔王よ──
魔王「(力が……欲しい!!勇者に負けないだけの力が俺は欲しい!!)」
──力が欲しいのならばこの俺様を呼べ、この偉大なる魔神をこの世界に呼び起こせ──
魔王「うおおおおおおおおおお!!!!万物を超越せし魔神、我の元に顕現せよ!!!」
不良「くひひ、この世界も久しぶりだなぁ!よお女神…お前にこの不良の身体に閉じ込められてから暇で暇で仕方なかったぞ?」
女神「魔神……目覚めてしまったのですね」
魔神(不良)「俺様は死なない、必ず目覚める……残念だったなぁ女神、今度こそお前を俺様の嫁にしてやるぜ、くひひ」
女神「汚らわしいゲスが!」
女神「勇気ある者よ、聞きなさい。私の力はいまだ万全ではありません、今の私ではあの魔神にはとても敵わないでしょう。しかし、あの魔神を呼び起こした魔王を倒せば魔神はまた長い眠りに就きます。私の全てをあなたに託しますので見事魔王を打ち倒してみせなさい!」
勇者「女神様……正直女神様の色恋沙汰に巻き込まれてイライラしてますがわかりました!!この僕が全てを終わらせてみせます!!」
女神「よろしい、勇気ある者よ。剣をかざしなさい」
勇者「こうですか?」ピカアアアア←女神様の魂が剣に溶け込む
勇者「うおおおお!!これが女神様の力か!!さきほどとは比べ物にもならない!!重さも!!」バコーン
勇者「痛い……」スンスン
魔神「みたか?魔王よ。女神はどうやら勇者とやらに全てを託したようだ。このままだとお前は負ける。だがよぅ、お前はラッキーだ、なぜならこの俺様がいるんだからよおおおおおおおおお!!!」
魔王「ぐぎゃああああああああああああ!!!??」←魔神が無理矢理体内に入っていく
魔王「くひひ、決着といこうかぁ。勇者とやらよぉ。」
女神「どうやら魔王は魔神に身体を乗っ取られてしまったみたいです。魔王の無念を晴らすためにもこの一撃で仕留めなさい!」
勇者・女神《うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!》
魔王「俺様は負けない……この世界で最強で、女神を嫁にするんだぜえええ!!」
魔王・魔神《ぐひゃあああひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃあああああああああああああ!!!》
勇者・女神・魔王・魔神《《終わりだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!》》
───────
─────
───
勇者「……ッツツ、生きてるの……か……」
勇者「……女神様!…女神様ぁ!!」
勇者「だめだ、回りに誰もいない……」
???『実に面白い、非常に愉快であったぞ人形よ』
勇者「誰だ!!」
創造神『我は創造神、この世界を創った神である』
勇者「そう…ぞうしん……?」
創造神『我は退屈であった。我が創った世界の中でこの世界は特に一番退屈であった』
創造神『なにが封印か、なにが平和か。そんな退屈な世界を創るためにこの世界が出来たわけではない!!』
創造神『……』
創造神『だが、そんな退屈も人形よ、貴様のおかげで少しは面白いものがみれた』
創造神『この世界は時期に消え去る、貴様の遊びもこれで終しまいだ』
勇者「世界が…消えてなくなる」
創造神『我を楽しませてくれた褒美に、最後になにか願いを叶えてやろう、願いを言え』
勇者「……この世界の存続ではだめなのでしょうか?」
創造神『それはならん、我はこの世界が飽きた。次の世界を創らねばならん』
勇者「……」
勇者「……わかりました。では、最初で最後の願いを1つだけ叶えてください」
創造神『言ってみよ』
勇者「どうか、最後に戦った、女神、魔王、魔神ともう一度会わせて貰えないでしょうか?」
創造神『……よかろう、最後の余興を楽しむがよい』
─パアアア
女神「勇気ある者!!」
魔王「勇者!!」
魔神「勇者とやら、感謝するぜぇ」
勇者「……」
勇者「覚悟はいいか?」
女神・魔王・魔神《……》ッコク
勇者「──僕たちは必ずこの世界を護る」
勇者「君たちの力を僕に分けてくれ!!!現れろ絶対無二の破滅の剣!!」←3人の魂が剣に集まる
勇者《デュランダル!!!》
創造神『そう来るか、流石は我を楽しませた人形よ!』
勇者《僕たちは人形じゃない!!》
魔王《俺たちは、お前を楽しませるために生まれた存在じゃねえ!!》
魔神《だが、感謝はしてるぜぇ?女神に会えたんだからよぉ!しかしよぉ、お前の役割はもう終わりだぁ!!》
女神《創造神よ!あなたによって産み出された悪しき世界は今日を以て姿を変える!》
勇者《僕たちの力を会わせて今こそ絶対無二の力を示せ!!行くぞぉぉぉぉぉぉ!!破滅の剣デュランダルぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!》
勇者・女神・魔王・魔神《《《《メラゾーマ!!!》》》》
創造神『剣関係ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』←塵になって滅び去る
─────
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──
魔王「これで全て終わったな」
勇者「ああ、みんなの力を合わせたおかげで創造神に勝つことができた」
女神「でも、これからの人生は私たち自身で答えを見つけていかないとね」
勇者「……ああ!」
魔神「俺様活躍したので結婚してください女神様」
こうして世界に平和がやってきて
、魔神は女神と無事結婚したのでした。
おわり
見てくださった方に感謝
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