モバP「二月七日は仁奈の日だ」市原仁奈「です!」 (48)


仁奈「でも学校で習ったですよ!仁奈はじゅうしです!」
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http://i.imgur.com/vJnMziG.jpg

P「…」

P「にしち、な」

仁奈「はい!」

P(いい返事だ)


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仁奈「えへへー。でもになはきゅうですよー」

P「うん」

仁奈「それで明日はじゅうですよー」

P「うん」



なでなで


P「誕生日だもんな。おめでとう仁奈」

仁奈「えへへ。はい。ありがとーごぜーます」

仁奈「この調子で仁奈はじゅうになっても」

仁奈「もっともっといろんなキグルミ衣裳を集めるです!Pも付いてくるんだ!おー」

P「おー」







P「二月七日は仁奈の日だ」

仁奈「う」


仁奈「またその話で…すか。うう……い、いや。最初に言い出したのはプロデューサーだった…ですもんね!仁奈から言い出したわけじゃねーですよ!」

P「口調戻ってるぞ」

仁奈「はっ」

P「それに、俺が初めて言って以来、何年かは仁奈の方から言って来たと思うんだけど」

仁奈「言ってね…ないです!」ガー

P(変わらないなぁ)


仁奈「はぅ……口調…なかなか直んねーんです……」グス

P「べつに直さなくてもいいじゃないか。可愛いし」

仁奈「き、キャラならともかく、いつでもこのまま押し通すのはさすがに…です」

P「そうか?」

仁奈「はい」コクコク



なでなで


仁奈「わぷ」

P「まあそのうち直るだろ。気にするなって」

P「きぐるみだって、いまはもう普段帽子がもふもふなくらいだしな」

仁奈「…うん。ふふ、もふもふはいまでも好きだから」

仁奈「部屋にはたーくさんっちゃんととってあるんですよ!」

P「そっか」


P「じゃあ。はい。これ足しにしてくれ」

仁奈「…」ガサ

仁奈「…あ、これ欲しかったやつ……えへへ。買ってくれやがったんですか」

P「うん」

P「今日は仁奈の日で、明日は仁奈の誕生日だからな」

仁奈「はい。いよいよ仁奈はじゅーしになります」

P「おめでとう」

仁奈「ありがとーごぜーます!」







P「二月七日は仁奈の日だ」

仁奈「はい」


P「……」

仁奈「…」カリカリ

P「…」

P「な、なにか欲しいものとかないか?」

仁奈「いえべつに…ちゃんとお願いした通りお仕事も減らしてくれたので、大丈夫です。ありがとうございます」

P「そ、そっか」

仁奈「はい」


P「調子はどうだ?」

仁奈「んー…たぶん。分かんないです。できることはちゃんとして来たつもりなんですけど…」

P「…そっか」

仁奈「はい」

P「本当に俺ついて行かなくて平気か?」

仁奈「どうしてプロデューサーが私の受験について来るんですか」クス

P「お、おう。そ、そうだよな…」

仁奈「はい。そうです」


仁奈「いつもすいません。仕事場から予備校まで送ってくれて」

P「いやいや。頑張ってな」

仁奈「はい」

P「…」

P「あ…仁奈」

仁奈「?はい」


P「…えっと」

P「風邪、引かないようにな」

仁奈「?…」

仁奈「あ…」ガサ

仁奈「ありがとうございます。…ふふ」クス

P「?」

仁奈「あ、いや…」


仁奈「プロデューサー。毎年私にはこう…手袋とか、帽子とか」

仁奈「もふもふなものをくれるので、いつも自分で買わずに済むのが、なんだか可笑しくて」

P「あ…わ、悪い。つい。仁奈はそんなのが好きだって言ってたから…」

仁奈「いえ。嬉しいですよ。わりと」

P「わりとか…」

仁奈「ふふ」


P「二月七日だから、になじゅうし、か」

仁奈「はい。もう十八になりますけど」

P「…大きくなったなぁ」

仁奈「も、もう。お父さんみたいなこと言わないでください」

P「あ、すまん」

仁奈「いえ。まあ…プロデューサーは……私のパパみたいなところもあるし…小さいときからお世話になってて……」

P「仁奈?」

仁奈「はっ」


仁奈「な、なんでもねーですよ!じゃあっありがとっまた明日!」

P「おう」

P「……まだ抜け切ってないんだな…なんかほっとした」







P「二月七日は仁奈の日だ」

仁奈「はい」


P「準備できたか?」

仁奈「あ、は、はい。なんとか…たぶん。あ、あはは…会場行ってからの方が、いろいろあるのに…すいません」

P「ううん。まだ時間もあるしな。のんびり行こうか」

仁奈「はい」


P「…こうやって車で送るのもこれが最後か」

仁奈「仕事には、ですねー。まあ私のアッシーにでもなってくれればいくらでも送らせてあげますよ!」

P「アッシーて。死後どころじゃないぞ」

仁奈「あれっ」


仁奈「ううぅ……おばさんになってまでアイドルなんてやるもんじゃないですね…」

P(…おばさんて歳でもないだろう)

P「……そう考えると、仁奈は昨日まできぐるみを着ていたような気がしてくるよ」

仁奈「……ふふ。そうですね。私もそんな気がしやがります」

P「うん」

仁奈「はい」


P「うん」

仁奈「?」

P「やっぱり仁奈はその口調が似合ってるな。可愛い」

仁奈「…」

仁奈「もう、その発言はパパを通り越しておじーちゃんみたいでごぜーますね。爺くせーです」

P「ひどい」

仁奈「ふふ」クスクス


P「アイドルをやめてからどうするんだ?」

仁奈「…」

仁奈「わかんねーです。しばらくは…のんびりかなぁ。家でのんびりもふもふしようかと」

P「いい加減整理しろよ、あのきぐるみの山。そのうち家くずれるぞ」

仁奈「ふふーもふもふしてるので心配ねーですよ!」

P(心配だ)


仁奈「あ、あはは…ま、まあキグルミの整理をしつつ……いろいろ整理しつつ…気持ちとか」ボソ

P「?」

仁奈「な、なんでもねーです」


P「うん。まあ、仁奈がやめちゃったら俺もいまよりは暇になるだろうしな。なにかあれば手伝うよ」

仁奈「…」

仁奈「はい。よろしくお願いしやがるです。えへへ」

P「うん」

仁奈「はい。きっとに…私一人じゃ、整理できないことも、あるから」

P「そっか」

仁奈「はい!…えへへ」


P「二月七日は仁奈の日だ」

仁奈「はい。私もついに、にな歳です」

P「おめでとう。お疲れさま」

仁奈「はい。ありがとうございます」

P「ライブ成功させて、明日はいい気分でお祝いしような」

仁奈「はい!…もうこの歳だと祝って欲しくもないですけど…うぅ」

P「はは」

P「あと少しだけ頑張ろう」

仁奈「はい。頑張りやがります!」





…光源氏(ボソッ)



・・・・・


P「あ、そうだ。早速だけど、はい」

仁奈「?これは…」ガサ

P「プレゼント。本当はキグルミって、仕事でもらえたりするから」

P「俺からあげてもあんまり意味がない気もしたんだけど…」

仁奈「……」モフモフ…

仁奈「おお。こいつはいいもふもふでごぜーます」

P(そうなのか)



もふもふ


仁奈「えへへ。とんでもねーです。Pから頂けるのならたいへんうれしーですよ。ありがとーごぜーます!」

P「そっか。じゃあよかった」

仁奈「はい!よかったです!えへへー」

P(…よかった)


仁奈「ふふふ…仁奈の日に仁奈の誕生日……二月はすばらしーですふふふふ…」モフモフ

P「そうだな」

仁奈「はい。こうなっては毎年Pには仁奈の日をアピールして行かねーとです!」モフン

P(毎年……そういえば仁奈はいつまできぐるみなんだろうか)

P(……いつまで、か)

仁奈「ねーP」

P「ん?」


仁奈「二月七日は仁奈の日です」

仁奈「これからも仁奈をよろしくお願いするです」ペコ

P「うん。少なくとも仁奈がアイドルであるかぎりは、ちゃんとよろしくお願いされるよ」

仁奈「…その先は?」

P「え?」

仁奈「…な、なんでもねーです。な、なるよーにしかならねーですよね!…えへへ」

P「?おう」


仁奈「えへへへー。仁奈はこれからも大きくなって行きます。先のことはわからねーですが」

P「うん」

仁奈「仁奈の日ともども!これからも仁奈をよろしくですよ!」

P「うん。よろしく」


おわり

仁奈誕も兼ねて。ニナチャーンおめ

個人的にニナチャーンは娘にしたい!が勝るので先のことはみなさんの妄想にお任せするですよ

おっつおっつ
仁奈(2+7)ちゃんは9歳、7と9の間を取って誕生日が8日と覚えるのよ

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