御坂「佐天さんは私のペットとしての自覚が足りないわね」(145)

 

ヤンデレールガンが佐天さんを監禁するssはよ

佐天「ひっ…」

御坂「また逃げ出そうとした。これで何回目だっけ?」ガッ

佐天「ぐっ!!……み、御坂さ」

御坂「私はこんなに佐天さんのことが大好きなのに」ドゴッ

佐天「ぐふっ…」

御坂「なんでわかってくれないの?佐天さん…」ギュ

みたいなのはよ

御坂と佐天さんのssって立て逃げ多いのに本当に書かれること少ないよね
誰かはよ

とりあえず書けなくなるまでやったらあ


佐天(いつからだろう、御坂さんが私に執着を見せるようになったのは)

佐天(少なくとも、きっかけはわかっている)

佐天(あの日―、学園都市で犯罪が多くなり始めた頃のある日のことだった)

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固法「最近学園都市で多発している事件の数々に、大規模な組織が関与していることが判明したわ」

佐天「ええ!?ど、どういうことですか?」

黒子「数人の犯人を尋問、調査した結果、目的は定かではありませんが、学園都市に敵対する組織が武器や諸々の物資を供給しているのがわかったんですの」

御坂「どうも治安が悪くなってると思ったら、そんなことになってたのね」

固法「ええ。これからは私達ジャッジメントも忙しくなるわ」

佐天「最近初春がパソコンとにらめっこして調べてたのはこの事だったのかー」

初春「すみません佐天さん。夜中までキーボードの音うるさかったですよね」

御坂「…で、固法先輩。どうしてジャッジメントでもない私と佐天さんにそんなことを?」

固法「そう、今日あなた達二人を呼んだのは、この件に関する相談があるからよ」

佐天「相談?」

固法「これから私たちはアンチスキルの方々と一緒に、事件の黒幕を追い詰めるための大規模な作戦に参加することになります」

黒子「そのため、夜間に呼び出されたり、また詰所などに泊まりこみをするようになるはずですの」

固法「となると、御坂さんと佐天さんはそれぞれの寮で一人きりになってしまうでしょう?御坂さんは安心だとしても、佐天さんを一人にするのは心配だと初春が聞かなくてね」

初春「で、ですから…もしよろしければ御坂さん、私がいない間、私と佐天さんの部屋で過ごしていただけないでしょうか?」

佐天「み、御坂さんが私の部屋に!?」

黒子「まあっ!お姉さまがいらしてくださるのにご不満があるんですの佐天さん!私はしばらくお姉さまに会えないかと思うと胸が引き裂かれんばかりですのに!!」

佐天「い、いえ、なんかちょっと緊張しちゃうっていうか…。私たち庶民の部屋なんて、常盤台の寮と比べたら貧相だし…」

御坂「そんなことないわよ。まあ佐天さんが気になるなら、逆に佐天さんが常盤台の寮に来たっていいんじゃない?」

初春「いえ、それだとさらに佐天さんが…」

佐天「し、庶民の私が、ととと常盤台のお嬢様寮に!?…はわわわわわぁ」ガクガク

御坂「…わかったわ、私が佐天さんたちの部屋に行くわ。佐天さん、いい?」

初春「お願いします佐天さん。私、心配なんです!」

佐天「初春…」ウル

佐天「…うん、わかった。じゃあ御坂さん、しばらくの間よろしくお願いしますね。」ペコ

御坂「オッケー佐天さん。初春さんも、佐天さんのことは私に任せて捜査に専念していいから」

初春「御坂さん、ありがとうございます。佐天さんのことよろしくお願いします」ペコリ

黒子「ぐぬぬ…。お、お姉さまが私以外の女と同じ屋根の下…」ギギギ

固法「ありがとう御坂さん。寮監さんには、きちんと話を通しておいたから」

黒子「うぬぬ……!お、お、お゛ね゛え゛さ゛ばっ!!!」ガバッ

御坂「はいはい、あんたも頑張りなさいよ」ビリビリ

佐天さんと初春って、確か寮じゃなくて普通のアパートに住んでるよね?

まじか アパートなら監禁がバレにくいと思ったんだがまあいいか

---------

カツン…カツン…

御坂「…ふっ、ぐっ、ぬぬぬ…!」カツン、カツン…

御坂「荷物が…重い…」カツン、カツン…

御坂「えーとっ、佐天さんと初春さんの部屋はっ…、ここかっ!!!」ドスン!

御坂「ふぅ…佐天さん、外で待ってるって言ってたのにどうしたんだろ」

御坂「こんにちはー、佐天さん来たわよー?」ピンポーン

御坂「…」シーン

御坂「…返事がない」

御坂「どうしたのかしら…さっき電話したばかりなのに」ウーン

御坂「…っ!! も、もしかしたら私が来る前に事件に巻き込まれたとか!?」ハッ

御坂「そういえば最近、例の犯罪組織に関連した事件で、空き巣や押し入り強盗が何件かあったって黒子が…」ゾクッ

御坂「さ、佐天さん!佐天さんいるの!?」ガチャガチャ

御坂「扉は電子ロック…!なら、私の電撃でっ…!!」ビリィッ!!

同室ですらないとかくそわろた…アニメでそんな描写なかったっけ
普通の指摘でやる気失せないので大丈夫

御坂「…っよし!開いた!佐天さんっ!!」ガチャ

佐天「え、なな、何…って御坂さん!?」ビクッ

御坂「よかった佐天さん、無事…」ビクッ

御坂(無理やり開いた部屋の扉。その先で待っていたのは、バスタオル一枚しか纏っていない佐天さんの姿だった)

佐天「あ、開けるの遅くて心配してくれたんですね…。わ、私、御坂さんが来る前に掃除してたんです、ついさっきまで」アセアセ

御坂「えーと、うん…」

佐天「電話した後、自分がホコリだらけなのに気づいて、お風呂入って、そしたらチャイムが聞こえて、とりあえず服着ないとって焦っちゃって、ちょっと返事する余裕なくて…」アセアセ

御坂「…」

佐天「はは…お見苦しいところ見せちゃってすみません。御坂さん一人で荷物持ってくるの大変でしたよね?…ちょっと服着てくるので、荷物そこら辺において一旦休んでてください」パタパタ

御坂「うん…」

御坂(他人の体なんて、寮のシャワールームで見慣れてる。しかも佐天さんは同性なんだし、全然特別なことじゃない)

御坂(でも…)

御坂(佐天さんの濡れた髪、火照った頬、体に巻いたタオルから覗く細い肩、綺麗な太もも)

御坂「…」

御坂「…いやいや、何考えてんのよ、あたし」

御坂「えーと、荷物はじゃまにならないように隅っこにおいて、と…」ドスン

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佐天(その時の私には、御坂さんはただびっくりしただけのように見えていた)

佐天(でも今思えばきっと、あの時御坂さんは内心で、何かしらの感情を覚えていたはずだ)

佐天(だって、今の御坂さんはこんなにも異常な執着を見せているんだから)

佐天(この執着心は、ある日突然芽生えるようなものではない)

佐天(多分、御坂さん自身気付かないところで、心のなかに小さな種のようなものが育っていたんだと思う)

佐天(狂気の種、のようなものが…)
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佐天「フンフンフーン♪」トントン

佐天(あれから数週間たった。学校で会う初春はげっそりとして、頭の花まで萎れて見える)

佐天(御坂さんから聞いたが、白井さんも同じような状態らしい。それでも白井さんは、たまに顔を合わせればいつものごとく勢い良く飛びついてくるので、その度に電撃を食らわせているそうだ。よくあれだけの元気があるもんね、と御坂さんは呆れていた)

佐天(けど、私と初春と違って御坂さんと白井さんは学年が違うだけに、会う頻度も相当少ない。なんだかんだ言いつつも、御坂さんはそんな白井さんのことを思って、顔を合わせれば出来るだけ長く側にいてあげるよう心がけているみたいだ)

佐天(御坂さんは一見勝気なようだけど、実は人一倍優しくて気配りができる。以前からそれは感じていたが、同じ部屋で暮らすようになってそれを実感することがより多くなった)

佐天(出会った当初、私は御坂さんに対して、常盤台のお嬢様でレベル5であることへの来る憧ればかりが強くあった。だが今は、御坂さん個人への尊敬と信頼の感情が大きい)

佐天(初春と白井さんには悪いが、こうして御坂さんと同居したことによって、友達の友達という関係から一歩進み、本当に信頼する友達同士になれたのはよかった、と私は思っている)

御坂「フライパン準備オッケー!佐天さん、切った野菜こっちにちょうだい。どんどん炒めちゃいましょ」

佐天「はーい。これ切り終わったらラストなんで、ちょっと待っててください」トントントン

御坂「佐天さん危ないからそんなに急がなくても、 ……っ佐天さん!」

佐天「つっ…!!」プシュ

佐天(御坂さんが心配そうに私の手を覗きこんできた。油断して、浅く切ってしまった)

佐天「いてて…指先ちょっと切っちゃいました…」ズキズキ

御坂「血が…」

佐天(御坂さんが私の手を取る。傷は浅いものの、脈拍に合わせて血がじわじわと溢れてくるのを感じた)

御坂「さ、佐天さん大丈夫?わ、私すぐ救急箱持ってくるから!ここで待ってて」

佐天(御坂さんがひどく取り乱して駆け出そうとする。私は驚いて、思わずその手を掴んだ)

佐天「ちょ、ちょっと御坂さん?これくらいどうってことないですって。たかが小さな切り傷ですよ?自分で絆創膏貼っとくんで、御坂さんはお料理を…」

御坂「だめよ!ちゃんと丁寧に消毒して処置しないと!そ、それに心配で料理なんかできない!」ウルッ

佐天「み、御坂さん…?」

御坂「…いいから、とにかくここで待ってて。すぐ持ってくるから」グスッ

佐天「は、はい…。すみません御坂さん」

佐天(御坂さんが救急箱を取りに行く背を眺めながら、私はひどく混乱していた。なぜ、こんな小さな切り傷ひとつで御坂さんは涙ぐんでしまったのだろう。今まで一度も、泣いたことすら見たことがなかったはずだ)

御坂「…」トコトコ

佐天(御坂さんが戻ってきた。もう、目元に涙はなく、いつもどおりの毅然とした表情をしていた。無言で私の手をとり、処置をしてくれる)

佐天「あ、あの…御坂さん…」

御坂「…」ギュ

佐天「!」

佐天(御坂さんは何も言わず、ただ私を強く抱きしめた。御坂さんの胸の中で、私はただじっとしていた)

御坂「佐天さん…もう佐天さんは、私にとってただの友だちじゃないのよ」

御坂「前よりもずっとずっと大事な…、黒子と同じくらい大事な友達なの。佐天さんに何かあったら、私は耐えられない」

佐天(震えた声で、御坂さんが言った。私を抱きしめている腕に、かすかだが更に力が込もる)

佐天「御坂さん…」

佐天(この寮に来た最初の時もそうだった。チャイムに出ない私のことを心配して、無理やりにでも鍵を開けて来てくれた)

佐天(私はここしばらくの共同生活で、この人がどれだけ優しい人かわかったはずだ。そして御坂さんがもっと好きになった)

佐天(きっとそれは御坂さんも同じで、私のことを知って、私のことを前よりも大事に思ってくれるようになったんだ)

佐天(…今は、こんなに大事に思ってくれているんだ)

佐天「…」ギュ

佐天「ごめんなさい、御坂さん。これからはもっと、御坂さんに心配かけないようにします」

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佐天(私は、ひどい、とてもひどい勘違いをしていた)

佐天(大事に思ってくれている?確かにそうかもしれない。でもそれは、友達を想うような健全なものじゃなかった)

佐天(あの取り乱し方は尋常ではなかった。もっと疑問に思うべきだったんだ)

佐天(自分が想うのと同じように相手が想ってくれているなんて、どうしてそんな風に思い込んだんだろう)

佐天(この時を境に、御坂さんの異常さは少しずつその凶暴性を増していく)

佐天(気付けばよかった。そうすれば、今までの尊敬すべき、強くて優しい御坂さんのままでいてくれたかもしれない)

佐天(いや違う。今だって御坂さんは優しい。でもそれはとても異常で、ほんのかすかなことで反転する優しさなんだ)
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ご飯いてくる

とび森代行もはやく

荒れすぎて誰も突っ込んでくれなかった死にたい
続き書く

佐天「御坂さーん、準備出来ましたー?」

御坂「できたわよ。じゃ、行きましょうか」

御坂(今日は、久しぶりに4人で出かける日だ。私、黒子、佐天さん、初春さん、いつもの4人で)

御坂(先日、黒子がいつも異常に狂喜しながら飛びついてきた。私は驚いて、いつも異常に強い電撃を浴びせてしまい、しばらく昏倒させてしまったのだが。目覚めた黒子は開口一番、嬉しそうな満面の笑みで私に言った)

黒子『お姉さま、お喜びください!固法先輩とスキルアウトの先生方の計らいで、今週末、お休みをいただけることになりました!』

御坂(それを聞いた私はもちろん嬉しくて、嬉しさのあまり黒子に抱きついて、黒子を出血多量により再び昏倒させてしまった)

御坂(家に帰ると、佐天さんも初春さんから同じ事を聞いたらしく、無邪気な嬉しそうな笑顔で私を出迎えてくれた)

御坂(佐天さんの笑顔を見て、私も喜びがぶり返してきて、その日は二人でごちそうを作って祝った)

初春「あ、佐天さん!こっち、こっちです!」ピョンピョン

黒子「ぅお゛っね゛っえ゛っさ゛っは゛っ!!!」ガバッ

御坂「はいはい」ビリビリ

佐天「いやー、久しぶりにそのやり取り見ましたよー」アハハ

御坂(佐天さんが嬉しそうに笑った。初春さんも、佐天さんから聞いていたより元気そうで何よりだ。私が聞いていた話では、頭の花も枯れ、肌のツヤも失ったミイラのような姿ということになっていたから。まったく佐天さんは、些細な事も面白おかしく大袈裟に言うんだから)

御坂「じゃあとりあえず、どこ行きましょうか」

黒子「黒子はお姉さまの行くところならどこへでもっ!!」

初春「もう白井さん、くだらないこと言ってないでちゃんと考えてください!」

すまん30分くらい席外す

御坂(結局私たちは、いくつかの小物屋を巡り、屋台の食べ歩きをし、いままでのような平凡な休日を楽しんだ)

カァカァ…カァカァ…

佐天「っはー!いやー、久しぶりにみんなで遊びましたねー!私もう大満足だよー!」トコトコ

御坂「最近は私たち二人で出かけることもあまりなかったものね」トコトコ

初春「え?お二人で遊んだりしないんですか?…あ、いえ、だいぶ沈静化してきたとはいえ、あまり外出されるのも心配なのですが」トコトコ

佐天「うーん、まあ放課後に待ち合わせして、二人で買い物とかはするけどねー。休みの日はお互いのんびり仲良く、家の中で過ごしてるよ。私は御坂さんに勉強教えてもらったりするし」トコトコ

御坂「そうねー、佐天さんがこの前赤点になりそうって泣きついてきたときは驚いたけど、なんとかなってよかったわー」トコトコ

初春「むむっ!佐天さん、私がいない間にそんなことになってたんですか!ダメですよ、ちゃんと勉強しなきゃ!」ビシィ

佐天「ああっ!御坂さんダメですよそれを言っちゃ!秘密にしといてって言ったじゃないですか!」アセアセ

御坂「ふふーん。こないだ私のプリンを食べた罰よ佐天さん」

黒子「な、なんですのその親密なやり取りは…!!それに放課後デートに、休日はのんびり仲良く密室でくんずほぐれつ…ですってええええ!!」ムッキー!

佐天「そ、そこまで言ってないでしょ白井さん!」

初春「でもほんと、今日一日見てたらとても仲良くなったみたいでびっくりしましたー」

黒子「お姉さまったら、佐天さんばかり目で追ってるんですもの。黒子は…黒子は…お姉さまが遠くに行ったようで…お、おねえっざヴぁッ!!」ガバッビリビリ

御坂「んー、だって佐天さんそそっかしいから心配なのよ。前にも包丁で指切って怪我したし、ちゃんと見てないとどうにかなっちゃいそうで」

佐天「どうにかなっちゃうってなんですかっ!御坂さんだってよく無茶ばかりするくせに、人のこと言えないですよ!」

※妹達に会う前ということで

御坂(佐天さんが怒った顔で私を見た。最近は怒った顔も困った顔も全て可愛く見えてしまう。私は一人っ子だからわからないが、妹がいたらこんな感じなのかな、と思う)

初春「あっ、みなさん見てください!あそこにクレープ屋さんが停まってますよ!」

御坂(初春さんが指さした先には、以前にも4人で食べた、見慣れたクレープ屋台の車が停まっていた)

佐天「じゃあ今日の締めくくりに、みんなでクレープでも食べましょうか!一日歩きまわって体が糖分を欲してますし!」

御坂(佐天さんの提案に全員が賛成し、近くのベンチに並んで座って食べることになった。私と佐天さん、黒子と初春さんがそれぞれ同じ味を選んだ)

御坂(全員の手にクレープが渡ったところで、佐天さん、初春さん、黒子、私の順で座った。)

佐天「では…いただきまーす!」

御坂(佐天さんが嬉しそうにクレープにかぶりつく。口の端から、少しクリームが溢れる)

御坂「もう、佐天さ…」

初春「もー佐天さん、クリームついてますよー!」フキフキ

御坂(私がポケットからハンカチを出すより早く、初春さんがハンカチを取り出し、手早く拭きとった)

佐天「んんー、さすが気が利くねえ、私の、うっいはっるぅぅ!!」バッサァァ

初春「きゃあああああ!?さ、佐天さん、ひどいですぅ!私の手がふさがってる時にぃぃ!!」ウルウル

御坂(以前は見慣れた光景だった。黒子も微笑ましそうに二人を眺めている。けれど私は、なぜかとても心がざわついてしかたない)

今北産業

御坂(いつものことだ。二人は仲が良くて、私と黒子も仲が良くて、こんなふうにじゃれあっていたじゃないか)

黒子「…お姉さま?」

御坂(初春さんのほうが付き合い長いし同じ学校だし同い年だし仲いいのは当たり前)

御坂(私はみんなよりお姉さんだし佐天さんは妹みたいだから大事にしてるだから初春さんと楽しそうにしてれば嬉しい)

黒子「ぉ…さ…、…えさま、……お姉さま!」

御坂「っ!!」ビクッ

黒子「どうなされたんですの?顔色が悪いように見えますが」

御坂(気付けば、黒子が心配そうな顔で私を見ていた。黒子の言葉に、じゃれあっていた二人も私を見る)

>>91
>>6
までが
遠い

御坂「大丈夫…、ちょっとボーっとしてただけ。昨日ワクワクして眠れなかったから、寝不足気味なのかも」

黒子「あら…お姉さまったら」クス

初春「ほ、本当に大丈夫ですか御坂さん。無理しなくていいですからね」

佐天「確かにずーっとソワソワしてましたもんね、御坂さん。どうしても眠かったら言ってください、私の膝お貸ししますよ!」ポンポン

御坂(寝付きが悪かったのは事実だった。そう、私は体調が万全じゃない。だから、おかしなことばかり考えてしまう)

御坂「ふふ、ありがとう。もう大丈夫だから安心して」ニコ

御坂(パクリとクレープを頬張った。乾いて粘ついた口内に、涼やかな甘さが広がる。咀嚼して飲み込むと、冷たい感触が胃の中に落ちるのを感じた。緊張が優しくほぐれていく)

御坂(大丈夫、もう変なことは考えない。そういえば最近、あのイガグリ頭のバカにもあってないわね。そうか、あいつでストレス発散してないから調子悪かったんだ。今度会ったら思う存分まる焦げにしてやるんだから)

佐天「そういえば、御坂さん私と同じイチゴクレープなんですよね。」モグモグ

御坂「そうね、で、黒子と初春さんがチョコクレープ」パク

初春「なんかこのクレープ、前と味が違うんですよねぇ」モグモグ

黒子「そうですわね、クドさが抜けてあっさりめになった感じでしょうか。とてもおいしいですわ」モグモグ

佐天「へえ、そうなんだー」

御坂(この会話の流れはまずい、と思った)

佐天「ねえ初春、お願いがあるんだけどー」

御坂(さっき、やっと抑えたのに)

初春「もー、わかってますよ佐天さん。しょうがないですねー」

佐天「初春わかってるー!」

御坂(ただの体調不良で、一時的におかしくなってるだけだと、そう思いたかったのに)

初春「はい佐天さん、」

御坂(佐天さん、)

初春「あーん」

>>94>>97の間にちょっと挿入
御坂「そういえば、固法先輩のおかげで休めたって言ってたけど、固法先輩自身は休めてるの?」

初春「それが、私たち以上に働き詰めで、全然休んでないんですよ」ショボーン

黒子「真面目で正義感の強い方ですから…」

佐天「ちょちょ、それってまずいんじゃないの?初春たちでさえ疲れ果ててボロボロだったのに、それ以上の仕事なんて」アセアセ

初春「そうなんです、体壊さないか心配で心配で…」

黒子「ええ、ですから私達、この休みが終わったら無理矢理にでも固法先輩を休ませようと決めてますの」
黒子「固法先輩ほどの人が抜ければ現場のバランスも崩れてしまうでしょうし。そうならぬよう、ひとまず私達が先に休んで力を蓄えてから、固法先輩に安心して休んでいただく、ということですの」

御坂「ふーん、なるほどねえ」モグモグ

>>99の次に

御坂(その後もしばらく、犯罪組織の捜査の進行状況や、わかったことなどについて話した)

御坂(既に尻尾は掴んでおり、無能力者集団の犯行であることがわかっているそうだ。あとは決定的な証拠さえ掴めば逮捕となるらしい)

御坂(黒子も初春さんも、よく頑張っている。すぐに事件は解決するだろう)

御坂(佐天さんも、ホッとした顔で聞いていた。よかった。これで佐天さんが怖い思いをせずに済む)

御坂(事件の話が一段落すると、話題は『私と佐天さんの生活について』となった)

御坂(色々なエピソードを話した。黒子と初春さんは、ほとんど私の過保護さに驚いてばかりいた。恐らくこれは、佐天さんがあまりにも大げさに話すせいだ。まあ、親しくなった分、多少過保護になったとは思うが、それにしてもそんなに驚くようなことはしていないつもりだった)

御坂(そして、さらに話題が今食べているクレープに移った時、ふと佐天さんがこんなことを言い出した)

>>97>>98の間

黒子「お姉さま、どうですか一口!味見なさっては!」ズズイ

御坂「っ、そうね、でも今は自分の分食べきるだけでお腹いっぱいかも…」

御坂(片方の二人組がやったことを、もう片方の組が真似をする。この4人でよく起こることだ。食べちゃいけない。流れを作っちゃいけない)

黒子「ではお姉さま、お姉さまのクレープを少しくださいまし。そうすれば私もお姉さまも別の味が食べられて美味しい思いができますわ!あわよくば間接キスとかそのような邪な考えは決してございませんので、ウヘヘ、本当にございませんので、どうぞ、ガブリと一口」ズズイ

御坂(でも、断れない。断ったら、やっぱり体調悪いんじゃないかって、みんなに心配かけちゃう)

御坂「…わかった、ありがと黒子、いただくわ」

御坂(パクリ、とかぶりついた。それを見た佐天さんが、イタズラっぽい顔をする)

佐天「あーん」

御坂(佐天さんが、ニコニコしながら、クレープをかじった)

御坂(初春さんの、手から、)

御坂(私以外の、人に、嬉しそうに、笑顔で、)

御坂(―――――…)

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佐天(その日の夜、御坂さんは初めて私を殴った)

佐天(次の日から、私の軟禁生活が始まった)

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御坂「佐天さん、おはよう」

佐天「」ビクッ

佐天(固い床の上で目を覚ます。視線を上げると、朝日の差すカーテンを背に、御坂さんがひざまずき、私の顔をのぞき込んでいた)

御坂「昨日はごめんね。痛かったよね」スリ

佐天(御坂さんの柔らかい手のひらが、私の頬をさすった。指先がなぞる度に、顔をしかめたくなる鈍痛が走る。きっとアザになってるだろう)

佐天「み、御坂さん…」ビクビク

佐天(昨晩御坂さんは家に着くなり、笑顔でこう言った)

御坂『ねえ佐天さん、明日からは外に出ちゃだめよ?』

佐天(もちろん私は冗談だと思ったから、嫌です、と笑って答えた。答えてしまった)

佐天(御坂さんは『そう』とだけ言って、部屋を出て行ってしまった。私は何か気に触ることを行ってしまったのかと思った。でもそれは、そんな、気に障るどころの話じゃなくて、)

佐天(…戻ってきた御坂さんは、どこかのお店のビニール袋をぶらさげていた。そして、やっぱり笑顔のまま言った)

御坂『私は今日はっきりとわかったの。佐天さんが私以外の人と仲良くしてるのはいや。…だから、佐天さんを私のペットにする』

佐天(また冗談だと思った。でも意味がわからなかった。私が困って御坂さんを見ていると、御坂さんはビニール袋に入っていたたった一つの物を取り出した)

佐天(―それは、首輪だった)

佐天『はは…、えーと、っ…。な、なんの冗談ですかー御坂さん』

御坂『これは、佐天さんが私のペットだって証』

佐天(御坂さんはそう言って、包装を開けた。無造作に投げ捨てられた包装には、赤く目立つ文字で、『大型犬用』とプリントされていた)

御坂『佐天さん、ここに座って?』

佐天(そういって御坂さんが指さしたのは、自分の足元だった)

佐天『…』

佐天(私は混乱して何も言えずにいた。御坂さんはこんな意味不明な冗談をいう人ではないし、怒っているのだとしてもこんな悪趣味な仕打ちはしないはずだ。まるで意味がわからなかった)

御坂『佐天さん?』スッ

佐天(御坂さんは大きな首輪を左手に持ち替えると、人差し指を立てた右手を目線の高さまで掲げた)

御坂『…おいで』ビリッ

佐天(右手から大きめの電流が流れる。紛れもなく脅しだった。私はいつもと違う御坂さんが怖くて、その足元に正座した。御坂さんはゆっくり屈むと、私の首筋に手をかけて、優しく髪の毛を払いのけた。本当に首輪をつけるつもりらしい)

佐天『あの、御坂さん…。私、なにか怒らせるようなことしましたか…?』

佐天(恐る恐る聞いてみる。私は心の底から御坂さんを大事に思っていたから、理由があるなら誠心誠意謝りたかった)

御坂『何も悪いことしてないわよ?ただ、私が自分の気持ちに気づいただけ。』

佐天(言いながら、首輪を私の首にかける。金具のひやりとした感触に、私は少し身震いをした)

ねむい

正直>>97くらいから展開がうまく思いつかなかったわけだが
このおいしいネタをつまらんssにしたくないから書き溜めて改めてリベンジしたいわけだが?

立てた
一週間以内には頑張って書くます
じゃあおやすみ

そういうとこなのかよ一瞬重大なルール違反したかと思って青ざめたよ
わかったありがとう では寝る

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