小鞠「うん」
蛍「このままでは凍死してしまう絶対絶命の状況。センパイは私とどうやって救助が来るまで生き延びますか?」
小鞠「火を起こしたらいいんじゃないかな」
蛍「火を作る設備はありません。また、火を起こしたら山小屋が燃えてしまいます」
小鞠「え~っ……。じゃあ、その山小屋には何があるの?」
蛍「ダブルベッドが一つあります」
小鞠「じゃあそこで身を寄せ合って朝まで待つ」
蛍「それだけでは凍死してしまいます」
小鞠「じゃあどうすればいいの?」
蛍「その答えをセンパイに考えて欲しいんです」
小毬「こまりまっくす~」
小鞠「救助はいつ来るの?」
蛍「約二時間後に来ます。それまで生存できれば助かります」
小鞠「運動でもする?」
蛍「いい線いってます、センパイ。ですが、ベッドしかない山小屋で運動は少し無理がありますね」
小鞠「当たってはないけど、近い答えだったんだ。うーん……」
蛍「ヒントを出しましょう。ベッドを使います」
小鞠「わかった!ベッドを使ってトランポリンみたいに跳ねて運動するんでしょ!」
蛍「……跳ねたりもするかもしれませんが、それでは正解ではないです」
小鞠「うーん、うーん」
蛍「更にヒントです。山小屋で救助を待つのは私とセンパイの二人です。なので、二人の協力が必要とされます」
小鞠「そんな事言われても……。身を寄せ合うだけじゃ凍え死んじゃうんでしょ?」
蛍「はい」
小鞠「ベッドを使う……蛍と二人……」
蛍「えへへ……もうわかりますよね///」
小鞠「うーん……跳ねたりもするかもしれない……」
蛍「センパイが激しければ、ですよ///」
小鞠「うーん……うーん……」
れんげ「うちわかったん!」
夏海「れんちょん、わかったのか!?一体どうやって雪山の山小屋で二時間も生き延びるっていうんだい!?」
れんげ「それは、こまちゃんがまだ考えてるからいえませんのん」
夏海「何だよそれ~」
小鞠「もうちょっとで何か閃くかも……」
夏海「ほたるん、それ、仮にうちとれんちょんが山小屋で救助待ってたとしたらどうなるの?」
蛍「死にますね。100パーセントの確率で死んでしまいます」
れんげ「なんと」
夏海「うちとれんちょんじゃできないけど、姉ちゃんとほたるんなら助かる見込みがあるって事なのか……。そうなると手段は限られてくるな……」
小鞠「ちょっ!私が今考えてるんだから黙っててよ!」
れんげ「ほたるん、それ、もしかして道具とか使うん?」
蛍「普通は使いませんが、それはセンパイ次第という事になると思います」
小鞠「道具!?何それ、そんなのあるの?だったらその道具は何なの!?」
蛍「いえ、仮定の話です。山小屋には基本ベッドだけあると考えて下さい」
夏海「ふむふむ、なるほどねー。うんうん、今のは大きなヒントかもしれないよ」
小鞠「あんただってわかってないくせに偉そうに……」
夏海「あっはっは」
れんげ「ほたるん。例えば伸縮する…天そう、ゴムのような物は使うん?」
蛍「それは……」
夏海「おっ、まさか核心を突いた?」
蛍「そんな……///」
小鞠「何で照れてんの?」
れんげ「やっぱり……。うち、何となくもう答えがわかってたけど、それが確信に変わったのん!」
蛍「れんちゃん、こまセンパイが正解するまでは内緒ですよ?」
れんげ「わかったのん」
夏海「そんな、れんちょん、うちには教えてくれよ」
れんげ「それじゃあなっつんには保健室で教えてあげるのん」
夏海「そんな遠くまで行かなくても……。ま、姉ちゃんに聞かれたくないってんならしゃーないか。そんじゃうちは答えを教えてもらってくるから」
小鞠「さっさと行け!私は今必死で考えてんだから邪魔しないで!」
夏海「おお怖い怖い」
小鞠「わかったよ、正解が!」
蛍「では答えて下さい」
http://i.imgur.com/OUGI6dw.jpg
おしまい
例えば伸縮する…天然素材
のとこで誤字ったのでめんどくさくなったんです
すみませんでいした
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