義妹「ヌクヌクしたいです…」 (79)

妹「お兄ちゃん」

兄「んがっ……」

妹「起きてください。朝です」

兄「zzzz」

妹「起きる気配がない……。完全に熟睡してますね」

兄「zzzzz」

妹「………」

妹「………」

スリスリ……スリスリ……

兄「……んー……?」

兄「んー………?」

スリスリ……スリスリ……

兄「んんん?!!?」

妹「あ、起きました?」

兄「な……な、な………」

妹「おはようございます、お兄ちゃん」

兄「何をやってるんですか妹さん……?」

妹「何って……お兄ちゃんのお尻をスリスリしてるだけですが」

兄「何やってんの君ィイイ!!??」

妹「……ズボン上げてから怒った方がいいと思います」

兄「え?……キャ、キャアアアアア!!」

妹「今日のお兄ちゃんは反応がワンテンポ遅れてますね」

兄「たった今起きたばかりだから頭が回らなくてなぁ……!!!」

兄「妹さん……あ、あのさぁ……」

妹「………」

兄「毎朝何かしら仕掛けてくるのやめてくれよ、マジで……」

妹「………」

兄「……あの、妹さん?」

妹「………………………」

兄「む、無視しないでください」

妹「ん?妹『さん』ってもしかして私のことですか?」

兄「………」

妹「………」

兄「妹……ちゃん?」

妹「……………まぁいいですけど」

兄「……で?」

妹「はい?」

兄「俺はなんで起こされたの?」

妹「……昨日言ったじゃないですか。
明日は朝早くに出掛けるって。忘れたんですか?」

兄「………すまん。忘れてた」

妹「私との約束なんてお兄ちゃんにとっては紙くず同然なんですね。死にます」

兄「死ぬことはないだろう……」

妹「……かわいい妹との約束を忘れるなんて許せないんですけど?」

兄「……ごめん。お詫びはちゃんするから許してくれ」

妹「お詫び、ですか。………わかりました」

兄「うん。今日の風呂は俺が掃除を……」

妹「じゃあ、お兄ちゃんのパンツをください」

兄「そいつは……無理だなぁ……」

兄「それで、これからどこに行くんだ?」

妹「秘密です」

兄「……そうか」

ポトッ……

兄「ん?何か落とし……ハッ!!!」

妹「はい?……あぁ、うっかり。ありがとうございます」

兄「これは……ココココココンドーム?!?!」

妹「はい」

兄「はい、って貴女……」

妹「?」

兄「いや……いい。あえて深くは聞かない……」

妹「……どこに行く予定か聞きたいですか?」

兄「いや、やっぱいいや」

妹「えっ!!聞かなくていいんですか!?ほんとに???」

兄「……なんとなく察しはついたよ。言わなくても大丈夫」

妹「………」
妹「………ゴムを使うようなところには行かないですよ?」

兄「………」
兄「そのへんはまぁ……君のこと信用してるから。
変な勘違いはしてないよ」

妹「そうですか」

カレンダーを眺める妹
兄「墓参りだろ?」

妹「はい」

兄「………」

妹「……今日は、命日ですから」

兄「命日ねぇ……」

妹「………」

兄「お墓の場所は知ってるの?」

妹「わかりません」

兄「………」

妹「お兄ちゃんに案内してもらうつもりです」

兄「そうか」

妹「はい」

兄「……行きたいの?」

妹「行きたいです」

兄「………」
兄「わかった。じゃあさっさと行こう」

妹「身支度とかしなくていいんですか?
準備できるまで待ちますよ?」

兄「いいよ別に。そんなに長くいるつもりはないし」

妹「………」
妹「………そうですか。でもせめてコートだけでも」

兄「いらん。このままでいい」

妹「でも」

兄「行きたいんでしょ?それなら早く行こうよ」

妹「……はい」

In 外

妹「寒いですね」

兄「………」

妹「寒いですよね?」

兄「……寒くない」

妹「………」

兄「はっくしょん!!!」

妹「……寒いですよね??」

兄「寒くない……寒くない!寒くない!!」

妹「何を意固地になってるんですか……」

兄「意固地になんてなってないし!ほら早く行こう!……ぶあっくしょん!!」

妹「はいはい」

兄「ぶあっくしょん!!ぶあっくしょおおおん!!!」

妹「見てるこっちが寒くなりそうです……。一旦家に戻りましょう?」

兄「嫌だ!ここで家に戻ったら、なんか俺すげーかっこ悪いもん!!」

妹「今更ですって。
お兄ちゃんのかっこ悪いところは今朝十分見させてもらいましたし」

兄「……今朝?」

妹「……下半身むき出しのお兄ちゃんのお兄ちゃんを……」

兄「よーし、走って体あっためてくるわー!」

タッタッタッ!

妹「は?あ!ちょっと!!」

タッタッタッ!!!

妹「はぁはぁ……」

兄「ふぅー……ちょっとだけあったまった」

妹「はぁはぁ……あんまり暴走……しな、いでください……はぁはぁ」

兄「すみません」

妹「……家に戻ろうとはもう言いませんから。
でもせめて私の手袋を使ってください。はい」

兄「そしたら妹ちゃんが寒くなるよ……」

妹「片方だけなら問題ないです」

兄「もう片方の手はどうするの」

妹「………」
妹「お兄ちゃん?」

兄「うん?」

妹「お手」(手のひらを差し出す

兄「えっ。あ、はい」(ぽんっ

ギュッ!

妹「こうすれば寒くないです」

兄「…………」

兄「……まぁ」
兄「たまにはこういうのも良いかもな」

妹「………」

兄「妹ちゃんの手すげーあったかいのな。なんか落ち着くよ」

妹「………」

兄「心なしかクシャミも収まった気がするし……。ありがとね」

妹「………」

兄「どうしたの?さっきから一言も発してないけど……」

妹「………も、もっと照れてくださいよ」

兄「手を繋いだくらいじゃ照れないって」

妹「………」

【スッ……】

兄「あれ……手はもう繋がないの?」

妹「……私一人だけ照れるのは負けた気がします」カ~ッ///

兄「おぉ!?妹ちゃん、顔が真っ赤だぞ!?どうしたの?!」

妹「…………お、お兄ちゃんと手を繋いだの初めてだったので、あの……つい……」

兄「……兄のパンツをズリ下げてもケロッとしてたのに……
照れる基準がわからん……」

妹「お、お兄ちゃんも照れてくださいよ!!私だけなんで てズルイですよ!!」

兄「やろうと思ってできるものじゃないって」

妹「……わかりました。
私が無理やりにでも照れさせてあげます。目を瞑ってください!」

兄「わかった!絶対閉じない!」
カッ!

妹「こ、こ、こんな辱めを受けたのは生まれて初めてです……。
お兄ちゃん酷いです……っ」

兄「ほとんど自滅じゃないですか……はっくしょん!!!」

妹「……寒いですか?」

兄「……寒いっす」

妹「ざまあみろ!」

兄「酷いっ!」

妹「あそこでお兄ちゃんが初心な反応をしていれば
未来は変わっていましたね。きっと」

兄「うぅ……ぶあっくしょん!!!」

兄「ぶあっくしょん!!」

妹「………」

兄「ぶあっくしょん!!!!!」

妹「………」

兄「ぶあっくしょおおおおおおおんんんん!!!!!」

妹「……しつこいですね。そんなに私と温めあいっこしたいんですか?」

兄「違うわ!」

兄「ぶあっくしょん!!」

妹「………」

兄「ぶあっくしょん!!」

妹「………」

兄「ぶあっくしょん!!うぅ…寒みぃ…」

妹「…………………」

妹「………」

ピトッ

兄「うおっ!?な、なにしてる?!」

妹「お、お兄ちゃんの腕に抱きついてます」

兄「………っ!」

妹「……これなら素手で繋ぐよりは多少恥ずかしくないです、かね……っ」カーーッ///

兄「………」

妹「……あ、あったかいですか?」

兄「………」
兄「……い、いや?そうでもないかな」

妹「………」

兄「あんまり効果ないみたい。あったかくない」

妹「………」

兄「だから離れてくれない?」

妹「………」

兄「効果ないみたいだからさ」

妹「………」

兄「あの、効果が……」
兄「………」

妹「クシャミ止まってるじゃないですか」

兄「あ……」

妹「さ、このまま行きましょうか」

兄「………」

兄「このまま行くの?腕組んだまま?」

妹「行くの」

兄「………」

妹「……うふふっ」

兄「……なに?」

妹「私の勝ちですね」

兄「何が」

妹「顔、すごい真っ赤ですよ?」

兄「………」

妹「手を繋いだ時とは大違いです」

兄「………」

兄「………」

妹「~~~♪」

兄「………………あ、あんまり激しく動くな」

妹「?」

兄「もうちょっとその、静かに動け」

妹「???」
妹「………」
妹「ハッ!」

兄「………」

妹「私の胸が気になるんですね?!」

兄「頼むから大きい声で言わないでくれ……!!」

妹「なるほどなるほど~。うふふっ!えへへっ!」

兄「な、なぁ。もうちょっと離れてくれ……」

妹「んー?」

兄「あとほんっっっのちょっとでいいからさ」

妹「んー……」
妹「私にくっつかれるの……イヤですか?」

兄「えっ」

妹「………」ピトッ

兄「……その言い方は少しズルくない?」

妹「私のこと嫌いですか?」ピトッ

兄「き、嫌いじゃないけどさ」

妹「………」ピトッ

兄「っ!!あ、あのっ…」

妹「はい?」

兄「少しずつ密着してくるのやめてくれ!」

妹「……やっぱり嫌いなんですね、私のこと……」

兄「だから嫌いじゃないって!」

妹「よかったー……」ピトッ

兄「……ハァ」

妹「あ。お兄ちゃん今日のお昼どこで食べます?」

兄「一緒に食べるの前提なんだ……」

妹「兄妹なんですから当たり前です」

兄「………………兄妹、ねぇ」

妹「………ふんっ!」バキポキ!バキポキ!

兄「うぎゃあああ!?う、腕があ!」

兄「う、腕がぁぁぁっ!!」

妹「今何を考えました?」

兄「わ、悪かった!あの話はもうしない!だから関節技を外せぇぇ!!」

妹「はい」

兄「……………………………………」

妹「沈黙が長いですよ?」

兄「恐ろしい人だ……」

妹「他人行儀な言い方ですね」

兄「……恐ろしい妹だよ」

妹「はい、妹です」ニコッ

兄「………」

妹「あ……」

兄「……」

妹「あれは……」

兄「あれが墓地だ。あそこにある」

妹「……水汲んできますね」

兄「どうぞどうぞ」

妹「………」
妹「いってきます」

妹「立派な墓地ですね」

兄「そうだな」

妹「こんなに広いところは初めて着ました」

兄「そうか」

妹「………」

兄「………」

ザッザッザツ……

兄「これだ」

妹「ここが……」

兄「あぁ」
兄「これが俺の妹のお墓だよ」

妹「………」

妹「ずっと気になっていたんですけど」

兄「うん」

妹「お墓参り、あんまり乗り気じゃないんですね」

兄「………」

妹「少し意外です」

兄「……そうか?」

妹「先輩のことですから、
妹の命日には毎年墓参りしてるものだと思ってました」

兄「お、おい。先輩って………」

妹「昔からすごく仲良かったですよね、お二人。
四六時中ずーっと一緒で……」

兄「………そうだったな」

ゴシゴシ……ゴシゴシ……
妹「………」

兄「……なにやってんの?」

妹「墓石を磨いてるんです」

兄「ふーん……」

妹「…………」

ゴシゴシ……ゴシゴシ……

兄「……やっぱ俺もやる。タワシもうひとつある?」

妹「はい、どうぞ」

兄「ありがとう」

ゴシゴシ……ゴシゴシ……

妹「あの……」

兄「うん?」

妹「できたらでいので、質問してもいいですか?」

兄「うん。いいよ」

妹「……どうして今までお墓参りしなかったんですか?」

兄「………」

ゴシゴシ……ゴシゴシ……

兄「……正直さ、まだ整理できないんだよ……妹のこと」

妹「………」

兄「……妹が病気で亡くなって、
それからすぐに、父さんが再婚して、また別の妹ができて……」

兄「新しく俺の妹になる娘は、俺の妹の親友でさ……
しかも、その娘は俺も昔から付き合いのあった娘だったりして……

……本当にたくさんのことが一辺に起きちゃったから、
当時の俺のキャパを完全に超えちゃったんだよね。

結局俺は何も整理できないまま、
色んなことを有耶無耶にして今日まで過ごしてきちゃったんだ」

妹「……」

兄「けど、今日こそは色々とけじめをつけようと思ってる。

妹のこと、再婚のこと……そして……」

妹「………」

兄「……雪乃ちゃん」

妹「……はい」

兄「もう妹ごっこは終わりにしよう」

兄「咲の代わりに妹になろうとしなくてもいいんだよ」

兄「君が無理して俺の妹になる必要なんて全くない。
雪乃ちゃんは雪乃ちゃんのままでいればいい」

妹「………」

兄「妹じゃなくても、雪乃ちゃんはもう俺の家族なんだからさ……」

妹「………」

兄「家族に無理は……して欲しくないよ」

妹「………」

妹「……ひとついいですか?」

兄「なに?」

妹「今日までの私は……妹として失格でしたか?」

兄「そんなことないよ。出来過ぎてるくらいだった」

妹「それなら……」

兄「むしろ出来過ぎていて……たまに雪乃ちゃんが咲と重なるんだよ……」

妹「………」

兄「……咲の代わりを無意識に雪乃ちゃんに求めようとする自分がいてさ」

妹「………」

兄「これじゃ雪乃ちゃんに申し訳なさすぎるよ……」

妹「………」

妹「………」
妹「わかりました」

兄「……わかってくれたか」

妹「はい」
妹「私、お兄ちゃんの妹になります」

兄「…………………えっ……」

妹「なりますから」

兄「……な、なんで」
兄「なんでそこまで妹にこだわるんだよ……」

妹「……頼まれたんです。咲ちゃんに」

兄「頼まれた……?」

妹「私が咲ちゃんと最後に会った日。
『私の代わりにお兄ちゃんのことお願いね』って……」

兄「……」

(どこに向かってるんだろう……)

兄「咲は、自分の代わりに妹になれって言ったつもりではないと思う」

妹「わかってます。
でもお兄ちゃんの近くでお世話するならここが一番です」

兄「……そこまで忠実に咲のお願いを守らなくたって
もっと別のやり方があると思うよ」

妹「……私はお兄ちゃんの妹として、お兄ちゃんのそばにいたいんです。
同居人とか友達とかじゃ嫌なんです」

兄「……無理してないか?咲との約束を気にして無理してるなら……」

妹「無理してないです。本望です。望むところです」

兄「………」

兄「このままの関係を続けたら、
俺は君のことを咲の代用品としてしか見なくなるかもしれないんだよ?」
兄「それでも……いいの?」

妹「いいことじゃないですか」
妹「咲ちゃんの代わりでも全然構わないですよ?」

兄「………」

妹「それでお兄ちゃんが私のことを見てくれるなら……むしろ大歓迎です」

兄「本当にそれでいいのか……?君はそれで幸せなのか……?」

妹「………」

妹「………」
妹「お兄ちゃんと私って、幼稚園の頃からの付き合いじゃないですか」

兄「……え?な、な、なんの話?」

妹「わたしその頃からずーっとお兄ちゃんを見てました。……優しいお兄ちゃんが大好きでしたから」

兄「お、お……おう……」

妹「覚えてます?
小学校三年生の時に咲ちゃんがブランコで遊んでて怪我しちゃった時のこと。

あの時のお兄ちゃんすごかったですよね
すぐさま咲ちゃんのところに駆け寄って、校庭から保健室まで咲ちゃんをおぶって運んで行って……」

兄「あ、あぁ…覚えてるよ」

妹「気づいてました?
あの時、実は私もすぐそばにいたんですよ?
咲ちゃんと一緒になって怪我して動けなかったんです」

兄「………ごめん。気づかなかった」

妹「『お兄ちゃんが助けに来てくれた!やったー!』
……と思ったら、私に目もくれず咲ちゃんをおぶって行っちゃって……
あれは……ショックでした……」

兄「……すまん!!今更だけどほんとすまん!!」

妹「あー、いえいえ。いいんです。本題はそこじゃなくて」

妹「それで私気づいちゃったんです。
お兄ちゃんは妹以外の女に興味がないんだって」

兄「……いやいや。そんなことないぞ?」

妹「それじゃあ、言い換えます。
気づいたんです。お兄ちゃんは重度のシスコンだって」

兄「……まぁ」

妹「……そして今。
そんなお兄ちゃんがようやく私のことを見てくれるならようになったんですよ?
今までわたしのことを見ようともしなかったお兄ちゃんが」

妹「……そんなの嬉しいにきまってます。
お兄ちゃんが私のことを見てくれてる……それだけで私、すごく幸せです」

寝よう……

>>60
ようやく気付いた?
需要ねえんだよ

なーにが雪乃ちゃん(大笑)咲(大爆笑)
固有名詞使ってんじゃねえよks

展開も全くつまらないしもう二度と書かなくていいよ

>>61
しっかり読んでてなんかワロタ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月11日 (水) 04:39:33   ID: ZISoFYgl

メンタル弱かったらssは書けないな……

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