男「安価の能力で四天王を倒して妹を組織から助け出す」(189)

男「どういう目的かは知らんがついに俺の妹にまで手を出すとはな」ザッザッ

男(友とも連絡がつかない、考えたくはないが恐らく……)ギリッ

男「そっちがその気ならやってやるよ……俺の>>3>>7に変える能力でなっ!」

地下一階

男「流石奴らの隠れ家、悪趣味なモンばっかり置きやがって」

カツン カツン カツン

男「誰だ?」

筋肉質な男「お前が男だな」

男「なんだお前?ここを通りたければ俺を倒していけーって奴か?」

筋肉「四天王でズバ抜けて攻撃力の高い俺を果たして倒せるかな?」

男「ただの筋肉馬鹿か。四天王も随分レベルが下がったな」

筋肉「言ってられるのも今の内だっ!」

男「フン」ファサッ

筋肉「なっ!どこから灰が……」

男「オラッ」ガツッ

筋肉「ぐっただの目くらましか……」

男「今ので右腕を折った。降参するなら今の内だぞ?」

筋肉「生憎左利きでね。ただの目くらまし、タネさえわかれば」

男「本当にただの目くらましかな?」

筋肉「……!」

筋肉「ハ……ハッタリに決まっている」

男「灰を振り撒くだけの能力で敵地に俺が乗り込んだと思ったのか?」

筋肉「……」

男「それに片手のない相手なんか多少力があっても怖くねーよ。充分肉弾戦で突破できる」

筋肉「舐めやがって、俺が常人より多少力が強い程度でこの位置まで昇りつめたと思っているのか」グググ

男「な、なんだ」

筋肉「俺は自らの脳と体に電気信号を介入することで自在に筋肉を増強することができる」

筋肉「細胞分裂を促進させ傷を癒やすことも可能」ゴキッゴキッ

男「へし折った右手が動いている!?」

筋肉「体への負担はデカいが仕方ない。出し惜しみして倒せる相手ではないようだからな」

男(余計な挑発が裏目に出たか。さてこの筋肉達磨をどうするかな)

筋肉「すぐ終わらせてやる」シュッ

男「!」

男(この体格でこの早さは反則だろ!)

男「ちっ」パサァ

筋肉「同じ手ばかり諄いぞ!」ガツッ

男「あぐっ」ドサ

筋肉「あらら、適当に突っ込んだら当たっちまったか」

男「げほっげほっ」

男(灰で目隠しして直撃を避けてなおこの威力か)

男(頭か目を狙えばまだ勝ち目は……上手く隙さえ突くことができれば)ダッ

筋肉「オラどうしたァ!鬼ごっこやってるワケじゃねーんだぞ!」


男(思い出せ、奴の言動を……)

『俺は自らの脳と体に電気信号を介入することで自在に筋肉を増強することができる』

男(どこから電気信号を送っているんだ?脳か、或いは外部からか?)

『体への負担はデカいが仕方ない。出し惜しみして倒せる相手ではないようだからな』

男(体への負担がどの程度の物なのか)

『すぐ終わらせてやる』シュッ
『オラどうしたァ!鬼ごっこやってるワケじゃねーんだぞ!』

男(奴は決着を焦っている?)

男「つまり今俺が取るべき行動は……」

男(逃げ続けて奴の体に反動が来るのを待つしかない……いつそれが来るかはわからんがな)パサ

筋肉「目隠しばっかりしやがって……」

男(これだけ撒けば見つけられまい)

筋肉「人は皆、微弱ながら帯電している」スッ

男「!」

ドカッ

筋肉「俺はそれを察知し居場所を探ることができる。お前には俺の居場所が全くわからないから結果として完全に無防備な状態で俺の一撃を受けることになったな」

男「……ぁ」

筋肉「まともに口を開くこともできんか」スッ

男「油断……したな……」ハァハァ

筋肉「コイツまだ動けっ」

ガシッ

筋肉「うおっ!」パサァ

男「……ざまぁ見ろ」

筋肉「お……お前何を」

男「俺はもう死ぬが……最後っ屁って奴だ…」ゼェゼェ

筋肉「まさか!」

男「お前の……髪を、灰に変えた」

筋肉「キッキサマァ!」

男「……」

筋肉「……死んだか。最後までその執念は敵ながら天晴れだった」

筋肉「生け捕りにしろとのことだったが灰のせいで当たり所が悪かったな」スタスタ

筋肉「これではボスもお怒りだな」ハァ

ガラッ

「オイ、オマエ。男、ドウシタ」カパカパ

筋肉「思っ……」

「『思ったよりやり手で、加減できず殺してしまいました。すいません』カ?」カパカパ

筋肉「……はい」

筋肉(相変わらず不気味な能力だ)

ドスッ

筋肉「……え?」

筋肉「がはっ。な……なんで」

「ヤクタタズ、クズ、ゴミ……死ンドケカス」カパカパ

「計画ガ全部台無シ、か」カパカパ

筋肉「……」

…………

男「どういう目的かは知らんがついに俺の妹にまで手を出すとはな」ザッザッ

男(友とも連絡がつかない、考えたくはないが恐らく……)ギリッ

男「そっちがその気ならやってやるよ……俺の>>38>>40に変える能力でなっ!」

臓器

地下一階

男「流石奴らの隠れ家、悪趣味なモンばっかり置きやがって」

カツン カツン カツン

男「誰だ?」

筋肉質な男「お前が男だな」

男「なんだお前?ここを通りたければ俺を倒していけーって奴か?」

筋肉「四天王でズバ抜けて攻撃力の高い俺を果たして倒せるかな?」

男「ただの筋肉馬鹿か。四天王も随分レベルが下がったな」

筋肉「言ってられるのも今の内だ!」シュンッ

男「ほう、なかなかの早さだ」

筋肉「くらえっ!」

男「だが俺に接近戦で挑もうってのは大間違いだったな」トンッ

筋肉「!」

筋肉「がはっ……なにを」

男「放っておいても良いんだがな」ドカッ

筋肉「がっ……」バタッ

男「死んだな、先に進むか」

地下二階

人形「……」

人形「……」

人形「……」

男「なんだこの可愛らしい階層は?」

ガタッ

男「出て来い。いるんだろ?」

カタカタカタカタカタカタ

男「1人や2人じゃなさそうだな」

兎の縫いぐるみ「……」カタカタカタカタカタカタ

熊の縫いぐるみ「……」カタカタカタカタカタカタ

西洋人形「……」ニコッ

男「こ……これは一体?」

熊のぬいぐるみ「……」シュン

男「げっ!飛んできやがった」

男「やはり能力は効かないか」トスッ

男「でも所詮は人形だ」ガシッ

ブチィ

男「綺麗に上半身と下半身に裂けたな、そこまで特別な素材でもない」

男「こんなことしてても意味ないだろ?茶番は止めようぜ」

西洋人形「……」

兎の縫いぐるみ「……」シュンッ

兎の縫いぐるみB「……」 シュン

兎の縫いぐるみC「……」シュン

男「ムダだっつーの」

兎の縫いぐるみ「……」パスッ

男「布が裂けて中から針が!」

西洋人形「……」クスクスクス

男「油断したかっ……最初の熊は囲まれても危機感を持たせないためのブラフ!」

男(この距離から三方向からの攻撃を防ぐのは不可能……ならば手で防ぐしかない)

ザクッ ザクッ スカッ


男「あがっ……」

男(ヤバいこれは痛い)

兎の縫いぐるみ「……」ガシッ

男「しかも引っこ抜けねぇ……」

西洋人形「……」ニコニコ

男「くそっ、せめて片手だけならなんとか外せたのに手に力が入らない」ググ

兎の縫いぐるみ「……」ガッシリ

兎の縫いぐるみB「……」ガッシリ

兎の縫いぐるみC「……」ジャキン

男「なんとか避けた奴ももう一発かます気満々じゃねーか」

西洋人形「……」ケタケタケタケタ

男(アイツが本体なのか?いや、そうは言い切れない。あからさまにファンシーなタンスのような物がいっぱい置いてある。あの中に隠れている可能性も……いや、あんな身動きの取れない所見つかったらお終いだ。有り得ない)

男「隠れんぼじゃねーんだぞクソ」

西洋人形「……」ケタケタケタケタ

男「ちぃ……この状態で避けきれるか?」

「ムリだよ」

男「!」

男(まさかアレが本体なのか!)

「時間切れで隠れんぼはアタシの勝ちね。その状態で避けきれるの?」

男「……これは」

「この数を……ね」

人形「……」ジャキン

人形「……」ジャキン

人形「……」ジャキン

人形「……」ジャキン

男「おいおい反則だろソレは」

男「腕にしがみついていた兎の動きが止まっている……つまりお前の能力は」

人形達「……」シュンッ

グサッ グサッ グサッ グサッ

男(……ダメだ。意識が……遠……く)


西洋人形「……」ケタケタ

…………

男「どういう目的かは知らんがついに俺の妹にまで手を出すとはな」ザッザッ

男(友とも連絡がつかない、考えたくはないが恐らく……)ギリッ

男「そっちがその気ならやってやるよ……俺の>>78>>81に変える能力でなっ!」

名古屋

爆発エネルギー(自分は無事)

地下一階

男「流石奴らの隠れ家、悪趣味なモンばっかり置きやがって」

カツン カツン カツン

男「誰だ?」

筋肉質な男「お前が男だな」

男「なんだお前?ここを通りたければ俺を倒していけーって奴か?」

筋肉「四天王でズバ抜けて攻撃力の高い俺を果たして倒せるかな?」

男「ただの筋肉馬鹿か。四天王も随分レベルが下がったな」
筋肉「言ってられるのも今の内だ!」シッ
男「フン」スッ

筋肉「!」

ドカァーン

筋肉「ぐはっ……今一体何が」

男「俺はワイヤレスである特定の場所を爆発エネルギーに変換し放つことができる……お前のような筋肉馬鹿には勿体ない能力だったな」

筋肉「……」プシュー

筋肉「舐めるな小僧が」グググ

男「傷がみるみる塞がっていく!?」

筋肉「俺は自らの脳と体に電気信号を介入することで細胞分裂を促進させ傷を癒やすことができる」シュウウ

筋肉「筋肉を無尽蔵に増強することも可能。もっとも体への負担が大き過ぎるから普段は使わないのだがな」ゴキッゴキッ

男「……」

筋肉「くらえ!」ズオッ

男「ちぃ、加減が難しいから余り連発したくはないんだがな」スッ

ドカァーン ドカァーン

筋肉「大した威力だ……だが俺の回復力の前では無駄だぁ!」シュン

男「全く怯まないだと!?不味いこの位置からだと避けきれない!」

筋肉「俺は脳に送る電気信号を遮断し痛覚を封じることができる、痛みの伴わない傷など怯む余地もないっ!」

ドカァーン

男「……」

筋肉「ほう、咄嗟に床に爆発エネルギーを向けて俺の攻撃を避けたか」

男(俺の能力はワイヤレスな分燃費が悪過ぎる……特にここは名古屋から離れ過ぎているためエネルギーの移動途中で殆ど分散してしまう。この調子で使い続けると不味いな)ムクッ

男「だが俺にはこれしかねぇ!」

ドカァーン

筋肉「馬鹿の一つ覚えか、この程度の傷すぐ回復する」シュウウ

男「……」

…………

ドカァーン ドカァーン
ドカァーン ドカァーン

筋肉「いい加減諦めたらどうだ?大人しくしておけば命までは取らんぞ」

男「お前、まだ自分の方が有利だと思ってるのか」

筋肉「!?」

男「俺の能力の使用可能回数は割と多い方だ。連発し過ぎると少々不味いことはあるが俺の知ったことではない」

男「だがお前は違うだろう?その状態を維持するのはかなり苦しいはずだ。痛覚も躊躇いもなかろうが爆破する部位を足に絞ればいくらでも時間稼ぎはできる」

筋肉「……ぐっ」

男「それに隙を突いて頭を直接爆破すれば回復力など関係ない」スッ

筋肉「!」

男「動きが鈍くなっているぞ、そろそろ時間切れか筋肉達磨?」

男「これで終わりだ」

ドカァーン

男「死んだか」

男「タフな奴だ……かなりの面積の名古屋を使ってしまったな」タッタッタッ

地下二階

人形「……」

人形「……」

人形「……」

男「なんだこの可愛らしい階層は?」

ガタッ

男「出て来い。いるんだろ?」

カタカタカタカタカタカタ

男「1人や2人じゃなさそうだな」

兎の縫いぐるみ「……」カタカタカタカタカタカタ

熊の縫いぐるみ「……」カタカタカタカタカタカタ

西洋人形「……」ニコッ
男「こ……これは一体?」

熊のぬいぐるみ「……」シュン

男「げっ!飛んできやがった」

男「でも所詮は人形だ」ガシッ

ドカァーン

男「綺麗に木っ端微塵になったな、人形如き爆破させなくても良かったか」

男「こんなことしてても意味ないだろ?茶番は止めようぜ」

西洋人形「……」

兎の縫いぐるみ「……」シュンッ

兎の縫いぐるみB「……」 シュン

兎の縫いぐるみC「……」シュン

男「ムダだっつーの」

兎の縫いぐるみ「……」パスッ

男「布が裂けて中から針が!」

西洋人形「……」クスクスクス

男「油断したっ……最初の熊は囲まれても危機感を持たせないためのブラフか!」スッ

ドカァーン

男「危なかった、完全に油断していたよ」

パラパラ

西洋人形「……」

男「どうする?そんな人形じゃあ俺に触れることすらできないぜ」ダッ

西洋人形「……」!

男「オラッ」ガシッ

ドカァーン

西洋人形「」パラパラ

男「これが本体で良かったのかな?」

人形A「……」スッ

人形B「……」スッ

人形C「……」スッ

人形D「……」スッ

男「どうやら違ったみたいだな」

男(間合いを取りつつ四方から囲むか……。俺の爆破のインターバルと範囲を計り、隙を探しているんだな。余り長引かせるのは得策じゃない)

男(止まっている人形を潰して回りたい所だが人形の量が多過ぎる……動いている人形に隙を突かれ兼ねない)

男(何とか本体を見つけ出すしかないか)

男(わざとらしくファンシーなタンスがいっぱい置いてある……あの中か?)

男(試しに一つ潰してみるか。ハズレたとしてもタンスを潰したことで俺が本体の正体に近付けば焦った人形が戦法を変えてくる可能性も有り得る)ダッ

男「タンスを爆破してやるっ」ガシッ

ドカァーン

男「ハズレか……それに中に人が入れそうにないな。当たりは構造が弄られている可能性はあるが」
人形A「……」シュン

男「くっ!」スッ

ドカァーン

人形B「……」ヒュンッ

男「コイツらタイミングを変えて来やがった!」スッ

ドカァーン

人形C「……」ヒュンッ

男「しつこいっ」

ドカァーン

人形D「……」ヒュンッ

男「いつの間に上にっ!」プスッ

男「……不発?」

ドスッ

男「ぐあっ!」

人形E「……」ヒュンッ
ザクッ

男「あがっ!」

男「そんな……今までを見るからに四体までしか操れるんじゃ……」

男(AとBとCを爆破した分にしては切り替えが早過ぎる、何かが引っかかるぞ……)

>>124ミスったから変更で


人形D「……」ヒュンッ

男「いつの間に上にっ!」プスッ

男「……不発?」

ドスッ

男「ぐあっ!」

人形E「……」ヒュンッ

ザクッ

男「あがっ!」

男「そんな……今までを見るからに四体までしか操れないんじゃ……」

男(爆破されたAとBとCの分にしては切り替えが早過ぎる、何かが引っかかるぞ……)

男(この早さで操る人形を切り替えられるのなら最初からもっと猛攻を仕掛けられたはずだ)

男(いや、アイツが動かせる人形は最初から五体だったんだ。そう考えれば本体の隠れ場所も大方推測できる。さっきまでは条件が悪かったから五体目を動かす訳にはいかなかったんだ!)

人形D「……」ギュッ

人形E「……」ガシッ

男「いつまで抱きついてんだ気持ち悪い」スッ

ドカァーン

男(よしっ、さっきの不発はただの連発のせいか。まだまだ大丈夫だな)

男「……ちょっと血がヤベェか」

男「そう分かれば動かせる人形がこの二体しかいない今がチャンス」ダッ

人形D「……」サッ

人形E「……」サッ

男「邪魔だぜ」タンッ

ドカァーン

ドカァーン

「!」ガサッ

男「足元を爆破し脚力を底上げすることでスピードをあげた。人形には追いつけまい」

男「お前は五体まで操ることができるが自分を動かすために四体までしか動かさなかった」

男「だがお前は自分から俺が離れたことで油断した。そしてチャンスだと思い五体目を動かしてしまった」

男「つまりこの人形がお前の本体だっ」スッ

「!」

日本人形「……」バッ

男「動けるようになったか……だが遅かったな」ガシッ

男「この辺りの人形であることはわかったがどれかはわからなかった。だが真っ先に逃げようとしたお前であることは間違いないな」グッ

日本人形「……」

ドカァーン

男「……さて先に進むか」

保守

地下三階

男「なんだこの階層、剣だのなんだの武器が散乱してやがる……」

金髪「……」

男「なんだあの男?空中に浮いてやがる」

金髪「……」ギロッ

男「っ!」

男(なんて圧倒的威圧感!さっきまでの二人とはケタ違い……)

男「速攻でケリをつけてやる!」ダッ

男「くらいやがれっ!」スッ

ドカァーン

男(攻撃を当てることには成功した……あとはコイツがどの程度頑丈なのかが問題だ)

金髪「……」

男「そんな……これは」

男(まるで無傷!服すら汚れ一つない!)

男(俺の能力は威力に多少の揺れはあるが今ので無傷となるとダメージを与えるスベがない)

男(いや、それより当てた時に感触や反動を全く感じなかった。これは防いだと言うよりは……)

金髪「誰であろうと、何であろうと。僕を傷つけることなど絶対にできない」

金髪「不干渉……それが僕の能力」

男「不干渉?」

金髪「僕が浮いているのは重量の干渉を受けないからさ」

男「そんなデタラメな能力有り得るかよ!」

金髪「ならば否定して見せろ」ギロッ

男「そもそもそんな能力じゃ俺にお前が干渉することだってできな……」

金髪「……」クイクイ

シュンッ

男「床に落ちていたブーメランが急に動き出した!?」

ザクッ

男「……ぐっ」

金髪「僕の能力は2つ。不干渉と念動力」

男「そんなデタラメなっ!」

男(床に武器が散らばっているのはそのためか)

男「……そんな都合の良い能力が有ってたまるかっ!」

金髪「なら僕に怪我の一つでも負わしてみな」

男(冷静に考えて何にも触れずに生きてきたワケがない。服だって着てるんだから)
男(何か条件があるかオンオフができるはず……そこに必ずつけ込む隙があるっ)

金髪「それ」ヒョイ

シュンッ

男「今度は剣が勝手に……!」

金髪「……どこから来るのか分からなきゃ、まともに防御もできやしないか」

男「……声は聞こえる」

金髪「!」

男「お前が空気を声帯を使って振動させている何よりの証拠だ」

金髪「……」

男「それに姿だって見えてる、お前が光に干渉しといる何よりの証拠だ」

金髪「……だったら僕にまともに攻撃してみろっつってんだろ!」

シュンッ

男「がっ!」グサッ

男「今のは……」

男(完全にアイツはノーモーションだった!指を動かさなくても良かったのか)

男「お前の弱点は明白だ」

金髪「!」

男「念動力で直接俺を攻撃しないのはお前の念動力が微弱だからか、生物に干渉できないかのどちらかだっ!ならば俺はお前の攻撃手段を全て破壊する」スッ

ドカァーン

金髪「安直で非現実的な解決策だな。俺の攻撃を避けながら散らばった武器を全て破壊する気か?」

男「それしか方法がないならそうするしかねぇだろ

金髪「良いだろう。ならばその唯一の策も断ち切ってやる」スゥー

男「体の色が薄くなった!?まだなんか隠してやがるのか?」

金髪「……」クイッ

ズズズズズ……

男「何もない所から無数の武器が浮かび上がってきただと!」

金髪「僕の奥義だ。存分に味わえ」

ブゥンッ ブゥンッ

男「クソッ壊しきれるか?」

男「全力でやるか」グッ

ドガァーン

男「……よし、武器はなんとか」

金髪「……」クイッ

男「反動で爆破ができなっ」

ザクッ

男「……良かった外れた」

金髪「チッ」

男「あれだけ能力を使って全く疲れてねぇアイツ」

男(もう万策尽きたな……どうしたものか)

男(さっき大爆発を起こしたお陰でこの辺りの武器は一掃できた。奥義は防げないがとりあえずここを拠点に闘おう)

金髪「……」

ヒュンヒュンヒュンッ

男「ブーメラン……この射程距離は厄介だな」サッ

ピシッ

男「かすったか」

金髪「……」

ヒュンヒュンヒュンッ

男「ちっ馬鹿の一つ覚えみたいにブーメランばっかり使いやがって」

男(アイツの色は戻ってはいるが、やはりあの奥義は連発できる代物ではなさそうだな)

金髪「そろそろ体力の限界のようだな」スゥー

男「また色が薄くな……」

ズズズズ

金髪「これで終わらせようか」

男「流石にマズいな」スッ

ポスッ

男「ダメだ、不発か」

ブゥンッ ブゥンッ ブゥンッ

男「ここまでか……」グッ

スカッ

男「あれ?」

男「攻撃が全く当たっていない?」

金髪「……ようやく底を尽きたようだな」

男「どういうことだ……?」

グッ

男「うっ急に首が苦しぐっ」

男(生物にも念動力が使えたのか……)

男「!」

男(そうか、じゃあコイツの能力の正体は!)

男「ぐっ……クソ」バタッ

バイト行ってきます

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom