【PBW】少女勇者「境界都市……」【テストプレイ】(846)

 PBW(プレイ バイ ウェブ)のゲームシステムを作ったから試してみるスレ。

 PBWは小説形式読者参加ゲームの一種。
 自分の分身となるキャラクターを作成し、ノベルで提示される状況でどう行動するかを考えプレイングとしてGMに提出する。
 GMは自己判断とルールでプレイングをさばいてノベルを作成する。
 出来たノベルの中での自分のキャラクターの成功失敗栄達没落の様と、キャラクターの行動によって動くストーリー展開を見る。
 そういう遊び。

安価スレとの違い。
・読者全員で1キャラではなく、基本、読者一人につき1キャラ。
・指定した行動は、「常識的に考えて失敗するよね」「スキル判定に失敗したね」で失敗する事がある。
・ストーリーへの多人数同時参加。キャラクター同士の連合や対立有り。

 以下、オープニング。

 王宮。謁見の間。
 初老の国王の座す玉座の前、壁際に並ぶ家臣達の見守る中、旅装束に身を固めた一人の少女が跪いている。

少女勇者「精霊様より勇者の加護を受けたからには、必ずや魔王を倒して参りましょう!」

国王「あー……うむ。承知した」

国王「慣例に従い、旅の支度金として、宝箱の中身を授けよう。開けるが良い」

 王が小さく頷いて機を示すと、その言葉を待っていた兵士達の手により、少女の前に宝箱が運び込まれる。
 兵士達がそそくさと退出した後、少女勇者は宝箱を開けた。
 中には、庶民の感覚では少なくはないが、国から勇者に託すには酷く少額の金銭が入っている。少女勇者は、宝箱の底に散らばる金貨を拾い、自らの財布に収めた。

GM:少女勇者は資金1を手に入れた。

国王「非常に少額である事、すまなく思うが、これも精霊様の定められた事。これ以上の支援は……」

少女勇者「いえ、十分です。ありがとうございました!」

国王「そうか。では、旅立つが良い」

少女勇者「はい! 行ってまいります!」

 少女勇者は国王の言葉に強い返事を返し、そして謁見の間を出て行く。
 国王は複雑な表情でその背を見送った。

国王「…………」

将軍「……陛下。よろしいのですか?」

国王「勇者は、精霊が導くもの。全て精霊の思し召しだ」

将軍「しかし! 今更、魔王を倒すなど……そんな事を起こされれば」

国王「……10年前まで続いた、あの戦争の再来か」

大臣「魔族との和平が結ばれて、もう10年。国内はようやく落ち着きつつある。それが全て崩壊しかねません」

将軍「苦しい時には現れず。光明が見えたと思えばそれを摘むかの様に……これが精霊の意思だと言うのか」

大臣「精霊に守護されている事を王権の正統性とする王国で、勇者を止める事は出来ない。精霊に逆らう事になる故に。その事情はわかりますが。これは、あんまりだ」

国王「言うな。仕方有るまい」

将軍「……表だって動けないなら、いっそ勇者を闇から闇へ始末してしまえば……」

大臣「将軍殿!?」

国王「将軍。それは聞かなかった事にする。だから忘れよ。良いな?」

将軍「…………はい」

 魔族の領域と隣接する王国。歴史上、度々魔族の侵攻を受けてきた国だが、それを精霊の加護を受けた勇者の働きによってしのいできた。
 しかし、数十年前、当時の魔王に率いられた魔族の侵攻での事。
 王国はその総力を挙げて防衛戦争を繰り広げ、数多の犠牲を払いつつも魔族に抗った。
 いずれ勇者が現れる、苦難もその時までと信じ……そしてそれは裏切られる。
 結局、勇者は現れず、十数年前に魔王突然の崩御によって魔族の侵攻が頓挫するまで王国は苦難の時を過ごしたのである。
 その後、魔族は王国と停戦。それが成ったのが10年前。
 以降、王国には平和な時が流れていた。

 

 王城を出て、城門前。水壕にかかる跳ね橋の上。
 これから旅立とうという少女勇者の見送りは、老門番ただ一人だった。

老門番「勇者様、お気を付けて! 今こそ憎き魔王を倒す時と期待しております!」

少女勇者「うん、ありがとう。期待に添えられるよう、頑張るよ」

老門番「お気を付けください……例え、相手が人間でもですぞ?」

老門番「最近は、あの戦争をろくに知らん奴等が増えてきて、今のままが良いと抜かす始末。勇者様の事を悪く言う者も少なくなく……」

少女勇者「うーん、でも僕はそんな人達も守る為に旅立つのだからね」

老門番「おお、何とお優しい勇者様! わしが若ければ、勇者様をお守りする為、旅のお供を申し出る所を……」

少女勇者「あはは、無理しちゃダメだよ。お爺さんは、一日でも長く健やかに健やかにね」

老門番「しかし……勇者様、旅の仲間はどうなされるので?」

少女勇者「仲間かー……王都で探そうと思ったんだけど、ここじゃ強い人は居ないんだってね」

老門番「そうですな。王都は平和な分、冒険者や傭兵といった連中の仕事が無いですからな」

少女勇者「うん、だから境界都市って所で探すと良いって」

老門番「境界都市!? いや、確かにあそこなら強い人間も居ましょうが……」

老門番「あそこは魔族の領域との境。故に境界都市。魔族共も大手を振って入り込んでいると聞きます。それに、境界都市は相当な悪所だとも」

少女勇者(悪所って何だろう?)

少女勇者「仲間も見つかるって言うし、それに魔族の領域に近いって事は、魔王とも近いって事で便利かなーって」

老門番「なるほど、お考え有っての事なら止めますまい。ですが、くれぐれもお気を付けを」

少女勇者「大丈夫だよ。境界都市だって、人間の街なんだから、そんなに危ない事はないんじゃないかな? それに、街にモンスターが出たら倒しちゃえば良いんだし」

老門番「何と頼もしい。さすが勇者様」

少女勇者「じゃあ、そろそろ行くね」

 少女勇者はそう返して駆け出していく。王城の周囲に拡がる王都の街道を。そしておそらくはそのまま王都を出て行くのだろう。
 その背を、老門番は手を振って見送っていた。

 跳ね橋の袂、門番の詰め所。
 少女勇者を見送ることなくそこに留まっていた若い門番が、外での一部始終を見聞きした後で不快げに呟く。

若門番「……戦中世代の老害がはしゃいでんなよな。直に戦って、色々あって、魔族が憎いんだろうけどさ」

若門番「勇者が魔族に喧嘩売って、王国と魔族の間で戦争再開なんて事になったら、どうすんだよ。俺まで戦争になんて行きたくねーよ……」

 今の勇者は歓迎されていない。
 精霊への信仰故に、勇者は尊ばれてはいる。
 しかし今、世界は平和なのだ。王国の勇者ならぬ普通の人々が血を流して戦い、やっと得た平和。
 その平和は、勇者が魔王に危害を与えたならば崩れる事が必至。
 魔族に憎しみを抱く者、魔族との戦争で得られる物に期待する者など、一部に勇者に期待するものがいるのは確かではある。
 だが多くの者にとっては、失われる平和の事を考えれば、勇者だからと手放しで歓迎は出来なかった。
 それでも、精霊信仰の厚い王国の民は、勇者を止める言葉を持たない。
 せいぜい、「精霊様に導かれる勇者様のする事だから、悪い様にはならないだろう」と不安を押し殺すより他にないのであった。

 

 魔王城。中庭。
 城壁に囲まれた小さな庭は、色とりどりの花々で飾られている。
 その中央、一つ置かれた墓石。その前に喪服を纏う一人の少女が立っていた。

少女魔王「側近……まさか、お前が死んでしまうとはなぁ」

少女魔王「私が立派な魔王になるまで、指導してくれるのではなかったのか? この嘘つきめ」

少女魔王「…………」

少女魔王「そうだ、お前と計画していた人間領域の視察な。あれは予定通りに行う事にする」

少女魔王「お前からの最後の授業という事としよう。それで、私はお前から卒業だ」

少女魔王「そうだ……卒業せねばな。いつまでも、お前の背を追う子供であっては、他ならぬお前を落胆させる事になろう」

少女魔王「だから、これが最後だ」

 少女魔王は崩れる様に大地に膝をつき、愛おしげに墓石を抱く。
 それからしばらく、墓所からは少女魔王の嗚咽のみが聞こえていた。

 少女魔王に、父の……先代魔王の記憶はない。
 物心ついた時には側近がいて、彼が父がわりとなって少女魔王を育てた。
 側近が、何の前兆もなく、まるで螺旋が切れた様に突然の死を迎えたのが、ほんの数日前の事。
 側近の葬儀を終えた少女魔王は、一つを除いてかつて側近と決めた通り、お忍びで人間領域へと旅立つ。ただ一つ、側近が居ないという事だけが、かつての計画とは違っていた。

 

 魔王城。廊下。
 書類束を抱えた魔族が、同僚の魔族を見つけて話しかける。

魔族A「なあ、魔王様いなくね?」

魔族B「こないだ朝礼で遊学に出るって言ってたろ? 書類とか報告とか、執務室前のテーブルに置いておけってさ。時々帰ってきて、片付けてるみたいよ?」

魔族A「不在でも仕事バッチリとか、さすが魔王様。側近様の教えが良かったのかねぇ」

魔族B「側近様なぁ……」

魔族A「あれ、お前、気にしてる派? 噂だろ、あんなの」

魔族B「でも、正直、ひかね? 側近様が人間だったとかさ」

魔族A「よせよー。側近様人間説とか捏造っしょ。それに今時、人間嫌い? 戦争終わって何年だっつーの」

魔族B「お前、気にしなさ過ぎ。あれよ? 寿命のくっそ長い種族とか、脳筋武闘派種族とか、強欲なとことか、人食いとか、今でも戦中気分よ?」

魔族A「老害乙」

魔族B「はいはい、ゆとり乙」

魔族B「でも、あんまり笑い事でもないぜ? 魔王様の身の安全的に考えて」

魔族A「どーゆーことよ?」

魔族B「側近様と魔王様の人間との和平方針、あれに不満溜めてる奴等、けっこう居たしさ。側近様がお亡くなりになった今、それが爆発すんじゃねって」

魔族A「マジか? やべぇよ。やべぇ」

魔族A「もしそんな事になったら、魔王様の薄い本が厚くなっちゃうぞ」

魔族B「魔王様の命の方を心配しろよ!」

魔族A「心配だし、後追って魔王様の所に行こうかなー」

魔族B「いいから仕事しろよ。お前、書類溜め込んだの上長にばれてるからな」

魔族A「マジか? やべぇよ。やべぇ」

魔族B「……お前の薄い本が厚くならない様に祈ってるよ」

 平和の影響は魔族達にも及んでいる。
 しかし、多種族連合である魔族の事。寿命の長い種族や、凶暴性が強い種族が混じっている分、再びの戦争を望む声は大きい。
 無類の強さを誇った側近が生きていた頃はまだ武力で抑えも利いた。
 少女魔王は、魔王ではあるもののまだ若輩。
 支配者の力が弱まった今は謀反の好機と言え、事実として、かねてより魔王に不満を抱いていた者達が蠢動を始めていた。

 

 境界都市。
 かつては王国と魔族の戦争での最前線にあった小さな町であり、王国軍相手の商売の拠点とされていた。
 戦火の中で幾度も滅び、その都度に必要に応えて再建される。
 そんな町だったからか、住人達は貪欲で、戦後すぐにその商売相手に“魔族”を加える事に成功した。
 魔族領からもたらされる王国にはない商材は富をもたらし、戦後10年という時間で町を巨大な都市へと肥大させる事となる。
 誰にも統制されない都市の発展は、都市の内部に闇と腐敗を抱き込む事ともなり、成功と繁栄、失敗と凋落、快楽に堕落、全てがあると知られていた。
 そんな境界都市には人が集まった。それは人間だけではない。魔族、そして他の種族も。
 あらゆるものを飲み込んで境界都市は今日も醜く膨らみ続けている。
 今や境界都市は、王都をしのぐ程の大都市であり、その広さは一つのダンジョンにも例えられていた。実際、ダンジョン並みかそれ以上の迷いと危険がある場所ではある。
 さておき、都市を囲う城壁はなく、外縁まで全て建物が並んでいた。
 都市に入りたいならば何処からでも自由に進入出来る。もっとも、多くの者は、街道から続いて都市を一直線に貫く大路から入っていくのではあるが。
 大路の出入り口は二つ。王国側と魔族領側。都市に入れば、そこは表通り。

 

 表通り。都市を一直線に貫く大路と、それに繋がる太い枝道。
 常に多くの人々が行き交い、時には荷馬車も走り抜けていく。そんな表通りの両脇には、商業で膨れあがったこの都市らしく、大小無数の店が建ち並んでいた。
 商う物は様々だが、武器屋や道具屋といった旅をする者にとっては必須の店もある。
「え? 武器ですか? あー……残念だったね、お客さん。大口の注文が入ってね。めぼしい物はみんな売れちゃったよ」
「ここもか……何かあったのか? 他の店……道具屋なんて、薬草が売り切れとか言ってたぞ。売り切れすぎだろ」
「買い占めやってる奴が居るんだろうなぁ」
「迷惑だな。何だっていったい」
「さあね? 魔族との戦争でも始まるんじゃないかって言う奴もいるけど。冗談でも止めて欲しいね。戦争になったら、この街なんか、真っ先に燃えちまう」
 商品棚が空間だらけの空虚な店の中にそんな話し声があった。

 

 酒場。表通りを僅かに外れた所にある、一件の酒場。ここが他の酒場と違うのは、冒険者や傭兵と呼ばれる職種の者の根城となっている事。
 丸テーブルが並べられたホールには、この境界都市以外ではまず見ない多様な種族で溢れていた。
 人間。そして魔族。エルフやオークの姿もあった。種族は様々でも、職はやはり冒険者や傭兵が多くを占める。
 だが、他の何者かが蠢いていても決してわかりはしないだろう。
「……極秘の高額報酬依頼?」
「内容は事前には明かせない。聞けば引き返せない。それでも良いなら、スラムのこの場所まで来てくれれば……」
 酒場のざわめきの中にそんな話し声があった。

 

 屋敷町。貴族や豪商など、富める者が住む場所。
 石畳の敷かれた街路の両脇には、洗練された佇まいの家々が並ぶ。庭を持つ家が当たり前で、その庭の一つ一つまでもがまた美しい。
 店などもあるが、それらは全て高級品を扱う店ばかりで、庶民には縁がない。
 そんな屋敷町を、王国騎士や商人の私兵が歩き回り、治安を守っている。
 混沌の海に半ば沈んだ様なこの境界都市だったが、この屋敷町だけは例外的に秩序が守られていた。
「王都に勇者様が現れたと聞く。時代が大きく変わるかも知れない。だが、我々の仕事は変わっていない。……我々の仕事はなんだ?」
「屋敷町を隅々まで警邏し、治安を維持する事であります!」
「その通りだ。今日からは今まで以上に注意しろ。治安を乱す者に対して実力行使する許可も出ている。気を引き締めていけ!」
「はっ!」
 静かで美しい町並みの中にそんな話し声があった。

 

 裏通り。何処か薄暗い通りの両脇、並ぶ看板も出さぬ店へ人々が出入りする。
 賑やかな街路を外れ、都市の奥深くへ踏み込むと、そこには表とは違った喧噪に溢れた場所が拡がっている。
 そこが裏通り。表沙汰に出来ない商品の扱われる場所。
 盗品、贋作、怪しい薬、扱われる品は数多い。そして、そこでは人さえも商品となる。
「どうですか、お客さん、オススメのエルフ奴隷ですよ。上玉でしょう? 未使用ですが、御要望が有れば調教してから……」
「戦闘が出来る奴隷が欲しい。強ければそれに越した事はないが、捨て駒程度でもかまわないが数は欲しい。金に糸目はつけない」
「おお! お客さんは幸運です。ちょうど入荷がありましてね。色々と取りそろえておりますよ」
 とある店の奥にそんな話し声があった。

 

 スラム。崩れかけた建物にゴミに埋もれた道。全てから見放された場所。
 ここに比べれば、裏通りの方がまだ安全だ。
 まともな者ならば、ここには決して近寄らない。他に行く場所のない者だけが、吹き溜まりの様にここに集まってくる。
 住人の多くは貧者であるが、オークや組織に属さない犯罪者などはスラムに潜む。故にここは一級の危険地帯と言える。
「何か最近、妙な奴等が入り込んで来てね?」
「いるいる。あの目つきは、そこらの貧乏人共とは違うよな」
「あんな物騒な奴等じゃなく、女が入り込んでこないかなぁ。美味しそうなの。色んな意味で」
 廃墟の影にそんな話し声があった。

 

 そして……その日、王国側から旅装束の少女が、魔族領側から喪服姿の少女が、それぞれ別に境界都市に足を踏み入れた。
 今はまだ、それが何の引き金となるのか、知る者は居ない。

 以上、オープニング終了。

 この状況設定で始める話に、キャラメイクして、プレイング書いてっていう、少々面倒な作業込みで付き合ってくれる人が現れたら始めたい。

>TRPGの小説版みたいなものか
その通りっすー

>>18
pbwの基本的なことは知っていますがやったことの無い初心者ですが
参加してもよろしいでしょうか?後なりすまし防止のためにコテハンを付けたいのですが
よろしいでしょうか?

>>22
歓迎します。
コテハンは、キャラメイクの時に使用推奨ですかね。

8時くらいに点呼とって、参加してくれる人が居たらキャラメイクを始めたいと思います。

では、誰か居ますか?

了解。では、キャラメイクを始めます。
少々長くて面倒ですが、おつきあいください。

≪種族の選択≫
 最初にキャラクターの種族を選択する。

●種族
・人間(人類タイプ)
 王国民。善人も悪人も、良い奴も変態もいる。
【身体&健康】7 【精神&根性】7 【知識&記憶】7 【機転&判断】7 【器用&技巧】7 【社交&交渉】7

・エルフ(人類タイプ)
 王国外の住人。多くは旅人として王国内にいるか、国外で捕まって奴隷になっているか。人間に対して、あまり良い感情は持っていない。
【身体&健康】6 【精神&根性】8 【知識&記憶】12 【機転&判断】3 【器用&技巧】4 【社交&交渉】9

・魔族(魔物タイプ)
 魔族。知能があるモンスターとも言う。複数の種族を内包しており、姿や能力は多種多様。
【身体&健康】3 【精神&根性】3 【知識&記憶】3 【機転&判断】3 【器用&技巧】3 【社交&交渉】3

・オーク(魔物タイプ)
 モンスターだが、魔王の下につかなかった種族。戦争中は人間と魔族相手に暴れたり略奪したり犯したりしてたが、戦後はちょっとだけおとなしい。
【身体&健康】12 【精神&根性】9 【知識&記憶】3 【機転&判断】8 【器用&技巧】6 【社交&交渉】4

≪キャラクターのパラメータについて≫
 キャラクターは、六つの能力値と六つの資産というパラメータを持つ。

●能力値について
 能力値はスキル判定の際に使用する。
 各種能力値の意味は以下の通り。

【身体&健康】
 腕力や脚力といった身体能力全般と身体の丈夫さを表します。

【精神&根性】
 精神的な強さや我慢強さを表します。

【知識&記憶】
 溜め込んだ知識量、そして記憶力や学習能力を表します。

【機転&判断】
 思考の速さと判断力を表します。

【器用&技巧】
 器用さ、動作の精密さを表します。

【社交&交渉】
 会話や仕草による好感度や、他者との交渉力を表します。

●資産について
 これはそのままキャラクターが所有する資産の量を表す。
 資産はスキル判定の時に、1消費する毎に、能力値を+1する事が出来る。

 資産には基本値と追加値の二種類があり、一回のゲーム毎にその合計分まで使用する事が出来る。なお、指定のない限り、基本値→追加値の順で消費は計算される。

 基本値は、「ステータスシンボル」によって算出される数値であり、ゲーム毎の使い切りで、使わずに残しても残した数値の繰り越しはされない。

 追加値は、ゲーム内でキャラクターが財物として入手する数値である。
 使用すると消費するが、使用しなかった分は、次のゲームに繰り越しされる。

 資産を他の資産に直接交換した場合、交換した後の資産は基本値の一部として計算し、ゲーム毎の使い切りとして扱う。

 各資産の意味は以下の通り。

【金銭】
 金銭、または換金出来る宝飾宝石貴金属類を表します。
 1点につき、家賃食費を含めた庶民一人分の生活費くらいで、現代の感覚では10万円くらいです。
 金銭のやりとりが絡むスキルに使えます。
 また、基本的には他の資産と1:1で交換が出来ます。

【マナ】
 魔力の源。魔法の他、肉体強化にも使えます。

【道具】
 仕事道具などの他、魔法の物品、薬草などの消耗品も含む全ての道具類です。道具を使う事で捗る仕事関連のスキルに使えます。

【情報】
 情報という、形を持たない財産です。必要になった知識を、「以前、調べた情報の中にあった」という形で引き出す形で、知識や情報を扱うスキルに使えます。

【武具】
 通常よりも強力な武器や防具です。直接攻撃や防御する様なスキルに使えます。

【名声】
 キャラクターが持つ名声で、悪名も含みます。「相手が自分の活躍を知っていた」という形で、交渉系のスキルに使えます。

≪キャラクターの能力値の決定≫
 種族を選択したら、18点(魔族は42点)の能力値ボーナスを自由に割り振り、種族毎の数値に加算する。加算後の数値が、そのキャラクターの能力値となる。


 資産はこの段階では触れない。

≪スキルの習得≫
 次にスキルの習得を行う。

 まず、キャラクターが生まれて成長してきた環境を一つ選べ。
 生活知識のスキルは、そのキャラクターが成長してきた環境に応じて、1レベル分を一つ無条件で習得出来る。

・山野で旅暮らしや野宿暮らし
【野外生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:野外で比較的安全に過ごす為の知識。危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

・村で生まれ育つ
【村落生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:村落で比較的安全に過ごす為の知識。村落での常識と言っても良い。 危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

・街で生まれ育つ
【都市生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:都市で比較的安全に過ごす為の知識。都市での常識と言っても良い。危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

・裏社会にまみれて育つ
【裏社会生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:主に犯罪などに関わる裏社会で比較的安全に過ごす為の知識。危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

・貴族として生まれ育つ
【宮中生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:宮中で比較的安全に過ごす為の知識。貴族に対して失礼にならない礼儀作法、危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

 次に30点のスキルボーナスを自由に割り振り、所持するスキルとそのレベルを決定する。
 1レベルの習得に2点、以降はレベル1アップ事に1点のスキルボーナスを消費する。

●スキル
 スキルの項目の意味は以下の通り。

【判定能力】
 ここで指定されている能力値を使って判定を行う。

【有効資産】
 判定時。ここで指定されている資産を使う事が出来る。

【遠隔】
 スキルで指定された関連のある判定に、その場に居なくても参加する事が出来る。

・戦闘系スキル
 主に戦闘で使うスキル。使える状況なら戦闘時以外に使っても良い。

【戦闘(対人)】判定能力:身体&健康/有効資産:武具
説明:人類タイプと戦う為のスキル。戦闘技術重視の敵を相手にする戦法。

【戦闘(対魔)】判定能力:身体&健康/有効資産:武具
説明:魔物タイプと戦う為のスキル。身体能力重視の敵を相手にする戦法。

【回避】判定能力:機転&判断/有効資産:マナ
説明:敵の攻撃を見切り、動く事で敵の攻撃を避ける。
 【受け流し】【受け止め】とは同時使用出来ない。

【受け流し】判定能力:器用&技巧/有効資産:武具
説明:敵の攻撃を武器や盾で受け、軌道をずらす事で防ぐ。
 【回避】【受け止め】とは同時使用出来ない。

【受け止め】判定能力:身体&健康/有効資産:武具
説明:敵の攻撃を、武器や盾や鎧の固い部分で受け止めて耐える。
 【回避】【受け流し】とは同時使用出来ない。

【肉体耐性】判定能力:身体&健康/有効資産:マナ
説明:毒や薬や病原体といった身体を侵す攻撃に、体の頑強さで抵抗する。それ以外の攻撃には無効。

【魔法耐性】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:魔法での攻撃に、精神の強さで抵抗する。魔法以外の攻撃には無効。

【気合】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:戦闘中に雄叫びを上げて気合いを入れ、闘志を奮い起こす。

【直感】判定能力:機転&判断/有効資産:情報
説明:直感を働かせて敵の動きや状況の展開を先読みする。動きを知覚出来ない敵には無効。

【情報支援】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:戦闘能力や弱点などの敵の情報を思い出す事で戦闘を有利にする。完全に未知の敵には無効。

【道具使用】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:薬草など様々な道具を、戦闘を継続しながら巧みに使用する。

【名乗り】判定能力:社交&交渉/有効資産:名声
説明:名乗りを上げ、今までの功績や肩書きを述べる事で敵を威圧する。名乗りを理解出来ない敵には無効。

【騎乗】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:騎乗動物に乗り、巧みに操る。騎乗動物を所持してない場合、使用不能。

【剣術】判定能力:器用&技巧/有効資産:マナ
説明:武器で魔法の様な効果を生み出し、敵を攻撃する。剣に限らず他の武器でも使用可能。

【攻撃魔法】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:魔法で敵を攻撃する。魔法使い系魔法。

【弱体化魔法】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:魔法で敵を弱体化させ、戦闘を支援する。魔法使い系魔法。

【回復魔法】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:魔法で仲間の疲労感や軽い傷を癒し、苦痛を和らげ、戦闘を支援する。負傷状態からの回復には使えない。僧侶系魔法。

【強化魔法】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:魔法で仲間を強化し、戦闘を支援する。僧侶系魔法。

・集団指揮系スキル
 自身ではなく、他者を動かすスキル。仲間や部下の集団がいないと使えない。

【部隊指揮】判定能力:機転&判断/有効資産:情報
説明:一緒に居る仲間や部下に的確な指示を与える事で一つの部隊として行動させ、その能力を引き上げる。
 判定に参加する者の中、このスキルを使用出来るのは一人までに限られる。
 さらに、同一人物が、このスキルと【軍団指揮】を同時に使う事は出来ない。

【軍団指揮】判定能力:機転&判断/有効資産:情報
説明:判定能力:機転&判断/有効資産:情報/遠隔
説明:自分の指揮下にある部隊を的確に動かす。
 部隊が居る現場と連絡を取り合える状態なら、現場から遠く離れた場所にいても判定に参加可能。ただし、判定に使用するスキルは持っていなければならない。
 判定に参加する者の中、このスキルを使用出来るのは一人までに限られる。
 また、同一人物が、このスキルと【部隊指揮】を同時に使う事は出来ない。
 判定失敗による負傷は、判定に参加した中で負傷が無い者から適当に選択された一人へ与えられる。

・汎用スキル
【運動】判定能力:身体&健康/有効資産:マナ
説明:走る、投げる、跳ぶなど、体を使った運動を上手く行う。

【我慢】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:様々な誘惑や欲望、苦痛や不快感などの耐え難い状況や、禁欲や徹夜などの辛い状況に耐える。

【記憶術】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:体験した事を正確に覚え、後で正確に思い出す。このスキルでの記憶は知識や経験としては身に付かない。

【発想】判定能力:機転&判断/有効資産:情報
説明:その状況で使えるかもしれない発想を得る。得られる発想は最良の結果や行動に繋がるとは限らないが、何かしら最低限の効果は期待出来る。

【精密作業】判定能力:器用&技巧/有効資産:マナ
説明:微細な作業、精密な作業、慎重な動作が必要な作業を行う。

【観察】判定能力:機転&判断/有効資産:情報
説明:敵や周辺状況を観察し、情報を拾い上げる。

【地形把握】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:地形を把握する事で道に迷わなくなる。その地形の危険要素や情報を知る。

・生活スキル
 生活知識のスキルは、そのキャラクターが成長してきた環境に応じて、1レベル分を一つ無条件で習得出来る。

【生活力】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:自分が置かれている環境で、可能な限り生活を送る。スキルが無くても普通の生活は出来るが、有るとさらにしぶとい。
 他の生活知識スキルと組み合わせる事で、特定の環境での強い生活力を得る。

【野外生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:野外で比較的安全に過ごす為の知識。危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

【村落生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:村落で比較的安全に過ごす為の知識。村落での常識と言っても良い。 危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

【都市生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:都市で比較的安全に過ごす為の知識。都市での常識と言っても良い。危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

【裏社会生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:主に犯罪などに関わる裏社会で比較的安全に過ごす為の知識。危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

【宮中生活知識】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:宮中で比較的安全に過ごす為の知識。貴族に対して失礼にならない礼儀作法、危険な場所の回避、寝床の確保、飲食可能な水と食料の確保などに必要な知識を内包する。

・社交スキル
【会話術】判定能力:社交&交渉/有効資産:情報
説明:様々な形で相手の興味を引き付ける会話を行う。他の社交スキルと組み合わせる事で、環境に適合した効率の良い社交が可能になる。

【一般社交】判定能力:社交&交渉/有効資産:名声
説明:庶民的な社交を行う。庶民的な基本的な礼儀作法、敬語も扱う。

【夜の社交】判定能力:社交&交渉/有効資産:名声
説明:恋愛の駆け引きや性行為の技術などを扱い、艶事での社交を行う。

【裏社会社交】判定能力:社交&交渉/有効資産:名声
説明:主に犯罪などに関わる裏社会の者との社交を行う。犯罪結社などの中で通用する礼儀作法や、裏社会の者との交際方法の知識を内包する。

【宮中社交】判定能力:社交&交渉/有効資産:名声
説明:主に貴族との社交を行う。宮中で通用する礼儀作法や、貴族との交際方法の知識を内包する。

・特殊技術
【隠密行動】判定能力:器用&技巧/有効資産:マナ
説明:音を立てずに動く、物陰などに隠れ潜むなど、他者に発見されない様に行動する。

【解錠施錠】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:正規の鍵を使わず、錠前を開ける。あるいは閉じる。

【罠解除設置】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:仕掛けられた罠を調べ、安全に外す。また、何らかの罠を、その場に設置する。

【移動魔法】判定能力:精神&根性/有効資産:マナ
説明:行った事のある街、あるいは使用者にとって馴染みの深い場所へ、一瞬で移動する。

【調理術】判定能力:器用&技巧/有効資産:マナ/遠隔
説明:不思議な効果のある料理を作る。食後から一日間、料理を食べた者が参加する判定に参加する事が出来る。なお味の保証はない。スキル判定失敗時の負傷は、スキルを使った者ではなく、料理を食べた者が受ける。

・遊戯芸事スキル
【遊興】判定能力:機転&判断/有効資産:金銭
説明:飲酒や賭博など、いわゆる夜の遊びを上手くやる。

【性感】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:性行為に弱くなる。性行為の技術が高くなる。特殊なプレイにも耐えられる様になる。基本的に自分より相手を喜ばせる。

【歌舞音曲】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:歌や楽器演奏、舞踊を行う。

【彫刻塑造】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:岩や木を刻み、あるは粘土をこねて、望む形を作り出す。

【描画】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:絵を描く。

【算術】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:複雑な計算を正確に行う。

【文筆】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:主に文法や書式、文章表現、難しい単語の理解などを扱い、詩や小説あるいは公式書類の文章などを書き記す。

・労働スキル
【頭脳労働】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:知力を必要とする仕事を行う。他の労働スキルと組み合わせる事で、より効率的な労働が可能となる。

【軽作業】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:それほど体力を必要とはしない仕事を行う。他の労働スキルと組み合わせる事で、より効率的な労働が可能となる。

【重労働】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:体力を必要とする仕事を行う。他の労働スキルと組み合わせる事で、より効率的な労働が可能となる。

【家事全般】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:炊事洗濯掃除など家事全般を扱う。嫁やハウスメイドに適したスキル。一方、多くの作業を満遍なく扱う為、それぞれの作業の専門家には劣る。

【料理】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:美味しい料理を作る。

【商業】判定能力:社交&交渉/有効資産:金銭
説明:商活動を行う為のスキル。商談の技法、商品や商取引の慣習の知識を内包する。

【工匠】判定能力:器用&技巧/有効資産:道具
説明:商材や武具や道具として工芸品を造り出す。

【農作業】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:畑を耕して農産物を得る。

【漁猟】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:河川、湖沼、海で魚介類を獲る。獲物の保存加工などの技術も含む。

【狩猟】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:山野で野鳥や獣を獲る。獲物の保存加工などの技術も含む。

【採取】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:山野を探して野草山草などを得る。

【採鉱】判定能力:身体&健康/有効資産:道具
説明:鉱山で鉱物を掘り出す。

【調教】判定能力:社交&交渉/有効資産:道具
説明:動物や人に何かを教え込む。

【政務】判定能力:機転&判断/有効資産:情報
説明:政治を動かす。領地を経営する。

≪ステータスシンボル≫
 キャラクターが持っている地位や財物などを、ステータスシンボルという項目で表す。
 ステータスシンボルには、資産の基本値を増減させる効果を持つものも有る。
 これらは、ゲーム中で冒険の成果として得るか、金銭を消費して得る事が出来る。

 条件に該当するキャラクターは、最初から以下のステータスシンボルを1レベル分だけ所有していて良い。なお、該当するならば複数を所有してかまわない。

【俸給】増加資産:金銭1
条件:騎士。あるいは何かの下で働いている者。
説明:PCは誰かの下で働いており、定期的に俸給を得ている。よって、この地位の象徴を持つPCは、雇い主に従わなければならない。

【領地】増加資産:金銭1
条件:貴族である事。
説明:PCは領地を保有しており、そこからの税収として収入を得ている。また配下として、領地1lv毎に一人、領民を歩兵もしくは労働者として無償で招集出来る。
 領主であるPCは、自らの領地を守り、維持しなければならない。

【祈りの指輪】増加資産:マナ1
条件:精霊か邪神の熱心な信徒である事
説明:PCはその信仰の賜物として、信仰の対象から祈りの指輪を授けられている。これは、祈りを捧げる事で、マナを生み出す神具である。
 当然、その信仰故に、PCは信仰の対象に従わなければならない。

【悪名】増加資産:名声1
条件:過去に悪事や失態をおかして有名になった事がある者。
説明:PCは悪事や失態をおかして名を売った。この事によりPCの名はよく知られている。
 しかし、悪名故に、相手によっては社交を拒否される事も有り得る。

【筋者】増加資産:名声1
条件:犯罪結社の一員である事。
説明:犯罪結社の正式な構成員であり、組織には絶対の忠誠を誓わなければならない。
 犯罪結社の威を借りる事が出来、その分を名声として使う事が出来る。
 しかし、相手によっては社交を拒否される事も有り得る。

【奴隷】減少資産:全ての資産を失う
条件:奴隷である事。
説明:奴隷の身分。自分を購入した主人に従わなければならない。
 資産を持つ権利すら無いが、許可を受ければ主人の資産を借りて使用出来る。

【騎士】増加資産:名声1
条件:騎士である事。
説明:騎士は最下級の貴族であり、主より俸給を賜り、武で奉公する。
 社会的な信用がある為、貴族の屋敷や王城といった一般人が入れない場所にも入る事が出来る。また、貴族との面談を望む事も可能。

【貴族】増加資産:名声1
条件:貴族である事。
説明:貴族は、王に仕える、領地を持つ領主である。
 社会的な信用がある為、貴族の屋敷や王城といった一般人が入れない場所にも入る事が出来る。また、貴族や王との面談を望む事も可能。

≪資産の確定≫
 ステータスシンボルで指定された増加資産と減少資産の合計が、資産の基本値となる。

≪パーソナルの決定≫
 以下の項目を埋めよ。

【名前】性別や種族名や役職名の組み合わせで簡潔に。
【性別】男または女。魔族はその他に両性や無性でも可。
【年齢】数字でなくても、幼女とか少女とか年齢層がだいたいわかれば良い。
【口調】一人称、二人称、しゃべり方、語尾など。
【設定】現在の職種とか、就職状況とか、性格とか。あとで添削するので自由に書いて良し、山程びっしり書いて良し。
 NPCと個人的な関係(友人であるとか、恋人であるとか)の設定はつけられない。
 また、PCは今後の成功に期待して低いラインからのスタートになるので、無駄に偉い設定も禁物。平の貴族生まれくらいが上限です。

≪完成≫
 全部出来たら、プレイヤー認証の為のトリップを付けて書き込む。
 トリップはプレイングの時にも要求するので忘れない様に。

参考NPCステータス。

【名前】少女勇者
【性別】女
【年齢】少女
【口調】一人称:僕っ娘、二人称:君とか貴方、語尾:だ。だよ。だよね。
【設定】精霊から勇者の加護を受けて旅立った少女。今は、魔王討伐の事しか考えられない。魔族に対して敵対的なものの、話しかけてくる相手にいきなり斬りかかる程ではない模様。
・能力値
【身体&健康】12 【精神&根性】11 【知識&記憶】10 【機転&判断】7 【器用&技巧】13 【社交&交渉】7
・資産
【金銭】0/1 【マナ】10/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】10/0
・スキル
【戦闘(対魔)】2lv
【受け流し】3lv
【肉体耐性】1lv
【魔法耐性】1lv
【道具使用】3lv
【剣術】6lv
【攻撃魔法】5lv
【村落生活知識】1lv
【一般社交】1lv
・ステータスシンボル
【勇者】10lv/増加資産:マナ1 名声1
説明:精霊の加護により、マナを得る。
 また、勇者の肩書きによって、普通は入れない場所(王城だろうが民家のタンスの中だろうが)に入る事が出来、誰とでも面談を希望する事が出来る。
 精霊の意思と勇者の使命に逆らった行動はとれない。

以上、質問などは受け付けます。
「これが足りないからつくれ」って要望も受け付けます
「だらだら長い」というお叱りは勘弁してください

キャラクターの能力値ボーナスについて魔族以外と魔族で24も差があるのは何故ですか?

後キャラクター作成の時に助かるので次回からは下のようにテンプレートを用意していただけるとありがたいです
【名前】
【性別】
【年齢】
【口調】
【設定】
・能力値
【身体&健康】 【精神&根性】 【知識&記憶】 【機転&判断】 【器用&技巧】 【社交&交渉】
・資産
【金銭】 【マナ】 【道具】 【情報】 【武具】 【名声】
・スキル
・ステータスシンボル

>>54
魔族が最低値の3だけで始まってるので、人間との差分が24点あるからです

テンプレートは気付きませんでした。これを使わせて頂きます

索引

≪種族の選択≫ >>30
 ●種族
≪キャラクターのパラメータについて≫ >>31
 ●能力値について
 ●資産について >>32-33
≪キャラクターの能力値の決定 >>34
≪スキルの習得≫ >>35
 ●スキル >>36
  ・戦闘系スキル>>37-38
  ・集団指揮系スキル >>39
  ・汎用スキル >>40
  ・生活スキル >>41
  ・社交スキル >>42
  ・特殊技術 >>43
  ・遊戯芸事スキル >>44
  ・労働スキル >>45-46
≪ステータスシンボル≫ >>47-48
≪資産の確定≫ >>49
≪パーソナルの決定≫ >>50
≪完成≫ >>51
参考NPCステータス >>52
テンプレート >>55

ステータスシンボルが特に無いキャラは強制的に資産0からなのかな?
例えば、自分で採鉱するキャラは売り物の鉱石をLv1分持っていてもいい、とかないかな?

金銭0でも、庶民的な生活を送る分くらいの生活費は有る事とします
つまり、生業を回すくらいの資源は有ると言う事で
だから、金銭0から即飢え死には無し。

それ以上は、ゲーム開始後にプレイングで申請してください。
それなりに対応します

把握しますた。後テンプレに【種族】がない

【名前】ロック
【種族】魔族(ドワーフ)
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称:俺  二人称:あんた、語尾:~だ。
【設定】旅をしながら鉱脈を探して鉱石を掘り武器を作ったり、立ち寄った村々で鍋を直したりする流れの鍛冶屋。
口下手なため、商談をふいにしたりぼったくられることもしばしば。
旅の目的は自分の銘の入った武器を、強い戦士に使ってもらうこと。
境界都市に来たのは、強い剣客がいそうだから、と路銀稼ぎのため。
ドワーフのため背が低く肩幅が広い。背が低いことをからかわれると激昂する。
話す際には「……」が頭につくことが多い。

・能力値
【身体&健康】15 【精神&根性】7 【知識&記憶】7 【機転&判断】7 【器用&技巧】21 【社交&交渉】3

・資産
【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0

・スキル
【戦闘(対人)】Lv 1 【受け止め】Lv4 【気合】Lv1 【剣術】Lv1
【工匠】Lv6 【重労働】Lv3 【地形把握】Lv2 【採鉱】Lv4
【野外生活知識】Lv1

・ステータスシンボル
特になし

 参考までにスキル判定の仕方

 1~レベル個のサイコロを振る(実際はこっちで乱数表を使って処理します)
 出目の合計を判定能力の値と比較して、能力より出目が低ければ成功
 成功したら、出目の合計がそのまま達成値になる

 また、判定に使うスキルは、指定されるなどしたスキル一つ。
 と、さらにプレイヤーが「この判定で、このスキルをこう使えば、判定を有利にできる」と説明をつけられる限りのスキルを追加して使用が可能。
 達成値は、全ての成功したスキルの達成値を合計したものになる。

 仲間がいて同じ判定に参加してるなら、その達成値もあわせて合計。、

 最終的な達成値を、目標値に比較して、達成値が大きければ成功

>>60
キャラクター受け取りました。
一応、OKです。

名前について、SS風に「ドワーフ鍛冶」とかそんな風で行こうと思ってましたが、個人名の方が良いです?

問題なしです(゜ω゜)b

>>63
了解、では「ドワーフ鍛冶」さんで。

そういえば途中でロールやプレイング、ルールに支障を及ばさない設定追加はありですか?

>>65
今までのキャラを否定しない限り、設定変更は自由です。
なお、ストーリー展開によっては、GMが設定を変更する事もあります。ご容赦を

【名前】情報屋
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称 私 二人称 君 語尾 ~だな ~だ ~でない ~なのか (語尾が無いこともある)
【種族】人間
【生まれ】山野で旅暮らしや野宿暮らし
【設定】旅をしながら各地の情報を集め、情報屋としてやっている。
和が信条。あまり口数が多い方ではない。そのため……がよく付いたりする
ストイックで実直という言葉が似合う人物。
身長176cm 引き締まった体をしている。黒い短髪 肌は薄橙色。瞳の色は黒色 全体として凛とした
感じを受ける。
・能力値
【身体&健康】13【精神&根性】7【知識&記憶】13【機転&判断】7【器用&技巧】13【社交&交渉】7
・資産
【金銭】0/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】0/0
・スキル
【受け流し】1 【肉体耐性】1 【道具使用】1 【剣術】1 【運動】1 【記憶術】1 【地形把握】1 【生活力】1
【野外生活知識】1 【会話術】1 【隠密行動】1 【解錠施錠】1 【罠解除設1置】1 【漁猟】1 【狩猟】1【採取】1

・ステータスシンボル
なし


出来ました~後回答有難うございます。

≪プレイング≫
●トリップ
 プレイング投下時は、キャラ登録の際のトリップ付け必須

●乱数表
 ダイスを振る代わりに、1~6までの数字を並べた乱数表を作って、GMが処理を行う。
 その際、プレイングが投下された時の投稿日末尾二桁の数字を、表からの引数とする。

●プレイング
 キャラクターが何時、何処で、何を、どうする、という様な事を書く。
 基本的に、状況を動かす様に書くもので、停滞はあまり意味がない。

 また、判定を起こしたい、判定に参加したい時には、判定で使うスキルについて書く。
 特に、「スキルをどう使って判定に参加するか」は、判定に使えるスキルの数を増やす意味にも、キャラクターの活躍描写の面でも、非常に重要。

 何か今後やりたい目標とか書いておくと、GMがその行動の為の目標値なんかを教えてくれる。

●テンプレート
【プレイング】

キャラメイクを終えましたら、プレイングをどうぞ
その際には、他のプレイヤー方と話をしてみるのもオススメです

最初だから、特にスキルを使う事もないと思うので、特に使用スキルの指定とか目標値の公開は無しで
ただ、何かあったら個別に答えます

>>67
確認しました。OKです。

【プレイング】境界都市の近く早朝にて
「もうすぐ境界都市か……」
情報屋は歩きながら呟く。境界都市ヘ来たのは情報を得るためと売るためだ。街へ行き人と話すだけで
色々な情報が分かるだろうし、

今後やりたい目標
とりあえず人の噂話を集める

>>68
さぁ動け、っても、生産系は能動的に動きようが……
とりあえず武器なり鍋なりフライパンなり、修理したいって情報を仕入れるしかないわな

【プレイング】
夕方、冒険者の集う酒場で、『情報屋 ◆bJlIBS0s7.』を探す。
見つけたら『武器が折れたり欠けたりして困ってる奴を知らないか』と聞く。
情報代は……さて、どうするか……酒でもおごってごまかしたい所

>>73 >>75
二件了解。

プレイングを集める
 ↓
リプレイを書く(プレイヤー人数とプレイングの量によって次の投下期間は変わる) 
 ↓
リプレイ見せてまたプレイングを集める

の流れ

/次の投下期間を予告していただけると嬉しいです

ついでに言うと、オープニングにあったメインストーリーに絡まないと、無関係なまま話が終わったりする。

 街道。

情報屋「もうすぐ境界都市か……」

 街道の向こう、境界都市の巨大な姿が見える。
 周囲には、同じく境界都市へ向かうのだろう人々の流れが見えた。

情報屋「さて、商売道具を仕入れないとな……」

情報屋「どこで仕入れたものか」

 情報を仕入れる場所によって、入手出来る情報は変わってくるだろう。また、誰に話を聞くのかも重要だ。どんな情報を欲しいのかというのも必須。
 漫然と、「情報を集める」というだけでは時間が幾らあっても足りない。

情報屋「……とりあえず、一杯か」

 情報屋は境界都市に向かって足を速める。
 まずは人の集まる所。そして、情報の集まる所。酒場を目指して。

 境界都市の酒場は活気に満ちている。
 そんな酒場の片隅に席を取り、情報屋はこれからのプランについて考えていた。

ドワーフ鍛冶「よ……と。良いかい?」

情報屋「なんだね?」

ドワーフ鍛冶「いやなに、武器が折れたり欠けたりして困ってる奴を知らないかとね」

情報屋「……何故、私に?」

ドワーフ鍛冶「……詳しそうだからさ。」

情報屋「街についたばかりでね」

ドワーフ鍛冶「そうか、残念だ。まあ、もっとも、聞いてしまった後、情報代の支払いをどうするかと悩んでいた所だから、かえって良かったか」

情報屋「…………」

ドワーフ鍛冶「……呆れなさんな。お足があるなら、こんな必死に仕事を探しちゃいない」

情報屋「……さて」

GM:
 酒場で情報を収集するなら、使用するスキルは「会話術」。目標値は3。
 「武器が折れたり欠けたりして困ってる奴」に関わる情報が手に入る。
 他の情報を調べるなら別に申告する事。

 なお、会話術を持たないドワーフ鍛冶はこの情報収集判定に参加出来ない。
 しかし、何か違う行動は起こせるかも知れない。

>>81
すぐ書けたのでアップ

次の投下期間は、1時間以上かかる様なら予告しますね

今日はここまでとします。プレイングはごゆっくりどうぞー

>>87
乙。よろしくGMさん
口下手設定が早くも足をひっぱりはじめたんですがこれは……

オープニング見なおしたらちょうどいいのがあったので、置いておく。

【プレイング】
・酒場を出て、武器・防具屋が並ぶ大通りへ。
・情報屋には『大通りにいるから、何かいい情報があれば教えて欲しい』と言伝る。
・大通りの一角で『武器・防具 よろず造ります直します』と看板を立ててみる。
・方針:とにかく路銀。一も二もなく路銀。そのため、大量注文は多少怪しくても請ける。冒険者風の人間・魔物には積極的に声をかけてみる

追加キャラの募集はどのように行うのでしょうか?

>>91
今の所は、いつでも作って、参加して構いませんよー

キャラメイクテンプレート ※種族欄追加版

【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【口調】
【設定】
・能力値
【身体&健康】 【精神&根性】 【知識&記憶】 【機転&判断】 【器用&技巧】 【社交&交渉】
・資産
【金銭】 【マナ】 【道具】 【情報】 【武具】 【名声】
・スキル
・ステータスシンボル

索引

≪種族の選択≫ >>30
 ●種族
≪キャラクターのパラメータについて≫ >>31
 ●能力値について
 ●資産について >>32-33
≪キャラクターの能力値の決定 >>34
≪スキルの習得≫ >>35
 ●スキル >>36
  ・戦闘系スキル>>37-38
  ・集団指揮系スキル >>39
  ・汎用スキル >>40
  ・生活スキル >>41
  ・社交スキル >>42
  ・特殊技術 >>43
  ・遊戯芸事スキル >>44
  ・労働スキル >>45-46
≪ステータスシンボル≫ >>47-48
≪資産の確定≫ >>49
≪パーソナルの決定≫ >>50
≪完成≫ >>51
参考NPCステータス >>52
キャラメイクテンプレート >>93
参考までにスキル判定の仕方 >>61
≪プレイング≫ >>68

 情報屋は席を立つと酒場のマスターがいるカウンターへと向かう。

ドワーフ鍛冶「……大通りにいる。何かいい情報があれば後で聞かせてくれ」

 ドワーフ鍛冶は情報屋に続いて立つと、情報屋の背に一言だけ告げて酒場の外へと向かった。

情報屋「…………」

 カウンターにいた派手目の美女が、近くに座った情報屋に気付いて問う。

マスター「あら、御注文?」

情報屋「……適当なのを一杯。それと」


GM:「目下話題になっていること」を聞き出す
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
追加スキル無し。
目標値3 < 達成値3 判定成功!

GM:「武器が折れたり欠けたりして困っている奴に関わる情報」を聞き出す
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】1 成功!
追加スキル無し。
目標値3 < 達成値1 判定失敗

GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。



情報屋「世間話って奴をしたくてね」

マスター「あまり、面白い話題は無いわよ?」

情報屋「かまわない。小さなネタが、大物の尻尾という事もある」

情報屋「酒場では、今、どんな話題が?」

マスター「そうね。やっぱり『極秘の高額報酬依頼』かしら」

マスター「提示されるのは高額の報酬。受けたい人はスラムのとある場所へ」

マスター「酒場の中でこっそり勧誘されてるみたいだけど。まあ、裏を疑っちゃう話なわけ。なにせ仕事の中身を聞けば逃げられないって前置きの話だし」

マスター「うちの冒険者や傭兵の反応はまちまちね。ほいほい行っちゃうのも居るけど、警戒してるのも多いわ」


情報屋「……もっと詳しく知りたい」

マスター「詳しくは知らないのよ。依頼を受けた人の口も堅いし」

マスター「そうね、依頼を受けた人の居るテーブルなら教えてあげる。真相そのものは難しいと思うけど、あまり深くない情報なら教えてくれるかも」

マスター「それか、貴方自身が依頼を受けに行ってみるのはどう? 知ってしまえば引き返せなくなりそうだけどね」

情報屋「……考えておこう」

情報屋「そうだ。武器が折れたり欠けたりして困っている奴に心当たりはないか?」

マスター「随分、話題が飛ぶわね?」

マスター「残念だけど、心当たりは無いわ」

情報屋「……そうか」




 表通り。
 行商人が並ぶ一角の道端に敷物を敷き、ドワーフ鍛冶はそこに腰を下ろした。そして、『武器・防具 よろず造ります直します』と看板を立ててみる。
 しばらく経って、旅装束の少女が看板を見て足を止めた。

少女勇者「武器はありますか?」

ドワーフ鍛冶「……手元にはない。だが作ってやる。何が欲しい?」

少女勇者「えーと、銅の剣とか欲しいな。でも、お金足りないかな?」

少女勇者「棍棒かな? 檜の棒よりは良いよね」

ドワーフ鍛冶「木を削るのは。鍛冶の仕事じゃないんだがな」

少女勇者「ごめんなさい。よく知らなくて。じゃあ、ダメなんだね……」

ドワーフ鍛冶「……受けよう」

少女勇者「良いの!?」

ドワーフ鍛冶「作れないと思われると心外だからな」


傭兵「おっとっと。すまない。良いか?」

ドワーフ鍛冶「何だ? 今は客と……」

傭兵「剣と鎧を揃いで幾つか作ってくれ」

ドワーフ鍛冶「この娘の棍棒の後になるが……」

傭兵「急ぐんだ。割り増しで払う。ほら、先払いで幾らか出しても良いぜ?」

ドワーフ鍛冶「そう言う事なら……」

ドワーフ鍛冶「すまないな、お嬢さん。棍棒は、かなり後になる。剣も鎧も作るとなると一仕事だからな」

傭兵「悪いな、お嬢さん。こっちにも都合ってのがあってよぉ」

少女勇者「仕方ないね。棍棒のお金は……」

ドワーフ鍛冶「……さすがに受け取れん。手が空いたら、またこの辻に店を出す。その時にまた声を掛けてくれ。棍棒は予約として扱っておこう」

少女勇者「ありがとう。じゃあ、その時にまたね」

 少女勇者は、別れに小さく手を振ると、表通りの雑踏の中に再び歩き出していった。


傭兵「おっと、こいつが前金だ。仕事には時間を掛けてくれよ?」

ドワーフ鍛冶「……急ぎじゃなかったのか?」

傭兵「……それはあれだ。その……急ぎだが、じっくり手間暇かけた一品が欲しいって事さ」


GM:ドワーフ鍛冶は【金銭】に5点の追加値を得た。




 同じく表通り。敷物に雑多な物を並べて行商する老魔人が一人。

魔商人「羽振りの良さそうな方はいませんかねぇ」


GM:「羽振りの良さそうな相手」を探す
魔商人の【観察】判定。
【観察】2 【機転&判断】14  【ダイス】2+2 成功!
追加スキル無し。
達成値4
目標値3 < 達成値4 判定成功!

GM:魔商人は【情報】に1点の追加値を得た。



 ドワーフの鍛冶屋の前から立ち去る旅装束の少女。それを見て魔商人は首を横に振る。

魔商人「あれはダメ。全然ダメ。お金の臭いがしませんなぁ」

魔商人「狙いは冒険者。でも、貧乏人はお断りでございます」

 そうやって品定めをしつつしばらく。魔商人の観察眼に、喪服姿の少女が捉えられた。

魔商人「お、おおっ!? あの服のしつらえ。かなり上等な物でございますぞぉ。お金の臭いがしますなぁ」

魔商人「しかし……目当ての冒険者とは、ちょっと客層が違いますな。これは、相応の商品を用意しないと行けませんぞ」

 冒険者相手の品では、喪服の美少女には売れまい。
 となると、何か別のものを用意するか?

魔商人「何か、少女向けの商品を用意して……ああ、いやいや。探しに戻れば見失ってしまいますな。表通りで再びまみえる事もあるかと思いますが」

魔商人「それとも、後をつけましょうか。行く先がわかれば再会容易く、商品の需要を知る情報も得られるやも」

魔商人「ここで話しかけておくのも手ではございますねぇ。売り物はありませんが、世間話で顔をつないでおくくらいは……」

魔商人「ふむ……」

以上、今日はここまで

戦闘系スキルについて

 戦闘判定の際に指定されるスキルは【戦闘(対人)】【戦闘(対魔)】が基本で、このスキルを持っていないと戦闘に参加出来ないケースが多いというのを説明していませんでした。

 今回は、参加している皆さんにスキルボーナス2点を配布して対応とさせていただこうかと思います。
 【戦闘(対人)】か【戦闘(対魔)】のスキルを習得してください。
 スキル使用の際は、「指定スキル【戦闘(対人)】に加えて【剣術】も使う」という様に他の戦闘スキルを追加で指定すれば使えますので、現段階で習得している戦闘系スキルは無駄にはなりません。

 なお、このスキルボーナスは、戦闘スキルを取らずに自由に使ってもかまいません。

Q:どうしてこんなシステムなの?
A:そこそこ強い筈の女騎士がオークにあっさり捕まる理由を付けたかったから。
 例えば、【戦闘(対人)】しか持ってない場合、魔物であるオークとはまともに戦闘出来ずに負ける。

説明不足など、すいません

レベルを上げたキャラクターデータを書き込んでください。


PBMしかやったこと無いけど面白そうだな

乙です。ところで戦闘参加していない近くのキャラが【情報支援】などで敵の弱点を知らせ支援ということは出来ますか?

スキル判定の仕方について質問……というか、愚痴というか。

>>98を例にとると
情報屋の【会話術】Lv1→1D6 社交&交渉:7
ダイスの出目は1D6振って1が出たから成功

例えば同じ状況で【会話術】Lv3のキャラが3D6振って、出目が10>社交&交渉7
なら失敗……

まぁ、口ばっかりの奴が見破られた、って考えればいいのだろうけど。
スキルLvばっかり高くてもだめなのね。

そこも考えてプレイングしろってことか

>>110
参加して良いのよ

>>111
・声の届く範囲=戦闘の間近
 戦闘に参加しなくても【戦闘(対人)】【戦闘(対魔)】が必要
 無いと、戦況にあわせた有効な助言が出来ません

・戦闘に巻き込まれない位置
 【軍団指揮】があればOK

となります
【戦闘(対人)】【戦闘(対魔)】は戦闘に対する慣れも含むと思ってください。

【名前】ロック
【種族】魔族(ドワーフ)
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称:俺  二人称:あんた、語尾:~だ。
【設定】旅をしながら鉱脈を探して鉱石を掘り武器を作ったり、立ち寄った村々で鍋を直したりする流れの鍛冶屋。
口下手なため、商談をふいにしたりぼったくられることもしばしば。
旅の目的は自分の銘の入った武器を、強い戦士に使ってもらうこと。
境界都市に来たのは、強い剣客がいそうだから、と路銀稼ぎのため。
ドワーフのため背が低く肩幅が広い。背が低いことをからかわれると激昂する。
話す際には「……」が頭につくことが多い。

・能力値
【身体&健康】15 【精神&根性】7 【知識&記憶】7 【機転&判断】7 【器用&技巧】21 【社交&交渉】3

・資産
【金銭】0/5 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0

・スキル
【戦闘(対人)】Lv 1 【戦闘(対魔)】Lv1 【受け止め】Lv4 【気合】Lv1 【剣術】Lv1
【工匠】Lv6 【重労働】Lv3 【地形把握】Lv2 【採鉱】Lv4
【野外生活知識】Lv1 

・ステータスシンボル
特になし

名前が変わってなかった……すまぬ……すまぬ……
【名前】ドワーフ鍛冶
で。

>>113
能力値に見合わない高度なテクニックを使おうとして失敗したとなります
>>61で「1~レベル個数のダイスを振る」としてある様に、レベルよりサイコロの個数を下げて判定する事も出来ます

もっと詳しく判定の仕方を書くべきでしたね

>>117
回答ありがとう。自分で振るダイスの数を選べるのね。

【プレイング】
「剣と鎧をできるだけ多く、か。それじゃあ手持ちの鉱石じゃ足りないな……」

・掘るべし。
・鉱脈を探す。大通りから王国側の出口へ。
・【地形把握】を使って鉱脈を探す(※
・目標とする鉱脈は”銅”

※ドワーフ鍛冶は採鉱に慣れており、鉱脈や鉱脈を含む地形に関する知識もあるはず。
 【採鉱】スキルLvの半分を”判定能力”にプラスして判定したい。
 【知識&記憶】(7)+【採鉱】スキルLvの半分(2)=9が判定値

・鉱脈発見に成功すれば即【採鉱】Lv3
・掘り出した鉱石で、剣と鎧が最大何セット作成できるか教えてください

情報屋「仕事を受けた奴を教えてくれないか?」

マスター「良いわよ。そうね……あそこに座っている冒険者パーティ。彼等がそう」

情報屋「……ありがとう」

 知れば引き返せない依頼など受ける気にはならず、情報屋は今は情報を集めようと行動に移す。
 酒場のホールの片隅、丸テーブル一つを占領した4人の男達が居た。

情報屋「すまない。良いだろうか?」

冒険者「何だ?」

情報屋「噂の依頼を受けたと聞いた。実は……迷っているんだ。私も受けるべきかとね」

GM:冒険者パーティと会話する
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】6 成功!
達成値6
目標値3 < 達成値6 判定成功!


冒険者「……ま、話せる事ならな」

情報屋「ありがたい。まず、高額だと言うが、本当に報酬はもらえるのか? 誇大な看板で釣るのは良くある話だ」

冒険者「安心しろよ。やけに気前は良かったぜ?」

情報屋「そうか。それで、幾らくらいなんだ?」

冒険者「何だ。スカウトにはまだ会ってないのか? 依頼額はスカウトの時に教えてくれるんだが」

情報屋「……そうなんだ。ただ、高額だって話だけは耳にしてね」

冒険者「一人、金銭10だ。成功報酬でもっと出すそうだがな」

 庶民一人が一年近く暮らせる額。一つの仕事としては、確かに高額だ。それに追加報酬があるならなおさら。

情報屋「足抜け出来ないというのは本当か?」

冒険者「さあな。仕事の内容を聞いて断った奴は、少なくとも、この酒場に戻っては来てないみたいだぜ」


情報屋「……他に仕事を受けた奴は知らないか? 戻って来てる奴だ」

冒険者「どういったわけだ?」

情報屋「多くの人から聞いたほうが情報が確かになる」

冒険者「……嗅ぎ回るつもりなら、深入りはするなよ。多分、こいつの裏はヤバイぜ?」

情報屋「……いや、嗅ぎ回るとか、そんなつもりじゃないんだ」

冒険者「そうかい。だがまあ、別の奴の紹介は無理だ。つるんで仕事してるわけじゃないからな」

冒険者「ただな。他の奴に聞いたって、故意に話を曲げでもしてない限りは、同じ話しか聞けないと思うぜ? これ以上となると、契約に引っかかるだろうしな」

情報屋「そうか。すまなかった。邪魔をしたな」

GM:冒険者パーティの姿を記憶する
情報屋の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【ダイス】5 成功!
達成値6
目標値4 < 達成値6 判定成功!

 情報屋はこの冒険者パーティの姿を記憶に納めてから、カウンターへと戻っていった。




 夕刻になって、この冒険者パーティは宿を出た。夜勤なのだろう。
 その後を追って、情報屋も黄昏の街の中へと歩み出る。

GM:冒険者パーティを尾行する
情報屋の【隠密行動】判定。
【隠密行動】1 【器用&技巧】13 【ダイス】3 成功!
追加スキル
【地形把握】1 【知識&記憶】13 【ダイス】3 成功!
【運動】1 【身体&健康】13 【ダイス】6 成功!
達成値12

冒険者達の対抗判定。
【直感】2 【機転&判断】10 【ダイス】3+3 成功!
【観察】2 【機転&判断】10 【ダイス】3+2 成功!
目標値11

目標値11 = 達成値12 判定成功!

 情報屋は、周辺の地形を良く把握し、人が通りにくい所を敢えて選びながら冒険者達の後を追う。
 冒険者達は情報屋に気付かず、彼等はやがて表通りの街路の一角に立った。

情報屋「これは……見張り? いや監視か?」

 冒険者達が注視する視線の先、建物の隙間に腰を下ろして休む旅装束の少女が居る。
 冒険者達はその動向を窺っている様だった。




 表通りを王国側から出て、ドワーフ鍛冶は辺りの地形に目をやる。

ドワーフ鍛冶「……銅鉱石のありそうな地形だな」

GM:銅鉱脈を探す
ドワーフ鍛冶の【地形把握】判定。
【地形把握】2 【知識&記憶】7 【ダイス】4+3 成功!
追加スキル
【採鉱】指定の用法では使えないので使用法を正規の形に変更
【採鉱】2 【知識&記憶】7 【ダイス】6+3 失敗
達成値7
目標値7 = 達成値7 判定成功!

 半日程周囲の山々を睨みつけ、やがてドワーフ鍛冶は一つの目星を付けた。

ドワーフ鍛冶「未知の鉱脈があったら一飛びに金持ちの仲間入りだが、そう甘くもないな。だが、他人の鉱山でも、俺の腕があれば安く鉱石を分けてもらえるはずだ」

ドワーフ鍛冶「客は、じっくり時間を掛けろと言っていたから問題はないだろうが……」

ドワーフ鍛冶「鉱山の目星はついたが、何日かかるか」

ドワーフ鍛冶「……かなりかかってしまうだろうな」


GM:鉱山まで行って戻ってくるのに、徒歩では何日もかかってしまう。
 また、必要な分を採掘するのにも幾日かの時間を必要とするだろう。
 その間に、ストーリーは進んでしまうかもしれない。

 鉱山まで行き、採鉱のスキルを活かせば、安く鉱石を手に入れる事が出来る。
 どれくらい安いかは、行動やスキル判定次第。

 時間を惜しむなら、境界都市の市場で、【金銭】1で剣と鎧1セット分の鉱石を用意出来るものとする。

 鉱山行きは時間がかかる行動なので慎重に行動を選択せよ。




 表通り。魔商人は、広げていた商品と敷物を手早くまとめる。
 それから、人混みの中を歩いていく喪服姿の少女に歩み寄っていった。

魔商人「せっかくの商売の機会を見逃す手はありませんなあ……」

魔商人「おお、そこのお嬢さん」

少女魔王「……私か?」

GM:喪服の少女から友好的に情報を聞き出す
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】2+4+6 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】3 成功!
達成値15

少女魔王の対抗判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】5+3+4+3
【裏社会社交】2 【社交&交渉】18 【ダイス】2+5
目標値22

目標値22 > 達成値15 判定失敗


少女魔王「……ふっ。押し売りの算段か?」

魔商人「滅相もございません!」

少女魔王「お前の目は小悪党の目だ。小銭欲しさにギラギラしてるぞ?」

魔商人「……おみそれしました」

少女魔王「まあいい。何の用だ? ガラクタならいらぬぞ」

魔商人「ああ、いえ、その。失礼ながら、お着物を見ますに、上流階級の方とお見受けしました。しかし、見れば、お一人のご様子。供も無しとは如何なる事情かと、この私め柄にもなく心配を……」

少女魔王「カモに出来るかと思ったか?」

魔商人「虐めないでくだされ。私めは本心より……」

少女魔王「見え透いた嘘を言う。お前は、悪党ならぬで、実は道化か?」

少女魔王「まあ良い。特に許す」

魔商人「あ、ありがとうございます」


少女魔王「しかし……この街に入ってから、声を掛けてきたのはお前が最初だ。このまま去れと言うのも面白くない」

少女魔王「しばし供をせよ。小銭はくれてやるでな」

 喪服姿の少女は、財布から数枚の貨幣を握り出して魔商人に手渡す。


GM:魔商人は【金銭】に1点の追加値を得た。


魔商人「これはこれは……」

魔商人「しかし、供と言われましても……何処を目指しておられるので?」

少女魔王「さて、決めておらぬ。ただ、私は人間というものを知ろうと思う。お前にそれを知る為の心当たりはあるか?」

少女魔王「心当たり無くば、そうよな……まあ、頃合いか。食事を取ろう。お前にも馳走してやるゆえ案内せよ」

魔商人「かしこまりました。では……」

以上、ここまで

マスタリングについて以下の方針を採ろうと思います

●マスタリングでのフォローについて
「PCは、思い付いてやろうとして、ダメそうなら他の手を考えるか諦める」
「プレイヤーの指示通りに処理するよりも、PCに最大の効率を出させる事を優先する」
 以上二つをコンセプトに、マスタリングを行う。

・PCの行動が実行不能あるいは実行困難と考えられた時。
 PCに出来る範囲内の類似の行動に、ダウンスケールや曲解をした上で採用する。
 それが出来ない場合には不可能行動として行動自体を失敗とする。

・判定の追加スキルの行動が実行不能あるいは実行困難と考えられた時。
 その追加スキルで出来る範囲内の類似の行動に、ダウンスケールや曲解をした上で採用する。
 それが出来ない場合には不可能行動としてスキル追加を自体を失敗とする。

 その様な理由で、PCがプレイングと違う行動を取る場合がありますがご容赦ください。



●スキルを、想定されていない用法で使う場合、使用能力値を変更するか?
 例えば、労働スキルの【採鉱】スキルを、鉱物の知識スキルとして使用する場合。

・変更する。
 指定された使い方に相応しい能力値を使用する。

そういえば質問なんですがロールによって目標値が変動するということはありますか?

>>133
あります

●ロールによって目標値や達成値が変動するか?
・同じ結果を求めても、行う行動が違えば目標値は変化する。
 例えば、初心者でも成功しそうな行為なら目標値3前後、プロの技術が一つ要求される行為なら目標値7前後となる

・良いロールならボーナスを、悪いロールならバッドを付ける事がある(達成値の変動)


今回のケースだと、屋根の上を尾行という所で、達成値にボーナスを付けようか迷いました
しかし、屋根の上の移動の難易度が高いと判断したので、先の方針の通り行動をダウンスケールして、結果としてボーナスも無しにしています
運動がもっと高レベルだったなら、ボーナス込みで行動を採用したかもしれません

スキルの欄を読み返して思ったんですが【剣術】の内容を考えると名前が【剣術】だと剣しか使えない印象があるので
【武器術】に変更してはいかがでしょうか?

 表通り。情報屋が尾行していた冒険者パーティは、一人の旅装束の少女を監視している

情報屋「少女の監視で高額報酬? 考え難いな……何か特殊な事情があると見るべきだ」

 情報屋は表通りに姿を現し、ただの通行人を装って、建物の隙間に腰を下ろして休む少女に話しかけに行った。

情報屋「何か匂いを感じる……もしかして君は特殊な事情があるんじゃないかな?」

GM:旅装束の少女からその素性を聞き出す
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
達成値3

少女勇者の対抗判定。
【一般社交】1 【社交&交渉】7 【ダイス】1 成功!
目標値1

目標値1 < 達成値3 判定成功!

少女勇者「え? 事情? 事情ですか?」

少女勇者「えっと……お風呂、入ってないから。匂うのかな。ゴメンなさい」

情報屋「いや、そう言う話じゃない」

情報屋「君が何か特殊な人じゃないかと思ってね。匂いっていうのは、比喩表現だ」

少女勇者「えっと……特殊? 僕が勇者だって事かな?」


情報屋「!?」

少女勇者「でも、勇者だからって特別な事なんて無いんだよ。ただ、みんなの為に戦う力を授かっただけなんだから」

情報屋「……それは十分に特別だ」

 勇者であるならば確かに重要だ。
 その存在がもたらす意味を、誰もがわかっている。
 魔王を倒す為に旅立つ勇者。そしてそれが、今の平和を破壊するだろう事も。


GM:少女勇者との会話内容を記憶する
情報屋の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【ダイス】3 成功!
達成値3
目標値0 < 達成値3 判定成功!


 これが真実であるなら、忘れよう筈がない。

情報屋「勇者……」

冒険者「あー、すまない。横から良いかな」


少女勇者「あ、はい」

冒険者「ここで休まれては迷惑なんだ。すぐに移動してもらえないか?」

少女勇者「それはゴメンなさい。でも、宿をとれなくて」

冒険者「だろうね」

冒険者「でも、迷惑なんだ。移動をお願いするよ」

少女勇者「わかりました。本当にゴメンなさい。失礼します」

 少女勇者は丁寧に詫びて、それから情報屋にも一礼して、とぼとぼと表通りを歩み去っていく。行く先は裏通りか、それともスラムの方向か……
 その姿を見送り、それから後をつけようとした情報屋の腕を掴み、冒険者が止める。

冒険者「深入りするなと警告したぞ」

情報屋「勇者が仕事の狙いか?」

冒険者「ノーコメントだ。もう一度、警告する。深入りはするな」

情報屋「……いったい何をしているんだ?」

冒険者「人の為になる仕事さ。納得して、これ以上、首を突っ込むのは止めろ」

情報屋「…………」

 冒険者に引き留められ、情報屋は追跡を行う事が出来ず、ここで少女勇者を見失った。




GM:少女魔王を案内するのに適切な店を選ぶ
魔商人の【都市生活知識】判定。
【都市生活知識】1 【知識&記憶】9 【ダイス】6 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【知識&記憶】13 【ダイス】1 成功!
達成値7
目標値7 = 達成値7 判定成功!


魔商人「こちらでございますよぉ」

 表通り。庶民向けの店ながら品の良い一件のレストランを魔商人は訪ねる。

少女魔王「及第点ではあるな」

魔商人「これは手厳しい」

少女魔王「ふふっ、ここぞとばかりに高い飯を貪ろうとしなかった事には高評価を与えているのだぞ」

魔商人「『ただの強欲な老いぼれ』とでも思われましたかな?」

少女魔王「ああ、これは見解を改めねばなるまい」

少女魔王「『気の利いた強欲な老いぼれ』という所でどうか?」

魔商人「お褒めに与り恐悦至極」


少女魔王「くく……」

少女魔王「では、私もお前の期待には応えねばなるまい。まずは好きな物を頼め。料理も酒も遠慮はするな」

 魔商人と少女魔王は二人でテーブルに着き、食事を共にした。
 食事の間、少女魔王はレストランの中の人々を眺めている様だった。その機会を与える事も考慮の内だった魔商人は、敢えて口を挟むことなく、少女魔王のしたいままに任せる。
 やがて、非常にゆっくりした食事を終えた少女魔王は、懐からハンカチを抜き出すと魔商人に投げる。

少女魔王「下賜する。口でも拭くが良い」

魔商人「おお、これはこれは上質な……」

魔商人「お……おっ……おおおおおおおっ!?」

 ハンカチの片隅に施された刺繍。それは、魔王の紋章を象っていた。

魔商人「ま、まお……」

少女魔王「言うなよ。人の耳がある」

少女魔王「金は置いていこう。釣りは好きにするが良い。私は宿に帰る。案内は不要だ」

魔商人「え? あ……おおっ、こんなに!?」

 少女魔王がテーブルに積んだ金貨に魔商人の注意が向いた。
 その間に、少女魔王はレストランを出て行く。
 魔商人がレストランに払いを終え、慌てて外に出た時には、既に少女魔王の姿はそこにはなかった。

GM:魔商人は【金銭】に3点の追加値を得た。




 表通り。ドワーフ鍛冶は閉店直前に鉱石商の中に飛び込んだ。

鉱石商「何をお求めですか?」

ドワーフ鍛冶「銅に錫少しをこれで買えるだけ」


GM:ドワーフ鍛冶は【金銭】から5点の追加値を失った。


鉱石商「ははぁ、青銅ですな。飾りですか? 武具ですか?」

ドワーフ鍛冶「……武具だ」

鉱石商「ならば、銅はこれだけ、錫はこれだけでしょう。お届け先はどちらですか?」

ドワーフ鍛冶「俺が借りてる工房に運んでくれ」

鉱石商「かしこまりました。明日昼前にはお届けします」

ドワーフ鍛冶「頼んだ」

 商談を終えてドワーフ鍛冶は鉱石商を出た。
 そしてそこで、旅装束の少女がとぼとぼと歩いているのを見つける。


ドワーフ鍛冶「どうした?」

少女勇者「あ、武器屋さん」

少女勇者「宿が見つからなくて……」

ドワーフ鍛冶「幾らでも開いてる筈だが」

少女勇者「そうなの? 探し方が悪いのかな」

少女勇者“ぐううううううっ”

少女勇者「お腹も空いたなぁ」

ドワーフ鍛冶「飯屋だって幾らもあった筈だ」

少女勇者「どこも満員だったよ? やっぱり探し方かな。また一回り、探してみるよ」

ドワーフ鍛冶「ああ、それが良い。暗くなる前に探せよ」

少女勇者「うん、頑張る。じゃあね」

 別れを告げ、旅装束の少女は表通りを再び歩いていった。
 ドワーフ鍛冶はそれを見送ってから、借りている工房へと帰る。鉱石が届くのは明日とは言え、準備としてやっておかねばならない事は幾らでもあった。



GM:ドワーフ鍛冶の行動は予約として受領。
 準備に1日。
 後は鎧と剣に各1日ずつで、生産されるものとする。
 判定は先に行うものの、品物が完成するのは指定の時間が過ぎた後になる事に注意。

 以後は、自動的に剣と鎧の製作を進めるので、ドワーフ鍛冶は「仕事の手の空いた隙に出来そうな行動」をとって良い。
 鍛冶に専念しても良いが、多分、描写する事が多く無いのでオススメ出来ない。

GM:銅の剣作成 二日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】6+4+3+2 成功!
達成値15
目標値7 = 達成値15 判定成功!
GM:銅の剣はステータスシンボルになった。

GM:銅の鎧作成 三日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】6+3+4+1 成功!
達成値14
目標値7 = 達成値14 判定成功!
GM:銅の鎧はステータスシンボルになった。

GM:銅の剣作成 四日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】4+3+3+5 成功!
達成値15
目標値7 = 達成値15 判定成功!
GM:銅の剣はステータスシンボルになった。


GM:銅の鎧作成 五日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】5+3+1+5 成功!
達成値14
目標値7 = 達成値14 判定成功!
GM:銅の鎧はステータスシンボルになった。

GM:銅の剣作成 六日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】6+1+5+2 成功!
達成値14
目標値7 = 達成値14 判定成功!
GM:銅の剣はステータスシンボルになった。

GM:銅の鎧作成 七日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】2+2+1+4 成功!
達成値9
目標値7 = 達成値9 判定成功!

GM:銅の剣作成 八日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】4+6+5+3 成功!
達成値18
目標値7 = 達成値14 判定成功!
GM:銅の剣はステータスシンボルになった。


GM:銅の鎧作成 九日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】1+2+5+5 成功!
達成値13
目標値7 = 達成値14 判定成功!
GM:銅の鎧はステータスシンボルになった。

GM:銅の剣作成 十日目
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】3+6+5+3 成功!
達成値17
目標値7 = 達成値14 判定成功!
GM:銅の剣はステータスシンボルになった。

GM:全て完成させると【ドワーフ鍛冶の銅剣】×5、【ドワーフ鍛冶の銅鎧】×3が揃う。なお、ステータスシンボルの名前変更は受け付ける。
・ステータスシンボル
【ドワーフ鍛冶の銅剣】1lv/増加資産:武具1
説明:ドワーフ鍛冶が作った業物。装備すると武具基本値を+1する。

【ドワーフ鍛冶の銅鎧】1lv/増加資産:武具1
説明:ドワーフ鍛冶が作った業物。装備すると武具基本値を+1する。

以上、ここまで

>>138
「武器を使った魔法みたいな技」っていうイメージが伝わりやすいのは【剣術】の方かなと思うのです
【武器術】は耳慣れない言葉ですので

>>147-148
多量のダイスロールお疲れ様でした

10日もの時間をどうするか……
街からは離れられそうにないし

ゆっくり考えることにします

>>151
素材を集める手段と、素材を加工する手段を、高速で行える何かがないと
クラフト系のキャラクターは動くのが難しい様ですね

素材は「買う」というのが出来るけど、加工は錬金術的なもの頼りになってしまいそうな

>>149
乙です。

【プレイング】
大体分かったぞ……今の平和を維持したい奴が勇者を妨害している……そんな所だろう。
和を信条にする私にとっては厄介だな勇者というものは……しかし相手は少女……
とりあえず勇者と魔王について調べてみよう……酒場に戻り勇者や魔王というものがどういうものか、
また過去の勇者、魔王について【会話術】で調べよう。もちろん内容は【記憶術】で覚える

/ところでこの世界に図書館みたいな施設はあるのでしょうか?

>>153
誰でも使える図書館的な施設は無しで
本は個人が趣味や研究目的で集める貴重品扱いです
本が調べたい時は、そういう収集家とのコネが必要でしょうね

>>110ですが思い切って参加。宜しくお願いします。

【名前】エルフ魔法使
【種族】エルフ
【性別】女
【年齢】若者
【口調】「~ですね」「~しますわ」「~だと思いますの」など、女らしい語尾のですます口調

【設定】
好奇心が強く、見識を深めるため旅をしている。
見た目は中肉中背な二十代前半。
やや自尊心が高く内心で人間を見下しているきらいがあるが、わりと情で動くため長期間共に過ごしたり実力(主に技術)を認めれば好意や敬意を示すこともある。
話好きだが空気は読める。信仰心は薄め。

・能力値
【身体&健康】6 【精神&根性】10 【知識&記憶】15 【機転&判断】10 【器用&技巧】6 【社交&交渉】13

・資産
【金銭】0/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】0/0

・スキル
【野外生活知識】1【魔法耐性】1【直感】1【情報支援】1【道具使用】1【攻撃魔法】1【弱体化魔法】1【記憶術】1【発想】2【観察】1【会話術】2【一般社交】1【移動魔法】1【調理術】1【採取】1【戦闘(対魔)】1

・ステータスシンボル 無し

何か間違い等ありましたら指摘おねがいします。

>>155
いらっしゃい。キャラクター確認しました。OKです。
プレイングをどうぞ。

>>155
貴重なエルフ分補給ありがたい(ぇ
よろしくお願いします。

【プレイング】
「な、何故魔王がこんな所に。それに喪服?……ああ、情勢が動く気配!」

・魔王の喪服から、魔王の近親者、もしくは魔王と関わりが深い高い地位の人間が亡くなっていると推測できるはず。
・誰が亡くなったのか、また、魔王の政治の動向についての情報を得るために、酒場・裏通りのそれぞれで『魔族の事情に通じていそうな者』について尋ねる。
・酒場では【会話術】lv3と【一般社交】lv1を使用。裏通りでは【会話術】lv3と【裏社会社交】lv1を使用。
・『魔族の事情に通じていそうな者』を発見したら、その人物に同じスキルを使って、魔王に関する情報を手に入れたい。
この段階で、達成値が目標値に届かない場合には、金銭を1までなら消費しても構わないので成功させたい。

今後の方針:
・魔族領域の情勢について知り、より利益を得られるように動く。


魔王の宿もなんとか知っておきたいけど、あんまりまとわり付くのはなあ……

>>155
エルフ魔法使さん、一人称と二人称の設定をお願いします
確認の時に忘れてました

>>158
エルフらしさが出せれば良いのですがww
こちらこそ宜しくお願いします。

>>161
素で忘れてました!失礼しました。
・一人称 私(わたくし)
・二人称 貴方 親しくなれば(名称)さん
目上には(役職)様
でお願いします。

GM:ゲーム内時間での二日目を宣言する

 酒場。
 日が明けて、酒場の中が活気づき始める頃、情報屋は既に情報収集を始めていた。

情報屋(あの高額依頼は、平和を維持したい何者かが、勇者を妨害する為に発したものだろう)

情報屋(和を信条とする私にとっても勇者は厄介な存在だ)

情報屋(しかし、少女相手に……)

情報屋(いや、何よりまずは勇者や魔王について調べよう)

 勇者や魔王を語るのは、吟遊詩人か僧侶の仕事だ。酒場に僧侶は常駐してないが、吟遊詩人なら大概居る。
 その中から勇者魔王物が得意そうなのを見繕って、情報屋は話しかけた。


GM:吟遊詩人から勇者と魔王の話を聞き出す
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】5 成功!
達成値5
目標値3 < 達成値5 判定成功!

GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。



吟遊詩人「魔王と勇者? 飯の種だな」

情報屋「そういう話ではなく」

吟遊詩人「冗談だよ。勇者は精霊の加護を受け魔王を倒す者。魔王は魔族の王だ。両者は長きに渡って戦ってきた」

情報屋「長きに……過去の勇者達もか?」

吟遊詩人「魔王が人間領域に攻め込んでくる。すると人間領域の中に勇者が現れ、魔王を倒してしまう。その繰り返しだな」

吟遊詩人「それが崩れたのが先代魔王の時だ。結局、魔王が突然の死を遂げるまで、人間領域に勇者は現れなかった。人間が勇者に頼らず王国を守りきったんだ」

吟遊詩人「おかげさまで、勇者の株は暴落も良い所さ。昔は歌の中で勇者が出てくれば拍手喝采だったというが、今ではヤジが飛ぶ事も珍しくない」

情報屋「今の勇者は、そんな境遇にあるか……勇者にはどうやってなるんだ?」

吟遊詩人「勇者の血筋があるらしいがな。ある日、突然、精霊に加護を受け、魔王を倒すよう命じられるそうだ。英雄譚らしいだろ?」

情報屋「英雄か……戦乱の時代ならともかく、今は誰も英雄を必要としていない。望まれない英雄なんて、そんなもの有って良いのか?」


GM:勇者と魔王についての話を記憶する
情報屋の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【ダイス】5 成功!
達成値5
目標値3 < 達成値5 判定成功!



 吟遊詩人との話はそれくらいで終わった。
 勇者と魔王についての一般的な情報ではある。
 ともかく、勇者と魔王の関係は、先代魔王の頃から何か変調を来しているらしい。
 それで生じた歪みが、あの少女勇者に重くのしかかっているという事か。
 情報屋が思考を巡らせている同じ時、魔商人が酒場のカウンターで魔王の事情について詳しそうな者について尋ねていた。

魔商人「ここらで、魔王領の事情に詳しい方はいらっしゃいませんか?」


GM:魔族の事情に通じていそうな者について尋ねる
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】5+6+1 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】5 成功!
達成値17
目標値3 < 達成値17 判定成功!


マスター「んー、やっぱり吟遊詩人じゃない?」

 マスターにそう紹介された吟遊詩人は、少し迷惑そうに言う。

吟遊詩人「今日はやけに話を聞きに来る奴が居るな。今度は魔王か」



GM:魔王に関する情報を聞き出す
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】6+1+6 成功!
追加スキル
【裏社会社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】3 成功!
達成値16
目標値7 < 達成値16 判定成功!


GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。

魔商人「お時間は取らせません。魔王の近親者、もしくは魔王と関わりが深い高い地位の方がお亡くなりになった。そんな事はありませんか?」

吟遊詩人「それは新鮮な情報だな。魔王の側近が亡くなったそうだよ。国葬って程じゃないが、魔王自らが立って葬儀をしたんで、魔族領の方だと良く知られた話らしい」

魔商人「おお、おお、側近様が……」

 先の魔王の崩御以来、幼かった魔王の後見人として魔王領を支え続けたのが側近であるという話は、魔商人も十分に知っていた。
 あいつがいなければ人間との戦争はきっと続いていたと、戦争をしたがっている魔物……魔商人もその一人ではあるが、そう考えられている。
 人間と魔族との和平の立役者とでも言うべきか。それの死。

魔商人「それでは、魔王様も大変でしょうなぁ」

吟遊詩人「さあね。政治の事はわからない。でも、魔王は和平路線をとり続けるんじゃないか? 今の魔王様なら、この境界都市も安泰ってわけだ」


魔商人「……でしょうなぁ」

 側近の教育の影響か、魔王もまた和平を維持する方針でいる。
 国内に反発もあるが、それを改める気はないだろう。
 まあ、かつて反発していたのは魔商人も一緒なのだが。

魔商人「ありがとうございました。聞きたい事は聞けました。いや、故郷を離れると、重要な時事からも遠ざかってしまいまして。助かりました」

 丁寧に礼を言い、魔商人は吟遊詩人と別れる。

魔商人「……側近の死で魔族領の情勢が動いているなら、その情報も知りたい所ですなぁ」

 さりとて、酒場ではそういった情報は難しかろう。そこで、魔商人は酒場を出て行き、裏通りの方へと向かった。
 一方、酒場の中、用があって酒場に来たドワーフ鍛冶が、情報屋と再会の挨拶を交わしていた。

ドワーフ鍛冶「おお、これは情報屋」


情報屋「……武器や鎧の修理をしたがってる者は居ない様だ」

ドワーフ鍛冶「調べてくれたか。ありがたいが、客が居ないのは残念だな。だが、仕事ならもう大丈夫だ」

ドワーフ鍛冶「鉱石が届いたので、これから工房で精錬に入る。まあ、その前に言づてをと思ってな」

ドワーフ鍛冶「表通りで仕事を受けたんだが、客と連絡の付けようがな」

 そう言って、ドワーフ鍛冶は酒場の壁に一枚、貼り紙をする。
 そこには「昨日、表通りで武具作成依頼された方、工房で待つ ドワーフ鍛冶」と書かれていた。

情報屋「客と連絡が取れないのか?」

ドワーフ鍛冶「うむ。昨日、あんたと別れてからな……」

 ドワーフ鍛冶は、昨日、旅装束の少女と傭兵に依頼を受けた件を話した。

情報屋「それは、その旅装束の少女に、武器を渡さない為の依頼かも知れないぞ?」

ドワーフ鍛冶「何だと?」

情報屋「今、その旅装束の少女に物資や装備を渡さない為、あからさまな買い占めが行われている。適当な仕事をさせて、少女の装備を作る暇を与えないのもその一環かもだ」

情報屋「時間稼ぎ目的なら、前金だけ渡して仕事をさせて、取りには行かないって事もあるのかもな。後金を払う必要が無い分、安くつく」

情報屋「だいたい、安くない取引をしているのに連絡を取ろうとしていないなんて、おかしいだろう?」


ドワーフ鍛冶「何と言う事だ。困ったな。損はしていないが……」

 前金はしっかりもらっている。キャンセルだと言われても、前金を返す必要はないわけで、出来た装備は別の誰かに売れるのだし、決して損はしていない。
 それでも、客に注文の品を渡せないのは、職人として苦々しく思う

ドワーフ鍛冶「しかし、何だってそんな事を」

ドワーフ鍛冶「あの少女に渡さぬ為? 馬鹿馬鹿しい。あんな要領の悪い少女に何があって? 表通りで飯屋や宿も探せず、まごまごしているような少女だぞ?」

情報屋「……事情があるんだ」

情報屋「なあ、勇者をどう思う?」

ドワーフ鍛冶「何の話だ……勇者は魔族の敵よ。だいたいの魔族はそうだろう?」

 「勇者は魔族の敵」というのは魔族の一般論であり、ドワーフ鍛冶は自分がどう思っているかではなく一般論を返しただけでしかない。
 しかし、勇者が魔族の敵になる存在だと言うのは、変えられない事実だ。

情報屋「そう……だな」

ドワーフ鍛冶「うむまあともかくだ。あの傭兵から連絡が来るかどうかはまだわからんので、俺は工房に戻る。貸し工房だ。用事があったら来てくれ」

 情報屋とドワーフ鍛冶の二人は、その場はこれで別れた。
 ドワーフ鍛冶が酒場を出るその時、入り口で喪服姿の少女とすれ違う。
 ドワーフ鍛冶は、チラと酒場に入っていくその後ろ姿を見送ったが、武器などとうてい持ちそうにないその細腕に興味を無くして、工房へと去っていった。
 一方、喪服姿の少女は、厳つい冒険者や傭兵達の合間を縫って酒場の奥へと進み、テーブルの一つを占拠する。そして、周囲を見回し始めた。

少女魔王「昨日の食事が楽しかったから、再びその様な店を選んでみたが……これは場違いが過ぎたかな?」




 表通り。人通りの増してくる時間。既に店は開いているが、店前には不満の声が上がる。

エルフ魔法使「ここでも売り切れですの? こんなに薬草が売れるなんて、何かあるのでしょうか」

エルフ魔法使「冒険の準備の為、境界都市に来ましたのに、薬草や武器が売り切ればかりなんて」

エルフ魔法使「ちょっと、調べてみましょう。納得、いきませんもの」

 エルフ魔法使は聞き込みを行った。


GM:店員や買い物客などから情報を聞き出す
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】1+1 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【知識&記憶】13 【ダイス】1 成功!
達成値3
目標値3 = 達成値3 判定成功!

GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。


店員「品切れの理由? 売れたからだよ」

買い物客「商品がない店は何も無いし。店に商品があっても、いきなりたくさんお客が来て、全部買っていってしまうんだよね。何なのアレ?」

 以上が成果である。エルフ魔法使は、店前から離れて考える。


エルフ魔法使「でも、『いきなり品切れになる』というのがおかしいですわよね」

エルフ魔法使「何かがあると、いきなり買い占めがされる……これは」


GM:得られた情報から理由を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】5+5 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】6 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】2 成功!
達成値18
目標値10 < 達成値18 判定成功!


エルフ魔法使「つまりこれは、特定の誰かを狙いにした補給線破壊工作! ですわ!」

エルフ魔法使「誰かが買い物に来ると、その前に割り込むみたいにして買い占めをしていると想像出来ますわね」

エルフ魔法使「そんな、もの凄い手間とお金を掛けてまでする必要がある事なのかは、わかりませんけど。人間のする事ですしね」


少女勇者「お腹空いた……眠い……お腹空いた……」

 ふらふら歩く旅装束の少女が、エルフ魔法使の目の前、道端の串焼き屋の屋台前で足を止める。
 と、何処にいたのか、数人の冒険者風の男達がその屋台へと殺到し、焼けている分を全て買って行ってしまった。ついでに幾らかの予約までして。

少女勇者「また売り切れかぁ……」

エルフ魔法使「……貴方も売り切れの被害者ですの?」

少女勇者「うんー、この街に来てから、何にも買えないんだ」

少女勇者「装備を調えて、仲間を3人見つけて、旅立たないといけないのにー」

少女勇者「でも挫けないぞ。頑張るんだ……でも眠い。お腹減った……」

エルフ魔法使「……大変そうですわね」

 旅装束の少女は、ふらふらしながら歩いていく。死にはしないだろうが、かなり疲弊している様子ではあった。




 裏通り。
 朝方の今は、それほど活気はない。ここは夜にこそ華やぐ場所だ。
 魔商人は、裏通りを歩き、道端で欠伸しつつ組事務所前の道を掃除しているチンピラに話しかけた。

魔商人「失礼致します。お手間をおかけして申し訳ありませんが……」


GM:魔族の事情に通じていそうな者について尋ねる
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】5+3+2 成功!
追加スキル
【裏社会社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】3 成功!
達成値16
目標値7 < 達成値16 判定成功!


 【金銭】を減らすまでもない小銭の支払いが、チンピラの愛想を良くする。それも、裏社会での社交の一つだ。

魔商人「故あって調べ物をしております。魔族領について詳しい方はいらっしゃいませんでしょうか?」

チンピラ「あー、魔族の食客がいねえわけじゃないがよ。ま、顔会わせるだけなら頼んでやらぁ」

 チンピラが組事務所の中に消え、ややあってから魔商人を招き入れる。
 中には、腰に段平を下げた、魔族の男が居た。


魔剣客「俺を呼んだなぁ、あんたかい?」

魔商人「急な事で失礼致します。魔族領について詳しい話をお聞きしたいと思いまして」

魔剣客「ああ、まあ、確かに俺は、最近、こっちに流れてきた者だ。話せる事もあるだろうぜ」

魔商人「それは助かります。その……ご存じかと思われますが、魔王様の側近様がお亡くなりになった件。それで、魔族領の情勢はどうなっておりましょうか?」


GM:魔王に関する情報を聞き出す
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】1+2+2 成功!
追加スキル
【裏社会社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】3 成功!
達成値16
目標値10 > 達成値8 判定失敗


魔剣客「そいつは、言えねぇな」

魔商人「何か失礼がありましたでしょうか?」

魔剣客「面が気にくわねぇとか上げりゃ幾らも並ぶが、なに。単に喋る気にならんだけだ」

魔商人「……それでは、仕方がありませんなぁ」

 交渉は失敗。魔商人は、引き下がらざるをえなかった。

以上、ここまで

お疲れ様です。

魔族領の話まで聞き出せれば楽だったが……

そして、魔族領の情報と新展開を求めていざ未開拓のスラムへ……

【プレイング】
「何か魔族領で大きな動きがあるなら、商売のチャンスなんですがねぇ……」

1:とりあえず、自宅に戻って冒険者向けの商売の支度を整えてから、表通りで商売。【商業】lv3を使用し、通常の営業を行うが、魔族の客には積極的に声を掛ける。情報収集には【会話術】lv3と【一般社交】lv1を使用。

2:夕方になったらスラムにまで足を伸ばして、情報収集。情報収集の手順は「魔族領に詳しい者」を【会話術】lv3と【裏社会社交】lv1を使用して探し、「魔族領に詳しい者」を見つけたら同じスキルを使う。(スラムは裏社会でいいよね?)
情報が手に入りそうな場面で失敗したら、【直感】lv2を使用し、有用な情報だと判断できたら金銭を消費して情報を買いたい。
要求された金銭の量が2以上なら、【商業】lv3を使用し、なるべく少ない消費量になるよう交渉する。

※次のノベル部分で2まで進行しない場合には、そこまでのノベル部分を読んでから再度プレイングします。

なんかプレイングがゴチャゴチャしてますが、魔商人の性格的に金銭が絡む行動は慎重にしそうかな……と。

今後の方針:
・魔族領の情報収集
・魔王からの信用を築きたい
・勇者とも接触したい
・スラムも気になる
結論:やりたいこと多すぎ

GMさん乙です

【プレイング】
「……そうだ、工房にこもるとなれば、飯の心配もしなきゃあならんか」
「やたらと品切れるとの噂だが……」
・大通りで干し肉や乾パンなど、日持ちのする食料を購入して工房へ帰る

「しかし……妨害するための依頼……飯や宿にすらありつけない訳ありの少女……」
「それに情報屋の、歯に物がはさまったような言い方……勇者について……」

「まさか!」
少女の正体について推測する……スキルがない……

「……な、わけないよな。勇者ってのはもっとこう……オーラがあるはずだ。実物を見たことはないが」

・帰ったら武器製作

方針
・傭兵が来たら、売値の相談に入る。ただし、最低1つは製作物が完成して、実物を見せてから。
・あとは3日目くるまでROM

名前切り替えたつもりが切り替わってなかった……
全部Google chromeって奴が悪いんだ、気をつける

情報屋(先の魔王の時には、精霊の意思が変わっていた? 急とも言える変化。臭うなこれは)

情報屋(何かあったとしたら先代の勇者か?)

情報屋(しかし、争乱を鎮めるではなく、呼ぶ勇者か。あんな少女が)

情報屋(勇者への妨害は、あの少女を苦しめる事になる。しかし、少女を……勇者を助ければ、いずれ争乱を呼ぶだろう

情報屋(自分の信条と感情が矛盾していると厄介だな……)

情報屋(情報集めに足掻くのも、現実逃避なのかもしれない……だが何にせよ情報は必要だ)

 酒場の中、情報屋は先程話を聞いた吟遊詩人に再び話しかける事にした。

情報屋「すまない。もう一度良いだろうか?」

吟遊詩人「なんだ?」

情報屋「先代の勇者について、もう少し詳しく聞きたい」


GM:吟遊詩人から先代の勇者の話や出身地を聞き出す
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
達成値3
目標値3 = 達成値3 判定成功!

GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。



吟遊詩人「先代? ああ、先々代の魔王と戦った奴か」

吟遊詩人「ま、こんな感じだな」

 吟遊詩人は先代勇者を讃える歌をうたった。
 内容は情報屋も聞いた事がある内容だ。先代勇者が旅立ち、困難な旅を……

少女魔王「ほう、先々代勇者の歌か?」

 声を掛けてきたのは、吟遊詩人のいる場所の隣のテーブルにいた喪服姿の少女。

情報屋「いきなり何だ? 誰だ?」

吟遊詩人「……俺も知らないお嬢さんだよ」

少女魔王「良いではないか。聞かせろ」

情報屋「……まあいい。続きを聞かせてくれ」

吟遊詩人「わかった」

 吟遊詩人の歌は続く。先代勇者は困難な旅を経て、最後に魔王を倒し、そして旅の仲間の女戦士と故郷へ帰っていく。

吟遊詩人「以上」

少女魔王「先々代の勇者。勇者は、ほんっとうに同じ様な事しかしないな」

吟遊詩人「ま、多少のブレはあるけど、言ってしまえば従来通りだな。だから歌は飽きられたのかもしれない」


情報屋「変わった事はなかったのか? それが隠されているとかは?」

吟遊詩人「それは無いね。聞いた事もない」

情報屋「そうか……では、故郷に帰ったとあったが、出身地があるのか?」

吟遊詩人「出身地か? ここから、王都よりまだ遠く。山間の村だそうな。勇者の血筋があるって話しただろ? その村で、それが守られているらしい」

情報屋「場所はわかるか?」

吟遊詩人「いいや。正確な場所はが公式に隠されてるのさ。魔族が暗殺者を送り込んだとか、昔には色々あったみたいで国が隠してるんだ」

少女魔王「閉塞した勇者村で、血筋の者は精霊の命令が来る日を待ちながら、勇者英才教育されるらしいな。男が逃げ出すくらい窮屈らしいの」

吟遊詩人「部外者から見れば、そうだってね。先代勇者は苦にしてなかったみたいだけど」

少女魔王「……だからこそ、勇者になどなったのだろうな」

少女魔王「まあ、良い歌を聴かせてもらった。褒美をとらす」

 言って、喪服姿の少女は、吟遊詩人の前に金貨を数枚置いた。吟遊詩人は、その金額に目を丸くする。
 そんな遣り取りを尻目に、情報屋は今聞いた情報を記憶の中に納めていた。


GM:先代の勇者の話や出身地をを記憶する
情報屋の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【ダイス】3 成功!
達成値5
目標値3 = 達成値3 判定成功!




 表通り。エルフ魔法使は、フラフラしてる旅装束の少女を見ながら考える。

エルフ魔法使「あの子が来る直前に売り切れましたわよね、しかも予約まで。偶然でしょうか?」

 そう言ってる先から、旅装束の少女が入ろうとした店に、たくさんの男達が雪崩れ込んでいった。
 旅装束の少女はそれでも店に入るが、やがて商品を抱えた男達の後に、肩を落としてトボトボと出てくる。

エルフ魔法使「偶然じゃありませんわね」

エルフ魔法使「そんな大層な身分には見えませんけれど、あの様子……見過ごしてはいけない予感がしますわ」

 そう判断して、エルフ魔法使は旅装束の少女に話しかける。

エルフ魔法使「貴方寝れてすらいないようですけど、そのままだと旅立つ前に倒れますわ! そんな様子で仲間なんて集まりませんわよ、野宿すら出来ませんの?」


GM:旅装束の少女に話しかける
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】3+4 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】3 成功!
達成値10
目標値3 = 達成値10 判定成功!



少女勇者「え……と、街の中じゃ野宿はダメなんだってさ。何回も起こされちゃったよ」

少女勇者「ちょっと街の外でとかも試したけど、オークに襲われたりで散々だったなぁ」

 多分、つけ回してる連中が、寝る事までも邪魔してるのだろう。

エルフ魔法使「ええ……と」


GM:旅馴れていない様子なのに旅立たなければいけない理由を聞き出す
エルフ魔法使の【発想】判定。

GM:指定の用途には【発想】は使えないので判定失敗


エルフ魔法使(話を聞き出したい時には、言葉を交わすべき! こんな発想を得てもしかたありませんわね)

エルフ魔法使(でも、旅慣れていないと言うよりも、街に慣れてないって言う方が正しく感じますわ。田舎者のおのぼりさんですわね)

エルフ魔法使「少しここでお待ちください。助けて差し上げる義理はございませんけど、貴方に倒れられては、気分が悪いですわ」


少女勇者「大丈夫だよ。僕は……」

エルフ魔法使「そんな青い顔でフラフラしていて、大丈夫なはずがないでしょう! そこでお待ちなさい!」


GM:エルフ魔法使の馴染みの森に転移する
エルフ魔法使の【移動魔法】判定。
【移動魔法】 【精神&根性】10【ダイス】5 成功!
達成値5
目標値3 = 達成値5 判定成功!


エルフ魔法使「まったくもう、迷惑なんですからね」


GM:一食分の食料を採取する
エルフ魔法使の【野外生活知識】判定。
【野外生活知識】1 【知識&記憶】15 【ダイス】5 成功!
追加スキル
【採取】1 【身体&健康】6 【ダイス】6 成功!
達成値11
目標値3 < 達成値11 判定成功!


 馴染み深い森に移動したエルフ魔法使は、食料採取を始めた。




 表通り。

ドワーフ鍛冶「……そうだ、工房にこもるとなれば、飯の心配もしなきゃあならんか」

 酒場から工房に帰る前、ふと思い立ったドワーフ鍛冶は、表通りへと向かった。
 尋ねたのは、乾物屋。日保ちのする食料を買い足すつもりだ。

ドワーフ鍛冶「たのもう。さて、やたらと品切れるとの噂だが……」

 案の定、保存食の類は売り切れてしまっている。

商人「すいませんねー。ああでも、うちでは品切れですけど、入手不可ってわけじゃないですから」

ドワーフ鍛冶「どういう事だ? 商品は無いのだろう?」

商人「いや、変な奴等がうろついてまして」

行商人「旦那、保存食をお求めで?」

商人「ほら、来た」

行商人「お値段据え置き。品質はそこの商人が保証します」

商人「わからんなぁ。うちの商品を買い占めて、転売する所まではわかるが、値段を吊り上げるわけじゃなし。そんなんで、儲けが出るのかい?」

行商人「まあ、その辺はこっちもわかっちゃいないんで。へい」

ドワーフ鍛冶「ともかく買えるんだな? 干し肉と乾パンを貰おう」

行商人「一緒に干し果物はいかがです? 甘い物は疲れを取りますよ?」

ドワーフ鍛冶「そうだな。ついでに頼む」

行商人「はいはい、サービスしておきますねー」

ドワーフ鍛冶「まあ、そんな所か。ではな」

行商人「まいどどうもー」

商人「本来は、うちの台詞なんだがなぁ。それは」

ドワーフ鍛冶(この奇妙な行商人も、妨害とやらの一環なのかもしれんな)

 店を出て表通りを歩く。

ドワーフ鍛冶「しかし……妨害するための依頼……飯や宿にすらありつけない訳ありの少女……」

ドワーフ鍛冶「それに情報屋の、歯に物がはさまったような言い方……勇者について……」

ドワーフ鍛冶「まさか!」

 声を上げたその時、道端にぼぉーっと立っている旅装束の少女の姿を見つけた。
 その姿を見て、ドワーフ鍛冶は首を横に振る。

ドワーフ鍛冶「……な、わけないよな。勇者ってのはもっとこう……オーラがあるはずだ。実物を見たことはないが」

 そしてドワーフ鍛冶は工房へと帰る。銅の装備の製作が始まった。




 エルフ魔法使馴染みの森。小一時間後。エルフ魔法使は、すぐに食べられそうな木の実などを集め、再び移動魔法を使う。


GM:境界都市に転移する
エルフ魔法使の【移動魔法】判定。
【移動魔法】 【精神&根性】10【ダイス】6 成功!
達成値6
目標値3 = 達成値6 判定成功!


 エルフ魔法使は境界都市の入り口に出現。即座に、旅装束の少女がいた場所へと走る。
 かなり時間が経っているのだが、旅装束の少女はそこで呆けた様に立っていた。

少女勇者「おかえりなさい。言われた通り、待ってたよ」

エルフ魔法使「お、お待たせしましたわ。これでも食べて……」

傭兵「おっとっと、あぶなーい!」

 突然、エルフ魔法使の横から男が突っ込んでくる。
 そしてその男は、計った様にエルフ魔法使が持っていた食べ物を叩き落としつつ転び、自分の体で押し潰した。

エルフ魔法使「なっ!?」

少女勇者「大丈夫ですか!? お怪我はありませんか?」

傭兵「あ。ああ……大丈夫だ。すまなかったな」


エルフ魔法使「お待ちなさい! 貴方、今、わざと……」

傭兵「いや、つまずいたんだ。悪いな」

エルフ魔法使「そんな言い訳が通じると……」

少女勇者「待って。つまずくぐらい幾らでもあるよ。そんな疑ったりしちゃ悪いよ」

少女勇者「それより、怪我が無くて、本当に良かった。でも、服が汚れてしまったね。そうだ、手拭いなら……」

傭兵「うぅ……すまねぇ!」

 傭兵は逃げ出した。それを少し心配そうに見送ってから、少女勇者は地面の上で潰れた果物を見る。

少女勇者「君の果物も潰れちゃったね。どうしよう。弁償してあげたいけど、僕、お金が無いし……」

エルフ魔法使「貴方という人は、お馬鹿さんなんですの?」

 この旅装束の少女は、頭の中の重要な何かが足りてない。そんな気がするエルフ魔法使であった。




 大通り。いつも通りに敷物の上に商品を並べて、魔商人は客を待っていた。
 特に、魔族の客が居たら、積極的に話しかける。

魔商人「おお、お客さん。魔族仲間のよしみで見ていってください」

魔族客「……何だよガラクタじゃないか」

魔商人「そう見えるのが素人の悲しさ。どれも出す所に出せば、ここの金額よりも何倍にも化ける貴重な品ですよ」


GM:商品を売りつける
魔商人の【商業】判定。
【商業】3 【社交&交渉】14 【ダイス】3+4+3 成功!
追加スキルなし
達成値10
目標値7 < 達成値10 判定成功


魔族客「……調子良い事言ってらぁ。お、これ良いな。もらうよ」

魔商人「おお、貴方良い人。ありがとうございます」

魔商人「ところで、魔族領について何か知りませんか?」

魔族客「何かって、何だ? 俺も魔族領から出てきたばかりだし、知ってると言えば知ってるだろうが、何でもは知らないぜ?」

魔商人「何か魔族領で大きな動きがあるなら、商売のチャンスなんですがねぇ……」



GM:魔族領の情勢について聞き出す
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】2+1+6 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】1 成功!
達成値10
目標値3 < 達成値10 判定成功

GM:魔商人は【情報】に1点の追加値を得た。


魔族客「確かに、荒れそうな空気ではあるよなぁ。好戦的な種族も多いし。そこらは、魔王様の手腕にかかってるんだろうがよ」

魔族客「実際、どうなのかは知らんけどな」

 情報を集めてみたが、だいたいこんな感じである。
 「何かあるかもなぁ」という不安はだいたい皆が持っていて、その実、まだ何も起こってはいないらしい。
 つまり、本当に何も無いか、あるいは表面化してないので、聞き込みでは全く情報が集まらない。
 このまま魔族領について情報収集を続けても、このやり方では全く前進しないだろう。
 このことに関して、聞き込みで得られる情報は出たと考えるべきだ。


魔商人「なかなか商売のチャンスは掴めませんなぁ」

魔族客「地道に働けよ爺さん。じゃあな」

魔商人「またのお越しをお待ちしておりますよーぅ」

魔商人「さて商売、商売……と、騒がしいですな」

 見ると、通りの離れた場所で、傭兵とエルフと旅装束の少女が何やらもめている。

魔商人「……金の匂いのしない連中が騒々しい。商売の邪魔になりゃしませんかねぇ」

以上、ここまで

>>179
Q:スラムは裏社会でいいよね?
A:境界都市でのスラムは、裏社会と言うより危険地帯です。

裏通り=非合法組織や犯罪結社の支配地域。裏社会関連はこっちが主。裏社会社交スキルが有効。

スラム=落伍者とオークの集まる場所。裏社会に近いが危険地帯。裏社会社交スキルも通じるが、話し合うより殴って言う事を聞かせた方が早いと思ってる奴も多い。

追伸、そもそもスラムは魔族領とは縁もゆかりもない場所です。


>>180
ROMと言う事は、今回からプレイングはお休みですか?
参加が難しい状況に追いやってしまったのなら、もうしわけない

>>196
質問の回答ありがとうございます。

スラムが関係ないというのは何となく分かってはいたのですが、
今のところノータッチだったので、何かしらのイベントのフラグがないか確認したく思いまして………

>>196
GMさんが前に言った通り、 ただ鍛治をする描写じゃつまらないからねぇ
考えてることも、やりたいプレイングもあるので
参加が難しくても(・3・)キニシナイ!!
でも腹をわって全部さらけ出してもつまらないし
まだ(ゲーム内で)日も高いのであれば、
鍛治をし終えた後の、夜のプレイングは後々考える

とりあえず
【プレイング】
・工房に着いたら、まずは鉄と火の神に祈る
 (信仰ではなく、やらなければ気が済まない習慣もしくは癖のようなもの)
・剣を作る

・一心不乱に鎚を振るい、出来上がった剣の出来映えに自画自賛する
・気がつけば工房の窓の外は暗くなっていた……

こんな所で

乙です。発想使えませんか、聞けば良かった…。
質問なのですが、情報支援をスキル(例えば狩猟の仕方など)を教えるとか、説得力を増すのに使うことは出来ませんよね?

酉忘れがひどい……

>>196
GMさんが前に言った通り、 ただ鍛治をする描写じゃつまらないからねぇ
考えてることも、やりたいプレイングもあるので
参加が難しくても(・3・)キニシナイ!!
でも腹をわって全部さらけ出してもつまらないし
まだ(ゲーム内で)日も高いのであれば、
鍛治をし終えた後の、夜のプレイングは後々考える

とりあえず
【プレイング】
・工房に着いたら、まずは鉄と火の神に祈る
 (信仰ではなく、やらなければ気が済まない習慣もしくは癖のようなもの)
・剣を作る

・一心不乱に鎚を振るい、出来上がった剣の出来映えに自画自賛する
・気がつけば工房の窓の外は暗くなっていた……

こんな所で

>>197
「謎の高額依頼」を受ける際の集合場所がスラムです
イベントのフラグはありますが、魔商人さんの得になるかはなんとも
また、関わり方次第では、ただ行って終わりになってしまうのです

>>199
Q:情報支援をスキル(例えば狩猟の仕方など)を教えるとか、説得力を増すのに使うことは出来ませんよね?
A:出来ません
 【情報支援】は戦闘に役立つ情報を思い出すスキルですので、このスキルで「スキルを教える」事は出来ません
 説得力も難しいかと。説得力を得たいなら、【会話術】が有効です。
 【会話術】を主に使い、追加で【情報支援】を使うというのは可能ですが、戦闘お役立ち情報をどう活かすかが鍵となるかと

>>204
返答ありがとうございます。あくまで会話が重要ってことですね。

質問続きで申し訳無いのですが、オープニングで
『精霊に守護されている事を王権の正統性とする王国』『精霊信仰の厚い王国の民は、勇者を止める言葉を持たない』とありますが、
実際に神罰のようなものが下ったりそれを恐れているというよりも、政治的・大義名分的な理由で逆らえないという意味でしょうか?
また、この世界の教会の力も強かったりしますか?

 工房。燃えさかる炉の前でドワーフ鍛冶は祈り、そして供物を炉の火の中に投じた。

ドワーフ鍛冶「鉄火の邪神よ。我が技を見届けたまえ。炉の火の消えぬよう。鉄の鈍らぬよう。我が手が萎えぬよう。我が目が盲いぬよう」

 信心深いわけではなく、やらないと気の済まない儀式のようなものだ。

ドワーフ鍛冶「……始めよう」

 最初に、木枠を組み立て、秘伝の調合の鋳物砂を詰め込み、そこに木製の模型を埋め込んで鋳型を作る作業。これを剣5本と鎧4着分行う。
 鉱石を炉で溶かして製錬し、さらに金属の純度を高めるべく精錬する。それが終われば、銅と錫を混ぜて青銅を作る。
 ここの作業に集中する。何を作るにしても、金属の出来が悪ければ全てがだいなしだ。
 牢から溢れる熱気で灼熱と化した工房の中で、ドワーフ鍛冶は赤く輝く溶けた銅を見つめ続けていた。この作業は夜半まで続く事になる。

 この後、出来た青銅を鋳型に流し込めば、後は冷めるまで手を付ける事はない。
 明日からは、鍛造や打ち出し加工や研磨をして一つ一つ仕上げていく事になるだろう。




 酒場。情報屋は続けて情報収集を試みる。

情報屋(勇者側には何もない……か? これは)

情報屋(なら魔王側が何かした可能性があるな……)

情報屋「勇者が現れなかった事について、魔王側が何かをしたと言う事はないのか?」


GM:勇者が現れないよう魔王側が何かしたという話がないか聞き出す
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】2 成功!
達成値2
目標値3 = 達成値2 判定失敗


吟遊詩人「すまない。質疑応答はここまで。これから仕事に行くんだ」

吟遊詩人「だいぶ踏み込んだ話が聞きたい様だけど、そこまで来るともう市井の者から情報は出ないと思うよ? だいたい君より少し詳しいくらいで、真実を全て知ってる訳じゃないからね」

 それだけ言い残して、吟遊詩人は去っていった。
 聞き込みでの情報収集に限界が来ている。




 表通り。エルフ魔法使は旅装束の少女を見据えた。

エルフ魔法使(絶対にわざとでしたわ…でも罪悪感はありますのね、あの傭兵。とにかく、買い占めはこの少女のせいと見て間違いありません)

 妨害があからさますぎて、ついつい情が湧き、放置出来なくなってしまう。
 絶対に面倒に首を突っ込んでいるという自覚がありながらもエルフ魔法使は口を開いた。

エルフ魔法使「こんなことでお金を要求するほどケチ臭くはありませんのよ私。でも、お金もありませんの? そんな状況ですのに何故旅を?」


GM:旅装束の少女の身分と出身地、旅の理由を聞き出す
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】2+4 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】4 成功!
達成値10

少女勇者の対抗判定。
【一般社交】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
目標値3

目標値3 < 達成値10 判定成功!



少女勇者「僕は勇者だからね。魔王を倒す為に旅立ったんだ」

エルフ魔法使(勇者!? それが事実なら、妨害も有り得る話ですわ!)

少女勇者「お金は少しだけ有るよ。王様からもらった大事な支度金だから、他の事には使えないんだ。ゴメンね?」

エルフ魔法使「ご出身は何処ですの?」

少女勇者「勇者村だよ」

 そこは誰も知らない場所。なので行く事は誰にも出来ない。
 聞くだけは聞いたが、役には立ちそうにもなかった。
 何より、勇者だというだけで、妨害される理由としては十分だ。

 勇者が魔王を襲えば、今の平和は崩れるだろう。その妨害をしたがるのもわかる。

 エルフという種族としては、人間と魔族の戦争なんて関係がない。下等種族同士で勝手に潰しあってろという酷い言い方も出来る。
 しかしそれはエルフという種族の話であって、実際に人間との付き合いがあって情も抱いたエルフはそうは言わないだろう。

 では、他ならぬ勇者に情を抱いてしまったエルフ魔法使はどうするのかという所ではある。

エルフ魔法使(と……ともかく、どこまで妨害されるのか調べましょう。物資はダメでしたから、次は情報を試してみましょうか)

エルフ魔法使「では、ここで待っていてくださいまし!」

少女勇者「えっ、また?」

 エルフ魔法使は、少女勇者を置いて酒場の方へと走った。確かそこに情報屋と呼ばれる男が居たはずだ。


 そして酒場。カウンターにいるマスターに問いが投げられた。

エルフ魔法使「情報屋さんはいらっしゃいます?」

魔商人「情報屋はおらんかね?」

エルフ魔法使&魔商人「「?」」

マスター「情報屋? ほら、あのテーブルに居るのがそうよ」

エルフ魔法使「どの……あ、彼ですわね」

魔商人「ふむ、情報屋は……うぉ!?」

 マスターの指示に同時に振り向いた二人だったが、驚きに身を強ばらせた魔商人は動けず、エルフ魔法使が先に動く。

エルフ魔法使「失礼致します。情報屋さんですわね?」

情報屋「そうだが……なんだ?」

エルフ魔法使「情報をいただきたいと思いまして。『旅装束の少女への妨害依頼』。そんなものが冒険者や傭兵に依頼として出ていたりはするのでしょうか?」



GM:旅装束の少女への妨害依頼が出ていないか聞き出す
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】2+6 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】4 成功!
達成値12

情報屋の対抗判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】5 成功!
目標値5

目標値5 < 達成値12 判定成功!


情報屋「その情報はある。料金はこれぐらいだな」

エルフ魔法使「料金!?」

GM:情報屋は【金銭】1を要求した。
GM:エルフ魔法使は【金銭】が足りない!

エルフ魔法使「お金取るんですの?」

情報屋「……当たり前だ。世間話程度ならともかく、調査の末に得た情報だぞ」

 エルフ魔法使の行動はここで頓挫した。




魔商人「やはり確実に稼ぎたいなら、ここで魔王とお近づきになるのが一番ですねぇ……」

 そう呟いて酒場へと向かった魔商人。
 目当ては、情報屋を雇って魔王の宿を調べる事。
 だが、酒場に居たのは情報屋だけではなく……

少女魔王「ん、なんだお前か。また遇ったな」

 少女魔王その人が、情報屋の側のテーブルで茶を飲んでいたのだ。

少女魔王「また小狡い商いでも考えたか? 堅実に生きるのが大事だぞ?」

魔商人「いえいえ、滅相もない……」

魔商人(これはまいりましたぞ。こんな筒抜けの状態で、情報屋に「喪服の少女の宿を探して欲しい」なんて依頼は出来ませんからな)

少女魔王「どうした? 何を焦っている? まあ、座って茶でも飲んで落ち着くが良い」

魔商人「お招き、ありがとうございます。よろしいので?」

少女魔王「ふむ……そろそろこの店にも飽いてきておったが、去るのはお前をもてなしてからでも構わぬでな」

以上、ここまで

>>205
Q:『精霊に守護されている事を王権の正統性とする王国』『精霊信仰の厚い王国の民は、勇者を止める言葉を持たない』とありますが、
実際に神罰のようなものが下ったりそれを恐れているというよりも、政治的・大義名分的な理由で逆らえないという意味でしょうか?
A:はい。
 王は政治的な理由で精霊に逆らえません。大義名分的にであっても、精霊に従う王という姿を維持する必要があります。


Q:また、この世界の教会の力も強かったりしますか?
A:いいえ
 神殿や教会は王国民に敬われてますが、政治に口を出したりはしませんし、出来ません。

夜露をしのげる場所として、工房につれこm……招待しても、と思っていたんだけど
エルフ魔法使さんたちが外に連れ出すのならそれはそれで。工房にはいつでもウェルカム
情報屋経由でなんらかの判定が必要かな?

傭兵や他のNPCが工房の中に押し込み強盗するようなら
ステータスシンボルもって戦闘プレイだ、とか思っていたんだけれど。

【プレイング】
「せっかく作ったものを盗まれてはかなわんな」
・工房の中で就寝

じゃー私は変更なしということでいいですかね。

魔王サイドは任せろー(バリバリ

連投失礼します。

>>230
エルフは借りなくても済んでしまったので…提案ありがとうございます。
唯一の魔王サイド、宜しくお願い致します(切実)

>>229
まだ二日目で、銅の剣は出来ていませんので盗まれる心配無用ですねー
仮に襲撃があって、炉に何かあったら、これから先の作業が全部台無しな、そんな作業中です

>>230 >>232
任せる任されるは良しとして、何か繋がり作っておかないと、ここから関係がぷっつり切れる予感
エルフ魔法使さんがやろうとしてる事の危険性って、魔商人さんなら脱兎のごとく逃げ出して無関係な顔をするのに十分なレベルだから

いや、関係をここで作っておいても、逃げたくなるなら一緒か……

>>233
言おうか言わまいかず~っと迷っていたんですけれど
・まず目的がはっきりしない(GMが目的を与えてくれない)
こんな状況ではpcを動かしづらいです……出来ればもう少し目的をはっきりさせて与えてくださると助かります。
それに目的が同じなら協力プレイもし易いですし。

>>231 >>229
う~んあんまり自キャラが戦闘向けでは無いですし妨害の規模から考えるとかなり危ない気が……
でもここで絡まないと関係が出来ないしう~む

>>235
困ったら、何でも言ってくれて良いですよー

・ある状況設定の中で、目的は各プレイヤーが自由に決める。
・PC同士、協力するなら協力を、敵対するなら敵対を仲良く楽しもう。

PBWが基本でそんなコンセプトだったもので、説明を忘れて不親切でいてしまいました。申し訳ない


踏まえて。
「目的を与えて欲しい」という事なら、GMとして用意させていただきます。
ただ、それはPC全員共通の目的ではなく、情報屋さんにとっての目的となりますが、それでもよろしいでしょうか?

ゲーム開始前に、【発想】と【記憶術】から能力を削るべきじゃなかったかもなぁ

【発想】「プレイヤーが行動が思い付かない時につかうと、『GMが妥当と思う行動』をPCが思い付く」
 次の行動に困った時につかえば、当たり障りの無い行動の見本が手に入るし、そのまんま行動させる事も出来る。

【記憶術】「PCが関わっていない情報で、PCが知っていてもおかしくない情報を、思い出した事にして入手する」
 例えば勇者の伝承の様な、少しレアだが知っていてもおかしくない情報は、情報収集の必要なく知っていた事に出来る

っていう、能力を設定していた。消してなかったら、もっとプレイングが楽だっただろうか

エルフ魔法使「あの、その……倒れそうな少女がいますの。それがその、お聞きしたかった事と関わっていそうで」

情報屋「! それは何処に?」

エルフ魔法使「表通りの……ついてきてくださいます?」

情報屋「わかった。行こう」

 二人は短く話し合い。酒場を出て行った。
 二人の居なくなった酒場にて、喪服姿の少女に勧められた席に魔商人は座る。

魔商人「魔……貴女様御自らのお招きとは、恐悦至極でございます」

少女魔王「気取らずとも良い。普段通りにくつろげ」

魔商人「いえいえ、私め、普段からこうでして」


魔商人「それより。貴女様の大望で有る所。進展などございましたでしょうか? この酒場で何か益のある話などございましたか?」


GM:少女魔王と軽い雑談をする
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】5+1+2 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】6 成功!
達成値14

少女魔王の対抗判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス4+3+3+3 成功!
【裏社会社交】2 【社交&交渉】18 【ダイス】1+1 成功!
目標値18

目標値18 > 達成値14 判定失敗

GM:判定失敗の為、少女魔王には雑談の裏を勘ぐられる


少女魔王「そうやって雑談に見せて探りを入れるか」

魔商人「貴女様は、私めの様な小者にも気を抜かぬお方。常在戦場と申しましょうか、誠にご立派であります」

魔商人「されど、私めにはくつろげと言いつつ、貴女様がその様では。この私め、どうしてくつろげましょう」

少女魔王「戯れ言よな。しかし、そうとも言える」


少女魔王「ふむ、些事であるし答えよう。とはいえ、この酒場で聞いた事など……そうだな、先々代勇者の歌を聞いたくらいか」

魔商人「先々代ですか。古い時代ですな。私もまだ、生まれてはおりませんでした」

少女魔王「ん? 先々代ならばまだ百年程度で、お前程の歳ならば、生きた時代……」

少女魔王「あっ。……ああ、そうか。そうだったな」

少女魔王「うむ、一文の金にもならぬ話だ。忘れろ」

魔商人「? 御意志のままに」

魔商人「しかし、こうなると進展はされていないご様子」

少女魔王「昨日の今日でどうなるというものではない。学びの道は長く険しいものだ」

魔商人「おお、愚かにも貴女様の道行きを急かす真似をした私めをお諫めくださるとは」

魔商人「されど。されどでございます。時は有限でもあるもの。惜しむもまた一つの道理ではないでしょうか?」

魔商人「私めを使ってはいただけませんか? この街の裏表には通じているつもりでございます。貴女様の貴重なお時間を削らせぬ役に立って見せましょう」

少女魔王「使えと?」

魔商人「何か企んでるとお思いでしょうか?」


魔商人「おお、おお。いや、ごもっともです。ならば、俸給を頂きたく。私めを見通す貴女様なら、もうおわかりでしょう。金をもらえる限り、裏切りはしないと言う事を」

GM:少女魔王に自分を売り込む
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】2+2+3 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】1 成功!
【商業】3 【社交&交渉】14 【ダイス】2+5+5 成功!
達成値20

少女魔王の対抗判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】1+2+6+5
【裏社会社交】2 【社交&交渉】18 【ダイス】5+4
目標値22

目標値22 > 達成値20 判定失敗

少女魔王「くくく……私がこぼす金。それ以上を求めておるのだろう? 幾らあれば私を売る?」

魔商人「そ、その様な事は決して……」

少女魔王「良い。畏まる必要はないぞ。私はお前のそんな所を嫌ってはいない。だが、聖者の衣を纏っても、地が透けて見えたのでは興が冷める。もっと素直に振る舞え」

少女魔王「それで……お前は何が欲しい?」

魔商人「お雇いいただけるので!? そうですな。もう私めの性根は見破られてしまっておりますから、欲をかかせてもらいまして……」

少女魔王「ああ、俸給が幾ら等とつまらない事を言うなよ? お前を値切ろうというわけではないからな」


少女魔王「そうだな。明日、またこの店に来よう。答はその時に聞く」

 そこまで言って、少女魔王は花のように微笑んだ。

少女魔王「今日はまだお前とは主従でも何でもない。さあ、好きな物を頼め。ついでに茶飲み話など聞かせよ」



 工房。熱気に満ち、溶けた金属の赤い光に鈍く照らされたそこに、汗水漬くなって働くドワーフ鍛冶の姿があった。
 今は原料を完璧に仕上げる所。ここで失敗は許されない。
 ドワーフ鍛冶の作業は続く。



 表通り。やっぱり少女勇者は、フラフラしながらそこでエルフ魔法使の事を待っている。

エルフ魔法使(……? どうして待てるのかしら? ほぼ初対面の相手を、こんなにも待ってられるなんて……)

情報屋「確かに勇者だな」

少女勇者「あれ、確かここで遇った事がある人……」

情報屋「久しぶりだな。話がある。だが、その前に」


情報屋「この街では、君に妨害工作が行われている。一時的に、街を離れてくれないか」

エルフ魔法使「そうですわね。それが良いと思いますわ」


GM:妨害工作がされている街から、外へ逃げるよう説得する
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】4 成功!
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】3+2 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】1 成功!
達成値10

少女勇者の対抗判定。
【一般社交】1 【社交&交渉】7 【ダイス】4 成功!
目標値4

目標値4 < 達成値10 判定成功!

GM:ステータスシンボル【勇者】の発動。
 最後まで『人間』を信じる事は【勇者】の使命である。


少女勇者「妨害? あはははは。そんな事、あるわけないじゃない」

エルフ魔法使「え?」

少女勇者「人を疑うのは間違った事だよ? ダメだよ?」


エルフ魔法使「これは……」


GM:得られた情報を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】3+6 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】4 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】3 成功!
達成値16
目標値14 < 達成値16 判定成功!


エルフ魔法使「……ずっと違和感を感じていましたけど。彼女は色々と欠けているようですわね」

情報屋「どういう事だ?」

エルフ魔法使「人の事を疑っていない。いいえ、疑えないんですわ。それが優しさからだとするには、これは異常ですから、何か性格以外の要因があるのでしょうね。魔力も少し感じます。そう……」

エルフ魔法使「貴方が人を疑わないのは【勇者】だからではなくて?」

少女勇者「ん? 確かに僕は【勇者】だけど。うん、そうだね。勇者は人の事を疑っちゃダメだよね」

情報屋「……すまない。ちょっと、内密な話がしたい。少し、勇者から離れるぞ」

エルフ魔法使「いいですわよ」

情報屋「……勇者は英才教育を受けるらしい。これは、その結果か? それとも精霊が……」


エルフ魔法使「どちらとも言えませんわね。両方かもしれませんわ」

エルフ魔法使「あ、『疑えない』のは人間という種族限定ですよ。多分。私の事も信じてくれてる辺り、強制力はなくても、他の種族への対応にも影響があるんでしょうけど」

エルフ魔法使「オークの命乞いだって聞いちゃうタイプですわね。でも、その方が勇者らしいと言えばそうですし」

情報屋「しかし、人には容易く騙されるなんて、それでよく魔王討伐なんてやれるな。いや、そんな勇者を作る方が、どうかしてる」

エルフ魔法使「あら、本来なら『人間が勇者を騙すはずがない』ですし、そういう安全装置がないと『勇者が反逆した時に人間が困る』でしょう? よく出来てるじゃないですか」

情報屋(……そうだな、全く便利に作ったものだ)

情報屋「……上手く説得するか、騙せば、魔王討伐を止められないか? 人を疑えないなら、容易そうだが」

エルフ魔法使「発覚してないだけで、他にも【勇者】での拘束はあると想像出来ますわね。『最後まで魔王討伐を諦めない』とかも擦り込まれてるのでは?」

エルフ魔法使「心がそういう形にされているなら、説得など通じませんわ。よほどの事がないと、心が変わったりは……」

エルフ魔法使(……傭兵達は、心変わりさせる為に妨害をしていた? でも、本当にそうだとしたら、彼等のやり方でもまだまだ生温いですわね。非常になれない方も居るみたいですし)

情報屋「……説得は通じない……か」

情報屋(……穏やかな手段では、勇者は止められないという事なのか? 妨害をしている奴等が正しいのか?)

エルフ魔法使「……勇者の所に戻りますわ」


少女勇者「何の話だったの?」

エルフ魔法使「どう説得しましょうかと。御飯を食べていただきたいのですわ」

少女勇者「人を疑ってまで、御飯は欲しくないよ」

エルフ魔法使「……このままじゃ、死んじゃいますわよ? そうなっては、勇者の役目も果たせないのではありませんの?」

少女勇者「大丈夫。勇者は死なないから。最寄りの街で復活するんだ。勇者が死ぬ時は、その役目を引き継ぐ時だけだね」

エルフ魔法使(……つまり『勇者を殺して戦争の危機回避』は無いって事ですのね。一安心ですけど、人間達は大変なんでしょうね)

エルフ魔法使「強制的に転移させる訳にはいきませんし。移動は諦めますわね」

エルフ魔法使(説得の話題があわなかっただけの様ですし。身構えなくても、普通に頼んでいたら、素直についてきてくれたかもしれませんわね。次があったらという事にしましょう)


エルフ魔法使「お聞きしたいんですけど、勇者って、どうやって選ばれますの?」


GM:少女勇者に質問する
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】6+6 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】5 成功!
達成値17

少女勇者の対抗判定。
【一般社交】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
目標値3

目標値3 < 達成値17 判定成功!


少女勇者「血筋だよ。僕は勇者の血を引いているんだ」

エルフ魔法使「他の候補者っていらっしゃいますの? 血を引いてる方なら、他にも居そうですわよね」

少女勇者「勇者候補は一人だけかな。一人を村のみんなで育てる方が良いって」

エルフ魔法使「精霊に選ばれた時はどんな? 御印が体に浮かんだりとかしますの?」

少女勇者「お声が聞こえるんだ。そして、魔王を倒せって。印は浮かばないけど、【勇者】の加護を受けて、魔力が体を満たすようになるんだ」

エルフ魔法使「魔王の……」


情報屋「……精霊におかしな所はなかったのか?」


GM:少女勇者に質問する
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】1 成功!

少女勇者の対抗判定。
【一般社交】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
目標値3

目標値3 > 達成値1 判定失敗

GM:ステータスシンボル【勇者】の発動。
 精霊を疑う事は、精霊の意思に反する。


少女勇者「精霊様を疑っているの?」

情報屋(……重ねて失敗だ。人間を疑えないんだぞ。精霊を疑えるはずもない。だが、必要な問いだった)

エルフ魔法使「私の質問が先ですわ。魔王の情報は持っていますの?」

少女勇者「もちろんだよ。魔王は、王国を滅ぼそうとする悪で、勇者が倒さなきゃならないんだ」

エルフ魔法使「…………」

エルフ魔法使「……え? それだけですの?」


少女勇者「? ……ああ、攻撃能力とか、弱点とか、その辺はわかってないけど、冒険の途中できっと調べて見つけ出すよ。だから、安心して」

情報屋(現魔王の和平路線すら知らない……いや、【勇者】だからか? 使命にそぐわないなら記憶さえしないのかもしれない)


GM:勇者の話を記憶する
情報屋の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【ダイス】2 成功!
達成値2
目標値3 > 達成値2 判定失敗

GM:勇者の話を記憶する
エルフ魔法使の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】15 【ダイス】3 成功!
達成値5
目標値3 < 達成値5 判定成功!

GM:なお、記憶術判定に失敗しても、プレイヤーが覚えていてプレイングに活かす分については構わない。


情報屋(勇者の進む道を変えられないなら、助ける事はそのまま道を進ませる事になる。それは……戦争に繋がってしまう道だ)

傭兵「よう、あんたら。通行の邪魔だよ」

 不意に傭兵が声を掛けてきた。彼は、情報屋とエルフ魔法使に妙になれなれしく近寄ると、素早く囁く。

傭兵「今日はそこまでにしておきな。明日、スラムに来い。話がある」

以上、ここまで

次は三日目に移行したいと思います
二日目中にやりたい事があったらプレイングでどうぞ。三日目移行前に処理します

行動後の記憶術判定が面倒なんで、>>240の能力にしようかと考え中

乙です。

エルフ
「あ…ありのまま今起こったことを話しますわ…
『会話成功したと思ったらステータスシンボルに阻まれた』
閉鎖的環境とかお人好しとかそんなものじゃないもっと恐ろしいものを垣間見ましたわ…」


いや、本気でどうしましょうこれから…。

乙です……後先々代の勇者の下りは
魔商人は自分が生まれる前の時代を想像し魔王は百年ほど前を想像した。
なぜかと考えると百年前に群集には知られていない先々代の勇者がいたと考えるのが自然
つまり百年前に人知れず勇者がいたという事でしょう多分。

今の勇者は魔王を倒すためだけの道具と考えたほうがいいですねこれは。

さらに質問なんですが移動魔法って発動にどれくらい時間がかかりますか?
逃走に使う時は一瞬で使えますか?

>>261
とりあえず移動魔法が逃走に使えるか否かでスラムに二人で行くか情報屋だけで行くか(逃げる時に使える技能がある)
変わりますねえ……後多分妨害の黒幕は王国でしょうし……(最初のほうで勇者が境界都市に来たと分かるのは現時点では王国側しかいない)
う~ん思いついたのは勇者の仲間になって王様や大臣、将軍と謁見し、交渉して勇者の村へ行く。そこで精霊の異変を調べる
というのを思いつきましたけれど、今はスラムをどうにかしないといけないですね……

>>248>>249の間に、2行抜けがあったんで、以下を挿入願います。

少女魔王「お前の前に居る者が何なのか、よく考えろ。考えた上で答えろ。さあ、お前は何が欲しい? 財、権力、魔力、全てを持つ魔王を前に、お前はどんな欲望を抱く?」

魔商人「難しい問いですなぁ」

>>262
うん惜しい

さて、質問に回答します
Q:移動魔法って発動にどれくらい時間がかかりますか?
A:攻撃魔法などと同じく詠唱時間があります。
 逃走手段としての使用は可能。
 ただし、相手が側にいる状態で使えば、対抗判定を起こされて邪魔に入られる可能性があります。
 また、戦闘スキルを持っていない場合には、戦闘中の使用は不可。つまり、対人戦の中だとエルフ魔法使さんは移動魔法を使えません。

>>261
●【勇者】程ではないが、行動を縛るステータスシンボル
 【勇者】は色々特殊だけど、こういうスキル判定に介入してくるステータスシンボルも有りかも知れない。

【正義】
条件:正義を実行する者。
説明:PCは正義を実行している。
 この正義は一般的な価値観のものだが、PCの個人設定でその定義を変える事が出来る。
 悪事を強いられた時、抵抗の判定の達成値に1レベルにつき+3のボーナスを得る。
 逆にPCが悪事を行う時には、1レベルにつき目標値3点の【我慢】判定に成功しなくてはならない。

【忠義】
条件:誰かに忠誠を誓っている者。
説明:PCは誰かに忠誠を誓っている。
 この誰かとは特定できる個人、組織、政府などであり、一つを選択してプレイヤーが設定する必要がある。複数の対象に【忠義】を持つ事は出来ない。
 忠義を破る事を強いられた時、抵抗の判定の達成値に1レベルにつき+3のボーナスを得る。
 逆にPCが忠義を破る時には、1レベルにつき目標値3点の【我慢】判定に成功しなくてはならない。

【仁義】
条件:弱者を慈しみ守る者。
説明:PCは弱者を見捨てずに守る。
 この弱者は一般的な価値観のものだが、PCの個人設定でその定義を変える事が出来る。
 弱者を虐げる事を強いられた時、抵抗の判定の達成値に1レベルにつき+3のボーナスを得る。
 逆にPCが弱者を虐げる時には、1レベルにつき目標値3点の【我慢】判定に成功しなくてはならない。

●【記憶術】について変更
 要するに、過去の記憶という形で自分に情報を引っ張り込むスキルとして整えた。

【記憶術】判定能力:知識&記憶/有効資産:情報
説明:体験した事を正確に覚え、後で正確に思い出す。このスキルでの記憶は技術としては身に付かない。記憶する際は判定不要。判定は思い出す時に行う。
 PCがリプレイ中で直接関わっていない情報でも、日常の中で見聞きした経験があっておかしくない情報ならば、「過去に見聞きした事がある」として思い出す事で入手できる

 つまり、こういう事

 数学勉強中
A「○○の公式って見た事があるなー」(【記憶術】成功。公式を見た経験はあっておかしくない)
A「何か、こんな風に数字並んでたっけ。説明も確かこんな感じで」(記憶の中の公式をそのまま思い出す事は出来る)
B「そこまで覚えてるなら、出来るんじゃないの?」
A「無理。理解不能」(【記憶術】は、技術としては身に付かない。当然、公式の説明を暗唱出来ても内容は理解出来てない)

>>264
惜しいというのは勇者のくだりか王国黒幕のくだりか……前者ですかね?
魔王との会話を見直してもまったく閃かない(馬鹿)

あと、全然関係ない話で恐縮ですが、前回のプレイングみたいに発言内容を細かく指定するのって避けた方がいいですかね?
あまりこういったゲームに慣れていないのでよく分からないのですが……

>>268
前者です

細かく指定した方が良いですね
この手のゲームでは、何をしたいのかしっかり伝える事が重要です

GM:ゲーム内時間での二日目を宣言する


 朝日差す境界都市は魔族領側の出入り口。
 遠くに拡がる山々を眺め、ドワーフ鍛冶は地形などから、そこに埋まっている鉱石の事を考える。

ドワーフ鍛冶「王国側は銅があったがさて、反対側はどうかな……」


GM:鉱脈を探す
ドワーフ鍛冶の【地形把握】判定。
【地形把握】1 【知識&記憶】7 【ダイス】5 成功!
追加スキル
【採鉱】1 【知識&記憶】7 【ダイス】2 成功
達成値7
目標値7 = 達成値7 判定成功!


ドワーフ鍛冶「まぁ、武具作りが一段落したら、金で人を雇って効率よく掘ることもできるだろうしな」

 浪漫ではある。
 そこに多分、何かしら埋まってるとは思う。思うが、人里から見える範囲の鉱脈など既に掘られてるのが道理だ。
 そんな簡単に鉱山を開けるなら、山師が血眼で秘境を這い回る必要など無い。
 気分転換を終えたドワーフ鍛冶は、工房へと帰っていく。
 昨日、鋳型に流し込んだ青銅が固まっているだろう。次はそれを熱し、金槌をふるって鍛錬する。工房に帰れば、今日の作業の始まりだった。




 酒場。情報屋とエルフ魔法使は、今日の行動前に少し話をする。

情報屋「スラムの誘いには乗るのか?」

エルフ魔法使「スラム……楽観的に考えれば、お仲間にとのお誘いかしらね」

エルフ魔法使「でも仮に勇者への妨害を続けても、これほど人を信じてしまう上に死なないならば永久に続きますわ。地道に根本を解決しないと……」

情報屋「永遠に続く。本当にそうか? 私達の知らない情報があり、そこから彼等なりの勝算が導けると思った方が良い。今の乏しい情報で結論を下すのは危険だ」

エルフ魔法使「では、貴方は妨害作戦に賛成ですの?」

情報屋「そういう事じゃない。私達は、情報を集められていないんだ。推測で動いて上手く行くなら、情報屋という商売なんて成り立たないだろう。情報がないと動けないから、みんな情報屋を頼るんだ」

エルフ魔法使「それはわかりますけど、彼等と通じる必要はありまして? それより、勇者の仲間になれば、王とまでは言わずとも上の人達に繋がるかも知れませんわ。どうでしょう? 私も、貴方の事も、勇者に仲間として売り込んでみようと思うんですけど」

エルフ魔法使「勇者への妨害が効果が無いならば、この【勇者】という呪いの根本を叩くしかありませんもの。その時に、勇者との繋がりはきっと必要になりますわ」

情報屋「……推測に過ぎないが、この妨害の黒幕は王国だ。勇者の仲間として謁見が許されたとして、どこまで情報が得られるかわからない」

情報屋「しかし、情報収集の手が拡がるのは確かか?」

エルフ魔法使「決めかねるのでしたら、貴方の事は保留にいたしますわ。もちろん、後で仲間入りを決めた時には、協力して差し上げますわよ?」


情報屋「わかった。それで、スラムへは行くのか?」

エルフ魔法使「いえ。とりあえず、勇者を教会に連れて行ってみますわ。精霊信仰のお膝元なら、勇者を保護していただけるかもしれませんし」

情報屋「そうか。私は行ってみようと思う」

エルフ魔法使「そう。お気を付けてくださいましね。教会に連れて行くのが失敗しましたら、二人で貴方をお待ちしておりますから」

情報屋「わかった。教会か、いつもの表通りだな」

 互いの行動を確認しあい、そして二人はそこで別れた。



 スラム街。そこには情報屋と、昨日に誘いを掛けてきた傭兵の姿だけがあった。

傭兵「エルフの方は来なかったか。悪い選択をしたな」

情報屋「悪い選択?」

傭兵「話があるとしか言ってないだろ? あんたも壁を背にしてるようだが、背中から斬られるとでも思ったのか?」

傭兵「ま、俺達を信じられないなら、今後は敵だって話さ。話し合いを蹴るってのは、そういう事だ」

傭兵「さて行こう。黒幕が待ってる」


 スラムの荒れ果てた街路を進むと、やがて元は何かの館だったらしい廃墟が見えた。
 入り口にたむろしていたオーク達が傭兵の姿を見るや脇に退け、道を譲る。
 廃墟の中はそれなりに片付けられており、誰かがそこを使っているのは明らかだった。
 そして情報屋は館の一室に案内される。

黒幕「良く来てくれた。まあ、そこの椅子に座りたまえ」

情報屋(……待っていたのは覆面の男か。正体はわからないな)

黒幕「先に言っておく。今回はあくまでも話し合いが目的だ。だから、危害を加える気はない。今日、君は無事に酒場まで帰る事が出来るだろう」

情報屋「今日は……か。明日はどうなる?」

黒幕「明日も友好的でいられるように願うよ」

情報屋「そうならなければ?」

黒幕「敵対関係になってしまうなら、それは仕方のない事だ。だがそれでも宣戦布告はあって欲しいだろう? 今日は猶予だとも思ってくれて良い」

黒幕「さて、まず提案しよう。『情報交換をしよう』と」

情報屋「!? それは望む所だ。だが、良いのか?」

黒幕「うむ。我々は、他に手段が存在しないと信じて行動を起こした。無論、そこには『正しいと思うに至る理由』がある。理由も伝えず『我々が正しい』とコレは通じない。良いね?」

黒幕「そして逆に、君の事を我々に教えて欲しい。君達がどんな思考によって行動しているのか、それによって対応を変える事が出来る。関係を友好的に出来るかも知れないし、間違いを指摘出来るかもしれない」

情報屋「嘘をつかない保証は……と、言ってしまえばそこまでだな。敵だからと、全て疑っては進展がない。互いに正直であるよう努めると約束するか?」


黒幕「もちろんだとも。ああ、隠し事がある時は、『それを隠す事』だけは明白にしよう。お互いにね」

情報屋「わかった」

黒幕「さて、何故妨害工作をしているのか。これは聞きたいだろう。ここから情報提供しよう。妨害工作は、勇者を挫折させる事が目的だ」

黒幕「勇者には説得は効かない。心変わり自体が許されない。しかし……苦しみの中にいれば、心は疲弊する」

黒幕「先の戦争時、勇者は現れなかった。これは極秘情報だが、現れなかった理由はわかっている。候補者が逃げ出したんだ。勇者教育に耐えかねてね」

黒幕「つまり、心が挫ければ、勇者は勇者として働けない」

情報屋「立ち直れるような軽い挫折じゃダメなんじゃないか?」

黒幕「そうだな。しっかり心を折る必要がある」

情報屋「わかってるのか? そんな事をしたら、勇者としてだけじゃなく、人として終わってしまうぞ」

黒幕「非道だと憤るかもしれない。少女の心を壊す計画だからね。しかし、これが打つ事の出来る手の中で最も穏便な手だ」

黒幕「勇者として心が折れても、一人の少女としてなら立ち直る事が出来るかもしれない。それを我々は、この非道な計画の中での一つの希望としている」

黒幕「計画について続けよう。今の計画では、勇者の希望を閉ざそうとしている。食す事も休む事も出来ず、物資が得られず冒険の準備も整わない。それが続けば、心は急速に疲弊していくだろう」

黒幕「しかし、君達の様な者が現れるのは問題だ。『仲間』の存在は心を強くする。排除しなければならない。排除出来なければ、計画は潰えるかもしれない。その時は……」

情報屋「……穏便ではない手があるのか?」


黒幕「詳細は言えないがね。少なくとも、手をこまねいて戦争に至るよりはマシだと考えている」

黒幕「さて、情報交換の一手目はここまでとしよう。次は、我々が聞く番だ」

情報屋「何が聞きたい?」

黒幕「君達は『何故、勇者に味方しているのか?』」

黒幕「戦争を起こしかねない事は知っているだろう? 戦争が起こる事の悲劇より、勇者の方が大事なのかと……ああ、そういう人も珍しくはないのでね」

情報屋(戦争の火種……それはわかっている。しかし……)

黒幕「それともう一つ。これは、提案なんだが……君は、『勇者を救う為の行動として、敢えて勇者から距離をとってはどうか?』」

情報屋「距離を?」

黒幕「勇者の助けになる。しかしそれは、仲間として一緒に居なければならない事ではないはずだ。一度他人となって、勇者を救う手段の情報を集める。再度の合流は、救う手段が見つかってからでも良くはないかね?」

黒幕「君が勇者から離れて他人に戻るなら、我々は君を排除する必要が無くなる。君は安全圏で、情報収集だけに集中が出来る」

黒幕「その上で……君の活動に関して、我々が協力しても良い。酒場に座っていたのでは、ろくに情報など集まるまい。我々は、その情報を提供しようじゃないか」

黒幕「我々の計画に寄らない救済手段を見つける事、それが出来るなら我々は計画を放棄するのもやぶさかではないからね」

情報屋「随分、気前がいい話だな」

黒幕「間違った考えで暴走される方が厄介だからね。我々にも利がある。もちろん、君が情報収集ではなく、こちらの計画に協力してくれるというのなら歓迎しよう」


黒幕「ああ、一つ注文だが、勇者と他人になる時には、はっきりと拒絶の姿勢を見せて欲しい。馴れ合いの別れではダメだ。親しくなりそうだった者からの拒絶は、勇者の心に痛恨の一撃となるだろうからね」

情報屋(身内からの離反。それを勇者に与える事を代償としての、この好待遇か。しかし、情報。おそらく、市井では知り得ない重要な情報が得られるだろう。喉から手が出る程欲しいが……)


GM:情報屋に向けられた質問は二つ。答えたくなければ、答えなくても良い。
『何故、勇者に味方しているのか?』(自由回答)
『勇者を救う為の行動として、敢えて勇者から距離をとってはどうか?』(YES/NO)

 また、この機会に、質問したい事が有れば黒幕に質問して構わない。
 しかし、情報は「交換」である事に注意せよ。既に一つ、黒幕から情報は提供されている。複数の質問がしたい場合、黒幕に【情報】を渡せ。



 表通り。勇者は、歩きながら寝てる様な状態から腹の虫で起こされる様な有様で、昨日よりも酷い状態だった。

エルフ魔法使(こ、これは……死なないから良いとか言える状態じゃありませんわ)

少女勇者「あ、おはようー」

エルフ魔法使「おはようございます。ご機嫌はいかがですか?」

少女勇者「眠いー。旅の準備は進まないー」

エルフ魔法使「あらあら」

エルフ魔法使「そうですわ。私を旅の仲間に加えていただけませんかしら? 魔族との戦いには少し心得がありますし、攻撃魔法も使えるんですのよ?」


エルフ魔法使(情報屋さんの方は後回しですわね)


GM:少女勇者に自分を売り込む
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】3+1 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】2 成功!
達成値6

少女勇者の対抗判定。
【一般社交】1 【社交&交渉】7 【ダイス】3 成功!
目標値3

目標値3 < 達成値6 判定成功!


少女勇者「本当!? 仲間になってくれるの!?」

エルフ魔法使「こちらが、お願いしているんですのよ?」

少女勇者「断るわけがないよ。よろしくお願いするね。やったー。仲間だー。あと、二人だなー。頑張るぞー。ずっと苦労してたけど、これは大きな前進だね」

エルフ魔法使「そうですわね」

エルフ魔法使(あっさり仲間にし過ぎな気もしますけど、仲間入りは出来ましたし、喜んでもらえた事ですし、良しとしましょう)

エルフ魔法使「それで……これからなんですけど、とりあえず精霊信仰の大元である教会に協力を仰ぐのはいかがでしょうか? 味方になってくださる僧侶もいらっしゃるかもしれませんよ?」



GM:仲間になった事で信頼が上がった為、エルフ魔法使による少女勇者の説得は“よほどの内容でない限り”判定不要となります。


少女勇者「良いよ。仲間の提案だもの、何でも聞いちゃうよ。あー、舞い上がっちゃってるなー僕」

エルフ魔法使(寝不足と栄養不足で、逆にハイになってるとかじゃないですわよね?)

少女勇者「あれ、でも教会ってそういう所だったかな?」

エルフ魔法使「何か気になる事でもありますの?」

少女勇者「教会って、負傷と状態異常の治療、そして仲間の復活をしてくれる所だったと思ったけど。今、そんな状態じゃないし、他に協力なんてしてくれるの?」

エルフ魔法使「え、ちょっと待ってください。仲間の復活? 死んだ後の? そんな事も出来るんですの!?」

少女勇者「うん、勇者の仲間だけは、精霊様の加護で特別にね。だから、死んでも大丈夫だよ、安心して!」

エルフ魔法使(……そんな事を、凄く良い笑顔で言われましても……。勇者の仲間は、自分の死を繰り返し体験しながら戦い続ける事が前提だなんて、何かおぞましいですわ)

エルフ魔法使「あ、と……とにかく教会に行くとして、場所は……」


GM:教会の場所を思い出す
エルフ魔法使の【記憶術】判定。
【記憶術】1 【知識&記憶】15 【ダイス】5 成功!
達成値5
目標値3 < 達成値5 判定成功!



エルフ魔法使「たしか、ああ行って、こう行って、屋敷町に入って……い、移動は【移動魔法】を……」


GM:【移動魔法】は「行った事のある街」あるいは「使用者にとって馴染みの深い場所」にしか移動出来ない


エルフ魔法使「ああ、【移動魔法】では行けないんでしたわ。歩いてでも行けそうですけど……」

エルフ魔法使「とりあえず、少し情報屋さんを待ってみましょうか」

 エルフ魔法使は、移動に失敗したので、情報屋の事を少し待つ事にした。


GM:エルフ魔法使はステータスシンボルを得た
【勇者の仲間】1lv/増加資産:名声1
説明:勇者の仲間という名声を得る。
 また、勇者に同行して普通は入れない場所(王城だろうが民家のタンスの中だろうが)に入る事が出来、勇者と誰かとの面談に同席する事が出来る。
 精霊の意思と勇者の使命に逆らった行動はとれない。この制限は強制ではないが、破ると【勇者の仲間】のレベルが低下する。
 勇者の仲間として目立った活躍をすると、【勇者の仲間】のレベルは上昇する。




魔商人(さて、問いに答えねば……)

 酒場。再びここでまみえた少女魔王と魔商人。
 昨日の問いの答を待つ少女魔王に、魔商人は咳払い一つしてから話し出した。

魔商人「財、権力、魔力……どれも魅力的に聞こえます。可能ならば是非とも手に入れたいものですなぁ」

魔商人「ですが、それは今では無いと存じます。私めは強欲ではありますが、愚か者ではございませぬ。身の程に合わないものを抱えて、自らを滅ぼす愚はよく聞く話。それに、『タダより高いものは無い』などとは、よく言ったものでございまして」

魔商人「私めは他人から何の対価もなく、施しのように与えられるのは大嫌いでございます。自分で頭を働かせ、貪欲に食らいつき、その結果として利益を勝ち取るのが楽しいのでございます」

魔商人「ですから、今、私めが求めるのは貴女様との信頼関係です。私めの口に、そんな言葉は似つかわしくないとお思いでしょう? しかし、信頼は商人にとっては最大の財産にございます」

魔商人「信頼がなければ、大きな取り引き、危うい取り引きは出来ません。裏通りでも商いをする私めはその事をよく知っております。まずは信用第一。それが商人という生き物でございましょう」

魔商人「貴女様を通じて、魔族の有力者と取り引きをしてみたい。いや、魔王の名を出せば、人間の中にも取り引きをしたいという者は多く有りましょう。そうやって商売のチャンスを大きく広げたいというのが私めの願望にございます」

少女魔王「うむ、よくわかった。では、失格とする」

魔商人「ふおおお!?」

少女魔王「もっと欲望でギラギラした願いを期待したのに。何を堅実ぶった事を。それがお前の欲望の限界ならば、実につまらぬ」


魔商人「お言葉ですが、勝手に期待され、勝手に失望されましても……」

少女魔王「まあ、確かにそうだな。勝手に期待して、故に勝手に失望した。お前に責はない。だが評価は覆さぬ」

少女魔王「……『金貨の風呂で美女と戯れたい』くらいなら、実現させてやったのに」

魔商人「……枯れた年寄りの私めに何を期待されているのですか」

少女魔王「空気の読めない奴め。ああいう時は、魔王もがびっくりするような大言壮語を語ってみせるものだぞ」

魔商人「それで期待していた答が、美女と金貨風呂ですか? たしかに、びっくりはしましょうが、おふざけが過ぎましょう」

少女魔王「過ぎるか? ……私の知ってる中で最もふざけた願いは『勇者がいない世界を作ろう』だったかな」

魔商人「ほほぉ。そやつ、よほど人間を滅ぼしたかったのですな」

少女魔王「ん? ああ、そうだな。人間がいなければ、勇者もいない。だが、ふざけた願いだと言っただろう? 人間を滅ぼしたいだなどと願うだけなら珍しくもない」

魔商人「となると……」

少女魔王「忘れろ。一文の儲けにもならぬ話だ」

少女魔王「それにしてもどうしたものかな。満たして面白そうな欲なら、実現に力を貸すも楽しいと思ったのだが。これで、お前の使い道が無くなった」

魔商人「?」

少女魔王「お前を雇っても使い道がない。人間観察と称して、さほど目的もなく街を歩き回るか? つまらん! だから、お前の使い道を作ろうとしたのだ。お前を雇い、お前の欲を満たす、その為にお前を使う。そのつもりだったが……」


魔商人「答える前に、そう言っていただければ……」

少女魔王「私の為に欲を用意させるのでは意味がない」

魔商人(面倒臭いお方ですなぁ……)

少女魔王「んっ……では、商売でも始めようか。お前が歩き出せるように。お前の、私が手出ししない欲望を叶える為に」

魔商人「と……唐突ですな」

少女魔王「くくくくく。魔王の計略は深いのだよ。二段、三段が有って然るべきだ。今、妙な買い占めが行われているのは知ってるな?」

魔商人「まあ、はたで見ていた程度でございますが」

少女魔王「うむ、買い占めはされている。だが、買い占められた分の商品、その全てが流通しているわけではない。必要があって溜め込んでいるか、売れずに持て余しているかだ。もし持て余しているなら、その辺を安く買い叩いて、別の街で売ればどうなる?」

魔商人「おおっ、それは夢のある話ですな。しかし、私めは失格では? よろしいのですかな」

少女魔王「失格だ。だから、金も権力も魔力も貸してやらん。手だけ貸してやろう。そうと決まれば商談だな。表通りに行って、買い占めやってる連中に話を付けに行くぞ」

魔商人「おお、お待ちを! 年寄りは、そんな元気に走れませぬ」


GM:なお、どんな商材を手に入れるかは、【商業】または【会話術】判定の結果と、支払った【金銭】の量によって決める。
 なお、商談を行うと、どんな結果になっても「ドワーフ鍛冶の銅の武具セットの購入権(前金支払い済み。後金未払い)」が手に入ると先に宣言しておく。

以上、ここまで

エルフ魔法使さんは、>>265のステータスシンボル【仁義】を1~3lvくらい取っても良いですし取らなくても良いです。
なお、取得はオススメしません

山田「…つまらない」
山田「(なんなんですかなこの空間は!図書室に僕の同人誌は置いていない!周りにぶー子以上の萌女子はいない!そして何より…)」
山田「二次元がなぁぁぁい!!」
山田「(ふぅ…まあこんな閉じ込められてなんかしろというのもなんかアレですがな…)」

 貸し工房。
 ドワーフ鍛冶は熱した銅剣をハンマーで叩き、鍛え上げていた。
 このまま刃入れまでして、一本の剣として仕上げるつもりである。
 ここがドワーフ鍛冶の腕の見せ所だった。



 スラム。勇者を妨害する者達のアジト。情報屋は黒幕と対峙する。

情報屋「勇者に味方している理由は“情”だ」

黒幕「……分かり易い理由でありながら、決して理解は出来ない理由だな」

情報屋「理解して欲しいとは思わない」

黒幕「戦争を起こした勇者として名を残させる事。その戦争の惨禍の中に王国と魔族領をあわせて万単位の人々を叩き落とす事。それらを危険視出来ない“情”で何を救う気なのか、さっぱり理解出来ないね」

情報屋「……事の重さを知らなければ、情に動かされる事もある」

黒幕「……そうだな。可愛そうな女の子を見たら、助けたいと思う事は間違いじゃない。ただ、相手が悪かった事を知らなかっただけだな。すまない、言い過ぎた」

情報屋「……敢えて勇者から距離を取る事については、その提案を受けよう」

黒幕「それは賢明な事だ」

情報屋「受けるとして、その後にどの程度のサポートが得られるのか聞かせて欲しい。お互い利があることなら、ある程度のサポートが有って良い筈だ」

黒幕「さっきも言ったが情報提供。情報交換などとケチは言わない。情報は提供出来る限り提供しようじゃないか。代わりに、君が何かを掴んだ時は、それを教えてくれると助かる」


黒幕「さっきも言ったが情報提供。情報交換などとケチは言わない。情報は提供出来る限り提供しようじゃないか。代わりに、君が何かを掴んだ時は、それを教えてくれると助かる」

黒幕「そして、君の立てた勇者救済プランが確かなものだった場合には、資金でも人員でも必要なものは全て貸そうじゃないか。その時点から、君が計画の指揮者だと言っても過言ではないな」

黒幕「他は、こちらの活動に支障が出ない範囲の事なら、人を貸して手伝うくらいはしても良い。何にせよ、こちらに申請して、それが通ればの話だな」

黒幕「他に聞きたい事はあるかね?」

情報屋「今は、交換に出せる情報がない」

黒幕「ならば仕方ないな」

情報屋「……帰らせてもらおう。そちらとの連絡手段は?」

黒幕「ここに直接来るか、酒場のマスターに言いたまえ。彼女は我々の協力者だ。緊急なら叫べ。君の側にいる誰かが来てくれる」

情報屋(酒場のマスター!? いや、あの依頼があった事からして、協力者でもおかしくはないか。それに“君の側にいる誰か”とはな。街中に監視の目が有ると言う事か。勇者への執拗な妨害を可能にするなら、当然有って然るべきだが)

情報屋「わかった。では、これで失礼させてもらおう」

黒幕「ああ、ご苦労様。これからも良い関係を築けるよう期待しているよ」

情報屋「…………」

 情報屋はスラムを去り、そして表通りへと戻った。
 そこで待っている少女勇者とエルフ魔法使に合流する為である。




 表通り。魔商人と少女魔王は、買い占めを行っている者を探しに来ていた。

GM:買い占めが行われていないか調べる
魔商人の【観察】判定。
【観察】2 【機転&判断】14 【ダイス】5+1 成功!
少女魔王の【会話術】判定。
【会話術】4【社交&交渉】18 【ダイス】2+6+6+3 成功!
達成値23
目標値7 < 達成値23 判定成功

少女魔王「聞いてきたぞ。あの男だな」

魔商人「確かに、そんな振る舞いをしておりますな。どれ、話しかけて参りましょう」

魔商人「もしもし」

少女魔王「失礼致します」

買い占め役「ん、何だい? ああ、何か迷惑だったかな? 言ってくれれば……」

魔商人「いえいえ、苦情があってお声を掛けたわけではございません。この辺りで、買い占めをしている方とお見受けします。折り入って、お話があるのですが」

買い占め役「話?」

魔商人「ええ、そちら様が買い占められている商品。随分溜め込まれているのではと。しかし、売れ行きの方ははかばかしくないのでは?」

買い占め役「ああ……まあ。旅道具なんかは、そうそう需要もないからな」


魔商人「どうでしょう? 私めに、まとめて売って頂けませんか?」

少女魔王「この街では売れずとも、他の街ならば売れる品も有りましょう。買い占めが何の為かは存じませんが、この街から商品を無くす為ならば、これで問題はないのではありませんか?」

買い占め役「うーん、それなら良いか。どうせ、安く売れと言うのだろう?」

魔商人「はい、それはもう。それでは、商談にかからせてもらいましょう」


GM:買い占め商品を買い漁る
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】5+1+1 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】1 成功!
【商業】3 【社交&交渉】14 【ダイス】5+1+6 成功!
少女魔王の【会話術】判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】5+5+1+3 成功!
追加スキル
【宮中社交】3 【社交&交渉】18 【ダイス】6+5+2 成功!
達成値47

買い占め役の対抗判定
【会話術】2 【社交&交渉】10 【ダイス】2+3 成功!
【商業】2 【社交&交渉】10 【ダイス】6+4 成功!
目標値15

目標値15 < 達成値47 判定成功!


GM:差分32点を、目標値表に当て嵌め、9段階目なので、支払った【金銭】3と掛け合わせ、それを商品価値とする。価格はその半額とする。

GM:魔商人は、商材(旅道具セット)を手に入れた。
商材(旅道具セット)
価値【金銭】27
仕入値【金銭】13/未払金【金銭】10


買い占め役(爺さんは商売上手そうだし、少女は気品があって信用出来そうだし、これぐらい渡しても平気だろう)

買い占め役「前金で【金銭】3だな。確かに受け取った。商品は近くの倉庫にあるから、証文を持っていけば出してもらえるよう計らっておくよ」

魔商人「おお、おありがとうございます。貴方、良い人!」

買い占め役「止せやい。ああ、そうだ。良い人ついでに、こいつを引き取ってくれないか?」

魔商人「ほう、ドワーフ鍛冶の銅武具の注文書ですか? ドワーフは腕が良い。これは貴重な物ですな」

買い占め役「注文したは良いが、取りに行く予定が無くてな。作らせてそのままと言うのも悪い。前金は払ってるから、後金を払って、商売を成立させてやってくれ」

魔商人「貴方友達! 断るものですか。いただきましょう。いただきましょう」



GM魔商人は、商材(ドワーフ鍛冶の銅武具の注文書)を手に入れた。
商材(ドワーフ鍛冶の銅武具の注文書)
価値【金銭】16
仕入値【金銭】10/未払金【金銭】5

ドワーフ鍛冶の銅武具※完成を待って売った場合
【ドワーフ鍛冶の銅剣】×4/価値【金銭】16
【ドワーフ鍛冶の銅鎧】×3/価値【金銭】12
【銅鎧】×1/価値【金銭】2
価値【金銭】30


魔商人(注文書のまま売り飛ばしても良いですが……一度、職人の腕を見てからが良いかもしれませんね。職人の腕が良ければ、これは値千金でございますよ)

少女魔王「ドワーフの鍛冶屋か。面白そうだな」

魔商人「そうでございますなぁ。注文書を買った者として、一度、挨拶に行かねばなりませんし、その時に見学などされてはいかがでしょう?」

少女魔王「見学か。うむ、頼んでみよう。それで、この職人は何処に?」

買い占め役「酒場に伝言があって、それによると貸し工房に居るとか」

魔商人「私め、貸し工房ならわかります。この街は長ごうございますから」

少女魔王「ならば案内せよ」

魔商人「仰せのままに。さて、良い商売でした。今後もよろしくお願い致します」


買い占め役「ああ、こちらこそよろしく……」

傭兵(買占班)「おい、何やってるんだ!?」

買い占め役「商談だが、何かあったか?」

傭兵(買占班)「今日はこの時間から仕掛けるって聞いてただろ? 状況によっちゃあ巻き込まれるぞ!」

買い占め役「あ! こりゃまずいな……魔商人さんにお嬢さん、ここは騒がしくなりますので、早めの移動をオススメします」

少女魔王「なんだ?」

魔商人「厄介事かと。関わり合いになるべきにございませんなぁ」

少女魔王「そうだな。早く移動するとしよう」

少女魔王「……どうも、この辺には嫌な匂いも感じるしな」




 表通り。情報屋を待つ間、手持ちぶさたなエルフ魔法使は、少女勇者から色々と聞き出していた。

エルフ魔法使「勇者の訓練ってどんなものですの?」

少女勇者「んー? 剣を使ったり、魔法使ったりかな。あと、お勉強」

エルフ魔法使「お勉強? どんな事を学ぶんですの?」

少女勇者「勇者になる為のお勉強だよ。精霊の意思と勇者の使命について学ぶんだ」

エルフ魔法使(……おそらくその“お勉強”で、“勇者”としての思考や行動を刷り込んだのでしょうね)

エルフ魔法使「厳しそうですけど、お勉強から逃げ出した人とかいらっしゃいませんの?」

少女勇者「いないよ」

エルフ魔法使(? 今の返答……この娘に似合わない冷たさを感じた?)

少女勇者「……お勉強は勇者として当然の事だもの。勇者なら。勇者だから。だから……」

エルフ魔法使(……何か、反応がおかしいですわ。この話題を続けるのは危険そうですわね)


エルフ魔法使「あ、あの。話を変えますわ。ご家族はどうされて……」

少女勇者「だから、いないってば」

少女勇者「いないの。そんな人はいない。いないの……」

エルフ魔法使(……これは)


GM:得られた情報を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】4+5 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】1 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】5 成功!
達成値15
目標値14 < 達成値15 判定成功!


エルフ魔法使(これが示すのは……逃げ出した家族がいた?)

エルフ魔法使(ここだけ反応がおかしいのは、“お勉強”の結果じゃなく、むしろ“お勉強”で修正出来なかった部分?)

エルフ魔法使(……勇者を工芸品に例えたら、「他は完璧。でも、ここだけ加工しきれなかった」みたいな感じですわね。勇者としては弱点なのかしら?)

エルフ魔法使(……今、不用意に弄るのは止めましょう。何が起こるかわかりませんわ)

エルフ魔法使「と。あら、情報屋さんが見えしたわ」


少女勇者「…………」

情報屋「待たせたな」

エルフ魔法使「ええ、お待ちしておりましたわ。どうでしたの?」

情報屋「その事で話がある」

エルフ魔法使「わかりました。では、少し離れましょう」

 呆けていてあまり動かない少女勇者をそこに残し、二人は少し移動した。

エルフ魔法使「お話。聞かせてくださいまして?」

情報屋「ああ、全て話す」

 情報屋は事の顛末を全て話した。エルフ魔法使も情報を開示し、互いの情報を交換する。

エルフ魔法使「……情報屋さんは、あちらについた方がよろしいでしょうね」

情報屋「そうだ。君は牽制の為にも勇者の側に残った方が良い」

情報屋「互いに連絡は取りたいが……相手にわからないようにというのは無理だ。監視されている。見られているのを覚悟で、酒場で会うしかないか」

エルフ魔法使「仕方有りませんわね。密談の必要がある時は、移動魔法で遠くに行けば良いでしょう」

情報屋「とはいえ、こちらが掴んだ情報を相手に流す事で、勇者をかえって安全にする可能性もある。あまり秘密にすべきじゃないのかもしれない」


エルフ魔法使「そうですわね。では、勇者の前で、少しばかり演技をして来ましょうか」

情報屋「演技? そこまでしろと言われてはいないんだが」

 二人は勇者の元へと戻り、そこで情報屋は決別を口にした。

情報屋「あまり深い関係でも無かったが、付き合うのはここまでにさせてもらう」

エルフ魔法使「そんな! 勇者の旅の仲間になってくれると思ったのにですわ!」

少女勇者「え? そうなの? 残念だなぁ。でも、仕方ないよね」

情報屋(……まあ、それほど深い関係にはなかったんだ。こんなものだよな。コレが狙いなら、黒幕の狙いは外れた事に……)

傭兵(襲撃班)「情報屋、別れはすんだか? 有意義な情報の提供に感謝する。後はこっちの仕事だ。ありがとうな、帰って良いぞ」

情報屋「!?」

情報屋(傭兵!? どういう事だ!?)

エルフ魔法使「どういう事ですの!?」

傭兵(襲撃班)「お前達の事は取引済みって事だよ。情報屋は知っていて、ここに案内したのさ。既に俺達がお前を敵にしたという事をな」

情報屋(!? 嘘はつかれていない。相手と共有する情報を利用されたな。これで勇者からは、私が敵を誘い込んだ様に見える。コレが本当の狙いか!?)

エルフ魔法使(こんなの情報屋さんのお話にはありませんでしたわ!)

少女勇者「え? ええと……どういう事かな? どうして、武器を僕達に向けるの? 僕は勇者だから、君達の敵じゃないよ」


少女勇者「そ、そうだ。情報屋さん、事情を教えてくれないかな?」

情報屋(……考えろ。試されているぞ。拒絶の姿勢を見せると約束した。その約束を違えたら貴重な情報源を失う。「ここまでする約束はしてない」とでも……いや、子供の言い訳だな。ここで介入すれば関係を切られるだけだ)

情報屋(「違う手が見つかる」なんて軽い気持ちで捨てて良い話じゃない。情報収集に行き詰まったあの状況に戻るのか? それは勇者の為にもならないぞ)

情報屋(しかし情では……度し難い)

エルフ魔法使(これは……)


GM:得られた情報から状況を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】4+2 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】1 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】2 成功!
達成値9
目標値10 > 達成値9 判定失敗


エルフ魔法使(情報屋さんは、本当に私達を売ったのでしょうか? そんな事はないと思いますけど、でも……)

エルフ魔法使「お、お生憎様! 勇者とその仲間は死んでも生き返りますのよ? 今、貴方達の刃に倒れようと、何の問題もありませんわ!」

エルフ魔法使(とにかく、ここで死んでも、きっと……きっと、大丈夫ですわ)

傭兵(襲撃班)「……そうだな。死んでみると良い。何事も体験だ。だが、さて、これから何度死ぬ事になるのかな?」


傭兵(襲撃班)「逃げるならば追わない。さもなくば死ね」


GM:次回戦闘
【戦闘(対人)】判定
傭兵(リーダー):能力値10 【戦闘(対人)】2lv 【道具使用】2lv
傭兵(部下)×4:能力値10 【戦闘(対人)】2lv

なお、勇者も対人戦能力がないので、この戦いは傭兵側の勝利確定。
黒幕との契約を守るなら、情報屋は一切不干渉でなければならない。

以上、ここまで

ドワーフ鍛冶さんは、今回で銅剣1本が出来上がった物とします。アイテム作成の行動は無しで自由に動いてください。
また、魔商人さんと少女魔王が貸し工房に来訪するのは確定とします。
とりあえず、ドワーフ鍛冶さんが動きやすくなるように調整中。不便をおかけしておりまして、すいませんです。

戦闘でエルフ魔法使さんが死亡した場合、【勇者の仲間】lvUP+【トラウマ(死と蘇生)】入手。
蘇生後に「盲信的勇者の味方」との遭遇フラグを立てます。

戦闘前でも戦闘後でも、エルフ魔法使さんが勇者を置いて逃げるなら逃走は自動的に成功します。ただし、【勇者の仲間】はレベル低下で消失です。
逃走後は「宿命的勇者の敵」との遭遇フラグを立てます。

情報屋さんが勇者側で参戦した場合、黒幕との約束「今日、君は無事に酒場まで帰る事が出来る」によって、傭兵は戦わず撤退します。
ただし、翌日以降は情報屋さんも襲撃の対象となります。

 元々のルールが、1プレイング一ヶ月単位を想定していたので暫定。
 特に負傷ルールは回復についてが厳しすぎて、今の様な遊び方だときつい。

●戦闘ルール(暫定)
・通常のスキル判定と同じく達成値を出し、目標値以上ならば勝利。目標値未満ならば敗北とする。
・個別のスキル判定で「失敗」を出した者は「負傷lv」を+1する。
・個人の達成値(目標値)が、相手側個人の目標値(達成値)の最低値より低い者は「負傷lv」を+1する。
・敗北した側は、全員が「負傷lv」を+1する。
・負傷lv2以上の者は戦闘後に行動不能となる。
・負傷lv3以上の者は敵に殺意があった場合は死亡する。

●負傷ルール(暫定)
・負傷lvが1以上の場合、「負傷状態」となる。
・負傷状態は、傷を負った状態を表す。
・負傷状態の間は、体を動かすスキル判定時には能力値を「能力値÷負傷lv(端数切捨)」として扱う。
・負傷状態になった後、1回だけ治療の為に【道具使用】【回復魔法】のスキル判定を行える。
 「負傷lv×負傷lv×3」点を目標値とし、判定に成功した場合には負傷lvを1低下させる。
 個別のスキル判定で「失敗」を出した場合には、負傷lvは1上昇する。
・「負傷状態」は「負傷lv×負傷lv」週間毎に1lvずつlvが下がり、0lvとなった時点で完治する。
・治療や薬や回復魔法などを使用して治療した場合、その負傷lv分の治療時間「負傷lv×負傷lv」週間が終了した時点で完治する。

・勇者及び勇者の仲間は、教会で回復魔法を受ける事で、負傷状態から即座に回復する。

魔商人さんの購入した商材の価格決めに使った目標値表。

●目標値表
 (段階)個のダイスを振った時の期待値の近似値を対応する目標値としている。

段階:目標値
  1: 3
  2: 7
  3:10
  4:14
  5:17
  6:21
  7:24
  8:28
  9:31
 10:35

参加したいのですがよろしいでしょうか?

>エルフ魔法使いさん
判定には失敗しましたが、ギリギリでしたので、少し疑念がわいたって所で。

>情報屋さん
Q:【記憶術】で勇者とその仲間が復活できるのは教会という情報を得ることは出来ますか?
A:出来ます。
 以前に吟遊詩人に勇者の伝承を聞いているので、難度を低く見て目標値3としておきます。
 というか、吟遊詩人に話を聞いた後に判定してるので、その情報に関しては知っている事にしてかまいません。

 なお、勇者が復活する場所は、その街の王や領主の城の一室(いわゆるセーブポイント的な場所)で、
境界都市では王国の軍事拠点である砦の中です。
 黒幕の仲間なら砦へも入室はしやすいかと。

>魔商人さん
Q:荷馬車のような輸送・移動の手段が必要になると思うのですが、そういったものは存在しているのでしょうか?
A:もちろん存在します。【金銭】1あれば借りる事も出来ます。

Q:また利益が得られる場所まで売りに行くとなったときには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?
A:大量の商材の輸送には普通なら何日もかかります。
 ただ、荷馬車一つ分くらいなら、移動魔法で一瞬です。
 一度で運べなければ往復する手もあるので、魔王の助力があるなら輸送は楽でしょう。

>>328
いいですよー。キャラクターの作り方はわかりますか?

索引はこんな感じです
>>94

砦で勇者復活(所持金半減)。死体を入れた棺を引っ張って教会まで行って仲間を復活(有料)。なけなしのお金は復活代で尽きる。
ってーのが、勇者パーティが全滅した時の様式美ですな。

>>332
スキルポイント30点で作成されてますね
事情があってスキルポイント+2でやってますので、あと2ポイント分、スキルを取ってかまいません

あと、逃亡中だと【奴隷】のステータスシンボルは相応しくないな。こんな感じか。

【逃亡奴隷】
条件:逃亡奴隷である事。
説明:PCは奴隷の身分だったが逃亡中である。
 逃亡奴隷には一切の権利が存在しない。故に他者からの救済は一切期待出来ない。
 逃亡奴隷が誰かに捕獲された場合、持ち主への返却が適わない時は、捕獲者が所有する奴隷となる。


これ街の中で普通に動けないから、茨の道過ぎるな。よほど上手く立ち回らないと辛いですよ?

キャラはこのままでいくプレイングはいつやればよろしいでしょうか?

【プレイング】
客はもてなす。興味を持ってくれるのであればなおさら。
っ茶菓子……といっても、干した果物程度だけれど。
鍛冶の様子を見たいのであれば、また明日来て欲しいことを少女に告げる。

方針
・売るのであれば、もう少し高く買って欲しい。具体的にはシンボル剣+シンボル鎧が1セット金銭4、計金銭12。
・もし金銭12で買ってくれるのであれば、シンボルじゃない剣はおまけであげる

……証文そのままで売るよりも魔商人の得る金銭は大きいから、提案の価値はあるよね
会話術ないけど!なんで口下手設定にしたのか……

提案>魔商人さん
・魔商人についていって、剣の演武をする。実演販売にはなるだろう。
・シンボル剣で普通の剣を叩き折ったりすれば、シンボル剣の宣伝になると思われる……その辺は話術次第

>>346
ちょうどプレイング期間なので今の内にどうぞ

>>346
プレイングを書く→GMさんが判定したりしてストーリーを進める→それを見てプレイングを書く……が続いていくよ
とりあえず1回【プレイング】してみるのがいいと思う

NPCとPC
・勇者を挫けさせ隊+情報屋さん
・勇者+エルフさん
・少女魔王+魔商人さん
・ドワーフ鍛冶(;;

────あなたは彼らのいずれかに合流してもいいし、一人で冒険を進めてもいい。

未だ登場していない、境界都市の一部分
・屋敷町
・スラム

【プレイング】
風の便りで勇者様がここにいると聞いて来たけれど…どこにいるのかもわからない…追手がこないように祈りながら優しそうな人に情報を聞こう…

勇者様かかくまってくれる人の情報を広場などの人が多い場所で会話術を使い情報を集める

>>347
>もう少し高く買って欲しい。
これは、後金として【金銭】5じゃなく、【金銭】12が欲しいって事かな
高品質銅剣+高品質銅鎧を3セット、高品質銅剣+普通の銅鎧を1セットで、あわせて4セット売る予定だから、
具体例だと高品質銅剣+普通の銅鎧の料金が無料って事になるが……口下手だけに味があって良いか

>シンボルじゃない剣はおまけであげる
シンボルじゃない剣は無くて、出来るのは鎧なんです
それと、ドワーフ鍛冶さんはまだ製作してないので「この先作る物の中に一つ平凡な品がある」とはわからないのですよ
なわけで、とりあえずここは不採用で

ドワーフ鍛冶の手元に銅剣が一つ残る予定で、「おまけ」で渡せるのはそれだけなんですけど、どうしましょう?

>>349
説明ありがとうw

>>351
もちろん、他の方と話し合ったりしてからでもかまいませんよ
全員のが揃ったなと見たところで、GMはリプレイを書き始めます

>>351
GMが誘導をかけやすくなるので、PCの行動とは別に、プレイヤーがどんな結果を出したいのかを書くのは、かなり重要な技です。

PCの逃亡奴隷少女は、勇者との接触を望んでいる。でも、プレイヤーは違うかもしれない。
「勇者を捜す課程で、偶然にでも魔王と遭遇してフラグを立てておきたい。むしろそっちがメイン」とか、言ってしまって構わないわけで。
そうするとGMが「逃亡奴隷少女の前に突然魔王が!」とか書ける。

今回は、ドワーフ鍛冶さんからのNPCとPCの情報を元に、誰と合流したいかを、プレイヤーの視点で考えると良いと思いますよ。

NPCとPC(捕捉)
・勇者を挫けさせ隊+情報屋さん
 勇者妨害側。王国関連の情報量と権力と財力は最大。現状では、情報屋さんが仲間だが同志ではない関係。
・勇者+エルフさん
 状況劣悪。最大難度。
 勇者がその目的を達成しようとすると、人間と魔族間の戦争になる。なので、普通の人間からは敵扱い。
 人間からの味方は「魔族死すべし」「戦争上等」「精霊>勇者>越えられない壁>人間」って少なからず考えている。
 「最前線という立地+平和の恩恵での繁栄」という条件から、境界都市に味方は少ない。
・少女魔王+魔商人さん
 現在、勇者と無関係。勇者側のPCで接触とれるPCがいない。
 魔族関連の情報量と権力と財力は最大。
 ドワーフ鍛冶さんとこに遊びに行く予定。
・ドワーフ鍛冶(;;
 ……ゴメンよ。銅剣+1とか有るよ。

 表通り。
 逃亡奴隷少女はそこで、勇者についてと、逃亡奴隷を匿ってくれそうな人について、情報を集めようとしていた。
 とは言え、正直に「逃亡奴隷を匿ってくれそうな人はいませんか?」と聞いて歩けば、自分が逃亡奴隷だと自己紹介してるようなものなので、聞く内容は勇者についてになる。
 そして逃亡奴隷少女は、優しそうな人を見定めて声を掛けた。

逃亡奴隷少女「あの、勇者様がこの街に来ていると聞いたのですが、何かご存じではありませんか?」

少女魔王「…………」

GM:勇者の情報を集める
逃亡奴隷少女の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】9 【ダイス】1 成功!
達成値1

少女魔王の対抗判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】4+5+3+6 成功!
追加スキル
【裏社会社交】2 【社交&交渉】18 【ダイス】2+6 成功!
魔商人の対抗判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】2+2+2 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】2 成功!
【直感】2 【機転&判断】14 【ダイス】3+6 成功!
【観察】2 【機転&判断】14 【ダイス】1+2 成功!
目標値46

目標値46 > 達成値1 判定失敗

少女魔王「ほう? 勇者がこの街にか。なかなか興味深い事を言ったな」


魔商人「な、なんと勇者めにございますか……」

魔商人(……さて、この娘。奴隷に見えますが、奴隷だとすれば違和感も感じますな)

逃亡奴隷少女「ご存じありませんでしたか」

少女魔王「ああ、知らぬ。知らぬ故に、もっと詳しい話を聞かせろ」

逃亡奴隷少女「わ、私も風の噂に聞いただけなんです」

少女魔王「……ふむ、“お前が”聞いて、そして“お前は”勇者を探しに来たのだな?」

逃亡奴隷少女「はい。それだけですので……」

魔商人(“主人”ではなく、この娘が自分で聞き、“自分で”動いた。なるほど、これが見た目通りの奴隷ならば、魔王様好みに少しばかり面白くなりましょうなぁ)

少女魔王「よし、お前。少しつきあえ、悪いようにはせん」

逃亡奴隷少女「え?」

魔商人「やはり、勇者の情報は捨て置けませんか?」

少女魔王「当然だ。儲けのチャンスだぞ?」

魔商人「おお! 確かに! 勇者出現とならば、国境を挟んだ魔族領での警戒は必定。旅道具はそのまま戦支度に使える物も多いですし、そこへ売り込めばハズレは無し。いや、その慧眼、流石にございます」

少女魔王「おだてるな。お前の方が詳しい癖に。あわよくばと戦争を起こそうと狙っておったのではないか?」


魔商人「そんな、めっそうもございません」

少女魔王「……まあいい。となるとお前の商材は私が買う事になりそうだな」

魔商人「それは有難い話です! では、商談をいたしますか?」

逃亡奴隷少女(……この人達、どういう関係なんでしょうか? ご家族ではありませんよね?)

少女魔王「待て。誰とも知らぬ少女の言葉では、些か信用に足らぬ。故に、もっと細かく話を聞きたい。この者が信頼に足るならそれで良いし、他の証言を得る足がかりになるならばそれも良い」

魔商人「信頼? まあ、馬鹿正直そうな小娘ではありますが」

少女魔王「今からこの娘を私の客とする。良いな?」

魔商人(捕まえて役人に突き出す気は無しと……私めへの釘刺しでもありましょうなぁ)

魔商人「さてと、奴隷のお嬢さん。こちらのお嬢様が、貴女様を客として遇したいとの事。受けていただけますかな?」

逃亡奴隷少女(え? ええっ? どうしましょう。この人達、良い人なんでしょうか? 私を捕まえたりしない? でも、逃亡奴隷だとバレた訳では無さそうですし……)

逃亡奴隷少女「わ、わかりました行きます」

魔商人(奴隷が、主人に断る事無く、「行きます」ですか……ここで拾われたのは、この小娘にとっては幸運だったという事でしょうなぁ)

少女魔王(ふむふむ、面白い、面白い。良い拾い物だ)

少女魔王「では行こう。まずは工房での用事を済ませてから、客人とは落ち着いた所で過ごそうではないか」




 表通り。別の場所。
 そこは一転変わって、傭兵達が勇者とエルフ魔法使に剣を向ける修羅場だった。

エルフ魔法使「逃げれば本当に見逃してくれるんですのね?」

傭兵(襲撃班)「逃げるならな」

エルフ魔法使「だが断りますわ」

傭兵(襲撃班)「ならば死ぬがいい!」

 傭兵達の攻撃により戦闘は始まっる。
 エルフ魔法使は抵抗しようとするが、戦い慣れない人間の動きは捉える事が出来ない。
 勇者を逃がす為の盾となろうとしたエルフ魔法使の体に、深々と剣が突き立った。

エルフ魔法使「!?」

 衝撃。理解し得ない痛み。
 腹から生える剣の柄、それを握る傭兵の手、そして敵を倒したにしては歓喜の表情一つ無い傭兵の顔。
 エルフ魔法使がそこまで視線を動かした所で、傭兵はエルフ魔法使の腰を押しやるように蹴って、その体から剣を抜く。
 傷から溢れた血が、服を見る間に赤く染めていく。
 痛みは思ったよりも感じない。ただ傷が熱く、胸が苦しい。

少女勇者「エルフ魔法使さん!」


エルフ魔法使「だ……だい……じょ……ぐぶ」

 自分は大丈夫だと。だから逃げてと言おうとした口の中に血が溢れた。
 血が喉を降りてきて肺に入る。息が出来ない。
 苦しい。
 周囲の光景が闇に溶け込むように消えていく。それが恐い。
 自分が消えていく。自分の世界が消えていく。
 全ては闇に落ちた。遠く聞こえていた少女勇者の声も消えた。
 消えて……無くなる。



 腹を剣に貫かれ、地面で死の痙攣を晒していたエルフ魔法使が動かなくなる。
 それを確認してから、情報屋はその場に背を向けた。

情報屋(断腸の思いだが……ここは見捨てるしかない)

情報屋(やはり必要最低限の約束しか守らないか……。相手にとって信用の無い私では仕方ないとは言え)

 情報屋の背後で、少女勇者も人間の剣に倒れる。
 そこから逃げるように、情報屋は無言で歩み去っていった。




 貸し工房。その入り口からは、炉の余熱が溢れだしていたが、既に鍛造の工程は終えており鎚音は聞こえない。
 熱の中、ドワーフ鍛冶は、砥石と水でもって、出来上がったばかりの銅剣を研いでいた。

魔商人「失礼致します。こちらドワーフ鍛冶様の工房でしょうか? 私め、銅武具の注文書の新たな持ち主なのですが、ご挨拶にと……」

ドワーフ鍛冶「……そうか。ちょうど一本、出来た所だ」

魔商人「ほほう。拝見させていただきますよ。どれどれ……」

GM:銅剣を鑑定する
魔商人の【商業】判定。
【商業】3 【知識&記憶】9 【ダイス】6+4+3 失敗
追加スキル
【観察】2 【機転&判断】14 【ダイス】5+6 成功!
達成値11
目標値10 < 達成値11 判定成功!

魔商人(ふむ……この鋭さは普及品よりも良い物に思えますな)

魔商人「おお、これは素晴らしい品ですな」

ドワーフ鍛冶「わかるか。なら話が早い」

ドワーフ鍛冶「……前金、残りの報酬あわせて【金銭】10、ってのは、なんの変哲もない武具の場合だ」

ドワーフ鍛冶「この銅の剣一つとっても、そんじょそこらのものとは比べ物にならんものができたと思う……手前味噌だが」


ドワーフ鍛冶「この銅剣と銅鎧が4セット。そうだな……自分で売れば1つ【金銭】6、あわせて【金銭】24は手に入る」

魔商人(はったりですなぁ。鍛冶屋の直販でその値段は出ますまい。しかも、この質ならば1セット【金銭】8は堅いわけでして……商売事には疎いようで。ししししし)

ドワーフ鍛冶「そんなわけで、残りの報酬【金銭】5、というのはちと割りにあわない」

ドワーフ鍛冶「とはいえ、俺の商売の腕は鍛冶の腕ほどじゃあないんでね……そうだな、もう少し買い取り額に色をつけてくれないだろうか」

ドワーフ鍛冶「具体的には、銅剣と銅鎧1セットを一つ【金銭】4、四つあわせて【金銭】16。その中で前金5をもらっているから差っ引いてええと……」

ドワーフ鍛冶「【金銭】11はもらいたいところだね」

魔商人(【金銭】16……全てが普及品だったときの売値と同じにございますな。前金分は浮いていて、最低でも銅剣一本は高級品。ふん……【金銭】11払っても儲けはありますな)

魔商人「友よ、よろしいですとも。言われただけお支払いしましょう」

ドワーフ鍛冶「感謝する」

魔商人「感謝など! 貴方の素晴らしい作品を世に広める為にも、今後ともお付き合いを続けていただければと思いますよ。ええ」

魔商人(注文書を盾にして【金銭】5でむしり取る事も出来ますが……ここは欲をかきますまい。腕の良い職人との親しい繋がりは、多少の金より価値がありますからな)

ドワーフ鍛冶(俺の腕をわかってくれる商人に会えたようだな)

ドワーフ鍛冶「それで、そこのお嬢さん達は何だ?」

少女魔王「商談の邪魔をすまいと思った故に挨拶が遅れたな。はじめまして、私はそこの商人の連れだ。そして、こちらは私の連れだ」


逃亡奴隷少女「はじめまして……」

ドワーフ鍛冶「どれ……客に出す菓子も無い場所ですまんな。干し果物くらいしか無いが、摘むと良い」

少女魔王「干し葡萄に干し無花果か。客人よ、お前も御馳走になれ」

逃亡奴隷少女「いただきます……あ、甘い! こんなの食べた事……」

少女魔王「……私の分もやろうな。だから、静かに食べてると良い」

逃亡奴隷少女「ありがとうございます!」

少女魔王「さて……ドワーフ鍛冶よ。失礼でなければ、そして叶うなら、仕事の見学などさせて欲しかったのだが?」

ドワーフ鍛冶「今日の仕事は終わりだ。明日の朝から銅鎧を仕上げる。暑くて、やかましい作業だが、それで良ければ見に来ると良い」

少女魔王「ほう……ならば、お邪魔させてもらおう」

少女魔王「そうだ。出来上がった銅剣と、明日の銅鎧は私にくれないか? 魔商人に料金は支払っておく」

魔商人「私めは良うございますよ。ええ」

ドワーフ鍛冶「……お嬢さんに、俺の武具は似合わないと思うが?」

少女魔王「お前の鎧にはドレスと変わらぬ価値がある。そう自惚れて良いぞ」

ドワーフ鍛冶「その言葉は毒だ。自惚れは鎚を鈍らせる」

少女魔王「そうか。それは悪い事をした」


ドワーフ鍛冶「……お嬢さん。体の採寸をさせてくれ。鎧は、使う者の体に合わせた方が使い易い」

少女魔王「ああ、わかった。任せるぞ」

逃亡奴隷少女「ごちそうさまでしたー」

ドワーフ鍛冶「全部食べたのか……満足したか?」

逃亡奴隷少女「はい!」

逃亡奴隷少女「あ、そうだドワーフ鍛冶さん。この街に勇者様が来たと聞いているのですが、何かご存じないですか?」

ドワーフ鍛冶「勇者? ああ、そう名乗る少女には遇った事があるが……」

 ドワーフ鍛冶がそう告げた途端、その場にいた全員が興味と期待を向ける。

魔商人「勇者の存在に確信が深まりましたな」

少女魔王「そうだな……」

逃亡奴隷少女「詳しく! 詳しく教えてください!」

ドワーフ鍛冶「詳しくと言われてもな……かまわないが、たいした事は」

少女魔王「ああ、待って欲しい。この場で話してしまうのも良いが、せっかくだ。ドワーフ鍛冶殿、招待を受けてくれまいか?」

ドワーフ鍛冶「招待?」

少女魔王「落ち着ける場所……有り体に言えば、気楽に食事でもしながら話そう。情報のお礼としての意味も込めてな。そこらではお目にかかれないくらいの御馳走をするぞ?」




 スラム。ついさっき黒幕と話をした場所。
 戻ってきた情報屋を待っていたのは、黒幕が雇った傭兵だった。

傭兵(留守番)「何だ? 忘れ物か?」

情報屋「いや、聞きたい事があってきた。黒幕様は?」

傭兵(留守番)「あの方は忙しいからな。もう別の場所へ行ってしまわれたよ。伝言が必要なら聞いて、伝えておくが?」

情報屋「情報と、必要なら紹介が欲しかったんだが……」

傭兵(留守番)「まあ、留守番でも何とかなるかもだ。聞かせてくれ」

情報屋「過去に精霊の意志を人の手で変えた事があるか? 変えた事があるならどこにいけば詳しく調べられるか? それが聞きたかったんだが」

傭兵(留守番)「さすがにそれは俺の知識には余るな。黒幕様ならあるいは……いや」

傭兵(留守番)「教会に行って聞いてみるのが良いだろう。紹介状くらいなら用意出来る。何せ、あそこもこっちの味方だ」

情報屋「教会は精霊信仰の中心だろう。勇者の味方じゃないのか?」

傭兵(留守番)「境界都市の教会には世俗派が多くてな。信仰や勇者も大事だが、信徒も大事という立場だ。だから、戦争必至のこの状況を憂いている」

傭兵(留守番)「だから、勇者に直接どうこうはしないが、過度に関わったりもしない。こっちとの繋がりもある。まあ、消極的味方って所だな」

情報屋「境界都市のほとんどが味方の様だな」


傭兵(留守番)「敵も居るがね。ああ、勇者やその仲間の事じゃない。彼女らはむしろ可哀想だな。世が世なら、救世主扱いだったろうに」

傭兵(留守番)「さあ、紹介状だ。持っていってくれ。たいした力にはならないが、こいつで司祭様に少しお時間を頂く位の事は出来るだろう」

情報屋「すまない。さっそく、行ってみる」

 情報屋は紹介状を受け取ると、屋敷町の方にある教会へと向かった。



 激痛。
 ただただ爆発的な痛みだけを感じ、意識が強制的に覚醒させられた。
 闇の中、腹に感じる痛みと、呼吸出来ない苦しさとに翻弄される。
 自分が何者であるかを思い出す暇も無い程に苦しみ、耐えきれず再びの死を願う。
 それがどれほど続いたのかわからない。しかし、幸いな事に永遠ではなかった。

エルフ魔法使「っ!?」

少女勇者「大丈夫?」

エルフ魔法使「私は……」

少女勇者「うん、死んでたんだよ。でも、無事に蘇生出来て良かった」

エルフ魔法使「無事? あれでですの?」

少女勇者「辛かった? 大丈夫、すぐ慣れるよ」

エルフ魔法使(失敗だったと言って欲しかったですわ。あの痛み……苦しみが、死と蘇生なんですの? そして、あれに慣れるなんて……)


GM:エルフ魔法使はステータスシンボルを得た
【トラウマ(死と蘇生)】
説明:PCは心に傷を負い、トラウマを背負った。
 PCはトラウマの対象を避ける。この制限は強制ではないが、破ると【トラウマ】はより重度の精神的障害へと発展する恐れがある。
 PCがトラウマの対象を乗り越えた時、【トラウマ】は消える。

GM:エルフ魔法使はステータスシンボル【勇者の仲間】のレベルが上がった
【勇者の仲間】2lv/増加資産:名声2

エルフ魔法使「そ、それよりここは?」

少女勇者「教会だよ。死体を運び込んで、蘇生して貰ったんだ」

 教会。その一室。
 簡易寝台の上にエルフ魔法使は居た。そして、その傍らには、いつもの旅装束ではなく、ズボンとシャツだけの少女勇者が立っている。

エルフ魔法使「その格好はどうなさいましたの? 装備は……」

少女勇者「復活代が全然無かったから装備は売っちゃったんだ。大丈夫、何とかなるよ」

エルフ魔法使「装備を売って、一文無し!? 装備無しで旅立つつもりですの!? そんな無茶ですわ!」

少女勇者「装備なんかよりずっとずっと大事な仲間を、復活させないなんてできないよ」

少女勇者「それに装備なら、君も酷いよ? 服のお腹に穴開いて、しかも全体的に血塗れだし」

エルフ魔法使「ご安心ください。着替えくらい有りますわ」

少女勇者「そっか、良かった。でも本当に酷い目にあったね」


少女勇者「僕は勇者なのに、どうしてあの人達は襲いかかってきたのかな? まさか、魔王の……」

エルフ魔法使「それは……何か事情があるのではなくて? 何でも調べずに決めつけるのは間違いの元ですわ」

エルフ魔法使「まずは調べてみましょう。結論を出すのはそれからでも……」

???「その必要はございませんぞぉ」

 破鐘のような声を響かせ、全身甲冑の男が部下を引き連れて入り込んできたのはその時だった。

???「奴等は背教者。勇者様の敵にございます。ご安心を。我等がここに来た以上、背教者共の妨害の手は、一切勇者様には届かせませぬ」

エルフ魔法使「何者ですの!?」

聖騎士「おっと、これは申し遅れました。私は聖騎士。精霊様の信徒にして、勇者様の下僕、背教者と魔族を断つ剣にございます」

少女勇者「聖騎士さん?」

聖騎士「我等、勇者様を背教者よりお救いする為に参った。さあ、お進みください。聖なる探求の旅へ。我等は、その露払いをいたします」

エルフ魔法使(よくわからないけど勇者の味方? そうだったとして……信用しても良いのでしょうか?)

???(部屋の外から)「きゃー!?」

少女勇者「え……えっ!? 今、悲鳴が聞こえなかった?」

エルフ魔法使「聞こえましたわ! 何が……」

聖騎士「勇者様を邪魔する悪しき背教者共! その粛正、我等が引き受けました! まずはこの、勇者様を蔑ろにせんとした、堕落した教会から!」


エルフ魔法使「まさか、この教会の人達を!?」

少女勇者「ダメだよ! 人間が傷つけあうなんて!」

聖騎士「お優しい勇者様! ですが、その勇者様を害したのが奴等なのです。いわば、魔族にも劣る邪悪が奴等。我等が粛正の剣は大正義であります」

聖騎士「今はこの場を離れましょう。我等がアジトにご案内します。暖かい食事も、安全なベッドも、勇者様に相応しい装備もご用意致しますので、そこでお休みください」

GM:得られた情報から状況を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】1+2 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】3 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】3 成功!
達成値9
目標値10 > 達成値9 判定失敗

エルフ魔法使(状況が掴めませんわ……何が起こっているのでしょう? 勇者には休息が必要ですし、ここは誘いに乗るのも……。落ち着いた場所で話を聞けば、見える事もあるかもしれませんし)

エルフ魔法使(でも、勇者はこんな人間同士の争いは望んでいないのではなくて? ああ、そうだとしても、私も勇者も聖騎士を止める力はありませんわ)

エルフ魔法使(本当、どういたしましょうか……)




 教会にたどり着いた情報屋が見たのは、入り口で虫の息で倒れ伏す僧侶の姿だった。

情報屋「大丈夫か! 何があった!?」

傷ついた僧侶「敵……敵が……教会の中に……ガクッ」

情報屋「何だ? 敵……魔族? それともこれも黒幕の差し金か?」

傭兵(監視役)「それは違う」

情報屋「監視役……という事は、勇者が中にいるのか?」

傭兵(監視役)「そうだ。そして敵も中だ。お前は危険だから教会から離れていろ」

情報屋「どうするつもりだ?」

傭兵(監視役)「今、集められるだけ仲間を集めた。これから突入する。まだ、中の人達を助けられるかもしれない。特に司祭様は守らねばならん」

情報屋「……手は足りているのか?」

傭兵(監視役)「これで十分とはとても言えないな。だが、やらんわけにいかんだろう?」

情報屋(危険な状況か。そう言えば、勇者がここに居ると言う事は、仲間のエルフ魔法使を蘇生しに来たのか? 彼女達は大丈夫だろうか?)

情報屋「中の勇者と仲間に危険は?」


傭兵(監視役)「無い。襲撃者は、精霊信仰原理主義者共だろう。連中は戦争の火種と戦力としての切り札を求めている。勇者やその仲間は奴等にとってアイドルだ」

傭兵(監視役)「勇者やその仲間が奴らに接触して、その思想に共感されたら厄介だ。それを妨害もしたいが……優先度は低くせざるを得ないな」

情報屋「手が足りない。しかし、人命救助を蔑ろにしたくはないというところか。厄介だというのは?」

傭兵(監視役)「勇者を御輿に担いだ奴等は必ず大きく動き出す。大勢死ぬし、戦争の危機も高まるな」

情報屋「勇者に命の危険はなくとも、利用される危険は無視出来ないな」

情報屋(傭兵達に手を貸すか? 役に立てるかも知れない。しかし、危険なのも確かだ。どうする?)

以上、ここまで


GM:ドワーフ鍛冶さんと魔商人さんと逃亡奴隷少女さんのグループ

 次回、逃亡奴隷少女さんとドワーフ鍛冶さんが誘いを受けた場合、魔商人さんを含めた三人が、少女魔王の提供で御馳走が食べられます。
 初めて知り合った者同士の社交をする事が可能です。
 もちろん、誘いを断って他の行動を取っても構いません。

 逃亡奴隷少女さんとドワーフ鍛冶さんは、誘いを受けた場合は食事中に、断った場合は別れ際に、勇者について知っている事を聞かれます。
 逆に少女魔王から何か話を聞く事も可能です。ただし、少女魔王はまだ魔王である事は明かしていませんので、魔王としての話は聞けません。

 少女魔王が勇者の情報を得たので、魔商人さんの持っている「商材(旅道具セット)」は少女魔王が購入します。
 価値どおり【金銭】27で購入しますが、値を吊り上げるなら【商業】スキル判定で商談を行ってください。少女魔王は【政務】スキルで対抗します。


GM:情報屋さんとエルフ魔法使さんのグループ

 次回、情報屋さんが教会の中に入った場合、戦闘となります。傭兵の援護をする、あるいは傭兵の援護を受ける事は可能です。
 選択肢としては「司祭や他の僧侶達の救出に向かう」か「勇者とエルフ魔法使の所に向かう」が考えられますが、他の行動をしても構いません。
 なお、教会での出来事に関わらないという選択も有りです。
 今回の質問に関しては、司祭が無事に救出された場合に回答します。

 エルフ魔法使さんは、人間側のもう一方の勢力に誘われている状況にあります。
 人間側の「魔族との戦争を望む勢力」の代表であり、勇者を妨害している勢力ほどではありませんが、魔族との戦争を望む勢力側の情報を持ち、大きな権力と財力を持っています。
 誘いを受ければ、勇者の身の安全だけは保証されるでしょう。勇者に使命を果たさせるだけなら、近道だと言えるかも知れません。

そういえば、一度少女魔王とは酒場ですれ違ってるんだよなぁ
……思い出すスキル、ないけど!

【プレイング】
(旅商人にしては、怪しい組み合わせだな、招待された先が地下牢ではたまらんが……)
グゥゥゥゥ...
(腹が減ってはいい武具は作れんか)

「……お誘いいただき、感謝する。」

・誘いを受ける
・勇者について...
1:そもそも銅剣の依頼が少女に対する妨害であるだろう、ということ
2:要領の悪い少女の話
3:情報屋 ◆bJlIBS0s7.との「勇者について」の会話
くらいしかしゃべれない
そもそも「あれが勇者……なわけないか」とか言っちゃってるし……(>>169-170と>>181あたりを参照

・喪服少女に質問「誰かの喪に伏しているのか?」
・もし伏していると答えるのであれば「その人の魂の安らぎに」と献杯。
 べ、別に魔王の好感度アップ狙ってるわけじゃないんだからね!

>>374を修正

ドワーフ鍛冶「……お嬢さん。体の採寸をさせてくれ。鎧は、使う者の体に合わせた方が使い易い」

少女魔王「ああ、わかった。任せるぞ」

逃亡奴隷少女「ごちそうさまでしたー」

ドワーフ鍛冶「全部食べたのか……満足したか?」

逃亡奴隷少女「はい!」

逃亡奴隷少女「あ、そうだドワーフ鍛冶さん。この街に勇者様が来たと聞いているのですが、何かご存じないですか?」

ドワーフ鍛冶「勇者? 俺は知らんが、何やらそんな事を言ってた奴がいたな……」

ドワーフ鍛冶(情報屋なら何か知っているのかもしれん)

 ドワーフ鍛冶がそう告げた途端、逃亡奴隷少女は興味と期待を向ける。

逃亡奴隷少女「詳しく! 詳しく教えてください!」

ドワーフ鍛冶「詳しくと言われてもな……かまわないが、たいした事は」

少女魔王「ああ、待って欲しい。この場で話してしまうのも良いが、せっかくだ。ドワーフ鍛冶殿、招待を受けてくれまいか?」

ドワーフ鍛冶「招待?」

少女魔王「落ち着ける場所……有り体に言えば、気楽に食事でもしながら話そう。情報のお礼としての意味も込めてな。そこらではお目にかかれないくらいの御馳走をするぞ?」

失礼しました。

そうか、勇者と名乗ったのは情報屋さんの方にだった
勘違いしてしまってたなぁ

>>382
質問ですが傭兵から予備の武器なり何なりを借りる事って出来ますか?

>>390
はい。予備武器としてありえそうな物(片手武器くらいまで)なら出来る事にします

 貸し工房。少女魔王から食事に誘われたドワーフ鍛冶と逃亡奴隷少女は、それぞれの理由で戸惑いを見せた。

ドワーフ鍛冶(旅商人にしては、怪しい組み合わせだな、招待された先が地下牢ではたまらんが……)

ドワーフ鍛冶:グゥゥゥゥ...

ドワーフ鍛冶(腹が減ってはいい武具は作れんか)

ドワーフ鍛冶「……お誘いいただき、感謝する」

逃亡奴隷少女(勇者様の事を知りたいですけど……)

逃亡奴隷少女「あの、ごめんなさい! 私、お金持って無くて……だから、一緒に行けません……」

少女魔王「安心して良いぞお客人。私が全部払う」

逃亡奴隷少女「で、では、お願いします」

少女魔王「ん。では魔商人よ。店の案内は任せたぞ」

魔商人「いきなりですな。しかし、お応えしましょう」

GM:少女魔王に適切な店を紹介する
魔商人の【都市生活知識】判定。
【都市生活知識】1 【知識&記憶】9 【ダイス】6 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【知識&記憶】9 【ダイス】4 成功!
【商業】3 【知識&記憶】9 【ダイス】4+4+1 成功!
達成値19
目標値7 < 達成値19 判定成功!




 表通り。魔商人が案内したのは、ギリギリ一般人向けと言える高級店であった。
 庶民向けとはいえ、そうそう来られる店ではない。金のある商人辺りが商談で使うような店だ。

ドワーフ鍛冶「こ……こんな店に入って大丈夫なのか? 高そうだぞ?」

逃亡奴隷少女(凄いお店です……)

少女魔王「そうだな、この店で良かったのか?」

魔商人「人には身の丈に合うという事が大事にございます。私めやお客人二人には、これ以上の店は身に余りましょう」

魔商人「礼服一式から揃え、マナーのお勉強から始めるのであれば、別でしょうが。その様な食事は、楽しくはないでしょう」

少女魔王「なるほどな。うむ、感心したぞ」

魔商人「ありがたきお言葉にございます。ささ、店に入りましょう」

店員「いらっしゃいませ」

一同:ぞろぞろ

店員「あの、お客様。その様な格好(鉄首輪に右腕に手枷)は、当店では……」

逃亡奴隷少女「ふえっ?」


魔商人「店員さん、今日は個室を使わせていただきたく……」

店員「……はい、かしこまりました。どうぞ、こちらへ」

逃亡奴隷少女「え? 私は大丈夫なんですか?」

魔商人「少々、込み入った話もする店でございますから、個室を使う客の内情には触れない事になっておりましてな」

魔商人(表で話せない商談などもありますからなぁ)

 やがて案内された個室。
 華美に装飾された部屋の中、一つ置かれた真白いクロスの敷かれたテーブル。その四方に置かれた椅子にそれぞれが座る。
 ややあってから、饗される全ての料理がテーブルの上に並べられ、飲み物も同じく十分なだけ出された。

少女魔王「コース料理ではないのだな」

魔商人「商談の途中で他人に踏み込まれては困る御仁もおりますからな。個室だと、先に全てを出してしまうのです。その方が、気兼ねなく話を出来ましょう?」

少女魔王「そうだな。それは良い」

少女魔王「おっと、ではお客人達。料理が冷めぬうちに、どうぞ召し上がれ」

ドワーフ鍛冶「いただきます……」

逃亡奴隷少女「いただきます」

魔商人「ドワーフ殿は、酒もいけましょう。ささ、まずは一杯」

 四人での食事は、穏やかに進んだ。


GM:勇者の情報を集める
少女魔王の【会話術】判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】6+1+2+4 成功!
魔商人の対抗判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】6+2+5 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】3 成功!
達成値29

逃亡奴隷少女の対抗判定。
【会話術】1 【社交&交渉】9 【ダイス】6 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】5 成功!
目標値11

目標値11 < 達成値29 判定成功!

少女魔王「それで……勇者の事を聞いても良いかな?」

ドワーフ鍛冶「ふむ……多くは知らないのだ。だが、関係の有りそうな事も含めて話そう」

ドワーフ鍛冶「そも、事の始まりは要領の悪い少女に出会った事だった。目の前で全て買い占められて、何も買えずにまごついていたな」

魔商人「買い占め? 今、大規模に行われている、あの?」

ドワーフ鍛冶「おうよ。あの銅剣と銅鎧の発注も、その少女を妨害する為の依頼だ」

ドワーフ鍛冶「と……情報屋という男が言っていた。考えてみれば、勇者の名を出したのも、その情報屋だな。奴は何かを知っているのかもしれん」


逃亡奴隷少女「そ、その人と会えませんか!?」

少女魔王「私も興味深く思うな。会えるか?」

ドワーフ鍛冶「俺の知る限りじゃ、酒場に居る筈だがな」

魔商人「焦って情報を求める所を見るに、逃亡奴隷少女様は勇者の情報をお持ちでないのですか?」

逃亡奴隷少女「私はこの街に勇者様が居るとしか知らないんです」

逃亡奴隷少女「あの、魔族の方は、勇者様が現れた事を知っているのですか?」

魔商人「まあ……知っておりましょうな」

魔商人(魔王様がこうして直々に話を聞いているのですからなぁ)

少女魔王「知っているとは言え、勇者が王国領に居る間は、魔族側からの手出しというのは無いな。魔族側から和平を破る事になってしまう」

魔商人「勇者が魔族領に入ってからの迎撃になりますな」

少女魔王「そうだな……ああ、そうだ。お前の溜め込んでいた商材な。全て私が買う事にした。割引無しで買おうと思うがどうだ?」

魔商人「おお! ありがとうございます、尊き方。大サービスで、定価でお譲り致しましょう」

少女魔王「何を言う。こちらは品の輸送まで引き受けようと言うのだぞ」

魔商人「有難い事ですなぁ」

逃亡奴隷少女「あのー、お二人はどういったご関係なんですか? あ、ちょっと不思議に思っただけなんですけど」


魔商人「どんな……でしょうかねぇ?」

少女魔王「難しい所だな……“友人”とでも言っておくのが無難か」

魔商人「そんな恐れ多い! 下僕の様な者と言ってくださいまし。私めはもう、誠心誠意、尽くすつもりにございますれば。情報集めだろうと、商売だろうと、何であろうとお助けしましょうとも」

少女魔王「お前を使うと、高くつきそうだな」

魔商人「お買い得と思いますがねぇ」

逃亡奴隷少女(やっぱり、良くわからない関係です)

ドワーフ鍛冶「気になるついでに。不躾ですまないが……その喪服。誰かの喪に服しているのか?」

少女魔王「ん? ああ……そうだ。私の育ての親であり、尊敬する師であり、掛け替えのない友であり、得難き家臣であり……初恋の人だ」

少女魔王(……そして父の仇でもあったな)

ドワーフ鍛冶(……なんと寂しげに微笑む少女だろう)

ドワーフ鍛冶「その人の魂の安らぎに」

魔商人「献杯ですか。では、私めも」

逃亡奴隷少女「あ、えっと……」

逃亡奴隷少女(真似しておいた方が良かったかな?)


少女魔王「ありがとう諸君……さて、皿も杯も空になった。今日はこれでお開きとしようか」

少女魔王「それでな、ドワーフ鍛冶殿。二つ、頼みがある」

ドワーフ鍛冶「何だ?」

少女魔王「一つ。情報屋という男に会ってみたい。繋ぎを付けてもらえるか?」

少女魔王「死者に祈りを捧げてくれた事への感謝故に、もう一つ。これから私が買う銅剣に紋章を彫って欲しい。そうだな……普段は見えない所、鞘で隠れる辺りに」

ドワーフ鍛冶「紋章?」

少女魔王「……このハンカチーフに刺繍された紋章を」

ドワーフ鍛冶「っ!? こ、これは!」

魔商人「……ドワーフ鍛冶殿、水をお飲みくださいまし。飲み下してしまうとよろしい。驚きも、吐き出しかけた名も」

ドワーフ鍛冶「ぬ、ぬう……」

ドワーフ鍛冶(何故、このような場所に魔王様が……)

少女魔王「そのハンカチーフは貸しておく。好きに使うと良い」

ドワーフ鍛冶「……では、お借りする」

魔商人(おやおや、これは……ドワーフ鍛冶殿、試されておりますぞぉ。紋章の図案に使うだけではなく、他の何に使うかを。それを使えば、情報屋とやらを釣るのも容易いでしょうなぁ。それが魔王様にとって災厄を呼ぶやもしれませんが)


ドワーフ鍛冶(……これは良い仕事をせねば。何処にどう彫り込んでやろうか)

逃亡奴隷少女(良くわからないけど、ハンカチを見せたらドワーフ鍛冶さんの態度が変わわりましたよね? この女の子は、いったいどういう素性の人なんでしょうか……?)

少女魔王「で、少女よ」

逃亡奴隷少女「は、はい!」

少女魔王「お前はこれからどうする? 宿がないなら、軒くらいは貸しても良いぞ?」

逃亡奴隷少女「で、ですが、ご迷惑じゃないかと……」

少女魔王「気にするな。勇者にご執心のお前とは、仲良くなっておきたいのでな」

逃亡奴隷少女「?」

魔商人「(人を試す)お戯れが、お好きでございますなぁ」

少女魔王「……そうだな。戯れついでだ、受け取れ」

GM:魔商人は【金銭】に27点の追加値を得た。
GM:魔商人は【商材(旅道具セット)】を手放した。
GM:魔商人にはまだ未払金【金銭】10が残っている。

逃亡奴隷少女(凄いお金!?)

魔商人「おお! 商品の代金ですな?」

少女魔王「どう使うか……見させてもらおう」


魔商人「それはもう、御照覧くださいまし」

魔商人(まず未払金を払って堅実に……いえいえ、それよりもこれをも資金として更に大きい商売をする手も有りますなぁ)

逃亡奴隷少女(そっかー……この女の子は、お金持ちなんですね)

逃亡奴隷少女(じゃあ、頼ってしまっても大丈夫でしょうか? あんまり、お金持ちに良い思い出はないですけど……この人は良い人みたいですし)

少女魔王「では、店を出よう。そして、今日の所は此処までとする。魔商人、ドワーフ鍛冶、両名はまた明日に会おう。逃亡奴隷少女は、ついて来たくばそうするといい」




 教会。その一室で、エルフ魔法使は少女勇者と共に、聖騎士とその部下達と対峙していた。

GM:聖騎士と話をする
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】6+1 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】3 成功!
達成値10
目標値3 < 達成値10 判定成功!

エルフ魔法使「貴方達は、勇者を守ってくださいますの?」

聖騎士「もちろんですとも! 我等全てが死に絶えるその時まで。いや、死した後もきっと我等が遺志を継ぐ者が、勇者様をあらゆる外敵から守り抜きます!」

エルフ魔法使「それと、知りたい事がありますの。いえ、具体的に何というわけではなく、色々と……情報を頂きたいと言えばよろしいかしら?」

聖騎士「無論、知る限り全てをお教えしましょう」

エルフ魔法使「では……あなた方の申し出をお受けいたしますわ」

少女勇者「え? ……いいのかな?」

エルフ魔法使「勇者の身を守るには、この方達についていくのが良いと思いますの」

少女勇者「僕の安全なんて、どうでも良いんだけど……」

少女勇者(それより、この教会の人達はどうなっちゃうんだろう)


聖騎士「正しき判断に感謝致します。では、参りましょう」

エルフ魔法使「あ、その前に。申し上げたい事が。皆さんは大変頑張っていらっしゃるようですが、敵の下っ端を排除しても、上を叩かなければ敵は減りませんわ」

エルフ魔法使(あまり関係がない人に危害を加えないよう、狙いを絞り込ませないといけませんわよね……)

エルフ魔法使「それから、やむを得ない理由で協力してる人もいるかもしれません。そんな方は、改心してくれるかもしれませんわよね。敵の情報が得られるかも知れませんし、皆殺しではなく生け捕りにしてはいかがでしょう?」

エルフ魔法使(それで死者が減って、解放されるか、誰かが救出に来るまでの時間が稼げれば良いのですけど……)

少女勇者「どうしてそんな事を言うの?」

聖騎士「お言葉を返す様ですが、真に害悪を振りまくのは下なのです。事実、勇者様を害して苦しめたのは、背教者共の末端ではありませんか。その罪は濯がれなければなりません」

エルフ魔法使「それはそうですが……」

聖騎士「いえ、もちろん下を誅するだけではと言うお言葉に異論はありません。下を操る上を倒さねば終わらないというのも事実です」

エルフ魔法使(……上を倒せと言っても、下を見逃す人達じゃ、ありませんものね)

聖騎士「つまり、その……ああ、感動致しました! 勇者様は、我等に、全ての根源である国王を討てと言われているのですね!」

エルフ魔法使「え!?」

少女勇者「言ってな……」

聖騎士「なるほど、魔族との和平などと言う愚挙を許した諸悪の根元! これを討たずに、魔王を討とうとは片手落ちと言うより他有りませんな!」


聖騎士「それはそれとして『生け捕りにする』ですか。その発想はありませんでした。まさに目から鱗が落ちた思いです。わかりました。背教者共は、勇者様に成り代わり、我等が責任を持って拷問に掛けましょう!」

エルフ魔法使「ええっ!?」

聖騎士「さすが、勇者様の仲間の方。死による浄化の前に、悔悛の機会を与えようとは、何という慈悲の心! この聖騎士、感服致しました!」

エルフ魔法使「ち、ちが……」

少女勇者「そんな……」

聖騎士「お任せください! 背教者の歪んだ心を見事に正して御覧に入れましょう。そうなれば彼等は、歌う様に何でも話してくれるはずです」

聖騎士「そう言うわけだ。粛正の予定だったが、捕獲出来る者は捕獲する。仲間達に伝えてくれ」

狂信兵「伝令に行って参ります!」

聖騎士「さて、勇者様、そしてお仲間の方、我等がアジトへとご案内致します」

エルフ魔法使「行きましょうか」

少女勇者「本当に行くの? 教会の人達は?」

エルフ魔法使「勇者の身を守るには、この人達についていくのが一番ですもの」

エルフ魔法使(そう、あんな経験しても笑って、なけなしのお金を使ってまで味方を信じてくれる勇者を守ってあげないといけませんもの。ある程度の犠牲は仕方ないですわ。全てを得る事は出来ないのですし……)

少女勇者(……人間を守る勇者を守る為に、人間が傷つけられていくなんて……それで良いの? それが正しいの?)


 迷いを見せる勇者の手を引き、エルフ魔法使は聖騎士の案内に従って教会を出た。

GM:ステータスシンボル【勇者】は、この行動には反応しない



 礼拝堂の前、3人の武装した兵士が、閉ざされた扉を開こうと、廊下にあった彫像を破城槌がわりにして扉に突進を繰り返していた。
 礼拝堂の頑丈な扉も重い石の彫像の衝突には耐えられず、次第に蝶番の辺りが壊れ始めている。
 そこに伝令の兵士が駆け込んできた。

狂信兵D「おい、中の連中は出来る限り捕らえろとの命令だ」

狂信兵A「全員誅殺するんじゃなかったのか?」

狂信兵D「勇者様のお仲間の方の提案で、悔悛の機会を与えるそうだ。さすが、勇者様のお仲間になるだけあってお優しい事だ」

狂信兵A「そうか。だが、抵抗したらどうする?」

狂信兵D「抵抗しない奴だけ捕らえればいいさ。この期に及んで抵抗する奴にまで、悔悛の機会を与える必要なんか無いだろ」

狂信兵A「そうだな。さあ、もう少しで開くぞ。お前も手伝ってくれ」

狂信兵D「ああ、わかった」

 兵士が扉の破壊に加わろうとしたその時――

情報屋「っ!」

 廊下の窓から音もなく飛び込んだ情報屋が、狂信兵達に斬りかかる。


狂信兵D「うぁ!?」

 兵士一人を切り捨て、次に情報屋は、破城槌とした彫像を抱え込んだままの兵士達に向かう。

狂信兵A「ぐっ!?」

狂信兵B「ちっ……背教者め!」

 慌てて彫像を放した兵士の振った剣が、兵士一人を切り捨てたばかりの情報屋へと迫る。

情報屋「くっ!」

 剣のぶつかる小さな音。情報屋の剣は、兵士の剣に当てられ、その軌道をそらしていた。
 そして、そのまま情報屋の剣は兵士に突き立てられる。

兵士B「ぎゃああああっ!」

兵士C「我等の正義が、こんな背教者に……!」

情報屋「!」

 最後の兵士の剣が、情報屋の体を掠める。その一太刀は服を破り、情報屋の体から血が散った。

情報屋「お前達の暴挙もここまでだ!」

 先の敵の体に突き立った剣を振る様にして抜き、最後の兵士へ振り抜く。
 その剣は僅かに届かない。
 その剣の軌道を見た兵士が、反撃とばかりに剣を振り上げ――


兵士C「な……剣術だと……」

 届かなかった筈の剣は、兵士の体を切り裂いていた。

情報屋「……これで終わりか」

GM:狂信兵を倒せ!
情報屋の【戦闘(対人)】判定。
【戦闘(対人)】1 【身体&健康】13 【ダイス】2 成功!
追加スキル
【受け流し】1 【器用&技巧】13 【ダイス】4 成功!
【道具使用】1 【器用&技巧】13 【ダイス】6 成功!
【剣術】1 【器用&技巧】13 【ダイス】5 成功!
【運動】1 【身体&健康】13 【ダイス】3 成功!
【地形把握】1 【知識&記憶】13 【ダイス】1 成功!
【隠密行動】1 【器用&技巧】13 【ダイス】6 成功!
達成値27

狂信兵Aの対抗判定
【戦闘(対人)】2 【身体&健康】10 【ダイス】6+3 成功!
狂信兵Bの対抗判定
【戦闘(対人)】2 【身体&健康】10 【ダイス】2+2 成功!
狂信兵Cの対抗判定
【戦闘(対人)】2 【身体&健康】10 【ダイス】2+5 成功!
狂信兵Dの対抗判定
【戦闘(対人)】2 【身体&健康】10 【ダイス】3+3 成功!
目標値26

目標値26 < 達成値27 判定成功!


戦闘結果
情報屋 負傷状態lv1

狂信兵A 負傷状態lv2
狂信兵B 負傷状態lv2
狂信兵C 負傷状態lv2
狂信兵D 負傷状態lv2

 敵兵士は全て床に倒れ、血を流し苦しみ悶えている。逃げようとしているが、動きは緩慢だった。

情報屋「とどめを……いや、捕縛しておこう」

 情報屋は辺りを見回し、窓にかかっていたカーテンを外すと、剣で適当に切り裂き、作った即席の紐で兵士達を捕獲した。

情報屋「借り物の剣が役に立ったな。さて……」

情報屋「救援に来たぞ!」

礼拝堂の中「おおっ! 助かったぞ、皆!」

情報屋「今はまだ外に出ない方が良い。落ち着くまで、私が扉の前を守る」

礼拝堂の中「あ、ありがとうございます!」

情報屋「中に司祭様は居られるか?」

司祭「私が司祭です。救援に感謝を」

情報屋「紹介状を受け取って頂きたい。本来、ここには質問をしに尋ねてきたんだ」


司祭「わかりました。お受け取り致します」

 情報屋は、礼拝堂の壊れ書けた扉の隙間から、紹介状を投げ入れた。
 そしてそのまま、そこで教会内の騒動が終わるのを待つ。
 緊張した長い時間が過ぎ、教会内での戦いは、敵の撤退で終わりを迎えた。
 それを情報屋に伝えたのは、入り口で言葉を交わした傭兵だった。

情報屋「借りていた剣だ」

傭兵(監視役)「ああ……数打ちの銅の剣だ。たいしたもんじゃないから、やるよ。持っておきな」

傭兵(監視役)「それより大事件だ。原理主義者と共に勇者が姿を消した」

情報屋「……そうか」

傭兵(監視役)「こうなると……今までの様な手段で挫折を待つという方法では間に合わないかもしれないな」

情報屋「非情な手段がとられるのか?」

傭兵(監視役)「可能性は高くなった。いや……何かの手を打つのは確定で、あとは時間の問題かもしれないな」

情報屋(タイムリミットが出来たか。やりにくくなったな)

 この時、礼拝堂の扉が開く。中から、非難していた僧侶達が出てきて、最後に司祭がその姿を見せた。

司祭「おお、精霊様に感謝を。貴方が助けてくれたのですね」

情報屋「ああ、災難だったな」


司祭「貴方こそ、お怪我をされている様で。今、治療を」

GM:司祭は【回復魔法】を使った。情報屋は【負傷状態lv1】から回復した。

司祭「やれやれ、嘆かわしい事です。確かに、精霊様は魔族と戦う力を授けてくださる守護神です。しかし、民草を犠牲にして戦を煽る神ではないはずだ」

情報屋「だが、勇者が現れたのは、魔王と戦えと言う意思ではないのか?」

司祭「精霊様の意思は確かにあるでしょう。しかし、考えても見てください。精霊様が現在の政情を理解しているかどうかさえ、私達にはわからないのです」

司祭「『精霊様は全てを知った上で、魔王を倒すべく勇者に加護を与えた』『精霊様は何も知らず、戦乱の時ではない事を知らず、人が勇者を作ったから魔王を倒す加護を与えた』。どちらにもとれてしまうのです。故に、どちらも間違いとは言い難い」

情報屋「ここを襲った連中にも正統性があると言う事か?」

司祭「かなり過激な解釈ですがね。ですが、今日の凶行が許されるというわけではありません」

司祭「さて、今日は質問があって来られたとか?」

情報屋「ああ……『過去に精霊の意志を人の手で変えたことがあるか』。ここには、それだけ聞きに来たのだがな」

司祭「巻き込まれてしまいましたねぇ。しかし、人が精霊様の意思を変えた事があったかどうかですか……まあ、『現代では無い』と言うべきですか」

情報屋「なら、祈りは無意味なのか? 精霊が応えないなら、意味がないはずだ」

司祭「精霊様は私達の祈りに応えて加護をくださいます。しかしそれは古き契約に基づいての事。意思を変えた事にはならないでしょう」

司祭「ただ、最初の勇者……すでに伝説となったその方は、冒険の果てに精霊に会い、今日まである精霊の加護を授かったと、とある聖典にあります。つまり、最初の勇者は、精霊様の意思を変えたのです」


情報屋「……同じ事がしたければ、勇者と並ぶ程の冒険をしなければダメだと言う事か」

司祭「精霊様と直接交信する方法は失われています。新たにそれを見つけ出す必要がありますね」

情報屋(境界都市の外の事は手に余るな。それに、そんな冒険を繰り広げている時間は無さそうだ。このままでは境界都市は……いや下手をすると王国が、そして魔族領までもが、大きな動乱の中に呑まれてしまうだろう)

情報屋(その中心にいる……嫌でも中心に据えられてしまうのが、あの勇者だという少女だとはな)




 屋敷町。聖騎士達が逃げ込んだのは、貴族の邸宅の一つだった。
 少女勇者とエルフ魔法使は、その中の上等な部屋に案内される。

聖騎士「こちらをお使いください。二部屋並びなっておりますので、行き来はご自由に。廊下に警護の兵がおりますので、安心しておくつろぎを」

聖騎士「さて、エルフ魔法使様。捕らえた背教者共は地下で反省を促しています。話など聞きに行かれますか?」

エルフ魔法使「……けっこうです。人間は拷問を反省と呼ぶの? 人間の風習は理解出来ないですわ」

聖騎士「苦痛は魂を清めますからな! 勇者様の死と復活は、苦痛の果てに汚れを捨てより強き新たな生を得る奇跡。ならば、人の身であっても、途中までは体現出来ぬ道理がありません!」

エルフ魔法使(死と復活……嫌な言葉ですわ)

少女勇者「そんなのってないよ……やめてよ。酷い事はしないであげて」

聖教者「もちろんです! 彼等は魂を清めて来世へと旅立つ! 何と素晴らしい事でしょう! 彼等にただ正義の剣を振り下ろすだけなのは、確かに“酷い事”でした。彼等にはよりじっくりと罪の汚れを吐き出してもらいましょう!」

少女勇者「そんな……」

聖騎士「さて、勇者様。背教者共の妨害で食事も満足に取れなかったと聞きます。すぐに、お食事をお持ち致しますので……」

少女勇者「食べたくない」

エルフ魔法使「いけませんわ。食べないと、体がもちませんわよ?」


少女勇者「…………」

 少女勇者は黙って部屋のドアの向こうに行ってしまった。

聖騎士「……勇者様は御気分が優れない様子ですな。やはり、背徳者共の妨害に心身を炒痛められていたのでしょう。何と不憫な」

聖騎士「では、エルフ魔法使様。何か用事がありますれば、御命じください」

 その場に残されたエルフ魔法使は、勇者の部屋をノックしようとして、何か気まずい思いがしてそれを止めた。
 そして、自分の部屋へと入り、深く溜息をつく。

GM:得られた情報から状況を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】2+6 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】5 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】2 成功!
達成値15
目標値10 < 達成値15 判定成功!

エルフ魔法使(ここの人達は、勇者を大事に思っている様で……確かに“外敵”からは守ってくれる。ですけど、彼等自身が猛毒な様な気もします)

エルフ魔法使(でも、勇者の身の安全を得るには、この選択が最善だった筈……あそこで逃げ出しても、状況は何も好転しませんもの)

エルフ魔法使(でも……私が、勇者の身の安全と引き替えにして、仕方ない犠牲として捨てたものは、いったい何で、どれほどの物だったのかしら?)



 境界都市に夜が訪れようとしている。

以上、ここまで


GM:次のターンで、二日目を終了としたいと思います。
 次のターンでは、PCが動きを起こさない限り、あまり大きな動きは起こりません。
 二日目終了したら一段落として、PCのレベルアップをしたいと思います。

 GMへの質問や、プレイヤー同士の相談など、遠慮無くどうぞ。

その日最後だからってそっけなく書く必要ないのね
っていうか普通に書けばいいのか

今夜日付変わる前にはプレイング修正かけます

>魔商人さん
未払い金を払ってから酒場に行くなら
後で合流して酒場で飲む、という提案をプレイングでします
お手数ですが返答よろしく

【プレイング】
(どえらい方と知り合ってしまった……)
(ま、まずは最高級の茶葉と茶菓子と工房の掃除と……)
(待て、まずは……情報屋との接触だな。昨日の感じでは酒場にいそうだが……)
(……話をするにも、口の回る者がいたほうが心強いか)

・魔商人を酒場に誘う
「魔商人……お近づきの印に酒場で飲み直さないか?その、ま……」

「ごほん……お嬢様方がいては、しづらい話もある」

『しづらい話』につっこまれたら、盛り場についての情報だと誤魔化す
魔商人が商品の残金を払ってから酒場に行くのであれば、
後ほど合流しようと伝えて酒場へ移動

・酒場で情報屋を探す
・情報屋がいれば『明日(三日目)、工房に来てほしい』と告げる
理由は「いい出来の剣が出来たので、見てもらって宣伝に使ってほしい」とでもしておく
・支援もらえるなら魔商人の会話術が欲しい

・情報屋がいなければ、(魔商人と)酒呑んでほろ酔いで工房に帰って二日目終わり

【プレイング】
(どえらい方と知り合ってしまった……)
(ま、まずは最高級の茶葉と茶菓子と工房の掃除と……)
(待て、まずは……情報屋との接触だな。昨日の感じでは酒場にいそうだが……)
(……話をするにも、口の回る者がいたほうが心強いか)

・魔商人を酒場に誘う
「魔商人……お近づきの印に酒場で飲み直さないか?その、ま……」

「ごほん……お嬢様方がいては、しづらい話もある」

『しづらい話』につっこまれたら、盛り場についての情報だと誤魔化す
魔商人が商品の残金を払ってから酒場に行くのであれば、
後ほど合流しようと伝えて酒場へ移動

・酒場で情報屋を探す
・情報屋がいれば『明日(三日目)、工房に来てほしい』と告げる
理由は「いい出来の剣が出来たので、見てもらって宣伝に使ってほしい」とでもしておく
・支援もらえるなら魔商人の会話術が欲しい

・情報屋がいなければ、(魔商人と)酒呑んでほろ酔いで工房に帰って二日目終わり

 表通り。レストランの前。店を出てきた少女魔王とドワーフ鍛冶、魔商人、逃亡奴隷少女の4人は、この場で解散なムードになっていた。

ドワーフ鍛冶(どえらい方と知り合ってしまった……)

ドワーフ鍛冶(ま、まずは最高級の茶葉と茶菓子と工房の掃除と……。待て、まずは……情報屋との接触だな。昨日の感じでは酒場にいそうだが……)

ドワーフ鍛冶(……話をするにも、口の回る者がいたほうが心強いか)

ドワーフ鍛冶「魔商人……お近づきの印に酒場で飲み直さないか? その、ま……」

ドワーフ鍛冶「ごほん……お嬢様方がいては、しづらい話もある」

魔商人「もちろんですとも、私の友達! それで、何のお話でしょう?」

ドワーフ鍛冶「ああ……まあ、盛り場についてだ」

魔商人「貴方は幸運です! 良い薬が有りますよ。一粒で一晩中……いやいやそれより、こっちの何倍もずっと良くなる薬をですな。それとも店をお探しで? 好みを言っていただければ、それはもう選り取り見取り……ひぇっひぇっひぇ。ま、お代はお駄賃程度に」

少女魔王「…………」

逃亡奴隷少女「…………」

ドワーフ鍛冶(しまった視線が痛い!? 魔王様の心証を悪くしたかもしれんぞ?)

魔商人「おっと……“内緒話”でしたか」

少女魔王「……ああ、“そう言う事”か」(密談か。何を話すか知らんが、面白くなると良いな)

少女魔王「気を付けろよドワーフ鍛冶。隙あらば魔商人に骨までしゃぶり尽くされるぞ」


魔商人「ははは」

逃亡奴隷少女(笑うだけで否定しないんですか!?)

魔商人「ドワーフ鍛冶様。飲み直しは喜んでお受け致します。ただ、先に仕事で回りたい場所があるのですが、よろしいですかな?」

ドワーフ鍛冶「ああ、用事が先で良い。酒場にて、後ほど合流しよう」

少女魔王「では、私は宿に帰る。逃亡奴隷少女、お前はどうする?

逃亡奴隷少女(行くあてもないですし……この人は悪そうには見えないですし……ついていってみましょうか)

逃亡奴隷少女「はい、お世話になります」

少女魔王「うん。では、魔商人とドワーフ鍛冶、また明日会おう。ではな」

ドワーフ鍛冶「…………」ペコリ

魔商人「ええ、ええ、また明日もよろしくお願い致します」



 表通り。商店もほぼ店終いをしていた。いつも通りといえる光景だが、今日は何か人々が落ち着かない様子で、そこここで立ち話をしている。
 そんな中、魔商人は昼に商談した男を探し出した。

魔商人「おお、見つかって良うございました。昼間の商談の未払い金をお持ち致しましたですよ」

買い占め役「ん? 今日買ったばかりなのに、もう支払いをするのかい? まだしばらく待っても良かったんだが……」


魔商人「いえいえ。金の絡んだ物事の始末は、早めに済ませてしまうに限ります。どうぞ、お受け取り下さい」

GM:魔商人は【金銭】から10点の追加値を失った。
GM:【商材(旅道具セット)】の未払い金は無くなった。

買い占め役(うーん、顔に似合わず、なかなか誠実な人だな)

GM:魔商人は【名声】に1点の追加値を得た。

魔商人「ところで、何やら街が騒がしいですね、事件でもあったのですか」チラッ

魔商人「行商をしていらっしゃるなら色々な噂を耳にしていると思いまして」チラチラッ

魔商人「いやぁ、行商というのは世情に敏感でなければいけない仕事ですからねぇ」チラチラチラッ

GM:買い占め役に話を聞く
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】5+1+4 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】5 成功!
達成値15

目標値3 > 達成値15 判定成功!

買い占め役「教会が暴徒に襲われたのさ。犠牲者が大勢出たらしい」

魔商人「おお! そんな事が……いったい、どうして? 賊は何者ですか?」

買い占め役「詳しい事はわからないんだ。俺は、ここにずっと居たからなぁ」


魔商人「失礼いたしました。驚きのあまり、ついつい無理に聞き出すような事を。それにしても、物騒な世の中ですな」

買い占め役「そうだな……ああ、あんた。境界都市……いや、王国から少し離れていた方が良いかも知れないぞ? ひょっとすると、また何か起こるかもしれない」

魔商人「それはまた。何かご存じなのですかな?」

買い占め役「いや、俺の勘だよ。勘。そんな気がしただけさ」

魔商人(何か知っている上で、親切からの警告と見るのがよろしいでしょうなぁ。深く探るのは、親切を仇で返す事になりかねません)

魔商人「そうですね。こちらで仕入れた品を魔族領に売りさばきに行くのも悪くないかも知れません」

買い占め役「そうだなそれが良い。その内、また商売をしよう。今日は俺も帰るよ」

魔商人「はいはい、それではお気を付けて。またの機会を楽しみにしておりますよ」



 ――酒場。

「教会でテロだってよ」
「え? 俺は義挙だって聞いたぜ?」
「…………」「…………」

「ちょっとー、この人達、いきなり喧嘩始めちゃったよー!」

 酒場の中は、教会に対して行われた襲撃の噂で満ちていた。
 詳しい情報は流れていないらしく、情報屋が知る以上の事は聞こえてこない。


情報屋(教会の件の詳細を知るには、黒幕に話を聞くのが良さそうだな。あれだけの事件があって、彼等が何も動かないという事も無いだろう。繋ぎは……酒場のマスターに頼めばいけるか)

情報屋(勇者は教会で見つからなかった。勇者は……エルフ魔法使は無事か? 今は何をしている?)

ドワーフ鍛冶「おお、ここに居たか」

情報屋「? よく会うな」

ドワーフ鍛冶「少し用が出来てな」

魔商人「お初にお目にかかります。魔商人めと申します」

情報屋「はじめまして。情報屋だ。情報を商っている」

情報屋「ドワーフ鍛冶。客を紹介してくれるとかいう話か?」

ドワーフ鍛冶「いや、そうではなくな……」

魔商人「その通りでございます。私めは、情報屋様の持つ情報を求めているわけでして」

ドワーフ鍛冶「……俺の用は、良い剣が出来たので、見てもらって宣伝に使って欲しいと、そう言う話だったのだがな」

情報屋「ついでに情報を買いたい客との顔合わせか。わかった、目利きなど出来ないが、剣の情報をばらまくぐらいはしよう。有料で……【金銭】1も後でもらおうか」

情報屋「それから、情報が欲しいんだったな。話してくれ」

ドワーフ鍛冶「いや今ではなく、明日、工房に来て欲しいのだ」


魔商人「私めは確かに客ですが、使いの様な者。さる御仁が、貴方様から話を聞きたいとの事で。明日、ドワーフ鍛冶様の工房で会いたいと仰せでして」

情報屋「行くのは構わない。それで何が聞きたい? 先に聞いておけば、整理して話しやすい」

魔商人「その……勇者に関わる情報をお持ちと聞いておりますれば。知る限りを」

GM:情報交換の交渉をする
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】4+1+4 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【ダイス】2 成功!
達成値11

情報屋の対抗判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】4 成功!
目標値4

目標値4 < 達成値11 判定成功!

情報屋「……何を払う? 情報代は、【金銭】かあるいは何かの情報で貰う事になる」

魔商人「【金銭】に情報ですか。そのどちらでも、きっとご満足頂けるだけ出す事が出来ますよ。ししししし……」

魔商人(魔王様の正体については、明かすも明かさないもドワーフ鍛冶様に託された事。しかし、その事は気付かれていない様子。ならば私めの儲けの為に使っても良いでしょう。責めを負うのは私めではございませんからなぁ)

情報屋(胡散臭いな。それに背後に大物が居るような口振り……黒幕の様な輩が、また別に居るというのか?)


魔商人「ああ、そうです。私めら、お恥ずかしい事に勇者について何も情報を掴んでおりません。情報屋様が、何をどれだけ知っているのかもわかりません。ですから、こちらから細かく、『何を教えて欲しい』とは言い難くあります」

魔商人「どうでしょう? 割高になっても構いません。そちらで話せる情報を全てまとめて、請求額もあわせて、それでこちらに出して頂けませんか?」

情報屋(丸投げしてきたか……出す情報をこちらが選べる分、有利だな。値段も、こっちの自由と。断る理由もない)

情報屋「良いだろう」

情報屋(しかし、勇者の事か……何をどれだけ話す? 黒幕の事は話すか? エルフ魔法使との関係は? 後の二つは、売るとすれば高く売れそうだが)

情報屋(もう一つ、報酬の事だ。【金銭】で要求するか? いや、彼等は見たところ魔族だろう。魔族も勇者とその周りの騒動に気付いて、何か動き出していると見るべきだ。その辺りの情報を要求してみる手もあるな)

ドワーフ鍛冶「面倒臭いな。互いに腹を割って全部出して、それで終わりじゃいかんのか」

情報屋「これも商売だからな」

ドワーフ鍛冶「いや、それでもだ。もっと打ち解けても良かろう。だからな、飲むぞ」

情報屋「どういう話だ?」

ドワーフ鍛冶「酒を酌み交わせば、互いを知る事も出来る。知れば腹の内を探り合わなくても良いだろう。というわけで、酒だ。魔商人殿も良いかな?」

魔商人「私めは、もちろんかまいませんよ。これを機に、仲良くいたしたいですからなぁ」

情報屋「……まあ、良いだろう。商談の続きは明日だ」


 かくして三人は、その夜、酒を酌み交わした。

GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。
 前回の司祭からの情報収集分を忘れてました。



 表通り。概ね都市の中心と言って良い辺りにある一件の高級宿屋。
 逃亡奴隷少女を連れた少女魔王は、その中へと帰っていった。

逃亡奴隷少女(な……何か、元居たお屋敷よりも立派な部屋の様な)

少女魔王「此処が私の部屋だ。まあ、くつろげ」

逃亡奴隷少女「え? 無理」

少女魔王「さて、脱げ」

逃亡奴隷少女「え? えーっ?」

逃亡奴隷少女(私の体が目当てですか!? そんな! そんな危機は、もう脱したと思ってましたのに!)

少女魔王「早くしろ。お前を洗うぞ。その汚れた姿はよろしくない」

逃亡奴隷少女「え? あ、そうですか。なら、井戸に……」

少女魔王「風呂が付いてるのに、どうして井戸なんか使うんだ?」

逃亡奴隷少女「お風呂ですか!? あ、あの、温かいお湯の?」


少女魔王「冷たい湯など無いからな。遠慮する事はないぞ。お前は、客人なのだからな」

 少女魔王は有無を言わせずに逃亡奴隷少女を浴室に引きずりこんだ。
 そしてしばらくの後……呆れるくらい豪華な浴室の中、逃亡奴隷少女は泳げるくらい広い湯船に身を沈める。

逃亡奴隷少女(うう……お風呂なのに、お屋敷のお部屋より広くて豪華だなんて)

少女魔王「うん、綺麗になったな」

逃亡奴隷少女(洗われてしまいました……石鹸とか初めてです。それ以前に、あんなとか、こんなとか~~全部初めてですよぉ)

逃亡奴隷少女(そんな事より、綺麗だって……貴女様の方が、綺麗ですよ。何でしょう、この人。女神様か何かでしょうか?)

少女魔王「……体についたその鎖。私なら外すのは容易いが、どうする?」

逃亡奴隷少女「え? あの。これは……」

逃亡奴隷少女(この鎖のない私……奴隷でも、逃亡奴隷でもない私。それってどんな私なんでしょう?)

逃亡奴隷少女(……ただの少女? だったりしますか?)

少女魔王「まあ、じっくり考えるがいい。お前の来た道と行く道に関わる大事なことなのかもしれないしな」

逃亡奴隷少女「道ですか……はい。そう言えば、貴女様はどちらから来られたのですか?」


GM:少女魔王から情報を集める
逃亡奴隷少女の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】9 【ダイス】1 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】1 成功!
目標値2

目標値3 > 達成値2 判定失敗

少女魔王「……それは今は伏せておこう。お前を惑わせる結果になるかもしれぬしな」

逃亡奴隷少女「惑わせる?」

少女魔王「勇者に会うのだろう? ならば、知らない方が良いのかも知れない」

少女魔王「私は、偶然出会っただけの、ただのお人好しだ。お前を見て、ちょっとばかり愉悦に浸ってたりもするがな。まあ、それで良いではないか」

逃亡奴隷少女(知らない方が良いなんて……本当に、この方は何なのでしょう?)

少女魔王「それよりだ。面白かったから、もう一度、お前を洗ってやろう」

逃亡奴隷少女「え!? もう、汚い所なんてありませんよぉ!」

少女魔王「洗われた事はあるが、洗ってやる事はないからなー。うむ、抵抗はするな!」

逃亡奴隷少女「いーやー!?」

逃亡奴隷少女(ついてきちゃったのは間違いだったのかも知れません~)




GM:聖騎士と話をする
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】2+4 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】1 成功!
達成値7
目標値3 < 達成値7 判定成功!

 原理主義者のアジト。
 エルフ魔法使が聖騎士に話を聞きたいと望むと、聖騎士はすぐに応接室で応対する手筈を整えてくれた。

聖騎士「さて、聞きたい事があるとか?」

エルフ魔法使「はい……皆さんは、勇者の仲間である私も守ってくれています。なら、勇者の家族や勇者村も守護対象なのかしら?」

聖騎士「もちろんです。勇者様を育てる聖なる職務を遂行する村を守らぬ事などあるでしょうか。それなのに、背教者共は……」

エルフ魔法使「何かされたのですか?」

聖騎士「魔族との忌まわしき停戦の後、村への給付金の削減を行いました。勇者様が不要だとする、愚かしい政策です。勇者様の村は、勇者様の育成が役目。王国からの給付金が無ければ、その役目を果たせません」

エルフ魔法使「王は、勇者を廃しようとしましたの?」

聖騎士「そうです。欺瞞の和平以後は、候補の育成のみで良しと。廃するというのならば、まだましであったでしょうな。その様な国は、精霊様や勇者様の力を借りずとも、滅びたでしょう」

聖騎士「情勢の変化に備えて候補は確保しつつ、【勇者】にはしない……勇者様は、連中にとって都合の良い、便利な道具くらいにしか思われていなかった」


エルフ魔法使(魔族との和平を維持するなら勇者は不要。でも、和平はいつまで続くかわからないから、いつでも使える様に勇者を残しておかなければならなかった……そんな判断ね)

エルフ魔法使(合理的だけど……勇者を道具としてしか見ていないという見方も正しいわ。この人達にとって、勇者は神聖な物らしいし、そんな扱いをされれば怒るわよね)

エルフ魔法使(……便利な“道具”と、神聖な“物”、どちらがマシなのかしら?)

エルフ魔法使「……そういえば、過去に逃げ出した勇者候補が居たとか?」

聖騎士「“そんな者は居なかった”。世俗派の戯言です。実際、教会の歴史書の何処を探しても、そんな人物の事は書かれていません」

エルフ魔法使(実際に居たとしても、記録に残す筈がありませんわよねぇ)

聖騎士「いきなり話題が変わりましたね。勇者様が何か言われましたか? その……ご家族について」

エルフ魔法使(勇者が……家族?)

エルフ魔法使「いえ、候補の話が出ましたので、つい思い付いたままに聞いてしまいましたの。厳しい訓練と聞きましたので、長い歴史にはそんな事もあったのかしらと。でも、そんな事を考えるのは不敬でしたね。反省致しますわ」

聖騎士「ええ、それが良いでしょう。そして、そんな愚にもつかない事実無根の戯言は忘れてしまいなさい」

エルフ魔法使「はい、そういたします。それで……質問を変えますね。こちらの戦力はどうなってますのでしょうか? 戦うならば、必要な事でしょう?」

聖騎士「私達の戦力ですか……厳しい話ですね。現時点で同志であると確証を持って言えるのは、王国の1割といった所です」

聖騎士「しかし、勇者様が先頭に立たれるなら、王国の大半が勇者様の下に集うでしょう」

エルフ魔法使「精霊信仰は王の正統性の証しだからかしら?」


聖騎士「その通りです。勇者様は、精霊の正義の代行者ですからね。勇者様が王に弓引けば、正統性は我等の上にあると誰もが考えますから」

エルフ魔法使(そう……正統性を得て王を倒す事は“自分が新たな王になるチャンス”でもあるわけで、聖騎士達みたいに信仰心からじゃなく、野心から集まる者も現れるのね)

エルフ魔法使「勇者が立てば、王国に対する勝機はある。それはわかりましたわ。それで、魔族側の戦力とは、いかほどなのでしょう?」

聖騎士「王国の全軍をもってしても戦線維持がやっとですね。しかし、勇者様がいらっしゃるならば、勝てぬ道理がありません」

エルフ魔法使「……ですわね」

エルフ魔法使(全軍でも侵攻を押しとどめるのがやっと。なのに、内戦をして戦力を減らした後だから、魔族との戦いは劣勢待ったなし。その劣勢を覆す事が勇者に求められるわけね)

エルフ魔法使(魔族と先に戦えば全軍で……ダメね。その時は、勇者を妨害しようとする派閥との暗闘が激しくなるだけだわ。それじゃ、内戦しながら魔族と戦う様なものだもの)

エルフ魔法使(どっちにしても王国は内戦状態。そんな時に、魔族が何もしないとは思えないし……魔族側がどう動くか、判断出来る情報がないのが辛い所ですわね)

エルフ魔法使「……魔族と言えば、勇者は魔王についてほとんど何も知らないようですの。私も旅の身で、同じ様な物ですし……魔王の事について教えていただけませんか?」

聖騎士「魔王ですか……その姿を見た事は数度、国の式典での事でした。見た目は、人間の少女の様でしたね。王国の背教者共は、輝く様な美姫であると褒めそやしておりましたが、その本性はどれほど醜いものだか」

聖騎士「そう言えば、常に全身鎧姿の側近を一人、侍らしておりましたな。私は関わってはおりませんが、敬虔な信教者達の間で幾度か暗殺計画が立てられ、しかし側近に隙が無く全て失敗したとの事」

聖騎士「ですが、その側近も死んだという話です。それ以来、魔王はほとんど公に姿を現さぬとか。魔王は確実に弱体化していると言えるでしょう」

エルフ魔法使「強力な札が一枚欠けたというのなら、それは確かに好機ですわね」

エルフ魔法使「ではそろそろ、勇者の元へ行こうと思います。元気を出していただかないとなりませんものね」


聖騎士「よろしくお願いします。下僕である我等より、仲間の方の励ましの方が力になるでしょう。今は混乱しているようですが、全てが正義の為と、きっと理解してくれますよ」

エルフ魔法使「そうだと良いのですけど……」

聖騎士「明日の午後には、勇者様にお会いすべく、信徒達が集います。そこで聖戦の檄を飛ばして頂きたく思います。午前の内に、勇者様にお話を通しておいてください」

エルフ魔法使「わかりましたわ」(明日の午後までに、勇者を説得しろという事ですわね。時間を置いて、少しは柔らかくなってくれていると良いですけど)

GM:エルフ魔法使は【情報】に1点の追加値を得た。

 聖騎士の前を去ったエルフ魔法使は、勇者の部屋のドアの前に立った。
 そしてノックをして、中に話しかける。

エルフ魔法使「勇者……お食事を取らないと元気が出ませんわよ? 此処を開けて頂戴。お話もしたいの」

GM:少女勇者と話をする
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】5+1 成功!
追加スキル
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【ダイス】2 成功!
達成値8
目標値10 < 達成値8 判定失敗

少女勇者「ごめんなさい。今は誰とも話したくないの」

エルフ魔法使「……そうですの。では、おやすみなさい」


少女勇者「………………お兄ちゃん」

 ドアの前から離れる直前、部屋の中から少女勇者の小さな声が聞こえた。
 自らの部屋へと帰ってから、エルフ魔法使は考える。

GM:得られた情報から状況を考察する
エルフ魔法使の【発想】判定。
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】2+6 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】5 成功!
【直感】1 【機転&判断】10 【ダイス】5 成功!
達成値18
目標値10 < 達成値18 判定成功!

エルフ魔法使(お兄ちゃん? 勇者の? 今も村にいるのかしら? それとも、もういない? 兄がいるとして、どうしてその兄が勇者にならなかったのでしょう?)

エルフ魔法使(そして、王国の事ですわ。王国は、候補の育成だけに止めて、もう勇者を作るつもりはなかった)

エルフ魔法使(でも、村は勇者を作った。それはそうですわよね。勇者を作り出せなくて失ったものを取り戻すには、勇者を作って、勇者に手柄を立てさせるしかない)

エルフ魔法使(勇者を作って一番に得をするのは……?)

以上、ここまで

 >>164>>276で、二日目を二回始めてますね。次で四日目です。

 ドワーフ鍛冶さん、情報屋さん、魔商人さん、逃亡奴隷少女さんは、工房に集まる所から開始で良いでしょうか?
 情報屋さんからの勇者情報の購入または情報交換。その後に、少女魔王への銅鎧のフィッティングの予定となります。

 エルフ魔法使さんの所へは、頼れる仲間(みんな目が死んでる)が集い、聖戦の準備が始まります。色々と大変ですね。

【名前】ドワーフ鍛冶 【種族】魔族(ドワーフ) 【性別】男 【年齢】青年
【口調】一人称:俺  二人称:あんた、語尾:~だ。
【設定】旅をしながら鉱脈を探して鉱石を掘り武器を作ったり、立ち寄った村々で鍋を直したりする流れの鍛冶屋。
口下手なため、商談をふいにしたりぼったくられることもしばしば。
旅の目的は自分の銘の入った武器を、強い戦士に使ってもらうこと。
境界都市に来たのは、強い剣客がいそうだから、と路銀稼ぎのため。
ドワーフのため背が低く肩幅が広い。背が低いことをからかわれると激昂する。
話す際には「……」が頭につくことが多い。
・能力値【身体&健康】15 【精神&根性】7 【知識&記憶】7 【機転&判断】7 【器用&技巧】21 【社交&交渉】3
・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】1 【身体&健康】15 【武具】
【戦闘(対魔)】1 【身体&健康】15 【武具】
【受け止め】4 【身体&健康】15 【武具】
【気合】1 【精神&根性】7 【マナ】
【剣術】1 【器用&技巧】21 【マナ】
【野外生活知識】1 【知識&記憶】7 【情報】
【工匠】6 【器用&技巧】21 【道具】
【重労働】3  【身体&健康】15 【道具】
【地形把握】2  【知識&記憶】7 【情報】
【採鉱】4 【身体&健康】15 【道具】
・ステータスシンボル
【ドワーフ鍛冶の銅剣】1lv/増加資産:武具1(ただし商材として)

【名前】情報屋 【種族】人間 【性別】男 【年齢】青年
【口調】一人称 私 二人称 君 語尾 ~だな ~だ ~でない ~なのか (語尾が無いこともある)
【設定】旅をしながら各地の情報を集め、情報屋としてやっている。
和が信条。あまり口数が多い方ではない。そのため……がよく付いたりする
ストイックで実直という言葉が似合う人物。
身長176cm 引き締まった体をしている。黒い短髪 肌は薄橙色。瞳の色は黒色 全体として凛とした
感じを受ける。
・能力値【身体&健康】13 【精神&根性】7 【知識&記憶】13 【機転&判断】7 【器用&技巧】13 【社交&交渉】7
・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/5 【武具】0/0 【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】1 【身体&健康】13 【武具】
【受け流し】1 【器用&技巧】13 【武具】
【肉体耐性】1 【身体&健康】13 【マナ】
【道具使用】1 【器用&技巧】13 【道具】
【剣術】1 【器用&技巧】13 【マナ】
【運動】1 【身体&健康】13 【マナ】
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【情報】
【地形把握】1 【知識&記憶】13 【情報】
【生活力】1 【身体&健康】13 【道具】
【野外生活知識】1 【知識&記憶】13 【情報】
【会話術】1 【社交&交渉】7 【情報】
【隠密行動】1 【器用&技巧】13 【マナ】
【解錠施錠】1 【器用&技巧】13 【道具】
【罠解除設置】1 【器用&技巧】13 【道具】
【漁猟】1 【身体&健康】13 【道具】
【狩猟】1 【身体&健康】13 【道具】
【採取】1 【身体&健康】13 【道具】
・ステータスシンボル

【名前】魔商人 【種族】魔族(魔人) 【性別】男 【年齢】高齢
【口調】一人称…私め 二人称…貴方様 語尾…~でございます、等の敬語
【設定】背の低い、老いた魔族。高齢で力は衰えたが、魔力はまだまだ現役。人間嫌いで和平方針には反発しているものの、自分の利益に結び付くならば人間とも交流する。
強欲で野心が強い。戦争になった時に、より強い勢力に取り入るために情報収集を欠かさない。
数年前から境界都市に住み、裏通りに貧相な住居をもつ。表通りでは冒険者、裏通りではその筋の者を相手に商売し生計を立てる。
・能力値【身体&健康】5 【精神&根性】15 【知識&記憶】9 【機転&判断】14 【器用&技巧】3 【社交&交渉】14
・資産【金銭】0/18 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/2 【武具】0/0 【名声】0/1
・スキル
【戦闘(対人)】1 【身体&健康】5 【武具】
【直感】2 【機転&判断】14 【情報】
【回避】1 【機転&判断】14 【マナ】
【攻撃魔法】5 【精神&根性】15 【マナ】
【我慢】3 【精神&根性】15 【マナ】
【観察】2 【機転&判断】14 【情報】
【都市生活知識】1 【知識&記憶】9 【情報】
【会話術】3 【社交&交渉】14 【情報】
【一般社交】1 【社交&交渉】14 【名声】
【裏社会社交】1 【社交&交渉】14 【名声】
【商業】3 【社交&交渉】14 【金銭】
・ステータスシンボル

【名前】エルフ魔法使 【種族】エルフ 【性別】女 【年齢】若者
【口調】一人称 私(わたくし)。二人称 貴方 親しくなれば(名称)さん。目上には(役職)様。「~ですね」「~しますわ」「~だと思いますの」など、女らしい語尾のですます口調
【設定】好奇心が強く、見識を深めるため旅をしている。
見た目は中肉中背な二十代前半。
やや自尊心が高く内心で人間を見下しているきらいがあるが、わりと情で動くため長期間共に過ごしたり実力(主に技術)を認めれば好意や敬意を示すこともある。
話好きだが空気は読める。信仰心は薄め。
・能力値【身体&健康】6 【精神&根性】10 【知識&記憶】15 【機転&判断】10 【器用&技巧】6 【社交&交渉】13
・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/1 【武具】0/0 【名声】2/0
・スキル
【戦闘(対魔)】1 【身体&健康】6 【武具】
【魔法耐性】1 【精神&根性】10 【マナ】
【直感】1 【機転&判断】10 【情報】
【情報支援】1 【知識&記憶】15 【情報】
【道具使用】1 【器用&技巧】6 【道具】
【攻撃魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【弱体化魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【記憶術】1 【知識&記憶】15 【情報】
【発想】2 【機転&判断】10 【情報】
【観察】1 【機転&判断】10 【情報】
【野外生活知識】1 【知識&記憶】15 【情報】
【会話術】2 【社交&交渉】13 【情報】
【一般社交】1 【社交&交渉】13 【名声】
【移動魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【調理術】1 【器用&技巧】6 【マナ】
【採取】1 【身体&健康】6 【道具】
・ステータスシンボル
【勇者の仲間】2lv/増加資産:名声2 >>285
【トラウマ(死と蘇生)】 >>377

【名前】逃亡奴隷少女 【種族】人間 【性別】女 【年齢】少女
【口調】一人称:私 二人称:貴方 語尾:です。ます。基本的に敬語
【設定】親に売られ奴隷となった少女。性格はおとなしい。目の前に困った人がいたら自分のことなどは置いといて助けてしまう。
数年間奴隷として生きてきたが、酷使され続けられたため逃亡。風の便りで勇者が境界都市にいることを知り助けてもらおうと思っている。
精霊を信仰している。何故か魔法を使うことが出来る。首には鉄で出来た首輪、右腕には手枷がついている。
あまり人を疑わないため痛い目にあうことがある
・能力値【身体&健康】7 【精神&根性】10 【知識&記憶】13 【機転&判断】10 【器用&技巧】11 【社交&交渉】9
・資産【金銭】0/0 【マナ】1/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】1 【身体&健康】7 【武具】
【戦闘(対魔)】1 【身体&健康】7 【武具】
【回避】1 【機転&判断】10 【マナ】
【攻撃魔法】2 【精神&根性】10 【マナ】
【回復魔法】3 【精神&根性】10 【マナ】
【強化魔法】2 【精神&根性】10 【マナ】
【我慢】2 【精神&根性】10 【マナ】
【記憶術】1 【知識&記憶】13 【情報】
【観察】1 【機転&判断】10 【情報】
【野外生活知識】1 【知識&記憶】13 【情報】
【会話術】1 【社交&交渉】9 【情報】
【隠密行動】1 【器用&技巧】11 【マナ】
【移動魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【家事全般】2 【器用&技巧】11 【道具】
・ステータスシンボル
【祈りの指輪】1lv/増加資産:マナ1 >>47
【逃亡奴隷】 >>334

以上、各PCの現在のステータスです

・レベルアップ
 各PCに、4点のスキルボーナスを差し上げます
 スキルボーナスを自由に割り振り、新しいスキルの習得やレベルアップを行ってください。
 1レベルの習得に2点、以降はレベル1アップ事に1点のスキルボーナスを消費します。

【名前】エルフ魔法使 【種族】エルフ 【性別】女 【年齢】若者
【口調】一人称 私(わたくし)。二人称 貴方 親しくなれば(名称)さん。目上には(役職)様。「~ですね」「~しますわ」「~だと思いますの」など、女らしい語尾のですます口調
【設定】好奇心が強く、見識を深めるため旅をしている。
見た目は中肉中背な二十代前半。
やや自尊心が高く内心で人間を見下しているきらいがあるが、わりと情で動くため長期間共に過ごしたり実力(主に技術)を認めれば好意や敬意を示すこともある。
話好きだが空気は読める。信仰心は薄め。
・能力値【身体&健康】6 【精神&根性】10 【知識&記憶】15 【機転&判断】10 【器用&技巧】6 【社交&交渉】13
・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/1 【武具】0/0 【名声】2/0
・スキル
【戦闘(対魔)】1 【身体&健康】6 【武具】
【戦闘(対人)】1【身体&健康】6 【武具】
【魔法耐性】1 【精神&根性】10 【マナ】
【直感】2 【機転&判断】10 【情報】
【情報支援】1 【知識&記憶】15 【情報】
【道具使用】1 【器用&技巧】6 【道具】
【攻撃魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【弱体化魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【記憶術】1 【知識&記憶】15 【情報】
【発想】2 【機転&判断】10 【情報】
【観察】1 【機転&判断】10 【情報】
【野外生活知識】1 【知識&記憶】15 【情報】
【会話術】2 【社交&交渉】13 【情報】
【一般社交】2 【社交&交渉】13 【名声】
【移動魔法】1 【精神&根性】10 【マナ】
【調理術】1 【器用&技巧】6 【マナ】
【採取】1 【身体&健康】6 【道具】
・ステータスシンボル
【勇者の仲間】2lv/増加資産:名声2 >>285
【トラウマ(死と蘇生)】 >>377

【プレイング】
まず渡す情報の大まかな物は

今の平和を維持したい者が勇者を妨害しているということ(黒幕の詳細な情報は相手が魔王だということが分かり黒幕の許可が出たら話す。つまり現時点では話せない)
勇者は人間を疑えない
勇者に説得は不可能。魔王を倒すためだけの道具と化している。
勇者は心が折れたら(=廃人になったら)勇者では無くなるということを話す。
また勇者は恐らく今原理主義者と共にいる
教会は勇者の消極的味方であり消極的敵でもある。

ここまでが相手の正体と目的が分からなかった場合の話。
相手が正体と目的を明かさない場合【会話術】と【観察】で推測する
相手の正体と目的が分かり、もし目的が信条に適うもの(今の平和を維持できるもの)だった場合
エルフ魔法使いの情報と相手が望むなら黒幕との繋ぎを請け負う。(後で黒幕の所に行き魔王と会ったことを伝え、黒幕と繋いでいいかどうかを問う)

報酬は魔族が勇者を感知してからの動きと勇者が今になって現れた理由が魔族側から分からないかということ



う~ん報酬もうちょっとふっかけていい気がするけれどどうふっかけていいか分からない……

今までROMってきたけど、結構楽しそうだな

>>487
了解です
【戦闘(対人)】……ついに人類を敵に回すんですね(違

>>489
報酬のふっかけ(多分、情報交換の意味ででしょうから)とは別として、
この場合、商取引でもありますから、情報代として【資金】を要求して良いと思いますよ

>>490
参加しても良いのよ

それじゃあ【プレイング】の報酬に黒幕との繋ぎが成功したら【金銭】5をさらに請求するを追加で
後黒幕の情報が明かせる場合(つまり黒幕の許可が下りたら)さらに【金銭】5を請求する方針でいきます
(値下げ交渉には一応応じますがそれでも両方共【金銭】3が限界です)

乗り遅れた感が半端無いですが、よろしくお願いしますですはい。全くの初心者ですが、間違った点などがあれば、お申し付けください

【名前】料理家 【種族】人間 【性別】男 【年齢】二十代後半
【口調】・一人称 ワタシ 二人称 アナタ、もしくは~サン 語尾にカタカナで~デス、~マスを付ける
【設定】コック帽子を被った料理人。片言な言葉を話し、心優しい性格で争いを基本好まず、情に厚い。旅をしており、基本ホテル暮らし
口上手で情報集めが得意。収入源は屋台を開いたり臨時として店に勤めたり
旅の目的はおいしい料理を作って食べてもらう事。ここらで一つ少しの間定住するために最近境界都市へ来た。趣味で剣術を習っている。素人に毛が生えた程度
・能力値
【身体&健康】7 【精神&根性】 10【知識&記憶】 10【機転&判断】9 【器用&技巧】 12【社交&交渉】12
・資産
【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】1lv 【身体&健康】7 【武具】
【回避】1lv 【機転&判断】9 【マナ】
【道具使用】1lv 【器用&技巧】12 【道具】
【我慢】2lv 【精神&根性】10 【マナ】
【都市生活知識】1lv 【記憶&知識】10 【情報】
【会話術】3lv 【社交&交渉】12 【情報】
【調理術】3lv 【器用&技巧】12 【マナ/遠隔】
【料理】8lv 【器用&技巧】12 【道具】
【商業】2lv 【社交&交渉】12 【金銭】
【一般社交】1lv 【社交&交渉】12 【名声】
・ステータスシンボル
特に無し

>>494
確認しました

スキルに、スキルボーナスが31点使われています。
色々あって、スキルボーナス32点開始でゲームをしてますので、あと1点分レベルを上げてください。
それと、

>【料理】8lv 【器用&技巧】12 【道具】
判定は「1~レベル個の6面ダイスを振って、能力値“以下”を出したら成功。成功したら、その数が達成値になる」ってものなので、あまりレベルが高くても使いこなせなかったりします。
(資産で能力をブースト出来るので、資産が溜まると高レベルに意味が出てくるのですが)

失敗の可能性はあるものの、出目の平均値が高くなり能力値に近い数字が出やすくなる為、多少なら高レベルでも意味があります。
それでも、レベル個のダイスを振った時の平均値が能力値を大きく超えるような取り方はしない方がよろしいかと。

それから、当面、どういった立ち位置で、何を目標にしたいかを教えてください。

ここから追いつくのは大変なので、何か立場をもった状態で始めようと思います。
聖騎士様配下の料理人とか、黒幕に雇われて傭兵用に給食作ってたとか、そんなの。希望があったら聞きます。

>>493
了解、受け取りました。
他の方のプレイングとの兼ね合いでの変更があるかもしれませんが、その時は遠慮無くどうぞ

>>495

失礼。見落としていました

では、【料理】レベルを6に引き下げ、【回避】2lvに変更でお願いします

【設定】

町にやってきて放浪していたところ、黒幕に臨時従業員として衣食住付きで雇われた。傭兵に弁当を作って配給している。また、勇者と黒幕について幾らかの情報を持っているらしい

当の本人は全員大道芸人集団か何かだと思ってる…という設定でお願いします

【今後の目的】

・とりあえず休憩時間なので余った弁当を街で【商業】lv2 で売りたい

・CPUもしくはCPとの何らかの接触

>>498
6レベルですか……ドワーフ鍛冶さんみたいに能力値21とかあっても使いづらいそうですが
「凄腕だけどキッチンに道具が揃ってないから活かせない」みたいなキャラ作りとしては有りなので、それで問題なければOKとします

設定ですが、だいたいOKです。
勇者と黒幕についての情報については、「黒幕達は勇者を妨害する事で、魔族との戦争を回避しようとしている」という情報を差し上げます

>当の本人は全員大道芸人集団か何かだと思ってる
こっちは無しで。変装とかしてない傭兵や冒険者が参加しており、彼等は大道芸人には見えません。

今後の目的ですが、「プレイヤーとして、キャラクターをどう活躍させたいか」なんてのも聞きたいなと

魔王さまの目的なんて、こっちも知りたいよ……
---
【プレイング】
「まず……すまん、いい武具が出来たのは本当だが、用は宣伝ではないくてだな」

「こちらのお嬢様二人が、勇者について知りたいそうだ」

「こっちのm……喪服少女は俺の客で剣と鎧をご所望、隣のは喪服少女の客人、だな」

「昨日知り合って『勇者について何か知らないか?』と言われたんだが……」

と、状況を説明しつつ、お茶をお茶うけを並べる。

「『勇者についてどう思うか?』って会話をあんたとしたことを思い出したのさ」

「……酒場に行ってあんたがいない、なんてのは勘弁だったからみんなここに集まってもらった、ってわけだ」

「……ああ、やっぱたくさんしゃべると疲れるな……あとの情報の売り買いは、口の達者な奴らで頼む」

魔王が話した『情報屋に会えるか?』という依頼はこれでクリアできただろう。
部屋の片隅の椅子に座り込んで、今日使う鍛冶の道具の手入れを始める。

追記
【方針】
・魔王様の正体は明かさない。魔王さま >> 人間の情報屋
・今日の作業(特に紋章の彫込)は、情報屋と奴隷少女が退出してから行う(つもり)

【質問】
紋章彫り込むのは【工匠】でいけますよね?

失礼、遅くなりました;
>>493
もっとふんだくってもいいのよ?(※ただし魔王が払う)

【プレイング】
(こちらに付いてるのが魔王だということは……まあ、必要ならば勝手に正体を明かしてくれるでしょう)

(しかし、相手が『情報屋』であるからには慎重になって欲しいものですなあ……)

魔王様から指示がなければ、『情報屋』さんとの交渉は基本的に魔王様に丸投げで
ただし、魔王様が【会話術】スキルを使ったりする場合には自分も参加する……といってもこの魔王様が交渉関係のスキル失敗する気はしないけどな!

それと、『情報屋』さんが負った怪我って完全に回復しちゃってます?
傷から教会でのテロ騒動に繋げて話が聞き出せたりしないかと
【発想】持ってれば思い付けるのかもしれませんが……スキル振りの直後に激しく後悔

(もし思考を教会での騒動に繋げられるなら、【会話術】3【一般社交】2【裏社会社交】2の中で使えるスキルを全て使って『情報屋』に尋ねる)

ふうむ、【観察】とかを使ってもやっぱり厳しいでしょうね
まあ『ダメ元で提案して、通ったら儲けもん』程度の認識だったんで問題ないです>GM

代わりに小悪党成分補給させて欲しいのですが……
【追加プレイング】
(あの行商が言うには、『王国を離れた方が良い』と。何やら訳知りなようで……)

(まあ、この街に勇者と魔王が揃っているとなれば、血生臭いことが起きてもおかしくありませんなぁ……教会のテロ騒動も気になりますし)

(しかし、魔族領も安全と言えるかどうか。魔王の側近が亡くなったなら不穏な動きをする輩が一人や二人現れてもおかしくはない……)

(もしこの街を出るなら魔族領の動きについても知りたいところですぞ)



万が一に王国を出る際(ゲームに関われなくなるので、しないとは思いますが)に戦火に巻き込まれる可能性を避ける為、
それから、金や物品の流れを知るためにも魔商人は魔族領の情報を得たい!
ということで、【会話術】3【一般社交】2【裏社交社交】2の中で、使えるスキルを全て使って会話を魔族領の話に誘導できたりしません?
情報屋さんが情報の対価を求めてくる段階の辺りで。
情報屋さんが求める「勇者が現れてからの魔族の動き」とかなり被ってますが、「側近が亡くなったことによる魔族の動き」を知りたいです。
(ただ、側近が亡くなったことはぼかして会話したいです。魔王様も亡くなったのが側近だとはハッキリ言ってませんし、あんまりつつかれたくない所かも?)
魔族の「勇者に対する反応」よりも「魔王に対する反応」って感じですかね。

それから情報屋さんが魔王様から情報を引き出すときに、【会話術】を使う場面があれば私も参加します。使うスキルは上と同じ。

……なんかギリギリになって長文ぶちこんですみません;

GM:ゲーム内時間での四日目を宣言する

 貸し工房。
 ドワーフ鍛冶の仕事場であるそこに、ドワーフ鍛冶、魔商人、逃亡奴隷少女、少女魔王は、情報屋から情報を聞く為に集まっていた。

ドワーフ鍛冶「まず……すまん、いい武具が出来たのは本当だが、用は宣伝ではなくてだな」

情報屋「いや、それはだいたいわかっていた」

ドワーフ鍛冶「そうか? ともあれ、こちらのお嬢様二人が、勇者について知りたいそうだ」

少女魔王「よしなに。情報屋殿」

情報屋(? 酒場で一度見た顔だな……)

少女魔王(ドワーフ鍛冶は、私の正体を明かさないか。ならば、私から打ち明ける事も無いな)

逃亡奴隷少女「よろしくお願いします」

ドワーフ鍛冶「こっちのm……喪服少女は俺の客で剣と鎧をご所望、隣のは喪服少女の客人、だな」

ドワーフ鍛冶「昨日知り合って『勇者について何か知らないか?』と言われたんだが……」

 と、ドワーフ鍛冶は状況を説明しつつ、お茶をお茶うけを並べる。

ドワーフ鍛冶「『勇者についてどう思うか?』って会話をあんたとしたことを思い出したのさ」

ドワーフ鍛冶「……酒場に行ってあんたがいない、なんてのは勘弁だったからみんなここに集まってもらった、ってわけだ」

ドワーフ鍛冶「……ああ、やっぱたくさんしゃべると疲れるな……あとの情報の売り買いは、口の達者な奴らで頼む」

 ドワーフ鍛冶は役目は終えたとばかりに、部屋の片隅の椅子に座り込んで、今日使う鍛冶の道具の手入れを始める。

情報屋「では、こちらの持つ情報を提供しよう。だが、先に報酬の話がしたい」

少女魔王「ふむ、お幾らかな?」

情報屋「報酬は情報で。魔族が勇者を感知してからの動き。それと、勇者が今になって現れた理由を、魔族側から何か分からないか?」

少女魔王「ん……良いだろう。教えよう」

少女魔王「魔王府は情報を掴んだばかりといったところかの。現在、国境付近の軍備を増強している。しかし、魔王による王国への侵攻は無い」

情報屋(侵攻はない。いや、それを断言した? 根拠はあるのか?)

少女魔王「しかし、魔族領は魔王府だけじゃないのが問題だな。他の魔族有力氏族の動きは、正直な所、わからない。だが、偶然とはいえ私が気付いた程だ。耳聡い者なら既に気付いているだろうな。問題は氏族がどう動くかだが……」

少女魔王「当面、大きくは動くまいよ。戦争準備に忙しい筈だ。何せ、勇者が殴り込んでくるのは、魔王の寝床ばかりではないからな」

情報屋「動くのは、自分達の戦争準備を終え、後顧の憂いを無くしてからか?」

少女魔王「気が早いのが動くかも知れないが、それでも魔王府が動かない以上、表立って派手に動きはしないだろう」

情報屋(魔族は気付いているが、様子見か……なら、まだ王国との友好関係が破綻したわけではないな)

情報屋(しかし、魔族の事情をよく知っている様だ。何者なんだ?)

GM:少女魔王の正体を会話の中から探る
情報屋の【会話術】判定。
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】1 成功!
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】7 【ダイス】4 成功!
達成値5

少女魔王の対抗判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】2+6+4+6 成功!
魔商人の対抗判定
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】4+3+3 成功!
目標値28

目標値28 > 達成値5 判定失敗

情報屋(……正体はわからない。話術で煙に巻かれている)

魔商人「おお、情報屋様、流石でございます。職業柄なのでございましょう。客をも探る様な素振りには、熱心さが垣間見えますな」

情報屋「……これは失礼した」

情報屋(探りを入れた事に釘を刺された。やりにくいな)

情報屋(だが、知っている情報の内容から言って、かなり高位の魔族である事は間違いない。黒幕に、外見などを含めて伝えれば、正体が絞れるかもしれないな)

魔商人(ふむ、こんなものですかな……しかし、流石は魔王様。口出しするまでもありませんでしたかなぁ)

少女魔王「さて……次に、勇者が今になって現れた理由は単純だ。勇者候補が成長して、勇者に相応しい年齢になったからだろう。私と同じ年頃の少女ではなかったか?」

情報屋「ああ、そうだ」

少女魔王(……側近よ。お前の“妹”。確かに見つけたぞ)

少女魔王「勇者候補が年頃になってすぐに勇者に仕立て上げるとはな。一件を起こした奴等は随分と焦っていた様だ」

少女魔王(思えば側近の死も、これが原因か。勇者を憎むは筋ではないが……)

少女魔王「これで納得はしてもらえるかな? これ以上の情報は出せないが」

情報屋「わかった。約束通り、情報を提供しよう。提供出来る情報は……六つだ」

情報屋(黒幕やエルフ魔法使の事は、この魔族の少女の正体が掴めない以上、話すべきではないな)

情報屋「一つ。今の平和を維持したい者が勇者の妨害をしている」

少女魔王「……だろうな」

情報屋「二つ。勇者は人間を疑えない」

情報屋「三つ。勇者の説得は不可能。魔王を倒す為の道具と化している」

少女魔王「勇者とはそういうものだ。同じく、魔王もかつてはそうだった」

情報屋「魔王が?」

少女魔王「王国侵略の為に居るような存在だったのだよ。歴代の魔王はその様に育てられ、魔王の力はその為にこそ有った。そして、ほぼ無目的に侵攻を繰り返した」

少女魔王「もっとも、そんな愚かな風習も、一人の男が全て壊してくれたがな。今の魔王は、魔族の王という以上の意味を持たない」

魔商人「魔王とは、王国侵攻とは、そのような。……かつての戦を知る身としては、なかなか複雑な気持ちでございますなぁ。戦では得をしたり、損をしたり、危ない目にも遭いましたが……いやはや」

GM:話題の変更を試みる
魔商人の【会話術】判定
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】1+4+4 成功!
達成値9

少女魔王の対抗判定。
【会話術】4 【社交&交渉】18 【ダイス】5+1+4+4 成功!
目標値14

目標値14 > 達成値9 判定失敗

魔商人「ところで、その……“男”様が」

少女魔王「……魔商人。下がれ」

魔商人「! 失礼いたしました」

魔商人(怒りに触れてしまいましたかな。やはり、その男こそが側近様なのでしょう。触れるべきではない所に触れましたか)

魔商人(側近には触れず、今の魔族領の内情だけを聞くべきでしたな。それなら、答えてくれたでしょうに)

少女魔王「情報屋殿、続きをお願いする」

情報屋「……四つ。勇者は心が折れたら、勇者ではなくなる」

少女魔王「精霊の加護は意思と行動に宿るからな。心折れて勇者としての自分を捨てたなら、確かに精霊の加護は失われる」

少女魔王「ただ、勇者の使命を捨てても、精霊の加護を受けた者(勇者)であり続ける事はできるらしいがな。疑いもなく勇者になる様な者にできる事ではなかろうが」

情報屋「知らない情報だ。詳しく聞かせてくれないか?」

少女魔王「詳しく……難しいな。勇者の本質は、例えば『魔王を殺す』『王国を守る』の二つ、あるいはそれ以上に分割しても有効だという事だ」

少女魔王「例えば魔王を殺す為、『魔王を倒す力を得る為の修行』だけを、寿命が尽きるまでやっても精霊の加護は消えない。王国を守る為として、一生、他人の家のタンスを漁って生きる事も出来ような」

少女魔王「しかし、これは勇者の本質に優先順位をつけるもの。本質の一片を後回しにはできても、捨てる事は出来ない。そして、後回しにしたい事でも、精霊の加護は干渉して実行させようとする。それに耐えなければならない」

少女魔王「精霊の加護の干渉力は強いぞ? ある勇者は、その干渉に抗えず、手にした剣で親友の首を刎ねた」

少女魔王(……『王国を守る為』として、魔王を変えようとした男。奴はどれほど耐えながら、魔王を育てたのかな)

情報屋(知る限りでは、そんな逸話を持つ勇者は居ない。魔族にのみ伝わる伝承か?)

情報屋「その勇者とは……?」

少女魔王「この話はここまでだ。お前が情報を話す立場であろう?」

情報屋「確かにそうだな。続きを話そう。五つ。勇者は恐らく今、精霊原理主義者と共にいる」

少女魔王「魔族掃滅を唱える危険分子か。ならば教会は……」

情報屋「六つ。教会は、勇者の消極的味方であり、消極的敵でもある。少なくともこの街の教会では世俗派が主流で、勇者の扱いには困っている様だな」

魔商人「勇者の妨害の事もあります。やはり人間は戦争を始めたくはないようですなぁ」

少女魔王「魔族との戦争で、王国が得るものは少ないからな。だからこそ、今の和平が成り立った」

逃亡奴隷少女「あ、あの……勇者様って、今のお話の通りなんですか? 何だか今の話は、私の聞いていた勇者様のお姿とは違います」

情報屋「勇者に夢を抱いていたのかもしれないが、現実はこんなものだ。勇者と言っても、普通の少女だったよ。それを取り巻く人間達は、利害の事だけを考えていた。物語の中の、栄光に包まれた勇者など、何処にもいなかった」

魔商人「何処にでも有る光景ですございますなぁ……おおっと失敬、口が過ぎました」

少女魔王「……何にせよ、状況はこれでだいたい掴めたな。では、我々の打つ手は一つだ」

魔商人「おお、早くも打つ手を決められましたか」

少女魔王「今宵、勇者を奪い取る」

情報屋「な!? 勇者をどうするつもりだ?」

少女魔王「どうするも何も、このまま精霊原理主義者に預けておくわけにもいくまい? 魔族としての利にならん」

情報屋(……勇者は対魔族の切り札。王国として今は使えない札であっても、それを魔族に投げ渡す事はしないだろう)

情報屋(黒幕がこの情報を知れば、この魔族達に敵対はしないまでも、勇者奪取は防ぐ……いや、より早く勇者の奪取を目指すのではないだろうか)

情報屋(この情報、黒幕には高く売れそうだな。だが、伝えればこの魔族達の目論見は挫ける事になるか)

少女魔王「とは言え、私は魔族。勇者の前に出る事は出来ない。だから、お前がそれをするんだ」

逃亡奴隷少女「え? わ……私ですか!?」

少女魔王「そうだ。勇者に会いたがっていただろう?」

逃亡奴隷少女「は、はい。それは……」

少女魔王「うむ。では、ドワーフ鍛冶。逃亡奴隷少女に、渡せる武具があったら渡して欲しい」

ドワーフ鍛冶「……今日は、銅剣をもう一本仕上げる予定だったな。鎧の調整もある事だ。客人を放っておいて悪いが、すぐに仕事にかからせて貰おう」

 ドワーフ鍛冶は、それだけ言うと剣を打つ準備を始めた。

少女魔王「魔商人。勇者の居場所をつきとめてこい。そうだな……精霊原理主義者共がそれなりの数ならば、人の出入り、物資の出入りは必ずある筈だ」

魔商人「ふむ……市場を調べれば、精霊原理主義者の為に食料を大量に買い付けた者、武器を大量に買い付けた者が……いや、勇者妨害の買い占めに紛れていますかな」

魔商人「買い占め役とは繋ぎがありますから、彼等の話を聞けば彼等の手に寄らぬ買い占めを探り出せるやもしれませんが。はてさて」

情報屋(……同じ様な手を、黒幕達はより効率的に打てるだろう。何せ、買い占めをしていたのは彼等だ。市場には詳しい。なら、黒幕達は精霊原理主義者のアジトの位置を既に掴んでいる……?)

魔商人「情報屋様は情報をお持ちではありませんか?」

情報屋「今は無いな」

情報屋(……調べれば、この魔族達に情報を売りつける事が出来る。しかし人間として、魔族にこれ以上、協力して良いのだろうか? やはり、黒幕に会うのが先か……)

少女魔王「まずは、こんな所か。逃亡奴隷少女は、今宵に備えているのだぞ」

逃亡奴隷少女「あ、あの……」

少女魔王「何だ?」

逃亡奴隷少女「勇者様を助け出した後も、貴女の所に居て良いですか?」

少女魔王「……勇者の代わりとしてならば断る」

逃亡奴隷少女「っ!」

魔商人「勇者がこの有様だった。いやいや、失望して見限るも当然でございましょう。勇者がダメならば、誰に縋るか。丁度良くも、寄りかかり先が……と。くくく、いえ、一般論にございますよ?」

魔商人「この場での話ではなく、そう考えて右往左往している者も多いでしょうなと思うのでございます。儲け話に繋がりませんかなぁ」

逃亡奴隷少女(私は……どうなんでしょう? 彼女は、勇者様の代わり? 助けてくれるなら勇者様じゃなくて誰でも良かった? それとも……)

情報屋「では、情報は伝え終わった。これで失礼しよう。用があるなら、酒場に伝言でも残しておいてくれ。こちらから用がある時は、この工房に顔を出す事にする」

ドワーフ鍛冶「工房には、だいたい俺が居るから、伝言くらいは受け付けよう。しかし、ここが集合場所というわけではないぞ?」

少女魔王「まあ、今日の所はそれで良かろう。ドワーフ鍛冶よ、手間を掛けるが許せ」

ドワーフ鍛冶「無論です」

情報屋「ではな……」

 情報屋は工房を後にする。魔商人も、ドワーフ鍛冶も、与えられた任務にあたろうとしていた。残るは二人、少女魔王と逃亡奴隷少女。

少女魔王「……さて、備えると言っても暇だろう?」

逃亡奴隷少女「え? あ……はい」

少女魔王「ドワーフ鍛冶に銅鎧のフィッティングをしてもらうまで、私も暇がある。何かをして潰したい。任せるから、頑張れ」

逃亡奴隷少女「ええーっ!?」

 その日は、少女魔王の無茶振りに戸惑う、逃亡奴隷少女の悲鳴から始まったのだった。


GM:ドワーフ鍛冶は【情報】に1点の追加値を得た。
GM:情報屋は【情報】に1点の追加値を得た。
GM:魔商人は【情報】に1点の追加値を得た。
GM:逃亡奴隷少女は【情報】に1点の追加値を得た。

 スラム。勇者を妨害する者達のアジト。
 料理家はそこの食堂で働きながら、食堂で交わされる会話に耳を傾けていた。

GM:傭兵達の為に食事を作る
料理家の【料理】判定
【料理】6 【器用&技巧】12 【ダイス】1+5+1 成功!
達成値7

目標値3 = 達成値7 判定成功!

 食堂には傭兵や僧侶や冒険者が食事に押しかけていて、ほぼ満席。
 騒然とした中から意味がありそうな声を拾い上げるのは苦労する。

傭兵1「ずいぶん、人が多いな」

オーク1「うま……うま……」

傭兵2「招集がかかったからな」

僧侶1「おい、誰だよオークまで通したの」

傭兵1「やっぱり、やるのかね」

冒険者1「朝から路地裏を走り回ってゴミ箱をひっくり返すハメになるとはな」

オーク2「俺達、仕事してる。文句あっか?」

オーク1「人間蹴散らす俺達の仕事。勇者捕まえるお前達の仕事」

冒険者2「だが、収穫はあった。やつら、やっぱり屋敷町の何処かに潜んでるぜ」

傭兵2「精霊原理主義者とは一戦あるだろうな」

僧侶1「ああわかったよ。悪かったな。腹一杯食ってろ」

傭兵1「場所はわかってるのか?」

オーク2「俺、飯より女が欲しい」

傭兵2「買い占め役と冒険者達が調べ回ってるって話だぜ」

僧侶1「無いよ。諦めろ」

料理家「こんなじゃ、何を言ってるかもさっぱりで、情報収集の役には立ちマセンネー」

従者「あ、料理家さん、ちょっと良いすかー?」

料理家「はい、なんデショー」

従者「今から作戦会議。その後、そのまま昼食だそうっす。なんで、偉い人用の食事はそんな感じで準備して、今日は急な客が来るかもだから、少し多めに用意して欲しいって話っす」

料理家「わかりマシター」

料理家(会議室に料理を運び込んで「本日の料理のシェフでゴザイマス」すれば、偉い人の顔を見られて、少しは話も聞けるかもしれマセンネー)

GM:偉い人用の料理の目標値は7、達成値が高いほど味が良くなります。

GM:料理家は【情報】に1点の追加値を得た。

 屋敷町。精霊原理主義者のアジト。
 朝の訪れと共に、エルフ魔法使は隣室に少女勇者を尋ねた。

エルフ魔法使「おはようございます。もう、お目覚めでして?」

少女勇者「……おはよう」

エルフ魔法使「あの、少しお話がしたいんですの。ドアを開けて下さりませんか?」

GM:少女勇者と話をする
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】3+2 成功!
追加スキル
【一般社交】2 【社交&交渉】13 【ダイス】4+1 成功!
達成値10

目標値10 = 達成値10 判定成功!

 ドアが開く。そこには、やつれて今にも倒れそうな勇者の姿があった。

少女勇者「……どうぞ。昨日はゴメン。あんな断り方しちゃって」

エルフ魔法使「良いんですの。気になさらないで。それより、お話をしましょう? 立ち話は疲れますから、座らせていただけると助かりますわ」

エルフ魔法使(……勇者を休ませないといけませんわよね)

少女勇者「そうだね。気が利かなくてゴメン。じゃあ、テーブルの方に」

エルフ魔法使(テーブル……朝食、そのまま。……食べてないのですわね)

少女勇者「……それで、何かな?」

エルフ魔法使「今日、聖騎士さん達の決起集会がありますわ。勇者の為に挙兵する為の」

少女勇者「挙兵……? 魔族と戦うんだよね?」

エルフ魔法使(そんな縋るみたいな目をしても、縋る希望などありませんのに)

エルフ魔法使「最初に戦う相手は、この国の“王”ですわ」

少女勇者「え? 王様?」

エルフ魔法使「きっと勝てますわ。この国は、精霊……そして勇者を正義の旗としてますから。正義の旗の下には、正義の味方が集まります。正義に味方して、そのおこぼれに与りつつ、自らも正義を名乗りたい人達がね」

エルフ魔法使「その後に、魔族と戦いますの。でも、王国は内戦の後ですから、戦力は落ちている。それでも勇者には勝ってもらわなければと」

少女勇者「戦うのは良いよ。それが人の為になるなら、どんな劣勢だって覆してみせる。でも、どうして王国で内戦なんて事になるの? みんなで魔族と戦えばいいじゃないか」

エルフ魔法使「戦いたくない人もいるのですわ。魔族と仲良くしたい人も」

少女勇者「そんなの間違ってる!」

エルフ魔法使「勇者と同じようにそう思っている人達が起こす、間違ってる人達を倒す戦いが起きるんですのよ?」

少女勇者「そんなの……でも間違ってるんだ! は、話し合えば、きっとわかってくれるよ!」

エルフ魔法使「……本当にそう思いますの?」

少女勇者「でも……」

エルフ魔法使「そう思うのなら、私はそれを手伝いますわ」

少女勇者「え?」

エルフ魔法使「『あなた』はどうしたいのかしら? 『勇者』ではなく、『あなた』は?」

少女勇者「…………」

エルフ魔法使「私は、『勇者』の肩書きに従うのではなく、『あなた』の仲間として、その判断に従いますわ」

少女勇者「……なにをいっているの? ぼくはゆうしゃなのに、『あなた』なんておかしなことをいうんだね」

エルフ魔法使(……何ですの? この人形みたいな反応)

GM:少女勇者の真意を読み取る
エルフ魔法使の【観察】判定。
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】2 成功!
追加スキル
【直感】2 【機転&判断】10+1 【情報】0/1 【ダイス】3+6 成功!
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】5+3 成功!
達成値19

目標値15 < 達成値19 判定成功!

エルフ魔法使(勇者は、『勇者』という概念を詰め込んだ人形みたいなものかもしれない。他には何もない。『自分』が無い人形)

エルフ魔法使(人形は『勇者は人間の為に戦う』という概念に従って動いて、そして人間に邪魔された。更に今、人間同士の戦いになると聞かされて、概念との矛盾に思考を閉ざしている。そんなところかしら?)

エルフ魔法使(でも今のままじゃ矛盾は解消出来ない。なら、『勇者』は違う概念に従い、再行動を始める)

少女勇者「そう……だね。まちがいはたださないと。わるいおうさまは、たおさないと……」

少女勇者「たお……救う……守る……ちがうの? ただしい……ゆうしゃなら……」

少女勇者「ぼくは、ゆうしゃだから…………」

 少女勇者はいきなり、テーブルに突っ伏す様に倒れた。

エルフ魔法使「っ! 勇者!? しっかり!」

少女勇者「お……に……」

少女勇者「お兄ちゃん……」

 少女勇者はか細く呟き、涙をこぼすとその意識を失う。

エルフ魔法使「お兄ちゃん? ……いえ、それより、今は勇者をベッドに運びましょう」

エルフ魔法使(色々と無理をし過ぎてるのですわ)

エルフ魔法使(それにしても……なるほど、人間の道具として便利に作られてますのね、勇者って。勇者を理解するのに、『勇者っぽく振る舞っている人形』というのは、我ながら適切な表現でしたわ)

エルフ魔法使(どうすれば人間をそんなふうに出来るかは知りませんけど……。中に詰め込まれているのは、誰かに都合の良い正義。誰かの為に、勇者を演じる、都合の良い人形。確かに皆、利用したがる筈ですわ。便利ですもの)

エルフ魔法使(勇者は確かに人間を救うのかもしれませんわね。だって、それ以外に何も無いんですもの。あの、おぞましい死をも乗り越えられるわけですわ)

エルフ魔法使(でも、『勇者』として安定したなら、この場で食事を拒否する必要はありませんわよね? 矛盾にあったからとは言え、迷いを見せると言う事は、何処か不完全なのかしら?)

エルフ魔法使(私には、迷いを消して『完全な勇者人形』にする事も、迷いを突いて人形としての彼女を壊す事も出来るかもしれない。どっちにしても幸薄そうですけど。ともかく、私は仲間以上の、そんな立場にいるのですわ……)

エルフ魔法使「さて……当面の問題は今宵の決起集会。それまで、どういたしましょう」

エルフ魔法使(勇者自身の意思はとても当てに出来そうにないですし……勇者に判断を任せれば、迷ってもきっと勇者として進むのでしょうけどね。彼女に、他の道は用意されてないのですから)

 勇者という人形として造り上げられた少女の側に身を寄せ、エルフ魔法使は少女を取り囲む悪意じみたものに溜息をつく。
 その悪意に比べればまだ、自分達が正義だと無邪気に信じ彼等にとっての善行に邁進する聖騎士達の方がマシにさえ思えた。

GM:少女勇者は貧血で倒れてしまいました。
 何か病名を判断出来そうなスキル判定で目標値7。成功で貧血という病名と甘い物を食べさせればよいという情報を思い出します。
 エルフ魔法使が判定に失敗、あるいは何もしなかった場合、原理主義者達が治療します。
 どちらにしても、少女勇者はすぐに意識を取り戻します。

 勇者が倒れた事は原理主義者達も大層心配しますが、決起集会は変更無く、これ以上の問題が発生しなければ夕方から夜くらいに開かれるでしょう。

●資産変動
ドワーフ鍛冶・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0+1 【武具】0/0 【名声】0/0

情報屋・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/5+1 【武具】0/0 【名声】0/0

魔商人・資産【金銭】0/18 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/2+1 【武具】0/0 【名声】0/1

エルフ魔法使・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/1-1 【武具】0/0 【名声】2/0

逃亡奴隷少女・資産【金銭】0/0 【マナ】1/0 【道具】0/0 【情報】0/0+1 【武具】0/0 【名声】0/0

料理家・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0+1 【武具】0/0 【名声】0/0

以上、ここまで

 お待たせしましたー

『魔王は勇者を人間の手から奪うべく、その軍勢に命じた。
  勇者は迷いを払い、新たな正義に目覚めようとしたその時、病に倒れてしまう。』

 という、あらすじを書くと、王道を進んでいる気分になれる。

 料理家さん、計算してみたらスキルポイントがまだ2点残っています。
 ちょっと残して置いて良いですので、まず少しやってみてから、必要と思ったスキルを上げるのに使って下さい。

乙です。
そろそろ家族について聞くタイミングなのかしらん
その前に介抱成功させないと

魔王側とも接触したいけども…今の時間帯としては昼頃になるんでしょうか(決起集会まで何回あるか的な意味で)

>>547
今回が朝一で、決起集会(および魔王達の襲撃予定)は夕方以降、ゲーム的には以下を予定しています

四日目
ターン1:朝(今回)
ターン2:昼前
ターン3:昼過ぎ
ターン4:決起集会および襲撃予定

情報収集や準備に2ターンしか使えない魔族側も厳しいかもなぁ

面白いねー 参加希望してもおk?

>>548
あー・・・・調べて、必要なら修正しますね

>>550
どうぞー

キャラメイクは>>94辺りから必要な部分を参照して下さい
スキルポイントは、基本の30点に+2して、32点で行っています。32点でスキルを取って下さい
疑問がありましたら、遠慮無く質問をどうぞ

1日目
>>144
NPC商人「明日の昼前には~」

2日目(>>164-)
材料届く

3日目(>>276-)
HQ銅剣x1

4日目
HQ銅鎧x1

かな?
大分複雑になってきたし、まぁ気にせず


逃亡奴隷少女のステゴロ最強伝説が今、始まる!!

>>550
いいか!絶対にクリエイト系のスキルを5や6まで上げるんじゃないぞ!?絶対だ!!

>>551
トンクス
ではでは20時位に仕事終わるのでその時に

質問、戦士系なら最初から武具所持できるん?

>>552
ごめん全然想定してなかったwww

>>552
確認しました。調査、ありがとうです。
ご指摘の通りですね。問題部分を修正したものを上げ直します
うん、きっちりスケジュール管理しておこう。

逃亡奴隷少女の装備に関しては、以下が思い付くけど、どれが良いでしょうね?
・素手ゴロ最強伝説を目指す
・魔王様の装備を逃亡奴隷少女に譲り、ドワーフ鍛冶は魔王様の胸に触れなくなる
・魔王様と二人でショッピングに行って買ってくる

>>553
装備は最低限、その仕事をやれるだけの物は持っています
ただ、資産としては数値0/0ですので、それほど良い装備はしていません

品質的には、街の兵士や山賊とかの装備と同レベルで、銅剣銅鎧くらいが限界かと

残業( ノД`)…

>>555
了解、とりあえず作成したので添削お願いします

【名前】女剣士
【性別】女
【年齢】少女
【口調】一人称:はいな 二人称:貴方、語尾:です。ますです。はいな。
【設定】村長である父親から婚約者との結婚を強要されるも「はいなより弱い男は嫌です、はいな!」と家出、あてもなく境界都市へ到着、勇者が現れたとのうわさをきき「勇者様はきっとかっこよくてはいなよりも強いはずです、はいな♪」と恋心を抱く。尚村から出た事がないため一般常識がない様子。身長は150?pくらい、青い髪でショートカットの美少女。リンゴが大好物。武器は祖父の形見の刀(特に特殊能力は無い普通の物、現時点で壊れており武器としては使用不能)。会話は「はいなぁ!」「はいなぁ?」「はいなぁ♪」「はいなぁ…」で済ましてしまうという非常に特徴的。
・一番の目的は勇者の仲間になりあわよくば恋愛の上の結婚(女勇者の時点で無理だけど)。次点で形見の刀の修理、
能力値
【身体&健康】12【精神&根性】 7【知識&記憶】 7【機転&判断】20【器用&技巧】 7【社交&交渉】 7
・資産
【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】2lv
【戦闘(対魔)】2lv
【回避】3lv
【直観】3lv
【発想】3lv
【観察】3lv
【剣術】1lv
【会話術】1lv
【運動】1lv
【性感】1lv
【村落生活知識】1lv・ステータスシンボル
なし・

名前がなかた( ノД`)…

全部【直感】で解決する女剣士です、はいな(笑)

よろしくお願いしま

>>557
確認しました

外見や年齢の関係から、名前は『少女剣士』でどうですか?
と、
スキルポイントが30点しかつかわれていないので、あと2点分のスキルポイントが余っています

という所です
改名は提案で、強制ではありません。スキルポイントは、残しておいてもかまいません。

途中参加で話に参加するのは難しいので、「境界都市へ来てから色々あった」として所属する陣営を選んでかまいません
種族は人間でしょうから、この選択での魔族関係への所属は無しとします
以下からお選び下さい

・勇者妨害派
 王国主流派。魔族との和平を維持する為、勇者を妨害して無力化しようという派閥
 傭兵や冒険者などを雇っているので「勇者より和平」と考えてるなら所属が出来る

・精霊原理主義派
 勇者と共に旗揚げして、王国を奪い、魔族殲滅戦争を起こそうという派閥
 精霊信仰に篤いなら僧籍を持っていても良いし、
 「魔族死すべし」と考えてるなら、何処かで所属していてもおかしくはない

・教会世俗派
 勇者には関わりたくない。和平維持への現実的な対応として、勇者妨害派の消極的味方
 精霊信仰に篤いなら僧籍を持っていても良いし、
 襲撃事件があった後なので、護衛なんかの為に雇われてもおかしくはない

・何処にも入っていない
 ソロプレイは厳しいので早い内に何かの立場を見つけるべき

【名前】少女剣士
【種族】人間
【性別】女
【年齢】少女
【口調】一人称:はいな 二人称:貴方、語尾:です。ますです。はいな。
【設定】村長である父親から婚約者との結婚を強要されるも「はいなより弱い男は嫌です、はいな!」と家出、あてもなく境界都市へ到着、勇者が現れたとのうわさをきき「勇者様はきっとかっこよくてはいなよりも強いはずです、はいな♪」と恋心を抱く。尚村から出た事がないため一般常識がない様子。身長は150?pくらい、青い髪でショートカットの美少女。リンゴが大好物。武器は祖父の形見の刀(特に特殊能力は無い普通の物、現時点で壊れており武器としては使用不能)。会話は「はいなぁ!」「はいなぁ?」「はいなぁ♪」「はいなぁ…」で済ましてしまうという非常に特徴的。
・一番の目的は勇者の仲間になりあわよくば恋愛の上の結婚(女勇者の時点で無理だけど)。次点で形見の刀の修理、
能力値
【身体&健康】12【精神&根性】 7【知識&記憶】 7【機転&判断】20【器用&技巧】 7【社交&交渉】 7
・資産
【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】2lv
【戦闘(対魔)】2lv
【回避】3lv
【直観】3lv
【発想】3lv
【観察】3lv
【剣術】1lv
【会話術】1lv
【運動】1lv
【気合】1lv
【性感】1lv
【村落生活知識】1lv・ステータスシンボル
なし・

種族も抜けてた( ノД`)…
スキルは【気合】を習得。
そですな少女剣士で行きます。

>>560
じゃあ精霊原理主義派

勇者のパーティになれるんじゃないかなと下心ありありで参加しているけど【魔族死すべし】とまでは思っていない、表にはださないけど。


勇者が女性と知ってガッカリしてるので組織に対する忠誠心的なものは激しく低い。

勇者には同世代の女性として同情的。

彼女の為に動いてあげたいとも思う


けど一番はいい男を見つける事(笑)

みたいな感じで。

>>561-562
了解ー。少女剣士さん、今後ともよろしく

次回のプレイングをお願いします。
エルフ魔法使さんと共同する事も出来ますので、良ければ相談などもしてみてください

>けど一番はいい男を見つける事(笑)
聖騎士さん、いい男ですよ。もう正義の塊って感じの

そういえば勇者様は貧血で倒れてるんですぬ

たまたま近くにいて倒れた音に気付いて駆けつけて【観察】【発想】【直観】で病名判断のお手伝いもいいかな。


参加出来ないならとりあえずお見舞いでエルフ魔法使さんとお知り合いに。


まだ知り合いにならない方が良いなら刀を治しに市街散策かなぁ

エルフ魔法使さん次第で(笑)

>>563
狂信者は嫌です、はいな(笑)

マジレスすると彼女のいい男基準が強さだから惚れるのもありかなぁとは思うけど。

展開次第では組織から離脱もあると予想するので保留です。

勇者>聖騎士

>>561
ご新規さんいらっしゃいませ!(エルフは仲間になりたそうに見ている)


>>564
狂信者本拠地内かつ部屋の中で倒れてますし、気づいてもらえるのは少女奴隷さんが潜入できてるのが前提になります…か?(曖昧)

こちらが助けを呼ぶ、または(症状判断成功したらですが)甘いものを入手しに行く→少女奴隷さんと少女剣士さんと会う、なら無理なく知り合えますかね

>>566
エルフ魔法使さんは、少女剣士さんと逃亡奴隷少女さんとの混同を起こしてると思われ

>>567
その通りでしたorz

>>564の提案通りでお願いします

皆さん宜しくでーす♪

>>570
はいな♪

じゃあたまたま近くに

って勇者様は組織の重要人物だけど新参(しかも外部)の人間が会えるのかしらん?

行けるなら上記の通り行動
ダメならまずは会うために情報を集めますけど→GM

→奴隷少女
多分会ったら立場上侵入者は捕縛しないといけないよね(; ̄ー ̄A

初戦闘の相手は奴隷少女に!?

>>571
>って勇者様は組織の重要人物だけど新参(しかも外部)の人間が会えるのかしらん?
聖騎士「精霊様の導きに従う者は、誰もが同志です」

>>564のシチュエーションとして、
廊下の巡回警備とか新参でも任される様な仕事してて、部屋の中の異音(勇者がテーブルに倒れこんだ音とか)聞く事は有り得るし
そうなったら普通は部屋に飛び込むだろうし、それで勇者に会って叱責されるって事もないでしょうね

>>571

よろしくお願いしますー

見つけ次第遠くから魔法打てばいいのかな?(錯乱)

聖騎士に対して少女剣士の好感度が上がった!(笑)
>>572
返答?d了解です
【プレイング】
少女剣士(はいな、流されてるです…)

村から出て当てもなく境界都市につき勇者様とお近づきになれるかも!と精霊原理主義組織に参加したのはに良いけど勇者様は少女と聞きガッカリしている少女剣士。

とはいえ勇者様が少女だから抜けますとも言えず任された廊下の巡回警備を流されるままにやっている。

少女剣士(でもでも確か勇者様には魔法使いのお連れ様がいるとか聞いたです、きっと素敵な方に違いないです、はいな!)
少女剣士(確かここが勇者様の部屋です、どうにかして会えないかなぁ、はいな…)
少女剣士(!、部屋の中から音です!)
少女剣士(チャンスです?)
で部屋に飛び込む、
そしてエルフ魔法使さんが女性でまたガッカリしつつ状況を聞く。
勇者の状態をエルフ魔法使さんと協力して把握します。スキルは【観察】【発想】【直観】を使用
成功なら必要な物を探しに行きます。
失敗なら聖騎士さんに報告、医師を連れてきて診断をお願いする。
その後にエルフ魔法使さんと会話、他に仲間が居ないか質問(良い男的な)
【会話術】に加え【観察】【発想】【直観】のスキル使用
情報屋さんの存在を看板
出来たらパーティ参加と引き換えに会わして欲しいと取引
出来なくてもとりあえず良い男が居ないと解ればおk
仲間参加理由がなくなるけど勧誘されたら断る理由もないので了承
こんな感じでどうですか?

宜しくでーす

>>573
魔法耐性ないから直撃で詰みです(笑)

そして【性感】が発動して薄い本的な展ry

>>573
逃亡奴隷少女さん、>>554の下から選ぶならどれが良いです?

ドワーフ鍛冶「……今日は、銅鎧を作って終いだ。渡せる物はありません」

少女魔王「そうか……残念だな。まあ、これは後で考えよう」

少女魔王「魔商人。勇者の居場所をつきとめてこい。そうだな……精霊原理主義者共がそれなりの数ならば、人の出入り、物資の出入りは必ずある筈だ」

魔商人「ふむ……市場を調べれば、精霊原理主義者の為に食料を大量に買い付けた者、武器を大量に買い付けた者が……いや、勇者妨害の買い占めに紛れていますかな」

魔商人「買い占め役とは繋ぎがありますから、彼等の話を聞けば彼等の手に寄らぬ買い占めを探り出せるやもしれませんが。はてさて」

情報屋(……同じ様な手を、黒幕達はより効率的に打てるだろう。何せ、買い占めをしていたのは彼等だ。市場には詳しい。なら、黒幕達は精霊原理主義者のアジトの位置を既に掴んでいる……?)

魔商人「情報屋様は情報をお持ちではありませんか?」

情報屋「今は無いな」

情報屋(……調べれば、この魔族達に情報を売りつける事が出来る。しかし人間として、魔族にこれ以上、協力して良いのだろうか? やはり、黒幕に会うのが先か……)

少女魔王「まずは、こんな所か。逃亡奴隷少女は、今宵に備えているのだぞ」

逃亡奴隷少女「あ、あの……」

少女魔王「何だ?」

逃亡奴隷少女「勇者様を助け出した後も、貴女の所に居て良いですか?」

少女魔王「……勇者の代わりとしてならば断る」

逃亡奴隷少女「っ!」

魔商人「勇者がこの有様だった。いやいや、失望して見限るも当然でございましょう。勇者がダメならば、誰に縋るか。丁度良くも、寄りかかり先が……と。くくく、いえ、一般論にございますよ?」

魔商人「この場での話ではなく、そう考えて右往左往している者も多いでしょうなと思うのでございます。儲け話に繋がりませんかなぁ」

逃亡奴隷少女(私は……どうなんでしょう? 彼女は、勇者様の代わり? 助けてくれるなら勇者様じゃなくて誰でも良かった? それとも……)

情報屋「では、情報は伝え終わった。これで失礼しよう。用があるなら、酒場に伝言でも残しておいてくれ。こちらから用がある時は、この工房に顔を出す事にする」

ドワーフ鍛冶「工房には、だいたい俺が居るから、伝言くらいは受け付けよう。しかし、ここが集合場所というわけではないぞ?」

少女魔王「まあ、今日の所はそれで良かろう。ドワーフ鍛冶よ、手間を掛けるが許せ」

ドワーフ鍛冶「無論です」

情報屋「ではな……」

 情報屋は工房を後にする。魔商人も、ドワーフ鍛冶も、与えられた任務にあたろうとしていた。残るは二人、少女魔王と逃亡奴隷少女。

少女魔王「……さて、備えると言っても暇だろう?」

逃亡奴隷少女「え? あ……はい」

少女魔王「ドワーフ鍛冶に銅鎧のフィッティングをしてもらうまで、私も暇がある。と言うわけで、お前の為に武具を買ってくるぞ。うん、可愛くしてやろう!」

逃亡奴隷少女「ええーっ!?」

 その日は、少女魔王の提案に戸惑う、逃亡奴隷少女の悲鳴から始まったのだった。

ドワーフ鍛冶さんは、「銅鎧を作る」だけだとプレイングに出来る事が無いかな?
ショッピングについていくとか、銅の端材で小さい武器を作るとかしても良い事にしようか

つヒノキの棒

GM乙です

自分のプレイングがどうなるか楽しみです(*´∀`)

今日の更新は無いだろうけど夜勤中なのでちょくちょくみてます(マテ

→奴隷少女の武器
提案ですけどスキル的には魔法使い寄りだし気絶させる魔法をするのはどうだらう。

で魔力を高められる杖なんかが良いかと。

べ、別に奴隷少女が棒術で戦闘して気絶させる絵が想像出来なかった訳じゃないんだからね!

>>585
全員のプレイングが揃うのを待つ → 書く → まとめて投下
なんで、時間かかるんよ。すぐには上がらないから、しばらくお待ちくださいな

入っていいですか?

別の世界から来たっていう設定ありですかね?

>>593
トラックに轢かれて、神様に転生させられたんですね、わかります

無しでw

>>594わかりました

【名前】侍
【種族】人間
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称俺 二人称あんた、お前 語尾~だな、~だ など敬語をあまり使わないタイプ
【設定】ある日勇者が境界都市を目指して出発しその後(勇者は戦争を始めるための道具という)
    噂を聞きどんな人なのか調べる為に追いかけて出発 ちなみに勇者と一日遅れて到着東の国出身服装は和服で腰に2本の刀を携えている口調はござる語
    ではなく普通の口調で傭兵をしていたので魔物や人との戦闘に慣れている境界都市につくまでは野宿メインの生活
・能力値
【健康&頑丈】12【精神&根性】10【知識&記憶】11【機転&判断】10【器用&技巧】9【社交&交渉】7
・資産
【金銭】1/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】1/0
・スキル 戦闘(対人)lv2
      戦闘(対魔)lv2
      回避lv2
      受け流しlv2
      剣術lv3
      直感lv1
      運動lv2
      記憶術lv2
      地形把握lv1
      算術lv1
      野外生活知識lv1
      料理lv1
      精密作業lv1
・ステータスシンボル
傭兵

>>595
確認しました。外国から来た設定はOKとします。

名前について。
このキャラクターの設定だと、現在は主君に仕えていないので、侍では無いです。
東の国での立場は、昔は侍であったとしても、今は出奔浪人なんじゃないかと。

能力値が1点足りないので、どれか一つを上げてください。

ステータスシンボルに【傭兵】は無いので却下します。あわせて、資産の増分も無しです。
>>47-48に無いステータスシンボルが欲しい時は、GMに相談して下さい

>>596分かりました勝手にやってすいません

【名前】侍
【種族】人間
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称俺 二人称あんた、お前 語尾~だな、~だ など敬語をあまり使わないタイプ
【設定】ある日勇者が境界都市を目指して出発しその後(勇者は戦争を始めるための道具という)
    噂を聞きどんな人なのか調べる為に追いかけて出発 ちなみに勇者と一日遅れて到着東の国出身服装は和服で腰に2本の刀を携えている口調はござる語
    ではなく普通の口調で傭兵をしていたので魔物や人との戦闘に慣れている境界都市につくまでは野宿メインの生活
・能力値
【健康&頑丈】12【精神&根性】10【知識&記憶】12【機転&判断】10【器用&技巧】9【社交&交渉】7
・資産
【金銭】1/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】1/0
・スキル 戦闘(対人)lv2
      戦闘(対魔)lv2
      回避lv2
      受け流しlv2
      剣術lv3
      直感lv1
      運動lv2
      記憶術lv2
      地形把握lv1
      算術lv1
      野外生活知識lv1
      料理lv1
      精密作業lv1
・ステータスシンボル
無し

↑修正版です

>>597うわあミスった資産戻してねぇ

【名前】侍
【種族】人間
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称俺 二人称あんた、お前 語尾~だな、~だ など敬語をあまり使わないタイプ
【設定】ある日勇者が境界都市を目指して出発しその後(勇者は戦争を始めるための道具という)
    噂を聞きどんな人なのか調べる為に追いかけて出発 ちなみに勇者と一日遅れて到着東の国出身服装は和服で腰に2本の刀を携えている口調はござる語
    ではなく普通の口調で傭兵をしていたので魔物や人との戦闘に慣れている境界都市につくまでは野宿メインの生活
・能力値
【健康&頑丈】12【精神&根性】10【知識&記憶】11【機転&判断】10【器用&技巧】9【社交&交渉】7
・資産
【金銭】0/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】0/0
・スキル 戦闘(対人)lv2
      戦闘(対魔)lv2
      回避lv2
      受け流しlv2
      剣術lv3
      直感lv1
      運動lv2
      記憶術lv2
      地形把握lv1
      算術lv1
      野外生活知識lv1
      料理lv1
      精密作業lv1
・ステータスシンボル

>>599もうやだ何回ミスんだよ 連投すいません

【名前】侍
【種族】人間
【性別】男
【年齢】青年
【口調】一人称俺 二人称あんた、お前 語尾~だな、~だ など敬語をあまり使わないタイプ
【設定】ある日勇者が境界都市を目指して出発しその後(勇者は戦争を始めるための道具という)
    噂を聞きどんな人なのか調べる為に追いかけて出発 ちなみに勇者と一日遅れて到着東の国出身服装は和服で腰に2本の刀を携えている口調はござる語
    ではなく普通の口調で傭兵をしていたので魔物や人との戦闘に慣れている境界都市につくまでは野宿メインの生活
・能力値
【健康&頑丈】12【精神&根性】10【知識&記憶】12【機転&判断】10【器用&技巧】9【社交&交渉】7
・資産
【金銭】0/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】0/0
・スキル 戦闘(対人)lv2
      戦闘(対魔)lv2
      回避lv2
      受け流しlv2
      剣術lv3
      直感lv1
      運動lv2
      記憶術lv2
      地形把握lv1
      算術lv1
      野外生活知識lv1
      料理lv1
      精密作業lv1
・ステータスシンボル
無し

じゃあ普通に和服青年でお願いします

勇者が知りたくてきたからなぁ
うーん

どこにも所属してないでお願いします

了解
では、今後もよろしくお願いします。

他のプレイヤーの方と話し合いをするなりして、プレイングの作成を行って下さい

>>606分かりました

先ずはドワーフ鍛冶か情報屋に会いたいなぁーと

大所帯になってきましたし、のんびーりのんびーりでいいんじゃないですかねー
GMさんの想定でも元々月単位(だっけ?)で進めてくつもりだったみたいですし

私の仕事の難易度は、買い占め役が、過激派連中のことをどこまで知っているかによって変わってくるんじゃないかなと
単なる下っ端で、上からの指示通りに動いてるだけなら市場の買い占め情報とかも適当に言いくるめれば聞き出せそうなんですけど、
スラムのアジトでの会話とか魔商人への忠告とか見る感じだと、買い占め役ってそこそこ状況を把握してる立場だと思うんですよね……
それに魔族と原理主義者って相性的に最悪なんで、地味に優しい買い占め役さんが危ない情報を流してくれる気がしない……

■とりあえず思い付いた案6個
1.魔商人が取引した買い占め役に、適当な理由を付けて市場の物流を教えてもらう(上記の困難が予想される)
2.もっと下っ端っぽい買い占め役を探して丸め込み、市場情報を聞き出す(下っ端過ぎると情報自体を持ってない可能性あり)
3.「協力させてくれないか?利害の一致ってやつでね」みたいなノリで、買い占め役と一緒に情報収集(行動に制限がつく&色々怪しい)
4.エルフさんが買い出しに来たら後をつける(魔商人は面識が無いため無理)
5.屋敷町を巡回する兵士とかから情報収集(屋敷町までは自力で辿り着く必要あり)
6.情報屋さんに頼む(全力で他力本願プレイ)

ちなみに私は1か3か5でいきたいと思う(真顔)

【プレイング】
「……」
ひとり黙々と鍛治をする。
【工匠】3を使い、残った端材で別の防具が作れないか、確認

成功した場合、【工匠4】を使い、(鉢金……でいいんだっけ?急所を守る防具)を作成
枚数は2枚(魔王様と素手ゴロ少女用)
もしかしたら致命傷を避けるかもしれない1枚ってことで
木を調達できたことにして槍の穂先やメイス作るよりもアリかな、と。
もし「武器作れやごるぁ」って方がいれば修正します

和服青年に対しては
【戦闘(タイ人)1】と【剣術1】を使用して
相手武術の腕を推し量る
成功したら(こいつ……できる!)的な何かが発生する感じで
失敗したら(底が見えない……警戒しておくに越したことはないな)
以降プレイングに反映させます

……やることないからね(´・ω・`)

【戦闘(タイ人)】でムエタイ的なものを想像してしまったのはここだけの話
とりあえずプレイングを出しときますが、答えを知っている上でのこじつけ推理とか色々と酷いので暫定で
【プレイング(暫定)】
(買い占め役に話を聞くにしても)
(勇者がどこに匿われているか、ですか。考えられるのは……)
(まず教会は絶対ないでしょうな。『情報屋』の言う通りなら、教会は勇者を邪険に扱いこそしないものの厄介に思うに違いない)
(大体、教会を襲撃するような奴らが教会に勇者を匿ったりはしないでしょう。除外)
(『表通り』……テロ紛いの騒ぎを起こした連中が、そんなところに堂々歩いていては、噂はいくらでも入ってくる筈。除外)
(『スラム』は、勇者を匿うには治安も環境も悪すぎるように思いますな)
(あんな劣悪な環境下に勇者を置くなど、それこそ奴らが崇拝する精霊を冒涜することになる……除外)
(『裏通り』……ここは確かに、誰かを匿うには適した場所でしょう)
(しかし、ああいった場所の奴らは職業柄、情報網をしっかり張り巡らせているもの)
(もしあそこに原理主義者どものアジトがあるなら、買い占め役に頼らずとも情報収集はできる。よって、保留)
(『屋敷町』……ここが最有力候補でしょうな。「偉大で神聖なる勇者様」の潜伏先には一番相応しい)
(それに、あそこには貴族や商人の私兵なんかも歩き回っている)
(原理主義者どもも、精霊の信徒を名乗るからにはそれなりに洗練された身形をしている筈)
(私兵に成り済ませば、武器を持った連中が大勢いてもさほど怪しまれないでしょうな)
(……買い占め役には『屋敷町』に絞って話を聞くとしましょう)
●以上の考察から、屋敷町に匿われている可能性が高いと判断し、それを踏まえて以下のように買い占め役に話し掛ける。
『先日は取引をどうも。貴方の言った通り、何やら物騒なことも起きたので、今日中に都市を出て商品を売りに行こうと考えていますが……その前に用事が』
『実は私の友人に不憫な鍛冶屋がおりまして。腕は一流なのですが、どうにも商才が無く、幼い妹と一緒に貧しい生活をしているのです』
『先日も意地汚い商人に騙されて、半分ほどの価値で作品を売ってしまう始末。そこで私は閃いたのです』
『屋敷町の住人の私兵に彼の装備を売り込みに行ったらどうかと。富豪が雇う私兵ともなれば、洗練された剣術を扱う優秀な兵士ばかりに違いありません』
『そんな方々に自分の作品を認められれば、彼の今までの苦労も報われる筈です』
『最近、私兵を急に雇ったように武器や物資を買い集めるようになった家を探しています。私兵を雇ったばかりであるならば、装備が不十分なこともあるでしょう』
『市場に詳しい貴方なら何か御存知ありませんか?彼の為に私ができることをしたいのです』
●【会話術】Lv3と【一般社交】Lv2を使用して判定
●資産を使って判定したいのですが、具体的にどのように処理すればいいのでしょうか

>>621
ギュウギュウに詰め込んでしまい申し訳ない……
【訂正・加筆】
●プレイング内容一行目の(買い占め役に話を聞くにしても)を削除
●一番最後に『この用事が済むまでは、気掛かりでどうにも街から離れがたく……』を追加

>>626
把握しました
【会話術】Lv3使用時に【情報】2点消費して、【社交&交渉】14+2として判定したいです

【会話術】使う度に怖いんですよねー……何故半端な振り方をしたのか

⇒GM
これは提案と言うか希望
何処かのTRPGであったけどスキル判定時にブースト出来る機能があると嬉しいかな。

これから先絶対に失敗できない場面が出てきますよね。

例えばゲーム時間1日に一回ダイス値を3倍にできるとか(未使用引継無)


それかダイスを複数使用した場合ゾロ目で加点とか

まぁあくまでも希望です(´∀`)

いらっしゃいませ和服青年さん
計8名かな?増えましたね、善きかな


>>628
まとめGJです、そして訂正了解です。ただ蘇生出来てもトラウマ出来る可能性高いですぜ(笑顔)
エルフ的にも仲間が増えるのは有難いので、こちらからもそちらの目的を探って協力するようにしたいなと練っております。…うん、まだ出来てないんだ、すまない。
情報屋さんへの不信感も、真意看破ぎりぎり失敗だったのでそんなに酷くは無いかと。

次回は行きたくはありますが、少なくとも妨害派の一部に「勇者の仲間」として顔バレしてる上に(実際一度殺されましたし)、本意はともかく結果的に拷問提案したようなものってことも含め、妨害派から敵と認識されてそうな状態なのがネックなんですよねぇ…襲われないか…。

ちょっと質問を三点ほど>GM

■ドワーフ鍛冶さんのHQ剣について■
屋敷町の住人の私兵が所持するような剣よりも優れていると考えてよいのでしょうか?
仮に原理主義者たちに、『通常品質の銅剣と同じ値段で売れる』とかいったら飛び付いてきますかね?

■魔王様の魔法について■
魔王様の魔王を使って、装備に呪いみたいな何かしらの細工ができるかどうか知りたいです

■潜入について■
事前に屋敷の中に入って間取りなどを見ておけば、【隠密行動】などの判定にボーナスがつくでしょうか?

魔商人さんのコメ見易いなぁ参考にしよう

>>630
なるほー

目的探りに対して無抵抗でお願いいたします⇒GM
目的つか理由は
◆『同世代の女性としての同情』◆
まぁいい男が居ないかなって邪な目的もあるけど単純に勇者様の力になってあげたいなぁって所。
⇒襲撃
楽観的ですが襲撃はないんじゃないでしょーか。
アジト襲撃作戦前ですし目立つ行動は起こさないかなぁと。
監視はされると思ってますけど。
来ても今回は逃げの一手(移動魔法)が打てますからひどい事にはならないと予想。

>>629
現ルールでも、ダイスを振らない方向でですが、成功率を上げる事は出来ますよー

>>631
>ドワーフ鍛冶さんのHQ剣について
ドワーフ鍛冶の銅剣は、+1とはいえステータスシンボルになる名剣ですから価値は高いです。
もし『通常品質の銅剣と同じ値段で売れる』とか言ったら、普通は詐欺を疑いますね。

>魔王様の魔法について
知りたいなら、プレイングで確かめてみると良いでしょう
この情報を、ここでGMが教えても、魔商人さんの知識にはない情報ですから利用出来ませんしねー

>潜入について
ボーナスはつきません。
でも、【隠密行動】の判定に、【地形把握】のスキルを追加で使う口実が出来ます。

>>627はコテハンとトリがついていないので、プレイングとしては却下ですので、ご注意を

踏まえると案として

◆?@2人で酒場へ◆
・スキル2人分の情報をサービスして貰えるかも
・襲撃される可能性あり
◆?Aはいな単独で酒場へ◆
・顔は割れてる可能性は低いので襲撃はない(はず)
・情報屋さんからの情報量は減るだろうなぁ(下手打つとない)
・エルフ魔法使さんは勇者様とイチャイチャ、じゃなくって別行動がとれる。
◆?B一緒に勇者様と会話◆
・はいなが閃き(直観観察発想)でお好みの勇者様への変身をサポートですぅ。・勇者様から情報も得やすくなるね。
・情報屋さんの行動によっては襲撃情報を貰えなくなるかも。

勇者様の事を考えると?Aか?Bて所でしょーかねぇ。

>GM
質問への回答感謝です

それから名前・酉忘れ失礼致しました;

>>621に追加■
【会話術】Lv3使用時に【情報】2点消費して、【社交&交渉】14+2として判定したいです

所々文字化けしてる( ノД`)…

>>633
マジスか(@ ̄□ ̄@;)!!
それを教え

いや自分で考えるのも面白いすな(  ̄▽ ̄)

ついでに質問ー
◆必殺技
将来的に
少女剣士「魔法剣『雷』!」

少女剣士「からの~」
少女剣士「居合い抜き!」少女剣士「名付けて『雷光閃!』」

とかやりたい!(笑)

現状のスキルでやるなら後何が必要です?

>>637
単純に、相手の弱みを突くか、集団で囲むかですよ
・スキルを持っていない、あるいはスキルが使えない状況だと、判定も出来ずに負ける
 逆に、使えるスキルが有るなら全部判定に突っ込める
・仲間が多いほど達成値が加算されて上がるから、数の暴力が有効

自分に有利な勝負で有利な状況を作って、仲間と連携すれば、だいたい勝てるという話です
逆に、一人で不利な状況に突っ込むと、どんな強キャラでも死ねます
絶対失敗出来ないなら、必ず成功出来そうな状況を整えましょう

>少女剣士「魔法剣『雷』!」
足りないのは【攻撃魔法】ですね。魔法と言ってますし。
ただ、【剣術】だけでも似た様なエフェクトの技は出せます。魔法関係なしですが。

>>632
魔法は詠唱必須&発動までタイムラグがあるんで(確認済)、時間稼ぎして下されば逃げれますね
ついでに攻撃魔法持ちなんで連携すれば魔法剣も可能…かな?


>>635
迷いますがBですかねぇ

今回あたりに「お兄ちゃん」について突っ込むかと思ってましたが、よく考えれば病み上がりですし、勇者にとってはまだ顔見知りな剣士さんがいらっしゃる状態で話してくれるのかという問題があるんですよね

ただエルフ個人の強みとして、
「情報屋さんとお互い顔を知っている」→相手はこちらの目的【勇者が不憫で助けたい】をある程度察している
「狂信者から聞き出した情報(勇者関連も)を持っている」→情報やるから交換な、が出来るかも(元はそういう約束)
があります

情報どうこうは少女剣士さんに話すことも出来なくはないですし、相手が協力して下されば難易度は下がりますので
情報屋さんの予定も確認させて頂いてから決めたいです


>>GMさんに質問
「こちらの持っている情報」を「他人に売る」のに
「情報支援」で底上げすることは可能ですか?

>>639
Q:「こちらの持っている情報」を「他人に売る」のに「情報支援」で底上げすることは可能ですか
A:
底上げするのは情報の価値でしょうか?

状況と売る情報によります。
情報を売る相手が戦闘の真っ最中とかで、そこに戦闘に役立つ情報の売却を持ちかけるなら可能でしょう。
普通の情報の売買には使えません。

この時点での質問はもうないので、プレイング修正版出しますね
暫定プレイングの最初と最後に色々付け足した感じです
……長ぇ!超長ぇ!

【プレイング(修正版)】

●魔王様にドワーフ鍛冶さんの剣を一旦借りられないか尋ねる
●理由を聞かれたら『買い占め役に自分の嘘を信じ込ませるため』と答える
●それから『アジトを発見できたら、剣に何かしらの細工を施して売り込みに行くのはどうか。敵地視察にもなる』と提案する(却下されたら素直に従う)
●後は>>621>>622>>636の通りに進める
●買い占め役との会話の際に、剣の実物を見せて「不憫な鍛冶屋」の話を信じ込ませる
(『彼の作品を一降り、サンプルとして持ち歩いているのですが……』)
●買い占め役から情報を引き出すのに失敗したら、こっそりこう耳打ちする
『そうですか、残念ですな……』
『……ところで原理主義者たちのアジトは見つかりましたかな?』
『私も顔は広いですから、協力できることはあるかと思いますが』(ハッタリ)
『目的?もし勇者にこの剣を使って貰えれば、これ以上ない宣伝になると思いませんか?』
『たとえ御輿に担ぎ上げられたお飾り勇者だとしても、ね』
『勇者の使っていた武器を作ったとなれば、我が友の名も知れ渡るでしょう』
『なに、勇者を助けるつもりは毛頭ありません。要は、「勇者がこの剣を使っていた」という事実を作りたいのです』
『無事にアジトを見つけ出し、この剣を売りつけることに成功したら、後は関わりはしませんよ』

■■プレイング終了■■


今回はそれなりにゲスくできてるんじゃないかと思います(自画自賛)

>>642
【追加・訂正】
■×一降り → ○一振り
■後半の耳打ちの場面では、【会話術】Lv3、【一般人社交】Lv2、【裏社会社交】Lv2を使います(こっちでは資産は使いません)

>>642
>●後は>>621>>622>>636の通りに進める
ごめん、流石に大容量すぎ
安価とか使わず、全部1レスにまとめて下さい

思いついたことを纏めもせずに勢いで投稿する癖があるようです……申し訳ない
【プレイング(確定版)】
●魔王様にドワーフ鍛冶さんの剣を一旦借りられないか尋ねる。理由を聞かれたら『買い占め役に自分の嘘を信じ込ませるため』と答える
●それから『アジトを発見できたら、剣に何かしらの細工を施して売り込みに行くのはどうか。敵地視察にもなる』と提案する(却下されたら素直に従う)
■以下、推測■(勇者がどこに匿われているか、ですか。考えられるのは……)
(『表通り』……テロ紛いの騒ぎを起こした連中が、そんなところに堂々歩いていては、噂はいくらでも入ってくる筈。除外)
(『スラム』は、勇者を匿うには治安も環境も悪すぎる……精霊も 顔を顰めますな。除外)
(『裏通り』……ここは確かに、誰かを匿うには適した場所でしょう)
(しかし、裏通りの奴らは職業柄、情報網を張り巡らせているもの。買い占め役に頼らずとも情報収集はできる。保留)
(『屋敷町』……ここが最有力候補でしょうな。「偉大で神聖なる勇者様」の潜伏先には一番相応しい)
(それに、あそこには貴族や商人の私兵なんかも歩き回っている)
(物騒な原理主義者どもも、あそこなら私兵に成り済ませば、さほど怪しまれないでしょうな)
(……買い占め役には『屋敷町』に絞って話を聞くとしましょう)
■以下、買い占め役との会話■『貴方の言った通り物騒なことも起きたので、今日中に都市を出るつもりですが、その前に用事が』
『私の友人 に不憫な鍛冶屋がおりまして。腕は一流なのですが、商才が無く、幼い妹と一緒に貧しい生活をしているのです』
『これが彼の作品ですが……素晴らしいでしょう?』(←剣を借りられた場合)
『先日も意地汚い商人に騙されて、半分ほどの価値で作品を売ってしまう始末。そこで私は閃いたのです』
『屋敷町の住人の私兵に彼の作品を売り込みに行ったらどうかと。富豪が雇う私兵ともなれば、優秀な人間ばかりに違いありません』
『そんな方々に自分の作品を認められれば、彼の今までの苦労も報われる筈です』
『最近、私兵を急に雇ったように武器や物資を買い集めるようになった家を探しています。私兵を雇ったばかりであるならば、装備が不十分なこともあるでしょう』
『市場に詳しい貴 方なら何か御存知ありませんか?彼の用事さえ済ませれば憂いなく街から離れられるのですが……』
●【会話術】Lv3と【一般社交】Lv2を使用して判定。【会話術】使用時に【情報】2点使用
■以下、聞き込み失敗時の行動■『そうですか、残念ですな……』
『……ところで原理主義者たちのアジトは見つかりましたかな?』
『私も顔は広いですから、協力できることはあるかと思いますが』(ハッタリ)
『目的?もし勇者にこの剣を使って貰えれば、これ以上ない宣伝になると思いませんか?』
『たとえ御輿に担ぎ上げられたお飾り勇者だとしても、ね』
『なに、勇者を助けるつもりは毛頭ありません。要は、「勇者がこの剣を使っていた」という事実を作りたいのです』
『無事にアジトを 見つけ出し、この剣を売りつけることに成功したら、後は関わりはしませんよ』
●【会話術】Lv3【一般社交】Lv2【裏社会社交】Lv2を用いて判定

少女剣士「はいな!エルフおねーさま、あれを使うです!」
エルフ魔法使「ええ、よくってよ」
少女剣士「はいなぁぁぁぁぁぁ!」【気合】

少女剣士「スーパー!」【運動】で跳躍
エルフ魔法使「イナヅマ!」【攻撃魔法】で属性付加
少女剣士「キィィィィィィック!!」【対魔or対人戦闘】

という妄想
一歩間違えると少女剣士が感電(´∀`)

⇒GM
色々了承(* ̄ー ̄)
以下に自分に有利に立ち回るかって感じですかね

私の【性感】スキルが火を吹くぜ(マテ

⇒エルフ魔法使
◆プランB◆勇者様と会話っすね
顔見知りだけど大丈夫、だってステータスシンボル勇者が発動すれば信じてくれます(外道)
後は仲間になれれば補正がかかるし。
懸念は勇者様の体調ですねー
襲撃の事もありますし完全回復させるべきかもしれないですから◆プランA◆のが良いかもしれないですね。

>>648
うーむ…情報交換はものすっごくしたいですが方法で迷ってます
こちらが狂信派につけられたりは無いと思うんですが

>>649
申し訳無いBと2番目間違えてん…正しくはAで
揺らいでるうち(今回)に聞きだして次回二人で情報屋さんと交渉でも捨てがたいんだけども、勇者を完全に休ませる且つ確実に情報交換

>>650
文字化けしてるのが悪いす( ノД`)…モウシワケナイ

じゃあ第2ターンは単独で酒場へ行きますね、情報屋さんがいるなら情報屋さんから情報を貰えるだけ貰います。
事前にエルフ魔法使さんから情報を譲渡して貰えれば交換も出来ますしね!

私の【直観】【観察】【発想】のスキルが火を吹くぜ(*´∀`)ツイデニセイカン


うちの娘は直感で生きています(笑)

【プレイング】
少女剣士(はいな、流されてるです…)

村から出て当てもなく境界都市につき勇者様とお近づきになれるかも!と精霊原理主義組織に参加したのは良いけど勇者様は少女と聞きガッカリしている少女剣士。

とはいえ勇者様が少女だから抜けますとも言えず任された廊下の巡回警備を流されるままにやっている。

少女剣士(でもでも確か勇者様には魔法使いのお連れ様がいるとか聞いたです、きっと素敵な方に違いないです、はいな!)
少女剣士(確かここが勇者様の部屋です、どうにかして会えないかなぁ、はいな…)
少女剣士(!、部屋の中から音です!)
少女剣士(チャンスです?)
で部屋に飛び込む、
そしてエルフ魔法使さんが女性でまたガッカリしつつ状況を聞く。
勇者の状態をエルフ魔法使さんと協力して把握。スキル使用【観察】【発想】【直観】
成功なら必要な物を探しに行きます。
失敗なら聖騎士さんに報告、医師を連れてきて診断をお願いする。

その後エルフ魔法使さんと会話、他に仲間が居ないか質問
【会話術】に加え【観察】【発想】【直観】のスキル使用
情報屋さんの存在を看破

その後勇者妨害派の襲撃の話を聞き出す。
【会話術】に加え【観察】【発想】【直観】のスキル使用しエルフ魔法使さんのトラウマを刺激しない様に尚且つ情報屋さんに対する不信感を除去。

その後自分を強引に売り込み仲間になって単独で情報屋さんに会ってくると持ちかけます。スキル未使用

存在看破失敗した場合仲間が必要だろうと考えて自分を売り込み。スキル未使用
エルフ魔法使さんからのスキルに対しては無抵抗で。
⇒エルフ魔法使さん
了解です、とりあえずは善意の協力者で行動しますb

⇒GM
微修正verですはいなb
これでお願いします。
行数制限が微妙にきつい・・・

 ドワーフ鍛冶の貸し工房。出立際に魔商人は、少女魔王に声を掛けた。

 魔商人「魔王様がお買いあげになられたドワーフ鍛冶様の剣、一度お貸し願えませんでしょうか?」

少女魔王「ふむ……何をする気だ?」

魔商人「買い占め役に自分の嘘を信じ込ませるためでございます」

少女魔王「騙す? ……上手くいくのか?」

魔商人「お任せあれ。アジトを発見できたら、剣に何かしらの細工を施して売り込みに行くのはどうでしょうか。敵地視察にもなります」

少女魔王「……そうか、お前はそう思うか……」

魔商人「何か気になる事でもございましたか?」

少女魔王「いや……うん。お前が出来ると言うのなら、その判断に口を挟みはしない」

魔商人「は……はあ?」

少女魔王「『気を付けろ』と、それだけだ」

 言って少女魔王は魔商人に【ドワーフ鍛冶の銅剣】を渡し、それから自らが出かけていく。
 残された魔商人は、少女魔王の何かを含んだ様な言い様に、銅剣を手に首を傾げつつも立ち止まるつもりはないのか外へと出ていった。

ドワーフ鍛冶「…………」

 残されたドワーフ鍛冶は、鎧を打つ仕事の傍ら、適当に集めて棚に放り込んである端材に目をやる。
 そして手を止めると、端材を取るべく棚へと向かった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 酒場。昼に向かって徐々に賑やかになってくるその中に料理家は姿を現した。

料理家「おお、これが酒場デスカー。ここなら、良い食材の情報も見つかる筈デス。早速、マスターに聞いてみまショー」

 買い出しに出かけても良い食材を見つけられなかった料理家の、ちょっとした思い付きである。
 彼は酒場に入ると、真っ直ぐにカウンターへ向かった。

料理家「失礼します。依頼を探している人物がいませんでショウカー」

マスター「依頼を探している人? 幾らでもいるわよ。ほら、そこの人もそう」

和服青年「…………」

料理家「オー、それでは早速、依頼をしてみたいと思いマス」

マスター「待って、待って。依頼は先にお店を通した方が良いのよ? お店が一通り審査するから、信用が違って、冒険者の食いつきが違うのよね」

料理家「そうデスカ。では、お願いしマス」

 料理家は「人が数日間生活できるレベルの資金(資産ではない)で昼までに食材をとってくる」という依頼について話した。

マスター「それは……」

料理家「何かいけませんデシタカ?」

和服青年「……偶然、聞かせてもらったんだがな。店主を困らせるな」

料理家「そんなつもりはないのデスガ……」

和服青年「食材を採取して来る依頼は有る。有るが、それはちゃんと依頼となる理由もある。だいたいは、普通では採って来られない場所で、普通は採れない物を採ってくる。だから、それが出来る冒険者に頼むわけだ」

和服青年「まず、これでは依頼料が子供のお駄賃だ。冒険者に頼む仕事の代金じゃない。これじゃ珍しい食材が取れる危険な場所に行く者はいないだろうな」

料理家「はぁ、しかし、手元にお金が無いものデスカラ」

和服青年「そこから既に間違いだろう」

マスター「何処かに雇われているんじゃないの? 材料費で自腹を切るなんて、普通はしないわよね?」

料理家「雇われてはいるのデスガ……これは自分で勝手にやった事デスノデ」

マスター「雇い主に相談してみたの? 高級食材を使いたいって。それが必要なら費用を出してくれるでしょうし、そうじゃないなら余計な仕事じゃない?」

料理家「いえ、相談はしてませんネー」

マスター「……事情が良くわからないわ」

和服青年「そもそも、そういった食材の採れる場所は街から遠い。街の人間が行ける場所なら、わざわざ冒険者は行かないからな。だから、仮に予算の問題が片付いた所で、依頼したその日の内には帰って来られない。これは依頼として成立せんよ」

マスター「依頼料でやれて、言われた時間制限を守れて、美味しい物を……市場で代わりに買い物してくるくらいかしらね」

和服青年「本当に子供のお使いだな。それなら依頼者が自分で行ってもかまわないだろう」

料理家(うーん、「予算くだサイ」と「市場に仕入れに行きマス」をするべきでしたカー)

料理家「もうしわけないデス。冒険者をよくわかってませんデシタ」

料理家「もうしわけないデス。冒険者をよくわかってませんデシタ」

マスター「色々説明するのも仕事だから、それはいいわよ」

料理家「ところで、迷惑を掛けどおしなのですが、何か安くて美味しい食材を知りまセンカ?」

GM:安いけどおいしい食材が無いか聞く
料理家の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】12 【ダイス】6+5 成功!
達成値11

目標値3 < 達成値11 判定成功!

マスター「安くて美味しいと言っても、このお店のフィッシュ&チップスのレシピを聞きたいとか、そんな事じゃないのでしょう? 聞いても多分、呆れるだけでしょうけど」

マスター「食材に詳しい冒険者なんて、ほとんどいないわ。冒険者がわざわざ狙うような食材は、危険が付き物だから、当然の様にお高いし」

料理家「情報交換のつもりだったのデスガー」

マスター「相手を思いっきり間違ってるわね」

和服青年「まあ、何か本当に冒険者向けの話があったら、また来たら良い。その時に会えたなら話を聞いてやるさ」

料理家「おおっ、ありがとござマス。ありがとござマス! では、お昼御飯の用意がありますから、帰りマスネー」

 ひとしきり感謝した後、料理家は去っていった。

和服青年「さて……情報交換か。こっちも捗ってはいないのだがな」

和服青年(昨日は何処かで殺し合い……いや、襲撃か? ともかく、血生臭い事件があったと聞く。それが勇者を妨害する為だとしたら、戦争反対派の仕業だろう だが殺す必要はあるのか?)

和服青年(しかし、情報がそこらに転がっているわけでもなし。依頼も、たいしたものは無さそうだ。ここはどうするか……)

 何とはなしに掲示板に目をやり、そこに留められたチラシに目を止める。

和服青年「鍛冶屋の宣伝か。どうせする事もないなら、ここらで武器の手入れをしておくのも悪くない。必要な時はいつ来るかもわからないのだからな」

和服青年「場所は……貸し工房なら、誰かに聞けば行けるだろう」

GM:料理家は【情報】に1点の追加値を得た。

GM:和服青年は【情報】に1点の追加値を得た。

GM:料理家さんは定職を持って働いているので、以下のステータスシンボルを所持出来ます。
【俸給】1lv/増加資産:金銭1
条件:騎士。あるいは何かの下で働いている者。
説明:PCは誰かの下で働いており、定期的に俸給を得ている。よって、この地位の象徴を持つPCは、雇い主に従わなければならない。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 再び貸し工房。燃えさかる炉に顔を赤く照らされながら、ドワーフ鍛冶が鎚を振るう。だが、作っている物は剣でも鎧でもない。

ドワーフ鍛冶「ふむ……手慰み程度だが、こんなものか」

GM:端材で防具を造る
ドワーフ鍛冶の【工匠】判定。
【工匠】4 【器用&技巧】21 【ダイス】4+6+4+4 成功!
達成値18

目標値3 < 達成値18 判定成功!

GM:達成値3.5点ごとに【武具】追加値1点の装備を入手
GM:ドワーフ鍛冶は【武具】に5点の追加値を得た。

 造り上げた金具を、鉢巻に組み込む様にして留める。

ドワーフ鍛冶「端材で作った鉢金。長持ちはすまいが、身を守る力にはなるだろう」

ドワーフ鍛冶(さて、本来の仕事を……)

和服青年「失礼。ドワーフ鍛冶殿はご在宅か」

ドワーフ鍛冶(――何奴!?)

GM:相手武術の腕を推し量る
ドワーフ鍛冶の【戦闘(対人)】判定。
【戦闘(対人)】1 【機転&判断】7 【ダイス】3
追加スキル
【剣術】1 【機転&判断】7 【ダイス】3
達成値6

目標値3 < 達成値6 判定成功!

GM:達成値3.5点ごとに相手の1レベルを看破
GM:和服青年は【戦闘(対人)】1レベル以上だ

 入り口から声を掛けてきたのは、遠い国の服を纏った青年。だが、その身ごなしは明らかに武術の心得がある者だ。

ドワーフ鍛冶(底が見えない……警戒しておくに越したことはないな)

 ドワーフ鍛冶は金槌を握り込むと、和服青年を迎えに立ち上がった。
 客ならばいいが、魔王様を害する者の可能性も無いとは言えないのだから。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 表通り。
 朝方と違い、既に人通りの多くなったこの場所に、魔商人は買い占め役の姿を探していた。
 そうして歩き回りなが、魔商人は自分の考えを反芻する。

魔商人(勇者がどこに匿われているか、ですか。考えられるのは……)

魔商人(『屋敷町』……ここが最有力候補でしょうな。「偉大で神聖なる勇者様」の潜伏先には一番相応しい)

魔商人(それに、あそこには貴族や商人の私兵なんかも歩き回っている。物騒な原理主義者どもも、あそこなら私兵に成り済ませば、さほど怪しまれないでしょうな)

魔商人(……買い占め役には『屋敷町』に絞って話を聞くとしましょう)

魔商人「と……おりましたな」

買い占め役「おお、これはこれは。商売熱心な様で何よりだ」

魔商人「どうもどうも。お探ししてたのですよ」

買い占め役「ふむ……あんたの支払いは終わったはずだが?」

魔商人「いえ、実は折り入って相談があるのですが……」

GM:買い占め役に嘘をつく
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【情報】0/2 【ダイス】6+2+4
追加スキル
【一般社交】2 【社交&交渉】14 【ダイス】4+6
達成値22

目標値7 < 達成値22 判定成功!

魔商人「私の友人に不憫な鍛冶屋がおりまして。腕は一流なのですが、商才が無く、幼い妹と一緒に貧しい生活をしているのです」

魔商人「これが彼の作品ですが……素晴らしいでしょう?」

買い占め役「そうだなー」

買い占め役(騒ぐ程の物ではない様だが……)

魔商人「先日も意地汚い商人に騙されて、半分ほどの価値で作品を売ってしまう始末。そこで私は閃いたのです」

買い占め役(……それ、俺達の事だろうな。面と向かって皮肉を言われるとは)

魔商人「屋敷町の住人の私兵に彼の作品を売り込みに行ったらどうかと。富豪が雇う私兵ともなれば、優秀な人間ばかりに違いありません」

魔商人「そんな方々に自分の作品を認められれば、彼の今までの苦労も報われる筈です」

魔商人「最近、私兵を急に雇ったように武器や物資を買い集めるようになった家を探しています。私兵を雇ったばかりであるならば、装備が不十分なこともあるでしょう」

魔商人「市場に詳しい貴 方なら何か御存知ありませんか? 彼の用事さえ済ませれば憂いなく街から離れられるのですが……」

買い占め役「そうか、では武器は俺達が買い取ろう」

魔商人(! しまった……まさか、そうくるとは。それでは情報収集としては何の意味も有りません)

魔商人「そうですか? しかし、こう言っては何でございますが、屋敷町の方々の様なセレブに買って頂きたいと……」

買い占め役「屋敷町辺りの住人は、信用の無い商人や職人からは買わないからな。あんたや、その鍛冶屋がどうだろうと、まず買っちゃくれないよ」

買い占め役(まして、魔族の商人など相手にもしないだろうしな)

買い占め役(それに、まかり間違って精霊原理主義者に武器が渡っても困る。まあ、精霊原理主義者に売り込みなんて掛けた日には、この魔商人も酷い目に遭うだろうしな。止めるのが親切だろう)

買い占め役「なに、悪い様にはしないさ。この剣は預かっても?」

魔商人(! ま、まずい……この商談がまとまるのは、大変にまずい! 魔王様からお借りした剣を売り払う事になってしまいます)

魔商人(こ、こうなれば……)

GM:買い占め役から情報を引き出す
魔商人の【会話術】判定。
【会話術】3 【社交&交渉】14 【ダイス】6+4+3
追加スキル
【一般社交】2 【社交&交渉】14 【ダイス】2+5
【裏社会社交】2 【社交&交渉】14 【ダイス】5+1
達成値26

目標値14 < 達成値26 判定成功!

魔商人「そうですか、残念ですな……」

魔商人「……ところで原理主義者たちのアジトは見つかりましたかな?」

買い占め役「何……だと?」

魔商人「私も顔は広いですから、協力できることはあるかと思いますが」

魔商人「目的? もし勇者にこの剣を使って貰えれば、これ以上ない宣伝になると思いませんか?」

魔商人「たとえ御輿に担ぎ上げられたお飾り勇者だとしても、ね」

魔商人「なに、勇者を助けるつもりは毛頭ありません。要は、『勇者がこの剣を使っていた』という事実を作りたいのです」

魔商人「無事にアジトを 見つけ出し、この剣を売りつけることに成功したら、後は関わりはしませんよ」

魔商人(さて、どうでございましょう。これで話を聞かせてくれると良いのですが)

買い占め役「……どこまで知っているか、何を知っているかはわからないが、どうやら商人同士の顔で付き合うわけにはいかなくなった様だな」

 買い占め役が剣を抜くと、周りにいた人間達の中で幾人もが同じく剣を抜いた。そうしなかった者は、巻き添えを恐れて悲鳴を上げながら逃げていく。

魔商人(っ! まさか、こうなるなんて……)

買い占め役「魔族の間者か何かか? だが、馬脚を現した様だな。魔族が何を知って、どう動いているのか、全て話してもらおう」

GM:買い占め役達と戦って切り抜けるなら、【戦闘(対人)】判定で目標値28。
 抵抗しなかった場合、捕縛されてアジトに運ばれ尋問されます。尋問への抵抗は【我慢】判定で目標値14。
 ただし判定に成功しても、脱出するか解放されるまで続けて尋問が行われ、その度に目標値が増加していきます。
 魔王様の事も含めて洗いざらい話してしまえば、楽になれるんじゃないでしょうか。

 もし逃げ切れたら、こんなステータスシンボルをプレゼントです。

【お尋ね者】1lv/増加資産:名声1
条件:官憲など、大規模な組織に指名手配されている者。
説明:PCは何らかの理由で、大規模な組織にその身を追われている。この事によりPCの名はよく知られている。
 しかし、所詮は悪名である為、相手によっては社交を拒否される事も有り得る。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 精霊原理主義者のアジト。その新入りである少女剣士は、館内の見回りをしていた。
 「格好いい勇者様とお近づきに!」と思って来たものの、勇者が少女だと聞いてがっくり落ち込み気分で。

少女剣士(でもでも確か勇者様には魔法使いのお連れ様がいるとか聞いたです、きっと素敵な方に違いないです、はいな!)

少女剣士(確かここが勇者様の部屋です、どうにかして会えないかなぁ、はいな…)

 と、部屋の中から何かが倒れる音がする。

少女剣士(!、部屋の中から音です!)

少女剣士(チャンスです?)ガチャ

少女剣士「……綺麗なおねーさんですね。うん、わかってました。はいな」

エルフ魔法使「何を言ってますの?」

少女剣士「わっ、それより勇者様が!?」

エルフ魔法使「急に倒れてしまって……ベッドに運びますから、手伝ってくださらない」

少女剣士「お安い御用です。はいな!」

 二人は勇者の軽い体を抱えると、部屋に据え付けのベッドに運んだ。

エルフ魔法使「これで良いですわ。それで、勇者が倒れたのは……」

GM:勇者を診断する
エルフ魔法使の【観察】判定。
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】5
追加スキル
【直感】2 【機転&判断】10 【ダイス】5+5
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】4+5
少女剣士の【観察】判定。
【観察】3 【機転&判断】20 【ダイス】3+3+1
追加スキル
【発想】3 【機転&判断】20 【ダイス】3+4+1
【直観】3 【機転&判断】20 【ダイス】2+1+1
達成値43

目標値7 < 達成値43 判定成功!

エルフ魔法使「貧血ですわね」

少女剣士「はいな! はいなもそう思います」

エルフ魔法使「倒れたのは良くないですけど、大事じゃないのは良かったですわ。後は、少し安静にして……」

少女剣士「甘い物があると良いと聞きました! はいなは、お台所で、お砂糖とか蜜とか探してきます。はいな」

 少女剣士は部屋を飛び出していった――

 ――ややあって。
 勇者はまだ目覚めていない。ベッドの脇に椅子を寄せて座ったエルフ魔法使と、砂糖壺を抱えて戻ってきた少女剣士は、その場で挨拶を交えて話をしている。

GM:話を交わしつつ、相手の事を看破する
エルフ魔法使の【会話術】判定。
【会話術】2 【社交&交渉】13 【ダイス】5+1
追加スキル
【観察】1 【機転&判断】10 【ダイス】4
【直感】2 【機転&判断】10 【ダイス】1+2
【発想】2 【機転&判断】10 【ダイス】3+4
【一般社交】2 【社交&交渉】13 【ダイス】3+6
達成値29

少女剣士の対抗判定
【会話術】1 【社交&交渉】7 【ダイス】2
追加スキル
【観察】3 【機転&判断】20 【ダイス】2+1+1
【発想】3 【機転&判断】20 【ダイス】4+3+3
【直観】3 【機転&判断】20 【ダイス】3+5+5
目標値29

目標値29 = 達成値29 引き分け!

GM:相手を探る事には失敗。ただし抵抗はしないとの事なので、互いに隠し事は無し。

GM:なお、その発生自体を知らない襲撃の事を少女剣士の方から聞く事は不可能。
 また、かなり劇的な出来事で植え付けられた情報屋への不審を、会ってすぐの少女剣士が解くのも不可能です。

 ――二人の会話はギクシャクしてた。

エルフ魔法使(……どうなのかしら。この娘は狂信者っぽくはないのだけど、それでも確信は持てないし……)

少女剣士(はいな! あれー……何か探られてます? 警戒されてます? はいなは、こんなにもオープンなんですけど。空気が重いです。はいな)

少女剣士「あ、あの、勇者様には、他にお仲間はいらっしゃるのですか~と聞いてみたり。はいな」

エルフ魔法使「え? ええっと……いませんわ」

エルフ魔法使(……情報屋さんは、勇者様の仲間ではありませんものね。協力者? くらいではいてくれたと思うのですけど……うっ!)

 情報屋との最後の別れを思い出し。そこで刻まれたトラウマがエルフ魔法使を苦しめる。

少女剣士「あ、あれ。ごめんなさい。嫌な話題でした?」

エルフ魔法使「いえ、何でもないわ。そうね、仲間ではないけど、協力してくれた人なら居ますわ。情報屋っていう人だけど……今はどうなのかしら」

少女剣士「今は?」

エルフ魔法使「味方だと考えない方が良いって事ですわ。裏切り……があったし。それ以上にきっと、私と彼の考えは、乖離が激しくなってしまっている」

エルフ魔法使(王国の人間より、勇者を大事に思っている私がいる。それは、王国の民ではないエルフの身なら、おかしくない考えかも知れない。でも、それをあの人が認める事は無いでしょうね)

少女剣士「あー、じゃあ、お仲間は居ないんですね。じゃあじゃあ、はいなが立候補します!」

エルフ魔法使「え?」

少女剣士「はいな、頑張りますよ!」

エルフ魔法使「貴方も呪われたいんですの? そしてあの深淵を覗きたいと。物好きですのね。それとも無知ゆえでしょうか」

少女剣士「え? 呪い?」

エルフ魔法使「止めた方が良いと思いますわ。でも、是非とおっしゃるのなら、勇者が目覚めた時にでも伝えておきましょうね」

少女勇者「うぅ……」

エルフ魔法使「ちょうど、気がついたようですわね」

少女勇者「僕は……」

エルフ魔法使「倒れたのですわ。全く……体を大事にしないのだから」

少女勇者「そう……だね」

少女勇者「これから悪い王様を倒す戦いを始めるのに、こんな事じゃいけないよね」

エルフ魔法使「!?」

少女剣士「はいな。勇者様、やる気満々なんですねー」

エルフ魔法使(この娘は、また“自分を失った”のですわね。もっとも、その失った自分でさえ、他人から与えられた勇者の鋳型なのでしょうけど。そうして、幾度も形を変えて、望まれるがままの勇者になっていく……)

少女勇者「お腹空いたな。何か食べないと」

エルフ魔法使「……お茶がありますわ。まずは砂糖をたっぷり入れてどうぞ。それから、消化に良さそうな物を出してもらいましょうね」

少女勇者「ありがとう。ところで、君は?」

少女剣士「はいな! はいなは、少女剣士です!」

エルフ魔法使「ここで知り合ったの。……勇者の仲間になりたいそうですわ」

少女勇者「そうか。よろしくね」

少女剣士「はいな!」

GM:少女剣士はステータスシンボルを得た
【勇者の仲間】1lv/増加資産:名声1
説明:勇者の仲間という名声を得る。
 また、勇者に同行して普通は入れない場所(王城だろうが民家のタンスの中だろうが)に入る事が出来、勇者と誰かとの面談に同席する事が出来る。
 精霊の意思と勇者の使命に逆らった行動はとれない。この制限は強制ではないが、破ると【勇者の仲間】のレベルが低下する。
 勇者の仲間として目立った活躍をすると、【勇者の仲間】のレベルは上昇する。

少女勇者「うん、これで仲間は二人だ。あと一人……あと一人で魔王討伐に旅立てる。早く、もう一人の仲間を捜さないと」

少女剣士「そうだ。はいなが外へ行って、情報屋さんに会ってきましょう! 仲間になってくれるかも知れませんよね!」

少女勇者「あの人は、仲間になるのは断ったし、僕とエルフ魔法使を裏切ったんだよ?」

少女剣士「その辺、説得したらいけるかもしれませんし、裏切ったのだって何かの間違いかもしれません! はいな!」

エルフ魔法使「……情報屋さんは、酒場を拠点にしていましたわ。仲間にはなってくれなくても、情報交換には応じてくれる筈。あの人の本業ですものね」

エルフ魔法使「でも、代償は必要ですわよ? 情報交換ですから、一方的に情報を引き出す事は出来ませんわ」

エルフ魔法使(精霊原理主義者やそのアジトの事を伝えて……いえ、きっと欲しがる情報でしょうけど、勇者が変質してしまった今それをすれば、勇者に敵対する勢力に情報を与える事になってしまう)

エルフ魔法使(他に渡せる情報はあったかしら? 勇者関連の深い事は、少女剣士の知らない事でしょうし……言付けても、ちゃんと伝えられるかしらね?)

少女剣士「はいな! では、情報交換もしてきますね!」

少女剣士(情報屋さんって格好いい人でしょうか!? たのしみです、はいな!)

GM:少女剣士さんは定職を持って働いているので、以下のステータスシンボルを所持出来ます。
【俸給】1lv/増加資産:金銭1
条件:騎士。あるいは何かの下で働いている者。
説明:PCは誰かの下で働いており、定期的に俸給を得ている。よって、この地位の象徴を持つPCは、雇い主に従わなければならない。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 勇者妨害派のアジト。その会議室に情報屋は通されていた。
 今日は、黒幕以外にも何人か人が増えている。その誰もが、勇者を妨害する謀に関わり、その主要な位置に立つ者達だろう。

黒幕「……早速で悪いが、話してくれ」

情報屋「……魔族から接触があった。情報が欲しいと」

黒幕「――っ!」

情報屋「いや、ここの事は一切話してはいない。しかし、勇者関連の情報を集めていたのは確かで、特に問題がないと判断した情報を渡しておいた」

情報屋「その魔族達の中心は、どうやら少女の様に見えた。外見は…………だが、何か心当たりはないか?」

黒幕「……まさか」

 情報屋の報告に、会議場はざわついた。
 彼等は大きな不安要素を抱え込んだ。情報屋はそう判断する。

情報屋「心当たりがあるんだな?」

黒幕「そうだ。その方は、魔族の有力者……最低でも王国で言う所の貴族だと考えてくれ」

情報屋「必要な情報は全て開示する約束だ」

黒幕「そうだったな……だが、こればかりはな。お前が、我等の仲間であるならば開示も出来たが、情報提供者でしかない今の状況では難しい。それほどに重要な相手なのだよ」

情報屋「……わかった。そこまで情報が開示されれば十分だ」

情報屋(すなわち、魔族側の重要人物。それも最重要とも言うべき相手だと言う事か)

情報屋「続けよう。彼女からは『勇者は、精霊の加護の干渉に耐えなければいけないが、目的を後回しにすることが一応出来る』という話を聞いた。詳しくは…………という事らしい」

黒幕「そうか……朗報と言えるな。今、我々が進めている計画が無用になる希望が少しはあると言う事だ」

情報屋(やはり、黒幕達も動いている……だが、彼等自身も躊躇する程に、非情な計画なのか?)

黒幕「それで、今の勇者にそれが出来そうだと思うかね?」

情報屋「……性格は真面目に見えた。道を外す事を良しとはしないだろう」

黒幕「そうだな。我々も同じ見解だ。彼女は勇者であり、“勇者以外は何も無い”。故にその解決は有り得ないだろう」

情報屋(そうだ。結局、その解決は勇者本人の心次第。そんな不確かなものを頼って結論を出す事は出来ないだろう)

情報屋「……次の話に移ろう。新しい勇者の情報が出た様に、魔族からの情報収集は有用だ。そのバックアップを頼めないか?」

黒幕「それは了承した。だが、やはり我々の仲間となってくれないだろうか? その方が支援はしやすい。無論、制限は付くし、非道な行いにも荷担する事になるだろうが……」

情報屋「……ここまで協力しておいて今更の話ではある。それに、どんな結末を招こうと、勇者奪還は貴方達に協力するつもりだ」

情報屋「勇者の自助努力は期待出来ない。魔族もどうやら勇者奪取を考えているようだが、それが成功しても王国との関係がこじれるだけだろう」

黒幕「魔族が? いや、有り得るか。勇者は魔族の脅威だから、自ら取り除こうというのもわかる。だが、魔族に勇者が囚われれば、王国と魔族のパワーバランスは崩れてしまうだろうな」

情報屋「それは戦争と同じくらいに悲惨だ。だから、協力する事に否はないが……」

黒幕「……少し、考える時間が必要だろう。僅かしか、与えられないが」

黒幕「ちょうど昼だ。会議を中断して食事としよう」

 黒幕が手元にあったベルを鳴らす。すると少しして会議室のドアが開き、メイド達が料理を運びこんで来た。
 そのメイドの隊列の最後に、料理家がついてきて部屋に入り、客人達に一礼する。

料理家「シェフでございマス。どうぞ、料理をお楽しみくだサイ」

GM:偉い人用の昼食を作る
料理家の【料理】判定。
【料理】3 【器用&技巧】12 【ダイス】4+4+4 成功!
達成値12

目標値7 < 達成値12 判定成功!

情報屋(……美味い。この料理家、なかなかの腕だな)

GM:情報屋が仲間になったら、以下のステータスシンボルを差し上げます。
 なお、レベルについて交渉してもかまいません。今まで重要な情報を持ってきてくれているので、どちらかのレベルをもう1上げるくらいは受けます。

【俸給】2lv/増加資産:金銭2
条件:騎士。あるいは何かの下で働いている者。
説明:PCは誰かの下で働いており、定期的に俸給を得ている。よって、この地位の象徴を持つPCは、雇い主に従わなければならない。

【情報提供者】2lv/増加資産:情報2
条件:情報提供者の協力を受けている者。
説明:PCは情報提供者による情報の提供が受けられ、資産【情報】を活用する事が出来る。

●資産変動
ドワーフ鍛冶・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/1 【武具】0/0+5 【名声】0/0

情報屋・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/6 【武具】0/0 【名声】0/0

魔商人・資産【金銭】0/18 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/3-2 【武具】0+1/0 【名声】0/1
SS入手:【ドワーフ鍛冶の銅剣】1lv/増加資産:武具1

エルフ魔法使・資産【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】2/0

逃亡奴隷少女・資産【金銭】0/0 【マナ】1/0 【道具】0/0 【情報】0/1 【武具】0/0 【名声】0/0

料理家・資産【金銭】0+1/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/1+1 【武具】0/0 【名声】0/0
SS入手:【俸給】増加資産:金銭1

少女剣士・資産
【金銭】0+1/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0 【武具】0/0 【名声】1/0
SS入手:【俸給】増加資産:金銭1
SS入手:【勇者の仲間】1lv/増加資産:名声1

和服青年・資産
【金銭】0/0 【マナ】0/0 【道具】0/0 【情報】0/0+1 【武具】0/0 【名声】0/0

以上、ここまで

 魔商人さんピンチで暗雲立ちこめる魔族側の勇者奪還プランとか。
 勇者は「決意を新たにして、悪の王を断つ意思を固めた(棒)」ので、ここからはどんどん元気になるんじゃないかなとか。
 勇者妨害派の逆襲準備が着々と進みつつも、魔族が関与し始めたとの情報(魔商人さんの事もあるし)に今後は動揺必至とか。

 さあ、がんばろう

乙です。
うん劇的だったか!そう上手くはいかないよね!警戒心強いとかほんと面倒くさいな私!
…さて何渡すかな

>>678
2が理想だったんですが、今回の見る限りかなり難しそうですね。仲間とはいえ説得出来るか否か。
3は市勢レベルは出尽くしてますので残るは魔族側ぐらい…かな。『お兄ちゃん』について聞き出したいとこですが魔王様と交渉出来る気ががが

お疲れ様ですー

情報収集失敗←想定してた
捕虜になりかける←想定してた
妨害派と敵対する←想定してた
その場でいきなり戦闘←想 定 外

戦闘ならドワーフ剣も【攻撃魔法】もあるし捕まっても【我慢】あるからなんとかなるでしょ(白目)

>>705
>劇的
まあ、殺されて、トラウマを刻まれるきっかけになった事件ですし
少し引きずってても仕方ないねと

>>706
大人しく捕まるなら、戦闘にはならないよ!
牢屋プレイは確実に面白くないので、突入しても早い内に終わらせる事にします

……机に金貨の山を積んで見せたら、聞かれてない事までしゃべり出したりしませんかね?

『無傷で帰してもらえる』『情報提供後の身の安全を確保してもらえる』の二条件が満たされれば喜んで喋りますが、
情報出すだけ出してバッサリも有り得るので出来るだけ抵抗します()


といったところで質問をいくつか
■SSのドワーフ鍛冶の銅剣について■
銅剣によって武具の有効資産が+1されていますが、これを消費した場合、ドワーフ剣は破損や喪失という扱いになるのでしょうか?

■戦闘後の扱いについて■
戦闘を選んで「敗北したものの生存状態」という結果になった場合はトドメをさされたりするのでしょうか?それとも、捕縛されて尋問ルートでしょうか?

■逃亡手段としての移動魔法について■
>>264で、相手の側で移動魔法を使用すると対抗判定をされる可能性がある、とのことですが具体的にどういったスキルで対抗判定されるのでしょうか?

>>708
Q:銅剣によって武具の有効資産が+1されていますが、これを消費した場合、ドワーフ剣は破損や喪失という扱いになるのでしょうか?
A:銅剣の【武具】は、>>32にある“基本値”で、使って無くなる事はありません。消費しても、ゲーム毎に基本値は補充されます。

Q:戦闘を選んで「敗北したものの生存状態」という結果になった場合はトドメをさされたりするのでしょうか?それとも、捕縛されて尋問ルートでしょうか?
A:殺されるかどうかは、相手の意思次第(今の所、うっかり殺しましたってルールが無い)。今回の場合は、捕縛から尋問コースですね。

Q:>>264で、相手の側で移動魔法を使用すると対抗判定をされる可能性がある、とのことですが具体的にどういったスキルで対抗判定されるのでしょうか?
A:戦闘中の使用では、戦闘系スキルで対抗可能です。状況的には、「移動魔法を使う前に殴り倒す」。

魔商人さんが全部喋ったら「魔王の身内」って事が相手に伝わるわけで、そうなったら勇者妨害派は魔商人さんに手出しなんか絶対に出来なくなるんですけどねー
精霊原理主義派なら悲惨な死に様待ったなしだけど

回答ありがとうございます>GM
冷静に考えたら黒幕にも魔王の情報はもう伝わってるし、捕まっても大したデメリットないやこれ()

「お尋ね者」で情報収集できなくなったら、交渉極振りの魔商人の存在価値が消滅しますし大人しくアジトまで連行されますかね
いや、いっそのこと「敵の敵は味方」理論で協力できるように交渉するのも良いかもしれない
そのための【会話術】ですし、仕事しなきゃ魔王様に怒られますし

思ったより壁があるです、はいなぁorz
後確実におバカな子だと思われている気がするです。
信頼を得たいけどどうすれば良いのでしょう?

まぁとりあえず情報屋さんにあえるフラグは立てたので良しとしますか
第二ターンは予定通り街へでて酒場で情報屋さんと情報交換、
時間があるならドワーフ鍛冶さんに祖父の形見の刀の修復の依頼ですね。
そして勇者様とエルフ魔法使さんにお土産に林檎を買っていこうー

細かい所では聖騎士さんに勇者様とエルフ魔法使さん、
ついでにはいなに良い武具をもらえないか交渉しときたいな、
展開的に戦闘は免れそうにないし。
というか外出できるかしらん?

全然関係ないけど魔商人さんMP22だw

⇒エルフ魔法使さぬ
◆情報屋さんに関して。
「エルフ魔法使さんを見殺しにした」って貸し?があるからそれだけで情報もらえないかなーと下衆ってみる。
さておき、個人的にアジトの場所の情報くらいなら渡してもよいかと。
襲撃がもう予定になっている以上場所はばれているでしょうし
ギブ&テイクですね、これでちょっと情報屋さんの立場もよくなるなら御の字。
後はもらえる情報次第ですかね。

>>711
そんなデメリットが無いなんて状態に、突き落とす筈が無いじゃありませんか

>>712
信頼は行動と時間が作ってくれる。ああいう状況で、会って数時間じゃ信頼なんてなぁと。

「妨害派が原理主義者のアジトを知っている」って知識がない少女剣士がアジトの情報漏らしたら、組織および勇者に対する裏切り行為だと判定しますよ

キャラ登録はまだ受け付けてます?

>>717
どぞー

>>712
忘れかけてましたが他種族見下してるのがエルフですしおすし
加えてトラウマ持ちなんで余計にですかね
情報交換成功すれば信用度高ま…れば良いなぁ…
…中身知らせず手紙託せば少女剣士さんは利用されただけと判定されませんかね(人それを狡辛いと言う)

外出は下手すると聖騎士に「私が行きます」と言われかねませんな
ストレートに「形見の剣修理に行きたいです」が嘘もついてないし、形見ゆえに他人に任せ辛いってことで通用しそう…ですかね

【名前】狼男
【種族】狼人間
【性別】男
【年齢】青年、若者
【口調】1人称 オレ 2人称 オマエ 語尾 「~っしょ」 「~じゃね」 など誰に対しても砕けている

【設定】
見た目は狼の耳と尻尾を生やしたワイルド系な兄ちゃん、戦闘などで気分が高揚すると朝夜を問わず人間の骨格を持った狼(人狼形態)に変わる
特定の集落などを設けず、一定の期間で住処を変え流浪する狼人間の一族の生まれ、外部からの血を引き込むための嫁探しに境界都市へとやって来たのだが
それ迄の狼人間の狭いコミュニティと大きく違う都市の文化を気に入って居着いてしまう
身体能力を活かして都市内での荷物や手紙などの配達業務をして暮らしており、稼いだ金は専ら遊びに使ってしまう為に生活レベルはかなり低い
そのため金が要りような際には稼ぎの良さそうなギルドの仕事を請ける時もある
嫁探しを別にしても女好きであることと、一族としての刷り込みもあり肉体的、精神的に強い女性に惹かれる傾向がある
ギルドの依頼を請けるのはそう言った女性と知り合う為といった側面もあり、種族への拘りは薄く好みに合いさえすれば人間、魔族問わずに話しかける

・能力値
【身体&健康】 17【精神&根性】 8【知識&記憶】 4【機転&判断】10【器用&技巧】 9【社交&交渉】12
・資産
【金銭】1/1【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】1lv 【戦闘(対魔)】1lv 【回避】1lv 【直感】1lv 【運動】3lv 【発想】1lv 【野外生活知識】 1lv 【都市生活知識】 1lv 【会話術】3lv 【夜の社交】1lv 【隠密行動】1lv 【遊興】 1lv 【性感】 1lv 【重労働】 1lv 【狩猟】 1lv

・ステータスシンボル
【俸給】1lv 増加資産:金銭1
条件:騎士。あるいは何かの下で働いている者。
説明:PCは誰かの下で働いており、定期的に俸給を得ている。よって、この地位の象徴を持つPCは、雇い主に従わなければならない。

>>720
確認しました

スキル合計が34点分なのはルール違反なので、2点分、どれかを削ってください。

あと、フリーターは定期的に俸給を得てないから【俸給】所持は却下ですw
そもそも、雇い主に従うとか、行動を仕事に取られるとか、色々デメリットを背負い込む事込みでの【俸給】なので、気楽な立場では取る事が出来ないのですよ

追加要素として、所属組織の選択も可能ですが、フリーター希望なら無所属かな?

>>719
仲良くなるには程遠くですね(;´∀`)

⇒パシり
むしろパシりしないと外出出来ないかもと思ってきました。

私巡視中です( ノД`)…
忠誠心低いとはいえ仕事は仕事、そうそう職場を離れる事は出来ないですよね…
故に
◆エルフさぬのパシりで外出許可を得て情報屋さんと情報交換
◆一応形見の修理もしてきて良いか上司?の聖騎士に確認

まぁ現時点で上司は勇者様かもですが

⇒GM
失念してたお疲れ様です

質問を
◆時間軸について
情報屋さんが昼食召し上がってましたが此方と若干ずれてますか?
それとももう此方もお昼過ぎ?

>>720
まさかの女好きキター

勇者パーティーに参加すると漏れなく逆ハー状態ですね(笑)

よろしくお願いいたします

>>722
生活知識スキルについて勘違いしてました、アレは生まれ育った環境に限るんですね
それ+無条件に1レベル分習得できるって事だったので
そこではスキルポイントを消費しないのかと思ってました、失礼をば
俸給についても了解です、やっぱりフリーター程度じゃダメですよねwwwさーせんwww

所属か……配達業やらその他の依頼業務なんかをギルドが仕切ってるとかならギルドに所属って事になるかもですが
所属してないと働けないとかで無い限りはフリーターの立場をとりたいかなと思ってます

取り敢えず現状で変えられる部分を変えたキャラステを上げ直しますね

>>724
吟遊詩人なキャラにするか迷ったですが、色んな陣営と関われる可能性とか
吟遊詩人にした場合のステの振り方とか種族をどうするかとかで迷ったのでこうなりました
狼な社会性からして見て勇者パーティーは普通にハーレム状態にござります
まぁ性格的にはどの陣営とも関わる可能性のあるステにしたのでどうなるか楽しみであります

【名前】狼男
【種族】狼人間
【性別】男
【年齢】青年、若者
【口調】1人称 オレ 2人称 オマエ 語尾 「~っしょ」 「~じゃね」 など誰に対しても砕けている

【設定】
見た目は狼の耳と尻尾を生やしたワイルド系な兄ちゃん、戦闘などで気分が高揚すると朝夜を問わず人間の骨格を持った狼(人狼形態)に変わる
特定の集落などを設けず、一定の期間で住処を変え流浪する狼人間の一族の生まれ、外部からの血を引き込むための嫁探しに境界都市へとやって来たのだが
それ迄の狼人間の狭いコミュニティと大きく違う都市の文化を気に入って居着いてしまう
身体能力を活かして都市内での荷物や手紙などの配達業務をして暮らしており、稼いだ金は専ら遊びに使ってしまう為に生活レベルはかなり低い
そのため金が要りような際には稼ぎの良さそうなギルドの仕事を請ける時もある
嫁探しを別にしても女好きであることと、一族としての刷り込みもあり肉体的、精神的に強い女性に惹かれる傾向がある
ギルドの依頼を請けるのはそう言った女性と知り合う為といった側面もあり、種族への拘りは薄く好みに合いさえすれば人間、魔族問わずに話しかける

・能力値
【身体&健康】 17【精神&根性】 8【知識&記憶】 4【機転&判断】10【器用&技巧】 9【社交&交渉】12
・資産
【金銭】0/0【マナ】0/0【道具】0/0【情報】0/0【武具】0/0【名声】0/0
・スキル
【戦闘(対人)】1lv 【戦闘(対魔)】1lv 【回避】1lv 【直感】1lv 【運動】3lv 【発想】1lv 【野外生活知識】 1lv 【会話術】3lv 【夜の社交】1lv 【隠密行動】1lv 【遊興】 1lv 【性感】 1lv 【重労働】 1lv 【狩猟】 1lv

・ステータスシンボル
なし

取り敢えずはこんな感じです、再確認宜しくです

>>723
>それとももう此方もお昼過ぎ?
時間は朝過ぎから昼までだったので、そちらと活動した時間はずれているかもしれません。
とはいえ、次回は皆等しく「お昼から夕方前まで」の間での行動です

>>725
了解。修正データをお待ちしています。

郵便なんかは、近所は自力で届けて、遠距離は冒険者の業務じゃないかなと
ゲームだと、勇者とかも伝言のお使いをやらされたりするし
まあ、冒険者の領分なら、気合いが入ってればフリーターでも出来ますな

>>726
おっと。確認しました。OKです。

しかし【性感】もってるのかー。男で持ってるのは何げに想定外だったなぁ

>>725
◆所属に関して
>>560
私も遅い参加だったので参考までに

ギルド関係になると勇者妨害派になるのでしょーか?

となると戦闘もあり得ますね( ̄ー ̄)

>>729
狼男さんは魔族だから、>>560で所属出来るのは勇者妨害派だけですねー
魔族の和平派戦争派ってのも設定上ではいるけど

勘違いしてたですはいな。

>>547見て第1ターンだと思ってたら今回が第2ターンだったんです、はいな。


どう動きましょうです(;^_^A

>>727-728
配達のイメージとしては宅配便よりもバイク便やら自転車便やら宅急便やらな感じで
都市内で急いで届ける必要が有る物とか公共機関を通したく無い物を運ぶ、みたいなイメージです
でも身体能力やらステータスやらから考えても遠方への配達なんかも稼ぎ次第で請け負いそうです

性感はまぁ、垂らし混んで連れて帰るって当初の目的があったりするので
そう言った方向からの絡め手みたいなのを仕込まれててもおかしく無いなと思いまして
なのでそっち方面の技術や相手を喜ばせるという部分としてスキルを取りました
まぁかなりの割合で死にスキルになりそうですが悔いは無いです

>>729
性格や目的、立場などあらゆる面で様々な陣営に絡めそうなステータスにしたかったので
勇者パーティーに入るも勇者を垂らし混んで田舎に帰る(結果的に勇者妨害)も
少女魔王に惚れ込んでアタックするも魔王の間者になって勇者パーティーを探るも自由、みたいな

>>730
上記のこともあって先ずは何処かの陣営に入るより、フリーの立場で色々な陣営に接触してみたいなぁとか思うのですが
それをすると二兎を追う物は何とやらになりかねないですかね?

ミスった>>549だった( ノД`)…

>>732
多分にですが話の本編に関わり難くなるかと

まぁ

魔商人さんとこに乱入とか
情報屋さんに情報求むるとか

ドワーフさんに武器頼むとか

絡めなくもないかも。


料理家さんとエルフ魔法使さんと絡むのは難しいですね(´∀`)

>>732
いやー、【性感】って「くっ、殺せ」とか言っちゃってる人が追々習得していくはめになるスキルなんよなぁ
つまり、受け専用スキルで、性行為では逆に弱くなる(弱い方が相手は楽しいからね)

なお、狼男さんの言ってる搦め手があるスキルは、多分、下のどっちか
【夜の社交】:ベッドの中で仲良くなる技術を内包
【調教】:色々教え込む。【性感】スキルを仕込みたいならこっち

とはいえまあ、この状況だと「誰に使うんだよ」という話ではありますw

>>734
ほぼギャグのつもりで覚えている【性感】スキルですが

戦闘中ダメージを受けた時に色気のある悲鳴を上げて隙を作るみたいな使い方はあり?

>>735
相手に戦闘中も色気感じてられる程の余裕が有れば。激戦だと、色気どころじゃないし
……そんだけ余裕の戦闘じゃ、敗戦後の凌辱フラグが立つだけにしか思えないけど

性欲が強いオークには効くかもなー
……やっぱり、敗戦後のフラグが

元々、あざとい系のエロキャラやる時に大活躍するスキルのつもりで作ったから仕方ないね

>>733
成る程、やっぱりそうですか……
そしたらまぁ次のターンから参加するとしたら昼過ぎで丁度仕事の休憩時間っぽいし
普通なら街をぶらついてナンパとかでしょうけど……街中にキャラがいなさそうだし
酒場で小耳に挟んだ情報屋に話を聞きに行くとかが無難かなぁ
情報を得られたとしてもその後の選択肢が固定される訳ではなさそうだし

>>734
成る程……そうなってくると凄まじく迷いどころですな
でも……調教ってのは狼さんに少ししっくりこない部分もあるし
恋愛スキルとそっち系技能が込みになるなら【夜の社交】スキルのがあってますかね
まぁ何が有るかわからない訳ですしソコは言いっこ無しって事ですwww

そうしたらこれも書き換えた物を上げ直した方が良いです?

組織は、所属したPCが組織の為に働いている限りはバックアップしてくれる。そのメリットが大きい
だってなぁ「○○という組織の為になる計画があって、人員と資産がこんだけ要ります」って言って、OK出たらそれを使わせてくれるんだぜ。PCの地位や信頼度にもよるけど
PC個人の力を遙かに超えた、組織の暴力を振るう事が出来る
ステータスシンボルも組織絡みの方が手に入れやすいとかもある

ただし、組織には行動を制限されたりもする。組織にはその組織の行動方針があるから
メリットもデメリットも、上手くどう扱うかが大事よと

>>737
スキル部分だけあげてくれれば良いですよ

>>738
でしたらスキル部分のみ上げ直します
でもよくよく見たら既に【夜の社交】スキル持ってたので
【性感】の分のスキルポイントは【夜の社交】と【直感】に1ずつ振り分けました

・スキル
【戦闘(対人)】1lv 【戦闘(対魔)】1lv 【回避】1lv 【直感】2lv 【運動】3lv 【発想】1lv 【野外生活知識】 1lv 【会話術】3lv 【夜の社交】2lv 【隠密行動】1lv 【遊興】 1lv 【重労働】 1lv 【狩猟】 1lv

取り敢えずこれでキャラステは完成かと思うのでプレイングを書いて良いです?

>>736
了解です、はいな。
まぁギャグのつもりで(ry
どっちかというと【夜の社交】で嘘の喘ぎ声で隙を作るみたいな感じのが良いのでしょうねー

>>737
予定では町に居ますけどナンパされたら戦闘になりそうです

男は強さですぅはいな。


◆組織
つまり「妨害派を誘き寄せて一網打尽にする為に情報屋にアジトの場所を教えてみる【空城の計】はどうでせう?」と提案して受理されればアジトばらししても怒られないです!

情報屋さん立場なくなるけど(´∀`)

>>749
確かにおっしゃる通りでしたね、申し訳ありません……
どんな感じに話し合えば良いかよく分かってないのでご迷惑おかけするかと思うので、ご指摘のほど宜しくお願いします

情報屋さん⇒アポ無しな上に半ば衝動的に酒場に会いに行こうとしてますが大丈夫でしょうか?
今回のタイミングで所用のために会えないというのはこちらサイドとしては構わないと思っていますが
今後、有力な可愛子ちゃんに遭遇してそれ以上の情報を必要としなくなるまでは酒場に通うかと思います
また情報屋さんが酒場に居るタイミングにかち合ったとしても
狼男の相談内容に対して真面目に対応するかはそちらに決めて頂ければと思うのですが……如何でしょう?

少女剣士さん⇒情報屋さん目当てで酒場にやって来た場合、存在に気付く事さえできれば狼男は間違いなく接触しに行くかと思うのですが、大丈夫でしょうか?

その他、狼男の優先順位や考え方について

◆女の子に対して
目の前の有力可愛子ちゃん>>話に聞いた有力可愛子ちゃん>>>普通の可愛子ちゃん>>越えられない壁>>>>>>野郎

◆戦争に対して
消極的否定といった具合で、戦い自体は嫌いじゃ無いけど兎にも角にも嫁探しが最優先となっている
嫁を見つけて子孫を残すまでは戦争になって欲しく無いという考えで
嫁の都合がつくかこれは! という嫁候補に出会った時に、その嫁候補の考え方に影響されて考えを変える可能性がある

>>750
「情報屋相手に金も払わないで情報も持ち込まないで話聞くとか、商売舐めてるの?」というw

あとは、PCの行動のツケは全部自分に回ってくる事について、もう少し深刻になった方が良いと思う
今回のプレイングは「PCらしい行動」なのかもしれないけど、実行後には人間関係が壊れるんじゃないかな

>>749
ふうむ、同様のスキルがあったんですか……
【名乗り】とはニュアンスがちょっと違うんですが、そもそも【会話術】を戦闘でも使えたら汎用性高すぎますね……自重します

しかしそうなるとやっぱり期待値下回っちゃいますかぁ……
でも多少のリスクは覚悟しないと今後が厳しくなるとは思いますし、戦闘突っ込んでみますかねぇ
ベスト尽くして戦って負けたなら魔王様も情けをかけてくれるかな()

あと、度々申し訳ないのですが質問が二点ありまして

■戦闘の目標値について■
情報屋さんの戦闘の時には敵一人につき個別にダイスを振って合計していたのに、今回固定値なのは何故でしょうか?
それとも先に振って決定していたのでしょうか?

■負傷状態について■
『負傷状態だと身体を使うスキルにマイナス補正がかかる』ということですが
逆に言えば『負傷状態でも頭を使うような技能にマイナス補正がかけられることはない』ということで良いのでしょうか?
負傷Lv3はかなりの重傷だと思うのですが、意識自体は明瞭ということですかね?

>>752
【名乗り】の使用例
ダースベーダー「I'm your father」

Q:今回固定値なのは何故でしょうか?
A:固定値の方が、諦めるか戦うかどうかの判断がつきやすいかと思いました
ダイス振るなら、敵方全員で8D6分になります。
ダイス表記の方が分かり易いでしょうか?

Q:負傷Lv3はかなりの重傷だと思うのですが、意識自体は明瞭ということですかね?
A:状況によります。その辺はGMの演出部分なんですね。戦闘ルールに書いてないから安心というわけではなく。

 負傷直後は、痛みで絶叫してる描写しかしないかもしれないし、苦痛に耐えながら何かする所を描写するかもしれません。

 ゲームが次のターンに移行して。
 意識が回復しないとプレイング掛ける所じゃないので、GMは「今回、貴方のPCは休みです」と言うかもわかりません。
 「負傷の後遺症で記憶を失いました。ステータスシンボル【記憶喪失】で、知識系スキルは使用禁止ね」と言うかもしれません。

 しかし、「次のターンで意識障害は回復、治療で痛みも少しはおさえた、でも負傷状態はそう簡単に治らない」という状況の方が多いでしょう
 その時には、体を使うスキルにマイナス。頭を使うスキルは通常通り使用可。というのが基本となります。

 結論としては、ルールになくても、GMが負傷状態を理由に何かのマイナスをつける事は十分にありえると考えてよろしいかと

>>751
そこは「話し聞くだけでそんな金とられんの!?」 って反応をしそうかなとwww

なるほど……確かに対象が複数に渡ってる上に行動への横入りばっかですもんね
PCらしさ優先で他の方への配慮が足りなさ過ぎでした……反省です

情報屋さん関連の行動を削除して酒場で昼飯を食べがてらマスターやら周りの客に
世間話として可愛い子ちゃんについて【会話術】で聞く位が妥当ですかね

酒場に少女剣士さんが来た時に此方から話しかけて良いかどうかは
少女剣士さんの回答次第にさせて頂くということで宜しいです?

気付けば早くも約半年ですし
今までの流れ(リプレイのみ)ざっくり索引にしてみました
見易さ?ああ、あいつなら力尽きたよ

[プロローグ]>>2-17

[一日目]
・(1回目)>>83-85
・(2回目)>>98-105
・(3回目)>>121-129
・(4回目)>>139-148

[二日目]
・(5回目)>>164-175
・(6回目)>>183-195
・(7回目)>>206-212
・(8回目)>>245-256

[三日目]
・(9回目)>>276-288
・(10回目)>>308-320
・(11回目)>>366-381
・(12回目)>>401-421
・(13回目)>>455-469

[四日目]
・(14回目)>>526-542
・(15回目)>>681-702

ポチポチだと返信が辛いです( ノД`)…
>>狼さぬ
基本的に任務で酒場に行くので話しかけられても軽くあしらう感じになるです。
揉め事は勘弁なので戦闘もしたくない所ですね。

それに情報屋さんと情報交換の関係では退場して頂くかもです

勇者様の情報は漏らせないですしね。

酒場ではなく街で偶然ならば色々と関われるかもです

>>エルフ魔法使さぬ
◆空城の計
基本的に情報屋さんにアジトばらしする+襲撃される理由付けでしたのでまぁ(笑

襲撃に関しては情報がないため準備は出来ないかと。
決起集会後そのまま戦闘なんてしないだろうし。
しないよね?

せいぜい勇者様とエルフ魔法使さぬの装備を整える位でしょうか?

とりあえず情報屋さんとの情報交換はどうしますか?
下手すると情報屋さん自由に動けなくなりますね

少女剣士さんと街で偶然かー
そうだな、今回、「表通りで偶然にも少女魔王と遇う」っていうプレイングは有りです。喪服の少女としかわからないPCの方が多数ですけど
今回の少女魔王はその後、ドワーフ鍛冶さんの所に戻ります。そして、鎧の調整をしてもらいます


>>757
まとめ乙です。半年か、随分と書いていたんだなぁ

>>754
プレイング前に話し合いの時間があって、話し合う事で色々出来るんだから、それをしないのはもったいないと思っていただければ良し

>>GM
またまた質問をいくつか
◆外出は出来るのか。
エルフ魔法使さんのお使いなのですが巡回任務中でした。
勇者様の仲間になった事を伝えてなら任務を中断し外出は出来るでしょうか?

◆情報屋さんは酒場にこれるの?
情報屋さんの事を聞くのもなんですが(;^_^A
情報屋さんが勇者妨害派になる場合酒場で情報交換出来るのでしょうか?


◆設定を追加したいなぁ
少女剣士の祖父が戦争経験者かつ剣の師匠、
故人で死因は喉に餅(笑)
少女剣士の行動は大体祖父の教えに基づくもの

てのを行数の関係で切ったんですよねー

良かったらプレイングの度に祖父の教えを書くかもです

あ、GMお疲れ様です~

◆魔王様と偶然遭遇
偶然あったら林檎を差し上げる位でしょうねー

はいなさん常識そんなにないし、

あ、とぼけて勇者様の仲間と名乗るかもしれない(ry
「勇者の仲間として当然ですはいなー」みたいな


そういれば魔王様は見た目で魔族ってわかるんでしたっけ?

>>761
>外出は出来るのか。
勇者の仲間になったなら、下っ端じゃなくてVIP待遇です。出たいなら出してくれます。“護衛付きで”
エルフ魔法使さんも、外出したいなら同じように出してくれますよ。

>情報屋さんは酒場にこれるの?
情報屋さんの任務は情報収集する事が大事なので、自由行動が許されるでしょう。酒場に来る事は可能です
ただ、少女魔王からの情報収集が優先されるかもしれません

>設定を追加したいなぁ
どうぞ御自由にw その3行分を足しておけばいいですか?

>そういれば魔王様は見た目で魔族ってわかるんでしたっけ?
耳を隠したエルフ程度にはわからないです

>>762普通の少女っぽい見た目って言ってたからわかんないと思うよ
ドワーフ鍛冶さんも魔商人さんも多分魔族とは気づいてなかったと思うし

>>764
そうですね。
元が人間に近い上に、喪服で露出が少ないからって所でしょう

>>763
◆護衛付き
二重の監視の中での情報交換ですねわかりました!

それこそこっそり手紙を渡す位しか出来ないかも

とりあえず情報屋さぬとエルフ魔法使さぬと相談ですね

◆三行追加
よろしくお願いいたします(笑)

◆見た目
なるほろ?dクスです

流石に見た目でわかった上で勇者様の仲間なんて言えないなぁと


ちな
魔商人さんの戦闘に乱入は可能ですか?


酒場での行動が時間的に早く済んだら狼さんあしらいつつ戦闘を発見、多勢に無勢とは卑怯なり!って乱入も面白いかな~なんて
って思ったけど護衛付きだと乱入出来ない かな?

>>766
>二重の監視の中での情報交換ですねわかりました!
警戒するのはわかるが、彼等は“善意と正義感”で仕事してるので、護衛は護衛ですw
護衛「我々の事はお気になさらず。まさか勇者の仲間の方が、護衛に見られて困る所行などしないでしょう?」

>魔商人さんの戦闘に乱入は可能ですか?
午前中に事件が始まってるので、用事終わらせた帰りだと無理ですね。その頃には、色々と終わっているでしょう
酒場に行く前ならば、騒動に乱入も出来ます。
護衛「勇者様の仲間の方が、薄汚い魔族を助けるなどする筈がありません」

もっとも、少女剣士さんは“勇者の仲間になった事をまだ報告していない”ので、護衛がつくのはその報告をしたらですな
エルフ魔法使さんには護衛がつきますけど。
なお、護衛の人選は出来ます。聖騎士様連れていきますか?w

>>767
◆勇者様の仲間が~
まぁ情報交換はお使いだからいいか(丸投げ)
まぁ聞かれて困るような事ってむしろなんだって話ですね

あ、アジトばらしか(笑)

◆酒場行く前に
流石に魔商人さんは見た目でわかるから双方殲滅させる事になるのですね魔商人さん余計にピンチ

乱入は止しときます(´∀`)

>>狼さん
護衛付きだと参加早々に退場に追い込まれそうですね(´∀`)
個人的にも一人で動ければ良いんですけど。

狼さんは現時点でかなり自由に動ける訳ですから色々と考えると良いかと

>>GM
つまりエルフ魔法使さんからお使い頼まれたから行ってきますで外出すれば大丈夫?

◆護衛を選べる
戦略的には後方支援型の弓兵、魔法使いもしくは僧侶がベストですね(護衛じゃない(笑))

なるほろ了解です(´∀`)
現時点でのプレイング(予定)としては
◆エルフ魔法使さんのお使いで情報屋さんと情報交換
情報屋さんとエルフ魔法使いさんとの相談によりますが基本的には個人行動の予定

◆形見の刀の修復
出来ればドワーフさんの所へ行きたいんですよね。
他だと直せない悪寒が(;´∀`)ボウガイサレル?
このあいだなら狼さんとの絡みも出来るかも
◆魔王様と偶然遭遇
ドワーフさんの所へ向かう途中で遭遇しそうですね。遭遇した場合は上記の通り林檎を差し上げるかな。
少女剣士「はいな、林檎を食べて元気だすです!」みたいな。

魔商人さん所は要請があれば乱入しますかね。
助けになるのかならないのか(´∀`)

ふむふむ……少女剣士さんは中々に密度の高い昼時を過ごすご様子ですな
となるといよいよもって単なるナンパ男は軽くあしらわれそうですな

自由には動けるんですけど如何せんぽっと出のナンパ男だからなぁ
最初から深い絡みを望むのは止して取り敢えずキャラと顔見知り位になっていく方向で行くか
そこら辺を踏まえた上でこちらのプレイング案としては

◆酒場で雑談
酒場のマスターとか他の客(酒場にいれば和服青年さんとかとも?)と
軽食を食べながら強くて可愛い子の事とか割の良い仕事が無いかとかの話をする

◆休憩時間が終わるまで街をぶらつく
ここで会える可能性のあるキャラは今の所だと魔王さまと奴隷少女さんと少女剣士さんの三人
見かけて積極的に話しかけそうなのは魔王さまと少女剣士さんの二人
魔王さまが奴隷っぽい子を連れていても親し気な様子なら話しかけるかもで
少女剣士さんは話しかけてみて護衛がヤバそうな殺気を放って来たら宥めつつ立ち去る

◆休憩終了、仕事再開
休憩を終えて運び屋の仕事を再開
何処かの組織の手紙のやりとりとか荷物のやり取りなんかがあったりするなら
足の速さやら、いざとなったら口封じが出来る使い捨ての手駒として知らず知らずに使われてるとかも有りかな?

>>773
現時点では単独行動になりそうですから即退場はないから絡みも大丈夫かと。

話の流れとして次次回のターンが決起集会及び勇者妨害派襲撃ですから、
そこに絡めるように行動するのがいいんじゃないですかね?

酒場で高収入の依頼を受けて勇者妨害派になるとか?
魔王様に絡むのが一番ですかね(笑)

間があくと寂しいからとレスをする
少女剣士が通りますよ(´∀`)

>>GM
プレイング前に何時もの通り質問です。

◆精霊原理主義者って制服とかあります?
勇者妨害派は特にないと思いますけど原理主義者はむしろアピールしてるかなぁと。
少女剣士も腕章とかしてるのかなぁなんて疑問。

見た目で精霊原理主義者ってわかったら魔商人さんも魔王様も引くよね多分。
出来るならフレンドリーで行きたいんですよね(´∀`)

>>狼さん
まぁ仕事済んでたら強さを看破して強かったら名前と顔を覚えてってトコですかね。
しつこくしたらボコります(*´∀`)
ここいらでPC通しの戦闘も面白いかも(笑)

要請次第ですが魔商人さんの救援に一緒に行くのも面白いかもですね( ̄ー ̄)

>>和服青年さん
そういえばドワーフさんの所にいるんですよね。
どう動きます?
良かったら絡みます(´∀`)?

>>魔商人さん
という訳ですので必要なら乱入します( ̄ー ̄)

>>776そうですね
そちらが良ければ絡んでもいいかなって思ってますね

和服青年君へ
覚悟を決めたまえ
読者より

>>777
ドワーフさんとの絡みもありますけど例えば
◆魔商人さんに乱入(要請ありき)
◆魔王様と遭遇

の所で絡むのが妥当ですけど此方も予定ではドワーフさんの所へ向かうのでそこでもはいなはおk

そういえば原理主義者拠点襲撃には絡む予定ですか?

>>GM
了解しました(´∀`)
とりあえずフレンドリーには行けそうですね。
(魔商人さん所はフレンドリーも何もないけど)

ついでに
◆戦闘に乱入した場合の負傷の判定について

目標値ギリだと負傷でしたっけ。
2人でもそうなります?

まぁ戦闘に乱入も未定ですけど次は確実に戦闘だし確認の為。
既出ならごめんなさい( ノД`)

やっぱり詰め込み過ぎですよね( ノД`)…

魔商人さん所へ乱入の場合は情報交換で終了。
出来るなら狼さんと和服青年さんと乱入が良いですね

乱入なしなら

情報交換、
魔王様と遭遇、
刀修理依頼

の予定で行きます。

やっぱり既出かごめんなさい( ノД`)…

何時かの情報屋さんの負傷は狂信者の【戦闘(対人)】スキルの最低値を下回った為勝利したけど負傷追加なのですかね?
そうなると

◆魔商人さんの戦闘では目標値達成で勝利すれば負傷はしない?

>>魔王様
では街では見かけても気にはするけど声をかけないでドワーフさんの所で林檎あげる事のがいいかしら


兎にも角にもメインは
◆情報屋さんとの情報交換
次点で
◇形見の刀の修理

です。

>>プレイングの節約
はいな了解しました(´∀`)
そうですね、GMの負担も大きくなるし街の邂逅はなしで行きます

>>達成値7
高いな~
LV1のスキル使用で負傷確定かしら(-_-;)

まぁ無傷で戦闘切り抜けられるとは思ってなかったからいいのですが。
つか勝てなかったら私は死亡しそう(;´∀`)

乱入はありがたいですが……
しかし私はともかくとして、皆さんの方に乱入するメリットがあるかといえばどうにも……
下手したら全員「お尋ね者」になるのもありえますし、もし負傷したら回復手段の少ない現状では結構キツイ筈です

少女剣士さんならば「勇者の仲間」ということで治療が受けられるかもしれませんが、
魔族と関わったのがバレたら色々と酷い目に遭いかねません

皆さんの方にメリットが無く、乱入の理由も薄い現状では無理にお願いできないです
(何かしら考えるところがあるならばガンガン来ていただいて構いませんが……)

狼さんは、魔王様に会う方向でいくのでしょうか?
それならば、
私と妨害派の間で一悶着あったことを目撃、
それを魔王様にナンパの途中の世間話みたいな感じで伝えていただければ……(チラッ

私はダメモトでちょっと暴れてみる予定です
殺されはしませんし、元々肉体派じゃないですから負傷くらいへーきへーき()

>>788
そですか了解しました(´∀`)

街に出るし助けになればと思いましたが御武運祈りますぅ

⇒和服さん
てな訳で第4ターンで絡みましょう(此方から提案しといてあれですが

⇒情報屋さん
今更ですが酒場に来ます?

とは言うもののはいなも若干エルフさんと情報屋さん街な所もあります、はいな♪

【プレイング】(予定
少女剣士(ふぬ、よく考えたらはいな一人で酒場に行くの初めてです、とりあえずミルク注文です、はいな♪
◆酒場での行動
マスターに対しミルクを注文、その後周りを見渡し情報屋さんらしい人物が居るか【観察】を使用し自分で確認する、マスターには聞かない(人見知り)。
情報屋さんが居る場合はエルフ魔法使さんから受け取った情報を渡し新たに情報をもらい受ける(内容は相談)
情報屋さんに対し【会話術】【直観】【発想】【観察】を使用し世間話をしつつ強さが自分より高いか看破。
なお情報屋さんからの要請は可能な限り受けます。

その後刀を修理したいからと酒場を後にする。

いない場合はマスターに鍛冶屋の情報を訪ねドワーフさんの所の情報を仕入れて酒場を後にする。
なお誰か探してるか尋ねられた場合は探してないと答えます(必要なら【直観】【発想】【観察】を使用し抵抗?)

◆ドワーフさんの工房での行動】
工房ではドワーフさんに形見の刀の修理を依頼、【会話術】【直観】【発想】【観察】を使用しなるべく安くお願いしたいです(後払いで)。


魔王様に対しては前述の通り林檎あげて「元気だすです、はいな♪」と常識あまりない発言を。
一応【会話術】【直観】【発想】【観察】を使用し亡くなった人を予想し慰めようとしてみます。

奴隷少女さんにも同様に林檎をry

一通り終えたら急いで拠点に戻ります。

こんな予定で行きたいなぁ。

【プレイング】(仮)です
・酒場にてマスターや他の客と雑談、【会話術】を用いて最近の街の様子や可愛子ちゃん情報を聞く
「な~んか最近この辺りやけに騒がしいけど何かあったん?」
「それとそれと! この辺りで可愛子ちゃんとか見たりしてねぇ? こう、色々と強そうな感じのさ!」
勇者ちゃん或いは魔王さま関連の情報の断片でも知るコトができたらなと

・酒場を出た後、街を彷徨いてショッピング中の魔王さまを見かけて【会話術】lv2で話し掛ける
(酒場を出てからここ迄の間で魔商人が取り囲まれているのを目にするも近寄らずに去る)
「ねぇねぇ! そこのキミ! おぉ~……近くで見っとマジでパネェな……」
「え~っと、もしかして買い物中? そしたら俺ってば荷物持ちを買って出ちゃうよ~! なんてねっ」
「あぁ、別に荷物持ちじゃなくても良いんだけどさ?」
「って言うか、うん、何でもするからキミとお喋りしたいなぁ~とか……お願いっ!!」
頼み込んでも同行を断られそうだったら【発想】を使って魔王さまに同行する言い訳を考えつく

・買い物に同行できたなら【会話術】lv3と【夜の社交】lv2を使って会話をする中で自分の境遇について
(一族に外部の血を入れるための嫁探し中)話をした上で、魔王さんに意中の相手がいるかを尋ねる
「まぁ一族の仕来りってのを抜きにしてもここでの生活は気に入ってんだけどさっ」
「そんでさぁ! キミはどうよっ? 好きな相手とかいないん? いないなら俺が相手に立候補しちゃいたいんだけどな~、どうどう?」
魔王さんが今後誰か(狼男とは限らない)と付き合う可能性が有りそうかどうかを【夜の社交】lv2で判断したい

・雑談の後、歩いていく方向を見て、ついさっきその先で魔商人の騒動を目にしたことを伝える
「……っとと、ストップストップ! この先に行くのはやめといた方が良いかもだわ」
「何か知らねぇけど商人っぽい感じの爺さん魔族が武器持った奴らに取り囲まれてたからな」
「結構ヤバい雰囲気だったし、近づかない方が良いんじゃね?」
魔王さまが制止を聞かずに向かっていったら楽しげに笑いながら着いて行く

これで何とかして魔王一味にお近付きになりたいなと思うけど……
ナンパ男に対しても魔王さまの懐の深さが発揮されてくれると良いのだけれど

>>803
スキルの使い方がはっきりしてるなら、それで判定して描写できるので大丈夫です
要するに「泣き落とし」ですねw

>直してくれたら宣伝するよ!
そして押し寄せる精霊原理主義者

>>803
すいません……今、酒場に行く意味がまるっきしナッシングなので……

申し訳ありません
繁忙期のため今月中はプレイイング出せなさそうです

決起集会&アジトの場所&勇者の呪縛と引き換えに~と思ってましたが情報屋さんが酒場居ないなら難しいですね…他の手考えないと…

遅くなりました

>少女剣士さん
金がないなら体で払ってもいいんですよ?(にっこり

具体的には重労働スキルで鍛冶の助手をするとか
適当なスキルがなくても工房の掃除で手をうつよ?

金がないなら工匠レベル1で修理するけど、
プレイングでスキル使って交渉したら、使うレベルがあがるかもね

……なんだ【性感】あるじゃん(下衆顔

>>804
泣き落とし!そうかその手が!
多分嘘泣きにも程があるんだろうなぁ(´∀`)
とりあえず直接交渉からですね。
◆精霊原理主義者
ドワーフさんも撃破対象!?
てか勇者様の知り合いだったような…(客や!)
宣伝は酒場にしとこう

>>806
ですよねー(´∀`)
まぁGMも言ってたし予想はしてました。

また何処かで情報交換出来たら幸いです(´∀`)

>>807
お疲れ様です(´∀`)
現状情報交換は無理そうなので集会&呪縛の内容の書簡をもっていくけど会えず仕舞いな感じで行きますえ
>>809
重労働スキルは所持してないからお掃除ですかね?
【気合】を入れて工場を【観察】して掃除しなければならない場所、片付ける必要がある物を【直観】【発想】で考えながら効率よくお掃除ですぅ、はいな♪(時間もないし)

>>810
はいなの【性感】の火を吹かせるには、はいなを打ち倒して頂くです( ̄ー ̄)

【プレイング】(暫定
エルフ魔法使さんから情報の詰まった書簡を受け取り聖騎士さんに「はいなエルフ魔法使さんからお使い頼まれたのでいってきますでーす」【運動】を使いダッシュで街へ繰り出すはいなさん。

少女剣士(ふぬ、よく考えたらはいな一人で酒場へ行くのは初めてです、とりあえずミルク注文です、はいな♪
◆酒場での行動
マスターに対しミルクを注文、その後周りを見渡し情報屋さんらしい人物が居るか【観察】を使用し自分で確認する、マスターには聞かない(人見知り)。
見つからないため早々にあきらめ
マスターに鍛冶屋の情報を訪ねドワーフさんの所の情報を仕入れて酒場を後にする。
なお誰か探しているか尋ねられた場合、「探してない」と答えます(必要なら【直観】【発想】【観察】を使用し抵抗)

◆ドワーフさんの工房での行動
少女剣士「はいなー! ここで武器を治してくれると聞いたですー」
少女剣士「良ければお願いしたいです、はい・・な・・」
少女剣士(あ、けっこう立派な工房です、お金たりないかもです)
工房ではドワーフさんに形見の刀の修理を依頼、
お金がない事と祖父の形見とも伝えてドワーフさんの提案とおり工場の掃除を行う。
少女剣士「はいな♪ 感謝です♪」にぱー
そして林檎を差し出すはいなさん。
掃除終了後にド忘れしていたお給金の事を思い出し金銭【1】で改めて修理を依頼。
最後に【戦闘(対人)】【戦闘(対魔)】直観】【発想】【観察】を使用し戦闘レベルを看破
はいな以下と判断したらちょっとだけがっかりします

魔王様に対しては掃除中になんとなく話しかけて前述の通り林檎あげて「元気だすです、はいな♪」と常識あまりない発言を。
一応【会話術】【直観】【発想】【観察】を使用し亡くなった人を予想し慰めようとしてみます。
勇者関連情報については友好的かどうかを【直観】【発想】【観察】で判断。友好的と判断した場合ちょっとだけ反応、それ以外はポーカーフェイスでお願いします。

奴隷少女さんにも同様に林檎をry

一通り終えたら急いで拠点に戻ります、念のため【運動】を使いダッシュで。

>>ドワーフさん
ごめんなさい、金銭【1】あったんだったorz
此方としては掃除もするからちょっと頑張ってほしいとは思いますがスキルLVは1でも大丈夫です。

>>ドワーフ鍛冶印のビキニアーマー
ドラクエⅢの戦士ですねー
もしくはプリメの(ry

拠点へ戻る時に尾行されるかなぁ。

とりあえずこんな感じでいきます。

【プレイング】(決定)
「また客か……忙しいな。ご用件は?」
「剣の修理?金銭1で請け負うが……え、金がない?」

・「なら体で支払え」と箒とちりとりを渡す。特にスキルを使ってまで掃除してもらう必要はない。
・後からお金が出てくるなら
 「……あんた、金持ってるのか。なんだよ余計なことさせちまった」
 【工匠】Lv2(掃除分+金銭1)を使って剣の修理を行う。
・魔王さまと少女剣士の会話は聞き耳を立てて聞いておく。
・戦闘力看破に対しては【戦闘(対人)】【剣術】で対抗

……最近忘れがちだけど、ドワーフは魔物だから対人戦闘スキルでは看破難しいと思うよー

>>817
種族ドワーフがあってもいいんジャマイカと思う今日この頃(´∀`)

ご指摘トン(´∀`)
看破には対人対魔両方使うようにしてますので多分大丈夫かと。

そしてスキレベ+感謝です(*´∀`)

【プレイング】
◆拠点での行動
少女剣士(はいな!そうと決まったら即行動です!ついでに刀も直しますです(イイノカ)
エルフ魔法使さんから情報の詰まった書簡を受け取り聖騎士さんに「はいなエルフ魔法使さんからお使い頼まれたのでいってきますでーす」【運動】を使いダッシュで街へ繰り出すはいなさん(鉄砲玉)。
少女剣士(はいなぁ、よく考えたらはいな一人で酒場へ行くのは初めてです、とりあえずミルク注文です、はいな♪

◆酒場での行動
マスターに対しミルクを注文、その後周りを見渡し情報屋さんらしい人物が居るか【観察】を使用し自分で確認する、マスターには聞かない(人見知り)。
見つからないため早々にあきらめて、マスターに鍛冶屋の情報を訪ねドワーフさんの工場の情報を仕入れて酒場を後にする。
なお誰か探しているか尋ねられた場合、「探してない」と答えます(必要なら【直観】【発想】【観察】を使用し抵抗)

◆ドワーフさんの工房での行動
少女剣士「はいなー! ここで武器を治してくれると聞いたですー」
少女剣士「良ければお願いしたいです、はい・・な・・」
少女剣士(あ、けっこう立派な工房です、お金たりないかもです(汗))
工房ではドワーフさんに形見の刀の修理を依頼、
お金がない事と祖父の形見とも伝えてドワーフさんの提案とおり工場の掃除を行う。
少女剣士「はいな♪ 感謝です♪」にぱー
そして林檎を差し出すはいなさん。
掃除終了後にド忘れしていたお給金の事を思い出し金銭【1】で改めて修理を依頼。
最後に【戦闘(対人)】【戦闘(対魔)】【直観】【発想】【観察】を使用し戦闘レベルを看破
はいな以下と判断したらちょっとだけがっかりします、同程度以上ならちょっとだけニヤニヤします。
魔王様に対しては掃除中になんとなく話しかけて林檎あげて「元気だすです、はいな♪」と常識あまりない発言を。
一応【会話術】【直観】【発想】【観察】を使用し亡くなった人を予想し慰めようとしてみます。
勇者関連情報については友好的かどうかを【直観】【発想】【観察】で判断。友好的と判断した場合ちょっとだけ反応、それ以外はポーカーフェイスでお願いします。

奴隷少女さんにも同様に林檎をry

一通り終えたら急いで拠点に戻ります、念のため【運動】を使いダッシュで。

忙しければ仕方ないす(´∀`)
浸入楽しみにしてます(笑)

>>GM
例えば

【プレイング】
その場のふいんき(何故かry)でGMの判断でキャラの性格通りの行動お願いします

なんてのもおk?

言うなれば【オートプレイング】みたいな。

物語の核のキャラの皆さんがお休みすると話が進まないかなぁなんて


いやリアルが大事ですしプレイングを強要じゃないですけど

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