オーキド博士「そこにおにぎりが有るじゃろ?」 (15)

レッド「・・・・・」パク もぐもぐ
レッド「・・・・!!?」

レッド(こ、これは・・・!?
一見質素とも取れるただのおにぎりだが
各所に行き渡る拘りがこれをただのおにぎりでは無いこと表している!!
まずおにぎりを包むこの海苔!一見ただの海苔だが俺には分かる!
この海苔は直前に火で炙ってやがるな!!
火で炙る事によってより一層風味が増し
食べた時にパリッっと乾いた心地良い食感が口の中に広がる!!
簡単な一手間だがこの一手間が凡百のおにぎりと至高のおにぎりを分け隔てる重要な要素だ!!

そして米!なんとも絶妙な握り具合!固過ぎず柔過ぎず
固すぎると米のもちもちとした食感を潰し、更には米の中の水分を押し出し固いやらびちょびちょやらの気持ち悪い食感となってしまう
勿論柔らか過ぎても持ってる間に崩れてしまうからいけねぇ!
そしてなんとも良い塩加減じゃねぇか!中の具の味を殺す事なく米の甘味を引き出すこの絶妙な塩加減!

そしてなんと言っても中の具だ!
具が少ないと物足りない残念なおにぎりになっちまうが
だからと言って欲張り多すぎるとおにぎりが崩れて悲惨なおにぎりになっちまう
そして肝心の具の種類は・・・!!?
鮭だ!!しかもこいつぁただの鮭じゃねぇ!
鮭のほぐし身ではなく鮭の切身を使ってやがる!!
ふうわりと舌を包む様な鮭のほぐし身がスタンダードな中
大胆にも鮭の切身をガツンと入れるとは・・・
身に歯を突き刺す瞬間に無数にほどけるこの身の食感!!なるほど・・・この食感はほぐし身じゃ味わない!
こいつぁまさしく最高のおにぎりだぜ!!)

オーキド博士「わしの夜食じゃ・・・(´・ω・`)」
レッド「・・・・・」もぐもぐ ポリッポリッ

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