オティヌス「私とずっと一緒に居よう、上条」 (40)

※新約9巻必読・ifルート



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俺は何もない、ただ漆黒に支配される空間にいた。そこには、俺と、もう一人。
人智を超えた『魔神』とよばれる存在がいた。



名は、オティヌス



俺はこの魔神によってすでに何万、何億と殺されている。それこそ数えることが馬鹿らしくなるほどに。
だが不意にオティヌスは静かな声で呟いた。

オティヌス「………」

オティヌス「ようやくわかった」

オティヌス「私が何度も世界を作り直し、全てを捨ててでも欲したモノが、何なのかをな」

俺は首を傾げた。

上条「『お前が元々いた世界』じゃないのか?」

オティヌス「……いいや、本質的には違うな。たった今、私は本当の気持ちに気づいた」

オティヌス「私は、私の苦しみを知ってくれる理解者が欲しかったんだ」

オティヌス「そしてもう一つ」

オティヌス「『私が元いた世界』に、私の理解者などいなかったということに」

上条「………」

一方通行ホモになったと食蜂変わらない心と愛

>>7
なんで分かるんだよwwwwww


オティヌス「私が本当に欲していた理解者…すなわち」


オティヌス「お前だよ。上条当麻」


上条「……奇遇だな。俺もそう思っていたよ。今の俺を理解できるのは、同じ苦しみを味わってきたアンタだけだって」

オティヌス「ああ、…私が本当に欲していたモノはこんなにも近くにいたんだな……」

瞬きをした一瞬の間にオティヌスが俺の目と鼻の先に現れた。思わず肩が跳ね上がる。

オティヌス「上条。私はお前がそばにいてくれたらきっとどんな世界だって乗り越えられるよ」

オティヌス「私を一番理解してくれているのはお前だ。そして、お前を一番理解しているのは私だ」

オティヌス「私とずっと一緒に居よう、上条」

オティヌス「愛してる…」

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