P「定期的にアイドルへの態度を変える」(279)

前スレ>>733の続きをとりあえず終わらせる

ガチャッ
P「……戻りました」

美希「あっ……」

P「……」

美希「は、ハニー……あ、あの」

P「なんだ?」

美希「その……ごめんなさい!!」

P「どうして謝るんだ?」

美希「ミキ、ミキが悪いんだよね……ハニーに怒られてること、他のみんなにかばってもらって」

美希「でも、それでもミキはハニーに怒られるのが嫌だったから何も言えなくて……」

美希「だから……前のこと、許してほしい……」

P「許す?」

美希「う、うん……」

P「俺は別に何も思ってないぞ? 美希の勘違いじゃないのか?」

美希「え? そ、そう……なの?」

P「あぁ、別に俺は謝られるようなこと美希からされてない」

美希「それなら……でも、ハニー本当は怒ってたり……」

P「だからそうじゃないって言ってるだろ? 何度言わせるんだ」

美希「ご、ごめんなさい……でもそれならよかった……」

P「それじゃあ収録行くぞ」

美希「う、うん!」

美希(よかった……ミキ、嫌われてるわけじゃなかったんだね……)

美希(もしかしたらちゃんと謝ったからかも……うん、やっぱりダメなの)

美希(ちゃんと、これからはハニーのいう事を聞いて、すぐ謝るようにして……)

美希(もっともっといい子になれば、ハニーに怒られない、褒めてもらえるの!)

美希「……頑張るの!」

P「……」

――

美希「ハニー!」

P「早く乗ってくれるか、このまま響を迎えに行かなきゃいけないんだ」

美希「うん!」

P「……」

美希「……ね、ハニー」

P「なんだ」

美希「今日はね、ファンの子が来ていろいろもらっちゃったの!」

P「そうか」

美希「あ、うん」

P「……」

美希「え、えっとハニー!」

P「なんだ」

美希「もしかしてまだ怒ってる……?」

P「どうしてだ」

美希「だ、だってなんていうか……」

P「前から思ってたが俺はどうしてお前に怒ってると諭されなきゃいけない?」

美希「ち、違うの……その」

P「俺はこれが普通なんだが、怒ってるように見えるってすごく失礼だと思わないか?」

美希「あ、ご、ごめんなさい……」

P「こういうとすぐ謝る。だったら最初から言うな」

美希「……」

P「……」

美希(ど、どうしよう……また怒らせちゃった……)

美希(でも、そういうと怒られちゃうし……でも、怒ってはないんだよね?)

美希(っていうことは、無理に普通に話かけるより今まで通りの方がいいのかも)

美希(ハニーのせいで、寝不足だし今度こそ今までの分取り戻すの!)



響「えっと……」

美希「響?」

響「美希……あの、プロデューサーはどんな感じ?」ボソッ

美希「思ったより怒ってなかったっていうカンジ、かな」

響「え、そうなのか? それなら……プロデューサー!」

P「なんだ」

響「その、ごめんなさい!」

P「……」

響「春香たちから話聞いたんだ……自分も、その……やっぱり調子に乗りすぎたなって」

P「だから」

響「えっ……?」

P「どうしてお前たちは謝るんだ?」

響「だ、だって……自分たち」

P「俺はこれと言ってそんな覚えはない。ないことに対して謝られる方が不快だ」

響「ご、ごめ……」

P「……」

響「……なさい」

P「とりあえず謝っておけばなんとかなる、その考えは捨てた方がいい」

美希「……」

美希(ハニーは響たちには冷たい……のかな)

美希(でも、そうだよね……あんな風にされたら……だったらミキは今までの分助けてあげなきゃ!)

美希がはぶられたりしないかが不安だったが大丈夫そうかな

――
美希「ねぇねぇハニー」

P「どうした」

美希「何かお手伝いできることない?」

P「特にはないな」

美希「うーん、それじゃ……」

P「……」

美希「……ハニー?」

P「なんだ」

美希「……なんでもないの」

P「……はぁ」

美希「ご、ごめ……」

P「……」

美希「……」

美希(ど、どうして……?)

美希(ハニーと、普通のお話ができない……ち、違う! そんなことないの! ミキがちょっとビビってるだけで!)

誤ってもなんとかならないであろう人がいうと説得力があるwww

美希「もう! ハニー! そんな冷たくしないで欲しいの!」

P「……」

美希「ミキ、正直さみしかったの! だからもっとハニーとお話したいの!」

P「そうか」

美希「昨日ね、春香とカラオケに行ったんだけど、そしたら春香マイクでさかさまに持ったりして!」

美希「もう、ホントドジなの! ね、ハニーもそう思うでしょ?」

P「そうだな」

美希「……ほ、他にもね! 今日のお昼に食べたイチゴババロア! なんとなんと当たりがでてもう一個もらえたの!」

P「すごいな」

美希「……むー! だから冷たいのハニー!」

P「それなら、俺はどうすればいい?」

美希「え……?」

P「冷たい冷たくない、よくわからん」

美希「も、もう! 流石にいじわるが過ぎるの! せっかくのお話なんだから、感想くらい言って欲しいって思うな!」

P「あぁ、感想か。それなら、面白くないな」

美希「あっ……」

P「そろそろ時間だ、行こうか」

美希「……」

P「どうした?」

美希「な、なんでも……ないの……」

P「怒ってるのか?」

美希「怒ってないの!」

P「怒ってるように見えるが」

美希「だ、だから……怒って」

P「今のは冗談、ってやつだ」

美希「っ!」

P「さてと行くか……どうして泣いてる?」

美希「な、泣いてなんか……ないの」

P「……着くまでには泣き止め。わかったな?」

美希「……」

どうやってこのPはハニー呼びに至ったのか

――
響「……」

P「さて、響」

響「プロデューサー……」

P「他の皆、お前みたいな状態か?」

響「え……?」

P「まあいいや。響はどうしたいんだ」

響「自分は……」

P「……大人げないが、確かにお前たちの対応に腹が立ったのは事実だ」

響「……」

P「だから今ある程度それぞれに自覚を持ってもらおうと思ってな」

P「わかるだろう? 仕事以外の話は、無くてもなんとかなる」

響「うん……でも、やっぱり面白くなくて……」

P「そのためには、何をしなきゃいけないか。ゆっくり考えるといい」

P「……対応によっては、今後も無駄な会話は控えることになるかもしれないからな」

響「……」

――
春香「プロデューサーさん!」

P「ん? 春香か」

春香「あの……私」

P「……」

春香「……響ちゃんから、聞きました。でも、やっぱり一度謝らせてください。すみませんでした!!」

P「春香」

春香「……はい」

P「勘ぐるのは構わない。でも、それが活動に支障をきたしたら元も子もないだろう?」

春香「はい、私もなんていうか軽率っていうか……」

P「わかってくれたならいい。ただ、俺としてもまだ様子を見ながら接させてもらう」

春香「……はい」

P「この後はレッスンか。春香」

春香「は、はい」

P「頑張ってこい」

春香「……・は、はいっ!!!」

―2日目―
千早「おはようございます」

伊織「おはよう」

貴音「おはようございます、あら?」

伊織「このメンバーは……」

千早「……」

貴音「……千早、いかがですかその後」

千早「え? わ、私も……まあそんなに変わらないというか」

伊織「春香たちが結構つらそう、というより私たちも……いつまでこんなギスギスした事務所にいなきゃいけないのかしら……」


ガチャッ

P「おはよう。……おぉ、千早」

千早「あ、は、はい。おはようございます」

P「貴音、伊織も」

貴音「……プロデューサー」

伊織「……その感じ、千早はまだ」

千早の嘘がばれるか?

P「……」チラッ

千早「え? プ、プロデューサー?」

P「……」

貴音「千早に優しくしなくていいのですか?」

P「貴音」

貴音「……はい」

P「どうして俺がそんなことをする必要がある?」

貴音「……いえ」

P「お前らはいつまであの1週間を引きずっている? それは確かに辛い1週間ではあったかもしれない」

P「だからと他のメンバーにまで影響を与えるのか? 一度清算した話で」

貴音「……」

伊織「ちょ、ちょっとそんな言い方……」

千早「……プロデューサー」


P「千早は黙っていろ。伊織、なんだ」

千早「なっ……」

清算できてるのか?支援

伊織「……できればあんな、いえもうあんな不毛なことやめにしましょうよ」

P「あんなこと、っていうのはあのことでいいんだよな?」

伊織「そうよ」

P「今の状況をみてわからないか? 俺はあんな待遇を受けて実感した」

P「過剰なコミニュケーションは毒、害悪だと」

伊織「……」

P「何せよ今の状態で特に困ってないだろう? 空き時間も増える、いいことだ」

伊織「だ、だからって……」

千早「プロデューサー」

P「なんだ千早」

千早「それは、少し違うと思います。確かに過剰すぎるのは良くないと思いますが」

千早「今のプロデューサーは……ただ自分の思い通りに、言ってしまえば子供の要に駄々をこねているようにしか……」

P「……駄々をこねている、か」

千早「……私のイメージですが」

P「……そうか。わかった」

保守

千早「……」ドキドキ

P「……準備をしておけ」


伊織「ち、千早……あんなこと言ったら……」

千早「……いいのよ、それに怖気づいてたらますます状況は悪化してしまうもの」

貴音「誠、千早の言うとおりでした。ですが、私たちにはその勇気が……」

伊織「……何よ、ホントあいつ……全部自分が正しいみたいにしちゃって、バカみたい」

千早「……」



P「……さて、最後は千早……レッスン場だったか」

千早「は、はい……」

P「……」

千早「そ、その……プロデュー」

P「千早」

千早「は、はい……」

P「さっきのは本心か?」

誰か書かない?

またまた、御冗談を(AA略

千早「え?」

P「さっきのは本心かと聞いている」

千早「……はい」

P「……そうか、ありがとう」

千早「あの……」

P「……ごめんな、あの時貴音達にはこのこと知られて欲しくなかったんだ」

千早「そ、そうは言っても……」

P「怒ってるか?」

千早「そ、そんなことはないですが……ま、まだ続けるのですか……?」

P「続けるって、何がだ?」

千早「……四条さんたちに話さなかった、ということは、その」

P「続ける、というつもりはない。でも、俺はまだ千早しか頼れる相手はいない。わかるだろ?」

千早「……」

P「……千早の言葉、その通りだと思ったよ。もちろん俺もこのままでいいとは思ってない」

千早「プロデューサー……」

P「だから、もう少しだけ力を貸してくれるか?」

千早「……私でよければ」

P「ありがとう……」

千早「……ついでなので、もう一ついいですか?」

P「うん?」

千早「……どうせなら、もっと優しくしてもらえませんか」

P「……例えば?」

千早「た、例えばって……その……」

P「……それじゃ、考えておくよ。それでいいか?」

千早「あ、は、はい」

P「着いたな。それじゃ、また後でな」

千早「あっ、ありがとうございます」



千早「……プロデューサー」

千早「私……だけ……」

あかん、ちーちゃんあかん

亜美「兄ちゃん……」

真美「亜美、はるるんが言うにはもう兄ちゃんは怒ってないらしいよ?」

亜美「でも、真美はどうなの? 亜美はなんか今の兄ちゃん、やだな……」

真美「そうだけど……真美たちこのまま前と同じことしてても……」

亜美「……」

ガチャッ
P「ん、亜美と真美か」

亜美「……ねぇ兄ちゃん」

美希「おはよー! あ、ハニー……」

P「……なんだ亜美」

美希「……」

真美「ねえ兄ちゃん、真美達ね」

P「真美。亜美が話してるだろ」

真美「あ……ご、ごめんなさい……」

亜美「ちょっと兄ちゃん! もうそういうのやめてよっ!」

真美「あ、亜美……」

前のスレどんなのかわからない俺に誰か教えてくれ

亜美「亜美達がひどいことしたのは謝るけどさ……こんなのなんにも面白くないって!」

P「亜美を面白くしなきゃいけないのか?」

亜美「そ、そういうことじゃなくて……こんな、お仕事だけして……兄ちゃんは楽しいの!?」

P「あぁ」

亜美「なっ……」

真美「兄ちゃん……だから」

P「真美」

真美「あ……う……」

亜美「もう、どうして! そんなの、いいじゃん! 別に亜美が話してたって真美と話せば!」

P「どんな話をしてるかちゃんと聞かなきゃ失礼だろう? ……全く、春香たちはもう良くなってっていうのに」

美希「え……?」

亜美「はるるんたちには、もう優しいんだ……亜美達だけ……兄ちゃんのバカっ!!」

真美「あ、亜美! ……ねぇ、兄ちゃん」

P「真美、お前はわかってるだろう?」

真美「……」

>>41
のくすに行け

P「亜美に、伝えてやってくれ。確かに非情と言われればそうかもしれないが、仕事っていうものはこういうことだ」

真美「う、うん……」

美希「……ハニー」

P「どうした美希」

美希「……亜美達にまで、そんな」

P「そんなってどんなだ」

美希「……」

P「黙ってたらわからないだろう?」

美希「そんな、冷たくするんだね……」

P「冷たく冷たくって、本当に決めつけるのが好きだなお前は」

美希「だって、そうなの……もう、毎日毎日見てられないの……」

P「だったら見なければいいだろ?」

美希「そ、そういうことじゃなくて……」

P「美希だけだ」

美希「な、何が?」

P「冷たい、怒ってる、そんな決めつけをして俺を縛る」

美希「ち、違うの……美希はそんなこと……」

P「まあいいや、次の仕度だけしておいてくれ」

美希「……嫌、なの」

P「ん?」

美希「ミキはハニーに何も決めつけてなんかいない! 悪いのはハニーの方で!」

P「ならどこが悪いか言ってみろよ」

美希「だ……は、ハニーは……」

P「ホント、イライラさせないでくれよ。人に悪い、随分と偉そうだが美希のいう事だ、聞いてやる」

美希「だ、だから……ハニーは、ハニーが思ってること勝手に言って、て……」

P「あぁ」

美希「それ、で……ぐすっ……」

P「時間がないぞ」

美希「だからぁ……ハニー……」


P「もうハニーっていうのやめたらどうだ、そんな親しみ籠ってないだろう?」

美希「う、うわぁん……ひっく……」

P「またか、仕事前に泣くなよ……何かと思われる」

美希「ぐすっ……」

P「5分」

美希「……はにぃ」




美希「どうしてなのハニー……やだよぉ……」

――
P「おかえり、千早」

千早「只今戻りました、プロデューサー」

P「いや、長かった」

千早「え?」

P「あ、こっちの話だ」

千早「そ、そうですか……」

P「とりあえず、事務所に戻るぞ」

P「おまたせ」

千早「……えっと、その」

P「言ってたことだよな、なかなか決まらなかったんだけど……」

千早「これは……」

P「喉にいいんだ、温まるし。これくらいの優しさしか、今はあげられないけど」

千早「いただきます……お、おいしい」

P「あぁ、よかった。寒い時期だしな、知り合いに教えてもらったんだ」

千早「おいしいです……ありがとうございます、プロデューサー」

P「いやいや、こんなものでよかったら。俺としては千早とこう、ゆっくりできるのが幸せというかな」

千早「またそんなことを……」

P「こういう優しさはいらないのか?」

千早「……優しさ、ってわざわざ言わないでください」

P「千早が言い始めたんだろう?」

千早「わ、わかりましたから……」ズズッ

千早「……おいしい」

―3日目―
やよい「プロデューサー、今日は収録だってお話を」

P「あぁ、それなんだけどやっぱり変更。レッスンになった、悪いな」

やよい「いえ! でも、収録楽しいのでちょっぴりがっかりですけど」

P「なるほどな」

雪歩「おはようございますぅ」

P「雪歩か、おはよう」

貴音「おはようございます、プロデューサー」

P「あぁ」

貴音「……」

やよい「えっと、それじゃ私行きますね!」

P「送っていかなくていいのか?」

やよい「レッスン場ですよね? 大丈夫です!」

P「そうか」

貴音「……まさか次は」

P「ん? 何か言ったか」

貴音「……やよいにまで手を出すと言うのですか」

P「今の発言はどういう意味か、事によっては」

貴音「もう、私はどうなっても構いません。ですから……」

P「あ、雪歩」

雪歩「は、はい!?」

P「すまん、お茶持ってきてくれるか?」

雪歩「わ、わかりました!」

P「で?」

貴音「……そのような態度を取られるのも、もう慣れましたので」

P「ならいいじゃないか」

貴音「貴方様はいよいよ人を馬鹿にし始め……いえ、元から下に見ておられます」

P「そうか?」

貴音「このままでは人がいなくなってしまいますよ」

P「貴音が想うならそうなんじゃないか」

雪歩「お待たせしました、プロデューサー」

P「ひと段落したら行くぞ、雪歩」

雪歩「わ、わかりました!」

貴音「貴方様、話はまだ終わっておりません」

P「もう、いいだろ? ……あ、もしもし律子か。あずささんが遅れているようだ、あぁ」

貴音「……」

P「よし、そろそろ時間だな」

貴音「まだ5分あります」

P「おいおい冗談はやめてくれよ、俺にギリギリで動けと」

貴音「貴方様」

P「脅すつもりじゃないけど、あれだけ懇願して泣きついて来た人間とは思えないな」

貴音「……今の貴方様は、もはや人では」

P「じゃあなんだろうな、貴音も準備しておくんだぞ」


貴音「……プロデューサー」

美希「……貴音」

貴音「み、美希?」

765プロ崩壊ENDですね、分かります

貴音「……なるほど」

美希「もう、ミキわかんないの……ハニーのこと嫌いになりたくないのに、どんどんハニーのこと怖くなって……」

貴音「それは、さぞかし辛かったでしょう……」

美希「貴音……どうすればいいのかな……」

貴音「あの方の機嫌を取る他にないでしょう……そのためにはあの方の意図を見抜かなければ」


――
P「3日目。千早は目標通り”優しく”できてる」

P「美希は反動が怖いが、今は貴音や春香がストッパーになってくれるだろうしかし」

P「亜美や貴音、まだ俺に対する反対派がいる限り俺の策がばれることはない」

P「あくまでも目標は千早を上げ美希を下げ残りは現状維持だ」

P「ただしくは伊織から始めた初期の段階に戻すこと……難しいが、まだ時間はある」

―4日目―

貴音「……春香」

春香「あれ? 貴音さん?」

貴音「少し、いいでしょうか」

春香「……やよい、まで」

貴音「えぇ。このままでは……」


春香「ごめんね、貴音さん、私はもういいの」

貴音「……春香?」

春香「プロデューサーさんの言いたいことも、わかって少しずつだけど許してもらってる」

貴音「そ、そのような……あの方は」

春香「それにね、やよいは別に普通だと思うよ? だってやよいだし、流石にプロデューサーさんでも」

貴音「……ですが」

春香「……それに」

貴音「なんでしょう」

春香「ううん、ごめんなさい、やっぱりなんでもない! その、プロデューサーさんああいうところあるからささくれて見えるのは分かると思いますけど」

春香「多分……自分から言うのが恥ずかしい、そんな感じがするんです」

貴音「……」

春香「貴音さんも、このままプロデューサーさんを憎んだり、悲しい思いをするの嫌ですよね? だったら今少しだけ我慢して……」

貴音「な、なりません……」

春香「……私は、変わらないと思います。それじゃ」

貴音「……」



伊織「ねぇ千早」

千早「え? どうしたの、水瀬さん」

伊織「プロデューサーのことなんだけれど」

千早「どうかした?」

伊織「……最近、怪しすぎるのよ。もう、どうしたらいいか私も……」

千早「……悪い人じゃないのよ」

伊織「え?」

千早「あ、えっと……」

伊織「……もしかして千早」

千早「い、いやその……」

伊織「春香と同じで、認められた。ってやつなの?」

千早「……え?」

歴代の被害者が納得できてないことが答えだと思うな

千早「……春香が、ですか」

伊織「認められた、なんてなんか気持ち悪い表現だけれど……今のあいつにはぴったり」

伊織「私だってね、このままなんて嫌。でも、できることなら昔のプロデューサーに戻って欲しい」

千早「……今だけ」

伊織「え?」

千早「きっと、今だけだと思うわ。何を言っても、あのプロデューサーは文句ひとつ言わずに仕事を取ってきてくれる」

伊織「……」

千早「それで少しイライラしたり、そういうもののはけ口にされること、普通じゃ私たちアイドルにとっては害でしかないけれど」

千早「少しくらいは仕方ないのかな、なんて思い始めたの……変、よね」

伊織「……アンタの言ってることも一理あるわ」

千早「……」

伊織「まだ私は完全に信用できない……でも千早が今そういう状態にあるなら、少しずつ近づき直してもいいかしらね……」

千早「水瀬さん……」

伊織「か、勘違いしないでよ! 私はこの空気が気持ち悪いだけであいつに関しては何も……」


千早「……私は、嫌いじゃないわ。むしろ、好きな方」

――
美希「……」

貴音「申し訳……ありません。皆、プロデューサーを信じているようで」

美希「別に、貴音は悪くないよ……でも、そっか」

貴音「私たちが悪いのでしょうか……プロデューサーの希望に沿えない、私たちが……」

美希「わかんない……だから辛いよ……」


P「おはよう」

貴音「あ、貴方様……」

美希「ハニー……」


P「おはよう、美希」

貴音「なっ……」

美希「は、ハニー……?」

P「今日はレッスンだが……少し時間がある。たまには外で食事でもするか?」

美希「え? で、でも……」

貴音「……あなたさま、というひとは……」

美希「……」

P「どうする?」

美希「……」



美希「行こ!」


貴音「……」

P「よし、行こうか」


貴音「……」グッ

P「あ、そうだ」


P「準備、しておいてな」

バタン



貴音「……ぷろでゅーさー」

貴音「わたくしは……」

―5日目―

美希「それでね、学校の子が見ててくれたの!」

P「そうかそうか」

美希「……ハニー?」

P「ん?」

美希「なんでもないの!」

P「そうか」

美希「んー、眠くなってきちゃった……あふぅ」

P「寝ていればいいんじゃないか?」

美希「うん、そうするの……んむぅ……」








美希「……あ、あれ? はにぃ……」

美希「……嘘、時間……1時間、過ぎてる……」

P「……おい」

美希「……ごめんなさい」

P「俺が起こしてくれるとでも思ったのか?」

美希「……」

P「あぁ、もういいや。とりあえず謝ってくる」

美希「み、ミキも……」

P「ただでさえお怒りなんだ、無駄」

美希「で、でも……」

P「自分の体調コントロールもできない人間は知らん」

美希「あ……いや、ハニー……」

P「ここは外だ、プロデューサーと……いや、もうなんでもいいや。仕事来るかわかんないし」

美希「い、いやいやなの!」

P「……俺がいくら悪魔でもなんでもこればかりは擁護できんなぁ

美希「ね、ねぇハニー! 今度からちゃんと、ちゃんとするから!!」

P「そうだな、今度があるといいな。事務所戻ってていいぞ」

助けが入らない場所に連れ出して放置とか…てか仕事…

P(……ここまでとは予想外だ)

P(他のアイドルを送っていたからとはいえ、1時間も美希を放置してたのは流石に俺にも落ち度がある、か)

P(寝ているから連絡もつかない……先方にはその10分くらい前に連絡。美希のことを知っていることか、最小限で済んだ)

P(仕事には穴をあけないようやってきたものを……)

P(口実にはなるが……些かダメージが大きすぎるかもしれない)

P(……俺はここまで何のためにやってきた)


P(あいつにすべてぶちこわされた)


P(もう、加減とかいらないんじゃないかな)




P(うん)




P「とりあえず次は千早か」

千早「プロデューサー!」

P「千早、おはよう」

千早「今日はまだ何もないですけど」

P「あぁ、いい店を用意しておいた」

千早「……あ、えっと、当てにしてたわけでは」

P「いいんだ、むしろそう言ってくれた方がな」

千早「そ、そういうことでしたら……」


千早「おいしいです……おいしいですプロデューサー」

P「あはは、そりゃよかった。……はぁ」

千早「何かあったんですか?」

P「ん? いや、と言いたいところだが今日は流石に応えたよ……」

千早「大丈夫ですか?」

P「あ、うん。千早に心配してもらうなんて、俺も来るとこまで来てしまったか」

千早「そんな大げさです。でも、私もプロデューサーとこうして過ごせるのが楽しく……」

P「そう言ってもらえるとかいがある、さぁどんどん食べてくれ」

P「……まだ時間があるかな」

千早「そう、ですね。少しですが」

P「……ちょっとだけ待っててくれ」

千早「あ、はい」


P「おまたせ、行こうか」



千早「今日は楽しかったです。なんていうかまるで……」

P「ん?」

千早「い、いえ! その……それじゃ仕事に行ってきます!」

P「あ、まて千早」

千早「え?」

P「……これ、よかったら使ってくれないか?」

千早「これは……」

P「さっき、買った。贈り物なんて柄じゃないんだろうけど」

千早「……いいんですか、こんな高そうな……それに私には少し似合わないような」

休憩ついでにこのPへの制裁が思いつかないから何かあれば頼む
10分ほど離れる

千早とデート中(?)のところをパパラッチされて、千早ともども干されるとか?

P「そんなことない、絶対似合うさ」

千早「……それなら、明日着てきても」

P「こちらこそだ」

千早「……」ペコッ



千早「……服なんて、もらったことなかった」

千早「プロデューサー……」

千早「私はどこまで優しくされるんですか……?」

千早「もう、手遅れになってしまいます……」

―6日目―

P「おい美希ちょっとこい」

美希「……はい、なの」

P「今日はフェスだ。小さいがある程度規模はでかい」

美希「……」

P「そんな顔でできるのか?」

美希「……」

P「……はぁ、頼むよ美希」

美希「……ぐすっ」

P「あぁ、あぁ。もう勘弁してくれ。昨日の今日でどれだけこのフェス維持するのにかかったと思ってるんだお前?」

美希「だって……あの時はハニーが……」

P「開き直ったか……まあここまできたらそれくらいの方がいい」

美希「……成功させれば、いいんでしょ」

P「無理そうなら、舞台で寝ててもいいぞ?」

美希「っ!!」ダッ



P「お、着たか。てっきりバックれるかと思ったが」

美希「……」

P「ほう、もう動じないんだな。ここまで言われて」

P「言っておくがこれは愛のむちだ。お前も流石にバカじゃないからわかるよな?」

P「昨日のはどう考えてもお前が悪い。プロとしての自覚が足りない。だから今日は来た違うか?」

美希「……」

P「あぁ、また泣かれても困るし大丈夫だ。スタッフに聞いてくれればあらかた動きはわかるしほぼ昨日のリハの通りだ」

美希「……はい」

P「あぁ、美希」

美希「……」


P「失敗はあり得ない」


美希「……」



P「じゃあな」



美希「……はぁはぁ」


美希「辛いよ……どうして、どうしてミキが……」

美希「……やらなきゃ、このフェスは成功させなきゃ」
ワー

美希「みんなー! 今日は来てくれてありがとうなのー!」

美希「それじゃ、最初の曲、いっくのー!」

オーオー!!

美希(大丈夫、大丈夫……このままいけば……)

美希(あ、あれ? ど、どうしよう歌詞がとんで……)

美希(だ、大丈夫、その次のフレーズはわかってるから少しぼかせば……)


P「……」ジッ

美希(あ……)


ポトッ

ワー…シーン


美希「あ……あ……あぁ……」

P「……あはは」

美希「……」

バタッ

ミキミキ…

――
春香「……聞いた?」

亜美「うん……」

P「おはよう、皆……っと、数人いないがまあいい」

P「もう知ってるだろう、美希がフェスをまるまる潰してくれた。あはは、本当に失敗するとは」

伊織「……」

P「ま、それはいい。美希は今日は帰らせたが、諸君らプロにはこんなことがないと、信じている」

P「くれぐれも事務所内のごたごたなどに惑わされて本来の動きができなくなるようなことがないように!」

P「以上だ、今こちらで後片付けをしてるから、レッスン以外の者は今日は解散だ」



貴音「……」

真「ミキ……ミキは……」

伊織「アイツは関係ないわけ……?」

千早「美希はその前も居眠りをしていて一つドタキャンしているの」

貴音「千早……?」

千早「プロデューサーに完全に非がないわけじゃないけど、今回ばかりはどうしようもないわね……」

伊織「千早……アンタこれでもアイツの肩を持つの……?」

春香「伊織やめなって……気持ちはわかるけど、今のプロデューサーさんのことを考えると責めるわけには……」

伊織「でも、でも……どうせあいつがミキにひどいことを……」

P「誰がひどいことを?」

春香「プロデューサーさん……」

伊織「……アンタ」

P「いいぞ、文句があるなら聞いてやる」

伊織「……」

P「何も言わないのか、お前もひねくれたもんだ……」

貴音「貴方様、それは余計かと」

P「貴音、まだ頑張ってたんだな。感心感心」

千早「……プロデューサー、私はそろそろ」

P「あぁ、お疲れ様」

伊織「……どうみても不公平よ、こんなの」ボソッ

P「聞こえてるぞ、伊織。不公平? 俺はそうは思わない。仕事ができないやつにはそれなりな対応をしているだけだろう?」

仕事「できなく」したやつが言うことか

伊織「なんですって……」

貴音「もういいでしょう、伊織」

伊織「あ、アンタ……貴音だって……」

P「そうだ、下手な事言うと自分の株を下げるぞ、伊織。今日は暇なんだし、もう帰った方がいい」

伊織「……なんなのよ、本当に」

春香「……気まずいよね」

貴音「今しばらくの辛抱でしょう……明日が1週間の切れ目」

伊織「……もう、あいつにはそんなの関係ないわよ。ただの仕事人間になってるだけじゃない」

春香「プロデューサーさん……」


――

P「もしもし、千早か?」

千早「プロデューサー、はい、私です」

P「美希のことなんだが」

千早「もちろんわかっています。私もこのままじゃ美希がかわいそうです」

P「ありがとう、千早は優しいな……」

千早「それじゃ、明日ですね」

P「あぁ。頼んだ……あぁそうだ千早」

千早「はい?」

P「……すごく似合ってた」

千早「……ありがとうございます」



千早「……プロデューサー」




―最終日―

千早「美希、いる?」

美希「……千早さん?」

千早「よかったら入れてくれないかしら」

美希「……」

千早「それで、今日は行かないのね」

美希「……もう、怖くて」

千早「……」

美希「ミキ、何を信じればいいのかな……もう、もうハ……」

千早「……美希?」


美希「……ハ」

美希「ハ……ハ……」

千早「……美希」

美希「なんで……なんで……!!」

美希「なんでハ……って言えないの……」


美希「やだ、やだよ! このままお別れなんて……絶対にいやなの!!」

千早「美希、落ち着いて……」

美希「いや、いや!!」

千早「美希……」

美希「……」

千早「大丈夫?」

美希「ごめんなさい、千早さん……」

千早「いいの、それで……プロデューサーのことだけど……」

美希「……」

千早「話しても、大丈夫?」

美希「うん……このままじゃ、ミキもわかんないままだから……」

千早「今日、来て欲しい。そう言っていたわ」

美希「っ……」

千早「……辛いとは思うけど、直接話した方がいいと思う」

美希「……」

千早「私が言えるのは……プロデューサーは……」



千早「……いえ、美希は美希ってことかしら」

美希「千早さん……」

千早「今のプロデューサーに認めて欲しいなら……プロデューサーに従うしかないけれど」

千早「美希が美希として頑張ろうって思うなら、プロデューサーにだけ頼らないって思うなら」

千早「……本当は、それを自分で見つけて欲しかったんでしょうけど」

美希「千早さん……でも、やっぱり美希……」

千早「……そう、なら」


千早「来なくていいわ」

美希「……え?」

千早「……ここまで言って、ダメならしょうがないと思うの」

美希「ち、千早さん……?」

千早「一日、仕事がくるまで引きこもっていればいいと思うわ。それじゃ」

バタン

美希「……」


美希「……ぷろ、でゅーさー」

千早がライバル減らしに来た(違

P「……千早からは、話は終わったと連絡が来た」

P「……後で、食事に行けば完璧、か」

P「そして肝心の美希は……」

P「この時間になっても来ない」

P「誰のせいで今日の仕事、半分になったと思っている」

P「全くいい身分だよ」

P「他のアイドルのモチベーションも下がって765はガタガタだな」

P「でも俺ならまだここから持ち直せるだろう」

P「確実にそれぞれのポテンシャルは上がっている」

P「さて……今日は帰るとしよう」

P「明日は誰に変えようか……」

P「美希には……とびっきり優しくしてやろう」


――

むしろ戻らないでほしい

ってかモチべ下がってるのにポテンシャル上がるってありえんの?

―翌日―
P「それじゃ冷たくするアイドルだけ決めよう。えっと……ん?」

P「……俺のパソコン、つけたままだったか?」





P「……なんだよこれ」

『 美希「……ぐすっ」

 P「あぁ、あぁ。もう勘弁してくれ。昨日の今日でどれだけこのフェス維持するのにかかったと思ってるんだお前?」

 美希「だって……あの時はハニーが……」

 P「開き直ったか……まあここまできたらそれくらいの方がいい」

 美希「……成功させれば、いいんでしょ」

 P「無理そうなら、舞台で寝ててもいいぞ?」 』

P「こんな映像……防犯カメラ……? 美希の仕業……いや、こんなことできるわけ」

貴音「私です」

P「……ほう、正義のヒーロー登場ってわけか?」

貴音「……貴方様」

P「……この動画で俺を脅す気か? 金でも強請るか?」

貴音「……」

P「……貴音」

貴音「はい」

P「俺は別に悪いことをしたわけじゃないだろう? そんな人の感情まで天秤にかけて動いていたらきりがない」

P「効率を前提にして動いた方が全てがうまくいく……はずだったんだが、どうも不備が多すぎてな」

貴音「……」

P「そうか、まだ最初のことを引きずってるのか……もう一度優しくしてほしいのか?」

P「でも、ある程度ローテーションしないと意味がないんだよ」

貴音「貴方様、これで私にはもう何を言っても無駄という事をおわかりいただけましたか?」

P「まあ、諦めてはいる」

貴音「でしたら、これらの意図をお話いただけませんか」

P「……それぞれの意識を高めるためにやったんだ」

貴音「……なるほど、それが貴方様の言い分というわけですね」

P「もうなんていうか、ドラマごっこはやめよう貴音。これから俺たち仕事もあるわけだし、他のメンバーも直に来る」

伊織「もう、いるわ」

P「伊織か……」

伊織「アンタ、今一つ事情を飲み込めていないようだから言うけど。私はその動画を見たの」

伊織「美希……貴方ここまでされて……本当に許せない」

P「何を言っているんだ……あいつが勝手に寝て、勝手に傷心して結局何も学ばずに自爆しただけで」

伊織「なっ……」

貴音「伊織」

春香「……今の、本当ですか、プロデューサーさん」

P「……春香」

春香「確かに、プロデューサーさんがやったことは間違ってないのかもしれません、プロデューサーっていう仕事だけなら」

春香「でも……私たちが知ってるプロデューサーさんって、私たちのことも見てくれる人で……」

P「……何がいいたい」

春香「……がっかりしました」

P「……ははっ、そうか」

亜美「兄ちゃん」

876プロ以上に大人が仕事をしていないなぁ

亜美「亜美達、遊ばれてただけなの?」

真美「一人一人態度変えて……面白がってただけなの?」

P「……まあ、そう思うならそう思えばいいんじゃないか? お前らのイタズラとなんら変わりない」

亜美「違うよ! 亜美達と一緒にしないで! 少しくらいなら、イタズラだって思ったけど、ミキミキのはひどすぎるよ……」

真美「それも、ミキミキが兄ちゃんのことあんなに好きだってわかってるのに、どうして……」

P「プロデューサーとアイドル間だぞ? まさか本気にしてるわけじゃあるまいし」

真「プロデューサー」

P「……真、なんだ一人ずつ来るように打ち合わせでもしたのか?」

真「僕たちはプロデューサーのいつも真面目なのにしっかり一人一人のことを考えてくれていて……」

真「一緒にお仕事してて楽しくなってくる、だからみんなプロデューサーのこと、慕ってたんです」

P「なんだか話が見えないんだが」

真「……それも演技だったなら、もう何も言いません。でも、僕たちはもう騙されません」

響「自分も、悲しいけど。あんな風にいつかされるなら……」

P「どうしたんだお前たち……ちゃんとそのことに関しては話しただろう?」

P「一人一人が自覚を持つことでより良い関係が築ける。その上での雑談、コミニュケーションだろう」

伊織「プロデューサー、アンタこの状況でまだプロデュースするつもりなの?」

P「何を今更。それをやるのが俺しかいないから今までこうなってたんだろう違うのか?」

貴音「……」

P「それぞれ言いたい放題言っているようだが、結局はお前たちある程度の我慢は必要なんだよ」

P「それをファンは望んでる。俺が一番お前たちのことを理解してる」

P「何故それがわからない。多感な時期だからか? まあわからなくもない、しかしだ」

P「それが慢性化すると美希のようになってしまう。だから俺はそれを食い止めようと」


千早「美希が、なんですか?」

P「おぉ、千早。美希の件はありがとう」

春香「千早……ちゃん?」

貴音「千早は例の企画で結局ターゲットにされていたということ。同じく美希も」

響「どう考えても、度が過ぎる……」

千早「そう思う?」

伊織「ち、千早?」

千早「プロデューサーは何も変な事は言っていないでしょう?」

この千早はこのPにふさわしいな

亜美「変なことだらけっしょ! 亜美たちは普通にアイドルしたかったのに……」

真美「兄ちゃん……どうして」

P「千早はわかってる。そう、もっとストイックであるべきなんだよ」

P「その余裕の中に生まれたものでワイワイ雑談をしたり、それがトップアイドルへの道だ」

千早「その通りです、プロデューサー」






千早「などと……いつまでも私が言うと思いましたか」

P「……ん?」



千早「……四条さんに最初に動画を見せられたのは私でした」

千早「正直、耐えられなかった……私は”優しく”される一人だったからなおのこと」

千早「事務所の皆、険悪な雰囲気になって、それでもプロデューサーは頑張っていた。だから私は協力しようと思ったんです」

千早「日に日に、優越感、満足感……今思えば恥ずかしくなるようなそんな自分勝手な欲望に満たされて」

千早「でも、四条さんに言われて気が付いた。こんなのプロデューサーじゃないと。そしてあの動画を見て決めたの」

(やべっ、手のひら返さないと…)

千早「……できることならプロデューサーを改心させたい」

千早「でも、それは叶わなかった。だから最後までその振りをした……」

千早「こんな、物まで買って私の心を奪おうとした」

千早「……最低です。道理が通っていても、こんなの……人のすることじゃない……」


P「……」


貴音「……もう、いいでしょうプロデューサー。諦めてください」

貴音「私たちは、何もプロデューサーに破滅して欲しいわけではない」

貴音「ただ昔のプロデューサーを取り戻してほしい……それだけなのです」

P「……今更、俺が間違ってたと言えば取り返しがつくのか?」

P「いいや、お前たちはどうせ攻め続ける……そして悪魔の用に俺を奴隷にし続けるんだ」

P「そう、結局はお前らもエゴの塊なんだ。少し手のひらを返せばなるようになって……」

P「それがどうだ! 今は仲間がいるから安心か! ……そんなものどうせすぐひっくり返るのに」

春香「も、もうやめて……めて、くださいプロデューサーさん……」

真「見て、られないよ……」

貴音「……もう、無理なようですね。千早」

千早「……美希」

美希「……」


P「……美希」


美希「もう、美希決めたの」

美希「美希は、美希なんだって。だから……」

美希「もう、プロデューサーはいらない」

美希「……これ以上、ミキのハニーを汚さないで……」


P「……」


貴音「……申し訳ありません、プロデューサー」

貴音「先ほどあの動画の一部始終……そうですね3日分ほどありましょうか」

貴音「動画サイトにアップさせていただきました」

P「なっ……はぁ!?」

ワーワー

P「……嘘だろう」

貴音「聞こえますかプロデューサー。この猛々しい声が。憎悪に満ちた、この声が」

千早「プロデューサーが信じた、”ファンサービス”はこんな形で帰ってきましたね」

伊織「所詮アンタはプロデューサー……ファンはアイドルを見て選んでるの。馬鹿にしないで」


P「嘘だ……嘘だろ……」

Pヲダセ! ブチコロシテヤル!


P「あは、あははは……」


春香「いやっ……」

真「春香っ!」

亜美「は、はるるん!」

響「寝かせておいた方がよさそうだぞ……」

貴音「……貴方様、これで終わりです」

貴音「……ちなみに申し上げておきますと、これには高木社長、律子嬢、小鳥嬢にも協力をいただきました」

たぶん行きつく先は誰も知らないwww

真美「でも、これどうするの……」

千早「確かにそろそろ警察が来る勢いね……」

ガラッ

美希「みんな!」

ザワッ…

美希「……動画を見てきてくれたファンの皆、ごめんなさい!」

美希「あんな風にされてたけど、やっぱりミキ覚悟は足りなかったの」

美希「だからこれからも応援よろしくなの!!」

ワーワー! ミキチャン!!

美希「それと、今日はあの人いないから! 気を付けて帰ってね!」



貴音「……これにて一件落着、なのでしょうか」

千早「あの人も意気消沈、という感じで。今後の正式な処遇は社長が決めてくださるんでしょう?」

貴音「その予定です。解雇は免れませんでしょうが」

千早「……プロデューサー」

貴音「……正直申し上げると、私少々後悔しております」

千早「……ふふっ、私もよ四条さん」

貴音「やはり、あの方のことで」

千早「……今でも、夢だと思いたい。いえ、あの出来事が夢だったのかしら……」

貴音「さぁ、どちらにせよ私たちは新たに出発しなければなりませんから」

千早「……いろいろ問題はあったものね。プロデューサーが一人だとか」

貴音「社長に相談した段階で不穏な雰囲気は感じていたとのことでしたから」

千早「もう少し早く動いてほしい、とも思うわね」

貴音「律子嬢には……これからも負担をかけるかと思います。今回の一件で、彼女も相当のショックを」

千早「そう、小鳥さんも一瞬見たとき顔面蒼白だったかしら……何か期待してたのかも」

貴音「問題は山積みですが、いやはや。皮肉なものですね。ぽっかり穴が開いたようなこの感覚がどこすがすがしい」

千早「……結局私たちは、最後まであの人に依存してたんです。言ってることは正しかったのかもしれないですけど」

貴音「……もう、いいでしょう。さぁ、美希たちのところへ」

千早「えぇ」


やよいに冷たくはまだかなーって

どうしてこうなった

もうこんな汚い作品だからいいんだけど
途中から本当に何やってるかわからなくなったからこう、復讐ルートにね

一応前スレ>>1からつなげたつもりで
Pはこのまま生き地獄なんで下手にアイドルの手を汚すよりはいいかなと

途中に書いてくれた二人には申し訳ないけどこの辺で
この後書きたい人は無視して好きなように書いてどうぞ

伊織みたいな感じでいいから書くんだ

俺たちは一体どこで間違ったんだ...

あと誰書いてないの?

>>162
響、亜美、真美、真、律子、雪歩かな?

あずさ忘れてた...orz

Pのポジションをやよいに任せるとか

>>166

春香「やよい、ドーナツ食べる?」

やよい「い、いいですっ!」

春香「えー、遠慮しなくていいよ~」

やよい「太りますからいいです!」

かわいい

>
P「おい、それどういう意味だ?」
伊織「あ……い、いえ……」ゾクッ

この頃に戻りたい...

やよいもまだ冷たくされてないよな

書いたのは普通に>>1
千早に冷たくする回でネタばらしがあったから最初に戻そうと無理した結果がこれ
全員にバレる→自然なリアクションを得られない→一度リセットしよう→PがやりすぎてBADEND

次書くとしたら普通に伊織の流れでそれぞれパラレルで書くけどさ
>>171 こういうのでいいから任せた!

うっうー

それっぽいこと言ってるだけで深い意味はないんです文章破綻しててごめんなさい

最初の感じでいいから書いてくれさい

前スレの最初のほうのノリが良かったのに

誰もかかないなら書こうか
新しい態度で書きたい人がいたらそれはそれで見たいんだけど

>>185
出来ることならアイドルが可愛いのをお願いします

冷たくするアイドル>>195
優しくするアイドル>>200
既出なら安価下

ksk

やよやよ

亜美

ksk

美希

過疎ってんな

―1日目―
亜美「おはおはー!」

真美「おっはよー!」

P「おぉ、おはよう真美、と亜美」

亜美「お、亜美達が一番乗り!?」

真美「いいねー! サキサキいい感じー!」

P「幸先だろ?」

真美「そーともいう!」

P「そうとしか言わんって!」

亜美「兄ちゃんも今日はイケてますねー!」

P「あぁ、うん」

亜美「うん?」

真美「あれ? それってもしかして」

P「あ、わかるか? そうそう前のライブのTシャツ」

亜美「うわー! 懐かしー! 見せて見せて!」

P「あー、うん」

亜美「ちょっと兄ちゃん、そっけなくない?」

真美「なくなくない?」

P「なくない! あれ? どっちがどっちだかわからなくなっただろう……」

真美「えへへ、それが狙いだよキミィ!」

亜美「それよりお腹空いたーお昼食べてないんだよねー」

P「へぇ」

真美「何かないの?」

P「あ、それなら確かカップめんが」

亜美「えーカップめんかよー」

P「嫌なら食べなくていいぞ」

亜美「いや、そういうことじゃなくて」

真美「オンナノコには天敵ですわよ、インスタントは!」

P「だったら真美が何か作ればいいんじゃないか?」

真美「え、無理無理!」

亜美「うちらに作らせるならキッチン50個用意しな!」

P「いや、何言ってるんだ?」

亜美「ちょ、そこガチで返す?」

真美「だったら真美は100個!」

P「おいおい、多い方がダメだろうがっ!」

真美「あぅ!」

亜美「んー……」

美希「おはようなのー!」

P「おぉ美希! 遅いじゃないか!」

美希「え? 時間通りに来たよ?」

P「そういうことじゃない、まあまあ座れ」

美希「ど、どしたのハニー? 今日はなんかいつもと違うの」

亜美「あれあれ? もしかしてプロポーズ?」

真美「兄ちゃんもやりますなぁ!」

P「どうやったらその発想になるんだよ。でも……美希には同じくらい嬉しいかもな」

美希「えっ!? ほ、ホント!?」

P「じゃん! 某有名パティシエが作ったイチゴババロアだっ!」

美希「ババロア……う、嬉しいけどプロポーズほど……じゃないの」

P「ふっふっふ……そんなことを言っていられるのも今のうちだぞ、美希?」


美希「……なんなの、これ」

美希「うますぎるの……確かにこれは、プロポーズ並なの……」

亜美「ずるいー! ねぇねぇ兄ちゃん! 亜美の分は!」

P「ない」

真美「真美の分は!」

真美「デザートなら何かしらあったかも、でもこれは残念全て美希の分!」

美希「えっ……ほ、ホントに全部食べていいの……?」

P「いや、別に今全部食わなくてもいいからな?」

美希「やったー!! ハニー、大好きなの!!」

P「ま、もらいものなんだけどさ。美希が喜ぶと思っていろいろ頑張ったんだぞ?」

美希「うん! ありがと、ハニー!!」

真美「ぶー……ミキミキだけなんかずるいっしょー兄ちゃん、そんなにミキミキのこと好き?」

P「好きか嫌いだったら、好きだな」

美希「えっ?」

亜美「亜美は亜美は!」

P「さぁ」

亜美「え?」

真美「真美は!!」

P「嫌いじゃない!」

真美「もー何それ!」

亜美「に、兄ちゃん? なんかその……冷たくない? さっきから」

P「いや?」

亜美「……」

P「よーし、それじゃ今日も頑張っていくぞー!」

美希「おー、なの!!」

真美「おー!」

亜美「お、おー……」

亜美かわ

―2日目―
亜美「ねぇねぇ真美」

真美「ん? どしたの?」

亜美「なんか、兄ちゃんが亜美にだけ冷たい気がするんだけど」

真美「えーなんで?」

亜美「わかんないけどさー……」

真美「気のせいっしょー」

亜美「もー、他人事だからってー」

真美「んーじゃあ今日ちょっと気を付けてみる?」

亜美「うん、お願い」



亜美「ねぇねぇ兄ちゃん」

P「ん」

亜美「暇でしょ! 何かしよーよ!」

P「あーすまんな、今ちょっと手が離せない」

亜美「もー仕事なんて後でもいいじゃん!」

支援

P「ん?」クルッ

亜美「あ……」

亜美(や、やばっ……流石に怒られる?)

スッ

亜美「……え?」

P「おい美希!」

美希「んぅ……あれ? ハニー?」

P「はいはい、お姫様お目覚めいかがでしょうか。そろそろお仕事のお時間でして」

美希「あ、そ、そうだったの。……く、くるしゅうないの!」

P「……なんか違うぞそれ」

美希「えー!確かこんな感じなの!」

P「はいはいわかったから。さ、行くぞ」



亜美「……やっぱり亜美は」

亜美「何かしちゃったかなぁ……」

真美「え?」

亜美「だから、話してるときミキミキの方に行っちゃったの……」

真美「それは何回も聞いたじゃん。でも、お仕事だったんでしょ、ミキミキ」

亜美「そ、そうだけどさ……っていうかどうして真美いないのさ!」

真美「そういえば真美、今日はお休みだったのさ!」

亜美「……なんで今頃?」

真美「家に居ても暇だし? ってことで今頃」

亜美「……はぁ」

真美「ちょっとーそんなに心配?」

亜美「だってさ……このまま嫌われちゃったら……」

真美「大丈夫っしょー。でも確かに兄ちゃんねちっこいし、一回イタズラされたのずっと根に持つタイプかも!」

P「誰が根に持つって?」」

亜美真美「うわああ!」

真美「に、兄ちゃん!? いつの間に……」

P「今さっきだが……言いたい放題言ってくれるじゃないの」

亜美「ち、違うんだよ兄ちゃん! それは真美が!」

真美「あ、あはは……」

P「……まーみー?」

真美「ご、ごめんなさいっ!」

P「……俺、根に持ってる?」

真美「……え?」

P「いや、確かにお前らのイタズラたまにイラッとするけどそこまで大人げないことしてないと思うんだよな……」

真美「そ、そうだよね! う、うん! 別に兄ちゃんはリアクションが大げさなだけで!」

P「真美!」

真美「うひゃぁ!!」

亜美「……でも、ビビリだよねー」

P「ん?」

亜美「ビビリだって言ったの! だってこの前のイタズラのときだって……!」

P「あ、俺そろそろ行くな。でもまた変な噂してたら飛んでくるから覚悟しとけよ、真美?」

真美「ちょっとそれストーカー! ……もー、びっくりするなぁ。亜美?」

だいぶソフトになったな

亜美「……なんなのさ」

真美「あ、亜美……?」

亜美「兄ちゃんのバカ! 知らない!」




P「……」




―3日目―

亜美(もうこうなったら徹底的にイタズラで懲らしめてやるかんね……)

亜美(まずは、ブーブークッション! イライラさせて亜美のこと無視なんてさせないんだから!)

亜美「……来たっ」


P「……ふぅ。……ん?」

ヒョイ

亜美「……あ」

P「よっこらせっと」

これは大人げない

この冷たさが可愛く見えるから不思議

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

さるったから寝るよ!

>>231
いつ起きるのか

書けるのは昼過ぎくらい
保守いただけるならありがたい

ビッテ!

すまない誤爆

まあこまけえこたあ(ry
そんなことより新しいお話が始まってんだしそっちを楽しもうぜ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

結論
新しい話みたいな方向性でおk

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