モバP「大体ちひろのせい」(116)

P「ふぅ、今日も疲れたなぁ。そっちはどうだった?」

モバP「いやぁ、なかなかにタフでした。ライバルアイドルの気力がすごく高くて…」

P「でも結果は勝利だったんだろ?よかったじゃないか」

MP「そうですね、自分もきつかったんですが担当のアイドル達が頑張ってくれたおかげでなんとか打ち負かせました!」

MP「スタミナドリンクをアイドル達に配ったり飲んだりと大変でしたが…」

P「あぁ、なんか最近そっちじゃ疲れたアイドルに特製ドリンクあげるのが流行ってるらしいな」

P「でもドリンクあげるのがそんなに大変なのか?」

MP「いえ、大きな声じゃ言えないんですがそのドリンクがちょっと高価なものでして」

P「経費で落とせばいいじゃないか」

MP「いやぁ、そうできればいいんですけどね。何分使用量も多いので…」

P「まさか、全額自腹でやってんのか!?」

MP「…はい」

MP「ですがアイドル達の笑顔が見れるんですもん、それだけで自分は十分ですよ!」


P「そうか…、まぁモバPにはモバPの方針があるだろうし俺は何も言うつもりはないが、無理だけはするなよ」

MP「えぇ、十分わかってます」

P「そうか、じゃ、飯でも食って事務所帰るか!夕飯おごってやろう!」

MP「ほんとですか!ありがとうございます先輩!」

P「ただ今ー!」

MP「ただ今戻りました」

春香「あっ、プロデューサーさん!お帰りなさい!」

P「あれ?春香?今日は昼過ぎには仕事終わったんじゃ?」

春香「んふふ~、クッキー作ってきてたので直接渡そうかと思いまして♪」

P「おお、そうか、ありがとうな春香」ナデナデ

春香「えへへ///」

響「自分も今日はがんばったんだぞ!」

P「うんうん、響も体力勝負の収録お疲れ」ポンポン

響「なんくるないさー!」///

美希「もう!春香や響ばっかりずるいの!美希だってすっごく頑張ったの!」

P「お、美希もいるのか。こんな時間まで珍しいな」

美希「だって今日はお昼にハニーに会えなかったから寂しかったの…」

美希「頑張ったご褒美ちょうだい!ねっ、はにー♪」ダキッ

P「こらこら…」ナデナデ

美希「あふぅ…///」


MP「………」

小鳥「あら、プロデューサーさんお帰りなさい」

P「音無さん、ただ今です」

小鳥「お疲れ様です、お茶どうぞ」

P「ありがとうございます!さて事務処理なにか残ってます?手伝いますよ」

小鳥「もう、プロデューサーさんも疲れてるんですからあまり無理はしないでくださいね」

P「はは、全然大丈夫ですよこれくらい、小鳥さんも遅くまで仕事してるともっとひどいことになりますよ~」

小鳥「ちょっと!もっと、ってどういうことですか!!」


Pサイド「「あははははは!」」

MP「…ちひろさんただ今戻りました」

ちひろ「お帰りなさいMプロデューサーさん!今日のライバル対決も見事勝利だったみたいですね!」

MP「えぇ、おかげさまで」

ちひろ「はい、では」スッ

MP(またこれか…)

MP「…ありがとうございます」

ちひろ「?」

ちひろ「どうかしましたか?なんだか気分がすぐれてないみたいですけど…」

MP「いえ、なんでもないですよ」

MP(友情ポイントとかやる気なくなるっての…)

ちひろ「そうですか?でしたらいいんですが」

ちひろ「あまり無理はしないで下さいね、あ、スタドリ補充しておきますね」ニコォ

MP「…!」

MP「お、お願いします」

MP(悪魔の笑顔や…)

MP(先輩には無邪気になついてくれるアイドルや気のきく優しい事務員さんがいるのに…)

MP(ちひろさんときたらドリンクやオーディションにかけるお金のことばかり…)

MP(きっといままでも俺みたいな男から金を巻き上げ貢がせてるに違いない)

MP(いや、決して俺の担当アイドルが懐いてくれてないというわけでもないけど…)


きらり「MPちゃーん!☆どぅしたの!??はぴはぴしてないお顔だよぅ!」

MP「きらりか…いやなんでもないよ」

きらり「んー???変なMPちゃん」

珠美「も、MP殿!なにかあったら珠美に頼って下さい!珠美は高校生ですから、色々と手伝えることとかあると思うので…」

MP「珠美、ありがとうな」


まゆ「MPさんの笑顔、まゆは大好きですから…」

まゆ「MPさんが笑顔になれるよう、まゆももっとがんばりますね」

MP「まゆもありがとう、そう言ってくれるだけでかなり救われるよ」

MP(今やアイドルの向けてくれる笑顔ですら恐怖の対象になってる…)

MP(先輩にはああ言ったけど、本当は…)



春香「プロデューサーさん、ジュースですよジュース!ストローあとひとつありますよ♪」

P「おいおい、春香さすがにそれは…」




MP「っ…!」ダダダダダ

きらり「???MPちゃん!??」

珠美「MP殿!?」

モバP宅

MP(だめだ、こんなんじゃだめになる…)

MP(アイドル達は悪くないんだ…!悪いのは…)

MP(…ちひろ)

休日



ちひろ「どうしたんですかMプロデューサーさんお話があるって…せっかくの休日なのにいいんですか?話なら明日事務所でも…」

MP「いえいえ、そんなことよりちひろさんも休日なのにお呼び出ししてすみません」

ちひろ「わ、私は別に、大丈夫ですけど…」

MP「今日は一日お暇ですか?」

ちひろ「は、はい」

MP「それはよかった」

MP「もしよければなんですが、自分とデートしていただけませんか?」

ちひろ「え?…え?」

ちひろ「えぇーーーーー!?」

ちひろ「でっ、デートって私とですか!?」

MP「だめ…ですか?」

ちひろ「いや、だめって訳じゃないですけど…」

ちひろ「わ、私そんなことになるなんて思ってなくて普通の服で来てしまってますし…」

MP「いえいえ、十分魅力的で可愛いですよ」ニコッ

ちひろ「んなっ…///」

ちひろ(か、可愛いだなんて初めて言われた///)

ちひろ(しかも意中のMプロデューサーさんからの直々のデートのお誘い!)

ちひろ(今日も会うからってほんとは気合入れてきたけど、もっと時間かけてくればよかった…!)

MP(ふん、いっちょ前に照れた振りなんかしやがって。どうせ今日はどうお金を使わせようとかしか考えてないんだろ)

MP(全部わかってるんだぜこっちはよ)

MP「それで…やっぱりだめですか?」

ちひろ「だ、だめだなんてとんでもない!是非お願いします!」

ちひろ(言った、言っちゃった!Mプロデューサーさんとデートするって言っちゃった!)

ちひろ(デートなんか初めてだから何していいかわかんないよ///)

ちひろ(どうしよう、顔が熱い…!変な風に思われてないかなぁ)カァァァア

MP「じゃあいきましょうか、時間がもったいない」

MP「リードは自分に任せてくださいね」ニコッ

ちひろ「は、ひゃい!」

MP(よし、乗ってきた。今日は、いや、今日も金を使わせて頂きますか)

MP(金を使う俺をせいぜい笑ってみてろ、一日が終わったあとは笑えなくなるだろうからな…)

MP(デートが終わったあと、俺はちひろを、犯す…!)

映画館


MP「定番といえば定番ですが」

ちひろ「ですねー」

MP「今日はどうしてもちひろさんと観たい映画があったもので」

ちひろ「私と観たい映画、ですか…?」

MP「はい、是非観たいと思っていたんです」

ちひろ(なんだろ?もしかしてラブロマンスとか…///)



・・・・・

ちひろ「うぅ…すごくよかったです」グスッ

MP(泣くほどとは…)

ちひろ「特に最後の『イヌ美…なんだか自分眠くなってきちゃったさー』っていう台詞で涙腺が…」グスッグスッ


MP「確かに悲しいシーンですもんね」

ちひろ「Mプロデューサーさんとこの映画が観られてよかったです」ニコ

MP「…っ!」

MP(何ドキっとしてるんだ俺は…)

ちひろ「さぁ、次はどこへ連れて行ってくれるんですか!?」キラキラ☆

MP「えぇ、じゃあ次いきましょうか」



・・・・・・

ちひろ「あーっ!あの服可愛いですよ!見てくださいMプロデューサーさん!」

MP「確かにちひろさんによく似合いそうな服ですね…どうですよかったら試着でも?」

ちひろ「え?いいんですか?時間ちょっとかかっちゃうかもしれないですけど…」

MP「構いませんよ、それに自分もその服を着てるちひろさん見てみたいですしね」

ちひろ「も、もう、Mプロデューサーさんったら///」

~着替え中~


ちひろ「ど、どうですか?///」

MP「いい…すごくいいですよちひろさん!」グッ

ちひろ「ひゃっ!ちょ、ちょっとMプロデューサーさん、いきなり手を///」

MP「あっ!あぁすみません!!つい…」

MP(何やってんだよ俺はよぉおおおおお!!!)

MP(何我忘れてんだよおおおおお!相手は悪魔の皮をかぶった悪魔なんだぞ!!)

ちひろ「い、いえ私は大丈夫ですから///」ドキドキ

ちひろ(Mプロデューサーさんの手、温かくておっきかったなぁ…///)

ちひろ「あ、じゃあそろそろ元の服に着替えますね…って、店員さん!?」

店員「はい?」

ちひろ「なんで私の服を紙袋の中に!?」

店員「彼氏様が着ておられます商品をお買い上げになられまして、着ていた服はすぐしまうようにと仰られましたので…」

ちひろ「も、Mプロデューサーさん??」

MP「なんのことでしょう?」ニコニコ

ちひろ「もーーーっ!///」

店員(私もこんな彼氏ほしいわぁ)


・・・・・・・・

ちひろ「んー!今日はほんとに楽しかったです!」

MP「それはよかったです、自分もすごく楽しませてもらえました」ニコ

ちひろ「休日はいつも寝てたりばっかりだったので、今日は誘ってもらえてほんとに嬉しかったんですよ♪」

MP「はは、自分も今日はほんとにいい時間が過ごせました」

ちひろ「それに、こんな素敵な服まで買って頂いて…」

MP「いいんですよ、綺麗な人には似合う服を着て欲しいですしね」

ちひろ「むぅ」

MP「?」

ちひろ「それって最初に着てきた服が似合わなかったってことですか?」

MP「あ、あぁ、いやいや、それは言葉の絢ってやつで」アセアセ

ちひろ「冗談です♪ふふ」

MP「もう、ちひろさんも人が悪いですよ…」

MP(本気でな)



・・・・・・・

ちひろ「陽も傾いてきましたねー」

MP「あっという間でしたね…」

MP(そろそろ自宅に連れ込むか、時間も丁度いい…)

MP「ところでちひろさん」

ちひろ「なんでしょう?」

MP「お酒飲めますか?よければ最後に晩酌でも…」

ちひろ「えっ?」

ちひろ(えっ?えぇ…これってMプロデューサーさんの自宅にお呼ばれってことだよね??)

ちひろ(そんな…まだ心の準備が…///)

ちひろ(でもでも、Mプロデューサーさんなら私…///)

ちひろ「お、お付き合いさせて頂きます!」

ペース落としたほうがいい、3~5分間隔で
あと他スレに支援レスつければさるよけにもなる

>>29
thx ちょっと暇すぎて多投してしまった
ちょい抑え目でいくね

MP「じゃあいきましょうか、タクシー呼んでありますので」

ちひろ「何から何まで、ありがとうございます」

MP「いえいえ、ちひろさんの為ですから」

ちひろ「またっ、そうやって人をからかって!」

MP「本心ですよ」

ちひろ「~~~~~~!」カァァア

ちひろ(ねぇ!ねぇ!?これって脈あるよね?あるんだよね?)

ちひろ(うぅ…でもMプロデューサーさん誰にでも優しいし、アイドルの皆にもこんな感じだろうし…)

ちひろ(私、ひとりで舞い上がっちゃってるのかな…)



・・・・・・・・・

ちひろ「お邪魔します~」ソロソロ

MP「なんでそんなに忍び足なんですか?」

ちひろ「ひゃっ!?い、いえ、そのぅ…」

MP「?」

ちひろ「私男の人の家に入るの初めてなんです…///」

MP「そ、そうなんですか!ま、まままぁ落ち着いてkだふぁさい」

ちひろ「ふふ、Mプロデューサーさんこそ」

MP(おいおい、どういうことだ…ちひろは幾人もの男をたぶらかし、貢がせてきたんじゃ…)

MP「ふぅ…」

MP(いや、落ち着こう、こういうことを言うのが戦略に違いない。きっと初心を気取ってるだけなんだ)

MP「お見苦しいところを見せてしまってすみません、自分は用意しますのでソファにでも座って待っててください」

ちひろ「私も手伝いますよ?」

MP「いえいえ、ホストは自分ですから、家主のいうことは絶対ですよ~」

ちひろ「そう、ですか?じゃあ座って待ってますね♪」

MP「えぇ、ゆっくりして下さい、何もない部屋ですが。テレビつけておきますね」

ちひろ「ありがとうございます」

ちひろ(Mプロデューサーさん、最初こそ慌ててたけどなんだか慣れてるなぁ)

ちひろ(やっぱり、Mプロデューサーさんかっこいいし、過去に何人も女の人呼んでるよね…)ズキ…

ちひろ(ちょっと悔しいなぁ…)

MP(ふぅ、さすがに料理に媚薬を入れるところを見られるわけにはいかないからな…)

MP(それにしても女の人を呼ぶのなんて初めてだからな…昨日念入りに脳内シミュレートしといてよかった)

ちひろ(改めて部屋を見回すと、なんだかしっかりしてるなぁ。私の部屋とは大違い)

ちひろ(あ、きらりちゃんと珠美ちゃんの写真だ。他にも候補生のみんなの写真飾ってる)

ちひろ(ふふ、これって私以外の女の人がみたら勘違いしちゃうよね、きっと)

ちひろ(あ、小鳥さんもわかるよね、でも小鳥さんはPさんとラブラブみたいだし)

ちひろ(あ~ん!私もMプロデューサーさんとラブラブしたい~~~!!///)バタバタ

MP「なに足をバタバタさせてるんですか?」

ちひろ「」

ちひろ「にゃ、なんでも、ときになにもにゃいです!!!」

MP「簡単ですが料理を用意させて頂きました、お口に合うかわかりませんが、どうぞ」ニコ

ちひろ「うわぁ!パスタですか!」

MP「簡単なペペロンチーニですよ」

ちひろ「でもでも、すごく美味しそう・・・それにいい香り」

MP「まぁ感想は食べてからということで、はいグラスです」

ちひろ「ワインですか?」

MP「もしかしてチューハイとかの方がよかったです?」

ちひろ「いえいえ、そんなことは・・・Mプロデューサーさんはおしゃれな方だなと思って」

MP「せっかくちひろさんと二人で食事ですから、雰囲気を大事にしたいんですよ」

ちひろ「・・・!」ドキドキ

ちひろ(そうだった、Mプロデューサーさんと誰の邪魔も入ることのない部屋で二人きりなんだ・・・うぅ、改めて緊張してきた・・・///)

MP「さ、遠慮なく食べちゃってくださいね」

ちひろ「頂きます」パクッ

ちひろ「…!」

MP「どうですか?」

ちひろ「美味しいです!まるでお店で食べてるみたいな気分です!」

MP「…よかった、ホントは誰かに料理を振舞うのは初めてだったんで緊張したんですよ」

ちひろ「そ、そうなんですか!」

ちひろ(ど、どういうことなんだろ?もしかしてMプロデューサーさんの家に上がった女性って私が初めてだったりして…///)

ちひろ「…Mプロデューサーさんはほんとにすごいです、優しいし、紳士的でかっこいいし…」

MP「…」

MP(媚薬の効果が出てきたか…ワインも

MP(媚薬の効果が出てきたか…ワインも飲んでるしな)

ちひろ「アイドルのみんなのために必死で頑張ってる姿、事務所で仕事してる時でも、つい目で追っちゃうんです」

MP「…?」

MP(あれ?これって媚薬の効果で出任せ言ってるだけだよな…?)

ちひろ「…ほんとは、わかってたんです」

MP「…何を、ですか?」

ちひろ「Mプロデューサーさんが自分の生活を犠牲にしてまでプロデュース活動をしていること」

MP「…っ」

ちひろ「私、数え切れないほどMプロデューサーさんに心無いこと言ってきてました、アイドルのみんなのためだと思って…」


MP(今更かよ…)

ちひろ「でも、一人の女としちぇ、ありゃ」ヒック

ちひろ「Mぷろりゅーさーさんのことが、しんp、ぴゃいにぃー」ヒック

ちひろ「あれりぇ、おかひぃれすね、なんだかろれつが…」


ちひろ(どうしちゃったんだろ私、体が熱くてうまく頭が回らないよ…)

MP「………」

ちひろ「Mぷろりゅーさーしゃん、そっちにいってもいいれすか?」

MP「えぇ、どうぞ…」

ちひろ「えへへ…ありがとうございまひゅ…///」

コテン

MP(お、俺が膝枕だと…!!)

MP(いや寧ろ俺がして欲しいというか)

ちひろ「…すぅすぅ」

MP(しかも寝やがって…媚薬の前に酒の力か、弱かったんだな)

MP(くそ…可愛い寝顔しやがって)

MP(でも、それでも俺は)



>>+3

1.ちひろを犯す

2.…やっぱり犯すなんてことできない

→2

MP「…」

MP「…ゴクリ」

MP(…いや、馬鹿な考えはよそう)

MP(いくらひどい目に遭わされたからといって、しイプなんてするもんじゃない)

ちひろ「…むにゃむにゃ」

ちひろ「えへへぇ…Mぷろりゅーさーさん…」ニヘラ

MP「…」

MP(俺が今まで払った分は、この寝顔でチャラにしてあげますよちひろ…さん)

MP「さて、ひとつ困ったことが…」チラッ

ちひろ「うふふ…」スピー

MP(動けん)

MP「ち、ちひろさ~ん…」

MP「起きないか」

MP「でもな~こんなに気持ちよさそうに寝てるのに起こすのも…」

ちひろ「う、う~ん」ゴロン


ギュッ


MP(寝返りをうったと思ったら俺の左手をちひろさんがぎゅって握ってた)

MP「…かわいい」

ちひろ「…!」ビクッ

MP「起き…てないか」

ちひろ「ぐ、ぐーぐー」

MP「しかしアレだなー、改めてみると…」

MP(出るところは出てるし、腰もきゅっと締まってスタイルがいい)

MP(髪もさらさらだし、いい匂いがする…)

MP「…少しくらいなら」


サワサワナデナデ


ちひろ「~~~~~っ!///」

MP「すごい、さらっさらだ」ナデナデ

ちひろ「ふぇ…///」ビクッ

MP「っと、起こしちゃまずいな」スッ

ちひろ(あぅ、もうちょっと撫でてほしかった…)

ちひろ(というか、いきなりかわいいとか言われたからちょっと目が覚めたけど)

ちひろ(頭よしよしとか、寝た振りしててよかった///)

ちひろ(思い切って、手とか握っちゃったけど)

ちひろ(もう少し、もう少しだけ強く握ってもいい、よね?)

ちひろ「ん…」



ギュッ



MP(また握られた…?)

MP「…ちひろさん?」

ちひろ「ぐーぐー」

MP(この反応、杏と一緒だ)クスクス

MP(確実に寝た振りだな)

MP「ちひろさん、起きてるのはわかってるんですよ~」

ちひろ「んー、むにゃむにゃ」

MP「起きないと…」

ちひろ(お、起きないと?)ドキドキ

MP「キス、しちゃいますよ」

ちひろ「ひゃ!お、起きてましゅ!!」バッ

MP「やっぱり、狸寝入りでしたか」

ちひろ「あ、そのえぇと、おはようございます!」

MP「はい、おはようございます」ニコ

MP「いやぁ、でもちょっとショックですねー」

ちひろ「え、と、何がですか?」

MP「すぐ飛び起きたってことは、よっぽど自分とキスしたくないんだろうなぁ、と」

ちひろ「あ、え、いや、そ、そんなことは…」ゴニョゴニョ

MP(恥ずかしがって顔真っ赤にしてるちひろさん可愛い)

MP「…何人も男を騙してきたんだってのはわかってるのになー」

MP「…ハッ!?」

MP(まずい、心の中の声が…!)

ちひろ「…え?い、今なんと?」

MP「あ、いや、その…」

ちひろ「Mプロデューサーさんは私のことを性悪女と思ってたんですね…」

MP「いやいやいや、別に…」

ちひろ「いえ、いいんです、私自身実際そういう自覚ありましたから…」

MP「え?」

ちひろ「ひどい女だとは思ってます、上からの達しとはいえMプロデューサーさんに負担のかかるようなことばかり言ってきましたし…」

MP「そこまで自分のことをわかっていながらどうして…」

ちひろ「私、物心ついたころからずっと指示待ち人間だったんです。親から言われて、教師から言われて、社会人になっても上司の言った言葉そのままでしか行動できない」

ちひろ「そんな人間でした」

MP「…」

ちひろ「上から言われたことは絶対、そういう根性が身についてしまっていました」

ちひろ「それで…Mプロデューサーさんにも上、両親から言われたことばかりをロボットのように伝えていました」

MP「上が両親とは、一体?」

ちひろ「…私は」

ちひろ「ドリンクやクローゼットを開発、販売している企業の娘なんです…」

MP「それで…」

ちひろ「はい…ですから毎日のように両親の言っていた『商品をを売れ』という言葉の通りの生き方になっていたんです」

MP「ライバルとの再戦に口利きができるのも…?」

ちひろ「…私が大企業の娘であるから、です」

ちひろ「ですが!」

MP「?」

ちひろ「今、働いている事務所で素敵な人に出会いました。私の考え方、根性を根本から変えてしまうような、そんな人に」

ちひろ「その男性は何事にも一生懸命で、自分のことはいざ知らず、アイドルの皆のために走り回って、泣いて、笑って…」

ちひろ「はじめは全く理解できませんでした、何せそのころの私は自分のことと上司に言われたことしか考えていませんでしたから」

ちひろ「…でも、そのうちその男性のことが段々気になり始めました。どうしてこの人は他の人の為に一生懸命になれるんだろう、見返りなんて殆ど無いに等しいのに。どうして他人のためにそこまで走り回れるんだろう、と」

ちひろ「気づけばその小さな火種は、いつしか私の心のなかで大きく燃えるようになっていました」

MP「…」

ちひろ「初めてだったんです…四六時中自分と仕事以外のことを考えるなんて」

ちひろ「でも、それが『恋』だと気づくまでに時間はそうかかりませんでした」

ちひろ「私は…私がその男性に何をしてあげられるか考えました」

ちひろ「けれど、今まで自分以外の人のために何かしたことのない人間ですから…私にはドリンクをセットで安く売る、くらいしか思いつかなかったんです」

ちひろ「…ひどい女ですよね、心持ちは変わっても結局お金のことしか考えだせなかったんですから」

ちひろ「Mプロデューサーさんに『金のことばかり考えている女』と思われてもしょうがないんです、むしろ正しいですから…えへへ…」

MP「ちひろさん…」

ちひろ「Mプロデューサーさん、私変わりたい…Mプロデューサーさんに何かしてあげられる女になりたい…!!」グス…

ちひろ「…好きです、Mプロデューサーさん」


MP「ちひろさん」

ちひろ「…はい」

MP「自分はとんでもない勘違いをしてたみたいです」

ちひろ「ふぇ?」グスグス

MP「自分はちひろさんに商品を買わされてる、とばかり思ってました」

MP「でも、じゃあなんで買ってたんだろう?と自分に問いかけたんです」

MP「結局、好きな人の頼みは断れないんですよね、自分は」

MP「傍から見たら、ちひろさんの事情を知らない人から見れば、ただの貢ぐダメ男です」

MP「正直ほっとしてます」

MP「あぁ、自分の好きな女性は悪女なんかじゃなかった、自分のしてきたことは無駄なんかじゃなかったんだ、って」

MP「ちひろさんの話で救われました」

MP「自分も、ちひろさんのこと好きです」

ちひろ「も、Mプロデューサーさぁん!!!」ヒック


ギュウウウウウウ!!!


MP「ちょ、ちょっと強く抱きしめすぎですって」アセアセ

ちひろ「だって、だってぇ!!完全に嫌われてるものだとばかり…!!」

MP「あはは…すみません」

ちひろ「…キス」ボソッ

MP「え?」

ちひろ「キスしてくれなきゃ許しません」

MP「で、でも自分はキスなんてしたこと…」

ちひろ「私だってそうです!」

ちひろ「…んっ、どうぞ」

MP(目ぇ瞑って待ってらっしゃるうううううううう)

MP(い、頂いてもいいんですよね?初めて頂いちゃっても!?)

MP(頂きます!)



チュッ



・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・

P「お、MPおはよう!」

MP「先輩、おはようございます!」

P「どうだ?昨日はゆっくり休めたか?」

MP「えぇ、まぁ休めたというか、激しかったというか…」

P「?」

MP「あぁ、いえいえなんでも無いです!さ、事務所に急ぎましょう!」

P「おいおい、走るなよこけるぞー!」

P「ま、元気そうで何よりだ」

P「あ、こけた。いわんこっちゃない、春香ですら最近こけないぞ」クスクス




・・・・・・・

MP「おっはようございます!」ハァハァ

小鳥「あら、Mプロデューサーさんおはようございます、大丈夫ですか?

息上がってますけど…?」

MP「ちょっと走ってきたもので、でも大丈夫ですよ!」

小鳥「うふふ、元気ですねー」

MP「それが取り得なので!」



・・・・・・・

ちひろ「お、おはようございますMPさん…///」

MP「あ、おはようございます…///」

ちひろ「MPさんの家で一回挨拶したのに、なんだか可笑しいですね、ふふっ」

MP「ははっ、確かに」

ちひろ「息上がってるみたいですけど、スタドリ必要ですか?」ニコッ

MP「ちひろさんが元気の源ですからね、自分にはもう必要ないですよ」

ちひろ「も、もう…///」

ちひろ「必要になったら私がいつでも元気あげますからね♪」

MP「じゃあ、今もらいましょうか」ニヤッ

ちひろ「…と、特別ですよっ///」


チュッ


珠美「」

まゆ「」

きらり「にょわー☆MPちゃんとちひろちゃんはぴはぴしてぅ!!!」

MP「よっし、じゃあお前ら今日も張り切ってステージを制覇だ!」

珠美「も、MP殿なんだか昨日とは別人ですね」

まゆ「まゆ、MPさんのために、“MPさんのため”に頑張ります」

きらり「うにゅ☆MPちゃんがきらきらはぴはぴしてぅときららもうれしー

にゃー!☆」

MP「あぁ、その意気だ、今の俺は誰にも走り負ける気がしない!」


HAPPY END

>>86
ミス

昨日→一昨日

とりあえず、こういう風にでも考えないとやってられんと思って書いた
ちひろさんは憎めないんだよな

>>51の選択死1も書いてるけど需要ある?

>>51から

MP(でも、それでも俺は)


 →1.ちひろを犯す

   2.…やっぱり犯すなんてことできない

1

MP(いや、ここでためらったら俺のこれまでの思いが無駄になる)


ガッ


ちひろ「む、ふぇ?」

ちひろ「ん~~~~!!!」

ちひろ(え?何何!?いきなり口手でふさがれて…!)

ちひろ「ちょ、ちょっとMプロデューサー、さ、んん!!」

MP「…」

スッ

ちひろ「え、ちょ!」

ちひろ(ぶ、ブラウス捲り上げられて…)

ちひろ「ン~~~~~!!」バタバタ

MP「…おとなしくしろ」

ちひろ(ヒッ…)

ちひろ「…」ガクガク

MP「今まで散々な目にあわせてくれやがって…」

MP「お前のせいで俺の生活はっ…」

ちひろ「…!」

ちひろ「ご、ごめんなs

MP「もういい、別にそんな言葉が聞きたいわけじゃない、お前を犯す」

MP「それだけだ」

ビリッ…


ちひろ(あぁ、せっかく今日買ってもらったばかりの服が)

ちひろ(やだっやだ、怖い…!)

ちひろ(は、初めてはMプロデューサーさんがいいなんて思ってたけど)

ちひろ(こんなんじゃいやだよ……)

ちひろ「む~~~」グスッグスッ…

MP「泣いても俺がつぎ込んだ金は戻ってこねぇんだよ」

MP「おらっ!」

ちひろ(ブラ、は、外され…)

MP「へぇ…」

ちひろ「ン゛ン~~!」ブンブン

あれ?これ引かれてない?

ギュゥウウ


ちひろ「っ!あっ、い、痛っ!!」

ちひろ(そんなに掴まれたらむ、胸ちぎれちゃ…)

MP「下のほうはどうなってんだろうな?」

ちひろ「っ!!」

ちひろ「そ、そこだけはやめっ」


サワッ…


ちひろ(だ、だめっ)ゲシッ

MP「…!」

ちひろ「あ…あぁ」

ちひろ(顔、蹴っちゃった)

MP「チッ…」

ちひろ(怖い、誰か…誰か助けてっ!!)


ピンポーン


MP「!?」

ちひろ「!」


?『にょわー☆きらりだよーぅ!!MPちゃん起きてぅー?♪』


MP(な、なんでこんなときにきらりが…!)

ちひろ(きらりちゃん!?声、ださなきゃ…!)

MP(くっ、とりあえず返事だけでも)

MP「きらりかー!?悪いがいまちょっと手がはなせないんd…

ちひろ「たっ、たすけっ!」

MP(まずいっ!)

ガッ

ちひろ「ン゛ーーーーーむうーーー!!」ジタバタ

MP「…黙ってろ!」

きらり『んー?今誰かいるのー?☆』

MP「い、いや、誰もいないよ!」



?『MPさん、女性の方と一緒にいるんですよね?ねぇ?』

MP「その声は…まゆ、か」

まゆ『だめですよぉ…嘘ついたら』

カチャカチャ

まゆ『今、開けますからぁ』

カチャカチャカチャカチャ…

MP(…ピッキング!?)




カチャ…キィィィ


ドタドタドタ!


きらり「MPちゃーん!!☆まゆゆんがね、どうしてm…

まゆ「うふふ…」ニコォ

MP「あ、いや、これは…」

MP(終わった、何もかも…)

どういうわけか、ちひろさんが被害届を出さなかったため刑事処分はなかった。


しかしながらこのような状況で仕事ができるはずもなく、業務は不振。

俺は事務所を辞職した。





そして今は…


まゆ「うふふ、悪いMPさんにはお仕置きが必要ですね、ねぇ…?」


赤い部屋の中。




B A D   E N D

ちゃんと結ばれたら何もないのに、一方的に手を出そうとしたら結ばれてないのにBAD行きとか悲しすぎでしょう・・・

>>111
エロは書けなかったわ、申し訳ない

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