ユミル「私だって菓子くらい作れる」クリスタ「本当!?」(90)

※クリスタはあまり出てきません。
※訓練兵のゆるい一幕

クリスタ「ユミルが作ったお菓子食べたい!」キラキラ

ユミル「クリスタはどんな菓子が好きなんだ?」
ユミル(やばいな、本当は作れないなんて言えない)

クリスタ「私、リンゴのケーキが好きなんだけれど、ユミル作れる?」

ユミル「まかしておけ」キリッ

クリスタ「わーい!ユミル大好き!」ギュー

ユミル(結婚しよ)

・ ・ ・

ユミル「とは言ったもののケーキなんて作れねえ。どうしよう」

ユミル「菓子作りができるやつなんて知らねえし、周りに聞き回ったら私が菓子を作れないことがバレちまう」

ユミル「…本でも見てみるか」

――――――――――
――――

図書室

ユミル「お、あったあった。探せばあるもんだな」パラパラ

ユミル(意外と簡単そうだな。これなら出来そうな気もする…がちゃんとできるか不安だ)

ユミル(メモをとっておこう)メモメモ

アルミン「何を見ているの?」ヒョイ

ユミル「」

アルミン「製菓の本?ユミルがこんな本見るなんて珍しいね」フムフム

アルミン「ユミルもお菓子作れるの?」

ユミル「ま、なあな」(実際には作れないが)

ユミル「”も”ってことは他に菓子作れるやつを知ってんのか?」

アルミン「うん。ミカサがね。ミカサの作るケーキは美味しいよ」

ユミル「へえ、あいつ菓子作れるのか」

アルミン「エレンのお母さん直伝でね。特にさくらんぼのケーキが美味しいんだ」

ユミル「さくらんぼね…」

支援ありがとうございます

―――――男子部屋
ジャン「ックシュ」

マルコ「どうしたの?風邪かな?」

じゃん「マジかよ。うがい手洗いはきっちりしてるんだがな」

――――――

アルミン「エレンの家にさくらんぼの木があって、それでカルラおばさんとミカサとでケーキを作ってくれたんだ。」

アルミン「…訓練兵団に入ってからは、滅多に作らなくなっちゃったけど」

ユミル「なんか悪いこと聞いちまったか?」

アルミン「ううん、そんなことないよ!ただ、ちょっと懐かしいなぁって。久々に食べたいな、ミカサのケーキ」

ユミル「…頼めばいいじゃねえか。案外ミカサだって喜ぶんじゃないのか?」

アルミン「…そうだね、そうしてみる」ニコッ

ユミル(しんみりしちまった。しかしミカサも可愛いとこあるんだな)

ミカサ「珍しい。アルミンとユミルが一緒にいる」

ユミル「おっミカサ」

アルミン「噂をすればだね」

ミカサ「?」クビカシゲ


ユミル「ミカサは菓子が作れるんだってな」

ミカサ「作れる。おばさんが私に教えてくれた」

アルミン「さっきねミカサの作ったケーキが食べたいなって話をしていたんだ」

ミカサ「ケーキ…」

アルミン「さくらんぼのケーキ、よく作ってくれたじゃない?最近お菓子を作っているところを見てないから」

ミカサ「…」

アルミン「エレンも懐かしいんじゃないかなぁって。おばさんの味だしね」

ミカサ「エレンも…」ギュッ


ミカサ「わかった。ケーキを作ろう」

ミカサ「そうと決まれば早速買い出しに出かけなければ」キリッ

アルミン「ありがとうミカサ!楽しみにしているね」

ミカサ「任せて欲しい」

アルミン「あ、そうだユミルも一緒に作ったらいいんじゃない?」

アルミン「ついでにミカサに作り方を教えてもらったら?」

ユミル「」


ユミル(なぜバレたし)シセンチラッ

アルミン(なんとなく、かな?)シセンチラチラッ

ミカサ「ユミルもお菓子を作るの?」

ユミル「お、おう。クリスタが食べたいってなぁ」ポリポリ

ユミル「これなんだけど、作れそうか?」

ミカサ フムフム

ミカサ「問題ない」

ユミル「んじゃまぁ、よろしく頼むわ」


というわけで買い出しへ
――――――――――
―――――
市場

ワイワイ ガヤガヤ
ユミル「これで全部か」

ミカサ「そうだと思う」

ユミル「それにしてもすごい量のさくらんぼだな」

ミカサ「煮るとカサが減る。ので、多めに必要」

ユミル「そんなもんなのか」ヒョイパク

ユミル「うまいな」モグモグ

ミカサ「ユミル、食べてはダメ」

ユミル「ひとつくらいいいだろ」ヒョイ

ミカサ「むぐ」

ミカサ モグモグ

ミカサ「おいしい」

ユミル「だな」


ペッ

ユミル「ミカサこれできるか?」

つ結んであるヘタ

ミカサ「…」ムグムグ ペッ

ミカサ「…はい」

つちょうちょ結びのヘタ

ユミル「すごいなお前」

ミカサ ドヤア


――――――
市場から戻って調理場

ユミル「いっちょやるか」

ミカサ「はじめよう」

ユミルが作るケーキのイメージ→http://cookpad.com/recipe/631240

ミカサが作るケーキイメージ→http://cookpad.com/recipe/2256166

※ミカサのケーキは中身をさくらんぼの煮た物に変えて想像してください。

間違えた
ユミルが作るケーキのイメージはこっちで→http://cookpad.com/recipe/966275

キャラクターの名前がドイツっぽいので、ドイツ風のケーキをイメージしています。
調べている時に腹が減っていたのでちとつらかった


調理中

プチッ プチッ
ユミル「それ全部ヘタと種抜くのか?」

ミカサ「もちろん」

ユミル「手伝ってやるよ」

ミカサ「ありがとう」

ユミル「こんなのを待っていたらいつまでたっても私のほうが始まらないだろ」

ミカサ「ツンデレ?」

ユミル「無いわ」

こんな感じで種を抜いていると思ってください→http://cookpad.com/recipe/1871643


・ ・ ・

スルスルスル トントン サクサク
ミカサ「上手」

ユミル「リンゴを薄く切るのが難しいな」

ミカサ「ねこのてをするといい」ニャー

ユミル「こうか?」ニャー

ミカサ「そう」


・ ・ ・ ・

カシャカシャ
ユミル「うでが痛い」

ミカサ「がんばって」

ユミル「菓子作りはかよわい女の趣味だと思っていたけど、体力仕事じゃねえか」

ミカサ「世界は残酷」

カシャカシャ
ユミル「これくらいか?」

ミカサ「…そう」

サトウドバー

ミカサ「砂糖を入れたらもう一度まぜて」

ミカサ「がんばって」

ユミル「…おう」

支援や乙ありがとうございます。

今日はここまでで。
オチが決まりません。

おやすみ

 ・   ・   ・

ユミル「こんな感じでいいのか」

ミカサ「いいと思う。ユミルのケーキは先に焼いていて」

ミカサ「私の方はまだ時間がかかる」

ユミル「了解」

・  ・  ・
ユミルのケーキが焼かれています

ミカサ「生地を寝かすあいだにジャムを作る」

ユミル「ほう」

ミカサ「さっきのさくらんぼを鍋に入れて、煮る」

クツクツ

ユミル「いい匂いがする」クンクン

ミカサ「懐かしい匂い」スゥー

その頃男子部屋

コニー「今日のアルミン機嫌いいな」

エレン「ずっとニコニコしてるもんな」

アルミン「僕そんなに顔が緩んでた?」

コニー「ずっとゆるみっぱなしだったぜ!なんかイイ事あったのか?」

アルミン「うん。ミカサがねケーキを作ってくれているんだ」エヘヘ

ガタッ

アルエレコニ「!?」フリムク

ジャン「」チーン

マルコ「ジャン、とりあえず椅子に座り直せ」

ジャン「う、羨ましすぎる…」ガクガク

エレン「うわぁ」

コニー「ジャンがすげえショックうけてる」

アルミン「ハハハ…」

ジャン「」チーン

アルミン「えっと、ジャン、頼めばみんなにも分けてくれると思うんだ。だからさ、一緒に食べない?ミカサのケーキ美味しいよ」

マルコ「よかったじゃないかジャン」ポン

ジャン「…いいのか?」タチアガリ

アルミン「とりあえず食堂へ行ってみよう」

コニー「俺もいいか!?」ガバッ

エレン「ミカサのケーキ食うのひさしぶりだ」テクテク

マルコ「僕もいいかな?」


調理場

ミカサ「ユミルはなぜ、お菓子が作れると嘘をついた?」

ユミル「なんでだろうな」

ユミル「さっきクリスタと話していた時にさ、クリスタが菓子を食べたいって話していたんだ」

ユミル「その時の顔がもうすっげえかわいくてな」

ユミル「さすが私の天使」

ユミル「それを見てたら、なんでもしてやりたくなっちまったというか」

ユミル「それでつい嘘をついちまった」


ミカサ「…そう」

ユミル「笑うなよ」

ミカサ「笑ってない」

ユミル「笑ってるだろ」プニプニ

ミカサ「ひゃめて」

ユミル「聞こえねえな」

ミカサ ムウ

プニプニ

ユミル「ふぉい ひゃめろ」

ミカサ プニプニ プニプニ

32の調理場はケーキを焼いている時に話していると思ってください。
書きためが終わったのでまたポチポチ打っていく

少し離れます。9時頃また始める予定です

コメントありがとうございます。
初めて書いたssだけれど、読んでもらえて嬉しいかぎり。
菓子作りに詳しい人が多く驚いています。
再開


しばらくして
オーブンの中

ケーキ「コンガリ」

ミカサ「ユミルの方はもういいと思う」

ユミル「おう」トリダシ

ミカサ「おいしそう」クンクン

ケーキ「ホカホカ」

ユミル「いい感じだな」パクッ モグモグ

ユミル「…あまり旨くねえ」ションボリ

ミカサ「ユミル、ケーキは冷まさないと美味しくない」

ユミル「そんなもんなのか」ホッ

ミカサ「そう」


  ・  ・  ・

ミカサ「こちらも焼けたようだ」

ユミル「すげえな、職人みたいだ。うまそう」

ミカサ「///」

ミカサ「ありがとう」


ミカサ「これも冷ます」

ユミル「じゃあ私は冷ましている間にクリスタを呼んでくる」

ミカサ「いってらっしゃい」フリフリ

ユミル「いってくるわ」」フリフリ

ミカサ ポツン

ミカサ「…私もエレンとアルミンを呼んでこよう」スクッ


アルミン「ミカサ!」

ミカサ「アルミン」

アルミン「ミカサ、ケーキどう?」

ミカサ「ちょうど出来たところ」

アルミン「本当?良かった。エレンも連れてきたよ」

エレン「おう」


アルミン「それとちょっとお願いしたいことがあるんだけど…」

コニー「ミカサ、ケーキ作れるんだってな!俺らにも食わしてくれよ!」

ジャン「お、俺も…いいか」モジモジ

マルコ「僕もいいかな」

アルミン「…という訳なんだ」

ミカサ「たくさんある。ので、大丈夫だと思う」

アルミン「ありがとうミカサ!」

コニー「やったぜ!」

ジャン(結婚しよ)

マルコ「ありがとう」ニコッ


ミカサ「お皿を準備しよう。みんなは食堂の席をとっていてほしい」

エレン「任せておけ!」ダッ

コニー「俺も行くぜ!」ダダッ

アルミン「行っちゃった。みんなで渡そうと思ってたのに」ゴソゴソ

アルミン「ミカサ、これ購買で買ってきたんだ」

ミカサ「これは…私の好きなお茶」


アルミン「僕たちからのお礼。他にも飲み物とか、お茶菓子も買ってきたよ」

ミカサ「気にしなくてもいいのに」

マルコ「それこそ気にしないで。僕は湯を沸かしてくるよ」ヤカンヒョイッ

ミカサ「…ありがとう」

いつも脳内でコニーと銀の匙の常磐が混ざり合ってしまう。
書き溜めが終わったのでまた書いていきます

食堂

エレン「席をとるって言っても誰もいなかったな」

コニー「そうだなー」

エレン「日あたりのいい席で座って待ってようぜ」

コニー「おう!」


?「あれっ、コニーとエレン?」

コニー「クリスタもケーキ食いに来たのか?」

クリスタ「えっ!二人もケーキを食べに来たの?」

エレン「うん」

クリスタ「そうなんだ、楽しみだよねぇ♪」

コニー「楽しみだよな!」

クリコニ「「ミカサの 「ユミルのケーキ!」」

クリコニ「「…??」」

調理場
ユミル「ただいま」ヒョイ

ミカサ「おかえり」

マルコ「ミカサ、お湯がわいたからお茶入れるね…あれ、ユミルがいる」

ユミル「いちゃ悪いか」

マルコ「そんなことはないよ」ニコッ

ジャン「お前もミカサのケーキを食べに来たのか?」

ユミル「違うよ。ミカサ、私の方のもらっていくぞ」

ミカサ「ケーキはあちらに置いてある」

ユミル「ありがとよ」


アルミン「あっユミルだ」

ユミル「おうアルミン」

アルミン「ケーキ、上手くいったみたいだね」ボソボソ

ユミル「ああ」ボソボソ

アルミン「よかったね」ニッコリ

ユミル「…おう」ボソッ

ユミル「じゃ、私は愛しのクリスタにケーキを持って行くから」フリフリ

今日はここまで
某ssで紹介されていたユミクリ+アルミンの漫画が気になりすぎます。

それではまた明日

こんばんは、1です。遅れてすみません。
再開

食堂

コニー「俺はミカサがケーキを作ったって聞いたぞ?それで食べにきた」

エレン「オレも」

クリスタ「私はユミルがケーキを作ってくれたから来たの」

エレコニクリ「???」

コニー「わけがわからん!どっちが本当なんだ????」アタマグシャグシャ

ユミル「どっちも正解だよ」

クリスタ「ユミル!」


コニー「おいブス!どういうことだよ!!」

ユミル「だーかーらー、私もミカサも作ったんだよ」

エレン「そういうことか!」ポンッ

コニー「混乱させんなよ!」

ユミル「勝手に混乱したのはオマエらだろ、馬鹿が」グシャグシャ

コニー「やめろよ!」

ユミル「ああ?小さすぎて聞こえないなぁ?」

ジタバタ ハナセコラー ワハハ

ユミル「って、おい、あんまり暴れるなよ。クリスタのケーキが落ちちまう」
(※ケーキの焼き型ごと片手で持っています)

コニー「ならちょっかいだしてくんな!」

クリスタ「ユミルったら!コニーをからかいすぎよ」

ユミル「んーさすがクリスタは天使だな。慈愛の手は豆粒まで伸びるんだな」ナデナデ

オイ ダレガマメツブダコノブス!

クリスタ「ユミル!」プンスカ

ユミル「いいんだよ。それよりクリスタ、ケーキ持ってきたぞ」

クリスタ「それとこれとは話が別…ってうわあ!おいしそう!」

ユミル(かわいい)ホウ


クリスタ「えっえっすごく美味しそうだよユミル!ユミルが作ったケーキ美味しそう!」キラキラ

エレン「おっホントだ。うまそう」

ユミル「…よせやい」

ユミル(そうだな…見た目はうまくいった。見た目はだ。問題は味だ。焼きたてはなんというか、甘くもないしぼそっとしているし…。ミカサは冷ませば大丈夫と言っていたが、正直不安)ドキドキ

ユミル「今切り分けるからな」スッ

クリスタ「うん!」キラキラ


(※ユミルがケーキを切り分けています)

エレコニ ジッ

ユミル「…そんなに見られると切りづらいんだが」

エレン「すまん。うまそうだったから、つい」

クリスタ「…! ねぇ、よかったら一緒に食べない?みんなで食べたらきっと美味しいと思うの。ユミルもいいでしょう?」

ユミル「…ケーキは私がクリスタのために作ったもんだ。だからこれはクリスタの物だし、クリスタの物クリスタが好きにすればいい」フウ

クリスタ「やった!ユミル大好き!」ギュッ

ユミル「私も愛してるぞクリスタ」ギュッ


エレコニ「」

ユミル「何見てんだ。見世物じゃないぞ」シッシッ

コニー「おっぱじめたのはお前らだろ」

クリスタ「///」パッ

ユミル「ああもう…お前らが言うから」ショボン

ユミル「…で?食うのか?食わねえのか?」

エレコニ「食う!」


ワイワイ ガヤガヤ

アルミン「皆いたんだね」ヒョイ

エレン「アルミン」

ユミル「よう」

ミカサ「エレン、ケーキを持ってきた」

コニー「これがエレンの母ちゃん直伝のケーキか!スゲーいい匂いがするぜ!」

ジャン「食べるのが楽しみだな」ドキドキ

今日はここまで。
ようやく終わりが見えてきました。次回には終わると思います。
それでは

1です。
楽しんでいただけているようで嬉しいです。
レスを返したいのですが、うまい言葉が見つかりません。すみません。
他のキャラクター達はタイミングがつかめず出せませんでした。
あと今回で終わりません。

再開

ミカサ「ユミルもクリスタもいるのだから一緒に食べるといい」

クリスタ「ありがとう!私たちも同じことを考えていたの」

ユミル「ひいふうみ…何人いるんだ」

アルミン「8人だよ」

クリスタ「いつもより少ないね」


ユミル「毎回つるんでる奴らが全員集まるのも珍しいだろう。それよりサシャが出かけててよかったな。あいつ勝手に滅茶苦茶食いやがるからな」

クリスタ「出かけてるんだ…じゃ、ちょっと残しておこう?」

エレン「そういやライナー達も出かけてるんだったか?」

マルコ「そうだね、たしか二人で街で買い物に行くって言ってたね」

クリスタ「ミーナとアニも出かけるって言ってたよ」

ユミル「フーン、まぁ適当に切り分けておくさ」


クリスタ「わっ、ミカサ切るの上手!」

ミカサ「なんのことはない」シュバババ

ユミル「包丁が見えねえ…」

アルミン「切り口が綺麗な断面になっている…」

ジャン(すげえ)


マルコ「お茶が入ったよ」

アルミン「ありがとう、マルコ」カップウケトリ

コニー「俺はこっちがいい」ジュース

エレン「このクッキーうまいぞ」ザラザラ

ユミル「いろいろ買ってきたんだなぁお前ら」


アルミン「あはは、なんだか皆で見ているうちに増えちゃったんだよね」

マルコ「皆でお金を出したから、一人ひとりではそんなに金額も高くなかったよ」

クリスタ「…」チラッ ソワソワ

ユミル「今度どっか連れてってくれよ、な?」ポン

クリスタ「…うん!」パァッ

今日はここまで
週末までには終わらせたいです。

それではおやすみなさい

こんばんは。
ラストまで一気に投下します。

(※皆で食べ始めたようです)
パクッ
コニー「う、うまっ!」

ジャン「うめえ…」パクパク

ユミル(よかった、ちゃんとした味になってる)ホッ

マルコ「外はサクサクしているのに中はしっとりとして美味しいね。ジャムの甘さもちょうどいい」(※ミカサの)

クリスタ「りんごがしっとりしていておいしい!ケーキの甘さとりんごが…なんていうか…すごく美味しい!」(※ユミルの)

ユミル「無理して表現しようとしなくていいからな」ナデナデ

アルミン「ミカサのケーキ…おばさんの味とそっくりだ。懐かしい…」

エレン「…」


ミカサ「エレン。どうしたの?」

エレン「…ッ!」ボロッ

ミカサ「エレン!?」アワアワ

ミカサ「な、なにかおかしなものが入っていた?」オロオロ アワアワ

アルミン「…エレン?」サスサス

エレン「母さんの…味だ。母さんの…っ!」ボロボロ

アルミン「うん。皆で一緒に食べた味だね」サスサス

エレン「ッ…母さん、母さん…!」ボロボロ

アルミン「よーしよしよし」サスサス


ユミル(ムツゴロウさん…)

コニー(ムツゴロウさん…)

マルコ(ムツゴロウさんの幻影が見える…)

ミカサ オロオロ アワアワ

ジャン「エレンこの野郎」(おろおろするミカサかわいい)

マルコ「ジャン」

ジャン「…すまん」


アルミン ヨーシヨシ ワシャワシャ

エレン「ヒック…グス…ミカサ、突然泣いたりしてゴメンな。お前のケーキ、すげえうまいよ。母さんの味だった。食べた時にあの家で食べた時のことを思い出してた」

エレン「母さんは死んじゃったけど、母さんの味はミカサがちゃんと守っててくれてるんだな。俺たちの故郷に今は行けないけど、ミカサのケーキを食べたらあの頃に戻れる気がするよ」

ミカサ「エレン…」トキ メキ

エレン「ミカサ、また機会があったらケーキ作ってくれないか?」

ミカサ「毎日でも作る」オテテガシッ

ジャン「」


ユミル「ヒューヒューお二人さん、式には呼べよ!」

コニー「なんだ?結婚するのか?俺も呼んでくれよ!」ウマイモノクイテエー

クリスタ「ちょっと、二人とも!

クリスタ(でも、二人ともいい雰囲気だったよね。結婚かぁ…///)

ミカサ「」カオマッカ

エレン「?」

ジャン「エレンこの野郎」ケツルイ

マルコ「…」ヤレヤレ

―――――――
―――――

アルミン(突然始まったお茶会は、他にもいろいろとやり取りがあったけど皆で楽しくつつがなく終わった。)

アルミン(ミカサはその後休みの日には時々ケーキをつくってくれるようになった。ユミルもその時に一緒に菓子作りを教えてもらっているようだ。奇妙な組み合わせだと、最近訓練兵のあいだで噂になっている。)

アルミン(ミカサとユミルが仲良くなったおかげでミカサがクリスタを、ユミルがエレンを見守るようになって、クリスタとエレンはますますガードが固くなった。エレンはミカサの過保護もまんざらじゃない様子になった。)


アルミン(クリスタはというと、いつも孤立気味だったミカサとユミルが自分以外にも仲良くする人間ができたのが嬉しいのか、エレンとミカサとユミルの話で盛り上がっている。)

アルミン(無邪気な二人だ)

アルミン(ジャンはそんな光景を見てもミカサを諦める気は無いらしく、健気にミカサを慕っている。時々人気の無いところでジャンのすすり声が聞こえるらしく、マルコはそんなジャンを慰めているらしい。早く次の恋でも見つければいいのにね、と笑っている。)


ミカサ「アルミン、おやつが出来たので呼びに来た」ヒョイ

アルミン「今日は何?」

ミカサ「チーズケーキ」

アルミン「僕の好きなやつだ!」ヤッタ!

ミカサ「アルミンは家族。この前はエレンの好きなお菓子を作った。ので今回はアルミンの好きなもの」

アルミン「レモン入ってる?」

ミカサ「もちろん。たっぷり入れて少し酸っぱめにした」

ミカサ「ユミルも手伝ってくれていつもよりふわふわにできた」

アルミン「楽しみだな、今行くよ!」

タッ

おわり

これにて終了です。
話を長くするのは簡単でしたが、終わらせるのは難しいですね。
コメントをくださった方、読んでいただいた方、ありがとうございました。
またどこかでお会いできたら光栄です。それでは

このSSまとめへのコメント

1 :  なぎ   2014年08月21日 (木) 20:56:01   ID: iPgbpNSS

104期のほのぼのした日常のSS大好き(´▽`)

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