【リヴァエレ小説】発狂のエレン(1)

リヴァイ×エレン



カツン…カツン…カツン…

エレンのいる地下牢へと歩く。

俺は毎晩、地下牢に足を運んでいる。

「……」

「エレン」

「…………」

「エレン?」

「…遅いです…」

エレンは少し後ずさりしたくなる程
俺を睨んだ。

「俺が…俺がどれだけ待ったと
 思ってるんですか…」

腕がわなわなと震えている

「…すまなかった。仕事が…

「知らない!
 そんなの…俺は…しらない…」

「…ぁぁ……」

「兵長は…
 本当に俺の事好きなんですか…?」

俺を睨んだ瞳に ゆっくり

ゆっくりと涙が溜まっていった。

「当たり前だ。」

「じゃあ…証明して下さい…兵長…」

怒りで眉間に皺を寄せ、

不安で涙が溢れている。

そんなエレンに深く…

深く口付けした

「ん…はぁっ…ふ…んぅ…」

離してやれば物欲しそうな顔をする。

たまんねぇ。

「…好きだ」

「……へぃ…ちょ……」

「…どうした?」

またあの目付きに戻る。

「…死んで下さい」

「は…?」

「本当に好きなら…俺の…ために…
 死んでくだ…サ…ィ……」


「ふっ…そうだな。

  ……寝た…か。」

そうだ。

エレンはこれでいい。

こうやって

俺がいなきゃダメになればいい。

さぁ…

明日はどう楽しませてもらおうか…


拳の中の薬を握りながら

地下牢を後にした……。


end…オワリ…ενδ…

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