憧「お見合いしなきゃいけないんだ…」穏乃「え…?」(212)

ID:DyvM/yJU0の代行なのですよ~

ま、待ってろや(震え声)

穏乃「お、お見合い!??」

憧「う、うん…」

穏乃「だ、だって私たちまだ16歳だぞ!?」

憧「でも、結婚できる年齢でしょ?」

穏乃「そうだけど…でも」ブツブツ

憧「うちも一応神社だしねーいろいろあるんだよ」

穏乃「でもやっぱり憧には早いって!」

憧「ん~?シズなんでそんなに必死なのかなぁ?」ニヤニヤ

穏乃「う、うるさい!びっくりしただけだって!」アセッ

憧「ふふ、じゃあそういうことにしといてあげる」

穏乃「くぅ…なんか悔しいなぁ」

憧「でね、その相手なんだけど」

穏乃「そ、そうだよ!誰なの!?地元の人?」

憧「ううん、違うのえっと…確か2つ年上だから高3の>>18さん」

霞ちゃん!

穏乃「石戸さん?誰?」キョトン

憧「えっとね、鹿児島にある神社の巫女さんなの」

穏乃「か、鹿児島!?なんでそんな遠くの人とお見合いなの!?」

憧「もうシズ声がでかいって」

穏乃「うぅ、ごめん」シュン

憧「なんかお父さんの知り合いがどうのって詳しいことは知らないけどさ」

穏乃「そ、そうなんだ…どんな人?」

憧「あ、インハイ出てたよ?」

穏乃「うそ!?そんな名前の人いたっけ…?」

憧「ほら、あの永水女子だよ。二回戦で負けちゃったんだけどねー」

穏乃「永水…?そんなのいたっけ?」

憧「もう、シズは清澄しか見てないんだからー」

穏乃「ご、ごめん」

憧「清澄で、和の友達の宮永咲さんと戦ったんだ、霞ちゃんは大将だから」

穏乃「え、え!?か、霞ちゃんって呼んでるのか!?」

憧「ん、インハイの会場で一度だけ会ったしねー」

穏乃「ぜ、全然知らなかった…」

憧「ごめん、シズ…ちょっと言いづらくてさ」

穏乃「じゃあ、永水ってとこが勝ってたら私と戦ってたかもしれないんだ?」

憧「そだねー」

穏乃「ってか今までも会ったことあるの?」

憧「小さいときに1回会ってるって霞ちゃんは言ってたけど
  あたしは全然覚えてないんだよねー、で、この間が2回目なのかな?」

穏乃「そうなんだ…ひょっとしてお見合いというより許婚なのか?」

憧「それに近いんだろうけど、一応体裁はお見合いなんだってさー」

穏乃「てかどんな人なんだ?」

憧「んー、おっぱい」

穏乃「はぁ?」

憧「だから、おっぱいだよ」

穏乃「憧、全然わからない」

憧「おっぱいさんなの、めっちゃ大きいよ~」

穏乃「な、なんだよそれ!そういうことじゃなくてさ!」

憧「あはは、ごめんごめん。でもマジでおっきいの!
  結婚したらあれを独り占めできると思うと…ぐふふ」

穏乃「憧、顔が気持ち悪いよ」

憧「ごめーん」

穏乃「(お、おっぱいの大きいお姉さんか…くそ、それは絶対勝てない!
    何か勝てることはないかな?あ、麻雀!)」

穏乃「(私たちは決勝まで行ったんだし、永水は二回戦敗退!
    なら、私にも勝てることが…!!)」

憧「でねでね、おっぱい大きいでしょ、それからすっごい優しくてね」

穏乃「う、うん…あ、あのさ憧…その人って麻雀強いの?」

憧「え?当たり前じゃん、シズはもう全然知らないんだね」

穏乃「ん?」

憧「永水は去年の決勝進出校だし、霞ちゃんはそこの大将だよ?
  今回はたまたま相手が悪かったんだって!」

穏乃「(きょ、去年の決勝進出校なんて知らなかったよ!)」

穏乃「(で、でも!今年は阿知賀の方が強かったんだ!)」

憧「あたし、永水と阿知賀が試合したら負ける気がするなぁ」

穏乃「な、なに言ってんだよ!」

憧「霞ちゃんほんとやばいもん、シズもやられちゃうかも」クスクス

穏乃「」

憧「あ、でもさ…」

穏乃「な、なんだよ?」

憧「…霞ちゃんはいい人だし、嫌いじゃないけどさ」

穏乃「ん?」

憧「お見合いなんか、したいはずないよ」

穏乃「そうなの?でも、今までの流れは完全に乗り気だったろ」

憧「いや、まあ…シズが面白い反応だから遊んだだけだよ~」

穏乃「な、なんだよもう」ブツブツ

憧「てか冷静に考えてよ。なんでこの年でお見合い?」

穏乃「お前が16歳は結婚できるって言ったんじゃないかー」

憧「そうだけどさ、普通は嫌でしょ?」

穏乃「ま、そうだね」

憧「なんて、あの頑固なお父さんには言えないからね~」

穏乃「なんだ、憧やっぱり嫌なんじゃん…」

穏乃「(なんだかホっとしてる…この感情はなんだろ?)」

憧「嫌っていうか、…まあ正直お見合いはしたくないかな」

穏乃「じゃあ、素直にそう言った方がいいんじゃないか?」

憧「無駄無駄、お姉ちゃんやお母さんも乗り気だしね」

穏乃「け、けど」

憧「シズありがと。嬉しいよ、でも仕方ないんだ。」

憧「それに霞ちゃんはさっきも言ったけど超いい人で優しいしんだ。
  断ったりしたら可哀想でしょ?」

穏乃「そういう問題かなぁ…」

憧「ま、別にお見合い=結婚じゃないしね~」

穏乃「それはそうかもしれないけど…」

憧「シズどしたの?あたしがお見合いしちゃいけない?」

穏乃「……」

憧「シズ?」

穏乃「あぁぁぁぁ!!!」

憧「な、なに!?」

穏乃「憧!そんな、可哀想とかそんな理由で会うほうが可哀想だよ!」

憧「でも…」ブツブツ

穏乃「お見合いの前に1回会ってるのに、なのに憧は
    お見合いしたくないって言ってるじゃん!」

穏乃「ってことはやっぱ嫌なんだよ!嫌なことを無理にすることないじゃん!」

憧「あのねシズ、嫌なことを避けてばかりもいられないんだよ?」

穏乃「そ、そうかも、…しれないけど!でも!」

憧「それにこれは私だけの問題じゃないんだよ?
  うちの神社にも関わることだし…お見合いしたくない、嫌だ」

憧「なんて言って破談に出来ることじゃないんだ。
  さすがにシズもそのことはわかってくれるよね?」

穏乃「わ、わかってるよ!でもそういうことじゃなくてさ!」

憧「じゃあなに?」

穏乃「大人の都合とかそんなの全然わかんないけど!
   でもお見合いするのは誰だよ!?憧だろ!?」

憧「…そうだよ」

穏乃「その憧がしたくないってことはしたくないでいいじゃん!
    嫌なら嫌って言えよ!そんなとこで大人ぶるなって!」

憧「…シズ」

穏乃「…って言ってるけどさ、」

憧「ん?」

穏乃「違うんだ、憧ばっか責めるようなこといってごめん…」

憧「なにが違うの?」

穏乃「…」

憧「なによぉ、シズ?」

穏乃「わ、私が…その」

憧「ん?」

穏乃「私が憧にお見合いなんかして欲しくないんだよ!」

憧「し、シズっ//」

穏乃「…って思った、ごめん」

憧「そ、それはなんでか教えてくれる…?」

穏乃「…いや、それはわかんないけど…でも、嫌なんだよ!」

憧「もう、…そんな子どもみたいな理屈で…」ハァ

ところでキャプテンはなんでいるんですかね

憧「でも、まあ、シズありがと。シズにそう言ってもらえて嬉しい」

穏乃「じゃ、じゃあお見合いしない?」

憧「ん~…まあ、会うだけ会おうかな」

穏乃「そ、そか…」

憧「そんな顔しないでよシズ…」

穏乃「…ま、まあ優しい人なんだろ?ならいいじゃん!」

憧「そうやって無理にテンション上げなくていいのにぃ」ツンツン

穏乃「う、うるさいなぁもう//」

憧「シズ、ねぇ」

穏乃「ん?」

憧「シズもお見合いに同席する?」

穏乃「は、はぁ?お前何言って…」

憧「いいじゃん、親戚~とか言って隣にいれば?」

穏乃「そ、そんなことできるわけないだろ?」

憧「いけるいける、たぶん」

穏乃「そ、そうかな…無理だと思うんだけど…」

憧「シズなら多分大丈夫だよ?」

穏乃「…憧のその自信はなんだよもう」

憧「あ、じゃあ決まりね!」

穏乃「ほ、ほんとにいいのか?」

憧「いいのいいの!」

憧のお見合い当日
どっかのホテルの料亭


穏乃「ほ、ほんとによかったんですか?」

望「いいのよ、穏乃ちゃんなら全然」

憧母「憧もそのほうが緊張ほぐれていいわよね?」

憧父「穏乃ちゃん、憧をフォローしてやってくれ」

憧「ね?シズ、平気でしょ?」

穏乃「あ、うん…(なんか釈然としないけどまあいいや)」


霞「あ、憧ちゃん久しぶりね、ふふ」

憧「霞ちゃん!ってあれ?その方は…?」

霞「あぁ、この子は>>102ちゃんよ」


(永水じゃなくても、誰でもいいです。ただできればある程度キャラのハッキリする人)

はっちゃん

憧「あぁー!永水の副将の方ですね!」

初美「薄墨初美ですよー」

憧「え、でもどうして?」

霞「私が奈良にお見合いに行くって聞いて
  どうしても一緒に来たいって言うものだから…」

霞「ごめんなさいね、こんな場面に…」

憧「い、いえ!私にも付き添いというか…」

穏乃「ど、ども…憧の親戚です」

穏乃「(ってかほんとにすんごいおっぱい!…くぅ、完敗だぁ…)」

穏乃「(え、てか…高校3年生?ほんとかな?)」

霞「あらまぁ、可愛らしい子ね。うふふ。憧ちゃんも可愛いけれどね」

憧「あ、あはは//」

穏乃「(憧のヤツ照れてる…)」

初美「むむ、なんだか同じ匂いがするのですよー」

穏乃「お、同じ匂いですか?え、な、なんのことだろ?」クンクン

初美「内緒ですよー」


霞側の大人「さて、一応お見合いという体を成すために挨拶からはじめたいと思います。」

憧父「あぁ、そうだな。はじめよう」


憧「(くぅ…霞ちゃんとはすでに打ち解けているものの
   大人がたくさんいて妙に緊張してきた…)」

穏乃「(憧…大丈夫だよ、私がついてる)」テーブルの下で手をつなぐ

憧「(シズ…)」 

霞「石戸霞、17歳、永水女子高校3年です
  よろしくお願いします」

穏乃「(ほ、ほんとに高3なんだ…)」

初美「(この人なんか失礼なこと考えてる気がするですよー)」クスクス

初美「(しっかし、この相手の子はなんか派手ですねー)」

初美「(…霞さんには似合わないですよー)」

憧「あ、えっと、新子憧、16歳、阿知賀女子2年です
  よ、よろしくお願いします…」

穏乃「(憧がキョドってる…よっぽど緊張してるな)」


ちょっと時間が経って・・・


霞側の大人「はっははーそうですなぁ」

憧父「ははは、ええ、そうですそうです」

憧母「ふふ、お二人とも、主役はこの二人でしてよ?」

アコチャー1年じゃなかったっけ
設定が違ったならスマン

憧父「はは、すまんすまん、そうだったな」

霞側の大人「じゃあ、そろそろ若いものに任せますか」

憧母「憧、上手くやるのよ…あ、穏乃ちゃんも一緒に来て?」

穏乃「え!?あ、はい…」

憧「シズ、あの、あとでね」

穏乃「う、うん…憧、頑張って」

霞側の大人「初美、君も一緒に出なさい」

初美「うぅ…」

霞「はっちゃん、行って?」

初美「あ、あとでまた来ますねー」

霞「うふふ、はいはい。あとでね」

>>120
すまん、素で間違えた
アコチャーは1年ってことで!

みんながいなくなって二人きり


憧「か、霞ちゃんあのっ」

霞「あのね、憧ちゃん…ほんとは来たくなかったんでしょ?」

憧「そ、そんなことないよ?」

霞「見てればわかるもの、あの、親戚の子?あれはチームメイトでしょ?」

憧「あぁ…ごめんなさい」

霞「もう、私もチームメイトを連れてきているんだからそれはいいのよ」

憧「そうだったね、そういえば…」

霞「憧ちゃんは大人でいい子だから断れなかったのよね?」

憧「う、ううん。違う、霞ちゃんに会いたかっただけ」

霞「もう、強がらないの」

霞「私だって本意ではないのよ?憧ちゃんもでしょ?」

憧「で、でも!…家こととか考えたら…」

霞「ふふ、そうねぇ。まあ大変なことになるかもしれないわねぇ」

憧「霞ちゃんはこれでいいの?」

霞「まあ、憧ちゃんは可愛いしお嫁さんにはぴったりだし
  悪くはないわね…でも、」

憧「でも?」

霞「でも、憧ちゃんには好きな人がいるものね」

憧「えっ、いや、いないから!」

霞「そうかしら?…あのね、憧ちゃん断りなさい。このお見合い」

憧「えっ?」

霞「それがお互いのためではないかしら?」

憧「でもっ、いいのかな…てか断れるかな?」

霞「こっちはなんとかするから、憧ちゃんは家族を説得すればいいのよ」

憧「どうかな…家族はすごく乗り気なんだ」

霞「そう、困ったわねぇ…でも、それは憧ちゃんの頑張り次第ね」

憧「そうだけど、難しいよ」

霞「ならもう好きな人がいるって言ってしまえばいいのよ」

憧「だ、だから!好きな人とかいないし!」

霞「うふふ、あくまで突っ張るのねぇ」

霞「まあ、とりあえず大人の顔を立てるという意味でお見合い開催はしたのだから
  私たちに進展がなくても問題ないと思うわ…そうでしょ?」

憧「う、うん…じゃあ頑張って説得してみるね」

霞「ええ、そうしたほうがいいわ」

憧「てか、お見合いしてるのに二人で破談の相談なんてあれだね」

霞「そうねぇ、でもいいのよ。お互い納得しているんだから」

憧「そっか、そうだよね」

憧「ねぇ、そういえばなんとなくなんだけど」

霞「なぁに?」

憧「…霞ちゃんって結婚相手っていうよりは」

霞「なにかしら?」

憧「いや、やっぱ言わない」

霞「なによぉ、気になるでしょ?」

憧「…お、お母さんっぽい」ボソッ

部屋から追い出された二人


穏乃「やっぱり二人きりになりますよね」

初美「ですねー」

穏乃「(憧大丈夫かな?心配だなぁ)」ウズウズ

初美「(霞さん大丈夫ですかねー?あの派手な子に
    いいようにやられたりしてないですかねー?心配ですよー)」ウズウズ

穏乃「はぁ」

初美「はぁ」

穏乃「…あ、あの」

初美「なんですかー?」

穏乃「石戸さんってどんな人なんですかね?」

初美「霞さんは大人ですよー落ち着いてるのですよー」

穏乃「ふむふむ」

初美「ちょっとお母さ「はっちゃん!」

霞「二人とも、入りなさい」
初美「き、聞かれてたですかー!?」

部屋に四人

憧「で、…まあ、そうなったわけよ」

穏乃「じゃ、じゃあこのお見合いは破談ってこと?」

憧「お父さんが納得したらね」

穏乃「ほら、やっぱりお父さんにちゃんと言うべきだったんだよ!」

憧「それは今日霞ちゃんに会ったから言えることでしょ!」

穏乃「そ、それはそうだけど!でも!」

憧「はいはい、シズありがとう」

穏乃「う、うん…あの、説得は手伝うからさ」ボソッ

憧「助かる…」


霞「(うふふ、仲良しさんは見ていて癒されるわねぇ)」

霞「(しかし意外と大変そうね、私側の大人を説得するのは…)」

霞「(まあでも、憧ちゃんはもうお嫁さん候補から外したし
   次を考えようかしらねぇ)」

そ、そろそろ眠いかなあ的な感じがしてきた

初美「霞さん、あの子はちょっと派手ですよー」コソコソ

霞「そうかしら?とってもマジメそうないい子よ?」

初美「うぅ」

霞「はっちゃん、言いたいことがあるならはっきり言わないと」」

初美「い、今は言わないですよー」

霞「じゃあ、またあとで聞かせてね?」

初美「か、霞さん次第かもです」

霞「私?そう、何をしたらいいのかしらねぇ」ニコニコ

初美「さ、さぁ…自分で考えてくださーい」

霞「うふふ、もう、素直じゃない子ねぇ」ナデナデ

初美「う、うぅ//」

お見合いから数日後


憧「ふぅ、お父さんもほんと頑固だわー」

穏乃「でも、ちょっと前進だって」

憧「私の幸せを本気で考えてよってやつ?」

穏乃「そうそう、それ言われてお父さんが一瞬黙ったじゃん」

憧「まあ、前進だったらいいけどさー」

穏乃「あのさ、憧…」

憧「んー?」

穏乃「私さ、憧が見合いするっていう話を聞いてから
    実際お見合いしてさ、そこに同席させてもらってさ、」

穏乃「それで…ここ何日かは憧のお父さんを説得したりしてるでしょ?」

憧「うん…」

穏乃「でね、だから、いや、それで、」

憧「シズ、ちょっと落ち着いて」

穏乃「う、うん…ごめん」

憧「いいよ、言って」

穏乃「…うん、でね、思ったことがあって」

穏乃「いや、多分ずっと思ってたんだよ」

穏乃「でも、それが自分の中でよくわかってなかったんだ」

憧「うぅ…ちょっと待って」

穏乃「な、なんだよ?いいとこじゃん」

憧「それ、あたしが言いたいんだけど」

穏乃「だ、だめだよ。私が言うから憧は聞いてて」

憧「はいはい、わかったよ(霞ちゃん、私、素直になるよ…)」



穏乃「憧…私は、憧が好きだよ!」



憧「シズ…」

穏乃「今思えば憧のお見合いとか超嫌だった!
   なんで嫌なんだろ?って考えたら…」

穏乃「た、確かに石戸さんって人いい人だったけど!」

穏乃「憧があの人と付き合うとか結婚とかそんなの!
   そんなの絶対嫌だよ!ダメなんだよ!」

穏乃「…憧、…憧が大好き」

憧「う、うぅっ」グス」

憧「う、嬉しいよぉシズぅ」抱きつく

穏乃「わ、わぁっ」抱きしめる

憧「あたしもシズが好き…ずっとそう言って欲しかった
  好きだから、お見合いなんかするなって言って欲しかったのっ!」

穏乃「ご、ごめん…私が鈍くて…」

憧「好きな人がいるから縁談は断りたいって、
  霞ちゃんがそう言えばいいのにって言ってたんだ」

憧「そんなの…シズはそんな気がないのにそんなことできないって
  そう思って…お父さんにはほんとのことは何も言えてなかった」

穏乃「…じゃあ、そのことを憧のお父さんに話そうよ」

憧「うん、シズ…そばにいてくれるよね?」

穏乃「当たり前じゃん!憧のためならなんでもする!」

憧「じゃあ、もう一度お父さんに言いに行こう?」

穏乃「うん!」手をつなぐ

憧「し、シズ//恥ずかしいよ//」

穏乃「そだね…今までもつないでたのにね…//」

憧「お父さん怒るかな…?」

穏乃「一緒に怒られるから大丈夫だよ、憧」

憧「シズ…あんたどこまでも優しいのね」

穏乃「憧にだけだよ、ほんと」

憧「ば、ばかシズ//」

穏乃「照れて言っても可愛いだけだよ?」

憧「う、うるさいなぁもう//」

穏乃「…ねぇ、憧?」

憧「ん?」

穏乃「お父さんに怒られに行く前にさ…」

憧「もったいぶらないでよー」

穏乃「うー…んー…」


チュッ


憧「あ、あわわ…へ?え?///」

憧「も、もう急にしないでよ!」

穏乃「ご、ごめん…つい」

憧「…はじめてのキスだったのに」

穏乃「私もだよ?」

憧「もう!もっとこう、…ロマンチックなのがよかったの!」

穏乃「私たちにそんなん似合わないってー」

憧「そ、それはその…そうかもしれないけど…」

穏乃「…憧、もうお見合いなんかしちゃだめだよ?」

憧「う、うん…絶対しない」

穏乃「てか、必要ないよ」

憧「ん?」

穏乃「…だ、だってその、憧は…ずっと私と一緒なんだからさ//」

憧「シズ…だ、だからそういうのはもっとロマンチックに!」

穏乃「ご、ごめ~ん!!






カン

1 寝る
2 霞さんとはっちゃんを書く

>>180

2 できる限りで

お見合いから数日後


初美「大人の都合はどうなったですかー?」

霞「うふふ、もう万事解決よ」

初美「さすがですねー」

霞「憧ちゃんは可愛くていい子だったから惜しいと言えば惜しいけどね」

初美「うぅ、派手っぽくて私は苦手ですよー」

霞「もうまたそんなこと言って」

初美「そもそもなんでお見合いなんかになったですかー?」

霞「憧ちゃんのお父様がどうとか聞いたけれど
  詳しいことはわからないわ」

初美「そうですかー」

霞「小さい頃に会った憧ちゃんはそれはそれは可愛い子だったわ
  将来お見合いする相手なんて思ってもみなかったけどねぇ」

初美「(…さっきから可愛い可愛いって…ちょっと面白くないですよー)」

初美「そんなに可愛いですか?」

霞「可愛いわよ、だって年下だもの」

初美「お、同い年だったら可愛くないですか?」

霞「あら、そんなことないわ。はっちゃんは可愛いもの」ナデナデ

初美「か、可愛いの意味が違う気がするですよー//」

霞「ところではっちゃん、お見合いのときに言っていたことは
  いったいどうなったかしら?」

初美「へっ?なにかあったですかー?」

霞「もう忘れないで、何か私に言いたいことあったでしょう?」

初美「さ、さぁ?」

霞「今はいえないって言っていたからそろそろ言ってくれるかなって待ってるのに」

初美「さ、さぁなんのことやら」アセアセ

霞「…ほら、言いなさい」

初美「うぅ」

霞「怒らないから、ね?」

初美「…やっぱりお母さ

霞「はっちゃん、早く言いなさい…で、誰がお母さんですって?」

初美「な、何も言ってないですよー」

霞「…もう、素直にならない子ねぇ」

初美「霞さん、あの、…」

霞「なぁに?」

初美「…お見合いとかもうしないでくださいって言おうと思ってたですよー…」

霞「それはどうしてかしら?」

初美「な、なんだかこう胸がざわざわっとして落ち着かないからです…」

霞「私がお見合いするって聞いてそう感じたの?」

初美「うぅ、そうですよー…//」

霞「うふふ、なんて嬉しいことを言ってくれるのかしらねぇ」ナデナデ

初美「こ、子ども扱いは止めて欲しい…かな、なんて//」

霞「そうね、ごめんなさい…それで、ざわざわっとした理由はわかった?」

初美「うーん…たぶん」

霞「じゃあ、それを教えてくれる?」

初美「…面白くなかったんですよー…霞さんのお見合いなんて。
   だから絶対付いて行ってやろうって思ったです」

霞「うん」

初美「…で、そ、その…(うぅ、覚悟決めなきゃいけないですね…)」

初美「…自分がちょっとよくわからない感じなんですけど」

霞「そうね、そういう漠然とした気持ちを言い表すのも
  受け入れるのもなかなか難しいものよね」

霞「でもね、一度口に出してみると『あぁ、そういうだったんだ』なんて
  自分の気持ちを確かめることも出来るのよ。さあ、言ってみて」

初美「あー…ほんとに怒らないですかー?」

霞「あのねはっちゃん、しつこいわよ?」

初美「う、うぅ」

霞「ほら」


初美「え、っと…その、お母さんが再婚して寂しいみたいな気持ちになったですよー」

霞「」



おしまい

どうしてもオチをつけたくなるのが関西人の悪いクセっすわ
いや、なんていうか、ごめんw
てか鬼畜代行された割にはちゃんと書いただろ?だから許してください
支援や感想ありがとです、シズアコは初めて書いたけど楽しかったです

じゃあまたどこかの鬼畜代行スレでお会いしましょう、おやすみー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月12日 (土) 12:40:28   ID: zkz6HSI0

咲が怜とお見合いしたSSのくそパクリ乙

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