咲「憧、お金ちょうだい」憧「はい、咲さん」(120)

途中までは書き溜めてるけど、そこから先はおそくなるかもしれない

前回の続きだけど読んでなくても、たぶん大丈夫


~阿知賀女子 麻雀部~

穏乃「私、麻雀やめる」

宥「ふうん。でも麻雀部には来るんでしょ?」

穏乃「え……? なんで?」

憧「当たり前じゃん。誰が私たちのパンとかジュース買ってくるっての? あんたの役目でしょ」

穏乃「もう……許してよ……」


灼「インハイ準決勝で自分がやったこと覚えてないの? あんなの許せるわけないじゃん」

玄「そうだよ。私とおねえちゃんはちょっとだけ点棒取られちゃったけど、憧ちゃんと灼ちゃんが必至で取り返してくれたんだよ? それをシズちゃんは……」

憧「ちょっと点棒あるからって満貫狙いでもいいところを倍満狙いに行っちゃってさ」

穏乃「ごめんって……」

玄「それで見え見えの緑一色に振り込んで――」

穏乃「私からは安全牌に見えたんだよ!」

レジェンド「言い訳するんじゃねえ!」ボコッ

穏乃「――っ! ……か、顔はやめてよ……お母さんになんて言われるか……」

レジェンド「うっせぇ、ボケ。せっかく私の顔を三尋木プロに覚えてもらえるところだったのに……!」

宥「みんな、そのくらいでいいんじゃない? それより、昨日までのこと、話してもらえるよね?」

灼「そうそう。あんた、どこに行ってたの。部活サボって」

穏乃「……長野」

憧「……あ?」

玄「……なに? なんだって?」

穏乃「長野の清澄高校……」

憧「あんたまさか……和に会いに行ったんじゃ……」

穏乃「……」コクン

憧「信じらんない!」ボコッ

穏乃「――っ! ……だから、顔はやめてよ……。痛いよ……」

憧「どの面下げて行ったのよ!」

灼「それで、何があったの」

穏乃「宮永咲と闘ってきた」

玄「負けたの……?」

穏乃「……」コクン

憧「――ちっ!」ボコッ

穏乃「あぅっ!」

憧「足崩すな! 正座してろ!」

穏乃「ごめん……」

灼「ほかの面子は」

穏乃「私と宮永咲だけ」

憧「で、何点差で負けたのよ?」

穏乃「……24000」

玄「……? それならまだ健闘してるほうじゃ……。跳直か満貫二回分でしょ?」

穏乃「それ、競技ルールなんだ……」

一同「――!?」



レジェンド「あんた……競技ルールで24000も取られたのかよ……」

穏乃「……」コクン

レジェンド・憧「――このアホ!」ボコッ

穏乃「痛いっ! ご、ごめんってばぁ……ぐすっ……」

レジェンド「私の顔にさらに泥を塗る気かよ、お前」

憧「あんた、とんでもないくらいに弱いわね。あんたとなんかインハイ出るんじゃなかった」

穏乃「うぅ……くすん……」

宥「まあまあ。穏乃ちゃんが弱いことはみんな前から知ってたことじゃない。で、和ちゃんとは会えたの?」

穏乃「会えたには会えた……でも……」

灼「でも?」

穏乃「宮永咲にゾッコンだった」

玄「そりゃそうだよ。宮永さんは清澄高校を全国一位に導いた人。それにあの宮永照の個人戦優勝三連覇を阻止して一位になった人だよ?」

憧「あんたみたいな弱小よりも宮永咲と遊んでるほうが楽しいに決まってんじゃん」

穏乃「……」

憧「それで麻雀やめるって言い出したのか……」

穏乃「……」コクン

憧「ま、勝手にすればいいけどさ」

わーたしーもしたいよー(ココロは正直……)♪

憧「あ、メールだ」

憧(今日の五時にいつものラブホテルで……か。三万ならいいですよーっと)

わーたしーもしたいよー(ココロは正直……)♪

憧(おっし。またバッグ買ってもらえるかなー)

憧「あ、私用事出来たんでー、これにてー。――その猿、みんなで痛めつけといてねー。んじゃっ」タタッ

レジェンド「また円光か。あいつも懲りねー奴だな。いっちょ絞めっか」

灼「いいじゃん別に。ほっときなよ」

レジェンド「そうだな。今はこっちだ!」ボコッ

穏乃「――んぐはっ!」

レジェンド「おい、みんなも一発ずつ殴っとけ。こいつ、殴ってもわからん奴だから、蹴ってもいいぞ」

穏乃「うぅ……ひぐっ……くすん……」

憧「ふぅ……バッグも買ってもらったし、お金ももらったし。はやくかーえろっと」

咲「あ、いたいた。ねえねえ」

憧「? ――あっ! この人は――!」

咲「あなた、パコちゃんだよね?」

憧「憧ちゃんですっ! あなたは……清澄の……」

咲「私のこと知ってくれてるんだー。嬉しー」

憧「そ、そりゃあ……全国一位ですから……」

咲「ところでさ、あの人……誰?」

憧「あの人?」

咲「さっき憧ちゃんにバッグ渡してた女の人」

憧「それは……」

咲「もしかして憧ちゃん、円光してるの?」

憧「そ、そんなことしてません!」

咲「ふうん……? でもさ、憧ちゃんのお股からおつゆが垂れてるよ」

憧「えっ!?」

あ、>>14>>15の間は若干時間が経ってます。~~~を入れるのを忘れてました
咲「ウソウソwwwシャワー浴びてきたんでしょ? 垂れるわけないじゃん」

憧(くそっ、嵌められた……)

憧「なんか用ですか」

咲「うん。私、阿知賀女子に行きたいんだけど迷っちゃってさ。道、教えてくれないかな?」

憧「自分で調べて行けばいいじゃないですか」

咲「……はい?」

憧「だから、自分で調べて――」

咲「警察に円光してること言ってやろうか?」

憧「うっ……」

咲「この辺のラブホテルの監視カメラを調べてもらえば、すぐに補導されるよ?」

憧「……分かった、分かりました! そこの駅で阿知賀行の電車に乗ってそのあと阿知賀女子前行のバスに乗ればすぐです!」

咲「連れて行ってよ」

憧「はぁ?」

咲「私すぐに迷子になっちゃうの。かわいいでしょ?」

憧「意味わかんない……」

咲「連れて行ってくれるよね?」

憧「……ああもう! 行けばいいんでしょ!」

咲「うん!」ニパー

憧(なんなのよ、この人……)

憧(でも……なんだろう……この気持ち……)

憧(この人に見つめられると……なんだかゾクゾクしちゃう)

~バスの中~

憧「み、宮永さんはどうして阿知賀に?」

咲「咲さんでいいよ」

憧(それもどうなの……)

憧「……咲さんはどうして阿知賀に?」

咲「そこにダサいジャージの娘がいるでしょ? その娘さ、私の奴隷なのに勝手に帰っちゃったの。だから連れ戻しに」

憧(シズか……。咲さんの奴隷だったんだ……)

憧「シズと打ったんですってね」

咲「うん。手加減したのに全然気づいてもらえなかったよ」

憧(競技ルール24000点差で手加減!? いくら相手がシズでもそれはないでしょ……)

咲「ま、そのあと楽しかったからいいけど」

憧(その後? なにがあったんだ?)

~阿知賀~

憧「ここです。麻雀部は三階のど真ん中にあります。では」

咲「連れてってよ」

憧「また!? もう迷子になんてならないでしょ!」

咲「早く」

憧「くっ……」ゾクゾク

憧(咲さんの目が鋭くなった……。身体の奥がどんどん火照ってくる!)

憧「……こっちよ」

咲「ありがとう」ニパー

~麻雀部~

憧「」ガラッ

シーン……

憧「もう誰もいないや」

咲「そっかー。残念」

憧「もういいでしょ? じゃ、私帰るから」

咲「……ねえ、パコちゃん」

憧「憧ちゃんです!」

咲「憧ちゃん、麻雀しよ?」

憧「え?」

咲「憧ちゃんと麻雀打ってみたいなー」

憧(私と麻雀を打ってみたいだって? なんだ? 何が目的だ?)

憧(まさか穏乃と同じように、私からも麻雀を奪う気? ハルエがそうなったように……)

憧(いや、でもそんなことして咲さんになんのメリットがある?)

憧(考えすぎか。咲さんは純粋に麻雀を打ちたいんだよね……?)

憧「半荘だけですよ」

咲「うん! それで充分!」ニパー

憧(ふふ……子供みたい。なんかかわいく見えてきちゃったぞ)

憧(……。あれ? 充分? 何が充分なんだ?)

~半荘終了~

憧「に、二千点差で負け……」

憧(インハイ王者に二千点差……。これ、結構すごいんじゃないの!?)

憧(まさか私、また強くなってる?)

憧(もしかしたら、次は勝てちゃうかも……!)

憧「咲さん! も、もう一回お願いします!」

咲「うん、いいよ」ニパー



~半荘終了~

憧「今度は4100差で負け……」

憧「も、もう一回! 次は勝つから!」

咲「うん、いいよ。……ふふふ」

~半荘終了~

憧「12000差……。どんどん広がっていく……。今度こそ!」


~半荘終了~

憧「とうとうトビになっちゃった……」レイプ目

咲「」ニタァ

咲(計画通り……!)

咲「もう外暗くなっちゃったね」

憧「え……? あ、ホントだ……。そろそろ帰らなきゃ……。咲さん、ありがとう」

咲「私、泊まるところないや。だから憧ちゃんの家に泊まらせてもらうね」

憧「は?」

咲「だから憧ちゃんの家に行くって言ってるの」

憧「いや、私の部屋狭いから」

咲「でも憧ちゃんは住んでるんでしょ?」

憧「私一人でいっぱいだし」

咲「じゃあ充分じゃん。私と憧ちゃんの体格は同じくらいだもんね」

憧「なにそれ……どういう意味……?」

咲「言った通りの意味だよ。憧ちゃんが寝られるなら私も寝られるよねって」

憧「私の寝る場所は?」

咲「そんなの知らないよ。負けたんだから大人しく言うこときいてよ」

憧「やだよ。なんでたかが麻雀で負けたくらいで言うこと聞かなきゃいけないのよ」

咲「――っ!」

咲「……たかが麻雀?」ゴッ

憧「ひっ!」ゾクゾク

憧(急に咲さんの周りの空気が変わった!?)

憧(なに……この圧迫感……!)

憧(身体中がビリビリってなってる……っ!)

憧(怖い……!)

憧「なにそれ……どういう意味……?」

咲「言った通りの意味だよ。憧ちゃんが寝られるなら私も寝られるよねって」

憧「私の寝る場所は?」

咲「そんなの知らないよ。負けたんだから大人しく言うこときいてよ」

憧「やだよ。なんでたかが麻雀で負けたくらいで言うこと聞かなきゃいけないのよ」

咲「――っ!」

咲「……たかが麻雀?」ゴッ

憧「ひっ!」ゾクゾク

憧(急に咲さんの周りの空気が変わった!?)

憧(なに……この圧迫感……!)

憧(身体中がビリビリってなってる……っ!)

憧(怖い……!)

~半荘終了~

憧「12000差……。どんどん広がっていく……。今度こそ!」


~半荘終了~

憧「とうとうトビになっちゃった……」レイプ目

咲「」ニタァ

咲(計画通り……!)

咲「もう外暗くなっちゃったね」

憧「え……? あ、ホントだ……。そろそろ帰らなきゃ……。咲さん、ありがとう」

咲「私、泊まるところないや。だから憧ちゃんの家に泊まらせてもらうね」

憧「は?」

咲「だから憧ちゃんの家に行くって言ってるの」

憧「いや、私の部屋狭いから」

咲「でも憧ちゃんは住んでるんでしょ?」

憧「私一人でいっぱいだし」

咲「じゃあ充分じゃん。私と憧ちゃんの体格は同じくらいだもんね」

~半荘終了~

憧「に、二千点差で負け……」

憧(インハイ王者に二千点差……。これ、結構すごいんじゃないの!?)

憧(まさか私、また強くなってる?)

憧(もしかしたら、次は勝てちゃうかも……!)

憧「咲さん! も、もう一回お願いします!」

咲「うん、いいよ」ニパー



~半荘終了~

憧「今度は4100差で負け……」

憧「も、もう一回! 次は勝つから!」

咲「うん、いいよ。……ふふふ」

咲「私はね、幼いころから麻雀一筋でやってきたの」

咲「国士無双を連発するお姉ちゃん……」

咲「毎日大四喜を三回以上あがるお母さん……」

咲「そして毎局四順以内に聴牌するお父さんの三人を相手にプラマイゼロにしてきた……」

憧(ウソでしょ……? 咲さんの家族おかしいでしょ!)

憧(いや、家族なんてものじゃない……これはもう……魔族だ……!)

咲「でも楽しかった。あの日までは……)

憧「あの日?」

咲「お母さんがおねえちゃんを連れて家を出ていった日……」

咲「私は二人に疎まれてた……」

憧「……? どうして……?」

咲「二人は私とお父さんとは違って役満タイプ」

憧(ポケモンの電気タイプみたいに言うな)

咲「だから若干私よりも手が遅くなる。お父さんと比べたらなおさら」

~半荘終了~

憧「12000差……。どんどん広がっていく……。今度こそ!」


~半荘終了~

憧「とうとうトビになっちゃった……」レイプ目

咲「」ニタァ

咲(計画通り……!)

咲「もう外暗くなっちゃったね」

憧「え……? あ、ホントだ……。そろそろ帰らなきゃ……。咲さん、ありがとう」

咲「私、泊まるところないや。だから憧ちゃんの家に泊まらせてもらうね」

憧「は?」

咲「だから憧ちゃんの家に行くって言ってるの」

憧「いや、私の部屋狭いから」

咲「でも憧ちゃんは住んでるんでしょ?」

憧「私一人でいっぱいだし」

咲「じゃあ充分じゃん。私と憧ちゃんの体格は同じくらいだもんね」

咲さんマジ魔王

途中までは書き溜めてるけど、そこから先はおそくなるかもしれない

前回の続きだけど読んでなくても、たぶん大丈夫


~阿知賀女子 麻雀部~

穏乃「私、麻雀やめる」

宥「ふうん。でも麻雀部には来るんでしょ?」

穏乃「え……? なんで?」

憧「当たり前じゃん。誰が私たちのパンとかジュース買ってくるっての? あんたの役目でしょ」

穏乃「もう……許してよ……」

もうイザナミ関係なくSS荒らしてるだけだろ


灼「インハイ準決勝で自分がやったこと覚えてないの? あんなの許せるわけないじゃん」

玄「そうだよ。私とおねえちゃんはちょっとだけ点棒取られちゃったけど、憧ちゃんと灼ちゃんが必至で取り返してくれたんだよ? それをシズちゃんは……」

憧「ちょっと点棒あるからって満貫狙いでもいいところを倍満狙いに行っちゃってさ」

穏乃「ごめんって……」

玄「それで見え見えの緑一色に振り込んで――」

穏乃「私からは安全牌に見えたんだよ!」

レジェンド「言い訳するんじゃねえ!」ボコッ

穏乃「――っ! ……か、顔はやめてよ……お母さんになんて言われるか……」

レジェンド「うっせぇ、ボケ。せっかく私の顔を三尋木プロに覚えてもらえるところだったのに……!」

宥「みんな、そのくらいでいいんじゃない? それより、昨日までのこと、話してもらえるよね?」

灼「そうそう。あんた、どこに行ってたの。部活サボって」

穏乃「……長野」

ここは京ちゃんの出番やな

もうイザナミ関係なくSS荒らしてるだけだろ

調教するまでもなく調教済みの憧

途中までは書き溜めてるけど、そこから先はおそくなるかもしれない

前回の続きだけど読んでなくても、たぶん大丈夫


~阿知賀女子 麻雀部~

穏乃「私、麻雀やめる」

宥「ふうん。でも麻雀部には来るんでしょ?」

穏乃「え……? なんで?」

憧「当たり前じゃん。誰が私たちのパンとかジュース買ってくるっての? あんたの役目でしょ」

穏乃「もう……許してよ……」

イザナミだ

咲「お父さんは手役タイプじゃないから聴牌速度は早くても点数は低め」

咲「でも私は違う。ここぞというときは清一色を複合させるときもある」

咲「役満を聴牌してるのに清一色嶺上開花をなんどもあがられたら、そりゃ頭にくるよね……」

憧「そんなことで出ていったの……?」

咲「しょうがないよ。――だってその時の私、六歳だもん」ニタァ

憧「――っ!?」


~咲 六歳のころ~

照(母さんはまだイーシャンテンくらいか。お父さんのリーチは悪形。咲の捨牌が奇妙だが……)

照(いや、何を迷う必要がある? これで国士無双十三面待ち聴牌だ!)

照「」トン

咲「あ、それ」

照「チッ!」

照(くそっ、張ってやがったか……)



なになになんか荒れてきた……こんなの初めて(ビクンビクン)


灼「インハイ準決勝で自分がやったこと覚えてないの? あんなの許せるわけないじゃん」

玄「そうだよ。私とおねえちゃんはちょっとだけ点棒取られちゃったけど、憧ちゃんと灼ちゃんが必至で取り返してくれたんだよ? それをシズちゃんは……」

憧「ちょっと点棒あるからって満貫狙いでもいいところを倍満狙いに行っちゃってさ」

穏乃「ごめんって……」

玄「それで見え見えの緑一色に振り込んで――」

穏乃「私からは安全牌に見えたんだよ!」

レジェンド「言い訳するんじゃねえ!」ボコッ

穏乃「――っ! ……か、顔はやめてよ……お母さんになんて言われるか……」

レジェンド「うっせぇ、ボケ。せっかく私の顔を三尋木プロに覚えてもらえるところだったのに……!」

宥「みんな、そのくらいでいいんじゃない? それより、昨日までのこと、話してもらえるよね?」

灼「そうそう。あんた、どこに行ってたの。部活サボって」

穏乃「……長野」

咲「ねえねえwww ロンしていい? ロンしていい? ねえねえwww」

照(うぜえ……)

照「したいならしろ」

咲「えーどうしよっかなぁーwwwwww」

照「しないんなら黙ってろ。お母さん、早くツモって」

咲「じゃあ、ローンwwwwwwwwwwwwww」

照(こいつ……!)

咲「清一対々ドラ3、24000wwwwwwwww」

咲「ごめんねwwwおねえちゃんwwwなんか索子がいっぱい来たのwww」

照「」ムカムカ

~~~~~~

憧(六歳でそんなに強かったの!? 信じらんない……!)

咲「加えて手加減して毎回プラマイゼロにしてたことまでばれた」

咲「そんなトラウマがあっても、私には麻雀しかないの」

咲「だから私の前で麻雀を馬鹿にしないで」

憧「ご、ごめんなさい……」

咲「あっ! ごめんね、熱く語りすぎちゃった」

憧「ううん、こっちこそたかが麻雀とかいって悪かった……」

咲(ふふふ……)

咲「というわけで、泊めてね。私、こんな嫌な気分で帰りたくないよ……。もっとさ、憧ちゃんのいいところ見せてよ」

憧「……分かりました」

咲(ちょろい)

~憧の家~

憧「ただいまー。ってお母さんたちいないや」

憧「あ、置手紙がある。なになに……、今日は出かけるから、勝手に夕飯食べといてねー。……またか」

咲「ふうん。憧ちゃん一人なんだ」

憧「うん、まあいつものことだけど」

咲「机の上に五百円玉が一枚あるね」

憧「私の夕飯のお金だろうね」

咲「そっか。じゃあ私は憧ちゃんにおごってもらおうかな」

憧「はぁ!? なんで私が払うの!?」

咲「だって私お腹すいたもん。お金ないもん。憧ちゃんにおごってもらえなかったら空腹で死んじゃうもん」

憧「死んじゃうもんって言われても……。なんでそんな無計画で奈良に来るかなー……」

咲「おごってくれないのぉ?」ウルウル

憧「うっ……、そ、そんな目されたら……。分かったわよ! 何が食べたい?」

咲「ハンバーグ!」

憧「ハンバーグね」

咲「エビフライー!」

憧「ハンバーグでしょ」

咲「ハンバーグとエビフライとチャーハン!」

憧「子供か! ハンバーグメインのファミレスがあるから、そこでいいよね」

咲「えぇー」

憧「もう! 文句言わないで」

咲「憧ちゃんいっぱい稼いでるのに? 円光でいっぱい稼いでるのに?」

憧「い、いいじゃない、私のお金なんだから! それにおごらないとは言ってないでしょ! それで我慢して!」

咲「はーい」プンスカ

憧(ほっぺふくらましてる……。チョーかわいい……)

咲(こいつちょろいわ)ニヤリ

咲「あー、美味しかった!」

憧(結局一番高いの頼みやがった……。しかもハンバーグじゃなくてロースステーキだったし……)

咲「おなか一杯になったらお風呂入りたくなってきちゃったなー」

憧「姫かよっ。……まぁいいわ。私もちょうど入りたかったし」

咲「ホント!? じゃあ二人で入ろ?」

憧「ふ、二人で!?」

咲「うん。いや?」

憧「い、いやじゃないけど……」

咲「いつも円光の相手と入ってるんでしょ?」

憧「入ってませんっ! 別々にシャワーして……って何言わせるんですかっ!」

憧「うちのお風呂は狭いから二人一緒になんて無理です。だから一人で入ってください。先に入ってもいいですから」

咲「えー、奈良で一番の円光ムスメの体を見たかったのにー」

憧「そんな噂ないですから。勝手に作らないで」

咲(意外にガード堅いな。ま、夜が本番かな)

咲「じゃあお先に失礼ー」
憧(うっ、ちょっとだけ咲さんの裸を見たかったような……。一緒に入っとけばよかったかな……)

~夜~

咲「憧ちゃんのパジャマかわいー。どこで買ったの?」

憧「これは××ってブランドでネットで買ったんですよ。これ結構お気に入りなんですよぉ」ヘヘッ

咲「へーそうなんだー」

憧「はい。……って咲さん、なんでハサミなんて持ってるんです?」

咲「あぁこれ? これはね……」

咲「――こうするためだよ」

憧「きゃあ! な、なに私のパジャマ切ってるんですか! お気に入りだって言ったばかりなのに!」

咲「だって邪魔だもん」

憧「なんの!?」

咲「ふふふ……。さ、二人でいいことしよ……?」

憧「え……? ひゃぅんっ!」

咲「やっぱり普段からエッチなこといっぱいしてるだけあって敏感なんだね。もう乳首勃ってるよ」

憧「そ、そんなことは……」ゾクゾク

憧(なにこのテクニック! 今までの人と全然違う!)

咲(やっぱりこういう娘は無理やりが一番だよね)

咲「そんなこといって、結構息が荒くなってるよ?」

憧「はぁ……ひぅっ! うぁ……やぁん……」

咲「ほら、甘い声がいっぱい……。もう下も湿ってきてるね」

憧「そ、それは汗で……」

咲「憧ちゃんはこんなぬるぬるした汗をかくの? それはちょっと検査が必要だね」

憧「必要ない必要ない! ごめんなさい! ウソつきました!」

咲「やっぱりね。でもウソをつく悪い子にはお仕置きしないといけないよね……」

憧「どっちにしろ触るんじゃん!」

咲「違うよ。憧ちゃんが悪いからイケナイんだよ?」

憧「あぁもう! 好きにして!」

咲「ふふふ……。じゃあそうさせてもらうね」クチュクチュ

憧「ふぁ……きゅぅううん! やだ、なにこれなにこれ! 割れ目をこすりながらびらびらを吸ってるぅ!」

咲「……なんで実況してるの?」

憧「……サービス?」

咲「ふうん、まあいいけど」クチュクチュ

憧「きゅぅううん! そこ痺れちゃうぅ! 咲さん、もっといじって! おまんこいじって!」

咲「うん。ふふふ……。夜は長いからね……。もっと私といいことしようね……」

~~~~~~

今回はエロ少なめです


同日夕方、阿知賀女子からの帰り道~玄、宥――和 編

玄「あーあ、しずちゃんも殴りがいがなくなってきちゃったなぁ~」

宥「そうだねぇ、最近はすぐに泣くようになったし」

玄「うん、前みたいに抵抗してくれたらもうちょっと面白いんだけどねぇ~」

宥「そうだねぇ。……あら? あの人って玄ちゃんのお友達じゃなかった?」

玄「ん? どれどれ? あ! あのおもちは!」

和「お久しぶりです、玄」

玄「和ちゃん!」

宥「のどか……? あっ、確か清澄の……」

和「はい。そうです」

玄「お久しぶりだね! ……えと……それ、なに?」

和「? それ、とは?」

玄「その首についてるやつ」

和「ああ、これは首輪ですよ。私と宮永さんの愛のしるしです」

玄「だからそれを着けてる理由を聞いてるんだけど……」

和「玄も着けてみますか? すごく気持ちよくなれますよ。宥さんにはこっちの温感首輪を持ってきました」

宥「わぁー、あったかそうだよ、玄ちゃん」

玄「騙されるのはやっ!」

宥「これ、すごくあったかいよ、玄ちゃん」

玄「着けるのもはやっ!」

和「玄も早く着けてみてください。きっと似合いますよ」

玄「え~……、似合うかなあ……?」

宥「玄ちゃん、私も似合うと思うな」

玄「お姉ちゃんはあったかかったらなんでもいいんでしょっ!」

和「玄、ほら」カチャッ

玄「うわあぁ! 勝手に着けないでよ!」

和「ほら、やっぱり似合うじゃないですか」

玄「そ、そうかなぁ……」

宥「それにあったかいから気持ちいいよ?」

玄「あったかいのはおねえちゃんのだけだよ。……あ、あれ?」

宥「玄ちゃん? どうしたの?」

玄「な、なんか身体が……」ビクビク

宥「あ、私も……」ビクビク

和「あ、その首輪、性感帯刺激作用があるんです。気持ちいいでしょう?」

玄「せ、性感帯……!?」

宥「あぁ~だから気持ちいいんだぁ~」

玄「おねえちゃん! そんな感心してる場合じゃないから! きゃっ、あん……」

宥「これすごぉーい! オナニーしてるときよりいっぱい感じるね」

玄「お、お姉ちゃん……そんなはしたないことしてるの!?」

和「玄、オナニーははしたなくありませんよ。とても素晴らしいものです」

玄「の、和ちゃんまで……あ……あぁ……と、とめてぇ……」
和「最初は刺激がきついかもしれませんが、だんだん慣れてきますから安心してください」

玄「な、慣れないよこれは! お、お股がムズムズするぅ~」

宥「これすごくあったかぁ~い」

玄「身体が火照ってるだけだから!」

和「玄も素直に感じたほうがいいですよ。……そうだ、二人にはもっと強い刺激がいいかもしれませんね」カチャッ

玄「へっ!? これは……バイブ! ひゃっ! ダメぇ! お股が……ひゃぅんっ……お股がびくびくするっ!」

宥「ごれすごずぎるのぉ! 私、道の真ん中でおもらししちゃうぅううううう!」プシャー

和「宥さん、すごくきれいですよ。さ、玄も我慢しないで」

玄「そ、そんなの私には……きゃうんっ!」ガクガク

玄(あ、もうダメ……意識が……飛んで……もう漏らしちゃうぅ……!)

玄「」プシャー

和「ほぅら、玄もすごく素敵になりましたよ……」

玄(あぁ、もうどうにでもなれ……)

~翌日朝 憧の家~

咲「憧、お金ちょうだい」

憧「はい、咲さん」ピラッ

咲「二万円? 少ないよ。もっとちょうだい」

憧「はい」ピラッ

咲「うん、これだけあれば長野に帰れるし、お土産も買えるかな」

憧「咲さんもう帰っちゃうの?」

咲「憧がいてほしいっていうんならいてあげるけど」

憧「いて! 私、咲さんがいないと生きていけない!」

咲「でも私、長野にも東京にもセフレがいるから。憧だけのものにはならないよ?」

憧「じゃあ私は都合のいい女でいいから! 咲さんが来たいときに来て、私を犯して!」

咲「そうだね、そうする。じゃあ憧は私のためにまた円光で稼いどいてね」

憧「もちろん! 咲さんのためならいくらだって頑張っちゃうんだから!」

咲「ふふふ……憧、愛してる……」

憧「私も……」

咲「じゃあ今日は二人で散歩に行こうか」

憧「うん! この首輪を着ければいいんだよね?」

咲「そうそう」ニヤリ


~~~
憧「咲さん、どこまで行くの?」

咲「阿知賀女子だよ」

憧「私の高校? どうして?」

咲「そこで待ち合わせしてるの」

~~~

和「玄、宥さん、そろそろ参りましょうか」

玄「うん、和ちゃん」

宥「行くよぉ! 和ちゃんのためならどこへでも着いて行くよぉ!」

~~~

憧「もしかして……麻雀部に行くの?」

咲「そう。そろそろ部活の時間でしょ?」

憧「うーん、シズとハルエは来てるだろうけど……」

~麻雀部~

レジェンド「おい穏乃。さっさと牌磨けよ」

穏乃「……はい」

レジェンド「ったく、言われねーと出来ねーのかよ、カス」

穏乃「……」

レジェンド「ふぅ……しかしみんな遅いな……。うん?」

レジェンド「――!?」

レジェンド(なに、この寒気!? まるで全国大会の会場で宮永咲とすれ違ったときみたいだ!)

レジェンド(まさか、この学校に来てるのか!? 宮永咲と同じかそれ以上の能力者が!)

レジェンド(くっ……、そんな奴と一緒にいたら私は精神的にやられてしまう……!)

レジェンド(ここはひとまず……)

レジェンド「お、おい穏乃! 私は今日はもう帰るからっ、あと頼むぞ!」スタコラ

穏乃「……? どうしたんだろう……」

~~~

ガラッ
憧「あれ、シズだけなんだ」

穏乃「あ、憧……。と、――宮永咲!?」

咲「あ、いたいた。探したよー。勝手にどこかへ行かないでよ」

穏乃「な、なんで……? ――っ! その首輪は!?」

憧「咲さんが私にプレゼントしてくれたんだー! 似合うでしょ!?」

穏乃「憧……お前もしかして……!」

憧「そうでーす、咲さんのセフレになったのです」

咲「さぁ穏乃もこれを着けて」カチャッ

穏乃「はっ!? いつの間に近づいて――!?」

憧「おっ、シズも似合ーう。でも私のほうがはるかに似合ってるけどね」

穏乃「な、なにこれ……! 身体が熱くなって……!」

憧「気持ちよくなってきたでしょ? 咲さんが私たちのために作ってくれたんだよぉー」

ガラッ

和「あ、宮永さん!」

咲「原村さん! そっちはどうだった?」

和「万事うまくいきました」

咲「そっか、じゃああと一人だけだね。赤土とかいう年増はいらないし」

和「はい」

穏乃「玄さん……宥さん……。まさか二人も……!?」

憧「咲さんと和は全国にセフレをつくってるんだよ。その関西第一号がこの阿知賀女子」

穏乃「そんな……!」

穏乃「――はっ!? さっき……宮永咲はあと一人って言ってた……。ということは……」

憧「そう――あとは灼だけ」

ガラッ

灼「あ、もうみんないるんだ」

穏乃「灼さん! 逃げて!」

咲「――もう遅いよ」ニタァ



終わり
ちょっと長くなったけど、読んでいただいたみなさんありがとうございました。
最後は穏乃の好感度が上がったかも?

玄「あ、須原さん」

煌「花田です」

玄「えっ?」

煌「えっ?」

怜「えっ?」

煌「えっ?」

照「えっ?」

煌「えっ?」





煌「すばらっ!」

ちゃんちゃん

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom