P「千早と結婚したい」伊織「は?」(139)

伊織「ちょっと、あんたそれどういう意味?」

P「どうって……そのままの意味だが」

伊織「私が聞きたいのはね」

伊織「なんで私に足コキされながらそんなこと言ったのかってことよ」

P「いやあ、ついうっかり」テヘペロ

伊織「生足とニーソどっちでフィニッシュか決めるとか言って」

伊織「丸々5分悩んだ結果が千早と結婚ってどういうことよ!」グリグリ

P「ちょっ待ってくれ、俺はもう少し長くこのスベスベを楽しみたい!」

伊織「うるさいわよこの変態!」ゲシィッ!

P「」

伊織「で、なんで千早なのよ」

P「いや、これは俺の長大な計画の序章に過ぎない」

P「まず、千早と結婚するだろ?」

伊織「はいはい」チョンチョン

P「で、することやって千早が妊娠する」

伊織「うんうん」グニグニ

P「そうすると、千早がやよいを産むじゃん?」

伊織「うんうん……うん?」

伊織「ごめんなさい、言ってる意味がよく分からない」

P「いや、だからさ、千早にやよいを産んでもらうんだよ」

P「千早と一緒にやよいを育てる。最高の人生だと思わないかね」

伊織「うわぁ……」

P「で、やよいが産まれる前に義理の娘として伊織を引き取るんだ」

伊織「……は?」

P「やよいおり義姉妹マジ最高!」

伊織「ツッコミどころが多すぎて泣きそうなんだけど」グニーッ

P「あ、俺のプロデューサーさんも涙溢れそう」

伊織「……とりあえず、なんで私は義理なのよ?」

P「いや、だってさ。さすがに実の娘に手出したらクズだろ」

伊織「義理の娘に手を出してもクズでしょうよ」

伊織「そもそもあんたそれ、私とやよいを娘にしたいってことでしょ?」

伊織「ちょっと、あんまりにも千早が可哀想なんだけど……」

P「やよいを溺愛できるのにか?」

伊織「なんなのよその娘以外接点の無い仮面夫婦。やよいがグレるわよ」

P「それは困るな、由々しき事態だ」

P「やよいが思春期になって俺と距離を置き、俺が凹むイベントが……」

P「そもそも俺はな。別に千早が嫌いなわけじゃない」

P「むしろ、どっちかといえば好きな方だ」

P「だから、やよいおりさえ娘になってくれれば円満な夫婦生活になるはずなんだ」

伊織「……娘がいなかったら?」

P「いやあ……正直、ちょっと重いだろあいつ」

伊織「うわあ言っちゃったわこの馬鹿」

P「よく言えば尽くすタイプだけど……依存体質?」

P「俺が仕事に出かけた後、1人で家に居る姿を想像したくない」

伊織「え、専業主婦なの?」

P「結婚したらアイドルは無理なんじゃないか……?」

伊織「でも私が言えた義理じゃないけど、千早って家事ダメそうよね」

P「ちょっと歌に傾倒しすぎだからな……最近、勉強してるらしいが」

伊織「春香がちょくちょく家に通ってるらしいわね」

伊織「ああ……結婚生活が不安になった時、春香と延々電話してそう。部屋の隅で」

P「まあ正直、恋人ってなると割と面倒な女だとは思うけど」

P「そこを乗り越えた先での結婚なら、問題はないだろ」

P「浮気性じゃなければいい夫婦になれるだろうな。あとやよかわ」

伊織「綺麗にまとめたつもりでしょうけど、フォローできてないわよ」

P「じゃあ、春香と結婚することにしよう」

伊織「はい?」ススス…

P「小指で鈴口擦るとかどこで覚えたのそれ溶けそう」ビクビク

伊織「なに、まさか全員分やるの?」

P「ぶっちゃけ、そうでもしないと理性が持たない」

伊織「現実逃避に私の知り合いで妄想しないでよ……」ハァ

P「春香はな、うちの事務所で一番女の子してる」

伊織「まあ、癪だけど否定する要素は無いわね」

P「で、あざとい。つまり十中八九新婚さんのテンプレを実行する」

伊織「テンプレ?」

P「裸エプロンとか、お風呂にする? ご飯にする? とか」

伊織「ああ……わかるわ」

伊織「『男の人って、こういうの喜ぶんですよね!』みたいな感じの」

P「そうそう」

P「子供の頃の夢、お嫁さん! って雰囲気がある」

P「多分、結婚しても普段通りなんだろうな。それでいいと思うし」

P「時々喧嘩しながら、子供が妬くくらいに仲がよくて」

P「老後も2人で公園を散歩して、ああ幸せだなあ、って絵が想像できる」

伊織「王道中の王道ね。物語としては面白みがないけど、きっとハッピーエンド」

P「あ、今伊織に踏まれてるこの瞬間も幸せだぞ?」

伊織「なんかもう色々台無しだわ」

P「次は誰がいいかな……」

伊織「真なんてどう? あれで中身は結構乙女よ?」

P「あー」

P「まず声を大にして言っておきたいことは」

P「菊地真(22)は765プロ最強の美人になる」

伊織「真が? 美希とかいるじゃない」

P(ここで自分の名前を出さない伊織照れ謙虚、菩薩か)

P「ベクトルと伸び率が違うんだよ」

P「例えばあずささんは妖艶な雰囲気、貴音はミステリアスって感じだ」

P「美希は、何にでもなれるんだよ。仕事に合わせて綺麗でも、かわいいでも」

P「一方、真(22)は正統派の「美人」だ。美形って言った方が分かりやすいか?」

伊織「ああ……宝塚とか、そんな感じの?」

P「そうそう。異性も同性も見とれてしまう、そういう類だ」

P「あ、でも俺の一番は伊織だかんな!」

伊織「!? うっ、うるさいわね! 聞いてないわよそんなこと!」フンッ

P(伊織のデレが俺を殺しにきてる、悪魔か)

伊織「言いたいことは分かったけど、結婚生活はどうしたのよ」

P「まあ待てよ。そんな美人が、自宅に帰ると」

P「フリフリのエプロン着て、まっこまっこりーん☆」

P「破壊力が高すぎる。男は死ぬ」

伊織「……それ、1年も続いたら疲れない?」

P「(22)にもなれば、流石に自分の方向性にも気づくだろ」

P「だから、あくまでたまに夫にだけ見せる別の顔なんだよ」

P「真は素が一番かわいいんだから」

P「あと、夫婦喧嘩な。真がうっかり手を出して、旦那が倒れる」

伊織「真より強い男って選択肢は無いの?」

P「無い。で、謝ろうとするんだが旦那が手を振り払って寝室に行く」

P「そこで真の、か弱い女としての部分が活きるわけだ」

P「布団に潜りこんで、ごめんね、ぎゅっ。一晩で喧嘩は収まる!」

伊織「変な漫画の読みすぎよあんた。病院行く?」

P「もうちょっと伊織に患部をさすってもらえば治まる」ドヤァ

伊織「看護師さんの格好はこの間着てあげたでしょ」グリグリ

P「どんどん行こうか。で、真といえば雪歩だが」

伊織「今日1日で何人敵を作る気なのよ。刺されても知らないわよ?」

P「雪歩といえば、その最大の魅力は被虐性にあると思う」

伊織「……あんた、サドだったの? 踏まれて大きくしてるのに?」

P「そういう意味じゃない。男性恐怖症ということを公言しているからな」

P「結婚するってことは、その男には恐怖心が無いってことだ」

P「俺がこいつを守ってやらないと……そんな風に思ってしまうわけだな」

伊織「……なんか、妙に説得力がある気がして腹が立つのよね」

P「ただ、結構芯が強いというか、頑固なところもある」

P「親御さんのこともあるし、案外尻に敷くタイプなのかもな」

P「そしてそれを旦那に気づかせず、手綱を握りながら3歩後ろを歩く」

P「気が付くと、旦那は雪歩無しでは何もできなくなっているんだ」

P「浮気がバレて雪歩が家出した時、それを実感する……いい。すごくいい」

伊織「雪歩との結婚が? それとも私の脚が?」

P「甲乙つけがたいですね!」ビクッビクッ

伊織「じゃあ、同じおしとやか系統で貴音とか」

P「……似てるか?」

伊織「違うけど、事務所の人間の中では近い方じゃない?」

P「まあ、確かにこれぞ大和撫子、よくできた奥方って趣はあるが」

P「しかしなあ。あいつプライベートが謎すぎて……」

P「ラーメン食べ歩き以外の私生活が想像できん」

伊織「少なくとも、浮気とかは一切できないでしょうね」

P「あれで意外と、相手を束縛しがちな気もするんだよな」

P「故郷に連れて行かれたら、二度と戻ってこれない怖さがある」

伊織「……地球にあるといいわね、故郷」

P「ただ、普通に考えれば『昼は淑女のように、夜は娼婦のように』」

P「このフレーズがウチのアイドルで一番似合うと思う」

P「ルックスも性格もパーフェクトだから」

P「俺なんかが旦那でいいのか……? とはたまに思うかもしれないが」

伊織「私もラーメン食べれば、あんなスタイルになるのかしら?」フニフニ

P「あー。この間、千早が貴音とのロケで泣きながら食べ続けてた」

伊織「……貴音の細胞にだけ、ラーメンが適合したってことね」

P「胸のある千早は千早じゃないし、気にすることないんだがなあ」

伊織「そういえば、最近気づいたんだけど」

P「なにかな」

伊織「あんたのこれ、ちょっと左に曲がってない?」

P「左手で握るとマウスが操作できるんだよ言わせんな恥ずかしい」

P「次行くぞ次、律子を想像するっ!」

伊織「こうすれば、まっすぐになるかしら……」クイクイ

P「りっ、律子は、そうだな……小言が多いだろうなあ」

伊織「今のまんまじゃない」

P「なんかこう、ダメ男好きそうだよなあいつ」

P「やれやれ、この人は私がついてないとダメね……みたいな」

伊織「ああ……律子の声で再生されたわ」

P「割と人生設計しっかりしてそうなんだよな」

P「何歳で結婚してー、何歳で子供を何人産んでーとか」

P「で、子宝に恵まれなくてギクシャクする未来が見える」

伊織「うわぁ……」

P「ぐいぐい引っ張るタイプに見えて、想定外の事態に弱いというか」

P「一度折れると、それをズルズル引き摺る面はある気がするんだよな」

P「まあ、一度母親になってしまえば旦那は頭上がらんだろうが」

P「男の方がしっかりしてれば、持ちつ持たれつでうまくやっていけそうだ」

伊織「あんたみたいなダメ人間には荷が重いってことね」

伊織「で?」

P「はい?」

伊織「何人欲しいの?」

P「……さ、3人くらい……?」

伊織「そ。初潮来るまで我慢しなさいね」

P「!?」ギンッ

伊織「んなわけないでしょ。普通15歳までには来るもんよ」シュッシュッ

P「」ビクンッ

P「つっ次だ! 次は……やよ」

伊織「警察とパパ、どっちに電話すればいいかしら」カチャッ

P「社会的に死ぬか物理的に死ぬかの二択じゃないか!?」

伊織「やよいに手を出すとか想像だけでも許さないわよ!」

P「出さねえよ! 実の娘にしたいって言ってるだろ!?」

伊織「やよいに魅力が無いって言いたいの!? 死ぬの?」グリグリ

P「あっやめ、だめっ、俺やよいの話しながら逝きたくない」ビクビクッ

P「その、こう……家事スキル最強だし、夫婦生活は容易に想像できるんだが」

P「正直、やよいじゃ勃たないんだよなあ。5年後は分からんけど」

伊織「1こ上の私でこんなになってるのにねぇ」フニフニ

P「やよいはな、母親であり妹であり娘であり天使なんだよ。つまりララァ」

伊織「ララ……なんですって?」

P「理想の女性、だと思ってくれて構わない」

P「俺にはあの清く美しい存在を、汚すことはできない……」

伊織「事務所で下半身丸出しで言っても説得力0よ」

P「……返す言葉も無い」

P「話の途中ですが、あの、お願いが」

伊織「……何かしら」グニグニ

P「俺のDiamondがいっぱいいっぱいなんです」ビクビク

伊織「……トイレまで、行ける?」

P「腰が、限界で……立ち上がったら、暴発が……」

伊織「我慢しすぎよ……もう、しょうがないわね……」スルッ…

P「えっ」

伊織「飛び散ったら大変だから、今回はこれで我慢しなさい」グイッ

P「」

P(伊織の脱ぎたてぱんつぱんつぱんつぴんく)

P(俺のちんこが包まれててててててtttt)

P(伊織のあし、あしまんこっ痺れるぅぅ)

P(スカートのっ隙間から、見えっなまいおりんgggggggg)

P「はぁっ、あぐっああ゛っ!」

伊織「ほんと、ド変態だわ。泡立ってるわよ?」グニグニグニグニ

P「あ゛ぁー、あ゛っ、い゛ぎぃっいぐう゛ぅー」

伊織「聞こえてないわね……もう、歯食いしばっちゃって」グチャグチャグチャ

P「い゛っ!? まだっいお゛っ、いおりぃいっ!? がああ゛っ!!」

伊織「飛んじゃえ♪」ギューッ

P「ぐぎゅう゛うううううううううううう!!!」ビクンビクンビクン

 ―――――

P「……ありがとう。これでまた向こう2週間頑張れる」セイザッ

伊織「はいはい。いいわよ、私が好きでやってるんだから」

伊織「溜まり過ぎて、手当たり次第襲い始めたら困るもの」

P「お、襲うかっ! そもそも俺はお前以外」

伊織「その握り締めた下着を早くしまいなさい、変態!」

P「……はい……」

伊織「で、続けるの?」

P「まあ、せっかくだし……小鳥さんとかどうだろう」

伊織「ある意味、一番無難ね……妄想癖さえなければ」

P「多分だけどな。あの人、一線越えれば妄想癖無くなると思うんだ」

伊織「それ、欠点ないじゃない……ねえ」

P「うん?」

伊織「その……膝、座ってもいいかしら」

P「あ、ああ……こいよ」

P「事務員だから、スキャンダルとか心配いらないしな」

伊織「ルックスも年齢も、問題ないのよね……」

P「一回付き合い始めたら、そのまますんなりゴールインしそうだ」

伊織「部屋が散らかってるイメージはあるけど」

P「それは独り身だからだろ? 家事は一通りできるはずだぞ、あの人」

伊織「じゃあ、ちょっとしたきっかけで親密になったら……むぅ」

P(嫉妬してるいおりんかわいい女神か)ナデナデ

伊織「ちょっとぉ、私の許可無く触らないでくれる?」

P「はは、すまんすまん」

P「えーっと……次、真美」

伊織「はぁ!?」

P「な、なんだよ」

伊織「あんた、さっきやよいは無理って言ったじゃない」

伊織「亜美真美はやよいより年下よ?」

P「いいんだよ。真美は合法だから」

伊織「……うわぁ」

P「あと伊織、今亜美真美っつったろ」

P「いけないなあ、それはいけない。双海姉妹のことを何も分かっちゃいない」

P「確かに姉妹丼は誰もが一度は考えるが」

P「結婚となると、どちらかを選ばなければならない」

P「そこで悩む過程を、まずは楽しむべきなんじゃないか?」

伊織「あんた、結構面倒くさい性格してるわよね……」

P「……ぶっちゃけ、2人セットだとあまとうレベルの回答しか出せないんだよ」

P「エロ方向の」

伊織「ああ……」

P「真美は……どっちなんだろうな。これからどう育つのが未知数だけど」

P「しっかりしてるけど遊び心を忘れない……そんな感じだろうか」

伊織「遊び心?」

P「夫婦生活で一番の危機、それはマンネリだ! ってのは、社長の受け売りだが」

P「真美の行動力なら、節度を守ってメリハリの利いた毎日になるだろ?」

伊織「そんなものなの?」

P「ああ。何年一緒でも『こいつと一緒だと楽しい』って思える」

P「そんな奥さんになる気がするよ、真美は」

伊織「じゃあ、亜美はどうなのよ?」

P「……どうなんだろう?」

伊織「えっ」

P「いや、真美に関してあれだけ力説しておきながらアレなんだが」

P「正直、俺にちょっかい出してくるときは2人セットだからな」

P「律子ほど、亜美のことは見てやれてないのが現状だ」

P「かわいいのは確かなんだがな? やよい同様、結婚生活は想像できん」

伊織(不憫な……)

P「というかだな」

伊織「何よ」

P「13歳の女の子との結婚生活を想像しろってのがまず無理があるだろ」

P「何年後の話だよ!」

伊織「数十分前の自分に聞きなさいよ……」

P「でも、まあ」

伊織「?」チラッ

P「この事務所で生活してくんだ。いい女にならないわけないよな」

伊織「……そうね。あんた以外、みんなちゃんとしてるもんね」プイッ

P「あとは……響」

伊織「あんた、ワニとか大丈夫なの?」

P「いやーどうだろう。動物は好きだけど」

P「夫婦の食事よりペットの餌を優先しそうな……それで喧嘩とか」

伊織「逃げたペットを2人で探すイベントもあるでしょうね」

P「でも、2人でペットの世話するだけの生活ってのはなあ」

P「ちょっと発想力が貧困かもしれない……」

伊織「そんな難しく悩むような話なの、これ?」

P「ちょっとあすなろ抱きしていい?」ギュッ

伊織「好きにすればいいじゃない」

P「ルックスはもちろんいい。元気で笑顔が眩しい」

P「ああ見えて結構家事が得意……貴音を月とすればまさに太陽」

P「そう、太陽なんだよな。浮気しても謝れば許してくれそう」

伊織「なんなのそのクズ発言は……響が泣くわよ」

P「正直、律子とは別の意味で、ダメ男とくっつきそうで怖いんだよ」

P「もーしょうがないなー! って、何されても許しちゃいそうで」

P「DVされてるの隠してて、貴音が気づいて修羅場になる絵が見える」

伊織「うわぁ……」

P「個人的には、地元の沖縄で性格の似た朗らかな人とくっついて欲しい」

伊織「……これ、あんたと結婚するって話じゃないの?」

P「えっ」

伊織「えっ?」

P「で、美希か……」

P「正直、伊織より半年幼いってのが未だに信じられん」

伊織「悪かったわね、発育が悪くて……」

P「そんな伊織が好きです」

伊織「……あんたの方向いていい?」

P「対面座位!?」

伊織「……っ! 死ねっ、el変態!」

伊織「だいたい、あいつ結婚したらそれで満足しそうなんだけど」

P「あー。俺もその不安はあるんだがな?」

P「逆に、何年経っても新婚気分でいられるのも……」

P「こっちのテンションを維持できないと、辛い生活になりそうで怖い」

伊織「一途だものね……」

P「あと、漠然とできちゃった婚しそうな不安がある」

伊織「ああ……」

P「ま、基本的に何をやらせてもできる子だから」

P「『ハニーのためならなんだってできるの!』とかなんとか言いながら」

P「アイドルしながら家事を全部こなして、笑顔で帰りを待ってるんだろう」

P「早く仕事終わって帰って顔見なきゃ、って感じになるよな」

伊織「あんたの想像、全部頭に浮かぶ自分が怖いわ……」

P「でもあいつ、子育てとか大丈夫なのか?」

P「1歩間違うと娘に嫉妬しそうで怖い」

伊織「……あんた、美希をなんだと思ってるのよ」

伊織「そんなもの、間違えるわけないでしょ。私達がいるんだから」

P「……ほう?」ニヤ

伊織「な、何よ。顔近いんだけど」

P「いやー、貴重なデレを見れたなあと」

伊織「ちょっ……あんたねえ! そんな悪質なからかい方やめなさいよ!」フンッ

P(いおみきもいいよなあ……)

P「……あずささんか」

伊織「あずさねえ……」

P「仮にもし、俺があずささんの運命の人だったとして」

P「正直、あずささんを残して死別する未来しか見えない」

伊織「なんであんなに喪服が似合うのかしら……まだ21なのに」

P「どっからあんな三十路妻オーラ出せるんだろうな……いい意味で」

P「まともに結婚生活することを想像しても」

P「布団の上で、共に老いたあずささんに見守られながら大往生、とか」

P「そんな風景しか想像できない俺が嫌い」

P「たぶん、失恋した後抱きしめられれば簡単に恋に落ちるんだが」

伊織「あのねぇ……」

伊織「でも、今三十路の雰囲気ってことは」

伊織「10年経っても、変わらないくらい美人に見えるってことでしょ?」

伊織「そう考えると、やっぱりすごいわね、あずさは」

P「溢れる母性だよな。どっから溢れるんだろうあれ」

伊織「胸でしょ」

P「やっぱそうか……」

P「さて、これで全員終わったな」フゥ…

伊織「あら。あんたのことだから、社長とか言い出すのかと思ったけど」

P「残念ながら、俺は伊織の足で興奮するノンケなので……」

伊織「……」

P「……」

P「……どれくらい経つっけ」

P「伊織に、手とか足とかで、してもらうようになってから」

伊織「さぁ? 過去のことは覚えてないわ」

P「……正直、想像できないんだよな」

P「俺が伊織と結婚したら、どんな生活送るのか」

伊織「そうね……ずっと隣に居たものね」

伊織「今更、改めて一緒になる、なんて言われても……想像できないかも」

P「いや、俺もね? いい加減、年貢の納め時かな? と思うんだよ」

P「まだ、伊織は15歳ではあるけれど」

P「……昨日、親父さんに会ってきたんだよな」

伊織「……へえ。それで、パパはなんて?」

P「いやあ……それは言えない。男の約束だから」

伊織「ふぅん? ……で?」

P「まあ、その、なんというか。区切りをつけたい」ゴソッ

伊織「こ、これって……」カァッ

P「水瀬、伊織さん」

伊織「……何かしら?」

P「好きです」

P「――俺と、婚約してください」

伊織「……はい」

バタンッ!

千早「エンダアアアアアアア!!」

P、伊織「!?」

小鳥「イヤアアアアアアアアア!!」

「「「「「「「「「「will always love you~♪」」」」」」」」」」

P、伊織「」

P「えっ。えっいやえっ!?」

伊織「ちょっとあんた達、いったいいつからそこに!?」

あずさ「それは、そのぉ……」

律子「『とりあえず、片方だけ靴下履きっぱなしで』の辺りからですね」

P「本編開始前じゃないですか! というか居たなら止めるでしょ普通!?」

伊織「あ、あのっ! ま、まさかやよいは……」

春香「安心していいよ、伊織ちゃん。今日はもやし祭りの日だから!」

小鳥「大丈夫、ちゃーんと録画して後日見せるからね」ピヨッ

伊織「消しなさい! 今すぐあんた達の記憶からもっ!」

千早「ところで、プロデューサー。随分好き勝手言ってくれましたね?」

律子「そうね。ちょっと手痛い押し置きが必要ね」

P「oh……」

亜美「亜美、ちょっと泣きそうだよ……」

響「自分、男の人を見る目はあるぞー!」

春香「と、いうわけでプロデューサーさんに罰ゲーム!」

小鳥「私達が用意したホテルに、一晩軟禁させていただきます♪」

P「えっ」

小鳥「親公認で婚約したなら淫行条例に引っかからない!」

春香「プロデューサーさん、初夜ですよ、初夜!」

P、伊織「」


小鳥「翌日、ホテルから回収した隠しカメラが全て破壊されていて」

小鳥「私が枕を濡らすのは、また別のお話です」

おわり

昨日立てたスレが思いのほか欝方向に脱線したので
今日はリベンジできてよかった(こなみかん)

NOMAKEでも書こうかと思ったけど、俺のPがいおりんを求めてるんで抜いてくる

ぶつ切りのNOMAKE


伊織「皆様、こんばんは。いおりんのホテル探訪の時間です」

伊織「わ、私は今、都内にあります某ホテル、一室に訪れています……」

伊織「ど、ドバイほどじゃないけど、そこそこ綺麗な部屋ね!」

伊織「資料によると、完全防音、アニメティ完備ということですがっ」

P「……伊織、ちょっと落ち着け」

伊織「わ、わわわた伊織ちゃんは冷静よ!?」

P「分かったから電マをマイク代わりに使うのはやめよう、な?」

伊織「……」シュン

伊織「…………緊張、してないわけ、ないじゃない」

伊織「私がいっつも、どんな気持ちで、あんたのを弄ってたか……!」

P「知ってたよ」ギュッ

伊織「!?」ビクッ

P「でも、俺の立場上、どうしてもな」

P「……待たせて悪かった」

伊織「……ずっと、期待してたんだから」

伊織「ちゃんと、エスコートしてよね……///」ギュッ

P(……隠しカメラは発見、回収済み。なぜかあった衣装にも目をつぶる)

P(コンドームやら大人のおもちゃやらは、アメニティとは言わんはずだが)

P(……せっかくだし、使わせてもらおうかな)

伊織「あっ、あのっ……きゃっ!?」

P「やっぱり軽いな、伊織は……抱いたら、壊れそうだ」

伊織(おっ、おおっお姫様だっこ!?)ドキドキ

P「……目、閉じてくれ」

伊織「……!?」コクコク

 ……チュッ

伊織「……へたくそね」テレテレ

P「悪いな、あんまり経験ないんだ」

 ―――――

伊織「……手つきがやらしーんだけど」

P「いや、どうしろと。今俺、やらしさの塊なんだが」

P「今までずっとされる側だったし、是非伊織を責めたいわけでして」

伊織「……乱暴にしたら、泣くわよ」

P(かわいい)

 ―――――

P(耳たぶぷにぷに……っと)

伊織「ちょっと、ばかっくすぐった……んっ///」

P「開発無しにこの反応はすばらしいなあ。責めがいがある」

伊織「なによっ……それ、うれしくひゃぁっ!?」ビクンッ

P(あ、やっぱ鎖骨弱いのな)

 ―――――

P「頼むよ、伊織……一応、ちゃんと毎日洗ってるから」

P「ファーストキスを息子にやる訳にはいかないから、ずっと我慢をだな……」

伊織「噛み切ればいいの?」

P「いや、だからその。ぺろぺろーとか、してくれたら嬉しいかなーって」

P(あー。やっぱ俺主導権握るとか無理ですねこれ)

 ―――――

伊織「嫌よ! なんでローターで処女喪失しなきゃいけないのよ!」

P「いや、だからそんな大きくないって。慣らしといた方がいいだろ」

P「そもそもお前、多分激しいダンスで処女膜は切れてると……」

伊織「私の気持ちの問題なの! 汲みなさいよ!」

伊織「多少痛くても構わないから、あんたのがいいって言ってるの!」

P「……痛かったら言うんだぞ」

 ―――――

P「あ……あのー、伊織様?」

伊織「……ケダモノ」キッ

P「で、ですからですね。ずっと待っていた瞬間が来て、思わず理性が崩壊したといいますか」

P「わたくしとしましても、精一杯やさしく、伊織様の体力を考慮する予定だったのですが」

P「紅潮した頬に涙目の表情とか、思いのほかキツめの肉壁だとか」

P「伊織の『やっと、一緒に……幸せ』の一言を聞いた後の記憶がなくて、ですね」

伊織「…………そんなに、気持ちよかったの?」

P「そ、それはもう! 俺は世界一の幸せ者なんだと、はっきり言えるくらいに……」

伊織「じゃあ」

伊織「今度は私のこと、気持ちよくしてくれる?」

P「」ギンッ

 ―――――

P「初めて会ったときからずーっと思ってたけどさ」ペロペロ

P「伊織ってさ、実は結構マゾっ気あるよな」アマガミッ

伊織「そっ、そんなことなっあぁっ!? ひうっ、いっ!?」ヴィィィィン

P「……ローター、持って帰る?」

伊織「……///」コクッ

P(ああもうなんだこの天使かわいい俺のですこの子)

 ―――――

伊織「私がされて気持ちよかったってことは、あんたも気持ちいいはずよね」

伊織「えーっと確か、わき腹から胸を伝って鎖骨、首筋に……」

P「」デスヨネー

 ―――――

伊織「んっ……じゅぷっちゅるっ……れるっ……」

P(この短時間でここまで上達するとか……嫁にしたい)ナデナデ

伊織「~~/// ちゅぽっちゅぽっちゅぽっぢゅぼっ」デレデレ

P(そうでしたね俺の嫁に予約済みでしたねイヤッホウ!!)

 ―――――

P「……明日、オフだっけ?」

伊織「の、はずだけど……どっちにしろ、動けないわよ……////」

P「ちょっとはしゃぎすぎたな……」

伊織「そっそうよ! 別に今日こんなにしなくても、これからは、いつでも……///」カァッ

P(自爆して赤面する伊織かわいいまじ新妻)

伊織「ねえ……私からは、言ってなかったわよね?」

P「うん?」

伊織「にひひっ……だーいすきっ!///」

今度こそ終わり

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