紘汰「765プロって何だ?」 (233)

謎の少女「再び選択の時は来た…」

謎の少女「世界を照らす太陽か、夜に踊る月か、はたまた輝き続ける星か。葛葉紘汰、選択の時だ」

紘汰「キミは…あの時の…なぁ、優也はどこにいるんだ?キミなら、何か知っているだろ?」

謎の少女「今から選ぶ3つの世界。その世界の何処か一つに、彼がいるかもしれない。さぁ、選べ」

紘汰「そ、そんなこと言ったって… 」

謎の少女「この好機を逃してしまうのか?友を見つけられるかもしれないというのに」

紘汰「…ああもう!わかったよ!>>2の世界に飛んでやる!そんで…!優也を見つけ出す!」

太陽 春香、真、やよい
月 千早、あずさ、律子
星 亜美真美、伊織、 雪歩

が登場します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387957751

太陽

謎の少女「よろしい、太陽を選択したのか?」

紘汰「ああ、そこでいい。優也を探してくる」

謎の少女「では、行くぞ」

紘汰の視界が歪み、空間がねじ曲がる。
そこは、アイドル戦国時代。頂点は、ただ一人。


紘汰「いてて…ここは?」

紘汰「みたところ沢芽市とそんなに変わらないな…」

紘汰(…お、あそこにいる男の子、ダンスうまいなぁ)

紘汰「おーい!そこのキミー!ちょっとー!」

真「…!なんですか?ボクに、何か用事ですか?」

紘汰「キミ、ダンスうまいね!どこかチームに所属してるの?」

真「…なんなんです?いきなり話しかけて来て、警察、呼びますよ?」

紘汰(や、やっべ~!ダンスうまかったからついテンションが上がっちまったぁ~!)

紘汰「いや、俺もダンスやっててさ、なぁ、勝負しないか?」

真「お兄さんも、ダンスやってるんですか?」

紘汰「ああ!ダンスチーム「鎧武」のリーダーだ!(臨時だけど…)」

真「が、鎧武?うーん、センスあるのかないのか、微妙な名前ですね…」

紘汰「おいおい!俺たちのチーム名をバカにするのは、ダンスを見てからにしてくれよな!」

紘汰は軽やかなステップを踏み、いつもの調子でダンスを踊る。チームを抜けたとはいえ、腕前は健在だ。

真「わぁ!お兄さん、ダンスうまいんですね!」

紘汰「そーいう君も、中々だぜ!」

ちょうど紘汰が踊り終えた時、眼鏡をかけた青年が近寄って来た。

P「待たせたな真、ちょっとトイレが混んでてな」

P「おや?そこの君は…誰だ?真、お前の知り合いか?」

真「いえ、たった今会ったばかりですけど…この人、すっごくダンス上手いんですよ!」

P「そうなのか…」

青年は不審そうに紘汰の顔を覗き込む。

紘汰「あ、あの!俺は葛葉紘汰って言います…え、えーと、あの…さ、最近引っ越して来たばかりで!この辺の事なんも知らないんすよ!」

紘汰(あっぶね~…いい言い訳を考えついたぜ…)

P「俺はP。この女の子、菊池真の担当プロデューサーだ」

紘汰「お、女の子ォ?!」

真「もしかして…僕の事男だと思ってました?」

紘汰「うん…思いっきり…」

真「はぁ~…ちょっとがっかりですね…」

紘汰「ご、ごめん」

紘汰「で、でも!アイドルってことはすげー有名なんだろ?いや~尊敬するなぁ!」

真「いえ、ボクなんて全然有名じゃありませんよ、まだEランクアイドルですから」

紘汰「アイドルにランクなんてもんがあるのか…俺たちとやってる事はかわんないな…」

P「それより、この町に来たばかりなんでしょ?駅くらいまでなら案内しますよ」

紘汰「そ、そうですか?ありがとうございます!」

真「ねぇ葛葉さん、駅まで行く間に、少し聞いてもいいかな?」

紘汰「紘汰でいいよ、んで?聞きたい事って?」

真「紘汰さんが前いたダンスチームって、どんなチームなんですか?」

P「へぇ、チームを組んでダンスしていたんですか、聞かせて下さいよ」

紘汰「…えっと、俺が前住んでた街にはある大企業がありました。その企業の名前はユグドラシル。そいつらが来てから、街は変わりました。変わったっていうか、なんか…息苦しくなったんです。
その息苦しさを解消するために、俺たちはダンスチームを作り始めました。そのひとつがチーム「鎧武」俺たちのチームです。他にも、いろんなチームがありました。それぞれのチームは、ダンスをする場所をかけて…」

言いかけたところで、真が言葉を遮る。

真「ダンスで戦うんですね?いやー、カッコいいなぁ!そういうの!ねぇ、プロデューサー!」

P「そうだな、まさに青春って感じだ」

紘汰「実際は、ダンスする場所は、ダンスでは決めなくなって…」

キャーーーーーーーー!

紘汰「な、何だ?!」

前を向くと、もう見慣れてしまった怪物が女の人を追いかけている。

紘汰「イ、インベス…?なんで…こんなところに…」

真「プ、プロデューサー…!追いかけられてるのって…」

遠くからでもはっきりとわかる。頭のリボン。

P「春香だ…!」

紘汰「くそっ…なんでここにも…インベスがいるんだ!」

紘汰「ふ、二人とも逃げて!ここは俺がなんとかします!」

紘汰「そこのキミも!もう大丈夫だから…!」

紘汰はインベスに応戦しながら呼びかけた。

春香「は、はい!ありがとうございます!」

P「で、でも!そんな化け物にどうやって?!」

紘汰は自慢気に戦極ドライバーを取り出し、腰にはめる。

オレンジ!ロック・オン!

紘汰「変身!」

春香「みてください…!真も…!プロデューサーさんも…!」

真「ああ…見えてる」

P「俺もだ…」

三人「なんで空からオレンジが!?」

ソイヤッ!!

オレンジアームズ・花道・オン・ステージ!

紘汰「ここからは俺のステージだ!」

大橙丸で斬りかかる鎧武に対し、インベスも抵抗を続ける。

紘汰「くそっ…!こいつ…普通のインベスの癖に強い…!」

紘汰「ならこいつで…あれ?な、ないぞ?」

真「こ、紘汰…さん?」

紘汰「ロックシードがねぇ!オレンジ以外なくなってる!」

紘汰「ならこのまま…輪切りにしてやるぜ!」

オレンジスカッシュ!
戦極ドライバーから音声が鳴り響き、大橙丸がエネルギーを帯びていく。

紘汰「おらぁっ!」

インベスは鎧武の一撃をくらい、消滅した。

紘汰「ふぅ…」

真「…す、すごい!すごいですよ紘汰さん!このベルト、どうなってるんですか?」

紘汰「これは戦極ドライバー。このロックシードってヤツの力を使えるようにするんだ」

真「それでそれで?他には?」

興味心身な真をプロデューサーが遮る。

P「うちのアイドルを助けていただいて、ありがとうございました。何かお礼がしたいので事務所までついて来て下さい」

紘汰「いやいや、いいですって!」

真「いいでしょ紘汰さん!紘汰さんから聞きたい事いっぱいあるし!」

紘汰「…わかりました、じゃあお邪魔してもいいですか?」

真「やーりぃ!」

P「こら真、はしゃぎすぎだ。では、案内しますのでついて来て下さい」

765プロダクション

P「ただいま戻りました!」

社長「ご苦労だったね、おや?そこの君は見ない顔だが…もしかしてデビュー希望の子かね?ウチは残念だがアイドル専門なものでね…」

P「いえ、違いますよ社長。彼は春香を助けてくれたんです」

社長「天海君を?どういうことかね?」

P「信じられないかもしれませんが、春香が怪物に襲われていた所を助けてくれたんです」

社長「怪物に?またまた、冗談はよしたまえよ君ィ」

紘汰「ほ、本当なんです!信じてください!」

社長「君がその青年かね?名前を教えてくれたまえ」

紘汰「葛葉紘汰といいます」

社長「葛葉君か、すこし、君と話がしたい、いいかね?」

紘汰「は、はい」

応接室

社長「さて、まずは事の顛末を話してくれたまえ、お、その前に…おーい!小鳥くん!お茶を二つもって来てくれ!」

小鳥「はーい、わかりましたー!」

少し離れた部屋から女性の声が聞こえる。

小鳥「お待たせしました、社長」

社長「うむ、ありがとう」

小鳥「そちらの方は?」

社長「ちょっとした来客だよ、さ、気にしないで、仕事に戻ってくれ。すまなかったな、急に」

小鳥「いえ、では失礼します」

紘汰(さっきの人綺麗だなぁー、姉ちゃんと同じくらいか?)

社長「さ、話してくれたまえ、後、トイレはすぐそこだから、行きたくなったら自由に行ってくれて構わないぞ」

紘汰「は、はい」

その頃

舞「紘汰のヤツ、いったいどこに行っちゃったのよ…」

舞「晶さんなら、何か知ってるかも」

ケータイを取り出し、アドレス帳から紘汰の姉、晶を探し電話をかける。彼女なら弟である紘汰の事を何か知っていると思ったからである。

舞「もしもし、晶さんですか?私たち、紘汰を探してるんです。今日は皆でクリスマスに向けて練習しようって事だったのに…」

晶「舞ちゃん?紘汰ならご飯を食べて出てっちゃったきりなの…」

晶「私から連絡しておくから、安心して」

舞「それが、ケータイにかけても出ないんです。いったい何処に行ったのよ…」

晶「あの子が舞ちゃん達との約束をすっぽかすとも思えないし…何か分かったら、連絡し合いましょ?」

舞「ありがとうございます。では、失礼します」

舞「みんな、晶さんも知らないって…」

光実「そっか…もしかしたらって思ったんだけど…別れて探した方がいいかもしれないね」

チャッキー「じゃあ、何かわかったら連絡し合うってことで!」

リカ「りょうかい!」

ラット「オッケ!」

光実「じゃあみんな、行こう!」


紘汰「信じてくれないかもしれませんが、俺は別の世界から来たんです」

社長「別の世界?どういう事だね?」

紘汰「俺にもよくわかりませんが、女の子に導かれてこの世界に来たんです。俺の、友達を探しに」

社長「友達は見つかったのかね?」

紘汰「いえ、それがまだ…」

社長「怪物について話してくれないか?君の、前いた世界と関係あるのかね?」

紘汰「詳しく話すと長くなるんですけど、この「ロックシード」というアイテムから呼び出された、インベスという名前の怪物なんです」

社長「君が呼び出したのではないのか?君が持っているんだろう?その錠前みたいなモノを」

紘汰「いえ!俺じゃありません!確かにこれでインベスは呼び出せますが…人を傷つける為にこれを使った事はありません!」

社長「ううむ…分かった!信じよう!君が嘘をついているとも思えんしな…」

紘汰「あ、ありがとうございます!」

社長「彼らには私からうまく説明しておくよ、行くところがないんだろう?この事務所に住んだらいい。戸締りさえちゃんとしてくれればな」

紘汰「ありがとうございます!」

P「お話は終わりましたか?真のヤツが紘汰さん紘汰さんってうるさくて…」

紘汰「あはは、なんか照れるなぁ」

社長「なんと!菊池くんと仲良くなったのかね!」

紘汰「ええ、ダンスの事でちょっと…」

社長「菊池くんが憧れるほどのダンス…見せてくれないか?事務所のみんなに!」

紘汰「ええ?!」

P「俺も見たいな、紘汰さん、お願いします」

紘汰「わ、わかりました。広いところに案内してください」

社長「もちろん!さ、ついてきてくれたまえ!」

紘汰(来た時から思ってたけど、アイドル事務所のわりにボロいんだな…もっと綺麗かと思ってた…あの「ランク」とかに関係あるのか?)

社長「さ、ここが一番広いが…狭いかね?」

そこはダンスを踊るには余りにも狭い、この事務所でいう広間だ。
雑居ビルの一角だ。こんなのでも十分広いのだろう…

紘汰「ちょっと狭いですが、なんとか踊ります」

真が目を輝かせている。他にもさっきのリボンの子、事務員の小鳥っていう人、そしてプロデューサー、社長。

満足してもらえるダンスを踊らなきゃ、と意気込む。

社長「なにか、音楽があった方がいいかね?」

紘汰「いえ、お構いなく、じゃあ行きます」

紘汰は軽やかにステップを踏み、ダンスを踊る。数分間、そのダンスに事務所の全員が魅了された。

紘汰「っと…ふぅ、こんなもん…ですかね」

パチパチパチパチ

拍手が起こる。真のなんかは特に大きい。

社長「すごいじゃないか君ィ!どうかね、この事務所でダンスのトレーナーとして働く気はないかね?」

紘汰「ええ!?お、俺が?」

真「お願いします!紘汰さん!」

春香「わ、私も感動しました!私たちにダンス、教えてください!」

P「俺からもお願いします。この子達の、さらなる成長の為に」

社長「みんなこう言ってるんだ。どうかね?ちゃんと給料も出そう」

紘汰(行くところもないし、みんないい人だし、別にいいか!)

紘汰「わかりました、俺で良ければよろしくお願いします!」

小鳥「ふふっ、また事務所が賑やかになりますね!」

真は菊池じゃなくて菊地だよ

>>37 ごめんなさい、以後気をつけます。

それから、俺は俺の世界の事を話した、
(真たちには前いた土地、ということにしたが)

バロン、レイドワイルド、インヴィット、様々なダンスチームが競い合っている事、(インベスゲームの事は伏せておいた)、戦極ドライバーの事、ロックシードの事…知っている限り話した。みんな真剣に聞いてくれた。

P「なぁ、紘汰さん。そのロックシードっていう錠前みたいなヤツ、もう一回見せてくれないか?」

紘汰「は、はい。どうぞ…」

P「ふーん、パッと見たところなんの変哲もない錠前だ…」

P「これ以外にも、いくつか種類があるって言ってたけど、何があるんだ?」

紘汰「俺が知ってるのは…オレンジ、イチゴ、パイン、スイカ、ブドウ、バナナ、マンゴー、ドングリ、マツボックリ、キウイ、…ドリアン、です」

P「主に果物がモチーフになってるんだ、以外と種類があるんだな…」

紘汰「そう…みたいですね。詳しい事は全然わかんないっす…」

その頃

舞「ミッチ、そっちは?」

光実「見つかりません、ほかのみんなも同じみたいです」

舞「はぁ…もしかして、紘汰も優也みたいになっちゃったのかな…」

光実「心配しないで、僕だって変身できるんだ。この危機は、必ず乗り越える」

舞「ミッチ…」

光実「とりあえず、一旦集まりましょうか」

舞「そうだね…」

電話を切ると、舞にはなんとも言えない不安が広がった

舞「紘汰…お願い、帰って来て…」

小鳥「みんな、さようなら~」

小鳥が事務所アイドル達を見送ると、彼女は帰り支度を始めた。

小鳥「では、みなさんまた明日、紘汰さんも、明日から本格的にお願いします!」

紘汰「は、はい!」

P「小鳥さん、さようなら」

小鳥「はい、プロデューサーさん、ようなら」

二人きりになった事務所。紘汰がPに尋ねる。

紘汰「なぁプロデューサーさん、この仕事って、大変じゃないのか?」

P「確かに大変だが、アイドル達と一緒に成長して行けるからな、達成感はある」

紘汰「ふーん…そう…なんですか」

みたところ自分と変わらないのに、とても「大人」に見えた。

P「紘汰さんは、大学生か?みたところ、そんな感じだが」

紘汰(ここで無職です!とはいいづらいな…)

紘汰「はい、大学2年です」

P「そうか、大学生をしながらダンスチームで仲間とダンス、うーん、絵に書いたような青春だ。羨ましいよ」

紘汰「プロデューサーさんは、違うんですか?」

P「…俺は家計が苦しかったから、高校を出てからすぐに仕事を探した。色々な所に面接に行ったが、高卒ってのは採用されにくい…」

P「路頭に迷いかけていたところを、社長にティンときた!なんて言われてスカウトされたんだ」

紘汰「不思議な人ですよね」

色が、と言いかけたがギリギリ踏みとどまる。

P「ああ、確かに不思議だが、その不思議さに俺は救われたんだ。この仕事で、アイドル達と一緒に頂点を目指し、社長に恩返しがしたい、そう思っている」

P「おっと、もうこんな時間だ。明日からお願いしますね」

P「ここに泊まるそうですが、戸締りだけはちゃんとお願いします」

紘汰「お疲れ様でした」

P「お疲れ」

一人きりになった事務所で紘汰は色々な思いを巡らせていた。

アイドル達は自分達の目標に向かい、社長や小鳥さんは全力でそれを応援している。そして、プロデューサー。彼は、自分よりずっと「大人」だな、と改めて思った。

紘汰「…今日は疲れたな。寝るか…優也、どこにいるんだ…」

その頃

謎の少女「駆紋戒斗…運命に導かれて別の世界へと行け…」

戒斗「いきなり出て来て訳のわからないことを言うな、さっさと元の世界に帰せ!」

謎の少女「貴様には会ってもらわねばならん人物がいるからな…運命はこちらで選ばせてもらおう」

戒斗「会わなければならない?意味がわからんな」

謎の少女「行けばわかるさ」

戒斗「お断りだ」

謎の少女「更なる力を手にする好機だと言うのにか?」

戒斗「何?」

謎の少女「折角の好機を自分から逃すとは…」

戒斗「…どういうことだ」

謎の少女「だから行けばわかる。では、行くぞ」

戒斗「くっ…!視界がっ…立っていられん…クソッ…」

月の輝く世界、そこは、とある歌姫の生まれる世界だ。

とある墓地

戒斗「クソッ…あの女…次あったらただてはおかん」

戒斗「…?歌か、誰かいるのか?」

戒斗は歌声の主に呼びかけた。

千早「申し訳ありません、人がいるとは思わなくて…」

みたところ17~18だろう。歌声の主がやって来た。

戒斗「ここがどこだか分かるか?」

千早「わかるもなにも…ここは墓地です。貴方もお墓参りに来たのでは?」

戒斗「違う、俺は気がついたらここにいたんだ」

千早「ふふっ…」

戒斗「何がおかしい?」

千早「だって…貴方の話していること、まるで小説みたいで…」

少女に笑われる、戒斗にとっては結構な屈辱だ。

戒斗「黙れ…俺が嘘をついてるように見えるのか?」

千早「そうですね、今の態度から嘘をついてるように見えません」

戒斗は少女の目の前の墓を見つめて言った。ふと気になったのは、彼女が身内の誰かをなくしているかもしれない、ということだ。戒斗自身も、両親を亡くしているからだ。

戒斗「…すこし気になったんだが、その墓…誰の墓だ?」

千早「……私の、弟です」

戒斗「弟…?」

千早「はい、私が7歳の時に…事故で」

戒斗「そうか…」

血の繋がった人間を亡くすことの辛さを、戒斗はよく知っている。それが、病気などではなく、事故。他者によって、その命を奪われたのだ。

同情するしかなかった。

戒斗「何故、歌っていた?」

千早「優は…歌が好きなんです。特に、私の歌う歌が」

戒斗「でも、もう弟はいないんだろう?」

戒斗「いつまで過去にしがみついている」

戒斗が強さを求める理由。それは、ある企業によって両親が殺されたようなものだから。いつまでも悲しんでいても、泣いていても何も変わらない。自分が強くならなければ、ならないのだ。

千早「…何ですって?」

さっきまでとは違い、怒りのこもった表情で戒斗を見つめる千早。

千早「何も知らない貴方にそんなこと言われたくない!」
千早を制しながら戒斗は真剣な表情で問いかける。それは、同じような痛みを知っている者の言葉だ。

戒斗「お前の弟は、そんな墓の前で歌うことを望んでいると思うのか?」

千早「なによ…」

戒斗「もっと大きな、天国からでも見えるような所で歌ってやろうとは思わんのか?」

千早「うるさい!あなたに何がわかるの?私の何を知ってるの?これ以上喋らないで!私は…優しかいないの…」

戒斗「…そうやっていつまでもウジウジ過去にしがみついて生きろ。俺は貴様の人生など知ったことではない」

吐き捨てるような戒斗の言葉、千早は、少し黙ってこう言った。

千早「…わかったわよ、私は、優が好きと言ってくれたこの歌で、天国に届くような高いところで、歌ってみせるわ。貴方に言われて少し考えたの。本当に、優はこんなことを望んでいるのか、って。
優なら、「お姉ちゃん、もっと、広いところで、みんなに歌を聞かせてあげて」っていうはずだから…私は、歌手になるわ。そして、頂点に登りつめて、優に「お姉ちゃん、頑張ったよ」って胸を張って言えるようになる」

戒斗「それでいいんだ。前に進むことでしか、道は開けんからな」

戒斗「お前、名前は?」

千早「如月千早。貴方は?」

戒斗「駆紋戒斗だ」

戒斗「これを俺と思ってもっていけ」

戒斗が手渡したのは、バナナロックシード。

千早「…これは?」

戒斗「それはロックシード。まぁ、お前には意味のないものかもしれんが、受け取ってくれ」

千早「ふふっ…」

戒斗「今度は何がおかしいんだ?」

千早「いえ、珍しい形の…ふふっ…錠前だなぁ…と」

戒斗「…クソッ!いらんなら返せ!」

千早「いえ、これはお守りとしてもっておきます。今日は、ありがとうございました」

戒斗「別に俺はなにもしてない。…機会があれば、また会おう」

千早「さよなら、駆紋さん」

戒斗「じゃあな。如月」

紘汰や戒斗が異世界に飛ばされて一ヶ月。

紘汰は紘汰なりに、戒斗は戒斗なりに、上手くやっていた…

765プロ

紘汰「はい、ワンツー、ワンツー、よし、少し休憩しようか」

真「うーん!疲れたぁー!」

春香「紘汰さんのレッスンって厳しいけど面白いよね」

やよい「はい!紘汰さんのおかげで苦手だったダンスも上手に踊れるようになりました!」

紘汰「はは、照れるなぁ」

紘汰「でもみんながここまで成長できたのはやっぱりプロデューサーさんのおかげだよ」

紘汰「みんなもうDランクのアイドルだ。異例の早さでのランクアップだよ」

紘汰「はは、早いなぁ…」

真「紘汰さん、なんだかおじさんみたい」

紘汰「何だとぉ?!」

…この世界が、俺の居場所なのかもしれない、少しずつだがそう思い始めていた。

一方戒斗はコンビニバイトで生計を立てていた。

戒斗「くそっ…いくら仕事がないとはいえこんな事しか出来んとは…」

あずさ「あのー…」

戒斗「元はと言えばあの女が…」

あずさ「すいませーん?」

戒斗「考えれば考えるほどイライラして来た…」

あずさ「すいませーん!」

戒斗「あ?なんだ!」

あずさ「ひっ!」

戒斗「…すいませんお客様。何か?」

あずさ「あのー、765プロダクションという事務所にはどう行けば?」

戒斗「…地図を印刷するので少々お待ちください」

あずさ「ありがとうございます~」

戒斗「こちらになります」

あずさ「助かりました~」

戒斗「…またおこしくださいませー…」

あーいうタイプが一番嫌いだ…戒斗は内心毒づいていた。

戒斗「今日の仕事はこれで終わりか…時間は…6時、適当なビジネスホテルでも見つけて入るか」

P「あのー、すいません」

戒斗「なんだ」

P「こんな感じの女の人、見ませんてした?」

見知らぬ男は女性の写真を取り出し言った。

戒斗「こいつ…!」

P「し、知ってるんですか?」

戒斗「知ってるもなにも、今日こいつが道を聞きに来た。765プロダクションとかいうトコへの生き方をな」

P「どこに行ったかまでわかります?」

戒斗「知らん」

P「ですよね…あ、あの、もしよろしければ一緒に探してくれませんか?」

戒斗「…何で俺が?」

このとき戒斗はある予感があった。この男は765プロダクションとかいった。如月千早は歌手を目指すと言っていたから、どこかこういう所に入ってるのかもしれない。もしかしたら、彼女に会えるかも。

P「お願いします!とにかく、人手が必要で…」

戒斗「まぁいい、俺はこっちを探す」

P「ありがとうございます!では7時に駅前で落ち合いましょう」

戒斗「わかった」

今、お前は何をしている?如月…千早

戒斗「あの女…一体どこに…?」

戒斗「もしかして方向音痴なのか?」

チンピラ「なぁねーちゃん」

チンピラ2「今から俺らと遊ばない?」

チンピラ3「さすがチンピラ2、すんげー美人ゲット~」

なんだナンパか…そう思って通り過ぎようとした戒斗だったが…

戒斗「あいつ…!!」

昼間のアイツだ…!

あの男に頼まれている以上、助けなければならない。
だがしかし相手は三人、いけるか…?

戒斗「おい、そいつから離れろ」

チンピラ「お?なんだ?やんのか?」

チンピラ「おい、こいつ、やっちまうぞ」

チンピラ2「オッケー」

チンピラ3「了解」

三人がかりは少々厳しいが、戒斗はダンサーだ。軽やかな動きで攻撃をかわしていく。

チンピラ「こいつ…ちょこまかと!」

戒斗「どうした?その程度か」

チンピラ2「おらぁ!」

チンピラ3「ナイスだ!そのままやれぇ!」

戒斗「こいつら…武器を…!」

多勢に無勢、しかも相手は鈍器を出して殴りかかってきた…

戒斗「こんな奴ら相手に使いたくはないが…」

マンゴー!ロック・オン!

戒斗「変身」

マンゴーアームズ! ファイト・オブ・ハンマー!

戒斗「いくぞ!」

チンピラ「な、なんだこいつ!」

チンピラ2「かまうもんかっ!やれぇ!」

戒斗「ふん、多人数で武器を使わなければ勝てないのか?雑魚め」

戒斗はマンゴパニッシャーを投げ捨て、チンピラを締めあげる。

戒斗「二度とこの女に近づくな!」

チンピラ「ひ、ひえぇっ!行くぞ、お前ら!」

チンピラ2「くそっ、覚えとけ!」

戒斗「…大丈夫か?」

あずさ「は、はい…ありがとうございました」

戒斗「とりあえず駅へ行く。お前を探せと頼まれているからな」

あずさ「は、はい…」

駅前

戒斗「いた、あいつだ」

戒斗「おい」

P「はい…あ!見つけてくれたんですね!ありがとうございました!」

戒斗「変なチンピラ共に絡まれてたんだ、そんなことになるならしっかり見ておけ」

あずさ「ぷ、プロデューサーさぁん…ごめんなさい…道に迷っちゃって…」

P「いい加減にして下さいよあずささん、僕が誤っておきましたから、次から気をつけて下さいね?」

あずさ「はいぃ…」

戒斗「俺はいくぞ、じゃあな」

P「ま、待ってください!」

戒斗「まだ何かあるのか?」

P「助けてくれたんです、何かお礼がしたいんです、事務所はすぐ近くなので、是非来てください」

戒斗「断る」

あずさ「私からもお願いします。さっきの姿、かっこよかったですよ?」

P「さっきの姿?」

あずさ「ええと、よく見えなかったんですけど…不思議な錠前を使って姿が変わっちゃったんです、なんだか、本の中の事みたいでびっくりしちゃいました~」

P「不思議な錠前?すいません、すこし見せてもらってもいいですか?」

戒斗「いいだろう」

戒斗はマンゴーロックシードを手渡す。

P「これ!千早がもってるのとよく似てるなぁ」

あずさ「ほんと!千早ちゃん、大切な人にもらったものだって、大事にもってますもんね!」

千早…だと?

戒斗「…おい、事務所に案内しろ」

P「それは構いませんが、急にどうして?」

戒斗「如月…千早。お前らと一緒にいるんだろ?あって話がしたい」

P「千早の、知り合いですか?」

戒斗「ちょっとした縁でな、いいからさっさと案内しろ」

P「は、はい…」

事務所

小鳥「あらプロデューサーさん、おかえりなさい!」

小鳥「あら?そちらの人は?」

P「あずささんを助けてもらったんだ。小鳥さん、この人にお茶をお願いします」

小鳥「はーい」

そういって小鳥は休憩室に入って行った。

P「そういえば名前を聞いてませんね。なんて言うんです?」

戒斗「駆紋戒斗だ」

P「千早なら、もうすぐ帰って来ますから。今日はレコーディングだったんです。いやぁ、入って一ヶ月だっていうのに、すごい成長ですよ」

戒斗「…そうか」

千早「ただいま戻りました」

P「お、噂をすれば」

千早「…!駆紋…さん?」

戒斗「如月…一ヶ月ぶりだな」

千早「どうして、ここに?」

戒斗「ちょっとしたことだ。気にするな」

千早「そう、なんですか」

千早「駆紋さん、私、頑張ってます」

戒斗「みたいだな」

千早「天国の弟と…駆紋さんにみてもらうために…」

戒斗「…俺に?」

戒斗「いや、そんなことより、何故歌手になるのに、こんなところにいるんだ?」

千早「歌手になるためには、色々な経験が必要ですから…」

戒斗「…そうなのか」

小鳥「お茶ですよー、あら、千早ちゃんおかえりなさい」

千早「ただいま戻りました、音無さん」

P「普段そんな喋らない千早があんなにも…」

あずさ「すごいですね、駆紋さん」

千早「…ちょっと、いいですか」

戒斗「…なんだ」

千早「ここでは話しづらいので、奥で」

戒斗「わかった」

応接室

千早「…やっと、会えた」

千早「あなたに会った日から、私は変われました。あなたのおかげで、私は強くなれた」

千早「アイドルというのは、スキャンダルは禁物なので。あまり堂々と話せません」

戒斗「俺は何もしちゃいない」

戒斗「おまえ自身の、強さということだ」

強さ、か。そういえば、あの女も言っていたな…更なる強さを手に入れる、と。

もしかしたら、こいつといれば、更なる強さってヤツがわかるかもしれん。

千早「…駆紋さん?」

戒斗「如月、俺と一緒に、いてくれないか」

千早「え…」

戒斗「俺が強くなる為に、如月、お前が必要なんだ。頼む」

千早「駆紋…さん///」

戒斗「どうしたんだ、顔真っ赤にして」

千早「…もういいです!」

戒斗「そうだ、信じてもらえるかわからんが、もう一つ言っておかなきゃならんことがある」

千早「…なんですか?」

戒斗「俺は、別の世界から来た」

千早「…へ?」

千早「駆紋さんって、冗談も言えるんですね」

戒斗「…冗談じゃない!とにかく!俺はこの世界の人間じゃない!」

千早「そうなら、家もないんですよね?」

戒斗「ああ」

千早「なら、うちに住みませんか?」

戒斗「いいのか?アイドルが男と会ってた、なんてなったら大事だぞ」

千早「大丈夫です、ちゃんと事情は全部説明しておくので」

戒斗「…そうか。なら、よろしく頼む」

千早「決まりですね♪」

千早「じゃあ、もう苗字で呼ぶの、やめませんか?」

戒斗「…わかった」

千早「よろしくお願いしますね、戒斗さん」

戒斗「よろしく頼む…………千早」

千早「はい!」

ちょっと経って

P「うーん、それは僕の一存じゃ決められないなぁ」

千早「そうですか。なら明日社長に相談しますから」

P「そうしてくれ」

千早「はい」

P「だがくれぐれも気をつけてくれ。ゴシップ記事とかはイメージを下げちゃうから」

千早「わかってます」

千早「というわけで戒斗さん、先に家に行ってて下さい。これ、地図です」

戒斗「ああ」

千早「じゃあ戒斗さん、また家で」

戒斗「ああ」

戒斗(…ボディーガード、か。腕も磨けるし悪くないな)

翌日

社長「ボディーガード?」

千早「はい」

P「社長、ちょっと考えてみてください」

P「昨日もあずささん、道に迷って迷惑かけてますし、それに暴漢に襲われてますし…」

千早「このままでは、私は安心してアイドルをやっていけません」

P「どうかお願いします!」

社長「君たちの意見はよくわかった!して、ボディーガード希望の彼はどこにいるんだね?」

戒斗「ここだ」

社長「君が…昨日三浦君を助けてくれたという…」

戒斗「駆紋戒斗だ。よろしく頼む」

社長「弱そうには見えんな…よし、これから一ヶ月、彼を臨時で雇おう。それに見合った働きをしてくれれば、正式に雇う。それでいいかね?」

戒斗「ああ」

千早「やりましたね、戒斗さん」

戒斗「よろしく頼む…プロデューサー、千早、三浦、そして秋月に音無…さんと社長」

P「お願いします」

こうして、戒斗は765プロのボディーガードとなった。

その頃

初瀬「なぁ城之内、鎧武とバロンのリーダーがいなくなってから一ヶ月だが…未だに鎧武が一位ってどーいうことだよ?」

城之内「まあまあ初瀬ちゃん、落ち着いてよ。これはある意味チャンスだ」

城之内「鎧武の方はともかく、バロンの方は確実に二人が力を合わせれば倒せる」

初瀬「いっつもそーいうけど…って!なんだよ…いつからそこにいた?」

謎の少女「おまえ達二人は、輝く星の世界へと行く運命なのだ。これからは逃れることはできん」

城之内「…意味がわからない」

謎の少女「初瀬亮二、お前は力を欲していたな?」

謎の少女「貴様が望むその力、手にいれさせてやる」

初瀬「ほ、ホントか?そ、その力を使えば鎧武やバロンを倒せるんだよな?」

謎の少女「多分な」

初瀬「なぁ城之内!行くしかねぇよ!そうと決まれば早くしてくれ!」

城之内「ちょっと!?初瀬ちゃん?」

謎の少女「では行こう。輝く星の世界へと…」

城之内・初瀬「うっ!うわぁぁぁぁぁぁ!」

初瀬「パッと見変わんねーな」

城之内「もう初瀬ちゃん…後先考えずに行動しないでよね…」

初瀬「ここにくれば力が手にはいるんだろ?さ、力を探そうぜ!」

城之内「そうだね…ここに来た以上それしかなさそうだ」

初瀬「だろ?なら、力を探しに出発だ!」

初瀬「でもよ、力って一体なんだ?」

城之内「…そりゃあ、ロックシードじゃないの?」

初瀬「…だよなぁ」

城之内「ま、コツコツ探すしかないね。あれ、あそこで怯えてるのは…」

初瀬「ようねーちゃん、何だ、犬が怖えーのか?」

雪歩「うわぁぁぁ?び、びっくりしたぁ…」

城之内「ちょっと初瀬ちゃん、怯えてるじゃないか」

城之内「犬を追い払えばいいんだね?」

城之内(まいったな。あの犬超怖そう)

城之内「しょーがない」

イヌ「ガルルルルル…」

ドングリ!ロック・オン!

城之内「変身!」

ドングリアームズ!ネバー・ギヴアップ!

雪歩「ひいいいいいっ!」

初瀬「おい城之内!余計怯えてんぞ!」

城之内「しっしっ!あっちいけ!こら!はやく!」

初瀬(こんなことでいちいち変身すんなよ…)

イヌ「グルルル…ガウッ!」

城之内「ひいっ!」

初瀬「変身したのにそのザマかよ!俺が行くぜ!」

マツボックリ!ロック・オン!

初瀬「変身!」

マツボックリアームズ!一撃・イン・ザ・シャドウ!

城之内「は、初瀬ちゃん?こんなことで変身しないでよ!」

初瀬「お前が言うな!」

初瀬「おい、犬っころ!あっちいけ!」

イヌ「ワンワン!」

犬は走り去って行った

城之内「大丈夫かい?」

雪歩「ひっ!」

初瀬「おいおい、そんな怖がるこたーねーだろ?」

雪歩「で、でたあああああああ!」

走り去って行く少女

城之内「初瀬ちゃん…」

初瀬「俺のせいっていいたいのかよ?」

城之内「いや、もう、いいや…探しに行こう、力」

初瀬「お、おう…」

事務所

雪歩「はぁ…はぁ…」

雪歩「お、おはようございます」

亜美「ゆきぴょんおっは→」

真美「おっは→」

亜美「どしたのそんなにぜ→ぜ→しちゃって」

雪歩「で、出たんだよぉ…」

真美「何が?」

雪歩「ドングリとマツボックリのおばけ!」

亜美・真美「えええええええ?!」

亜美「これは…」

真美「探しに行くしか…」

亜美・真美「ありませんなぁ!」

雪歩「変なところで息を合わせなくていいよぉ!」

亜美「じゃ→ね→ゆきぴょん!」

真美「行ってきま→す!」

雪歩「ああっ!待って!」

雪歩「はぁ…行っちゃった…」

亜美「でも…どこ探したらいいのかなぁ?」

真美「そもそも、昼におばけっておかCよね→」

亜美「ね→」

真美「ま、そのうち見つかるっしょ→」

亜美「そ→だね→」

ドンッ!

亜美「あ、ごめんなさい…」

チンピラ「おい、兄貴の服にシミが出来たじゃねーか」

チンピラ「どうしてくれんだ?」

チンピラ2「アニキ!指示をお願いします!」

アニキ「連れていって脱がして遊んでやれ」

チンピラ「へい!」

チンピラ2「と、ゆーわけだ。来い!」

真美「いやぁ!助けて!」


城之内「初瀬ちゃん、聞こえた?」

初瀬「ああ、聞こえた」

城之内「こんな頻繁に悲鳴が聞こえるって事は、治安の悪い街なのかもしれない」

城之内「という事は大量に悪い奴らがいるってことだ」

初瀬「そいつら全員ぶっ飛ばせば修行にもなるしロックシード探しにもなるな!」

城之内「行こう!初瀬ちゃん!」

初瀬「おう!」



亜美「いやぁ!はなしてぇ!」

チンピラ「ええい、うるさい!」

初瀬「おい悪党共!」

城之内「僕たちが来たからには、容赦はしないぞ」

チンピラ「ああ?なんだでめーら?」

初瀬「俺はアーマードライダー黒影!」

初瀬「僕はアーマードライダー……グ、グリドンだ!」

アニキ「うるせぇぞ!おい、お前らやっちまえ!」

マツボックリ!ドングリ!ロック・オン!

初瀬・城之内「変身!」

マツボックリ・ドングリアームズ!

一撃・イン・ザ・シャドウ!
ネバー・ギヴアップ!

亜美「ねぇ真美…もしかして…」

真美「これが…マツボックリとドングリのおばけ…!」

初瀬「お前らなんて素手で十分だ!な!城之内!」

城之内「あ、あぁ!」

チンピラ「ふざけてんじゃねぇ!」

初瀬「遅いっ!おらぁ!」

仮にも彼らはダンスチームのリーダー。
身のこなしには自信がある。

黒影は特性である素早さをいかし、的確に攻撃を当てていく。

チンピラ「ごふっ…!」

チンピラ2「ち、チンピラ!…て、てめえ…ゆるさねぇ!」

城之内「ひっ!」

城之内は初瀬とは逆に、ドンカチを追い払うように振り回して攻撃していた。

城之内「よ、よし、ここだ!」

ドンカチが相手の脳天に直撃する。

城之内「ま、まぁ当然だね…」

アニキ「た、頼む…俺は許してくれるよな?」

初瀬「いいやゆるさねぇ!」

城之内「君たちのアジトに案内してれないか?」

アニキ「そ、それだけは!」

初瀬「ふーん~どうやら痛い目にあいたいようだなぁ?」

アニキ「わ、わかった!あ、案内してやるから!」

城之内「それでいい」

亜美「ねぇ真美、この人たち、おばけじゃなくって…」

真美「うん、真美達のヒーローだよ!」

アジト

アニキ「ここだ!た、頼む、はなしてくれるよな?」

初瀬「離すわけないだろ?」

城之内「あぁ」

アニキ「た、頼むよぉ!」

初瀬は城之内からドンカチを借りてアニキを気絶させた

初瀬「ここのボスはどこだ?」

チンピラたくさん「あぁ?ボスのとこには行かせねーぞ?」

城之内「ダメといっても、行かせてもらうよ!」

初瀬「おうよ!」

チンピラたくさん「いくぞ!全員でかかれ!」

初瀬「束になってもムダだぜ!」

初瀬は影松を振り回し、チンピラ共を蹴散らしていく

城之内「えいっ!」

城之内はドンカチを地面に叩きつけ、地ならしを起こしながら進んでいく

城之内「ここだ!」

チンピラ共が怯んだ所でドンカチを使い、相手を倒していく。

城之内「や、やった!」

初瀬「いい調子だぜ城之内!」

城之内「このままボスの所まで行こう!」

初瀬「おう!」

ボスの所

ボス「よくここまで来たな…それだけ褒めてやる」

初瀬「俺たちが来たからには、ただじゃおかねぇ!」

城之内「ああ、この力、舐めない方がいい」

ボス「妙なコスプレしやがって…!」

ボスは殴りかかる。ボスだけあって、強い。

城之内「ひっ!」

初瀬「ビビるな城之内!俺たちは変身してんだぞ!おらぁ!」

影松を突き立てるが、余裕でかわされる。

ボス「てめぇ…武器なんぞ使ってんじゃねぇ!」

初瀬「ぐはっ!」

パンチをモロに食らってしまう…つ、強い…

城之内「こ、このスキに…それっ!」

思いっきりドンカチを脳天にぶちかます。ボスだけあって気絶はしない。
ボス「痛ぇ!てめぇ…なにしやがる!」

城之内「…これも立派な作戦さ!」

初瀬「よ、よし…このまま行くぜ!城之内!」

ボス「はぁ…はぁ…やるじゃねぇか、二人とも…」

初瀬「まだまだ、こんなもんじゃねーぞ…!」

城之内「そうだよ初瀬ちゃん…まだ、終われないね」

ボス「…ははっ…久しぶりに…楽しめたぜ…!」

そう言うと、ボスは倒れた…と同時に、緊張の糸がきれた二人も倒れる

一時間後…

亜美「ねえねえ真美、さっきのドングリとマツボックリの人大丈夫かなぁ?」

真美「心配だからちょっといってみよっか」



亜美「おーい、だ、大丈夫ですか?」

初瀬「…き、きみは…」

真美「よ、よかったぁ~生きてる…」

初瀬「…こんなところで…死ぬわけないだろ…」

初瀬「…ところで、城之内は…?」

真美「大丈夫、生きてるよ」

初瀬「よかった…」

真美「あのメガネの人、友達なの?」

初瀬「友達じゃねぇよ…ライバルってやつだ…」

真美「なんで、一緒にいるの?」

初瀬「ライバルと切磋琢磨した方が…成長できるだろ…?」

亜美「あ!目ぇ覚ましたよ!」

城之内「う、うーん…」

城之内「ここは…?」

城之内「初瀬ちゃん…スゴイ傷…」

初瀬「ああ…変身して戦ったとはいえアイツはクソ強ぇ…なんとか勝てたくらいだ…」

城之内「この世界でやることは…」

初瀬「ああ、ロックシード探しでもない、己自身の鍛錬だ…」

初瀬「もっと、もっと、強くなる…ぜ」

亜美「!もしかしてあの車…」

真美「いおりんだよ!助けに来てくれたんだ!」

亜美「あ→っ!いおりん!」

伊織「まったく、あんた達探して来いって社長に言われたから、探しに来たらこんなとこにいるんだもん…」

真美「で、でもよかったぁ…いおりんが来なかったら真美達死んでたよ」

伊織「死んでたって…大袈裟すぎるわよ、ん?そこのボロボロの2人は何?」

真美「真美達を助けてくれた、いい人達だよ!」

亜美「ねぇいおりん、この人たち、事務所に連れて帰って手当してあげたら?」

伊織「そうね…とりあえず車には乗せましょうか。斎藤、お願い」

斎藤「はい」

斎藤「…ん?あそこに倒れてるのは…」

斎藤「伊織お嬢様、あそこに倒れてるのは今問題になっている暴走族のリーダーです。どうされますか?」

伊織「どうもこうも通報しかないでしょ」

斎藤「はい」

伊織「警察に連絡したら言って頂戴。すぐ出発するわ」

事務所

初瀬「…!ここは?」

社長「…目が、覚めたかね」

初瀬「誰だよおっさん…もしかして、おっさんが俺を助けてくれたのか?」

社長「まぁ、私ではなくうちのアイドルだがね」

初瀬「アイドル…?」

社長「ここはアイドル事務所。765プロダクション」

初瀬「そ、それより城之内は?」

社長「ああ、一緒に倒れていた眼鏡の子かね?それならまだ寝ているが…それより、この変な錠前は君の持ち物かね?」

初瀬「…!これはロックシード…?」

社長「知っているのかね?これが何なのか」

初瀬「ああ、間違いなく俺のものだ。これを見てくれ」

社長「持ち物はちゃんと管理するようにしたまえよ」

初瀬「ああ…すいません」

初瀬(…俺の見たことないロックシード…これは…アーモンドか…?)

社長「今日は遅いから泊まっていくといい。カップ麺でよければあるが、何味がいいかね?」

初瀬「醤油で…」

初瀬(…新しいロックシード、か…へへっ…これで…バロンや鎧武にも勝てるかな…)

社長「ほら、出来たぞ」

初瀬「あ、ありがとう…ございます…」

社長「…今日はうちのアイドルを助けてくれてありがとう」

初瀬「い、いえ…」

社長「亜美くんや真美くんの話だと君たちは頭からドングリやマツボックリをかぶっていたそうだが…どういうことかね?」

初瀬「この錠前はロックシード。そしてこの戦極ドライバーを使うとアーマードライダーに変身できるんだ」

社長「ほほう。ちょっと変身してみてくれないか?」

初瀬「えっ?ええ…はい」

アーモンド!ロック・オン!

初瀬「変身」

アーモンドアームズ!
銃撃・クリティカル・ショット!

初瀬「…これが、アーモンドアームズ…」

社長「ほほう!凄いじゃないか!」

その後、夜通しこのおっさんと話し込んでいた。
この事務所の人たちは、悪い人じゃないらしい…

ごめんなさい余りにも黒影が不憫なので強化を入れました…
本編で黒影が何したって言うんだよ…

初瀬「ふぁー…よく寝たぁ…」

城之内「…ん…はぁ…あれ.ここは?」

初瀬「目ぇ…覚めたんだな…」

城之内「あれ…初瀬ちゃん…?」

初瀬「どうやら俺たちはここの人たちに助けられたみてーだ…礼を言わなきゃな」

城之内「それはいいんだけどさ、いったいこの世界はなんなんだ?」

初瀬「…は?今気にすることじゃねーだろ?」

城之内「いや、これを見てくれ」

初瀬「…!それは…ロックシード?」

城之内「…あの族のアジトで拾ったんだ。見たことないロックシードだが…なんだ?これは」

初瀬「わかんねぇけど…とにかく、この世界にはロックシードが存在するってことでいいんじゃねぇか?」

城之内「そうだね、これからはこの謎を探って行こう」

初瀬「それと、修行だな」

謎の少女「…もうすぐ、世界のクラックが閉じる」

謎の少女「こうすれば、無理やりにでも、違った運命を歩ませる事ができる」

謎の少女「でも、この不安は…どういうこと…?」

初瀬「そういや城之内、お前が持ってきたロックシードって何だ?」

城之内「ああ、これは…ビートだね」

初瀬「び、ビート…?あんまり聞かないな」

城之内「ロシア料理のボルシチには欠かせない野菜だよ」

しばらくして

亜美「あ、昨日の…」

真美「え、えっと…昨日はありがとうございます」

初瀬「いいってことよ。ちょうどいい修行になったぜ」

真美「これも見て欲しいんですけど…いいですか?」

真美は今日の朝刊を取り出し、見出しを読み上げる。

真美「謎のヒーロー現る?!ドングリとマツボックリ、その正体とは!」

亜美「だってさ」

初瀬「お、おい…マジかよ」

城之内「見出しと言っても地方欄のほんの少しのところじゃないか」

初瀬「でもよ、新聞に乗ったんだぜ!俺たち!」

城之内「ま、まぁね…」

亜美「昨日の、もっかい見せてよ!」

真美「見たい見たい!」

初瀬「しょーがねーな!行くぜ!」

マツボックリ!ロック・オン!

初瀬「変身!」

マツボックリアームズ!
一撃・イン・ザ・シャドウ!

亜美「そっちのメガネのにーちゃんも!」

城之内「わ、わかった…」

ビート!ロック・オン!

城之内「変身」

ビートアームズ!エンドレス・ラッシュ!

城之内「…これが、ビートアームズ…」


社長「やぁ二人ともおはよう、お、君たちも、起きていたのか」

初瀬「おはようございます」

城之内「おはようございます」

社長「昨日は、本当にありがとう。君たちは何処に住んでいるんだ?是非教えて欲しいな」

初瀬「え!?えっと…」

城之内「僕達、ここに越してきたばかりで。住む場所を探していた所なんです」

社長「そうか…ん?そうだ!君たち、ここで働いてみる気はないかね」

初瀬「は、働く?!」

社長「主に事務的な作業を行ってもらうことになる。部屋は事務所を自由に使ってくれたまえ。アイドル事務所といってもプロデューサーもいないからこの子達はデビュー前でね。今、私が探している所なんだよ」

初瀬「そうなんですか…わかりました!よろしくお願いします!」

城之内「ちょ、ちょっと初瀬ちゃん?!」

初瀬「いいじゃねぇか!住む所も金を稼ぐ場所も一気に見つかった!これで修行に専念できるぜ!」

城之内「た、確かにそうだけど…」

社長「ま、ゆっくり今日一日事務所の雰囲気を見てから決めると良いだろう」

初瀬「はい!」

城之内「ま、いっか…」

城之内(今日一日見てから決めよ。あのおじさんの言うとおりね)

黒井「フフフ…まさかうちの事務所にこんな素敵なモノが生える場所があったとはね…」

彼は大量のロックシードをアタッシュケースにしまいながら呟く。

どれも、紘汰達の世界には存在しないロックシードだ。

アボカド、トマト、パパイヤ、ピタヤ、タマネギ、ニンニク、タケノコ、ピーマン、カボチャ、クリ…

黒井「これさえあれば、うちの事務所はもっと輝く…敵の事務所をコレで襲わせればいいのだからね…」

黒井「この私が頂点に立つ日も近いな…ハーッハッハッハッハァー!」

不気味な高笑いをあげる黒井。更にその手には…



ベルトが握られていた…

黒井「フフフ…まさかうちの事務所にこんな素敵なモノが生える場所があったとはね…」

彼は大量のロックシードをアタッシュケースにしまいながら呟く。

どれも、紘汰達の世界には存在しないロックシードだ。

アボカド、トマト、パパイヤ、ピタヤ、タマネギ、ニンニク、タケノコ、ピーマン、カボチャ、クリ…

黒井「これさえあれば、うちの事務所はもっと輝く…敵の事務所をコレで襲わせればいいのだからね…」

黒井「この私が頂点に立つ日も近いな…ハーッハッハッハッハァー!」

不気味な高笑いをあげる黒井。更にその手には…



ベルトが握られていた…

黒井「フフフ…まさかうちの事務所にこんな素敵なモノが生える場所があったとはね…」

彼は大量のロックシードをアタッシュケースにしまいながら呟く。

どれも、紘汰達の世界には存在しないロックシードだ。

アボカド、トマト、パパイヤ、ピタヤ、タマネギ、ニンニク、タケノコ、ピーマン、カボチャ、クリ…

黒井「これさえあれば、うちの事務所はもっと輝く…敵の事務所をコレで襲わせればいいのだからね…」

黒井「この私が頂点に立つ日も近いな…ハーッハッハッハッハァー!」

不気味な高笑いをあげる黒井。更にその手には…



ベルトが握られていた…

黒井「フフフ…まさかうちの事務所にこんな素敵なモノが生える場所があったとはね…」

彼は大量のロックシードをアタッシュケースにしまいながら呟く。

どれも、紘汰達の世界には存在しないロックシードだ。

アボカド、トマト、パパイヤ、ピタヤ、タマネギ、ニンニク、タケノコ、ピーマン、カボチャ、クリ…

黒井「これさえあれば、うちの事務所はもっと輝く…敵の事務所をコレで襲わせればいいのだからね…」

黒井「この私が頂点に立つ日も近いな…ハーッハッハッハッハァー!」

不気味な高笑いをあげる黒井。更にその手には…



ベルトが握られていた…

ごめんなさい手違いで連投してしまいました…気をつけます。

ピタヤ!ロック・オン!

黒井「変身」

ピタヤアームズ!
龍・皇・降・臨!

黒井「ククク…力が漲る…」

響「社長ー!話って何だ?」

黒井「おお、響ちゃんか…今日は君に渡したいモノがあってね…」

響「渡したいモノ…てゆーか、その格好…何かのコスプレかー?」

黒井「コレを…」

響「これ、ベルト…?」

黒井「そう。これが響ちゃんに更なる力を与える…戦極ドライバーだ!」

響「せ、戦極ドライバー…!」

黒井「さぁ、響ちゃんも…」

響「う、うん…」

シークワーサー!ロック・オン!

響「へ、変身!」

シークワーサーアームズ!

腐・蝕!ハイッサイッハッ!

響「す、すごいぞ…!これ…!」

黒井「だろう?」

黒井「この力で、あらゆるアイドルをねじ伏せ、頂点を目指すのだ…!」

響「う、うん!自分、頑張るからね!」

つまり、品詞に気を付けながら読めば、この文は、バッファローの地に暮らすバッファローたちの社会的階級に見られる上下関係を描写したものとして解釈することができる。
{{Indent|
[Those] (Buffalo buffalo) [whom] (Buffalo buffalo buffalo) buffalo (Buffalo buffalo).<br />
{{small|(バッファローのバッファローがおびえさせるバッファローのバッファローは、バッファローのバッファローをおびえさせる)}}<br />
[Those] buffalo(es) from Buffalo [that are intimidated by] buffalo(es) from Buffalo intimidate buffalo(es) from Buffalo.<br />
{{small|(バッファロー出身のバッファローは、バッファロー出身のバッファローにおびえているが、バッファロー出身のバッファローをおびえさせている)}}<br />
Bison from Buffalo, New York, who are intimidated by other bison in their community also happen to intimidate other bison in their community.<br />
{{small|(ニューヨーク州バッファロー出身のアメリカバイソンは、同じコミュニティー出身のほかのアメリカバイソンにおびえているが、同時に同じコミュニティー出身のほかのアメリカバイソンをおびえさせてしまっている)}}
}}
動物のバッファローを「人間」に置き換え、動詞の "buffalo" を "intimidate" に置き換えれば、この文の理解はより容易になるであろう。
{{Indent|
"Buffalo people [whom] Buffalo people intimidate [also happen to] intimidate Buffalo people."<br />
{{small|(バッファローの人々におびえるバッファローの人々は、同時にバッファローの人々をおびえさせている)}}
}}
文の意味を変えないように、動物の "buffalo" の代わりに "bison" を、動詞の "buffalo" の代わりに "bully" を用い、市名の "Buffalo" をそのまま残せば、次のようになる。
{{Indent|
'Buffalo bison Buffalo bison bully bully Buffalo bison'<br />
{{small|(バッファローのバイソンがいじめるバッファローのバイソンはバッファローのバイソンをいじめる)}}<br />
'Buffalo bison whom other Buffalo bison bully themselves bully Buffalo bison'. <br />
{{small|(他のバッファローのバイソンがいじめるバッファローのバイソンは彼ら自身、バッファローのバイソンをいじめている)}}
}}
この文の構造をさらに理解するためには、"Buffalo buffalo" を何でもいいから他の名詞句に置き換えてみればよい。他の "Buffalo buffalo" をおびえさせる "Buffalo buffalo" を指す代わりに、"Alley cats"(野良猫)、"Junkyard dogs"(猛犬)、"Sewer rats"(ドブネズミ)を使ってみよう。するとこの文は次のようになる。
{{Indent|
"Alley cats Junkyard dogs intimidate intimidate Sewer rats." <br />
{{small|(猛犬がおびえさせる野良猫はドブネズミをおびえさせている)}}
}}
上の文が、'Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo' と同じ文構造、意味を持っているのである。

同音異字によるわかりにくさのほか、この文は以下の理由により、語法を理解するのが難しくなっている。
# 動詞の "buffalo" があまり一般的でない上に、この語自体が複数の意味を含んでいる。
# 名詞の "buffalo" の複数形に "buffaloes" を用いず、単複同形として動詞の "buffalo" や地名の "buffalo" と同じ形を取っている。
# "buffalo" の複数形は "buffaloes" でも良いのにも関わらず、あえて動詞と同じ形を持つ "buffalo" を含んでいる。
# 文中に冠詞や明確な複数形など、構文上重要な手掛かりが存在しない。
# カンマを打たないことで、文の流れがつかみにくくなっている。
# 結果的に袋小路文、つまり文を読み返さずに、さっと読んだだけでは意味を捉えることができなくなっている。
# この文では、ある集合についての[[全称記号|全称的]]な叙述を行なっているが、そこからさらに第2の集合(おびえさせられたバッファローによっておびえさせられているバッファロー)を導き出している。この第2の集合は、当初の集合と同じものとも違うものとも解釈可能である。
# 大文字を無視すると意味の判別が曖昧になる。形容詞の "buffalo" には "cunning"(悪賢い)という意味もあり、この用法によって文を解読すると次のようになる。'Buffalo bison [that] bison bully, [also happen to] bully cunning Buffalo bison'{{small|(バイソンがいじめるバッファロー出身のバイソンは、悪賢いバッファロー出身のバイソンをいじめる)}}
# 関係詞節が中央に埋め込まれており、理解しにくくなっている。

社長「どうだったかね?この事務所は」

城之内「ええ、雰囲気もよくとてもいい場所ですね」

社長「と、いうことは」

城之内「明日からよろしくお願いします」

初瀬「おお!決めてくれたか城之内!」

城之内「初瀬ちゃんの言うとおりだったよ、住む場所、お金、どれとっても好都合だ」

城之内「明日からよろしくね、雪歩ちゃん、伊織ちゃん、真美ちゃん、亜美ちゃん」

雪歩「は、はいっ!」

伊織「ま、せいぜい頑張ってね」

亜美・真美「よろしく→!」

亜美「早速だけど、あだ名つけていいよね?」

真美「答えは聞いてない!」

亜美「はせっちとグリドンでいいよね?」

初瀬「おう、好きに呼んでくれ!」

城之内「な、なんで僕だけ…」

社長「はっはっは、早速仲良くなってくれたようで嬉しいよ。では、明日からよろしく頼むよ」

城之内・初瀬「はい!」

こうして、城之内と初瀬は仕事と家を同時にゲットした…

だが、この世界にしかない謎のロックシード…

一体これはなんなのか?

黒井「美希ちゃん、よくきてくれたね」

美希「あふぅ…なんなの?社長」

黒井「美希ちゃんにコレをプレゼントしようと思ってね」

美希「なぁに?この変なベルト…」

黒井「これは戦極ドライバー…美希ちゃんをもっとキラキラさせるんだ…」

美希「ほ、ホント?」

黒井「ああ、本当だとも」

美希「ねぇ、どうやって使うの?」

黒井「フフフ、こうしてやるのさ…」

パパイア!ロック・オン!

美希「変身!」

パパイアアームズ!

センチネル・オブ・アーマー!

美希「す、すごい…」

黒井「だろう?この堅牢な鎧は美希ちゃんにだけ与えられた力だ」

黒井「存分に使うといい」

美希「うん!」

貴音「失礼します」

黒井「よくきてくれたね貴音ちゃん…さぁ、是非このベルトを受け取ってくれたまえ」

貴音「…何やら不思議な力を感じますが…これは?」

黒井「これは戦極ドライバー…未知の力、ロックシードの力を引き出す事のできるベルトだ」

貴音「ほほう…」

黒井「さぁ、貴音ちゃんも…」

タケノコ!ロック・オン!

貴音「変身」

タケノコアームズ!
居合!バンブー・ブレード!

貴音「面妖な…!」

黒井「だろう?この力は本当に素晴らしい…」

黒井「今日から君たちはアーマードライダーチーム、「フェアリー」だ…」

紘汰達がここに飛ばされてから既に三ヶ月が経過していた。

ここの生活にもすっかり慣れ、完全にこの世界の住人になりつつあった…

紘汰「よく頑張ったじゃないか春香!さっきのオーディションのダンス、すっごい良かったぞ!」

春香「あ、ありがとうございます!」

P「紘汰さんが来てから、この子達は飛躍的に成長を遂げました。本当にありがとうございます」

紘汰「いやぁ、そんな…」

社長「そんな嬉しい事ばかりも言ってられないんだよ…」

P「ですね…最近、謎の生物がアイドル事務所やライブ会場を襲ってるらしいんです」

紘汰「ま、まさか!」

社長「そう、君のまえ言っていた、インベスとかいう怪物の仕業だろう…」

社長「こいつらと戦えるのは君しかいないんだ、頼む!この事務所を守ってくれ!」

紘汰「あたりまえですよ。戦えるのは、俺しかいませんから…」

社長「役に立つかどうかわからないが、ロックシードだ…拾ったんだよ」

紘汰「…!み、見たことないロックシードだ…」

トマト!ロック・オン!

紘汰「変身!」

トマトアームズ!
爆散!トゥ・メィ・トゥー!

紘汰「おお…!」

社長「君をパワーアップさせるロックシードだったわけか…役に立てたようでなによりだ」

紘汰「ありがとうございます!」

社長「それにしても不思議な錠前だ…」

紘汰「僕も、初めて使った時はびっくりしました」

社長「ここだけの話だ…実は、この錠前を売り歩いている奴がいる」

紘汰「錠前ディーラーがいるってことですか?」

社長「これは、怪物を呼び出せる力のあるモノなんだろう?こんなモノを売るなんて…馬鹿げている」

P「みんなにも、気をつけるよう言っておきましょうか」

社長「…だな」

紘汰「俺が、俺しかいないんだ…」

黒井「やぁ、そこのキミ」

男性「…なんですか?急に」

黒井「突然だが、キミに頼みたい事があるんだ」

男性「はぁ」

黒井「この錠前を受け取って欲しい」

男性「なんです、これ」

黒井「とにかく、それの錠を外してみるといい」

男性「…?」カチッ

インベス「グオオ…」

男性「ひ、ヒイッ!」

黒井「この化け物は君の意のままに動く。これで好きな事をするといい」

黒井「ただ一つ、条件があってね」

男性「な、なんですか?」

黒井「この日、この会場でとあるアイドルのライブがあるんだ…君はこの会場に来てこの錠前を開けてくれるだけでいい」

男性「は、はい…わかりました」

黒井「これがチケットだ。では、よろしく頼むよ」

こうして、黒井はロックシードを町中にばらまいていった…

こうして、紘汰達はライブを迎えたのだった…


紘汰「いよいよ今日は三人でライブだな!」

P「みんな、全力を尽くして欲しい」

春香「はい!」

真「あー…ドキドキしてきた…」

やよい「今日は、沢山の人が私たちを見てくれるんですよね?」

紘汰「俺やプロデューサーさん、レッスンで習った事を思い出して、普段通りにやればいい」

紘汰「皆は成長したんだ!」

春香「紘汰さん…」

P「それじゃあ、いつものやるか!」

みんな「765プロ…ファイトーッ…!オーーーーーーッ!」

それが、地獄の幕開けだった

春香「今日は私たちのライブに来てくれてありがとう!」

やよい「うっうー!楽しんでいってくださいねー!」

真「聞いてください!「GO MY WAY!」


ライブは盛り上がり、全て順調にいくかと思っていた…その時…


カチッ

インベス「グオオオオン…!」


キャーーー!な、なにこれ?ば、化け物だぁ!

に、逃げろ!こ、こっちにくる!

ぐっ!い、痛ぇ! お、おい!骨、折れてるぞ!

春香「な、なに…これ…」

真「み、みなさーん!落ち着…うわっ!」

やよい「ああっ!た、大変です!機材が…!」

オレンジ!ロック・オン!

紘汰「変身!」

オレンジアームズ!花道・オン・ステージ!

紘汰「大丈夫ですか!」

客「は、はい…ありがとうございます」

やよい「こ、紘汰さん!」

紘汰「みなさん落ち着いて!この怪物は俺がなんとかします!」

響「ふーん、自分たち以外にもライダーがいたんだな…」

貴音「そのようですね…」

美希「ま、でも3対1なら美希達のラクショーだって思うな」

紘汰「あ、アーマードライダー…?しかも三人も…」

紘汰「どうなってるんだ…」

紘汰「な、なぁ君達も怪物を倒すのを手伝ってくれよ!」

貴音「それはできない相談です」

美希「あいつらがいるとキラキラできないの」

響「自分たちは力をもらった。使わなきゃもったいないさー」

紘汰「そんな…!人が傷ついてるんだぞ…なんで…平気な顔をしていられるんだ!!」

貴音「私達には関係のない事ですから…」

響「貴音、こいつそろそろ黙らせてくれよ」

貴音「…そうですね」

タケノコ!スカッシュ!

貴音の持つ剣、バンブーレイドは伸縮自在の剣。遠くにいる敵でさえ貫くのだ。

貴音「はっ!」

紘汰「がはっ…!」

美希「んじゃ美希はコイツ見張ってればいいんだよね」

美希「あーあ、美希も暴れたかったなー」

響「後は自分に任せるさー」

シークワーサー!スパーキング!

響の持つ銃「酸弾銃」からは、その名の通り酸の弾丸を放つ。

響「おらおらー!一気に崩してやるさー!」

うわっ!く、崩れるぞ!キャーーー!お、おい…お前…足が…!
も、もう嫌…助けてよ…
ああ…誰か…

会場を埋め尽くしたのは、歓声ではなく、三人を恨むような怨嗟の声、痛みに悶える声、そして、悲しみが溢れかえるのだった…

P「幸い死者は出なかったが、負傷者は多数…」

P「骨折、酷いのは手足の切断さえあったようだ」

P「負傷者の中には酸で溶かされたような傷の人もいたらしい…」

春香「なんで…こんな事に…」

やよい「私たちが…何か悪いこと…えっく…ひっく…したんでしょうか…?」

P「三人は悪くないよ…それにしても、あの怪物と…三人のライダー…」

真「紘汰さん…守ってくれるって…言ったじゃないか…!なんで!なんで!」

小鳥「…そういえば、紘汰さんは…?」

P「そういえば、来てませんね…」

路地裏

紘汰「くそおっ!なんで!なんで!皆を守るって…誓ったじゃないか…!」

紘汰「なにも…!なにもできなかった!あの三人のアーマードライダーに…思うように!やられてしまった!」

紘汰「俺が…みんなの…晴れ舞台を…台無しにしたんだ…!」

紘汰「ちくしょう…!ちくしょう…!」

それから更に数日後、765プロダクションの評判はガタ落ち、中には刑事告訴する、なんて声も上がっている。

ネットの方では、アイドル達の写真を燃やすなど、心ない動画がアップロードされ、あるサイトの生放送では、写真どころではなく自宅を特定して、車を壊したり、落書きしたり、イタズラ電話をする様子が放送されていた。

インターネット巨大掲示板「3ちゃんねる」では、

絶許

ファンだったがこれは酷い

などのレスが目立った。

彼女達は何も悪くない。のに、世間は彼女達を叩き続けたのだった…

反対に、勢力を伸ばしているアイドル事務所があった。961プロだ。

そこに所属するアイドル達は、先の事故にあった被害者たちを積極的に支援し、また社長である黒井社長も、被害者への金銭的な支援を行っていた。

誰も、彼らが意図的にあの事故を起こしたなんて思わなかった…

そして、ロックシードを渡した一般人は、証拠隠滅のため跡形もなく、秘密裏に、社長自身の手で抹消していった。

こうして、彼らの悪行は表に出る事なく、「優しい961プロダクション」のイメージが浸透していったのであった…

一方その頃…

戒斗「今日はいよいよ初の単独ライブだな」

千早「はい。ここまで頑張ってこれたのもここの皆や戒斗さんのおかげです」

戒斗「俺は何もしちゃいない…お前が強くなっただけだ」

千早「いえ、私が強くなれたのは、戒斗さんがいてくれたからです…」

あずさ「あらあら~千早ちゃん、顔赤いわよ?」

千早「もう!あずささんったら…」

P「ま、今日は千早の晴れ舞台だ!頑張ってくれよ、千早!」

千早「はい、やっと、ここまでこれたんですから…」

千早(優…お姉ちゃん、頑張るからね、見ててね…)

くぅ?疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見くれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

くぅ?疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見くれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

ライブ会場

千早「皆さーん!今日は来てくれてありがとう!」

千早「皆さんのために!精一杯歌います!」

ワー!ワー!キャー!

裏方

P「うんうん、千早もここまで来たか…」

戒斗「感傷に浸るのは、まだ早いぜ」

P「…そうですね、このライブが成功してから、ですよね」

戒斗「そういうことだ、俺は会場を回ってくる。怪しいヤツがいても困るからな」

P「お願いします」

戒斗「ふぅ…こんなものか…さて、そろそろ戻るかな…」

響「ふぅ、社長も人使いが荒いよなー…」

美希「しょうがないの」

貴音「わがままを言ってはいけませんよ、響」

戒斗「何者だ」

響「これをみればわかるさー!」

シークワーサー!ロック・オン!

響「変身!」

シークワーサーアームズ!腐蝕!ハイッサイッハッ!

戒斗「…!アーマードライダー!?」

響「おらあーっ!」

戒斗「くっ!」

躱すのに精一杯で変身できない戒斗。
それに追い打ちをかけるように…!

美希「変身!」

貴音「変身!」

パパイアアームズ!タケノコアームズ!

センチネル・オブ・アーマー!
居合!バンブーブレイド!

戒斗「多勢に無勢か…!」

戒斗「くそったれ…!」

響「トドメといくか、歯ごたえなんてなかったぞ」

響「くらえッ!」

戒斗「ぐあああああっ!」

モロに酸弾銃の弾丸を喰らった戒斗。
全てを溶かす威力は絶大。

響「さて、そろそろ殺りにいくぞ、貴音、美希、インベスをまいてくれ」

美希「メーレーはしないでほしいな」

インベス達「グオアアアアアア…!」

貴音「存分に暴れられますね」

響「さ、如月千早も始末するぞ」

響「さーてと、始めるかー」

な、なんだよこいつら…!きゃーっ!
うっ…うわあああああああ!う、腕がああああああ!

響「なーんだ、情けないなぁ…」

銃を連射する響、剣で貫く貴音、人を人とは思わぬ行動に、千早は…!

千早「もうやめて!一体あなたたちは何がしたいの!」

響「おまえが如月千早か…」

響「美希!貴音!そこの観客は任せたぞ!自分はこいつを殺る!」

貴音「わかりました」

美希「りょーかいなの」

美希「といってもミキは防御専門だから、インベスで遊ぶの!」

グオアアアアアアア…!ひ、ヒイーッ!殺される…!く、崩れるぞ!

響「さーて、どう料理してやろうかなー!」

千早「あ…あああ…お、お願い…やめて…!」

響「こんな面白い事、辞めるわけないぞ」

千早(ごめんね優…私…ここで…!」

P「待て!」

響「ん?なんだお前?」

千早「ぷ、プロデューサーさん…!それに…みんな!」

あずさ「だ、大丈夫?千早ちゃん!」

律子「千早!」

バナナ!ロック・オン!

P「変身!」

バナナアームズ!ナイト・オブ・スーピアー!

P「戒斗さんから託されたこの力で、お前らを倒す!」

数十分前

戒斗「おい…!」

P「か、戒斗さん!?ど、どうしたんですかその傷!」

戒斗「なんにも言わず…これを受け取れ…!千早を…守るんだ…!」

戒斗「あのアーマードライダー…千早を…殺すと言っていた…」

P「こ、殺す…!?」

P「わ、わかりました…!やります…!」

あずさ「プロデューサーさん…私達も…行かせて下さい!」

P「ダメだ!律子やあずささんまで危険にさらす訳にはいかない!」

律子「仲間を放っておくなんて!私たちにはできません!」

あずさ「そうですよ!」

P「…わかった…だが、自ら危険な行動をとるのは、やめてくれよ…」

あずさ・律子「はい!」

戒斗「お前らには…これを渡しておく」

あずさ「こ、これは…?」

戒斗「ピンチになったら錠前を開けろ…インベスを操って自分の身を守れ…!」

戒斗「頼んだ…!」

P「…はい!」

P「行くぞ!」

響「おらッ!溶けろ!溶けろ!」

P「くそっ…!あの弾に当たると溶けてしまう…!どうすれば…」

弾くだけで精一杯のP。戦闘には慣れていないので当たり前だが、そんな事はお構いなしに、響は襲ってくる。

シークワーサー!スパーキング!

響「これで終わりさー!」

P「く、くそっ…!」

バナナ!スパーキング!

なんとかして弾くが、形勢は逆転する事もない。そんな事をしている間に…!

貴音「…そろそろあの三人を始末しましょうか」

美希「賛成なの」


P「千早ァ!」

千早(ごめん…ごめんね…優…!」

あずさ「危ない!」バッ

千早「あっ…あず…さ…さん…」

バンブーレイドに貫かれるあずさ。腹にモロに突き刺さったため、生存は絶望的…!

貴音「…あっけないものですね」

千早「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!


P「あずさ…あずさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!」

律子「そんな…そんなぁ…!」

P「絶対に許さないぞお前ら!殺してやる…殺してやる!あずささんが受けた痛みを、思いしれぇ!」

響「やれるものならやってみたらいいさー!」

P「あああああああ!」

バナナ!オーレ!

P「はああああああ!」

バナナ!スカッシュ!

P「うああああああああああ!」

バナナ!スパーキング!

響「そんな攻撃、あたるわけないさー!」

ただ、怒りで我を忘れ槍を振り回すP…それを嘲笑うように、響は着実にダメージを与えている

シークワーサー!オーレ!

響「はっ!」

P「がはっ…!」

P「はぁ…はぁ…あ、ず、さ…さん…」


響「そんなにあの女が好きだったのか?」

P「ああ!好きだったさ!いつも、事務所みんなを癒してくれた、あずささんは!皆に愛されてた!お前らみたいなクズとは違ってな!」

響「クズ…か…言ってくれるじゃないか!」

P「ああクズだ!何回でも言ってやる!クズ!クズ!クズ!クズ!死んでしまえばいい、いや、今度こそ殺してやる!こいよ!どうした?俺ら全員始末するんじゃねーのかよ!」

響「貴様あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!自分たちをここまでコケにしてただで済むと思うなよ!」

怒りで我を忘れ、突撃する響。その隙を狙って!炸裂する!バナスピアーが!

P「計画通りだ」

そう、Pは、響を怒らせ、ベルトを破壊しようとしていたのだ!

変身が解除される響。そして…

P「殺したらお前らと同類になるからな、命だけは助けてやるよ…」

響「クソがッ…!この屈辱…ぜってぇ忘れないさー…!」

響「撤退だ!二人とも…!」

美希「はいはい、なの」

貴音「了解です」

何とか三人を退けたが、その代償は余りにも大きかった…!

P「くそおっ…なんで…!あずささんが…!」

律子「わ、私のせいです…錠前を、開けられなかったから…!」

千早「いえ、悪いのは…全て私です…」

千早「私が…!私が…!全部…!」

P「自分を責めるな…!悪いのは俺だ…!」

千早「その言葉、そっくりそのまま返します…」

戒斗「…あずさが、死んだのか」

戒斗「俺さえ…俺さえちゃんとしていれば!あずさは死なずに済んだんだ!また!まただ!俺が弱いばっかりに!力がないばっかりに!大切なモノを!失っちまった!許さん…!許さんぞあの…アーマードライダー!見つけ出して必ず殺してやる!あずさが受けた痛みを、そのまま返してやる!」

戒斗「千早!P!秋月!いつまでもメソメソしてるんじゃねぇ!あずさがお前達に望んていることはそこで自分の死を嘆いてもらうことか!違うだろう!千早に!秋月に!いつまでも歌ってもらいたいからだろう!立ち上がれ!」

P「戒斗…さん」

戒斗「俺は出て行く。あいつらに復讐するためにな。短い間だったが、楽しかったぜ」

千早「戒斗さん!待って!」

戒斗「待つか!」

千早「あっ…!」

そう言い残して、彼は行ってしまいました…

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