ほむら「安価で遺恨を断ち切る。絶対に」(901)

中沢「しゃぶれよ」

恭介「」

まどか「パパがお風呂湧いてるって!」

ほむら「先のマーボーで汗まみれのままだし、丁度良いかもね」

織莉子「麻婆ぐらいで汗?」

ほむら「貴女が異常なのよ」

まどか「誰から入る?」

>>6
1.まどか
2.ほむら
3.織莉子
4.二人任意
5.三人

まだやってんのかコレ

織莉子「狭いだろうから先ず二人で入っては?」

ほむら「そ、そうね…」

ほむら「でも誰から?」

>>14 コンマ
偶数:奇数:3倍数=まどほむ:まど織莉:ほむ織莉

ほむら「まどか、私達と二人で入りましょう」

まどか「ま、またわたしと?///」

ほむら「えぇ」

まどか「ど、どうしてかな///」

ほむら「彼女の胸を見てみなさい」

織莉子「…?」

ほむら「…奴は私達の敵よ」

織莉子「えっ」

まどか「…う、うん…」

ほむら「と言う事で織莉子。一人で惨めに待ってるのね」

ガチャバタン

織莉子「…」

~風呂~

まどか「…ほむらちゃん」

ほむら「何かしら」

まどか「前に、全部教えてくれたことあったでしょ?」

ほむら「えぇ」

まどか「…えっと、ピルプルゲルの黄昏?だったっけ?」

ほむら「ワルプルギスの夜」

まどか「あ、あぁそうそう、それ!」

ほむら「…それが?」

まどか「一回出ただけで、何千人も犠牲になっちゃうんだよね…?」

ほむら「えぇ。一般人には見えず、大災害として認識されるわ」

ほむら「それに、何千人なんて物じゃない。町一個吹っ飛ぶわ」

まどか「…今までほむらちゃん一人で戦ってきたって、言ってたよね?」

ほむら「…えぇ」

まどか「…今回はさやかちゃんや杏子ちゃんも居るから、大丈夫だよね…?」

ほむら(…一応キリカも居るのだけれどね)


ほむら(…さて)

>>24
1.大丈夫
2.正直自信が無い
3.その他

1

ほむら「えぇ、大丈夫よ」

ほむら「今は私を含めて4人居るもの。今は…ね」

まどか「…えっと、ほむらちゃんとさやかちゃんと、あと杏子ちゃんと…あれっ?」

ほむら「知り合いがもう一人居るの」

まどか「あ、そっか。それなら安心だねっ」

ほむら「えぇ」

ほむら(…流石に4人ならきっと、今度こそいける筈…)

ほむら「安価で遺恨を断ち切る」
ほむら「安価で遺恨を断ち切る」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342185174/)
ほむら「安価で遺恨を断ち切る。この手で」
ほむら「安価で遺恨を断ち切る。この手で」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342265236/)
ほむら「安価で遺恨を断ち切る。絶対に」
ほむら「安価で遺恨を断ち切る。絶対に」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342339982/)

>>1すごい

ほむら(しかし。あと一つの厄介ごとと言えば美国織莉子)

ほむら(…彼女の能力自体は、ワルプルギスの夜と戦う用に是非とも欲しい)

ほむら(けれど一度未来予知の力を手にすれば…)

ほむら(まどかの魔女化のビジョンを見て、真っ先に抹殺しに来る)

ほむら(彼女自身の戦闘能力は、未来予知以外はそれほど高くは無い)

ほむら(…けれど、魔法少女が一度に集まるその時に)

ほむら(呉キリカと組む様な事が起これば、目も当てられない事になる)


ほむら(…やはり、織莉子には話しておくべきかしら。魔法少女について)

ほむら(何も知らない間にキュゥべえと接触してしまったら)

ほむら(あのイレギュラーな周回の再来となる)

ほむら(…考え物ね)

ほむら(ソウルジェムの真実と魔女化の話)

ほむら(これだけ揃えば、契約阻止の材料にはなり得る)

ほむら(けれど、それでも彼女が救世を志した場合は…)


ほむら(…どっちにする…?)

ほむら(このまま放っておいたら、どの道キュゥべえが接触してくるかもしれない)

ほむら(かと言って情報を与えたら、乗るか反るかどっちに出るか分からない)

ほむら(どっちだ…?)

>>37
1.織莉子に伝える
2.伝えない
3.もうちょっと待つ

1

ほむら(…伝えましょう)

ほむら(どちらに出るか分からないのを恐れて、それでキュゥべえとの接触を許してしまえば)

ほむら(それこそタイムアップよ)

ほむら(万が一契約しそうになったら)

ほむら(最悪、殺せば良い)

ほむら(時間停止と魔女結界を使えば簡単な事よ)

~鹿目家・ベランダ~

ほむら(…まどかの寝ている間に、美国織莉子が来るようここへ呼んだ)

ほむら(まどかにとっては、あまり気分の良い話じゃないだろうから)

ガララッ

織莉子「ほむらさん、何の御用かしら」

ほむら(…来たわね)

ほむら「美国織莉子」

織莉子「…?はい」

ほむら「今日は貴女に見せたい物があるの」

  /\___/\
/ ⌒   ⌒ ::: \

| (●), 、(●)、 |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  < はやく
|   ト‐=‐ァ'   .::::|    \_____
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\

ほむら(論より証拠、先ずは変身しましょう)


ほむら「変身」キュピーン

織莉子「!?」


ほむら「…これが魔法少女よ」

織莉子「…」

ほむら「どう?一見良さげに見えるでしょう?」

織莉子「…まぁ、えぇ」

ほむら「…けれどね、あまり良い物でも無いのよ」

織莉子「それはどう言う…?」

ほむら「…」


ほむら(願いを叶えて貰える代わりに、魂を抜き取られる事)

ほむら(そして、何時かは魔女になってしまう事を伝えた)


ほむら「…と言う事よ」

織莉子「…」

ほむら「事実上私達は、同族を何人も殺してきたと言う事になるわ」

ゴクリ

織莉子「…町が滅びてしまうのでしょう?」

ほむら「…」

織莉子「先程風呂場で話していた事が聞こえてきて…」

織莉子「何かのファンタジーの話かと思えば、そう言う事だったのね」

ほむら「…余計な事まで聞いて覚えてたのね」

織莉子「えぇ、ごめんなさい」

ほむら「…」

ほむら「…流石に先に話した二つのデメリットを知れば、契約するつもりも無くなると思うのだけれど」

織莉子「…えぇ」

ほむら「貴女はどうなのかしら?美国織莉子」


ほむら「こんな石ころにされて、何時かは魔女になる運命に捕われ」

ほむら「自分と同類の奴等の成れの果てに対し」

ほむら「殺戮を繰り返す覚悟は、あるかしら?」

織莉子「…」

>>55 コンマ
偶数:奇数=有る:無し

>>44
>ほむら「今日は貴女に見せたい物があるの」

HMR「おいORKォ お前さっき俺が着替えてる時チラチラ見てただろ(因縁)」

ORK「いや 見てないですよ」

HMR「うそつけ絶対見てたゾ~」

ORK「何で見る必要なんかあるんですか(正論)」

MDK「あお前さ美国さ さっきヌッ脱ぎ終わった時にさ なかなか出てこなかったよな(因縁)」

HMR「そうだよ(便乗)」

ORK「いやそんなこと」

HMR「見たけりゃ見せてやるよ(震え声)」

織莉子「…ごめんなさい、流石に無理だわ」

ほむら「賢明ね」

織莉子「えぇ、命に代えてまで叶えたい願いと言うのが無いもの」

織莉子「…ちょっと前なら、多分契約していたんでしょうけれど」

ほむら「…と言うと?」


織莉子「貴女もご存じの通り、政治家の家で育ってきたの」

織莉子「何時だったか、私の通っていた白女では学園のトップと持て囃されてきた」

ほむら「…えぇ」

織莉子「けれど例の事件以来、さっきまでとは打って変わって白い眼で見られる様になったわ」

織莉子「…自分自身、何かが変わった覚えもなく」

織莉子「父親の評価によって、自分の評価も立場も全て変わってしまった」

ほむら「…」

織莉子「ならば自分は何なのだろう、って思う様になって…」

織莉子「生きる意味が欲しかったわ」

ほむら(…恐らくはこれが彼女の願いだったのかしら)

ほむら「…それで今は?」

織莉子「…いいえ、まだ見つけられていない」

ほむら「…そう」

織莉子「…けれど、以前の様な死にながら生きている日々よりは良くなってる気がするの」

織莉子「モノクロの世界に、僅か彩りが加えられたようで」

ほむら「…」

織莉子「…ほむらさんとまどかさん、貴女方には感謝しているわ」

織莉子「あの一件以来、こう言う今日みたいな経験は初めてよ」

ほむら「…そう…」


ほむら(…この人も独りぼっちだったのね)

ほむら(全く揃い揃って魔法少女と言うのは、そんなのばかり…)

織莉子「命を懸ける事もできない身で申し訳ないけれど」

織莉子「健闘を祈ります」

ほむら「…えぇ、ありがとう」


織莉子「そろそろ寝ましょうか」

ほむら「えぇ」

~まどか部屋~

まどか「Zzzzzzzzzzz」

織莉子「ZZZZZZZzzzzzz」

ほむら「…今日はこんな感じかしら」

所持アイテム:ソウルジェム、眼鏡、三つ編み用のリボン(紫)、カロリーメイト、スポーツドリンク、miyoco仕様の布団叩き、iPhone、iPad、恭介と中沢の濃厚ガチホモセクロス画像

電話連絡先:まどか、さやか、織莉子、恭介

好感度
まどか★★★★☆
さやか★★★☆☆
 マミ ( 死 亡 )
杏子 ★★☆☆☆
織莉子★★★☆☆
キリカ ☆☆☆☆☆
仁美 ( 死 亡 )
恭介 ★★☆☆☆

~ワルプルギスの夜の前日~

ほむら「…今日は私の方から皆に伝えてある」

ほむら「今日が日常生活を送る上での最後の日となるかもしれない」

ほむら「だから、魔法少女としての生活からは離れ」

ほむら「各自で自由行動を取る様に、と」

ほむら「…さて」

ほむら「誰か一人に会うぐらいは、良いかもしれないわ」

>>73
1.まどか
2.さやか&恭介
3.杏子
4.織莉子
5.キリカ
6.巴マミの家

やっぱ1でしょ

おい、キリカルートかよ

~キリカ監禁部屋~

ガチャ

ほむら「おはよう」

キリカ「おはよう糞野郎」

ほむら「メシの時間よ、食いなさい」

キリカ「…今日に限ってケーキとは…」

ほむら「えぇ、味覚障害者用の激甘紅茶も用意してあるわ」

キリカ「っは、それならまだ子ども扱いのがマシだね」グビグビ

まあキリカほっとかれてたからな
触れておいてほしい存在ではある

キリカ「…少し聞いていいかい?キチガイ」

ほむら「なぁに?」

キリカ「…普段戦闘用人形として扱き使うだけ使って」

キリカ「それ以外の時には極力飯の時にしか関わらない君が、私に何の用で?」



ほむら「>>84

ボコす

ほむら「ボコす」

キリカ「…」

ほむら「ボコしに来たのよ」

キリカ「ックハハハッ!またなのか」

ほむら「…」

キリカ「…何時も君はそうだよね。何かと機嫌悪ければ当たりに来る…」

ほむら「えぇ、そうね」

キリカ「私もこれでも生身の人間だけどなぁ。当たられるたびにジェムが濁ること濁ること」

ほむら「まぁ、浄化出来てるから良いじゃない」

キリカ「…ねぇDV女」

ほむら「なにかしら」

キリカ「私なりにさ、考えてみたんだ」

キリカ「君にそこまで恨まれる理由をさ」

ほむら「…」

キリカ「私自身、他人に、世の中の全てに興味が無いと装ってきたのさ」

キリカ「ま、実際は友情や愛情にも怖くて向き合えないいじけた性格なだけだったけどね」

キリカ「その分、他人とは極力関わらない様にしてきたさ」

ほむら「…」

キリカ「そんな私を執念深く恨む接点を考えに考えて探した結果」

キリカ「まるっきり心当たりが無いんだ」

ほむら「…」


キリカ「…それに、固有魔法は願いによって変動するだろう?」

ほむら「えぇ、そうね」

キリカ「君はまるで『違う自分になりたい』と言う願いからこの魔法が生まれる事を知っていたかの様だ」

キリカ「私と共闘する上での動きを見てそう取れるね」


キリカ「その上で問うけど、君は結局誰だったんだ?」

キリカ「私を、しかも魔法少女の私を知ってそうだったけど」

ほむら「>>96

時間逆行者

ほむら「時間逆行者よ」

キリカ「あぁなるほど、道理で分からん訳だ」

キリカ「何が有ったか聞くつもりも無いけれど、そこで私は恨まれる様な事をしたんだろうね」

ほむら「えぇ。貴女が受けた仕打ちすら生温いと思う程までに」

キリカ「そう言うの比べるかなぁ~」

キリカ「…とまぁそれ、その、アレだ、それは些細として、これは覚えておいた方が良いね」

キリカ「精々私の恨みも忘れない事だね」

ほむら「えぇ、だからワルプルギスの夜を撃破した後、街を去らせてもらうわ」

キリカ「へぇ、それはまたどうして」

ほむら「貴女から逃げる為よ」

ほむら「>>105

1.貴女にこの町を譲る為よ
2.貴女の殺人予告から逃げる為よ
3.皆に迷惑はかけられない
4.一人旅がしたいの
5.その他

×キリカ「…とまぁそれ、その、アレだ、それは些細として、これは覚えておいた方が良いね」

○キリカ「…とまぁそれは、その、アレだ、それは些細として、これは覚えておいた方が良いね」

安価↓

スタンドバイミーって映画にはまってて…

「…とまぁそれは、その、アレだ、それは些細として、これは覚えておいた方が良いね」

キリカ「精々私の恨みも忘れない事だね」

ほむら「えぇ、だからワルプルギスの夜を撃破した後、街を去らせてもらうわ」

キリカ「へぇ、それはまたどうして」

ほむら「>>105

1.貴女にこの町を譲る為よ
2.貴女の殺人予告から逃げる為よ
3.皆に迷惑はかけられない
4.一人旅がしたいの
5.その他

ほむら「皆に迷惑はかけられない。黙って消えるわ」

キリカ「既にかけまくりじゃないかな。特に私に対する恨み」

ほむら「貴女はどうでもいいもの。奴隷としか思ってないし未練も無い」

キリカ「だろうね。現に私は君に何とも思ってないどころか、出先で苦しんで死ぬ事を願ってる」

ほむら「生憎、苦しむ事には慣れているの。貴女が望むまでも無いわ」

キリカ「ハハッそれは残念だ」


キリカ「で?まだボコさないのかい?」

ほむら「よくよく考えたら、明日までにはソウルジェムを保っておかないとだから」

ほむら「やめにするわ」

キリカ「まぁ、それが良い。うん」

ほむら「…では、失礼するわね」

キリカ「あぁ、今度顔を合わせるのは最後な?」

ガチャ、バタン

キリカ「…」

キリカ「…」

キリカ「…」
























キリカ「…」ニタァ

~ワルプルギスの夜の日・避難所~

タツヤ「きょうはなに~きゃんふなのー?」

知久「あぁそうだ!今日はみんなでキャンプだー!」

タツヤ「うわあぁーい。あうあうあぁ」

まどか「…」

詢子「…」

~暴風圏~

杏子「…なんださやか。ビビってんのか?」

さやか「そ、そんなわけ…!」

杏子「嘘こけ。足が震えてんぞ」

さやか「…む、武者震いだよ」

杏子「言うなぁ全く」


ほむら「…キリカ」

キリカ「何だい?」

ほむら「途中で裏切る真似をしてみなさい」

ほむら「戦力外として、何時でも殺して上げるから」

キリカ「あぁ、構わないよ。最後まで従いはするさ」



キリカ「…ハハッ」



さやか「…っ」



杏子「来るぞッ…!」



ほむら「…来る…!」

            *   *   *
         *  .※  ※  ※.  *
       *  ※ ☆ ☆ ☆ ☆ ※  *

      *  ※ ☆   ※ ※   ☆ ※  *
     *  ※ ☆  ※   ※   ※  ☆ ※  *
    * ※ ☆ ※   ※ ☆ ※  ※ ☆ ※ *
   * ※ ☆ ※  ※ ☆  .☆ ※  ※ ☆ ※ *
  * ※ ☆ ※ ※☆     ☆※ ※ ☆ ※ *

  * ※キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!※ *
  * ※ ☆ ※ ※☆     ☆※ ※ ☆ ※ *

   * ※ ☆ ※  ※☆  .☆※  ※ ☆ ※ *
    * ※ ☆ ※   ※ ☆ ※  ※ ☆ ※ *
     *  ※ ☆  ※   ※   ※  ☆ ※  *
      *  ※ ☆   ※ ※   ☆ ※  *
       *  ※ ☆ ☆ ☆ ☆ ※  *

         *  .※  ※  ※.  *
            *   *   *

「アハハハハハハハ...アハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」

杏子「ッ…デケェ…!!」

さやか「姿を現してるだけでも、すごい威圧感…!」

キリカ「まるで聳え立つ糞の様さ」



「アハハハハ...ハハハハハハ......ハハハハハハハハハ!!」



ほむら(…今度こそ…)

ほむら(…)





ほむら「遺恨を断ち切る」

>>140-141
ワロタ

ほむら(今回は、速度低下の使える呉キリカが居る)

ほむら(そこへ私がクロックアップを使用すれば)

ほむら(実質、少ない魔力消費で二重のクロックアップを使用出来るのと同じことになる)

ほむら(時間停止より、魔力消費は少なく燃費が良い)

ほむら(その間にキリカには使い魔を葬ってもらい)

ほむら(私はRPGを打ち込む)ズドォォォォンズドォォォォォォォンズドォォォォォォォン!!

さやか「だぁああっ!!」ッシャァアアアッ!!

「アハハハハハハハハハハハハハ!!」

さやか(杏子の槍を足場にして、縦横無尽に切り裂く)

さやか(危なくなったら引き下げて)

さやか(剣のトリガーを引いて刃を飛ばしつつ逃げる)

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」ゴォォォ

杏子「さやか!引け!!」

さやか「おっけー!」ビュンッ

さやか「はぁっ!!」バシュンバシュンバシュンッ

「ハハハハハハハハハ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

杏子「ッラァアアア!!」ッダァアアアアアン!!

「アハハハハハハ・・・!!ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

さやか「うぁっ!…何よその槍、デカ過ぎじゃん!特訓の時無かったじゃん!」

杏子「へへっ、こう言う事も出来るんだぜ」

杏子「今日はコイツ専用の出血大サービスってなぁ!」ッダァアアアアアアン!!

「アハハハハハハハハハハ!!ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

ほむら(あの槍は、かつて魔女化したさやかを相手に自爆する瞬間に使っていた槍)

ほむら(普段の魔女の戦いに於いては、オーバーキル過ぎて魔力の浪費技でしか無い)

ほむら(けれど、圧倒的にな固さを持つワルプルギスの夜が相手なら割に合う、か)

ほむら(キリカの速度低下とクロックアップを使いつつ、魔力でタンクローリーを動かす)

ほむら(それはもう、相対的に見て音速の域に入っているでしょうね)

ほむら(ただでさえ火力のあるタンクローリーに圧倒的加速を付けてぶつけ)

ほむら(爆発させる)ズドォォォォォォォン

ほむら(対艦ミサイルはトドメの為にとっておきましょう)

ほむら(次に、近場にある武器としては…)

>>160
1.ショベルカー
2.タンクローリー
3.布団叩き
4.その他

3

さやか

ほむら〈さやか!〉テレパシー

さやか〈どうしたほむら!〉

ほむら〈悪いけれどこっちに来て!隊列の組み換えよ!〉

さやか〈おっけい!〉

ほむら(さやかは何かと動きが早い)

ほむら(そこへ更にクロックアップと速度低下の利点を与えればかなりの火力となる)

ほむら(彼女を加速させる為に、私がくっ付いてなければならないのが難点だけれど)

さやか「よっと」シュタッ

ほむら「来たわね」

さやか「へへっ、お待たせ」

ほむら「よし、さっそくだけれど、私の手を握って」

ほむら「キリカの速度低下の展開下で、貴女と共に加速して火力を上げる」

ほむら「出来るわね?」

さやか「おう!」

ほむら「よし」


ほむら「クロックアップ」カチッ...カチッ...カチッ...カチッカチッカチッカチッカチカチカチカチ

ほむら(さやかと動く以上、接近戦は避けられない)

ほむら(よって、微力ながら私も接近用武器を使用する)


ほむら(奈良県にて、おばさんからもらったこの布団叩き)

ほむら(魔力でも帯びているのか、何故だか凄い衝撃波を醸し出す)

ほむら(私はこれを、金属でコーティングして改造した)

ほむら(今ではこれも、立派な凶器よ)


さやか「はぁああああああああああっ!!」ビュンッ!!

ほむら「っあああああああああああああああっ!!」ビュンッ!!

そりゃ奈良の伝説のヒップホッパーだからな

ッバァアアアアアアアアアアアン!!

「アハハハハハハ・・・ハハハハハハハ・・・・!!」

ほむら「よし…衝撃波が利いてる!」

さやか「あんたって時間止めてコソコソしてるイメージ有るけど」

さやか「案外接近戦もやるじゃん!」

ほむら「速度低下とクロックアップの下でだけだけれど…!」

さやか「よし…もう一発かまそうよ!」

ほむら「…えぇ…!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

BBA「アンタも、許せない相手がおるんやろ?」

BBA「なら、それ使いぃや」

BBA「それはええ音出るで?」

BBA「アンタの泣き声と悲鳴を」


BBA「ソイツにぶつけるんや」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ほむら「えぇ…ぶつけてやるわ!」

ほむら「けれど、これは最後…!」


ほむら「上げる悲鳴や泣き声も」


ほむら「今回で最後の声にしてやる!!」

~避難所~

まどか「…ほむらちゃん…皆…」

まどか(…ほむらちゃんは、四人で戦うから大丈夫って言ってた)

まどか(…けれど、ここから見えるの…)

まどか(ビルが吹き飛ばされ、風で宙に浮いてる所が…)

まどか「…みんな、あんな中で戦ってるんだ…」







QB「…やぁ、鹿目まどか」ヌッ

まどか「…!!」

分岐点が来たぞ!!

やめて!

まどか「…っ!」ギリッ

まどか「…何しに来たの…!」

QB「暁美ほむらの近況について話そうかと思ってね」

まどか「…っ」ギリリッ


QB「…君は、暁美ほむらの言う事を信じているのかい?」

まどか「…うん…」

QB「彼女たちたった4人だけで勝てる、ワルプルギスの夜と渡り合える、と」

まどか「…うん……!」


QB「…いや、それはどうかなあ?」

まどか「…どういう事」

QB「いいかい?まどか、よく聞くんだ」

まどか「…」

QB「…暁美ほむら。彼女は勝ち負けに関わらず、戦うしかないのさ」

まどか「…え」

QB「何度もワルプルギスの夜に撃たれ、傷だらけになり、それでも尚、今居る時間を無駄にして無益な周回を重ね続ける」

QB「何故だかわかるかい?」

まどか「…」

QB「彼女にとって立ち止まること、諦める事とは互いに同義な訳さ」

QB「君の運命を変える事は決して叶わない事。それが彼女自身の絶望と言えるだろうね」

QB「選択は、どの道を辿っても一つしかないのさ」

QB「だから、例え勝算がゼロであったとしても」

QB「勝てる、と言うしかないのさ」

QB「そう、君に対しての言葉の上ですら…ね」

まどか「…」

QB「きっと今頃劣勢だったとしても、性懲りもなく足掻いてるだろうね」

QB「…どうだい?彼女の行く末を…見たくは無いかな?」

まどか「…」




>>220
偶数:奇数=見なくてはいけない:見る必要は無い


うわあぁぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ

奇数

奇数きた

まどか「私…行かない!!」


QB「…それはまたどうしてだい?」

まどか「…キュゥべえには、きっと分からないよね」

QB「うん?」


まどか「…ほむらちゃんはね、こんな何の取り柄の無い私の為に、今まで必死で頑張ってくれた」

まどか「傷だらけになっても、血まみれになっても、治してあげられない程の心の傷を負っても」

まどか「それでも、あきらめないでわたしなんかの為に、必死になってくれた」

ハッピーエンド来るか?

QB「…それは暁美ほむらの妄言と言う事も有り得るんじゃないかな?」

まどか「違う。わたし見たの」

まどか「…夢の中で、ほむらちゃんが必死に戦っているところを」

まどか「それが単なる夢じゃないって思ったのは、再びほむらちゃんに会った時の事

まどか「画面の魔女に捕われた時に、別の世界のほむらちゃんの姿を見たの…!」

まどか「ほむらちゃんは、あんなにも心優しい子だったんだ、って」

まどか「けれど、そんな心を凍らせてしまってまで、わたしなんかを助けようと必死に頑張ってる所を…実際に見たの!」

まどか「…だから、話だけじゃないよ…」

QB「…」

まどか「…それでもほむらちゃんは、恨み言一つも言わずに」

まどか「わたしなんかに優しい眼差しを向けてくれた」

まどか「わたしなんかを、たった一人の最高のともだちと言ってくれた」


まどか「そんなにも頑張ってるほむらちゃんの姿を見て裏切る事なんて、絶対に出来ない!」

まどか「…だから、わたしは行かないの」

QB「…わからないなぁ。今の話がどうして『行かない』と言う結論になるんだい?」

まどか「ほむらちゃんの言葉を信じてるから…!」

QB「…やれやれ、分かったよ」

QB「これではもう、鹿目まどかとの契約は暫く無理そうだね」

まどか「…契約なんて絶対にしないもん」


QB「…そうかい」

QB「それじゃあ僕は、しばらくの間退散させてもらうよ」

QB「じゃあね、鹿目まどか」


QB「精々、元気でね?」

詢子「…まどか?」

まどか「…ママ」

詢子「…戻ろうか」

まどか「…うん」


まどか(大丈夫、ほむらちゃんなら勝てるよ)

まどか(わたしには、取り柄も夢も無かった)

まどか(けれど、今のわたしならほむらちゃんを支える事が出来る)

まどか(ほむらちゃんとなら、どこまでも歩める)

まどか(…そうやって、わたしなんかの夢と希望を叶えてくれた魔法少女だもん)

まどか(だから、本当の奇跡があっても、良いよね…!)

~荒廃した街~

杏子「「「「「「「「「「「「「「「「「チャラチャラマワってんじゃねえよウスノロォ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」

「アハハハハハハハハハ...ハハハハハハハハハハハハハハ」

キリカ「…ッ…!……ッ!」ッシャァアアア!!

「アハハハハハハ...ハハハハハハハハハ...」

さやか「っらあああああああああああ!!」ビシュン!!

「アハハハハ...ハハハハハハハハ」

ほむら(もう、時間停止は使えなくなっている)

ほむら(けれど、さやかと杏子、そしてキリカとの連携で渡り合えている)

ほむら(カスタマイズした布団叩きによる衝撃波で、渡り合えている)

「アハハハハハ...ハハハハハハハ...!!!!」

さやか「弱ってる…弱ってきてる…!あともう一歩!」

キリカ「ッ…!」ズシャァッ

「アハハハ...ハハハハ...!!!!」

杏子「「「「「「「「「「「「「「「「「っらぁああああああああああああああああああ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」

「アハハ...ハハ...!!!!」

杏子「「「「「「「「「「「「「「「「「今だほむら!トドメだ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」

ほむら「…!!」

ほむら(…決める…ッ!!)

ほむら(この一撃で、忌まわしいループに終止符を打つ…ッ!!)

ほむら(遺恨を断ち切る!!)

ほむら「これが最後の…!」

ほむら「今まで、積りに積もった、これが最後の…!」




ほむら「私の泣き声と悲鳴だアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!」

                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                   \

        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                      ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................

   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙      .'                            ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:               ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                             ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´

えっ










えっ

…パラパラ…パラッ…パラパラ…


ほむら「…」

杏子「…勝った…のか…?」

さやか「……」

キリカ「…」

杏子「…アタシら、勝ったのか…!?」


ほむら「…えぇ」

杏子「……!」

さやか「…やった…!やった!!やったよ!!」

杏子「すげえええ!勝ったんだ!!アタシら勝ったんだ!!!」

さやか「やったよ!!やったよ!!!!あたし達勝ったんだよ!!」

杏子「あぁ…あぁ!!勝ったんだ!!!」

さやか「やったああああ!!勝ったああああああああ!!!!」




ほむら「…」スタスタ

キリカ「…どこに行こうと言うんだい?」

ほむら「…さぁ、ね…」

キリカ「…」

キリカ「…祝わなくていいの?」

ほむら「…えぇ、もう、私の戦場は無くなったから…」


ほむら「…私の戦いは、終わったから…」





END










EN.....

E....

...

~…~





「……」













「………ハハッ」

「…――ッ!」ジャララッ!!


「…―…――ッ!」ヒュンヒュンヒュン!!


「――――――――!」ジャキッジャララッ!!


「…ッ!」ッシャァアアアアア!!!!


「―――――――!!!!!」ガクッ


「…」


「――――――――――――――ッッッッッ!!!」ッダァアアアアアアンッ!!


「…――」ズシュ


「――――!」



「―――――――――――」バタッ

~まどか宅~

まどか「…おはよう…」

知久「あぁ、おはよう、まどか」

まどか「…ママ…は?」

知久「まだ寝てる、起こして上げてくれ」

まどか「…はーい…」

~食卓~

まどか「…」

詢子「…」ムグムグ

タツヤ「…ぁぅ」ムグムグ

知久「…」ムグムグ


詢子「…食べないのか?」

まどか「…うん…」

詢子「…」

まどか「…」

はやしろやこら

~見滝原中学校~

まどか「…」

さやか「…」

恭介「…」


まどか「…ほむらちゃん…」

まどか「ほむら…ちゃん…」

さやか(…)


さやか(…ワルプルギスの夜の撃破直後)

さやか(気が付くと、ほむらの姿が消えていた)

さやか(残されていたのは、あたしと杏子と、キリカだけ)


さやか(丁度入れ違いになる様に、その場にまどかがやってきた)

さやか(ほむらが居なくなった事を確認するや否や)

さやか(憑りつかれたかの様に探し求めた)

杏子「じゃあ、アタシはこっちを探す」

さやか「うん、お願い」

まどか「…ほむらちゃん…」

さやか「…大丈夫だってまどか!きっと何時もの様にヌッっと現れるってば!」

さやか「それでこうやるのさ!」

さやか「美樹さやか、貴女はどこまで愚かなの」ファサッ

さやか「って!」

まどか「…」

さやか「…」

あぁ…

さやか(けれど、それでも見つからなかった)

さやか(いくら探しても、どれだけ探しても見つからなかった)

さやか(…そんなまま、虚しい時間だけが過ぎて行った)


まどか「…じゃ、さやかちゃん、わたし…道こっちだから…」

さやか「お、おう…」

恭介「…」


さやか(…私の周りの世界は、虚しさはあれど平和で)

さやか(そのまま時間の流れに身を任せるだけ)


さやか(…そう思っていた)

シュゥゥゥゥン…

杏子「…グリーフシードは当たり、か」

杏子(…しかし、あいつに関しては外れってか)


杏子(…ったくオマエ、まどかの事知ってんだろうかね)

杏子(お前の居ない毎日で、どんな顔して過ごしてるのか)

杏子(…知らねえとは言わせねえぞ、ったく…)


「…」

まんこ!!

杏子「ッあー腹減った腹減った。帰ってメシにすっかなぁもう…」

杏子「…あー…ほんと疲れたわ」スタスタ


「…」


「…」






「…ッ!!」バッ

杏子「…っ!!?」ギィンッ!!

杏子「…!オマエ…!」


杏子「呉、キリカ…!!」


キリカ「…やぁ。ワルプルギスの夜ぶりかな?」

杏子「…何の真似だ」

キリカ「…何のマネかな?」

杏子「…」

まだBADと決まったわけじゃない














おねがいします

はよしろや糞虫

杏子「…さぁ、な…!」

キリカ「…」

杏子「…ただ」

キリカ「…ただ?」

杏子「ロクでもねえ事しようとしてるってコトだけは分かるぜッ!!」ッガンッ!

杏子(防御してる槍で弾く)

キリカ「っ!」

杏子「ッラアア!」

杏子(刺突を食らわしてやる)

キリカ「ッ!」ビュンッ!!

杏子(速度低下で避けられるのは想定済み、だから…!)

杏子「ッオラオラァア!」

杏子(鎖と化した槍を縦横無尽に張り巡らせる)

キリカ「…ハハハッ!」ヒュンヒュンヒュンッ

杏子(上手い事かいくぐってきやがる)

杏子「チョコマカと踊ってんじゃねえよ!黒いしゴキブリかっての!!」

杏子(ピンポイントで鎖を締めてやる)

杏子「フンッ!!」ジャララララッ!!

キリカ「ハハハハッ!ハハハハハ!」ヒュンヒュン

杏子(これも避けやがる)


キリカ「…ッ!!」ヒュンッ!!

杏子(…!こいつ、ソウルジェムを狙っ…!)

杏子「ッ!」ギィィンッ!!

戦いとかいいから話を進めろよ

杏子「ッホント、オマエの考えてる事がワケワカンネェよ…!」ギリギリ

キリカ「ッあぁ、分からないと思うよ…ッ。これは私個人の話だからね…ッ!」ギリギリ

杏子「っヘぇ…!そりゃめでてえな…!」ギリギリ

キリカ「…ッ別に、教えてあげても良いよ」ギリギリ

杏子「ッは!別に聞きたかねーよ!」ギリギリ

キリカ「いや、これは聞かせたい話だったりするのさ」ギリギリ

杏子「ッ…なら早く言ってみろよ」ギリギリ

キリカ「生憎、これは死に際の君に言った方がシチュエーションとしては最高かな、って」ギリギリ

杏子「へぇ…そうかよ…!」ギリギリ

キリカ「ッところでさ…!今、私がソウルジェム狙ってきてるじゃないか?」ギリギリ

杏子「あぁ…!こうやってアタシが防御してっけどなぁ…ッ!!」ギリギリ

キリカ「…がら空きだよッ!!」ゴスッ!!

杏子「ぐッ―!!」

杏子(やばい、みぞおちに入っ…)

キリカ(背中に裏拳)

ガスッ!!

杏子「ッぐあ!」

キリカ(よろめいたところを畳み掛けるように踏みつける)

ッダンッ!!

杏子「あぐっ!」

キリカ「私の願い、って知ってるかな?」

杏子「…ッ…さっき言ってた話…かよ…」

キリカ「…うん。『違う自分になりたい』って感じかな」

杏子「ッへえ…そりゃ最初は根暗だった事だろうよ…!」

キリカ「確かに、否定はしないさ」

キリカ「しかも、強要で願わされた、適当な願いだからね」

杏子「…」

キリカ「けどまぁ、うん。別にその願いでも良かったんじゃないかな、って今になって思う」

キリカ「だって今こうやって、願いからの力で君を圧倒しててこう思ったから」


キリカ「これなら充分、彼女を絶望出来るって」


杏子「…は?」

キリカ「…ハハッ」

杏子「…どう言う事だよオイ、ソレは…」

彼女を絶望できる!(キリッ

キリカ「分からない?」

キリカ「アイツはこう言ったね」

キリカ「『皆に迷惑をかける訳にはいかない、だから出ていく』と」

杏子「…!」

キリカ「そして、今の彼女はどうやら固有魔法が使えない様だ」

杏子「…オマエ…まさか…!」

キリカ「…一先ず君を殺す」

杏子「…ッ!!」

キリカ「そして次に、青いのを殺す」

杏子「!!!!」

キリカ「そしてそして次に、誰を殺すだろうね?」


杏子「…暁美ほむら…だろ?」


キリカ「不正解」グサッ

杏子「ッ…!が…ッ」!!

胸糞寝る

キリカ「…ハハッ!私を奴隷にするつもりで彼女の家に監禁したのが間違いだったよねえ!」

キリカ「誰に愛情持ってるかなんて、一目で分かるからさ!」

キリカ「それで、暁美ほむらを探しにきたあの子を見て確定さ!」

杏子「…やめ…ろ…!!」

キリカ「最後に暁美ほむらを殺す前に」


キリカ「鹿目まどかを殺してやるさ!!」

杏子「っやめろオオオオオオオオオ!!」ッバッ!!

キリカ「ひょいっと」ヒュンッ

キリカ「…は…ははッ!」ヒュンヒュンヒュン!!

杏子「っテメェエエエエエ!!!」ジャキッジャララッ!!

キリカ「…ッ!」ッシャァアアアアア!!!!

杏子「っああああっ!!!!!!!」ガクッ

キリカ「…」

杏子「まだだアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!」ッダァアアアアアアンッ!!

キリカ「…散ね」ズシュ

杏子「――――!」

キリカ「はい終了」ブシュ

杏子「―あ…が…」


杏子「―――――――――――」バタッ

キリカ「…聞こえてる?聞こえてないかな」

杏子「―」

キリカ「…まぁ、ソウルジェムは無事だし、大丈夫だよね」

杏子「―」

キリカ「…さて、予告通り青い子を狩りに行こうかな」


キリカ「…あぁ、大丈夫だよ」

キリカ「君が魔女になった時には、もちろん狩ってあげるから」

キリカ「じゃあね」タタッ


杏子「―」

杏子「―」





杏子「…っ…」フラ...フラ...







杏子「…っ」フラ...フラ

杏子(…伝え…ない…と……)フラ...フラ...


杏子(……さや……か……)フラ...フラ...


杏子(まど……か…………)フラ...フラ...


杏子(……ほむ…………ら……)フラ...フラ...


杏子(…何……処…………に……)フラ...フラ...


杏子(……居…………っ…………)フラ...フラ...


杏子(……………………………)バタッ

杏子「――――――――――――――――」










「…」

~数日後~

教師「~~~~~~~~~~~」

まどか「…」

中沢「…」


~休み時間~

まどか(…ほむらちゃんに続いて)

まどか(杏子ちゃんまで消えちゃった)

まどか(…おりこちゃんも、上条君も)

まどか(…そして、さやかちゃんも…)

まどか(…)

ショウさんやBBAも消されたか?

>>485
So on over sunなめんな

~昼休み~

まどか(居なくなってしまっても、この手の中にはまだ残ってる)

まどか(…心を凍らせてまで戦った、あの子の温もりが)

まどか(…目を閉じれば、今でも思い出す)

まどか(あの子の、わたしに向けてくれる優しい目)


まどか(…それだけにちょっと、ツラいなぁ)

まどか(…こんなお土産を置いて、どこか行っちゃうなんて)


まどか(ほむらちゃん…)

まどか(わたしの幸せが、ほむらちゃんの幸せって言ってたよね…)

まどか(…だったら、それ間違ってるよ…)

まどか(わたし…今もこんなに…)


キリカ「やぁ」ヌッ

まどか「あっ、キリカちゃん…」

まどか「珍しいね…」

キリカ「うん、ちょっと話がしたくてね」

まどか「…なんの…?」

キリカ「…あー、まぁ、そうだ、アレだ。暁美ほむらの話だ」

まどか「…!」パァァ


まどか「ほむらちゃん見つかったのっ!?」

キリカ「まぁ、手がかりは見つかった…のかなってぐらい」

まどか「わぁ…!」


キリカ「…と言う事で今日の夜、一緒させてもらえないかな?」

まどか「うんっ!」

BADしかないのか?

キリカ(…)



キリカ(…フフッ)




キリカ(ハハハッ!)





キリカ(…もう、暁美ほむらの絶望以外要らないよッ!)

~夜~

キリカ(…鹿目まどかを、暁美ほむら宅の前で待機させた)

キリカ(彼女の死に場所としては、ここが最適だろうね)


キリカ(…待ってなよ。暁美ほむら)

キリカ(君の愛する者の、恐怖に歪んだ表情のクビをくれてやる)

キリカ「やぁ」ヌッ

まどか「あっ!キリカちゃん!」

キリカ「悪いね、待たせてしまった」

まどか「ううん、わたしも今来たところ」

キリカ(…暁美目当てに二時間も前から待ってるのは分かってるんだよ)


まどか「…それで…ほむらちゃんの手がかりって言うのは?」

キリカ「…あぁ、それだけどね」

まどか「…?」

キリカ「…彼女、これからとある場所に旅行に行くのさ」

まどか「…そんなの私、聞かされてなかったのに…」

キリカ「まぁ、アレだ。サプライズって奴だな」

まどか「…ほむらちゃんの…?」

キリカ「あぁ」

キリカ「きっと、キミを驚かせたいんだろうさ」

キリカ「何せ、キミも行ける様手筈は整ってるからね」

まどか「…わぁ…!」

キリカ「そこで提案なんだが、まず君が先回りして驚かせてみないか?」

まどか「えっ…?」

キリカ「ワルプルギスの夜の撃墜記念としての旅行として用意した会場に」

キリカ「愛する君が居たら、悦びを覚えると思わないか?」

まどか「…!」

キリカ「…どうだい、彼女を驚かせてみないか?」

キリカ「その為にならば、私も一枚噛んであげるよ」

まどか「…」

まどか「…うん、わかった」

キリカ「ハハッ、そうかい」

まどか「…もうっほむらちゃんまた心配かけて…」

まどか「冗談でもやって良い事とわるい事があるって言ったのに」

キリカ「じゃあ決定だね!」

まどか「だねっ。それで…行先は?」

キリカ「あぁ、旅行先はね」







キリカ「無の世界」

まどか「…へ?」

キリカ「…変身」キュピーン


まどか「…!?」

キリカ「…」


まどか「…き、キリカ…ちゃん…?」

キリカ「…」

まどか「…なんで、変身してる…の…?」

キリカ「あぁ、言ったじゃないか、旅行に行くと」

まどか「…」


キリカ「無の世界への、片道切符だけどねッ!!」ズビャッ!!

まどか「…ぃやっ!!」ドテッ

キリカ(尻餅付くのは想定内)

キリカ「ッラア!」ズビャッ!!

まどか「きゃああっ!!」ゴロッ

キリカ(…なあに、簡単には当てないさ)

キリカ(もっと恐怖に歪めないと、意味がないもんね)

キリカ(一般人でも、避けやすい攻撃さ)

まどか「ぁ…ぁぁ…あああ…!」

まどか「いやあああああああああああああっ!!!!」ダダダッ






キリカ「…逃がさないよ」ニタァ

まどか「ッハァ・・・ハァ・・・ハァッ・・!ハァ・・・ハアッ・・・!」タッタッタ

まどか(…なんで…!)

まどか「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・っ!!」

まどか(なんで、こんな事に…!)

まどか「ッはぁ…!っ…はァッ…!」




まどか「…ここまで逃げれば…」

キリカ「大丈夫、と?」ヌッ

まどか「ぃ…っ!!」

キリカ「そらっ!!」ズビャッ!!


まどか「…!」ブシャッ…






キリカ(…まぁ、頬を少しだけ切っただけだけどね)

キリカ(それも、たった少量の出血が出る程度。本当に)

まどか「ぁ…ぁぁ…あ…!」ガタガタ

キリカ「…フフフ」

まどか「…ぃゃ……ぃゃ…あ…!

キリカ「フッフッフ…」

まどか「…たす…け…!」

キリカ「…うーん?」

まどか「たすけ…て…!!」

まどか「…ほむら…ちゃ…!」

キリカ「…ハハッ」

まどか「たすけて…!」

まどか「助けて…!助けてほむらちゃん!!助けて!!!」

まどか「いやああっ!!助けて!!助けてよお!!ほむらちゃん!!!」

まどか「いやぁあああああっ!!」

キリカ「ほいっと」ズビャッ

まどか「ぁう!」ブシャッ


キリカ(…こりゃまた少量出血目的)

キリカ「…残念ながら、暁美ほむらは来ないね」

まどか「…!!」

キリカ「君を助けに来る事なんて」

キリカ「絶対に、ない」


まどか「…っ!!!!」

キリカ「…」


キリカ「…」ニタァ

まどか「…して…」

キリカ「うん?」

まどか「…返して…!」

キリカ「…うーん?」


まどか「…ほむらちゃんを返してっ!!」

キリカ「…うん?」


まどか「…ねぇ、ほむらちゃんをどこにやっちゃったの…!?」

キリカ「…うーん」

まどか「答えて!!ほむらちゃんになにしたの!!」

キリカ「…」


キリカ「『ほむらちゃん』が何か"された"んじゃなくて」

キリカ「アイツ自身が"した"んだよ」

まどか「!?」

キリカ「アイツは消されたんじゃない、消えたのさ」

まどか「…!」

キリカ「それも、結果から言えば見捨てるような形になったけどね、彼女が君を」

まどか「……っ…!」


キリカ「…何て言って消えたか知りたい?」

キリカ「『みんなに迷惑かけたくないから』だってさ?」

まどか「…!」

キリカ「…馬鹿だよね。こんだけ私をコキ使っておきながら、さ」

キリカ「私がその間に動かないワケないじゃないか!」

キリカ「…まぁ、その動くと言うのも、単に暁美ほむらを殺す事としか思ってなかっただろうけれどね」

まどか「…やめて…」

キリカ「一応、これでも消したんだよ?」

キリカ「たとえば、佐倉杏子とか」

まどか「…!!」

キリカ「…ハハッ、彼女も視野の狭い事狭い事」

キリカ「何も虐める方法なんて、彼女自身に加えるだけじゃないのにねえ!?」

まどか「…」

キリカ「例えば、彼女の大事な人を皆殺しにする…とか?」

まどか「…」ガタガタガタ

キリカ「自分より君を大事にしがちな彼女が?君を殺されたら?」

キリカ「どうなるだろうね?」

まどか「…」ガタガタガタ

キリカ「…彼女を簡単に絶望出来るんだよ」

まどか「…!」

キリカ「…本当に傑作だよね」

キリカ「迷惑かけられないといって、慎ましく立ち去った後に」

キリカ「さらに大迷惑掛けてるんだからさ!!」

まどか「…」


キリカ「…さぁ、そろそろお別れの時間だ」

まどか(…ほむらちゃん…)

キリカ「彼女の中の、そして君の中の無限も」

キリカ「有限として終わるのさ」

まどか(…ごめん…)

キリカ「…さて」


キリカ「…いってらっしゃい」ズビャッ…!!

まどか(…また、わたし…死んじゃ…)


ブシャァッ

キリカ「…は?」


キリカ(…あれ、鉤爪が片方しかないよ)


キリカ(…あれ、右腕が軽いよ)


キリカ(…あれ、なにこれ)


キリカ「…」ギロッ


キリカ「…あれ、右腕が転がってるよ」

キリカ(…上からかな…?)


キリカ「…」ギロッ










キリカ(…なにあれ)

キリカ「…あ」


キリカ(…黒い雨だ)


キリカ(…周りが黒く染められてくよ)


キリカ(あらゆる色が、黒に染められてく)


キリカ(…まるで、穢れのような)


キリカ「―あ」


キリカ(死ん―)

まどか「―」

まどか「―」



まどか「…っ…」

まどか「ぅ…う…ん…?」

まどか「…っ」パチッ


まどか「…!」


まどか「…ほむら…ちゃん…!?」

ほむら「…」

マミ「円環の理から還ってきたわよ!」

ほむら「…まどか…」

まどか「…」

ほむら「…助けれてよかった」

まどか「…」

ほむら「…」

まどか「…」


まどか「…何で…」

ほむら「…え」

まどか「…どうして、居なくなっちゃったの…?」

ほむら「…」

ほむら「BBAに布団叩き返してたとか言えねぇ………」

まどか「…今まで、どこ行ってたの…!」

ほむら「…」

まどか「…キリカちゃんが言ってた」

ほむら「…」

まどか「迷惑かけたくない、って言って、消えちゃったって」

ほむら「…えぇ…」

まどか「…ねぇ、迷惑って…どう言う事なの…?」

ほむら「…」

まどか「…ねぇ、教えてよほむらちゃん…」

ほむら「…もう思い残す事は、無いと思っていた」

まどか「…?」

ほむら「…やっとあなたを守れた。やっとあなたを救えた…」

ほむら「他でもない、大好きなあなたを、やっと救えた…から…」

まどか「…!」


ほむら「その代償に、私は何度も殺戮を繰り返してきた」

ほむら「マミや杏子、そして時にはさやか…。貴女を守る為をいいことに、何度も殺めてきた」

ほむら「…時には貴女さえも、まどかさえも殺めた事があった」

ほむら「この手で…」

ほむら「…この手で、何度も血を浴びて」

ほむら「血を浴びて穢れても、何度も何度も殺めてきた…」

日付変わって一時間しかたってないのにID真っ赤な奴大杉ワロエナイ

ほむら「…もはや私は、呪いと言っても良いぐらいの存在よ…」

ほむら「…現に、杏子はズタズタに引き裂かれ」

ほむら「他のみんなも恐怖に慄き」

ほむら「…そして、今回のキリカ」

ほむら「…彼女があぁなったのも、私のせい…」

まどか「…」

ほむら「…それに留まらず、遂にはまどかまでをも、また危険な目に遭わせてしまった」

もう良いから減速しよう(涙目)

ほむら「…まどかを救う、とか言っておきながら」

ほむら「まどかを一番傷つけていたのは、私なの…」

ほむら「繰り返せば繰り返すたびに、私が関わるたびに」

ほむら「貴女を何回も手に負えない怪物にさせてしまった…」

まどか「…」


ほむら「…けれど、もうそんな忌々しいループも終わったの…」

ほむら「こんな、血で穢れた呪いの象徴とも言える私なんて忘れて」

ほむら「どうか幸せな生活を歩んでほしかった」


ほむら「今はさやかも居る、杏子や織莉子も居る」

ほむら「…そしてあなたの家族…」

ほむら「今の貴女には、みんなが居る」

ほむら「…そんな、幸せな生活を歩んでほしいって思ってた…」

まどか「…っ!」ギュ

ほむら「…まどか…?」


まどか「…がう…」

ほむら「え…?」

まどか「違う…違うよほむらちゃん…っ」

ほむら「まどか…?」


まどか「…ほむらちゃん、前に言ってたよね…?」

ほむら「うん…?」

まどか「わたしの幸せが、ほむらちゃんの幸せって…」

まどか「わたしの為なら、ほむらちゃんどうなっても良いって…」

ほむら「…うん…っ」

まどか「…私…そんな事言われても嬉しくないよ…!」

ほむら「…え…?」

まどか「呪いの象徴なんかじゃない…。手も穢れてない…」

まどか「…ほむらちゃんが居てくれたから、今もこうやって抱きしめれてるっ…」

まどか「本当はもうとっくに死んでた私が…っこうやって……っ」

ほむら「…」

まどか「…っ…、ほむらちゃんが頑張って、助けてくれた手なんだよ…?」

ほむら「…っ」

まどか「消えようとしたほむらちゃんは、幸せって言うけれど…」

まどか「私…そんなの違うって言えるよ…?」

ほむら「…どうして」

まどか「…ほむらちゃんにとっても、大好きな人が消えちゃう事って幸せなの…?」

ほむら「…」

まどか「違うよね…?」

ほむら「…うん…」

まどか「だったら…置いてかないで……!」

まどか「…私を、ほむらちゃんの言う不幸にしないで…!」

まどか「…ほむらちゃんが消えちゃったら、私どう生きていいかわかんない…!」

まどか「だから…っ…お願い…!傍に居て…!…いかないで…!…ぇぐ…っ…」

ほむら(…だから私は、まどかと深い関わりを持つべきでなかった)

ほむら(これはもう、一種の依存と言っても良いくらい…ね)

ほむら(この子を、今回の様に不幸にする私は、きっと消えるべきで)

ほむら(その癖、消えてしまえば…)

ほむら(…この子を、永遠に満たされない虚ろな存在にしてしまう)


ほむら(…やはり私は、呪いと呼ばれずして、何と呼ばれるの?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まどか『…ほむらちゃんにとって、大好きな人が消えちゃう事って幸せなの…?』

まどか『だったら…置いてかないで……!ほむらちゃんの言う不幸にしないで…!』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ほむら(…あぁ、そっか…)

ほむら(…この子の気持ちは、私の気持ちときっと同じなのかもしれない)


ほむら(私がまどかの救いだけを求めて、終わりのない時間の中戦い続け)

ほむら(何時かこの子が救われる事を夢見て、苦しみを味わう事)


ほむら(…だとしたら嫌…)

ほむら(あんな苦しい思いを、同じ思いをこの子にさせたくない…)

ほむら「…」ギュ

まどか「…ほむらちゃん…」

ほむら「…行かない、もうどこにもいかない…!」

まどか「…!」

ほむら「…例え業苦に焼かれようとも、この身が滅びようとも…」

ほむら「まどかの為なら、それでも良いって…どうなっても良いって思ってたけど…っ」

まどか「…うん…」

ほむら「…私…っ、もうっ、まどかの為に死ぬなんて言わない…!」

ほむら「…まどかの為に生きるの…!」

ほむら「一緒に、ずっと生きていきたいの…!」

まどか「…ほむらちゃぁん…!」ギュ

ほむら「…まどか…まどかぁ…っ!」ギュ

ほむら「…まどか…っ、っ…まどかぁ…!」ポロポロ

まどか「っ…ほむらちゃん…!」ポロポロ


ほむら(今まで、どれだけの涙を流してきた事か)

ほむら(大切な人を喪う悲しみの涙、そして屈辱の涙)

ほむら(もう、枯れ果てるぐらいに流し続けた)


ほむら(けれど、今流している涙は、かつて久しく流したことのない涙だった)

ほむら(…やっとまどかと結ばれる、嬉しさの涙…)

~エピローグ~

ピンポーン

ガチャ

さやか「まどかかと思った?残念!さやかちゃんでした~!」

ほむら「…」

さやか「…」

ほむら「…」


ほむら「…はぁ」

さやか「…むー!」

~街中~

ほむら「まどかはまだ連れてないのね」

さやか「まぁ、あの子朝弱いしね~」

ほむら「…何で先に私の所へ?」

さやか「あんたに起こして貰った方が嬉しいんじゃね?ってね」

ほむら「…またからかって…」

さやか「ははっ」

ほむら(…あの日くすぶっていた私の前に、満身創痍の杏子が伝えてくれた)

ほむら(…そうして私は、まどかの残された周りの世界を守る事が叶った)

ほむら(現にこうして、さやかが生きている)

ピンポーン

ガチャ

知久「は~い」

さやか「残念!さやかちゃ… ほむら「こんにちは」

残念さやかちゃん……

ほむら(杏子の方は…。あの時私と出会わなければ危ないところだったと思う)

ほむら(間一髪、てところかしらね)

杏子「クレープ食おうぜ!」

さやか「また万引きするんじゃないでしょうね!?」

杏子「ちげーよ!今働いてんだよ!」

さやか「未成年じゃん!」

杏子「幻術で誤魔化してんだよ!!」

ほむら(そして、もちろん織莉子も上条君も無事)

ほむら(彼女の手が及ぶ前に、とある場所へと匿った)

まどか「遊園地行こっか!」

ほむら「えぇ」

さやか「かと思った!?残念!さやかちゃんd」

杏子「もういいからそれ」

織莉子「ふふっ」

キリカにやったことって知られてるのかね

ショウさあああああああああああああん!

ほむら(そして、今の魔法少女としての私は…)

ほむら「…展開」ズォォォォォォ…!!

Virginia "...!!"

ほむら「…射出」ズピャァアアアアアッ!!

Virginia "Gaaaaaaaaaaaaaaaahhhhhhh!!!!!!"


ほむら(私が、砂時計の盾を失くしてから)

ほむら(何の因果なのか、新たな魔力のパスが通ったらしく)

ほむら(私の背中より、侵食する黒き翼を展開出来る様になった)

ほむら(用途は、射出と、空間侵食)


ほむら(…けれど同時にこの翼は、まどかを囲い守る為の物だとも思っている)

ほむら(醜い翼だけれど、まどかを守れるのならばそれでも良い)

GS足りるのかね

ほむら(…いくらか心残りはあるけれど)

ほむら(夢にまで見た、幸せな人生を歩めてる)

ほむら(まどかの為に苦しみ、死にゆくのではなく)


ほむら(まどかの為に生き、まどかと共に歩む人生を)


まどか「旅行どこ行こっか?」

ほむら「…そうね…」


ほむら「…北海道なんてどうかしら?」


END

三日間お付き合い有り難うございました。
お疲れ様でした。

何か質問等があれば、どうぞ。


この>>1は確実に使い魔

>>822
なんでSS速報でやらないの?

>>822
キリカは結局死んじゃったの?

>>822
キリカの生死
トトロの安価どうした

>>822
ワルプル倒すための戦力はほむら含め
最低何人必要でした?

>>822
あと、好感度3の段階でもしおりこが契約してたら
やっぱりまどか殺しに動いてました?

>>828
一日でカタが付くと思って調子に乗りました。
体力的な面もありますので、次に同じような物を書くときは移ろうかと。

>>829>>831
申し訳ございません、描写を入れ忘れました。
生きてます。

>>833
シチュエーションによります。
ほむら一人でも倒せ、4人揃っても駄目な事もあります。

生き地獄やないか……

あれ?キリカ生きてるのか

>>837
キリカは逃げたのでしょうか?

>>822
もう最後のあたりは安価取る気無かったの?

あとVIPでパートスレはやめたほうがいいと思うぞ
いらん敵作るから

>>836
その場その場の思いつきで書いてるので分りません。

>>839
100%濁り切らない程度に半殺し、と言った所。

>>840
明確なエンドルートが確定した場合出ません。



前作の割れたソウルジェムってどっちの?
地獄から引きずり上げるスレの話

次はいつやるの?

>>822
幸せな終わりは決定事項でしたか?それとも展開次第では悲しい最後に??

>>831
一応トトロのオープニングを見ている場面を入れました。
正直、10年はトトロを見ていない上での苦し紛れ感が否めません。この前の放送も見逃したので。

>>847
ほむ

>>848
土・日・祝の暇なときに。

>>849
予め何通りかの構想はありましたが、どっちに傾くかは自分でも予測できません。

バタンッ

キリカ「はぁっ、はぁっ、ほむらあああああ!!」

ほむら「あらおかえり」

キリカ「ねぇ、今日は美樹さやかのお弁当のから揚げにレモンをかけてやったよ!」

ほむら「また酷いことをしたのね」

キリカ「あのときの表情、見せてあげたかったなぁ!」

キリカ「ねぇ、絶望した?ほむら絶望した?したよね?!」

ほむら「言ったでしょう、苦しいのには慣れているの。だからまだ絶望はしないわ」

キリカ「そっかー、しないかー。じゃあどうしたらいいかな!上履きに画びょう……は痛いから駄目だよね!」

ほむら「そうね、駄目ね。さ、もう今日は遅いから晩御飯にしましょう。手を洗ってらっしゃい」

キリカ「はい!メニューは何?ハンバーグ?!」 キノウタベタデショ


みたいに妙な所に着地したキリカちゃんも見てみたい

>>852
次の主人公は別キャラですか?それとも次もほむら?

>>855
ほむほむの可能性が高いと思われます。
色々知ってて色々な方法が試せるほむほむの方がハッキリ言って楽です。

あんこのもふと思い浮かびましたが、カオスSSになりそう
何時かやりたいけど

>>860
作家志望なのですか?それとももう何らかのデビュー済み??

>>862
趣味です。

好感度の最終結果をはってください

>>867

所持アイテム:ソウルジェム、眼鏡、三つ編み用のリボン(紫)、カロリーメイト、スポーツドリンク
miyoco仕様の布団叩き、iPhone、iPad、恭介と中沢の濃厚ガチホモセクロス画像

電話連絡先:まどか、さやか、織莉子、恭介

好感度
まどか★★★★★
さやか★★★☆☆
 マミ ☆☆☆☆☆
杏子 ★★★☆☆
織莉子★★★☆☆
キリカ ☆☆☆☆☆
仁美 ☆☆☆☆☆
恭介 ★★★☆☆

好感度の数値ごとの詳細希望

これからさきほのぼのな話を書く
予定は?

>>872


>>875
日常会話描写が致命的に苦手なんですよね

>>872
0が仲悪くて、1が普通、2~3がそこそこって感じやろ
スレを見る限りでは

>>877
あそこは甘え

>>878-879
☆☆☆☆☆:険悪
★☆☆☆☆:普通
★★☆☆☆:友達
★★★☆☆:親友
★★★★☆:恋愛
★★★★★:依存

こんな感じで。

よくぞオリコと親友に

2 girls 1 cupの感想教えて!!

安価でまともなのが来ない限りア二メ通りマミと杏子(特にマミ)とは険悪にしようと意識してる?

安価スレばっか立ててる印象だけど安価なしで書いた事はないの?

>>882
耐えた

>>883
思いつきです。

>>885
一応有りますがどれも見るに堪えない物です。
安価はどうなるか分からんからすごく楽しい。

無理安価とかどう思ってる?

>>891
別に。
楽しきゃそれでいいです。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年11月25日 (火) 19:29:13   ID: _-0kY7Z3

この人のSS面白いわ
誰かまとめてほしい

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