ほむら「こんなところね」

ほむら「それにしても、今回の巴マミはえらく素直だったわね」

ほむら「…これなら…」

ほむら「…」

ほむら「いけないわ、どうにも独り言が多いわね」
　
ほむら「さて、行こうかしら」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ほむら「…」

ほむら(巴マミの家…)

ほむら(来たのはいつぶりかしら…)

ほむら(もうほとんど覚えていないけれど)

「はいはーい」

ほむら「…あなたは…！」

キリカ「…？」

ほむら(呉っ…キリカ…！)

キリカ「どうしたんだい？私の顔に何かついてるかい？」

ほむら「…」

ほむら「いいえ、巴マミが出ると思っていたから少し驚いただけよ」

ほむら(…この時間軸…)

ほむら(厄介なことになりそうね…)

マミ「あら、暁美さん、いらっしゃい」

ほむら「え、ええ」

マミ「あ、そうそうこちらは呉さん」

キリカ「呉キリカだよ、よろしく」

ほむら「…よろしく」

ほむら「…その、キリカさん」

キリカ「んー、キリカでいいよ」

ほむら「じゃあ、キリカ」

キリカ「何だい？」

ほむら「あなたは巴マミの友達？」

キリカ「あらー、いきなりそう言う事聞くんだ」

マミ「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

キリカ「そうだね、友達だよ、そして恩人だ」

ほむら「恩人？」

キリカ「いやぁ、私の大事なものを拾ってくれたのさ」

ほむら「…そう」

ルンファの幻想のキリカしか思い浮かばなかった…
おりこだっけ？かずみだっけ？

キリカ「君は？」

ほむら「…私も友達よ」

マミ「…」ﾊﾟｧｯ

キリカ「へぇ、恩人の友達か」

キリカ「じゃあ君も私の友人だね」

ほむら「…」

ほむら(この言葉自体は…嘘に見えない)

キリカ「どうしたんだい？友人」

ほむら「ええ、そうね」

キリカ「ふふっ」

ほむら(…嫌なものね…)

ほむら(いつからかしら…人の行為を素直に受け取れなくなったのは…)

>>7
織莉子
ムラ黒江が作者
まどかマギカとはまた違った面白さ

ほむら(…問題はこのあと…)

ほむら(…彼女が…魔法少女狩りを始めてから…)

ほむら(いえ…正確には…呉キリカと…)

ほむら(…美国…織莉子…！)

キリカ「ねぇ、恩人」

キリカ「友人はいつもこんなふうに考え込むのかい？」

マミ「そうね、でも彼女らしいでしょ？」

キリカ「ふふ、そうだね」

ほむら「ありがとう、今日は楽しかったわ」

マミ「ふふ、また集まりましょうね」

キリカ「私も楽しかったよ、恩人」

ﾊﾞﾀﾝ





キリカ「で？」

キリカ「そんなに殺意ムンムンで一体君は何を考えているのかな？」ﾊﾞｼｭｯ!

ほむら「…！」ﾊﾞｼｭｯ!

キリカ「遅い」

ほむら「くっ…！」

ほむら「…！」

キリカ「へぇ、やっぱり友人は同業者か」

キリカ「と言うことは恩人もかな？」

ほむら「…あなたの思い通りにはさせないわ…」

キリカ「はぁ？私はただ殺意ただ漏れの君に殺意で返しただけなんだけど？」

ほむら「…あなたの目的は知っている」

キリカ「私の目的は織莉子に尽くすことさ」

ほむら「…」

ほむら「そう」ｶﾁｯ

キリカ「！？消えっ…！」

ほむら「だからと言って貴方が私の邪魔をするのなら」

ほむら「その時は、容赦はしない」

キリカ「…」

ほむら「…」ｽｯ

キリカ「…参ったね…」

ほむら(…こうしてはいられない…！)

ほむら(今回の時間軸に彼女たちが介入するというのなら…！)

ほむら「早いうちに美国織莉子を…！」

さやか「あれっ！ほむらじゃん、何してんの？」

ほむら「あなたの目の前に白い契約者が現れるから気をつけなさい！そいつの奇跡は偽りよ！」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

さやか「うわ、なんだいきなり怖い」

さやか「…いっちゃった…」

さやか「…ねぇ、もしかしてそれって…」

ＱＢ「僕のことだろうね」

さやか「あはは…」ｷﾗｯ