照「私、病弱だし」菫「は?」(147)

照「膝枕、して」

菫「……いきなりなんなんだお前は」

照「……ごほっごほっ。す、少し体調悪い。だから膝枕」

菫「体調が悪いなら帰れ。言うことはそれだけだ」

照「……」

照「……みんな冷たい」

菫「みんな?」

照「淡とかにも声かけたけどしてくれなかった」

菫「そりゃ、まぁそうだろうな」

照「咲にも電話でお願いしたけどだめだった」

菫「妹さん、まだ東京にいるんだっけ?」

照「大会終わったけど長野に帰るのは一週間後くらい。今は高校の人たちとホテル泊まってる」

菫「へぇ……で、なんてお願いしたんだ?」

照「太ももに頭載せさせてついでに舐めさせてくれる? って」

菫「……へぇ」

照「ふとも、まで言ったあたりで電話切られた」

菫「……へぇ」

照「ということで、菫の太ももを貸してほしい」

菫「いやだ」

照「貸してほしい」

菫「いやだ」

照「……ああ、もうだめ。タオレソウ」

菫「保健室行け」

照「……私は今、現代女子高生の無情を感じている」

菫「お前も現代の女子高生だろうに」

照「……菫、膝枕」

菫「……ああもううるさいな……五分だけだぞ」

照「やたー!」

菫「……ほら」

照「それじゃ、失礼して……」

菫「……これ楽しいか」

照「予想以上に気持ちいい」

菫「そうか。それは良かった」

照「……」ツンツン

菫「何やってるんだ?」

照「いや、なんとなく」ツンツン

菫「くすぐったいだろ。あまり太ももをつつくな」

照「分かった」プニプニ

菫「つまむな」

照「……細すぎず太すぎず、中々の太もも」

菫「お前はどこの太ももソムリエなんだ……」

菫「もう五分だ。もう、満足しただろ?」

照「まだ」

菫「まだじゃない。ほら立て」

照「……もう少し」プニプニ

菫「だからつまむな」

照「……じゃあ、えい」パイタッチ

菫「……」

照「菫、なかなか良い成長してる」モミモミ

菫「……出て行け」

照「え?」モミモミ

菫「……部室から、出て行け」

照「え、でもまだ部活終わってな」

菫「出て行け?」

照「……はい」

照「怒られちゃった……まぁいいけど」

照「でも、もう一回誰かに膝枕してもらいたい……」

照「やっぱり淡か、それとも咲か……いや渋谷や亦野という手も……」

怜「……竜華ぁ、どこや?」

照「あれは、千里山の……」

怜「……竜華、どこいったんやろ」

照「」トントン

怜「竜華! ……み、宮永照! ど、どうしてこんなところに」

照「あなたにお願いがある」

怜「ああ、えっと……協力したいのは山々やけど、今、人探しとって時間が……」

照「余り時間はとらせない。それに協力してくれたら人探しも協力する」

怜「……分かりました。それで、うちに用って一体なんやろ?」

照「あなたの、太ももが欲しい」

怜「……は?」

照英「私、病弱だし」
に見えた

怜「い、一体どういう……」

照「膝枕、させてほしい」

怜「ひ、膝枕? 膝枕ってあの……」

照「そう、膝枕」

怜「えっと……まぁええけど、そんなんでええんか?」

照「ええねん」

怜「……まぁええけど。でもそんな時間はないで? できても五分か十分くらい」

照「それで構わない」

怜「まぁそれじゃ、そこのベンチに座ってやろか」

照「うん!」

照「ええねん」

怜「」イラッ

>>42
照英「ギンギンギギンギンガマー……ごほごほっ」

ギンガレッド「大丈夫か!」

照英「ああ、少し膝枕を」

ギンガレッド「分かった!」


ここからはこの路線に変更するか

怜「……どうや?」

照「膝枕するには少し細すぎる気がするけど、悪くない」

怜「そうか……膝枕するなんて初めてかもしれんなぁ。ずっと竜華にしてもらってばっかりやったし」

照「そう……あなたの太ももも、気持ちいい」

怜「うん、ありがとう」

照「……」ペロ

怜「ひゃっ! な、何すんねん!」

照「いや、ちょっと」

怜「ちょっとって……まぁええわ。もうしないでな?」

照「分かった」

怜「しかし、竜華はどこにいるんやろか……?」

照「そこにいる」

怜「へ?」

竜華「……」

怜「りゅ、竜華!?」

竜華「と、怜……あんた……」

怜「りゅ、竜華? なんや、なんでそんな唖然とした表情を……」

照「」ペロペロ

竜華「怜。怜って、膝枕できたん!?」

怜「そら出来るわ!」ガタッ!

照「うわちょ!」

怜「あ、すまん」

照「……痛い」

席外す。
つまらなかったら落としていいです。
照英スレにしてもいいです。

照「ううっ……頭打った」

怜「す、すまんな。大丈夫か?」

竜華「そ、そんなことより怜! どういうことやねん!」

怜「な、何が?」

竜華「何で、宮永さんを膝枕してんねん」

怜「いや、それは竜華探すの手伝ってくれる言うから」

竜華「いや相手が宮永さんとかそんなん誰でもええ。なんで膝枕できてんねん!」

怜「せ、せやから、それくらい私でも出来るわ!」

竜華「……ほ、ほんまに?」

怜「当たり前やろ! 竜華は今までうちが膝枕できん思うとったんか?」

竜華「そ、そうか……それは盲点やった。私が怜に膝枕してもらえることもできるんか?」

怜「……ま、まぁ」

照「私も?」

怜「あんたはもうしたやろ」

竜華「じゃ、じゃあ今してもらってもええか?」

怜「別にええけど……」

照「私も!」

怜「だからあんたはもうしたやろ……」

竜華「じゃあ、三人でこう三角形に寝てそれぞれの太ももを使って膝枕すれば……」

怜「いや、それどういう……」

照「それ、採用」

怜「あんたは一体何なん?」

竜華「採用ややったー!」

怜「竜華、喜ぶとこちゃうで」

照「いぇーい!」ハイタッチ

竜華「いやっほう!」ハイタッチ

怜「なんであんたら、そんなに仲ええねん……」コホッ

竜華「あ、大丈夫か怜」

怜「大丈夫やで……」コホッ

照「休んだ方がいい。ほら、ちょうどいいところにベンチが」

怜「ありがとう……でもちょうどいいって、そのベンチ今までうちらが使っとったやつやで」

竜華「な、何てタイミングでベンチが……これこそ神の思し召しやで!」

怜「なんでそんなオーバーリアクション……?」

照「しかし、私たちは三人」

竜華「なん、やて……!?」

怜「……いや最初からわかっとったやろ」コホッ

竜華「そうか……つまり誰か一人が怜に膝枕をし、そしてもう一人は……どないしよ?」

怜「普通にすわっとれば……」

照「一人が二人の膝枕になるか、もしくは余った一人が怜さんの足膝枕になればいい」

怜「いや、そんなんせんでも普通に座れば」

竜華「ええな! それ、採用や!」

照「やたー!」

竜華「イエス!」ハイタッチ

照「きゃっほう!」ハイタッチ

怜「……なんであんたら、そんなハイテンションなん?」コホッコホッ

竜華「あ、怜。大丈夫か? 私が膝枕するから、ほらこっち」

怜「ありがとうな……」

照「……余った」

竜華「宮永さんもくるか? ……っていってもさすがに狭いな」

照「仕方ない。まぁ楽しめたからよしとする。それじゃ、また」

竜華「え? あ、もういくん?」

照「うん。それじゃ」

竜華「あ、またな」

怜「……あれは嵐やな」

淡「宮永せんぱーい。どこですかー?」

淡「……はぁ、こんなことしても見つかるわけない」

淡「ていうか菫先輩。心配になるなら、出て行けなんて言わなきゃいいのに……」

淡「とにかく探さないと……宮永せんぱーいどこに……きゃっ!」

照「ふむふむ、なかなか良い」

淡「せ、先輩!」

照「なかなかいい太もも」プニプニ

淡「……先輩。スカートの中から出てきてくれますか?」

照「……」プニプニ

原作読んでないから、岩手代表とか鹿児島代表とかのキャラ分からん

照「淡、膝枕」

淡「いやですよ。何で私がしなくちゃいけないんですか」

照「膝枕してくれなきゃ、部室には帰らない」

淡「別に帰ってこなくても」

照「菫に色々ねつ造して報告する」

淡「やめてください! 私が怒られるじゃないですか!」

照「じゃ、膝枕」

淡「うっ……し、仕方ありません。今回だけですよ。終わったらちゃんと帰って来てくださいね?」

照「よし!」グッ

淡「……これでいいんですか?」

照「うん、気持ちいい」

淡「そうですか」

照「……」ツンツン

淡「……何やってるんですか?」

照「つついてる」

淡「それは分かりますけど……」

照「ふむ、なかなかの太もも」

淡「ありがとうございます、って言った方がいいんですかね?」

照「」チュウ

淡「す、吸いつかないでください!」

照「なかなかの弾力」ペロペロ

淡「お、終わりですよ! ほら、部室に帰りましょう」

照「いやだ」ダッ!

淡「あ、ちょっと先輩! 約束が」

照「部室に帰るという約束を了承した覚えはない」

淡「ちょ、ちょっと! もう!」

照「もう夕方近くなってきた。さすがにもう帰るしか……」

咲「えっと……ここどこだろう。迷っちゃったよ」

照「あ」

咲「え?」

照「咲……」

咲「お姉ちゃん……」

咲「それじゃ、またね!」ダッ!

照「どうして逃げるの?」ガシッ

咲「……」

咲「お、お姉ちゃん離して。お願い」

照「大丈夫。今日は痛くしない」

咲「私は痛い事なんてされたことないよ! やめて、お姉ちゃんが言うと色々誤解されそうだから」

照「膝枕、させて?」

咲「い、いやだよ。膝枕って言いながら太もも舐めたりするんでしょ?」

照「そんなことしない」

咲「お姉ちゃん、即答してるけど目がこっち見てないよ」

照「やましい事なんて何もない」

咲「本当?」

照「やらしいことなら考えてる」

咲「だ、誰か助けて!」

照「分かった。私が膝枕してあげるから」

咲「何が分かったのか分からないよ……」

照「私が膝枕をしつつやらしいことをすれば問題ない」

咲「問題しかないよ。それじゃ何も解決されてないよお姉ちゃん」

照「咲の胸はどれだけ成長したか確かめてあげる」

咲「た、確かめなくていいから」

照「いや、確かめる……舌で」

咲「おかしい。その発想はおかしいよお姉ちゃん!」

照「咲、反発するんじゃない。すべてを受け入れるの。そうすればきっと世界は明るく見える」

咲「お姉ちゃんの全てを受け入れたら、世界が大変なことになっちゃうよ!」

照「それ以上抵抗するなら、かついでホテルにつれて行く」

咲「わ、分かったから。分かったよ……もう逃げないから」

照「本当?」

咲「うん……膝枕。膝枕だけすればいいんでしょ?」

照「それと咲の胸を」

咲「それはだめ」

照「だめ……なんで?」

咲「なんでも」

照「……分かったぬ」

咲「それは分かったの? 分かってないの?」

照「とりあえずそこにベンチがあるから」

咲「分かったよ……」

照「……ここなら人目につかない」

咲「帰ろうかな」

照「大丈夫、変なことはしない」

咲「……本当に?」

照「うん。それに膝枕してくれたら、ちゃんとお小遣いあげる」

咲「いや、それは別にいらないけど……」

照「これぞ本当の膝枕営業」

咲「……絶対、変な事しようと思ってるよね?」

咲「……はい。どうぞ」

照「……気持ちいい」

咲「そう……」

照「……咲」

咲「何?」

照「このまま押し倒していい?」

咲「だめ」

照「……仕方ない。それはまた今度にする」

咲「今度も何も、だめだよ」

照「そう……それじゃ今度脱衣麻雀しようか」

咲「その話の流れはおかしいよ、お姉ちゃん」

咲「もうそろそろ帰らないと、みんな心配するから」

照「……分かった」

咲「あれ、お姉ちゃんにしては潔いね」

照「さすがに外で妹を犯すようなことはしない」

咲「外じゃなかったら犯すんだ……」

照「それはまた今度」

咲「今度会うときは、また外で会おうね」

照「分かった。デートしてそれからホテルに」

咲「それじゃまたねお姉ちゃん」ダッ!

照「あ、咲……行ってしまった」

照「ただいまー」

菫「おかえり……ってもう部活終わるぞ」

照「渋谷と亦野は?」

菫「とっくに帰った。迎えに行かせた淡にも、さっき電話を入れといたしな」

菫「一体何をしてきたんだ?」

照「太ももあさり」

菫「……何をしてきたんだ」

照「菫、もう一回膝枕して」

菫「は? ……仕方ないな。少しだけだぞ」

照「うん」

照「……気持ちいい。でも咲には負ける。暫定二位」

菫「何の話だ?」

照「こっちの話……少し、疲れた」

菫「そうか」

照「……」スースー

菫「……寝てるのか?」

照「……」スースー

菫「……またどこか行かれても面倒だし、寝かせてやるか」

照「……」スースー


終わり

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