岸部露伴の幻想郷旅行記 (22)
僕の名前は岸部露伴……。
漫画家をしている……。
つい昨日、担当編集者が急に変わった。
透き通った金髪が肩まで伸びていて、それを指で弄びながら、挨拶もなく、彼女は告げた。
「休暇を四ヶ月程あげるわ。東の方にとても貴重な体験を出来る所があるの……。そこの取材、お願いね」
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・ジョジョ×東方
・優しくしてください
以上です
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露伴「……ここは嫌に霧が濃いな。地図もデタラメでまったく役に立たない。引き返すか……?」
露伴は言葉尻強く呟いた。
手にかいた汗でスケッチブックが滑るのを気にしながら、気持ち悪い濃霧の中を、かろうじて見える道をたよりに進んでいく。
あの、新しい担当編集者によっていきなり休暇を与えられた。
僕は納得等出来るはずもなかったが、"あること"がきっかけで今こうして無理矢理自分を納得させ、歩いている。
露伴「…………」
露伴「……おや、ようやく景色が変わってきたぞ……」
濃霧がようやく薄れていき、もうしばらくすると、霧は完全に晴れた。
露伴「……今度は竹林か」
気がつくと、岸部露伴は背の高い竹林の前にいた。
露伴(いきなりこんなところに入って迷うに決まっている。やはり今日は引き返してあの女にもう一度……)
露伴「……なんだとッ!?」
後戻りをしようと後ろを振り返ると、さっきまであった霧は跡形もなく消え、後ろには草っ原にならされた道が作られている。
露伴「…………おかしい。まるで霧などなかったかのように……。やはり、引き返そう」
そう言って、露伴は気がついた。
露伴「僕は、どこに"引き返す"つもりなんだ……」
「それでは、いってきます!」
「気をつけて行ってくるのよ。早苗」
早苗「はい!」
肩を露出した変形の巫女服を着用して、緑の髪を揺らしながら、守矢の神社の巫女の東風谷早苗は神社を後にした。
集落に
誤爆した!
気にしないで下さい
「それでは、いってきます!」
「気をつけて行ってくるのよ。早苗」
早苗「はい!」
肩を露出した変形の巫女服を着用して、緑の髪を揺らしながら、守矢の神社の巫女の東風谷早苗は神社を後にした。
集落に 今日の夕飯のおかずの材料を買いにいくためだ。
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早苗「ふー、結構買ってしまいましたね……。早く帰らないと……」
いつもより高いテンポで足を動かし、先に進む。
しばらくして、神社についた。
早苗「諏訪子さまー!ただいまかえ「おい」
早苗「!?」
突然後ろから自分の声にかぶって男の声が聞こえてきた。
声の方に振り向くと、そこにはヘンテコな帽子をかぶった男が立っていた。
中くらいの黒いバッグを肩から下げ、手にはスケッチブックが抱えられている。
露伴「すまない。驚かせるつもりはなかったんだ。ただ、今夜一晩泊めてもらっても構わないか?今日ここに来たばかりでとても困ってるんだ。寝床を貸してくれるだけでいい」
早苗(今日ここに……?外の人です、よね?多分)
早苗「諏訪子様にきいてみないことには……」
露伴「……そうか。ではその諏訪子様とやらに話をさせてくれないか?」
早苗「は、はい……。諏訪子さまー!お客さんですよー!」
諏訪子「はーい!どうしたの?早苗」
廊下をトテトテ走って奥から現れたのは、まだ小さな女児だった。
早苗「あ、諏訪子様。彼が今晩ウチに泊めて欲しいと……」
諏訪子「えー、困るよ。男のひとでしょ?」
露伴「その辺は大丈夫だ。僕はまったく女に興味がない。な、僕は困ってるんだ。頼むよ」
諏訪子「んー……怪しい……」
露伴「(な……、このクソガキ……)」
早苗「あ、私買ってきたものしまってきますね」
早苗は廊下を歩いて奥に消えた。
露伴「ふふ、ふふふ……」
諏訪子「な、なに笑ってんのよ……。やっぱり……」
露伴「いやね、僕を泊めるかどうかの決定権をもった君と二人きりになれて嬉しいんだ。彼女が邪魔……というわけではないけどこれから泊めてもらうにあたって彼女や君から恨みを買うのは少し僕の気持ち的にも気持ち悪いからね」
諏訪子「なに言ってんの?泊めないわよ。怪しいし」
露伴「天国への扉『ヘブンズドア』ーーッ!」
諏訪子「……!」
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早苗「結局泊めることにしたんですか?」
諏訪子「うん。部屋も余ってるしね」
酉……ってこれだっけ?
すいません
今日はもう寝ます
ゴーヤの面倒見るのすっかり忘れてしまっていました
あ、酉は変えました
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