男「俺は何のためにこんなところに居るんだ？」

男「ずっと同じ場所を回ってる気がするし」

男「夢の中…だったりして」

男「…………」ｸﾞｲｰｯ

男「痛くないな」

男「………マジで？」

男「いやでも本当に何でこんな所に…」

男「…………何か思い出しそうなんだけどなぁ…」

男「…あれは家か？」

男「あー…何思い出し掛けてたか完全に忘れた」

男「気は進まないが、行くしか無さそうだな…」

男「ごめんくださーい」

男「………………」

男「…あのー！誰かいませんかー！？」

男「……………………」

男「…誰も居ないのか？」

男「恐らくここは俺の夢の中…だから勝手に入っても問題はない」

男「…はずだ」

男「………………よし」

男「お邪魔します…」

男「中は意外と普通………って」

男「何だあれ…血！？」

男「……奥に続いてるな」

男「…………生物がいるかは分からんが…行くか」

男「………気持ち悪い」

男「……うぅ」

男「…………………」

男「本当に…夢ならはやく覚めろよ……」

男「…ドア」

男「…………気は乗らないけど」

男「…失礼します」ｶﾞﾁｬ


男「………………………………」ﾊﾞﾀﾝ

男「…………え？いや何今の……」

男「意味わかんねぇよ」







男「……………俺？」