佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕Part2 (842)

前スレ↓

佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕

佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕 - SSまとめ速報
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底知れぬ佐天さんのパワー!!




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385990528


天国は実在するッ!




           引力、即ち闘バトル!!         引力、即ち愛ラブ!!











         /  . :          . :`ヽ     `ヽ
         / . : : /      . : :}  . : : : : : }      ハ
       / . : : : : / : / . . : : : : :ハ: : : : : : : }   トヘ  .ィハ
        / . : : : : / : /. : : : :./!: : : :ト、: : : : : :!  人 Y フハ
      ' !: : : : /i: /: : : : :./ j: :.八:! ヽ: : : :,′ <⌒ o く : ハ
     / : : : : :/ j:ハ: : : :/,,-ァァ¬ト ハハ/   `7 ト、 ヽ∧
.    /  .ハ : : :レ'「`ヽ: :i :{ / /´ァテ示ミV/     いノ: :`^′: \
   / . :/∧: : { _」二ヽ|八  〃 いし:「》 . : : : : : : :.:i: :i : : : : : :\

   ,′. :// ∧ハ〃んハ       r'.::ツ/. : : : i| : : ト、ノ:八: : : : ト、: : \
   . : : : : : : :ゝ:}ハ r'::ツ      ´ ̄ //!: : :||: : ノく Y: : :\: 八 \: : :ヽ
  i : i : : : i : : : :.:} ^´ 〈        /(  |: :ノj/) } ハ : : : iト、: ヽ  ー-=ミ
  |:i i: : : :ハ/|: i    ____,     |'´〃^   イ: : : : : 八: : : : \     `ヽ
  |:! i: /   j从    Y^ ⌒^'|        r‐< : |: : : : :/: : \: : : : \
.  从 !'    /. :.:.\   V  丿      |: : : :.从: : :/: : : : : \: : : : `: ー--‐==
        / . : : : :.:\  `こ´      .イ  ├‐-=ミノ : /: : : : : : : :`ヽ: : : : : : : : : : : : :
        , '. : : : : : : : : \            ∨ .:/: : /三二><: : : }ヽ: : : : : : : : : : :
      /. :/. : /!: : : : : : :` ¬!          / /. : : /:::::::://⌒>x   ): : : : : : : : : :
    / . :.:/. : / j: : : : : : :_/:::|        /.: : : : : :/::::://  ´   寸ニニニニニ==ミ
.   / : :.:/: : / r┬一'´.::::::/j      /. : :/} : :/:://  /      \::::::::::::::::::>>::ヽ









>>1です。こっちにも一応貼っときます

とある佐天の白蛇円盤

http://uploda.cc/img/img529ba03793f49.jpg




ーカラオケ大会会場ー



~♪~♪~♪



どよどよ…ざわざわ……しーん…



佐天「楽しいかも!って思ったときは、すでに楽しそうな顔♪」


佐天(白)「悔しいな…って感じた途端、隣で泣きじゃくってる…」



ー観客席ー



みさきち「あぁぁぁぁ…わたしの涙子…貴女はどうしてこんなに可愛くて美しいの…」


フレンダ「女神さま…」


レッチリ「いいなぁ…混ざりたい!」


セッコ「うおお!うお!おおあお!」


チョコ「良い笑顔だ…純粋に自分の気持ちを人に届けようとする気持ち…素晴らしい」


トリッシュ「えぇ…とても素敵だわ…」


リゾット「…ベネ」


ディアボロ「美しいものだ。しかし、同時に一種の気高さのような物も感じる」


ディオ「自慢の妹さ」


ディアボロ「”義妹”……じゃあなかったか?」

ディオ「あぁ…そうだった。可愛い妹さ」



ー佐天さん家ー


TV「~♪」
 

あわきん「はぁ…私も生で聴きたかったな…っと、洗濯物洗濯物!」






佐天「ときめきWill!」

佐天(白)「きらめきWill!」


佐天×2「「野望なら、カンペキだよ♪」」



初春「あ~…佐天さん。どんどん離れて行っちゃうなぁ~…最近はスカートもめくってこないし…」


黒子「ぐぎぎぎぎ!何故お姉さまの時より盛り上がってますの!?この便所に吐き出されたタンカスどもが!!」


初春「まぁまぁ、仕方ありませんよ。ブームってそういうものですから」


黒子「………はぁ、そうですわね…佐天さんには何も責任は無いのですし…」シュン…


初春「ふふふ、白井さん良いこと思いつきました」


黒子「何ですの?」

初春「逆に考えるんですよ!」

黒子「逆?」


初春「御坂さんのファンが佐天さんに乗りかえて数が減るほど、御坂さんは白井さんのもの!ってわけです」


黒子「ッ!」


初春「だから白井さん、気にすること……」


黒子「キャー!!佐天サーーーーン!スッテキですのォオオオオーーーーッ!!ほれ!常盤台一同なにボサっとしてますの!さってっん!それ!さってっん!!……!!」バッバッバ!!


さってっん!!さってっん!!…


初春「白井さん…まぁ、いっか♪車椅子要らないみたいだし。休憩所でさくらんぼ食べてよぉ~っと♪」





佐天×2「「欲張って、かじりついた~♪ヴァニラ・アイス胸にしみるね♪」」





ー運営テントー


吉良「うん…」


吉良「あれがどんな能力かはどうでもいいが…歌声まで美しいとは…カンペキだ!彼女こそ、私が捜し求めていた人材だ!」


吉良『…しかし、どうするか…私は柵川の教師ではないし…だが、諦めるわけにもいかない…手を考えなくてはならないな…』


吉良「…」サラサラ…カキカキ…ペラ…


吉良「佐天…涙子…」

>>1です。

12時更新。



佐天「サヨナラが♪」

佐天(白)「いつか来ても…」



佐天×2「「この季節!忘れない~♪」」



ジャンジャンジャジャン~♪



シーン…



佐天「あれ…?あの…終わりましたけど…」おろおろ!?


シーン………


佐天(白)「涙子。私はもう消えるぞ?」フォン…


佐天「あ、うん。ありがとね!ホワイトスネイク」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーッ!!



佐天「わ、ビックリした!?」


<アッリガトォオオオございました!!素晴らしい歌声!これは高得点が期待されます!!さぁ…得点は!?>


<……でました!100点!!満点です!!これは大覇星祭史上初の快挙だッ!!>



ワァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!



佐天「ええぇ!?本当!あたし、やったよー!お兄ちゃん!!」ぴょんぴょん!



ー控え室ー


美琴「さ…佐天さんんんん…!!!」ピキッ!


美琴「はっ!?」


美琴『駄目よ!私ったらなに嫉妬してんのよ!!それに、佐天さんは命の恩人で、親友で…可愛くて…スタイルも…良くて…性…格も……素直で…』


美琴「とうま…選ぶとしたら、きっと…」


美琴「…」


美琴『私、決着をつけなきゃならないのね…!!』




佐天「それから…競技に出たり、初春と二人三脚したり…いろいろ!」



佐天「で、大覇星祭も残すところあと2日!…あ、今日も含めてね?」


佐天「白組は赤組にぐんと差をつけ、残り2日で巻き返すのは至難の業!ってかんじらしいの」


佐天「あたしが頑張れたのも、全部ホワイトスネイクのおかげ!そして、オールスターバトルももう終盤…」



佐天「削板さんと御坂さんは当然とばかりに勝ち進み、今日の準決勝戦の目玉は俄然、削板さんVS御坂さん」



佐天「あたしといったら、特に面白いことも無く、準決勝戦は勝っちゃいました」







佐天「そして…あたしは…今!その試合を間近で観てるんです!!」



ドオオオオオオッ!!


<スゴイ!スゴすぎます!皆様!ご覧になっている光景は、フィクションではございません!!リアルです!!>



ワァアアアアアアアア!!ワァアアーーーーーーーーーーーーーーッ!!



美琴『削板…やはり強い!何でこんなのがナンバー7なわけ…?』


削板『御坂 美琴…さすがだぜ!今の電撃…モロに受けていたら俺でもただじゃあすまなかった…迂闊に近寄れねぇ…!!』



美琴「…」

削板「…」



実況「おっと、これはどういうことでしょうか!?互いに睨みあったまま、両者動かない!!」



ブー!ブー!!たたかえー!そーだ!そーだ!!……



ディオ「静かに…」スッ…(片手をあげる)



シーーーーーン……



実況「デ…ディオさん。開始からすでに15分が経過していますが、先程の激しさとは打って変わって、これはどういうことなのでしょう?」


ディオ「はい、これは互いに隙を探り合っているのです」


実況「隙…ですか?」


ディオ「その通り。先程の戦いは、言わば小手調べ………動きますよ」


実況「え…?」



ゴォオオオオオオオオオオオオオッ!!

>>1です。

22時更新



ワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!



美琴「オラアアアア!!」チュドーン!



削板「甘いぞ!お前のレールガンとやら、既に見切ったぜ!!」スカ!



美琴「くそ!」


削板「へっ!お前には悪いが、俺はどうしても最強と戦いたい!そのためには…」バシィ!


美琴「うっ…!?」ヨロ…


削板「こんなところでモタモタしてるわけにはいかねぇんだよ!!」ブゥン!!


美琴「ハァ…!ハァ…!」


実況「あああーーーーっとぉ!?突如として2人が再び激突!しかし、御坂選手防戦一方!削板選手、攻める攻める!猛ラッシュだッ!!」


ディオ「…おもしろい」


ー観客席ー



黒子「お姉さま!?」

初春「あちゃー、御坂さん大丈夫ですかね?痛そ~…レロレロレロレロレロ…♪」


黒子「こいつ…」イライラ!



美琴「それが…ど……た…?」



削板「なにっ?」



美琴「それが、どうしたってのよ!……あぁ!?」ゴォ!!ピシャーーーン!ゴロゴロ…ザーザー!!


ワー!?雨だーーー!!??


<ただいま、雨天用の屋根を展開いたします。少々お待ちください…>ウィーン…



実況「わぁ!?雷雲が!?」


ディオ「…どうぞ」パサ…チャキ…(※この日傘は晴雨兼用です)


実況「あ…どうも///」ポッ…




削板「うぉ!?」


削板『な、なんだ、この執念……凄みは!?』


美琴「あんたは、ここで私に負けるべきなのよ……強い人と勝負がしたい?じゃあこんなトコじゃあなく、後々個人的にお願いすればいいじゃない…佐天さん(ディオ)にさ…」


削板「ぬ…」タジ…


美琴「私はね?必死なのよ…だから、あんたは…ここで倒れろ…」


削板「そうはいくか!…は!?」


ピシャァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!


実況「り…リング場に雷が!?すっすごい!とてつもない光で、リング場を確認できません!」



ディオ『勝負あり……か、意外な結末だったな』


ーリングー



美琴「さすがにタフね…化け物かっつーの…」



削板「こんな…カミナリで、俺が倒れるものか!」



美琴「いいえ…それはただの目くらまし…勝ちへの布石よ」スッ…!!



削板「いつの間に…お、俺の背後に…!?」



美琴「私の能力は…あんたみたいな、わけわかんない不思議パワーじゃあないの…全てが科学の理論に基づいている…」

美琴「電力を操る力は…あらゆることに応用が利くッ!」



削板「減らず口を!くらえ!本気のすごいパーンチ!!」バシィ…スカ…



ボワー…



削板「なんだこれは、残像か!?」


美琴「たった今、あんたが攻撃したのは、空気中に浮かせた水に映った…私の像」


削板「…卑怯な!正々堂々、真っ向から戦え!!」


美琴「えぇ…さっきから真っ向勝負してるわよ…言ったでしょ!これらは布石だと!くらいなさい!私が編み出した、最強の”必殺技”を!」ババッ!!スッターン↑!!



削板「来るッ!?…後ろか?…違う!上だぁッ!!」ガシッ!



美琴「…」ノロ~…ピタ…



削板「へっ…最強の必殺技………敗れたり!!そんなノロいドロップキック、亀にだって当たらねぇぞ!!」





美琴「かかったな…アホが!!」クワッ!!



ー観客席ー



黒子「ま、まさか…この目くらましは…お姉さま!あれを使う気ですの!?ダメですの!あの技は危険すぎますのよ!!」


初春「知ってるんですか!?白井さん!!」


黒子「…勿論ですの…私は、あの技を作ることに協力したのですから…!!思い出しただけでも恐ろしい…あれは完璧な必殺技ですの!」


初春「か…完璧な…必殺技…」ゴクリ…



「ぐわぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ………!!!!」



実況「おぉおお!?リングから悲鳴が!?これは一体どういうことか!?」


ディオ「まぶしいな…」


実況「あ!光の中に人影が見えます!…光が…弱くなって…立っていたのは…!?」




美琴「……」


美琴「…フゥ…やれやれって感じだわ…」

美琴『とうまのって、こんな感じだったわよね?きゃ♪マネしちゃった!』



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーッ!!


実況「御坂選手だーーーーーーッ!!では、削板選手は!?………い、居た!倒れている…ダウンです!!レベル5同士の戦い!ついに決着ぅーーーッ!!」


ディオ「…」


ー観客席ー


みさきち「何をしたのかしらねぇ…御坂さん」

フレンダ「やっぱ…あの女は怖いってわけよ…」ブルブル…

レッチリ「ん…?」モグモグ…!


レッチリ「あぁ、姉貴?雑魚雑魚♪」


フレンダ「一緒にするな!てわけよ!」


佐天「…」


みさきち「…涙子」


佐天「?」

みさきち「怪我…しないでねぇ…御坂さん。強いから…」


佐天「あはははは!!」


みさ フレ レッ「「「!?」」」


佐天「あたしはただ、全力でぶつかって、いい試合がしたいだけだよ。大丈夫、心配しないで」キラ…☆


みさきち「!」キュン

フレンダ「!」キュン

レッチリ「!」キュン


ははー…ペタン↓


佐天「えぇ!?ちょっと!なんで拝むの!?やめてー!」あたふた!



ワイワイ!キャッキャッ!!



ーチョコ外科医院ー


オリアナ『ん…あれ…私…どうしたんだっけ…?』


チョコ「気がついたかね?」


オリアナ「!?」

チョコ「おっと!動かないでくれよ!?包帯が取れる!傷が開いて、顔が歪んでも知らないぞ?」


オリアナ『顔?』ピタ…


チョコ「そう、それでいい。喋らずに、首を振って答えてくれ。日本語はわかるかな?それとも英語?私としては、イタリア語が一番話しやすいんだが」

オリアナ「…」コクコク…


チョコ「…まぁいい、日本語で話しておこう。取り合えず、今の君の状況を説明するが…」


………………………………………………………


チョコ「と言うわけさ。親切な兄妹に感謝するんだね」

オリアナ「…」コクン…


チョコ「しばらくは自分で食事も取れないし、自由に身動きもできないだろうが、我慢してくれ」

オリアナ「…」コク…


チョコ「元通りにするとなると、ヘタに機械を使えないし、時間がかかるんだ。いいね?くれぐれも、妙な真似はしてはけない」


オリアナ「…」うる…(涙


チョコ「兄妹のことかね?……優しい人間だって、悪い人間と同じぐらい居るもんだ…では、失礼する」スッ…


オリアナ「んー!んーー!!」


チョコ「あぁ、患者の身の回りの世話は、ちゃんと係りが居るからご心配なく…お大事に」パタン…

オリアナ「…」


セッコ「あのぉ…」←(最初から居た)


オリアナ「?」


セッコ「オレ、セッコ。よろしくなぁ。あんたの身の回りの世話を担当してるからさぁ」

オリアナ「ん…」


セッコ「ま、喋れるまでは、通常の患者と同じ対応するからぁ、それまで辛抱しててなぁ…」


オリアナ「…んん」コク…




ワーーーッ!ワーーーッ!!




ディアボロ「キング・クリムゾン!時間は消し飛び、次の日ッ!大覇星祭………最終日だ!」ド~ンッ!!




ー観客席ー



リゾット「ボ…もとい、ディアボロさん?」

トリッシュ「…パパ?どうしたの、いきなり…叫んだりして…」


ディアボロ「!?」


ディアボロ「いや…ははは!仕事のくせってやつかな…ごめんごめん!ほら、涙子ちゃんの試合が始まるぞぉ!!」ドンドン!パフパフ!


フレンダ「レッチリ!速く!試合、始まっちゃうってわけよ!」(垂れ幕を下げようとしてる)

レッチリ「あいあいさー!」チマチマ…(幕=頑張れ!涙子!!)




ー(A・S・B)特設会場・控え室ー


美琴「…」スゥ…ハァ…


黒子「お姉さま」ヴォン…


美琴「黒子…」


黒子「決勝戦ですわね」


美琴「うん…」

黒子「…お姉さま、何か不安でもありますの?」


美琴「なんで…?」

黒子「お顔を見るだけで、お姉さまが何を考えているのか、黒子にはお見通しですのよ」えっへん!


美琴「そう…そりゃあ、まいったわね…」


黒子「…」


黒子「お姉さま!!」ドドドドド!


美琴「はい!?」


黒子「黒子は!!お姉さまの味方ですの!どっちもお友達ですから~とかぬかして、応援にすら来ずにさくらんぼを食べてる花マヌケとは違いますのッ!!」


美琴「…くろこぉ」


黒子「えぇ、全力でぶつかったらいいんですの。お姉さまと佐天さんの間には、友情があるのですから…手を抜いたり、ベストコンディションでぶつからない方が、私は侮辱だと思いますの」ニコ!


美琴「…そうよね」


美琴『私…とうまをモノにするんだもん!佐天さんには悪いけど…やる!!』


黒子『くっふっふふふふふふ…健気な後輩の励まし…これは好感度アップ↑間違い無しですの!!』ニッヤァ~…

待ってたよ!続き楽しみだぜ!!

>>1です。

すみません。別スレへの書き込みを自分のトコにしてました…

続きます



佐天「んしょ…よいしょ…」


ホワイトスネイク「…」グイグイ…


コンコン…



佐天「あれ?もう試合始まるのかな?…はーい!鍵はかけてないので!どーぞ!!」


ガチャ…


みさきち「えへっ!きちゃったぁ☆」


佐天「みさきち!」


みさきち「って……何してるのぉ?」

佐天「んっ…これから、たくさん動くだろうから…ホワイトスネイクに…柔軟運動手伝ってもらってたの…」


ホワイトスネイク「運動の前には欠かせないからな」グイグイ…


みさきち「そうなの…」スタスタ…ギュッ!


佐天「…みさきち?」


みさきち「うふふ…………わたしにはぁ、お見通しなんだゾ♪……緊張、ほぐしてあげるね…」ぎゅ~!


佐天「んむ!?……はぅ~~…」むぎゅ…


みさきち「…やっぱり☆相性最高ねぇ…わたしたち♪」


佐天「…」

みさきち「…」


みさきち「ねぇ、るーいこ」

佐天「なに?」


みさきち「怪我しちゃダメ」


佐天「うん」


ピンポンパンポーン…御坂選手ならびに佐天選手…試合開始時刻となりましたので…入場ゲートにお願いします…


佐天「…行かなくちゃ」


みさきち「大丈夫、きっとうまくいくわぁ……いってらっしゃい」


佐天「いってきまーす!!」バァーンッ!!



ー(A・S・B)決勝戦特設リングー



ワーーーーーッ!ワアアアアアアアアアアアア!!


<さぁーッ!とうとうやってきました!決勝戦ッ!そして、今年は対戦カードが熱過ぎるッ!>


<前チャンピオン、削板選手をみごとに撃破した御坂選手バーサスぅ…>


<ここまで、全試合30秒以内に勝ち続けてきた佐天選手ーーーッ!!>


イエエエエーーイッ!!


<オッケーイ!!では、両選手!入場ッ!!>


バァ~~ンッ!!


美琴「…!!」ダダダダダダダッ!……ッターン!!スタ↓


キャアアアーーーーーッ!御坂さーーーーーーんッ!!お!?見ろ!佐天さんだッ!!


佐天「ふんふんふ~ん…」テクテク…ピタ!



ー観客席ー


フレ レッ「「ガンバレーーーーッ!!るーいこー!!」」



ディアボロ「がんばれ~」カポンカポン!←(応援グッズ)



トリッシュ「あんなちんちんくりんノシちゃいなさーい!!」


リゾット「お嬢様、いけません。そんな言葉遣いは…」クドクド…



ガンガン!!(後ろから席を蹴る)



ディアボロ「?」クル…



観客「ちょっとあんた!あんたのガタイのせいで前が見えないじゃない!屈んで観てよね!!」


ドッピオ「あれ?何か仰いましたか?いま、僕のガタイがどうかって…」シュゥン…


観客「え…?あの…えっと…ごめんなさい…勘違いだったみたいです…」ストン…↓



ー放送席ー



ディオ『涙子…あの顔は、何か企んでいるな?……さて、どうなるものか…?ふふふふふふ……』

審判「それでは…フェアなファイトを…」スス…


<決勝戦は、どちらかが倒れるまでのデスマッチ!万が一の危険のため、審判はリング外へ退避します>


<…試合…かいしぃッ!!>


カァーーーン!!(ゴング)


美琴「…」


美琴『あんなこと言ったけど……やっぱり…佐天さんを倒すなんて…私には…』


佐天「…」


美琴「い、いくわよ!!オラァ!」ビリ!


佐天「よっと」ひょい…スカ


佐天『電撃…かなり遅い…御坂さん、もしかして…よし!なら…』



佐天「ほぉ…」バ~ン!

ホワイトスネイク「コォオオ…」ゴゴゴゴゴ…!!



<おぉ!?御坂選手の攻撃を回避した佐天選手!突然、構えました!?>



美琴「えい!」シュ!(弱パンチ)


佐天「…」ボワ~…


ドゥオオオン…ヴン!!


美琴「え!?」


ゲシィ!!


ホワイトスネイク「幻覚だ…」


美琴「きゃあ!!」ドサ!

佐天「ふんっ!」(ローキック)


美琴「さ…佐天…さん?」ぷるぷる…↓

佐天「……」


佐天「ふひっwww」


美琴「!?」


佐天「あっるぇ~?どぉおしましたぁ?みっさかさぁ~ん!!ねっころがっちゃってwww何です?ソレ、降参の合図ですかぁ~~??」


美琴「はぁ!?」


<あーーーっ!佐天選手!ここにきてまさかの”挑発”だぁーーーッ!!>



美琴「ちょうはつ…?」ムカムカ…



佐天「に、見えますぅ?だったらいいんですけどww」ケタケタww



美琴「くっ…このッ!!」(電撃ハイキック!)



ゴォオオオオオオオオオオオオ…ヒュッ!



ホワイトスネイク「無意味なことをッ!!」(軸足に足払い)


美琴「うぁ!?」ドサ↓


<御坂選手ー!またもや転ばされるーッ!!もしや、佐天選手!ここですかさず…>


佐天「あーららら…決勝戦だから、お互い学校を代表して体育着じゃあなく制服なのに…汚しちゃあ台無しじゃないですか」


美琴「さ…てん」イラッ!


佐天「はい?何ですか?這いつくばって…あ、そういうことですか!なーんだ…じゃ…はい♪」クイ!



オオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!



※相手がダウン中に挑発をすると、スクリーンいっぱいにポージングが映されます



佐天「あたしのパンツ見るぅ?」ド~ン!!


佐天「な~んちゃって!中は短パンでしたぁ~ん♪」ペロ(イタズラっぽく舌を出す)


美琴「ぷっつん」


美琴「オラァッ!!」ズドン!!

ホワイトスネイク「ぐ…!?」


佐天「ぅ…いてててて…」


美琴「…はっ!?怒りに任せて…私…な、なんてことを…え?」



佐天「…」コクン…パチ(うなづいて、ウィンク)


佐天『それでいいんですよ…御坂さん』


美琴『佐天さん…もしかして、私を奮い立たせるために…!?』



どよどよどよどよ……!?


<な…なんだぁ~?これは一体…両者、ゆっくり立ち上がりました!!そして、あらためて向き直る!>


ディオ『涙子…本気なんだな…頑張りなさい』


<り、両者!お、穏やかに、かつ!微笑みながら、ゆっくり…すごくゆっくりと歩み寄っていきます!も、もう何がなにやら!?>



スタ…スタ…



佐天「あはははは…御坂さん♪」ニコニコ~



美琴「えへ…佐天さん♪」ニッコリ☆



ブーーーッ!ブーーーーッ!!


なんだよー!!戦えよ!!決勝戦だろー!?ブーブー!!!



<わーッ!?あまりに戦いの場に相応しくない2人の行為に、場内ブーイングの嵐!?>



ー観客席ー



ディアボロ『マヌケばかりだな…』


ドッピオ「え、どういうことですか?ボス?」


トリッシュ「…ん?あら!ドッピオじゃない、久しぶり」


ドッピオ「あ、どうも。お嬢様…ディアボロさん、さっきのは…」



レッチリ「れぇっ!?」


フレンダ「う…うあああーーーーーーー!?るいこぉおおおおお!!」



トリッシュ「!?」クルリ!



リゾット「あ、あれを!?」ピッ!


トリッシュ「え!?なになに!?」


ドッピオ「な…!?なんてことだ…」


ディアボロ『この戦い…エピタフ〔墓碑銘〕で結果を見るのはやめておこう…実に、いい勝負になるだろうからな』




ドゴォ!!!…メギョ……ッ!!ゴゴゴゴゴ……ググググィィィィ…!!!!!


ザワザワザワザワ!!!…シーーーーン……




佐天「う……ぐぐ…ぅ!!」


美琴「っぶ…ぐぬぬぬぁぁぁ!!」




<あ…あ…あぁーーーーーッ!!!>



……ワアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッ!!!



<なんとっ!?まるで恋人の様に歩み寄ったと思えば……右ストレートの交差!!突然の顔面拳クロスゥゥーーーッ!!!>


佐天「あぶ…」ヨロ…↓


美琴「がほ…」ユラ…↓


バタン↓×2


<そ…そして両者倒れたぁーーーーーッ!!>


佐天「…」ゴロン…

美琴「…」ゴロン…


佐 美「「ふぅ~~……」」


佐天「…効くなぁ」

美琴「こっちもね…」



スクッ…↑バシィ!!



佐天「はぁっ…!」ドドドドドド…!!


美琴「でぇい…!!」ゴゴゴゴゴ…!!



ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


<おぉぉおおお!両者、素早く立ち上がり、構えを取りました!いきなりのぶつかり合いに、場内総立ち!!先が見えない戦いだーーー!!おもしろぉい!!>


佐天「もう…いいですね?…御坂さん……いきますよ…」ゴゴゴゴゴ…!!

美琴「えぇ………来い!佐天さんッ!!!」ドドドドド…!!



佐天「ホワイトスネイクッ!!」



ーバチカンー



テッラ「…」ペラ…(聖書)


フィアンマ「…っふ!はっはっはっはっは!!」ゲラゲラ!(漫画)


ヴェント「あ~、やっぱり、いたたたた……口内炎できてる…」(鏡)



アックア「…」ピッ…ピッ…シャカシャカ…



ヴェント「ん…アックア、あんた何見てんのよ」


アックア「ワンセグである」ジー…(来い!佐天さんッ!……ホワイトスネイクッ!!)


ヴェント「は?なーんで科学の産物なんか持ってるのかな?」ギロ!


アックア「便利である」

ヴェント「神の右席として自覚あるわけぇ?私たちはローマ正教の…」


アックア「ところで、左方のテッラ。今、何時であるか?」


テッラ「ん……どうぞ」スス…ピッ!(スマホ)


ヴェント「…」


アックア「うむ、もうそんな時間か」

ヴェント「だーかーーらーーー!!なんでそんなもんもって…」


フィアンマ「おい、お前ら」


テッラ「どうしました?右方のフィアンマ」


フィアンマ「ちょっとこれ見てみ?」


テッラ「これは……日本のギャグ漫画ですか、興味深いですねー」

ヴェント「毒されすぎよ」

アックア「ギャグ漫画はおもしろいのである」


フィアンマ「だろう?俺様も、最初は”こんなもの”と思ったがな、見くびっていたぜ」


テッラ「なるほど」

アックア「よくあることである」うんうん…

ヴェント「あー…もういいわ…」


フィアンマ「でな?ここなんだが…」


テッ アッ ヴェ「「「??」」」チラ…




フィアンマ「この、(四天王)とかってあるだろ?これ、俺らもそうなんじゃあねーか?」


テッラ「まぁ、似てますねー4人ですし…それが何か?」


フィアンマ「もしだぞ?もし、俺ら4人の中で戦いに敗れたヤツが出たとすればだ」


ヴェント「はぁ?まけるー?」


アックア「もしもの話である」


ヴェント「ぐぬ……で?」


フィアンマ「必ず、残った3人の内、誰かが負けたヤツを速いもの勝ちで回収に行くってのはどーだ?」


テッラ「ほう」


フィアンマ「そして、戦いが終わって安心してる敵に、こう言い放つんだ」


フィアンマ「いい気になるなよ?お前が倒したのは、我々神の右席のなかで最弱。運がよかったな……ってな具合でな!」


アックア「おぉ」

ヴェント「何の意味があんの?」


テッラ「いや…結構、効果的かもしれませんねー…味方の救出をしつつ、敵への牽制になります」


ヴェント「ないないないないない…」


アックア「アリアリである」


フィアンマ「とりあえず!俺様が決めたんだ。四天王ルールけってーい!」


アックア「賛成である」

テッラ「同じく」


ヴェント「はん!バカバカしい!!……けど、いいわ!やってやろうじゃない!」


ヴェント『この私が真っ先に負けるわけが無い……バカヤロウどもめ…赤っ恥かかせてやるわ!!』





アックア「…」じー…(そこだぁ!あまい!御坂さん!……)


アックア『おもしろい試合である…』




ー(A・S・B)決勝戦特設リングー



美琴『体が軽い…いつまでも、何時間でも戦っていられる!そんな気さえするッ!』ザッ!


佐天「っと!……さすがです!御坂さん!!同じ手は効かないですね!」ド~ン!

ホワイトスネイク「小癪な…」


美琴「舐めないでよねっ佐天さん!!」


美琴『そして……初めてだわ……戦いが、こんなにも清々しいなんて!!佐天さんが相手だから…安心して戦える!!』キラ!


<なんと激しい戦いでしょう!?瞬きも許さぬとはまさにこのことだぁーッ!!>



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーッ!


佐天「なら、これはどうですか!!」ブブブンッ!!


美琴「円盤!?……こなくそぉっ!!」カカカィーンッ!!


佐天「いただき!」


美琴「地面から!?」




ズズズズズ……↑



ホワイトスネイク「罠に、嵌まったな………そこだぁーッ!くたばれ!!超電磁砲ーーーーッ!!」ゴォオオオ!(手刀)



美琴「なんのぉ!!」バシィ!!……ビリビリ!


ホワイトスネイク「なっ!?わ…私の腕を……つ、掴んだ!?」ビクッ!?


美琴「…」ビタァアアアアア……!(白刃取り)


美琴「段々、理解してきたわ……普通なら、あんたには触れないんでしょうけど…」


ホワイトスネイク「なっ…なんだと!何が言いたい!?」ダラダラ…


美琴「能力を使っているとき…つまり、AIMはあんたに干渉できるッ!そして、あんたのダメージ=佐天さんのダメージになる!!ちがう?」


ホワイトスネイク「貴様…そそそ、その事実を暴いただけで、私と涙子に勝ったつもりかッ!!」


佐天「ホワイトスネイクーッ!!」クワッ!!


ホワイトスネイク「涙子!?」バッ!


美琴「いま……」ゴゴゴゴゴ…


ホワイトスネイク「!?」


美琴「”事実”って……言ったわね」


ホワイトスネイク「はッ!?しま…」


佐天「あちゃー…」




美琴「それだけわかりゃあ十分……ハッタリよ!かかったわね!このアホ蛇!」バ~ン!!




ホワイトスネイク「…」プルプル…



佐天『やばい…』



ホワイトスネイク「こ…この……」ビキィ…ッ!!


ホワイトスネイク「このオレに対してッ!得意げな顔でいきがっているんじゃあないッ!!電撃しか能の無い糞能力者がッ!!!」ムガー!!



美琴「弱い蛇ほどよく吼えるってね!!あ、犬だったっけ?わんわ~ん♪」



ホワイトスネイク「こぉの!ガキがぁあああああああ!!!」ザッ…!!


美琴『思ったとおり!!あいつと佐天さんは一心同体だけど、思考はバラバラ…そこが弱点かもしれない!!』



ホワイトスネイク「ウシュアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーッ!!!!」ダダダダダーッ!!



美琴『よし!来い!!そのまま…』




佐天「待ちなさい!!!」ゴォッ!




ホワイトスネイク「うっ…」ピタ!


美琴「…」



美琴『弱点もしっかり把握してるってことか…』



佐天『本当はこんな言い方したくないけど…仕方ないね、その方がやり易いらしいし…』



佐天「戻って来いッ!ホワイトスネイクッ!!」バァ~ンッ!!



ホワイトスネイク「!」パァ☆



ホワイトスネイク「わかりましたッ!!」ササッ…!



美琴『……惜しい!あとちょっとでベストな射程だったのに!!』




佐天「そう簡単にはいきませんよ。御坂さん」


美琴『一番の強敵は佐天さん本体ね…』


ホワイトスネイク「涙子…すまなかった。私の悪い癖が出た」

佐天「ううん、あれは御坂さんの作戦。たとえかかってしまったとしても、それは断じて恥なんかじゃあないよ」

ホワイトスネイク「あぁ…」



佐天「人が”敗北”する原因は…恥のためだよ……人は、恥のために死ぬ」



ホワイトスネイク「そうだ…その通りだ」



美琴「話してるヒマなんか与えないわよッ!!」ドシュウッ!!


フゥン!!……スカッ!


美琴『私の全力の体当たりを…避けた!?』


佐天「御坂さん。ホワイトスネイクの秘密を暴いたついでに、もう一つ…」ボソ…



美琴「!?」



佐天「”スタンド”の知識を増やしてあげます……よッ!!」


美琴「すたんど?……うわ!?」


ホワイトスネイク「ぬぅん!!!」ガシィイイイ!!


美琴「くッ…」グイ…



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!


<おぉーっ!?佐天選手と御坂選手!超接近!?>


実況「佐天選手ッ!懲りずに挑発かー!?」

ディオ「…」

ディオ『涙子……何をする気だ?』



佐天「いいですか?…あたしのホワイトスネイクは、遠隔操作のスタンド…」


佐天「本来なら、破壊力では、御坂さんには勝てません…」


佐天「ですけど、今のここでは、射程が数メートル………100%のパワーとスピードが使えるッ!!」



美琴「何かわからないけど……知りたいことは自分で調べる主義なのよッ!私は!!」ビリリィッ!!


佐天「うっ…ビリっときた…」


美琴「ゴメンね…佐天さん。しかし、調子に乗って近づいたのが運の尽きよ!!」



<御坂選手の体から、大量の電気が溢れているようだー!!光が激しくて御坂選手を確認できません!>



美琴「勝つのは私よ!依然変わりなくッ!!」


美琴『そして、とうまとの賭けに勝つ!』


美琴「くらいなさい!佐天さん!!私の必殺技を!!!」



スターン↑!……ノロ~



佐天「必殺技?」


ホワイトスネイク「笑わせるな!ソレのどこが必殺技だ!!」


美琴『今に見てなさい…』


ディオ『まずいぞ…涙子』


佐天「ホワイトスネイク!警戒して!!蹴りを受け止めて!!」


ホワイトスネイク「まかせろ!」ババッ!


美琴「もらったぁーーーーーーーーッ!!!」


ホワイトスネイク「何ィーーーーーーー!?」

佐天「…」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッ!!!



グィイイイイイ!!←→



<な…なんだこれはー!?今確認できました!御坂選手は、ゆっくりとドロップキックを放ったと見せかけて…>




<それをガードにいった佐天選手の両腕を、御坂選手自身の両脚を開く形でこじ開けましたー!?すごいテクニックだが、ポージング的に恥ずかしくないのかー!?>





美琴「パンツじゃないから恥ずかしくないもんッ!!」バ~ン…ッ!!ドドドドドドドド…!!!!




<すみませんでしたッ!!>




美琴「短パンだもんッ!……ふんッ!!もとい、もうこの技を隠す必要は無いわ!!この一撃に、私の全てを賭けるッ!!」ゴォオ…



佐天「これが、削板さんを倒した技…すごい迫力だぁ…」


ホワイトスネイク「う、動けん…や、ヤバイ」ビクッ!?

佐天「落ち着いて、ホワイトスネイク」

ホワイトスネイク「涙子…?」



佐天『この技は…』


ディオ『攻撃力において優れている…』


佐天『だけど…』


ディオ『動きを止めた相手に対し、両腕で同時に手刀を放つ…』


佐天『そこに、致命的な弱点があるんだよね…』


ディオ『と…』



佐天『お兄ちゃんも思ってるよね』

ディオ『涙子もそう考えているのだろう』


佐天「…」チラ…


ディオ「…」コクリ…


ウォオオオオオーーーーーーーーーッ!!!キャーーーーー!ミサカサーーン!!!!!



美琴「勝利はもらったァーーーーーーーッ!!」ズォオオ!!



ゾク……



美琴『え…』



美琴『なんなの…この、プレッシャーは…いや、悪寒は!?』



佐天「…」じー…



美琴『見ている!?佐天さんが……わ、私をじっと見つめて…はッ!?』


美琴『いつの間にかホワイトスネイクがいない!?…でもっ!もう止まらない!!』



美琴「でぇいりゃああああああああああーーーーッ!!!」ゴゴゴゴゴゴ!!!



美琴「サンダァアアアアーー!スプリットォオオオオオオオオオオオ!!」



美琴「アタァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーックゥアッ!!(稲妻空烈刃)!!!!」ドォオオ!!!



<ついにベールを脱いだ御坂選手の必殺技ーッ!!削板選手をリングに沈めた、まさに”稲妻”の如し手刀だぁーーーーッ!!>


ディオ『ふふふふふ…このディオと、涙子の考えていることが合致しているとすれば、答えは一つ』

ディオ『”頭突き”だ。ただのそれだけで、あの技は看破できるだろう』

ディオ『さぁ、見せてくれ。華々しい勝利を…ん?』



佐天『お兄ちゃん……ごめんね♪』



佐天「…」ニコッ!



ディオ「なにッ!?」ガタッ↑



実況「ひゃあ!?えと…ディオさん、いかが致しました?」



ディオ「い、いや…何でもない」スッ…↓


ディオ『涙子…なんだ?今の笑顔は………まさか…!?』


ホワイトスネイク『何故ッ……なぜ!?涙子!?私を引っ込めるのはダメだ!!スグに防御を!まだ間に合うッ!!』


佐天『いいの…十分。楽しめたもん』

ホワイトスネイク『涙子…』


佐天『あたし、あんなに必死な御坂さん、初めて見たよ』


佐天『きっと、何か重要な目的があるんだと思う。あんなの見ちゃったら、ソレを妨げることなんてあたしにはできない…』


ホワイトスネイク『いいのか…栄誉が手に入るんだぞ?いままで認められなかった分、ここで力を示せば……』


佐天『い・い・の!…あはははっ…御坂さんは、友達だもん♪それに…』


↓過去

(美琴「何?………佐天さん!?…何でこんな所にいるの?」ボソ…

佐天「それが…御坂さんの応援に来たんですけど…入場ゲートの警備員の人に誤解されちゃって…なし崩しにこんなことに…」


美琴「やっぱり…ここまで来てくれて良かった。佐天さん、今逃がしてあげる」


佐天「え!?でも…御坂さん…競技は…」


美琴「平気。私は大丈夫だから、これから、私が土煙を起こすから、その隙にゲートまで逃げて」


佐天「わぁ…御坂さん。ありがとうございます…!」ボソ…

美琴「いいってこと…でも、(A・S・B)じゃあ、お互い本気よ!」

佐天「はい!御坂さん!決勝で会いましょう!」


美琴「OK!じゃ…でぇい!」ドン!ボシュウウウ!!


ボワ~…


美琴「見つからないように、走り抜けて!その体操着もすぐ着替えるのよ!」


佐天「御坂さん!このお礼はいつか必ずします!では!」ダダダダダーーーッ!! )

↓現在


佐天『御坂さん…あのときの恩、確かに返しましたよ…?』


美琴「オォォォォォラァアアアアアアアアアアーーーーーーーーーッ!!!」ビリビリーッ!!


佐天『でも…痛そうだなぁ。ちょっと苦しくなっちゃうかも…痛覚抜いとけばよかった』


みさきち『大丈夫よ』


佐天『みさきちぃ…』


みさきち『涙子には、痛い思いさせないから……任せて』

佐天『ありがとう。みさきち……後でね!』


ズドォオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンッッッ!!!!!



美琴『や…やったの…?』スタッ…↓


佐天「か…ぁ…ぁあ……」


佐天「ぅ…ぁ…」ヨロ…↓バタン!



美琴「か…勝った…?…私が?佐天さんに……!!ぅ…うぉぉおおおおわああああーーーーー!!勝ったぁあああああああ!!!」



<け…決着ーーーーーッ!先の読めぬ名勝負。勝利の女神が微笑んだのは御坂選手ーーーッ!!>



お…オォオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!



<決まりましたッ!ただいまをもって!”学園都市・オールスターバトル”優勝は、御坂選手!!今年は決めてくれました!!エリートの意地を見せたぞ常盤台ーッ!!>



キャーーーーーッ!!キャーーーーーーーーーーーーッ!!!オネーサマーーー!!



実況「昨年の屈辱を、見事に晴らしました!!新チャンピオン誕生!!…あれ?ディオ…さん?」





ディオ「…」プルプル………┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・・・・





主審「勝者、御坂選手!!…どうしました?佐天選手…はっ!?」


美琴「え…?」クルッ!


佐天「…」


主審「……間違いない。救護班ーーー!担架だッ!意識を失っているぞ!!」



どよどよどよどよ!?ざわざわざわ……



美琴『…なんだろう、この…もやもや…私、勝ったのに…勝ったのにッ!!』



救護係A「お待たせしました!」


主審「きっと脳震盪を起こしたんだ…ゆっくりと運べ!」


救護係B「はいっ!」




ディオ「待て」ゴゴゴゴゴゴ……




救護班A・B「「ひっ…!?」」ゾク…

主審「いつの間に…リングへ…」ビク…




ディオ「私の妹だ、私が責任を持って医務室まで連れて行く。しばらく……待っていたまえ」スク↑…コツ…コツ…ダキッ…

佐天「ぅ…」グイ↑




主審「は、はい」

救護班A「お、お気をつけて…」



シーーーーーーン……コツコツコツコツ……



ディオ「涙子…よくがんばったね」ニコ…



コツコツ……



美琴「………」





美琴「…負けた」




ー運営テントー



吉良「…」


吉良『終わってしまった。もう少し、見て居たかったが…残念な結果だった……』


吉良『私は佐天 涙子を応援していたと言うのに…まぁ、どちらにも転ぶものだったからな。仕方ない』




ー杜王町(虹村家)ー




TV「!!!!!」



億泰「よっし!そこだ行け!!がんばれッ!!」


億泰「えっ……ちょ、おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい………ホッ…」


億泰「ん?……はッ!?」ギョ!?




億泰「うぎゃあ゛ぁぁああああああああああああああああああ!!」バタン↓



ガタッ…ガチャーーンッ!…ドタドタドタドタ………ガチャリ!



刑兆「やかましいぞ!億泰!!お前が急に騒いだせいで親父が驚いて、コーヒーカップを落としちまったじゃあねぇかッ!」


億泰「さ…佐天さんがぁ~~……」へなへな…


刑兆「あぁ?」きょとん?




ーとあるアパートの一室ー



ラジオ「ざー…!!!!!!!!!!!」




垣根「ばかな…こんなことが!?あの佐天さんが…負けたと言うのか?」


垣根「くっ…よくも…御坂 美琴め…ッ!!許さん……格下の分際で、いつか俺がこの手で葬ってやる…」ぶつぶつ…





ディオ「…」コツコツ…


みさきち「おにいちゃん☆」てくてく…


ディオ「操祈か…確かここは関係者以外立ち入り禁止のはずだぞ?」


みさきち「いいの☆いいのぉ!本来ならわたしも出場してたんだしぃ、みさきちマジックでちょちょいっとやっちゃいましたぁ~♪」


ディオ「そうか」


みさきち「…」

ディオ「…」


ディオ「ありがとう」

みさきち「はい?」


ディオ「メンタルアウト…十得ナイフとはよくぞ言ったものだ」


みさきち『さっすが、なんでもお見通しかぁ』



みさきち「いいえぇ、それが…わたしの望みであり、幸せだからです」

ディオ「この子は、いい家族をもった…」

みさきち「ほんと♪」


ディオ『さて…どうしたものか。公言した以上やる他は無いが…』

ディオ『当初のプランでは、涙子がこのディオを少しでも追い詰められたら…敗北するつもりだったのだが』

ディオ『とはいえ、相手は御坂さんか…涙子の友人とあっては、あまり力を出す訳にもいかん…』


ディオ『困った』


みさきち『お兄ちゃんも気苦労多いのねぇ…』

ディオ『だろう?』

みさきち『はい☆とても……へ!?』


みさきち「えっと!?あ、あの!」てくてく!


ディオ「ふふっ…この程度のことが出来なければ、私は既に死んでいる…きっと今まで生きてこれなかったろうな」コツコツ…

みさきち「ほえぇ…」

みさきち『…やっぱり、正解だった…涙子も、お兄ちゃんも、”王の中の王”…引力に感謝しなきゃ…わたし』



佐天「………………らせん階段」ボソ…



ディオ「ん?…操祈、何か言ったか?」

みさきち「え?何も…言いませんよぉ」





佐天「それから」


佐天「あたしが目を覚ましたのは、エアコンがガンガンにきいている医務室でした」


佐天「御坂さんの”必殺技”をモロに受けて、ちょっとの間気を失っていたらしい」

佐天「でも、痛くはなかったよ。みさきちがあたしの頭に細工してくれたみたいで、助けられちゃった!」


佐天「これはフレンダから聞いた話なんだけど、あの後、お兄ちゃんと御坂さんのエキシビジョンマッチ(練習試合、公式でない試合)が予定通り行われたんだって」


佐天「結果はどうあれ、御坂さんは頑張ってたらしい…けど…まぁ、そーなるよね。うん、仕方ないね。お兄ちゃんだもん」


佐天「そんなこんなで、大覇星祭は無事終了。終わって喜ぶ人も、残念がる人もいーっぱいいる」


佐天「あたしは楽しかったかな♪」




みさきち「るーーーーいこーーーー☆」

レッチリ「かーーーえろーーー!!」



佐天「あ、ハーーーーイ!!」タッタッタッ…


フレンダ「はやく帰らないと、あわきんがキリンになっちゃうってわけよ」

佐天「そうだね」クスッ


トリッシュ「キリン?……どーゆーこと?」


ディアボロ「!」


ディアボロ「ははは、トリッシュそれはn…」

リゾット「日本では、長い間待つことを、首を長くして待つ。という言い方があります。お嬢様」


トリッシュ「へー!そうなの」


ディアボロ「…」

ドッピオ『…ディアボロさん。お気になさらずに、よくあることですよ』

ディアボロ「あぁ…そうだな、私のかわいいドッピオ」しょぼん…


みさきち『驚いたわぁ、多重人格者ってほんとにいるのねぇ…』



ディオ「さぁ、帰ろう…我が家にな」



ハーイ!


ー上条の病室前ー



美琴「結局、赤組は負けたし、佐天さんのお兄さんにもまるで勝てなかったけど…」


美琴「私は賭けに勝った…のよね」


ゴクリ…


美琴『どうしよ…いざ勝ってみるとなかなか………それに』

美琴「佐天さんの…あの時の顔…」



美琴「”もやもや”はまだ晴れず…か」


ペラペラ…


美琴「ん?とうまの病室から…話し声?はッ!先客が居る!?」サッ…ペタ(壁に耳をつける)


はい、あーん…やめろよ…ええやんべつに~…恥ずかしいだろ、いくらなんでも…誰も見てへんて~…


美琴『な…ナンダコレ!?』



美琴「な…なにかわからないけど…とてつもなく邪悪な雰囲気ッ…くっ!!」



ガラッ!!


美琴「オラーーーッ!お見舞いに来てやったわよ!!感謝…しなさい……よ……ね?」



上条「あ、ビリビリ」

青ピ「おや?」


美琴「お…男?」ピクッ…



美琴『ななな…なんでそんなに急接近して…そそ…それも、あのときの変な”男”!?』



美琴「わ…わ…私は何にも見てないィィィィーーーーーッ!!うわぁあああああああああああああああああん!!!」ダダダダダダーーーーーッ!!


土御門「おーい、かみやん。スポドリ買ってき…うお!?」ササッ!!


美琴「うぁああああああああああああああああああああああああああ!!」ダダダーーーーッ!!


上条「な…なんだってんだ…?あいつ…」

青ピ「さぁ…?僕もなんとも…ただ果物をかみやんに食べさせよ思っただけなんに…」



土御門「まぁ…誤解はいつか解けるだろうが、痛い目は見るだろうにゃ…かみやん」



上条「…不幸だ」

やべー三部だけ思い出せない何処だっけ?

>>1です。今晩も遅くなりそうですが、更新できそうです。


>>214さん。

三部のはジャンプコミックス・ジョジョの奇妙な冒険第22巻、VSバステト女神の回 14Pの左下コマ、老ジョセフのセリフだったような気がします。間違ってたらゴメンね!


ー佐天さん家ー



ディオ「では、イタリアへは明日帰るのか?」

ディアボロ「あぁ、12時の便でな」


トリッシュ「たのしかったわ!日本旅行!」


リゾット「良かったですね」ニコ…


レッチリ「せっかくトリッシュとふれんどになったのに…もう行っちゃうの?って、ミサカは別れを惜しんでる…だぜ!」ジャーン!!


トリッシュ「えぇ、私もそう思ってるわ。あなたのギターが聴けなくなるなんてほんとガッカリ」


レッチリ「!」

レッチリ「イヤフーーーーーー!!!」ジャカジャカ!ジャアアアン!!


フレンダ「嬉しいのはわかったから、ギターやめるってわけよ。近所迷惑だからさ」


レッチリ「あいさ!」ピシっ!


佐天「…でね!楽しいことがいっぱいあったの!!」

あわきん「まぁまぁ!よかったわね♪涙子が楽しかったのなら、私も安心だわ」

みさきち「ほんとだったらわたしも”だれかさん”のお料理が原因で倒れてなきゃ、もっと楽しかったはずなんだけどな~…な~~~」


あわきん「そ、それはもう何度も謝ったじゃない…もぅ、イジワルなんだから」


ディオ「おぉ、さすがにあの味はこのディオも堪えたぞ?」

レッチリ「オレも!」


あわきん「もぉ~…はずかしい…///」


ハハハハハハハハ!!


ディオ「ふふっ…どうかな、ディアボロ。今夜はここに泊まっていかないか?ホテルは予約してあるんだろうが…」

ディアボロ「いや、お言葉に甘えさせてもらおう。そのほうが娘が喜ぶ。それに、ホテルなどキャンセルしてしまえばいい」


トリッシュ「ほんと!?パパもディオさんも大好き!」

佐天「お兄ちゃんありがと!!」


ディオ『この一言のためならばな…』

ディアボロ『娘が少しでも楽しめるなら…』


……………………………………………………


佐天「その日の夜は、女の子皆であたしの部屋に集まって、ずーっとお喋りしてました。こんな風に楽しい時間を大切にしたい。心の底からそう思うなぁ…」

佐天「けど、時折レッチリが普段見せない真面目な顔をちょくちょく見せていたので、”何かある”なと感じた。明日、落ち着いたらレッチリと話をしてみよ!」



レッチリ『そういえば…あのお姉さん、大丈夫かな…チョコ先生、がんばってくれたかなぁ…』

キング・クリムゾン!翌日の早朝だ。



ディアボロ『ベネ、今日も今日とて見事に決まったな…!』

ドッピオ『やりましたね!』

ディアボロ『あぁ、そうだなドッピオ』



佐天「またね、トリッシュ」

トリッシュ「えぇ、楽しい時間をありがとう。涙子」


ディアボロ「また来るよ。ディオ」


ガシッ!ぎゅっ!!(※握手です)


ディオ「あぁ、いつでも来てくれ」


レッチリ「うー…もうちっとゆっくりしてけばいいのに…」


あわきん「こーら」

みさきち「ワガママいわないのぉ☆」


トリッシュ「ごめんなさいね。大覇星祭っていうのも終わって、観光客の帰宅ラッシュが始まってるのよ」

リゾット「早めに行動しなければ、12時の便に間に合わなくなりますから」


レッチリ「うぅ…別れは辛いんだな…このキリキリとした気持ち、どう表現しよう…」ジャカジャカ……!


佐天「ふふっ…」ニコ…なでなで


レッチリ「涙子…」


佐天「大丈夫。レッチリ、引力だよ」

レッチリ「……そっか!引力でまた会えるもんね!って!ミサカは元気を取り戻す!…だぜ!」


佐天「そゆこと!出会いは運命であり、引力なんだから♪きっと、またすぐ会えるよ!」

トリッシュ「ほんと、あなたたちっておもしろいわ」クスクス


ブロロロロロロロ…キキッ!


ディアボロ「お、タクシーが来たようだな」


リゾット「では、お嬢様」

トリッシュ「うん」




じゃあ~ね~~!!!




佐天「こうして、トリッシュたちは、”イタリア”に帰っていきました」


>>1です。なんか久しぶりな気がする。


今日は23時に更新します。


お察しの通り、イタリア編です。その前にひと悶着あるのはご愛嬌。


以下、予告






佐天 涙子は動きまくる






ー大覇星祭会場あとー



フレンダ「修行はつらいよ、ってわけよ…トリッシュたちの見送りもできなかったし…ゴ~ミ~ひろい~」ひょいひょい…


舞夏「フレンダー、口じゃあなく手をうごかせ~!これらを明日までに片付けんだかんな~?」ひょいひょいっ!


フレンダ「あーい…」


フレンダ「はぁ…」


フレンダ『なんで、メイド学校の生徒でもないのにこんなこと…ま、仕方ないか……』






吉良「…」ひょいひょい…



吉良『くそっ!なぜ美術教諭の私が祭りの後片付けなどしなくちゃあならないんだ…!?』



アバッキオ「吉良先生ー!こっちは終わりましたよ。次は屋台エリアの方行きましょう」


吉良「アバッキオ君…それでが片付けばこの掃除も終わりだったかな?」


アバッキオ「はい、自分達の担当は、それで終わりです。屋台エリアが終われば、やっと開放されますよ!はっははは!」


アバッキオ『とっとと終わらせて自宅に駆け込めば…なんとか…!』




ササッ!(目隠し)




アバッキオ「はッ!?」



黄泉川「つっかまーえたー!!」


小萌「屋台エリアの方はもう終ったのですよー!さー!お待ちかね、毎年恒例の”お疲れ飲み会”なのです!!」


黄泉川「合点じゃん♪」


アバッキオ「ちょッ!?…あ!」

アバッキオ「あの…みんなで行くってことは、2人飲みに行くのは無し…ですよね?黄泉川さ…」ボソ…


黄泉川「…」


黄泉川「…」ニヤ…


アバッキオ「うっ!?」


吉良『哀れだな。やはり人生は穏やかに限る』


吉良「では、私はこれで…ん?」ガシ…


小萌「なに言ってるですかー♪みんな一緒ですよー!みんながんばったんですから!!ね?」グィイ!!


吉良「な!?私には帰ってやることが…」


吉良『佐天 涙子について調べたいのに…なんてことだこれは!?』




吉 アバ「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお……」」ズルズル…




フレンダ「ふぅ…やぁーっと終った…帰ってお風呂でも入るってわけよ」スタスタ…




わいわい…!



フレンダ「…なんだろ、あの人だかり…あれ?」




佐天「あ!フレンダ、こっちこっちーーー!!」




フレンダ「涙子!?…それに、みさきちにレッチリ…あわきんにお兄ちゃんまで!こんなところで一体何をしてるってわけよ!?…行ってみよう」タッタッタ…!



フレンダ「っと、めずらしいね、皆でそろってお出かけなんて。なにしてんの?」

みさきち「いやぁねぇ、見たらわかるでしょぉ☆大覇星祭後の、恒例の”福引”じゃない♪」




ディオ「ディアボロ御一行を見送った後、ここまで来たというわけだ」




あわきん「私、今まではここまで来るのがめんどくさくてやらなかったけど、いいものね。皆で来ると」

あわきん『ここにはジャッジメントもいないしね…気楽だわ』



フレンダ「へぇ!なるほど!じゃあ何回できるってわけなの?」

佐天「いっぱい買い物したから、みんなが一回ずつできると思う。いいのが当たるといいな~♪」



レッチリ「はいはーい!最初は俺がまわすー!!って、ミサカは両手を挙げて猛アピール…だぜ!!」


佐天「オッケー!じゃあレッチリ、がんばって!!」スッ…






ディオ『時に、危険な場所に立つことも多々あるが…やはり皆まだ子供だな。微笑ましい』ほっこり






係りのおねーさん「はい!ようこそいらっしゃいました!!大覇星祭、お疲れ様です。では、さっそくこの”ガラガラ”を回してください!出てきた玉の色に従って、景品がその場で贈呈されまーす!」



レッチリ「よしきた!いくぜ!!」ガシ!


レッチリ「せいやぁッ!!」ぐりんッ!!グルルルルルーッ!!



ガラガラガラー!!……ポイ!…ころん……



レッチリ「なんか出た!」



係りのおねーさん「あー…残念!!”しろのたま”なので、箱ティッシュ一つですねー」


レッチリ「れ!?……そんなの欲しくない……」ショボン


みさきち「ふふん、安心しなさいなぁ。レッチリの仇は、このみさきちがとってあげるんだゾ☆」くるくる…


レッチリ「ちぇー…頼むぅ」

みさきち「うん♪みさきちにお任せ!……ちょいや」クイ…



ガラ…ガラ……ガラ…ポイ!…ころん…



みさきち「どうかしら?」


係りのおねーさん「おめでとうございます!”あかのたま”ですね!”入浴剤と石鹸のセット”です!バスタイムにどうぞ!!」ガサゴソ…ツィ!


みさきち「わぉ!これはうれしいわねぇ♪」


あわきん「じゃあ、次は私がやるわね」

>>1です。23時更新。



あわきん「はい!」ババッ!


あわきん『ここで一つ、お姉さんらしいところをこの子達に見せたいッ!!』クワッ!



ガララララ~~…ポイ…ころりん



あわきん「これは!?」


係りのおねーさん「おぉ!おめでとーございます!”あおのたま”なので、高級洗剤と高級柔軟剤です!」


あわきん「あら、実用的。助かるわね」ホッ


佐天「さっすが♪あわきお姉ちゃん!」



あわきん「///」テレテレ…


みさきち「わたしだって石鹸とったもぉん…」プイ!


佐天「わかってるって。みさきちってば可愛いんだから」スリスリ♪

みさきち「んふぅ///」


レッチリ「…あの、オレ…箱ティッシュ…」ぷるぷる…!


佐天「ありがとね、レッチリ」クル!


レッチリ「!」パァ!


レッチリ「涙子大好き!!」ガバッ!


佐天「わわ!?」



キャッキャ!ウフフ///♪



フレンダ「」


フレンダ「次は、私の番ってわけよ…」ゆらり…ドドドドドドド……


佐天「うん!がんばって!!フレンダ!」ニコッ


フレンダ『負けられない闘いが、ここにはあるってわけよ…ッ!!』ボゥッ!…メラメラ…


フレンダ「…」サッ!…ズプププ…ズギュゥウン…


フレンダ『使えるものは何だって使う…それが、フレンダ=セイヴェルンのやり方』ゴゴゴ…!



フレンダ「…」キョロキョロ!



佐天「?」


フレンダ「えへ♪」アタマこつん!…テヘペロ///


佐天「???」


フレンダ『良し。涙子が気づいていないということは、十中八九この場に居る全員(ただしお兄ちゃんは除く)が…』


フレンダ『私が能力DISCを頭に差し込んだことに気づいていないということ』


フレンダ「…」チラ…


ディオ「……」スッ…


フレンダ『お兄ちゃん…目をそらしてくれている。ということは、”かまわん、やれ”という合図!!』メラッ!


フレンダ「…これを、回すってわけね?」


係りのおねーさん「ハイ!そうですよ。どうかあなたの手で、ハッピーを掴んでくださいねッ!」ニコニコ


フレンダ「いわれなくても…そうするッ!!とぁああああああああああああああ!!!」グルゥウウーー!!



ギュイイイイイイーーーーッ!ギャルルルルルルルルルルルルル………!!



レッチリ「おぉ!ガラガラが!?」

みさきち「すごい回り方…これはもしかすると…」

あわきん「もしかするかもしれないわ!?」


佐天「いっけぇー!フレンダー!!」


ディオ「ほぅ…」


フレンダ『爪が、指が、掌が、描く…黄金長方形を…そしてッ!』


フレンダ「S・B・R〔鉄球回転〕!」



ギュウルルルルーーーー!…ポーーーーーーイ!………ころん



係りのおねーさん「おぉぉ…すごい気合ですね!!えーっと、出てきたのは…」



係りのおねーさん「ややや!」



フレンダ『この反応は…やったか!?』


係りおねーさん「あたーりー!!”ぎんのたま”です!ここで二等賞がでましたー!!おめでとうございまーーす!」カランカラン!!(ベル鳴らし)



フレンダ「わーーーー!!よっしゃあああああ!!ね!ね!賞品は何?二等ってことは、すごいものでしょ?ね!!」



係りのおねーさん「ええ!もちろんです!」


フレンダ「やったよー涙子ーーー!!」タタターッ!


佐天「おめでとう!フレンダ!!ほら、賞品受け取らないと!!」

フレンダ「あ!そうだったそうだった!ほら、二等賞ちょうだいちょうだい!」




係りのおねーさん「はい♪どうぞ!」チャキ…ズイ!




フレンダ「え…?」ぽかーん


フレンダ「何これ」


係りのおねーさん「”バット”です!」


フレンダ「ばっと?」


係りのおねーさん「ハイ!野球で使われる皆さんご存知のアレです!」


フレンダ「コレが二等?」


係りのおねーさん「ハイ!」


フレンダ「本当に?ジョークじゃない?」


係りのおねーさん「本当です!」ニコニコ


フレンダ「命賭ける?」


係りのおねーさん「賭けます!!」ニパー♪



フレンダ「ざけんな!!」ゴォッ!!



係りのおねーさん「ひゃっ!?」ビクっ


>>1です。21時更新。




フレンダ「なんで、ティッシュ、石鹸、洗剤、ときて二等が”バット”なの!?ふざけるのもいい加減にするってわけよ!!」ぷんすか!



係りのおねーさん「あのう…それはただの”バット”じゃなくてですね…」


フレンダ「普通のバットと何が違うの?どっからどう見ても、ただの金属バットにしか見えないってわけよ!」


佐天「待って、フレンダ」


フレンダ「へ?」


佐天「ちょっと、そのバットよく見せて」

フレンダ「あ、うん…」

佐天「ありがと………むむむむむ……お?……お、お!・・・…おぉおおおおおおおおおおおおお!!!」キラキラ!


フレンダ「ど、どうしたの?」


ディオ「その光沢…ヘッドからグリップへの絶妙なライン…素晴らしい。業物だな」


フレンダ「ワザモノ!?」


佐天「うん!重くなく、かといって軽すぎるわけでもない…片手で持っても両手で持っても驚くほどの安定感…」


係りのおねーさん「ほっ…わかっていただけましたかー?」


フレンダ「このバットは一体…?」

佐天「いいな~フレンダ…これすごいよ………すごくいいよッ!」ドキドキ!


係りのおねーさん「ハイ!そのバットは、学園都市が誇る最新技術で試験的に開発された特別な”金属バット”なのです!」



係りのおねーさん『本当は作るのに手間とコストがかかり過ぎて、存在そのものを白紙に戻された”物”の有効活用ですが…まぁ、良い品なのは確かだし、黙ってよう…』



みさきち「…」


みさきち「ふーん」




みさきち「まぁた、バカみたいな物を…」

あわきん「作ってるわね。ここ(学園都市)は」


レッチリ「ばか?もの?」きょとん



みさ あわ「「!?」」



あわきん「違うの!あの”バット”がバカみたいにすごいわ!ってことを言ったのよ!!ね?みさきち!!」

みさきち「そうそう!あれで野球したら、さぞおもしろいだろうなぁ~!ってね!」



レッチリ「そうなの?オレ、よくわかんない。って、ミサカは頭の上に?マークを浮かべる…だぜ」



ディオ「……レッチリは、野球をしたことは無いか?」



レッチリ「無いです!」




ディオ「では、今度教えてやろう。まずはキャッチボールからだな」



レッチリ「ホント!?わーい♪」


みさきち「へ、へぇー!お兄ちゃん野球得意なんだー!?」ニコニコ!

あわきん「意外ねー!?」あせあせ!


佐天「あれ?話してなかったっけ?お兄ちゃんはね、球技がすごく得意なんだよ!」クルリ!

フレンダ「もうお兄ちゃんのことなら何聞いても驚かないってわけよ」



ディオ「まぁ、当時の趣味さ。中でも”ラグビー”が一番好きだったかな」



みさきち「かっこいいー!」

あわきん「スター選手だったんでしょうね…」ぽわ~///




ディオ「どれ、話の続きは家でゆっくりと楽しむとしよう……涙子。先に回しなさい」




佐天「はい!!いきます!」


係りのおねーさん「はーい!あと2回ですね。お先の方たちに続いて、当たりをひいちゃって下さい!!」



佐天「がってんしょうちのすけ!」


>>1です。

21時更新だよォーーーーーーーッ!!



佐天「では…いざ…!!」



ホワイトスネイク『涙子、私がコレの中を見て、価値の高い色の玉をだしてやろうか?』


佐天『大丈夫だよ。欲張りは良くないからね。ここは普通に回すよ』



ホワイトスネイク『そうか』


佐天『ありがとね、ホワイトスネイク』


佐天「えいや!」ガラ!




ガラガラ~ポイ…ころ…




佐天「あれ?これって…」


係りのおねーさん「…」


佐天「あの、すみませ…」


係りのおねーさん「おっめでとぉーーーごっざいまーーーす!!!”きんのたま”です!!一等賞がついに出ましたッ!!」


佐天「えぇ!?軽くやっただけなのに…」


係りのおねーさん「見事、一等賞を当てたあなたには~…」




係りのおねーさん「豪華”イタリア”1週間の旅をプレゼント!」





佐天「…」


佐天「出てきて、ホワイトスネイク」


ホワイトスネイク「あぁ」


佐天「ねぇ、この状況。夢じゃないかな?」


ホワイトスネイク「夢ではない」


佐天「ちょっとあたしのホッペつねって」


ホワイトスネイク「…」ギュ…


ホワイトスネイク「痛いな」

佐天「痛いね…てことは夢じゃない…海外旅行だーーー!!」



キャッキャ!!ワーワー♪♪



みさきち『うっふふ~♪さすが私の涙子だわぁ☆ その強運も筋金入りね!…でも、ちょっぴりドジなとこもあったりして…護ってあげたくなるのよねぇ///』


フレンダ『あぁ、私の女神さま…心の拠り所。この結果も当然ってわけよ!』


あわきん『やっぱりね。こうなるだろうと思ってたわ。あの子は、”天”に魅入られているもの…』


レッチリ「涙子スゴーーーイ、よっ!だいとーりょー!」







ー窓の無いビル(最深部)ー




大統領「…クシュン!」


アレイスター「おや?」



大統領「すまない。誰かが私の噂でもしているのかな…どれ、ナイトを動かそう」コッ…


アレイスター「支持率91%以上をキープし続けている閣下ならば、噂がたたぬ日などないでしょう?」


大統領「まぁ、そうかもしれないが…それさえも私が国民の幸せを想った結果に過ぎないのだが…」


アレイスター「いえ、貴重という意味でも、貴方が”くしゃみ”をする所など、そうそう見られるものではない。良いものを見せていただきましたよ……ポーンを前に…」カッ…

大統領「そうか?…ん、そのルークを頂こう」コッ…



アレイスター「そうきましたか…では、ここでクイーンを使います…」スッ…

大統領「ほう、思い切った判断だ。そう来られると、ここは退くしかないな」コッ…



アレイスター「さすがですな。”退かなくては”と思っていても、どうしても退ききれぬのが人の性というもの」コッ…



ピー!ピーーー!ピーーーー!!



アレイスター「繋げ」



ピッ!…ヴーン…



ローラ「もしもし、大統領はそっちにいらっしゃってない……チェス!?どうして大統領が”アレ星”なんかと遊戯を!?」


アレイスター「失礼だな君は。そちらから連絡しておいて、挨拶も無しに…あと、私に変な”あだ名”を付けるのはやめて頂きたい」


ローラ「ふんっ…」プイ!


大統領「まぁ、いいじゃあないか。アレイスター」

アレイスター「閣下がおっしゃるのならば……貴方はお優しい御方だ」


ローラ「…」ツーン


大統領「ふふふ、我が国は個性に寛容なのでね」



大統領「さて、アークビショップ。用件を聞きましょう」


ローラ「はい♪実は…」


>>1です。22時更新。


バクシーシ!

はい…ちょっとしたアクシデントがありまして…は!……申し訳ありません。

更新は23時に…はい、必ず!!


すみませんでした。



係りのおねーさん「ハイ♪これが旅行のチケットです。」


佐天「ありがとうございますっ!」




ディオ「おめでとう、涙子」




佐天「うんっ!でも、あと1回残ってるから、お兄ちゃん回してね♪」



ディオ「うん。さっさと終らせて、家でゆっくりしよう…」



係りのおねーさん「ささ、どーぞ。もっとも、もう一等も二等も残ってはいませんが…ですが、まだ素敵な賞品はたくさんありますので!さささ、どーぞ!どーぞ!」



ディオ「…」クイ…



ガラ………ガラ……ガラ…ころり…



みさきち「ふァ!?」

フレンダ「Oh…」

レッチリ「れいんぼー?」

あわきん「王の…豪運」



佐天「あれれ?」


ディオ「?」


係りのおねーさん「…うそ」

係りのおねーさん「はッ!?…お、おめでとうです!おめでとうございます!!」

係りのおねーさん「まさか…いえ、みなさん先程から運が良いとは思っていましたが…に、”にじのたま”特等!特等賞です!!」



ディオ「そうか、まぁ喜んでおこう」


佐天「賞品はなんなんだろう!?ね?お兄ちゃん!」ダキッ…ぎゅ~


ディオ「!?」


ディオ「…」


ディオ「…おい、もたもたするな。はやく賞品とやらをだせ…」ゴゴゴゴゴ…!!


係りのおねーさん「は、はいぃ!!まさか特等が出るとは思わなかったもので…!今すぐに!!」


係りのおねーさん『わ…私でさえ見るの初めてよ!?特等が出るなんて…』




係りのおねーさん「ちょっと待ってくださいね…確か、マニュアルに…あ、あった!金庫の鍵…えーっとぉ…」ガサゴソ…カチッ!



係りのおねーさん「お待たせいたしました!特等は、古くから続く伝統の別荘地、”杜王町”の高級別荘とその土地の権利書です!」



佐天「別荘!?」


みさきち「とちぃ!?」



フレンダ「この街はどうかしてるってわけよ」


あわきん「上が上だもの…仕方ないわ」


レッチリ「べっそーってなぁに?ってミサカは?マーク…だぜ」


ディオ「遊んだり、休んだりすることを目的とした住居のことだ…レッチリ」なでなで…


レッチリ「わかりました~…ん~///もっとなでなでして~♪」バチバチ…ッ!


ディオ「…さぁ、帰ろう。昼はトマトカレーがいいな…」



「「「「はぁーーーい!!」」」」



スタスタスタスタ……



佐天『そういえば…”杜王町”って、どこかで聞いたような…』

>>1です。

イタリア旅行編

はじまるよ!



キング・クリムゾン。時間は消し飛び、翌日。




ー佐天さん家(リビング)-




ぐで~~~…ほのぼの






※(ドーナツ状の大きなソファに座り、ディオ←佐天←みさ←フレ←レッ←あわ。の順に、片脚を片脚に乗せてます)





ディオ「…」ペラ…(読書)




佐天「…」ちくちく…(裁縫)


みさきち「…」シャッシャ…(爪の手入れ)


フレンダ「…」チャキ…シャコン…(武器のメンテ)



レッチリ「…」ジャラララ~ン…(うっとり)


あわきん「…」ぐ~…すぴ~…(Zzz)








ディオ「時よ止まれ…汝はいかにも美しい…」ペラ…









佐天「ゲーテ…読んでるの?」



ディオ「いや…写真集さ…ルーブル美術館のな」ペラ…



みさきち「あぁ~☆パリのやつぅ」



ディオ「この”モナリザ”を見ていたら…つい先日読んだ小説の一文が口をついてしまったんだ」



フレンダ「美術館ね~?」キュッ…キュッ!



ディオ「皆は…知ってたか?パリのルーブル美術館の平均入場者数は、一日で4万人だそうだ」



レッチリ「よんまんにん…”音石 明”のライブみたーい」ごろ~…



ディオ「そうだな…だが、あれは毎日じゃあない。ルーブルは何十年にも渡って毎日だ……」ペラリ…



みさきち「開館は1735年。毎日約4万人の人間が、”モナリザ”と”ミロのビーナス”に引きつけられ、それを一目見て帰っていく…ロマンチックよねぇ…」



ディオ「そう、正解だ……スゴイと思わないか?」



レッチリ「みさきちがお兄ちゃんのクイズに正解したことが?」



フレンダ「ずこ~…」こてん↓



あわきん「ん…………なに…かしら?ふぁ~…」ぐぐぐ…!(伸び)

フレンダ「あ、ごめん」



佐天「レッチリったら…うふふ♪」クスッ


レッチリ「?」


ディオ「ふふふ…そうではない」ペラ…



ディオ「すぐれた画家や彫刻家は、自分の”魂”を目に見える形にできるというところだな」ペラ…



ディオ「まるで、時空を超えた”スタンド”だ…」



ディオ「そう思わないか?特に、”モナリザ”と”ミロのビーナス”は…」



佐天「興味深い話だね…じゃあ!”レオナルド・ダ・ヴィンチ”は〔スタンド使い〕かな?」


みさきち「わかんないわよぉ?もしかしたら〔能力者〕かもよぉ☆」

フレンダ「特別な〔技術〕を使って創った可能性もあるってわけよ!」


あわきん「あら、レッチリは自分の魂を音にできるわよ。ね?」


レッチリ「あったぼーだぜ~」じゃらん♪



ディオ「…」



佐天「…」

みさきち「…」

フレンダ「…」

レッチリ「…」

あわきん「…」



………シ~ン…………



ディオ「なぁ…」スス……ナデナデ



みさ フレ レッ あわ「「「「!?」」」」びくっ!



佐天「ん……何?お兄ちゃん…?」わしゃわしゃ…




ディオ「私は、涙子のことを言ってるんでもあるんだ…涙子、君の〔ホワイトスネイク〕は”魂”を形にして保存できる」


ディオ「…」ガシッ!グィイイイ…


佐天「…」



ディオ「涙子…我が愛する妹よ…君はいつか私を裏切るのか?イタズラで私を驚かそうとしたことは何度もあったな…」


ディオ「しかし、そのなかで…たとえ冗談でも、私から〔世界〕の”DISC”を奪おうとしたことは一度もない…」


ディオ「何故だ?」



佐天「…」



ディオ「早く〔天国〕に行きたいだろう…以前より私の〔世界〕を欲しがっていたはずだ。何故…私を襲わない?」



佐天「…」



ディオ「涙子…私が食べる物も、飲む物も…君が用意してくれている…感謝している…」



佐天「お兄ちゃん」



ディオ「毒薬や睡眠薬でも手に入れて…私に呑ませれば、〔世界〕が…いや、〔天国〕がすぐにでも手にはいるぞ…」



ディオ「私の〔世界〕を”DISC”にして奪えば、君は王になれる…」



佐天「…」



ディオ「やれよ…」ガ…グググググ……



佐天「…」ズプ…ズブズブズブ…ギュン…!




レッチリ「あわ…あわわわわ!?」びくびく…

みさきち「大丈夫…」

フレンダ「黙って見てるってわけよ」

あわきん「美しいわ…」



レッチリ「う…うん…」ハラハラ!




【佐】=支える。助ける。



【天】=万物を支配する理法。事の初まり、最初。



【涙】=人間らしい思いやり。人情、愛情、同情、激情。これらの象徴。



【子 】=主に対して、従属する関係にあるもの。成長していくもの。




ディオ「…」グィ…ズギュ…ギュン…



佐天「…」ズププ…ズン…



佐天「そんなこと、考えたこともないよ…あたし、お兄ちゃんのことが大好きだもん」



ディオ「…」ピタ…



佐天「どんな時も、あたしの味方をしてくれるお兄ちゃん…誰よりも強くて、頭が良くて、かっこいいお兄ちゃん」


佐天「弱いあたしに着いて来てくれて…護ってくれる。本当は”王様”になれるのに、そばにいてくれる…」


佐天「神様を愛するように、ううん…そんなの比較にならないくらい、お兄ちゃんのことを…」







佐天「愛してるよ…」///






ディオ「…」



ディオ「すまない…」ズボッ…スッ…



ディオ「困らせてしまったね…悪かった。ごめんよ…涙子」ギュッ…

佐天「いいの…」ぎゅ~…




みさきち「…」



みさきち「…」じ~…



佐天「…」ニコ…




佐天「ねぇ、みさきち…」




みさきち「なぁに…?」




佐天「あたし、今無防備だよ?ホワイトスネイクも出してないし、DISCも使ってないし…」



みさきち「…そうねぇ」

佐天「みさきちの改竄力なら、いつでもあたしを操り人形にできるよね?」



みさきち「…」



佐天「チャンスだよ。最初に出会った時みたいに、あたしを操って…思うがままにしちゃいなよ」



佐天「ほら…」グイッ…



みさきち「できないわぁ」

佐天「なんで…?」



みさきち「わたしね…澄んだ人が好きなの。だから涙子が一番好き」


みさきち「これが理由じゃあ…ダメかしら☆」

佐天「ううん…十分だよ」



みさきち「ありがと♪…ところでレッチリ…」



レッチリ「?」じゃらら~…ピタ


>>1です。22時更新。

突然だけど、友人に好きなスタンドは?その理由は?と聞かれて、勿論「ホワイトスネイク」と答えた。

理由は、DISCや幻覚を扱える奇抜な能力と、本体であるプッチ神父のかっこよさ。

でも、一番はホワイトスネイクのデザインの秀逸さである。と、説明したんだ。


ところが友人は、「通ぶっている」という。


友人には「スイませェん」と答えておいた。



皆ならなんと答えたろう?参考までに知りたいんだ。教えてください。






レッチリ「どしたの?」



みさきち「いえねぇ……わたし達が一番最初に出会ったときのこと、憶えてる?」



レッチリ「!?」ピク…


レッチリ「えっと…それは…あぁ~…」だらだら…


ディオ「…」じっ…


レッチリ「はう!?」



レッチリ『だめ…嘘はいけない!嘘はドロボーのはじまり、とお兄ちゃんが言ってた…う、うし!きちんと言ってやるぜ!…ってミサカはハラをくくる!…だぜ…』



レッチリ「おぼえてるよ…みさきち!」


みさきち「そう~…じゃあ、涙子の右腕を砕いたことも、勿論憶えてるわよねぇ~?」


レッチリ「…」



みさきち「………あなただけよ?わたし達の中で、涙子に勝ったことがあるのは…」



みさきち「御坂さんとは違う原理みたいだけど、わたしの改竄を防ぐ術を持ってるし」


みさきち「いっそのこと、”下克上”してみれば?ここには豊富な電源もたくさんある…」


レッチリ「そんなことはしない…絶対」


みさきち「どーしてぇ?”自由”でいたいんじゃあないの?」


レッチリ「自由は好き…だけど、オレはなんていうか…ちょっとくらい自由じゃない自由がいい…」


レッチリ「今この瞬間が好き。ミサカとしてではなく、(レッド・ホット・チリペッパー)として、認めてくれる…」


レッチリ「オレのために、みんなが色んなことを教えてくれた…」


レッチリ「オレの”人生”は、涙子たちが起こしてくれたあの時に…ようやくはじまったんだ!オレはその恩返しをしたい…と、ミサカは…」


レッチリ「シリアスな顔…だぜ!!」ギュイイイイイイン!!



レッチリ「でも…あわきねーちゃんさぁ…」チラ…



あわきん「ぷっw……んっん!…今度は私?」ニッコリ



 
レッチリ「オレさ…情けないけど、この”ギター”がなきゃ、自分に自信が持てないんだ…」




あわきん「そうね。でも私は逆にチャームポイントだと思うわよ?」


レッチリ「オレ知ってるよ、あわきねーちゃんの能力が”物を触らずに動かせる”能力ってこと」


あわきん「ムーブポイント〔座標移動〕っていうのよ。なにかと便利ね」


レッチリ「うん…怖いんだ、ソレ」

あわきん「あらあら、それはどうして?」


レッチリ「オレ…もし”ギター”を取り上げられたらと思うと…」おぷるるる…



あわきん「そう言うと思った♪大丈夫、そんなイジワルしないわ……ねぇ?涙子。この遊び、まだ続けるの?」



佐天「えへへ…バレた?」



あわきん「途中からね。”互いの信頼を確かめ合う遊び”…だったかしら?まさかお兄ちゃんから始まるとは思わなかったけどね」クスクス



フレンダ「ヘイッ!」ドドドドド…!



フレンダ「ちょっとお~私まだ誰とも確かめあってないってわけよ~」ぶーぶー!


佐天「あ…」

レッチリ「ひゅ~wwwへっへっへ!だってフレンダ地味なんだもーん」


フレンダ「なに~!?家族とはいえ、後から来たレッチリに舐められるのはムカつくってわけよ!!」ムガー!


みさきち「いいぞぉ☆もっとやれ!」


佐天「ちょ!?やめなよ!」




ディオ「いいじゃあないか…涙子。時にはぶつかり合うのもまた家族だ」グーッ!



佐天「おにいちゃぁん…わかったよ。お兄ちゃんがそう言うなら…」うる…



ディオ「…」


ディオ『涙子の今の顔…クセになりそうだな』



>>1です。 22時更新。



佐天さんの加速は止まらない。



目覚めるのか!?ザ・ニュー佐天!!!



しかし、月はまだ満ちぬ……



レッチリ「フレンダ~もう一度言わせてもらうけど、オレっちかなりデキる子!って、ミサカは…」



フレンダ「…」ピト…


レッチリ「れ?」



フレンダ「…」ゴォ…メラメラ…



フレンダ「ふんぬ!」…ギャルンッ!!


レッチリ「え…?か、からだが、ぐにゃって……うわぁ!……ぎゃうん゛!?」ぐるん!……ビタン↓


フレンダ『レッスンの成果か…』


佐天「ちょっと!やりすぎだよ、もういいでしょ」


レッチリ「う、うん…ごめんねフレンダ…オレが悪かったよ…」ペコ…


フレンダ「…わかればいいってわけよ」


フレンダ『結局…誰も確かめ合ってくれな…』


佐天「ごめんね…フレンダ」ボソ…


フレンダ「…!」ポッ///


フレンダ「うーううん!!ぜーんぜん気にしてないってわけよ!ささ、涙子。お茶でも入れてくるってわけよ♪」


ーその辺の道路(学園都市)ー



上条『やっぱ、不幸だ…あれから碌な目にあってない…怪我だって治ってはいるけどまだ痛いし…』


上条「そういや、仗助は宝くじで500万円当てたことあるんだっけかな…いいよなぁ…親戚なのにこうまで運に差がでるもんかね…」スタスタ…


上条「あ、くじ…っていやぁ」


上条「忘れてた!福引できるんだったか!今ならまだ間に合う!!」ダダダー!




ピューーーーーーーー…!!


ザザザザザーーーーーッ!



学生Q「ちっ…箱ティッシュかよ…」トボトボ…



係りのおねーさん「ありがとうございましたー!来年もがんばってくださいねー!」




上条「ぜぇ…ぜぇ…」


係りのおねーさん「あら?」


上条「おねーさん!まだ、くじ引ける!?」




係りのおねーさん「!」




係りのおねーさん「はい♪大丈夫ですよ。よかったですね!もうすぐおわりなんですよ~」ニコぉ~


上条「本当に!?いやあよかった!じゃあはい、福引券」


係りのおねーさん「はい、確かに。では、どうぞガラガラを回してください!」


上条『…とはいったものの。たぶん箱ティッシュがでるんだろーな…いいのですよ…たとえ、ちり紙でも立派な日用品…』クイ…



カラン…カラン…



上条「え?…おねーさん…コレ、もう中に玉入ってないんじゃあ…」



ポイ…コロ…



上条「あ…出た」




係りのおねーさん「おめでとうございまーす!”くろのたま”なので~」ニコニコ



上条『黒!?普通の福引じゃあ見ない色だな…もしかしたら、かなり良いものなんじゃ…』




係りのおねーさん「はい、焼き海苔2枚です」パサ…




上条「のり………しかもちっさ…」


上条『やっぱそうか。上条さんの不幸は折紙つきで…』


係りのおねーさん「と、今のが最後の玉なので…”ラストワン賞”でーす♪おめでっとーございまーす!!」ドンドンパフパフ!


上条「は?」


係りのおねーさん「カップルで楽しむ、イタリアの旅をプレゼント!はい、チケットです!!」ピラ


上条「」パシ…




上条「えええぇーーーーーーー!?いたりああああああああああああああ!!??」



やっぱり睡魔には勝てなかったよ…スイませェん



ー佐天さん家ー



あわきん「あたたかい紅茶を飲んでると落ち着くわ…」ポカポカ…

みさきち「ん~♪フレンダ。なかなか上手くなったじゃなぁい」


佐天「ほんと!お茶って淹れ方だけでこんなに変わるんだね」


フレンダ「フレンダブレンド紅茶ってわけよ~♪」



佐天「隠し味は?」

フレンダ「愛情!」

佐天「YES!」ハイタッチ!

佐 フレ「「ははははははははははっ!!!」」



レッチリ「うまうま~」ずずず~


ディオ「レッチリ、音をたてずに飲みなさい…そして、カップの取っ手に指を突っ込んで持つのは、この上なく下品な行為だ」



レッチリ「お゛うッ!?」ゴホ!ゴホ!



レッチリ「え゛ほ…ごめんなさいお兄ちゃん。じゃあどうやって持つの?」


ディオ「こうして親指ではさむようにして…残った指は取っ手にそえれば良い」


レッチリ「なるほど!」カチャリ


佐天「あたしもよく叱られたなぁ~ソレ!」


あははははははははははは!


とぅおるるるるるるるるるるるるるる!




佐天「あ、電話」


フレンダ「涙子は座ってて!私がでてくるってわけよ!」ピュー!


…し~ん…


みさきち「本当に召使いみたいねぇ」

あわきん「熱心なのよ」

佐天「そういえば、最近お姉ちゃんメイド服着ないね。どして?」


あわきん「え!?う、動きにくいから!いつものでいいかなって…ほら、サラシ巻いてると肩こりしないのよ!」


佐天「へー!そうなんだ!!」

みさきち「わたしも巻いてみようかしらぁ~肩こり酷いのよね~~」


タタター…


フレンダ「お兄ちゃん、チョコ先生からお電話です!」ツィ




レッチリ「あ…!」ピコーン!




ディオ「ドクターから?…ありがとう」パシ…


ディオ「私だ」





ディオ「やぁ、ドクター…ふふ、すまんすまん、チョコラータ……そうか…彼女が…さすがだな……ん?はははは…あぁ、わかった。レッチリを連れて行いこう…ではな」


ピッ!


佐天「どうしたの?お兄ちゃん」



ディオ「こないだ話した魔術師の女性のことでな…」


みさきち「レッチリが助けたとかいう?」


ディオ「そうだ。わざわざ経過を知らせてくれたんだ…何か重要な情報を知っているかも知れん。私は今からレッチリを連れて、ドクターの所へ行ってくる」





佐天『情報…どんなかな?』

ホワイトスネイク『〔天国〕に関わることだといいな』

佐天『そうだね~』




佐天「すぐ帰ってきてね!」

フレンダ「行ってらっしゃいませ!」



ディオ「なに、すぐ戻る。イタリア旅行に備えて、各自しっかりと準備を整えておきなさい」


あわきん「で、でも…お兄ちゃん…」


ディオ「どうした?淡希」


あわきん「あの…家族旅行のチケットでしょう…?涙子とお兄ちゃんは行けても、私たちは一緒に行けないんじゃあ…」


ディオ「心配するな。既に別のチケットを4枚手配してある…留守の間はセッコがしっかりと我が家を護ってくれるそうだ。何も心配はいらない」


あわきん「まぁ!よかった!!」

みさきち「さっすがぁ敏腕~ン~~♪」




ディオ「…安心したかな?」




あわきん「はい!」パァ!


ディオ「なら、良かった。行くぞ、レッチリ」


レッチリ「あいあいさーッ!」タタターッ!



「「「いってらっしゃーーい!」」」


今までのオレはママっ子だったんだ…

更新する。更新する。って……しかし間違っていたッ!




心のなかで<更新する>と思ったならッ!!スデに<更新>は終わっているんだッ!












どっかで兄貴ネタ使ってます…ネタを天丼してごめんなさい。

あー続くさッ!終わるまでなッ!!


キング・クリムゾン!ディオが出て行ってから数刻。皆は荷物の整理を始めるッ!



ー佐天さんの部屋ー


佐天「んしょ…よいしょ…」ギュッギュ!


佐天「スーツケース一個に納めないと…んしょ!…ふぃ~……あっ!あれ入れなきゃ…」



ピョン!……ピョン!!



佐天「届かない…」


佐天「ホワイトスネイク」


ホワイトスネイク「どうした?」ズウゥン…


佐天「そこの棚の上からおでかけセット取って」


ホワイトスネイク「あぁ、これか?」スッ…


佐天「そうそう、ありがとね♪」




みさきち「いいなぁ~☆べんりでぇ~」背中ツツ~




佐天「わっ!?びっくりした!」ビク!


ホワイトスネイク「…気安く、涙子に触ってんじゃあないぞ」グイィ…(引き離す)


みさきち「むぅぐ…いけずぅ…」


佐天「やめて、ホワイトスネイク。…えっと、みさきちは準備終わったの?」



ホワイトスネイク「ウジュゥ…」ショボ……フォン…



みさきち「勿論♪わたしはこういう時に速いのが自慢なのよねぇ~♪」


佐天「あはは…でも、今度からは自分の荷物は自分の部屋で整えてね?せっかく部屋分けしてあるんだし、今の部屋が気に入らないなら、空き部屋はまだ沢山あるから…」


みさきち「…涙子、わたしのこと嫌いになっちゃったの?」


佐天「そ、そんなことないよ!」ゾク…


みさきち「嘘。最近そっけないじゃない」




佐天「そんなことないと思うけど…」



みさきち「じゃあなんで最近はベッドに侵入したら追い出すの?はじめは良かったのに」


佐天「それは…みさきちがやると、それを見てレッチリが真似するからで、別にみさきちのことが嫌いなわけないじゃないよ」


みさきち「…」


佐天「あたし、濁ってる?澄んでない?」


みさきち「…ふふ」ダキッ!


みさきち「ん~ん…涙子はいっつも綺麗なままよぉ☆ゴメンね、ワガママ言って。ちょっと家族が増えたから、嫉妬しちゃったの…」シュン…


佐天「大丈夫、安心してね。あたしはいつも、みさきちのこと見てるから…」

みさきち「!」

みさきち「アイラヴュ~!!」ババッ!!


ちょっっ!!みさきち…まだ旅行の荷物が………わぁ~~~!!!ほっ!ホワイトスネイク!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


フレンダ「みさきち…ガチ百合め。ま、ごゆっくり…涙子が心配だけど…」


フレンダ「私は荷物の整理だけじゃあなく、家の掃除も任されてるってわけよぉ~♪」サッサッ!


フレンダ「何かを任されるって気持ちいいな~!」フキフキ!



フレンダ『最近、身の回りの全てが輝いて見える。”家の掃除”…大抵の人は、このワードに一種の気だるさを感じるかも知れない。でも、私は違う』


フレンダ『この家は大きい。大きくて掃除が大変だからこそ、見えてくるものも多いってわけよ』タッタッタ…


あわきん「掃除?ごめんねフレンダ。私も荷物の整理終わらせて、すぐ手伝うわね」


フレンダ「いーのいーの!じっくり荷物整理してるってわけよ!」スイー


あわきん「ふふっ♪フレンダは掃除が好きなのね。じゃあ、お言葉に甘えて…あ、私の部屋は大丈夫よ?もう掃除済んでるから」


フレンダ「ゴミ箱は?」


あわきん「あ!…そういえばいっぱいだった気が…」


フレンダ「フラニーちゃんにおっまかせぇ♪」レレレ~~


あわきん「ありがとう。助かるわ」




フレンダ「はいはーい!掃除掃除ー!」



フレンダ『こうして毎日掃除をしていると、皆の部屋の細かい変化にも気がつくことができる…たとえば』


フレンダ『(あわきん)は真面目そうに見えて、少しだらしないところもある。なぜなら、部屋の本棚に、美少年やら幼女やらの絵がたくさん載っている本があるけど…』


フレンダ『頻繁に読んでいるからか、作品ごとに並べられていないし、数冊の帯が破れていたりする。これは本をしまう時に、しっかり本と本の間隔を空けずにしまっているからってわけよ』



フレンダ『次は(レッチリ)の部屋…これはわかりやすい』


フレンダ『ギター立てと、”音石 明”のポスター。ハンガーラックに…』ガララ…

フレンダ『クローゼットにしまってある布団だけ。シンプルで掃除するこっちの身としては、楽ってわけよ…でも』

フレンダ『お菓子を食べたら食べっぱなしで、そこらに放っておくのはいけない。こっちも空き袋捨てて掃除機かけるのに二度手間だ。こんど叱ってやるってわけよ!』てってって…



フレンダ『大体、”ぼー君ハヴァネロ”だなんて、いかにも辛そうなものばっかり食べて…いつかお腹壊すってわけよ!!っと、次は(みさきち)の部屋…は』


フレンダ『普通』


フレンダ『あんな外見からは想像できないほど普通。これといっておもしろいものもなけりゃあ、赤裸々に日常を綴った日記も無い』


フレンダ『ピンクのダブルベッドに、洋服タンス。小物類とかリモコンがたくさん入ったカラーボックス。クローゼットには、高そーな服がずらり…ちなみに下着は高級なものばかりで、ちょっと羨ましい』


びよ~ん…ぐいぐい…さらさら…


フレンダ「う~ん、良いデザイン。私もこんなパンティ穿いてれば、ナイスバディに…」

フレンダ「あるわけないか!下着が際どくてもナイスバディになれるわけじゃあないしね!」パッ…




ージャッジメント支部ー



黒子「べあっくしょい!ちくしょいッ!!」ハックション!


初春「風邪ですか?いけませんね~」ス…


黒子「違いますのよ。きっとお姉さまが私のことを”噂”しているに決まってますわ!…勝負!」

初春「受けます」


ババッ!!


黒子「勝った!!見なさい、初春!”ストレート・フラッシュ”ですの!」ドヤっ


初春「ごめんなさい。ハートのAで”ファイブ・カード”です。私の勝ちですねー」ニコ!


黒子「…………やっとの思いで手に入れましたのに…うぅ……もってけ!ドロボー!」ビュン!

初春「わーい!〔トラサルディー〕の無料サービス券~♪…あ、可哀想なんで、一枚くらいあげますよ。御坂さんの写真。データ送りますからケータイ…」


黒子「施しは受けませんのッ!」ヒュン!


初春「あー、行っちゃった…………うん、今日の仕事これでいいや。〔トラサルディー〕いこーっと!!」




ーチョコ外科医院ー



セッコ「いらっしゃぁあい。ディオさん。レッチリちゃんんん…」


ディオ「やぁ、セッコ。どうだ?彼女の容態は?」

レッチリ「おねーさんは!?」


セッコ「だいじょぶだいじょぶ…今チョコラートが今日の診察してるからさぁ…もう終わるころかな?ついてきなよぉ」


レッチリ「うん!」


……………………………………


チョコ「よしよし、順調に回復している。この分ならあと数週間といった所か」


オリアナ「…」コクコク!


チョコ「ん?………どうしたのかな?もう喋ってもいいんだぞ?」


オリアナ「あ…顎の包帯が痛くて…」ちょいちょい

チョコ「それはすまない!今スグ巻き直そう!!」グルグル…






トントン!


オリアナ「?」


チョコ「お、来たか。入っていいよ」


ガチャリ…


セッコ「お疲れさまでぇす」


レッチリ「あ!おねーさん!」タタター!

オリアナ「!」


チョコ「そうだ。この子が、瀕死の君を助けたのだ」



オリアナ「あ…あ……あぁ……」うるうる…






チョコ「おい…セッコ、ビデオの準備だ。来るぞ…」ボソ…


セッコ「うぉ…!」ササ…






レッチリ「オレ…おねーさんが無事で…うわあああん!」

レッチリ「よかったよーッ!オレが初めて助けた命だもん!!ってミサカは歓喜する…だぜい!!!」ぎゅーーー!!


オリアナ「いたた…………あ…り……がとう…」むぎゅ…





チョコ「ホイ!!キタァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」


セッコ「うお!うおおおおお!!うぁおおおお!!」ジー…●REC





ディオ『痛々しい…ジョジョ、貴様は力加減まで忘れたのか…』



カラカラカラ…



レッチリ「おねーさん、どこからきたの?」カラカラ…


オリアナ「遠いとこ…」


レッチリ「へー!おいしいものある?」

オリアナ「うん…」


………………………………………


チョコ「あの子、最初に見た時よりもかなり賢くなったように見えるな」

セッコ「うん」


ディオ「このディオの教育が実を結んだといったところかな。未だに教えることはたくさんあるが」


チョコ「それよりも、さすがに運がいいな!福引でイタリア旅行とは」

ディオ「まぁ、当たった以上はな…行くしかあるまい?」

チョコ「確かになww…………ボスによろしく」


ディオ「あぁ…わかった……レッチリ!」


レッチリ「はーい!」


ディオ「帰るぞ」


レッチリ「あい!…またね!おねーさん!!」ノシ


オリアナ「ん…待ってる…わね」


オリアナ「…」

セッコ「車椅子、押すぜぇえ」カラカラ…

オリアナ「ねぇ…セッコ」

セッコ「?」


オリアナ「世界中の………人間全員が、あの子の様に……ゴホっ…優しかったら…………それはもう(天国)かも知れないわね」


セッコ「そうさなぁ…」

チョコ「興味深いな。さぁ、続きは病室でじっくり話すといい。座ったままよりも横になったほうが良いからな」

オリアナ「チョコ先生…」


チョコ「?…また包帯かね?」

オリアナ「治療費……安くしといてね……」


チョコ「…」


チョコ「考えておこう」




ー佐天さん家ー



フレンダ『さてと、残るは(お兄ちゃん)の部屋…』


ガチャ…


フレンダ「失礼しま~す…」そろり…


フレンダ『この部屋だけは何度入っても慣れないってわけよ』


フレンダ『さってと…本棚から埃落としてと…パパーっと片付けちゃお!』



…………………………………………………



フレンダ「ふぅーーーー!あと少し!机を水拭きして…ありゃ?」


フレンダ『机の…引き出しが…空いてる?』


フレンダ「…いつもは、鍵がかかってるのに」キョロキョロ!


フレンダ「…」ごくり…


フレンダ「ちょ…ちょっとだけ…」


フレンダ『ごめんなさいってわけよ!』



ガラ!!



フレンダ「…」



フレンダ「これだけ??…なんだろう?この”木箱”…三つある…?」



フレンダ「綺麗な装飾…あ、開けてみようかな…うん…一個だけ…」そ~…



パカァ………ゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!!!



フレンダ「ペンダント…かな?それともブローチ?」

フレンダ「心なしか…”矢じり”に見えるような……でも綺麗…金でできてんのかなぁ」スッ…


パカ…


フレンダ「はっ!?わっ私…何を!?…も、もう一個の箱も…あ、開けちゃった!?」


フレンダ『なんなの…この抗いがたい魅力は…この三つの箱の中から、とてつもない魅力を感じる…』ぼ~…


ギラリ…


フレンダ「ひっ…こ、これは…」


フレンダ『お面?…このお面のおでこに填まってる赤い石…なんて美しさなの…吸い込まれそう…ん…石で出来てるんだ…このお面…じゃあこれ、”石仮面”ってわけよ…』


フレンダ「…」


フレンダ「…もういいや。最後の箱も開けちゃおう…」ズイ!


パカァ…!キラキラキラキラ…


フレンダ「わぁ…これも、キレイぃ…」キュッ…じ~…


フレンダ「えへ…ははははは…!!なんだろ~?これえ?人の眼かなぁ?キラキラしてる」ひょい…



BO…



フレンダ「はぇ?」



TUR~~~~~~BO~~……



フレンダ「なんか、聴こえゆ…不思議ぃ…」



タァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア………ボォオオオオオオ……



フレンダ「TURBO…」



T~~U~~R~~B~~O~~!!!!




ザンッ!!





フレンダ「え…?」ウジュ…ジュ…シュパン…




ホワイトスネイク「………フシュウ」



フレンダ「ど…どうして……?ほぱぁぃぃと……すねぃぃぃぃく……………」ぐら…バタン↓




フレンダ「…」




ホワイトスネイク「…フン」



ホワイトスネイク「愚かな奴だ……さらなる”力”でも欲したのか?」スッ…



ホワイトスネイク「…まぁ、こいつには”声”も聴こえなかったんだろうが……魔性の魅力に負けたということか」ひょい…スッ…



ホワイトスネイク「神聖なモノほど、不気味に見えるものだが…恐ろしい限りだな。この三つの品物は…」カチャリ…パタン…パタ…



ホワイトスネイク「よし…すべて元通りに納めたぞ…」パタム…




ホワイトスネイク「涙子」




佐天「…」ガタガタ…




佐天「さ…いち……ぜ…ろ………310…」ぶつぶつ…!





佐天「どうしよう…お兄ちゃんの大切な物のこと。皆にまだ教えてなかったんだ・・・」




ホワイトスネイク「これは兄上殿にバレたら事だ。止むを得ない。フレンダの記憶DISCはどこかに隠してしまおう」


佐天「そうだけど…!そうなんだけど……」



ホワイトスネイク「どうする?私は、涙子に従うだけだ」



佐天「…落ち着け…310(サテン)を数えなきゃ……3も1も0も、誰にも砕けないッ!…勇気をちょうだい…」




みさきち《あ!お帰りなさぁい☆》

レッチリ《たっだいまー!だぜ!》



佐天「か…帰ってきた!?どうしようどうしよう…お兄ちゃんに叱られる!!」ビク!



ディオ《ただいま…涙子は?》

あわきん《さっきまで一緒にお茶を飲んでいて、掃除をしているフレンダを誘いに…あら?まだ戻ってきてないのかしら…?》


ディオ《…》


ディオ《涙子ー…?どこだ?》ギシ…ギシ…



佐天『き…きたあああああ!?階段を上ってきているッ…』


佐天『普通に2人で掃除してたって言えば…ううん!あたしとフレンダの嘘がお兄ちゃんに通じるわけがない!』



ディオ《…私の部屋にいるのか?》ピタ…



佐天「は!?」ドキン!


佐天「…」


佐天「ホワイト…スネイク」ゴゴゴゴゴゴ…



ザザザンッ!



ディオ《入るぞ》ガチャ…


>>1です。重要アイテム登場です。

皆ならどれが欲しいですか?


最近調子がいい。どんどん更新できそうです。


ディオ「…」



佐天「あ、お兄ちゃん。お帰りなさい」フキフキ…

フレンダ「お帰りなさいませってわけよ!」サッサ…



ディオ「ただいま…ん?」


ディオ『引き出しの鍵をかけるのを忘れていたか…』


ディオ「なぁ…2人とも」


佐天「?」

フレンダ「はい?」


ディオ「私の部屋を掃除してくれてありがとう…ところで、この引き出しの中…見たか?」



佐天「ううん。見てないよ?」

フレンダ「そんなのマナー違反ってわけよ!」



ディオ「…」ジー…



佐天「?」

フレンダ「?」



ディオ「そうか…ならいいんだ。実は、日記がいれてあってね…見られたくなかったんだ」


佐天「あーよくあるよね~」

フレンダ「ね~」


ディオ『考えすぎか。2人の反応からして”本当に見ていない”反応だったしな…おっと、あまり身内を疑うものじゃあないな』

ディオ「さて、もういい時間だろう?掃除はこの辺にして、晩御飯の用意をしよう…」


佐 フレ「「はーーーい!!」」



佐天「あれ?」

佐天『DISC…?2枚もなんで持ってるんだろ?あたし……ま、いっか!とりあえず後で金庫の中にしまっとこ!』


佐天「待って待って~♪」タッタッ…


ガチャ…バタン!


シーーーーーーーン…




タアァ……………ボオォォォォ……

キング・クリムゾン!翌日になる。


ー古教会(学園都市)ー



エンリコ神父「…」サッサ…(掃除中)


エンリコ神父「…」ふきふき…



トントン!



エンリコ神父「おや?」



ガチャ!


縦ロール「ご…御免下さい」



エンリコ神父「こんにちは。よくきましたね、ま…」



縦ロール「ななな!名前は伏せてくださいまし!!学友には秘密できているので!」


エンリコ神父「おっと、失礼しました。いらっしゃい、ロールさん。今日も勉強をしにここへ?」


縦ロール「はい!お、お恥ずかしながら…今日もご指導ご鞭撻、よろしくお願いします!」ペコペコ!

エンリコ神父「いいのですよ、ここはみんなの教会。教会とは、学び舎でもあるのです…こないだは文法でしたから、今日は数学ですか?」


縦ロール「仰るとおりです…あ、あと…」


エンリコ神父「?」


縦ロール「昨日、誘惑に負けてしまって…寮で同じ部屋の子のとっておきのエクレアを…」

縦ロール「ダメだとわかっていたのに!ちょうどその日…ムシの居所が悪くて…食べてしまったのです…ッ!」うるッ…


エンリコ神父「なるほど…辛かったでしょう」

縦ロール「私、どうしたら…このままでは成績だけでなく、お友達も失ってしまいます…」


エンリコ神父「いいえ、今あなたは私に真実を告白し、懺悔しました…反省していますね?」


縦ロール「勿論ですわ!ただ…」

エンリコ神父「ならば、主は赦してくださることでしょう。今は、代わりの品をもって、お友達の下へ走りなさい。贈り物には、気持ちが宿るものですよ」

縦ロール「はっはい!行ってきます!神父さま!」


エンリコ神父「おっと!勉強はあとで見てあげますから、気をつけて行きなさーい!」


縦ロール「はいーー!」ピュー!…ガチャ!バタン!


エンリコ神父「…」


エンリコ神父「主よ、あの子を幸福へ導いてください…」


コツコツ…



佐天「ふぅ」


佐天「じっくりお祈りできました。いつもお疲れ様です。神父さま」


エンリコ神父「それは良かった。涙子ちゃんに神の祝福があらんことを」


佐天「どうもです!それにしても、さっきは随分賑やかでしたね?」


エンリコ神父「えぇ、それがいいのです」



佐天「…」



佐天「あたし、神父さまってスゴイな!って思います。お兄ちゃんみたい!」


エンリコ神父「滅相もない。私は、ただの神父ですよ」


佐天「えへへへ!それでもスゴイですって!じゃ、あたし買い物があるので、失礼します」ペコ


エンリコ神父「はい。またいつでもきて下さいね」


佐天「はーーいっ!さよーなら!!」



タッタッタッタ…ガチャ!バタン!



佐天「えーっと、買い物は…なんだっけ?ホワイトスネイク」


ホワイトスネイク「ホワイトアスパラ、トマト、料理酒、みりん。だな」


佐天「あ、そうそう!それそれ!」


ホワイトスネイク「珍しいな…涙子が物忘れをするなど」


佐天「ンッ~ン~~♪あとちょっとでイタリア旅行だからね~浮かれてるのかも」


ホワイトスネイク「ふふふ…涙子らしい。旅行のことは何も心配いらないぞ。私が最高の旅行にしてみせる」ニコ…


佐天「ありがと♪」



佐天「~♪」てくてく…



佐天「あ…」ピタ…



ぶぅぅううーーーーーーーーーーーーーーん………フッ……



佐天「カブト虫……」




吉良吉影は静かに暮らしたい。







平穏な生活 ・ 植物の心のような生活 ・ 安心した生活 といった平穏無事に生きることを信条にしている…この世で最も嫌いなものは”争い”。






なぜなら






平穏な生活を目指す自分にとって、”争い”は面倒事の種でしかないからだ。



勝ち負けにこだわったり、頭をかかえるような『トラブル』とか、



”夜もねむれない”といった『敵』をつくらない…というのが、私の社会に対する姿勢であり、それが自分の幸福だということを知っている。




その中でほんの少しの”生きがい”を見出し、それを満たすこと…それが私の幸福だ。



ーとある高級マンション(第八学区)ー



吉良「よし…完成だ」


コッ…コッ…カパ…スッ…


吉良「額に綺麗に収まったぞ…うん、実に美しい」



吉良「残念なことは…この”手”の持ち主の名前がわからない。ということだ」



吉良「…」




吉良「とりあえず、額には”シスターちゃん”とでも書いておくか」カキカキ…




吉良「……ふふふふふふふ…良い気分だ。作品が生まれる瞬間というのは本当に飽きない」


吉良「この絵は素晴らしい出来だから、寝室の天井に飾ろう。毎日の就寝が楽しみになるぞ」





吉良「次のモデルは…」


吉良『もう決まっている』



吉良「佐天 涙子…彼女だけは、なんとしても”この場”で…!」




とぅおるるるるるるるるるるるん!!ピッ!




吉良「……父さん」


吉良「…私のことは放っておいてください。父さんが何人の女性を紹介してくれても…」


吉良「私は見合いなど断じてしないッ!!」


吉良「いい年でもそうでなくとも、考えは変わらない。余計なお世話だよ」


吉良「今日まで何の問題も起こさず暮らしてきた。それを続けるだけだ!」


吉良「…何?ならどんな女性なら…?」






吉良「ん…」






吉良「…考えたこともない。今忙しいんだ。また今度」プツ…



吉良「…ふふふふふ」




吉良「お…休日の散歩の時間だ。どれ、気分転換に今日は歩いて街を回ってみるか」



ツカツカ……ガチャリ…バタン…



ー地下街ー



佐天「ふんふんふ~ん」


佐天「たまには地下街で買い物も悪くないね~♪」


佐天「あれ?」





縦ロール「えぇ!エクレアが無いですって!?」


店員「すみません。あのエクレアは一日30個限定ですぐ無くなってしまうんです」

縦ロール「そ、そこをなんとか!お願いできませんの!?お金ならありますから!」

店員「申し訳ありません…材料が無いので、そう仰られても…」


縦ロール「そんなぁ…」



縦ロール「どうしましょう…このままでは…わぅううううう…」



佐天「…」じー…


佐天「!」


佐天「ホワイトスネイク…」



縦ロール「神父さま…私どうしたら…も、もういちど教会にいって助言を…!」


??「こっちだよー」


縦ロール「へ…?」


??「こっちこっち…」


縦ロール「こっちって……きゃわぁ!?あ…あなたは!?」



天使「見ての通り、天使です。ところで貴女、今困ってますね?」



縦ロール「え…?は、はい!とっても困っていますわ!」


天使「そうでしょう…ほら、着いて来なさい。貴女を救ってくれる人に、会わせてあげます」


縦ロール「ほ…本当ですの?」


天使「ホントですとも」


縦ロール「……わかりました。つれていってくださいまし!」


スイませェん…酉つけ忘れてました…

ー地下街ー



佐天「ふんふんふ~ん」


佐天「たまには地下街で買い物も悪くないね~♪」


佐天「あれ?」





縦ロール「えぇ!エクレアが無いですって!?」


店員「すみません。あのエクレアは一日30個限定ですぐ無くなってしまうんです」

縦ロール「そ、そこをなんとか!お願いできませんの!?お金ならありますから!」

店員「申し訳ありません…材料が無いので、そう仰られても…」


縦ロール「そんなぁ…」



縦ロール「どうしましょう…このままでは…わぅううううう…」



佐天「…」じー…


佐天「!」


佐天「ホワイトスネイク…」



縦ロール「神父さま…私どうしたら…も、もういちど教会にいって助言を…!」


??「こっちだよー」


縦ロール「へ…?」


??「こっちこっち…」


縦ロール「こっちって……きゃわぁ!?あ…あなたは!?」



天使「見ての通り、天使です。ところで貴女、今困ってますね?」



縦ロール「え…?は、はい!とっても困っていますわ!」


天使「そうでしょう…ほら、着いて来なさい。貴女を救ってくれる人に、会わせてあげます」


縦ロール「ほ…本当ですの?」


天使「ホントですとも」


縦ロール「……わかりました。つれていってくださいまし!」


吉良『この街は嫌いじゃあない』




吉良『だが、特別好きってわけでもないな』


吉良『そんなところがまた、気に入っているんだが……』



女学生「あ、吉良先生こんちはー!」



吉良「やぁ、こんにちは。部活かね?」



女学生「はい!今ランニング中です!先生はいつものお散歩ですか?」



吉良「そうさ、運動不足を少しでも解消するためにね…部活、頑張りたまえ」


女学生「はーい!さよーならー!」タッタッタ…


吉良「…」


吉良『こんな立場を保つのも苦労する』


吉良『それも、”平穏”のためだ』



吉良「…?」



天使「さーさーこっちですよー」パタパタ

縦ロール「ま…まって…ゼェ、はぁ…速…もっとゆっくり…ひぃーん!」ダダダーーッ!



吉良「なんだあれは…?」



佐天「…」ひょこ!…テテテー…ササッ!




吉良『ん?…あそこにいるのは…佐天 涙子!!』


吉良『一体何をしているんだ?物陰から物陰に移っては、あの天使のようなものと少女を追跡している…』


吉良「…」


吉良「ふふふふふふふふ…運はこの吉良 吉影に味方してくれている…」


吉良「ならば私も」



吉良「追跡せざるを得ないッ!」



縦ロール「一体…!どこまで!?連れて行くつもりですかぁーー!!!」


天使「もう少しもう少し。友情が大切なら頑張れるはず」パタパタ…


縦ロール「私…もう、限界…!!」


佐天『よしよーし!そのまま…!!』サッ…ササ!!





吉良「はぁ…はぁ…普段の運動不足対策も、あまり役に立っていないようだな…近所に新しく出来たスポーツジムの会員にでもなるか…はぁ…はぁ…!」


吉良『それにしても、あの子は何のために…ん?止まった…どうやら着いたようだな。目的地に…』ササッ!!



吉良『なんだ?ここは…小さいが、綺麗な家だな。ここで何が…ん?看板…なるほど。ここは個人経営のレストランか』


吉良『しかし、食事をしにきたようには見えなかったな…あの天使のようなものも気になる…』





天使「さぁ、着きましたよ。ここの店主に事情を話して、ドルチェを作ってもらいなさい」


縦ロール「ドルチェって…イタリアのスイーツですの!?私の欲しいものはエクレアです!エクレアはフランスのお菓子ですわ!!」


天使「まぁ、そう言わずに。私の言ったとおりにしなさい。じゃあね♪」フォン…


縦ロール「あぁ!?御無体な!!!」


縦ロール「け、結局無駄足でしたわ…どうしまし…」




佐天「どうしました?」



縦ロール「え!?…ホッ。今度は普通の人でしたか…」



吉良『声をかけた?じゃあなんでさっきまで隠れていたんだ…?ますますわからない…』





かくかくじかじか……



佐天「ほうほう、友達のとっておきのお菓子を食べちゃったと」



縦ロール「えぇ…私、愚か者です。少し考えればわかることでしたのに…」



佐天「いやいや、そのキモチ、わかります。だってしょうがないですよ、人間だもん。魔が差しちゃったんですよ」


縦ロール「貴女は……私を非難しないのですね…なんだか、貴女に事の本末を聞いてもらったら、落ち着いて楽になりました」


佐天「そうですか?」


縦ロール「はい、不思議ですけれど、なんだか安心しています…私と貴女、初対面なはずですのに…貴女、御名前は?」


佐天「柵川中の、佐天 涙子っていいます」


縦ロール「良い名前ですわね、柔らかで、それでいて気品に満ち溢れた良い御名前ですね」


佐天「なんか照れますね///あなたは?」


縦ロール「あら、すみません。私から名乗るべきでした…私は常盤台中の、ま…」





吉良『ダメか…ここからでは何を話しているのか聞き取れない…』


吉良『しかし、彼女の性格が少しずつ掴めてきたような気がするぞ…あの子は重度の”お人好し”なのだ』


吉良『にわかには信じられんが、そう考えるとあのぎこちなさそうな2人に合点がいく。そして…』



吉良「感じるぞ、運命を……ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕といったかな?」



吉良「彼女は、この吉良吉影が持つ”キラークイーン”と似たものを、あの体に秘めている…!これは偶然なんかでは決して無い!」



吉良「諦めないぞ……佐天 涙子!…いや、佐天さん!!!」





縦ロール「あら?……何か聴こえませんでした?」

佐天「え?いえ、あたしは何も?」



吉良『あ、危なかった……これ以上は危険か…ひとまず今日のアプローチはこれまでだ…』ササッ!…ズルル…↓


佐天「そんなことより、お店。入らないんですか?」


縦ロール「ええっと……はい、私が探しているのはエクレアですし…」

佐天「エクレアかぁ、ここなら頼めば作ってくれそうな気がするけどなぁ」


縦ロール「ホントですか!?……いいえ、やはりご遠慮しておきますわ」


佐天「どうしてですか?」


縦ロール「私が食べてしまったのは、数量限定の特別なエクレアなので…」


佐天「あの、ま……」


縦ロール「あ!名前で呼ばれるのは恥ずかしいので、ロールと呼んでくださいまし」


佐天「?……わかりました」


佐天「ロールさん。文句を言いたいわけではありません。でも、あなたは少し勘違いをしているんじゃあないですか?」

縦ロール「勘違い?……ですか?」




佐天「はい。あなたは自分が食べてしまった物と同じものを用意することで、その責任から逃れようとしている」




縦ロール「そ、それは……」


佐天「”そんなこと絶対無い”って、言い切れますか?」

縦ロール「うぅ…」

佐天「大切なことは、先ず謝ることだと思います。お詫びの品に頼るのではなく」

佐天「謝る気持ちさえあれば、物なんて関係ないと思います……もちろんあったほうがいいですけれど」


縦ロール「…私は、なんて誤解を……ぐすっ…」




佐天「あ!?えっと!!ほら!申し訳ないと思えるんですから!きっとロールさんの思いは届きますよ!」あわわ!


縦ロール「…ほんとうですか?」うるうる



トニオ「本当デス」



佐天「ふぁ!?」


縦ロール「ど、どなた!?」


トニオ「オ~、失礼しました。ワタシは、この店のシェフ。トニオ・トラサルディーと言いマス。トニオと呼んでくだサイ」ニコ!



佐天『トニオさん…これは予想外だなぁ』



トニオ「お2人の話は聞こえていまシタ。ワタシが作ったものでよけれバ、どうぞ持っていって下サイ」ニコニコ



佐天『はやっ!?』


縦ロール「で、でも…」


トニオ「どうですカ?三つありまスから、試食してみてくだサイ」


縦ロール『おいしそう…』ごくり…


佐天「ほらほら!試食してみましょうよ!!あ~む!」パク!


佐天「…ん!」





佐天「ンまぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい♪」





縦ロール「!?…私も!…あむ!」



縦ロール「」



縦ロール「んんんんまぁあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいいいいい!!」




…………………………………………………………



縦ロール「あのぅ…本当に御代はよろしいのでしょうか?あんなに美味でしたのに…」


トニオ「イリマセン。学生さんのお口に合うかどうか試験的に作っただけですカら」


トニオ「ケド、常盤台の学生さんに褒めていただいたのですから、大成功でしたネ♪」パチ♪



縦ロール「トニオさん…」



佐天「ささ!エクレアも手に入りましたし、早く友達のところにいった方がいいですよ!」



縦ロール「はい!この御恩は忘れません!ありがとうございました!!」ぺこぺこ!



縦ロール「では、御免あそばせ!!トニオさん、佐天さん!」タタター!




ー古教会(学園都市)-


ガチャ!


縦ロール「神父さま!」


エンリコ神父「おや、ま…」


縦ロール「ロールです!」


エンリコ神父「ロールさん。その様子では、お友達に無事謝ることができたようですね」


縦ロール「はい!それどころか、前よりももっと仲良くなれた気がします!!」


エンリコ神父「それは良かった!さぁ、お友達と仲直りできたところで、次のテストに向けて勉強しましょうか」


縦ロール「はい!」



上条「神父さーーーん!こっち来てくださーい」


青ピ「微分積分おしえてーーーなーー」


土御門「こっちもにゃ~~」


吹寄「まったく貴様らは…あ、こっちは物理を…」


姫神「歴史……」



エンリコ神父「はいはい♪」



イン「神父さんお腹すいたんだよー!」


エンリコ神父「はいはい♪ペルラ」


ペルラ「インデックスちゃん。これ私が焼いたクッキーなんだけど、食べる?あまーい紅茶と一緒に」


イン「食べるんだよー♪」



ガチャ!


美琴「神父さまーーー!あの馬鹿来てるーーー?」


上条「げっ!?ビリビリ!」


美琴「やぁっと見つけた!大覇星祭のツケを取り立てに来たわよーーー!!」ビリビリ!


上条「不幸だぁーーーー!!」


エンリコ神父「ふふふ♪主よ、今日もこの教会は賑やかです。アーメン…」


ートラサルディー(学園都市)ー



佐天「トニオさん。今日はどうもありがとうございます。トニオさんには助けられっぱなしで申し訳ないですよ」


トニオ「いえいえ、コレくらいドーってことはないですヨ。またのご来店、お待ちしていまス」ニッコリ♪


佐天「もちろん!じゃあ、またね!!トニオさーん!!」タタター!!


トニオ「…フぅ」



コツコツコツ……スッ…




ディオ「あの子の”救い癖”にも少々困ったものだ…」




ディオ「手間をかけたな、ありがとう。トニオ」


トニオ「ドウいたしまして!これくらいの注文に対応できなくては、イタリアンシェフの名が泣きますカラ」


ディオ「そうか……それにしても、このエクレア。最高に美味いぞ?いっそのこと本当にメニューとして出してみてはどうだろうか?」あむあむ…


トニオ「そうデスカ?ディオさんに褒めていただいたなら、それも面白いかもしれマセン。是非前向きに検討してみマス!」


ディオ「何歳になっても、遊び心だけは忘れたくないものだな」


トニオ「シェフにとっても重要な心ですネ」


ディオ「確かに、やはり君は素晴らしい料理人だ。トニオ」


トニオ「グラッツェ~♪(ありがとうございます)」



ディオ「さて、そろそろ私も帰るか…」



トニオ「おや?今日はドルチェとコーヒーだけでよろしかったのデスカ?」


ディオ「あぁ、家に帰ったら可愛い妹が、ホワイトアスパラとトマトを使った”創作スパゲッティ”を作ってくれるらしい」


トニオ「オ~……さすがにソレには勝てる自信がないデスネ」ヒュ~♪




ディオ「それでも接戦さ……じゃあな、トニオ。代金の釣りはいらん。次は真っ赤なイチゴパフェでも食べさせてくれ」ドサッ!




トニオ「喜んで♪またのご来店、お待ちしていまス」



ガチャリ…

>>1です。24時更新。


前半は禁書成分濃い目にしてましたが、進化の関係上これから進むにつれてジョジョ側が色濃くなります。


多少はグロ表現も出てきてしまうので、ご注意を。



ところで明日はジョジョリオン6巻の発売日ですね。良い子は禁書コミック版13巻とあわせて10冊づつ買おうね!



雑談っぽいのが嫌いな方は無視してやってください…スイませェん。



これからやっとイタリア編ですが、出て欲しいキャラがいたら教えてください。



ナランチャはでます。

キング・クリムゾン!後日の夜!


ー佐天さん家ー



佐天「ついに明日からイタリア旅行かぁ~行ったら何しようかな~!何がおいしいのかな~!」うきうき♪



トントン……涙子、いるぅ?



佐天「あ!みさきち、いるよー!どうぞはいって!」



ガチャ…



みさきち「おじゃましまーす…涙子、準備はもう万全?」



佐天「うん。もう待ち遠しくて仕方ないよ!」

みさきち「わたしもぉ☆あれー?お風呂上りの髪…ぼさぼさねぇ、みさきちがすいてあげるんだゾ♪」


佐天「ほんと?じゃあ頼んじゃおうかな!」


みさきち「ホイきた!」すいすい~

みさきち「……ごくり」すいすい…


佐天「~♪……あは、みさきち、くすぐったいよ」


みさきち「綺麗な黒髪よねぇ…涙子の髪はぁ…そしていいにおい~…」うりうり…くんかくんか♪


佐天「そんなことないよ。シャンプーもお兄ちゃんと共用でリンスインの使ってるし」

佐天「自分専用の使ってるのはレッチリとみさきちだけじゃなかったかな?確か」


みさきち「え゛…!?」


佐天「そうそう!レッチリは外見に気を使う子だからわかるけど…そういえば、みさきちはなんで高そうなの使ってるの?」


みさきち「え!?……えと…あの…そう!もらい物なのよぉ☆使わなきゃ、もったいないじゃない?でも、あれで最後だから!」

みさきち「次からは涙子と同じシャンプー使うね!!」


佐天「そうなんだ?おそろだね~♪」

みさきち「うん!おそろねぇ~♪」


キャッキャ!ウフフ♪



トントン!るいこー!こんばんわってわけよー



佐天「あれ、フレンダだ。開いてるよー?」


みさきち「むぅ…」ぷくー!



フレンダ「お邪魔しまーす!」ニコニコ



フレンダ「あれ?みさきち、居たの」


みさきち「なぁに?居ちゃだめなのぉ?」ぷくー…


フレンダ「いえいえ~そんなことないってわけよ!ところで涙子!旅行の前に、いつものDISCチェ

ックして欲しいってわけよ!」


佐天「DISC?あぁ!あの回転の能力DISCね?フレンダ、そんなに回転のDISC気にいったの?」


フレンダ「そりゃあもう!これがあるないで、私の戦闘力の有無を左右するほどと言っても過言で

は無いってわけよ!」


佐天「へぇ~!凄いね!最初はレベル1のDISCだったのに」


みさきち「ま、元の持ち主よりも相性良かったんでしょうねぇ」


佐天「うんうん!これも適材適所だね!それじゃあ、確かめるから、近づいて…」


フレンダ「う、うん…」



スッ………ズズ…ズパ…



フレンダ『あぁ…涙子っていい匂い…お母さんみたい…』



ホワイトスネイク「おい」


フレンダ「ひぇ!?」


ホワイトスネイク「DISCはもう抜いた。頭をあげていいぞ」


フレンダ「ビックリした……そ、そう!ありがとうってわけよ!」


佐天「どう?ホワイトスネイク」


ホワイトスネイク「ん……少しだが、変わってはいるようだ。しかし、レベルが上がるほどの進歩は

無いな」


フレンダ「え゛!?……そう、ありがとう。せっかくがんばったのに、今回はレベルUP無しか…」


みさきち「ていうかぁ、本来はそんなにホイホイ上がるものじゃあないんだから、進歩があっただけいいじゃなぁい☆」




佐天「急ぐこともないしね。ゆっくりでもいいから、良い方へ一歩一歩進んでいけばいいんだよ」


フレンダ「うん…うん!そうね!私、涙子のためにもっとがんばるってわけよ!」


みさきち「”涙子ために”ってのが気に食わないわぁ…」ぐりぐり!




フレンダ「あいだだだだだ!!やめてー!イタイイタイ!これお母さんにやられて以来ってわけよー!!」




佐天「ケンカはだめだめ♪ほら、あたしの髪まだぼさぼさだよ?」


みさきち「あら☆ほんとー!ゴメンね。いまサラサラにしてあげるから!」スイスイ…


佐天「ありがとう。あれ?フレンダもぼさぼさだね?」


フレンダ「え?あぁ、さっきお風呂はいったばかりだし…」


佐天「おいでよ、あたしがすいたげる!」


フレンダ「いいの!じゃあ…お願いs…」


みさきち「…」ぎろ!



フレンダ「…」ハフゥ…



フレンダ「…と思ったけど、これからレッチリの新曲でも聴かせて貰おうと思ってたから、もう行くね♪DISC、ありがとうってわけよ」


レッチリ「マジで!?いやーん!オレっち嬉しい♪じゃあじゃあ!これからお兄ちゃんの部屋で新曲ヘビロテするから、フレンダも来て来て!」



フレンダ「レッチリ!?い、いつのまに背後に……」


あわきん「フレンダもやっとレッチリの音楽が好きになったのね。さ、お兄ちゃんも待ってるから、いきましょう」



ガシ!



フレンダ「あわきんまで!?ていうか、お兄ちゃんの部屋で!?」


レッチリ「そう!お兄ちゃんが旅行先で演奏するのは現地の人にメーワクだから、行く前にたっぷり弾いておけってさ!」



レッチリ「ん~…嬉しさのあまり、ミサカは瞳を輝かせる☆だぜ!」



フレンダ「ちょっ…私あのギャィーンが苦手……はぁ、わかったよ。いくいく。じゃ、そゆことで、お休み。涙子、みさきち」


佐天「お休み。ほどほどにね?」


みさきち「おやすみ☆」




数分後…



みさきち「じゃ、わたしも明日の荷物をもう一度チェックするから…おやすみ☆涙子♪」


佐天「うん、お休み」



ガチャ…バタン…



佐天「さてと!明日に備えて、あたしも寝よっと!」パサ↓


佐天「…」ドキドキ…


佐天「…」むずむず…



佐天「…眠れない」


バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・) バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄ ̄


  バン   はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/

    ; '  ;
     \,( ⌒;;)
     (;;(:;⌒)/
    (;.(⌒ ,;))'
 (´・ω((:,( ,;;),
 ( ⊃ ⊃/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/ ̄ ̄

       /\
      / /|
     ∴\/ /
     ゜∵|/
  (ノ・ω・)ノ
  /  /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチ
ポチ (∩`・ω・) ポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/
    /_/ ̄ ̄ ̄ ̄


ー最高級ホテル(学園都市)ー



大統領「祭りも”無事”終わり…街にはいつもの日常が帰ってくる」


大統領「誰もが理想的な自分を目指して今を生きる街…若さは時に希望であり…多くは絶望である」


大統領「……こんな独り言、言うだけ”無駄”だな…さて」



パチ……SEND……ON LINE…



大統領「久しいな、私よ」


<やぁ、そちらの私の体調はどうだろうか?環境が変われば、体に悪影響を及ぼすと言うからな>


大統領「うむ、これが絶好調さ。この街は私に合っている様だ」


<それは何よりだ。では、早速こちらの報告をしよう>


大統領「ありがとう。詳しく頼む」



………………………………………………………………………



大統領「…了解した。特に変化は無し。支持率は上昇中。経済は潤い、犯罪者も減少中か…」


<私としても、この状況を維持していくつもりだ。そちら私は安心して事を進めて欲しい>


大統領「助かる。私ならば安心して”国”を託していられる」


<私は私のために…>


大統領「私は国のために……ありがとう。では、引き続き頼む」


<あぁ、お休み>


プツン…


大統領「……DIO、そしてJOJO…いや、過去など、どうでもいいことだな」

大統領「問題は……あの娘だ。不可解というか……普通じゃない報告が多い…」

大統領「なかなか奇特な娘だ……優しさを持っているというのか…?DIOと同じ血が流れる人間が…」


大統領「侮れないな…ホワイトスネイク。そしてそれを守るように取り囲む、数多の強者達」



ドグン…ドグン…



大統領「…だが、気づき始めた…共鳴している…この体に宿る”遺体”が…この街のどこかに、私の求めるモノがあることを…」


大統領「手に入れなければ…最後の一つを…」


大統領「…最後の一つは、DIOが隠し持っているか…そうでなければローマ正教か…」


大統領「しかし、今はDIOに手出しできない…それはアレイスターとの約束を破ることになる」



大統領「…」



大統領「困った。それじゃあ私は暇になってしまうじゃあないか」



ピラ……パサ…



大統領「……これは…報告書か。何……(佐天家御一行、イタリアへ旅行)だと?ほう、これは面白い」


大統領「しかし、部下を連れて観光地には行きたくないな…イタリアか、学生の時に行ったきりだな」


大統領「…よし、偵察にでも行くか…何か手がかりが掴めるかも知れん」


大統領「そうだ、イタリアの後はイギリスにも寄ろう……約束だったからな」



大統領「D4C〔いともたやすく行われるえげつない行為〕」



大統領「どじゃあああああん」


大統領「私よ、よく来てくれた。突然で申し訳ないが、頼みがある。実は……」




………………………………………………………………………



大統領「なるほど、敵を欺くには味方からということか…そして、アレイスターという人物にだけ、これを伝える…」

大統領「理解した。良い結果を期待しているよ。それに、旅行は精神的健康維持に良いからな」



大統領「旅行か…確かに、客観的に見ればそうなるな。何年ぶりだろうか…?」



大統領「いいものだよ。私もつい先日行ったばかりだ」



大統領「何?君は旅行に行ったのか?どこに旅行に行った?」


大統領「ディズニーランドさ。貸切にしてくれてな。妻と子供達と一緒に行ったんだ。とても良い旅行だったよ」



大統領「妻?子供達?……そうか。君は”良い”世界の私なんだな…すまない、なるべく早く君を返そう…」


大統領「…あまり深くは聞かないでおこう。では、私に幸運を」


大統領「ありがとう。行ってくる…」


翌朝・・・


ー佐天さん家ー




佐天「ん…ふぁ~…よいしょっと…」

佐天「起こして~ホワイトスネイク~」


ホワイトスネイク「わかった」


グイ…ぶらーん…てくてく…



ホワイトスネイク「目をつむってくれ」



佐天「あいあい」



キュッキュ…ジャー!



ホワイトスネイク「いいぞ…ちょうどいい温度だ」


佐天「ぶくぶく~♪」


ホワイトスネイク「今度は歯磨きだ。歯磨粉は2cm程度、うがいは軽くがいいらしい」


佐天「あーーそうらひいね~…がらがら~…ぷへぇ~」


ホワイトスネイク「今日からイタリア旅行だな」


佐天「うん。めいっぱいオシャレして行きたいな」


ホワイトスネイク「涙子なら何を着ても似合う」


佐天「ありがと♪」



ーリビングー



佐天「おはよー!」



「「「「おはよう♪」」」」



ディオ「おはよう。今朝の目覚めはどうだ?」


佐天「良かったよ。ちょっとドキドキして眠れなかったけど」


ディオ「そうか。かく言う私も、きっと眠れないと思ってレッチリの演奏会を催したわけだ」


フレンダ「oh…」

あわきん「いい音色だったわね~♪」


佐天「旅行間近になると眠れない家系なんだね…佐天家って!」


ディオ「そうかもしれないな」


みさきち「涙子らしいわね☆お兄ちゃんは意外だけど!」


フレンダ「ささ、朝食ってわけよ。今朝は和風にしてみました」

レッチリ「オレも手伝ったんだよ!」


あわきん「もう私よりも料理うまくなっちゃったのよね…」


佐天「へぇー!偉いね。レッチリ!」


レッチリ「へへへへ…ほ、褒めても電気はでないぜ///ってミサカは…へへ///」



ディオ「いい子だ、では、冷めないうちに、食べようか」



「「「「「はーい!いただきまーす!」」」」」


「「「「「ごちそーさまでした!!」」」」」



ディオ「ご馳走様。では、9時にセッコが迎えに来てくれるので、それまでに各自用意を済ませておいてくれ」


ディオ「では私は部屋にいるから、何かあったら部屋まできてくれ」スタスタ…



「「「「「はーーーい!」」」」」



佐天「ねぇ、皆。せっかくイタリアに行くんだから、オシャレして行こうよ!」


みさきち「いいわねぇ♪さんせーい!」


レッチリ「お洒落か…ふふふふふ!オレ、ファッションじゃあ負けないぜ!こんなこともあろうかと、お小遣いで洋服たっくさん買っといたんだぜ!」


フレンダ「レッチリのはファッションって言うより、いかにも”ロックンロール”って感じがする…」


あわきん「うーん…私は…遠慮しておこうかな…あんまり服持ってなくて…」


フレンダ「あー、私も。オシャレな服って言われても、いつもの帽子とセットの奴が限界ってわけよ…」


佐天「だいじょーぶ!服ならあたしの貸すから!ね?」


あわきん「気持ちはとても嬉しいわ。でも…」


フレンダ「私とあわきんじゃあ涙子と体格も違うし…」


みさきち「胸もダボダボになるもんねぇ~♪」けたけた!



フレンダ「くっ…!」(フルフラット)



佐天「大丈夫だってば。だって、あたしが持ってる服って、サイズも種類もバラバラなんだ」


みさきち「えぇ!?気づかなかったわぁ…」


フレンダ「なんでまた?」


佐天「お兄ちゃんが買い揃えてくれたんだけど、どれだけ育つかもわからないってことで、小さい頃から服には困ったこと無いんだ~♪」


みさきち『なるほど…だから涙子の私服には(ノースリーブ)が多いのね…お兄ちゃんGJ!!』


あわきん「さすが…偉大な兄ね…」


佐天「ね!そういうわけだから、あたしの部屋にレッツゴー!」


みさきち「おー!」



プップー!



セッコ「みんなぁ!お待たせぇえ!」



ディオ「やぁ、セッコ。空港まで、よろしく頼む」


セッコ「いいよいいよ、ディオさんの頼みだもんさぁ」


佐天「セッコさんおはよう!」


セッコ「おはよー!おぉ、なんだかみんな、いつもより可愛いなあ」じー…


レッチリ「へへへ///スカートって、すーすーして気持ちいーなー!」

みさきち「旅行だもの~☆お洒落しなきゃねぇ♪」


あわきん「む…やっぱり、胸が圧迫されてないと落ち着かないわ…」

フレンダ「なんだか…この服を着ていると、どこぞのお嬢様になったみたい…エヘへ」


佐天「みんな似合ってるよ。いつもの服装と髪型もいいけど、こういうのもアリだね!」


ディオ「そうだな。だが、一番可愛いのは涙子さ。その服もポニーテールも良く似合っている」



佐天「///」



ディオ「さぁ、荷物はもったな?よし、行こう」



「「「「はーーーい!」」」」



ブロロロロロロロ…!



上条「はぁ~…まーた補習課題の再提出くらっちまった…」


上条「これでも神父さんとこで勉強してるつもりなんだけどな~…とほほ」



ブロロロロロロ…!



上条「ん?」


上条「今の車に乗ってたの……佐天さんだ。どこいくんだろう?」



テクテク…



婚后「あら?上条さん。ごきげんよう」




上条「お、みっちゃん。おはよう。」




婚后「奇遇ですわね?こんなところで」ドサ!



上条「そうだな、しかもまだ午前中だし…はぁ…不幸だ…」



婚后「?……顔色が優れないようですけど?」


上条「え?……あぁ、やっぱり?まぁ自業自得ってやつだよ…そう言うみっちゃんは何してるんだ?」


婚后「私はエカテリーナちゃんのおやつを買いに行っていましたわ」


上条「へぇ、その袋、ヘビのおやつか、でも何で今なんだ?」


婚后「いえ、ちょっと買い忘れていただけで……あの子。おやつの時間におやつをあげないと、機嫌の損ねてしまうのですわ」




上条『贅沢なヘビだよな…』






婚后「そういう訳ですから、上条さん。いつまでも不幸、不幸と言っていると、本当に不幸になってしまいますわよ」



上条「ははは…じゃあ今度からは”しあわせ”って言うことにしようかな?」



婚后「うふふ。そちらのほうが幾分か良くてよ?では、ごきげんよう……んしょ、こらしょ…!」グイ!
上条「ん?みっちゃん。その袋。もしかして重いんじゃあないのか?」


婚后「御気に…なさらず。たかが8Kgほど…でしてよ」




スッ…パシ!




婚后「あら」



上条「8キロって…やっぱ重いんじゃあねーか。寮までだろ?門の前までもってくよ」グイ!


婚后「いいんですの…?」


上条「年下の女の子が困ってるのを見過ごすのは、上条さんの倫理に反することなのですよ」


婚后「そう…ですか。では、お言葉に甘えさせて頂きますわ」



上条「まかせろい!」




ー常盤台中 女子寮前ー



上条「っしょと!」


婚后「ありがとうございました。上条さん」


上条「いいってこと。じゃ、俺はもう行くから」


婚后「あ、御待ちになって」


上条「ん?」


婚后「荷物を運んでくださったお礼です。これからお茶を飲みにいくのですけど、同席してもよくてよ?」


上条「いや、いいよ。上条さんは帰って…」



ぎゅるるるるるるる…



上条「」


婚后「あらま、よく響きましたこと。どうです?なんなら軽食もつけてさしあげますわ」


上条「…じゃあ、お言葉に甘えますよ…」


上条『最近まともなもの食ってなかったからかな…インデックスにばっか食わせてたからな…』


婚后「よろしい。この婚后 光子、受けた恩は必ず返しますのよ」


上条「そりゃあどーも」



婚后「では、行きましょうか」




上条「はは!お供いたします。おぜうさま!」


婚后「オホホホホ。よきにはからえ♪」

>>1です。22時更新



ーいいかんじな喫茶店ー




上条「ふぅ…ひっさびさに腹いっぱい食べたなぁ~♪」


婚后「すごいですわね……あんまり美味しそうに食べるので、どんどん注文してしまいましたが…」


婚后「サンドイッチを20人前も食べてしまうなんて!」


上条「いやぁ~美味しいからかな~?とにかく大満足です。ありがとうみっちゃん!」


婚后「いいえ♪恩返しですので、上条さんが満足したのなら、私も満足です」


婚后「ところで」


上条「はいはい?」


婚后「私、これから泡浮さんと湾内さんと約束があるのですが、まだ時間が余っていますのよ」


上条「ほう」


婚后「なので、時間まで私に何か話してくださらない?」


上条「なるほど、上条さんに暇つぶしに付き合えと?」


婚后「そういうことですわ♪」


上条「よし!いいよ。腹いっぱいにしてもらったし、ちょっくらでも都市伝説の話でもするか!」


婚后「そうそう!上条さんのお話はとてもおもしろいので好きですわ」


婚后「なんと言うか…リアルとでもいうのかしら?あ、とにかく始めてくださいまし!」



上条『実は本当のことだったりしてな…』



上条「ではでは……んっん!……あれは、とあるビルで起きた事件だった…」



婚后「…」ドキドキ!


…………………………………………



上条「というわけで、一行はわるーい錬金術師を退治したそうな…めでたしめでたし」




婚后「…」



上条「…?どうした?みっちゃん」



婚后「上条さん。やはり、小説家になるべきですわ。きっと良いストーリーテラーになれましてよ?」


上条「お?そんなに面白かったか?」


婚后「えぇ、堪能させて頂きましたわ」


上条「そっか。でも、大袈裟だな。ただ都市伝説を語っただけだって」


婚后「だとしても、ああも鮮明かつリアルに物を語ることは難しいですわ」




上条『まぁ……一応、体験談だしな。リアルにもなるだろ』




婚后「人に何かを伝える能力に長けているというのは、素晴らしいことでしてよ」



上条「そうかなぁ…上条さんは将来は海洋学者志望なんだけどな…」う~ん↓



婚后「ま!……上条さんが…海洋学者?…………ふふっ」くすくすww



上条「笑うなよ。上条さんだって、頑張れば学者になれる!……はず」



婚后「そ…そうですわね!目標の為に努力をするのは良いことですわ…」ぷぷっwww


上条「…あのー、上条さん馬鹿にされてます?」


婚后「ふふふ…いえ、滅相もないですわ。ただ……」


上条「?」


婚后「学年の低い私や、御坂さん、白井さんに勉強を教わるのは、卒業する必要がありましてよ?」


上条「」



婚后「適材適所。という言葉がありますわ。伸びしろのある才能を育てていくことも、一つの選択ですわ」


上条「まぁ…一理あるな」




上条『ん…なんだ…?適材適所?何かひっかかるな……なんでだ?』ズキ…!




上条「う…」フラ~



婚后「上条さん?どうしました?突然顔色が…」


上条「い、いや、何でもない!ちょっと貧血気味で…ごめん、俺そろそろ行くよ…」ガタ↑


婚后「そ、そんな急に…!?大丈夫でして!?」


上条「おう!大丈夫大丈夫…じゃ、またな。みっちゃん」


婚后「え…えぇ、お大事にしてください」





上条「あ、そうそう。俺、(イタリア旅行)行くんだ。大した物買って来れないけど、お土産期待しててな…」テクテク…




婚后「初耳ですわ!?ちょっとーー!旅行と言ったって、”いつ”行くんですのーーー!!!」




ぽつーん




婚后「行ってしまいました…」



婚后『私…何か失礼なことを言ってしまったかしら…しっかりと”おともだち まにゅある”を参考にしたはずですのに…』




湾内「婚后さん♪」


泡浮「お待たせしました~♪」



婚后「あ!?ご、ごきげんよう!」




湾内「?」

泡浮「?」


キング・クリムゾン!時間は消し飛び、空港だッ!



ー空港ー



ディオ「荷物は?」



「「「「預けました!」」」」



ディオ「チケットとパスポートは?」



「「「「持ってます!」」」」



ディオ「その他、持ち込んではいけないものは無いね?」



「「「「はい!」」」」



ディオ「よし…ではゲートをくぐろう」



…………………………………………


ディオ「…」スッ…


係員「はい、OKです。ご協力ありがとうございます」



ディオ『今日のアクセサリーは全てプラスチックだからな…』



係員「お次の方、どうぞ」


佐天「~♪」テクテク


シーン…


係員「はい、OKです。行ってらっしゃいませ」


佐天「はーい!」



みさきち「放ぁて! 心ぉ~に……ふんふふーんふーふーふふーん♪」テクテク


シーン…


係員「はい、OKです。お次の方」



あわきん「はい」ツカツカ


シーン…


係員「はい、OKです。……?」


レッチリ「…ッ!」カチコチ…!


係員「あの…そんなに力まなくていいですからね~?危ないものを持ってないか調べるだけだからね」


レッチリ「…おす!」ザッザッ…!


シーン…


係員「はい、異常なし。どうぞ」


レッチリ「うぃ……はぁ、やっぱりおもちゃのギターじゃ心許無い。ってミサカはつぶやく…ぜぇ」テクテク


フレンダ「我慢するってわけよ」テクテク…


ビーッ!ビーッ!


フレンダ「へ?」



佐天「わ!?」

あわきん「あら」

みさきち「わぁ~ひっかかってるぅ~☆」クスクス

レッチリ「へーっ!いっけないんだー!」



フレンダ「う…うるさぁーーーい!」あわわ!?




係員「……申し訳ございません。お客様、失礼ですが何か金属をお持ちではないですか?」



フレンダ「えっと!?…そ、そんなはずは…」


フレンダ『武器は全部置いて来たのに!何が反応して…』



係員「おや?その腰から下げている小さなカバンは何ですか?」


フレンダ「え…こ、これは…その…!」


フレンダ『しまった!手作りのDISCホルダーか!?』


係員「ちょっと失礼しますね。小型の探知機も使いますので…」ササッ


ピー!


係員「どうやらそのカバンの金具に反応しているようですね。いかがいたします?破棄されますか?」


フレンダ「冗談!もう一度受付で預けてくるってわけよ!」


係員「そうですか。では、お待ちしています。次の方!」



フレンダ「私としたことがぁ~!ゴメンみんな!ちょっと待っててってわけよー!」



佐天「気をつけてねー!」



ディオ「時間にはまだ余裕がある。焦らずに行きなさい」


フレンダ「はいーー!」ピュー!


タッタッタッタッタッタッタッタ……!



ディオ「…ん」ピクッ…


ディオ『なんだ、この気配…殺気とも違う。一体誰だ…?』



ギュ…!



ディオ「………どうした?」


佐天「ううん…何でもないよ。ただ手を繋ぎたかっただけ…」ガタガタ…


レッチリ「?」


あわきん「涙子。震えてるわよ?具合が悪いの?」


佐天「大丈夫、具合は悪くないよ。あはは…ここ、エアコン効きすぎなのかもね」プルプル…


あわきん「そう?なら、いいんだけど」


みさきち「…」


みさきち『近かったわねぇ…今の』



…………………………………………



係員「さぁ、手を貸しますよ。ゆっくりでいいですから」


ヨタヨタ…


太った男「すまないね。体が重いと、どうにも徒歩での移動は苦労する」


係員「いつでも周囲の係員にお申し付けください。ご協力させていただきますので」


太った男「いいサービスだ…」


シーン…


係員「はい、金属反応無し。どうぞ、いってらっしゃいませ!」


太った男「どうもありがとう…」テクテク…


太った男「…」


太った男『お?……何か、感じたぞ…まぁ、何でもいいか。今の私は…”ただの観光客”だからな…』



フレンダ「えっほへぇっほ!はぁー!空港ってなんでこう無駄に広いの!」ダダダー!



どよどよ…



フレンダ「なんだろ?あの人だかりは…?って、野次馬なんかしてる暇はないってわけよ!」


フレンダ「そりゃあああああ!」ダダダダダー!




おい見ろよ!…格納庫のほうにブルーシートが張られてるぜ…事故かな?…俺、見たんだ。勢いよくコンテナが…マジかよ…ざわざわ…




受付「かしこまりました。フレンダ=セイヴェルン様ですね。こちらで確認しております。少々お待ちください」


フレンダ「ふぅ…これなら余裕で間に合う」


受付「お待たせしました。お荷物の手続きは完了しました。出発の御時間が迫っていますので、御早めの行動をお願いします」


フレンダ「はいはい。ところで、さっきあっちの方で騒ぎがあったみたいですけど」


受付「あ…いえ!格納庫の方で少しアクシデントがあったようでして…ですが、フライトには影響はございませんので、御安心ください」


フレンダ「そうですか、ありがとうございました」


フレンダ「アクシデントねぇ、物騒だなぁ。っと!みんなが待ってるんだ!」ダダダー!




フレンダ「お待たせー!」


佐天「おかえり。全員揃ったし、行こうよお兄ちゃん」


ディオ「あぁ……フフフ…」ニヤ…


佐天「どうしたの?」


ディオ「なに、今に分かるさ…ほら」


佐天「?」


係員「お待ちしておりました。佐天様ですね?」


ディオ「あぁ、間違いない」



係員「ご案内いたします。こちらへどうぞ!」ササッ!




レッチリ「へぇ!飛行機ってタクシーみたいなんだなぁ」




フレンダ「いやいやいやいやいや!違うってわけよ!どっちかって言うと”電車”だから!…ねぇ、みさきち、コレ何?」ぼそ…


みさきち「え?これが普通じゃあないのぉ?」キョトン?


フレンダ「ファっ!?」


あわきん「フレンダ、気にすること無いわ。私は気にしてないもの。あなたも気にしないべきよ」

フレンダ「え!?あ、あぁ。うん…そうする。レッチリ、飛行機って言うのは、こういうものってわけよ」


レッチリ「憶えた!」




佐天「あぁ…これって…」




ー機内ー



佐天「ファーストクラスじゃん!」


ディオ「どうだ?驚いたか?兄からのささやかな贈り物だよ」


ディオ『各種サービスを断ってまで、ここまで隠し通したのだ。このディオにぬかりは無い』

ディオ『だが、ビジネスクラスをファーストクラスにグレードアップさせたことは黙っておくか』



佐天「でも…贅沢はよくないし…」


ディオ「今回はその限りじゃあない。楽しめる時は、存分に楽しんでおきなさい」


佐天「うん。お兄ちゃんが言うなら、あたしそうする!」ニパッ!


フレンダ『なんだココ。人生で初めて乗った』


ポン…


フレンダ「はっ!?」


あわきん「大丈夫よ。普通はエコノミーだから」


フレンダ「…よかった。私は普通だ…ねぇ、るい…」


ポン…


佐天「わかるよ…あたしだって、この旅行はエコノミーだと思ったし」


フレンダ「そう…そうだよね!やっぱそうだよね!」




レッチリ「ここせまーい!でもイスふっかふかー!」もふもふ!

みさきち「ホントよねぇ。もっと広くするべきよねぇ~あ、スチュワーデスさん。オレンジジュースとポテチ持ってきてーあと厚めの毛布も一枚ね~」ぐて~



スチュワーデス「かしこまりました」ペコ



フレンダ「…無知と金持ちって……怖い」ゾク…



>フレンダ「ファっ!?」
俺「ファッ!?」




………………………………………



やろう、ぶっころしてやる! きゃあ、じぶんごろし!…キュルキュル…やろう、ぶっこr……



レッチリ「すげー!このテレビ、流れてるやつを巻き戻しできるー!きゃははー!おもしろーい!」



フレンダ「ね、ねぇ…あわきん、このスリッパ。もらってっていいのかな?」

あわきん「いいんじゃない?」

フレンダ「この化粧品とか、小物とかも…いいのかな?」

あわきん「さ、さぁ?いいんじゃない?」

フレンダ「ふぉぉ…恐るべし、ファースト・クラス…ッ!!」



みさきち「涙子☆何か注文しなぁい?」

佐天「そうだね。なんだか小腹が空いてきちゃった」


ディオ「…」スッ…ピンポーン




スチュワーデス「お待たせしました。いかがいたしましたか?」



ディオ「シャンパンとキャビアを頼む」



スチュワーデス「かしこまりました」



みさきち「あ、ちょうどいいわね。すみませぇん」



スチュワーデス「はい。お客様」



みさきち「これとこれとこれちょーだい。涙子はどうするぅ?」

佐天「うーんと…どうしようかな…あの乗務員さん。小腹を満たせる おススメってありますか?」


スチュワーデス「ヒラメのムースなどいかがでしょう?とても美味しいですよ」


佐天「そうですか?じゃあ、それにしよ!」


スチュワーデス「はい、かしこまりました。少々お待ちください」






グジュ…グジュル………



???「GYYYAHAAA……」







フレンダ「…zzz」


あわきん「…zzz」




レッチリ「ンッン~♪おぅ べすといやぁず~♪」シャカシャカ!(エアギター)




スチュワーデス「お待たせしました。また、いつでもお申し付けください」ペコリ


佐天「ありがとうございます…わぁ!」


みさきち「ん~おいしそぉ~♪」


佐天「ホントだね~♪」



「「ではでは…いっただっきまぁーす♪」」




ディオ「……美味い」クイ…ゴクゴク…




佐天「初めて食べたけど…んん!美味しいね!」あむあむ


みさきち「まぁ、トニオさんには勝てないけどねぇ~☆」パクパク


佐天「言えてる!あはははははは!」

みさきち「でしょぉ?うふふふふ♪」

………………………………………



レッチリ「…」

フレンダ「ぐ~…ぅ~ん……やめ…ろぉ…くるなぁ…むぎ……の」zzz

あわきん「す~…」zzz

 
みさきち「く~……ん?あ…涙子?」パチ…



佐天「ゴホ…うぅ…ゴホッ!…ゲホッ…うっ…うぅぅ…」だらだら…



みさきち「涙子!?どうしたの!汗が!!具合が悪いの!?」ガバッ!



ディオ「涙子、どうした?」



みさきち「お兄ちゃん。涙子が突然…」

佐天「いや……何でもないよ。ちょっとムせただ…ゴホッ!ゴホッッ!!」

みさきち「涙子!?」



ディオ「こッ…これは!?まさか!」ゴゴゴゴゴ…!!



ディオ「操祈、涙子が使っていた食器はあるか?」



みさきち「は、はい。まだ、もってってもらってないです…これ…」カチャリ…



ツツツ…ザリ…ペロリ…



ディオ「……!」


みさきち「お、お兄ちゃん!涙子どうしちゃったの!?ま、まさか毒が…!?」オロオロ!


ディオ「ホタテだ…」


みさきち「ホタテ?」ピタ!


ディオ「あぁ…この料理に使われていたソースに、ホタテが含まれていたようだ…涙子は、貝類にアレルギーなんだ。中でもホタテは特にな…」


みさきち「アレルギー!?わたし聞いてない!」


ディオ「無理もない。昔から徐々に慣らしてきて、最近では少し摂取した程度では発作も起きずにいたのだが……注意しなかった私の責任だ…」


佐天「う゛…ん…ゲホッ!ゴホ!大丈夫だよ。症状も軽いから」


ディオ「……すまない、涙子。少し横になって休みなさい…」なで…


佐天「うん。そうする……お兄ちゃんの手…冷たくて…きもちいい……すぅ……」



みさきち「涙子…」



みさきち『もしかしたら………ムースを食べてからの、小1時間…涙子は苦しいのを…ずっと我慢して…?』


みさきち『それなのに、わたしは…隣にいたのに!ニヤニヤしてすっとぼけてて…なんて間抜けなの!?わたし…!』


ディオ「…」


ディオ「操祈、到着まであと9時間ほどある。着いてから疲れないように、今のうちに休んでおきなさい」


みさきち「…はい」コテン…↓パサ…




ディオ「…このディオが……ミスを犯すとは……たるんでいるな。鍛えなおさねば…」グイ!…ゴクン…



ディオ「…」チラ…


ディオ「良い景色だな…ん?………なんだ…これは?」




死ねバカ


ハナ毛を切らなくては


女の子と南の島へ


杜の都の避暑地




ディオ「…よく見ていなかったから気づかなかったが…この窓際、落書きが多いな…クレームものだ」


楽しい楽しい旅行



ぼくたちは




ディオ「………」



クルリ…キョロ…


ディオ「この区画には、我々以外に乗客はいないはず…」


ディオ「これは…何を意味しているのだ?イタズラにしては…あまりに…」スッ…カチャ…(折りたたみテーブルを開く)



カパ……………ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



ディオ「…」




ぼくたちは  死体 に 喰 われ る。 助けてく れ。



あ の男は カワイ ソーに ゴキブ リ み たいに 死 んだ。


幸せな 他人を 恨 んで 死ん で 行 った。


恨みこそ が ヤツの エ ネルギー。


殺される ことによ って 始めて 作動す るエネルギー。


  死ぬ前  あの男さえも 見たこと のなかった エネルギー。


死体だから もう 殺すこ とはで きない。


敵スタンドの名は 

     
      〔ノトーリアス ・ B ・ I ・ G〕
   
    助けてくれ お願いだ  もう助からない


                   死ぬ前に天国に行きたい。




ディオ「詩にしては…悪趣味だな」



グジュ…ボジュバァアアアアアアア!!


BIG「GYHAAAAAAAAAAAAAAAAアアアアアアアアアアアアアアァーーーーーッ!!!」


ディオ「ザ・ワールド」

みなさんお久しぶり。

>>1です。

最近やっと落ち着いてきました。更新も捗りそうです。

0時更新。





キュオオオオオオ………フゥン…



BIG「…」ビタァ…!



ディオ「時は止まった」


ディオ「……何処の回し者かも知らないし、どんな能力かも知らないが」


ディオ「このディオの邪魔をするものには”死”…あるのみ」


ディオ「無駄!」



ザ・ワールド「ウォオオオオオオッ!!」ドズッ!ゴシャアッ!!



ディオ「フン…原型も留めぬほどに潰れたか…おっと、5秒ほど経ったな…」



ディオ「時は動き出す」



ブシュゥウウウウウウウウ!!ブワァアアアアッ!!!!



BIG「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ビタン!



ディオ「雑魚め…今頃こいつの本体は血だるまか…ファースト・クラスの客には関係の無い話だが」クルリ…



ドジュゥ…ドロロロ…グジュウジュ…



ディオ「何?」



BIG「GYAHAAAAAAAAAAA…!!!」



ディオ「……驚いたな。致命傷を与えるつもりで攻撃したが…手加減が過ぎたか?」ズキ…!


ディオ「!?」


ディオ『何だ?右足に…鈍い痛みが…』


ディオ「こいつ…」




グジュグジュ…!




ディオ「”右脚”を少し喰われたのか?…なかなか手強いヤツ。楽に勝つことはできん相手のようだ」




ディオ「…焦りは禁物だ。先ずは冷静に状況を分析するのだ」



ディオ『見たところ敵は1人のようだ。こちらも1人だが…しかし、こちらには守るべき対象が多すぎる…』


ディオ『どうにか…この機が墜落する前に、こいつを始末しなければ。それもこの区画の中でな』


ディオ「…来るか?」



BIG「…ギギ」ウロウロ…



ディオ「…」




ディオ『…仕掛けてこないだと?このディオの隙を突くほどのスピードを持ちながら…攻撃してこないだと?』

ディオ『ヤツはスタンドだ…ならば〔遠距離操作型〕か〔自動操縦型〕のどちらかだ…』



ディオ『ヤツの動きには…何か法則のようなものを感じる…ならば、ヤツは〔自動操縦型〕の確立が高い』


BIG「GYAAAAAAAAAAAAAAA……」ドロロロロ…


佐天「…スゥ~……」zzz



ディオ「いかん!!」



ディオ『シートで寝ている涙子に照準を合わせたか!?何が…何がヤツの攻撃のトリガーなんだ?』



ディオ「行かせん!!」ゴゴゴゴゴゴ…!!



BIG「…GYAAHAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」クル!ドギャアアアン!!



ディオ「なッ…こちらに突っ込んで来るぞ…!まさか…ヤツの標的は…!」

>>1です。23時更新。

ロン毛&巻き毛がカッコいいと思ってしまうのは私だけじゃあないはず。


バヂヂヂヂッ!!



レッチリ「テメェ!お兄ちゃんに何してやがんだッ!!」ドズン!


ディオ『起きたのか!?』


ディオ「レッチリ!?離れるのだ!!そいつの始末は私がつけるッ!」


レッチリ「心配無用です!べすとぽじしょん…だぜ!なにかわからんが!くらえ!」ゴシャ!



BIG「グバァアアアア!!」



レッチリ「へへへ…やったッ!やってやったぜ!と、ミサカは勝利せんげ…」


グジュグジュ…ドジャアアアアアア!!


レッチリ「れ?…わぁ!ち…チリペッパーの腕が!?…う、うわああああああああ!いだぁああ!」


ディオ「落ちつけ!……落ちつくのだ。レッチリ!」


佐天「んん…」


ディオ「はっ!?レッチリ!落ちつくんだ!音を立ててはいかんッ!!」


レッチリ「はぃ…ぐぐぐぅ…!」



ヒュン!……シーーーーーン…


あわきん「そのまま、海面にキスでもしに……落ちていくがいいわ……」ドドド……スッ…



みさきち「間一髪ってやつかしらぁ?」

フレンダ「そうね…」



あわきん「ふぅ……いきなりだから状況が掴めなかったけど、なんとかうまくいったみたいね」



ディオ「ムーブポイント〔座標移動〕か…淡希、よくやってくれた」



あわきん「いいえ、フレンダがいち早く異変に気づいて、私とみさきちをこっそり起こしてくれたからです。ね?」


フレンダ「うん…マジびびったってわけよ」ぶるぶる…!


みさきち「でも、ファインプレーだったわぁ。おかげでお兄ちゃんの心を読んで、あの怪物の弱点を見切れたからねぇ」


フレンダ「これぞ、チームワーク♪」



フレンダ『丸腰だと何も出来ない私って一体…』



ディオ「そういうことだったのか。いや、今回ばかりは私も焦っていた。ありがとう」


フレンダ「お兄ちゃん、怪我の手当てを。レッチリも」


レッチリ「う~ん…いまのおれひょっとして…(カマセ)ってやつじゃあ…うぅ、かっこわるい…」


ディオ「その前に、涙子は?」


あわきん「大丈夫です。眠りが深いみたいで、ぐっすりと眠っています。ふふ、あんな騒ぎがあったのに♪綺麗な寝顔」


ディオ「そうか…無事なら、それでいい………操祈」


みさきち「もう、終わりました~☆パンピーは座ったまま動かないし、乗務員たちも何も知りませぇん」



ディオ「ご苦労。とんだ…アクシデントだったな」




佐天「すー…」










佐天「…………廃墟の街」ボソ…





太った男「…」


太った男「……終わったか。さすがだな」


太った男「あーキミ」


スチュワード「はい。お客様」


太った男「キンキンに冷えたコーラと、新聞を頼む」


スチュワード「はい。少々お待ちを」



太った男「ん~?」



グジュグジュ…



BIG「GYAAAAA…!」ベタァ…!



太った男「おぉ、追いつけたのか?速いな。しかし、そこは邪魔だ……景色が、見えないだろう」


スチュワード「お客様、お待たせしました」


太った男「こちらも速いな……ありがとう」パシ…



ゴクゴク!



太った男「と、こんな風に勢いよくコーラを飲むと、炭酸が喉を爽やかにしていく感触を楽しめる」グイ!



BIG「GYHAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ゴォオオオ!!



太った男「うるさいな…今、何時だと思ってるんだ」



ゴォオオオオオオオオオオ!!!……ぱちん!…ぴら…



BIG「ギャッ…」



太った男「どじゃああーん」



パサ……ヒラヒラ……



太った男「さて…静かになったことだし……新聞でも読もう」


ーナポリー



佐天「そんなこんなで、イタリアに着いたー♪」



佐天「あたしが寝込んでるあいだ、みんなは突然襲撃を受けて大変だったらしい」


佐天「敵の正体も掴めず、あのお兄ちゃんが怪我をしちゃったなんて…とても信じられなかったけど、それほど強い敵だったんだと思う」


佐天「でも、お兄ちゃんは、そんなことは気にせず、旅行を楽しもう。と言ってくれました」


佐天「そのとおり!旅行は楽しまなくちゃあ意味が無い!」


佐天「で…空港について、タクシー乗って。よさげな喫茶店を見つけて、ご飯食べて、お弁当も作ってもらって…」


佐天「天気もいいし、見晴らしのいい所でのんびり食べようってことになったんだけど…」



ホワイトスネイク「そうだな」



佐天「ここ……どこ?みんなは、どど…どこ行っちゃったんだろう?」



ホワイトスネイク「私には…わからない。すまない、涙子」



佐天「もしや、これって迷子?あたし…中一にして…”迷子”?」



ホワイトスネイク「そう受け止めるしかないな…」ズーン…



佐天「…」ドズゥーン…


佐天「…ま、まずは状況を整理しよう!ホワイトスネイク!」


ホワイトスネイク「そ、そうだな」


佐天「…」


ホワイトスネイク「ヌゥ…」


佐天「えーと…あ、ダメ。なんでここにいるのかも、まったく心当たりないや…」

ホワイトスネイク「弱ったな…」

↓過去

ー海沿いの喫茶店ー


みさきち「だーかーら、コーンポタージュ味が最強って言ってるじゃなぁい」

フレンダ「Noッ!!先輩だからって、これだけは譲れない!絶対チーズ味ってわけよ!」


あーだこーだ!どーだちゃうわ!


あわきん「あなたたち…何もイタリアに来てまで、おいしい棒の話をしなくてもいいじゃない…」

みさきち「悪いけどぉ…」

フレンダ「世の中には白黒つけなきゃあならないことがあるッ!自分の好きなものならなおさら!」


あわきん「もう…そもそも何故そんな話が…」


レッチリ「モッツァレラ!も…このオレンジジュースも!マジうまー♪」むぐむぐ


みさきち「ねぇ、レッチリは何が好きなのぉ?」


レッチリ「んぁ?おいしい棒の味?」


フレンダ「そう!」


レッチリ「めんたいこ味だなー」


みさきち「あだー…」

フレンダ「ぐぬぬぬ…」


あわきん「この子らは……ね!その話はもうやめて、涙子と話をしてくれば?落ち着くわよ?」


フレンダ「だってー!………うーん」

みさきち「あれじゃあ……ねぇ?」

あわきん「あれ?」


みさ フレ「「ん!」」ゆびさし!



佐天「……でね?……カブト虫がね……それでね…」ぴっとり…上

ディオ「あぁ…そうか………ほう?…そうか………ははは……よかったな……」下



あわきん『サービスの一人用のハンモックに…重なるようにして二人でおさまってる!?』


あわきん「なるほど…確かにあの間に入っていくのは辛いわね…」


あわきん『だから二人ともご機嫌ナナメなのかしら』


レッチリ「そういやさー、あわきお姉ちゃんは何が好きなの?」


あわきん「え?なっとう味だけど?」きょとん


みさ フレ「「んもぅッ!!」」



佐天「はぁ~~…」ぽぉ~

ディオ「…」


佐天『やっぱり、お兄ちゃんの近くにいると安心するなぁ~…んん』


佐天『なんだか…眠くなってきちゃった…』


佐天「…く~」zzz



ディオ「…」zzz



あわきん「あら?涙子とお兄ちゃん…あ……ふふ、起こさないようにしないと。ほら、あなたたちも」


みさきち「え?……あ!…そ、そうねぇ…」


フレンダ「静かにしなきゃ…か」



あわきん『これで良しと。さて、店内に入って直接店員に注文しよ。それなら静かよね』スッ…


レッチリ「ねぇ、おしっこ~」クイクイ…


あわきん「あらあら、じゃあ一緒にいきましょ」

レッチリ「はーい」てくてく…


みさきち「…」チラ…

フレンダ「…」チラ…


みさきち「…」キ☆ラッ♪


みさきち『じゃあこうしましょ。これなら音なんか立たないわぁ☆』


フレンダ『なるほど…上等、受けて立つってわけよ。年上らしく、見事論破してやる!』




佐天「ん~…」zzz……ごろりん





ディオ「…」zzz


佐天「ん~…」zzz……ごろりん





ススス…ぽてっ↓





ごろごろごろ…




佐天「むにゃ…」zzz



ごろごろごろごろごろーーーー…



佐天「ぐぅ…」zzz



ごろごろごろ…ごろん!↓




こてん…↓





引越し屋A「ん?…兄貴、今なんかへんな音しませんでした?」


引越し屋B「へんな音?どんな?」


引越し屋A「いや…なんていうか、コテン…てか……とにかく、へんな音っすかね」



引越し屋B「そーか。おら、馬鹿なこと言ってんなよ。青だぞ」



引越し屋A「へい、えーっと、行き先は”ネアポリス”でしたっけ?」



引越し屋B「そーだよ。まったく、お前は……そろそろ要領よくなってもいい頃なんだがな」


引越し屋A「へへへ…すいやせん」



引越し屋B「ま、入社3ヶ月で辞める根性なしもいるくらいのご時世だ。それよりはマシだろうよ」



引越し屋A[へぇ、がんばります!」


引越し屋B「おぅ」




ブロロロロロロ…




佐天「…」zzz



佐天「ぐー…」






引越し屋B「おい、この先のカーブ気をつけろよ。急カーブだからな」



引越し屋A「へぃ」グイ→




ブロロロロロロロ……グイィ!ピョイ



ズルルルル…



佐天「ぐ~…」zzz



ガタン!



引越し屋A「わ!?すいやせん!石かなんか踏んだみたいっす」


引越し屋B「言わなくてもわかるよ」



佐天「フガ…」ゴシゴシ



ゴロン!↓



引越し屋A「な!?兄貴!」



引越し屋B「ん?どうした」



引越し屋A「サイドミラーが…トト…トラックの屋根から…このトラックの屋根から女の子が落っこちました!!」



引越し屋B「…」


引越し屋B「そうかそうか、そりゃあ、めちゃ大変だな……おら!前見ろタコ!!」



ブロロロロロロ…!!




ぴゅ~↓



佐天「ん…」



佐天「ふぁああああ……あんまり気持ちよかったから寝ちゃった」



佐天「あれ?」



佐天「おかしいな?地面が動いてる。まるで、天地がひっくりかえったみたいだ」




ズォオオオオ!!↓




佐天「ん~」くるりん!



ホワイトスネイク「フン!!」グイ!



ホワイトスネイク「フシュ……着地した…」バシン!!



佐天「っと……?どうしてこうなったんだっけ?」






>>521




佐天「…」


ホワイトスネイク「…」


佐天「んーー………ぱッ!!悩んでてもしょうがないや!細かいことも気にしない!」


ホワイトスネイク「あぁ」


佐天「何とかしてお兄ちゃん達と合流しないと…」


ホワイトスネイク「…涙子、携帯電話で連絡をとってはどうだ?」


佐天「ケータイ?……あ!忘れてた!?ありがと!ホワイトスネイク」ゴソゴソ…


ホワイトスネイク「フシュル」ドヤ!


佐天「あ、あれ?おかしいなぁ…ジッパー付きのポケットにしっかり入れといた筈なのに…」


ホワイトスネイク「ウジュ…」ショボン


佐天「け、ケータイがない…あるのは…お財布だけ…」


ホワイトスネイク「こちらで使える通貨か…円に換算して五千円ほどだな」


佐天「五千円かぁ…これじゃあタクシーで移動はできないよ…」


ホワイトスネイク「どうする?涙子。私は涙子に従うだけだ」


佐天「うーん…ま、なんとかなるでしょ!ほら、ここって凄く綺麗な街じゃない?」


ホワイトスネイク「そうだな。美しい街並みだ」


佐天「なら、お兄ちゃん達を目指しながらゆっくりと行こうよ」


佐天「大丈夫、なんだか…こっちからお兄ちゃんが呼んでるような気がするの」


ホワイトスネイク「了解した。きっと、その感覚は幻ではないな」


佐天「うん!大好き!!」



佐天「何となくだけど、こっちから歩いてみよ」




テクテク…




ーしばらくしてー



テクテク…



佐天「お腹すいたなぁ…ん?」




やーいやーい!





佐天「なんだろーね?あれは…」

ホワイトスネイク「子供のようだ……どうやら、いじめだな」






佐天「………………いじめか」






子供A「へーい!マヌケのギルガはのーたりん~」


子供B「掛け算もできねぇのかよー!このイモ野郎!」


子供C「てか、その服も眼帯もきめーんだよドジ!」



???「…」



子供A「おら!何とか言えよ!」ドン!


子供B「へーい!へーーーーーい!!」


子供C「もう学校くんなよコラ!」



佐天「コラァーーーッ!!!やめなさいッ!!」ドドドドドドッ!!





???「!」



子供A「わぁ!?なんだ!?」


子供B「知らないよ!に、逃げよう!」


子供C「まって!こ、腰が抜けて!……」




わぁあああ~~~~…………!!




佐天「まったく…どこの国でもあるんだね。いじめは…絶対にあっちゃあいけないことなのに…」



ホワイトスネイク「命令のDISCでも、入れてやればよかったものを」

佐天「それはないよ。相手は子供だよ?まぁ、あたしも子供っちゃあ子供だけど」ブツブツ…



???「…?………あ!」ビク!



佐天「え?…あぁ、ゴメンね。脅かすつもりはなかったの。ただ、あなたが意地悪されてるように見えたから」スス…なで…


???「わ……」///


佐天「大丈夫?怪我してない?さっきいじめっ子にどつかれてたみたいだけど頭打ったりしてない?」スリスリ…むにゅ…


???「!?……うん…平気だよ。いつものことだから…でも、助けてくれてありがとう」バッ!



佐天『急に飛び退いて…痛いところでも触っちゃったかな?』




佐天「あはは!いーのいーの!困ったときはお互い様なんだから」



???「へへ……あのさ…お姉ちゃん、外国の人?イタリア語…上手だね」



佐天「ありがと♪そして、質問も当たり!あたしは日本から来たんだ。名前は 佐天 涙子っていうの。よろしくね」




ナランチャ「う、うん!おれ…おれ! ナランチャ! ナランチャ・ギルガ !」




佐天「へぇ~ナランチャ?かわいい名前だね~♪あれ?……俺って…もしかして、君……男の子?」


ナランチャ「そうだよ。俺、男だよ……あー!女だと思ってたな!!」


佐天「あはははは!!ごめんごめん!あんまり可愛かったものだから……さてと」


ナランチャ「?」


佐天「あたし、今迷子なんだ。だから、あたしを探してくれている人に、あたしから会いに行かなきゃいけないの。だから、もう行くね?」


ナランチャ「え!?迷子!?え?え?…せっかく知り合ったのに…」


佐天「あたしも、名残惜しいけど心配してくれてる人たちがいるから。じゃあ…」




ぐ~~~!!



佐天「…」


ナランチャ「姉ちゃん……腹…減ってんの?」


佐天「…コホン」///


ナランチャ「…そ、そうだ!!俺、おいしいピッツァの店知ってるんだ!そこの店まで案内するよ!」


佐天「はは……そ、そう?じゃあお願いしちゃおうかなぁ…」///



ナランチャ「うん!着くまで10分くらいだからさ!それまで…ちょっと話し相手になってくれよ!」



佐天「OK!じゃ…ゆっくり歩こうか」



ナランチャ「やった!!」



テクテク……




佐天『…この子…寂しいんだな…なんか、あたしに似てる所…ちょっぴりあるかも』


ホワイトスネイク『妙なことになったな。さて、どうしたものか』


佐天『なるようになるよ』


ホワイトスネイク『なるように”しか”ならないとも思えるが?』


佐天『まぁ、いざとなったらホワイトスネイクに任せるよ。いい?』


ホワイトスネイク『勿論…了解した』




テクテク…





一方…



ーキオッジア(ベニス地方の海に囲まれた小さな田舎町)ー


ーオープンカフェー





上条「ふぅ~……いいなぁ。旅行って」


イン「そうだね!」


上条「ん…」ゴクゴク…


上条「ぷは…こんなに美味いオレンジジュースは初めてだ」


イン「うふぅ~♪ジェラートも美味しいんだよ~!!」パクパク!



上条「お?」



イン「どしたの?とーま?」



上条「ちょっと…動くなよ?」スクッ↑



イン「きゃ…///」ビクッ!?



上条「ほら、口もと」フキフキ…

イン「んむむむ……あ、ありがとうなんだよ…」



上条「ははは、時間はたっぷりあるんだから、ゆっくりしようぜ?それに…」


イン「え?」


上条「綺麗な顔が汚れてると、台無しになっちゃうぞ…お、ピザも美味いなw」ニコ!



イン「」



イン『…おかしいんだよ!?今日のとうま、すっごく優しいかも…ちょっぴり人が変わったみたい…』ドキドキ



上条「ん?どした?」


イン「な、なんでもないかも!」ニパッ!


イン『まさか…これはいける!!今日こそいけるかも知れないんだよ!!』キュピーン!




ー学園都市ー


美琴「スー…とーま…」zzz


美琴「…」zz…






美琴「はッ!?」キュピーン!




ガバッ!↑




美琴「今…なにか、…邪悪な気配が……あのクソチビシスターか他の♀ブタ共か……一体…」



ヒュン!



黒子「おねえさまあああああああああ!!ただいまかえりましたのーーーーーーー!」ダイブ!!



美琴「…」スーッ…



黒子「アーーーッ!美しいポーズをとったまま平行にかわすなんて!!なんてスタイリッシュな回避ですの!!」




黒子「そこに痺れる!あこがr…う゛ひょアアアアアアアアアアアアアアアアアア゛!!」



美琴「何時だと思ってんのよ!勝手に痺れてなさい!!」ビリビリ!!



黒子「もっと!もっっっっと!!痛みを!痛みをくださいですのぉおおおおおおおおおお!!うひぃいいいいいいいいいいいい!!」



美琴「アンタか!!邪悪な気配の元は!浄化してやるわ!!」ビリリリ!!



黒子「オオーーーーッ!この黒子めに生きる実感をくださィィイイイイイイイイイイイイ!!」



美琴「言われんでもやるわよ!この変態!ド変態がぁああああああああああああ!!」




30分後…




まっ黒子「…」ぷすぷす…




美琴「ゼェ…ゼェ!…やっと…気を失った…はぁ…もういいや…寝よ…」


美琴「…」




美琴「眠れない…」




美琴「…よし」


美琴「とうまが1人…とうまが2人…とうまが3人…とうまが4人…とうまが5人…」ぶつぶつ…




美琴「……スー…」zzz





>>550




イン「あのね…とうま!私…」




オルソラ「まぁ!やっぱり…!ふふ♪お久しぶりでございます」ぺこり↓




上条「え?……あー!なんでここに!?」



イン「…くぬっ」



オルソラ「くすっ♪」



オルソラ「通りがかりに貴方様をお見かけしたので、挨拶をしようと思ったのでございます」にこー




上条「オルソラ!」ぱぁ!




オルソラ「はい♪」





イン「がるる…」



イン『私にはわかるんだよ…ッ!この女もとうまを狙ってる…心までドス黒い性悪女なんだよッ!!』



オルソラ「うふふ♪」にこにこ!




>>545



テクテク…



佐天「へぇ~それは知らなかったよ。イタリアってオシャレだね」


ナランチャ「で!それがまた…あ」



ピタ…



佐天「あ、ここが、おススメのピッツァレストラン?」


ナランチャ「そう…いや!違う!…じゃなくて、でもやっぱ違う!!」


佐天「…」


ナランチャ「あの……ごめんよ」



ナランチャ「もっとお姉ちゃんと話したかったんだ…なんだか、話してるだけで安心できる感じがして…初めてなんだ…そういうの…」



佐天「ナランチャ君………………家族、嫌いなんだね」なでなで…

ホワイトスネイク『…』



ナランチャ「え!?なんで…………わかるの?」



佐天「なんでも…♪ねぇ、ここのピザ、テイクアウトして、どこか見晴らしのいい所で一緒に食べない?どう?」



ナランチャ「…!いいよ!!俺、そういうとこ知ってる!」


佐天「よぅし!じゃあ、善は急げだ!れっつごー!」



テクテク…




ホワイトスネイク『まだこの少年に付き合ってやるのか?』


佐天『まぁまぁ、いいじゃない。それに、見晴らしのいい所でご飯食べたいっていう目的も、一応これで達成だし。みんなとは食べらんなかったけど』


ホワイトスネイク『ヌヌゥ……これから何も起きなければ、私はそれでいいのだが』



ナランチャ「あともうちっとだよ。ほんの10分かそこら」


佐天「そう!たのしみだなぁ!!」


佐天「あれ…?」






ドサッ…






佐天「あの人、倒れてる!?」


ナランチャ「お姉ちゃん…ほうっておいたほうがいいよ。この街にだって、浮浪者は沢山いるんだ」



ダダダッ!!!



ナランチャ「…おれも、良くないことだとはわかってるけど、どうしようもないんだ。だからほうっておくのがいいって…いない?…あれッ!?お姉ちゃん!?」





ガシッ!…スタスタ…ドササッ↓



青年「あぁ…オレはいつまで、こんなことしてりゃあいいんだ」



ゴソッ!



青年『あとトウモロコシの袋が50に…ジャガイモが30か…』



青年「ちくしょう!」ガシッ!グイ↑



ふらふら…




浮浪者「ぁ…」よろよろ…



青年「…」



浮浪者「どうか…食べるものを………ください…」




青年『なんだこいつ?……情けない声だ…なんだよ、人の弁当をチラチラ見やがって』


青年『俺はここ何日もずっと働きづめなんだぞ?汗水たらして!!ガールフレンドを作る暇もないくらいに!!…だが、こいつときたら…』


青年『今までずっと駅裏とか公園とかでゴロゴロしてたに決まってる。それなのに”食べ物をくれ”だと?』



青年『都合のイイヤツだ。なんか腹が立ってきたぞ』



青年「ダメだね。オレは働いて金をもらい、それで食べ物を買っている。なぜおまえもそうしないんだ?」



浮浪者「…ぅ…ぅう」よろよろ…



青年「よし……おまえ、この荷を全部倉庫にしまったら食べさせてやろうじゃあないか!!」




浮浪者「働きます…で、ですが、先に何か食べ物を…5日も……何も食べてないのです…本当です」




浮浪者「す…少しだけでいいんです…食べたら必ず働き…ます…約束しま…す」よたよた…



青年「それはどうかな?そもそも、おまえがいきなり飯を食わせろって言うから対応してやってるのに…ダメだ!どうだ?やるのか?やらないのか?」



青年「それにな、賃金ってのは仕事が終わってからもらうもんなんゼッ!」



浮浪者「ぁ…あぅぅ……」ガシ…


青年「おいおい…」


青年「なぁに 小さい方一コだけ持ってるんだ!!こっちだよ!こっちッ!!」バンバン!



青年「ノロノロ運ぶなよッ!あと一時間以内にやってくれッ!オレは早く帰りたいんだッ!!ほらッ!持てったら!」ズン!!




浮浪者「うっつ………」ぐら…よろよろ…





青年「急げ急げッ!!早く食いたいなら早く終わらせることだぜッ!もう一個持たせるぞコラーッ!!」パンパン!


浮浪者「っぅ…」



青年「ナマケぐせがついてるな、ありゃ!ちょっぴり性根をきたえ直してやるか~ッ!てめー!」



ドサッ…



青年「おい!フザけてんじゃあねーぞッ!!10分も働いてねーじゃあねーか!倒れたフリなんか…え?」



ギィ……スタスタ…



佐天「…」



スタ…スタ…ペコリ…スタスタ…



青年『こ…こんどは何だ!?いきなり入ってきた…黒髪の可愛い子が、オレにお辞儀をしたぞ!なんだってんだ!?』



佐天「あれが…ナマケてるように、見えましたか…」ボソッ…



青年「え!?…え?えぇ?」



スサッ…↓



佐天「おじさん、大丈夫ですか?立てますか?立てない?じゃあ、体だけ起こしますね…」ひょい…ドサ!



青年「いッ!?」


青年『今、あの女の子が…片腕で、重いトウモロコシの袋を退かしたように見えたぞ…!?あんな細腕のどこにそんな力が…!!』



浮浪者「ぅぅぅ…ごほごほッ!」



佐天「元気出して下さい。よかったら、あたしのピザあげますから…テイクアウトのだけど」スッ…



浮浪者「ぁぁあああ!!…ありがとう…ありがとうございますッ!…こ、このご恩は忘れません…ッ!!」パクパクッ!



佐天「そんなに急いで食べなくてもいいですよ。ほら、おいしい野菜ジュースもありますから、これも飲んで下さい」



浮浪者「ありが…とうッ!!…ぅう…貴女は天使だ……」



佐天「あたしのことはいいですから。ゆっくり食べててください…よっこいしょ!」グイッ↑!!



ガシッ…ポススススッ!!グイ↑



青年「へ?…はぁ!?か、片腕に5個も…嘘だろ!?」



佐天「これ、そっちの倉庫まで運べばいいんですよね?空いてるとこに積み上げるだけでいいんですか?」


青年「え!?そ、そう…です」



佐天「そうですか、じゃあ3分で終わらせるので、約束どおりあの人にご飯をあげて下さいね」






サッサ!!キビキビッ!!ババーーーーッ!!



3分後…






青年「ほんとに…3分で終わらせちまった…き、君!」


佐天「じゃあ、あたしはこれで行きます。ご飯、しっかりあげてくださいね。あなたが”約束”したことなんですから」スタスタ…ギィ…スタスタ…


青年「あぁ…」


浮浪者「ふぅ…なんてありがたいんだろう。私はあの子に救われた…」



青年「…!ほら!オレの弁当だ!全部やるよ!!残さず食っちまえ!オレはもう帰る!」ズイッ!




ナランチャ「あ、お姉ちゃん…」



佐天「はぁ!気が済んだ。ゴメンね、ナランチャ君。つい…ね」



ナランチャ「いや…逆だよ。オレ、手伝えばよかったのに…見てるだけだった…」



佐天「あぁ、いいのいいの。あたしがやりたかったから やっただけなんだから。さ、取り合えずいこっか?」



ナランチャ「うん……でも、あんなつらそうなことを…」





テクテク…





佐天「いいってばぁ♪あたしね、こう見えても強いんだよ?あれくらいお昼ご飯前!……あ!?ピザ、無くなっちゃった…」



ナランチャ「あ…あぁ!いいよ!そもそもお姉ちゃんがだしたお金で買ったんだから!俺に買ってくれたやつ食べなよ!」


佐天「いやぁ、それじゃあ、あたしが嫌だから…そうだ、半分こにするってことで!どう?」


ナランチャ「うん!じゃあそうしよ…」ドンッ!




少女「きゃ!?」グラ!?…ドシン!!グキッ!




ナランチャ「あ…ご、ごめんなさい。俺が前見て歩いてなかったから…」



佐天「あの、お怪我はありませんか?」



少女「…いったいわね!!お怪我は?じゃあないわよ!!…いたた…そこの看板が見えなかったわけ!?」ビシィッ!!



佐天「看板?」キョロ




((ただいま映画撮影中 大変申し訳ございませんが 迂回してください))




佐天「映画!?」


ナランチャ「あのぉ、話に…夢中だったから」



少女「ふざけんじゃあないわよ!…痛ったぁ、足を挫いちゃったじゃない!どうしてくれんのよ!!」



「「おーーーい!!」」タタターッ!



スタッフA「ちょっとーー!!君たち、困るよー!看板の内側に入ってこられちゃあ!きちんと許可をとったものなんだから!」

スタッフB「少女ちゃん。そこの男の子とぶつかったみたいだけど、大丈夫?」



少女「すみません…足を挫いたみたいで…」






????「なんだとォッ!!」






スタッフA「あ!?監督!」


スタッフB「ギアッチョ監督!!」



ギアッチョ「こりゃあどういうことだ!?」



佐天『わ!…いかにもおこりんぼな顔…』



少女「す…すみませんッ!!わたしはただ…!」


ギアッチョ「困るんだよなぁああ!たかがチョイ役だからって不真面目にやられちゃあよぉ~!!普通気づくだろ!誰かが歩いてきたら!」



少女「え!?」



ギアッチョ「え?じゃあねぇんだよ!この新米がッ!こういうことは昔っから少しだがあることなんだよ!ロケってのはそーいうもんなんだッ!なぁ?」



スタッフA「えっと…はい!その通りです!」


スタッフB「いや!まったくその通り!」



ギアッチョ「もういい、メイン役じゃなきゃあ気合いれてできねぇなら、帰れ」


少女「はい、わかりました…チッ」スタスタ!!


ギアッチョ「…………幻想抱いたガキが、くそっ!このシーンは無しだ!代わりのシーンを…」チラ



佐天「…」

ナランチャ「…」



ギアッチョ「あー、すまなかったな。君たちは何も悪くない。だが、見ての通り忙しいんだ。人助けだと思って、ここから離れ……ん?」



佐天「!」びくッ…


ナランチャ「お姉ちゃん!早く行こう…!」


佐天「うん…!じゃ、失礼しま…」



ギアッチョ「待て」


佐天「ひっ…」ぞわ…!


ギアッチョ「よく見たら…いや、よく見なくても…美人だな…さっきの出来損ないなんかより遥かに……」じー!


佐天「あの!先を急ぐので!」



ギアッチョ「…あぁ、困ったぜ…このままじゃあ映画が作れないな…たった十数秒のシーンなのに…誰か、代わりに出てくれないものか…?」



佐天「…」ピタ…



ギアッチョ「適役だと思ったんだがな…あぁ、どうしよう」ぶつぶつ



ナランチャ「おい!やめろよ!お姉ちゃんが嫌がってるじゃ…」



佐天「あの…エキストラですよね?」



ギアッチョ「おぉ!!!そうとも!エキストラと同じさ!君はただ花々が入った籠を持って、立っているだけでいいんだ。たったそれだけ!」



佐天「じゃあ…少しだけなら…」





……………………………



お疲れ様でーーーーす!




ギアッチョ「ありがとーう!もし女優になったらイタリアに来いよー!」ノシ







佐天「はーーーい!お元気でー!映画、頑張ってくださいねー!!」ノシ



てくてく…



佐天「いちにーさんよん…いいのかな。こんなにお金もらっちゃって」

ナランチャ「あぁ…うん」


ナランチャ『何でだろう?この人は、何でこんなにめんどくさいことを涼しい顔でできるんだろう?』


佐天「どうしたの?ナランチャ君」


ナランチャ「いや、なんでもないよ」


佐天「そう!じゃあ、あたしはそろそろ…」


佐天『さすがにこれ以上遅くなっちゃうとまずいし、お兄ちゃん達も心配してるだろうなぁ…』




チラ…



佐天「!?……」




佐天「…」



佐天「ごめん!ナランチャ君…!あっち!あっちへ行こう!!」ガシッ!


ナランチャ「え!?なに!?突然…うわわ!!」


ダダダーーーーーーッ!!




シーーーーーン……………………ザッ…




???「…気づかれたか」



ピリリリリリリリリリ………ピッ!



???「私だ………うん。性格は良好。体力も文句無し。容姿端麗。スタンドのスペックも折り紙つきだ」



ボソソ…


???「それに…私が教えてくれた通り、カンの鋭い娘だな。将来有望だよ」


ボソボソ…



???「少年がいるが?…ふむ、彼女の性格ゆえか」


???「………そうだ。今、私が見ていたことに気づいたようだ…了解した。追跡を続け…接触する」




佐天「はっはっは・・・!!」ダダダー!



ナランチャ「お姉ちゃん…!なん…で!!走ってんの!?俺たち!」ダダダー!



佐天「き、急に運動したくなっちゃって!もうこのへんでいいかな!!」



キキィーッ!……



佐天「ふぅ!……ナランチャ君」


ナランチャ「?」


佐天「あたし、君に会えてよかったよ。ね、引力って信じる?」


ナランチャ「引力?……それって、星がもってるあれ?」


佐天「そう。あたしとナランチャ君の出会いは、その引力が引きあわせてくれたんだよ」


ナランチャ「引力…かぁ。うん、なんかわかる気がするよ!」


佐天「よし!……もう行かなくちゃ、あたし……じゃあね。色々案内してくれて、ありがとう」クルッ…ピタ…



佐天「う…」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ッ!!




白フード「…」



ナランチャ「お姉ちゃん!?…………何だ?あの人…真っ白い服にフードを深くかぶっているぞ…?」


白フード「佐天 涙子」



佐天「!」ビクッ!


佐天『わかる…ッ!この凄み、圧倒的威圧感…この人、とてつもなく強い!!!』



佐天「なんですか?……ストーカーは、犯罪ですよ」



白フード「ふむ……まず、君を尾行していたことを謝罪する。すまなかった。しかしまぁ、衛星を使って遠くから覗いてるよりはマシ…」


白フード「そう思わないか?」



佐天「確かに」



白フード「…」


佐天「…」


ナランチャ「え?え!?なんなんだよ!?」


佐天「ナランチャ君。人の多い所へ走って。疲れてるかもしれないけど……ごめんね!」シュカン!


ナランチャ「う…」ズギュウウン…


ナランチャ「うわぁ!あ、足が勝手に!?お、おねえええちゃああああん!!」



ダダダダダーッ!!



佐天「これでいいね…」


ホワイトスネイク「あぁ、用心しろ。涙子、奴は今までの敵とは違うぞ…ッ!」




白フード「今のが…DISCというやつか?いいぞ。もっとその力を見せてくれ」ボワァ…





佐天「スタンド!?」




白フード「我が、スタンド。名は〔D4C〕タイプは近距離パワー型。能力は特にない。変わりに基礎能力には、それなりの自信があるがね」



佐天『自分からスタンドを晒すなんて…!』



ゴォッ!!バシッ!!ズゴォオオオおオオオオオオオ!!



佐天「はぁはぁ…ホワイトスネイクが、通用しないなんて……」


ホワイトスネイク「くっ……ウシュウ…」




白フード「どうした?まだ力は残ってるだろう?遠慮せず向かって来い」




佐天「待って下さい!どうしてあなたは攻撃してくるんですか!?あたし、人に恨まれるようなこと…た、多分してません!」



白フード「そうだろうな」



佐天「なら!お互いに戦わなきゃならない理由は無いはずです!」



白フード「もっともな物言いだ。しかし…」


D4C「!」ブン!



佐天「きゃあ!?」


ホワイトスネイク「クゥア!」グイ←



スカッ…



佐天「ほっ…ありがとう。ホワイトスネイク」



白フード「こちらにも、事情があるのだ。確かに”私”は君になんの用もないが、頼まれごとでね」



D4C「!」ゴォオ!



佐天「頼まれごと?わぁあ!!」シュタ↓



スカッ…



白フード「素早いな。早く動けることはわかった。次は…力はどうだ?」



佐天「あの人………なんか怖いよ……どうしよう」



ホワイトスネイク「も、もう一度攻撃を仕掛けるしかない。今度は仕留めてやるッ!安心するのだ!涙子には私がついているッ!」



佐天「うっ…うん!!」


佐天「やるッ!!うぉおおおおおおおおおおお!!」ゴゴゴゴ…ッ!



白フード「…」ザッ…




ホワイトスネイク「攻める間も与えんッ!ウショオオオアアアアアアアアーーーッ!!」グォオオ!



佐天「無駄 無駄 無駄無駄 無駄 無駄 無駄無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄ァーーーッ!!」




D4C「…」ババババババババババババババババババッッッ!!





白フード「ほーぅ?……いい連打だ。やはり…素質があるな……」




佐天「!?」


ホワイトスネイク「なッ!?こ、こんなバカなッ!」ダラダラ…


佐天「全部…防がれた?……一発も、一発もまともに当たらないなんて…!?」



白フード「実に素晴らしい……だが、まだ足りな…」



佐天「せいやぁ!」ババッ↓


白フード「!?………………スタンドを用いず、直接攻撃か?」



ぎゅ!……むんず!



白フード「…」

佐天「…」



白フード「………なんのマネだ?」



佐天「足にすがって、許しを請うように見えます?」



白フード「何?…うぉ!?」グルン!






佐天「ういはりゃぁぁぁぁぁあああああああああああーーーーーーーーーーーッ!!!」グイ↑






びたーーん!




白フード「ぐっ……!?」ゴン゛ッ!!



佐天「下から上に引き上げる…これぞ、秘技=スカート・アッパー!」


ホワイトスネイク「効いているぞ!頭を強く打ったようだ!」



白フード「ま、まさか、こんな少女に…投げられるとは……思わなかったぞ?…少し、舐めすぎた…」よろり…↑



佐天『まだ立ち上がれる!?なんてタフネス!』


佐天「あの!!これ以上攻撃してこなければ、あたしも何もしません!もうどこかに行ってください!」




白フード「良い…」



佐天「え!?」



白フード「今の表情…最高だったぞ。本心を私に訴えかけている…そこに君の気高き正義が垣間見える」



佐天「”正義”……………って?」



白フード「惜しい…いや、きっと気に入られるはずだ。君だけはな…」



佐天『この人…』


ホワイトスネイク「耳を貸すな涙子。それよりも好機だ!」


佐天「そうだね………お願い!ホワイトスネイクッ!!」




ホワイトスネイク「そうだ!この命令を待っていたッ!!ウショオオオオオオオオオオオオ!!!」



白フード「おぉ!」


ホワイトスネイク「これが、私の能力ッ!」ゴォオオオッ!!(チョップ)




ズブゥゥゥゥ!




白フード「これか……あらゆる特殊能力を円盤と化し、奪い取る………能力…これ…は…危険…視されるのも…頷…ける…」


ホワイトスネイク「ふふふ…はっはははは!!馬鹿め!貴様はもう、このホワイトスネイクの術中に堕ちたのだ!」


白フード「ごぉあ…ぁぁぁ…」ズギュォォ…ツーーー


ホワイトスネイク「もらったぞ…貴様のスタンドを…ッ!」シュパン!



ぐら~…↓



白フード「な…るほど、この攻撃は…衣服…位なら貫通でき…て…1秒~3秒ほ…ど頭に触れなけれ…ばなら…ないのか…わかったぞ…」



バタン↓



白フード「…」

22時更新。

最近三部のアトゥム神がかっこよく見えてきた。アニメでの活躍に期待。



佐天「や、やった!」


ホワイトスネイク「やったぞ!苦戦はしたが、終わってみればなんてことは無い。所詮、涙子と私の敵では無かった!」



赤フード「おめでとう」



ホワイトスネイク「あぁ!ありが……なにッ!?」クルッ!


佐天「そんな…2人いたってこと……?」



スタ…スタ…



赤フード「ふむ、ホワイトスネイク…〔白蛇円盤〕か…堪能させてもらったよ。その歳でここまでの強さとは…」


赤フード「今後の君の成長を考えると、軽く恐怖だ」


赤フード「とりあえず、そのスタンドのDISC…?だったか?返してもらおう」パシッ…



ホワイトスネイク「ハッ!?」ビクッ!



赤フード「これで、いいのかな?」シュカン…


白フード「う……私は…そうか、戻ったか」スクッ…↑



佐天「ぁ…わわ…」



佐天『こういう時こそ、落ち着かなきゃあいけない…焦ればそれだけ自分を追い込むことと同じ…』タラリ…



佐天「310 310 310 310……」ぶつぶつ…



赤フード「何をつぶやいているのか知らないが…怖がることは無い。手荒なことをして悪かった」



佐天「え?」



白フード「言ったはずだ。ただの頼まれごとだと…」


赤フード「目的は達成した。いや、本当に見事だったよ。特に最後の投げ、あれはレスリングかな?それともジュードー?」



佐天「いや、あれは…その…」



白フード「…何でもいいだろう………佐天 涙子」



佐天「は、はい!」ビクゥ!



白フード「我々は、君を誤解していたようだ。これからは、君に敬意を表し…”佐天さん”…と呼ばせてもらおう」


赤フード「また会おうじゃあないか…佐天さん。まぁ、私を含めたこの2人とは限らないがね」



佐天「???」




ダダダーッ!…………シーン…




佐天「速ぁ…もう見えなくなった………」


佐天「なんだったんだろう?もしかして人違いとか?まさか、上条さんじゃああるまいし何かに巻き込まれたってことは…」


佐天「ない…………よね?」




ホワイトスネイク「……わからん。だが、とりあえず危機は脱した…」


佐天「うん……ぅぅっ…お兄ちゃあん……みさきちぃ……」ぽろぽろ(涙)



佐天『あぁーあ…何があたしは強い…よ!!ナランチャ君に嘘ついちゃった…それに、きっと心配してただろうなぁ…』




とぼとぼ…




佐天「…ぅ…ぐすっ!」


佐天「………!?」ピコーン!




くんくん…




佐天「!」ババッ↓(四つん這い)



佐天「この…匂いは…」しゃかしゃか!




佐天「しゃかしゃか…しゃかしゃか…しゃかしゃか…しゃかしゃか…………」




佐天「しゃかしゃか…」





こつん





佐天「あいてっ」





ディオ「…」シャカシャカ…






佐天「お…ぉぉ…お兄ちゃん!!」ぶわっ…



ぺん!



ディオ「…」でこぴん!



佐天「いだ!……えへへへへへ…お兄ちゃん…♪」




ディオ「…」スクッ↑ぐい…ダキッ…



佐天「わ…」キュ…!



佐天『おんぶだぁ………お兄ちゃんの背中…広くて温かくて、安心する…』ポワ~…




コツコツ…




ディオ「あまり、心配させるな」


佐天「はい…」



ディオ「なんとか涙子を探してここまで来れた。皆は、ここでとったホテルに残してきた。とても心配していることだろう」



佐天「うん…ぅん…」


ディオ「…」




ディオ「…服」


佐天「…?」



ディオ「袖が破れている…汚れも酷いな」



佐天「…」


ディオ「…明日、新しい服を買おう。そうだ、”グッチ”のものがいい。なぁ?」



佐天「グッチ…!?ほんと?」



ディオ「あぁ…だから、笑ってくれ」



佐天「…うん!」ニコ♪


ディオ「そうそう、今晩のディナーはコース料理だ。きっと気に入るだろう」


佐天「コース!?わ~い!!」


ディオ「ふふ…さぁ、ホテルまで走るか」




ザ・ワールド「♪」ダダッ!!





ドギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!





佐天「きゃ!もう!あはははははは♪はやーーい!!」



ディオ「…ふふ♪」







ディオ『涙子に危害を加えた者…決して許さん』


次の更新は今日の22時。

C-MOONだせなくて申し訳ない。本当にすまないと思ってる。

もう少しかかりそう。飽きもマンネリもきてると思う。けど続けてるので、気が向いたら見てあげて下さい。

あぁ、今日のボスは何してるかなぁ。


ーホテルー



レッチリ「zzz」


フレンダ「zzz」


佐天「うーん…うーぅぅぅ………」



ムク↑パサ…



みさきち「うなされてる…」



みさきち「大丈夫だよ…涙子」ペタ…



キラ☆



佐天「ん………スー…」



みさきち「わたしがいる限り、たとえ悪夢からだって…助けてあげるからね…」



佐天「スー……ふが…」わしッ!



みさきち「」



みさきち『きゃああーーーーー☆アメイジング!!』


佐天「むにゃ…」ぐりぐり…むにゅむにゅ…


みさきち「なんだか、赤ちゃんみたいねぇ…甘えんぼさん♪」うっとり


カチャリ…キィ…ススス…



あわきん「…」スッス…パッパ…(ハンドサイン)



みさきち『いいえ、何でもないわぁ。悪い夢でも見てたみたい』ススッ…トサ…



佐天「ぐぅ…zzz」



あわきん『そう…無理もないわ。涙子を圧倒するほどの相手だもの。恐ろしい相手だったでしょうね』



みさきち『………今日ほど自分が嫌いになった日は無いわぁ』


あわきん『私も…不甲斐無さで頭が割れそうよ…』



みさきち『なのに”この子達”ときたら…』




レッチリ「zzz」

フレンダ「zzz」




みさきち『よくこんなに、ぐーすか眠れるわねぇ?』


あわきん『仕方が無いわ。2人とも懸命に涙子を探していたし、レッチリなんて能力でイタリア中を探して回ったそうよ』


みさきち『へぇー、じゃあしょうがないか…あわきんも、まだ続けるの?』


あわきん『えぇ、とりあえず日の出までドア前の警護は続けるつもりよ』


みさきち『そう…無理はしないでねぇ?』


あわきん『心配してくれるの?意外ね?』


ディオ「やぁ」ボソ…



みさ あわ「「!?」」



ディオ「…」シィー…



みさ あわ「「…」」コクコク!



ディオ「色々と…ありがとう。しかし、これは楽しい旅行だ。今日はもう寝なさい」



あわきん「でも、もしまた…」



ディオ「…」ジー…



みさきち「…わかりました」


あわきん「……おやすみなさい」


ディオ「ん。お休み…」



ディオ「…」スッ…なでなで



佐天「ん~zzz」



ディオ「…」ニコ…



スタスタ………キィ…パタム……

佐天「そんなこんなで、さんざんな目にあったイタリア旅行初日だったぁ…」


佐天「今までは運が良かっただけだったんだね…あんなに頑張っても勝てなかったなんて…」


佐天「あたしの ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕………負けちゃった…すごく、くやしい」



佐天「でも、こんなことでヘコたれるあたし じゃあ無い。もしこんなことでメげちゃうようなら、〔天国〕なんてとても目指せない…」



佐天「まぁ…反省してと」



佐天「とにかく、こんどこそこのイタリア旅行を楽しむことがあたしの望み!いくよ!ホワイトスネイクッ!」



佐天(白)「任せてくれ。涙子が望む限り、いつだって力になる」



佐天「ありがとー♪…?」


佐天「ホワイトスネイク…?だよね?何であたしに変装してんの?」



佐天A「答えは…神のみぞ知る~…かな? ねぇ君、パンツ見せて。そしたら爆殺なんてしないよ。ふふふふ…そう!あたしは佐天 涙子!ふはははは!」566



佐天「えぇ!?」0



佐天B「そんなことよりさ、そっちのかわいいあたし。あなたオ○ニーしたことないの??0って見えるんだけど、マジ?」



佐天「な、なんなのー!!」0



佐天C「しるかバカ!そんなことよりオナニーだ!!」∞

佐天D「まぁまぁ、みんな落ち着きなよ。ほら、マックポークたべるぅ?」7

佐天E「えぴおん!あたしに勝利をみせてくれーーーぃ!」23

佐天F「あたし、実はプ○キュア・ハンターだよ」85

佐天G「じょうじ…」0

佐天H「なーんだ…みんな”白”か…つまんないの”黒”はこーよ黒!!」11

佐天I「マックなんて健康に悪いもの食べちゃダメだよ。ほら、あたしがつくったラーメンがあるよ。ニンニクいれますか?」3








佐天P「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!………(以下略)」



佐天(白)「みんな涙子になった」



佐天「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?」

もぞもぞ…



ガバッ!!



佐天「はッ!?」



佐天「あれ…?」



佐天「…」キョロキョロ



みさきち「…zzz」

フレンダ「…zzz」

レッチリ「…ぐが~zzz」

あわきん「…zzz」



佐天「みんな…いる…」



佐天「夢…かぁ」



佐天「こわかった…」ゾー…



佐天「ホワイトスネイク…」


ホワイトスネイク「呼んだか?るい…ん?」ボワ……グィ↑


佐天「む…んん」ぐりぐり…


ホワイトスネイク「…?涙子。何故私の胸に顔をうずめる?」


佐天「不安…だから。ホワイトスネイクはがっちりしてて……抱きついてると安心するんだ」


ホワイトスネイク「そうか…なら、誰か別の人物に化けるか?涙子の知り合いなら、誰にでも…」


佐天「いい……このまんまで」


ホワイトスネイク「わかった。皆が起きるまで、こうしていよう」


佐天「さっすが、あたしのホワイトスネイク♪」ぐりぐり…




みさきち『今朝から、涙子の様子がおかしい』




みさきち『起床して、顔を洗って、着替えしたり…とにかく朝の身支度の時も…』



佐天「んしょっと…」ベッタァー

あわきん「えっと、ごめんね涙子。そんなにくっついてたら、服が着れないわ」

佐天「え!?あ…ごめんなさい」


みさきち「…」



みさきち『トイレ行く時も…』



フレンダ「ちょっとお花を摘んでくるってわけよ」

佐天「あ!!あたしも一緒にいく!」ダッ!


みさきち「…」



みさきち『ホテルの食堂に移動するときも…』



レッチリ「おーんぶー♪ってぇ!うっれっしィなァァァ♪」

佐天「そう?あはは………そーれ!はしるよ!」タタター!

レッチリ「ぅわーい!」きゃっきゃっ!


みさきち「…」タタターッ!




みさきち「んむぅ…」モグモグ…


みさきち『こうして、朝食を食べてる時も…』



ディオ「…」スッ


佐天「あむ…」パクパク!


みさきち『お兄ちゃんの膝の上に座ってる…』



みさきち『これらの行動には共通点があるわぁ…それは』


みさきち『何をするにも、わたし達の誰かと必ず一緒にいるッ!』


みさきち「涙子…」



みさきち『ごめんなさい。ちょっと……ノゾクわね』


みさきち「…」キラ…☆…




佐天「…うん、美味しいね。イタリア料理」モグモグ…




(皆から、おかしく見られてないかなぁ…)


(1人でいるのが怖いなぁ…)


(また、誰かに襲われたら嫌だなぁ…)


(そんなに悪いことしてないのに、どうしてこんな目に合うんだろう?)


(争いは嫌い)


(安全が欲しい)




………………………………




みさきち『こんなに……涙子がネガティブになるなんて…』


みさきち『わたしが側にいれば、こんなことには…くぬッ!!ぐやじぃいい!!………え?』


みさきち『えぇ??…これ………どういうこと?』




(あたしが負けた?あのお兄ちゃんの妹の、あたしが負けた…)




みさきち『…』




(なんで負けるの?ホワイトスネイクが…きっと…2番なのにッ…)



(いつかはLevel5すら超えて、大好きなみんなを〔天国〕へ連れてってくれるはずなのにッ!)



みさきち『万能な力なんて、結局ないのよね…今まで何度も涙子の心を覗いてきたけど…こんな感情は初めて見る。そんなに不安なのかしら…?』



(オレは負けてはならないのだ…!!)



みさきち『は?………………オレ!?』



みさきち『もしかして、ホワイトスネイクの……も、もうやめておきましょう…』フッ…



みさきち「…フゥ~」ぱち…



フレンダ「あれ、どうしたの?みさきち。顔色が悪いってわけよ」



みさきち「そぉ~?この朝食が口に合わないからかなぁ~??」ぺろ☆



フレンダ「けー!贅沢!!」


レッチリ「俺っち知ってるよ。贅沢は敵だってね。ってミサカはしたり顔でにやり…だぜ」ドヤ!


あわきん「そうね。良い子良い子♪」






ディオ「…る」


佐天「ん?んーふふふ?(どうしたの?)」クル


ディオ「いや…何でもない」




ごちそーさまでした!




佐天「あー!美味しかった!今日はグッチ行くんだよね?やったー!!」



レッチリ「ぐっち…??……グッチさん?」


フレンダ「子供には縁のないところってわけよ。むしろ私みたいな年上の…」



シュルルル…



フレンダ「?」



あわきん「あ…サラシが…緩かったかな…んしょ」キュッ!



フレンダ「」



みさきち「へぇ~ぇ~?年上?なぁんだってぇ?なんかいったぁ~?」どたぷんッ!


フレンダ「……くッ!!今はハリがあって大きくてふっかふかでも!いつかは醜く垂れてゆく運命ってわけよッ!!行こう!レッチリ!我が同志!」


みさきち「負け惜しみよねぇ☆」


あわきん「まぁ、間違ってはいないわ。実際邪魔だし」


佐天「走ってる時とか痛いよね」



そーそー!それで…ぺらぺら…



ディオ「…」



ディオ『何故だ…?居心地が悪いぞ』


ーGUCCIー



ひえーーーーー!



フレンダ「服に靴に腕時計にバッグに帽子に……品揃えパネーってわけよ♪きゃー!この帽子イカすデザイン!!」



あわきん「ここが、かの有名なイタリアブランド、GUCCI(グッチ)の直営店なのね。やっぱりお値段も高そうだわ」



みさきち「そうねぇ」



フレンダ『金銭感覚パァなくせに…』



みさきち「悪かったわねぇ…」ムカ!



フレンダ「あー!ズルイ!能力使ってる!」



やいのやいの!!



パサ…シャーーー!←→



みさきち「だから、そもそも貴女とは考えが……ぁ!?……わお…涙子。かわいい……」どきどき!




佐天「どうかなぁ?いい感じ?」しゃらーん



ディオ「いいじゃないか、とても良く似合っているよ。涙子」



レッチリ「ねぇねぇ!お兄ちゃん!レッチリは!?」



ディオ「似合っているとも。しかし、少し露出が多いな?淑女はもっと慎ましくだ。うむ、これなんかどうだ?」カチャ…


レッチリ「はい!!着てみます!」シャ!


シャッ!



店員「いかがでしょう。お客様のご希望通りの、露出が少なめで、動きやすく、かわいく、かっこよく、かつ古臭くない、コーディネイトです」



レッチリ「へー!すたいりっしゅ!ってやつだなぁ、コレ!それに着心地も最高!体の一部みたい!」



店員「ありがとうございます。よくお似合ですよ」



レッチリ「えぇ~?ま、それほどでもあるぜ!どうどう?涙子、お兄ちゃん!」



佐天「いいじゃーん!さっきのよりこっちの方がもっと似合ってるよ!」



ディオ「そうだな」



佐天「じゃ、レジいこっか」




スタスタ…ピタ




店長「お客様」



佐 レ「「??」」



ディオ「ん」



店長「お探しのバッグですが…倉庫に在庫が一つだけありました。多少の経年劣化などがございますが、数分で新品同様にできます。いかがいたしましょう」



ディオ「…是非購入させてくれ。頼む」



店長「かしこまりました。では、店内でお待ちください」





十数分後…




店長「ありがとうございました。またのご来店を心よりお待ちいたします」



レッチリ「お兄ちゃん!これ、俺に持たせてー!!」


ディオ「あぁ、ありがとうレッチリ」なでなで


レッチリ「ふふふぅ…♪」にこにこ



ペラペラ…テクテク…



フレンダ「いやー、買った買った!私の人生の中で最高の買い物だったってわけよ♪」



みさきち「使ったお金の内、一体どれだけの額がお兄ちゃんの財布から出たんでしょうねぇ?気になるわぁ」



フレンダ「ぬぐ……反論できない…ッ!!くっ!でも、自分だって…」



みさきち「ごめんねぇ~わたしはカードで買っちゃったのよねぇ。気を使わせたかしらぁ?ホラホラ、わかる?センチュリオンカード☆」



フレンダ「く…くろいくれじっとかーど………」



あわきん「むー………本当によかったのかしら。気づいたら私も沢山買っちゃって…」



ディオ「気にすることは無い。金は使うためにあるんだ」



佐天「あたしもよく知らないけど、お兄ちゃんはお金持ちだから大丈夫だよ!心配ご無用!ね!」



ディオ「そういうことだ」



テクテク…



佐天「あれ…レッチリは?」



ピタ…キョロキョロ……ババッ!



あわきん「いないッ!!あの子がどこにもッ!!」



フレンダ「まさか…また敵がきたんじゃ!?」



みさきち「もう、なんて旅行なのぉ…」



佐天「こんどはレッチリ…ま、また……あの人が……」




ディオ「落ち着け」



ピタァーーーッ……



ディオ「敵の襲撃と考えるのはまだ早い。それに、あの子は音も無く連れ去られるほどヤワでは無い」



佐天「確かに…」



ディオ「旅行先で子供が迷子になるのは、よくあることだ。問題は、保護者がどう対策し、対処するかだ」



佐天「う、うん」



ディオ「レッチリの位置は直ぐにわかる。持たせておいた携帯電話のおかげでな」



フレンダ「あ!GPS」



ディオ「おまけに、背中に迷子ワッペンを密かに着けておいた。さぁ、後は我々がレッチリを追うだけだ」



さっすがーー!ひゅー!



ディオ「…」



ディオ『私のバッグ…』



ーなぞのばしょー




レッチリ「どこだこきゃーーーッ!!」



レッチリ「ここどこなの!?なんで皆どっかいっちゃったんだよぅ!」



レッチリ「うわーーーん!さびしいよー」ビービー!



レッチリ「…ぐす」



レッチリ「どこから皆いなくなったんだっけ?…俺はただお兄ちゃんのバッグを持つ!っていって…」



レッチリ「そんで…イタリアンバンドの宣伝トラックが通って…それ追っかけて…」



レッチリ「わからーーーーーん!どうして俺がこんな目に!!まるで迷子みたいな…」



レッチリ「はッ!?迷子……?」



レッチリ「…………………ち」



レッチリ「ちくしょー!俺が迷子なもんか!って!ミサカは自己啓発!だぜ!チリペッパーッ!!」ババッ!



チリペッパー「イーーッハーーーッ!!」バリリー!!



レッチリ「イタリア中の電線経由して皆を探すんだ!涙子の時みたいに!いくぜ!」



ビューーーーーーーーン!バヂヂヂヂッ!!



一方、佐天さん達は…



テクテク…



フレンダ「よーしよし」



佐天「レッチリまで、あとちょっとだね」


みさきち「もぅ、世話やかすんだからぁ。ぷんぷんよぉ、ぷんぷん!」


佐天「まぁまぁ、あたしだってやっちゃったし」


みさきち「涙子はいいのよぉ♪もっともーーーーっとわたしを頼っていいのよ☆何でもしてあげる♪」


佐天「ありがとー♪」



あわきん「それにしても…心配だわ。あの子、覚えはいいんだけど…」



佐天「あ、うーん…注意力が足りないっていうか…」


みさきち「そうねぇ、ドヤり過ぎてよく失敗する印象あるわぁ」



フレンダ「結局、馬鹿ってわけよ」



佐 み あ「「「う~~ん」」」」



ディオ「……」



ピ…フッ…



フレンダ「あ、あれ?」



ディオ「どうした?」



フレンダ「あの、それが…」



あわきん「あの子に何か…!?」



フレンダ「GPSの反応が、消えたってわけよ…!!」ドドドドド…ッ!




なぁにィーーーーーーーーーーーーッ!!!



ーなぞのばしょー




バギィッ!!




レッチリ「やべ」




レッチリ「ケータイ落としちゃったぜ…」



レッチリ「電気化してる最中にミスったかな…!?あ!えっと……」ごそごそ…ピラ!



レッチリ「ほっ…おこづかいは無事だぜ。こんなに真っ黒に…」



ブスブス…さらさらさら……ひゅ~~…



レッチリ「」



レッチリ「やべ」


72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/08/25(月) 12:02:40.25 ID:l0sedzFUO
86:トライさん[]
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2014/08/20(水) 14:05:14.22 ID:XRBBC/4w0
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73 :ドライさん :2014/08/25(月) 12:06:58.65 ID:l0sedzFUO
自分のうんちを舐める(笑)
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レッチリ「無事なのは…今着ているオサレな服と靴、お兄ちゃんのバッグだけ」



レッチリ「ケータイも無事だったけど、今壊れたっと…」



レッチリ「…」



レッチリ「まずは、落ち着くべき」



レッチリ『涙子は言っていた』



レッチリ『何かを失敗したり、下手をこいたとしても…それは恥なんかじゃあない!』



レッチリ「…」



レッチリ「涙子のこと考えてたら、勇気が湧いてきた!!よっしゃ!なんとか合流を…!」




ポツ…ポツ…ポツツツ…ザァー




レッチリ「」



レッチリ「わぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!」



レッチリ「雨、このやろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」




数十分後…




トボトボ…



レッチリ「…」



レッチリ「あれから、しばらく歩いてみたけど…もっとヤバイ気がする。信号も明かりもない…」



レッチリ「へっくし!!」



レッチリ「か、傘もない…」ぶるぶる…!



レッチリ「あ…」




ザーーーー…ポツポツ……




レッチリ「なんか分からないけど、家が…」



レッチリ「何でもいいや、屋根があるんだし雨宿りさせてもらおう…へっぷちゅッ!」



テクテク…




ザー…ザー…



レッチリ「…」



レッチリ『ひとりぼっち』



レッチリ「はぁ…」



レッチリ「ハッ!?うーうん!!」ぶんぶん!



レッチリ「何とかなる!涙子がきっと見つけてくれる!だから、俺はネガティばない!」



レッチリ「お!!」



レッチリ「へへへ、そうだった。背中におもちゃのギター入れといたの忘れてたw」



スチャ!



レッチリ「今の俺にはこいつで十分だぜ!イエーイ!」チャカチャカ!



ぽろろろん♪ぽーーーん♪ぴろろろろん♪






ブロロ…キキィ!…キキィ…!




ぽん♪ぽろろろ~ん♪



レッチリ「~♪」



じー…(視線)



レッチリ「♪~~~Crying in the rain・・・」



パチパチパチ!



レッチリ「へ!?」



ドライバーA「ヒュー!すげーなお嬢ちゃん!」



ドライバーB「良い演奏だったぜ!アンコール!」



ドライバーC「まさかこんな辺鄙なところであんな演奏が聴けるなんて!ありがとう!チップあげるわ」


パサッ!



レッチリ「やったぜ!イタリア人って気前がいーんだなー!一万円もくれた!(日本円で換算)」



レッチリ「とりあえず財布がないから、お兄ちゃんのバッグの中に入れとこう。中に小さなポケットがついてるから安心だぜ」ごそごそ



レッチリ「で、お金が出来たのはいいけど……雨、止まないなぁ」



おばさん「ちょっとあんた」



レッチリ「わ!?なんだ、この家の人か……何?おばさん」



おばさん「それはこっちのセリフよ。あんたここで何してんの?」



レッチリ「ちょっと雨宿りをね。俺っちとっても困ってるんだ。雨宿りくらいさせてよ」



おばさん「そりゃいいけど…旅でもしてるのかい?かぁー!若いのに変わってるねぇ」



レッチリ「違うって。俺そんなんじゃないよ。ところでおばさん。傘持ってない?あったら売って下さい」ぺこり



おばさん「気の毒だけど、ウチに余分はないねぇ。汚れて使えないのはあるけどさ」



レッチリ「それでいいよ。ほらお金ならあるんだ!ここに……」ごそごそ!



レッチリ「あれ…?ない??あれれれれ!?」がさがさ!



おばさん「お金はいいよ。こんなんでいいならもっていきな。良い演奏だったよ」スッ…



レッチリ「おばさん…ありがと!」



おばさん「じゃあね、ギタリストさん」バタン…



レッチリ「ありがてぇ、これで歩いて移動できるぜ!!よっと!」カチ!バサ!!



ボト…



レッチリ「うげ!!牛のクソだ……汚れてるってそゆこと……ま、贅沢は敵かぁ…チリペッパー」バヂ…



レッチリ「残り少ない電気を節約しながら…こうやって電撃で…よし!きれーになった!これで気兼ねなく使える!」

ポツポツ…テクテク…


レッチリ「どれだけ歩いたろう……」


レッチリ「にしてもおかしいなぁ~…確かにお金をこ のバッグに入れたのに…へっくし!」


レッチリ「…さみぃ……あ!小さなホテルっぽいのが ある!」ぶるる!


レッチリ「助かった、取り合えず中に入ってじっく りお金を探そう」


ガチャ…


ー小さなホテルー



受付「…」


ゴソゴソ…


レッチリ「や、や っぱりない……」


受付「まことに残念ですが」


受付「当ホテルは一番小さいお部屋で一泊料金9000 円からです」


レッチリ「うぇぇ…」ガタガタ…


受付「現金、または身分証とクレジットカードがな ければお泊めすることはできません」


レッチリ「大将!そこをなんとか…じゃあ電話!電話 を貸してくれるだけでいいんだ!ってミサカは懇願 する!だぜ!!」


受付「そこに電話ボックスを設けてありますが」


レッチリ「だからー!小銭もないんですよぉ!!」


受付「お気の毒と は思いますが、お役に立てませ ん」


レッチリ「あ…あうぅ…」


レッチリ『ダメだ…今の俺最高にかっこわるい…これ じゃあDQNじゃあないか!!』



紳士「おや」


レッチリ「何、おじさん…?」


紳士「その傘はグッチのですね」


レッチリ「え!?………そ、そうです。ハイ」


紳士「私、家まで帰るのに傘が必要なんです……どう です?一万円で売りませんか?」


レッチリ「マジッすか!!売ります売ります!ハイ これ!」ズイ!


紳士「おっと…どうも、お嬢さん。はい、一万円」

レッチリ「やったぁ!大将、これでいいでしょお? 一番やっすい部屋頼むぜ!」


受付「かしこまりました」

ー翌朝ー


レッチリ「ふっかーーーつ!!」


レッチリ「一晩寝たらすっきり爽快!ってミサカは 白い歯をピカリ!だぜ!!」


レッチリ「お金も残りは1000円あるし、余裕で公衆 電話を使える!これで涙子に会えるんだ!!」


レッチリ「大将ー!電話BOX借りるよー!!」



受付「どうぞ」



レッチリ「さてと……」スチャ…


レッチリ「あれ?そういえば……」


レッチリ「俺、皆の番号誰一人覚えてない……じゃん」


レッチリ「…かぁーーーーー!!」


レッチリ「まぁた、ふりだしかよ!!もう一人はやだぁあああ!!」わにわに!



受付「失礼」



レッチリ「え?」



ペリ…



受付「これ、迷子ワッペンですよ」



レッチリ「わっぺん…?えっと…あーッ!!お兄
ちゃんの番号だ!やったぁ!」


受付「御力になれたのなら…幸いです」





とぅおるるるるるるるるるるん……ガチャ…





レッチリ「もっしー、レッチリだよ!!………ごめんなさい!!……うん…うん!…わかった!待ってる!!ホテルの名前は……だぜ!」





翌朝…





ディオ「御世話になりました」ペコ…


佐天「なりました」ぺこ!




受付「いえ、では…私はこれで」スタスタ…



フレンダ「こぉら!心配かけて!!旅行を楽しむどころじゃあなかったってわけよ!」ぷんぷん!


みさきち「まぁ、いいじゃなぁい。何事も無かったんだからぁ☆」なでなで


あわきん「レッチリ、大丈夫?痛いところはない?お腹へった?」



レッチリ「だいじょーぶ!」



佐天「一時はどうなるかと思ったけど、よかったぁ…」




ディオ「…」




レッチリ「あ!…お兄ちゃん」




ディオ「無事で良かった」




レッチリ「ごめんなさい…」


佐天「いいんだよ」ぎゅ…!


レッチリ「む…ふ…し、しあわへ…♪」



ーホテルー



チュンチュン…



レッチリ「むにゃ…ん…くは~!やっぱり、あんなやっすいホテルのベッドより、ここのベッドのがきもちいいや」



ムク…パサ…↑



佐天「おはよー、レッチリ。どう?元気?」


レッチリ「元気元気!元気過ぎてどーにかなっちゃう!ってミサカは仁王立ちするぜ!」



フレンダ「くか~…」


みさきち「むにぃ~朝から元気ねぇ…」低血圧



みさきち『今日の涙子の精神状態は、と……うん。快調みたいね。よかったぁ』



あわきん「Zzz…」



ガチャ…



ディオ「おはよう」



シャキッ!バババババッ!



「「「「「おはようございます」」」」」



ディオ「うん。今日は、ここで朝食はとらない。移動しながらの朝食になるだろう。30分後に出発だから、身支度をしなさい」



佐天「お兄ちゃん。今日は、皆でどこに行くの?」



ディオ「サルディニア島だ」

ーサルディニア島(海辺の墓地)ー


ザパーーーン…


ザザーーーン…


ディアボロ「…」


ディアボロ「トリッシュは今日も元気だよ」


ディアボロ「…いつもこんな話になってしまうね」


ディアボロ「トリッシュを見ていると……君のことを思い出す」


ディアボロ「若りし日の私と君を……」


ディアボロ「あの時の私は、ひどい男だった」


ディアボロ「過去を変えることは、私には出来ない」




ディアボロ「しかし、吹き飛ばすことはできる」




ディアボロ「何度でも誓おう。娘は…トリッシュは、私が守る。私が君に会いに行くその日まで」



タッタッタッタ…



トリッシュ「パパー!やっぱりここにいた。ねぇ、ご飯できたわよ」



ディアボロ「あー!今行くよ!!……ドナテラ。また明日」



ヒュウウウウウウウーーーー!



トリッシュ「やだ、風で帽子が!」



ダンッ↑…パシィィィィ!



ディアボロ「エピタフ……風を予知した」スタンッ↓



トリッシュ「ありがと、パパ☆」



ディアボロ「うん、次からはキチンとゴムひもをつけなさい」ポフ…



トリッシュ「はぁい」



ディアボロ「それにしても、ここでこんな旋風が吹くとは……今日はいつもと違う日になりそうだ」


ー船ー



カチャカチャ…



佐天「あ~む…おいしぃ~!はいお兄ちゃん。あ~ん♪」



ディオ「…」パク…


ディオ「美味い」



佐天「移動しながらの朝食って聞いて、ちょっと心配だったけど、すっごく快適だね」



ディオ「そうだろう。私も涙子が気に入ると思って、用意しておいたんだ。さらに、自動操縦でとても便利だ」



佐天「自動操縦かぁ、便利だね。ホワイトスネイク」



ホワイトスネイク「そうだな」



ディオ『涙子のスタンドも、ある意味では自動操縦型とも言えるが…』



ディオ『しかし、応用性の幅はこのディオのザ・ワールド〔世界〕すら超えている…いつも思うことだが、将来が楽しみだな』カチャリ…



ディオ「…あーん」スッ…チャッ…



佐天「お!あ~~ん♪」パク!



佐天「やっぱりイタリアってごはんおいしーね!これ大好き!!」ニコニコ!



ディオ『この料理、覚えておこう』



みさきち「フレンダ、そのソテー半分頂戴☆」



フレンダ「ヤ」ぷい!



みさきち「いいじゃなぁい。半分くらい」



フレンダ「何が半分よ、このいやしんぼめ!自分の分もう食べたくせに、あげないってわけよ!」



みさきち「わかったわぁ…じゃあ、じゃんけんで決めましょう」



フレンダ「なんでそうなるの!?絶対いや!!チート使うに決まってるもん!」



みさきち「まぁ、人聞きの悪い。わたしの能力はそんなにずるくないもーん☆」



フレンダ「どの口がいうか!」



みさきち「この口ぃ~…っとすきありぃ!ぱくんちょ☆………ん~ボーノ♪」もぐもぐ



フレンダ「あ゛ーー!」



レッチリ「お姉ちゃん、サルディニア島って、サル がリック ディ アス乗って ニア ピンカーブ曲がってるような場所かな?」



あわきん「ん~………そうね、その線はちょっと薄いかも。もっと、長閑な島だと思うわ」



レッチリ「そっかぁ…長閑かぁ、電源いっぱいあるといいなぁ!で、長閑って何?」

ーカフェー


太った男「まったく、旅行なのだから、もっとゆっくりと楽しめば良いのに。忙しなく動かないで欲しいな」


グ………ゴクゴク!


太った男「ふぅ!……戻ったか」


?「暑いな」


太った男「アイスティーだが、飲むかね」


?「頂こう」


ーカフェー


太った男「まったく、旅行なのだから、もっとゆっくりと楽しめば良いのに。忙しなく動かないで欲しいな」


グ………ゴクゴク!


太った男「ふぅ!……戻ったか。私よ」


?「太陽光が、暑いな」


太った男「アイスティー、飲むかね」


?「頂こう」


ゴクゴク…


太った男「…で、どうだった?御坂ナントカの突然変異クローンとやらは」


?「能力に見合った本体ではないな。我々ならば容易く倒せるだろう」


太った男「そうじゃあない」


?「何が言いたいのだ…?」


太った男「無事に合流させたか聞いているんだ」


?「私がホテルの受付と入れ替わって、最低限の接触で合流させた。間違いない」


太った男「そうか、ならいいんだ。引き続き頼む」


?「なるほど……理解した」


ーサルディニア島ー


少年「…」ソー…


シャッ……ブゥーン!


少年「あっ…」


佐天「ほっ」パシ…


ホワイトスネイク「フシュッ…」


スタッ…!


佐天「ととっ……はい」スッ…


少年「あ、ありがとう」ワサワサ…


佐天「大きいねそれ。カブトムシかな?」


少年「うん…こんなに大きいの滅多にいないんだ」


佐天「そうなんだ。よかったね!きちんと最後まで可愛がってあげなね」なでなで


少年「ううん。逃すよ。ぼく、こいつを自分で獲りたかったんだ」


佐天「え…もしかして、邪魔しちゃった?」ガーン…


少年「うん。じゃあね〜」ノシ


タッタッタッー…


佐天「あらら…」ショボボン…


ホワイトスネイク「気にするな涙子が。所詮は子供だ」


ーサルディニア島ー


少年「…」ソー…


シャッ……ブゥーン!


少年「あっ…」


佐天「ほっ」パシ…


ホワイトスネイク「フシュッ…」


スタッ…!


佐天「ととっ……はい」スッ…


少年「あ、ありがとう」ワサワサ…


佐天「大きいねそれ。カブトムシかな?」


少年「うん…こんなに大きいの滅多にいないんだ」


佐天「そうなんだ。よかったね!きちんと最後まで可愛がってあげなね」なでなで


少年「ううん。逃すよ。ぼく、こいつを自分で獲りたかったんだ」


佐天「え…もしかして、邪魔しちゃった?」ガーン…


少年「うん。じゃあね〜」ノシ


タッタッタッー…


佐天「あらら…」ショボボン…


ホワイトスネイク「涙子が親切にしてやったと言うのにあのガキ……気にするな涙子。所詮は子供だ」キッ…



占い師「物事が裏目に出る……たまたま今日はついてないね…」


占い師「だが、子供なんてあんなものさ。気にすることはない」


佐天「え?」クルッ…


占い師「お嬢さん。見たところ不幸ではないようだが…いや、むしろかなりの豪運だ…」



佐天「いやぁ、それほどでも…あ、占い屋さんですか?」


占い師「見てのとおりね」


占い師「さて、先程のように運の躓きと言うのは突然やって来るものさ。些細なように見えて、運の強い者には案外それが命取りだったりする」


佐天「ははぁ、なるほど。些細な不幸が折り重なって、大凶どころじゃない人もいますからねぇ…躓きまくりかも」


占い師「ま、そんなとこかな。そこで、どうです?ひとつ占っていきませんか?」


占い師「運命は変えられないが(悩み)や(不安な事)は対策を立てられる……お安くしときますよ」



佐天「運命は変えられない……か」



佐天「う~ん…確かに、最近悩んだこともあったし…お願いしようかな。あたし、占い好きだし!」


占い師「結構。では、こちらへどうぞ。椅子に座って、楽にしてください。」


佐天「はいはい」ストン



スタスタ…



ディオ「…」



あわきん「あぁ、涙子。こんなとこにいたの」



佐天「…」



レッチリ「?」



フレンダ「もしもし?涙子??」



占い師「しっ……静かに……ふむ…う~~む」



みさきち「占いねぇ」



佐天「どうでした…?あたしの手相……」



占い師「単刀直入に言うと、素晴らしいの一言だよ」



佐天「ほんとですか!?」



占い師「簡単に説明しよう。まず、ここの線が生命線ってやつでね、とても力強く伸びている……そしてこれは……」ブツブツ…



佐天「ほうほう…」



フレンダ「占いなんて胡散臭いってわけよ」


みさきち「夢がないわねぇ。いいじゃない。超能力もスタンドもあるんだから占いがあったってぇ☆」



占い師「…占いの結果に点数をつけるなんて本来しないが、あえてつけるとしたら99点かな」



佐天「やったぁ!それって、100満点中って意味ですよね?」



占い師「もちろん。私は自分の仕事に自信とプライドを持っている。断言しよう。君は幸福な星の元に生まれている」



ディオ『なかなか見る目のある占い師だな…』




占い師「いや、久々にいい物を見せてもらいましたよ。お連れの皆さんもいかがです?」



占い師「今ならこの子と同じく、一件500円で占いますよ」



フレンダ「へぇ、500円?じゃ、やってみるってわけよ」



みさきち「あら、うさんくさいんじゃあないのぉ?」



フレンダ「安いなら別。じゃあ、お願いします」



占い師「はい。では、失礼…」



フレンダ「…」



占い師「ふむ………これは…わかりました」



フレンダ「早っ!」



占い師「キミ、ついてないね。長生きできないと強く出ている」



フレンダ「なにぃッ!?」



占い師「間違いない。何度か、死にかけたことはないかい?その度に他人の力で助かっているはずだ」



フレンダ「うぐ…ッ!ぐぬぬ……」



占い師「これからも人との繋がりを大事にしなさい。さもなくば……」



フレンダ「さもなくば…?」



占い師「わかっているでしょう?キミが心で理解していることを改めて言うほど、占い師は野暮じゃあない」




フレンダ「う、うそだ……こんなこと」



レッチリ「次オレー!」




占い師「点数…?そうですね。数字にするならこんなところです」カキカキ…



レッチリ「へへへー!70点!!」



みさきち「90て~~ん☆」



あわきん「55点……まぁ、半分以上なら…」



ディオ「100点か…」



佐天「さっすがお兄ちゃん!!」



占い師「先ほどは、興奮してしまってすみませんでした。今まで、いろんな人間を占ってきましたが、あなたのような人は初めてです!」



ディオ「どうも…」



占い師「世が世なら、世界に君臨する王になっていたかもしれない…それほどまでに素晴らしい…」



ディオ「王か……私のことはいいのですが、この子が100点でない理由が聞きたい」



佐天「なに言ってるの。あたしがお兄ちゃんと同じなわけないよ」



ディオ「単なる好奇心さ。さぁ、どうなのだろうか…?」



占い師「…えぇ。妹さん…ですよね?あなたに負けず劣らず素晴らしい運をしておられますが…」



佐天「?」



占い師「キミはとても優しいんだ。だから、運の無いものを放っておけない宿命にある」



ディオ「…」



占い師「その宿命が、完璧なキミの運にヒビを入れたということかな……私はそう感じた」



佐天「またまた、大げさですよ~宿命だなんて」クスクス!



フレンダ「ままま……-20点ンンンンンッ!?………目眩がしてきたってわけよ…」クラクラ…



スタスタ…



トリッシュ『ふー…重い。ちょっと買いすぎちゃったわ』



トリッシュ『あ、あの占い師。まーた観光客ボってるのかしら。イヤね……ん!?』



トリッシュ「あれ!あなた達……」



佐天「はい?……あーーーっ!!」クル…



トリッシュ「涙子!!」


佐天「トリッシュ!!」



ダキッ!



トリッシュ「どうしたの!?こんなところで会うなんて!!」


佐天「今、旅行中なのー!嬉しいなぁ!!トリッシュ!!!」



キャッキャ!



ディオ『これで良い……いい笑顔だ。涙子』にんまり…


佐天「お兄ちゃんありがとう!!お兄ちゃんが会わせてくれたんだよね?ね!」


ディオ「フフ…」



佐天「いえーい!」ピシッガシッ!グッグッ!!



ディオ「…」ピシッガシッ!グッグッ!!



ーディアボロ邸(の庭)ー



ディアボロ「~♪」チョキチョキ…



ドッピオ『ボス。今の所、歌詞が違いましたね。あれは確か二番ですよ』



ディアボロ「そうだった……ふぅ、この庭もだいぶ色鮮やかになってきたな」



ドッピオ『すごいですよボス!まるでプロですよ』




ディアボロ「ありがとう、ドッピオ」ぶつぶつ…



キィ…スタスタ…ゾロゾロ…



トリッシュ「ただいま、パパ」



ディアボロ「おかえりトリッシュ。どうかな、庭に新しくヒマワリの種でもまこうかと思うんだが…」



佐天「ごめんくださ~い」



ディアボロ「!?…君が何故ここに……」



スッ…



ディオ「やぁ…」



ディアボロ「ディオ…!そうだな、彼女がいるということは当然君もいるはずだ。そして当然…」



レッチリ「ちゃすっ!お世話になります。ってミサカは礼儀を重んじる…だぜ!」


あわきん「お世話になります」ペコ…


みさきち「なりまぁす☆」ぺこりんこ


フレンダ「ってわけよ」ペコリ…




トリッシュ「ねぇパパ!涙子達旅行中なんだって!!泊めてあげてもいいでしょ?ね?」ニコ!




ディアボロ「あぁ、それはもちろんいいが…初めてだな。ここにこんなに客人が来るのは…驚いた」


ー物陰ー


黄フード「…」

黄フード「一行は……今度は何処へ行こうと言うんだ……?」


黄フード「こんな辺鄙な島に来て…」


黄フード「先程、通り道に墓があったが……まさか墓参りじゃあないだろうな」

黄フード「流石に悪いだろ。人が墓参りに来てるの覗いたら」


黄フード「ん……なんだ?あの派手な格好をした娘は」


黄フード「和気あいあいとしているな…全員民家に入っていくぞ……」


黄フード「!?……あの男は」


ピ!


(どうした?)



黄フード「私だ。やばいぞ」


(何が?)


黄フード「少し風貌は異なるが、間違いない。あれはディアボロだ…ッ!」


(…)


(なるほど…まぁ、そうか。そいつはやばいのと合流したな)


黄フード「どうする?」


(これ以上の尾行は危険だな。帰還してくれ)


黄フード「了解した」


プツン…



ーディアボロ邸ー



わいわい!



レッチリ「わーい!おじさん、それ大当たり!!」



ディアボロ「しまった……これがババだったか」



トリッシュ「パパ弱いわねぇ」



ディアボロ「う~ん…さぁ、ディオ。次は君が引く番だ」シャッシャ…!



ディオ「…」パッ…



ディアボロ「やったぞッ!引いたな!!ディオ!!!」



ディオ「……このディオが易々とババを引くとは」



佐天「お兄ちゃん、次あたし」



ディオ「うむ」



佐天「お!よっしゃーぃ!あたし、あがり!!一番!!」



みさきち「こう人数多いと、早く決着がついていいわねぇ☆およ、ワタシもあがりぃ♪にばーん!」



フレンダ「ずるい!!絶対能力使った!!!」



あわきん「…」フッ…!



フレンダ「あれ…?手札が……」



あわきん「あら、揃ったわ。私も上がりね」



フレンダ「まさか…あわきん?」



あわきん「ふふっ…たまには私もふざけたっていいでしょ?」



フレンダ「裏切り者ぉ!」



……………………………




佐天「白熱したババ抜きだったねー」



トリッシュ「そうね。ねぇ、涙子。話は変わるんだけど」



佐天「なに?」



トリッシュ「実はね、明日 キオッジア っていうところで、小さなお祭りがあるのよね」



佐天「へぇ、お祭り。どんな?」



トリッシュ「漁師のお祭りでね。新鮮な魚介が沢山手に入るの」


トリッシュ「現地で食べる料理もちょっとしたものなんだから!」



佐天「魚介かぁ!いいなぁ、おいしそう」



トリッシュ「でしょ!もしよかったら、あなた達も一緒にいかない?」



佐天「いいの!?いくいく!!ねぇーお兄ちゃーん!!」



ディオ「いいよ」



佐天「へ?」



ディオ「涙子が行きたいなら、行かない理由はない」

ーキオッジアー



佐天「わぁ~!すっごい賑やかだねー!縁日みたい!!」



フレンダ「屋台がいっぱいってわけよ!」



あわきん「そういえば、日本人とイタリア人てどことなく似ているって話を聞いたことがあるわね」



みさきち「それってアレでしょぉ?関西人とイタリア人が似てるって言う……確かに、ノリとかあれこれ共通点があるっぽいわねぇ。特にヤクザとかマフィアとか☆」



ディアボロ「ゴホン…ウォッホン……!」ごほごほ!



レッチリ「せんそーで日本と組んでたことがあったって、オレっち知ってるよ!って、ミサカは最近身に着けた知識を披露する…だぜ!」



トリッシュ「へぇ~、戦争で同盟だったのは知っているけど、日本人とイタリア人ってそんな共通点があったんだ」



ディオ「涙子。ここらで、飲み物でも買わないか…?」



佐天「のど渇いたの?」



ディオ「少し」



ディアボロ「なら、そこで休憩しよう」

カラン…



ディオ「んん~~…♪ブラッドオレンジジュースか、気に入ったよ」



佐天「甘酸っぱくておいしいね!」



トリッシュ「パパ、私買い物に行ってくるわ」



レッチリ「オレっちも行くー!」



フレンダ「私も。ちょっとお腹すいてききたから、屋台で何か買ってくるってわけよ」



あわきん「フレンダ、私も行く」



フレンダ「うぃ」



ディオ「涙子は行かないのか?」



佐天「あたしはいいや。お兄ちゃんと一緒にいるよ」



ディオ「そうか」



みさきち「私もここにいるー☆フレンダ、なんかてきとーに食べ物買ってきてぇ♪」ウィンク♡



フレンダ「ちぇ、先輩だと思って……はいはい」



ディアボロ「待ちなさい」ごそごそ…


ディアボロ「お小遣いだ。皆、慎重に使うんだぞ?」



トリッシュ「わぁ、ありがとパパ!大好き!!」チュッ!



ディオ「ディアボロ、すまない」



ディアボロ「ははは、いいさ。これくらい」



トリッシュ「じゃ、行ってきまーす!!」

お祭りが終わる頃……



ーキオッジアー



オルソラ「では、よろしくお願いいたしますね」



ブロロロロ……



上条「オルソラと再会して……メシ食わしてもらったのはいいけど、いつの間にか天草式と一緒に引越しの手伝いやらされて……」ボロボロ…


上条「理不尽なダブルシャワーの洗礼…」


上条「不幸だ」



イン「とうまー?さっきから何ぶつぶつ言ってるの」



上条「いんや、なんでもありませんよ。さっ!やっと旅行の続きだな」



イン「うん!水入らずなんだよ!」



オルソラ「まぁまぁ、まるで夫婦のような言い方でございますねー…」ニコニコ…



イン「…ちっ」



上条「ははは!インデックスと夫婦?それはちょっとないんじゃあないかな」



イン「…」ガーン!



オルソラ「そうでございましょうね♪」



イン「きっ…!」



オルソラ「うふふふふ」ニコッ!!


イン「くぬ……!?………これって……はっ!?みんな伏せて!!」



ビシュッ!!



イン「スペルインターセプト〔強制詠唱〕……間に合わない!?」



オルソラ「え…?」



ガバッ!!



上条「オルソラ、大丈夫か!」



オルソラ「あら…?あらあら?いつの間に…押し倒されて??」



イン「あれ…!?と、とうまナイスなんだよ!」



上条「インデックス、今狙撃してきたヤツはあそこだ!見えるか?三階建ての建物の屋根の上だ!次がくる!早く自爆させるんだ!!」



イン「え…うん!わ、わかったんだよ!」ぶつぶつ…



ザパァ!!



暗殺者「オルソラ=アクィナス!覚g…!」



上条「!…………オラァッ!!」



ドゴォッ!!



暗殺者「ごぱぁ!?げ、げふ……」ガクッ…



オルソラ「まぁ…」



イン「と……とうま、すごーーい!!!」



上条「はぁ……やれやれだぜ」



ズゴゴゴゴゴゴ…



上条「なんだ?この揺れは……」


バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!




上条「おわッ!?」



オルソラ「きゃあ!?」



イン「わぁ!?」



ズズズズズ……↑↑



上条「くそ…!拾い上げられちまったか……馬鹿げてるぜ。こんなもんが運河から飛び出してくるなんて!」



オルソラ「うぅ…!」


上条「オルソラ、とにかく船に上がれ!」


オルソラ「は、はい!」よじよじ…!


上条「これは、ガラス?いや、氷でできている船なのか…?」ぺタ…



ズゴゴゴゴゴ!!



上条「うぉ…!揺れるぞ!つかまれ!!」



オルソラ「は、はい…ぽっ///」



イン「とうまーーー!!大丈夫!?とうまってばーーーーー!!!」



イン『まずいんだよ!?状況はどうであり、あの女と二人きりはまずいんだよーー!!』



イン「とうまーーーーーーーーーーーーーーー……!!」ぴょんぴょん!




一方、佐天さんたちは…



佐天「お兄ちゃん、ちょっと運河で遊んでくる」



ディオ「運河で…?あまり遠くに行くんじゃあないぞ」



佐天「うん」



ディオ「携帯はもってるな?」



佐天「持ってる」



ディオ「よし」



みさきち「じゃ、私もオトモしまぁ~す☆」



佐天「ちょっといいこと思いついちゃったんだよね」



みさきち「そうなの?行きましょ行きましょ!」



きゃっきゃ!



ディアボロ「時に大人っぽく見えても、やはりまだまだ子供なのだね」



ディオ「そうさ。なんせ、あの子はまだ中学生なのだから」



ディアボロ「その頃……トリッシュには寂しい思いをさせてしまった」



ディオ「友よ。今夜は飲み明かそう。つもる話をしようじゃあないか」



ー運河のほとりー



佐天「ふふふふ~~~ん♪」スッ…



佐天「えいっ!」ピシュ…!



ポンポンポンポン……



みさきち「すごぉ~い☆10回くらい跳ねたわぁ!涙子、上手ねぇ。じゃあ、私も!」ビシュ!



ポチャン!



みさきち「あぁ゛~~~……」



佐天「あはは、ダメダメ。力任せじゃなくて、スナップを効かせなきゃ」



ギュ…



みさきち「きゃ…///」



佐天「こうやって、かる~く握って。ヒョイっと」



ヒョイ……ポンポンポンポン…コンッ……スゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!



佐天「えぇええええ!?」



ゴゴゴゴゴゴ…!グラ……!!



佐天「と、透明な船が迫ってくる!?」



みさきち「涙子!?危ない!屋根が落ちてくるわッ!」



ホワイトスネイク「ウショアッ!!」ゴォッ!




ゴシャアアアン!!パラパラ…




佐天「ありがと、ホワイトスネイク」



ホワイトスネイク「うむ……だが、状況が掴めん。これはどういうことだ?スタンドではないようだが」



みさきち「さ、流石!」



佐天「…魔術?」



ホワイトスネイク「だろうな。どうする?早くしないと通り過ぎてしまうぞ」



佐天「すごーく…………興味がわいてきた。みさきち、お兄ちゃんに直ぐ戻るから待ってて。って伝えておいて」




みさきち「そんな!?危険だわ!」



佐天「だいじょーぶ。お土産もってくるから。ホワイトスネイクッ!」キュウウウン…!



ホワイトスネイク「シャッ!」ッダーーーン↑



佐天「よいしょ!」ガシッ!



よじよじ……ひょい!



みさきち「涙子ーーーーーーーーーーー!」



みさきち「ちょ…あわきん!あわきんどこーーー!?あぁ!こんなときにいないなんて役立たずぅ!!」





ピポパ♪




みさきち「も、もぉー!心配させるんだからぁ!!もしもしぃ!おにいちゃぁん!!涙子がぁ!」



ー謎の船上ー



上条「!」


上条「オルソラ、隠れろ…!」


オルソラ「は、はい…」コソ…



ダッダッダッダッダッダッダ…!!




黒装束「探せ!ヤツラはこの中に乗っているはずだ!!」




オルソラ「どうしましょう…私たちのことを探しているようでございます…」



上条「わかってる……とにかく一度隠れて、逃げるチャンスを伺おう」



上条『なんでこんなことになるんだ。オルソラのせいじゃないけど…ちょいと不幸すぎるぜ』




黒装束「いたか!?船内だと!全員、船内をしらみつぶしにしろッ!!」




上条『なんだ?やけに慌てているな』



オルソラ「船の中に敵がいる……と言っているのでございますよ」ぼそっ…



上条「俺達以外に、侵入者がいるってことか…」


ー船内ー



タタター…!



佐天「やばいやばい」



ホワイトスネイク「二転三転だな」



佐天「おかしいな。引力を感じたんで乗り込んでみたんだけど」



氷の兵士「…」ギッ…!



ブン!



佐天「おっと」ひょい



ホワイトスネイク「フンッ!」



バキィッ!!パリーーーンッ!!!



ホワイトスネイク「脆いな」



佐天「良いデザインだとは思うけど」



ホワイトスネイク「しかし、ここまで守りを固めると言うことは」



佐天「よほど、大事なものがあるんだろうね」



ホワイトスネイク「ククク……フシュルルルル…!」



佐天「ふしゅるるる~…!」



ーキオッジアー


ディオ「…」



みさきち「ごめんなさいごめんなさい……涙子があーでこーなって……船がバシャーって……よじよじで……」ペラペラペラペラ!!



ディオ「すぐ戻る……か」



みさきち「どうしましょう…?」



ディオ「あの子といると退屈しないな」スッ…



みさきち「お兄ちゃん?」



ディオ「さしずめ、今度は刻限のロザリオか…」



みさきち「ロザリオ…?」



ディアボロ「ディオ」



ディオ「すまない。巻き込んでしまって」



ディアボロ「君のせいじゃないさ。それより、そんなものの発動を許すわけにはいかないな」



ディオ「そうだな。涙子の事も気になる」



ディアボロ「行くんだな……娘達は私が」



ディオ「ディアボロの傍なら安心だ……淡希」



あわきん「はいっ…」



ディオ「今こそ君の力が必要だ…」



あわきん「肉体の移動…ですか」



ディオ「頼めるかな…?」



あわきん「…」



みさきち「あわきん。よかったら、わたしが恐怖感を消してあげようか?」



フレンダ「肩もんであげようか?」



レッチリ「電気マッサージもあるよって、ミサカはビリビリアピールしてみる……だぜ!」




あわきん「いらないわ…皆ありがとう。涙子と出会って、私は安心を手に入れることができた。私は……大丈夫!」



ディオ「では、早速お願いしよう。夜空を散歩とは素敵じゃないか」



あわきん「ふふ、夜のデートですね…」



ディオ「少々過激なデートになりそうだ。ディアボロ、後は頼んだぞ」



ディアボロ「任せてくれ」



フッ…!

ー船内ー



黒装束「くそ!なんたる失態だ……これではビショップに面目がたたん。もっとよく探せ!!」ダダダー!



佐天「あ……それっ!」ひょいん



黒装束「はっ…!?いたぞ!こっちだ!!」



バタンッ!カチッ…



黒装束「チッ!物置に隠れたぞ!全員でこじ開けろ!!」



ドンドン……ゴシャ!!



黒装束「捕らえるのだ!」



佐天「やだーつかまりたくないーい」(棒)



黒装束「まずは一匹だ。拘束して監禁しておけ」


ドロドロ…


佐天「よく眠ってるおるわ」にへっ…



黒装束「やったぁ……全員捕らえたぞー…」zzz…



ホワイトスネイク「閉所でこのホワイトスネイクを捕らえられるものか」



佐天「蛇は狭いところが得意だからね。ホワイトスネイク、適当に記憶を書き換えてしばらく無力化しておいて」



ホワイトスネイク「了解した」シパパパンッ!



佐天「さてと、静かになったところで探索を続けますか」



ホワイトスネイク「待て、涙子」



佐天「どしたの?」



ホワイトスネイク「眠らせた黒装束の中に、涙子と体格が似ている女がいる。コイツから服を剥ぎ取って、変装したほうがいい」



佐天「なるほど、グッドアイデア」



ゴソゴソ…



佐天「どこから見ても魔法使いだね」



ホワイトスネイク「これなら怪しまれることはないだろう」



佐天「下着のままじゃ寒そうだから、なんかかけといてあげよう……あ、カーテンが畳んである。これでいいや」パサ…


スタスタ…


佐天「魔術師の皆さんも色々忙しいよね。綺麗だけどさ。この船」



ホワイトスネイク「奴らの手は何かと回りくどい」



佐天「融通利かないし」



ホワイトスネイク「そういうことだ」



ピタッ…



佐天「どっちかな、さっきも何か感じたんだけどなぁ」


…………!


佐天「ん……?どこからか日本語が聞こえる……ホワイトスネイク、耳を澄ませて」



ホワイトスネイク「…」スッ…



ホワイトスネイク「確かに、この発音は日本語だ。ム……この声は?」



佐天「上条さん……?」



ホワイトスネイク「近い声質だ……しかし、ここはイタリアだぞ」



佐天「こんなところで会うなんて、運命感じちゃう」



ホワイトスネイク「冗談はやめろ。あんな男に好意を向ければ、女性として駄目になるぞ」



佐天「ちょっと言いすぎじゃない?」



ホワイトスネイク「そんなことはない」



佐天「うーん……変な人によくモテるって話を聞いたことあるし……まぁいいやこの話は」



佐天「ホワイトスネイク、あの部屋があやしい。こっそり見てきて」



ホワイトスネイク「わかりました」キリッ…ドロォ……


ー船室ー



ホワイトスネイク『さて……ムム?やはり、上条当麻だったか!後の二人は……?』





アニェーゼ「どこぞの密航少年かと思ったら」



上条「アニェーゼ……まさか、こんな所で会うとはな」



アニェーゼ「それはこっちの台詞ってもんです。なんですか?寂しくて、私に会いに来ちまったってわけですか?」



上条「……あぁ、実はそうなんだよ」



アニェーゼ「っ!……し、殊勝な心がけですね。私も、もう一度あなたに会えてよかっ」



オルソラ「冗談はさておき、ここから脱出する方法を相談してみては如何でしょう?」



アニェーゼ「…」



上条「悪い。緊張した空気を緩めようと思って…」



オルソラ「ありがとうございます。ほどよく空気が緩みましたよ」



上条「そ、そうか。じゃあ、アニェーゼ。俺達、わけあってこの船に乗り込んじまったんだ」



アニェーゼ「ま……あなたのことです。どうせ余計なおせっかいでもして、なし崩しに迷い込んだってとこでしょう」



上条「あぁ、そんなところだ。ここから脱出したいんだけど、どうすればいい?」



アニェーゼ「あなたに協力するのは、やぶさかではないですが、生憎私も囚われの身。余り派手には動けないんですよ」



上条「どういうことだ?」



アニェーゼ「立ち話もなんです、座りましょうか。ほらそっち詰めてください」



上条「そうだな」ギシッ…



アニェーゼ「…」ストン…



アニェーゼ『隣り確保……さっきまでの鬱々とした気分が晴れてきた』


アニェーゼ『この少年と一緒なら、二人の救出もきっとできる。運命ってやつですねこれは』


アニェーゼ『余計な付録がついてきましたが……再開できただけ良しとしますか』



オルソラ「えっと」



アニェーゼ「どうしました?椅子があるでしょうが、そこに」



オルソラ「……ありがとうございます」スッ…





ホワイトスネイク『チッ……つまらん。ひっかきあいでもするかと思ったが、陰険な女どもだ』


ー船内ー



佐天「まだかな……」パタタタ…


フォン…


ホワイトスネイク「ただいま」ドロン…↓



佐天「おかえり、ホワイトスネイク。どうだった?」



ホワイトスネイク「心の中で話そう。一応敵地だからな」



佐天「そうだね。さ、戻っておいで」スッ…


スゥゥゥ……


ホワイトスネイク『あの声の主は、上条当麻だった』



佐天『やっぱり。それで?』



ホワイトスネイク『どうやら いつもの らしいな』



佐天『………………またァ~?』


佐天『ほんほん……へぇ~…う~ん。なるほどねぇ』



ホワイトスネイク『あの男はつくづく女難の運命にあるようだ』



佐天『御坂さんというものがありながら、罪な人…♪』



ホワイトスネイク『なんで楽しそうなんだ。涙子』



佐天『ごめんごめん。おもしろそうでさ』



ホワイトスネイク『確かに、おもしろい。あんな不幸人間そうはいないからな…この後はどうする?命令してくれ』



佐天『取りあえず、見守っててあげようか。乗りかかった船だし』



ホワイトスネイク『本当にな』



佐天『そのシスターさんのお友達2人を助けるまで、サポートしてあげようじゃないの』



ホワイトスネイク『何の為にだ?我々には何の得も無い』



佐天『いいの。引力の赴くままに!』



ホワイトスネイク『わかった。涙子を信じる』



佐天『んでもって、どさくさ紛れにDISC集めといきますか』ニタァ…ワルイカオ



ホワイトスネイク『フシュルルル!腕が鳴るぞ』


ー氷の甲板ー



シュン…パッ……シュン…パッ……スト…



あわきん「はぁはぁ……やっと追いついた…」



ディオ「ご苦労だった。淡希のおかげで素早く到着することが出来た」



あわきん「いいえ、これくらい……」



ディオ「ふむ、精神的な疲労が強いようだ。といって、置いていくのは得策ではないな。さぁ」スッ…



あわきん「え!?おんぶですか…」



ディオ「私の傍にいた方が安全だ。揺れるだろうが、休憩していてくれ」



あわきん「でも……わかりました。お世話になります」



グイ…



ディオ「……涙子にもよくこうしておんぶしていたなぁ」



あわきん「重くないですか?」



ディオ「いいや、軽いものだ。後は任せてくれ」



黒装束「そこにいるのは誰だ!」



あわきん「!?……しまっ」



ドサッ…!



あわきん「……あ」



ディオ「行こうか」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの310さん   2014年02月06日 (木) 00:50:56   ID: R6uFNeP1

らせん階段

2 :  SS好きの774さん   2014年02月21日 (金) 23:41:48   ID: 4RTFB61m

カブト虫

3 :  SS好きの774さん   2014年02月27日 (木) 01:33:51   ID: EDPLWG7t

ジェット

4 :  SS好きの774さん   2014年02月27日 (木) 20:39:47   ID: NbqIYDCZ

続きが超気になる

いつんなったら更新されるんだろう?SS速報vipが落ちてるから書くに書けんのかな・・・



カブト虫

5 :  SS好きの774さん   2014年11月14日 (金) 23:39:47   ID: R801qd_0

(*´ω`*)

6 :  SS好きの774さん   2015年01月29日 (木) 00:05:26   ID: Jr6IZdlc

エンジェル

7 :  SS好きの774さん   2015年02月19日 (木) 07:15:11   ID: hWHAhpGG

更新来てた(´▽`)
気長に待ってます☆
作者さんや管理人さんのペースで頑張ってください!

8 :  SS好きの774さん   2015年08月20日 (木) 22:22:11   ID: BB2KGj2C

母「さっさと寝なさい」

オ、オレは、何回読むんだ!? 
次もさ……最初から……な…何度「読んで」しまうんだ!? 
オレは! オレはッ!

オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ

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