LEVEL.1.0 清麿、正義の味方
――夜・海上――
バッサバッサバッサバッサ
???「クンクン……うん……近いぞ……あのあたりに『学園都市』があるのだな……」
???「もうすぐだぞ、オオワシ殿……。昼型なのに夜通しスマナイ!」
???「日が昇ったらごはんを獲るから……がんばってくれ!」
オオワシ殿下「クワクワクワ!」バッサバッサ
???「うぬ、よくわからぬ壁があるが気にせず行くのだ」
オオワシ殿下「……(え、いいの?)」バッサバッサ
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――とあるアパート――
チチチ…
清麿「朝か……」
清麿「学校は行かないとして……何をしよう」
清麿「……昨日は……何したっけ……?」
清麿「ああ……長点上機の首席卒業生の論文読んだっけか……」
清麿「……」
清麿「なんか最近……何してもつまんないな……」
清麿「オレ……、なんのために生きてんだろな……」
???「コラ、貴様!!! こんな時間になにをやっている!!?」
バッサバッサビチビチビチビチ
オオワシ殿下「……クワ(ども)」バッサバッサ
清麿(窓に……変な奴が……は?裸?オオワシ?ブリ?)
バッサバッサバリンバッサバッサ
オオワシ殿下(っべ、こわしちった)バッサバッサ
清麿「」
オオワシ殿下「クワックワクワクワッ(いやゴメンネわざとじゃないんだ)」
清麿「……」
???「我が名はガッシュ・ベル!! おまえ、高翌嶺清太郎の一子、高翌嶺清麿だな!!?」
ガッシュ「父上におまえのことをまかされた! 手紙を預かってる!」
ガッシュ「これだ!」つ手紙
清麿「……」パラ…
清太郎『清まr(ry』
清麿「……なるほど、よくわかった……。これは親父の字だし、夢でもなさそうだ」
清麿「だが!!! ふざけるなっ!!! なんでおまえみたいなガキに……」
清麿「鍛えられなきゃいけねーんだ!!?」グアァ
ガッシュ「!」
赤い本 カッ
コオォオォォオ
バガァ!!!!!
清麿「のああああっ!!!!」
清麿「な……? 電……撃……?」
清麿(こいつ、能力者か? レベルでいうと3あたり……)
清麿(いや、まてよ…。こいつはイギリスで親父が見つけたはず……。つまり学園都市の外の能力者? そんなバカな……)
清麿「お、おまえ、何者だ?」
ガッシュ「ガッシュ・ベルと言っておろう」
ガッシュ「うぬ! それよりも! おぬし、早く学校に行かぬか!」
清麿「なに?」
ガッシュ「もう外には制服とやらを着た者たちがたくさんおったぞ!」
清麿「うるせぇな。俺が今さらあんな低レベルな奴r」
ガッシュ「うるさい! 早く行かぬとちんこ引きちぎるぞ!」
清麿「はぁ!?」
ガッシュ「ふん! ふん!」ガシグイ
清麿「やめろ!! 服の上でも痛い! わかった! 行けばいいんだな!? 行けば!」
メ欄にsaga入れた方がいいよ
思い付きでたてました。書き溜めはもうありません。
金色のガッシュととあるのクロスです。
これから少しずつ更新していくので良ければ見てやってください。
>>6
ご指摘ありがとうございます
以後気をつけます
――柵川中学2-2教室――
清麿(なんなんだ、この"赤い本"は……? 見たこともない文字のうえ……、一定の文法法則すら見つからん……)
清麿(! なんだ? 第一の術……ザケル……? ここだけは何故か読める……)
ガッシュ(フム……、授業も聞かず清麿はなにを……)
中田「高嶺!!!」
清麿「……はい……」
先生「この数式を解いてみろ!」
ガタッ
清麿「……a=4、b=8、c=0.3……」
中田「……く……正解だ!」
清麿(素直に、別の本読んでたこと注意すりゃいいのに……まわりくどいったら……)
ヒソヒソ
「ちっ……なんだよあいつ……」
ヒソヒソ
「久々に来たと思ったら、また嫌味なことやりやがってよ……」
ヒソヒソ
「勉強する必要ねーなら帰れよ……」
清麿(!)
「テストの問題難しくなったらどーすんのよ……」
ヒソヒソ
「頭いいのはわかったから、ほかの学校でも行けよ、うっとうしい……」
「頭悪いオレ達を見下して、そんなに優越感にひたりてーのかよ……」
清麿「…………」
ガッシュ「………」
キーンコーンカーンコーン
ガッシュ「な?」
ガッシュ(なぜ帰り支度を……? ほかの者はまだ帰らぬぞ)
ガッシュ(き……清麿……!!!)パタタタタタタ
――廊下――
???「え?もう帰っちゃうの?……高嶺君……まだ昼休みよ……」
清麿「!」
???「久しぶりに来たんだから、最後までいようよ……」
清麿「水野か……」
水野「授業がつまんないなら……また前みたいに先生になって、私に勉強を教えてよ……」
清麿「いい加減にしろ!! おまえもオレなんかと話してたから、仲間外れにされたんだろ!?」
清麿「バカはバカ同士、仲良くしてりゃいいんだよ!!!」
水野「でも、前に私に数学教えてくれた時……私みたいなバカでも、すごくわかりやすく教えてくれたから……」
水野「やっぱり高嶺君は天才だよ……」
清麿(……)
清麿「や……」
清麿「やかましい!! とにかくオレは帰るんだ!!」
ガッシュ「バカモノ!!!」
ガッシュ「おまえのことを思って止めてくれてるのに!! 無視して帰るとは何事だっ!!?」BA-BAAAAN
水野「え?」
ガッシュ「あ……」
清麿「」( A )゜゜
清麿「きっ、貴様!! 何してる!!?」
ガッシュ「イヤ……私は清麿を鍛え直すために……仕方……なく……」
ナンダナンダ!? ザワザワ
清麿「こ……の……」
清麿「勝手に学校に入ってくんじゃねーっ!!!」
ナンダー?コドモガハイッテキテルッテヨ! ダレダヨ、ガッコウニツレテクルバカハヨーーーー・・・・・・
――校舎裏――
ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・
ガッシュ「よ、よかったな、清麿……おまえを嫌わない子もいるではないか……」
清麿「ご……ごまかすんじゃねぇ……ハァ……どうりで、持ってきた覚えのないバッグがあると思ったら……ハァ……」ホンハカエスゾ
ガッシュ「……」
ガッシュ「よし、清麿! 正義の味方作戦を決行だ!」
清麿「何!?」
ガッシュ「清麿を鍛え直す最初の作戦だ!」
ガッシュ「学校には”不良”という輩がいるのであろう?」キラキラ
ガッシュ「清麿がその不良を倒し、からまれている者を助けるのだ!!!」キラキラ
清麿(オイオイ……目が本気だぜ……)
ガッシュ「清麿がいい奴がという噂が広まれば、友達など向こうからよってくるわ!」
清麿「チッ」
清麿「なんでオレがそんなこと! 勝手に決めるな! 死んでもやらねーぞ!!」
ガッシュ「こ・・・・・・この作戦がダメなら……友達作戦2を実行するまでだ……」
清麿「な? 2?」
ガッシュ「これから私が教室へ行き、一人一人に清麿の友達になってくれと土下座してくる!」
清麿「ま、待て、わっかた! そんな恥ずかしいことだけはやめてくれ!!」
ガッシュ「ならば『正義の味方作戦』をやってくれるのだな?」
清麿(あーーーーーーっクソ! なんでオレが!!?)
清麿「だいいち、おまえどうやって不良にからまれてる奴を探すんだ?」
ガッシュ「そ……それは……」
清麿「ほら見ろ!そんな都合よく…………イヤ……ある……」
清麿「耳をかせ、なんとかなるかもしれん!」
――そのころ、校舎内・一年教室――
佐天「でさー」モグモグ
初春「もー佐天さんったら、食べながら話さないでくださいよー」
佐天「あはは、ごめんごめん」
佐天「それでね、この新曲がまたいいんだな~」
初春「そうなんですか? それは聞いてみたいですね」
ザワ・・・ザワ・・・
佐天「? なんか今日は教室の雰囲気変じゃない?」
初春「たしかにそうですね。今日何か変わった事ありましたっけ」
佐天「う~んどうだったかなぁ」
初春「あっ、そういえば、今日は"あの"高嶺って人が来てるらしいですよ」
佐天「あー"あの"? でもそれだけで一年のクラスまで雰囲気変えるなんて、大したもんだよね~」
佐天(二年生の高嶺清麿さん……。学校一頭が良いと言われてる人。……凡人じゃ手の届かない天才の一人……か)
佐天(私の苦手なタイプだなぁ)
――放課後・屋上へ続く階段――
初春「急に屋上に行こうだなんて、どうしたんですか? 佐天さん」
佐天「いやー、なんかさー」
佐天「明日は一年生の能力測定でしょ? そして私はLEVEL0、この鬱憤を今のうちにどこかではらさねばー」
初春「それで私をつれて屋上ですか……」
佐天「そゆことー」ニコニコ
初春「それにしても、ほんとに嫌なんですね。能力測定」
佐天「あったりまえじゃーーーん」ドアノブニギル
ガチャッ
金山「ぅおらっ!!」ドゴォ!!!
ガッシュ「うぬぅっ……」ドスッ
水野「イヤーー!!」
佐・初「「」」
佐天(こ……これはどういう状況!?)
佐天(学校一の不良と言われる金山って人が金髪の男の子に暴力を振るい)
佐天(学校一のバカと言われる水野先輩が泣き叫ぶ!!!!)
初春「あ……えっと……!! ジャッジメントです!!」
佐天「そして初春がジャッジメント宣言!!!」
金山「うるせぇ!!!」ギロッ
佐・初((ひいいいいいいいいいい))
――昇降口――
ドッカヨッテク? マタナー
清麿(あいつを騙す作戦、思いのほかうまくくいったな……。やっよあいつから逃げられる……)
清麿「恩返しだかなんだかしらんねーが、迷惑なんだよ! こんなこと"義理"でやられても……」
清麿「だいいち、"あいつにオレの何がわかる"ってんだ?」
「ねえ、吉子、水野さん見なかった?」
清麿(! ……水野?)
「ん? どうしたの?」
「合唱部で行くコンサートのチケット代集めに行ったきり、戻らないのよ……」
清麿(……チケット代集め……金山の絶好のカモだな……)
清麿「ま……もし、水野だとしてもガッシュがいれば大丈夫だろ。LEVEL3並の電撃出せるんだし……」
ガッシュ『友達作り作戦決行だ!!』
清麿「……」
清麿「……どうせ……黒コゲの不良がいるだけだと思うが……」
清麿「のぞきに行くだけ行ってみるか……」
投下します
まず謝りたいこと
1、やっぱり佐天さんが変
2、眠すぎて文章が変かもしれない
3、話に脈絡がないかも
4、更新遅い割に量がない
それでも投下します
――屋上――
ガッシュ「……」ドン!
――ドアの前――
清麿「!!!」
清麿「バ……カ……」
清麿「なんで……ボロボロなんだよ……? 電撃を出せるんじゃ……なかったのかよ?」
清麿「どうして……!?」
水野「もうやめて、お金なら渡すから!! もうこんなちっちゃい子を殴らないでよ!!!」ババッ
ガッシュ「! このバカに渡す金はない……渡すんじゃない!」
初春「そうです! 渡しちゃだめです!」
佐天(あれ、私何してるんだろ……)
初春「あなたも、ここはジャッジメントである私に任せて逃げてください!」
ガッシュ「なにを言うか。お主だってさっき殴られて、もうヨロヨロではないか!」
佐天(そうだ、初春が頑張ってるのに私は何もしてない……なんでだろう……)
ガッシュ「大丈夫、私は平気だ……それより、もうすぐ清麿が助けに来てくれる」
ガッシュ「そしたら安心だ……二人一緒に戦うから、こいつもすぐ倒せる!」
清麿「ぐっ……」
佐天(……来るわけない……)
金山「ハッ、さっきからそればっかり言ってやがるな……」
金山「バカが!! いい加減気づきやがれ、おまえは高嶺にだまされたんだよっ!!!」ガン!
佐天(そうだ……あの子はだまされてるんだ……)
清麿(そうだ……いい加減気づけ……バカ……)
金山「あいつは自分以外の存在がすべてうっとうしいんだ!!」ドン!
佐天(きっとそうだ……)
清麿(………………そうさ……)
金山「自分が常に一番!! 自分以外は全部クズだとおもってんだよ!!!」ガッゴッ
佐天(きっとそうやって他人を見下してるんだ……)
清麿(そうだ……オレ以外は全部クズだ……)
金山「おまえもあいつとどんな関係か知らねぇが……」
金山「おまえもしょせん、下等動物のやっかいもののブタにしか見えてねぇんだよ!!!」
佐天(そうだ……あの人はきっとそうやって悦に浸ってるんだ。凡人を見下して……)
清麿(そうだ……そいつの言うとおりだ……だから……早く、だまされたと気づけ……)
清麿(そして……どこでもいいからとっとと逃げやがれ……)
金山「この学校であいつの肩を持つ奴なんざ一人もいねえ!! 先公でさえもいねえんだ!!!」
清麿「!」
金山「あいつなんか……永遠に学校に来なくていいんだよ!!!」
金山「来てほしいと思ってる奴なんか誰もいねんだよ!!!」
佐天(そうだ……そうなんだ……)
清麿(………………………)
水野「そんな……そんなことは……」
初春「ひどい……」
ガッシュ「だまれ!!! "おまえに清麿の何がわかる"!?」
佐天(!!)
清麿(……)
ガッシュ「清麿は悪くない!!! だから私は清麿を助けに来たんだ!!!」
佐天(……)
清麿(……!!)
ガッシュ「清麿は、好きで天才になったわけじゃないんだぞ!!!」
ガッシュ「清麿の父上が言ってたぞ! 小学校までは普通に友達と遊んでたって!!」
ガッシュ「この中学にしたのだって、友達と一緒の学校に行きたかったからだって!」
ガッシュ「なのに中学になって、だんだん友達が清麿の頭の良さをねたみ始めたって!」
清麿「……」
ガッシュ「清麿が変わったんじゃない!!! 清麿を見る友達の目が変わったんだ!!!」
清麿「……」
ガッシュ「清麿が実際何をした!!?」
清麿「……」ポロ・・・
ガッシュ「今日、学校に来て何をした!!?」
佐天(……なんだろう)
ガッシュ「おまえのように誰かを傷つけたか!?」
清麿「……」ポロ・・・ポロ・・・
ガッシュ「おまえみたいに弱い者から金を奪ったか!!?」
佐天(私はあの人のことを誤解してたのかもしれない)
ガッシュ「学校に来なくていいのはおまえの方だ!! でくの坊!!!」
佐天(あの子の言うことが本当なら……、本当は、すごく普通の人だ……)
ガッシュ「これ以上私の"友達"を侮辱してみろ!!!」
佐天(そうだったら、私はすごく酷いことを考えちゃったな……謝った方がいいかな)
ガッシュ「おまえのその口、切りさいてくれるぞ!!!」
清麿「……っ」ポロポロポロポロ
佐天(……来るといいな……)
ガッシュ「清麿が今来ないのは、ウンコをしているからだ!!!」
清麿「!」
ガッシュ「きっと……きっと太い……そう……アナコンダよりも太く……!」
清麿「っ」ゴシゴシ
ガッシュ「金魚のフンよりも切れが悪い、最悪のヤツだ!!!」
清麿「いい加減にしろ!!! 誰がそんなウンコするか!!?」バンッ!
佐天(! 来た……!)パァァ
ガッシュ・清麿「……」ニッ
ガッシュ「ほら来たぞ! ウソつきはおまえだ、でくの坊!! バーカ! バーカ!! バーカ!!!」
金山「……#」
清麿「そうだぜ! オレ様が来たからにゃおまえなんて……」
清麿「イチコロ…… ダ ボ ォ オ ウ!!!!」
ガッシュ「がんばれ、清麿!!」
清麿「ちょ、ちょっと……待……がはぁ!!!」
ガッシュ「バカッ! キックで反撃だ!!」
清麿「マガッ!」
佐天「えっちょっ」
清麿「マデャァ!」
水野「あっあっ」ポロポロ
清麿「マブゥ!」
初春「ひょえええええ」
金山「おるあぁああ!!!」
清麿「おぶううううううううううううううううううううううううう」
ガ・水・佐・初「「「「……」」」」
清麿「勝てない……勝てなぃいぃぃい……ムリだ……」
佐天「の、超能力とかでバーン!といけないんですか?」
水野「高嶺君、超能力は完全にLEVEL0なの……」
初春(頭は良いのに!?)
清麿「やっぱりこんな作戦……ムリだったんだぁぁぁあ!」
ガッシュ「!」
ガッシュ「何を言う! 清麿が来た時点で、この作戦は成功だぞ!!!」
ガッシュ「その証拠に清麿、今、すごくいい顔してるぞ!」
ガッシュ「今までで一番"生きてる顔"だ!!」
水野「そうよ……高嶺君……」
水野「私も高嶺君が来てくれてうれしいもん」
佐天「あの……ごめんなさい! 私、あなたのこと、嫌な人だと誤解してました」
佐天「でも、今はそんなことないんです! それがなんだかすごくうれしくて……」
初春「えと……風紀委員としては何とも言い難いんですが……」
初春「人を助けようとすることは、とても素晴らしいと思います」
水野「だから……」
水野「ありがとう……」ニコ
佐天「ありがとうございます!」
初春「ありがとうございます……」
清麿「……」
ガッシュ「正義の味方作戦……成功だ!」バッ
ガッシュ「バンザーイ!」
水野「バンザーイ!」
佐天「バンザーイ!」
初春「ば、バンザーイ!」
清麿「う、うるせえ! こんなにボロクソになって何が……」
清麿「!」汗ばんだ手を見つめる……
清麿("生きてる"……か)フフッ
金山「何が……成功だ!!?」ドカァァァ!
金山「お遊びでやってんじゃねえぞ、コラ!!!」ゴキキバキ
清麿「あああ……まだ問題は解決していない……」
清麿「ガッシュ! 早く、あいつに電撃を……!」
ガッシュ「な……何を言っておるのだ清麿!? 私は超能力者ではないのだぞ!?」
清麿「は!? おまえ、こんな時に何とぼけてるんだ……!」
清麿(悔しいが、オレでは金山には勝てん……。水野もムリだ……)
清麿(あの女の子2人も、オレが来たときに既に金山から暴力を受けていて、なおかつ金山を倒せていないことからきっとムリだろう……)
清麿(クソッ、どうにかしてガッシュの電撃を出させねえと……)
ゴソッ
清麿「!」
清麿(本……第一の術……ザケル……)
清麿「!」
清麿『ふざけるなっ!!! なんでおまえみたいなガキに……』
清麿『鍛えられなきゃいけねーんだ!!?』
清麿(そうか……"赤い魔本"だ!!!)
清麿(もしこれがあっているなら、さっきのことも説明がつく……)
清麿(ガッシュはとぼけたんじゃない……)
清麿(“自分の意思”では電撃を出していなかったんだ!)
水野「いい、もうお金を渡す! もう誰も殴られることない!!!」
清麿「待て、水野、金を渡すな! こいつは倒せる!」
水野「え? な……何言ってるの!?」
清麿「そう、オレは今日の朝……この本を持って偶然この呪文を唱えてたんだ!!!」
清麿「『ふ"ざける"な』! そう、第一の術」
清麿「『"ザケル"』!!!」カッ!!!
コォオオオオ
コヒュゥウウゥウウ
清麿(よし、思ったとおり……イヤ……)
ゴオオオオオオオオ
清麿(待て……なんか……朝よりタメが大きくないか?)
清麿「イカン! ガッシュ、ちょっと横向k……」バッ
ガッ!!!
┏━━┓┏┳┓ ┏┓┏┓┏┓
┗━┓┃┃┃┃ ┃┃┃┃┃┃
┃┃┗┻┛ ┃┃┃┃┃┃
┃┃ ┏┳┳┓┗┛┗┛┗┛
┏━┛┃ ┗┻┫┃┏┓┏┓┏┓
┗━━┛ ┗┛┗┛┗┛┗┛
――拝啓……親父……イヤ、お父様……
清・金・水・佐・初「「「「「」」」」」
――すてきな誕生日プレゼンとありがとうございます。
ガッシュ(○Д○)
――その子供、"ガッシュ・ベル"はとても良い子です。
――さて、話は変わりますが……
――私も少々、物の見方というものが変わってきたようです。
――物を知る時、初めて人に訊ねたいと思いました。
――お父様……その子供"ガッシュ・ベル"とは何者なんですか?
――どうか教えてください……オレ、……イヤ、私はこの先が怖くて仕方ありません……
金山「」ピクピク
清麿「……」
水野「……」
ガッシュ「……?」
初春「お、屋上が……」
佐天「吹き飛んじゃった……」
つづく
次回予告的な
銀行強盗の様子が伝えられるTV。なんと、人質としてそこに映し出されたのは水野だった!
あいつ、また捕まったのか!
ガッシュの言葉によって走り出すオレ。事件解決へと尽力する風紀委員。
そして、電撃!!!
次回、とある魔界の電撃少年
LEVEL2→3 読めない本,心の電撃
――科学と魔物が交わる時、物語が始まる――
酉ってこれでいいんでしたっけ
深夜のテンションで書いてると意味不明になることに気付いた>>1です
とりあえず投下して布団にダイブします
――夜・清麿のアパート――
清麿「ダメだ!」バン!
清麿「ダメだ!!! ダメだ……」
清麿「なぜだ……? 冗談じゃねえぞ、この"赤い本"……」
清麿「なんでオレに読めない本が存在するんだ……? 参考にできるものすら、いくら探しても見つからん」
清麿「やはり読めるのはココだけか……」
清麿(第一の術……『ザケル』……)
清麿(やはり……なんとか解析しないと……)
清麿(これほど未確定のものをこのままにしておくのは危険だ……)
清麿(なぜガッシュはこの"赤い本"を読んだときに電撃を発するのか……)
清麿(考えられることは……"赤い本"はガッシュの秘めたる力を引き出すことができ)
清麿(そしてガッシュの電撃は、それによって発動する……超能力とは少し違うもの……)
清麿(ならばアレは言いたい何なのか? それにあの電撃、並の超能力よりも格段に強い……)
清麿(しかも"第一の術"ということは、ガッシュはそれ以上の攻撃能力を秘めているかもしれない)
清麿(さらには、本人は電撃を出している自覚がない……)
ガッシュ「のう清麿」
清麿「!?」ビクッ
清麿(こいつと顔を向い合わすのは避けたい!)ザッザッザザッ
ガッシュ「き……清麿……」
清麿(後ろから持ち上げてこちらを向かせない!!)
清麿「はぁあっ!!」ズザザザザザ
ガッシュ「うぬうっ!!?」
ガッシュ「お、お話がしたいだけなのだが……」
清麿「よかろう。そのまま話せ!」
ガッシュ「うぬ、ならば清麿! 明日も正義の味方作戦をしようぞ!」
清麿「何? またあんなことを?」
ガッシュ「もちろんだ! 私は清麿の教育係なのだ。アレで友達ができるなら……」
ガッシュ「不良と戦おうが殺人犯と戦おうが安いものだ!」フフフ・・・
清麿(い……いかん……やはり、こいつは疫病神か?)ぐにゃ~
ガッシュ「それに、正義の味方は清麿にぴったりだと思うぞ!」
清麿「いや……どこが……」
ガッシュ「言ったであろう……助けに来た時、清麿は一番"生きてる顔"をしていたと……」
ガッシュ「私はあの時の姿が清麿の本当の姿だと思っておる!」
ガッシュ「清麿……」
ガッシュ「お主……自分にウソをついておらぬか?」
清麿「う……うるせえ……」
清麿(『自分にウソをついてる』だって……? そんなことは……)
清麿(自分が一番わかってる……)
ぷ~ん
清麿「くっさ!?」
ガッシュ「うぬ?」
清麿「おまえ、なんでそんなに臭いんだ!?」
ガッシュ「うぬ? そんなに臭いかのう」
清麿「まてよ……おまえ今朝はオオワシに掴まって来たよな……一番最後に風呂に入ったのはいつだ?」
ガッシュ「うぬ……何日前だったかのう……」
清麿「風呂……入ろうか……」
――風呂――
シャカシャカ
ガッシュ「おお、泡! 泡!!!」
清麿「……」フフッ
清麿(こうしていると、やっぱりこいつもまだ子供……)ワシャワシャワシャ・・・コツ
清麿「ん?」
清麿(つ……角ぉおっ!!?)
清麿「ヒィイイィッ!!!」ビタン!
清麿(や……やはり……こいつは……こいつはいったい!!?)
ガッシュ「?」
――翌日・放課後・柵川中学付近――
清麿(今日も学校には行ってみたが……話しかけてくれるのは水野だけだったなあ)テクテク
ガッシュ「ふんふふっふんふふっふんふっふーん」テクテク
清麿(なぜこいつはナチュラルについて来てんだ……)
「せんぱーい!」
ガッシュ「うぬ? あれは昨日屋上にいた子ではないか」
清麿「ん?」
佐天「高嶺せんぱーい!」タッタッタッ
清麿「!」
佐天「やっぱり、高嶺先輩とガッシュ君だ!」
初春「もー、待ってくださいよ佐天さーん」ハァハァ
清麿「君たちは……」
初春「昨日助けていただいた、一年の初春飾利と」
佐天「同じく一年の佐天涙子です!」
初春「そっちの子は……」
ガッシュ「我が名はガッシュ・ベルである!」
佐天「おおっ、元気がいいねー」
初春「よろしお願いしますね、ガッシュくん」
ガッシュ「うぬ!」
清麿「初春さんと佐天さんだな。ところで、なんでオレの名前知ってたんだ?」
初春「だって、有名ですよ?」
清麿「……そうか……」
清麿(それは……悪い噂だろうな……)
佐天「はい。学校一頭がいい生徒って言われてて、学校一の不良と言われる金山って人や、学校一間の抜けていると言われる水野先輩と並んで有名ですよ」
初春「あとは万年二位の金子先輩とか、朝顔大好き野口先輩とか……」
清麿「お、おう……」
清麿(野口って誰だ……)
佐天「って、そうじゃなくて! 今日は高嶺先輩にお礼しに来たんです!」
ガッシュ「お礼?」
初春「はい、昨日助けていただきましたし……」
佐天「それと、えっと……昨日もちょっと言ったと思うんですけど、私これまで先輩のことあまりよく思ってなくて……」
佐天「ていうか、悪く思ってて、そのお詫びがしたいんです」
清麿「……」
ガッシュ「うぬう! 清麿! 正義の味方作戦大成功ではないか!」
清麿「あっバカ」
初春「? 正義の味方作戦って何ですk」
清麿「気にしなくていい」キリッ
初春「はぁ……」
佐天「それで、私たちは何をすればいいですかね?」
ガッシュ「もちろん、清麿の友達になってほしいのだ! 清麿は友達が少ないからのう」
清麿「っ! おまえはさっきから余計なことを……」
ガッシュ「でも、清麿は別にそれ以外に何かしてほしいこともなかろう?」
清麿「うっ……確かに……」
清麿(下級生に何かおごらせるとしたらいろいろとヤバいな……)
佐天「え、結局どうなんですか?」
清麿「うーん……じゃぁ、ガッシュのいったことで……」
初春「ほんとにそれでいいんですか?」
清麿「まあな」
佐天「高嶺先輩って優しいんですね!」
清麿「! ……いや、まあ……」
初春(照れたな)
今回はこれだけです
多分次回ごろに超電磁砲勢がからんでくるんじゃないかなあああああ
ごめんんあさい寝ます
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