ミカサ「恋人同士ですること全部」(1000)

エレミカ
ミカサと付き合う妄想をぶちまけるスレ
息抜きで少しずつ書く

安価は指定した日時までのレスから、書けそうなものを拾って書く形式
微エロはいけるけど、挿入行為とグロは無しで

タイトルの元ネタのエロゲとは、内容に関連はありません。

***

「は? 今何て言った?」

「私をエレンの恋人にして欲しい。と言ったの」

***

午後の訓練を終えて、営庭から兵舎に戻る途中だった。

アルミンのいる班に声をかけようとして、ミカサに袖を引かれた。

「エレン。夕飯の前に、少し話がある」

「何だよ。今話せよ」

「人目をはばかる」

深刻そうでもない声でそう言われたが、面倒だと断るには忍びなかった。

「手短に済ませろよ」

「わかっている。兵舎の裏に来て」

場所だけ指定して、ミカサは袖を離してさっさと去ってしまった。

念のため、泥を落として着替えてから、すぐに待ち合わせ場所に向かった。

案の定、ミカサはもう待っていた。

「着替えるの早すぎるだろ」

「そうでもない」

兵舎の裏手、蔦の這っている壁にミカサが寄り添うように立っていた。

いつものシャツとスカート姿に、カーディガンを羽織っている。

「何だよ。用事ならさっさと言え」

「聞きたいことがあるのだけれど」

まっすぐにこちらに向かい、ミカサは手を体の後ろで組んだ。

「エレン、今好きな人はいる?」

よく知っているはずの幼なじみの口から、一生聞くことはなさそうだった言葉が飛び出した。

突拍子もない台詞に、エレンは面食らう。

じっとこちらの返答を待っているミカサの顔は、あくまで平静だった。

「藪から棒に何だよ。いるわけねえだろ。お前も知っているだろ」

「じゃあ、誰かと恋愛関係になる予定も」

「さっきから何言ってるんだよ、お前」

「恋愛関係になる予定はあるの? ないの?」

「あるわけねえだろ、本当に何の話だよ」

できるだけ落ち着いて返事をしたつもりが、へどもどしてしまった。

こんなに長時間、ミカサに見つめられ続けたのは何年ぶりだろうか。

何を確認しているのか、こちらの顔色を窺っていたミカサが、マフラーの位置を軽く直した。

「一応の確認。安心した」

「罰ゲームか? 誰かに聞いてこいって言われたのか?」

「そういうことじゃない」

ゆっくり首を振り、一歩こちらに踏み出してきた。

「こんなことを突然頼んで、おかしいと思わないで欲しいのだけれど」

もう一度マフラーに手をやり、斜め下に視線を逸らしながら言った。

「不都合がなければ、私をエレンの恋人にして欲しい」

***

「恋人……って、お前」

「だから、私を」

「いや、何言って」

顔がかっと熱くなるのがわかった。

ミカサが踏み込んできた分、一歩後ずさる。

お互い、知らないことなんてほとんどないと思っていたはずなのに、一瞬ミカサが知らない人に見えた。

「私が恋人だと、不都合はある?」

「不都合とか、そういう問題じゃねえだろ……」

「それ以外に問題がある?」

畳みかけられ、いつの間にか背中が壁についていた。

ミカサの顔がぐっと近づく。

「エレンに負担はかけない。問題がないのなら、私を恋人にし」

「待て待て待て待て」

エレンは頭を抱えて下を向いた。状況が整理できない。

「それは、オレと……お前の言う、恋愛関係になるって意味か」

「そう受け取ってくれて構わない」

「わけわかんねえ」

「どう説明すればいい?」

ミカサの顔を直視できずしゃがみ込んだのに、エレンの正面でミカサもしゃがんで視線を合わせてきた。

「……オレのこと好きだったのか?」

念のために確認してみる。

ミカサは、マフラーを鼻の下まで上げて黙ってしまった。

言い募るミカサの熱っぽさに圧倒される。

腹の底がかっと熱くなって落ち着かない。

「卒業までとは言わない。謝肉祭まででいい」

「いや、そんな試しに付き合うようなことは」

「いいから」

しゃがんだまま、ミカサが手を握ってきた。

思わず唾を飲み込んだ。ついでに、拒絶の言葉も飲み込んでしまった。

「……私はそれでいいから」

ひんやりとした指は白く滑らかで、目が離せない。

「いい?」

気がつくと、エレンは微かに頷いていた。

「ありがとう」

ミカサの手に引かれ。立たされる。

子供のように、ズボンについた泥をはたき落とされた。

ぽかんと口を開けているうちに、握られていた手がゆっくりと解かれる。

「エレン、また後で」

そう言ったミカサは、耳の下で切りそろえた髪を揺らしながら、食堂に向かって歩き出した。

呆けたままその背中を見送り、エレンは赤くなった自分の首に手を当てた。

「……どうなってるんだよ」

答えもない問いを地面に落とし、しばらく動けないでいた。

いつもと同じ塩気のないスープも、いつも以上に味を感じ取れない。

ミカサの態度はいつもと同じだった。

無為にパンをちぎってパンくずを落としていたら、不意に胸元を手で払われた。

「エレン。食べこぼしてる」

思わずその手を叩き落してしまう。

「あ、わり……」

「エレン、何も叩かなくても」

「平気」

呆れ声のアルミンをミカサが制止して、夕餉は続行された。

「……ミカサ」

食堂から出ですぐ、もう薄暗くなった屋外で、エレンはミカサに耳打ちした。

「後で林に来られるか。備品倉庫の裏の」

「わかった。消灯後に行こう」

もう少し話もしたいし、とミカサはこちらも見ずに答えた。

何の照れもないその程度に、妙に苛立った。

(何でオレだけ、こんなに動揺してるんだよ)

ミカサに好意を向けられている、と知って悪い気はしなかった。

しかし、この不可解な態度が癇に障る。

(恋人って何だよ。何すればいいんだよ)

今すぐ頭をかきむしって、大声をあげたい心地だ。

(とにかく、少し落ち着いて話さねえと)

大きな楡の木の下に並んで座ると、子供の頃に戻ったようだった。

「エレン、何?」

「何じゃねえよ。いきなり恋人って言われても、何すればいいかわかんねえし」

「いつも通りでいい。エレンは何も変わらなくていい」

そう言って、ミカサはマフラーを引き上げて顔を半分隠してしまった。寒いわけでもないだろうに。

「エレンに負担はかけない」

「おかしいだろ。恋人なら、何かして負担になるわけねえし」

「とにかく、エレンは何も気にしなくていい」

無理だ、と立てた片膝に額をつけた。

「恋人になったなら、今まで通りっていうのはおかしいだろ。今までオレたちは恋人みたいなことしてたかよ。
 違うだろ。何がしたいんだよ、お前……」

ミカサの意図を聞いたつもりだった。

まだ恋人になったつもりもなかったが、ミカサは何かを決意したようにマフラーをぎゅっと一度握った。

そして、その手をエレンの膝に重ねてきた。

「恋人らしいこと……は、私にもよくわからない。
 けど、エレンが望むのなら、一緒に覚える」

「は?」

「無理に恋人らしくする必要はないし、エレンの時間を必要以上に浪費するつもりもない。
 ただ、心構えと言うか……恋人と認識してもらえれば充分、なので。でも、エレンの言うことも、もっともなので」

ゆっくり、舌をもつれさせながら、ミカサが言葉を紡ぐ。

「……まず、何をすればいい?」

思わずミカサの手から逃げるように身体が跳ねた。

ここまで

今日は体調が万全でないので、明日の15時くらいまで行動安価
変なスレでごめん

↓↓

あと「お前が好きだああ!」と叫ぼうか。

………ベタですみません。

腕も組んでみよう

とりあえずセクロスしたら?

エレンのイェーガーをフェラ○オだろ

「何って……お前がしたいことしろよ」

「私は、エレンが側に居てくれればいい」

逃げた膝に、またミカサが手を添えてくる。

「でも、それでは今までと同じ。恋人らしいことをしよう、エレン」

生唾を飲み込む音を聞かれた気がした。

身を乗り出したミカサの黒い瞳が、下からこちらの顔を覗き込んでくる。

「わかってるのか、お前。恋人のすることって、男女のことだろ」

「そう」

「……抱き合ったりキスしたりするんだぞ」

膝に置かれたミカサの指が、ぴくりと震えた。

「そんな風に、女の純潔をだな」

「いい」

ミカサが、マフラーの下でもごもごとしゃべる。表情が読み取れない。

「エレンが、私相手で良いのなら。私に不服はない」

「おま……」

「していい」

げんこつのひとつもくれてやろうと拳を振り上げたが、すぐに下ろした。

そう言ったミカサの肩が、微かに震えているように見えた。

「そういうことをしなければ恋人と呼べないのなら、して」

いつの間にか、じりじりと距離を詰められていた。

隣に座っていたはずのミカサが、正面からエレンの目を見つめ、何かを乞うように訴えていた。

「……立てよ」

2人で立ち上がり、落ち葉と泥を払う。

腕を掴むと、ミカサの身体がいつになく熱を持っていた。

深呼吸して、思い切り引き寄せる。

つんのめるように胸に飛び込んできたミカサの重みで転倒しそうになったが、踏みとどまった。

「あの、エレ、これは」

「こういうことだろ」

ミカサの顎を肩に乗せて、ぎゅうぎゅう締め上げてやる。

同じ物を食べているというのに、エレンより身体に厚みがあった。

「……お前熱くないか」

「だい、大丈夫」

どもりながら、ミカサが手を突っ張って身体を剥がそうとしている。

その態度が癇にさわって、エレンはさらに密着を強めた。

(あれ、何か)

ミカサの緊張した背中は固かったが、エレンの胸に柔らかいものが当たっていた。

「なあ、お前、胸が」

「大きくなった。だから、駄目。こんな風に、昔みたいにくっついては」

「昔と違うだろ、恋人なんじゃなかったのかよ」

そう言い返しながらも、つい腕を緩めてしまった。

間が気まずい。ミカサはエレンの肩から顔を離し、俯いた。

「お前、さっきから何だよ。しろって言ったりやめろって言ったり」

「心の準備が」

「だいたい、お前だけ顔隠してずるいだろ」

気恥ずかしさを誤魔化しながら、ミカサのマフラーに手をかける。

引き下げて、無理やり外してやった。

「とらないで」

「顔くらい出して話せよ」

マフラーを取り上げると、ミカサの白い首筋が赤くなっていた。

火照った顔を背けるミカサの頭を掴む。

「エレン、あの、まだ」

「オレばっかり驚かされて、不公平だろ。少しおとなしくしろよ」

「……い、や」

か細い声を絞り出し、首を振るミカサに顔を寄せる。

切れ長の瞳を囲む長いまつげに、涙の粒がついているのが見える。

「こっち向けよ」

逃げるミカサの腕と頭を掴んで、唇をつけてやった。

口の横、頬を舐めて手を離してやる。

「……エレン、今」

目を見開いたミカサが、そこに手を当てた。

エレンから頬を隠すようにも、エレンの痕跡を守っているようにも見えた。

「……恋人だと、口と口くっつけるんだろ」

ミカサの唇が戦慄き、エレンの手からマフラーをもぎ取った。

巻きもせず、それに顔を埋めてしまう。

「展開が早すぎる」

「お前が言うなよ」

「エレン、あの、何だか暑い、ので」

そう言ったミカサの頬は、確かにのぼせたような桃色だった。

「……少し、走って帰る」

「は? まだ話が」

「……また来るから」

マフラーをもたもたと首に巻きながら、ミカサがエレンからじりじりと離れていた。

「……明日、また来て欲しい」

「それはいいけど、ちょっと待てって」

「ごめんなさい」

おやすみの挨拶もせずに、ミカサは身を翻して駆けて行った。

雑木林の向こう、演習場に向かって落ち葉を散らしながら、背中が遠ざかる。

獣のような早さで、エレンの元から逃げて行った。

「……何なんだよ!」

喉の奥でくすぶっていた気恥ずかしさが爆発する。

楡の木の根本を蹴って、エレンは自分の口を袖で拭った。

>>19>>23>>24>>25
早いわwww
腕組むくらいなら何とかなるかも

思ってたよりレスがあったので、早めに消化して次の安価時間決めます
まださせられなかったことは後々何とかしたい

寮に戻り、音を立てないように寝所に滑り込む。

もそもそと毛布に潜り込んだ。

「エレン、どこに行ってたんだい」

「いっ……」

アルミンの囁き声に、心臓が飛び跳ねる。

暗闇の中で、いつも青い大きな瞳が、灰色に見えた。

「ミカサから相談事?」

「いや、その……明日話す」

「わかった」

それだけ呟いて、アルミンはまぶたを閉じた。

「後で教えてくれるならいいや」

エレンが答えられずにいると、すぐに寝息をたて始めた。

(ミカサの奴……アルミンにどう言えばいいんだよ)

言わないわけにもいかない。ばれないはずもなかった。

(気の迷いなのか好奇心なのかわかんねえけど、明日こそちゃんと話さないと)

翌朝、朝食を摂る時も、訓練中も、ミカサは常と同じ態度だった。

それが妙に不快で、喉の奥がざわざわする。

昨夜のミカサは夢か幻だったのだろうかと思わされる。

アルミンは、まだ何も聞かないでくれていた。

苛立ちながらも、何となくほっとしながら、夕餉のパンをかじる。

正面に座るアルミンの講義を聞き流していると、左手に何かが触れた。

ひんやりとして、滑らかなものが、食卓の下で指を絡めてきた。

パンを喉に詰まらせかけながら、エレンは必死に平静を世装った。

(何だこれ。ミカサの手が。何だよ、これ)

指と指の間を撫でて、肌が絡みつく。

節のない、訓練で少しタコを作ったそれは、間違いなくミカサの右手だった。

汗ばむエレンの手の甲を味わうように撫で、手のひらと手のひらを合わせようとしている。

パンを口に含んだまま、エレンの動きは止まっていた。

顔を見ることなんてできない。アルミンに気づかれてしまう。

ぼんやりした振りをして、脂汗を浮かべていると、ミカサの手のひらが自分のそれに密着した。

吸いつくような感触と、軽くぎゅっと握られる圧力。

握り返す直前に、それはあっけなく指を解いて逃げていってしまった。

思わず横を見ると、ミカサが水差しを取ろうと腰を上げるところだった。

腹立ち紛れに、その足を軽く蹴ってやる。

「エレン。蹴らないで」

「え? 何やってるの?」

「別に何でもねえよ」

食事中にふざけちゃだめ、と窘めてくるミカサが小憎らしく、またふくらはぎを蹴ってやった。

その夜、ミカサは後からやってきた。

今度は、最初からマフラーを目の下まで引き上げている。

覆面の幼なじみが、楡の木に寄りかかって立つエレンの横に並んだ。

「お前、何のつもりだよ。アルミンの前で」

無言で目を伏せ、ミカサはマフラーの端をいじっている。

苛々と地面をつま先で掘りながら、エレンは追求した。

「オレが何しても気に入らないんだろ。したいって言うから、してやろうとしたのに」

「……他の子に聞いてきたのだけれど」

エレンと目を合わせないまま、白い指で古びたマフラーの生地を揉んでいる。

「男の子は、触りたがるものだからって」

「だから、それはお前が言ったんだろうが」

だいたい、誰に聞いたと言うのか。

どうせ馬鹿夫婦の片割れだろうとは思うが。

「どこまで言ったんだよ」

「何も。恋人ってどんな風に過ごしているのか、少し聞いただけ」

ミカサは2歩分の距離を開けたまま、もう片方の手を隠すように背中に回した。

「男の子は、その、触りたがるから。手を繋いだり、腕を組んだりして、少しずつ発散しないと」

「……何が言いたいんだよ、お前」

「赤ちゃんができたら困る」

今度こそ、ミカサの頭にげんこつを落とした。

こちらの拳ばかりが痛い。ミカサは事も無げに、乱れた髪を手櫛で直した。

「エレン、何を怒ってるの」

「お前が飛躍しすぎなんだよ」

「だって、いやらしいことしようとした」

「キスじゃ子供はできないって習っただろうが」

「でも、そのうち……あれをくっつける気でしょう」

生々しい言葉が飛び出す前に、その口を手でふさいだ。

「おま、お前、ばか」

「ふぁかじゃない」

マフラーと手に押さえられ、もごもごと抗議するミカサの顔は幼い頃を思い出させた。

「こまる」

「そりゃ、オレだって同じだ。訓練兵の身分で子供なんか……」

「まだ、恋人なので」

エレンの手とマフラーを引き下げて、ようやくミカサの顔が見えた。

「……恋人としての務めの範囲で、覚えたいのだけれど」

伏せた目が妙な色香を感じさせて、何と答えればいいのかわからない。

「その、男女の関係には、閨事もついて回るということは承知している。少しだけど、聞いてきた。でも、できれば、手順を踏んで……」

ミカサが首から耳まで赤くなった。

いつの間にか、エレンも呼吸さえ苦しくなっていた。

「……頬舐めたくらいで、大袈裟なんだよ」

頭に手を置いてやると、微かにミカサが震えた。




行動安価18時くらいまで
全部は消化できなくてすまん

コピペミスで抜けがありました
>>8>>9の間に1レス分


「……駄目なの?」

「……その」

「迷惑だろうか」

「迷惑とか、そういうんじゃねえけど」

互いに、小さくなってぼそぼそと言葉を交わす。

誰かに聞かれているはずもないのだが、声がどんどん小さくなった。

「じゃあ、恋人にして」

「少し考えさせろよ……」

「そんなに深く考えなくていい」

「オレたち、訓練兵だし」

「ひとときのことでいいから」

なんて素晴らしいスレ

もうそのまま押し倒してアレとアレをくっつけたらいいと思うんだけど、どうせおでこくっ付けて顔赤らめたりするぐらいだろうが!この腰抜けイェーガーめ!

「手順って……」

「子供ができない範囲で、恋人の務めを果たすつもり」

腹の中が熱く溶けて、何かが渦巻いている。

ミカサの言葉の意味を、どう受け止めればいいのか。

「……今日は覚悟してきた。口と口をつけてもいい」

「え」

「して」

ミカサの頭に置かれていたエレンの手を取り、その指に唇を寄せられた。

エレンの指に、柔らかく湿った感触があった。

心臓の音がうるさい。

「……目、つぶれよ」

ごち、と額と額を押しつけた。

ぎゅっと大袈裟に目を閉じたミカサのまつげが震えている。

掴まれたままの手から、ミカサの体温が上がっていくのが伝わってきた。

額を擦ると「う」とミカサが呻いた。

緊張して強ばったその唇の向こう、赤くなった耳朶。

思いっきり噛みつくようにして、口に含んでやった。

「いひゃっ」

「痛くねえだろ。何びびってるんだ、ガチガチじゃねえか」

「き、キスは」

耳を庇うように手で押さえ、動転したミカサの目に涙が浮かんでいる。

昼間の澄まし顔を思い出すと、少し脅かしてやっても罪悪感はない。

「したいのか?」

「エレン、その」

「お前がキスしたいならしてやるけど」

ごそごそとマフラーを上げ、顔だけでなく耳まで隠されてしまった。

「キスしたくないなら仕方ないな」

「ちが、エレン」

「お前、オレのこと好きなのかよ。結局聞かせてくれなかったし」

大きな身体を萎縮させて、ミカサの目が泳いでいる。

「好きなら言うこと聞けよ。あれが嫌これが嫌って、そればっかりじゃねえか」

マフラーに手をかけても、ミカサは逃げなかった。

戻そうとする手を掴んで押さえて、露出した唇に狙いをつける。

痛みを堪えるように食いしばったミカサの唇を、ひと舐めしてやった。

「ひ」と小さな声を漏らしたミカサは、それ以上の抵抗はしない。

皮膚とは違う、粘膜の感触をもう一度舐めて、手首を離した。

ミカサは塗れた唇を拭うでもなく、またマフラーで隠してしまった。

「今のは、キスでいいの」

「……いいんじゃねえの」

雑木林に、他に音を出すものはない。

虫の音も聞こえない。ミカサの小さな声も、よく響いた。

「……今のは恋人のキスじゃない。犬みたい」

「だから、文句言うなよ」

「……こう」

さく、と足下の落ち葉が軽い音を立てた。

一歩踏み込んできたミカサが、首を伸ばしてエレンの口を塞いだ。

視界がミカサの顔でいっぱいになり、鼻腔に甘い香りが届く。

唇に重なる、とろけるような感触がミカサの唇だと気付くまでに、数秒かかった。

「ん、う、う」

喉から呻きを漏らすと、ミカサの顔が離れた。また、2歩分の距離をとられる。

その赤い唇から目を離せないでいると、ミカサが手で口元を隠してしまった。

「私はエレンが好き」

ミカサの細い声が、あの唇から発されている。

「謝肉祭まで、恋人でいさせてほしい」

懇願された。あのミカサに。

「……ミカサが、恋人」

「そう。エレンは私の恋人」

それが限界だったのか、ミカサは後ずさった。

「エレン、キスをありがとう」

そう言うと、唇を手で隠したまま、早足で逃げていった。

さくさくと落ち葉を踏みながら、白いスカートを膝で蹴るようにして、去っていく。

ミカサの背中が見えなくなるまで見送って、エレンも兵舎に戻った。


誰も起こさないように、静かに戸を開け閉めし、寝所に入る。

アルミンは起きていた。

「おかえり」

いつも通りの囁き声だった。

「……アルミン。オレ、ミカサの恋人だって」

気がついたら、そう言っていた。

「え」

「だから、オレが、ミカサの」

「え? え? 何の話?」

アルミンの目が見開くと同時に、かっと顔が熱くなった。

毛布を蹴り、それに固くくるまって、喉の奥で「うわああああ」と叫んでいた。

「エレン? 大丈夫?」

「うるせえぞ! 寝ぼけてるんじゃねえ」

ガン、と下段ベッドのコニーから蹴り上げられた。

それでもたまらず、毛布の中で暴れながら呻き続けた。

結局朝まで落ち着かず、寝床の中で芋虫のように這い続けてしまった。

早朝、いつもなら自習時間に資料室を使うアルミンが、水場で話を聞いてくれた。

「だいたいわかったけど……大丈夫?」

「大丈夫じゃねえよ……頭がおかしくなる」

「嫌なわけじゃないだろ。いいじゃないか、ミカサで」

あっけらかんと言って、アルミンは頭から水をかぶった。

「ミカサは美人だし、成績もいい。余計な気を使う必要もない。初めての恋人にはうってつけじゃないか」

「簡単に言うなよ、アルミンだって気まずいだろ」

「条件だけで考えたら、悪くない話だと思うけどな」

擦り切れて穴のあいたタオルで、乱暴に髪を拭いている。

その横で、エレンも水をかぶった。

「容姿が良くて、エレンの夢に理解があって、しかも好きでいてくれるんだ。いい恋人じゃないか」

「アルミンまでおかしなこと言うなよ」

「かわいい彼女が出来て良かったね」

たまらず、もう一度桶の水をかぶった。

「ミカサを好きにできる立場なんだよ。誰だって羨ましがるだろうし、変な奴のものになるよりよっぽどマシだよ」

「好きにするなんて言ってねえだろ」

「ほら、エレンならそう言うから」

笑って、アルミンがタオルを投げてきた。

「どこか連れていってあげなよ。たまには僕抜きで」

「女連れで歩ける場所なんて知らねえよ」

「外じゃなくてもいい。逢い引きなら、来週がちょうどいいじゃないか」

怪訝な顔をするエレンに、アルミンが「流星群」と言って、空を指さす。

「林の奥に入って、開けた場所に出ればゆっくり見られるよ。僕も見たいけど、窓からでも充分観測できそうだから」

「星か……あいつ、興味あったっけ」

「エレンが誘えば、ミカサは何でも喜ぶよ」

昔は、よくどちらかの家に泊まり込んで、流星群を待ったものだった。

ミカサも一緒だったはずだが、どんな顔をしていたか思い出せない。

アルミンのベッドに転がって、エレンたちが騒いでいるのを嬉しげに見ていたような気がする。

「……恋人かあ」

「その気になれよ」

「どの気だよ」

「エレンだって、ミカサ相手なら気楽だろ」

「気楽じゃねえよ。別人みたいに見えるんだぜ、あいつが」

「すぐ慣れるさ」

気楽な相手で良かったと思えば、そう悪い話ではないのかもしれない。

ミカサをそういう目で値踏みしてみれば、確かに文句を言うほどのことではなかった。

(めそめそしないし、母さんお墨付きのしっかり者だし。まあ、少し口うるさいが)

しかも、さんざんこちらの頭の中を引っかき回してくるが。

「……悪くないかもな」

ここまで

安価の時間とか、あまり気にされていないようなので
ミカサとしたいことを適当に書き込んで、
>>1が出来るだけ文章にするスレにしちゃってもいいでしょうか

ぼくのかんがえたさいきょうのデレミカサに、
日頃の疲れを癒してもらいたくて立てました

>>47童貞だから許してやって

埋め酒いなくなったぽいな

いたのかww
何かワロタ

222 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 15:55:28 ID:bmdPDLmg
男「はやっ」

女「さっきんは安価が遠すぎたんや…」

男「第七回ですね」

女「『ミカサ「恋人同士ですること全部」』です」

男「進撃の巨人のSSですが」

女「はい。よっぽどのことがない限り見ないジャンルです」

男「キモいですからね」

女「ええ、開かなくてもわかるこのキモさ」

男「では解説の女さん」

女「はい、とっとと終わらせましょう」

223 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 15:56:22 ID:bmdPDLmg
男「二次創作は全部だめなんですか?」

女「いや、良作はよみますよ。面白いと思います」

男「はあ」

女「二次創作嫌いのそもそもは、けいおんSSとカルーアスレなんです」

男「単独雑談スレが立ってるところは地雷、と」

女「そうですね。謎の二次設定が確立してたりいしてろくなもんじゃないと思います」

男「内輪ネタうぜってことですね」

女「はい」

男「このSSはどうなんでしょうか? ワクワクのドキドキです!」

224 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 15:59:55 ID:bmdPDLmg
男「スレタイはー…」

女「恋人同士ですること全部」

男「はい」

女「ゲロ甘そうですね」

男「いい感じでしょうか?」

女「うーん、>>1の童貞妄想で気分悪くなりそうな感じです」

男「スレタイからわかるってすごいですね」

女「見上げたものだと思います」

男「それではいってみましょー!」

225 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:03:20 ID:bmdPDLmg
男「注意書ききましたね~」

女「あ、もうこのスレは駄目ですね」

男「わかりますか」

女「そこはかとない言い訳っぽさとか反吐が出ます」

男「きもいですね」

女「次から口調変わる、みたいな感じですよ、もー」

男「タイトルに元ネタあるんですって」

女「ベタベタのゲロあまゲーでしたね」

226 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:08:40 ID:bmdPDLmg
男「展開早いですねー」

女「わたし、地の文嫌いです」

男「人称がぶれてますね」

女「まあちょっときもいけど普通に読めるからいいんじゃないですか?」

男「はあ」

女「それより自己陶酔感が鼻につきます」

男「あんまり文章うまくないと思うんですが」

女「そんなのはどうでもいいんです。とにかくキモいから」

228 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:11:22 ID:bmdPDLmg
女「体調悪いならスレ立てんなって話ですよ」

男「謝るくらいなら安価すんなってことですよ」

女「安価ってなにがいいんですか?」

男「さあー? とりあえず需要はわかりますよね」


女「あー、いっぱい安価ついてる。うらやま」

男「大ジャンルの強みですね」

女「安価とってる連中もキモい」

男「さっきからそればっかりじゃないですか」

女「だってキモいんだもの」

229 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:17:49 ID:bmdPDLmg
男「ミカサさん積極的ですね」

女「だから言ったでしょう、童貞妄想だって」

男「受け身なら童貞っていうのは早計じゃないですか」

女「なんか恥ずかしがってばっかっすね」

男「恥じらう女の子は素敵でしょう」

女「そうですね。顔赤いですね」

男「ちょっと確かに表現が一辺倒ですけど」

女「いいんじゃないですかその辺は別に。////で恥ずかしがるのがSSですよ」

男「たしかに」

231 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:22:16 ID:bmdPDLmg
男「このスレの>>1なんですが」

女「はい、キモいですね」

男「いっそ好感がもてます」

女「開き直ったからってキモいもんはきもいんだよ」

男「あ、なんかこれアレだ」

女「なんですか?」

男「桜trick」

女「あー」

232 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:26:15 ID:bmdPDLmg
男「日常の描写が多いのはいいですね」

女「いいかあ?」

男「しかし今ひとつ生活感がない」

女「慢心、実経験の差」

男「どうしてもでますねー」

女「しかしこいつら恋愛脳やばいなあ」

男「そういうスレですから、むしろそうじゃないと」

女「葛藤の描写、一人よがりでいいね」

男「自分勝手ってこと?」

女「うん、思春期だね。いいわあ」

男「はあ」

234 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:31:25 ID:bmdPDLmg
男「酉でました!」

女「ついうっかりですね!」

男「あー、うっかりですねー!」

女「きっちり反応してくれる相の手が嬉しい!」

男「好き同士の人ってなんなんでしょう?!」

女「~の人ってキモいですよねー」

男「総じてキモいです。自称でなくてもキモいです。特定厨氏ねです」

女「文体でどうしてもわかるところはあるんですけれど」

男「誰が書いてるとかマジでどうでもいいじゃないですか」

女「それにしてもうっかりで酉ついちゃいました!」

男「はい、うっかり!」

女「うっかり!」

235 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:37:02 ID:bmdPDLmg
男「はい、追いつきましたー」

女「今年の二月から更新がとまってますね」

男「これはやる気なくしてますねー」

女「はい、間違いないです」

男「外野がまたキモい」

女「こういうスレの客層なら正しい反応だとおもいますよ?」

男「キモいからこそスレが成り立つ、と?」

女「はい」

男「なるほどですねー」

236 :以下、名無しが深夜にお送りします:2014/09/16(火) 16:40:00 ID:bmdPDLmg
男「総括行きましょう」

女「はい、ただイチャイチャしてるだけのSSです。桜trickみたらだいたい同じです」

男「ありがとうございました」

女「文章的にはあっさりしてて読みやすいですね」

男「おお」

女「ただあっさりしすぎて中学生の作文みたいなところも多々みられました」

男「小学生のさくぶんじゃなくて?」

女「中学生ですね」

男「はい、どうもお疲れ様でした」

女「がんばって読みました」

感想は>>1に届かないと意味ないかと思って

荒らしの通訳
沢山連れて来たぞー!!

  /⌒ /⌒ヽ⌒ヽ
 ( ^p^( ^p^ )^p^)

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( ^p^||  ||||^p^ )
( ^p^ ||  |||| ⌒ヽ
( ^p^ ||  ||||^p^ )
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    (_ノ  ̄  ̄

こんな記事があった
===
ネット上で誹謗中傷を繰り返す「荒らし」。
欧米では「トロール」と呼ぶそうです。

その「荒らし」とは、
◎ネットの議論でわざと人を怒らせる。
◎会話をかき乱したりする。
◎他人を不快にして反応を煽る。

カナダのある研究者が言うには、ネット上の「荒らし」はサイコパスなナルシストで、サディストであると言います。
1,200人を対象に、インターネットでのコメントをする行為に関連した性格テストを実施した結果だそうです。

相手の顔も自分の顔も見えないから何でも言えちゃうんさね。

こんな記事もあった。
===
匿名であることをいいことに、ネット上で誹謗中傷を繰り返す「荒らし」は、欧米では「トロール」と呼ばれているが、そういった行為を繰り返す人間はろくでもないことが最新の研究で明らかとなった。

マニトバ大学のエリン・バックルスら、カナダの研究者はそうした荒らしの人格を理解するため、
1,200人を対象にインターネットのコメント行為に関連した性格テストを実施した。ここで研究者が目的としていたのは、ナルシシズム、
マキャヴェリズム、サイコパシー、サディズムの4種類からなるダークテトラッドと呼ばれる性格的特徴と荒らしに関連性があるのかどうかを探ることである。

その結果、ダークテトラッド・スコアが最も高いのは、インターネットの荒らし行為を行うのが
好きと答えた人であることが判明した。荒らしがどれほど高いスコアを持つかは以下のグラフを
見れば一目瞭然である。反対にそれ以外の人たちのスコアは非常に低い。
 ダークテトラッド・スコアと荒らしは実に強い相関関係を持っており、調査を行ったバックルズ
女史によれば、典型的なサディストのものだそうだ。

つまり荒らしは他人の気分を害することを本当に楽しんでいるのだ。荒らしもサディストも他人が
不愉快そうにしているのを見て喜ぶ。楽しいことが大好きな彼らにとって、インターネットは恰好の遊び場というわけだ。

今度ネットで荒らしに遭遇したら2つのことを憶えておこう。それは荒らしというのは本当にろくでもない
連中であることと、あなたの苦しみは彼らの喜びであるということだ。

_人人人人人人人_
>しかしわりとどうでもいい<
 ̄Y Y Y Y Y Y Y  ̄

   ヘ(^o^)ヘ
      |∧
     /

殺伐としたスレにスプーが!

rニュ
     / ̄ ̄ヽ
  _/⌒Y⌒ソ⌒ヽ_
 / Y(。)  (゚)|ヽヽ

`/(  |  ニ   | | |
|| ヽ_人_人  | | |
||  |ヽ三三ヽノ | |
((ノ  ヽ___/ ((ノ

>>618
荒らしてる時点で話が通じるわけない
結局は自分が嫌いってだけで喚き散らしてるんだから
落ち着くまで待ちなさいな

>>626
ブーメラン。
結局は自分の気に入らないレスする奴を荒らし扱いして
喚き散らしてるだけ
話が通じてない

ここに書き込んだ奴ら全員規制されて専門板に引きこもってくれますように

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マジか。ネカフェだから規制されたらゴメンな(笑)
ま、一方的に規制されるような事は何一つしてないけどな

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              n

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   r─' ノ        / !  !      /─    ─\       |!  :::}

    ̄        / ,!    !     /(●)  (●) |       /"''-,,イ
   [[] 「}       i  i    i    ノ  (__人__)   |      〉  ノ
   rー'_ノ.       !  !   !   !    `⌒´   !    /  !"

.    ̄         !  iヘ   i   !         !  ,/   /
            〈,  Y   "''-_ヽ,..-、,゙    /  /    /!
     (⌒ ⌒ヽ,  \ !        ,.ィ'; ,..イ1   _,/ . /    /  i
  (´⌒  ⌒  ⌒ヾ ヽ|     (_{_)   ̄  ̄''Y   /i  i

 ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )i      .;:';'         "' , /  i   .i
(´     )     ::: .)i.       :;::          /-‐-ノ   ,/
(´⌒;:    ::⌒`) :;  )三≡≡≡*:          /      ./
(⌒::   ::     ::⌒ ) \    .:::::.        ∠.....,,,,.. -‐''''"
. (    ゝ  ヾ 丶 ソ .   ' , ..:::::::::...     /
  .ヽ  ヾ  ノノ  ノ        "''‐- ..,,__/

このSSまとめへのコメント

1 :  たくみん   2014年09月26日 (金) 03:07:13   ID: IBUALXf1

これはssなのか?
フツーに小説読んだ気分だけど

2 :  SS好きの774さん   2014年10月13日 (月) 09:55:45   ID: mzOgcplV

1に同じ。もっとイチャイチャしてほしかったなー。

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