男「…よっと」

今時食人とか流行んねーよ…。そんな趣味は許しません！ついでにお残しも許しません！！

男「おにぎりできたぞー！」

女「おおっ！うまそう！！」

男「……」

女「男の唾液はいれた？？」

男「いれてねーよ」

女「えー…」

男「そんなアブノーマルな趣味は残念ながら持ち合わせていません」

女「相変わらず男のおにぎりは美味しいね！！」

男「普通のおにぎりとかわらねぇだろ」

女「男の手でにぎったから美味しいんだよ？」

男「いや…真顔で言われても…」

女「照れた？」

男「むしろ身の危険を感じたわ」

カニバリズムとかダメゼッタイ！

男「…もうこんな時間か」

そういや後輩と約束してたんだ。忘れたら殺されちゃうってばよ！

男「ちょっと出かけてくる」

女「……」

男「なんだよ…」

めちゃくちゃ睨まれてる…こえぇ

女「…オンナ？」

男「…後輩だよ」

女「性別は…？」

男「…女」

女「男は私以外の女と遊んじゃダメなんだよ？わかってるの？」

男「…しらねぇよ。第一俺とお前は付き合ってねぇだろ」

女「…」

男「付き合ってもねぇ女に束縛される理由はねぇよ」

女「…」

ガッ！！

男「ちょ！なんだよ！！」

女に両肩をつかまれる。力強くね！？ごぼうよりちょっと強靭なレベルの俺の肩はもうぼろぼろよ！！

女「私の事……好き？」

男「…」

選択肢が見える…これ選択肢間違えたら死んじゃうパターンですね。セーブはできないの？？

男「…嫌いじゃねぇよ……」

女「…」

どちらとも取れる様な解答をすることにより！この場を乗り切る！！そう簡単には俺はつかまらねぇよ！！

女「で……私の事好きなの？」

男「……」

しかしまわりこまれてしまった！
逃げるコマンド連打してるのに！ヤンデレ恐ろしぃいい！！

男「いや…嫌いじゃねぇよ」

女「好きなんでしょ…ねぇ？」

男「……」

男「……冷蔵庫に特製プリンあるから」

女「まじ！！？」

男「マジ」

特製プリン…材料はお察しの通り…食人鬼が大好きな材料でごさいます。レシピはらめぇえええ！！

女「今日だけだからねっ！！」

男「おう」

ちょろい…特製プリンごときに釣られるとは…食人ヤンデレなんて簡単にあつかえるぜッ！！

女「…あ！」

男「…？」

女「帰ったらまた聞くからね？男は私のこと大好きだと思うけど確認のためね！」

男「……」

女「逃げたら…食べちゃうぞ？」

男「…おう」

怖ぇええええ！！おしっこ漏れちゃうレベル！！これ好きって言わなかったら絶対にお召し上がられちゃうよ！

ーーーーーーーーーーー

男「…はぁ」

なんとか今日も逃げ切れたか…なんで俺のまわりにはアブノーマルな女子しかいねぇんだよ…やだやだほんとやだ！お肌あれちゃう！

男「…」

後輩「こんにちは」

男「おっす」

後輩「1分23秒の遅刻です。」

男「…え？」

後輩「よって、1分23秒私を抱きしめなさい。これは命令よ？」

男「あ…はい」

男「…」

後輩「男さん？」

男「なんだよ…ちゃんと抱きしめてるだろ」

後輩「……男さんの行動は全て把握していますからね？」

男「…」

後輩「今日、あの女からの誘いを断った意味はわかっています。」

男「…」

俺のまわりにはアブノーマルな女子しかいない…後輩も例外ではないのだ…

後輩「男さんは私のことが大好きですもんね…？わかっています。男さんのことは全てしっています」

男「…さっさと本屋いこうぜ」

後輩「ふふ…照れ屋さんですね」

そう…後輩は重度のストーカーだ…。ついでにドMでもある。

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本屋


男「…これとかいいと思うぜ」

普通の女の子っぽい雑誌を手渡す
。俺の好みは普通の女の子です！ヤンデレとかストーカーとか無理です！

後輩「つまんなそうですね…これとかどうです?」

男「…いや…遠慮しとくわ…」

SMプレイの真髄ってなんだよ……それ18禁です！

後輩「鞭よりもロウソク派です」

男「しらねぇよ」

後輩「…腹パンか」

男「…」

なんかとんでもないことつぶやきながら雑誌読んでる…女の子ってみんなこうなの？

男「なぁ…もっと普通の本をだな…」

後輩「普通…？」

男「…見た目は可愛いんだから、もっと普通にしたらモテると思うぞ」

後輩「か…かわいい…////」

男「…いや…普通だったらって意味だぞ？？」

後輩「さっきの言葉…しかと聞きましたからね？」

男「いや…普通なら…」

後輩「…可愛いんだから…っていいましたよね？」

男「え…普通が抜けてる…？」

後輩「しっかり録音しましたから」

男「…」

こいつ…自分の都合のいいように事実を捻じ曲げやがった…てか録音ってなに？

男「…」

後輩「男さんは何を買うんですか？」

男「この小説、やっぱ普通の女の子だよな！普通の女の子可愛い！」

後輩「…は？」

男「え？」

後輩「…男さんはSMプレイって知ってますよね？どう思います？」

男「…いや…どうって言われても」

後輩「…私のお父さんは警察のお偉いさんですよ…？」

男「イイトオモウゼ！」

後輩「ではこの本を買ってください。」

男「…」

18禁…SMプレイの真髄……え？俺これ買わなくちゃいけないの？？

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後輩「その本…大切にしてくださいね？」

男「…おう」

結局買ってしまった…SMプレイの真髄…女に見られたらきっと殺されちゃうな。

後輩「それではまた…」

男「おう…またな」




後輩「さて…かえって監視カメラを見なくては…」

男「ただいまー」

女「おかえり！」

男「…お前自分の家に帰れよ」

女「ここが私の家だよ？」

男「…」

女「樹海で男が私をひろったんだから責任とって結婚してよね！！てかお腹すいた！！」

男「…チャーハンでいいか？」

女「うん！」

男「…」

樹海の湖で釣りしてたら餓死しそうになってた女を見つけて助けた……女は、俺自身か俺が作った料理しか食べられないらしい。

女は味覚障害だ…樹海で助けたのをキッカケになぜか俺をおいしく感じるようになったらしい……実際に助けた時軽く食べられた…。

男「…うおっ！なにしてんだよ！！」

女「匂いチェック！…やっぱり女の匂いがするね……」

男「……」

女「あとで一緒にお風呂だよ？わかった？」

男「断る」

女「……味見しちゃうよ？」

男「すいませんでした。」

男「よっと！ほい！！」

女「……」

男「…じろじろ見るなよ」

女「ちゃんと男が作ってるか確認しないとおいしく感じないの…男が触れたものじゃないと全部ゴミクズのような味がするのよ？」

男「…」

女「男は私のすべて…だれにも渡さないよ！」

男「ほい。チャーハン完成！」

女「おお！美味しそうだね！！」

男「…じゃ！俺は勉強してくるから！！」

女「いてらー！」

女がチャーハンに夢中になっている間に…このSM本をかくさねぇとな…

女「ところでおとこー」

男「なんだ？」

女「その本なに？？」

男「…じゃ！俺勉強してくるから」

ガシッ！！

女「…逃がさないよ？」

男「……」

男「別に俺がなに読んだっていいだろ」

女「じゃあ見せて？その本」

男「…無理」

女「えっちぃ本なの？」

男「…違う」

女「男ってさぁ…」

SM本とか見られたらなにされるかわかんねぇぞ…

女「嘘つく時耳が動くよね」

男「…え！？」

まじで！！？そんな癖知らないんだけど！！耳動くとか怪物くんかよ！！

女「うわー…動揺しすぎでしょ……やっぱりえっちぃ本なんだね！」

男「違うって！ちょ！やめてぇぇえええ！！」

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女「……これなに？」

男「…本？」

女「そんなことはわかってるんだよ？真面目にこたえてね…これなに？」

男「…SM本…です…。」

女「へぇー…男はこういうのが趣味なんだー！」

男「違う！！俺はノーマルだッ！」

女「…じゃあなんでこんな本買ったの？矛盾してるよね？味見されたいの？」

男「いやほんとすいませんした」