桐乃「お父さん達なら旅行に行っちゃったよ?」(268)

京介「なんだそれ、何も聞いてなかったぞ」

桐乃「私だって、今朝初めて聞いたし」

京介「何やってんだあの親らは…」

桐乃「そんな事よりさ」

京介「ん?」

桐乃「これから私達、二人っきりだよね?」ニコニコ

京介「あ、あぁ…そうだな」

――――1週間前

桐乃「私、気付いたの」

沙織「何でゴザルか?薮から棒に」

桐乃「私の恋路の最大の障害に」

黒猫「恋?貴女、好きな異性なんていたの?」

桐乃「京介」

黒猫「………笑えない冗談ね」

桐乃「冗談なんかじゃない!」

黒猫「……」

沙織「ははぁ、そうすると、最大の障害とはこの国の法律でゴザルな」

桐乃「違う。そんなの後からどうにかなるわ」

黒猫「では、何だというの?」

桐乃「最大にして確実に排除しなきゃならない存在」

桐乃「それは―――私の両親よ」

―――現在

京介「………」カリカリカリ

桐乃「~♪」

京介「……なぁ」

桐乃「なぁに?」

京介「そんな近くにいられると、勉強に集中できないんだが」

桐乃「あ、ごめんなさい…」

京介「え……あ、あぁ、わかってくれりゃいいんだ…」

京介(どうしたんだ?桐乃の奴…いやに素直じゃねぇか…?)

桐乃「ねぇ、そしたら、兄貴のベッド借りてていい?」

京介「あぁ、構わねぇけど…」

桐乃「やったぁ♪」

京介(………明らかにおかしい。異常だ)

京介「…ちょっと電話してくるわ」

桐乃「…誰に?」

京介「高校のダチだよ。お前の知らん奴だ」

桐乃「ふーん………早く帰って来てね」

京介「あ、あぁ…」

京介(…今の桐乃の状態、何か知ってそうな奴に電話してみるか)

京介(………沙織あたりに)

桐乃(京介の布団の中、京介の匂いでいっぱいで、抱きしめられてるみたい…♪)

沙織『きりりん氏の様子がおかしい?』

京介「ああ…なんつうか、妙に馴れ馴れしいというか…」

沙織『兄妹の仲がよいのは善き事では?』

京介「なんつーか、そんなレベルじゃないような気がして…」

沙織『ふむ…』

京介「桐乃の事、何か心辺りねーか…?」

沙織『そうでござるな…。接者から何か申し上げられる事とすれば…』

京介「…」ゴクッ

沙織『――――とりあえず、桐乃さんには逆らわない事ですね』

京介(沙織の奴、さっきのはどういう…)

<ン....キョウスケェ...

京介「…何だ?」

ガチャッ

京介「桐乃?何やって…」

京介「………あ?」

桐乃「遅いよぉ、バカ兄貴…」

京介「お、おい、そこに落ちてる服、なんだよ…?」

桐乃「私の服でしょ?熱くなったから、脱いだの」

京介「おま…!俺の寝床だぞ!」

桐乃「……だから脱ぐんじゃん」ボソッ

京介「は……?」

桐乃「何でもない。後でちゃんと服着るから」

桐乃「勉強、するんでしょ?」

京介「…………」

京介(なんだよこれ、訳わかんねぇ…)

桐乃「さっさと机向かったら?」

桐乃「―――それとも、一緒に寝る?」

京介「…………」カリカリカリ

桐乃「ん……」モゾモゾ

京介(……今は余計な事は考えない事にしよう)

京介(きっと桐乃の悪ふざけだ。実際は服をちゃんと着てて、あそこに置いてある服はブラフ…)

京介(って、余計な事考えるなっての、俺)

モゾモゾ、ペタン

京介「?」

ヒタヒタ、ギュウッ

京介「!?」

桐乃「ね、捗ってる?」

京介(こいつ、何いきなり抱き着いて…てか、腕丸出し!?服は…?)

桐乃「何か手伝ってあげる事、ない?」

京介「ね、ねーよ…」ゾクゾク

桐乃「今なら何でもしてあげるよ?」ススッ

サワッ....

京介「!?」

京介(こいつ、どこ触って…)

桐乃「私、お兄ちゃんの役に立ちたいの…」スリスリ

京介「………ッ!いい加減にしろ!!」ガバッ

桐乃「きゃっ!?」

京介「こんな悪ふざけ、いくらなんでもやり過ぎ…………あ?」

桐乃「…………」

京介「…………おい、何で服着てないんだよ」

桐乃「言ったじゃん。暑いから脱いだって」

京介「ふざけんなよ…!まがりなりにも男の部屋で、そんな事…」

桐乃「お兄ちゃん」

京介「…」

桐乃「まがりなりにも男の部屋で、裸になる女がどんな気持ちか、わかる?」

京介「………冗談はよせ」

桐乃「冗談なんかじゃないよ」

桐乃「証明しようか?今から―――」

桐乃「―――私の本気を」ペロッ

京介「…!!?」ゾクッ

京介「ふ、ふざけんな!妹とそんな…ダメだろ!?」

桐乃「ダメ?どうしてダメなの?」

京介「そりゃ、法律で…」

桐乃「法律ゥ?赤の他人が手前勝手に決めたルールなんて、本人間の気持ちに関係ないじゃん!!」

京介「お前……本気で……」

桐乃「ねぇ、お兄ちゃん。私、お兄ちゃんが大好きなの。いっぱいお喋りしたいの。一緒にご飯食べて、一緒にお出かけして、一緒にお風呂に入って―――」

桐乃「いっぱいいっぱいエッチして、子供つくって、一生懸命育てて、一緒のお墓に入るの」

桐乃「愛してるの…」

桐乃「愛してるんだよ?京介!!」

京介「…!」

ガチャッ!

ドタドタドタ………!!

桐乃「…………」

桐乃「何で逃げるの?」

桐乃「逃げた?……違うよね、京介」

桐乃「私の本気を試してるんでしょ。私に老いかけさせて、捕まえて貰いたいんだよね、お兄ちゃん?」

桐乃「…いいよ。どこまでも追い掛けてあげる」

桐乃「それで、完全に私の物になるんだよね?」

桐乃「大丈夫だよ、京介。私の心は、いつもアンタと繋がってるから…」

桐乃「そこで、死ぬ程愛して貰わなきゃ………ね?」

――――

京介「はぁ……!はぁ……!」

京介「くっそ………桐乃の奴、どうしちまったんだ…」

京介「きっと、何か理由が…」

京介「………さっきの沙織の口調、明らかに何か知っていたよな」

京介「沙織の家…ダメだ、わからん」

京介「電話してみるか?でも、もしかしたら桐乃の手回しがもう…」

京介「…………ええい、ままよ!」

ピッ prrrrr...ガチャッ

京介「もしもし…」

沙織『昨夜はお楽しみでしたね!』

京介「………はぁ。ふざけないでくれ、頼むから」

沙織『おや、接者のはやとちりでしたかな?』

京介「やっぱりお前、桐乃の事、わかって…」

沙織『ふむふむ。つまり、きりりん氏の変貌の理由を知りたいと?』

京介「…まだ何も言ってねえけど、その通りだよ」

沙織『ふーむ。しからば、直接会って話をした方が接者としては都合がよいのでゴザルが…』

京介「…」

――――
―――

沙織「頼んでいた品を。こちらの方にも同じ物をお願いします」

店員「かしこまりました」

京介「お、おい、ここってめちゃくちゃ高い店じゃ…」

京介「俺、普段着でこんな店…」

沙織「気にしないでください。ここは個室ですし、支払いも私が持ちますから」

京介「お、おう…」

沙織「それで、桐乃さんのお話ですよね」

京介「……ああ。今日の朝から何だか変だったんだが、さっき―――」

京介「――――その、求愛をされて…」

沙織「セックスしろと迫られた」

京介「ばっ、そんなハッキリ…!」

沙織「大丈夫ですよ。ここは完全防音ですから」

京介「そ、そうなの?」

沙織「ええ。どんなに恥ずかしい事を言っても、外に漏れる事はありません」

沙織「それで、桐乃さんが変わってしまった理由ですが」

京介「ああ」

沙織「――実の所、変わってしまった事など何一つないんです、これが」

京介「そんな訳ないだろ。だって、桐乃はあんな破廉恥な奴じゃなかったし…」

沙織「破廉恥…。それはさておき、桐乃さんが今日貴方に話した事、した事、しようとした事」

沙織「それら全ては、桐乃さんが常日頃から貴方にしたかった事なんだと思います」

沙織「京介さんの事、ずっとずっと好きだったんですよ?彼女」

京介「そんな事、急に言われたって…」

沙織「………」

コン、コン

沙織「どうぞ」

店員「失礼します。こちら、前菜の――――になります」

沙織「ありがとう」

沙織「さ、京介さん。話の続きは食事をしてからにしましょうか?」

寝落ち、あると思います!

どうぞは聞こえるんだな

>>45
議員が談合に使うような高級料理店がどうなってるかなんて知らないんだよ!
気にしないでくれよ!

――――
―――

沙織「いかがでしたか?」

京介「………めちゃくちゃ美味かった」

沙織「それはなにより」

沙織「それでは、本題に戻る前に…」

スルッ

京介「な、何で隣に来るんだ?」

沙織「内緒話ですから」

京介「この部屋、完全防音なんだろ…?」

沙織「ええ。でも、念には念をいれて」ボソッ

京介「う…」ゾクッ

沙織「さて、話の続きをしましょう」ギュッ

京介(う、腕に胸が…)

沙織「京介さんは、人を本気で好きになった事はありますか?」

京介「……わからないな」

沙織「では、想像してください。自分の一生を全て捧げてでも愛し、愛されたい人がいたとして」

沙織「しかし、それが周囲の人々からは絶対に許されない感情だった時、その人はどうするでしょう?」

京介「…諦めるんじゃないか?」

沙織「そんな簡単な問題ならいいんですけど」

沙織「その人は、反対する人々をあやめてでも、その気持ちを遂行したい人だったんです」

京介「それが桐乃だってのか?」

沙織「…………さて」

沙織「それが桐乃さん一人だけだったら、まだ状況ははマシだったのかも…」

京介「………」

沙織「……時に、京介さん」

沙織「少し、暑くなってきませんか?」

沙織「京介さん…私、少し薄着になりますね?」

京介「ああ、勝手にしてくれ…」

京介(なんだ…頭がボーッとする…)

沙織「ふふ」

沙織「京介さん。背中の紐、解いて貰えますか?」

京介「ん…」シュルッ

沙織「ありがとうございます」パサ...

沙織「京介さんも、少し薄着になったらどうですか?」

京介「ん、そうだな…」スルッ

京介「あ…?沙織、その格好…」

沙織「京介さんが脱がしてくれたんですよ?」

京介「そうだっけ…?」

沙織「はい。どうせですから、胸の所のホックも外して貰えますか?」

京介「ああ…」

カチャッ...タユンッ

沙織「ふふっ」ギュッ

ムニィ

京介「ん」

沙織「京介さん。大きなおっぱいは好きですか?」

京介「結構……大好きだなぁ」

沙織「よかった。それじゃあ―――」

沙織「――このおっぱいは、京介さんにあげますね♪」

京介「ん…」モミッ

沙織「ふふふ。京介さん、遠慮しないで、好きにしていいんですよ?」

沙織「私のおっぱいも、身体も、京介さん専用。京介さんの所有物なんですから」

沙織「好きにいじって、好きに嬲って、好きに壊して…」

沙織「京介さんの印を刻み付けてください…」

京介「俺の…?」

沙織「そうです。キスの、歯の、爪の、指の―――」

沙織「私の身体に跡をつけて、私が京介さんの物だという、サインをください…」

ぬるぽ

モミュ、キュッ..

沙織「ん…」

京介「…………」

京介(…おかしい)

京介(身体が暑い…。つか、身体の一部が特に……熱い)

沙織「京介さん…もっと、壊れるくらい激しく…」

グニィ

沙織「ふあぁぁ……!」ビクンッ

京介(くそ、こんなんじゃ、俺…)

沙織「ぁ………京介さん…」

沙織「そろそろ、こっちも…」グイッ

京介「!」

京介「さ、沙織…お前、何やってるんだ…」

沙織「何って、前戯ですけど…」

沙織「それとも――――京介さんはこのまま入れて、私の痛がる姿を見たいんですか?」ゾクッ

沙織「京介さんが望むなら、私はそれでも…!」

京介「っ、そうじゃ、なくてだな…」

沙織「では……」スー...

沙織「私に、何をしたいんです?」ペロッ

京介「!」

京介(な、なんだよ、くそ、頭が真っ白になりそうだ…)

京介(まずい…。このままここに居たら、俺の理性は…)

京介「だ、ダメだ!こんな事…!」ガッ

沙織「きゃっ!」ドサッ

京介「あ、わ、悪い、沙織…」

京介「で、でも、今日はなんか、ヤバイんだ、俺…」

京介「いろいろ話してくれて助かった!またな!!」

沙織「そんな、京介さ――――」

ガチャッ タッタッタッタ.....

沙織「あ……」

沙織「…………」

沙織「…薬、足りなかったかな」ハァ

京介「うぐ……」

京介(勃起が収まらねぇ…。さっきの料理のせいか…?)

京介(どこか、落ち着ける所に行って鎮めないと…)

京介(……ネットカフェに避難するか)

ス、ガチャ...

黒猫「……あら?今のって…」

昼休みが終わった

ありえん

30分しか休めない

――――

京介「さて、と」

京介「とりあえず、AV見るか…」

京介「イヤホン、イヤホン…」

黒猫「はい」

京介「…………」

京介「何してるんだ、お前」

黒猫「別に?街を歩いていたら、兄さんがいたから、追い掛けてきただけよ」

京介「普通、知り合いがネカフェに入ろうとしてるの見て追い掛けないだろ…」

黒猫「普通?」ニヤ

黒猫「私と貴方を繋ぐ契約の楔を普通だなんて言葉で断ち切ろうなんて、愚かもいい所ね」フッ

京介(頭いてぇ…)

黒猫「それで?何を見ようとしてたの?」

京介(………)


京介(ここはわざと変な作品を見せつけて自主的に退席させよう)

京介「コスプレセックスBEST8時間」

黒猫「………へぇ」

京介(目の色が変わった…。怒ったか?頼むからさっさと帰――――)

黒猫「やっぱり、兄さんはコスプレ好きなのね…」ギュッ

京介(……何故しがみつく)

黒猫「し、仕方ないわね…。その映像にどんな呪術が仕掛けられているとも知れないし…」

ストンッ

黒猫「私も一緒に見てあげるわ…!」

京介(こいつ…俺のムスコの上に…!)

11時まで帰って来れない

ずっと仕事してたから書き溜めとか無理ですごめんなさい

23時か、、長い戦いになりそうだな

おっと、こいつを張るのを忘れていたぜ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

桐乃、黒猫の2トップにあやせたんが割り込んで
チャンスがあれば罠をはってる沙織と加奈子
すべてを上から見ている麻奈美

地味眼鏡は正妻だからこそ影が薄いのです

>>214
日向「高ぉー坂くんの嫁はあたしに決まってんじゃん♪」

あやせ「これは最後の手段でしたけど…お兄さんのためならメガネだってかけてあげます」

練習オワタ

今から片付け入るから後30分くらい?

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