優希「今日はいい夫婦の日だじぇ!」京太郎「らしいな」 (10)

落ちたので立て直し

京太郎「で、お前は寝てる人の上に乗って何してるわけ?」

優希「いい夫婦の日なんだから寝てるなんてもったいないじぇ!」

京太郎「いや関係ないだろ、それは……」

優希「ほらほら、いい夫婦らしくイチャイチャしようじぇ、あなた♪」

京太郎「……どうせ嫌だって言っても聞かないんだろ?」

優希「もちろん!」

京太郎「満面の笑みで言う事じゃねー……わかった、わかったからとりあえず上から退いてくれ。ベッドから起き上がれん」

優希「私はベッドに入ったままイチャイチャしてもいいんだじぇ」

京太郎「アホ、いいからどけっての」ガバッ

優希「きゃうっ!?」ドサッ

京太郎「おいおい、まだ6時じゃねえか。全く普段なら後30分は眠れるってのに……」

優希「ううっ、頭打ったじぇ……」

京太郎「……」

京太郎(はあ、なんでここまで甘くなっちまったかなあ……)

京太郎「優希、ほら頭見せてみ。こぶには……なってないみたいだけど痛むか?」

優希「うー、撫でてくれたら完治するじぇ……」

京太郎「……はいはい」

優希「京太郎!大変だ!」

京太郎「なんだよ、タコスならさっき作ったぞ」

優希「京太郎のタコスを食べ過ぎたせいで私の身体がそれしか受け付けなくなってしまった!」

京太郎「はあ?」

優希「これは責任を取ってもらわないといけないじぇ!というわけで不束者ですがよろしくお願い……」

京太郎「朝ご飯出来たぞ」

優希「いただきまーす!」

京太郎「俺のタコス以外は身体が受け付けないんじゃなかったのかよ……」

優希「あっ」

京太郎「全く、何がしたいんだお前は」

優希「既成事実を作ろうとしたんだじょ!」

京太郎「お前それ意味わかって言ってんのか?」

優希「……も、もちろん」

京太郎「こっちを見ろ、こっちを」

優希「ところで京太郎」

京太郎「んー?」

優希「いい夫婦の日だけどいい夫婦って何をしたらいいんだ?」

京太郎「お前、そんなあやふやなのに人を叩き起こしたのかよ!」

優希「京太郎なら一緒に考えてくれるだろ?」

京太郎「……」

優希「ん?」

京太郎「いい夫婦ねぇ……そもそも俺達夫婦じゃないってツッコミはしたらダメか?」

優希「ダメだ!」

京太郎「さいですか……うーん、確かにいい夫婦って言われても具体的に何したらいいのかはわかんないな……」

優希「むむむ、頑張れ京太郎!何としてでも答えを見つけだすんだ!」

京太郎「お前も考えろっての!」ペシッ

優希「あうっ!」

京太郎「つうかさ、起きた時いい夫婦らしくイチャイチャしようとか言ってなかったか?」

優希「それはいつもしてるじぇ」

京太郎「は?」

優希「えっ?」

京太郎「いや、別に普段イチャイチャなんてしてないだろ」

優希「いやいや、十分イチャイチャしてるじぇ!」

京太郎「してねえ!」

優希「してる!」

京太郎「だったら具体的な例を挙げてみろよ!」

優希「……京太郎、昨日は狼だったじぇ」

京太郎「」

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