【安価】京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」淡「まだまだ準備期間!」(2スレ目) (1000)

須賀京太郎を麻雀リーグ大会で活躍させるスレです。

10月からの大会で大活躍させましょう。

女子キャラの好感度次第でエンディングが変わります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410451190

勝負運の式


{x+(y/v)}×{(1/w)×100}=z
x=生まれ持った運
y=時の運
v=精神状態
w=技術
z=勝負運

能力系統


強化系:自分の勝負運に+補正を掛ける。

干渉系:相手の勝負運に-補正を掛ける。

変化系:精神状態や状況などによって、自分の補正を+にも-にも変える。

蒐集系:特定の牌を自分の元に集める。

支配系:強化系と干渉系の両方の性質を持つ。

特質系:他のどの系統にも属さないもの。

・ステータス

生運:生まれ持った運の数値。これが変動することは基本無い。
技術:技術の数値。体力や集中力によって変動することはある。
能力:そのキャラが持っている能力。


・和了り判定

{生運+(時運/精神)}×{(1/技術)×100}+補正値=勝負運

時運はキャラ指定のコンマ、精神はその時のキャラの状態などによって決まります。補正値は、能力の影響がないときは0です。

勝負運の数値が一番大きいキャラの和了りとなります。

なお、一番大きい数値を出したキャラとコンマ差が最も大きいキャラが放銃となります。

その二人のコンマで点数を決めます。式は次の通りです。


|和了ったキャラのコンマ-放銃したキャラのコンマ|=点数判定


()内が-の時は、ツモ和了りとなります。

点数判定の表は次の通りです。

0~5     流局
6~10    1000(1500)
11~15   1300(2000)
16~20   1600(2400)
21~25   2000(2900)
26~30   2900(4400)
31~35   3200(4800)
36~40   3900(5800)
41~45   4500(6800)
46~50   5200(7700)
51~55   5800(8700)
56~60   6400(9600)
61~65   7100(10600)
65~70   7700(11600)
71~75   8000(12000)
76~80   12000(18000)
85~90   16000(24000)
91~95   24000(36000)
95~     32000(48000)

()内は、親の時に和了った場合の点数です。

流局の場合、コンマが50以上のキャラがテンパイとなります。

一日毎に昼、夜の2フェイズあります。

そのフェイズ毎に京太郎の行動を安価で決定します。

行動安価は、次の通りです。

・街を散策する
東京の街を徘徊します。
安価を飛ばしてから、直下から↓5までで一番コンマが大きいレスが指定したキャラと遭遇します。

・麻雀の勉強をする。
麻雀の勉強をして、技術を高めます。
どれだけ高まるかは、コンマ次第です。

・相手を研究する。
対戦相手の研究をします。
対戦相手の過去の試合を見て、そこから安価で相手の能力の謎を解明します。五問中三問正解で解明度100%です。
なお、この解明度は京太郎視点からによって決まります。解明度を100%にして、相手の能力の全容を知ることが出来ます。
また、対戦相手と決まっていなくとも、研究は出来ます。

・連絡をする。
連絡先を知っているキャラと連絡をとります。
共に予定を立てるなどして、好感度を上げましょう。


女子キャラの好感度について。

散策することによって遭遇し、好感度が一定に達すると連絡先を交換できます。その後連絡をするなどして、好感度を上げましょう。

なお、女子キャラの会話は安価によって行動や台詞を決定します。自由安価もありですが、展開その他から見てこれはないと思った安価はとりませんのでご注意を。

この好感度が一定に達すると、能力について話すことが出来ます。この話を女子キャラが信じた場合、京太郎と共に能力開発することが出来ます。信じる、信じないは好感度やキャラ次第になります。

京太郎が能力開発した女子キャラは、その女子キャラがリーグ戦で一勝する毎に好感度が上がります。

なお、イベントを起こすための好感度はキャラによって違います。注意してください。

キャラ一覧(右の数字は現好感度)

宮永咲    80
[咲き誇る花の如く]
カンによって引く嶺上牌が有効牌となる。役の限定が代償。
時運が30以上で発動。勝負運に+2000の補正。なお、靴下を脱ぐと補正が+4000に変わる。
[自己満足の引き分け(セルフドロー)]
最終的な収支を±0にする。点数調整に必要な和了りには+5000の補正。それ以外には補正はつかない。

原村和    30
[独立した賢者(インデペンデンス・セージ)]
能力を信じない、全く対策を立てないという姿勢から生まれた能力。
能力を一切合切認めない姿勢である限り、勝負運に+2000の補正。

片岡優希   60
[東方神起]
東場で、勝負運に+500の補正。ただし、東場以外では-200の補正。

染谷まこ   40
[既視(デジャヴ)]
自分の記憶を手繰り、対局キャラの手を既視感を頼りに読む。
相手に-1000の補正。
ただし、特殊な打ち方をする相手には無効。

竹井久    60
[大穴狙い(ギャンブラー)]
コンマが60以上で発動。勝負運に補正を800かける。ただし、点数判定で自動的にロン和了りとなり、点数は二段階以上の時は一段階下げる。


宮永照    85
[加速する嵐(テンペスト)]
自分が親の時、自分に+4000の補正。和了った時点数判定は行わず、最低値の点数を和了る。
連荘する度この点数が一段階ずつ上がるが、補正値は300ずつ減少する。補正値が尽きれば、足りない分は勝負運に-の補正がつく。
自分が親でなくなればリセットされ、次の親番からまた最低値の点数で始まる。
[照魔鏡]
他3人の能力解明度を100%にすることで、相手の能力を知る。
支配系の干渉系側ではあるが、能力解明による相手への-効果なので、勝負運そのものには干渉しない。

大星淡    95
[小さな宇宙空間(マイクロスペーシアン)]
対局者3人の配牌を重くし、アンカンが裏ドラになる。ダブルリーチと山の変わり目が目印となるのが代償。
自分に+1000の補正。他3人に-500の補正。なお、点数判定の数値が-50となる代わりに、役の数が+6される。
強化はいつでも可能だが、干渉は常に行わなければならない。なお、どちらも一度発動すると解除は出来ない。というよりしない。
能力解明度100%の場合、淡自身の補正値が-200される。

[???]

高鴨穏乃   20
[彷徨わす山神(ループ・ザ・マウンテン)]
山の深いところにある牌に干渉する。
サイコロの目の合計が七以上なら主にツモ牌に、六以下なら主に配牌に干渉する。どちらであっても対局者に-3000の補正。
東場では発動しない。

新子憧    25

松実玄    1

加治木ゆみ  30

愛宕洋榎   1

姉帯豊音   26
[先負(せんぶ)]
他の対局者がリーチした後、追っかけリーチする。
能力解明度が100%でない場合、勝負運で負けたとき自分に+3000の補正。100%の場合、対局者の和了り役数を-1させる。
判定がロン和了りの時に発動。
[友引(ともびき)]
裸単騎になるとその次巡でツモ和了りする。
自分に+1500の補正。ただし、点数判定の式はー20される。
判定がツモ和了りの時に発動。

臼沢塞    10

小瀬川白望 -5

雀 明華   1

園城寺怜   20
[数歩先の未来図(ア・フューチャー)]
その日の技術値(体力)を代償にして、数巡先を見る。
発動中は点数判定で振り込む対象には選ばれない。和了った時、役が二つ入った状態が最低値となる。
ただし、見た数巡先、その数の二乗の数だけ技術値が+されていく。技術値が100を超えた場合、イベントでの使用しか出来なくなる。
振り込む判定が出たときと、和了った時が発動判定。
[???]

清水谷竜華  10

花田煌    15

小走やえ   20

今日の夜更新します。
明日からはちょっと旅行行くんで、3日くらいはおやすみになります

そろそろ始めまーす。

九月十六日 昼


京太郎「東京での生活もだいぶ慣れてきたな」

京太郎「さて、今日はどうするか」



↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

二度あることは三度ある、という。

今俺はその意味を痛感している所で、

目の前にはだらけきった白髪の女性がまたベンチに座っていた。

白望「......また会った」

京太郎「...どうもです」

会う度会う度だらけてるなこの人は。

最早一種の病気なんじゃないだろうか。

白望「ところでさ...」

京太郎「何度言われようがおぶりませんよ」

白望「いやそれはもう諦めてるけど...」

京太郎「ならなんですか?」

というかこの前もおぶってもらう気があったのか?

意外に粘り強い。

いやそれは置いとくとして、それならどういう用件だろう?

白望「この前豊音が恩人さんとか言ってた金髪の子って、もしかして君......?」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

90 大成功


京太郎「あー...」

そういや、この前一緒に姉帯さんを捜した臼沢さんと制服が一緒だこの人。

姉帯さんはまた特別違う服を着てるみたいだけど、多分同じ高校なんだな。

京太郎「はい、多分俺です。それならあなたは姉帯さんや臼沢さんと同じ......」

白望「うん。同じ宮守高校の小瀬川白望、よろしく」

京太郎「須賀京太郎です、こちらこそ」

簡単に挨拶。

白望「豊音から色々聞いたけど、世話になったみたいだから。礼は言っておく」

京太郎「いえいえ、そんなお礼言われるような」

立ちながらもなんなので(と言っても立ってたのは俺だけだが)ベンチに座って少しばかり世間話をした。

まぁ少しは好感を持って貰ったと思いたい。

向こうは表情をぴくりとも動かしてなかったけど。


小瀬川白望の好感度が10上昇。

九月十六日 夜

京太郎「奇妙な所で縁があるもんだな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

79 大成功

京太郎の技術値が82になりました。


京太郎「今日の所はここまでだな」

京太郎「さて、寝るか」

九月十七日 昼


京太郎「親父の奴、こんな時にカピーの写メ送って来やがって......!」

京太郎「くそう...。帰って撫で回したい衝動が.......!」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

京太郎「松実さんの研究するか」


~~ビデオ研究中~~


京太郎「ふむ...」

京太郎「この人の配牌、癖があるというか、特殊な感じがあるというか...」

京太郎「気になるのは...」


選択肢 ↓2
1.ドラ牌
2.字牌
3.三元牌

京太郎「ドラ、だな」

京太郎「対局してる他の三人には全くドラが行き渡らず、反面松実さんがドラを必ず抱え込んでいる」

京太郎「恐らく相当強い蒐集系の能力だろう」

京太郎「そして...」


選択肢 ↓2
1.途中新ドラがめくられてもそれは同じ
2.新ドラまでは蒐集出来ていない
3.いや、何もないか

京太郎「新ドラまでは募集出来ていない」

京太郎「...か?」


選択肢 ↓2
1.途中新ドラがめくられてもそれは同じ
2.いや、何もないか

京太郎「うん。途中新ドラがめくられてもそれは同じだな」

京太郎「夏の大会Aブロックの決勝では、もろにそれだったし」

京太郎「...それにしても、頑なにドラを捨てないな」

京太郎「まさかそこにリスクがあるのか?」


選択肢 ↓2
1.オンオフの切り替えが出来ないとかか?
2.捨てたらしばらく能力使用不可になるとか
3.よっぽどドラに執着があるのだろうか?

京太郎「捨てたらしばらく能力使用不可、とかだな」

京太郎「蒐集系にしても、ここまで確実に抱えることが出来るレベルとなればそれくらいのリスクは必要だ」

京太郎「確信には至らないが、こんなところか」


能力解明、成功!


松実玄    
[卿龍(ドラゴンロード)]
ドラ牌を集める。
流局時以外で点数判定の数値が二倍となり、最低点数が8000となる。
ドラを一度でも捨てた場合、不定期で元に戻るまで能力使用不可になる。
解明度100%の時、松実玄に-300の補正。

九月十七日 夜


京太郎「さて、松実さんの能力解明したところで、夜はどうしよう?」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「誰かに連絡するか」


誰に連絡する?
↓3

トゥルルルルルル
ガチャ

久『もしもし?どうしたのかしら?』

京太郎「こんばんは、部長」


選択肢 ↓2
1.電話で話す
2. 会う約束をつける
3。能力開発

京太郎「いえ、少し部長に力添えしようかと思いまして」

久『力添え?どんな?』

京太郎「この前部長含め大星と打った時がありますよね」

久『...あれね。それがどうかしたの?』

京太郎「ああなる秘訣をお教えしようかと。信じる信じないは自由ですけど」


~~説明中~~


京太郎「とまぁこんな感じですが、どうでしょう?」

久『信じがたい、と言いたいけど』

京太郎「けど?」

久『実際に目の当たりにしてる訳だし、納得もいく気がするわ。ええ、信じることにする』

京太郎「そんな曖昧な」

久『いや、いきなりそんな話されてもね』

京太郎「ですか。でもじゃあ、とりあえず伝えておきましたので」

久『ええ。まぁ他のみんなには秘密で、ちょっと試してみるわ。それじゃあね』

京太郎「はい。おやすみなさい」

竹井久の能力開発に成功しました。
次回の竹井久の対局時までの案で新能力が決まります。

今日はここまでで。
どうにもキャラ会話が簡素になるなー...と独り言。
では、松実玄の能力開発ご褒美の小ネタ安価。
↓3で。

開発ちゃう、解明や...。
すいません。こっから↓3で

本編進めまーす。

九月十八日 昼


京太郎「朝からカレーだとばっちり目が冴えるな」

京太郎「腹的には若干重たい感じだけどな.........」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

やっと復旧した
ネキで

やっと復旧したんで、今日の夜更新したいと思います。
>>81
ネキは能力者じゃないんで、再安価です。
↓3

ころたん

それじゃ始めますねー。
>>86
ころたん了解です。

京太郎「天江衣さんを研究するか」


~~ビデオ研究中~~


京太郎「.........こりゃまた、とんでもない対局だな」

京太郎「魔物と呼ばれるだけのことはあるってか」

京太郎「...見た目は完全にお子様だけどな」

京太郎「それはともかくとして、気になるところをピックアップしていかないと」

京太郎「まず......」


選択肢 ↓2
1.配牌
2.和了り方
3.リーチのタイミング

京太郎「配牌」

京太郎「...は特に変わったところはないな」

京太郎「いや、常人からしたら十分とんでもないけど」


選択肢 ↓2
1.和了り方
2.リーチのタイミング

京太郎「リーチのタイミングだな」

京太郎「何かを契機にリーチしているような感じが見える」

京太郎「...大抵の場合で事前に鳴いてるけど、それが関係しているのか?」

京太郎「注目すべきは...」


選択肢 ↓2
1.配牌
2.捨て牌
3.ツモ順

京太郎「ツモ順だ」

京太郎「最後のツモ、ハイテイが天江さんのツモになる順番になった時が契機」

京太郎「鳴きが入るのはその順番を調整するためのものか」

京太郎「しかもハイテイコースに入った途端...」


選択肢 ↓2
1.天江さんのツモが良くなった
2.他三人のツモが悪くなった
3.天江さんの手が高くなった

京太郎「天江さんのツモが良くなった」

京太郎「...というわけじゃないか」

京太郎「確かにハイテイコースになるとラス牌をほぼ確実に引いてくるが」

京太郎「それより気になるのが...」


選択肢 直下
1.他三人のツモが悪くなった
2.天江さんの手が高くなった

京太郎「他三人のツモが悪くなっている」

京太郎「捨てた牌が裏目に出たり、テンパイに至れなくなっているように思う」

京太郎「相当工夫した打ち方か、支配を打ち破れるような能力でないと駄目って事か」

京太郎「これで完了ってところか」


能力解明、完了!


天江衣
[暗い海底に漂う月(ディープ・オーシャンズ・ムーン)]
対局者三人がテンパイに至れなくなり、自分はハイテイで和了る。
自分に+1000の補正、対局者に-2000の補正。役の数が+1される。
自分がハイテイコースに入っていなければ発動しない。
解明度100%の時、テンパイ可能となり、-2000の補正が-1000に変わる。

中途半端ですけど、明日は早いので今日はここまでにします。
では、衣解明ご褒美の小ネタ安価を↓3で。

胡桃と豊音の中身が入れ替わっただって⁉︎

胡桃(豊音)「目線が低くて迷子になっちゃったよー」グスン
豊音(胡桃)「ありえない!」

豊音(胡桃)(でも目線が高いって嬉しい!)ルンルン

[夜中の襲来]


唐突に衝動に駆られたらしい。

照「というわけで、お菓子作って京ちゃん」

京太郎「帰ってください」

今何時だと思ってるんですか。

そんな目的で人の部屋に尋ねてくるような女子高生でいいんですか。

ホテルでの俺の部屋にいきなりチャイムが鳴らされ、入り口で待っていたのは照さんだった。

麻雀の勉強、有力相手の研究、その他諸々終わらせてさて寝るかとベッドに入って約十分して、ようやく夢の世界に入りかけてたというに。

そんでなんで枕とか持ってきてるんですか。

んなもん持ってきてもここのベッドは一人分だよ。

照「今私は緊急にお菓子分が必要。お願い」

京太郎「なんでその緊急がこの時間にやってくるんですか。そして俺の部屋に来ればお菓子が出てくるという認識は改めてください」

照「お菓子が無いなら作ればいい」

京太郎「どっかの錬金術師みたいなこと言わないでください。大体お菓子が食べたいならコンビニに行けばいいじゃないですか。なんで今こそあの二十四時間営業の恩恵を受けに行かないんですか」

照「私が今求めているのは京ちゃんのお菓子。コンビニのお菓子では力不足」

京太郎「そう言って実際にポッキーが目の前にあればリスみたいにポリポリ頬張るんでしょうね、あなたは」

ドアを閉めようと踏ん張りながらの会話である。

この人、意外に力強ぇ。

ポンコツのくせに。

京太郎「いい加減にしてください。そろそろ本気で閉めますよ」

とはいえそれは俺が手加減してるからの話である。

流石に女子相手に全力を出すような気はないが、こうもしつこければ話は別だ。

俺の最終通告に対して、照さんは。

照「私を置いたまま閉めるなら、チャイム連打で京ちゃんを寝かせない」

京太郎「ちくしょうこの安眠妨害!」

結局照さんは部屋に招かれることになった。

作り置きしておいた(自分のため)クッキーを食べると、照さんは猫のように丸くなって寝やがった。

そのままにしておくわけにもいかないので部屋まで運んだら、運んだ先に大星がいて一悶着あったのはまた別の話。

遅くなりました。
これから本編更新します。

九月十八日 夜

京太郎「さて、この後はどうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「麻雀の勉強でもするか」


成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

31 成功

京太郎の技術値が81になりました。


京太郎「まぁこんなもんかな」

京太郎「さて、寝るか」

九月十九日 昼


京太郎「そういや、明日大星と遊びに行くんだっけか」

京太郎「どこ回るか一応決めとくか」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

81 大成功

須賀京太郎の技術値が78になりました


京太郎「明日の予定も立てたし、麻雀の勉強も捗ってきたな」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

なんとなく前やってた特売の近くの公園ベンチに足を向けてみた。

向こうもそんなことを考えていたのだろうか。

ベンチでは、清水谷さんが居座っていた。

竜華「あ、須賀君!」

京太郎「こんばんは、清水谷さん」

ぺこりと一礼。

夜なのもあってか、周りは人が少なく静まっていた。

清水谷さんは出会ったときとと同じ服装だったが、見分けが付く目的ならこの時間じゃ失敗かもしれない。

竜華「やっと会えたわー。焦ってたんはあるけど、後になって連絡先知らないのにどうやって会う約束付けるんかって思ったんで、時間出来たときにここ見に来とったんやで」

京太郎「あ、やっぱりそれ気にしてましたか」

それはなんか申し訳ない。

俺はあれからずっと別の所回ってたし。

竜華「それでお礼なんやけど、うん。これも聞き忘れとったことなんやけど」

京太郎「手料理振る舞って貰える約束でしたね。それがどうしました?」

竜華「いやな?須賀君がどんなの食べたいかっちゅーの聞いとらんかったって」

京太郎「あ、そうですねー...」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

77  完璧


京太郎「正直なんでも構わないって言うのが本音なんですよね」

竜華「なんでもって...料理する側は困る返答やでそれ?」

京太郎「まぁそれは俺も料理する方なので分かりますけど」

竜華「けど?」

京太郎「清水谷さんみたいな素敵な方に手料理振る舞って貰えるなら、何でも美味しいって言っちゃいそうですし」

竜華「え、なぁっ!?」

京太郎「やっぱり男としては可愛い女性の手料理って夢みたいなものですからねぇ」

竜華「は、恥ずかしいこと言わんといて!」

ほっぺぐにーされた。

照さんの時も思う事だが、女の子をからかって真っ赤にさせるって楽しい。

最早一種の生き甲斐だ。

生き甲斐というか、生き様というか。

とにかくこれ以上無い至福である。

京太郎「それじゃあ、清水谷さんが一番上手くできる自信があるっていうの作ってきてください。嫌いな物は特に無いんで、心配せず」

竜華「ぅー...。分かったわ」

その後連絡先を交換して、その場は別れた。

しばらくした後、シチューを持った竜華さんが部屋にやってきて約束通り振る舞って貰った。

味は勿論のこと、手料理ということもあって凄ぇ美味かった。


清水谷竜華の好感度が20上昇した。

清水谷竜華の連絡先を手に入れました。

今日はここまでで。
うーん、イチャイチャって難しい...。
淡とのデートプラン出来たら進めます。それではお休みなさい

お久し振りです。連絡無くて申し訳ありませんでした。
デートコースを決めて、好感度判定だけ空けとこうとか考えてましたが、やめました。
いつも通りその場その場で書いていくスタイルにしていこうと思います。
では、今日の夜更新します。

では、そろそろ開始します。

九月二十日


同年代の女の子と二人っきりでお出かけ。

...なんて甘ったるい言葉には、正直そこまで魅力は感じない。

何故ならばその組み合わせにおいては、男は必然的にリードを求められるからだ。

どう回るかの計画は勿論のこと。計画通りに行こうとしているのにも関わらず目移りする女子にも付き合わなければ行かず、その上基本は奢りだ。

ちなみに自分から全額奢ろうとする男性は結婚しづらいらしい。

貸しを作ろうとしているみたいで女性的に嫌なんだとか。詳しくは知らんが。

話を戻そう。

そもそも俺は咲や照さんなど、同年代の女の子と出かけるのくらい慣れっこだ。

ちなみに宮永姉妹(どちらか、或いは両方)と出かけると、絶対と言っていいほど迷子捜しになる。

照さんの場合はお菓子コーナーに行けば大体見つかるが、咲は無理にこちらを捜して彷徨う分タチが悪い。

.........と。

世間一般で言うところのデートに対してこういった解釈を持っている俺であるが。


淡「おーい!こっちこっちー!」


きっちり現地集合(遊園地の入り口前)したブンブンと手を振ってくる大星。

さてさて。こいつと過ごしたらどんなことになるやら。

淡「五分遅刻だよ、須賀」

京太郎「そうだね。お前がな」

淡「ちょっと迷った」

京太郎「東京ってお前の地元なんだよな...?」

ちゃんと辿り着けただけ宮永姉妹よりマシと見るべきだろうか。

どちらも私服姿である。

こいつのことだから「我等白糸台の存在を焼き付けるのだー!」とかいって制服で来る可能性も考えてたが、どうやら杞憂だったようだ。

ちなみにその場合は最寄りの服屋で何か着させるつもりだった。

不本意ながら奢りでも。

いや、まぁそれはさておき。

淡「ねぇねぇ須賀!どこ回る?私は結構色んなの楽しめるからどこからでもいいんだけど!」

京太郎「まぁ一応プランは練ってあるが......」

大星は瞳がらんらんとしている。

完全に早く遊びたいって主張する子供だ。

...そのくせ、それが可愛らしく写るモンだから美少女って得だよな。

京太郎「じゃあまずは...」

これから五回、遊ぶ場所を安価で選択します。

キャラや安価選択の時間帯に応じて上昇する好感度が変わります。

ベストプランで、デートを完遂しましょう。


九月二十日  9:00

場所選択 ↓3

1.メリーゴーランド
2.ジェットコースター
3.お化け屋敷
4.観覧車
5.パレード
6.ゴーカート
7.コーヒーカップ
8.ヒーローショー
9.空飛ぶブランコ
10.水上コースター

京太郎「ジェットコースター、だな」

遊園地に来たからには、やはり乗っていかないといけないジェットコースター。

ジェットコースター無き遊園地は遊園地にあらず。

出だしの盛り上がりとしても良し。

というわけで、開幕はジェットコースターに決まりだった。

時間的にもコースター系回ったらぼちぼち昼になるしな。

淡「やたっ!いこいこはやくはやく!」

京太郎「元気なのはいいけどはぐれんなよー」

ウッキウキで駆け出さんばかりの大星。

切に。

切に迷子センターの呼び出しを受けないことを願う。

淡「うわっはー!たかいたかーい!こっからばびゅーん!って落ちるんだよねー!」

京太郎「お、お、お、結構高いなー。ちゃんと固定してるよな?」

淡「ばっちり!」

ーーーーーーーーーー

淡「キャーーーーーー!わーーーーー!!」

京太郎「うおぉーーーーーって痛っ!痛い痛い!ちょ、おま、髪の毛が痛ぁ!?」

ーーーーーーーーーー

淡「どしたの須賀?もうバテた?」

京太郎「おぅ......、痛みでな」

淡「?」

淡「お昼ご飯も食べたし、次はどうするー?」

京太郎「そうだな...」


九月二十日 12:30


場所選択 ↓3

1.メリーゴーランド
2.お化け屋敷
3.観覧車
4.パレード
5.ゴーカート
6.コーヒーカップ
7.ヒーローショー
8.空飛ぶブランコ
9.水上コースター

京太郎「お化け屋敷かな」

淡「」

あ、笑顔が固まった。

淡「.........Really?」

何故英語。

京太郎「んー...」

反応を鑑みるに、お化け系は苦手だな?

色んな物楽しめるとか言ってたけど、例外扱いか。

まぁ怖がられないのもそれはそれでこっちが楽しくないが。

京太郎「ま、プランとしてはお化け屋敷がベストだけど絶対って訳じゃないし、時間さえ合うなら別の所でも」

淡「な、なな、何言ってんの!?」

引いてみたらすぐにかかった。

淡「別に行かないって訳じゃないし!怖がってるとか有り得ないし!むしろ楽しみすぎて武者震いするくらいだし!ほ、ほらほら!早く行くよ須賀!」

京太郎「さいですか」

態度だけはでかかったが、顔は超引き攣ってた。

ま、これも遊園地の醍醐味ってことで。

そういえばここのお化け屋敷の恐怖度って日本でも五本の指に入るって言われてたっけか。

中で何が起こったかと言えば、正直難しい。

こういったものに耐性ついている俺ですらビビッた回数は途中から数えるのをやめたほどだった。

耐性が無い大星は言わずもがな。

あれだけの惨状をどう表したらいいのか分からないが、一つだけ言えるのは。

大星は正に阿鼻叫喚だったということだけだ。

淡「ひぐっ......ぐすっ、うえぇ.........」

出口に辿り着いた頃には大星はマジ泣きだった。

京太郎「あー.........。悪かったよ。女子連れてくるにはレベル高かったな、ここ」

淡「もう二度とここには来るもんかぁ......」

入る前の虚勢は完全に風化したようだった。

とはいえ俺もここには二度と来たくない。

人生に一回で十分だ。

またも中途半端ですが、今日はここまでにします。
デート一回ぐらい一日で終わると思ってましたが、甘かったようですね。
早ければ明日には更新します。

今日は更新できそうにないです

唐突ですが、これから始めます。

九月二十日 14:00


淡「...............」

京太郎「...............」

泣きやんだのは良いが、完全完璧にに不機嫌だった。

やはり苦手な奴をお化け屋敷に連れて行こうとするんじゃなかったな。

さて、どうしたもんか。


場所選択 ↓3

1.メリーゴーランド
2.観覧車
3.パレード
4.ゴーカート
5.コーヒーカップ
6.ヒーローショー
7.空飛ぶブランコ
8.水上コースター

京太郎「お...?」

適当にぶらついていると、人だかりが出来ているのを見つけた。

いや、人だかりというか。

これは列か?

アトラクションに一列で並んでるのではなく、あくまでバラバラだが、それでも一定ラインを超えないという形での...。

あ、そういえばここって。

京太郎「パレードか」

頭から抜けていたが、期せずして予定通りの場所と時間だった。

淡「んー...?」

大星は一応関心を向けているようだ。

とりあえずこのパレードで機嫌直してくれると良いけど。

淡「へー、思ってたより豪華だね。もっと大きな遊園地でないと見れないようなレベルじゃない?」

京太郎「そういう所と比べると空ける時間が大きいけどな。ちょうどこの日がパレードだったんで予定に組み込んでみたんだよ」

最前列に来て、座るスペースを確保。

レジャーシート持って来といて良かった。

こういう所オカンっぽいとか言われるけど俺は気にしない。

細かな気配りは出来る男の大事な要素なのである(母親談)。

ちなみにこれはこの遊園地の共通ルールみたいなものだから、誰にも文句は言われない。

淡「あはは!あれすごくない?足並み完全に揃ってて軍人かっての」

京太郎「にも関わらずほぼみんな違う楽器だからえらいことだよな」

淡「あ、着ぐるみがこっちにきた」

京太郎「あ、手を出せば握手してくれるらしいぜここ」

淡「え、ホント!ちょ、わたしにもわたしにも!」

うん。

楽しんでるみたいだ。

着ぐるみと握手を交わす大星の機嫌は良好な様子。

とりあえずこのパレードでお化け屋敷でしくじった分は取り返せたようだ。

さて、次は...。


16:30

場所選択 ↓3

1.メリーゴーランド
2.観覧車
3.ゴーカート
4.コーヒーカップ
5.ヒーローショー
6.空飛ぶブランコ
7.水上コースター

眠気MAXで体力も限界なので、寝ます(申し訳ない。ホント)。
18:00での場所安価もやっちゃって、出来たら投下したいと思います。
では、↓3でゴーカートの次の場所を

淡デート終盤投下です。

京太郎「よし、ゴーカートと洒落込むか」

淡「え?なんか言った?」

大星はパレードの余韻が響いていたようだ。

それだけ感動してもらえたなら、それでもう連れてきて良かったってモンだ。

もう一度言う。

京太郎「ゴーカートに行こうぜって言ったんだよ」

淡「ゴーカートにゴー?」

京太郎「それはダジャレというんだ」

駄目な洒落と書いて駄洒落と読むのだ。

ここでのゴーカートは道幅が広いため、二人までなら競争が出来るようになっている。

というわけで大星と同時にスタートして先にゴールした方がアイスを奢るという勝負を(吹っかけられて)することになった。

のだが、大星は追い抜かすよりも、車体をぶつける(係員さんに怒られたりはしない)というこちらの妨害に集中したため、同時にスタートして同時にゴールすることになっ

たので、引き分けとなった。

でどうしたかと言うと。

淡「やっば!このラムネ入りショコラアイスクリーム超美味いんだけど!」

京太郎「やべぇ!このラズベリーアイスキャンディー超美味ぇ!」

淡「なにぃ!?そこまで美味いの!?私にも寄越せぇ!」

京太郎「断固拒否!お前その構えはごっそり持って行くつもりだろ!?」

お互いアイスを奢り合うという結果となった。

九月二十日 18:00


遊園地の締めは観覧車。

誰が決めたとも知れぬそのお約束みたいなものは、今回の俺のプランにも照らし合わされていた。

実際ゴンドラが三百六十度回るまでの間、狭い密閉空間ではゆったりとした落ち着いた時間が流れるからだ。

そうして一日を振り返ったり、他に誰もいない所でこそ話せることを話したり、観覧車でこその魅力があると思う。

そんな訳で先例に漏れず俺と大星も乗り込んだわけだが。

大星「ほらほら見てよ!こっからだとホテルと会場まで見えるよ!すごいね!」

京太郎「...そうだな」

大星は落ち着きとは無縁のようである。

もっかい負かしてやろうかな、とかちょっと考えた。

百八十度回ったところで景色を楽しむのはやめたようだった。

現在は俺と向かい合わせで座している大星。

京太郎「そういや」

話は俺から切り出した。

京太郎「新能力開発は上手くいったのか?」

淡「あ、うん。ばっちりだよ。すごいよね、あれ。須賀が編み出したの?」

京太郎「その質問は『そうだ』とも『そうじゃない』とも言えるな」

淡「というと?」

京太郎「編み出したのは俺の親父だからな。俺は教わったことをお前にも教えただけ」

淡「凄い人なの?」

京太郎「詳細は教えられんが、聞いたら腰抜かすくらいには凄い人だぜ」

淡「へぇ~」

観覧車は270度の所まで来ていた。

話していると、随分短く感じる時間だ。

京太郎「そろそろ終わりか。降りる準備しとけ」

淡「.........ね」

京太郎「あん?」


淡「今日は楽しかったよ。ありがと、キョータロー」


京太郎「.........」

全く。

こんな所で今日一番の笑顔見せんなよ。

本当、色々反則な奴だ。

京太郎「どういたしまして、大星さん」

淡「んなっ!?そこでなんでより他人行儀になるのぉぉぉっ!?」

観覧車から降りて。

遊園地から出て。

別れる所まで、ずっとぷりぷり怒ってた大星だけど。

京太郎「それじゃ」

淡「ん?」

京太郎「またな、淡」

別れ際にそう言ってやると、また笑って。

淡「うんっ!またね、キョータロー!」

そう言って駆けていった。

現金な奴。

大星淡の好感度が40上がりました。

というわけでデート終了です。
おかしい...ここまで一人のヒロインにスポット当たる筈が...。
いや、結局安価次第なんですけど。最初のシステムにもミスはありましたし。
明日にまた更新する予定です。

本編進めまーす

九月二十一日 昼


京太郎「大会までもう少し。やれることはやっとかないとな」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

75 大成功

京太郎の技術値が83となりました。


京太郎「教本もだいぶ読み込めてきたな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

>>198ミスってた。73だこれ。


54 成功

京太郎の技術値が70となりました。


京太郎「あ」

京太郎「教本読み終わっちまった」

京太郎「次からはネト麻になるかなー、これは」

九月二十二日 昼


京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

姫様

>>210
姫様は既に解明済みなので、安価↓

京太郎「ここは臼沢さんの研究かな」


~~~ビデオ研究中~~~


京太郎「ふむ...」

京太郎「打ち方そのものには別段変わった所は見受けられないな」

京太郎「それより気になるのは...」


↓2
1.場の捨て牌
2.相手の手牌
3.点数

京太郎「相手の手牌だな」

京太郎「対局してる能力持ちらしき人が、本来のポテンシャルを発揮してない」

京太郎「......どういう方法で干渉してるんだ?」

京太郎「そう言えば...」


↓2
1.対局者の発動条件が揃った時、いつも不要牌が出てくるようになってた
2.能力が出なくなってる対局者は、臼沢さんに見つめられていた
3.臼沢さんのモノクルは曇ることが多かった

京太郎「能力が出なくなってる対局者は、臼沢さんに見つめられていたな」

京太郎「随分目力があるなと思ってたけど、これが臼沢さんの能力だとしたなら...」

京太郎「とすると、臼沢さんは...」


↓2
1.見つめた相手から和了る能力
2.一人に対してのみの干渉能力
3.能力を無効化する能力

京太郎「干渉系の能力かとも思ったが、そうじゃない」

京太郎「見つめられた相手の干渉系らしき能力まで打ち消されてる」

京太郎「言うなれば、スキルキラーって感じか」

京太郎「これで解明完了だ」


能力解明、成功!


臼沢塞    
[塞ぐ重石(ブロック・ブロック)]
対局者一人の能力による補正や絶対性を無効化する。
無効化した対局者が本来その場で和了る筈だった場合、その対局者の勝負運が自分より低い時に限り、代わりに自分が和了ることが出来る。
ただし、解明度が100%の対局者しか無効化できず、補正値や絶対性の大きさに応じて自身の技術値が加算されていく。

九月二十二日 夜


京太郎「昼間っから能力解明って辛い.........」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

シズ

>>229
連絡先を持ってるので、遭遇判定はつきません。安価下で

白望「や」

京太郎「...どうも」

まただらけていた。

だらけてないと死んでしまうんじゃないかと疑うほどのだらけっぷりだ。

京太郎「いつもベンチに座ってるところ見かけますけど、どうしたんですか?」

白望「...出かけないといけない用事があるんだけど、ずっと歩いてるのもダルいし、途中で休みながら向かってるところ」

京太郎「なんて時間がかかることを...」

白望「今日はこれで五個目のチェックポイント...」

京太郎「むしろチェックポイント捜す方が疲れません?」

この人の基準は、分かんない。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「じゃ、俺はこれで...」

白望「あー...」

なんか唸りだした。

白望「そろそろ歩こうかと思うけど、ダルいなー...」

京太郎「.........」

白望「このままじゃ帰る頃には深夜になっちゃうかもなー...」

京太郎「.........」

白望「誰かおぶってくれたらすぐなんだけどなー...」

京太郎「.........はぁ」

根負けした。

この人、将来結婚するとしたら大変真面目かつ優しい夫で無いといけないだろう。

京太郎「じゃあこうしましょう。おぶるのはあれですが、肩を貸すくらいはします。それでいいですか?」

白望「ん。妥協点」

あなたはどれだけ譲ったつもりで言ってるんでしょうかねぇ...。

そんな訳で小瀬川さんを肩に背負ってホテルに帰るまで送っていくこととなった。

途中何回か病人と間違われていたが、疲れてるだけみたいですから大丈夫ですと言っておいた。

今日はここまでで。
ちなみに高好感度のキャラは、同卓してる時強敵打倒のため共同戦線を組む場合もあります。
共同戦線した場合、可能な範囲で協力プレイによる効果が出ます。能力者にしていればその能力も込みで。
またしばらく更新できないかも知れません。

ぼちぼち始めていきまーす

九月二十三日 昼


京太郎「残り一週間ってところか...」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

ホテルには温泉もついていて、上がった後の設備も充実していた。

たまには寝起きに温泉に浸かろうと考え、浸かり、上がった。

男湯の暖簾を内側からくぐり、さて、部屋に戻ろうかと差し掛かったところで。

白望「あーー.........」

京太郎「.........」

マッサージ機のお世話になっている小瀬川さんを発見した。

ただでさえぐでーんとなっているのが、更に溶けそうになっていた。

ふむ。

まだこちらに気付いてないようだが.........。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

34 成功


京太郎「てい」

後ろからほっぺぐにーした。

おお、なんというモチ肌。

咲も相当だったが、こちらもなかなか。

白望「んあ...?」

ほぼ寝入っていたようで、リアクションは大して無かった。

前に回り込んで改めて挨拶をする。

京太郎「どうも、小瀬川さん」

白望「あー...君か。どうしたの?」

京太郎「いえ、視界に入ったのでちょっと挨拶代わりにと」

白望「ふーん...」

京太郎「...あんまり気にしてないんですね」

白望「別に。クラスメイトにも似たような事されるし」

京太郎「へぇ...」

どうやらクラスのマスコット扱いされてるようだ。


小瀬川白望の好感度が5上昇。

九月二十三日 夜


京太郎「そういえば、宮守のトシ先生っていうのは能力のことについてどれくらい知ってるんだろ?」

京太郎「直接会うことがあれば、聞いてみるのもいいかもな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

違った...。

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

06 失敗


京太郎「...駄目だ」

京太郎「能力が発動できないネト麻じゃ、やっぱりてんで駄目だわ」

京太郎「.........ネト麻に挑み始めた頃の咲も、こんな気持ちだったのかね」


京太郎の技術値変動無し。

九月二十四日 昼


京太郎「...親父の奴、ちゃんと身の回りの世話してるんだろうな?」

京太郎「自分のことに集中して、家がゴミ屋敷になってたらどうしよう...」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰に連絡する?
↓3

トゥルルルルル......

ガチャ

憧『は、はひっ!もひもひ!』

京太郎「テンパり過ぎだろ」


選択肢 ↓2
1.普通に話す
2.遊ぶ約束をつける
3.能力開発

京太郎「ほら落ちつけって。深呼吸深呼吸」

憧『え、えっと...ひっひっふー、ひっひっふー』

京太郎「それはまた別の場面で使う呼吸法だ」

憧『じゃ、じゃあ...コォォォォ』

京太郎「何故波紋疾走(オーバードライブ)の鼓動(ビート)を刻もうとする!?」

駄目だ。混乱しすぎだ。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

36 成功


京太郎「ほら、まずは吸って」

憧『え、っと...すぅー』

京太郎「吐いてー」

憧『はぁー』

京太郎「吸ってー」

憧『すぅー』

京太郎「吐いてー」

憧『はぁー』

京太郎「吸ってー」

憧『すぅー』

京太郎「吸ってー」

憧『ぅー』

京太郎「吸ってー、吸ってー、吸ってー」

憧『ぅー、ー、ーーーーー........ぶっはっ!!」

向こうから咳き込む音が聞こえる。

憧『死ぬわ!!』

京太郎「いや、こんな古典的なのに引っ掛かるとは...」

怒りにまかせてなのか、新子はその後割と普通に会話できていた。

割と、だが。


新子憧の好感度が5上昇。

九月二十四日 夜


京太郎「親父の方も心配だが、構ってやるわけにもいかないんだよな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
直下

松実玄。

阿知賀女子学院高等部二年生。

高校麻雀女子全国大会の決勝戦まで上り詰めた阿知賀の先鋒を務めていた。

その道ではドラゴンロードと呼ばれ、彼女がいる卓では必ずドラが彼女に集まる能力を有している。

今年の大進撃もあって一躍麻雀界で有名人となった。

と、聞いているが。

玄「じぃー.........」

京太郎「.........」

パン屋のショーウィンドウに張り付いて店内を見つめる彼女を見てると、何時でも凄い人なんてこの世に存在しないかも知れないな、とつくづく思う。

まぁ、この人に限らず世間では凄い人扱いされててプライベートではポンコツな奴は何人か知ってるけど。

照さんとか照さんとか照さんとか。

あ、咲と淡もいたか。

まぁ、それはいいとして。ふむ。

視線の先はメロンパンのようだが。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

19 失敗


...なんか若干哀れに見えてきたので、声を掛けることにした。

京太郎「そんなところで張り付いてたら変な目で見られますよ」

玄「うわぁお!?」

大袈裟に飛び上がる松実さん。

玄「あ、ええと、確か須賀君!?どうしたのこんな所で!?」

京太郎「いや、それはこっちが聞きたいんですけど...」

玄「あ、そのー......し、失礼しましたー!」

周りの視線に気付いたのか、駆けていってしまった。

取り残される俺。

...さて、この空気どうしてくれよう。


松実玄の好感度が1上昇。

今日はここまでにします。
...今度からはもう少し早めの時間に始めた方が良いかな?
またしばらく空けます。

明日なんとか復活、出来るかなぁ...。
最低でも明後日には復活する予定です。頑張ります。
では、忘れてた塞さんの能力解明ご褒美の小ネタ安価を↓3で。
...出来てない小ネタが積もるばかりですけど

明華とまったりデート

>>293
了解です。
明華とまったりデートか...。さて、どうしたもんか。
風呂入った後に始めまーす。

九月二十五日 昼


京太郎「そういえば」

京太郎「お袋の方はなにしてんのかね」

京太郎「最近連絡とってないから心配だな...」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

54 成功

京太郎の技術値が69になりました。


京太郎「三位か」

京太郎「まぁこんなもんかな」

言い忘れてましたが、技術値が70超えだしたので麻雀の勉強の変動が変わりました。


九月二十五日 夜


京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

京太郎「明華さんについて研究するか」


~~~ビデオ研究中~~~


京太郎「...さて」

京太郎「大体分かってきたな」

京太郎「まず、彼女の系統は.........」


選択肢 ↓2
1.変化系
2.強化系
3.蒐集系

京太郎「蒐集系だな」

京太郎「毎回と言って良いくらいに同じ字牌が三枚集まる」

京太郎「しかもその牌が.........」


選択肢 ↓2
1.自風牌
2.場風牌
3.三元牌

京太郎「自風牌だ」

京太郎「地味なようでいて、結構厄介な事ではある」

京太郎「そのくせ生運も高いみたいだし」

京太郎「それにしても、途中からこの勢いが途端に強まったようだが.........」


選択肢 ↓2
1.歌うことで制限を解除したのか?
2.歌うことで精神を奮わせたのか?
3.歌うことで風を更に呼び込んだのか?

京太郎「...風神、か」

京太郎「歌うことで強化されることといい、とんでもない人だ」

京太郎「ま、呼び名を裏切らないってことだろうけど」


能力解明、成功!

雀 明華
[風と共に去りぬ(ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド)]
自風牌を集める。
自分の勝負運に+700の補正。加えて役数を+1する。和了れなかった場合、時運を±20する(時運において和了った相手が自分以下なら-、以上なら+)。
対局中歌を歌った場合、歌の長さに応じて補正が変わる。

明日早いんで、今日はここまでにします。
最近めっきり更新できて無くてすみません。
明日にもやる予定ではあります。

あ、忘れてた。
明華の能力解明ご褒美の小ネタ安価
↓3で

人いるかなー?
始めまーす。

九月二十六日 昼


京太郎「それにしても、最近のジャ○プは看板のやつがどんどんクライマックスに向かっていくな......」

京太郎「始まりがあれば終わりもある、というけどこうも一気に終わっていくと中々寂しい物があるな...」

京太郎「さて、今日はどうしようか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

40 成功

京太郎の技術値が68になりました。


京太郎「やっぱ順位低めだよなー...」

京太郎「凡人の俺じゃ仕方ないけど」

九月二十六日 夜

↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

京太郎「お」

前方30メートル先に松実さんを発見。

こちらには気付いてない様子だ。

京太郎「.........」

さて、どうしようか。

ここは何かイタズラを仕掛けてみるのも面白いが。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

85 大成功


京太郎「.........」

背後から近付き、肩を叩く。

玄「ん?」

頬に指が埋もれる。

.........マジで引っ掛かった。

玄「ふぁあ!?す、須賀君!?」

京太郎「ども」

玄「あ、こ、この前はごめんね!なんか色々とパニくっちゃって!」

京太郎「あー、それはいいですよ。それで、今日はどうしたんです?」

玄「えっと、実はこの辺で雑誌を探してるんだけど...」

説明を受けたところ、どうやらどこにその雑誌が売ってそうなのかが分からないらしい。

俺は大体見当が付いたので案内した。

雑誌を手に入れた松実さんは大層嬉しそうに帰って行った。

うん。

持って行ったのが巨乳グラビア写真集だったのには目を瞑ろう。


松実玄の好感度が10上がりました。

九月二十七日 昼


京太郎「今日の朝飯はうまかったなぁ」

京太郎「さて、どうしようか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

72 大成功

京太郎の技術値が66になりました。


京太郎「ん、二位か」

京太郎「中々上出来って所かな」

九月二十七日 夜

↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

85 大成功

京太郎の技術値が64になりました。


京太郎「お」

京太郎「また二位か。幸先良いな」

九月二十八日 昼


京太郎「残り三日か...」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰に連絡する?
直下

トゥルルルルル.........

ガチャ

竜華『須賀君?どないしたんや?』

京太郎「こんにちは、清水谷さん」


選択肢 ↓2
1.普通に話す
2.会う約束をつける
3.能力開発

好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

68 成功


京太郎「いえね、ちょっと前に話した時に聞いた小説。あれ買って読んでみたんですけど、その感想を話し合いたいかなって」

竜華『あー、あれな。どやった?』

京太郎「俺好みの良い作品でしたね。やっぱベストセラーだけあるっていうか.........」

電話越しで話し合い、随分時間が過ぎていった。

数十分の話し合いで、分かったことがある。

薦められた小説を読んだときも思ったことだが。

清水谷さんは俺と好みが似通ってるらしい。

確信に至っているのは作品の好みくらいだけど。

話し終わる時。

京太郎「じゃ、そろそろ切りますね」

竜華『ん。それじゃまた』

京太郎「今度清水谷さんの料理参考にさせてくださいね。この前のはなんだか魔法がかかってたみたいに美味しかったですから」

竜華『もう。お世辞ゆうてもなんもでへんで?』

という言葉で締め括られた。

いやしかし。

清水谷さんのような人と気軽にこんな会話できるようになるとは。

人生捨てたモンじゃない。


清水谷竜華の好感度が5上昇。

今日はここまでで。
いやー、大会ももうすぐって感じですね。
...これからまた忙しくなるので、更新出来ないかもですけど...。
大会編ではヒートアップする(筈)ですので、楽しみにしていてください。と自分のハードルを上げてみる。

なんか今日は眠れないんで、風呂入ったら眠くなるまで更新します。
大体三十分かそこらしたら始められると思うので、出来たらスタンバっていてください

いるかなー...。
始めますね。

九月二十八日 夜


京太郎「随分話こんじまった」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
直下

日本人の最大の美徳は、困っている人を見かけたら助けてあげるべきだという義務感が存在していることだ。

麻雀で世界を練り歩いてきた親父の言葉である。

確かに、未だ戦争が絶えない国や銃を護身用に持つのが当たり前となっている国に比べたら、平和的な日本はそういった助け合い精神が働く傾向にあるのだろう。

例外は勿論存在するが。

さて、何故俺がそんなことを今思い出しているかというと。

目の前に困っている人がいるからだ。

制服を着た小柄な少女。

蹲って泣いているところである。

姫子「えぐっ、うぅ...」

京太郎「.........」

流石に見捨てる訳にもいかない、というか見捨てておくような俺を許しはしないが。

どう声を掛けるべきか.........。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

キャラ選びと好感度判定と連続でゾロ目とるとかすげぇ...。
まぁキャラ選びの方はどうともしませんけど(残念ながら)。


33 完璧


京太郎「ほら、立てますか?」

姫子「ふぇ...?」

なるべく紳士的に手を取る。

急に手を取られたからか、少女はきょとんとした顔でその涙に濡れた瞳を向けてきた。

わぁ、可愛い。

京太郎「あんまりぐしゃぐしゃに泣いてたら、可愛い顔が台無しですよ?はい」

ポケットに入れていたハンカチで涙を拭う。

少女はされるがままだった。

どうやら怪しい人とは見られていないらしい。

さて、と問う。

京太郎「何かありましたか?言ってくれるなら、聞かせていただきたいんですけれど」

姫子「.........」

京太郎「ああ。勿論、話せば楽になれるのでしたらってことで、嫌ならそれで...」

姫子「...お」

京太郎「?」

姫子「お腹、減ったばい......」

京太郎「.........」

ま。そうそうシリアス展開がそこらに転がってるとは思わんさ。

とりあえず近くのファミレスへと足を運び、衰弱気味の少女に料理を運んでもらった。

俺もそろそろ良い時間だったので、一緒に頼む。

空いている席に座って、対面に座った彼女から色々話を聞いた。

まず、彼女は新道寺女子高校の二年生で、鶴田姫子というらしい。

木口杯の参加者ということで、例のホテルで寝泊まりしていたのだが、部の皆と一緒に観光していたらはぐれてしまったそうだ。

ホテルに帰ろうにも道が分からず、携帯の電池も切れてしまい、皆が探し出してくれることを願いながら彷徨っていたが、とうとう力尽きてしまって蹲って泣いてしまっていた。

そこに俺が現れて現在に至る、とのこと。

京太郎「それはまた...」

要するに迷子だったということだが、この場合は不運が重なったと見るべきだろうか。

携帯の電池が切れてしまうと、今の時代では相当なダメージになる。

連絡を取り合えばいいという安心が根こそぎ奪われる訳だし。

姫子「須賀君がいなかったらどげんなっとったこつか。ありがとね」

京太郎「ま、流石にほっとけないですよ。日本人としては」

結構方言が出る子だった。

あ、いや、先輩だからその言い方は無いか。

どうも年下みたいな扱いをしたくなるんだよな。

と、思っていたところで。

姫子「あぁーっ!」

鶴田さんは突然立ち上がった。

姫子「お金持って無いの忘れ取ったけん!」

京太郎「それは予想してましたからここでそれを叫ぶのやめてください。店員さんの目が辛いです」

京太郎「大丈夫ですよ。支払いは俺が持ちますから」

姫子「で、でもでも。須賀君にそがなことまで迷惑かけられん...」

京太郎「予想してたって言ったでしょう?ここに連れてきた時点でそのつもりだったんですから、見栄くらい張らせてください」

姫子「うー...」

京太郎「あ、気にしなくて良いですよ?俺結構懐には余裕があるのでここの食事代ぐらい...」

姫子「いや!絶対借りは返すけん!」

強めの語調で言う鶴田さん。

姫子「須賀君が良くても私が納得しぃひん!」

京太郎「.........わかりました」

ふぅとため息一つ。

京太郎「とりあえず、ここの食事代は俺が受け持って、ホテルまでの道案内もする、でいいですか?」

姫子「...うん」

そこは素直だった。

その後ホテルに帰り、携帯の充電をするべく部屋に戻った鶴田さんを見送り、俺も部屋へと戻った。

戻ってから気付いたが、ズボンのポケットにメモの切れ端があった。

鶴田さんの連絡先が書いてあった。

京太郎「.........可愛い先輩だなぁ」

メアド登録したことを報告するメールを送りながら、一人呟いた。

鶴田姫子の好感度が20上昇しました。
九州弁難しい(独り言)


九月二十九日 昼


京太郎「今日も今日とて、良い天気だ」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
直下

眠くなってきたんで寝ます。
出会うキャラは直下、好感度判定は↓2で次回更新時に。
では、また今度。

いるかなー?
始めます。

デパートでのことだった。

曲がり道を曲がったところで、なにやらポニーテールをした巫女服の人が唐突に転んでしまっていたのを見た。

どうやら草履の紐が切れてしまったらしく、無防備に頭からすっ転んだ彼女。

何かがカラカラと音を立てながらここまで滑り込んでくる。

眼鏡だった。

京太郎「...ふむ」

さて、ここで俺がとる行動としては...。

66 完璧


巴「あぁ~、またやっちゃった...。えと。めがねめがね......」

彼女は視力が相当悪いのか、足下を手探り手探り確かめるように眼鏡の所在を追う。

漫画でよく見るような光景だな、と思いながら。

彼女の目の前に跪き、目線を合わせ、そっと眼鏡を掛けた。

巴「......え?」

京太郎「落としましたよ、これ」

...慣れない事した、と思う。

紳士ぶってみたはいいが、こうも至近距離に顔が近付けば失礼というものだ。

しかしぽかんとしながらもやけに顔が赤い気が。

巴「え、あ......う...」

京太郎「大丈夫でしたか?どこか怪我とかしてません?足を捻ってしまったとかあれば、抱えるなどしますけど」

巴「い、いえ!そういうのは無いので!た、大変、ご迷惑をお掛けしましたー!!」

そう言って、彼女は走り去ってしまった。

紐が切れた草履はそのままで。

京太郎「......あれまー」

とりあえずこの草履は今度会ったときにでも渡そうか。

九月二十九日 夜


京太郎「預かったは良いけど、今後会う機会とかあるかなー...」

京太郎「さて、どうしようか」

好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

ごめん、間違った...。
直下
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

誰を研究する?
↓3

京太郎「ハオ・ホェイユー、だったか」

京太郎「その人の研究でもしようか」


~~~ビデオ研究中~~~


京太郎「...こりゃまた難しい」

京太郎「そもそも打ち方からして何がしたいのかが分からんあたりがな...」

京太郎「一貫してる所で言えば...」


選択肢 直下
1.点数低めを狙う
2.リーチをしない
3.鳴きをしない

京太郎「...?」

京太郎「いや、どうなんだろう?」

京太郎「たまに点数が少し高めでも待ちが悪いような和了りもするし...」


選択肢 直下
1.リーチをしない
2.鳴きをしない

京太郎「リーチをしないってのがあるな」

京太郎「闇聴主義にしたって、ここまでリーチしないものか...」

京太郎「まるで...」


選択肢 直下
1.それが能力であるかのような
2.ルールに則ってるかのような
3.自分がテンパイしてるのを知られることを毛嫌いしてるような

京太郎「ルールに則ってるかのような、そんな感じだ」

京太郎「...彼女は確か留学生だったか。それが関係してるのか?」

京太郎「確か国籍は...」


選択肢 直下
1.韓国
2.中国
3.米国

京太郎「...あったあった」

京太郎「成程ねぇ...中国の麻雀、いや、麻将か」

京太郎「このルールに則ってやってるとするなら色々納得だな」

京太郎「これよりずっと前の資料では日本式の打ち方をしてたが、それではずっと負けてたようだし」

京太郎「中国での打ち方だと強くなる、ってことか」


能力解明、完了!


ハオ・ホェイユー
[中国なりの戦法(チャイニーズ・タクティクス)]
中国における麻雀の打ち方をした時、強さが変わる。
勝負運に+1200の補正。
ただし、点数判定の数値が10下がる。

九月三十日 昼


京太郎「...いよいよ明日か」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

名前欄消してsage進行してたのにさっき気付いた...。
すいません、ここから直下で

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

65 成功

京太郎の技術値が63になりました。


京太郎「ふぅ...」

京太郎「また三位か」

九月三十日 夜


京太郎「さて、大会前に何かするにしてもこれで最後になるが」

京太郎「どうしたもんか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

出会うキャラは?
↓3

気分転換に外に出かけてみることにした。

あまり煮詰まっても仕方ないし、ここ最近は頭を使うことが多かったからな。

というわけで、現在自然公園の方である。

京太郎「やっぱり都心だと建物が多いからなー、こうやって自然を感じられるところがあるのはいいことだ」

リラックスして独り言。

そういえば、ここで松実さんと初めて会ったんだっけか。

...と。

羽を伸ばしている所で。

宥「うぅ~~っ、うー!うー!」

京太郎「.........」

なんか木に向かってぴょんぴょん跳ねてる人を見かけた。

どうしたんだろう?


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

47 成功


京太郎「あ」

何かと思ったら木にマフラーが引っ掛かっちゃったのか。

ジャンプしてなんとか取ろうとしてるようだけど、届きそうにないらしい。

ふむ。

ここは手助けするべきか。

京太郎「もしもし」

宥「ふぇ...?」

その人は若干涙目でぷるぷるしていた。

まるでライオンに睨まれたウサギのようである。

なんだなんだ?

俺そこまで物騒な見た目してるか?

これでも人当たりは良い方だと思ってるんだけど。

京太郎「困ってるようだったら、手助けしますけど」

宥「え......?ほ、ほんと......?」

京太郎「ええ。どうぞ好きなように使ってください。これでも力には結構自信あるんで」

宥「え、え~っと......それじゃあ、ね?」

そう言って、彼女はバンザイした。

え、なに?

宥「たかいたかい、して?」

京太郎「.........」

たかいたかいした。

彼女は随分軽くて、ちょっと心配になる位だった。

マフラーが手元に戻って装着した彼女は、大変幸せそうである。

宥「あ、ありがと。お陰で助かったよ...」

京太郎「ええ、まぁそれは良かったです」

しかし。

まだ防寒具付けるには早い時期だと思うんだが。

という訳で今日はここまで。
次からはいよいよ大会に入ります。
オリキャラが出てくる事になりますが、その点で色々システムが他と違います。
まぁぶっちゃけ難易度が上がると思っててください。
オリキャラは基本的に超スペックな能力持ってるのがいますので、既存の咲キャラの能力では太刀打ちできないでしょう。
なんでそんなの入れたかって?京太郎の能力も超スペックだからだよ...。
あと、今解明済みの咲キャラに若干の修正が入るかもしれません。見直したら補正値足りねーなって感じのとか。
そして大会で能力開発したキャラとの試合前にはそのキャラの能力は決定安価取ってでも決めますので、今の内に知恵を出し合ってください。
淡のとかは京太郎が決めたんで、咲や穏乃に太刀打ちできるようでもないと納得しないだろってのはありますので、そういったのも考慮に入れて。

ちょろっと更新しまーす。
と言っても非安価の部分が続くんで、一部分が出来次第投下する感じなんですけどね...。
次の安価まではそんなスタイルですが、気長に待っててください。
最悪非安価部分の続きが出るまで一日以上掛かる可能性もありますので。
いや、本当大まかな流れだけ頭の中で出来てる感じなんですけど、細かい所は全然なんですよね。

その日、開催場所であるドームは夏の麻雀女子全国大会以上に盛り上がっていた。

当然といえば当然と言える。

有力選手でありながら、同じ土地に住んでいたそれ以上の有力選手に敗れてしまったがためにこの場に来れなかった者が、多数存在するのだから。

木口杯、開催。

過去の例に無かった突然の大会は、予定通り行われる事となった。

しかし、報道陣の注目の目は女子にばかり向いていた。

雑誌に載せるなら見目麗しい女子を優先するということであるならば、成程、記者として当然の考えではあるだろうが。彼、彼女等にはそれだけではなく、前提として『麻雀で男子が女子に勝てる訳が無い』という意識が根付いていたのである。

それも確かに夏の大会の交流試合の凄惨さを見れば誰もが思うこと、ではあるが、これについては前例があるにも関わらずに決めつけたただの失策、というか失敗である。

鉄板と言われた白糸台の3連覇も、全くの無名だった清澄によって覆されたように。

まぁ、これについて気負う必要はない。

そんな先入観は二ヶ月続く木口杯の最初の一週間で引っ繰り返るのだから。

「すっげー熱気だなぁ...」

最早ここに選手としている時点で気後れしそうな雰囲気である。

ドーム会場の入り口付近、と言っても既に中だった。

外側は既に記者やカメラマンで犇めいている。

内側まで入ってくるのはまだお断りしてるらしいので、選手側としては大変楽だ。

まぁそれも無名も無名の一男子である俺だからこそ。

今年団体優勝を果たした清澄のみんなはここまで来るのさえ一苦労だろう。

......宮永姉妹に至ってはこの会場を見つけられるのかさえ不安だが。

そこは彼女達のチームメイトを信じることにしよう。

受付に向かう。

京太郎「すいません。木口杯に参加表明した須賀京太郎って言う者ですけど」

「須賀京太郎様ですね、かしこまりました。データを確認しますので少々お待ちください」

そう言って受付のお姉さんはパソコン向かい合った。

何分膨大な数だ。選手データは電子化されて当然だろう。

手持ち無沙汰になった俺の隣に、一人の男子が並んだ。

と言っても、隣の受付(一度に大勢来られてもいいように受付は複数だ)に並んだだけだが。

「あー...。木口杯、でしたっけ?それに参加表明した、筈の......真白って言うんですけど」

「真白様ですね、かしこまりました。データを確認しますので少々お待ちください」

マニュアル通りに対応する受付の人。

データを確認するならフルネームを名乗ってもらった方が良いとは思うが、気にするほどの事じゃあない。

それよりも、この男子。

背丈は俺よりは大分低いが、一般的な高校生男子としてはおよそ平均といった感じだ。

髪は名の通り真っ白(聞いただけでは漢字まで把握出来ない。真城かもしれない)で、整えられた顔立ちだが線の細い印象を与える雰囲気だ。

雰囲気と言えば随分ぼ~っとしてる節があるけど、なんだろう。

それよりも、なんだろう。

さっきの台詞の、確認してる感じは...。

真白「.........ん?」

と。

ここで初めて俺の存在に気付いたようだ。

真白「.........」

京太郎「.........」

視線を交わす俺達。

...なんか、この様子を見られると若干誤解されそうな気がするのが嫌だ。

目と目は合うが、何にも気付きはしない。

せいぜい目の色まで白い事に気付くくらいだ。

金髪の俺が言うのもなんだが、日本人離れした印象を受ける男だと思う。

真白「......初めまして、で大丈夫そうだね」

ボソッと呟いたかと思うと、普通に話し出した。

真白「僕は、霧宮真白。霧散の霧に宮殿の宮、真っ白と書いて真白」

京太郎「...須賀京太郎。須くの須に滋賀県の賀、京都の京に桃太郎の太郎だ」

最初に浮かんだ名前は合ってたらしい。

これも俺が言えた事じゃないが、霧宮とはまた変わった名字だ。

少なくとも俺の周りにはいなかった名字。

しかしあちらはなんとも思ってないのか。

真白「ふぅん」

とだけで済ませてしまった。

なんとも無感情な一言、ともすれば名乗っておいてまるでこちらに興味がないようだった。

京太郎「ま、これから当たるかも知れないし、よろしくな。俺は全勝して賞金一億貰うつもりだからよ」

真白「......あー。うん........。そういえばそーあったっけ...」

京太郎「?」

真白「何でもないよ。こっちの話」

「須賀京太郎様。確認がとれましたので、こちらをどうぞ」

受付のお姉さんに言われ差し出されたのは、一枚のカードだった。

何も書かれていない、半透明の免許証のようなカードだが...。

「こちら、スケジュールの確認や試合会場の入場時に本人確認させて頂きますカードとなっております。紛失された場合、他に身分を証明する物があれば再発行する事も出来ますが、多少の日数と手続きが必要となりますので、無くさぬよう十分ご注意ください」

京太郎「了解しました」

開会式の会場と詳しい説明が欲しい時に応えてくれる質問センターの場所を聞いて、その場を去る。

その前に、一応霧宮に別れの挨拶をしておいた。

京太郎「じゃ、またな霧宮」

真白「ん、縁があればね」

開会式の会場に向かう途中の道。

咲とばったり出くわした。

京太郎「お」

咲「あ」

こっちは一ヶ月ぶりに会った友人の顔を見ての反応。

あっちは窮地に瀕していたところで救いの女神を見たかのような反応。

...ということはこいつ。

京太郎「...トイレならお前の歩いてる方向とは真逆だぞ」

咲「それが久々に会った幼馴染みに対する第一声!?」

何時まで経っても悪い癖が直らないお前が悪い。

迷子だった。

会場広しといえどそこまで入り組んでない建物の中でさえトイレを探して迷う大きな子供だった。

京太郎「ほれ行くぞ。開会式はもうすぐ始まるんだから、さっさと済ませろよ」

咲「ちょ、ちょっと!いくらなんでも女の子に対して失礼だと思わないの!?」

京太郎「女の子?ああ、そういえば生物学的にはお前はそういう分類だっけ。うっかりしてたわ」

咲「生物学的以外でも普通に女の子だよ!」

京太郎「はいはい、面倒だからそういうことにしといてやるよ」

咲「面倒で済まさないで!」

そう言いながらちゃんとついてくる咲。

うん。なんか久々だわ、こういうの。

京太郎「で、会場までみんなと一緒に来たはいいけど、急に催してきて一人で行った結果迷ったと」

咲「...その通りです」

方向音痴を自覚してるなら人に頼るのを忘れるな、とは何度も言ってるが、もうそろそろうんざりしてきた。

人は一人では生きていけないとは良く言うけど、こいつの場合は中でも生存能力が低そうだった。

サバイバルにおいては最も頼りにならないタイプというか。

......これが全国大会優勝の立役者とも言える存在なのだから、名声は当てにならない。

咲「でも!でもだよ?ホテルの入り口に行くまでは全然迷わなかったからね。私だって成長してるんだよ?」

京太郎「エレベーターがあるホテル内で入り口まで行くのを迷わなかった事を誇ってる時点で、程度が知れてる」

咲「むぐぅ!」

京太郎「大体お前はだな...」

言えたのはそこまでだった。

曲がり角。

そこに差し掛かったとき、誰かとぶつかったのである。

京太郎「あっと」

「む」

どん、と軽い衝撃。

どちらも歩いていたのと、お互いの体格にそこまで差が無かったのが幸いした感じだった。

身長は俺よりデコ半分くらい小さい男だった。

線の細いイメージはあるが、ひ弱なイメージは持たせない程度。

髪は背中に届くくらいの赤髪で、首の後ろで一纏めにしている。

雰囲気で言わせてもらうと、大学生くらいの歳だ。

京太郎「あ、すいません。前見てなかったんで」

「ん、いや気にする事は無い。むしろそちらに怪我は無かったか?」

京太郎「ええ。まぁこの通り」

「.........制服を見たところ高校生、でいいのか?私もそれなりに自信はあるが、そちらは随分と高身長だ」

京太郎「あ、そうですか?いや、これでも結構な努力の末なんですよ。昔からモテたがりだったもんで」

「そうか、感心するな。理由はどうあれ、努力することは素晴らしいことだ」

では急ぐのでな、と言ってその人は去っていった。

なんか最後ディスられた気がするが、感じの良い人だった。

ああいう先輩が同じ学校にいたら懐きそうだ。

背中が完全に見えなくなってから、行動を再開する。

京太郎「さて、俺達も急ぐとするか。開会式に遅刻して笑い者にされんのも癪だし...って、咲?」

咲は、ガタガタと。

ガタガタと。ガタガタガタガタと。

震えていた。

極寒の地に裸で放り込まれたのか、と疑うほどに。

京太郎「...どうした?」

咲「.........な」

あまりの怯えように、こちらも真剣味が増す。

咲の喉からは信じられない程小さな声で、それでもなんとか聞き取れる程度の声を絞り出される。

咲「なに.......?......今の」

京太郎「.........」

淡の時に知ったが、魔物と呼ばれるような人間、ようは生まれついた運がとんでもない値を弾き出すような人は、同じような人間の強力さが分かるようだ。

しかし。しかしだ。

夏の大会を経ての咲ならば、強敵であればあるほど、それと戦える事を楽しみにしている筈。

それが。

咲「あんなの、こ..........衣ちゃんとも...お姉ちゃんとも、比べ物にならない......。本当に、あの人......同じ人間なの...?」

それが、ここまで怯えるような相手。

京太郎「.........名前くらい聞いときゃ良かった」

まぁいくら怯えようと生理的欲求には抗える筈も無かったので、咲は無事にトイレを済ませ(実際あの人の登場で限界近くに達していたらしい)、然るのち開会式の会場まで戻った。

他の清澄の面々に会うのはなんか気まずかったので、会場には行ったら咲とは別れる形になった訳だが、果たしてあいつがみんなと無事合流できてるかは謎だ。

まぁ、人混みの中とはいえ同じ室内な訳だし、流石にまた会場を出て探しに行こうとはしないだろう。

そうなったら最早俺の管轄外だ。

これを機に成長して貰うとしよう。

京太郎「麻雀という特技があっても咲は咲だからなぁ......」

と言って、はたと気付く。

あまりにも不自然、なのにあまりにも自然に出たその台詞に。

なんということだろうか。

俺の口からそんな偉そうな言葉が出てくるとは。

夏の大会で見たみんなの姿に、羨望すら抱いていたというのに。

届かないと思っていたのに。

遠く離れてしまったなと思っていたのに。

並び立つなんて不可能だと思っていたのに。

京太郎「.........」

謙遜しなくていい。

オカルトと言われようとなんだろうと、『贈り物交換』は唯一無二の俺の力なのだ。

才能もない、技術もない、運もない俺が、元世界王者の親父にさえ太刀打ち出来る、俺の『覚悟』の結晶。

賞賛されこそすれ。

非難される謂われは、決して無い--------

「ねぇ」

と。

唐突な後ろからの呼びかけに、ほぼ反射で振り返った。

そこには、またも男子。

長すぎず短すぎず、バランスの良い形で整えられている黒髪で、高校生男子としては一般的といえる体格。

白い学ランを普通に着こなし、俺の後ろに立っていた。

「ああ、ごめん。驚かせちゃった?男子がいるから珍しいもんだなって声掛けただけなんだけど、迷惑だった?」

京太郎「......いやいや、俺も誰か声掛けやすい人いねーかなって思ってたんで」

「そう?じゃ、奇遇って奴だね」

実際男子の数は少数派だ。

年齢層はそれなりにあるとはいえ、やはり女子の力に参加を尻込みしたというのは多いのだろう。

男子の個人戦に出てたような人は今の所見当たらない。

京太郎「人混みの中とはいえ、見渡す限り女子ってのもなんか居心地悪くなるなって思うんすよね」

「いやいや、そこは逆転の発想って奴だよ。チェス盤を引っ繰り返すぜ!ってやれば、これって大分幸せな状況だよ?」

指パッチンをしてみせるその男子。

そのネタは伝わる人にしか伝わらないと思うが、しかしなんだろう?幸せな状況とは。

「いいかい?広い屋内。見渡す限り女子。少数の男子。これから浮かび上がるワードは?」

京太郎「?」

「制限時間は3秒。さーん、にー、いーち...」

京太郎「え!?ちょ、えっと......あ、メイド喫茶とか!?」

「ぶっぶー。正解はー...」

だらららららららららららららららららららら、じゃん!と口で言うその人。

「乱○パーティーでしたー!不正解者は実際に行われても参加できませんよー」

京太郎「その発想は絶対的に無いんでなんも悔しくないっすわ」

そうとだけ言って俺はその人から避難した。

理由は察しろ。

開会式というよりはなんだかパーティー会場という感想が強かった。

参加申し込みさえすれば基本自由参加、だからなのかもしれない。普通の大会のように団体ごとに並んだりもせず、番号順に並ぶようなこともなく、ただ自由に、悪く言えば無法に散らばった選手達。一発が重い下ネタをぶち込んでくる男子(雰囲気的に多分年上)から遠ざかった俺はその間を縫うように歩いた。途中何人かは男子とすれ違ったが、基本は女子ばかりだ。

京太郎「さっきみたいな発想は無いが、ハーレムってのはあるかもしれないな」

ここにいる誰もがライバルであり、競う相手な訳であって、いわゆる四面楚歌なのだが。

ポジションをどこに置こうとか悩んでいると、急に会場が暗くなる。

そして、壇上がライトに照らされた。

宗介「どうもこんにちは。麻雀連盟会長の木口宗介だ。どうぞよろしく」

一ヶ月前に見たその人が出てきた。

木口宗介。

聞いた話では、人材発掘に対して手間を惜しまない人物だという。本来であれば自分の部下に任せておけばいいスカウトを自ら行ったり、伸びる素材だと見た選手には望む限りの環境を整え、場合によっては彼自身が教鞭を振るってでも育てるような人だという。

実際そうやって発見されたり育てられたプロは何人もいるらしいが、そのどれもが必ずと言っていいほど有力選手の一人になれるとのことだ。

親父も、木口宗介会長に『発見』された一人だという。

曰く「彼に見初められた時点で、麻雀界での栄誉を手にしたようなものだ」のだそうだ。

まぁ親父ほどの成功は、前にも後にも無かったようだが。

会長が話し出す。

宗介「まずはここに集まっているみなさん、そして私の身勝手で始めた大会に協力してくれた方々に、感謝を述べたい。
ありがとう。私はこうして、若い世代が自分の力を存分に奮い、鎬を削り合う舞台を自分で作ることを、ずっと夢見てきた」

マイクを持って語るその姿に、威厳は感じない。

社交性に溢れ、人に懐かれる事の多いのが会長の会長たる所以だからだ。

宗介「しかし、私の夢はこの大会には留まらない。
この舞台のその先、そう。君達の中でプロになるに相応しいと私が見た者がこの時代の逸材となり、黄金世代とも謳われた時代を超える超新星を生み出したいのだ。
あの時代を経験した身の癖に贅沢だと思うだろう。
だが、老い先短いこの命燃え尽きるまで、自分の情熱を捧げたいと思うのは不自然だろうか?
人はいつか死ぬもの。時代は移ろうもの。
それでもその一生の輝きは、子へと受け継がれ、孫へと語り継がれ、そして歴史となるのだ」

会長が選手達に向けて指を指す。

宗介「麻雀界で多くの人の記憶に、世界にその名を刻む、正に英雄と呼ぶに相応しき偉人。
その一人に、君が成るのだ」

一呼吸して、言う。


宗介「さぁ、共に創ろうではないか。時代を」





こうして木口杯は幕を開いた。

そして。


『贈り物交換(トレーダー)』

『最悪(ザ・ワースト)』

『究極(アルティメット)』

『皇帝(エンペラー)』


この四名の激闘の伏線が、ここに静かに、張られたのだった。

大変長らくお待たせしました。(色々ありまして...)
これで一応の非安価の部分は終わりです。

それでは大会編の説明に移ります。
大会での対戦相手は、範囲安価で決めます。まず投票キャラを決め、その後投票。票が多いキャラを優先、同数の場合決選投票とします。
ただし、後の展開のために必要なキャラは省かせて頂き、オリキャラを差し込む試合では人数制限がかかります。
大会は全部で八試合ありますが、最後の試合は自動的に全オリキャラとなります。

オリキャラの能力解明は、既存キャラとやり方が変わります。
既存キャラは大抵本誌の方で解明されてるので三択問題とさせていただきましたが、オリキャラはミステリー小説のように文章の中からそのキャラの能力を解明させていただきます。
作中の月曜日に解明に必要な情報を提示しますので、試合当日までにその能力を解明し、レスしてください。正解が出ても出なくても試合当日までには正解とも不正解とも言いません。
本誌と同じく半荘二回で試合を進めますが、解明されない状態で試合に臨んだ場合、半荘はそのまま京太郎が解明できてない状態で試合に出ることになるので、かなり不利になるかと思います。
それでもまだ逆転は可能かと思いますが、残り半荘が始まるまでに正解が出なければ負け試合になるでしょう。
逆に言えば、解明さえ出来れば勝利は間違い無いと思って良いです。
白星の数もエンディングのグレードに関係しますので、全勝を目指していきましょう。

ちょっとアンケート。
ぶっちゃけ解明するの無理じゃね?ってレベルで高難易度の能力も考えてますので、救済措置として小ネタ安価の数を犠牲にして、京一郎からヒントを貰おうってのを考えてるんですけど、どうしますか?
あと、能力は大体決めてるんですが、オリキャラの名前が決めあぐねている状態なので、良い名前(希望を言えば、西尾維新大先生のようなセンスを感じる名前が良いかな)があれば、どうかレスしてください。
他にも要望や質問があればレスしてください。
それでは、次回更新までに挙げた名前で投票キャラを決めたいと思います。
初戦はオリキャラを差し込みません。

大変長らくお待たせしましたが、今日の夜再開する予定です。
なお、今回からは行動パートの時に、同時に誰と会うか、なども安価をとります。
次からは番号と一緒にキャラ名を入れてください(勉強に関しては番号だけで)

原付イカれた......(泣)

では、そろそろ始めますねー。

コンビニで金を下ろす機械があるだろう?

木口杯会場にはそれに似たような機械が設置されている。対戦相手の確認はそこでするそうだ。

自分は一週間の内何曜日に試合するのかもそこで確認し、次いでどこの卓で試合をするのかもそこで見る。

方法は簡単。貰った選手カードを翳すだけ。

京太郎「さーって、初戦は誰が相手になるかなーっと」

夏の大会じゃ県大会の予選1回戦で儚く散った身だ。

汚名返上、名誉挽回。

ここから須賀京太郎の伝説が始まる!

京太郎「なんつって」

カードを翳した。


1回戦 十月七日(日)

Jー5卓

須賀京太郎

竹井久

姉帯豊音

小瀬川白望



京太郎「...へぇ」

全員知ってる人とは、また奇妙な縁だ。

京太郎「ま」

踵を返して、出口に向かう。

試合が週末となれば、後は自由解散だ。

京太郎「全力を出し合っていこうか」

十月二日 昼

京太郎「試合までは手持ち無沙汰って感じだなー...」

京太郎「さて、どうするか」


↓2 (これからはキャラ名もどうぞ)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

72 大成功

京太郎の技術値が60になりました。

十月二日 夜


京太郎「ネト麻じゃー、二位か三位かを迷走してる感じだなー」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

1

>>485
誰とです?

返事がないので、安価上で行きます。


小蒔「すぅー......、すぅー......」

公園で巫女さんが寝ていた。

京太郎「.........いやいやいや」

こんな都会のド真ん中で犬を見かける程度の遭遇率で巫女さんを発見していいものなのか?

しかも美少女。

しかも巨乳。

しかも黒髪。

しかも巨乳。

しかも熟睡。

しかも巨乳。

おっといけない。錯乱してたようだ。

いやだって、ねぇ?

こんな無防備でいられると、狼さんになって食べちゃいたくなる(意味深)もんだろ?

まぁそんな「十八歳未満の方はお断りだよっ><」な展開は、この話には存在しないので、紳士の俺が紳士的な対応をするだけだ。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

68 成功


というわけで。

京太郎「てい」

ほっぺをつつくところから始めた。

小蒔「ふにゅ...」

なんか滅茶苦茶可愛い声が返ってきた。

ほっぺももちもちでいつまでも触っていたくなるほどだ。

しかし、その感触に浸るわけにはいかず、起こすことに集中。

決して誰かにこの光景を見られて110番されるのが怖いからではない。

京太郎「ほーら、起きてください。こんなところで寝てたら悪いお兄さんに酷いことされちゃいますよー?」

小蒔「うにー......あと五分......」

京太郎「しんのすけじゃないんですから。五分と言わず五秒で起きてください」

アプローチを変えて、カウントを始める。

5。

4。

3。

2。

1、で手を叩く。

起きた。

小蒔「え、え!?あれ!?ど、どちら様ですか!?」

京太郎「あなた絶対催眠術とかかかりやすい方でしょ......」

その後とりあえず落ち着いて貰って自己紹介をしあった。

どっかで見たことあるなー、とか思ってたら、永水女子の神代小蒔さんだった。

ま、そうしたら特に話もせず、お礼だけ言われて帰って行った。

神代さんか。

...どことなくポンコツの気配を感じたのは、気のせいだと思いたい。

神代小蒔の好感度が5上昇。


十月三日 昼

京太郎「大会は滞りなく進んでるみたいだな」

京太郎「さて、どうするか」


↓2
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

京太郎「対戦相手に決まったわけだし、小瀬川さんの研究でもするかね」


~~~ビデオ鑑賞中~~~


京太郎「......分かりづらい」

京太郎「が、まずは一つ一つ紐解いてかないと話にならねぇ」

京太郎「始めに、この人は......」


選択肢 直下
1.特質系
2.強化系
3.干渉系

そろそろ待つのも限界なので、寝ます。
一応選択肢に関してはここの直下でお願いします。

ホント、安価踏まれない安価スレってどうしたらいいんだろ...?

心折れそう...。

まぁバレてるだろうので言っちゃいますけど、総合の方でも似たような質問したら想像以上にボロクソでしたわ...。
能力解明かー...。ちゃんと読み込んでれば普通に解明出来る程度にしたのは、積み重ねてオリキャラの能力解明のために小ネタの回数を貯めてもらうことにあったんですけど、なんなら既存キャラの能力解明はもう解明すると選んだ時点で解明するとして、小ネタに関してはキャラの好感度をノルマ達成したらとかにしましょうかねぇー...。
安価が無駄に遠いようだったら全部直下にしますけど。
...時間帯に関してはもう出来るときにはすぐやった方がいいんでしょうか。
その辺アンケ貰えたら嬉しいです。

[追伸]とにかく完走する気ではあるけど、あんまりにも話がつまらないようだったらこのスレ潰して別の話を作るのも考えてる。

とりあえず今日の夜9時に更新したいかなと思います

時間なんで始めますねー。
とりあえず上に挙げたものは全部やっていくスタイルにしますので。

>>503
一応物は試し、というだけなので、異論があったり、他にも要望があったら言ってください。



京太郎「...キーワードは、『ちょいタンマ』だな」

京太郎「これを言った局では総合的に強くなってる」

京太郎「迷いが強くする.......マヨヒガ、そう呼ばれる所以か」


能力解明!


小瀬川白望 -5+10+5+5
[迷い牛]
「ちょいタンマ」と言った局で勝負運と点数判定に補正がかかる。
コンマが70以上で発動。勝負運に+1000の補正。点数判定に+10の補正。
解明度100%の時、振り込む判定が出たときに自分のコンマを±10まで上下出来る(勝負運の計算時には反映されない)。

十月三日 夜


京太郎「これで対戦相手の研究は終わった訳だが...」

京太郎「さて、どうするか」


直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定 直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

87 大成功

京太郎の技術値が58になりました。

十月四日 昼


京太郎「この頃勉強してたお陰か、大分技術が身についてきたな」

京太郎「さて、どうするか」


直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

3 穏乃

>>511
既に解明済みなので、無しです。

リスト作ってみました。

能力解明リスト
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
高鴨穏乃
松実玄
姉帯豊音
臼沢塞
小瀬川白望
神代小蒔
天江衣
ハオ・ホェイユー
雀明華
園城寺怜(50%)


連絡先持ち
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
高鴨穏乃
新子憧
姉帯豊音
加治木ゆみ
園城寺怜
清水谷竜華
鶴田姫子


これを踏まえてもう一度直下で。

2まこ

>>514
勉強だけは一人でやるものなので、キャラ名は不要です。


成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

73 大成功

京太郎の技術値が56になりました。

十月四日 夜

能力解明リスト
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
高鴨穏乃
松実玄
姉帯豊音
臼沢塞
小瀬川白望
神代小蒔
天江衣
ハオ・ホェイユー
雀明華
園城寺怜(50%)


連絡先持ち
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
高鴨穏乃
新子憧
姉帯豊音
加治木ゆみ
園城寺怜
清水谷竜華
鶴田姫子

直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

トゥルルルルル......
ガチャ


まこ『おう、久しぶりじゃなぁ。どうしたんじゃ、京太郎?』


選択肢 直下
1.普通に話す
2.会う約束を付ける
3.能力開発

京太郎「いえね、俺の気晴らしに先輩も付き合って貰おうかと思いまして」

まこ『なんじゃそれは...他の奴等は連れてくんか?』

京太郎「まー正直顔会わせ辛いってのもあるんで」

まこ『...ま、ええがの。で、いつ、どこにするんじゃ?』


選択肢 直下
1.十月六日 喫茶店
2.十月九日 デパート
3.十月十二日 ゲームセンター

京太郎「そうですねー...。ホテルの近くに喫茶店があるんで、明後日にそこにしません?」

まこ『ふむ......、ま、ええじゃろ。その日は試合もないし』

京太郎「はい。じゃ、また当日に」

まこ『おう、おやすみんしゃい』

プツッ

ツー......ツー......ツー......

十月五日 昼


京太郎「さて、染谷先輩と会う約束付けたわけだが...」

京太郎「今日はどうしようか」


直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

ゲームセンターに寄ってみることにした。

とは言っても、一人でプレイし続けるには本気度が足らないので本当に立ち寄る程度だ。

京太郎「暇つぶしに太鼓の達人でもやりますかねっと...」

お目当ての台は奥の方に設置されてるらしいので、少し歩く。

の、途中。

クレーンゲームを一心不乱にプレイする少女を見かけた。

ハオ「ふむ...日本のアミューズメントパークというのは難しい物が多いですね」

京太郎「.........」

アミューズメントパークというのはなんか違う気がするが...。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

32 成功


ふむ。狙ってるのはパンダのようだな。

見た限り、相当金を注ぎ込んで取ろうとしてるようだ。

京太郎「......ふぅ」

隣の台にも同じタイプの物があったので、そちらに挑戦する。

この手の物は何度かやったことがあるので、大体のコツは掴んでいた。

それでも何回かは失敗したが、手早く目当ての物が手に入った。

京太郎「よし。流石は俺。っつーわけで、はい」

ハオ「はい?」

キョトンとする少女。おお、結構可愛い。

ハオ「あの、これは?」

京太郎「いやー、ちょっとした特訓がてら取ってみたんですけど、やっぱ男の俺には似合わないでしょーし、あげますよ」

ハオ「...気持ちは嬉しいのですが、しかし何故」

京太郎「ま、俺からの健闘賞ってことで」

ちょっとニヒルに微笑んでみせる。

ハオ「.........そうですか」

少女は俺から贈られたパンダを大事そうに抱いてくれた。

その姿が見れただけでも、十分なお釣りだ。

ハオ「あ、でもこのままでは悔しいのでこっちも取れるまで続けます」

京太郎「.........」

意外と負けず嫌いだった。

ハオ・ホェイユーの好感度が5上昇しました。


十月五日 夜


能力解明リスト
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
高鴨穏乃
松実玄
姉帯豊音
臼沢塞
小瀬川白望
神代小蒔
天江衣
ハオ・ホェイユー
雀明華
園城寺怜(50%)


連絡先持ち
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
宮永照
大星淡
高鴨穏乃
新子憧
姉帯豊音
加治木ゆみ
園城寺怜
清水谷竜華
鶴田姫子


直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

明華「おやぁ」

街を練り歩いていたら背後から声を掛けられた。

明華「どこかで見たことある背中かと思えば、いつかの殿方ではございませんか」

京太郎「...あぁ、確か雀さんでしたっけ?」

この日本人とは違う雰囲気で、おっとりした感じは間違いない。

しかし、この人晴れの日にも傘を持ち歩いてるな。

貴婦人に流行っているらしき日傘という奴だろうか。

実はあれが武器だったりするんだろうか。

明華「明華で構いませんよ。そちらは...なんというお名前でしたか?」

京太郎「須賀ですよ、須賀京太郎」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

02 失敗


明華「それで、私何をしてたんでしょうか?」

京太郎「そんなこと俺に聞かれても...」

明華「ああ、そうです。思い出しました」

そういって明華さんは公衆電話を指差す。

...公衆電話?

明華「携帯の電源を切らしてしまって、加えて今十円玉が無いので、貸していただける人を探していたのでした」

京太郎「...まぁ、十円くらいどうってことないですけど」

なんだろう。この脱力感。

ポンコツ、というよりはマイペースだこの人。

という感じで今日はここまで。
出来たら明日にでもまた更新したいですが、そう上手くいくか...。
とりあえずシステムに関してはこのままでいいもんですかね?


[独り言]まこさんとデートという単語が俺の中で合成を起こしてくれない.........。

忘れてた。
一応今の所、小ネタは取ってない物と取ってる物、合計6個(のはず)あります。
取ってる物だと、霞さんと水着デート、京憧タコスの絡み、有珠山メンバーとお花見、があります。
ここから下三つ連続で残りの小ネタ安価を取ります。
何時出来るかは不明です。
オリキャラの解明のためにいくつかとっておきたいのならば、個数含めてレスしてください。

ちょっと予想外に色々が時間かかったんで予定より一、二時間ほど後に始めます。

パソコンが接続出来ないトラブルに見舞われてましたが、なんとか復帰しました。
なお、今回のまこさんのデートは喫茶店デートとなりますので、前回の選択肢形式ではなく、好感度判定×5で行きます。
では、始めます。

十月六日 昼


染谷先輩は律儀だ。

淡なら5分遅刻する所を、先輩は俺の5分前に着いている。

集合場所の喫茶店。

既に染谷先輩は席で寛いでいた。

ドリンクバーを頼んだのか、手元にあるウーロン茶は半分を切っていた。

まこ「おう来よったか」

京太郎「...そんなに急いでこなくてもいいんじゃないんですか?まだ集合時間までにはかなり時間あるんですけど」

まこ「良く言うのう。そのわしが来た5分後にはここに来とるくせに」

京太郎「まぁそうですけど」

先輩の向かいに座る。

ドリンクはとりあえずレモンティーにしておこう。

まこ「..........で」

ウーロン茶を飲み干して、先輩は話を始める。

京太郎「で?」

まこ「わしを呼んだのにゃ、なんか理由があるんか?」

京太郎「はあ...」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「なんだかんだ言って染谷先輩と話すのって落ち着きますから、試合前に緊張を解しときたかった」

レモンティーをストローで啜る。

京太郎「...じゃ、駄目ですかね?」

まこ「......はぁ」

ため息をつかれた。

染谷先輩につかれるという点で二倍ショックだ。

京太郎「だ、駄目ですかね.........?」

まこ「アホ。駄目なんか言うはずあるかいの」

そう言って先輩は、テーブルから身を乗り出して、俺の脳天にデコピンをかます。

ちっとも痛くないが、重みを感じるデコピンだった。

まこ「可愛い後輩の頼みじゃ。こんくらいしてやらんと、先輩面はできんわ」

京太郎「...かたじけないです」

まこ「......それより、すまんかったの」

京太郎「はい?」

まこ「夏の大会のことじゃ」

京太郎「.........」

まこ「わしらは一生懸命じゃった。
咲っちゅー新人が来て、五人揃って、大会に出られるようになって、全国大会に出て」

京太郎「..........」

まこ「目先に見えてた栄光の景色に囚われて、お前さんに構ってやれんかった」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

まこ「わしらはお前さんの......」

京太郎「やめてください」

強い言葉で切ってやった。

そんなこと、気にしてたのか?

そんなこと、ずっと悪いと思ってたのか?

そうだとしたら、的外れも良いところだ。

ノーコン先輩と呼んでやる。

京太郎「確かに、個人戦の初戦も初戦でボロ負けした事。みんなが全国大会で優勝したのを見てるだけだった事。
悔しくないって言ったら嘘になりますよ。惨めだと思ったのも事実ですよ。
でも、その悔しさと惨めさがあったから今の俺があるんです。
栄光を勝ち取った先輩方が罪悪感なんて抱くのは、今の俺を否定するも同然です」

まこ「...京太郎」

京太郎「俺はちゃんと前に進んでますから、先輩は後ろなんか気にして足を止めたりしないでくださいよ」

まこ「.........生意気言いおって」

先輩はやれやれ、と言った風にため息をつく。

まこ「ま、お前さんはいっぱしにしっかりしとるところがあるからの。そういうならそういうことじゃろ」

京太郎「しっかりしてないやつが身近にいましたからねー......」

まこ「違いないわ」

かか、と笑う先輩。

まこ「そういえば部長...もとい久に聞いたんじゃが」

京太郎「あ、先輩呼びはしないんですね」

まこ「どうだってええじゃろ。明日の試合相手にあいつも入っとるらしいの」

京太郎「ええ、そうですね」

まこ「他にも宮守の先鋒と大将も相手にするそうじゃが......大丈夫か?」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「五分五分、って所ですかね」

まこ「五分五分?お前さんがか?」

この様子じゃ、部長からはあのことまでは聞いてないみたいだな。

部長含めた卓で、俺が淡を破ったこと。

まぁ大会で本格的にお披露目する予定なんだから、あまり言いふらされても困るんだが。

京太郎「というか、今の俺だと五分五分にしかなり得ないというか、そういう欠点があるんですよね」

まこ「...?よく分からんのじゃが」

京太郎「分かられても困りますしね」

京太郎「まぁ俺のことはいいんですよ。染谷先輩はどうなんです?」

まこ「わしか?...わしなぁ」

急にどんよりしてしまった。

京太郎「...えっと?」

話のチョイスを間違ったか、俺。

決して先輩に落ち込んで欲しいがためにここに来て貰った訳じゃないんだが。

どうしたものか、と悩んでると、先輩は話し始めた。

まこ「わしゃぁ、知っての通り卓を見渡してなんとなくの記憶を引き出してその後の局を見極めるんじゃが、見たこともないような打ち方するのにゃ、全く通用せんからの」

眼鏡のブリッジに手を掛けて、その存在をアピールする先輩。

まこ「1回戦はその手の奴等に当たって、まさかの最下位じゃったわ...。大したこと無いと言われたような負け方じゃったわ......」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「...俺は染谷先輩を相手するの辛いですけどね」

まこ「む...?」

京太郎「俺もこっちに来てから結構勉強しましたけど、そういうのって百戦錬磨を見てきた先輩にとっちゃ逆効果って感じですもんね。手を読みやすくするだけっていうか」

まこ「...そういうもんかの?」

京太郎「一部の例外とか除いたら、なるべく敵に回したくないタイプだと思いますよ」

まこ「.........」

少し思案するようにした後、先輩はふぅとため息をついた。

まこ「そうじゃな。そう思うと少しは気が楽になったわ」

京太郎「それは何よりです」

どうでもいいけど、この人ため息多いなぁ...。

日々苦労してるからかもしれない。

京太郎「っと、そろそろ暗くなってきましたね」

他にもどうでもいい話題やどうでもよくない話題を繰り返していく内に、外は夕焼け色に染まっていた。

お開きにするには良い時間だ。

ドリンクを飲み干す。

京太郎「それじゃ、今日の所はこれまでっすね」

まこ「おお、そうじゃの」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

京太郎「先輩、ありがとうございました」

まこ「ん?なんでじゃ?」

京太郎「肩の力が抜けたって言うか、楽になれました」

自信をつけたとはいえ、最初の大舞台。

俺としてもやっぱり緊張はしていた。

それが、今はリラックスしている。

明日はベストコンディションで臨めるだろう。

京太郎「やっぱり、試合前に先輩と話して良かったです」

まこ「...それはこっちの台詞じゃ」

先輩は、にかっと快活に笑ってくれた。

まこ「おかげさんで、これから心置きなく打てるってもんじゃからの」


こうして先輩との一日を終えた。

明日は待ちに待った試合。

俺が立ち回る大舞台の始まりだ。

染谷まこの好感度が40上昇しました。


というわけで、次回は試合になります。
その前に先送りにしてた久の新能力を決定しようと思います。
なお、能力開発したからと言って元の能力が消えるとは限りません。咲や照のように使用用途を分けた2種類の能力にすることもできます。ただし、能力系統から外れた能力は発現できませんので、その点はご注意ください。
では、ここから下10でまずは新能力のアンケート(無効の物は自動的に安価下)。そこから決戦安価をします。
今回ばかりはアンケートが出揃うまで更新しません。
悪待ち以外の久にぴったりの能力を皆さんで考え出してください。
とりあえず今日の所はお休みなさい。

出揃いましたね。ええ、次からは下三つまでにします。
なかなか久らしい能力案が出たようですが、大体次のような感じでしょうか。

1.
和了らず、振り込まずの局を重ねる毎に和了った時の点数判定が一段階ずつ上がる。
和了ったり振り込んだりすれば、上がった段階はリセットされる(相手のツモ和了りは除外)。

2.
清澄の部員(干渉系のまこは除外だが、こういった事における変化系は特別なので、優希は含まれる)の能力を重ね合わせる。
ただし、マイナス面はそのままだが、プラス面は本家の半分ほどとなる。

3.
自分が和了る時、振り込み判定の相手を自由に選ぶことが出来る。
点数判定は選んだ相手との時運で計算。

4.
自分の時運が70以上なら、勝負運に+2500の補正。
点数は3900に固定(フリテンリーチ一発ツモでの和了り)。ただし、一発が消えるとその局は和了れなくなる。
解明度100%の時、強制キャンセル可能。

5.
自分の点棒を賭けて、補正値と打点を変える。
局の始めに賭ける点棒を設定する。このとき、勝負運の補正は+3000である。
和了った時、賭けた点数分が打点となる。ただし、勝負運の補正はこの打点を一段階上げるごとに200減っていき、和了ることが出来ない場合は、賭けた点数分を失うことになる。


こんな感じで。
では、割り振った番号で能力を決定してください。
↓3まで多数決。

はい、速攻で決まりましたね。
菫と能力被ったけど、プラスαだからいいよね!(今気づいた)
それじゃ今日の夜8時頃から始めたいかな、と。

それじゃあ、そろそろ始めますね。

十月七日


今更だが、木口杯の参加者は非常に多い。

どれくらい多いかって言うと、アルファベットと一桁の数字で割り当てられた卓(部屋は別々)で四人が対局し、終わればすぐに次の組み合わせが対局するという繰り返しを行い、それでも全員が一試合終えるには一週間の日数が必要なくらいだ。

基本は時間が来れば試合が始まるようになるが、そこは麻雀。いつ終わるか分かったものではない。故に長引いてしまえば別の卓で対局することになるし、短く終われば待つことにもなるしし、すぐに入って貰うことにもなるらしい。

今の所そういった自体は数ヶ所ほどあったようだが、問題なく進んでるようだった。

そんな訳で11時ちょうど。

予定通りに俺の試合は行われる運びとなった。

久「11時ちょうどって麻雀やるには嫌な時間だと思わない?お昼ご飯まで1時間しかないってのに、1時間で終わる訳ない競技するわけよ?大会の運営側って鬼畜だと思うわ」

京太郎「子供みたいなこと言わないでください。その12時から始める組み合わせだってあるんですから」

一足先に卓についてた部長。

結構いつも通りである。

京太郎「というか、第一声がそれってどういうことですか?」

久「いやねー、こう...試合前にリラックスしておきたいなーって思って肩の力抜いてたらちょうど須賀君がやって来て、なんか言おうとしたら思ったことがそのまま出てきたのよ」

京太郎「ああ.........。だからまたどうでもいい話題が出てきたわけですね」

久「どうでもいいとはなによ、結構重要な問題よ」

京太郎「重要視するポイントが優希と同じなんすよ」

タコス力とか訳の分からんものが必要な訳でもあるまいし。

京太郎「...って、部長も肩肘張ってたんですね」

久「まぁ、ね。会長直々の大会に加えて、相手はなんか不気味な感じになった須賀君に...」

京太郎「.........」

久「夏の大会でも強敵だった宮守の、先鋒と大将。そりゃ緊張もするわよ」

そう言う部長の視線の先には、遅れてやってきた二人。

姉帯豊音さんと、小瀬川白望さん。


豊音「シロ~。ほらほら、せめて自分の力で立とうよー」

白望「ダル.........」


小瀬川さんは姉帯さんに引き摺られていた。

京太郎「..........」

久「.........」

京太郎「......で、今はどうです?」

久「ええ。なんか色々と脱力したわ」

豊音「わー。清澄の部長さんと須賀君だよー。よろしくねー」

白望「や」

京太郎「こんにちは、今日はよろしくお願いしますね。姉帯さんと小瀬川さん」

久「あらあらぁ~ん?いつの間にかこの二人と仲良くなっちゃってぇ~。一体どこで引っ掛けてきたの?ん?」

京太郎「そのノリ社会出たら絶対ウザがられるので、今の内に直しておきましょうね?」

何で挨拶一つでこんな意地悪い質問を浴びなければならんのだ。

そして引っ掛けてなどいない。

むしろ引っ掛かったくらいだ。

久「ま、後輩弄りはこの辺にして」

京太郎「出来たら今後も無いようにしてください」

久「いいじゃない、先輩の特権なんだし。それよか、ささっと対局に移りましょうよ。試合が決まったときからうずうずしてたのよ、私」

白望「うん...さっさと終わらしてご飯食べたい」

アンタもそっち側かよ。

豊音「うん!実は私も開会式の一週間前から楽しみで楽しみで、あんまり寝つけなかったくらいなんだよー」

京太郎「大丈夫なんですかそれ!?」

遠足前の子供!?

それでは、対局を始めます。

須賀京太郎 生運:50 技術:54 精神:10
能力[贈り物交換(トレーダー)]
配牌・ツモ牌の運命を交換する。
勝負運の数値を入れ替える。他人の運命を連続して持つ、持たせることは出来ない。

小瀬川白望 生運:225 技術:45 精神:16
[迷い牛]
「ちょいタンマ」と言った局で勝負運と点数判定に補正がかかる。
コンマが70以上で発動。勝負運に+1000の補正。点数判定に+10の補正。
解明度100%の時、振り込む判定が出たときに自分のコンマを±10まで上下出来る(勝負運の計算時には反映されない)。

姉帯豊音 生運:300 技術:50 精神:15
[先負(せんぶ)]
他の対局者がリーチした後、追っかけリーチする。
能力解明度が100%でない場合、勝負運で負けたとき自分に+3000の補正。100%の場合、対局者の和了り役数を-1させる。
判定がロン和了りの時に発動。
[友引(ともびき)]
裸単騎になるとその次巡でツモ和了りする。
自分に+1500の補正。ただし、点数判定の式はー20される。
判定がツモ和了りの時に発動。

竹井久 生運:180 技術:40 精神:13
[大穴狙い(ギャンブラー)]
コンマが60以上で発動。勝負運に補正を+1800かける。ただし、点数判定で自動的にロン和了りとなり、点数は二段階以上の時は一段階下げる。
[集中狙い(イズマインド)]
和了った時、点数判定で振り込む相手を選べる。
ただし、選んだ相手のコンマが自分より低くないと不発に終わる。


席順をコンマの高い順に、親をサイコロの一番高い人で決めます。
上から順に↓4まで。

席決めも親決めも終わったところで、空気が一変する。

ここからはおふざけも何もない。

ただただ、真剣勝負ーーー!

「「「「よろしくお願いします」」」」






須賀京太郎 生運:50 技術:54 精神:10
能力[贈り物交換(トレーダー)]
配牌・ツモ牌の運命を交換する。
勝負運の数値を入れ替える。他人の運命を連続して持つ、持たせることは出来ない。

小瀬川白望 生運:225 技術:45 精神:16
[迷い牛]
「ちょいタンマ」と言った局で勝負運と点数判定に補正がかかる。
コンマが70以上で発動。勝負運に+1000の補正。点数判定に+10の補正。
解明度100%の時、振り込む判定が出たときに自分のコンマを±10まで上下出来る(勝負運の計算時には反映されない)。

姉帯豊音 生運:300 技術:50 精神:15
[先負(せんぶ)]
他の対局者がリーチした後、追っかけリーチする。
能力解明度が100%でない場合、勝負運で負けたとき自分に+3000の補正。100%の場合、対局者の和了り役数を-1させる。
判定がロン和了りの時に発動。
[友引(ともびき)]
裸単騎になるとその次巡でツモ和了りする。
自分に+1500の補正。ただし、点数判定の式はー20される。
判定がツモ和了りの時に発動。

竹井久 生運:180 技術:40 精神:13
[大穴狙い(ギャンブラー)]
コンマが60以上で発動。勝負運に補正を+1800かける。ただし、点数判定で自動的にロン和了りとなり、点数は二段階以上の時は一段階下げる。
[集中狙い(イズマインド)]
和了った時、点数判定で振り込む相手を選べる。
ただし、選んだ相手のコンマが自分より低くないと不発に終わる。


小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎(親)↓3
竹井久↓4

東一局


京太郎(親になったことだし、初手を決めていきたい)

ので、早速贈り物交換を発動する。

部長も小瀬川さんも、雀士としては一流だ。

しかし、俺の左の席に座る姉帯さんはそれ以上の能力を駆使して、曲がりなりにも咲と打ち合った身だ。

この場で一番に力を発揮するのは彼女だろう。

久「リーチ!」

部長が千点棒を卓に据え置く。

彼女と交換するならば当然彼女の打ち方を真似る訳で。

京太郎「それじゃ、こっちもリーチで」

必然的にこうなる。


京太郎「ロン。6400の所、親のため9600です」

久「......っ!」


小瀬川白望 25000

姉帯豊音 25000

須賀京太郎 34600

竹井久 15400

訂正というか修正。
豊音の先負の補正値、+1000にしてください。

白望(ん..........?)

頭に疑問符を浮かべたのは、白望だった。

彼女は彼女で高めの手を張ってはいたが、豊音の手を警戒してリーチをかけずにいた手だ。

白望から見た限り、久がリーチをかけた時は豊音がそれを追うようにリーチ、そして直撃だと思っていたがーーー

白望(...何も感じないのは変わりない、けど)

一応警戒はしておくべきだろう。

たった一回。ただのマグレだというのも有り得る。

現時点での彼女が須賀京太郎に対する評価は、その程度のものだった。



小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎(親)↓3
竹井久↓4

一応、程度のつもりだった。

しかし少しでも他を警戒して油断してしまえば、そこは付け入る隙になる。

例えば。

能力を発動などしなくても豊音は十分に強い雀士だということを念頭に置かなくなったり。


豊音「ロン!24000だよー!」

白望「うわ、ダル.........」


小瀬川白望 1000
姉帯豊音  49000
須賀京太郎 34600
竹井久   15400

東2局


京太郎(...不味いな)

最初の滑り出しこそ良かったが、それを吹き飛ばす流れの悪さだ。

このまま小瀬川さんを飛ばせば二位にはなれるが、それでは納得がいかない。

小瀬川さんを守りつつ、かつ姉帯さんを捲るしか、一位を獲る方法は無い。

京太郎(うわ、キッツ......)

部長も同じ事を考えてるのか、俺と同じように冷や汗がたらりと流れてる表情だ。

とはいえ、部長からすればこのままでは三位だから余計焦るってもんだろう。

一番辛いのは小瀬川さん本人な訳だが。

白望「はぁ、ダルいなぁ...」

彼女はそこまで変わった様子は見受けられなかった。

マイペースここに極まれり。


小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎(親)↓3
竹井久↓4

間違った。

小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎↓3
竹井久(親)↓4

交換は姉帯さんと白望さんで行った。

ここはやったらやり返すの精神でやってもらおう、という結論に則ってだが、しかし。

和了ったのは部長だった。


久「ロン。24000!」

豊音「はい!」


楽しそうに打ってる所申し訳ないが。

ここにきて部長に捲られたのである。


小瀬川白望 1000
姉帯豊音  25000
須賀京太郎 34600
竹井久   39400

東3局


京太郎(さて、どうしたもんか...?)

白望さんを飛ばすだけなら簡単だ。

だが、今の小瀬川さんの持ち点を全て奪ったとしても、部長には届かない。

かといって見捨てて、試合終了も話にならない。

京太郎(方針は変わらず、か...)


小瀬川白望(親)↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎↓3
竹井久↓4

交換は俺と小瀬川さんで行った。

俺の運命で全く和了れそうにないと見て貰えば、この局は降りてくれるだろう。

親番であまりにも高い手が出て他が飛ぶという可能性も無きにしも非ず。

よって小瀬川さんが振り込む運命だとしても、実際に振り込むのは俺になる、筈だったのだが。

京太郎(またとんでもない手がきたもんだ......)

リードしてる俺や部長ならまだしも、これが親の小瀬川さんが姉帯さん相手に和了ってたら、そこで終わってたような手。

しかもその和了り牌は、その姉帯さんから差し出された。


京太郎「ロン!24000!」


この局24000点が良く出るなぁ、とか思った。


小瀬川白望  1000
姉帯豊音   1000
須賀京太郎 58600
竹井久   39400

東4局


久(...完っ全に裏目に出たわ)

一回の和了り、あれを狙い打ちの能力をもって姉帯豊音から点棒をとったのは、出る杭は打たれる方式で姉帯豊音がトップに立っていたからに過ぎない。

しかし、削るならば相手は須賀京太郎にするべきだったのだ。

運命を交換するという、信じ難いとはいえ事前情報をご本人から提供されていたにも関わらず、それを考慮に入れなかった。

結果が、この有様だ。

久(なんか似たような状況が前にもあったわね...。あれは、そう。咲が県大会決勝でのことだっけ)

あの時は、風越の池田が零点だった。

咲は自分の点棒を分け与える形でそれを救ったが、こっちはそんな余裕はない。

点棒はまだ千点あるとはいえ、トビ直前が二人。

しかも分け与えてやるような点棒も無い。

久(狙い打ちが出来るとはいえ、これ結構な難題じゃない?)

その狙い打ちも、交換されれば反射の如くだ。

久(でもまぁ、行くしかないか)


小瀬川白望↓1
姉帯豊音(親)↓2
須賀京太郎↓3
竹井久↓4

白望「ロン。16000」

久「はい」

豊音「うぅ~......」

これで底辺は自分だけ。

何時どんなことが起こってもおかしくないのが麻雀だとは理解しているが、しかしここまで上手くいかないだなんて。

白望も竹井さんも凄い雀士だとは思ってはいるが、それより気になるのが-----

豊音(須賀君だよねー......)

正直言って、彼からは何も感じるような物は無い。

見下すようなことは言わないが、ここで勝ち上がるのはちょっと厳しいかなーと思っていた。

それがどうしたことか。

今現在首位をもぎ取っているのは彼の方である。

豊音(でも、まだまだだよー)

それが諦める理由にはならない。

何時どんなことが起こってもおかしくないなら、ここから自分が逆転することもあるはずだから。


小瀬川白望 17000
姉帯豊音  1000
須賀京太郎 58600
竹井久   23400

南一局

小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎(親)↓3
竹井久↓4

明日早いんで、今日はもう寝ます。(ここのコンマはスルーね)
あの激戦は10万点あってこそなんだなぁ、と思いました(小学生並みの感想)
それでは、お休みなさい。

ぼちぼち始めていこうかと思います。

豊音「チー」

鳴く。

豊音「ポン」

鳴く。

豊音「チー」

鳴く。

豊音「チー」

鳴く。

そして、引き寄せる。

豊音「ぼっちじゃないよー」

裸単騎から一巡。

彼女の手元に、同じ牌が二つ。

豊音「お友達が来たよー」

友引。

孤独な牌に仲間を連れ出してくる、彼女の力。


豊音「ツモ!1600・3200!」



小瀬川白望 15400
姉帯豊音  7400
須賀京太郎 55400
竹井久   21800

京太郎(出してきたか...)

恐らく他の二人も思ってるだろう事だが、俺とはちょっと事情が違うに違いない。

違うに違いないとは、また珍しい言い方だなとか思ってる場合では無く、これで姉帯さんは更に手強くなってきたのだ。

正直言って、単純に補正されるだけの小瀬川さんと悪待ちを心懸ければ大抵は当たる部長の能力に比べると、姉帯さんのはバージョン分けされてる分やりづらい。

何がやりづらいって、本来追っかけリーチでの和了りとなる運命の場合で、この裸単騎での待ちをやろうとすれば(あるいはその逆)俺が一人で空回りするハメになるのだ。

ビデオを見る限り出し惜しみしてるようだったから東場では使わなかったようだが、点数差を見てそうも言ってられなくなったのだろう。

京太郎「ふぅ......」

鳴くか、鳴かぬか。

その判断は俺の力量次第ということだろう。


小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎↓3
竹井久(親)↓4

豊音「ポン!」

またか、と見た。

豊音「ポン!!」

またも鳴く。

息をつく暇もなく、次が来た。

豊音「チー!」

これで三副露。

となれば、最早当然と言わんばかりだ。

豊音「チー!」

始まってしまえば止められる訳もなく。

豊音「お友達が来たよー。
ツモ。800・1600!」


小瀬川白望 14600
姉帯豊音  10600
須賀京太郎 54600
竹井久   20200

京太郎(......ふむ)

もう一度交換しないまま見に回ったら、またも姉帯さんの裸単騎ツモ和了り。

とは言ってもやはりというか、点数自体はそこまで痛手ではない。

トップは依然変わりなく俺、しかも点数順位自体は誰も変わりなかった。

ただ、このまま続けられれば逆転されるのは火を見るより明らか(俺からすれば)だ。

ま、おかげ様で見えてきたけどな。

京太郎(見分け方)


南三局
小瀬川白望(親)↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎↓3
竹井久↓4

確認のため、もう一回見に回る、筈が。

和了ったのは部長だった。

久「ツモ!400・700!」

京太郎「.......はい」

成程。

こっちも鳴いて速度を上げてくるか。


小瀬川白望 13900
姉帯豊音  10200
須賀京太郎 54200
竹井久   21700

南四局
小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓(親)2
須賀京太郎↓3
竹井久↓4

豊音「ロン!5200!」

久「...どーぞ」

部長の点棒が姉帯さんへと。

これで俺以外の3人はほぼ平行線だ。

このままトップを守るか、攻めて他を飛ばすか、考え所ではある。

この後十分休憩となるので、一応の方針は決めておいた方が良いだろう。


小瀬川白望 13900
姉帯豊音  15400
須賀京太郎 54200
竹井久   16500

半荘と半荘の間に十分休憩となりますが、後の展開のために必要なことというだけなので、今回特に描写はありません。
この四人で何か掛け合いするのも面白いですが、時間掛かりそうなので飛ばします。気分次第で後々書くかもしれません。
では、続いてコンマ判定。


東一局
小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓(親)2
須賀京太郎↓3
竹井久↓4

また間違えた......。

東一局
小瀬川白望↓1
姉帯豊音↓2
須賀京太郎(親)↓3
竹井久↓4

ほんっとに申し訳ないですけど、席替えと親決めやり直すの忘れてました...。
今とったコンマで席と親は次のようになります。

竹井久(親)
小瀬川白望
須賀京太郎
姉帯豊音

これでまた上から順に時運判定お願いします(土下座)

休憩を終えて後半戦。

席替えしても変わらなかった席に座って、対局を再開した。

京太郎(といっても、ここからは容赦しない)

十分の休憩の間に方針は決まった。

姉帯さんには悪いが...。


京太郎「ロン。5800」


飛んで貰う事にしよう。



竹井久 16500
小瀬川白望 13900
須賀京太郎 60000
姉帯豊音  9600

東二局
竹井久↓1
小瀬川白望(親)↓2
須賀京太郎 ↓3
姉帯豊音 ↓4

白望「..........豊音。悪いけど」

豊音「え?」

白望「ロン。9600」

小瀬川さんの手牌が倒される。

まぁ、本来なら姉帯さんが和了っていた手なんだが。

豊音「っ......」

姉帯さんは点棒箱が空。

寂しくなった手元を見て、焦りが目に見えてきていた。


竹井久 16500
小瀬川白望 23500
須賀京太郎 60000
姉帯豊音  0

小瀬川さんの和了りは正直、姉帯さんから和了ってトビ直前するくらいなら見逃しても良かった筈だ。

それでも和了ってきたのは。

京太郎(背水の陣のつもりか......?)

確かに三人の点数を合わせても俺の点数には届かない。

俺から直撃を取り続けるのが一番では、確かにある。

だが、そうやって滾れば滾るほど、俺の思う壺だ。

この一手はただ手数を自ら減らしたに過ぎない。

おかげで俺は、恐らく次の一手で、勝負が決められる。


東二局 一本場
竹井久↓1
小瀬川白望(親)↓2
須賀京太郎 ↓3
姉帯豊音 ↓4


え、ちょっと待って。見分け方の伏線回収せずに終わりそうなんですけど.........。
どうしましょう。ここで豊音トビで終わることも出来るんですが、京太郎が失敗したって事で振り込み判定京太郎にするでもいいんですけど。
終わるか終わらないか、↓3までの多数決でお願いします。

はい、満場一致でトビ決定ですね。
しかしまぁチート能力+主人公補正+作者からの調整とか、洒落にならないっすねここの京太郎...。

手牌を見て、上手くいったことを確認する。

やはり、部長の新開発した能力は、狙い打ちだった。

疑問に思えばすぐ分かるような解答だ。

悪待ちして和了る時、いつもいつもトップの奴に当たること。それを踏まえればすぐ辿り着く。

そして、分かってしまえばこちらのものだ。

俺の運命を、姉帯さんへ。

姉帯さんの運命を、部長へ。

部長の運命を、俺へ。

こうして、本来なら部長が俺へ直撃を当てる運命が。


京太郎「ロン!3900!」


俺が姉帯さんへ直撃を当てる運命となる。



竹井久 16500
小瀬川白望 23500
須賀京太郎 63900
姉帯豊音  ー3900

試合終了って事で今日はここまで。
次回オリキャラのオンパレードとなると思います。名前だけ出てくる感じで。
それじゃ、お休みなさい。

あと何かシステム上だとかで要望があったらいつでも言ってください。待ってます。
実際の姉帯さんもっと強いはずなんだよなぁ、これからいつでもあることなのにワンマンショーになるのもどうだろうとか思って調整で3000変えるべきじゃなかったなぁ、とか反省してるところなんで。

おつ

豐音が前半戦オーラス連チャンしなかったのは何で?ルール?作戦?

>>681
あっ...(゜ロ゜)
単純にミスりました。頭回ってねーなー、もー(自己嫌悪)

次回にそこからやり直し、かなぁ...。
結果は変わりそうに無いんで、このまま突っ切るでもいいんですけど(むしろ見なかったことにしてしまいたい)
その辺もレスくれたらと思います。

NE SU GO SI TA !
すいません、目は覚めたんでこっからゆっくりやっていきます。

『贈り物交換』を手にしてから四回試合をした。

一回目は、初回だから実験作業の感覚が否めなかった。

二回目は、自分が勝った事を受け入れきれなかった。

三回目は、中途半端な順位だった。

しかし、四回目。

いい加減自分の勝利を喜んでも良いだろう。


京太郎「っしゃあ!」


そう思うと自然と、俺の両腕はガッツポーズが出来ていた。

麻雀を始めて数ヶ月。

初めての勝利の感覚は、実に甘美だった。

久「...嬉しそうね」

京太郎「...っと」

久「なぁに?恥ずかしいと思ってるの?」

クス、といった感じで笑う部長。

久「分かるわー、その気持ち。やっぱり勝てないとやってらんないものね」

京太郎「...ま、俺昔は基本最下位でしたからね」

久「良かったわ、本当に」

京太郎「え、何がですか?」

久「あなたがちゃんと、麻雀好きになれたみたいで」

豊音「わたしも!」

京太郎「うおっ!」

姉帯さんが突然身を乗り出すように、俺の左手を包み込むように握手してきた。

この人、雰囲気はほんわかしてるけど俺より身長があるから迫力がある。

豊音「私も負けちゃったけど、とっても楽しかったよー!絶対絶対、また打とうねー!」

京太郎「...はい、絶対ですよ」

豊音「うん!」

それはいいけど腕シェイクし過ぎです。

俺の左腕がミキサー気分。

白望「......ん」

段々感覚を失ってきた左腕の反対側、右手に小瀬川さんがそっと握手してきた。

こっちは普通に互いの右手で健闘を讃える握手だ。

白望「.........ダルいことにルール上、この大会じゃもう当たることはないけど」

京太郎「はい。また打ちましょうね小瀬川さん」

白望「待ってる......」


こうして、俺の初戦は快勝に終わった。



竹井久・小瀬川白望・姉帯豊音の好感度が30上がりました。

こうして、木口杯最初の一週間は終わりを迎えることとなった。

たった一週間。

されど一週間。

波乱を目の当たりにするには、それは随分と長い期間だった。

この波乱をまだ彼、須賀京太郎には知る由もないが。

ここで滞りなく進んだ木口杯の激動の一週間を一部だけお見せしよう。

10月1日 月曜日。13時55分。

C-3卓。

咲「...C-3卓って、ここで合ってますよね?」

憩「合ってますよーぅ」

智葉「いや、部屋の前に書いてあったろう...」

宮永咲は三着で席に着いた。

自分も早めにこの会場に向かい始めてここに来たというのに、この二人は随分と集まりが早い。

いや、まぁ。

向かい始めたのは試合が始まる三十分前なのだが。

ちなみに試合開始は今から5分後だ。

咲(それにしても...)

ちら、と席に座る二人を見やる。

彼女等は去年の個人戦で三位と二位を獲った二人、だと部長に聞いた。

今年の個人戦ではトーナメント戦の関係上当たることは無かったが、こんな所で当たることになるとは。

咲(...強いなぁ)

身体がゾクゾクするのを、咲は抑えられずにいた。

この大会では、誰とも当たる可能性がある。

ゆえに姉ともう一度打てることが一番の楽しみだが、咲にとっては強者と打てるというだけで高揚するのだ。

と言っても、物には限度があって。

さっき出会ったような怪物(モンスター)と打つのはご遠慮願いたいがーーーーー


「やぁやぁ!遅れちゃって、っていうか四着みたいでごめんね!」


バターン!と扉が開かれた。

咲は声も上げられないほどびっくりした。

文学少女にとって大きな音は天敵である。

罷羅俄「自己紹介から行こう!僕ちゃんは麻笠罷羅俄。麻袋の笠、罷り通る羅刹、人ゆえに我と書いてあさかさひらが、だよ!凄く難しい名前だと思うけど、頑張って覚えててね?」

咲「え、その、あの...」

罷羅俄「君達のことは有名だから知ってるよ」

自己紹介と共にずんずん近付いてきたかと思うと、急に咲の手を取ってきた。

これにも、京太郎以外では男子にあまり接点が無い咲は何も言えなくなってしまった。

罷羅俄「清澄高校団体戦優勝の立役者とも言える大将さん、宮永咲ちゃんでしょ?僕ちゃん一度生で会ってみたかったんだよね」

咲「ええっと、.........どうも?」

罷羅俄「あ、生って言ってもゴム無しって意味じゃないよ?」

憩「それはセクハラだと思いますーぅ」

智葉「だな。貴様、神聖な競技の場で下劣な発言をするんじゃない」

元々切れ目の智葉の視線が更に薄く切れ味を増し、その男を刺す。

罷羅俄「そ、そんな......軽い冗談だったのに、そんな視線で凄まれたら,,,,,,」

智葉「あ、すまない。怖がらせてしまったか?」

罷羅俄「興奮しちゃうじゃないか!!」

智葉「なぁもう帰って良いか?」

憩「こんなくらいで心折れちゃ駄目ですよーぅ」

咲としては智葉と同じ気持ちだった。

罷羅俄「まぁまぁ冗談はこれくらいにして、だよ」

智葉「どこからどこまでがだ」

罷羅俄「実は全部本気」

「「「.........」」」

罷羅俄「それじゃそろそろ始まりかな」

色々爆弾発言しておいて、本人はなんてことないように席に座る。

つられて座るが、咲は正直立ち去ってしまおうかなとか考えていた。

さっきまで楽しみでしょうがなかったというのに、今ではこの対局が終わるまでこの人のトークに付き合うのかと思うと、非常にブルーな気持ちだ。

顔色までブルーだ。

智葉「...馬鹿馬鹿しい。さっさと始めてさっさと終わらせるぞ」

憩「よろしくお願いしますーぅ」

二人も興が削がれたような顔をしていたが、それでも全力で打つ気までは無くしていないようだった。

それを見て取った、というより感じた咲は、自身も気を引き締める。

咲「......よろしくお願い」

罷羅俄「ああ、それと」

がくっと、咲は肩を落とした。

咲「...今度はなんですか」

罷羅俄「さっき聞いちゃったんだよねー、僕ちゃん」

憩「聞いたって?」

罷羅俄「記者さん達の会話。なんかこの中なら宮永咲が勝つだろーとか、バッカ荒川憩だろとか、辻垣内智葉に賭けるーとかね」

智葉「...それが?」

罷羅俄「なんか僕ちゃんのことなんか眼中に無いって感じが腹立ったからさ」

ここで、三人は。

恐ろしさとは違う、不気味さを感じた。

実力を持った者同士が感じ合う力ではない。

得体の知れない『ナニカ』を-----


罷羅俄「八つ当たりみたいで申し訳ないけど、完全勝利させてもらうよ」

結果だけ言おう。

麻笠罷羅俄は、宣言通り完全勝利。

彼以外の全員は、同時にトビで終わった。

10月2日 火曜日 17時25分。

H-9卓。

照「.........」

宮永照は席について本を読んでいた。

ジャンルこそその日の気分次第だが、試合前にはこうして心を落ち着けるのが習慣だ。

ルーティンワーク、といえる。

試合前に読み終えられない時が多々あるが、それはそれで続きを読むため試合を早く終わらせようと一層奮起するので、どちらにしろ効果は覿面だ。

今日のジャンルは、ミステリー。

照「...ふぅ」

ぱたん、と本を閉じて膝の上に置く。

そのトリックは予想外だったなぁとか、動機がしみじみとするものだったとか、感想を頭の用紙に書き込んでいる所で。

対局者が現れた。

天江衣だった。

照「...子供?」

衣「子供じゃないっ、衣だっ!」

ぷんすこ、といった具合に怒りながらすとんと席に座る衣。

なんで子供を二回言ったんだろう、とか照は一瞬思ったが、『ど』と『ろ』しか違わないから聞き分けづらいだけだった。

それにしても、強い。

はっきりとそう感じられる段階に、両者は踏み込んでいた。

衣「......御主が、咲の姉という宮永照、だったか」

照「ん」

衣「成程。咲と同等或いはそれを超越した、奇々怪々とした気配を感じる。今宵は楽しめそうだ」

照「そう」

衣「.........」

照「.........」

衣「.........」

照「.........」

衣「...それだけか?」

照「うん」

短く頷いた。

照は元々良く知らない相手と話すのは得意じゃない。

穏乃「こんばんわーっ!」

ぎこちない空気が二人の間に流れた所で、それを吹き飛ばすかのように新しい対局者が現れた。

衣「おおっ!しずのではないか!」

照「.........」

子供二号?という台詞を、照はなんとか呑み込んだ。

衣ほどではないが相当に背が小さい少女ではある。

が、彼女のことは覚えている。

団体戦で淡相手に勝利してみせた、高鴨穏乃だ。

照(...初戦から面白い組み合わせ)

穏乃「あ、天江さん!と宮永さん!どうも、高鴨穏乃です!」

照「知ってる」

ジャージ姿に身を包んだ穏乃も席に着く。

穏乃「初戦からチャンピオンの人と当たるなんて、くじ運無いなーあたし」

たはー、と頭を抱える穏乃。

言葉の割には軽い態度である。

穏乃「でも!やるからには勝つ気でいきますから!」

衣「ははは、その意気だぞしずの。存分に奮戦してこい」

穏乃「これでも夏より強くなってるので!」

照「.........」

照は表情を変えない。

が、未だ揃ってない内に意識は対局に移っていた。

咲と打ったという相手と、淡に勝利した相手。

とって不足は無し---------


「......強くなった、ねぇ」

瞬間。


三人が三人とも、圧倒的な重圧を感じた。



「ああ、なに。気にするな。君にとってそうならば、きっとそれは事実なのだろう」

『ソレ』は、コツコツとゆったりとしたペースで扉から対局台へと歩いてくる。

「『誰だって顔してるんで自己紹介させてもらうがよ』、とでも言えばいいのか?この場合。私が好きな少年誌の台詞なのだが、少女たる君達には伝わりにくいだろうかな?」

首から上しか、ロクに動かない。

それでもこの重圧の発生源を見ようと、皆その顔を見た。

征一「私は大学二年生の天王寺征一という。今は21歳だが、今年で22になる」

彼は。

赤い髪を後ろに纏めた彼は、ただただ普通に空いた最後の席に座り、言った。



征一「年上だからといってそう畏まらなくても構わないぞ。折角の麻雀、究極的に楽しんで打とうじゃないか」



瞬間。


三人が三人とも、圧倒的な重圧を感じた。



「ああ、なに。気にするな。君にとってそうならば、きっとそれは事実なのだろう」

『ソレ』は、コツコツとゆったりとしたペースで扉から対局台へと歩いてくる。

「『誰だって顔してるんで自己紹介させてもらうがよ』、とでも言えばいいのか?この場合。私が好きな少年誌の台詞なのだが、少女たる君達には伝わりにくいだろうかな?」

首から上しか、ロクに動かない。

それでもこの重圧の発生源を見ようと、皆その顔を見た。

征一「私は大学四年生の天王寺征一という。今は21歳だが、今年で22になる」

彼は。

赤い髪を後ろに纏めた彼は、ただただ普通に空いた最後の席に座り、言った。



征一「年上だからといってそう畏まらなくても構わないぞ。折角の麻雀、究極的に楽しんで打とうじゃないか」

今パソコンがネットに繋がってる表示が出てるのに繋がらないという訳が分からない事態なんで、続きは後日にします。
試合相手の安価を取ります。
下5まで多数決。今回は上位二人までです。

ちなみに、訂正。
参加者年齢、14からとありましたが、13からにしてください。
あと照の能力の自分が親の時っていう部分消します。
申し訳無いです。

10月7日 日曜日 22時13分。

宗介「結果、この三人を相手に一度も最初の親を譲ることなく終局、か......」

木口宗介は映像と牌譜データを見ながら、選手情報をチェックしていた。

逸材は自分の目で見極めることを信条とする彼だが、今回のように同時に別の場所で対局が行われる場合そうはいかない。

故に自分の部下達には大会で行われる試合を全て録画し、中でも注目すべき試合をピックアップしてくるように頼んであるのだ。

時間さえあればピックアップされていない試合もチェックするつもりではあったが、どうやらその必要はなさそうだ。

宗介「最近の男子の実力は絶望的、などと噂されていたが、所詮噂は噂。起こる事実ほどの説得力はないな」

その起こる事実にも世間は何かの間違いだと騒いでいるが、彼はそんなものに興味は示さない。

麻笠罷羅俄(あさかさ ひらが)、天王寺征一(てんのうじ せいいち)。

この二人の他にも、彼がチェックしている人物はいる。

志波智之(しば ともゆき)。

四上葦峰(よつかみ いほう)。

鳶崎鷹(とびざきたか)。

その他数名。

宗介「中でも不気味なのが、この霧宮真白君かな...」

他のチェックした人物は、なんとなくの察しはついている。

しかし、この選手はなんというか、実体がない。

読んで名の如く、真っ白い霧のような存在だ。

そして、須賀京太郎。

この選手は、別の意味で気になっていた。



宗介「須賀...?この名、どこかで......」


ホント、こんだけでした。
とりあえず10月14日の対局面子も以下のように決めました。

須賀 京太郎

魁 佐ノ佑(さきがけ さのすけ)

園城寺 怜

辻垣内 智葉


後は佐ノ佑の能力をどのように問題に出すかですので。

またえっらい時間掛かりました。
問題はまだこれからも製作ですが、とりあえず佐ノ佑との遭遇だけでも入れます。

十月八日 月曜日


全選手の試合日程は毎週月曜日に決まる。

当日から開始する所もあるので、早起きして日程を確かめることは必須。出来なくて試合を逃せば棄権試合となり、その人の試合相手全員が不戦勝となる。

そんなこともあって、夏コミばりに無意味に朝早くから来て日程を確かめて安心したがる人もいるのだ。

俺はその類に入っていないので、ただ早起きして確かめに行くだけだが。

京太郎「しっかしまぁ、えらい人だかりだ」

電光掲示板という物が会場のエントランスにあり、全体でどの選手がいつ始まるかが日程順に張られている。そこで主に一般の人達は見たい選手の試合日程を確かめる訳だが、開会式ほどで無いにせよそこは群衆が集まっていた。

前週の試合結果も張られているそうだが、あの群衆の間に分け入って確かめるほど見たい訳でも無いのでスルーする。

知り合いのならば本人に聞けばいいし。

電光掲示板前とは違う所に設置された選手日程確認の機械を前に、カードを取り出す。

京太郎「さて、と。次の試合相手は誰になるかなっと」

カードを翳すと、ディスプレイに文字が表示された。


2回戦 十月十四日(日)

Wー1卓

須賀京太郎

魁佐ノ佑

辻垣内智葉

園城寺怜


京太郎「.........園城寺さんと、えっと確か...去年全国個人戦三位の辻垣内さん、だったか?それと、なんて読むんだこれ」

また週末とはどうしたことか、とも思いながら目の前に出てきた名前に首を傾げる。

うーむ。

直感的に考えていくと......。

京太郎「......かいさのゆう?」

いや、名前としてそれは考えづらい。

なんだよかいさのゆうって。

海佐の悠か?

それも訳が分からんが。

「なぁ。そこの安全度B以上のイケメンにーちゃん」

そもそも佐ノ佑ってなんだよ。

部活と生徒会という違う立場にありながらそれぞれ人を助ける役目を請け持つ生き別れの双子の兄弟でもあるまいし。

「おい。おーいってば。俺の声聞こえてるぅー?」

そういえば、あれ途中単行本だけ買ってまだ積んだままなんだよな。

どうしよっかなー。親父に言って送ってきてもらおっかなー。

でもわざわざそこまでして読みたいって訳でも-----

「にーちゃんってば」

ぽん、と肩に手を置かれた。

ぎょっとして振り返ると、一人の男性が立っていた。

俺より身長が高く、気さくな雰囲気を持つ男である。

京太郎「あ、ああー。すみません、考え事してたもんで」

「考え事ってなんだよ?そんなうんうん唸るようなことか?」

京太郎「それがですねー、この名前が読めなくて...」

「名前?」

そう言ってその人はディスプレイを覗き込む。

「......あー」

京太郎「読めます?これ」

「そりゃ読めるさ。これ、俺だもん」

京太郎「......へ?」

『魁佐ノ佑』の文字を人差し指で指しながら、その人はこちらに向き直った。


佐ノ佑「紹介が遅れたな。俺は魁佐ノ佑。どうやら試合相手のようだぜ、須賀京太郎くんよ」

京太郎「......どうして俺の名前を?」

佐ノ佑「ここでカードを翳した以上この画面中の選手、しかも画面には俺の名前と、残り二人は有名な女子高生の選手だ。消去法で考えりゃにーちゃんがこの須賀京太郎なのは当然だろ」

京太郎「そりゃそうだ」

顔を見合わせて吹き出す俺達。

しかし、あれで『さきがけさのすけ』って読むのか。また珍しい名字だ。

京太郎「それで、声を掛けたのは何でです?」

佐ノ佑「いやね。最近ある話題があってね」

京太郎「...話題?」

佐ノ佑「今大会の男子のことさ」

記者さんが話してるのを聞いただけだけどな、と言う。



佐ノ佑「なんでもこの大会の一試合目で、特に注目されてた高校女子の面々が全員潰されたらしいぜ。俺やにーちゃん含めた男子達にな」


京太郎「.........全員」

それは。

清澄のみんなや、照さん、淡やそれ以外の人達までということか。

確かに部長や姉帯さんや小瀬川さんを破ったのは俺だが。

他にも実力者は何人もいる筈だ。

京太郎「...そんなことが起こるのに、なんで今年の交流試合では男子は惨敗だったんだ?」

佐ノ佑「ま、何かしら事情があるんだろうぜ。何にせよあんまり危険度高い連中とはやり合いたくねーもんだわ」

けらけら笑う魁さん。

いや、それよりも。

『俺やにーちゃん含めた』ってことは...。

京太郎「あなたもその内の一人だと?」

佐ノ佑「まーそんなとこ。あ、ちなみに俺20歳なんで、事情っつっても普通に高校の大会にゃ出れねぇだけだぜ?」

京太郎「それは聞いてないですけど」

佐ノ佑「声掛けた理由も危険度高い男子がいるみたいなんでここらへんで張ってたらにーちゃんを見かけて、ティンと来たからなんとなくってだけだぜぃ」

京太郎「それは聞いてましたけど」

理由が曖昧過ぎる。

そんな某まっくろくろ社長みたいな理由で実際に声掛ける人とか存在するのか。

これは貴重な体験だ。

佐ノ佑「流石に次の試合相手だっつーのはただの偶然だよ。ま、よろしくな」

京太郎「よろしくお願いします。加えて聞きたいんですけど」

佐ノ佑「なんだい?」

京太郎「あなたの前回の対戦相手って、誰でしたか?」

佐ノ佑「弘瀬菫、原村和、愛宕洋榎」

京太郎「............」

佐ノ佑「原村和のトビで終わったよ」

と、いうところで終わりです。
これからまた問題作りに戻ります。

ようやっと出来たので、投下していきます。

京太郎「これが魁さんの一試合目か」

大会での試合を見たいとき、申請すれば録画したビデオをダビングして配布してくれる。

見たい選手の試合と日程が被ってしまった、そうでなくとも注目してなかった選手と当たるのでその研究がしたいなど、理由はどうであれ選手には無料でだ。

本当に有り難いシステムだ。

会長には頭が上がらない。

京太郎「試合相手は確かに弘瀬菫さん、愛宕洋榎さんに......和、か」

そうして俺は心の中で会長を崇め奉りながら再生を始めるビデオを見た。


席順  魁佐ノ佑 弘瀬菫 原村和 愛宕洋榎

親は和からだった。

東一局。

サイコロの出目は1・6。

和『ツモ。1500オールです』

先手は和。

得意のデジタル麻雀から導き出された最適解により、すぐさまツモ和了り。


一本場。

サイコロの出目は3・2。

佐ノ佑『ロン。2900だ』

すぐさま魁さんが返す。

和が振り込んでしまったが、ある種事故のような振り込みだった。


東二局。

サイコロの出目は4・5。

和『リーチ』

相も変わらずポーカーフェイスを保ったまま、素早い理牌だった。

リーチの時もそれは変わらず、流れるように進んでいく。

洋榎『そいなら、おっかけさせてもらうでぇ!リーチ!』

翻って愛宕さんはややオーバーにリーチを掛けた。

この人のノリっていつでもどこでもなんだろうか。

佐ノ佑『そんじゃ、俺もいきますかね。リーチっと』

流れに乗るかのようにリーチを掛ける魁さん。

弘瀬さんは手がまだ出来ないために流れに乗ることは出来ず、和了ったのは。

魁さんだった。

佐ノ佑『ロン!1600だぜぃ、リー棒と一緒に貰おうかい』

和『はい』

洋榎『ぐっあー!でっかい手ぇ張っといたっちゅーんにー!!』

菫『もう少し落ち着けお前は...』

それは俺も同感。

それにしても。

京太郎「二人もリーチした状態でやけに強気に出たな......」

東三局。

サイコロの出目は1・1。

佐ノ佑『こいつは、危険度Bクラスの手だぜ?』

そういってポンとリー棒を置く。

佐ノ佑『リーチだ』

危険度云々というのは分からないが、この時張っていたのは5800の中々の手。

最初の持ち点が25000点の対局では結構な痛手になる点だが、結果。

佐ノ佑『ロン。な?危険度Bクラスだったろ?』

和『はい』

和が振り込む形となった。

宣言されたにも関わらず振り込んでしまったが、それでも表情を崩すことなく点棒を支払う和。

佐ノ佑『見た目は安全度A以上だってのに、そんな冷たいんじゃ危険度判定だぜ.........』

魁さんは大変つまらなさそうだった。


一本場。

サイコロの出目は6・4。

ここでは魁さんは大分綱渡りをしたが、弘瀬さんを良く観察したからか直撃を避けることに成功した。

菫『ロン。4200だ』

洋榎『ぎょわー!』

しかしここで和了ったのは弘瀬さんだ。

大袈裟に仰け反る愛宕さんに冷たい視線を送りながら、狙い撃つかのように直撃をとる。

東四局。

サイコロの出目は2・5。

東場も終わる頃になって、愛宕さんが動き出す。

愛宕『いただきや!ロン!12000やで!』

佐ノ佑『うっひぃ。危険度Aクラスの手ぇだったかー』

たはー、と愛宕さんが移ったかのような気楽さで「ほらよ」と点棒を払う。

元々気さくな感じはあるが、それにしたってお気楽過ぎだ。


南一局。

サイコロの出目は2・5。

南場が始まり、最初に仕掛けたのは魁さんだった。

佐ノ佑『ローン!5200だ!』

愛宕さんへの直撃。

半分以下とはいえ、愛宕さんにカウンターを返した感じだ。

南二局。

サイコロの出目は3・6。

菫『...』

弘瀬さんが牌を打つ。

佐ノ佑『ポン』

魁さんが鳴いた。

今まで一度も鳴かなかったから面前主義かと思ったが、そうでもないようだ。

まぁ主義であっても場合によっちゃそりゃ鳴くが。

佐ノ佑『チー』

今度は左隣の愛宕さんから鳴く。

佐ノ佑『ポン』

再び弘瀬さんから。

白を鳴いたので、とりあえずの役は出来ていた。

佐ノ佑『ポン』

もう一度弘瀬さんから鳴き、裸単騎となる。

白のみでも役は役。テンパイの形となったが、しかし和了りには至らなかった。

和『ロン。3200です』

先に和が弘瀬さんから和了ってしまったからだ。

南三局。

サイコロの出目は4・2。

佐ノ佑『ロン。2000だ』

再び魁さんの親になって、弘瀬さんが振り込んだ。



一本場。

サイコロの出目は1・3。

連荘になり、再び魁さんが弘瀬さんから和了る。

佐ノ佑『ロン。2300頂くぜ』

菫『.........っ!』


二本場。

サイコロの出目は3・4。

菫『ロン!5800!』

ここで弘瀬さんが、名門白糸台の部長の意地を見せるかの如く直撃を取ってみせる。

これで四名とも二万台の点棒。ほぼイーブンだ。


南四局。

サイコロの出目は6・6。

続けての直撃。

次の標的は和だった。

菫『ロン!8000だ!』

和には手痛い満貫手。

しかし、魁さんは、というと。

佐ノ佑『あっちゃ~、対々は見えてたっつーのに避けられたかー』

こういっているが、口から出任せも良いところ。和から三回ポンして、出来た形は対々どころか対子一つさえ出来てなかった。

一本場。

サイコロの出目は3・3。

弘瀬さんはこのまま突っ切り和を飛ばせば、弘瀬さんは一位抜け。

そう見たのかもしれないが、しかしこれが逆に仇となった。

ここで和了ったのは------


佐ノ佑『ロン。一本場付けで16300。嬢ちゃんのトビだ』

和『.........はい』

魁さんだった。

対局後の挨拶を交わし始めた所で、テレビの電源を切る。

京太郎「ふむ...」

正直言って。

接戦だっただけにそこまで強い何かは感じられない。

そもそも終局時の点棒にしたって、魁さん43800点、弘瀬さんが34000点、和が-2900点、愛宕さんが25100点。和以外は若干惜しかった印象だろう。

だが、それでもこの面子は全国でも屈指のメンバー。

その中で一位を取ってみせるからには何かがある筈。

京太郎「単純に強かっただけかもしれないが、そうじゃないとしたら、一体なんだ......?まずは何か規則性を見出さないと...」


こうして、十月八日の夜は更けていった。

これで魁佐ノ佑の能力問題は終了です。
ちなみにオリキャラの能力解明難易度を小・中・大に分けると、魁佐ノ佑は中くらいに当たります。
予定通りにさえ行けばこれから試合まで一日毎に日程を一日ずつ進めていきたいと思いますので、それまでには解明しましょう。

それと重要なお知らせ。
京一郎からのヒントですが、本編の時間軸とは全く関係無しな不思議空間で小ネタ感覚に行うことにしました。
よって京太郎の行動とは関係無しに、ヒントが欲しいというレスが出たときに(更新中は応えられないけど)一つずつ出していきたいと思います。
ちなみにヒント一回につき一つ削る小ネタは、自分が書きづらいものから順に削除していく形にしたいと思います。
それではお休みなさい。

今日の23時頃更新します。

質問
問題の答えが出た瞬間に終わり?
それとも>>1が指定した時に答えられたら終わり?

>>763
どっちでもなくて、試合開始までに正解が出れば解明状態で試合、出なければ解明出来てない状態で試合になります。
でもまぁ、どれが正解か、そもそも正解してるのかも分からない状態で試合迎えるのはストレスでしょうし、ヒント出すときに途中経過の報告はします。それ以外では正解が出てもそれは言いません。

要は問題が出されてから試合始まるまでが解答時間となるということです。

そんじゃそろそろ始めますねー。
まぁ言ってたとおり一日だけですが。

十月九日 昼

直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

16 失敗

京太郎の技術値変動無し。

十月九日 夜

京太郎「......ネト麻は芳しくなかったな」

京太郎「さて、どうするか」


直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

トゥルルルルルルルル.........
ガチャ


淡『.........もしもし?』

京太郎「よぉ、淡」

......なんだ?

いやに元気がないけど。


選択肢 ↓2
1.普通に話す(鳶崎鷹の事が聞けます)
2.会う約束を付ける
3.能力開発

好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

14 失敗


京太郎「...何かあったのか?話してみろよ」

淡『......やだ』

京太郎「なんで」

淡『だって...,,,,だって、だってぇ......』

京太郎「.........初戦で、とんでもない奴とでも当たったのか?」

淡『..........』

淡は何も言わない。

いや。きっと声が小さすぎて言葉にならなかったのだろう。

それほどまでに電話口の淡の声は掠れていた。

京太郎「...どんな奴だった?名前は?」

淡『......名前は確か、鳶崎鷹って言ってた。結構背が低かったし、多分中学生だと思う』

京太郎「鳶崎鷹、ね」

恐らく、魁さんが言ってた魔物潰しの男子達の一人ってことだろうが。

京太郎「どんな打ち方してたのかって、教えてもらえるか?」

淡『わかんないよ......正直何が起こったのかも全然わかってないし...。それに、聞いたってきっと』

京太郎「んなことは俺が決める。頼む、話してくれ」

淡『.........』

京太郎「.........」

淡『.........私が親で始まったから、最初っから全開モードになってダブルリーチしたんだ』

ダブルリーチを当たり前に語る辺りがお前の恐ろしい所だけどな、なんて言おうとした。

けれど、それは続かなかった。

次の淡の台詞が、こう続いたからだ。


淡『そしたら、対面に座ってた鳶崎の奴が、ロンって言って、私最下位で対局が終わったの』


京太郎「......は?」

淡『...私、きょーたろーのお陰で強くなれたから、大会でそれを見せつけてやろうとして......。でも、見せる間も無いまま終わって......訳分かんなくて...』

京太郎「......」

淡『...ごめん。ちょっとだけ話せて楽になったけど、やっぱりきょーたろーと話してると辛いよ......。それじゃ』

そうして、淡は通話を切った。

京太郎「.........親のダブリーを直撃?」


京太郎「人和を1局目からぶちかましたってのか?」


鷹との激闘の伏線も張ったので、今日は終わり。
現在のヒント可能回数は6回です。お忘れ無く。

そういえば 
1500オールなんてあったっけ?
50符2翻1600オールは親であったはずだけど

>>788
「え?そんなはずは...」→参照にしてるサイトを確かめる→(゜ロ゜)
ま、まぁ300点ぐらい余裕で脳内補完可能ですよね!和のトビは変わんないし!
......詫びとして削除される小ネタ無しでちょっとしたヒント言います。これに関しては京一郎さんの手を煩わせるのは心苦しいので、自分から。

オリキャラは、適当に付けた名前と能力と関連付けた名前の二種類存在します。
そして、魁佐ノ佑は能力と関連付けた名前です。

西尾先生を見習ってアナグラム変換でヒントが出るようにしました。

もう少ししたら始めます。

十月十日 昼

直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

95 大成功

京太郎の技術値が54になりました。

十月十日 夜

直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

5分たっても来ないし取るね
3 魁

>>796
前出した問題から導き出すので、行動コマンドとは別です。

>>797
まじかー
じゃあ 1シロで

>>799
あ、しまった。連絡先交換してたのに描写してなかった......。
4でシロにしときますね

トゥルルルルル.........
ガチャ


白望『......なに?』


選択肢 ↓2
1.普通に話す
2.会う約束を付ける
3.能力開発

好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

30 失敗


京太郎「いえ、なんとなく小瀬川さんがめんどくさがって何かほっぽり出そうとしてる気がしたので」

白望『.........』

京太郎「その反応は図星ですね?」

白望『......ダル』

それだけ言って小瀬川さんは電話を切ってしまった。

なんだか酷く味気ない。

小瀬川白望の好感度が1上昇しました。

というところで今日は終わりにします。
うーむ、解明難易度的に大の方が正しいか......?でも今の所一番難しいのと比べたらえらい違うしなー...。

ポイントとしては、まず系統分けだろ?少なくとも描写的に蒐集系以外のどれかだろうが

んで他に試合描写で気になる点は
リーチも鳴きもある。鳴きは4フーロまで狙ってるかも、ただし鳴きでのアガリはない
ロンアガリのみ
あとメタ描写だけど、サイコロの出目って前も書いてたっけか

すみません、今日は無理になりました...。
連絡遅れて申し訳無いです。

今日こそはやりたいと思います。
アナグラムにかんしては

今日こそはやりたいと思います。
アナグラムに関しては、固定概念に囚われず自由に考えてみるといいかもしれません。
文字そのものにヒントを隠したりもしましたので。

和      ネキ     魁     菫

29800   23400   23400   23400
26900   -      26300   -
24300   22400   29900   -
18500   -      35700   -
-      18200   -      27600
-      30200   23700   -

-      25000   28900   -
21700   -      -      24400
-      -      30900   22400
-      -      33200   20100
-      -      27400   25900
13700   -      -      33900
-2600   -      43700   -

十月十一日 昼

直下
1.街を散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

40 成功

京太郎の技術値が53になりました。

十月十一日 夜

直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

トゥルルルルル......
ガチャ


久『もしもし?どうしたのかしら』


選択肢 ↓2
1.普通に話す(好感度判定も一緒に)
2.会う約束をつける(何時にするかも一緒に)
3.能力開発

あ連取ってだめだっけ

16 失敗


京太郎「少し、みんなの様子が気になりまして。そっちはどんな感じですか?」

久『.........正直、良い感じとは言えないわね』

部長は神妙な声で言う。

久『みんなロクな相手に当たらなかったみたいで、気まずい空気が続いてるわ......』

京太郎「ロクな相手に、ですか...」

久『特に咲なんかは手も足も出ないって感じで、マジ凹みしてるところ。咲でそんななんだから、私まで気が滅入るってもんだわ』

京太郎「今回の木口杯は化物揃い、って所だと」

久『そうね。......でも』

クスリ、と向こうで笑ったような気がした。

久『同時に戦ってみたい気持ちでもあるのよねー、これが』

竹井久の好感度が1上昇。

>>831
5分以内の連取は安価下扱いですが、今回自分も気付かないまま進めちゃったので、特別にアリにします(こ、今回っだけだし!(震え声))

今日は終わりにします。
能力解明行き詰まってるみたいですねー......。
そろそろヒント要りますか?(要るとしても今日は無理ですが)

今日23時に更新します。

十月十二日 昼

直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

トゥルルルルル......
ガチャ


和『はい。どうかしましたか?』


選択肢 ↓2
1.普通に話す(好感度判定も一緒に)
2.会う約束をつける(何時にするかも一緒に)
3.能力開発

39 成功


京太郎「よ、和。元気してるか?」

和『まぁ程々には......。それで、用件は?』

京太郎「用って程じゃ無いけどな。ただちょっと和と話がしたかっただけでさ」

和『......電話を掛けてまで言うことがそれですか?』

京太郎「そう言うなって。優希の奴だって、大した用事もなく掛けてくることくらいあるだろ?」

和『それはそうですけど......』

京太郎「そういやだな。この前こんなことがあって......」

和ととりとめもない話をした。



原村和の好感度が5上昇。

1宮永照

>>846
これ4でいいんですよね?


トゥルルルルル......
ガチャ


照『......もしもし?』


選択肢 ↓2
1.普通に話す(好感度判定も一緒に)
2.会う約束をつける(何時にするかも一緒に)
3.能力開発

すまんキャラ名は散策のときいらんかったのか
安価なら下

>>848
そうではなくて、上にあるように宮永照とは既に連絡先交換してるので、散策中には会いません。


京太郎「や、照さんと麻雀打ちたいなって思って。時間ありますか?」

照『...ごめん。今日はちょっと無理かな』

京太郎「そうでしたか」

照『菫や淡達が負けて悔しいって言うから、今みんなで特訓中なんだ』

京太郎「特訓」

照『......かく言う私も、負けちゃったから。今自分を見つめ直してるところ』

京太郎「.........」

魁さんが言ってたのはマジだったってことか。

あの照さんまで、か......。

京太郎「分かりました。また日を改めてってことで」

照『うん。それじゃあ、明日の夕方頃でいいかな?そこなら時間取れるし』

京太郎「その日はー...俺も空いてますね。それでは、今日はお休みなさい」

照『おやすみ』

今日はここまでー。
オリキャラの能力とか考えてるのに、このスレ完結したら建てたいと思ってるネタばっかり浮かんでくる。どうしたもんか......。
また明日も出来たら更新しますが、それ終わったらその次の更新で試合なのですが...。
個人的には佐ノ佑相手に負けるのは後々的にどうなのだろうと思いますので、ヒントくらいはバンバン使って欲しいぐらいの気持ちです。
なぁに。小ネタぐらい、オリキャラ相手の試合ボーナスや、唐突な問題でも手に入りますし、気にしないで取って貰っていいですぜ。

魁佐ノ佑(さきがけ さのすけ)

鬼 斗 人 左 ノ 人 右

これもうわかんねえな・・・ヒントください

京一郎「ようこそ、迷える子羊諸君。

ここは元世界麻雀王者・須賀京一郎の個室だ。

...と、見せかけて。

その実体はとある知り合いの能力者に創造して貰った空間だ。

......まぁ、なんだ。

簡単な話が謎空間、或いはご都合空間だと思ってくれればいい。

ぶっちゃけると、各オリキャラの能力解明に行き詰まった子羊達のための理想郷だ。アヴァロンだ。

「ヒントなんかいりません!」っていう根性値120の人々と、「解明する気0ですサーセン」な人々は、スキップして構わないぞ」

京一郎「..................。

よろしい。

......ん?

どこかで見たことあるような言い回しだな、と?

それはそうだろう。なにせ、パクリネタな訳だからな。

いや、この元ネタの出所のゲームは、>>1がファンでな。

今回それを採用する形となった。

まぁ参考元も元ネタはあるようだし、気にせず進めて行こうじゃないか。

では、本日の迷える子羊を導く牧師よ...。入ってこい」

佐ノ佑「こんちゃー」

京一郎「お前か」

佐ノ佑「俺です」

京一郎「『皇帝』との相性は最悪、しかし『究極』に勝てる可能性を持つ危険生物じゃないか」

佐ノ佑「なんすかいきなりのそれは」

京一郎「今回君の能力が「これもうわかんねぇな」状態なんでここに来てもらった訳だが、それはいいな?」

佐ノ佑「まぁ謎空間だから一々反応しても仕方ないっつーのはありますねー。開始早々申し訳ないんすけど、ここって須賀のにーちゃんが来るべきじゃないすか?」

京一郎「ほう。その心は?」

佐ノ佑「いや、元ネタ的にここに来るのってアドバイス貰う立場の人間と、する側の人間の二人で進行するっしょ?」

京一郎「ふむ」

佐ノ佑「する側が集まってちゃ話にならねぇーっつーか......」

京一郎「それは確かにあるが、まぁアドバイスを貰うのは読者側。息子はそちら側次第でどうとでもなる状態だからな。その辺難しいのはあるだろう」

佐ノ佑「こんな危険度不明の謎空間にそんなの求めなくても......」

京一郎「それに」

佐ノ佑「それに?」

京一郎「こんな場でも無ければ、俺もお前達もロクな会話が無いだろ?」

佐ノ佑「.........」

京一郎「今の所だと、>>810が一番惜しいところだな」

佐ノ佑「>>819>>857も良い線いってるんすけどねー。>>810は一文だけなら完全に一致してるから」

京一郎「加えてもう一歩踏み出した考えなら合ってたっていうレベルだからな。全体から見ても的外れと言えてしまうのはサイコロくらいか」

佐ノ佑「>>819は点数の移動を表にした功績はでかいっすね」

京一郎「>>1の理想からすればここでぶっ壊れ会話の一つや二つ挟みたい所のようだが、残念ながら未だそんな技量持ち合わせちゃいないんで、さっさとヒント出していくぞ」

佐ノ佑「うわーい。俺の見せ場全然ねー」

京一郎「これから試合するんだから我儘言うな......。俺なんか......俺なんか...........、........くぅ...っ!」

佐ノ佑「ありゃー、地雷踏んじゃったー」

京一郎「.........これからいくつかヒントを出して貰う訳だが、どうだ?」

佐ノ佑「そうっすねー......。じゃあ、五つ!これでどうでしょう?」

京一郎「随分と羽振りがいいな」

佐ノ佑「まぁ俺のって結構考え所が多いっすからね」

佐ノ佑「まず一つ目。俺の名前に関するヒント。
実は『ノ』は佑の人編と組み合わせて手偏を作る材料だったんだよ」

京一郎「しかし、普通に考えたら人編に『ノ』を加えたら行人偏になるし、手偏に右の字は存在しないんじゃないか?」

佐ノ佑「ま、こじつけ気味だけどその辺は引っ掛けってことですぜ。手偏に右の字が存在しないのは、考えるべき場所がそこじゃないと気付かせるためだったんすけど、気付いてもらえなかったっすわ」

京一郎「...で、二つ目は?」

佐ノ佑「二つ目は、系統。
実は俺特質系なんすよ」

京一郎「ほうほう」

佐ノ佑「淡泊な反応されてもめげないぜ...。三つ目。
解明にあたって鍵となるのが、弘瀬菫なんですよ」

京一郎「あぁ、シャープシューターか。彼女が」

佐ノ佑「今回>>1は対戦相手をほぼ適当に決めてるんすけど、解明のために今回俺の相手に弘瀬菫は外せなかったんすよね。まぁ外しても良かったそうですけど」

京一郎「まぁ、より確信するためには彼女が外せないのは確かにあったな」

佐ノ佑「弘瀬菫の試合中の行動に注目するのがいいって感じかね」

京一郎「して、四つ目は?」

佐ノ佑「園城寺怜」

京一郎「ほう」

佐ノ佑「今回彼女が俺と戦うことになる理由も考えてみると良いかもってことで次」

京一郎「元ネタはグダグダ面白おかしくやるのに、ここのあっさり感と言ったらな..........」

佐ノ佑「文句なら>>1に言ってもらえます......?五つ目は、キーワードナンバーで」

京一郎「ナンバーとな」

佐ノ佑「そう!それは、『3』だ!」

京一郎「3......。確かに、解明するにあたって3の数字は逃れられないな......」

佐ノ佑「ここで俺のヒントは終了。まだヒントが欲しいっていう場合は、またヒントくれっていうレスしてくれよな。ちなみにここでの会話が他のキャラのヒントになる場合もあるから、見逃さない方がいいぜ?」

京一郎「原作を今一度読み返して見るのも攻略の一つだぞ。

それでは、シーユーネクストタイム」

というわけでヒント一回目しゅーりょー。
あのぶっ壊れ会話見習いたい......。

あと、>>861でのもう一歩踏み出せば~ってのは、あくまで一部というか、能力説明を箇条書きしていくならその内の一つが埋まっていたという意味ですので。

このGスポットに指が届かない感じよ......(役員共感)
アナグラムに関しちゃ、まぁ解けなくても解明は出来るんですが、解けたら小ネタ二つ分のサービスはしようかと思ってます

今日は体力が限界なので、更新できません...

[助けて!京一郎さん]


京一郎「ようこそ、迷える子羊諸君。

ここは元世界麻雀王者・須賀京一郎の個室だ。

...と、見せかけて。

その実体はとある知り合いの能力者に創造して貰った空間だ。

......まぁ、なんだ。

簡単な話が謎空間、或いはご都合空間だと思ってくれればいい。

ぶっちゃけると、各オリキャラの能力解明に行き詰まった子羊達のための理想郷だ。アヴァロンだ。

「ヒントなんかいりません!」っていう根性値120の人々と、「解明する気0ですサーセン」な人々は、スキップして構わないぞ」

京一郎「..................。

よろしい。

......ん?

この下りは前回も聞いたって?

仕方ないだろう。元ネタも毎回これから入るのだから。

ちなみに前回タイトルを忘れてた件についてはノータッチ。これ約束な。

では、本日の迷える子羊を導く牧師よ...。入ってこい」

佐ノ佑「ちょいーっす」

京一郎「またお前か」

佐ノ佑「また俺です」

京一郎「全く。お前の能力が無駄にややこしい所為でこの空間もまた同じ面子になったじゃないか」

佐ノ佑「ケチくさいこと言わないでくださいよ......。俺でこれなら四上君なんか3から5回はヒントが必要になってくると見てるんですからね。っつーかヒントくらいバンバン使ってくれって言ったのはこっちじゃないっすか」

京一郎「はぁ.......まぁいい。死神にはもっと顔を合わせる事を考えれば、これぐらいは練習だと思うべきか。さて、危険生物君。今回も君の能力が「わっかんねー」」状態になったので、またヒントを出していこうと思うわけだが」

佐ノ佑「三尋木プロの声真似上手っ!?......そうっすねー。結構前回のヒントで解明出来ると思ってた節があるんで、今回は結構直接的かもしれないですな。まぁあくまでこっちからすればっすけど」

京一郎「とはいえ、前回のヒントであれくらい惜しいところまで来たんだ。今回こそは解明できるだろう」

佐ノ佑「そういや、今回はどんな感じっすか?」

京一郎「今回一番惜しいのは>>874だな」

佐ノ佑「あー......これは惜しい。安全度B越えの仮説だったわ」

京一郎「アナグラムにはほとんど触れてない者が多いな」

佐ノ佑「そうっすねー。じゃあ今回もそこから行きましょうか」

京一郎「確か前回は......佑の人編とノを組み合わせて手偏にする。所までだったな」

佐ノ佑「それじゃ、その次。
その後は漢字の部首だけを取り出して、順番に並べる!あとはそれについて調べるだけ」

京一郎「右と左が同時にあるのはフェイクだったと......」

佐ノ佑「ま、これはあくまで発想の方向を定めるためのもんなんで、大した価値は無いんですけど。
そういや、愛宕洋榎が空気だって言う意見もありますね」

京一郎「そういえばそうだな。皆の者、誤解無きよう言っておくが、偶然とはいえ一番賢い打ち方をしていたのは彼女だぞ?」

佐ノ佑「俺相手にするならって話だけどよ。
次は、そうだなー......。弘瀬菫についてで行くか。
注目すべきは、東3局の一本場だぜぃ」

京一郎「......?ここは、お前は特に何もしてないようだが」

佐ノ佑「いやいや、してるでしょ?『弘瀬さんを良く観察したからか』って」

京一郎「.........?.........あぁ、成程」

佐ノ佑「それから分かることと、原作、そして南3局との繋がり。そして......」バキンッ

京一郎「指パッチンか」

佐ノ佑「元ネタの音を考えりゃ指バッキンの方が正しいかもっすけど。
この発想が出来りゃ、それについては解けたも同然っすよ」

京一郎「あとはそうだなー..........。それぞれの局で佐ノ佑が誰に何をして、何をされて、何をしていないのかを順番に書き出してみると見えてくるんじゃないか?」

佐ノ佑「成程。それなら解けそうっすね。それと、南四局での重要性も考えるといいかな」

京一郎「それでは、今回はここまで!」

佐ノ佑「ばいばーい」

それでは、今日の23時頃に再開します。
予定が詰まってるので、試合はまだ結構先になるかなー...。

そろそろ始めますね。

十月十三日 昼


京太郎「夕方には照さんと麻雀する約束だが...」

京太郎「それまでは何をしてよう?」


直下(キャラ名も一緒に)
1.街で散策
2.麻雀の勉強
3.相手の研究
4.連絡

成功判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

02  失敗

京太郎の技術値は変動しませんでした。

十月十三日 夜


照さんがどれだけ凄い人なのかくらい、分かってるつもりだ。

生まれ持った運は元より、その能力も普通に相対すればとても敵うとは思えない。

今は能力者の一人となった俺でも系統が違えば苦戦を強いられるに違いないだろう。

妹同様、昔から他のことはポンコツなくせに麻雀だけは他を寄せ付けない比類無き強さを持った幼馴染みの一人。

そんな照さんを、よりにもよって麻雀に誘おうとは---------

京太郎「余裕でも持ったつもりかね、俺ってば」

照「?どうかした?」

京太郎「いえ、なんでも」

今俺達は雀荘の一角で麻雀台を囲んでいた。

面子は俺、照さん、その辺にいたモブのおっさん二名。

虎姫の面子を呼ばなかったのは、何か理由があるんだろうか。

まぁ、それよか麻雀だ。

練習試合とはいえ、全力でやらせてもらう。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

49 成功


照さんの強み、というか能力は、連続和了と、相手の本質、つまり能力を見抜くことにある。

とはいえそれは『贈り物交換』を破るには至らない能力。

嵐の如き連続和了も、最初は蝶の羽ばたきに等しい小さな和了りから始まるため、どうしたって点数制限がかかる。

そこから『交換』してしまえば嵐となることは出来なくなる。

要は、交換できるときには必ず交換してしまえば、照さんは大きな点数を和了れないのだ。

そして。

本質を見抜かれようとも、『贈り物交換』は止められるものじゃない。

結果、俺は一位、照さんは二位で対局を終えた。

照「......すごいね、京ちゃん」

対局も終えて、俺達は休憩用のベンチに座ることにした。

京太郎「おしるこで良かったですよね?」

照「うん、ありがと」

触れれば火傷してしまいそうな缶の持ち場所に気をつけながら手渡す。

それをちびちび飲んでいく照さんを見て、少し嘆息。

京太郎「...............」

さっきの対局。

照さんは目に見えて落ち込んでいて、周りのおっさん達に若干励まされてしまう程だった。

東一局で本質を見抜いたらしく(照さん曰く、鏡に写したとのこと)俺の能力についてはあっさり見抜かれていて、それを知ったときこそはえらく驚いてくれたモンだが、それだけだった。

どうしたものかと悩むが.........。


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

30 失敗


照「...............」

京太郎「...............」

照「...............」

京太郎「...............」

照「...............」

京太郎「...............」

照「...............」

京太郎「...............」

.........引きこもりがオフ会で出会って二人きりになった時みたいな空気が流れる。

なんだ、どうしたというんだ俺。

ここは「何かあったんですか?」と聞くのが最適解じゃないのか?

ああ、いやでもこの落ち込みっぷりを見てるとそんな決心も揺らいでくるし!

ちくせう。こんな空気はごめんだっつーのに、何も出てこね---------

照「.........聞いてくれる?」

京太郎「...はい」

向こうから言われてしまった。

照「第一試合。負けちゃったんだ」

京太郎「......どういった人に?」

照「名前は確か、天王寺征一」

京太郎「.........天王寺、征一か」

照「正直太刀打ちできなかった」

京太郎「............」

照「鏡に写すことは出来た。でも、本当にそれだけで、どうにもならなかった」


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

87 大成功


京太郎「それで自信を無くしてる所だと」

照「.........まぁね」

京太郎「でも、そういうの俺以外には言わない方がいいですよ」

照「え」

京太郎「前までの俺からしたら照さんもそれぐらいとんでもない人なんですからさ」

照「ぅ......」

京太郎「そんな思い詰めたりしないでくださいよ。この先どんな組み合わせになるか分からないですけど」

くいっと缶コーヒーを一口。

京太郎「その人と当たったら仇ぐらい取ってあげますから」

照「.........うん」

照さんは、ここでようやく笑ってくれた。

照「ありがとう」

その天王寺征一とやらのことも多少聞いて、その後は照さんと長いこと打つことになる。

なにやら「京ちゃんの攻略法を模索したい」とのことで。

まぁ確かに当たるかもしれないことを考えるとその気持ちは分からないでもないが。

しかしこれいつまで続くのだろう...?


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

32 成功


照「.........今回はここまでにするね」

京太郎「...はい」

そう長いことは打たなかった。

結局俺の全勝に終わった訳だが、しかしあまり麻雀を打つことに慣れていない俺には連続しての麻雀は厳しいものがある。

思考が止まってきて、能力発動を忘れてしまいそうになった局面がいくつかあった。

照「そろそろ帰ろうか」

京太郎「そうですね」

そうして帰路につく俺達だが。

何か気晴らしにどっか寄ろうか......?


好感度判定  直下
00~30 失敗
31~70 成功
71~99 大成功
ゾロ目   完璧

つクッキー 照

>>917
媚薬クッキーでもあげる気かい?

58 成功


京太郎「そうだ」

照「?」

京太郎「本屋でも寄っていきません?」

照さんは咲と同じで本を読む方だ。

ジャンルには拘らず読み漁るって感じで、本で学んだ知識はそれなりにある。

東京で過ごす時間も空きはかなりあるし、何か買って読むのもいいだろう。

照「うん、わかった」

という旨を伝えると、照さんは快く頷いてくれた。

まぁ、この辺血は争えないって奴だよな。

それからは照さんオススメの本を買っていくことになって、一日を終えた。

宮永照の好感度が26上昇。

って所で今回は終了。
明日か明後日、時間取れたらいいなぁって感じです。

そして解明の中間発表をヒントの時だけでやる方針やめますね。そのために取らせるのも見てられないですし。
ちなみにまだ正解は出てません。

難易度高すぎる
ヒントください(血涙)

東1局で和から失点した後、和から三連続和了した。
東4局でネキから失点した後、南1局でネキから一回、南2局でSSSさんに三回ポンして南3局と一本場でSSSさんから二回和了った。

以上から、「3回ロン和了できる」が発動内容だと思う。
ついでに能力名は「やられたらやり返す。3倍返しだ!」だと思う。

京太郎が強すぎて咲キャラの能力解明コマンドが死にコマンドになってるのがもったいないと思う

まぁぼちぼち面白ぃかねー
オリキャラ出しすぎて、んでそこきて原作キャラが負けまくってんの、ちと頂けないがな

[霞さんと水着デート]


風潮、というものがある。

作品において一部の曖昧な描写を読者が自由に解釈し、それを「~~~だから~~~に違いない」と決めつけてしまう現象が多々あるだろう?

それをネットなどで拡散すると、作品の内容を良く知らない人達がそれを見て「~~~のキャラは~~~なのか」と先入観を持ってしまうのだ。

そうすると作者の意図してるキャラ像とは食い違ったマイナスイメージが生まれてしまう訳である。

例えば、原村和。

彼女は良く「淫乱レズピンク」などど呼ばれているが、それは一部SSで書かれた彼女があまりにもあれだというのでそうなっているのであって、本編の彼女はそういう曖昧な描写があっても明確な描写は未だ無い。

間違いなく的を射てるのはピンクだけだ。

いや、頭の中がではなくね?

知らんけど。

俺こと須賀京太郎も、「巨乳好き」という風潮がある。

まぁ、嫌いとは言わない。というか嫌いな男の方が特殊だ。

そりゃあちんちくりんな咲と気安い幼馴染みな関係だったり、優希のパンチラを「イ・ラ・ネー」と捨てたり、和や福路さんで色々妄想もしたさ。

しかしだ。しかしだよ。

女子を胸で判断してるような男みたいに扱われるのは非常に不本意だ。

あった方が良いとは思うけれど、かといって無ければ駄目と言う訳じゃあない。

優希に足りないのは、胸ではなく恥じらい成分なのだ。

あと黒○めだかより安○院さんの方が好きなのだ。

...と言っても。

流石に思春期な男子高校生として惹かれざるを得ない領域はあるわけで。

霞「あら、どうかしたのかしら?」


京太郎「......いえ。ちょっとメタ思考に浸ってみただけです」

霞「?」

まとめると、この紫の水着に包まれた規格外の胸に目を奪われてしまうのは決して俺が胸でしか女子を判断する男だからではないということだ。

きっとモニターの前の皆さんも俺の気持ちは分かってくれるだろうと思う。

擬音はまさに「どたぷん」。

本誌では何の拘りかそういう擬音はあまり見られないが、別作者なら存分に揺らして鳴らすだろう。

そんな霞さんと俺は海岸で二人きりで水着デートしているのだ。

青い海。

白い砂浜。

アンド美女。

なんたる至福。

京太郎「しかし、どうでしょう。これで二人きりと言っても他のみんなとは組み分けで別行動取ってるだけで、海岸で貝を捕ってるのでなければ実にブリリアントじゃないですか、俺」

霞「覚えたての英単語をなんとなくで使われてもねぇ......」

私も楽しんではいるけれど、と言う。

柔和な笑顔を俺に向けてくれる彼女は、大変に色っぽい。

ただまぁ、やってるイベントが貝捕りというだけに、楽しみ方は健康そのもの。不埒なそれは紛れ込むのも許さない。

そもそもお誘いがあった時点で十分すぎるくらいなのだ。

というかなんで誘ってもらえたのだろう。

日頃の行いが良いお陰だろうか?

霞「でも、あまりぼんやりしたまま手を止めたりしないのよ?」

京太郎「何を言っているんですか。俺はこの通りあくせく楽しく働いていますよって」

霞「ええ。さっきから私の胸の辺りをチラチラ見ながらね」

京太郎「バレてた!!」

霞さんの胸に目を奪われてたことがバレてた!

今すぐ砂浜に穴掘って埋まりてぇ!

霞「はぁ......」

持ってた貝捕りの道具でなんとか上手く人一人埋まることが出来る穴が掘れないかと画策していると、霞さんの物憂げな溜め息が聞こえてきた。

霞「男の子だからしょうがないと思うけど、あんまりそういうのは控えた方が良いわよ?意外と視線に敏感なんだから」

京太郎「はい......。猛省しております.........」

でもわざとではないんです。

存在感が圧倒的すぎて目を離せないんです。

言い訳にしかならないけど。

霞「...これってそんなに良い物かしらね?」

霞さんは両腕を組む形で胸を持ち上げる仕草をした。

重量感満載だった。

霞「あんまり重いとすぐに肩が凝ったりして、大変なんだけれど...」

京太郎「...まぁ女体の神秘と言われるそれに心を奪われてるのは確かなんですが」

本当に苦労しているという風な霞さんだが、この際だ。恥はかなぐり捨てて言わせて貰おう。

京太郎「それでも、霞さんの魅力はそれだけだとは思いません」

霞「.........」

黙ってしまった。

構わず続ける。

京太郎「良く男は女を胸しか見ていないとか言いますけど、そんなのは全然間違いで、男が見た印象で惹かれるのはやっぱり全体的な美なんですよ。そういう所、霞さんの美は苦労の末に洗練された美しさがあってーーーーーー」

霞「もういい。もういいから」

慌てた様子で区切られた。

俺としても褒め殺しにするのは限界が訪れてたので、助かった。

霞「......もう。そんなに言っても何も出ないわよ?」

京太郎「出ないですか」

霞「出ません」

ぷいっと顔を逸らされてしまった。

そんな可愛らしい反応をしてくれるだけで、俺的には十分ご褒美なんだけれど。

小ネタも投下したので、次スレ建ててきますー。
そうだなー。日曜の昼頃でも試合始められるかなー?

>>955
気持ちは分からなくもないですが、力量が分からない相手と当たることはこの京太郎にとっては厄介なので、解明されてない相手とまともに試合してないから実感が湧かないでしょうが、正直このコマンドは必要不可欠です。

>>957
そこんとこは申し訳ないです。
この話が終わった次の話ではかなりジャンルが変わるでしょうが、原作キャラメインで行こうと思ってますので。(いつになるかは知らん)

建てたー。

【安価】京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」照「リーグ大会本格始動」(3スレ目)
【安価】京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」照「リーグ大会本格始動」(3スレ目) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422647994/)

それではまた。

明日14:00頃(目標)に次スレで試合始めます。
出来たらスタンバっていてください。

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