シロ「明日は卒業式」 (37)

シロ「だるい」

シロ「部室行って休もう」

シロ「あ、エイスリン」

エイスリン「シロ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365434074

咲-saki-のシロエイSSです

エイスリンが流暢に日本語喋ってるので人によっては違和感あるかもしれませんがご容赦ください


シロ「はぁ・・・」

エイスリン「どうしたの?」

シロ「いや、明日はもう卒業なんだなあって思って・・・」

シロ「皆とももうお別れかぁ・・・ダルい・・・」

エイスリン「うん・・・」

エイスリン「シロ、二年間、ありがとう」

シロ「こちらこそ・・・」

エイスリン「シロが、私を、麻雀部に、誘ってくれたおかげで、すごく楽しかった」

シロ「私も・・・」

シロ「楽しかったよ」


シロ「全国にも行けたしね」

シロ「本当に、楽しい二年間だったよ」

シロ「エイスリンと会ってから」

エイスリン「シロ・・・」

エイスリン「私、シロに、伝えておきたい事がある」

シロ「・・・?」


エイスリン「私、シロのことが好き」

シロ「え・・・」

エイスリン「二年前、私に声をかけてくれたときから、ずっと」

エイスリン「卒業したら、私は、ニュージーランドに帰るから」

エイスリン「多分、もう、一生、シロに合う事はないから」グス

エイスリン「だから、最後に、これだけは伝えたくて・・・」

シロ「・・・」ポカーン


シロ「あ、あの」

エイスリン「じゃ、じゃあ、また明日っ」ガチャバタン

シロ「・・・ぁ」

シロ「行っちゃった・・・」

シロ(エイスリンが私のことを好き・・・?)

シロ(今まで考えた事もなかった…訳ではないけど)

シロ(はっきり意識したのは初めてだ)

シロ(私は・・・どうなんだろう・・・)

シロ(・・・)



シロ「」ハッ

シロ(いつの間にか、寝ちゃってた・・・?)

シロ(こんなとこで寝てたら風邪引く)

シロ(もう外も暗いし、帰ろう・・・)

豊音「シロー」

シロ「」ビクッ

シロ(暗闇からトヨネが・・・)

シロ(怖っ)

シロ「何か用・・・?」

豊音「えーとね」

豊音「明日の卒業式が終わった後、塞の家に集まって打ち上げやるんだけど」

豊音「シロも来るよねっ?」

シロ「ダルい・・・」

シロ「しょうがないな・・・最後だし・・・」

豊音「わーい」

シロ「今日はもう帰ろう、暗いし」

豊音「うんっ」


翌日

豊音「卒業寂しいよー」エーン

塞「シロ、来なかったね・・・」

胡桃「まさか卒業式をサボるとはね」

塞「シロらしいよー」アハハ

エイスリン「・・・」

胡桃「じゃ、またあとで!」

豊音「うんー」

塞「はーい」

エイスリン「うん・・・」

エイスリン「・・・」トボトボ

エイスリン「・・・あ」

エイスリン「シロ・・・」


公園

シロ「遅かったね」

エイスリン「・・・待ってた?」

シロ「うん」

エイスリン「どうして、卒業式、来なかったの?」

シロ「あー・・・えっと」

シロ「寝坊して・・・」

エイスリン「・・・」クスッ



エイスリン「シロらしいね」

エイスリン「塞も言ってた」

シロ「あー・・・そんなことよりさ」

シロ「昨日の事なんだけど」

エイスリン「・・・っ」



シロ「エイスリン」

シロ「私も、エイスリンのことが好き」ギュッ

シロ「これからもずっと、一緒に居たい」

エイスリン「・・・え・・・」


シロ「今度は私が、ニュージーランドに行くよ」

エイスリン「シロ・・・」

シロ「大学で、特にやりたいことも無かったしさ」

シロ「そういうのも、ありなんじゃないかって思って」

シロ「どうかな」


エイスリン「シロ」グスッ

エイスリン「ありがとう」

シロ「・・・」//スッ

シロ「今日、塞の家で打ち上げやるんだったよね」

エイスリン「うん」

シロ「じゃ、早く帰って準備しないと」

エイスリン「うん」

エイスリン「・・・でも」

エイスリン「もう、少しだけ、このまま」ギュー

シロ「うん」



塞宅

豊音「みんな別々の大学に行っても、心はいつも一緒だよー」ウエーン

胡桃「よしよし」ナデナデ

塞「そんな大げさな…」

塞「引っ越しするわけじゃないんだし、いつでも会えるって」

塞「あ・・・エイスリンは、そういう訳にも行かなくなっちゃうけど・・・」

エイスリン「ん・・・」チラッ

エイスリン「・・・シロ、みんなに言わないの?」小声

シロ「んー・・・」

シロ「そのうち・・・」


塞「じゃ、もう夜も遅いし、そろそろお開きにしようか」

胡桃「そうだねー」

シロ「お疲れ様」

豊音「・・・」グスグス

塞「じゃあねー、みんな」

胡桃「またね」

胡桃「じゃ、私達こっちだから」

豊音「また会おうねー、シロ、エイスリン」グスグス

シロ「トヨネ泣きすぎ」

エイスリン「さよなら」

エイスリン「じゃあまた、シロ」

シロ「あ・・・エイスリン」

エイスリン「?」


シロ「あのさ、今日」

シロ「両親が仕事で家に居ないんだけど」

シロ「よかったら、泊まりにこない?」

エイスリン「・・・!」パァァッ

エイスリン「うん!」

シロ「じゃ、行こうか」

シロ「着替えとか取ってくる?」

エイスリン「うん」コクリ

シロ「私の家分かる?」

エイスリン「ううん」フルフル

シロ「じゃあ、一緒に行くよ」

エイスリン「うんっ」


シロ宅

シロ「着いたよ」

エイスリン「わぁー・・・」

シロ「入って」

エイスリン「お邪魔します」

シロ「ここが私の部屋で、こっちがお風呂」

シロ「先にお風呂入ってきて」

シロ「布団敷いとくから」

エイスリン「分かった」

エイスリン「♪〜」

シロ(エイスリン嬉しそう)

シロ(あ、しまった)

シロ(布団が一組しかないや)


エイスリン「上がったよー」

シロ「おー」

シロ「あのさ、エイスリン」

エイスリン「なに?」

シロ「私の部屋、布団が一つしかなくて」

シロ「何だったらお母さんの持ってくるけど」

エイスリン「シロ、一緒に寝よう?」

シロ(やっぱそうなるよね)

シロ「風呂入ってくる」

エイスリン「行ってらっしゃーい」


エイスリン(ここがシロの部屋・・・)

エイスリン(なんかドキドキしてきた)

エイスリン(シロの布団)

エイスリン(シロのにおいがする)

エイスリン(シロに包まれてるみたい・・・)

エイスリン(あったかーい・・・)

シロ「上がった」

シロ「エイスリン・・・寝ちゃった?」

エイスリン「シロ・・・」ムニャムニャ

エイスリン「・・・んー・・・」

エイスリン「あ、シロ」

エイスリン「お帰りなさい・・・」

エイスリン「歯、磨いてくる」フラ

シロ「いってらー」

シロ(パジャマ姿のエイスリン可愛い・・・)


ガチャ

エイスリン「シロー」座ってるシロに後ろから抱きつく感じ。

シロ「ん・・・」

エイスリン「シロ、あったかい」

シロ「うん」

シロ「エイスリンも」

エイスリン「シロ」

エイスリン「大好き」

シロ「私も・・・」

シロ「好きだよ」


エイスリン「シロ」

エイスリン「キス、していい?」

シロ「いいよ・・・」

エイスリン「じゃ、じゃあ」

エイスリン「目、瞑ってて」

シロ「うん・・・」

エイスリン「・・・」ドキドキ

エイスリン「」チュッ


エイスリン「・・・どうだった・・・?」

シロ「んー」

シロ「エイスリンの唇が、柔らかかった・・・かな」

シロ「もう一回」

エイスリン「んっ・・・」

シロ「んー?」クチュ

エイスリン「んんっ」ギュ


エイスリン「ぷはっ」

シロ「ごちそうさま・・・」

エイスリン「はぁ・・・はぁ・・・」

シロ「大丈夫?」

エイスリン「うー・・・」ギュー

シロ「・・・」ナデナデ

シロ「エイスリン」

エイスリン「なに・・・?」


シロ「ごめん」

シロ「我慢できそうにないや」押し倒しっ

エイスリン「シロ・・・」

シロ「綺麗だよ、エイスリン」チュッ

エイスリン「んっ・・・ぁ」

シロ「エイスリンの心臓、凄くドキドキしてる」クニクニ

エイスリン「ぁ・・・ん・・・っ」

エイスリン「シロ・・・っ」


シロ「濡れてる」クチャ

エイスリン「あっ・・・」ビクン

シロ「指、挿れるよ」

エイスリン「待っ・・・て・・・」

シロ「やだ」クチュクチュ

エイスリン「やっ、あんっ」

シロ「気持ちいい?」

エイスリン「あぁぁっ・・・んんっ・・・んぅ・・・ぁ・・・っ」

エイスリン「・・・っ」ビクンビクン


エイスリン「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

シロ「あー・・・えっと・・・」

シロ「ごめん・・・」

エイスリン「シロ」

シロ「な、なに・・・?」


エイスリン「もう一回、キスして」

シロ「・・・分かった」チュッ

エイスリン「ありがと」ギュー

エイスリン「・・・ね、シロ」


エイスリン「シロはほんとに、私でよかった?」

シロ「うん」

エイスリン「・・・シロは、その、私の、どんな所を」

エイスリン「好きだ・・・って、言ってくれたの、かな」

シロ「んー・・・」

シロ「よく分かんない・・・」

シロ「けど」

シロ「エイスリンと、初めて話した時から」

シロ「なんか、エイスリンのことは、放っておけないっていうか」

シロ「守ってあげたくなるっていうかさ」

シロ「そういう存在だったんだよね、エイスリンは」

シロ「だから、告白された時」

シロ「驚いたけど、嬉しかった」

シロ「エイスリンとなら、一生、一緒に居てもうまくやっていけると思った」

シロ「そんな感じ・・・」

エイスリン「」///



シロ「エイスリンは?」

シロ「私の、どんなところが好きなの?」

エイスリン「えっと・・・」//

エイスリン「シロ、カッコいいし」

エイスリン「優しいし・・・」

シロ「え、そんなこと言われたの初めて・・・」

エイスリン「」///


シロ「ねぇ、エイスリン」

シロ「ニュージーランドって、どんな所?」

エイスリン「・・・んー・・・」

エイスリン「緑がたくさんあって」

エイスリン「羊とか、牛とかの動物が、沢山いるの」

エイスリン「シロは羊に似てるから、きっとすぐに仲良くなれる」クスッ

シロ「・・・ふふ」

シロ「そうかな」

エイスリン「景色も綺麗」

エイスリン「シロがニュージーランドに来たら、案内してあげる」

エイスリン「ビーチとか、山とか、草原とか」

シロ「ん・・・」


エイスリン「それからね」

エイスリン「ニュージーランドでは、女の子同士でも、結婚できるの」

エイスリン「パートナーシップ法・・・とかいうのがあって」

シロ「へー・・・」

シロ「じゃ、私がニュージーランドに永住すれば、エイスリンと結婚できるんだね・・・」

エイスリン「うんっ」


シロ「夢みたいな話・・・」

エイスリン「うん・・・」

シロ「でも・・・いつかさ・・・」

シロ「何年掛かるか分からないけど・・・」

シロ「もしかしたら、何十年も、掛かるかもしれないけど・・・」


シロ「私と、エイスリンが、結婚して・・・」

シロ「ずっと一緒に、暮らしていく事ができたら・・・」

シロ「いいなぁ・・・」

シロ「・・・」スヤー…

エイスリン「・・・うん・・・」


エイスリン「おやすみ、シロ」

−完−

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom