アルミン「何も捨てることができない人には」(41)

アルミン「何も変えることはできないだろう」

アルミン「だから僕は捨ててやるんだ!」

アルミン「手始めに>>2を捨ててやる!」

訓練所に不法投棄されたゴミ

性別

ベル「・・・誰の上に落ちるかな」

ベル「まあいいや、アニはどこだ…ああこんなことしてるからバレるのか」

ベル「左後方548m…からすごい早さで近づいてきてる?」

>>6
すみません間違えました

アルミン「手始めに訓練所に不法投棄されたゴミを捨ててやる!」

アルミン「誰だこんなところに捨てた奴は!ここはゴミ捨て場じゃないぞ!」

アルミン「切れたベルトに折れた刃……」

アルミン「この欠片は割れた食器かな」

アルミン「ゴミは分別して決められた日に所定の場所に捨てろよ!」

アルミン「……あれ? これは>>10?」

獣の槍

アルミン「……あれ? これは……何だ? うっすら光ってる……?」

アルミン「槍かな? それにしては刃が幅広だ」

アルミン「それに、やけに長い。ベルトルトよりも大きいかもしれない」

アルミン「何だかよくわからないけど、とりあえず教官に渡しておこう。もしかしたら巨人に有効かもしれない!」

アルミン「……? 何か聞こえた気がする」

アルミン「誰もいない……。気のせいか」

キース「ふむ……。見たことのない武器だが、確かに対巨人用の武器になるかもしれん」

キース「ひとまずこれは技術部門に回し、鑑定させよう」

キース「これが効果のある武器だとすれば大手柄だ」

キース「結果次第では褒賞もあり得る。沙汰を待っていろ」

キース「では下がれ!」

アルミン「はっ!!」


――――――――――――

アルミン「褒賞かぁ。いい拾い物したかも!!」

アルミン「……って、拾っちゃダメじゃん!!」

アルミン「くそぅ……! 次だ!! >>15を捨ててやる!」

性別

アルミン「くそぅ……! 次だ!! 性別を捨ててやる!」

アルミン「……性別ってどうすれば捨てられるんだ……?」

アルミン「まぁ、いい!! 僕、いや、私は今から女だ!」

アルミン「女の子って何をすればいいんだろうか」

アルミン「違った。女の子って何をすればいいのかしら?」

アルミン「考えろ。アルミン・アルレルト。周りの女子は何をしていた?」

アルミン「…………。とりあえず、>>19を観察しよう」

クリスタ

アルミン「とりあえず、クリスタを観察しよう」

______________

アルミン「クリスタは……あ、いたわ」

アルミン「>>22をしている最中のようね」

おしっこ

アルミン「クリスタはおしっこをしている最中のようね」

アルミン「なるほど。女子はおしっこをしゃがんでするのね」

アルミン「あ。拭いた。おしっこの後はうんこの後のように拭くのね。体を揺らしてしずくを払うんじゃないのね」

アルミン「そして、砂をかけておしっこの後を隠すのね。猫ちゃんみたいだわ」

アルミン「勉強になるわ」

アルミン「あら? 今度は>>25をしているわ」

うんこ

アルミン「あら? 今度はうんこをしているわ」

アルミン「あらあら。うさぎさんみたいにころころしてるわね。便秘気味なのかしら」

アルミン「……そういえば、女子は便秘の子が多いって聞いたことがあるわ」

アルミン「つまり、女子になるには便秘になることが必須なのね。毎朝快便の私にはなかなかハードルが高いわね……」

アルミン「うんこの後はおしっこと同じ手順なのね」

アルミン「女の子ってなかなか面倒くさいことが多いのね……」

アルミン「あ。移動したわ。どうやら>>28に向かっているようね」

私の方

アルミン「あ。移動したわ。どうやら私の方に向かっているようね」

アルミン「はぁい、クリスタ」

クリスタ「あ。アルミン。何やってるの?」

アルミン「今はクリスタの観察をしているわ」

クリスタ「え!? わ、私の……? 私なんて見てても面白くないよ?」

アルミン「そんなことないわ。とってもいいお勉強になったもの」

クリスタ「勉強? っていうか、そのしゃべり方どうしたの?」

アルミン「今、性別を捨てている最中なの」

クリスタ「えっ? 性別!? へ、へぇ、そうなんだ……」

アルミン「えぇ。でも、女の子って何をしたらいいのかわからないから、あなたの観察をしていたのよ」

アルミン「おかげで女の子というものがどんなものか少しだけわかったわ」

クリスタ「そ、そうなんだ……」

アルミン「えぇ。……それにしても、女子って大変なのね」

アルミン「おしっこの後にいちいち拭いたり、ころころしたうんこが出たり」

アルミン「そうそう。便秘なら腸マッサージが効くって私のおじいちゃんが言ってたわよ。試してみたらどうかしら」

アルミン「あら? どうしたの? プルプルして」

クリスタ「……見たの?」

アルミン「何を?」

クリスタ「とぼけないでよ! この変態!」


バチンッ!!


アルミン「痛い!!」

アルミン「クリスタに頬を思いっきり叩かれたわ……」

アルミン「クリスタは非力な方なのに、ものすごく痛いわ。涙が出そうよ」

アルミン「仕方ないわよね。女の子なんですもの」

アルミン「それにしても、あんなに怒らなくてもいいじゃないの」

アルミン「女子って連れションするんでしょ? おしっこをしてるところを見るのなんて日常茶飯事じゃないの?」

アルミン「……やっぱり、女子力が足らないのかしら」

アルミン「よし! だったら、女子力を高めるために>>34をするわ!」

ユミルと連れション

アルミン「よし! だったら、女子力を高めるためにユミルと連れションをするわ!」

アルミン「連れションは女の子の文化ですもの。連れションをせずして女子とは言えないわ!」


________________


アルミン「ユミルーーー!」

ユミル「あ? 何だアルミンか。……お前、アルミンか……?」

アルミン「やだぁ! どこから見ても私はアルミンじゃないの! 顔を忘れちゃうなんてひどいわ!」

アルミン「ぷんぷん!!」

ユミル「全体的にきもい。なんでオネェ口調なんだよ」

アルミン「だって、今の私は女の子なんですもの」

ユミル「はぁ?」

ユミル「いや。お前は男だろ」

アルミン「少し前までね。今は性別を捨てたから女の子よ」

ユミル「はぁ? 何で性別を捨てんだよ。そもそも性別なんて、捨てられるもんなのか?」

アルミン「さぁ? でも、女の子として生きれば、性別を捨てることになるんじゃない?」

アルミン「だから、今の私は女の子なの!」

ユミル「言ってることが良くわからん」

ユミル「んで? 性別を捨てた理由は?」

アルミン「何も捨てることができない人には何も変えることができないの」

アルミン「今、私はいろいろなものを捨てている最中なのよ!」

ユミル「あぁ、うん。確かに今のお前は性別以外にもいろんなのを捨てに行ってるわ」

アルミン「本当!?」

ユミル「嬉しそうだな……」

ユミル「まぁいいや。で? 私に何の用なんだ?」

アルミン「うん。私と連れションして欲しいの!」

ユミル「はぁ!?」

アルミン「私と連れションして!!」

ユミル「お前なぁ……。ふざけるのもいい加減にしねぇと怒るぞ」

ユミル「クリスタならともかく、……いや、他の女子もだな」

ユミル「女子ならともかく、なんで男のお前と連れションしなきゃなんねぇんだよ」

アルミン「何でよ! 私は女の子よ!! 連れションくらいいいじゃない!!」

アルミン「第一、女子はみんな連れションするんでしょ!? だから私もユミルと連れションするの!!」

アルミン「連れションーー! 連れションするのーーーーーーー!! ユミルと連れションーーーーーーーーー!!!!!」

ユミル「わーーーーーーーー!!! んなこと大声で言うな!!!! 連呼するな!!!!!」

使わないかな?
使わないか。

ちょい練り直すわ

ユミル「女子だっていうなら羞恥心くらい持てよ!」

ユミル「あー、もう! 恥ずかしいやつ……」

アルミン「!!」

アルミン(ユミルが赤くなった顔を手で煽いでる!!)

ユミル「……なんだよ」

アルミン「……僕は大切なことを忘れていた」

アルミン「女の子にとって必要不可欠なもの」

アルミン「それは恥じらい!」

アルミン「赤らんだ頬!」

アルミン「潤んだ瞳!」

アルミン「逸らされた顔!」

アルミン「これらにそそられない男はいない!!」

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